JP2002370821A - 物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送装置

Info

Publication number
JP2002370821A
JP2002370821A JP2001180582A JP2001180582A JP2002370821A JP 2002370821 A JP2002370821 A JP 2002370821A JP 2001180582 A JP2001180582 A JP 2001180582A JP 2001180582 A JP2001180582 A JP 2001180582A JP 2002370821 A JP2002370821 A JP 2002370821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
mounting table
plate
gripper
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001180582A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Murahama
政貴 村浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority to JP2001180582A priority Critical patent/JP2002370821A/ja
Publication of JP2002370821A publication Critical patent/JP2002370821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 物品搬送装置1は、回転テーブル2の円
周方向等間隔位置に設けられてそれぞれ水晶板3を把持
する複数の物品把持手段4(グリッパ13)と、上記回
転テーブル2を上昇させるとともに間欠的に回転移動さ
せて降下させる駆動手段5と、各グリッパ13の間欠停
止位置に設けられ、各グリッパ13から解放された水晶
板3が載置される複数の載置台23a,23c,23
d,23jとを備えている。各グリッパ13は、各載置
台から所定距離だけ上方に離れた位置で各水晶板3を解
放して各水晶板3を各載置台上に落下載置させ、かつ各
載置台に載置された各水晶板3を把持して次の載置台に
搬送するようになっている。 【効果】 水晶板を所定量だけ落下させて載置台に載置
させているので、水晶板が載置台に押付けられることが
なく、したがって水晶板に傷が付くのを防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品搬送装置に関
し、より詳しくは、物品を間欠的に、間欠停止位置から
次の間欠停止位置に搬送させる物品搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転自在に設けた回転テーブル
と、この回転テーブルの円周方向等間隔位置に設けられ
てそれぞれ物品を把持する複数の物品把持手段と、上記
回転テーブルを間欠的に回転移動させる間欠駆動手段
と、上記回転テーブルを昇降させる昇降手段と、物品把
持手段の間欠停止位置に設けられ、各物品把持手段から
解放された物品が載置される複数の載置台とを備えた物
品搬送装置が知られている。この物品搬送装置では、各
物品把持手段が載置台上の物品を把持すると、回転テー
ブルが間欠的に回転駆動され、物品把持手段が下流側の
載置台上に物品を載置したら、該物品把持手段による物
品の把持が解放される。この状態において、各載置台ご
とに、物品の検査などが行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記回転テーブルは、
物品を載置台に載置する際に物品把持手段を上方より下
降させるようになっているので、物品が載置台に押付け
られる危険性があり、例えば物品が水晶板のような場合
には、容易に傷がついてしまう虞があった。本発明はそ
のような事情に鑑み、物品が水晶板のような傷付き易い
物品であっても、該物品を損傷させることなく載置台に
載置させることができる物品搬送装置を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、回転
自在に設けた回転テーブルと、この回転テーブルの円周
方向等間隔位置に設けられてそれぞれ物品を把持する複
数の物品把持手段と、上記回転テーブルを間欠的に回転
移動させる間欠駆動手段と、上記回転テーブルを昇降さ
せる昇降手段と、物品把持手段の間欠停止位置に設けら
れ、各物品把持手段から解放された物品が載置される複
数の載置台とを備え、上記各物品把持手段は、各載置台
から所定距離だけ上方に離れた位置で各物品を解放して
各物品を各載置台上に落下載置させ、かつ各載置台に載
置された各物品を把持して搬送することを特徴とするも
のである。
【0005】上記構成によれば、物品把持手段が回転テ
ーブルによって下降しても、物品を載置するときに物品
と載置台の間には若干の隙間が存在するので物品が載置
台に押付けられるのを防止することができる。そしてこ
の状態で物品把持手段が物品の把持を解放すれば、当該
物品は載置台上に落下されて載置されるようになる。こ
のように、物品は載置台に押付けられることがないの
で、物品に傷が付くのを防止することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明すると、図1において、物品搬送装置1は反時計回
りに間欠的に回転する回転テーブル2と、この回転テー
ブル2の円周方向等間隔位置に設けられ、物品としての
水晶板3をその側面から把持する10個の物品把持手段
4とを備えている。上記水晶板3は、図2に示すよう
に、約5ミリ四方の正方形に切断された薄板形状をして
おり、その表面と裏面とに異なるコーティングが施され
ている。そして水晶板3には大きさの異なる2つの切欠
き3a,3bを設けてあり、この切欠き3a,3bの位
置によって水晶板3の表面と裏面を判別するとともに、
水晶板3の方向を判別することができるようになってい
る。
【0007】上記回転テーブル2は、図3に示すように、
駆動手段5によって間欠的に回転されるとともに昇降さ
