JP4616684B2 - 吸引パッドおよび板材検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸引パッドおよびその吸引パッドを用いた板材検査装置に係り、さらに詳述すると、積み重ねて配置された板材を1枚ずつ吸引することによって把持する吸引パッド、およびこの吸引パッドで板材を把持して所定位置に搬送して板材の表面等を検査する板材検査装置に関する。
従来から表面が平らな部品や、金属板などの各種の板材等である被吸着部品を搬送する際に利用される搬送装置では、被吸着部品を、エア負圧発生源の吸引力によって吸引して把持する吸引パッド(吸引治具)が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、従来の吸引パッドを備えた搬送装置の一例を示すであり、(a)は板材を持ち上げたときの状態を示す概略側面図、(b)は板材を吸引したときの状態を示す吸引パッドの拡大断面図である。
図9(a)に示すように、板材500を搬送する場合には、例えば、搬送装置100が使用されている。搬送装置100は、図示しない電動機によって回転する駆動車を有し、複数の作動アーム300を昇降させる昇降機200が設置されている。そして、作動アーム300の先端には、板材500をエア負圧発生源210の吸引力によって吸着して把持する吸引パッド400が備えられている。
吸引パッド400は、図9(b)に示すように、中央部にエア負圧発生源210に連通する内部空間部410を有する吸盤状に形成され、その開口側に多孔質金属体420が取り付けられている。吸引パッド400は、内部空間部410内のエア抜きをして負圧にすることによって板材500を吸着保持して、上方に持ち上げ、他の位置に移動している。なお、内部空間部410は、多孔質金属体420によって閉塞されている。
特開2004−299089号公報(段落0061、図1)
しかしながら、特許文献1および前記した従来の吸引パッド400は、積み重ねた最上部の板材501の表面に押し当て、エア負圧発生源210により内部空間部410内を負圧にして吸着保持した場合、面接触により板材500が密着しているため、図9(b)に示すように、最上部の板材501にその下側の板材502が張り付いた状態で、これらの板材501,502がともに負圧で吸引される方向に膨らむように反り曲がる。
この状態で、昇降機200の作動アーム300を駆動させて吸引パッド400を上昇させると、図9(a)に示すように、最上部の板材501に直ぐ下の板材502、あるいはさらに下の板材503が張り付いた状態で、複数の板材500が持ち上がってしまうという問題点があった。
このため、最上部の板材501を1枚ずつ搬送すべきところを複数枚重ねて搬送してしまったり、あるいは搬送中に重ねて保持した板材502を落してしまったり、また、最上部の板材501を吸引して搬送するときに、下側の板材502を動かしてしまったりして、次の搬送動作に支障を来すという問題点があった。
また、板材500の歪み、板厚、表面状態等の検査を行う場合は、各検査を行う位置に板材500を搬送することや、あるいは複数枚が重ねて置かれた位置から板材500を1枚ずつ保持して各検査位置に搬送することが求められるが、従来の吸引パッド400の構成では、適切な対応ができなかった。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、積み上げられた板材を1枚ずつ把持して、その直ぐ下の板材を動かしてしまうことなく搬送できる吸引パッドおよび板材検査装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の吸引パッドは、面積が1000mm×2000mm以上で、厚さが4mm以上の金属製厚板からなる板材の最上部に配置された板材を、複数の作動アームの先端にそれぞれ設けられ、エア負圧発生源の吸引力によって吸着する吸引パッドであって、前記作動アームに取り付けられた金属製の吸引パッド本体と、上側開口部が、前記吸引パッド本体の周縁部に固着され、前記上側開口部からスカート状に拡開して形成された下側開口部が、前記吸引力によって前記板材を吸引したときに、前記板材に当接する吸盤部と、前記吸盤部および前記吸引パッド本体内に囲繞されて形成され、前記エア負圧発生源に接続されたエア配管に連通する内部空間部と、前記内部空間部を介して前記吸盤部に当接して前記吸引パッド本体に吸着される前記板材に対向して配置され、前記吸引パッド本体に一体形成した先端が平面状である突起と、を有し、前記突起は、前記吸盤部の高さより低くなるように形成され、前記吸引パッドは、前記最上部の板材を吸引して持ち上げる際に、当該吸引パッドによって吸引された前記最上部の板材を、吸引方向に反り曲げて前記突起の平面状の先端に当接させることにより、前記最上部の板材とその下側の板材若しくは載置台との間に隙間を形成することを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、吸引パッドが、積み重ねられた最上部の板材を吸引して持ち上げるときには、作動アームを下降させて吸引パッドを板材に当接させ、エア負圧発生源の吸引力によって板材を吸着する。最上部の板材は、吸引パッドによって吸引された箇所が、吸引方向に反り曲がりながら吸引され、突起に当接することにより、その変形が抑制されるため、小さく撓むように変形する。そうすると、最上部の板材と下側の板材との間に隙間ができるため、密着していた下側の板材が分離される。これにより、吸引パッドは、積み上げられた板材の最上部の板材のみを1枚ずつ持ち上げるようになる。
請求項2に記載の吸引パッドは、請求項1に記載の吸引パッドであって、前記吸引パッド本体および前記突起を覆い通気性を有するカバー部材を前記吸引パッド本体に取り付けたことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明によれば、カバー部材は、吸引パッド本体および突起を覆って設けられていることにより、板材が吸引パッドに吸引されたときに、例えば、金属等で形成された吸引パッド本体に当接して傷付くことを防止する。
請求項3に記載の吸引パッドは、請求項1または請求項2に記載の吸引パッドであって、前記突起の先端部は、弾性材によって形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明によれば、突起の先端部に弾性材があることによって、板材がエア負圧発生源の吸引力によって吸引されて突起に当接したときの衝撃を緩衝する。
請求項4に記載の板材検査装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の吸引パッドを設けた作動アームを用いて前記板材を吸着して持ち上げ搬送経路を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される前記板材の前記搬送経路中に配置された検査手段を備え、前記検査手段は、少なくとも、前記板材の歪みを検出する歪み検査手段と、前記板材の表面を検査する表面検査手段と、前記板材の板厚を検査する板厚検査手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明によれば、板材検査装置は、前記吸引パッドを用いて板材を吸着して搬送することにより、積み重ねてある板材の最上部の板材のみを1枚ずつ把持して各種検査を行う所定位置に運ぶことが可能となる。
請求項5に記載の板材検査装置は、請求項4に記載の板材検査装置であって、前記検査手段は、前記搬送経路に沿って前記歪み検査手段、前記表面検査手段、および前記板厚検査手段が配置されたことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明によれば、検査手段は、板材が搬送される搬送経路に沿って配置された歪み検査手段、表面検査手段、および板厚検査手段によって、歪み、表面、および板厚を順次に検査する。
本発明の請求項1に係る吸引パッドによれば、積み重ねられた最上部の板材を吸引したときに、最上部の板材と、その直ぐ下の板材との間に突起を介して隙間を形成して、両者を分離し易くするため、板材を1枚ずつ持ち上げることができる。このため、吸引パッドは、最上部の板材を吸引して持ち上げるときに、下側の板材を動かしたりしてしまうことなく確実に1枚の板材のみを把持して搬送することができる。
本発明の請求項2に係る吸引パッドによれば、カバー部材は、板材が吸引パッドに吸引されたときに、吸引パッド本体あるいは突起に当接して傷付くことを防止して、板材の品質を保持することができる。
