JP6924360B2 - 薬剤払出し装置 - Google Patents
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Description
旧来の薬剤払出し装置は、例えば特許文献1に開示された様に散薬を一服用分ずつに分配する散薬分配部と、分配された散薬を個別に包装する包装装置によって構成されている。また散薬分配部は、粉体フィーダと、分配皿と、掻出装置を有している。旧来の薬剤払出し装置では、薬剤師が医師の処方箋を確認し、薬棚から、処方された散薬が入った薬瓶を取り出す。そして天秤等の秤を使用して処方された特定の散薬の総重量を量り出す。そして量り出した散薬を、粉体フィーダのホッパーに投入し、粉体フィーダのトラフを振動させて散薬を分配皿に落下させる。また同時に分配皿を一定の回転速度で連続的に回転させ、分配皿の溝に均等に分散させる。
また特許文献2に開示した薬剤払出し装置では、多数の薬剤容器を収容する容器棚と、薬剤容器を棚から取り出して振動台に設置するロボットを有している。
特許文献2に開示した薬剤払出し装置では、ロボットで薬剤容器を容器棚から取り出して振動台に移動させ、薬剤容器を振動させて薬剤容器から直接分配皿に散薬を落下させる。また振動台に取り付けられたロードセルで薬剤容器の重量を監視することにより、散薬の落下量を検知する。
その後の工程は、旧来と同様であり、分配皿を一定の回転速度で連続的に回転させ、分配皿の溝に散薬を均等に分散 (配分)させる。そして掻出装置の掻寄板を分配皿の溝内に落とし、分配皿を分配個数に応じた角度だけ回転させ、一服用分の散薬を掻寄板の前面側に集め、掻出板によって散薬を分配皿の外に掻き出して、包装装置側に送り、包装装置で一服用分ずつ包装する。
しかしながら、市場においては、さらなる改良が求められている。具体的には、より迅速に、より正確に薬剤を分包することができ、且つ収容可能な薬剤容器の数を減らすことなく装置全体の小型化を図ることができる薬剤払出し装置を開発することが市場において求められている。
即ち分配皿の大きさ(径)は一度に包装される最大容量に対応している。具体的には一包装に収容される散薬の量が多く、且つ服用回数が多い場合に対応できる様に分配皿の大きさ(径)が設計される。
そのため逆に小児向けの処方の分包の様に、一包装に収容される散薬の量が少なく、且つ服用回数も少ない場合には、分配皿の溝に散薬を分散( 配分)させたとき、薬剤は溝の底に薄く溜まる状態となり、掻出装置で散薬を排出しにくい状態となってしまう。
そのため分配皿を使用する薬剤払出し装置では、分包可能な散薬量に下限があり、少量の散薬を分包することが困難であった。
好ましい態様は、前記排出された散薬の重量は、排出側計量手段によって、薬剤を排出する以前の薬剤容器の原重量Gを測定し、薬剤容器の現在の現重量gを監視し、薬剤容器の原重量Gから薬剤容器の現在の現重量gを引いて求められる薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、排出側計量手段及び受入れ側計量手段の両方に、ロードセルを使用し、前記排出された散薬の重量と前記仮置き容器に溜まった散薬の重量とを検出する薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、前記比較を行った結果、前記排出された散薬の重量と前記仮置き容器に溜まった散薬の重量とが異なった場合、排出側計量手段又は受入れ側計量手段のいずれか一方が故障していると推定する薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、薬剤容器収容部に保管されている薬剤容器を保持し、所定の位置に移動させる容器移動手段を備え、容器移動手段に排出側計量手段を有する薬剤払出し装置である。
さらに好ましい態様は、容器移動手段と薬剤容器との間に、排出側計量手段を配置した薬剤払出し装置である。
