JP3014124U - 海苔巻製造装置 - Google Patents

海苔巻製造装置

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JP3014124U
JP3014124U JP1995000263U JP26395U JP3014124U JP 3014124 U JP3014124 U JP 3014124U JP 1995000263 U JP1995000263 U JP 1995000263U JP 26395 U JP26395 U JP 26395U JP 3014124 U JP3014124 U JP 3014124U
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winding plate
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Inventor
忠雄 真下
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株式会社江戸川金属製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一の装置によって太さの異なる海苔巻を製造
することができると共に、巻板の洗浄、交換の便に優
れ、構成が簡単で、操作が容易な海苔巻製造装置を提供
する。 【構成】 巻包部13の水平移動により巻包部13上に
設けられた被検知部51aを検知手段50(50a)が
検知した検知信号により、駆動機構61,62,が始動
して、ホッパー14からコンベア20上に落下した米飯
はコンベア20上で成形ローラ21により板状に成形さ
れて巻板30上に供給される。巻包部13が設定距離移
動すると、前記被検知部51aの巻包部の移動方向後方
に設けられた被検知部51bを検知手段50bが検知し
て、駆動機構61,62が停止すると共に、駆動機構6
3が駆動してカッター27が下降して米飯15を切断し
て巻板30上に落下する。次に、駆動機構64を駆動さ
せると昇降杆32が下降を開始して巻板30を直方体状
の凹部31内に引き込み、海苔巻を成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、海苔上に一定量の板状に成形された米飯を供給し、これを自動的に 巻包して海苔巻を製造するための海苔巻製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の海苔巻製造装置としては、ベルト等の裏面に複数本の屈曲用凹溝が設け られ、該ベルトの両側面と上面の所定位置を押圧することにより、該ベルトをU 字型等に折曲させ、かつ上面からローラを当接して、米飯を四角形に巻包する装 置がある。
【0003】 こうした機械では、具のない海苔巻を製造することはできるが、干瓢等の各種 具材を同時に巻包することが難しく、したがって多品種の具入り海苔巻を製造す る場合には、実用化されている板状米飯供給部から供給された板状米飯を海苔上 に載置して、その後、板前がこれを巻包して海苔巻を製造することが行われてい た。
【0004】 上記従来技術の欠点を解消すべく、板状米飯供給部から供給された板状米飯を 複数の矩形板を屈折可能に連結してなる巻板上に載置した海苔上に乗せ、前記巻 板を直方体状の凹溝内に昇降杆を介して引き込んで巻板を海苔及び米飯と共に四 角柱状に屈折させて四角柱状の海苔巻を製造する装置が提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の海苔巻製造装置にあっては、凹部に対する巻板の引き込みの際に、 巻板上に乗せられた米飯を押圧しながら巻板を凹部内に引き込むので、昇降杆の 上端と巻板との接合部分に比較的大きな力が加わることから、昇降杆の上端と巻 板の裏面とを溶着又はネジ、ボルト止め等して固定して、作業中に昇降杆上端か ら巻板が外れることを防止している。そのため、溶着等によって固定している場 合には、巻板は該装置から取り外すことができず、また、ネジ止め等により取り 外し可能な場合であっても、海苔巻の製造作業終了後、巻板を外して洗浄する場 合や、海苔巻の太さを変えるために巻板を別の種類のものに交換する場合には、 前記昇降杆と巻板を固定しているネジなどをドライバー等の工具を使用して一々 取り外す必要があり、また再度固定する場合にも同様の作業が繰り返されるので 、この作業が極めて煩雑であった。
【0006】 また、海苔巻の太さの変更等に伴う巻板上への米飯の供給量の変更は、巻板上 に供給される前記板状米飯の長さを調整することによって行われているが、前記 従来の海苔巻製造装置にあっては、タイマにより米飯供給部及び巻包部の作動時 間を調整することで供給される板状米飯の量、すなわち、長さを調整していた。
【0007】 しかし、かかる装置により所望の太さの海苔巻を得るためには、使用する米飯 供給部がどの程度の時間でどの程度の長さの板状米飯を供給するかにつき精通し ている必要があり、正確に所望の長さの板状米飯を得るためには米飯供給部のタ イマなど制御部品の操作につき特別な知識、経験ないし熟練を要する。
