JP2000333626A - しゃり玉成形機 - Google Patents

しゃり玉成形機

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JP2000333626A
JP2000333626A JP11146191A JP14619199A JP2000333626A JP 2000333626 A JP2000333626 A JP 2000333626A JP 11146191 A JP11146191 A JP 11146191A JP 14619199 A JP14619199 A JP 14619199A JP 2000333626 A JP2000333626 A JP 2000333626A
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balls
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 にぎり寿司に使用するしゃり玉の成形機にお
いて、単位時間当たりの成形処理数を向上させるため
に、一度に複数個づつのしゃり玉の成形を行うことがで
きるしゃり玉成形機を提供する。 【解決手段】 しゃり供給部に供給されたしゃりを充分
にほぐしながらしゃり分流部に送給し、しゃり分流部に
おいてしゃりを複数本の帯状に成形してしゃり玉成形部
に送給し、しゃり玉成形部において複数本の帯状となっ
ているしゃりよりそれぞれ所定量のしゃりに同時に分割
し、かつ、しゃり玉形状に成形し、成形されたしゃり玉
をしゃり玉搬出部によって搬出すべく構成したしゃり玉
成形機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米飯に所要量の酢
を混ぜ合わせたしゃりを、にぎり寿司用の形状であるし
ゃり玉に分割成形するしゃり玉成形機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】にぎり寿司用のしゃり玉を成形機によっ
て量産可能とすべく、本出願人は特開平8−28033
8号において、次のような構成からなるしゃり玉成形機
を開示した。
【0003】同しゃり玉成形機は、しゃりを保温しなが
ら保持している保温櫃下方から漏斗状のしゃり供給路を
介して成形ユニットにしゃりを供給し、同成形ユニット
においてしゃり玉に成形し、成形されたしゃり玉を成形
ユニット下方に配設した搬出用のコンベア装置に移送し
て、しゃり玉成形機の外に搬出すべく構成している。
【0004】成形ユニットは、しゃりの送給部と、成形
部とより構成されており、送給部では成形部でのしゃり
の加工を容易とすべく、しゃり供給路より供給されたし
ゃりを送給ローラによって所要の大きさの帯状に整形
し、成形部に送給している。
【0005】成形部では、送給されたしゃりの左右両側
を成形型枠で押圧することによって仮成形を行い、さら
に引き続いて成形型枠に配設された本成形型で左右より
押圧することによって本成形を行うとともに、成形型枠
上部に配設されたシャッターにて余分なしゃりを切除し
て、しゃり玉の形成を行っている。成形されたしゃり玉
はコンベアによりしゃり玉成形機の外部へ搬出されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のしゃり
玉成形機では、しゃりを側方から成形型枠によって押圧
することによりしゃり玉成形を行っているので、一度に
1個づつしか成形することができなかった。
【0007】にぎり寿司では、通常、2個1組となるこ
とが多いので、すし屋などでしゃり玉成形機を使用する
場合には、少なくともしゃりが2個づつ成形される方が
望ましく、2個づつあるいはそれ以上の複数個の同時成
形を可能とするように、しゃりの送給方法及び成形方法
の開発を行い、複数個のしゃり玉を同時成形可能であっ
て、各しゃり玉の重量ばらつきのないしゃり玉成形機を
発明するに至ったものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、しゃり供給
部と、しゃり分流部と、しゃり玉成形部と、しゃり玉搬
出部よりなるしゃり玉成形機において、しゃり分流部で
しゃりを複数本の帯状に成形し、しゃり玉成形部で各帯
状のしゃりを同時に定量毎に分割してしゃり玉形状に成
形するしゃり玉成形機を提供せんとするものである。
【0009】同しゃり玉成形機は、保温櫃を有するしゃ
り供給部に、保温櫃内のしゃりの量を検出する検出手段
を配設し、保温櫃内のしゃりの量の低下を検出してしゃ
りの補給を促すべく警報を発するとともに、クロスオー
バーで行っているしゃり供給部、しゃり分流部、しゃり
玉成形部、しゃり玉搬出部の各作動のクロスオーバーを
停止し、時間あたりのしゃり玉の生産量を低下させてし
ゃりの消費量を低下させることにも特徴を有するもので
ある。
【0010】また、しゃり玉成形部が、分割シャッター
と、上側成形型と、側面成形型と、下側成形支持型とを
有し、送給された帯状のしゃりを分割シャッターによっ
て所定量毎に分割するとともに、分割されたしゃりを上
側成形型と、側面成形型と、下側成形支持型とによって
しゃり玉形状に押圧成形することにも特徴を有するもの
である。
【0011】また、しゃり玉搬出部がしゃり玉搬出用の
コンベアを有しており、同コンベア上にしゃり玉を載置
して搬出するとともに、しゃり玉へのワサビ付けの有無
り換えを、コンベアの駆動量の切り換えによって行うこ
とにも特徴を有するものである。
【0012】また、しゃり玉搬出用のコンベア上にしゃ
り玉を千鳥状に載置して搬出することにも特徴を有する
ものである。
【0013】また、しゃり玉搬出用のコンベアの伸延方
向に2つのしゃり玉を隣り合わせて並べた状態で搬出す
べく、コンベアの駆動量を大小2状態に交互に切り換え
ながらしゃり玉を搬出することにも特徴を有するもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のしゃり玉成形機は、しゃ
り供給部に供給されたしゃりを充分にほぐしながらしゃ
り分流部に送給し、しゃり分流部においてしゃりを複数
本の帯状に成形してしゃり玉成形部に送給し、しゃり玉
成形部において複数本の帯状となっているしゃりをそれ
ぞれ同時に定量毎に分割してしゃり玉形状に成形し、成
形されたしゃり玉をしゃり玉搬出部により搬出すべく構
成したものである。
【0015】詳細な構成については以下に示した実施例
に基づいて詳説する。
【0016】
【実施例】<第1実施例>第1実施例のしゃり玉成形機
Aを、 (1−1)しゃり玉成型機Aの概略 (1−2)しゃり供給部10について (1−3)しゃり分流部20について (1−4)しゃり玉成形部30について (1−5)しゃり玉搬出部40について (1−6)成形工程について (1−7)搬出形態について (1−8)ワサビ付け作業について (1−9)運転開始時の特別工程について (1−10)運転停止時の特別制御について の順番で、図面を用いながら説明する。
【0017】(1−1)しゃり玉成型機Aの概略 図1は第1実施例のしゃり玉成形機Aの斜視図であり、
図2は同しゃり玉成形機Aの断面図である。
【0018】図1において、1はしゃり玉成形機Aの機
枠である。機枠1上部には着脱自在の保温櫃2が留金具
3により機枠1に固定されており、同保温櫃2上部には
保温性を高めるための蓋体4が着脱自在に取着されてい
る。5はしゃり玉成形機Aの台座であり、同台座5には
脚体6が配設され、同脚体6先端にはキャスター7を取
り付けて移動可能としている(図2参照)。8はしゃり
玉成形機Aを制御する制御盤である。
【0019】41は成形されたしゃり玉Sを機枠1外に搬
出するためのコンベア、Lは同コンベア41上のしゃり玉
Sの存在を検知するセンサであり、しゃり玉Sがセンサ
Lから所定の距離以内の位置まで近づくと、同センサL
が作動してしゃり玉成形機A及びコンベア41の運転を停
止して、しゃり玉SがセンサLと衝突すること、また
は、コンベア41から落下することを防止すべく構成して
いる。
【0020】本実施例では、センサLは、図1に示すよ
うに、コンベア41の伸延方向上に設けているが、図19
の第2実施例のしゃり玉成形機Bに示すように、コンベ
ア71の側縁に設けてもよい。ただし、第2実施例のよう
にコンベア71の側縁に設けた場合には、コンベア71上の
しゃり玉Sを取り除く際にセンサLが邪魔になって作業
性を低下させることがある。また、センサLの伸延方向
に存在する物体によってセンサLの誤作動を生起するこ
とがある。さらに、一度センサLの前を通過したしゃり
玉Sを、何らかの理由により検知し損なった場合、コン
ベア71の停止を行うことができず、しゃり玉Sがコンベ
ア71より落下することがある。これらの理由によりセン
サLはコンベア41(71)の伸延方向上に設ける方が望まし
い。
【0021】本実施例では、しゃり玉成形機Aはしゃり
玉Sを2個づつ成形するものについて説明するが、3個
以上のしゃり玉Sを同時成形する場合には、その分だけ
装置を拡張すればよく、基本的な作業は2個の場合と同