本発明の請求項3に係る吸引パッドによれば、板材がエア負圧発生源の吸引力によって吸引されたときに、突起の先端部に弾性材が形成されていることによって、当該突起に当接することによるキズを防止することができる。
本発明の請求項4に係る板材検査装置によれば、吸引パッドが積み重ねてある板材を1枚ずつ把持して検査を行う場所に運ぶことができるため、検査効率が向上されて、作業者の補助など人手を介することなく自動的に検査を行うことができる。
本発明の請求項5に係る板材検査装置によれば、板材の歪み、表面、および板厚を効率よく順次検査することができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、吸引パッドおよび板材検査装置は、各種の板材等に使用可能であるが、一例として、アルミニウム合金板(板厚4〜8mm)を板材とした場合を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る吸引パッドを用いた搬送装置を示す概略側面図である。
≪板材≫
まず始めに、後記する吸引パッド31が保持する板材Wについて説明する。
図1に示す板材Wは、例えば、矩形状で厚肉のアルミニウム合金からなる。このような板材Wの場合では、圧延板をシヤー切断して、例えば長さが7mのものを形成して、合紙を介在させて約20枚積み重ねた後、歪みを取り除くためにストレッチャーを行い、さらに所定の大きさに切断される。板材Wの大きさは、一例として縦および横の長さが1525mm×3050mmと、1250mm×2500mmと、1000mm×2000mmとの3種類がある。この板材Wは、冷間圧延板の場合、板厚が4〜8mmの厚板であり、表面粗さ(Ra)が約0.4μm程度に形成されている。なお、板材Wは、大きさが1525mm×3050mmで、板厚が8mmの場合、重さが約100kgある。
板材Wは、20枚程度積み重ねた状態で、さらに歪みを取り除くために、上から所定の荷重を印加して約340℃に加熱されて焼鈍が行われる。その焼鈍の終了後の板材Wは、図1に示すように、搬送台車7や載置台の上に積み重ねられている。このとき、板材Wは、焼鈍を行ったことにより、上下の板材W同士が張り付いた状態にある。
このようにして歪みが取り除かれた板材Wは、昇降機3に設置された吸引パッド31によって把持して持ち上げられ、搬送装置2が配置されている搬送経路に運ばれて、各検査が行われる所定場所に搬送される。
≪昇降機≫
次に、吸引パッド31が設置されている昇降機3を説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る吸引パッドを示す図であり、(a)は拡大概略図、(b)は(a)のY部拡大図である。図3は、本発明の実施形態に係る吸引パッドを示す図であり、カバー部材を離脱した状態の拡大底面図である。
図1に示すように、昇降機3は、作動アーム32の先端部に取り付けられた吸引パッド31を昇降させることによって、板材Wを上昇および下降させる装置である。
図2に示すように、作動アーム32は、その先端に、板材Wをバルブ34を介してエア負圧発生源33の吸引力によって吸着して把持する吸引パッド31がそれぞれ備えられている。この作動アーム32は、例えば、6本設置されている。この吸引パッド31および作動アーム32の数は、搬送する板材Wの大きさや重さによって適宜に設置すればよく、例えば、9個や10個や12個等でもよい。
エア負圧発生源33は、吸引パッド31の内部空間部31c(図2(a)参照)内のエアを吸引する装置であり、真空ポンプやエアコンプレッサ等からなる。
バルブ34は、吸引される吸引パッド31内の空気圧を調整する開閉調整弁である。このバルブ34は、一端がそれぞれの吸引パッド31の吸引口31fに接続され、他端がエア負圧発生源33に接続されたエア配管35の中間部に介設されている。
≪吸引パッド≫
図2(a)に示すように、吸引パッド31は、吸引パッド本体31aと、吸盤部31bと、内部空間部31cと、突起31dと、カバー部材31eと、弾性材31hとを有してなる。なお、吸引パッド31の吸引力は、約30kPa以上に設定され、1つの吸引パッド31で約13kgの板材Wを持ち上げることが可能である。