【0008】 この種の海苔巻製造装置は、パートタイム労働者や学生アルバイトが多く従事 するスーパーや惣菜屋等により多く使用されているが、前述のようにかかる装置 の操作に特別な知識、経験ないし熟練が必要であることからすれば、装置に不慣 れなパートタイム労働者や学生アルバイトにより前述の海苔巻製造装置を使いこ なすことは困難であり、これらの者が該装置を使用することにより不良品の発生 や生産量の低下等を招くこととなる。
【0009】 そこで、本考案の目的は、巻板の着脱を容易にすることで、巻板の洗浄、交換 の便に優れ、また一の装置によって太さの異なる海苔巻を容易に製造することが できる海苔巻製造装置を提供すると共に、 巻板上に対する米飯の供給を巻包部の上面に設けた位置調整可能な被検知部と 、この被検知部を検知する検知手段の検知信号により制御することで、操作が簡 単であり、取扱いに熟練を必要としない海苔巻製造装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案にかかる海苔巻製造装置は、 米飯を投入するホッパー14と、このホッパー14より落下する米飯を所定厚 さに成形する成形ローラ21と、この成形ローラ21により圧延された米飯を所 定長さに切断するカッター27をその途上に備えてなるコンベア20を有する米 飯供給部12と、前記米飯供給部12のコンベア20より搬出された米飯15を 載置し、この米飯15を海苔中に巻いて海苔巻を成形する4枚又は5枚の矩形板 を屈折可能に連結してなる巻板30と、この巻板30が上部に載置された直方体 状の凹部31と、この凹部31内を上下移動し、その上端を前記巻板30の裏面 と連結された昇降杆32を有する巻包部13からなり、前記巻包部13が前記米 飯供給部12のコンベア20の搬出端下方を水平移動する海苔巻製造装置におい て、 前記昇降杆32上端と巻板30をこれを着脱自在となす連結部材36(36a ,36b)によって連結すると共に、巻包部13の上面に巻包部13の移動方向 に適宜間隔を配して2の被検知部51(51a,51b)を配置すると共に、該 被検知部51(51a,51b)の少なくとも一方を巻包部13の移動方向に位 置調整を可能に設けて巻包部13の移動方向における前記2の被検知部51(5 1a,51b)の配置間隔を可変となすと共に、前記2の被検知部51(51a ,51b)を検知する検知手段50(50a,50b)をそれぞれ設け、前記被 検知部51(51a,51b)の1(51a)を検知する検知手段50aの検知 信号により、米飯供給部12の巻板30上への米飯15の供給を開始せしめると 共に、他の被検知部51bを検知する検知手段50bの検知信号により、前記米 飯供給部のコンベアを停止し、且つ、前記カッターをコンベア上に下降して、板 状米飯を切断し、前記米飯供給部12による巻板30上への米飯15の供給を停 止せしめる制御手段を設けたことを特徴とする。
【0011】 前記昇降杆32上端に巻板30を着脱自在となす連結部材は、巻板30の着脱 の際、巻板30の水平方向のみの移動を許容する連結部材36(36a,36b )とすれば好適であり、 より好適には、連結突起36aとこれに嵌合する連結凹部36bからなる連結 部材を前記昇降杆32の上端に水平に載置された支持板38の裏面と、前記巻板 30裏面に、連結部材36(36a,36b)の前記連結突起36a及び連結凹 部36bをそれぞれ配置して、前記昇降杆32の先端と巻板30底面とを前記支 持板38を介して水平方向に着脱自在とする。
【0012】 さらに、前記巻包部13の巻板30は、該巻板30を形成する矩形板の幅が異 なる数種の巻板30中より、製造される海苔巻の太さに応じて適宜選択されたも のであり、該選択された巻板30を形成する矩形板の幅に応じて前記2の被検知 部51(51a,51b)の移動方向における配置間隔を変更可能に構成するこ ともできる。
【0013】 加えて、前記巻包部13上部に目盛り板53を設け、この目盛り板53上に前 記2の被検知部51(51a,51b)を設けることもできる。
【0014】 前記成形ローラ21は、表面に格子状の溝を形成すれば好適である。
【0015】 また、巻板30には、巻板30を形成する4枚又は5枚の矩形板であって、巻 板の端部を成す端部矩形板30b,30cの少なくとも一方に、該端部矩形板3 0b,30cの裏面であって、該端部矩形板30b,30cが他の矩形板と連結 する側端より突出する、前記直方体状の凹部31の開口上端部に係止する係止片 39を設けることができ、 また、端部矩形板30b,30cの少なくとも一方の表面であって、巻板30 の長手方向の側辺を成す側端に、ピン42を突設すれば好適である。
【0016】
【作用】
今、米飯供給部12のホッパー14内に投入された米飯は、ホッパー14から コンベア20上に落下し、成形ローラ21により所定の厚みで、板状に成形され 、カッターは、コンベア20上に下降し、このカッター27に板状米飯15の先 端が位置して停止している。
【0017】 この状態で海苔巻製造装置11を始動させると、上面に海苔を載置した巻包部 13が初期の水平移動を開始する。そして、この巻包部13の水平移動に伴って 、この巻包部13上部に設けられた2の被検知部51a,51bが水平方向に移 動して1の被検知部51aを検知手段50aが検知すると巻包部13は初期移動 とは逆方向に移動を始め、同時に米飯供給部12が始動する。
