JP2017043018A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手差しトレイに用紙が載置されたことにより省電力モードから通常モードへ復帰した場合、用紙の情報の入力をユーザに促す。
【解決手段】通常モードと省電力モードとにおいて動作可能な画像形成装置100であって、手差しトレイ210に載置された用紙を検知する手差し用紙センサ214と、用紙の情報を入力するための手差し用紙サイズ選択画面600が表示される表示部334と、手差しトレイ210に用紙が載置されたことにより省電力モードから通常モードへ復帰した場合、手差し用紙サイズ選択画面を表示させ、それ以外の要因で通常モードへ復帰した場合、手差し用紙サイズ選択画面を表示させない制御ユニット300と、を備える画像形成装置。
【選択図】図4
【解決手段】通常モードと省電力モードとにおいて動作可能な画像形成装置100であって、手差しトレイ210に載置された用紙を検知する手差し用紙センサ214と、用紙の情報を入力するための手差し用紙サイズ選択画面600が表示される表示部334と、手差しトレイ210に用紙が載置されたことにより省電力モードから通常モードへ復帰した場合、手差し用紙サイズ選択画面を表示させ、それ以外の要因で通常モードへ復帰した場合、手差し用紙サイズ選択画面を表示させない制御ユニット300と、を備える画像形成装置。
【選択図】図4
Description
本発明は、給送された記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置は、用紙に連続的に複写や印刷を行うことが可能となるよう、装置本体に給紙トレイを有している。また、使用する用紙のサイズや種類はユーザが画像形成装置を使用する環境に大きく依存する。このような状況に対応するために、画像形成装置には複数の給紙トレイが設けられている。一方で、画像形成装置に複数の給紙トレイが設けられているとしても、各給紙トレイに載置された用紙とは異なる用紙に対して、一時的に複写や印刷を実行したいという要求が生じることもある。このような要求が生じることも想定して、画像形成装置には、給紙トレイとは別に、所望の用紙を容易に載置できるよう、手差しトレイも設けられている。
手差しトレイに載置された用紙を給送し、適切な位置に画像を形成するためには、用紙のサイズが判明していることが必要であり、ユーザが操作部に用紙のサイズを入力する必要があった。特許文献1では、用紙幅を検知する検知手段を有し、手差しトレイ上に用紙が載置されたことを検知したタイミングで、表示部に選択可能な用紙サイズを表示してユーザに選択させる構成が提案されている。このような従来技術では、ユーザにより選択されたサイズが制御部の揮発メモリ又は不揮発メモリに記憶されている。そして、手差しトレイ上の用紙の有無を検知する検知手段が手差しトレイ上に用紙が無いことを検知するまでは、複写や印刷毎の再設定を必要としない構成が実施されている。
更に、画像形成装置は、省電力の目的から一部の機能以外の機能を停止させる省電力(スリープ)モード機能を備えている。このような画像形成装置では、スリープモード中に動作する機能をネットワークインターフェース(以下、I/Fという。)等の一部の機能のみに制限することにより、消費電力を低減させることを可能としている。従来技術では、スリープモードに移行する直前の手差しトレイ上の用紙の有無と、スリープモードから復帰した直後の手差しトレイ上の用紙の有無を比較している。そして、スリープモード移行時と復帰時のいずれのタイミングにおいても手差しトレイ上に用紙が載置されていると判断した場合、不揮発メモリに記憶されている用紙サイズに従って画像形成処理を実施している。
しかし、従来の画像形成装置では、次のような課題があった。従来は、手差しトレイ上に用紙が載置された状態でスリープモードへ移行し、スリープモード中に載置された用紙が取り除かれ、異なるサイズの用紙が載置された後にスリープモードから復帰した場合、次のようなことになる。即ち、手差しトレイ上の用紙の有無を検知する検知手段による検知結果は、スリープモードの前後でいずれも紙有りであって変化が無い。このため、スリープモードから復帰した後の画像形成処理は、スリープモードへ移行する前に選択された用紙のサイズ情報に基づいて実施される。