吸引パッド本体31aは、ベアリング36を介して作動アーム32の先端部に取り付けられている。吸引パッド本体31aは、スチール等の金属製の略円盤状部材であり、内部空間部31cに連通し、エア配管35が接続される吸引口31fを穿設している。吸引パッド本体31aの周縁部には、吸盤部31bが設置され、また、中央部には、略円柱状の突起31dが形成されている。
吸盤部31bは、板材Wをエア負圧発生源33の吸引力によって吸着したときに、その板材Wが吸着される箇所であり、吸引パッド本体31aの周縁部に固着されている。吸盤部31bは、合成ゴムや軟質のプラスチック等の弾性材によって形成されている。この吸盤部31bは、スカート状に拡開して、突起31dより大きく突出した状態に形成されている。
前記内部空間部31cは、エア負圧発生源33に接続されたエア配管35に連通する空間であり、吸盤部31bの開口部31g内の吸引パッド本体31aと吸盤部31bに囲繞されて形成されている。この内部空間部31cは、吸盤部31bが板材Wに当接したときに、この中のエアがエア負圧発生源33によってエア抜きされることによって負圧となり、板材Wを吸引して吸引パッド31に把持させる。
前記突起31dは、例えば、開口部31g内の吸引パッド本体31aの中央部に一体形成された円柱状のものからなり、先端面に合成ゴム等からなる円板状に弾性材31hが接着されている。突起31dの高さh1は、吸盤部31bの高さh2より低く形成されている。
カバー部材31eは、開口部31g内に設けられ、内部空間部31cおよび突起31dの表面の弾性材31hを覆って、吸引された板材Wが吸引パッド本体31aに当接して表面にキズが付くことを防止するための部材である。カバー部材31eは、通気性を有する布等によって形成されている。
前記吸引口31fは、吸引パッド本体31aの1箇所に穿設されたエア吸入用の貫通孔である。なお、この吸引口31fは、突起31dの周辺部位に等間隔に複数設けてもよい。
≪板材検査システム≫
図4は、各種検査が行われる板材検査装置と搬送装置との関係を示す概略平面図である。
次に、吸引パッド31を利用して板材Wを検査する板材検査システム1を説明する。
板材検査システム1は、板材Wの歪みH1,H2(図5(b)参照)、表面Waおよび裏面WbのキズK(図6(a)参照)の有無、板厚t(図7(a)、(b)参照)等を検査する装置である。板材検査システム1は、後記する吸引パッド31(図2(a)参照)を用いて板材Wを吸着して搬送する搬送装置2(天井走行搬送装置21)と、板材Wの歪みH1,H2(図5(b)参照)を検出する歪み検査装置4と、板材Wの表面Waおよび裏面WbのキズK(図6(a)参照)等の有無を検出する表面検査装置5と、板材Wの板厚t(図7(a)、(b)参照)を検査(測定)する板厚検査装置6と、それらをコントロールする制御装置8とを備えている。
≪搬送装置≫
図4に示すように、搬送装置2は、板材Wを、後記する各検査を行う所定位置に搬送する装置であり、例えば、昇降機3をレール22に沿って移動させる天井走行搬送装置21と、ローラコンベア23とからなる。搬送装置2は、例えば、複数からなる天井走行搬送装置21と、ローラコンベア23とを1列に連設して、搬送経路を形成する。搬送装置2は、図4に示すように、板材Wを搬送経路上の第1ゾーンA、第2ゾーンB、第3ゾーンC、および第4ゾーンDの箇所に搬送して、搬送経路に沿って配置された板材検査システム1によって各種検査が実施できるようにしている。
第1ゾーンAでは、天井走行搬送装置21によって、焼鈍等の検査前処理工程(歪み除去処理等)を終了した板材Wが、昇降機3で持ち上げられてローラコンベア23に移し、次の第2ゾーンBに搬送される。
第2ゾーンBでは、歪み検査装置4によって板材Wの歪みH1,H2(図5(b)参照)の検査が行われ、板材Wを載置した搬送台車71を搬送するローラコンベア23が設けられている。
第3ゾーンCでは、表面検査装置5によって板材Wの表面Wa,Wb(図6(a)、(b)参照)の検査が行われ、板材Wを搬送するローラコンベア23が設けられている。
第4ゾーンDでは、板厚検査装置6によって板材Wの板厚t(図7(a)、(b)参照)の測定が行われ、板材Wを搬送するローラコンベア23が設けられている。