【0018】 前記米飯供給部12の始動により、コンベア20が回転し、カッター27が上 昇し、コンベア20の先端から移動を続ける巻板30上に供給される。
【0019】 前記巻包部13の継続する水平移動により、他の被検知部51bを検知手段5 0bが検知して、検知信号を発生すると、この検知手段50bの検知信号により 、前記コンベア20及び成形ローラ21が停止すると共に、前記カッター27が 下降して、コンベア上の板状に圧延された米飯15が切断されて巻板30の海苔 上に所望の量の海苔巻1本分の米飯15が供給される。この間米飯供給部12が 運転されており、ホッパー14内に投入された所定の米飯は、ホッパー14から コンベア20上に落下し、成形ローラ21により所定の厚みで、板状に成形され 、前述のようにカッター27は、コンベア20上に下降したままで、このカッタ ー27に板状米飯15の先端が位置している。
【0020】 検知手段50bの検知信号と同時に巻包部13はその水平移動を停止し、待機 状態となる。
【0021】 ここで、必要に応じて、板状米飯15の中央に具をのせて、操作パネル上のス イッチを操作すると、巻板30の中央部を形成する中央矩形板30aの裏面に連 結された昇降杆32が下降を開始して巻板30を該昇降杆32が配設されている 直方体状の凹部31内に引き込み、該巻板30は前記凹部31の内壁に摺接して 下降すると、巻板30は上方に開口を有するコ字状に変形し、また上昇すると、 復元して平板形状になる。
【0022】 巻板30の両端部を形成する端部矩形板30b,30cのいずれか一方又は双 方の裏面であって、この端部矩形板30b,30cに隣接する他の矩形板との連 結端近傍には、係止片39が突設されており、この係止片39が前記直方体状の 凹部30の開口上端部に係止して、前記端部矩形板30b,30cのいずれか一 方又は双方が、中央の矩形板30aを中心として内側方向に回動し、前述の如く コ字状となった巻板30の上部開口を閉塞・押圧して四角柱状の海苔巻を成形す る。
【0023】 なお、海苔巻の太さを変更する場合には、巻板30を水平方向に引っ張って、 この巻板30の裏面と昇降杆32を連結する連結部材による連結を解除して取外 し、巻板30を形成する各矩形板の幅、すなわち巻板の全長を長いもの又は短い ものに取り換えることにより、巻板によって形成される前記コ字の一変の長さが 変更されると共に、この巻板30の変更に伴って前記2の被検知部51a,51 bのいずれか一方又は双方を摺動させて前記2の被検知部51a,51bの配置 間隔を変えることにより米飯供給部12及び巻包部13の作動サイクルを変更す ることができ、取り換え後の巻板の大きさあるいは、具の量に応じ、所望の米飯 量にあわせて該巻板30上に供給される米飯15の量を調整することができ、細 巻、中巻又は太巻等の所望の太さあるいは、所望の米飯量の海苔巻を製造するこ とができる。
【0024】
【実施例】
本考案の海苔巻製造装置の実施例を以下図面に基づき説明する。
【0025】 本考案に係る海苔巻製造装置の全体図を図1及び図2に示す。この海苔巻製造 装置11は、一定量の板状米飯15を製造し、巻包部13に供給する米飯供給部 12と、該板状米飯15を海苔巻に巻包する米飯供給部12のコンベア搬出端下 方を水平移動する巻包部13、及びこの巻包部13の水平移動に伴って、前記米 飯供給部12の作動を制御する被検知部51a,51bと検知手段50を有する 制御手段とからなる。
【0026】 1.米飯供給部12 14はホッパーで、このホッパー14は、内部に投入された米飯をほぐし、コ ンベア20上に供給する2の攪拌軸16a,16bを備える攪拌部16と、該攪 拌部16に連動するモータ、ギヤ等からなる駆動機構61を備える。
【0027】 このホッパー14の下方には、ホッパー14から落下した前記米飯を搬送する コンベア20と、このコンベア20上に配置され、該米飯を板状米飯15に成形 する成形ローラ21、及びこの成形ローラ21とコンベア20を介して対向し、 前記成形ローラ21と共にコンベア20及び米飯を挟圧して、米飯を所定厚さの 板状米飯15に成形する対向ローラ21’を備える。この成形ローラ21は、粘 着性を有する米飯に直接当接するものであるため、米飯との接触面積を小さくし 、該成形ローラ21に対する米飯の付着を低減させて板状米飯15の連続成形を 可能とすべく、その表面に格子状の溝が設けられている。
【0028】 なお、該成形ローラ21の材質としては、合成樹脂、セラミックス等の非粘着 性材料テフロン等をコーテイングないしライニングしたものを使用することが好 ましい。
【0029】 また、該成形ローラ21の上方には、この成形ローラ21を上下に移動して前 記対向ローラ21’との間隔を調節して板状米飯15の厚みを変更するための肉 厚調整杆22、該肉厚調整杆22の回動運動をウォームギヤを介して直角方向に 回動するクランク軸23と、該クランク軸23の回動運動を上下方向の垂直運動 に換え、前記成形ローラ21を上下に移動させるクランク24〔図4(A),図 4(B)〕を備え、さらに、前記成形ローラ21の下方には、前記コンベア20 及び成形ローラ21を駆動するモータ及びギヤ等からなる駆動機構62と該駆動 機構62及び前記成形ローラ21のギヤとの隙間をばね等を用いて調整して動力 を正確に成形ローラ21に伝達する補助ギヤ26が配備され、一定厚さの板状米 飯15が製造できるように構成されている。