れるようになっている。この駆動手段5は、回転テーブ
ル2を間欠的に回転させるゼネバ歯車機構のような間欠
駆動手段5Aと、この間欠駆動手段5Aによって回転さ
れる回転テーブル2を上下に昇降させるカム機構のよう
な昇降手段5Bとから構成されている。なお、このよう
な機能を有する駆動手段5は従来既に公知であるので、
その詳細な構成の説明は省略する。また、ひとつの機構
で間欠駆動手段5Aと昇降手段5Bの両方の動きを行う
ことも可能である。そして、上記駆動手段5は回転テー
ブル2の回転が停止している間欠停止状態から、回転テ
ーブル2を垂直に所定量だけ上昇させたら、該回転テー
ブル2を継続して上昇させつつ次の間欠停止位置に向け
て回転させる。そして回転テーブル2が上昇端位置に達
すると、駆動手段5は回転テーブル2を引き続き回転さ
せながら下降させ、次の間欠停止位置の上方に達したと
ころで回転テーブル2の回転を停止させる。そして引き
続き回転テーブル2を垂直に降下させて、当該間欠停止
位置で停止させる。上記間欠停止位置は10個の物品把
持手段4と同数だけ設けられており、上記駆動手段5
は、1つの物品把持手段4をある間欠停止位置から隣接
した次の間欠停止位置へ移動させることができるよう
に、回転テーブル2を物品把持手段4と等間隔のピッチ
で間欠的に回転させることができるようになっている。
【0008】上記各物品把持手段4は、図3〜図6に示
すように、回転軸11に取付けたアクチエータ12と、
このアクチエータ12により作動されて水晶板3を左右
から把持するグリッパ13とを備えている。すなわち、
各物品把持手段4はアクチエータ12によって作動され
るグリッパ13によって水晶板3を左右から把持するこ
とができ、また回転軸11の回転により把持した水晶板
3を反転させることができるようになっている。上記各
回転軸11は回転テーブル2の上面に固定した支持ブロ
ック14に回転自在に軸支するとともに、各回転軸11
を回転テーブル2の中心から放射方向に配置することに
より、各グリッパ13が回転テーブル2の半径方向外方
に向くように配置してある。上記水晶板3を把持したグ
リッパ13が自由に回転してしまうのを阻止するため
に、上記アクチエータ12の上面と底面とに、すなわち
アクチエータ12の回転方向に180度ずれた位置に、
平坦な第1係合面12aと第2係合面12bとをそれぞ
れ形成してあり、いずれか一方の係合面にストッパ15
を弾接させることによりアクチエータ12が回転するの
を阻止し、グリッパ13が回転しないようになってい
る。上記ストッパ15は、図5に示すように、回転テー
ブル2に固定したケース16内に上下方向に進退動自在
に設けてあり、このケース16とストッパ15との間に
弾装したばね17によって上方に付勢して、通常はスト
ッパ15の上端に設けた平坦なストッパ部15aを上記
第1係合面12a又は第2係合面12bのいずれか一方
に弾接させることにより、グリッパ13が水平となった
状態でその回転を阻止している。
【0009】次に図1に示すように、上記10個の間欠
停止位置のうち、第1番目の間欠停止位置は物品供給位
置21aとなっており、後に詳述するように、各物品把
持手段4に水晶板3を供給し又は物品把持手段4から水
晶板3を排出する物品給排手段としてのロボット22に
よって、水晶板3が物品把持手段4に供給されるように
なっている。第1番目の間欠停止位置に隣接する第2番
目の間欠停止位置は水晶板3の方向の検出を行う方向検
出位置21bとなっており、また第3番目の間欠停止位
置は上記方向検出位置21bにおいて検出された水晶板
3の方向を一定に揃えるための方向変更位置21cとな
っている。そして上記方向検出位置21bでは、水晶板
3に設けられた2つの切欠き3a,3bの位置より、水
晶板3の上方に向いた面が表面であるか裏面であるかの
検出も行っている。第4番目の間欠停止位置は水晶板3
の厚みを検査する厚さ測定位置21dとなっていて、上
記方向検出位置21bと厚さ測定位置21dとによって
水晶板3の寸法の検査が行われるようになる。第5番目
の間欠停止位置は、物品把持手段4に把持された全ての
水晶板3の表面が上方を向くように、裏面を上方にして
搬送されてきた水晶板3のみを反転させる第1反転位置
21eとなっている。第6番目の間欠停止位置は水晶板
3の上方の面に、すなわち表面に施されたコーティング
の検査を行う第1検査位置としての表面検査位置21f
である。第7番目の間欠停止位置である第2反転位置2
1gでは、全ての水晶板3が反転されて裏面が上方に向
けられるようになる。第8番目の間欠停止位置は水晶板
3の裏面に施されたコーティングの検査を行う第2検査
位置としての裏面検査位置21hとなっていて、上記表
面検査位置21fと裏面検査位置21hとにより水晶板
3の両面に施されたコーティングの検査が行なわれるこ
とになる。第9番目の間欠停止位置は予備停止位置21
iとなっていて、ここでは水晶板3は物品把持手段4に
把持されたまま待機するようになっている。最後の第1
0番目の間欠停止位置は物品排出位置21jとなってい
て、ここで水晶板3が物品把持手段4から外部に搬出さ
れるようになっている。
【0010】上記第1番目の物品供給位置21aには、
水晶板3をグリッパ13に供給するために該水晶板3を
載置するための載置台23aが設けられている。ロボッ
ト22は、後述する供給トレイ31内にランダムの状態
で収納された多数の水晶板3のうち、1つの水晶板3の
上面を吸着し、当該水晶板3を上記載置台23aに供給
するようになっている。上記ロボット22は従来公知の
産業用ロボットであり、ロボット22のアームの先端に
は水晶板3の上面を吸着する吸着ヘッド(図8参照)が
設けられ、この吸着ヘッドは吸着した水晶板3を水平面
内で回転させることができるようになっている。多数の
水晶板3を収納した供給トレイ31は、水晶板3を載置
する部分に光透過部材が用いられており、この供給トレ
イ31は人手により或いは図示しない搬入装置により供
給トレイ載置部32に供給されるようになっている。こ
の供給トレイ載置部32における供給トレイ31の載置
される部分にも光透過部材が用いられており、かつ供給
トレイ載置部32の下方に図示しない照明装置が設けら
れるとともに、供給トレイ載置部32の上方に図示しな
いカメラが設けられている。上記照明装置が光透過部材