じである。
【0022】図2に示すように、しゃり玉成形機Aは、
しゃり供給部10と、しゃり分流部20と、しゃり玉成形部
30と、しゃり玉搬出部40によって構成されている。
【0023】しゃり供給部10は保温櫃2を主体としてお
り、保温櫃2に入れられたしゃりRは、保温櫃2下部に
配設された回転羽根11及びほぐし棒12とによってほぐさ
れながらしゃり分流部20に送給される。
【0024】しゃり分流部20には、成形ホッパ21と、分
割壁22と、成形ローラ23と、送給ローラ24と、前支持壁
25と、後支持壁26と、中間支持壁27とが配設されてお
り、しゃり供給部10より送給されたしゃりRを成形ホッ
パ21によって均一に寄せ集めるとともに、分割壁22によ
って均等な2本の帯状のしゃりRに分割している。
【0025】2本の帯状に分割されたしゃりR,R は、前
支持壁25と中間支持壁27との間、及び、後支持壁26と中
間支持壁27との間にそれぞれ送給されるとともに、同前
支持壁25と中間支持壁27との間、及び、後支持壁26と中
間支持壁27との間において、外周面を対向させた状態に
配設された2個の成形ローラ23,23 間にそれぞれ送給さ
れ、同成形ローラ23,23 で左右より押圧することによっ
て、しゃり玉成形部30への送給が可能な形状に成形して
いる。送給ローラ24はしゃり玉成形部30へのしゃりRの
送給をガイドすべく配設しているものである。
【0026】しゃり玉成形部30は、図6〜12に示すよ
うに、分割シャッター31と、上側成形型32と、側面成形
型33,33 と、下側成形支持型34とによって構成されてお
り、しゃり分流部20より送給されたしゃりRを分割シャ
ッター31によって所定量毎に同時に分割するとともに、
分割されたしゃりRを下側成形支持型34及び側面成形型
33,33 によって受け止め、上側成形型32と、側面成形型
33,33 と、下側成形支持型34とによってしゃり玉形状に
押圧成形している。
【0027】成形されたしゃり玉Sは、下側成形支持型
34上面に載置されたまま同下側成形支持型34ごと降下
し、次いで、しゃり玉搬出部40の移送装置42によってし
ゃり玉Sを側方から押し出し、そのままコンベア41まで
水平摺動させることによってコンベア41上面に移送し、
コンベア41を駆動させてしゃり玉Sを機枠1外に搬出し
ている。
【0028】(1−2)しゃり供給部10について 図2を用いて、しゃり供給部10の説明を行う。しゃり供
給部10の構成は特開平8−280338号に開示された
ものと同じものを用いている。
【0029】図2において、13は漏斗状ホッパであり、
同ホッパ13の外周面にはヒーター14を粘着して、保温櫃
2内のしゃりRを人肌温度に保温可能としている。ま
た、15,15 は櫃内攪拌棒であり、一方にはしゃりRの自
重による塊化を防止する円錐状の塊防止体16を取付け、
ギヤ群gを介してモータM1により回転駆動可能としてい
る。
【0030】上述したように、11は保温櫃2の下端に取
り付けられたしゃりR降下用の回転羽根であり、前記ギ
ヤ群gを介してモータM1と連動連結している。また、各
回転羽根11,11 間にはほぐし棒12を配設しており、モー
タM1を駆動させることにより回転羽根11によってしゃり
Rを円滑に下方へ掻き下ろすとともに、ほぐし棒12によ
ってしゃりRを十分にほぐせるべく構成している。
【0031】本発明では新しく、モータM1に生起される
負荷電流を検知する検知回路(図示せず)を設けて、保
温櫃2内のしゃりRの量が少なくなることにより、モー
タM1に生起される負荷電流が所定値より小さくなったこ
とを検知して、ブザーや警告灯(図示せず)を用いてし
ゃりRの補給を促す警報を発するべく構成している。さ
らに、通常、生産性を高めるべくしゃり供給部10、しゃ
り分流部20、しゃり玉成形部30、しゃり玉搬出部40の各
作動において行っているクロスオーバーによるしゃりR
の供給や成形などの作業のクロスオーバーを停止させ、
時間あたりの生産量を低下させるべく構成している。
【0032】クロスオーバーを停止させることによっ
て、しゃり分流部20からしゃり玉成形部30へのしゃりR
の送給においてしゃりRが自然落下したとしても、しゃ
り玉成形部30の下側成形支持型34及び側面成形型33,33
がしゃりRを確実に受け止めることができ、しゃり玉成
形部30以外へのしゃりRの飛散を防止することができ
る。
【0033】また、生産量を低下させることによって保
温櫃2内のしゃりRの時間あたりの使用量を減らし、保
温櫃2内のしゃりRが少なくなることによって生じるし
ゃりRの自然落下自体を防止しながら成形作業を続ける
ことができ、さらに、その状態で新たなしゃりRを保温
櫃2に補給することができる。
【0034】特に、保温櫃2にしゃりRを補給した際
に、保温櫃2内に十分なしゃりRが残っている状態で供
給されることによって、しゃり供給部10からしゃり分流
部20へのしゃりRの送給ムラが生じることを防止するこ
とができ、米飯の密度が低く、重量の不足した不良のし
ゃり玉Sの生起を防止することができる。
【0035】保温櫃2内にしゃりRが補給され、モータ
M1の負荷電流が増加すると、クロスオーバーを再開し、
生産量を自動的に増加させるべく構成している。また、
クロスオーバーは、別途、制御盤8による制御によって
オン・オフを切り換えることもできる。
【0036】保温櫃2内のしゃりRの量を認識するため
に、本実施例ではモータM1に生起される負荷電流を検知
しているが、これに限定するものではなく、所定位置に
センサ等を配設することによって認識可能としてもよ
い。
【0037】(1−3)しゃり分流部20について 図3の正面図、図4の平面図、図5の側面断面図で示す
ように、しゃり分流部20は、成形ホッパ21と、分割壁22
と、4個の成形ローラ23と、4個の送給ローラ24と、前
支持壁25と、後支持壁26と、中間支持壁27とによって構
成されている。
【0038】図5に示すように、中間支持壁27の上部に
は断面略二等辺三角形状の分割壁22が形成されており、
しゃり供給部10より供給されたしゃりRを成形ホッパ21
によって寄せ集めるとともに、分割壁22によって2本の
帯状に分割し、前支持壁25と中間支持壁27との間、及
び、後支持壁26と中間支持壁27との間にそれぞれ送給す
べく構成している。
【0039】しゃり供給部10の回転羽根11及びほぐし棒
12とによって、しゃりRは十分にほぐされているので、
しゃりRを漏斗状の成形ホッパ21に挿通させることによ
って、米飯の密度にばらつきを生起することなく均一に
寄せ集めることができ、さらに、分割壁22によって均等
な分割を行うことができる。
【0040】図4及び図5に示すように、前支持壁25と
中間支持壁27との間、及び、後支持壁26と中間支持壁27
との間に送給されたしゃりRは、前支持壁25と中間支持
壁27との間、及び、後支持壁26と中間支持壁27との間に
外周面を対向させた状態に配設した2個の成形ローラ2
3,23 間に送給される。
【0041】成形ローラ23にはフランジ23p,23p が配設
しており、同フランジ23p,23p を配設した成形ローラ2
3,23 によってしゃりRを左右より押圧して横断面略六
角形状に成形することにより、しゃり玉成形部30への送
給が可能な帯状に成形している。
【0042】成形ローラ23,23 の外周面、及び、フラン
ジ23p,23p のしゃりRと接触する表面には一定ピッチで
多数の凹状溝23q,23q を刻設しており、同凹状溝23q,23
q によって、成形ローラ23,23 の外周面、及び、フラン
ジ23p,23p のしゃりRと接触する表面に凹凸を形成する
ことによって、しゃりRの成形及び送給を円滑に行うこ
とができるようにしている。
【0043】成形ローラ23,23 の下方には、同成形ロー
ラ23,23 によって帯状に成形されたしゃりRを挟持する
ように2つの送給ローラ24,24 が配設されており(図3
参照)、同送給ローラ24,24 によって帯状とされたしゃ
りRのしゃり玉成形部30への間欠的な送給を円滑に行う
べく構成している。
【0044】特に同送給ローラ24,24 の周面には複数の
係止歯24r を突設しており、しゃり玉成形部30へのしゃ
りRの送給が停止している際に、同係止歯24r によって
しゃりRを係止して支えるとともに、しゃり玉成形部30
への送給時には帯状のしゃりRをしゃり玉成形部30へ遅
滞なく送り出しながら送給すべく構成している。
【0045】送給ローラ24,24 を配設することによっ
て、しゃり玉成形部30へのしゃりRの送給が停止してい
る際に、成形ローラ23,23 としゃり玉成形部30との間に
おいてしゃりRが自重により下方に下がり、帯状となっ
ているしゃりR中の密度が不均一になって、その後成形
されるしゃり玉Sの重量にバラツキが生起されることを
防止するができる。
【0046】中間支持壁27を挟んで隣り合っている成形
ローラ23,23 及び送給ローラ24,24は、それぞれ同軸の
回転軸28,29 によって連結されており、図2に示すよう