【0030】 さらに、前記コンベア20の搬出端上部には、前記成形ローラ21によって一 定厚さに成形された板状米飯15をコンベア20の回転に伴い、所定の長さで切 断、分割するカッター27が配設されており、前記コンベア20から後述する巻 包部13の巻板30上に供給された板状米飯15を巻板30の長さ、もしくは巻 板30上に供給すべき所望の長さの米飯に対応して切断するよう、コンベア20 に対して接離するよう昇降自在に構成されている。すなわち、このカッター27 は、図示の実施例では、モータからなる駆動機構63により昇降するように構成 されており、このカッター27が下降した際にカッター27の先端がコンベア2 0に当接して、コンベア20上に載置され搬送されている板状米飯15を所定の 長さに切断する。
【0031】 なお、前記駆動機構63はモータに限定されず、カッター27両端をエアシリ ンダあるいはソレノイドに連結したものでも良い。
【0032】 なお、本実施例では各モータの伝達機構としてギヤを用いた例を説明したが、こ の伝達機構は本実施例の如くギヤを用いた構成に限定されるものではなく、例え ばプーリとVベルト、スプロケットとチェーンベルトを用いた構成とすることも できる。
【0033】 前述のように構成された米飯供給部12の作動状態を図2に基づいて説明する と、ホッパー14に投入された米飯は、ホッパー14内で上下に対向する2の撹 拌軸16a,16bが相互に反対方向へ回転する攪拌部16によってほぐされな がらコンベア20上に落下する。そして、該米飯は成形ローラ21とこの成形ロ ーラ21とコンベア20を介して対向する対向ローラ21’によって挟圧されて 一定の厚さを有する板状米飯15に成形される。
【0034】 2.巻包部13 次に、巻包部13の構成について説明する。 図6〜図10に示す如く、巻包部13はその上方中央部に直方体状の凹部31 が設けられており、この凹部31上には、後述4ないし5枚の矩形板を屈折可能 に連結してなる巻板30が載置されている。
【0035】 また、前記凹部31内には、昇降杆32が配設されており、図示の実施例では 、この昇降杆32の下端は、駆動機構64のモータの出力軸に偏心軸承されたカ ム34の外周に設けたカム溝内を摺動する転子に回動自在に連結されており、従 って前記昇降杆32は、駆動機構64の駆動により前記凹部31内を昇降するよ うに構成されている。尚、上記駆動機構64は、これを昇降杆32を直接上下動 せしめるエアシリンダを用いて構成することもできる。
【0036】 さらに、前記巻板30の中央部を形成する中央矩形板30aの裏面は、前述の 昇降杆32の上端に着脱自在に連結されており、この巻板30は前記昇降杆32 の昇降に伴って該凹部31のガイド壁35を摺接しながら昇降する。
【0037】 前記巻板30と昇降杆32との連結は、昇降杆32及び巻板30の垂直方向に は両者の連結の解除が不能であり、巻板30の水平方向のみ両者の着脱を可能に 構成した連結突起36a及び連結凹部36bよりなる連結部材36を介して行い 、その具体的構成の一例を図7〜図10に示す。
【0038】 図7及び図8に示すように、巻板30の中央部を形成する中央矩形板30aの 裏面には、例えばL字状の支持板37の一片37aを溶着、ネジ止め等して固定 し、他方の一片37bを中央矩形板30aより垂直に突出させて、この片37b に連結突起36aを固着して、中央矩形板30aの裏面と適宜間隔を離ててこの 連結突起36aを支持板37より前記中央矩形板30aと平行に突出させる。
【0039】 一方、図9及び図10に示すように、2の昇降杆32,32の上端部にL字状 の支持板38の一片38aを載架して固着し、他片38bを昇降杆32と平行に 下方に向かって垂下させて、この支持板38の他片38bに連結凹部36bをネ ジ止め等にて固着する。
【0040】 このようにしてL字状支持板38を介して昇降杆32,32に固着された連結 凹部36bに、巻板30の中央矩形板30aに設けられた連結突起36aを嵌合 すると、昇降杆32と巻板30は相互に連結されることとなるが、この際、2の 昇降杆32,32に載架・固着されているL字状支持板38の一片38aが連結 突起36aと巻板30の中央矩形板30aの裏面間に挿入されるので、昇降杆3 2,32の上下移動に伴って昇降杆32,32と巻板30間に生じる縦方向の力 に対しては、両者の係合が解除されることはないが、巻板30の水平方向に対す る力に対しては、両者の係合は容易に解除し得る。従って、本考案に係る装置を 作動させ、製品である海苔巻を製造している時には昇降杆32の先端部と巻板3 0の連結が解かれることはないが、海苔巻の製造の完了後、巻板30を掃除する 場合や、海苔巻の太さを変更するために巻板30を交換するような場合には、巻 板30を水平方向に引っ張ることにより該巻板30は容易に昇降杆32,32先 端より着脱することができる。
【0041】 なお、前記巻板30の交換により製造される海苔巻の一例として、4枚の矩形 板よりなる幅190mm×長さ195mmの巻板を使用することにより、断面の一辺 の長さが約48mmの太巻の海苔巻を製造することができ、また4枚の矩形板より なる幅190mm×長さ149mmの巻板を使用することにより、断面の一辺の長さ が約35mmの中巻の海苔巻を製造することができ、更に4枚の矩形板よりなる幅 190mm×長さ114mmの巻板を使用することにより、断面の一辺の長さが約2 5mmの細巻の海苔巻を製造することができる。