を介して供給トレイ31内の水晶板3に光を照射し、そ
れによりカメラが水晶板3の画像を撮影すると、このカ
メラの信号は図示しない制御装置に入力され、必要な画
像処理により個々の水晶板3の位置と方向とが検出され
るようになっている。なお、このとき各水晶板3につい
て検出されるのは水晶板3の4辺の方向であり、切欠き
3a,3bの位置の検出までは行なわれない。上記ロボ
ット22は、上記制御装置によって作動され、供給トレ
イ31内の1つの水晶板3を吸着保持すると、該水晶板
3を水平面内で回転させ、上記グリッパ13によって該
水晶板3が把持できる方向に水晶板3を向けて、上記載
置台23aに載置させる。
【0011】図7は厚さ測定位置21dに設けられた載
置台23dを示すものであり、上記載置台23aの構成
を示すものではないが、該載置台23aは基本的部分で
は載置台23dと同一構成を有しているので、載置台2
3aの構成の説明に代えて上記載置台23dの構成を説
明する。すなわち上記載置台23dは、水晶板3が載置
される水晶板載置部24と、この水晶板載置部24の中
央に穿孔された負圧通路25とを備えており、この負圧
通路25は図示しない負圧源に連通している。上記水晶
板載置部24の寸法は、水晶板3が水晶板載置部24に
載置された際に、グリッパ13が載置台23dに干渉し
ないように設定されており、さらに水晶板3が載置され
た際には上記負圧通路25の負圧によって水晶板3を吸
着することができるようになっている。
【0012】上述したように、ロボット22は供給トレ
イ31内の1つの水晶板3を吸着保持し、該水晶板3の
向きをグリッパ13で保持できるように所定の方向に向
けて載置台23a上に供給するが、この際、図8に示す
ように、ロボット22は吸着保持した水晶板3を載置台
23aに接触させて載置させるわけではない。すなわち
ロボット22は吸着保持した水晶板3が載置台23aの
上面よりも僅かに高い位置、例えば0.1mm程度高い
位置となったらその吸着を解放するようになっており、
これにより水晶板3は載置台23a側の負圧によって載
置台23aに吸着されて保持されるようになる。このよ
うに、ロボット22は載置台23aの上面よりも僅かに
高い位置で水晶板3の保持を解放するので、水晶板3が
載置台23aに押付けられてその下面が損傷されるよう
なことがない。この状態では、上記物品供給位置21a
に待機している物品把持手段4のグリッパ13は開放さ
れており、水晶板3が載置台23aに吸着保持されると
アクチエータ12によりグリッパ13が閉じられて水晶
板3をその両側から把持するようになる。そしてグリッ
パ13が水晶板3を把持すると、負圧通路25が閉鎖さ
れて水晶板3の載置台23aへの吸着が解除され、この
状態となると駆動手段5により回転テーブル2が垂直に
上昇されて載置台23a上の水晶板3を次の間欠停止位
置である方向検出位置21bへ搬送するようになる。な
お、駆動手段5は回転テーブル2を上昇させてから回転
させるようになっており、また回転停止後に降下させる
ようになっているので、グリッパ13が載置台23aに
干渉することはない。
【0013】上記方向検出位置21bには、水晶板3の
切欠き3a,3bの位置を検出して、該水晶板3の表裏
と方向とを検出する図示しない方向検出手段が設けられ
ている。この方向検出手段は、グリッパ13に保持され
ている水晶板3の上方に配置されたカメラと、下方に配
置された照明装置とを備えている。上記カメラからの信
号は上述した制御装置に入力され、この制御装置はその
画像から水晶板3の4辺の寸法を測定するとともに、上
記水晶板3に設けられた2つの切欠き3a,3bを検出
し、その切欠き3a,3bの位置から水晶板3の向きと
表面が上方を向いているか否かを検出する。このように
して方向検出位置21bで水晶板3の向きと表裏面とが
検出されると、該水晶板3は次の方向変更位置21cに
移動されるようになる。なお、水晶板3の不良で切欠き
3a,3bが設けられていなかったり、逆に切欠きが3
つ以上検出されてしまうような場合、或いは4辺の寸法
が適正範囲にない場合には、制御装置は当該水晶板3を
不良品と判断する。この場合には、これ以降の各間欠停
止位置での作業は行われず、当該水晶板3は単にグリッ
パ13に保持されたまま物品排出位置21jに間欠的に
搬送され、後に詳述するようにリジェクトボックス69
の「その他」の区域内に排出されるようになる。
【0014】上記方向変更位置21cには、図3に示す
ように、水晶板3の方向を変更するための方向変更手段
36を設けている。この方向変更手段36は、フレーム
6に立設した中空ケース37と、この中空ケース37に
回転自在に設けた載置台23cと、この載置台23cを
回転させて載置台23cに保持した水晶板3を水平面内
で回転させる回転手段38とを備えている。上記載置台
23cは、図7に示す載置台23dと同一の構成を有し
ているが、図8に示すように、該載置台23cの高さは
物品供給位置21aの載置台23aの高さよりも若干低
く、例えば0.1mm低くなるように設けてある。また
上記回転手段38は、サーボモータ39と、このサーボ
モータ39によって回転駆動されるプーリ40と、上記
載置台23cの下端に設けたプーリ41と、さらにこれ
らのプーリ40,41に掛け渡したベルト42とを備え
ている。
【0015】上述したように、載置台23cの高さは載
置台23aの高さよりも若干低くしてあるので、上記駆
動手段5により回転テーブル2が降下されてグリッパ1
3が方向変更位置21cで停止した際には、該グリッパ
13で把持した水晶板3は、載置台23cの高さと載置
台23aの高さとの差分だけの間隙をあけて、載置台2
3cの上方に位置している。したがって水晶板3の下面
が載置台23cに押付けられて損傷されることはない。
この状態からグリッパ13が拡開されると、水晶板3は
載置台23cに載置されて吸着され、この状態となる
と、制御装置は方向検出位置21bにおいて検出された
水晶板3の向きに基づいて、サーボモータ39を作動さ
せてプーリ40を回転させ、ベルト42とプーリ41を
介して載置台23cの向きを変更して水晶板3の向きを
一定に揃える。より具体的には、例えば水晶板3の2つ
の切欠き3a,3bを回転テーブル2の内周側に向ける
ようにその向きを揃えるようにする。このようにして全