上記の課題を解決するために開発された本発明のさらに別の態様は、散薬を収容する薬剤容器と、複数の薬剤容器を保管する薬剤容器収容部と、容器移動手段と、包装装置を有し、薬剤容器収容部内の薬剤容器を容器移動手段で移動させ、薬剤容器から散薬を排出し、包装装置で散薬を一服用分ずつ包装する薬剤払出し装置において、容器移動手段は、薬剤容器を保持する容器保持手段と、容器保持手段を移動させる運搬手段と、薬剤容器から散薬を排出させる排出機構を有し、薬剤容器収容部に保管されている薬剤容器を容器移動手段で取り出し、容器移動手段の保持手段で薬剤容器を保持して運搬手段で所定の位置に薬剤容器を移動し、容器移動手段の容器保持手段で薬剤容器を保持した状態で前記排出機構によって薬剤容器から散薬を排出することを特徴とする薬剤払出し装置である。
本実施形態の薬剤払出し装置1は、筐体2によって囲まれており、その内部に複数の薬剤容器30を保管する薬剤容器収容部3と、容器移動手段5と、包装装置6を有している。薬剤容器収容部3に保管された薬剤容器30には、それぞれ所望の散薬が収納されている。
本実施形態では、筐体2は大きく上下二段に分かれており、上段側に薬剤容器収容部3と、容器移動手段5があり、下段側に包装装置6がある。
ドラム部材7の容器設置部13には、所望の薬剤容器30が装着されている。そして後記する容器移動手段5のロボット10を薬剤容器30に近接させ、ロボット10によって薬剤容器30を着脱させる。
昇降機構8は、垂直方向に設けられた直線ガイドであり、直線レール11と、昇降台12によって構成されている。直線レール11には図示しないラックが形成されており、昇降台12には図示しないモータとピニオン歯車が設けられている。
昇降台12は、図示しないモータを動作することによって上下方向に移動する。
即ち第一アーム部材15は、図示しない垂直軸を介して昇降台12に取り付けられており、昇降台12に取り付けられたモータを駆動することにより、昇降台12を中心として水平方向に回動する。
第二アーム部材16は、図示しない垂直軸を介して第一アーム部材15の先端に取り付けられており、第一アーム部材15の先端に取り付けられたモータを駆動することにより、第一アーム部材15の先端を中心として水平方向に回動する。
ハンド部18は図4の様に容器保持掌部21がある。また容器保持掌部21には電磁石24が装着されている。
ハンド部18は、図示しない水平軸を介して第二アーム部材16の先端に取り付けられており、モータを駆動することにより、第二アーム部材16の先端を中心として垂直方向に回動する。
従って、容器保持掌部21は平行姿勢をとることも、垂直姿勢をとることもできる。また電磁石24によって薬剤容器30を保持することができる。
加振手段22a,22bは、圧電素子である。重量測定手段25は計量手段であり、具体的にはロードセルである。加振手段22a,22bと重量測定手段25との間には、防振部材38が配されており、加振手段22a,22bの振動は直接的には重量測定手段25に伝わらない。
本実施形態では、加振手段22a,22bで薬剤容器30を振動させることによって薬剤容器30内の薬剤を排出する。本実施形態では、加振手段22a,22bによって排出機構が構成されており、容器移動手段5は排出機能を備えている。
また本実施形態では、第一重量測定手段25によって計量手段が構成されており、容器移動手段5は計量手段を備えている。
分包紙供給装置32は、シート状の分包紙28を分包部に供給する部位である。
製袋装置33は、シート状の分包紙28を折り曲げ、その中に散薬を導入した後、シートの辺を融着して袋状に成形する部位である。本実施形態で採用する分包紙供給装置32及び製袋装置33は、いずれも公知のものであり、詳細な説明を省略する。
一方、補助ホッパー27は、主ホッパー26と包装装置6とを繋ぐものであり、包装装置6側に散薬を導入するものである。
主ホッパー26は、ロート状をしている。即ち主ホッパー26は、開口面積が大きな導入側開口と、開口面積が小さい排出側開口を有している。排出側開口は、主ホッパー26の下端にあり、開閉板35が設けられている。開閉板35は、動力によって開閉可能であり、排出側開口を開閉することができる。
本実施形態では、主ホッパー26に第二重量測定手段36が設けられている。第二重量測定手段36は計量手段であり、具体的にはロードセルである。
薬剤容器30は、密閉型の容器であり、容器本体40と、蓋部材43とによって構成されている。