に、同回転軸28,29 を後支持壁26の裏面側に引き出し
て、適宜配設されたギヤ(図示せず)を介して駆動モー
タM2と連動連結させることによって、しゃり玉成形部30
及びしゃり供給部10と連動して作動すべく構成してい
る。
【0047】(1−4)しゃり玉成形部について しゃり玉成形部30は、図6〜図12に示すように、しゃ
り分流部20の下方に配設されており、水平摺動する左右
一対の分割シャッター31,31 と、同じく水平摺動する左
右一対の上側成形型32,32 と、同じく水平摺動する左右
一対の側面成形型33,33 と、上下摺動する2つの下側成
形支持型34,34 とによって構成されている。特に、分割
シャッター31,31 、上側成形型32,32 及び側面成形型3
3,33 は、図13に底面図で示すように、成形ユニット3
0' に組み込まれている。
【0048】上側成形型32の後端には連結軸32s を介し
て係合受け部32r が配設されており、同係合受け部32r
と上摺動操作レバー32p の係合突起32q とを係合させ、
同上摺動操作レバー32p を回動運動させることによって
上側成形型32を水平摺動させるべく構成している。
【0049】また、分割シャッター31は、その後端部に
おいて上側成形型32の連結軸32s に挿貫されるととも
に、分割シャッター31の後端部と上側成形型32の後端部
とが当接状態となるように分割シャッター用バネ32t に
よって付勢されて連結軸32s に配設されている。従っ
て、上摺動操作レバー32p の回動運動に連動した上側成
形型32の水平摺動に連動して、分割シャッター31も水平
摺動すべく構成されている。
【0050】側面成形型33の後端にも連結軸33s を介し
て係合受け部33r を配設しており、同係合受け部33r と
下摺動操作レバー33p の係合突起33q とを係合させ、下
摺動操作レバー33p を回動運動させることによって側面
成形型33を水平摺動させるべく構成している。
【0051】また、成形されるしゃり玉Sの左右側面で
はなく前後側面を成形可能とするために、左右一対の側
面成形型ガイド体35,35 を配設している。同側面成形型
ガイド体35,35 は、それぞれ側面成形型33の連結軸33s
によって挿貫されるとともに、ガイド体用バネ33t によ
って側面成形型ガイド体35と側面成形型33とが当接状態
となるべく付勢されて連結軸33s に配設され(図13参
照)、下摺動操作レバー33p の回動運動に連動した側面
成形型33の水平摺動に連動して、水平摺動すべく構成さ
れている。
【0052】側面成形型ガイド体35には、側面成形型33
を嵌入させる側面成形型用凹部38が形成されており、側
面成形型33を半包囲状態に取り囲むとともに、側面成形
型用凹部38の凹部先端部分がしゃり玉Sの前後側面の成
形を行うべく構成している。
【0053】側面成形型33が側面成形型用凹部38に半包
囲状態された状態に配設されていることによって、側面
成形型33はその水平摺動を側面成形型用凹部38により規
制されるので、寸法的なずれのない状態で安定的に側面
成形型33を水平摺動させることができる。
【0054】成形ユニット30' の側面壁36,36 には、側
面成形型ガイド体35,35 の水平摺動を補助すべく、側面
成形型ガイド体摺動溝37,37 が設けられており、同側面
成形型ガイド体摺動溝37,37 に沿って側面成形型ガイド
体35,35 を水平摺動させるべく構成している。
【0055】上述した上摺動操作レバー32p 及び下摺動
操作レバー33p の回動運動は、図14に示すように、上
摺動操作レバー32p と下摺動操作レバー33p とを同一の
回動軸39によって軸支し、上摺動操作レバー32p 及び下
摺動操作レバー33p に設けた上摺動操作レバー用転子32
w 及び下摺動操作レバー用転子33w を、上摺動操作レバ
ー用カム32u 及び下摺動操作レバー用カム33u に当接さ
せることによって行うべく構成している。ただし、分割
シャッター31,31 、上側成形型32,32 及び側面成形型3
3,33 の水平摺動の作動方法は、本実施例の方法に限定
するものではなく、後述するタイミングで水平摺動させ
ることができるならばどのような方法を用いてもよい。
【0056】(1−5)しゃり玉搬出部について 図14を用いてしゃり玉搬出部40の構成について説明す
る。
【0057】しゃり玉搬出部40は、成形されたしゃり玉
Sを機枠1へ搬出するコンベア41と、下側成形支持型34
上面に載置されているしゃり玉Sをコンベア41まで移送
する移送装置42とによって構成されている。
【0058】移送装置42は、下側成形支持型34の最下位
置と同じ高さに配設された支持台43と、同支持台43上面
を水平摺動して下側成形支持型34上のしゃり玉Sをコン
ベア41まで押進させる水平押出体44と、同水平押出体44
の摺動運動の方向を規制するとともに構造的な補強のた
めに設けたカバー体45と、水平押出体44及びカバー体45
を水平摺動させる回動アーム46と、同回動アーム46を回
動させる回動軸47とによって構成している。
【0059】回動軸47を回動させる機構はどのような機
構であってもよく、本実施例では駆動モータ(図示せ
ず)に連動連結されたカム機構(図示せず)を用い、し
ゃり玉成形部30と連動して回動させるべく構成してい
る。
【0060】カバー体45には突起用開口45p が形成され
ており、水平押出体44に突設した押出体用突起44q を同
突起用開口45p より突出させている。また、カバー体45
にもカバー体用突起45q が突設されており、回動アーム
46に形成した係止溝46p に押出体用突起44q とカバー体
用突起45q とを挿通している。従って、図15に示すよ
うに、回動アーム46の回動に連動して水平押出体44及び
カバー体45を水平摺動させることができ、下側成形支持
型34上面にあるしゃり玉Sを水平押出体44で押し出しす
ことによって、コンベア41上面まで移送することができ
る。
【0061】下側成形支持型34とコンベア41との間の支
持台43上面には、複数の溝43r を刻設している。同溝43
r を形成することによって、支持台43上を水平押出体44
に押されて摺動するしゃり玉Sと支持台43との摩擦抵抗
を減少させることができ、しゃり玉Sをスムーズにコン
ベア41に移送することができる。また、同溝43r をしゃ
り玉Sの移送方向と平行に刻設することによって、溝43
r に規制されながらしゃり玉Sを摺動させることがで
き、移送ミスが生じることを防止することができる。
【0062】さらに、支持台43のうち、図6に示すよう
に、コンベア41と重なる部分においては、コンベア41上
に位置する支持台43の厚みを薄くすることによって、同
支持台43からコンベア41への段差を小さくし、しゃり玉
Sのコンベア41への移送がスムーズに行えるように構成
している。
【0063】また、水平押出体44のしゃり玉Sと当接す
る部分にはしゃり玉保持凹部48を形成し、同しゃり玉保
持凹部48によってしゃり玉Sを半包囲した状態で押し出
すことにより、確実にしゃり玉Sを摺動させ、移送でき
るようにしている。
【0064】特に、図16に示すように、しゃり玉保持
凹部48を移送方向に対して傾斜状態に形成しておくこと
によって、水平押出体44により押し出されるしゃり玉S
を、しゃり玉保持凹部48に形成した傾斜に合わせて傾け
た状態で摺動させることができるので、支持台43とコン
ベア41との段差によるしゃり玉Sの転倒を防止すること
ができ、支持台43からコンベア41へのしゃり玉Sの移送
をさらにスムーズに行うことができる。
【0065】さらに、図17に示すように水平押出体44
を一体物とせず、各下側成形支持型34毎の複数の水平押
出体44,44 をカバー体45内に並べて配設し、それぞれ突
起用開口45p,45p より突出させた押出体用突起44q,44q
を配設して回動アーム46の回動により水平摺動すべく構
成しておくことによって、回動中心から各押出体用突起
44q,44q までの距離の差に応じて各水平押出体44,44 の
摺動移動距離をそれぞれ異ならせ、しゃり玉Sを千鳥状
に搬出すべく構成してもよい。
【0066】しゃり玉Sを千鳥状に搬出することによっ
て、隣り合ったしゃり玉Sが邪魔になることがなく、各
しゃり玉Sに寿司ネタの載置を容易に行うことができる
とともに、寿司ネタの載置されたしゃり玉Sをコンベア
41から容易に取り去ることができる。
【0067】(1−6)成形工程について 図6〜図12を用いてしゃり玉Sの成形工程について説
明する。図7〜図12においては、各部分の動作状態を
明瞭に示すために、動作の説明に不用な部分の符号の記
載を省略している。必要ならば図6を参照されたい。
【0068】<第1工程>図6は、しゃり分流部20から
しゃり玉成形部30にしゃりR,R の送給を行う第1工程を
示しているものである。
【0069】第1工程では、しゃり玉S,S をコンベア41
上に移送した水平押出体44及びカバー体45を作動前位置
に戻し、上摺動操作レバー32p,32p を回動させることに