ての水晶板3の向きが一定方向に揃えられると、グリッ
パ13は再び載置台23c上の水晶板3を把持し、該水
晶板3を次の厚さ測定位置21dに移動させる。
【0016】上記厚さ測定位置21dのフレーム6に
は、上述したように載置台23dを設けてあり、さらに
載置台23dの上方にはエアシリンダ46によって昇降
される厚みセンサ47を設けている。上記載置台23d
の高さは、図8に示すように、これよりも上流側の載置
台23cの高さよりも若干低くしてあり、これによって
水晶板3の下面が載置台23dに押付けられて損傷され
ることを防止している。また上記厚みセンサ47は、水
晶板3が載置台23dに載置されると、エアシリンダ4
6によって下降して水晶板3に接触するようになってお
り、エアシリンダ46が下降端となった際に得られる測
定値から水晶板3の厚さを検出することができるように
なっている。この厚みセンサ47は、検査が終了したら
再びエアシリンダ46によって上昇して図7に示す待機
位置へ復帰されるようになっている。そして水晶板3の
厚さが所定の厚さ以外である場合には、制御装置は当該
水晶板3を不良品と判断し、この場合には、これ以降の
各間欠停止位置での作業は行われず、当該水晶板3は単
にグリッパ13に保持されたまま物品排出位置21jに
間欠的に搬送され、リジェクトボックス69の「その
他」の区域内に排出されるようになる。なお、厚みセン
サ47を水晶板3に押付けることによって該水晶板3の
表面が損傷される危険性は小さいが、万一傷が生じても
水晶板3の機能に問題が生じないように、水晶板3の端
の部分に厚みセンサ47を押付けるようにしている。ま
た、この厚さ測定位置21dに搬送される全ての水晶板
3の厚さを測定する必要はなく、例えば水晶板3が厚さ
測定位置21dに100回搬送されるごとに1枚厚さ測
定を行ったり、水晶板3の製作ロットごとに1枚ずつ厚
さ測定を行ってもよい。このようにして水晶板3の厚さ
が計測されると、グリッパ13は再び載置台23d上の
水晶板3を把持し、該水晶板3を次の第1反転位置21
eに移動させるようになる。
【0017】上記各物品把持手段4を回転させて該グリ
ッパ13で把持した水晶板3を180度反転させる反転
手段51は、グリッパ13を回転させる必要のある前述
した第1反転位置21eと第2反転位置21gとのそれ
ぞれに設けてある。図3には第2反転位置21gが示さ
れており、この第2反転位置21gと第1反転位置21
eとに設けた反転手段51は同一の構成を有するので、
ここでは第2反転位置21gの反転手段51について説
明する。図3において、上記反転手段51は、上記スト
ッパ15を降下させて上記第1係合面12a又は第2係
合面12bから離脱させ、それによってグリッパ13の
自由な回転を許容させる第1駆動手段としてのエアシリ
ンダ52を備えている。このエアシリンダ52はフレー
ム6に鉛直上方に向けて配置してあり、その上端部に、
上記各ストッパ15の下端に設けた円盤状の係合プレー
ト53と係合する係合フック54が設けられている。上
記係合フック54は通常は上昇端位置に保持されてお
り、この状態では、回転テーブル2の回転に伴って移動
されてくるストッパ15の係合プレート53が係合フッ
ク54内に係合するようになる。このとき、前述したよ
うに回転テーブル2はその回転が停止してから降下する
ようになっており、したがってストッパ15の係合プレ
ート53もその降下に伴って降下するが、上記係合フッ
ク54はその内部における係合プレート53の降下を許
容することができるようになっている。そして係合フッ
ク54は、係合プレート53がその内部に係合したらエ
アシリンダ52によって降下され、係合プレート53、
ストッパ15およびストッパ部15aを一体的に降下さ
せて上記第1係合面12a又は第2係合面12bから離
脱させ、それによりグリッパ13は自由に回転できるよ
うになる。
【0018】また図4〜図6に示すように、上記各物品
把持手段4の回転軸11にはその端部にピニオン55を
設けてあり、このピニオン55にはその両側から2本の
ラック56,57をそれぞれ噛合させている。各ラック
56,57は回転テーブル2および該回転テーブル2の
上面に固定した支持ブロック14を上下に貫通してそれ
ぞれ進退動自在に設けられている。このとき、図6に示
すように、一方のラック56が下方端に位置した際に上
記グリッパ13で把持した水晶板3が水平となるように
なっており、この状態から両方のラック56,57が逆
方向に移動して他方のラック57が下方端に位置した際
には、上記グリッパ13が180°回転して把持した水
晶板3を反転させることができるようになっている。さ
らに上記フレーム6には、2本のラック56,57に係
合してそれぞれを上方に押圧するための第2駆動手段と
しての2本のエアシリンダ58,59を設けている。各
エアシリンダ58,59はそれぞれ下方端に位置してい
るラック56,57に係合して、各ラック56,57を
上昇端まで上昇させることができるようになっている。
そしていずれのラック56,57が下方端に位置してい
るのかを検出するために、ラック56に検出用ドグ60
を取付けるとともに、該ドグ60が下方端位置に位置し
ていることを検出するセンサ61(図3)をフレーム6
に設けている。すなわち、センサ61がドグ60を検出
した際には、ラック56が下方端に位置しているので、
これに係合するエアシリンダ58を作動させてラック5
6を上昇端に移動させれば、上記物品把持手段4のグリ
ッパ13を180度回転させることができる。他方、セ
ンサ61がドグ60を検出することができなかった際に
は、ラック57が下方端に位置しているので、これに係
合するエアシリンダ59を作動させてラック57を上昇
端に移動させれば、上記物品把持手段4のグリッパ13
を180度回転させることができる。
【0019】上記第1反転位置21eに搬入された水晶
板3のうち、上述した方向検出位置21bにおいて表面
が上方を向いていることが検出された水晶板3は、反転
されずにそのまま待機し、次の間欠停止位置である表面
検査位置21fに搬送されるようになる。他方、方向検
出位置21bにおいて裏面が上方を向いていることが検
出された水晶板3については、グリッパ13に把持され
たまま反転手段51によって反転され、それによって全