例えば、A3長(420mm)の用紙が手差しトレイに載置された状態でスリープモードへ移行し、スリープモード中にA3長の用紙が取り除かれ、代わりにA4長(210mm)の用紙が手差しトレイに載置されたとする。この場合、手差しトレイに載置されている実際の用紙のサイズはA4長であるにもかかわらず、A4長の用紙が載置される前のA3長のサイズ情報に基づいて画像形成が実施される。このため、搬送されてきた用紙のサイズよりも形成されるトナー画像のサイズの方が大きくなってしまい、用紙に転写されない領域のトナーは、二次転写ローラ等の部材へ付着してしまう。そして、二次転写ローラへ付着したトナーは、その後の画像形成処理時に搬送されてきた用紙の裏面に付着してしまう裏汚れ等の画像不良の原因となる。また、逆に、スリープモード中にA4長の用紙からA3長の用紙へ変更された場合、記憶されている用紙のサイズ(A4長)よりも搬送される用紙のサイズ(A3長)が長いため、紙詰まりと判断されてしまうおそれがある。
一方、上記の課題を解決するために、スリープモードから復帰する毎に、ユーザに用紙のサイズの設定を促すこととすると、ユーザが煩わしさを感じるおそれがある。
そこで、本発明は、記録媒体載置部に記録媒体が載置されたことにより省電力モードから通常モードへ復帰した場合、記録媒体の情報の入力をユーザに促すことができる画像形成装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明による画像形成装置は、記録媒体に画像を形成することが可能な通常モードと、前記通常モードよりも消費電力が少ない省電力モードとにおいて動作可能であって、
前記記録媒体が載置される記録媒体載置部と、
前記記録媒体載置部に載置された前記記録媒体を検知する記録媒体検知部と、
前記記録媒体の情報を入力するための記録媒体情報入力画面が表示される表示部と、
前記記録媒体検知部の検知信号に基づいて前記省電力モードにおいて前記記録媒体載置部に前記記録媒体が載置されていない状態から前記記録媒体が載置された状態へ変化したことを検知した場合、前記省電力モードから前記通常モードへ復帰したときに前記表示部に前記記録媒体情報入力画面を表示させ、
前記記録媒体検知部の前記検知信号に基づいて前記省電力モードにおいて前記記録媒体載置部に前記記録媒体が載置されていない状態から前記記録媒体が載置された状態へ変化したことを検知しない場合、前記省電力モードから前記通常モードへ復帰したときに前記表示部に前記記録媒体情報入力画面を表示させない制御ユニットと、
を備えることを特徴とする。
前記記録媒体が載置される記録媒体載置部と、
前記記録媒体載置部に載置された前記記録媒体を検知する記録媒体検知部と、
前記記録媒体の情報を入力するための記録媒体情報入力画面が表示される表示部と、
前記記録媒体検知部の検知信号に基づいて前記省電力モードにおいて前記記録媒体載置部に前記記録媒体が載置されていない状態から前記記録媒体が載置された状態へ変化したことを検知した場合、前記省電力モードから前記通常モードへ復帰したときに前記表示部に前記記録媒体情報入力画面を表示させ、
前記記録媒体検知部の前記検知信号に基づいて前記省電力モードにおいて前記記録媒体載置部に前記記録媒体が載置されていない状態から前記記録媒体が載置された状態へ変化したことを検知しない場合、前記省電力モードから前記通常モードへ復帰したときに前記表示部に前記記録媒体情報入力画面を表示させない制御ユニットと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体載置部に記録媒体が載置されたことにより省電力モードから通常モードへ復帰した場合、記録媒体の情報の入力をユーザに促すことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。
(画像形成装置)