容器本体40は樹脂で作られた縦長の容器である。
また容器本体40には運搬用鉄板部が設けられている。本実施形態では、運搬用鉄板部41は、二つの小運搬用鉄板部41a,41bに分かれている。運搬用鉄板部41は、フェライト等の磁性体成分を含む鋼板で作られている。
蓋部材43は、図3の様に容器本体40に装着されて薬剤排出部47を構成する。
本実施形態の薬剤払出し装置1では、薬剤容器収容部3に保管された薬剤容器30に、予め所望の散薬が収納されている。
本実施形態の薬剤払出し装置1は、処方箋に応じて薬剤容器を選び出す動作と、薬剤容器30から一服用分づつ薬剤を取り出す動作と、包装装置6で薬剤を包装する動作を自動的に行うことができる。
また振動開始と前後して、容器移動手段5の第一重量測定手段25によって薬剤容器30の重量が測定される。その間、薬剤容器30の重量が、監視され、散薬の総落下量が所望の重量となったところで、容器保持掌部21の振動を停止する。
即ち第一重量測定手段25によって、薬剤を排出する以前の薬剤容器30の重量たる原重量Gを測定し、薬剤容器30から散薬を少量ずつ排出する際に前記第一重量測定手段25によって薬剤容器30の重量を監視する。そして薬剤容器30の現在の重量たる現重量gが、原重量Gから目標排出量を引いた値に一致した際あるいは略一致した際に薬剤容器30からの散薬の排出を停止させる。
本実施形態では、総落下量が、一服用分となったところで容器保持掌部21の振動を停止する。
本実施形態では、薬剤容器30から散薬の排出を停止させた段階で、薬剤の排出量が第二重量測定手段36によって確認され、薬剤の排出量が患者の一服用分に相当することが確認されたことを条件として、主ホッパー26の開閉板35が開かれ、薬剤が、補助ホッパー27を経由して包装装置6側に導入される。そして包装装置6によって薬剤が包装される。
本実施形態の薬剤払出し装置1では、容器移動手段5に設けられた排出機構によって薬剤容器30から散薬を一服用単位毎に定量排出し、包装装置6によって一服用分ずつの薬剤を包装する。そして所望の服用数の薬剤包装ができあがると、図示しない装置によって可動蓋部48の摘まみ部50を戻し、可動蓋部48が閉じられる。そして容器移動手段5を動作し、薬剤容器30を薬剤容器収容部3のドラム部材7に戻す。
即ち第一重量測定手段25と第二重量測定手段26の検出重量は同一であるはずであるから、両者の検出重量が異なる場合は、第一重量測定手段25または第二重量測定手段26の一方が故障したと考えられる。
また本実施形態の薬剤払出し装置1は、分配皿を必要としないので、装置の小型化を図ることができる。
図5に示す薬剤払出し装置51で採用する仮置き容器52はカップ状であって有底である。薬剤払出し装置51では、仮置き容器52の開口を上にして、薬剤容器30から排出される薬剤を受ける。そして仮置き容器52を傾斜または反転して、天地逆に姿勢変更し、散薬投入ホッパー55に散薬を投入する。
他の構成は、先の実施形態と同一である。
図6に示す薬剤払出し装置56は、第二重量測定手段を持たない。そして薬剤容器30から直接散薬投入ホッパー55に散薬を投入する。
即ち容器移動手段5のハンド部18で薬剤容器30を保持したままの状態で加振手段22a,22bを起動し、容器保持掌部21を振動させて、直接的に散薬を散薬投入ホッパー55に落下させる。
そして薬剤容器30の重量が、第一重量測定手段25によって監視され、散薬の総落下量が所望の重量となったところで、容器保持掌部21の振動を停止する。
他の構成は、先の実施形態と同一である。
薬剤払出し装置60は、従来と同様に分配皿61と掻出装置62を有している。
分配皿61は、公知のそれと同一であり、皿状の部材である。分配皿61は、上面側に薬剤投入溝63が設けられている。薬剤投入溝63は、「R溝」とも称され、断面形状が円弧状である。
本実施形態の薬剤払出し装置60では、容器移動手段5のハンド部18で、薬剤容器30を保持し、アーム等を動作させて薬剤容器30を分配皿61の薬剤投入溝63の真上に移動させる。