ての水晶板3(不良品と判断された水晶板3を除く)
は、表面を上方に向けた状態で次の表面検査位置21f
に搬入されるようになる。すなわち水晶板3が第1反転
位置21eに搬入されると、その搬入によってストッパ
15の係合プレート53が係合フック54に係合する。
そして裏面が上方を向いた水晶板3が第1反転位置21
eに搬入された場合には、エアシリンダ52が作動され
て係合フック54が下降され、係合プレート53を下方
に移動させる。これによりストッパ15が降下されてス
トッパ部15aが第1係合面12a又は第2係合面12
bから離脱されるので、グリッパ13は自由に回転でき
るようになる。この間、フレーム6に設けられたセンサ
61がラック56に取り付けられた検出用ドグ60の検
出を行っており、センサ61が検出用ドグ60を検出し
た場合には、制御装置はエアシリンダ58を制御して検
出用ドグ60が設けられたラック56を上方に押し上
げ、逆にセンサ61が検出用ドグ60を検出しなかった
場合には、制御装置はエアシリンダ59を制御してラッ
ク57を上方に押し上げる。そしてラック56又はラッ
ク57が上方に押し上げられると、それらラック56又
はラック57に噛合しているピニオン55が回転して回
転軸11と共にアクチエータ12とグリッパ13とを1
80°回転させて、水晶板3を反転させる。この状態と
なると、次にエアシリンダ52が作動されて係合フック
54を上昇させるので、ストッパ15はばね17に付勢
されて上昇し、ストッパ部15aが第1係合面12a又
は第2係合面12bに弾接される。これによりアクチエ
ータ12の回転が阻止されるので、水晶板3は表面が上
方を向いた状態で水平に保たれるようになる。このと
き、前の厚さ測定位置21dにおける載置台23dに載
置された水晶板3の厚みの中心は、グリッパ13の回転
中心と同じ高さに設定してあり、それによって図8に示
すように、当該第1反転位置21eで裏面から表面に反
転された水晶板3の高さと、反転されないまま表面を上
方に向けている水晶板3の高さとが等しくなるようにし
ている。このため、表面検査位置21fと裏面検査位置
21hとで検査用のカメラの焦点を一定にすることがで
きる。このように、第1反転位置21eにおいて全ての
水晶板3は、表面を上方に向けた状態で次の表面検査位
置21fに搬入されるようになる。
【0020】上記表面検査位置21fには水晶板3の表
面を検査する第1検査手段が設けられている。この第1
検査手段は、図示しないが上記方向検出位置21bにお
ける方向検出手段と同様に、グリッパ13に保持されて
いる水晶板3の上方に配置されたカメラと、下方に配置
された照明装置とを備えている。水晶板3はグリッパ1
3に把持されたままの状態で上記カメラによって撮影さ
れ、図示しない制御装置は上記カメラからの画像を処理
して水晶板3の上方を向いた表面の検査を行ない、水晶
板3の表面における「欠け」、「傷」、「シミ」の有無
を検出する。そしてこれらが検出された場合には、制御
装置は当該水晶板3を不良品とみなしてその検出結果を
記憶する。そしてこの場合には、これ以降の各間欠停止
位置での作業は行われず、当該水晶板3は単にグリッパ
13に保持されたまま物品排出位置21jに間欠的に搬
送され、リジェクトボックス69の「欠け」、「傷」、
「シミ」のいずれかの区域内に排出されるようになる。
【0021】上記第2反転位置21gには、前述したよ
うにグリッパ13で把持した水晶板3を180度反転さ
せる反転手段51を設けてあり、この反転手段51は不
良品を把持しているグリッパ13を除く全てのグリッパ
13を反転させて水晶板3の裏面を上方に向け、その後
に水晶板3を裏面検査位置21hへ搬入させるようにな
る。この第2反転位置21gにおいても、上記第1反転
位置21eと同様の動作が行なわれる。なお、ラック5
6又はラック57の何れが下方端に位置しているのかは
不定なので、上述したのと同様にセンサ61によってラ
ック56に取り付けられた検出用ドグ60の有無が検出
され、その結果に基づいてエアシリンダ58と31との
いずれか一方がラック56又はラック57を上方に押し
上げてグリッパ13を180°回転させるようになる。
【0022】上記裏面検査位置21hには水晶板3の裏
面を検査する第2検査手段が設けられている。この第2
検査手段は、図示しないが上記表面検査位置21fにお
ける第1検出手段と同様に、グリッパ13に保持されて
いる水晶板3の上方に配置されたカメラと、下方に配置
された照明装置とを備えている。そして水晶板3はグリ
ッパ13に把持されたままの状態で上記カメラによって
撮影され、図示しない制御装置は上記カメラからの画像
を処理して水晶板3の上方を向いた裏面の検査を行な
い、水晶板3の裏面における「欠け」、「傷」、「シ
ミ」の有無を検出する。そしてこれらが検出された場合
には、制御装置は当該水晶板3を不良品とみなしてその
検出結果を記憶する。この場合においても、これ以降の
各間欠停止位置での作業は行われず、当該水晶板3は単
にグリッパ13に保持されたまま物品排出位置21jに
間欠的に搬送され、リジェクトボックス69の「欠
け」、「傷」、「シミ」のいずれかの区域内に排出され
るようになる。
【0023】このようにして裏面検査位置21hでの検
査が終了した水晶板3は引き続き物品把持手段4によっ
て把持されながら第9番目の間欠停止位置である予備停
止位置21iに搬送され、さらにその後に物品排出位置
21jに搬送される。上記物品排出位置21jには載置
台23jが設けられており、グリッパ13は水晶板3の
把持を解放して当該水晶板3を上記載置台23jに載置
するようになる。この際、上記載置台23jの高さも、
図8に示すように、これよりも上流側の載置台23dの
高さよりも若干低くしてあり、それによって水晶板3の
下面が載置台23jに押付けられて損傷されることを防
止している。図1に示すように、上記載置台23jに隣
接した位置には排出トレイ66が載置される排出トレイ
載置部67を設けてあり、上記排出トレイ66にはそれ
ぞれの水晶板3を一定の向きに揃えて収容するために多
数の凹部68が設けられている。この排出トレイ66は
排出トレイ載置部67の所定の位置に載置されるように
なっており、そのために画像によって凹部68の位置を
認識する必要はなく、制御装置に記憶されている凹部6
8の位置にしたがって上記ロボット22が水晶板3を整