よって分割シャッター31,31 を開き、次いで、しゃり分
流部20の成形ローラ23,23 及び送給ローラ24,24 を回転
させることによって、所定量のしゃりR,R をしゃり玉成
形部30に送給している。
【0070】<第2工程>図7は、しゃり玉成形部30に
送給されたしゃりR,R の分割を行う第2工程を示してい
るものである。
【0071】しゃり分流部20による所定量のしゃりR,R
の送給後、下側成形支持型34,34 を上昇させるととも
に、下摺動操作レバー33p,33p の回動によって側面成形
型33,33 及び側面成形型ガイド体35,35 を側面成形型ガ
イド体35,35 同士が当接状態となるまで摺動させ、下側
成形支持型34,34 と側面成形型33,33 とによってしゃり
R,R を受け止める空間を形成する。
【0072】次いで、上摺動操作レバー32p,32p を回動
させて上側成形型32,32 及び分割シャッター31,31 を水
平摺動させ、分割シャッター31,31 同士を当接させるこ
とによって、2本の帯状となっているしゃりR,R より所
定量のしゃりR,R をそれぞれ同時に分割する。分割され
たしゃりR,R は、下側成形支持型34と側面成形型33,33
とによって形成される空間によって受け止められる。
【0073】このとき、しゃり分流部20の成形ローラ2
3,23 及び送給ローラ24,24 の回転は停止している。
【0074】<第3工程>図8は、分割シャッター31,3
1 によるしゃりR,R の分割後、さらに上摺動操作レバー
32p,32p を回動させることによって上側成形型32,32 同
士を当接させて、しゃり玉R,R の上面部分の成形を行う
型とする第3工程を示しているものである。
【0075】<第4工程>図9は、しゃり玉S,S の押圧
成形を行う第4工程を示しているものである。
【0076】上側成形型32,32 同士を当接させた後、下
側成形支持型34,34 を上昇させることによってしゃりR,
R を上下方向に押圧するとともに、下摺動操作レバー33
p,33p をさらに回動させることによって側面成形型33,3
3 によりしゃりR,R を左右方向より押圧し、しゃり玉S,
S 形状に成形している。
【0077】上側成形型32,32 、下側成形支持型34,34
、及び、側面成形型33,33 のしゃり玉Sとの当接面に
は、しゃりR,R を手で握った形状と略同一な形状に成形
可能とすべく、所要の形状の型が形成されている。
【0078】<第5工程>図10は、しゃり玉S,S の押
圧成形の解除された第5工程を示しているものである。
【0079】押圧によるしゃり玉S,S の成形後、下側成
形支持型34,34 をやや降下させるとともに、上摺動操作
レバー32p,32p 及び下摺動操作レバー33p,33p とをそれ
ぞれ逆方向に回動させることによって、上側成形型32,3
2 、側面成形型33,33 及び側面成形型ガイド体35,35 を
引き戻し、しゃり玉S,S を下側成形支持型34,34 上面に
載置させた状態とする。
【0080】下側成形支持型34,34 を降下させながら上
側成形型32,32 及び側面成形型33,33 を引き戻すことに
よって、成形されたしゃり玉S,S からの上側成形型32,3
2 及び側面成形型33,33 の引き離しの際に、しゃり玉S,
S が下側成形支持型34,34 からずれることなく引き離す
ことができる。
【0081】このとき、上摺動操作レバー32p,32p の逆
方向への回動による上側成形型32,32 の引き戻しは、分
割シャッター用バネ32t により付勢されている分割シャ
ッター31,31 を引き戻さない程度の引き戻し量としてい
る。
【0082】<第6工程>図11は、下側成形支持型3
4,34 を最下位置に引き戻すことによって、しゃり玉S,S
をしゃり玉搬出部40へ移送する第6工程を示している
ものである。
【0083】<第7工程>図12は、しゃり玉S,S のコ
ンベア41への移送を行う第7工程を示しているものであ
る。
【0084】下側成形支持型34,34 が最下位置に達する
と、回動軸47が回動されることによって回動アーム46は
水平押出体44及びカバー体45を支持台43上面に沿って水
平摺動させ、水平押出体44により下側成形支持型34,34
上のしゃり玉S,S をコンベア41上まで摺動させて移送し
ている。
【0085】コンベア41上に移送されたしゃり玉Sはコ
ンベア41を駆動させることによって、機枠1外に搬出さ
れる。下側成形支持型34上のしゃり玉S,S をコンベア41
上まで移送した後、第1工程に戻る。
【0086】(1−7)搬出形態について 図15に示したように、移送装置42の水平押出体44によ
ってコンベア41上に移送されたしゃり玉Sは、コンベア
41を駆動させることによって機枠1外に搬出されるが、
コンベア41の駆動状態を制御することによって、次のよ
うに数種類の搬出形態を実現することができる。搬出形
態の切り換えは、制御盤8での選択により行われる。
【0087】<非連続モード>1回のしゃり玉成形部30
の作動により1組のしゃり玉S(本実施例では2個)を
形成してコンベア41に移送するとともに、しゃり供給部
10、しゃり分流部20、及び、しゃり玉成形部30の作動を
停止させ、成形されたしゃり玉SがセンサLにより検知
されるまでコンベア41を駆動させ、センサLの検知によ
ってコンベア41を停止させる搬出形態を非連続モードと
呼ぶ。
【0088】同モードでは、センサL前のしゃり玉Sが
取り除かれると、しゃり供給部10と、しゃり分流部20
と、しゃり玉成形部30とがそれぞれ再始動され、新たに
1組のしゃり玉Sを成形してコンベア41に移送して停止
し、センサLによるしゃり玉Sの検知によってコンベア
41を停止させる作業を繰り返す。
【0089】しゃり玉Sを多量に成形する必要がない場
合に、本非連続モードとすることによって、できるだけ
しゃり供給部10においてしゃりRを保持しておくことが
でき、しゃりRの温度の低下や乾燥を防止することがで
きる。
【0090】<連続モード>しゃり玉成形部30の連続作
動により連続的に形成される1組のしゃり玉Sのコンベ
ア41への移送毎に、コンベア41を所定量だけ駆動させて
停止させる作業を繰り返す搬出形態を連続モードと呼
ぶ。
【0091】同連続モードでは、図1に示すように、し
ゃり玉Sはコンベア41上に所定間隔に並べられた状態で
搬出され、しゃり玉SがセンサLによって検知された場
合に、しゃり供給部10、しゃり分流部20、しゃり玉成形
部30、及び、コンベア41の駆動を停止させる。
【0092】センサL前のしゃり玉Sが取り除かれる
と、しゃり供給部10、しゃり分流部20、しゃり玉成形部
30、及び、コンベア41とをそれぞれ再始動させ、しゃり
玉Sの成形作業を再開する。
【0093】しゃり玉Sを多量に成形する必要がある場
合に本連続モードとすることによって、連続的にしゃり
玉Sを成形することができるので作業効率を高めること
ができる。特に、場合によってはセンサLの検知を遮断
して、センサLによる停止を生じないようにした無停止
連続モードとすることによって、しゃり玉Sの成形作業
の停止にともなうロス時間の発生をなくし、さらに作業
効率を高めることができる。
【0094】<対搬出モード>連続モードと同様に、し
ゃり玉成形部30の連続作動により連続的に形成される1
組のしゃり玉Sのコンベア41への移送毎に、コンベア41
を駆動させて停止させるが、図18に示すように、コン
ベア41の駆動量を大小2状態に交互に切り換える、特に
駆動量の小さい場合にはコンベア41をしゃり玉S1個分
程度を移動させる駆動量とすることによって、コンベア
41の伸延方向の前後にしゃり玉Sを隣り合わせに並べて
対とした状態で搬出する搬出形態を対搬出モードと呼
ぶ。
【0095】同対搬出モードでは、しゃり玉Sを前後に
対とした状態で搬出することができるので、同しゃり玉
Sに寿司ネタをのせるだけでにぎり寿司としてすぐに客
に提供することができ、体裁を整えるために不必要にし
ゃり玉Sを並べ替える必要がなく、作業効率を向上させ
ることができる。
【0096】また、同一長さのコンベア41において、連
続モードよりも多くのしゃり玉Sをコンベア41上に載置
することができるので、さらに作業効率を向上させるこ
とができる。
【0097】(1−8)ワサビ付け作業について 第1実施例のしゃり玉成形機Aでは、ワサビ付けも行え
るように、図1に示すように、しゃり玉成形部30及びし
ゃり玉搬出部40と連動して駆動すべく構成したワサビ付
け装置Fを配設し、コンベア41上のしゃり玉Sにワサビ
を塗布すべく構成している。
【0098】同ワサビ付け装置Fは、電磁弁(図示せ
ず)あるいはチューブポンプ(図示せず)を配設してワ
サビを送出可能としたワサビタンク(図示せず)と、同
電磁弁あるいはチューブポンプに接続されたワサビ送給
チューブf2と、同ワサビ送給チューブf2先端に配設され
た塗布体f1と、同塗布体f1を保持する塗布体支持板f3と
によって構成されている。
【0099】塗布体f1は、コンベア41上を搬出されるし