また振動開始と前後して分配皿61を回転させる。そして振動開始と前後して、薬剤容器30の重量が測定される。その間、薬剤容器30の重量が、第一重量測定手段25で監視され、散薬の総落下量が所望の重量となったところで、容器保持掌部21の振動を停止する。ここで本実施形態では、総落下量は複数服用分の合計量である。薬剤容器30の現在の重量たる現重量gが、原重量Gから複数服用分の合計量を引いた値に一致した際あるいは略一致した際に薬剤容器30からの散薬の排出を停止させる。
そして分配皿61を分配個数に応じた角度だけ回転させて、薬剤を掻寄板67にかき寄せる。その後、掻寄板67を回転し、掻出板68で薬剤をすくい上げて分配皿61から薬剤を排出し、散薬投入ホッパー77に投入する。薬剤は、散薬投入ホッパー77を落下して包装装置6に運ばれ、包装装置6で包装される。
この動作を順次繰り返し、分配皿61内の薬剤を全て排出し、それぞれ包装装置6で薬剤が包装される。
薬剤払出し装置70においても、容器移動手段5のハンド部18で、薬剤容器30を保持し、アーム等を動作させて当該薬剤容器30を散薬投入ホッパー31の真上に移動させる。そして容器移動手段5のハンド部18で薬剤容器30を保持したままの状態で、加振手段22a,22bを起動し、容器保持掌部21を振動させ、薬剤を薬剤容器30から散薬投入ホッパー31の主ホッパー26に落下する。
また振動開始と前後して、主ホッパー26側の第二重量測定手段36によって薬剤容器30の重量が測定される。
即ち主ホッパー26側の第二重量測定手段36によって、主ホッパー26に溜まった薬剤の重量を測定する。そして主ホッパー26に溜まった薬剤の重量が、原重量Gから目標排出量を引いた値に一致した際あるいは略一致した際に薬剤容器30からの散薬の排出を停止させる。より具体的には、患者の一服用分に達したところで加振手段22a,22bを停止し、薬剤容器30からの散薬の排出を停止させる。
即ち図10に示す薬剤払出し装置71の様に分配皿61の周囲に容器載置装置(容器設置台)80を配置したものであってもよい。容器載置装置80は、振動台72を備えている。
容器載置装置80は、薬剤容器30を設置する容器設置台として機能する。容器載置装置80には振動台72があり、薬剤容器30から散薬を排出させる排出機構を備えている。容器載置装置80は、図11,12,13の様に、振動台72と、薬剤容器30の重量を直接的または間接的に測定する重量測定手段76とを有している。また図示しない落下確認センサーが設けられている。
本実施形態では、容器載置装置80に薬剤容器30が載置され、振動台72を振動させて薬剤容器30から薬剤を排出させることができる。またその時の薬剤容器30の重量変化が、重量測定手段76によって検知される。
本実施形態の薬剤払出し装置71についても、処方箋に応じて自動的に薬剤容器30を選び出す。そして容器移動手段83のハンド部18で、薬剤容器30を保持し、アーム等を動作させて薬剤容器30を容器載置装置80に載置する。
また容器移動手段83で薬剤容器30を搬送する間に、容器移動手段83の第一重量測定手段25で、薬剤容器30の重量を測定しておき、配分動作終了後に、再びハンド部で保持した薬剤容器30の重量との差と、重量測定手段76で測定された総排出量を比較して二重チェックを行う事で、秤量値の信頼性を担保でき、さらに、それぞれの重量測定手段の調整不良や、故障を検知する事が可能となる。
また振動開始と前後して分配皿61を回転させる。また振動開始と前後して、薬剤容器30の重量が容器載置装置80の重量測定手段76で測定される。その間、薬剤容器30の重量が監視され、散薬の総排出量が所望の重量となったところで、振動台72の振動を停止する。
その後の工程は、従来と同一であり、分配皿61の回転を停止し、掻出機構66を薬剤投入溝63内に入れ、分配皿61を分配個数に応じた角度だけ回転させて、薬剤を掻寄板67にかき寄せる。その後、掻寄板67を回転し、掻出板68で薬剤をすくい上げて分配皿61から薬剤を排出し、散薬投入ホッパー77に投入する。薬剤は、散薬投入ホッパー77を落下して包装装置6に運ばれ、包装装置6で包装される。
この動作を順次繰り返し、分配皿61内の薬剤を全て排出し、それぞれ包装装置6で包装される。
薬剤払出し装置81は、分配皿を持たず、容器載置装置(容器設置台)80に載置された薬剤容器30から直接包装装置6に薬剤を投入する。