列させてゆくことができるようになっている。さらに、
排出トレイ載置部67の近傍には不良であると判断され
た水晶板3を載置するリジェクトボックス69が設けら
れており、このリジェクトボックス69は水晶板3の不
良の内容別に回収できるよう区分けされている。本実施
例では、「欠け」、「傷つき」、「シミ」、「その他」
の4種類の不良内容に分類されており、不良品はそれぞ
れの区分内に収容されるようになっている。
【0024】上記ロボット22は、載置台23jに載置
された水晶板3を吸着する吸着ヘッドを有しており、こ
の吸着ヘッドは、水晶板3が排出トレイ66の凹部68
に収まるように水晶板3を水平面内で回転させることが
できるようになっている。このとき、上記ロボット22
には図示しないが2つの吸着ヘッドが設けられており、
この吸着ヘッドの間隔は、物品供給位置21aの載置台
23aと物品排出位置21jの載置台23jとの間隔に
一致している。そして、一方の吸着ヘッドが供給トレイ
31内の水晶板3を吸着して該水晶板3を物品供給位置
21aの載置台23aに載置した際には、これと同時に
他方の吸着ヘッドが物品排出位置21jの載置台23j
から水晶板3を吸着することができるようになってい
る。そしてこの後、載置台23jからの水晶板3は排出
トレイ66内に排出されるようになる。
【0025】図9、図10は本発明の第2実施例を示し
たものである。上記第1実施例においては載置台の高さ
が順次低くなるように設定し、他方、各グリッパ13の
降下位置は同一高さ位置としている。これに対し、第2
実施例では各載置台の高さを同一高さ位置とし、他方、
各グリッパ13の降下位置を順次高くなるように設定し
たものである。すなわち本実施例では、各物品把持手段
4を回転自在に軸支する支持ブロック14の下面に、2
本のガイドピン71とその中間の昇降ピン72とをそれ
ぞれ下方に向けて取付けてあり、各ピン71、72は昇
降自在に回転テーブル2を貫通して下方に突出してい
る。そして昇降ピン72の下端大径部72aと回転テー
ブル2の下面との間にばね73を弾装し、該ばね73の
弾発力により通常は各支持ブロック14および物品把持
手段4のグリッパ13を下降端に位置させている。ま
た、各載置台23a,23c,23d,23jが設けら
れている近傍には、上記昇降ピン72の下端面に当接す
るストッパ74をそれぞれ設けてあり、これらのストッ
パ74は下流側の間欠停止位置となるにしたがって徐々
に所定量ずつ、例えば0.1mmずつ高くなるように設
定してある。
【0026】このようにする事で、図10に示すよう
に、回転テーブル2が下降端位置となっても、ストッパ
74が昇降ピン72に当接するので、支持ブロック14
はばね73の弾性力に抗して回転テーブル2から上昇さ
れた位置となる。したがって例えば載置台23cにおけ
るグリッパ13の下降端位置は、上流側の載置台23a
におけるグリッパ13の下降端位置に対して所定量だけ
高い位置となり、該グリッパ13で把持した水晶板3と
載置台23cとの間に上記所定量の間隙を形成すること
ができる。この後、当該グリッパ13は、載置台23c
上に水晶板3を落下載置させた後、再び当該水晶板3を
把持するので、水晶板3は第1実施例と同様に、各載置
台で該水晶板3の解放および把持が繰り返されるたびに
グリッパ13に対して相対的に下方に移動されて把持さ
れることになる。
【0027】また本実施例においても、上記第1実施例
のように、水晶板3を第1反転位置21eおよび第2反
転位置21gで反転させた際に、水晶板3の上面の高さ
位置がその反転の前後で同一となるようにしている。こ
のためには、第1実施例のように水晶板3の厚さの中心
がグリッパ13の回転中心と同じ高さとなればよい。そ
のため、載置台23dに載置された水晶板3をグリッパ
13で把持した際に、グリッパ13の回転中心と水晶板
3の厚さの中心とが同一となるようにしている。
【0028】以上の構成によると、最初に物品供給位置
21aの載置台23aに載置される水晶板3は、第1実
施例と同様にロボット10の吸着ヘッドより載置台23
aの所定量上方でその把持が解放される。そして載置台
23a上の水晶板3を把持した物品把持手段4は、回転
テーブル2の間欠移動によって載置台23cが設けられ
ている方向変更位置21cの上方に到達する。ここで回
転テーブル2が下方端位置となると、その前にストッパ
74が昇降ピン72に当接するので、物品把持手段4は
回転テーブル2に対して上昇し、グリッパ13に把持さ
れた水晶板3は載置台23cよりも所定量だけ高い位置
で開放される。したがって、水晶板3に傷がつくのを防
止することができる。さらに、厚さ測定位置21dにお
ける載置台23dでも、ストッパ74の高さが方向変更
位置21cに設けられたストッパ74よりも高くなって
いるので、グリッパ13に把持された水晶板3が載置台
23dに接触することはない。そして、厚さ測定位置2
1dで把持された水晶板3が第1反転位置21eにおい
て反転されても、グリッパ13の回転中心の位置と水晶
板3の厚さの中心とが同一であるので、反転された水晶
板3と反転されない水晶板3の表面の位置は、表面検査
位置21fのカメラに対して同一の距離となっている。
このように、載置台23a,23c,23d,23jの
設けられている間欠停止位置に高さの異なるストッパ7
4を設けているので、第1実施例と同様の作用を得るこ
とができる。
【0029】さらに図示しないが、第3実施例として、
上記駆動手段5に使用するモータをサーボモータとし、
間欠停止位置以外の任意の位置で回転テーブル2を停止
させることができるようにしてもよい。この場合には、
各載置台23a,23c,23d,23jの高さを一定
としている。上述したように、駆動手段5にサーボモー
タを用いることで、回転テーブル2が下降端位置となる
寸前に回転テーブル2の降下を一旦停止させ、載置台2
3a,23c,23d,23jと水晶板3に所定量の隙
間を設けた状態でグリッパ13による水晶板3の把持を
解放させて、各水晶板3を載置台23a,23c,23
d,23jにそれぞれ落下載置させることができる。そ
して水晶板3が載置台23a,23c,23d,23j
に載置されたら、再びサーボモータにより駆動手段5を
駆動させて回転テーブル2を下降端位置まで移動させ、