図1に示すように、天井走行搬送装置21は、板材Wを吊り上げた状態で搬送する装置であり、複数の作動アーム32を昇降させる昇降機3が設置されている。この天井走行搬送装置21は、昇降機3を、図示しない電動機によって駆動車が回転してレール22を走行させる。
ローラコンベア23は、図示しない電動機によって駆動ローラが回転して、載置した板材Wや搬送台車71(図5(a)参照)を搬送させる装置である。
図5は、本発明の実施形態に係る板材検査装置の一例を示す図であり、(a)は歪み検査装置を示す概略斜視図、(b)は歪み検査装置によって板材の歪みを検出している状態を示す要部拡大概略図である。なお、図5(b)は、板材Wの歪んだ状態を表すため、歪みH1,H2を誇張して示してある。
≪歪み検査装置≫
図5(a)に示すように、歪み検査装置4は、前記昇降機3によって定盤状の搬送台車71(載置台)に載置され、搬送装置2によって搬送されて来た板材Wの歪みH1,H2を検出する装置である。この歪み検査装置4は、例えば、レーザー変位計41と、直交座標ロボット装置42と、位置検出センサ43と、歪み検査制御装置44とを備えてなる。歪み検査装置4は、位置検出センサ43によって搬送台車71の先端を検出して、その検出信号に基づいて歪み検査制御装置44によって所定位置まで移動させて停止させた状態で、搬送台車71上の板材Wの表面Waに対して、レーザー変位計41を直交座標ロボット装置42で左右の幅方向および前方向に交互に移動させながら歪みH1,H2を検出する。
レーザー変位計41は、図5(b)に示すように、板材Wの表面Waに向けてレーザー光を照射して、表面Waで反射されるレーザー光を検出し、膨らんだ状態の歪みH1や凹んだ状態の歪みH2を検出する装置である。なお、歪み検査装置4に設置されるレーザー変位計41は、これに限定されるものではなく、歪みH1,H2を検出することができるものであれば構わない。
直交座標ロボット装置42は、図5(a)に破線の矢印で示すように、レーザー変位計41を搬送装置2に対して搬送方向(矢印X方向)と同じ方向と、この搬送方向(矢印X方向)に直交する左右の幅方向とに移動させることが可能な装置である。
位置検出センサ43は、搬送台車71の先端を検出する光スイッチ等からなる。なお、歪み検査装置4は、この位置検出センサ43によって検出した搬送台車71の位置に基づいて、直交座標ロボット装置42を駆動させたり、搬送台車71を一時停止させたりして、その上に載置されている板材Wの位置を検出する。
歪み検査制御装置44は、位置検出センサ43からの信号に基づいて搬送装置2、直交座標ロボット装置42、およびレーザー変位計41を駆動させる装置である。歪み検査制御装置44は、レーザー変位計41、直交座標ロボット装置42、位置検出センサ43および制御装置8(図4参照)に電気的に接続されている。
図6は、本発明の実施形態に係る板材検査装置の一例を示す図であり、(a)は表面検査装置を示す概略斜視図、(b)は表面検査装置によって板材の表面を検査している状態を示す概略側面図である。
≪表面検査装置≫
図6(a)に示すように、表面検査装置5は、前記昇降機3によって搬送台車71上に載置されてあった板材W(図5(a)参照)をローラコンベア23上の直接載せて、ローラコンベア23によって搬送される板材Wの表面Waおよび裏面WbのキズK等の異常箇所の有無を検査する装置である。この表面検査装置5は、例えば、CCDカメラ51と、照明具52と、カメラ支持体53と、表面検査制御装置54とを備えてなる。表面検査装置5は、CCDカメラ51によって撮影した板材Wの表面Waおよび裏面Wbの画像を表面検査制御装置54に記憶されたメモリ画像と比較してキズK等を検出する装置である。
CCDカメラ51は、板材Wを撮影するカメラであり、板幅全体を撮影できるように複数設置されており、ここでは、表面Waの中央部とその左右との3箇所と、裏面Wbの中央部とその左右との3箇所をそれぞれ撮影するように設置されている。
照明具52は、6台のCCDカメラ51によって撮影する板材Wの表面Waおよび裏面Wbをそれぞれ一定の照明状態とするためのランプである。
カメラ支持体53は、図示しないブラケットによってCCDカメラ51および照明具52を保持するアーチ状の金属製部材であり、ローラコンベア23を跨ぐように設置されている。