容器載置装置80は、前記したものと同一であり、振動台72を備えている。容器載置装置80は、薬剤容器30の重量を直接的または間接的に測定する重量測定手段を有している。
本実施形態の薬剤払出し装置81についても、図14(a)の様に、処方箋に応じて自動的に薬剤容器30を選び出す。そして容器移動手段83のハンド部18で、薬剤容器30を保持し、アーム等を動作させて薬剤容器30を容器載置装置80に載置する。
本実施形態の薬剤払出し装置81では、薬剤容器30を容器載置装置80に載置した状態で、容器載置装置80に内蔵された振動台72を振動させる。その結果、薬剤容器30の散薬が、ゆっくりと移動し、薬剤容器30から排出されて包装装置6の散薬投入ホッパー77に落下する(図14(b))。
包装装置6の散薬投入ホッパー77に既に投入された一服用分の散薬は、包装装置6で包装される。
これと平行して、容器移動手段83で薬剤容器30を保持し、容器移動手段83を駆動して図14(c)の様に薬剤容器30を一旦容器載置装置(容器設置台)80から外す。そして容器移動手段83の第一重量測定手段25で、薬剤容器30の重量を再度測定する。
再測定した際の薬剤容器30の重量は先の測定値に対して一服用分だけ少ないはずであるが、両者の差が一服用分の散薬の重量に比べて一定以上相違する場合は、所定のエラー表示を行う。
再測定した際の薬剤容器30の重量と、容器載置装置80の重量測定手段76の検出重量とを比較してもよい。この場合は、両者の重量は同一であるはずであるが、両者の差が一定以上である場合は、所定のエラー表示を行う。
また容器移動手段は、コンベア等を応用したものであってもよい。
3 薬剤容器収容部
5,83 容器移動手段
6 包装装置
10 ロボット
18 ハンド部
22a,22b,78 加振手段
25 重量測定手段
26 主ホッパー
27 補助ホッパー
30 薬剤容器
31 散薬投入ホッパー
36,37 第二重量測定手段
52 仮置き容器
55 散薬投入ホッパ−
61 分配皿
72 振動台
76 重量測定手段
80 容器載置装置
Claims (6)
- 散薬を収容する薬剤容器と、薬剤容器から散薬を排出させる排出装置と、包装装置を有し、
排出装置には排出側計量手段を備え、薬剤容器から排出された散薬を一時的に溜置く仮置き容器を有し、仮置き容器には受入れ側計量手段があり、排出装置によって薬剤容器から薬剤を排出して仮置き容器に仮置きし、仮置き容器に一服用分の散薬が溜まると、仮置き容器内の散薬を包装装置に移す薬剤払出し装置において、
排出側計量手段により、薬剤容器の重量を監視することにより薬剤容器から排出された散薬の重量を検出し、受入れ側計量手段により、仮置き容器に溜まった散薬の重量を直接検出し、前記排出された散薬の重量と前記仮置き容器に溜まった散薬の重量との比較を行うことを特徴とする薬剤払出し装置。 - 前記排出された散薬の重量は、排出側計量手段によって、薬剤を排出する以前の薬剤容器の原重量Gを測定し、薬剤容器の現在の現重量gを監視し、薬剤容器の原重量Gから薬剤容器の現在の現重量gを差し引いて求められることを特徴とする請求項1に記載の薬剤払出し装置。
- 排出側計量手段及び受入れ側計量手段の両方に、ロードセルを使用し、前記排出された散薬の重量と前記仮置き容器に溜まった散薬の重量とを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤払出し装置。
- 前記比較を行った結果、前記排出された散薬の重量と前記仮置き容器に溜まった散薬の重量とが異なった場合、排出側計量手段又は受入れ側計量手段のいずれか一方が故障していると推定することを特徴とする請求項1及至3に記載の薬剤払出し装置。
- 薬剤容器収容部に保管されている薬剤容器を保持し、所定の位置に移動させる容器移動手段を備え、容器移動手段に排出側計量手段を有することを特徴とする請求項1及至4に記載の薬剤払出し装置。
- 容器移動手段と薬剤容器との間に、排出側計量手段を配置したことを特徴とする請求項5に記載の薬剤払出し装置。
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