【0042】 前記巻包部13の駆動機構65を始動すると、昇降杆32に連結する前記巻板 30を徐々に下降させ、該巻板30の中央矩形板30aに隣接する2枚の矩形板 を内側に屈折し、巻板5が上部を開口したコの字状に変形する。また、下降最終 段階に至ると該巻板30の端部を成す端部矩形板30b,30cに設けられた係 止片39が前記直方体状の凹部31の上部開口端に当接し、該端部矩形板30b ,30cがこれを他の矩形板に連結するピン軸40を中心として内側に回動して コの字状に変形した前記巻板30の上蓋を形成するようにして米飯を上面から押 圧し、四角柱状の海苔巻を成形するものである。
【0043】 本実施例では、図7及び図8に示すごとく、5枚の矩形板をピン軸40及びス プリング41を介して連結してなる巻板30に、例えばこの端部矩形板30bに 1個の係止片39を設け、この巻板30の中央矩形板30aの裏面に前記昇降杆 32の上端を連結する。なお、端部矩形板30b,30c裏面には裏面への反り を防止する規制片43が、端部矩形板30b,30cとピン軸40を介して連結 される矩形板30d,30eに、ピン軸上で接合され、該端部矩形板30b,3 0cを裏面において保持するように設けられている。
【0044】 なお、前記端部矩形板30b,30cの一方若しくは双方には、図8に示すよ うにその表面に突出するピン42を突設することができる。このように、ピン4 2を突設することにより、海苔の側縁をこのピン42に当接させて巻板30上に 載置することにより、巻板30上の米飯が落下する位置に正確に海苔を載置する ことができ、従って正確に海苔巻を巻包することができるので不良品の発生等を 防止することができ、また、後述する巻包部13の水平移動に際しても、巻板3 0上に載置された海苔が巻板30上でずれることがなく、正確に米飯を海苔上に 載置することができる。
【0045】 また、巻包部13は、モータ、ギヤ等よりなる駆動機構65を備えており、該 巻包部13はこの駆動機構65に接続されたギヤを介してこのギヤに噛合するラ ツク46上に載置されている。従って、この巻包部13は、前記駆動機構65の 駆動によりラツク46上を水平方向に移動する。
【0046】 3.米飯供給部の制御 このように構成された巻包部13上には、摺動板54,54上に被検知部51 (51a,51b)が突設されており、本実施例では、巻板30の幅方向の両側 端にそれぞれ被検知部51a,51bが巻包部13の移動方向に所定間隔を配し て配置されている。また、この被検知部51a,51bが巻包部13と共に、水 平移動する水平線上に臨ませて前記各被検知部51(51a,51b)の通過を 検知する近接センサ等の検知手段50a,50bが配置されている。
【0047】 本実施例では、図11に示すように、検知手段50a,50bを米飯供給部1 2のコンベア20の搬出端下方に巻板30を介して対向して配置している。
【0048】 被検知部51a,51bは、巻包部13がその水平移動に伴って、図11(A )紙面下方ついで上方に移動すると、各検知手段50a,50bが、この被検知 部51a,51bを検知した検知信号を発し、この検知信号により、米飯供給部 12による米飯の供給開始、停止を制御すると共に、巻包部13の昇降移動及び 水平移動の開始及び停止を制御する。
【0049】 すなわち、巻包部13の初期の水平移動に伴って、被検知部51a,51bが 移動すると、先ず巻包部13の初期の移動方向と反対方向の前方に設けられた被 検知部51aが検知手段50aに検知されて検知信号を発し、この検知信号によ って巻包部13が一端停止し、次いで、初期移動方向とは反対方向へ移動を開始 すると共に、米飯供給部が始動して巻板30上に米飯の供給が開始される。
【0050】 なお、米飯供給部12の始動の際には、前述のカッター27は上方に上がった 開放状態となっており、従って、米飯供給部12の始動により板状に成形された 米飯はコンベア20によって巻板30上に供給される。
【0051】 そして、巻包部13が水平移動を継続しており、巻板30上に対する米飯の供 給が継続され、巻包部13の移動方向後方に設けられた被検知部51bが検知手 段50bによって検知され、この検知手段50bが被検知部51bを検知した検 知信号により、巻包部13および米飯供給部12が停止し、且つ、カッター27 が下降して、コンベア上の板状に圧延された米飯15が切断されて巻板30の海 苔上に海苔巻1本分の米飯15が供給されて、巻板30上に対する米飯の供給は 停止する。
【0052】 すなわち、本考案にかかる海苔巻製造装置11の操作者は、巻板30上の米飯 を載置したい部分の始点と終点位置に前記被検知部51a,51bを摺動させて 配置することにより、該被検知部51a,51bの配置された間の巻板30上に 確実に米飯を載置することができる。
【0053】 また、前記被検知部51a,51bを有する摺動板54,54の底面に当接す る巻包部13のフレーム上には、所望量の米飯15に対応して当該所望量に対応 する配置間隔に目盛り板53を取付けておくこととすれば好適である。