図1は、画像形成装置100の断面図である。図2は、画像形成装置100の制御システムのブロック図である。図1及び図2を用いて、画像形成装置100の構造および画像形成動作を説明する。図2に示すように、制御ユニット300は、CPU(第一の制御部)301、ROM302、RAM303、EEPROM(不揮発メモリ)304、復帰要因監視部(第二の制御部)305から構成される。CPU301は、ユーザが各種の操作指示を入力する操作部としてのユーザインターフェース(以下、UIという。)330と通信可能である。UI330から、例えば画像形成開始の指示(以下、ジョブという。)がCPU301へ入力されると、CPU301は、画像形成動作を開始する。
図1は、画像形成装置100の断面図である。図2は、画像形成装置100の制御システムのブロック図である。図1及び図2を用いて、画像形成装置100の構造および画像形成動作を説明する。図2に示すように、制御ユニット300は、CPU(第一の制御部)301、ROM302、RAM303、EEPROM(不揮発メモリ)304、復帰要因監視部(第二の制御部)305から構成される。CPU301は、ユーザが各種の操作指示を入力する操作部としてのユーザインターフェース(以下、UIという。)330と通信可能である。UI330から、例えば画像形成開始の指示(以下、ジョブという。)がCPU301へ入力されると、CPU301は、画像形成動作を開始する。
CPU301は、I/O307を介して、定着搬送モータ145、定着モータ173、定着搬送モータ146、手差し搬送モータ147、排出モータ148、及び排出モータ149を駆動制御する。また、CPU301は、I/O307を介して、搬送センサ171、レジストレーションセンサ160、カセット用紙センサ152、排出センサ195及び排出センサ197からの信号を検知する。また、CPU301は、I/O307を介して、定着モータセンサ174、手差しトレイ210上の記録媒体(以下、用紙という。)の有無を検知する手差し用紙センサ(記録媒体検知部)214およびスリープボタン335からの信号を検知する。
CPU301は、UI330からのジョブの内容に対応した画像を処理する画像処理部316と通信が可能である。画像処理部316は、CPU301と相互に通信を行って画像の展開、回転等の画像処理を実施する。CPU301は、画像形成部320を制御する。画像形成部320は、図1に示すプロセスユニット120、中間転写ベルト130および二次転写部140への高電圧の供給および駆動を制御したり、レーザースキャナユニット(露光装置)110を制御したりする。また、画像形成部320は、図1に示す定着器170のヒータの温度を制御する。画像形成装置100の上部に画像読取部101が設けられている。画像読取部101は、原稿の画像を読み取り、画像データを画像処理部316へ送信する。
操作部としてのUI330は、ユーザが情報を入力する際に使用される入力キー群331、画像形成動作を開始する際に押されるスタートキー332を有している。また、UI330は、画像形成動作を中断する際に押されるストップキー333、表示手段としての表示部334及びスリープボタン335を有している。ユーザがスリープボタン(開閉器)335を押すと、画像形成装置100は、消費電力を低減させた省電力状態であるスリープモードへ移行したり、スリープモードから通常モードへ復帰したりする。
通常モード(スタンバイ状態)において、画像形成装置100は、UI330又は外部機器からジョブを受け付けたら即座に画像形成動作を開始できるように待機する画像形成可能な状態にある。スリープモード(省電力モード)において、CPU301や画像形成部320へ電源が供給されておらず、画像形成装置100は、ジョブを受け付けても即座に画像形成動作を開始できない状態にある。スリープモードにおいて、画像形成装置100は、通常モードよりも消費電力が少ない。なお、画像形成装置100のスリープモードについての詳細な説明は、後述する。画像形成装置100の上述した構造は、一例であり、本発明の画像形成装置100は、上述した構造に限定されるものではない。