ゃり玉Sの通過位置に対応させて塗布体支持板f3に配設
されており、コンベア41の駆動量を調整して塗布体f1の
下方にしゃり玉Sを停止させ、塗布体支持板f3を下動さ
せることによって塗布体f1をしゃり玉Sに当接させ、電
磁弁あるいはチューブポンプの駆動によりワサビを吐出
させて塗布を行っている。塗布体支持板f3は、しゃり玉
成形部30及びしゃり玉搬出部40の移送装置42を駆動させ
ている駆動部(図示せず)と連動連結して上下動すべく
構成している。
【0100】従って、塗布体支持板f3は、しゃり玉成形
部30及びしゃり玉搬出部40の移送装置42を駆動毎に必ず
上下動を行うので、しゃり玉Sにワサビ付けを行わない
場合には、制御盤8で「ワサビ付けなし」を選択するこ
とにより、電磁弁あるいはチューブポンプの駆動を停止
させるとともに、塗布体f1の下方位置よりずらせてしゃ
り玉Sを停止させるべく、制御部によってコンベア41の
駆動量を切り換えるように構成している。
【0101】塗布体支持板f3の下動時に、下方にしゃり
玉Sが位置していないことによって、塗布体f1表面に付
着しているワサビがしゃり玉Sに転移することがなく、
子供などのようにワサビを拒絶する客に対しても、安心
してワサビの全く付着していないしゃり玉Sからなる寿
司を提供することができる。
【0102】特に、第1実施例のしゃり玉成型機Aで
は、通常、ワサビ付きのしゃり玉Sを大量成形している
途中において、制御盤8で「ワサビ付けなし」を選択す
るだけで任意にワサビ付けなしのしゃり玉を成形するこ
とができるので、使い勝手を向上させることができる。
【0103】(1−9)運転開始時の特別工程について 第1実施例のしゃり玉成形機Aでは、運転開始時に同し
ゃり玉成形機Aを異常停止させることなく確実に作動さ
せるとともに、最初から良品のしゃり玉Sを成形可能な
ように、コンベアチェック作動及びしゃり初期送給作動
をすべく構成している。
【0104】<コンベアチェック作動について>コンベ
アチェック作動は、運転開始時にコンベア41上に何もな
いことを確認するために行うものである。
【0105】制御盤8の運転スタートボタン(図示せ
ず)を押して運転を開始すると、先ず、コンベア41が、
同コンベア41を半回転させるのに相当する時間だけ駆動
される。
【0106】仮にコンベア41上に何らかの物体がある
と、センサLに検知されてコンベア41は停止し、同物体
を取り除くことによってコンベア41は再度駆動し、所定
時間の駆動後、コンベア41上には何もないと判断してコ
ンベア41は停止し、しゃり供給部10によるしゃり分流部
20へのしゃりRの送給を開始する。この作動のことをコ
ンベアチェック作動と呼ぶ。
【0107】同コンベアチェック作動は、作業開始時だ
けでなく、(1−7)で説明した搬出形態のモードを変
更した際にも、各モード間で実施され、コンベア41上に
何もないことを確認してから新しい搬出モードでの成形
作業を実施する。
【0108】コンベアチェック作動をすることによっ
て、コンベア上に存在する物体(通常はしゃり玉S)に
より不用意にセンサLが作動してしゃり玉成型機Aが停
止することを防止することができる。
【0109】<しゃり初期送給作動について>運転開始
時には、しゃり分流部20及びしゃり玉成形部30には全く
しゃりRが存在していないので、その状態でしゃり玉S
の成形を始めると、成形当初のしゃり玉Sは、しゃりR
の重量の小さい不良のしゃり玉Sとなることが多い。ま
た、最初にしゃりRの重量が小さくなっていると、その
ままその重量の小さい状態を補正することができず、重
量不足による不良のしゃり玉Sをつくり続けることとな
る。
【0110】従って、図6〜図12に示すように、しゃ
り分流部20の上流側に、しゃり検知センサTを設けてお
き、同しゃり検知センサTが、しゃり分流部20に溜まっ
たしゃりRを検知して初めてしゃり分流部20及びしゃり
玉成形部30を駆動させるべく構成している。
【0111】すなわち、運転開始時にはしゃり供給部10
のみを作動させしゃり分流部20にしゃりRを送給し、し
ゃり分流部20では回転の停止している成形ローラ23,23
によって送給されたしゃりRを受け止めることによっ
て、しゃり分流部20内にしゃりRを溜め(この作業をし
ゃり初期送給作動という)、しゃりRが溜まったことを
しゃり検知センサTが検知することによって、しゃり分
流部20の成形ローラ23,23 及びしゃり玉成形部30の作動
が開始される。
【0112】従って、しゃり玉成形部30には、運転開始
当初からしゃり玉Sの成形に十分な量のしゃりRがしゃ
り分流部20より送給されるので、最初から所要の重量を
有するしゃり玉Sを成形することができ、重量不足によ
る不良しゃり玉Sの発生を防止することができる。
【0113】しゃり検知センサTの検知により制御され
るしゃり初期送給作動は、運転開始時にのみ限定して行
うだけでなく、必要に応じてしゃり玉成形機Aの作動途
中において随時行うべく構成してもよい。
【0114】(1−10)運転停止時の特別制御につい
て 第1実施例のしゃり玉成形機Aでは、運転停止時にしゃ
り分流部20及びしゃり玉成形部30に存在するしゃりRが
冷え固まり、さらに乾燥することによって、再始動時に
しゃり分流部20及びしゃり玉成形部30においてしゃりR
が詰まり、しゃり玉Sの成形を行うことができず、詰ま
ったしゃりRを取り除くべく分解除去する必要があっ
た。
【0115】そこで、運転を停止する際には、制御盤8
の操作によりしゃり供給部10の作動を強制的に停止さ
せ、しゃり分流部20としゃり玉成形部30、及び、しゃり
玉搬出部40を作動させることによって、しゃり分流部20
及びしゃり玉成形部30にあるしゃりRを排出させ、同し
ゃり分流部20及びしゃり玉成形部30を空状態として停止
させるべく構成している。
【0116】<第2実施例>第2実施例のしゃり玉成形
機Bを、 (2−1)しゃり玉成型機Bの概略 (2−2)しゃり分流部50について (2−3)しゃり玉成形部60について (2−4)成形工程について (2−5)搬出工程について (2−6)しゃり玉成型機Bの機構部について の順番で、図面を用いながら説明する。
【0117】(2−1)しゃり玉成型機Bの概略 図19は第2実施例のしゃり玉成形機Bの斜視図であ
り、図20は同しゃり玉成形機Bの断面図である。基本
構成は第1実施例と同じであるので、第1実施例と同一
部分については同一符号を用いる。
【0118】図19において、1はしゃり玉成形機Bの
機枠である。機枠1上部には脱着自在の保温櫃2が留金
具3により機枠1に固定されており、同保温櫃2上部に
は保温性を高めるための蓋体4が脱着自在に取着されて
いる。
【0119】5はしゃり玉成形機Bを支える台座であ
り、同台座5には脚体6が配設され、同脚体6先端には
キャスター7を取り付け(図20参照)、移動可能とし
ている。9は台座5下方に突出した機構部を防護するた
めの防護壁であり、8はしゃり玉成形機Bを制御する制
御盤である。71は成形されたしゃり玉Sを機枠1外に搬
送するためのコンベア、Lは同コンベア71上のしゃり玉
Sの存在を検知するセンサである。同センサLによって
しゃり玉Sが検知されると、しゃり玉成形機B及びコン
ベア71の運転を停止し、しゃり玉Sがコンベア71から落
下することを防止すべく構成している。
【0120】本実施例でも第1実施例同様に、しゃり玉
成形機Bはしゃり玉Sを2個づつ成形するものについて
説明するが、3個以上のしゃり玉Sを同時成形する場合
には、その分だけ装置を拡張すればよく、基本的な作業
の流れは2個の場合と同じである。
【0121】図20に示すように、しゃり玉成形機A
は、しゃり供給部10と、しゃり分流部50と、しゃり玉成
形部60と、しゃり玉搬出部70とによって構成されてい
る。
【0122】しゃり供給部10は第1実施例と同じであ
り、漏斗状ホッパ13の外周面にヒーター14を粘着して保
温櫃2内のしゃりRを人肌温度に保温可能とし、ギヤ群
gを介してモータM1に連動連結された櫃内攪拌棒15,15
及び円錐状の塊防止体16によって、しゃりRの自重によ
る塊化を防止するとともに、保温櫃2の下端に取り付け
た回転羽根11,11 及びほぐし棒12によって、しゃりRを
ほぐしながらしゃり分流部50に送給している。
【0123】同しゃり供給部10にもモータM1に生起され
る負荷電流を検知する検知回路(図示せず)を設けてお
り、保温櫃2内のしゃりRの量が少なくなった際に、し
ゃり供給部10、しゃり分流部50、しゃり玉成形部60、し
ゃり玉搬出部70の各作動において行っているクロスオー
バーを停止させるべく構成している。
【0124】しゃり分流部50は、送給ホッパ51と、送給
ローラ52と、分割ローラ53と、前支持壁54と、後支持壁
55とによって構成されており、しゃり供給部10より供給
されたしゃりRを、送給ホッパ51と送給ローラ52とによ
って1本の幅太の帯状に成形しながら下方に送給し、次
いで、幅太の帯状となっているしゃりRを、分割ローラ
53によって2本の帯状のしゃりR,R に分割成形して、し
ゃり玉成形部60に送給している。