【0054】 このように、目盛り板53を設けておくことで、前記被検知部51a,51b を摺動させるに際し、巻板30上に供給される米飯を正確に検量することができ 、米飯の供給過剰による米飯のはみ出し、割れ等の生じた不良海苔巻が生産され ることがなく、また1の海苔巻に要する米飯の量を常に一定とすることができ、 予め予定量の海苔巻を生産するために必要な原料たる米飯の量が逆算できるので 、必要な量だけ、原料を準備することにより、原料の無駄を防止することができ る。
【0055】 巻板30上に米飯の供給の完了と同時に巻包部13の水平移動は停止し、この 状態で待機状態となっている。
【0056】 この待機状態の際に、海苔上に載置された板状米飯15上に干瓢等の海苔巻の 具を乗せて、かかる作業の終了後、操作パネル上の操作スイッチを操作して昇降 杆32を昇降させる駆動機構64を駆動させると昇降杆32の昇降に伴う前述の 巻板30による海苔巻の巻包が行われる。なお、巻包部13の水平移動の停止か ら設定時間経過後駆動機構64を駆動させ昇降杆32の昇降に伴う前述の巻板3 0による海苔巻の巻包が行われるよう、前記検知部50bの信号出力回路にタイ マーを介して、駆動機構64を作動するように構成しても良い。また、前記巻包 部13を前記検知部50bの信号出力により、初期位置へ復帰してから停止する ように構成することもできる。
【0057】 図5の(1)〜(6)は、巻包部13による海苔巻の巻包の工程を示すもので あり、(1)から(6)の順序を経て海苔巻の巻包が完了される。ここで巻板3 0上に乗りを載せて巻包部13を始動させる。
【0058】 (1)は、被検知部51aが検知手段50aによって検知された検知信号によ り始動したコンベア20の始動時及び巻包部13が水平移動を開始し、前記板状 米飯15の端部を前記巻板30の海苔上の右端部に落着させ、該板状米飯15を 該巻板30に載置し始めた状態を示す。 (2)は、該板状米飯15がコンベア20の末端部より離れて、該板状米飯1 5を巻板30に載置し終わる直前の状態を示す。このとき、ホッパーの駆動機構 61、コンベア及び成形ローラの駆動機構62、及び巻包部13を水平移動させ る駆動機構65は正転し稼動している。 (3)は、被検知部51bが検知手段50bにより検知された検知信号により 、ホッパーの駆動機構61及びコンベアの駆動機構62が停止し、また、巻包部 13を水平移動させていた駆動機構65が停止した状態を示し、コンベア20及 び巻包部13の水平移動が停止して待機状態となる。この時、カッター27を駆 動する駆動機構63が逆回転して下降し、板状米飯15を切断して該板状米飯1 5が該巻板30上に完全に載置される。 (4)は前記昇降杆32に連結された駆動機構64が作動して昇降杆32が凹 部31内を下降して、巻板30の中央矩形板30a両側端に連結された矩形板を 屈折することにより前記板状米飯15をコの字型に成形するときの状態を示す。 このとき、駆動機構は昇降杆の駆動機構64のみが稼動している。 (5)は、巻板30の端部矩形板30bに設けられた係止片39が凹部31の 上部開口端に圧接されて係止し、この係止片39が接続されている端部矩形板3 0bがピン軸40を中心にして左方向に回動屈折し、該巻板30を強制的に閉口 して板状米飯15を四角柱状に押圧し、成形した状態を示す。このとき、偏芯カ ム34に連結した昇降杆32は最底部に移動した状態にあり、その後、該昇降杆 32は上昇に移る。 (6)は、該昇降杆32が上昇し終わり、該四角柱状に成形した海苔巻を取り 出せる状態を示す。
【0059】 なお、この後、数秒経ると、海苔巻はその断面が四角形から円形に変わる。そ の理由は明らかではないが、押圧成形された暖かい米飯の膨張あるいは水蒸気の 発生に起因するものと思われる。
【0060】 次に、前記米飯供給部12と巻包部13を自動的に制御するように構成した前 記海苔巻製造装置11の駆動機構61〜65のタイムサイクルを説明する。
【0061】 本考案に係る海苔巻製造装置11の始動スイッチの操作により、海苔巻製造装 置を始動させると、巻包部13を水平移動させる駆動機構65が駆動して、巻包 部13が初期の水平移動を開始し、被検知部51aが検知部50aに到達する〔 図5において(1)〕。
【0062】 米飯供給部12の駆動機構61〜63の稼働は、巻包部13の水平移動に連動 して稼働するようになっている。すなわち、装置の操作者によって予め設定され た巻板30上の米飯の載置を開始する位置に配置された前記被検知部51aが、 前記巻包部13の水平移動に伴ってこの被検知部51aを検知した検知手段50 aの検知信号により駆動機構61〜63を同時に稼動させる。そして、巻包部1 3の初期移動とは反対方向への移動に伴って、巻板30上の米飯の載置を終了す る位置に配置された被検知部51bが検知手段50bにより検知され、この検知 信号により、駆動機構61、62及び65を停止させ、そして、駆動機構63が 駆動して、前記板状米飯15が切断されて巻板30上に所望量の米飯15が載置 され停止する。この状態で海苔巻製造装置11は待機状態となる〔図5において (3)〕。
【0063】 次に、操作パネル上のスイッチの操作により、駆動機構64を駆動すると海苔 巻の巻包が行われ、係る海苔巻の巻包終了により海苔巻の製造が完了する。