次に、図1及び図2を用いて、画像形成装置100における基本的な画像形成動作を説明する。UI330からのジョブを受け付けると、CPU301は、受け付けたジョブに従って画像形成動作を開始する。CPU301は、I/O307を介して、カセットピックアップローラ151の駆動源となる定着搬送モータ145を駆動させることで、カセットピックアップローラ151が回転駆動し、給紙カセット150内の用紙が1枚ずつ給送される。このとき、CPU301は、用紙の給送動作が正常に行われたか否かを、カセット用紙センサ152を用いて監視する。
記録媒体載置部としての手差しトレイ(マルチ・パーパス・トレイ)210から画像形成装置100の本体への用紙の給送を説明する。CPU301は、手差しトレイ210に用紙が載置されている状態で、UI330から手差しトレイ210上の用紙を搬送するよう指示を受けると、次のように動作する。即ち、CPU301は、I/O307を介して手差し搬送モータ147を駆動し、手差しピックアップローラ211を回転させる。手差しピックアップローラ211の回転が開始されることにより、手差しトレイ210上の用紙が一枚ずつ給送される。給紙カセット150からの給紙と同様に、CPU301は、レジストレーションセンサ160を監視し、給送動作が正常に行われたか否かを判断する。また、手差し用紙センサ214は、手差しトレイ210上に用紙が載置されているか否かを検知する。
CPU301は、二次転写部140に用紙が到着するタイミングに間に合うように、プロセスユニット120での画像形成動作を開始する。プロセスユニット120は、感光ドラム、現像器、帯電ローラ、感光ドラムクリーナー等により構成されている。プロセスユニット120では、感光ドラムの表面が帯電された後、レーザースキャナユニット110から照射されるレーザー光により、感光ドラム上に静電潜像が形成される。そして、感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像器内のトナーにより感光ドラム上で現像され、トナー像となる。その後、感光ドラム上に形成されたトナー像は、一次転写部121において一次転写電圧を印加され、中間転写ベルト130へ転写される。中間転写ベルト130へ転写されたトナー像は、中間転写ベルト130の回転によって、二次転写部140へ搬送される。
また、CPU301は、搬送ローラ153、搬送ローラ154、搬送ローラ155により搬送された用紙の位置を、レジストレーションセンサ160を監視することで検知する。そして、レジストレーションセンサ160に用紙の先端が到達したタイミングを考慮し、用紙の先端と、中間転写ベルト130上のトナー像の先端が、二次転写部140で一致するように、用紙の搬送を制御する。例えば、CPU301は、トナー像に対応する用紙がレジストレーションセンサ160へ所定のタイミングよりも早く到着した場合、レジストローラ161で用紙を所定時間停止させた後に、再度用紙の搬送を再開させる。以上のようにして、CPU301は、二次転写部140に到達した用紙とトナー像に対し、二次転写部140により二次転写電圧を印加し、それによって、トナー像が用紙へ転写される。
二次転写後の用紙は、搬送ベルト190、定着器170へ搬送される。定着器170では、用紙に転写された未定着のトナー像が用紙に加熱定着される。その後、用紙は、更に用紙の搬送方向における下流部へ搬送される。定着後の用紙の先端が、搬送センサ171に到達すると、CPU301は、次のような動作を行う。即ち、CPU301は、あらかじめUI330から指定されているジョブの内容に従って、搬送路230、搬送路231又は搬送路234のいずれへ搬送ローラ162により用紙を搬送するのかを判断する。CPU301は、フラッパ172及びフラッパ182を切り替えることで、用紙の搬送先を切り替える。
具体的には、UI330により指定されたジョブが両面印刷ジョブの場合と排出トレイ200に対して印字面を下向きに排出する場合、CPU301は、用紙を搬送路230へ搬送するために、フラッパ172を切り替える。片面印刷又は両面印刷において排出トレイ196又は排出トレイ199へ用紙を排紙する場合、CPU301は、フラッパ182を切り替えて、用紙を搬送路231へ搬送する。UI330により指定されたジョブが排出トレイ200へ用紙を排出する命令である場合、CPU301は、フラッパ172とフラッパ182を切り替えて、用紙を搬送路234へ搬送する。