表面検査制御装置54は、CCDカメラ51を制御したり、このCCDカメラ51によって撮影した板材Wの表面Waおよび裏面Wbの画像と記録されているメモリ画像とを比較してキズK等の有無を判定したりする装置である。表面検査制御装置54は、各CCDカメラ51、照明具52、および制御装置8(図4参照)に電気的に接続されている。
図7は、本発明の実施形態に係る板材検査装置の一例を示す図であり、(a)は板厚検査装置を示す概略斜視図、(b)は板厚検査装置によって板材の板厚を測定している状態を示す概略側面図である。
≪板厚検査装置≫
図7(a)、(b)に示すように、板厚検査装置6は、板材Wの前端部の3箇所と後端部の3箇所との合計6箇所の板厚tを測定して、板厚tが不均衡な箇所があるか検査する装置である。板厚検査装置6は、例えば、対向して配置された2台の床置き式の板厚検査ロボット6a,6bからなる。板厚検査装置6は、昇降機3によって前記ローラコンベア23から上昇させた板材Wを搬送装置2によって2台の板厚検査装置6,6間に搬送して、機械式板厚測定器61で板厚tを検査する。板厚検査装置6は、例えば、板厚検査ロボット6a,6bと、機械式板厚測定器61と、伸縮アーム62と、装置本体63と、板厚検査制御装置64と、を備えてなる。
板厚検査ロボット6a,6bは、天井走行搬送装置21によって矢印Xの搬送方向に搬送されて来た板材Wの前端部および後端部の各3箇所の板厚tを機械式板厚測定器61,62により測定させる装置である。
機械式板厚測定器61は、板材Wの板厚tを測定する測定器であり、板厚検査ロボット6a,6bに設けられた各伸縮アーム62の先端にそれぞれ設置されたマイクロメータからなる。
伸縮アーム62は、図示しない電動装置または油圧装置によって機械式板厚測定器61を移動させる装置であり、板厚検査ロボット6a,6bにそれぞれ3本ずつ設置されている。
装置本体63は、各伸縮アーム62を水平に等間隔に並設してなり、天井走行搬送装置21のレール22の下の床面に設置されている。
板厚検査制御装置64は、機械式板厚測定器61、伸縮アーム62および昇降機3をコントロールするとともに、機械式板厚測定器61によって測定した板材Wの板厚tの検出データ信号を制御装置8に送信する装置である。板厚検査制御装置64は、各板厚検査ロボット6a,6b、昇降機3、および制御装置8(図4参照)に電気的に接続されている。なお、ここでは、作動アーム32の吸引パッド31に保持した状態で板厚tを測定しているが、例えば、ローラコンベア23(図6(a)、(b)参照)上の板材Wを測定する構成としても構わない。
図4に示す制御装置8は、搬送装置2、昇降機3、歪み検査装置4、表面検査装置5、および板厚検査装置6をコントロールして板材Wを所定位置に移動させる信号をそれら装置に出力するとともに、歪み検査装置4、表面検査装置5、および板厚検査装置6で検査した板材Wの検査情報を集中管理して記録等を行う装置である。制御装置8は、天井走行搬送装置21、ローラコンベア23、各昇降機3、歪み検査制御装置44、表面検査制御装置54、および板厚検査制御装置64にそれぞれ電気的に接続されている。
≪作用≫
次に、本発明の実施形態に係る吸引パッドおよび検査装置の作用を、図4を主に各図を参照しながら説明する。
まず、焼鈍等の検査前処理工程(歪み除去処理等)が終了した板材Wは、搬送台車7または載置台(図示せず)上に約20枚積み重ねた状態で搬送経路上の第1ゾーンAに運ばれる。図1に示すように、この第1ゾーンAでは、搬送台車7を天井走行搬送装置21のレール22の下方に移動して、昇降機3の吸引パッド31によって板材Wを1枚ずつ持ち上げて第2ゾーンBへ搬送する。
図2(a)に示すように、吸引パッド31によって積み重ねられた最上部の板材W1を吸引して持ち上げるときには、作動アーム32を下降させて吸引パッド31を板材W1に押し付け、エア負圧発生源33の吸引力によって板材W1を吸着する。そうすると、最上部の板材W1は、吸引パッド31によって吸引された箇所が、吸引方向に反り曲がり、その吸引された中央部が突起31dの表面にあるカバー部材31eに当接する。これにより、板材W1は、突起31dによって吸引による変形が抑制されるため、小さく撓むように変形する。その結果、最上部の板材W1と下側の板材W1との間に隙間dができるため、下側の板材W2が分離される。これにより、吸引パッド31は、積み上げられた板材Wの最上部の板材W1のみを1枚ずつ確実に持ち上げるようになる。