【0125】しゃり玉成形部60は、開口形状がしゃり玉
Sの平面視形状と略同一である貫通孔62(図24参照)
を2つ並設した成形枠63と、しゃりRを切離分割する分
割シャッター64と、しゃり玉形状に成形するための上側
成形型65と、下側成形型66(図25〜31参照)と、さ
らに、4個の成形枠63を配設したターンテーブル61とに
よって構成されている。
【0126】ただし、ターンテーブル61に配設される成
形枠63の数は4個に限定するものではなく、ターンテー
ブル61の間欠回転に合わせた複数個の成形枠63を配設し
てもよい。
【0127】しゃり分流部50によって2本の帯状に成形
されたしゃりR,R は、それぞれ成形枠63の貫通孔62に送
入される。
【0128】貫通孔62の下端には下側成形型66を配設さ
せておき、貫通孔62に送入されたしゃりRを分割シャッ
ター64で分割し、下側成形型66によって分割されたしゃ
りRを受け止めた後、上側成形型65を閉じてしゃり玉S
の上面形状の型枠とし、下側成形型66がしゃりRを載置
させたまま貫通孔62を上方に押し上がり、上側成形型65
と下側成形型66間でしゃりRを押圧することによってし
ゃり玉Sに成形している。
【0129】その後、しゃり玉形状に成形されたしゃり
玉Sは成形枠63によって保持され、成形枠63を配設して
いるターンテーブル61が90°回転することによって、
しゃり玉Sを保持している成形枠63をしゃり玉搬出部70
のコンベア71の上方に位置させるとともに、しゃり玉押
出体72により成形枠63内のしゃり玉Sを上方から押し落
すことによって、コンベア71上にしゃり玉Sを載置さ
せ、機枠1 外へ搬出している。
【0130】(2−2)しゃり分流部50について 図21に正面図で、図22に平面図で、図23に側面断
面図で示すように、しゃり分流部50は、送給ホッパ51
と、2つの送給ローラ52,52 と、2つの分割ローラ53,5
3 と、前支持壁54と、後支持壁55とによって構成されて
いる。
【0131】しゃり供給部10より供給されたしゃりRは
回転羽根11及びほぐし棒12とによって十分にほぐされて
おり、漏斗状となっている送給ホッパ51によって密度に
ばらつきを生起することなく均一に寄せ集めながら、前
支持壁54と後支持壁55との間に配設された送給ローラ5
2,52 に送給され、同送給ローラ52,52 によって1本の
帯状に成形される。
【0132】送給ローラ52,52 にはフランジ52p,52p を
配設しており、さらに、送給ローラ52,52 の外周面及び
フランジ52p,52p の表面には一定ピッチで多数の凹状溝
52q,52q を刻設しており、同凹状溝52q,52q によって送
給ローラ52,52 の外周面、及び、フランジ52p,52p のし
ゃりRと接触する表面に凹凸を形成し、しゃりRの成形
及び送給を円滑に行うことができるようにしている。
【0133】送給ローラ52,52 の下方には分割ローラ5
3,53 を配設している。同分割ローラ53は分割歯56と、
送給補助ローラ57,57 とにより構成され、等幅の2つの
送給補助ローラ57,57 間に、略円形の回転歯である分割
歯56を介設した状態としている。
【0134】分割ローラ53,53 に送給された1本の帯状
のしゃりRは、分割歯56,56 によって均等に2分割さ
れ、その後、前支持壁54と、後支持壁55と、分割歯56,5
6 の側面と、送給補助ローラ57,57 とで囲まれた空間に
よって押圧成形されることによって2本の帯状としてい
る。
【0135】分割ローラ53,53 は、分割歯56,56 の先端
どうしが略接触状態となるように、しゃり分流部50に配
設されており、さらに、しゃりRの分割が行いやすいよ
うに分割歯56,56 の側面にはテーパが形成されていると
ともに、周方向に沿ってなだらかな凹凸を形成すること
によって、しゃりRの流れを阻害することなく、2本の
帯状のしゃりR,R に均等に分割することができる。
【0136】また、送給補助ローラ57,57 の周面には、
送給ローラ52,52 周面に刻設した凹状溝52q,52q と同様
に、凹状溝57q を一定ピッチで多数刻設しておき、帯状
のしゃりR,R の送給を円滑に行うべく構成している。
【0137】送給ローラ52,52 及び分割ローラ53,53 の
回転軸58,58,59,59 は、それぞれ前支持壁54及び後支持
壁55に回転自在に取着されており、さらに、同回転軸5
8,58,59,59 を後支持壁55の背面側に引き出し、ギヤ群
(図示せず)を介してモータM3(図20参照)に連動連
結させることによって、それぞれ所要の方向に回転させ
るべく構成し、さらに、しゃり供給部10及びしゃり玉成
形部60と連動して作動すべく構成している。
【0138】しゃり分流部50において2本の帯状に成形
されたしゃりRは、しゃり玉成形部60に送給される。
【0139】(2−3)しゃり玉成形部について しゃり玉成形部60は、図24に示すように、4個の成形
枠63をそれぞれ所要の位置に配設したターンテーブル61
と、図25に示すように、それぞれ水平摺動する左右一
対の分割シャッター64,64 と上側成形型65,65 と、上下
方向に摺動自在に配設された下側成形型66,66 とによっ
て構成されている。
【0140】成形枠63には、しゃり分流部50によって2
本の帯状となったしゃりRをそれぞれ送入可能とした2
つの貫通孔62を設ており、さらに、同貫通孔62の形状
は、平面視において角が丸まった略矩形状として、寿司
職人がしゃりをにぎった際にできるしゃり玉Sの平面視
形状と略同一な形状としている。
【0141】また、上側成形型65,65 の下面、および、
下側成形型66,66 の上面にも、しゃり玉Sの形状に対応
した型を設けておくことにより、上側成形型65,65 と、
下側成形型66,66 とによるしゃりRの押圧によって、所
要のしゃり玉Sの形状に成形することができるべく構成
している。
【0142】ターンテーブル61は、成形されたしゃり玉
Sをしゃり玉成形部60から搬出させる装置となってお
り、作業の効率性を考えて円形であるターンテーブル61
を90°づつ回転させながら作業を行うように構成して
いる。
【0143】ここでは、ターンテーブル61を90°づつ
回転させるべく構成しているが、90°に限定するもの
ではなく、その他の角度のものであってもよい。その場
合、搬出用のコンベア71の配設位置も、当然、本実施例
と異なっていてもよい。
【0144】成形枠63のターンテーブル61への取付け
は、図7に示すように、内部にバネを有して伸縮可能と
した伸縮体e,e を両側に配設した成形枠63を、伸縮体e,
e の一端においてネジを用いてターンテーブル61に取り
付けている。従って、成形枠63は伸縮体e,e によってタ
ーンテーブル61に対して上下に摺動可能となっている。
【0145】図24において、平面視略U字状となって
いる支持板68は成形枠63を上下に摺動させるためのもの
であり、成形枠63の下側端部と当接しており(図20参
照)、支持板68を上下動させることによって、支持板の
上面に載置された状態となっている成形枠63を上下摺動
させるべく構成している。
【0146】分割シャッター64,64 は、水平摺動可能に
配設された2枚の平板によって構成されており、一度の
開閉で2本の帯状しゃりR,R を同時に切断分離すべく配
設している。
【0147】上側成形型65,65 は、分割シャッター64,6
4 の下面側に、分割シャッター64,64 と同様にそれぞれ
左右一対に設けており、水平摺動可能に配設している。
【0148】分割シャッター64,64 及び上側成形型65,6
5 の水平摺動機構は、図24に示すように、分割シャッ
ター用カム81,81 及び上側成形型用カム82,82 によって
制御されており、同カム81,82 の動きを、分割シャッタ
ー用回動アーム83,83 及び上側成形型用回動アーム84,8
4 の一端に配設した転子85,85,86,86 を介して受けてい
る。
【0149】分割シャッター用回動アーム83,83 及び上
側成形型用回動アーム84,84 は、その中途部分におい
て、同一の軸を回動軸87として、回動自在にしゃり玉製
造機Bの機体1に取り付けられており、さらに、分割シ
ャッター用回動アーム83及び上側成形型用回動アーム84
の他端において、それぞれ分割シャッター64,64 及び上
側成形型65,65 と、接続用転子88,88,89,89 により回動
自在に接続することによって、分割シャッター64,64 及
び上側成形型65,65 を水平摺動させるべく構成してい
る。
【0150】分割シャッター64,64 及び上側成形型65,6
5 の水平摺動は、上述したような分割シャッター用カム
81,81 及び上側成形型用カム82,82 による制御に限定す
るものではなく、その他の機構により以下において説明
するタイミングで水平摺動すべく構成してもよい。
【0151】(2−4)成形工程について 図25〜図31を用いて、しゃり玉成形機Bにおけるし
ゃり玉Sの成形工程について説明する。