【0064】 なお、米飯供給部12の駆動機構61〜63は前記検知手段50(50a,5 0b)の検知信号に連動して稼動(正転)し、駆動機構63にあっては、前記駆 動機構61及び62の停止後は反転してカット状態(板状米飯8を分割、停止し ている状態にある)を維持して停止する。また、昇降杆32の駆動機構64は所 定周期の回転を昇降の上下限でリミットスイッチ等の信号で停止するように構成 されいる。
【0065】 本実施例においては、海苔を使用した海苔巻の製造について説明したが、本装 置によれば、例えば海苔の代わりにシート状に焼いた薄焼き卵によって米飯を巻 包した卵巻を製造することもでき。また、海苔を使用せず、米飯のみにより成る にぎり寿司台を製造することもできる。
【0066】
【考案の効果】
以上説明した本考案の海苔巻製造装置は、上記構成から以下のような効果を有 する。
【0067】 (1)巻板の着脱を容易にすることで、巻板の洗浄、交換の便に優れ、また、巻 板を交換することにより巻板を形成する矩形板の幅を変更すると共に、被検知部 の配置間隔を変更し、巻板上に対する米飯の供給量を所望の量に調整することで 、一の装置によって太さの異なる海苔巻を容易に製造することができる海苔巻製 造装置を提供することができた。
【0068】 (2)巻板上に対する米飯の供給量は、巻包部上面に配置された2の被検知部を 検知した2の検知手段の検知信号により、米飯供給部の始動・停止を制御するこ とにより行うので、被検知部の配置間隔により巻板上に対する米飯の供給量を所 望の量に調整することができ、従って、操作が簡単であり、取扱いに特別の知識 、経験、ないし熟練を必要としない海苔巻製造装置を提供することができた。
【0069】 (3)巻板の裏面と昇降杆の上端を連結する連結部材は、昇降杆の昇降に伴う垂 直方向の力によっては着脱不能に構成されているので、海苔巻の製造作業中に昇 降杆の上端から巻板が外れることがなく、常時安定した状態で海苔巻を製造する ことができる一方、水平方向の力に対しては、容易に着脱可能であるので、巻板 の交換の便に優れた海苔巻製造装置を提供することができた。
【0070】 (4)被検知部の近傍に、2の被検知部の配置間隔を表示できる目盛り板を取付 けたので、所望量の米飯を供給するために必要な被検知部の配置間隔を容易に設 定することができ、特別の知識、経験、ないし熟練を要さずして正確に所望の長 さの板状米飯を巻板状に載置することができる海苔巻製造装置を提供することが できた。
【0071】 (5)表面に格子状の溝を設けたので、成形ローラは米飯との接触面が少なくな り、その表面に米飯が接着し難い海苔巻製造装置を提供することができた。
【0072】 (6)巻板の表面端部の少なくとも一方に、海苔の載置位置を示すピンを突設し てなるので、板状米飯の落下位置に正確に海苔を配置することができ、しかもこ のピンの存在により海苔が巻板上で固定されるので、巻包部の水平移動によって も海苔が巻板上でずれることがない海苔巻製造装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す海苔巻製造装置の平面
【図2】本考案の一実施例を示す海苔巻製造装置の正面
【図3】成形ローラ部分付近の拡大断面図
【図4】図3のローラ部分の拡大図であり、(A)は右
側面図、(B)は正面図。
【図5】米飯が米飯供給部から巻包部へ供給された後、
海苔巻の巻包が完了するまでの工程図。
【図6】巻包部部分の拡大断面図
【図7】巻板の底面図
【図8】巻板の側面図
【図9】昇降杆上端部の拡大図。
【図10】図10のXI−XI線断面図。
【図11】(A)検知部及び被検知部を示す拡大平面
図。(B)部分断面図
【符号の説明】
11 海苔巻製造装置 12 米飯供給部 13 巻包部 14 ホッパー 15 板状米飯 16 攪拌部 17,17’ ローラ 20 コンベア 21 成形ローラ 21’対向ローラ 22 肉厚調整杆 23 クランク軸 24 クランク 26 補助ギヤ 27 カッター 30 巻板 30a 中央矩形板 30b,30c 端部矩形板 30d,30e 矩形板(端部矩形板に隣接した) 31 (直方体状の)凹部 32 昇降杆 34 カム 35 ガイド壁 36 連結部材 36a 連結突起 36b 連結凹部 37 支持板(連結突起の) 37a 片(支持板37の) 37b 片(支持板37の) 38 支持板(連結凹部の) 38a 片(支持板38の) 38b 片(支持板38の) 39 係止片 40 ピン軸 41 スプリング 42 ピン 43 規制片 46 ラック 50(50a,50b) 検知手段 51(51a,51b) 被検知部 52 調整ネジ 53 目盛 54 摺動板 61 駆動機構(ホッパーの) 62 駆動機構(コンベア及び成形ローラの) 63 駆動機構(カッターの) 64 駆動機構(昇降杆の) 65 駆動機構(巻包部の水平移動用)

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米飯を投入するホッパーと、このホッパ
    ーより落下する米飯を所定厚さに成形する成形ローラ
    と、この成形ローラにより成形された米飯を切断するカ
    ッターをその途上に備えてなるコンベアを有する米飯供