このとき、持ち上げられた板材W1は、下側の板材W2を動かしたりしてしまうことなく、次にその板材W2を持ち上げるときに支障を来たすことがない。
また、吸引パッド31によって持ち上げた板材Wを搬送台車7上に下降させて載置するときは、バルブ34を制御することにより、内部空間部31cの負圧状態が解消されて、板材Wが吸引パッド31から離れる。このようにして、板材Wは、所定位置に搬送されて落下される。なお、板材Wが吸引パッド31に張り付いて落下し難い場合には、エア負圧発生源33によって圧縮エアを噴出させることにより、板材Wを吸引パッド31から強制的に落下させることが可能である。このように吸引パッド31は、板厚t(図7(a)、(b)参照)が4〜8mmのアルミニウム合金の厚板等の比較的重い板材Wを持ち上げて運ぶハンドラーとして最適な機能を備えている。
第2ゾーンBでは、板材Wを載置した搬送台車71がローラコンベア23によって第1ゾーンAから搬送されて来て、歪み検査装置4によって板材Wの歪みH1,H2の検査が行われる。この歪み検査装置4による板材Wの検査が終了すると、図6(b)に示すように、板材Wは、昇降機3によって搬送台車71から降ろされてローラコンベア23の上に直接載置されて第3ゾーンCに搬送される。
第3ゾーンCでは、表面検査装置5のCCDカメラ51によって板材Wの表面Wa,WbにキズK等の欠陥や異常箇所がないか検査が行われる。この表面検査装置5による板材Wの表面検査が終了すると、板材Wは、ローラコンベア23によって、次の検査が行われる第4ゾーンDに搬送される。
第4ゾーンDでは、ローラコンベア23によって搬送されて来た板材Wが、図7(b)に示すように、天井走行搬送装置21に設けられた昇降機3によってローラコンベア23上から持ち上げられて、板厚検査装置6,6間に水平に配置される。その板材Wは、板厚検査装置6の機械式板厚測定器61によって板厚tの6点測定が行われて、各所が所定の板厚tになっているか検査される。
以上で各種の検査が終了する。なお、歪み検査装置4、表面検査装置5および板厚検査装置6で検査した各板材Wのデータは、制御装置8に送られ、所定の規格に合致しているか判別されるとともに、収録され集中的に管理される。
≪突起の他の構成≫
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
図8は、吸引パッドの突起の変形例を示す図であり、(a)は四角柱状の突起を示す斜視図、(b)複数の設けた突起を示す斜視図、(c)略筒状の突起を示す斜視図である。
突起31dは、図2(a)および図3に示すように吸引パッド本体31aの中央部に形成された円柱状のものに限定されるものではない。例えば、図8(a)に示す突起31iのように四角柱形状のものでもよい。また、図8(b)に示す突起31jのように比較的小さな円柱形状のものを複数形成したものでもよい。さらに、図8(c)に示す突起31kのように略筒状のものでもよい。
なお、前記実施形態では、アルミニウム合金からなる厚板を板材Wとして使用した場合について説明したが、表面が平らな部材であれば、吸引パッド31によって把持して検査や加工等を行う場合にも同様にして適用できるものである。
また、検査手段は、歪み検査手段と、表面検査手段と、板厚検査手段とを備える構成として説明したが、例えば、板材の表面粗さを検査する表面粗さ検査手段等の他の検査手段を備える構成としても構わない。