【0152】<第1工程>図25は、第1工程を示して
いるものである。
【0153】第1工程では、まず、分割シャッター64,6
4 を閉じておき、しゃりRの降下を押し止めた状態でタ
ーンテーブル61を90°回転させ、貫通孔62,62 が空で
ある成形枠63をしゃり分流部50の下方に配置させる。
【0154】このとき、下側成形型66,66 は、ターンテ
ーブル61及び成形枠63の回転移動を阻害しないように、
成形枠63の貫通孔62,62 より引き出した位置にまで降下
させておく。この位置が下側成形型66,66 の上下動の最
下位置となっている。
【0155】また、上側成形型65,65 とターンテーブル
61との間には、ターンテーブル61の回転移動を阻害する
ことがないように、間隙dを設けている。
【0156】<第2工程>図26は、貫通孔62,62 内に
しゃりRを送給する第2工程を示しているものである。
【0157】先ず、支持板68を上側成形型65,65 とター
ンテーブル61間の間隙d程度だけ上昇させることによ
り、成形枠63を間隙d程度だけ上昇させ、同時に、下側
成形型66も別手段により押し上げて、成形枠63の貫通孔
62下端の開口を塞ぐ。
【0158】次いで、分割シャッター64を開け、しゃり
分流部50の送給ローラ52,52 を回転駆動させることによ
って帯状となっているしゃりRを成形枠63内に送給す
る。
【0159】<第3工程>図27は、貫通孔62,62 内に
送給されたしゃりRを分割する第3工程を示しているも
のである。
【0160】所要量のしゃりRを成形枠63内に送給する
と、しゃり分流部50の送給ローラ52,52 の回転駆動が停
止され、分割シャッター64,64 を閉じることによってし
ゃりRを分割する。分割されたしゃりRは、下側成形型
66及び成形枠63によって受け止められる。
【0161】<第4工程>図28は、上側成形型65,65
を閉じる第4工程を示しているものであり、上側成形型
65,65 を閉じることにって、同上側成形型65,65 と、成
形枠63と、下側成形型66とによってしゃり玉Sを成形す
るための成形空間が形成される。
【0162】先ほど、成形枠63を間隙d程度の距離だけ
上昇させたのは、成形空間の上側成形型65,65 と成形枠
63間の継ぎ目部分に隙間を生じさせないためである。
【0163】<第5工程>図29は、分割されたしゃり
Rをしゃり玉S形状に押圧成形する第5工程を示すもの
である。
【0164】下側成形型66を上昇させることによって、
しゃりRは上側成形型65,65 と下成形枠66とによって押
圧され、押し締められるとともに、一部のしゃりRは横
方向に伸長しようとして、成形枠63の貫通孔62,62 の内
壁を押圧する状態となる。
【0165】<第6工程>図30は、押圧状態より開放
された第6工程を示すものである。
【0166】しゃり玉Sの押圧成形後、下成形枠66,66
を最下位置まで退避させ、また、支持板68を初期状態の
位置に下げることによって、成形枠63も伸縮体e,e によ
って初期状態の位置に下げられる。さらに、上側成形型
65,65 をそれぞれ左右に引き戻す。
【0167】しゃり玉Sは成形枠63の貫通孔62の側面に
粘着することによって、成形枠63内に保持されており、
次いで、ターンテーブル61を90°回転させて、しゃり
分流部50の下方に貫通孔62,62 が空である成形枠63を配
置させる図25の第1工程に戻る。
【0168】ターンテーブル61を90°回転させること
によって、しゃり玉Sを保持している成形枠63はコンベ
ア71の上方に配置される。
【0169】(2−5)搬出工程について 成形されたしゃり玉Sの搬出について、図24及び図3
1を用いて説明する。
【0170】第6工程において、ターンテーブル61を9
0°回転させた際に、図24に示すように、しゃり玉S
を保持した成形枠63の下方にコンベア71が位置するよう
にコンベア71は配置されている。
【0171】さらに、しゃり玉Sを保持した成形枠63の
上方には、図31に示すように、しゃり玉押出体72が配
設されており、しゃり玉押出体72によって、各しゃり玉
Sを上方から下方向に押込むことにより、しゃり玉Sを
コンベア71上面に載置することができる。
【0172】しゃり玉押出体72には、図31に示すよう
に、ワサビ導通管73を設けておき、同しゃり玉押出体72
によってしゃり玉Sを押し出す際に、ワサビ導通管73よ
りワサビ74を所要量押し出すことによって、しゃり玉S
の上面にワサビ74を塗布することができる。ワサビ74の
塗布の有無、及び、塗布量は制御盤8にてワサビ74を押
し出す電磁弁(図示せず)あるいはチューブポンプ(図
示せず)を調整することによって制御している。
【0173】コンベア71に載置されたしゃり玉Sは、図
19に示したように、コンベア71によって機枠1 外に搬
出される。
【0174】このように、しゃり玉Sを上下方向の押圧
により成形することによって、装置を大型化することな
く、複数個のしゃり玉Sの同時分割成形を可能とするこ
とができ、単位時間当たりの生産量を増大させることが
できる。
【0175】(2−6)しゃり玉成型機Bの機構部につ
いて 以下において、上述したしゃり玉成型機Bの動作を実現
している機構部について簡単に説明しておく。
【0176】図32において、M4は機構部の動力源とな
っているモータであり、同モータM4にはギヤG1を配設し
ている。
【0177】同ギヤG1と係合すべくギヤG2が配設してお
り、図33に示すように、ギヤG2の回転軸には円筒の周
面に所要形状の溝を形成した円筒カム90が配設してい
る。同円筒カム90は、成形枠63を上下させるための支持
板68を上下動させるとともに、しゃり玉押出体72を上下
動させるために配設したものであり、回動軸91を設けた
従動杆92を支持台93,93 に回動自在にを取り付け、同従
動杆92の所要位置に円筒カム90のカム溝と係合する転子
94を配設している。そして、従動杆92の両端にそれぞれ
連結補助板95,95 を回動自在に介設し、支持板68に連結
している支持板用摺動軸97、及び、しゃり玉押出体72に
連結している押出体用摺動軸96にそれぞれ連結してい
る。従って、支持板68が成形枠63を押し上げている場合
には、図31に示すように、しゃり玉押出体72がしゃり
玉Sを押し落とすべく成形枠63内に挿入された状態とな
っており、支持板68が下がっている場合には、しゃり玉
押出体72が持ち上げられた状態となっているので、ター
ンテーブル61回転させることができる。
【0178】ギヤG4は、図32または図34に示すよう
に、ギヤG3を介してギヤG2と連動連結して回転すべく構
成しており、ギヤG4を配設した原動車用回転軸98は中途
部分に傘歯車(図示せず)を設けて、同原動車用回転軸
98と直交する連動回転軸99を設けるとともに、原動車用
回転軸98の傘歯車の上方には、ターンテーブル61を4分
の1回転づつ回転させるためのゼネバ・ストップの原動
車100 を配設している。同原動車100 に対応してゼネバ
・ストップの従動車101 をターンテーブル61の回転軸10
2 に取り付けている。
【0179】原動車用回転軸98と直交している連動回転
軸99は、回転軸保持台103,103 によって保持され、中途
部に下側成形型摺動用カム104 を配設している。同下側
成形型摺動用カム104 の動きを受けるべく、図35に示
すように、中途部に同カム104 に形成されたカム溝と係
合する転子105 を配設した従動杆106 を設けるととも
に、同従動杆106 の一端には回動軸107 を設け、同回動
軸107 を介して支持台108 に回動自在に配設している。
【0180】従動杆106 の回動軸107 と反対側の他端部
には、連結補助板109 を回動自在に介設して、下側成形
型66に連設した下側成形型用摺動軸110 と連結しておく
ことによって、従動杆106 が回動軸107 を回動中心とし
て回動し、下側成形型用摺動軸110 が上下に摺動する。
従って、下側成形型66を上下に摺動させることができ
る。
【0181】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得るこ
とができる。
【0182】 しゃり分流部でしゃりを複数本の帯状
に成形し、しゃり玉成形部で各帯状のしゃりを同時に定
量毎に分割してしゃり玉形状に成形することによって、
複数個のしゃり玉を同時成形することができ、単位時間
当たりの生産量を増加させることができる。
【0183】 しゃり供給部に保温櫃内のしゃりの量
を検出する検出手段を配設し、保温櫃内のしゃりの量の
低下を検出してしゃりの補給を促すべく警報を発すると
ともに、クロスオーバーで行っているしゃり供給部、し
ゃり分流部、しゃり玉成形部、しゃり玉搬出部の各作動
のクロスオーバーを停止し、時間あたりのしゃり玉の生
産量を低下させてしゃりの消費量を低下させることによ
って、保温櫃内のしゃりの量が必要以上に低下して、し
ゃり供給部からしゃりが自然落下することにより、しゃ
り分流部やしゃり玉成形部に不具合が発生することを防