前述したように水晶板3の方向の変更や測定が終了した
ら、回転テーブル2の下降端位置で各グリッパ13によ
って再び水晶板3を把持させればよい。なお、第1反転
位置21eで反転される水晶板3と反転されない水晶板
3の表面の高さを揃えるためには、各載置台に載置され
る水晶板3を各グリッパ13で把持した際に、各水晶板
3の厚さの中心が各グリッパ13の回転中心の高さ位置
となるようにすればよい。
【0030】上記3つの実施例においては、水晶板3の
表面と裏面とを2ヶ所の表面検査位置21fと裏面検査
位置21hとで別個に行なっているが、1箇所に表面検
査用と裏面検査用のカメラを上下に2つ配置して表面と
裏面との両方を同時に検査するようにしてもよいことは
勿論であり、この場合には水晶板3を反転させるのを省
略することができる。また、表面検査位置21fにて停
止中に反転させることにより、21fで表裏両面の検査
を行うこともできる。この場合、方向変更位置21cと
裏面検査位置21hは不要となる。なお、上記3つの実
施例においては水晶板3の表面を最初に検査している
が、方向検出位置21dで裏面と検出された水晶板3を
先に検査してもよいのは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、物品
を所定量だけ落下させて載置台に載置させるようにして
いるので、物品に傷が付くのを防止することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品搬送装置の全体をあらわす平面図。
【図2】水晶板についての拡大平面図。
【図3】図1のIII−IIIにおける断面図。
【図4】物品把持手段4を示す平面図。
【図5】物品把持手段4を示す正面図。
【図6】物品把持手段4を反転させる反転手段51を示
す側面図。
【図7】厚さ測定位置21dにおける物品搬送装置1の
断面図。
【図8】載置台の高さの関係を示す該略図。
【図9】第2実施例を示す要部の断面図。
【図10】第2実施例における載置台の高さの関係を示
す該略図。
【符号の説明】
1 物品搬送装置 2 回転テーブル 3 水晶板 4 物品把持手段 5 間欠駆動手段 21a 物品供給位置 21b 方向検出位置 21c 方向変更位置 21d 厚さ測定位置 21e 第1反転位置 21f 表面検査位置 21g 第2反転位置 21h 裏面検査位置 21i 予備停止位置 21j 物品排出位置 22 ロボット 23a,23c,23d,23j 載置台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS01 AS05 AS14 BT01 CY03 CY13 DS08 FU01 HS14 HS27 HT02 HT22 KS04 KS07 KS09 KT01 KT11 NS03 NS09 3F072 AA06 AA14 AA28 GA02 GA10 GB02 GB10 GD05 GE03 GG11 HA02 HA06 JA03 KB03 KB05 KB08 KD01 KD12 KD15 KD17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に設けた回転テーブルと、この
    回転テーブルの円周方向等間隔位置に設けられてそれぞ
    れ物品を把持する複数の物品把持手段と、上記回転テー
    ブルを間欠的に回転移動させる間欠駆動手段と、上記回
    転テーブルを昇降させる昇降手段と、物品把持手段の間
    欠停止位置に設けられ、各物品把持手段から解放された
    物品が載置される複数の載置台とを備え、 上記各物品把持手段は、各載置台から所定距離だけ上方
    に離れた位置で各物品を解放して各物品を各載置台上に
    落下載置させ、かつ各載置台に載置された各物品を把持
    して搬送することを特徴とする物品搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記各載置台の高さは、回転方向の下流
    側に配置される載置台になるに従って徐々に低くなるよ
    うに設定されており、また上記物品把持手段は、物品を
    その側面から把持するグリッパを備えており、上記物品
    は、各載置台で該物品の解放および把持が繰り返される
    たびに順次該グリッパ間で下方に移動されて把持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の物品搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記各物品把持手段は各間欠停止位置に
    おいてそれぞれ同一の位置まで降下されて物品の把持を
    解放するようになっていることを特徴とする請求項2に
    記載の物品搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記各物品把持手段は上記回転テーブル
    にそれぞれ昇降可能に設けられるとともに通常は下降端
    位置に保持されており、また複数の間欠停止位置にはそ
    れぞれ物品把持手段に当接して各物品把持手段の下降位
    置を規制するストッパが設けられ、各ストッパは回転方
    向の下流側に配置されるストッパとなるに従って徐々に
    高くなるように設定されており、さらに上記各物品把持
    手段は、物品をその側面から把持するグリッパを備えて
    おり、上記物品は、各載置台で該物品の解放および把持
    が繰り返されるたびに順次該グリッパ間で下方に移動さ
    れて把持されることを特徴とする請求項1に記載の物品
    搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記載置台は、同一の高さ位置で物品を
    載置するようになっていることを特徴とする請求項4に
    記載の物品搬送装置。
  6. 【請求項6】 上記載置台には負圧通路が開口されてお
    り、載置台に載置された物品は負圧によって載置台に吸
    着保持されることを特徴とする請求項1ないし請求項5
    のいずれかに記載の物品搬送装置。