    給部と、 前記米飯供給部のコンベアより搬出された米飯を載置
    し、この米飯を海苔中に巻いて海苔巻を成形する4枚又
    は5枚の矩形板を屈折可能に連結してなる巻板と、前記
    巻板の裏面を連結した昇降杆を有し、前記巻板と共に直
    方体状の凹部内を上下移動し、前記米飯供給部のコンベ
    アの搬出端下方を水平移動自在の巻包部から成る海苔巻
    製造装置において、 前記昇降杆上端と巻板を連結部材によって着脱自在に連
    結すると共に、 前記巻包部の上面に巻包部の移動方向に適宜間隔を配し
    て2の被検知部を配置すると共に、該被検知部の少なく
    とも一方を巻包部の移動方向に、位置調整を可能に設け
    て巻包部の移動方向における前記2の被検知部の配置間
    隔を可変となすと共に、前記2の被検知部を検知する検
    知手段をそれぞれ設け、前記被検知部の1を検知する検
    知手段の検知信号により、前記巻包部の水平移動と、米
    飯供給部の巻板上への米飯の供給を開始せしめると共
    に、他の被検知部を検知する検知手段の検知信号によ
    り、前記米飯供給部による巻板上への米飯の供給を停止
    せしめる制御手段を設けたことを特徴とする海苔巻製造
    装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降杆上端に巻板を着脱自在となす
    連結部材は、巻板の着脱の際、巻板の水平方向のみの移
    動を許容する連結部材であることを特徴とする請求項1
    記載の海苔巻製造装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降杆上端に巻板を着脱自在となす
    連結部材は、連結突起とこれに嵌合する連結凹部からな
    り、前記昇降杆の上端に水平に載置された支持板の裏面
    と、前記巻板裏面に、連結部材の前記連結突起及び連結
    凹部それぞれ配置して、前記昇降杆の先端と巻板底面と
    を前記支持板を介して水平方向に着脱自在となすことを
    特徴とする請求項1記載の海苔巻製造装置。
  4. 【請求項4】 前記巻包部の巻板は、該巻板を形成する
    矩形板の幅が異なる数種の巻板を備え、任意の一の巻板
    を形成する矩形板の幅に応じて前記2の被検知部の移動
    方向における配置間隔を変更可能に構成してなることを
    特徴とする請求項1,2又は3記載の海苔巻製造装置。
  5. 【請求項5】 前記2の被検知部の少なくとも一方を前
    記巻包部上部に設けた目盛り板上に設けたことを特徴と
    する請求項1,2,3又は4項に記載の海苔巻製造装
    置。
  6. 【請求項6】 前記成形ローラは、表面に格子状の溝を
    形成してなることを特徴とする請求項1,2,3,4又
    は5記載の海苔巻製造装置。
  7. 【請求項7】 前記巻板を形成する4枚又は5枚の矩形
    板であって、巻板の端部を成す端部矩形板の少なくとも
    一方に、該端部矩形板の裏面であって、該端部矩形板が
    他の矩形板と連結する側端より突出する前記直方体状の
    凹部の開口上端部に係止する係止片が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の
    海苔巻製造装置。
  8. 【請求項8】 前記巻板を形成する4枚又は5枚の矩形
    板であって、巻板の端部を成す端部矩形板の少なくとも
    一方に、該端部矩形板の表面であって、巻板の長手方向
    の側辺を成す側端に、ピンが突設されていることを特徴
    とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の海苔
    巻製造装置。
  9. 【請求項9】 前記他の被検知部を検知する検知手段の
    検知信号により、前記米飯供給部のコンベアを停止し、
    且つ、前記カッターをコンベア上に下降して、板状米飯
    を切断する制御手段を設けたことを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5,6,7又は8記載の海苔巻製造装
    置。
  10. 【請求項10】 前記他の被検知部を検知する検知手段
    の検知信号により、前記米飯供給部のコンベアを停止
    し、且つ、前記カッターをコンベア上に下降して、板状
    米飯を切断し、次いで、前記巻包部の前記直方体状凹部
    内の下降を開始する制御手段を設けたことを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の海苔巻
    製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246487A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Fuji Seiki Co Ltd 巻寿司成形装置及び巻寿司成形方法
CN115708563A (zh) * 2022-11-23 2023-02-24 林益星 寿司机和寿司铺饭机

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