止することができる。また、保温櫃内にある程度のしゃ
りが残存している状態でしゃりを補給することによっ
て、補給に伴う米飯の密度のバラツキの発生を防止する
ことができる。さらに、クロスオーバーを停止させてし
ゃり玉成型機を駆動させることによって、しゃり分流部
からしゃり玉成形部へのしゃりの送給においてしゃりが
自然落下したとしても、下側成形支持型が確実にしゃり
を受け止めることができ、しゃり玉成形部以外へのしゃ
りの飛散を防止することができる。
【0184】 しゃり玉成形部が、分割シャッター
と、上側成形型と、側面成形型と、下側成形支持型とを
有し、送給された帯状のしゃりを分割シャッターによっ
て所定量毎に分割するとともに、分割されたしゃりを上
側成形型と、側面成形型と、下側成形支持型とによって
しゃり玉形状に押圧成形することにより、小スペースで
複数個のしゃり玉を同時成型することができ、しゃり玉
成型機を小型化することができる。
【0185】 しゃり玉搬出用のコンベア上にしゃり
玉を載置して搬出するとともに、しゃり玉へのワサビ付
けの有無切り換えを、コンベアの駆動量の切り換えによ
って行うことによって、ワサビ付けを行わないしゃり玉
に誤ってワサビが付着することを防止することができ
る。また、通常、ワサビ付けを行いながら連続的にしゃ
り玉を成形している最中に、任意にワサビなしのしゃり
玉を成形することができる。
【0186】 しゃり玉搬出用のコンベア上にしゃり
玉を千鳥状に載置して搬出することによって、隣り合っ
たしゃり玉が邪魔になることがなく、容易にしゃり玉に
寿司ネタの載置を行うことができるとともに、寿司ネタ
の載置されたしゃり玉をコンベアから容易に取り去るこ
とができる。
【0187】 しゃり玉搬出用のコンベアの伸延方向
に2つのしゃり玉を隣り合わせて並べた状態で搬出すべ
く、コンベアの駆動量を大小2状態に交互に切り換えな
がらしゃり玉を搬出することによって、コンベア上にお
いてしゃり玉に寿司ネタをのせるだけでにぎり寿司とし
てすぐに客に提供することができ、体裁を整えるために
不必要にしゃり玉を並べ替える必要がなく、作業効率を
向上させることができる。また、同一長さのコンベアに
おいて、最も多くのしゃり玉をコンベア上に載置するこ
とができるので、さらに作業効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のしゃり玉成型機の外観斜視図であ
る。
【図2】第1実施例のしゃり玉成型機の縦断面図であ
る。
【図3】第1実施例のしゃり分流部の切欠正面図であ
る。
【図4】第1実施例のしゃり分流部の平面図である。
【図5】第1実施例のしゃり分流部の側面断面図であ
る。
【図6】第1実施例のしゃり玉成形工程の第1工程の説
明図である。
【図7】第1実施例のしゃり玉成形工程の第2工程の説
明図である。
【図8】第1実施例のしゃり玉成形工程の第3工程の説
明図である。
【図9】第1実施例のしゃり玉成形工程の第4工程の説
明図である。
【図10】第1実施例のしゃり玉成形工程の第5工程の
説明図である。
【図11】第1実施例のしゃり玉成形工程の第6工程の
説明図である。
【図12】第1実施例のしゃり玉成形工程の第7工程の
説明図である。
【図13】第1実施例のしゃり玉成形部の成形ユニット
の底面図である。
【図14】第1実施例のしゃり玉搬出部の平面図であ
る。
【図15】第1実施例のしゃり玉搬出部の作動状態の説
明図である。
【図16】しゃり玉搬出部の他の実施例における作動状
態の説明図である。
【図17】しゃり玉搬出部の他の実施例における作動状
態の説明図である。
【図18】搬出形態の他の実施例における作動状態の説
明図である。
【図19】第2実施例のしゃり玉成型機の外観斜視図で
ある。
【図20】第2実施例のしゃり玉成型機の縦断面図であ
る。
【図21】第2実施例のしゃり分流部の切欠正面図であ
る。
【図22】第2実施例のしゃり分流部の平面図である。
【図23】第2実施例のしゃり分流部の側面断面図であ
る。
【図24】第2実施例のしゃり玉成型機の横断面図であ
る。
【図25】第2実施例のしゃり玉成形工程の第1工程の
説明図である。
【図26】第2実施例のしゃり玉成形工程の第2工程の
説明図である。
【図27】第2実施例のしゃり玉成形工程の第3工程の
説明図である。
【図28】第2実施例のしゃり玉成形工程の第4工程の
説明図である。
【図29】第2実施例のしゃり玉成形工程の第5工程の
説明図である。
【図30】第2実施例のしゃり玉成形工程の第6工程の
説明図である。
【図31】成形されたしゃり玉のコンベアへの搬出方法
の説明図である。
【図32】第2実施例のしゃり玉成型機の機構部を説明
する断面図である。
【図33】第2実施例のしゃり玉成型機の機構部を説明
する断面図である。
【図34】第2実施例のしゃり玉成型機の機構部を説明
する断面図である。
【図35】第2実施例のしゃり玉成型機の機構部を説明
する断面図である。
【符号の説明】
A,B しゃり玉成形機 R しゃり S しゃり玉 F ワサビ付け装置 f1 塗布体 f2 ワサビ送給チューブ f3 塗布体支持板 L センサ g ギヤ群 M1 モータ M2 駆動モータ T しゃり検知センサ 1 機枠 2 保温櫃 3 留金具 4 蓋体 5 台座 6 脚体 7 キャスター 8 制御盤 10 しゃり供給部 11 回転羽根 12 ほぐし棒 13 漏斗状ホッパ 14 ヒーター 15 櫃内攪拌棒 16 塊防止体 20,50 しゃり分流部 21 成形ホッパ 22 分割壁 23 成形ローラ 24 送給ローラ 25 前支持壁 26 後支持壁 27 中間支持壁 30,60 しゃり玉成形部 31 分割シャッター 32 上側成形型 33 側面成形型 34 下側成形支持型 40,70 しゃり玉搬出部 41,71 コンベア 42 移送装置 43 支持台 44 水平押出体 45 カバー体 46 回動アーム 47 回動軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 しゃり供給部と、しゃり分流部と、しゃ
    り玉成形部と、しゃり玉搬出部よりなるしゃり玉成形機
    において、 しゃり分流部でしゃりを複数本の帯状に成形し、しゃり
    玉成形部で各帯状のしゃりを同時に定量毎に分割してし
    ゃり玉形状に成形するしゃり玉成形機。
  2. 【請求項2】 保温櫃を有する前記しゃり供給部に、保
    温櫃内のしゃりの量を検出する検出手段を配設し、保温
    櫃内のしゃりの量の低下を検出してしゃりの補給を促す
    べく警報を発するとともに、クロスオーバーで行ってい
    るしゃり供給部、しゃり分流部、しゃり玉成形部、しゃ
    り玉搬出部の各作動のクロスオーバーを停止し、時間あ
    たりのしゃり玉の生産量を低下させてしゃりの消費量を
    低下させることを特徴とする請求項1記載のしゃり玉成
    形機。
  3. 【請求項3】 前記しゃり玉成形部が、分割シャッター
    と、上側成形型と、側面成形型と、下側成形支持型とを
    有し、送給された帯状のしゃりを分割シャッターによっ
    て所定量毎に分割するとともに、分割されたしゃりを上
    側成形型と、側面成形型と、下側成形支持型とによって
    しゃり玉形状に押圧成形することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のしゃり玉成形機。
  4. 【請求項4】 前記しゃり玉搬出部がしゃり玉搬出用の
    コンベアを有しており、同コンベア上にしゃり玉を載置
    して搬出するとともに、しゃり玉へのワサビ付けの有無
    切り換えを、コンベアの駆動量の切り換えによって行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    しゃり玉成形機。
  5. 【請求項5】 前記しゃり玉搬出部がしゃり玉搬出用の
    コンベアを有しており、同コンベア上にしゃり玉を千鳥
    状に載置して搬出することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載のしゃり玉成形機。
  6. 【請求項6】 前記しゃり玉搬出部がしゃり玉搬出用の
    コンベアを有しており、同コンベアの伸延方向に2つの
    しゃり玉を隣り合わせて並べた状態で搬出すべく、コン
    ベアの駆動量を大小2状態に交互に切り換えながらしゃ
    り玉を搬出することを特徴とする求項1〜4のいずれか
    1項に記載のしゃり玉成形機。
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WO2007083850A1 (en) * 2006-01-17 2007-07-26 Essel Nano Co., Ltd. Apparatus for manufacturing sarira with ashes of man or a pet animal
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