本発明の実施形態に係る吸引パッドを用いた搬送装置を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係る吸引パッドを示す図であり、(a)は拡大概略図、(b)は(a)のY部拡大図である。 本発明の実施形態に係る吸引パッドを示す図であり、カバー部材を離脱した状態の拡大底面図である。 各種検査が行われる板材検査装置と搬送装置との関係を示す概略平面図である。 本発明の実施形態に係る板材検査装置の一例を示す図であり、(a)は歪み検査装置を示す概略斜視図、(b)は歪み検査装置によって板材の歪みを検出している状態を示す要部拡大概略図である。 本発明の実施形態に係る板材検査装置の一例を示す図であり、(a)は表面検査装置を示す概略斜視図、(b)は表面検査装置によって板材の表面を検査している状態を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係る板材検査装置の一例を示す図であり、(a)は板厚検査装置を示す概略斜視図、(b)は板厚検査装置によって板材の板厚を測定している状態を示す概略側面図である。 吸引パッドの突起の変形例を示す図であり、(a)は四角柱状の突起を示す斜視図、(b)複数の設けた突起を示す斜視図、(c)略筒状の突起を示す斜視図である。 従来の吸引パッドを備えた搬送装置の一例を示すであり、(a)は板材を持ち上げたときの状態を示す概略側面図、(b)は板材を吸引したときの状態を示す吸引パッドの拡大断面図である。
符号の説明
1 板材検査システム(板材検査装置)(検査手段)
2 搬送装置
4 歪み検査装置(歪み検査手段)
5 表面検査装置(表面検査手段)
6 板厚検査装置(板厚検査手段)
21 天井走行搬送装置(搬送手段)
31 吸引パッド
31a 吸引パッド本体
31b 吸盤部
31c 内部空間部
31d,31i,31j,31k 突起
31e カバー部材
31g 開口部
31h 弾性材
32 作動アーム
33 エア負圧発生源
35 エア配管
h1 突起の高さ
h2 吸盤部の高さ
H1,H2 歪み
t 板厚
W 板材

Claims (5)

  1. 面積が1000mm×2000mm以上で、厚さが4mm以上の金属製厚板からなる板材の最上部に配置された板材を、複数の作動アームの先端にそれぞれ設けられ、エア負圧発生源の吸引力によって吸着する吸引パッドであって、
    前記作動アームに取り付けられた金属製の吸引パッド本体と、
    上側開口部が、前記吸引パッド本体の周縁部に固着され、前記上側開口部からスカート状に拡開して形成された下側開口部が、前記吸引力によって前記板材を吸引したときに、前記板材に当接する吸盤部と、
    前記吸盤部および前記吸引パッド本体内に囲繞されて形成され、前記エア負圧発生源に接続されたエア配管に連通する内部空間部と、
    前記内部空間部を介して前記吸盤部に当接して前記吸引パッド本体に吸着される前記板材に対向して配置され、前記吸引パッド本体に一体形成した先端が平面状である突起と、を有し、
    前記突起は、前記吸盤部の高さより低くなるように形成され、
    前記吸引パッドは、前記最上部の板材を吸引して持ち上げる際に、当該吸引パッドによって吸引された前記最上部の板材を、吸引方向に反り曲げて前記突起の平面状の先端に当接させることにより、前記最上部の板材とその下側の板材若しくは載置台との間に隙間を形成すること
    を特徴とする吸引パッド。
  2. 前記吸引パッド本体および前記突起を覆い通気性を有するカバー部材を前記吸引パッド本体に取り付けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の吸引パッド。
  3. 前記突起の先端部は、弾性材によって形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の吸引パッド。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の吸引パッドを設けた作動アームを用いて前記板材を吸着して持ち上げ搬送経路を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される前記板材の前記搬送経路中に配置された検査手段を備え、
    前記検査手段は、少なくとも、
    前記板材の歪みを検出する歪み検査手段と、
    前記板材の表面を検査する表面検査手段と、
    前記板材の板厚を検査する板厚検査手段とを備えたこと
    を特徴とする板材検査装置。
  5. 前記検査手段は、前記搬送経路に沿って前記歪み検査手段、前記表面検査手段、および前記板厚検査手段が配置されたこと
    を特徴とする請求項4に記載の板材検査装置。
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