JP2001180582A 2001-06-14 2001-06-14 物品搬送装置 Pending JP2002370821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180582A JP2002370821A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 物品搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180582A JP2002370821A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 物品搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002370821A true JP2002370821A (ja) 2002-12-24

Family

ID=19020983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001180582A Pending JP2002370821A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 物品搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002370821A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281381A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kobe Steel Ltd 吸引パッドおよび板材検査装置
JP2010064024A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Micro-Tec Co Ltd 選別装置
JP2011000564A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Unitec:Kk ワーク搬送分類装置及びワーク搬送分類方法
EP3476546A1 (en) * 2017-10-25 2019-05-01 Tyco Electronics (Shanghai) Co. Ltd. Unloading system
CN110702688A (zh) * 2019-10-26 2020-01-17 四川大学青岛研究院 基于深度学习的白色家电喷漆外壳检测系统及方法
CN113857910A (zh) * 2021-09-29 2021-12-31 深圳市鸿富精研科技有限公司 一种管状工件扩管加工系统

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281381A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kobe Steel Ltd 吸引パッドおよび板材検査装置
JP4616684B2 (ja) * 2005-03-31 2011-01-19 株式会社神戸製鋼所 吸引パッドおよび板材検査装置
JP2010064024A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Micro-Tec Co Ltd 選別装置
JP2011000564A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Unitec:Kk ワーク搬送分類装置及びワーク搬送分類方法
EP3476546A1 (en) * 2017-10-25 2019-05-01 Tyco Electronics (Shanghai) Co. Ltd. Unloading system
CN110702688A (zh) * 2019-10-26 2020-01-17 四川大学青岛研究院 基于深度学习的白色家电喷漆外壳检测系统及方法
CN113857910A (zh) * 2021-09-29 2021-12-31 深圳市鸿富精研科技有限公司 一种管状工件扩管加工系统
CN113857910B (zh) * 2021-09-29 2022-10-21 深圳市鸿富精研科技有限公司 一种管状工件扩管加工系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8556245B2 (en) Work inspector and carrier
WO2020103378A1 (zh) 一种传输对位装置以及一种对接设备
JP3897133B2 (ja) 基板反転方法及び装置
JP2002370821A (ja) 物品搬送装置
JP2015060988A (ja) 基板搬送装置
JP2003002430A (ja) 物品検査方法とその装置
TW201832313A (zh) 對準裝置
US6886683B1 (en) Conveying apparatus, inspecting apparatus and aligningly and supplying apparatus
JP4629122B2 (ja) 製品検査方法及び装置
JP4236886B2 (ja) 製品検査方法及び装置
JP3791698B2 (ja) ウエハ検査装置
JP2012182273A (ja) ガラス基板インライン検査方法及びその装置
JP2691844B2 (ja) 遊技盤製造用の釘検査装置
JPS63143833A (ja) 面板搬送機構自動制御方式
JP3644567B2 (ja) ハンドラのトレイ搬送装置
JPS6229329B2 (ja)
JPH0986655A (ja) 試料搬送装置
JP2020155629A (ja) 基板搬送装置
JP2008014706A (ja) 外観検査方法及び外観検査装置
JP6118656B2 (ja) 基板検査装置
CN216785017U (zh) 一种用于无板边双面pcba的在线检测供料装置
JPS63124545A (ja) 板体ロ−デイング装置
TW201902799A (zh) 電子元件載具裝置及其應用之作業分類設備
KR100938492B1 (ko) 검사 장치 및 검사 방법
JP2001121089A (ja) 農産物選別用の計測装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110712