搬送路231へ搬送された用紙は、搬送ローラ232により、更に用紙の搬送方向の下流側(以下、単に下流側という。)へ搬送される。続いて、用紙は、搬送路181へ搬送され、排出トレイ196及び排出トレイ199へ向けて搬送される。搬送路181へ搬送された用紙は、排出モータ148によって駆動される排出ローラ241及び排出ローラ242によって搬送される。UI330により指定されたジョブが用紙を排出トレイ196へ排出する命令である場合、CPU301は、フラッパ183を切り替えて、用紙を搬送路193へ搬送し、排出ローラ243により排出トレイ196へ用紙を排出する。UI330により指定されたジョブが用紙を排出トレイ199へ排出する命令である場合、CPU301は、フラッパ183を切り替えて、用紙を搬送路184へ搬送する。続いて、CPU301は、排出モータ149を駆動する。用紙は、排出モータ149によって駆動される排出ローラ244、排出ローラ245及び排出ローラ246によって、搬送路198へ搬送され、排出トレイ199へ排出される。
片面印刷において用紙を排出トレイ200へ印字面を下向きにして排出する場合、CPU301は、用紙を、一旦、搬送路230へ搬送する。用紙の後端が反転ローラ163を通過したタイミングで、CPU301は、反転ローラ163及び両面搬送ローラ164、165、166、179、168を逆回転させ、用紙の搬送方向を逆転して用紙を排出ローラ180へ向けて搬送する。用紙は、排出ローラ180により搬送路234を搬送され、排出トレイ200へ排出される。
両面印刷の場合、用紙は、搬送路230へ搬送される。用紙は、両面搬送ローラ164、165、166、179、168によって両面反転搬送路233へ搬送される。次に、用紙の後端が両面搬送ローラ179を通過したタイミングで、CPU301は、両面搬送ローラ179、168を逆回転させ、フラッパ178を切替えて、用紙を両面搬送ローラ169へ向けて搬送する。用紙は、両面搬送ローラ169、175、176、177によって搬送され、搬送ローラ155へ受け渡される。ジョブが全て終了すると、CPU301は、UI330の表示部334にジョブが終了したことを表示する。なお、上記の画像形成動作は、一例であり、本発明は、上記の画像形成動作に限定されるものではない。
(手差しトレイ)
図3は、手差しトレイ210の上視図である。画像形成装置100の本体は、図3の左側に位置する。用紙の束は、手差しトレイ210上に載置される。手差しピックアップローラ211は、手差しトレイ210上の用紙の束から用紙を一枚ずつ分離し、画像形成装置100の本体内へ給送する。手差し用紙センサ214は、手差しピックアップローラ211によって用紙を搬送可能な位置に載置された用紙を検知できるように、手差しトレイ210に設けられている。手差しピックアップローラ211によって用紙を搬送可能な位置に用紙が載置されると、手差し用紙センサ214は、検知信号をCPU301へ出力する。CPU301は、手差し用紙センサ214の検知信号に基づいて、手差しトレイ210上に用紙が有るか否かを判断する。手差しサイド規制ガイド212、213は、手差しトレイ210上に載置された用紙の幅方向(用紙の搬送方向に直交する方向)における位置を規制する。手差しトレイ210上に載置された用紙は、手差しピックアップローラ211による給送時に斜行しないように、手差しサイド規制ガイド212、213によって狭侍される。手差しサイド規制ガイド212、213は、矢印215、216で示す方向にスライド可能に設けられている。手差しサイド規制ガイド212、213は、手差しトレイ210上に載置された用紙の幅方向の寸法(主走査長)に従って、スライド移動され、用紙の幅方向における位置を規制することができる。用紙の幅方向の寸法が異なる用紙が手差しトレイ210上に載置されたとしても、手差しサイド規制ガイド212、213は、用紙の斜行を防止することができる。
図3は、手差しトレイ210の上視図である。画像形成装置100の本体は、図3の左側に位置する。用紙の束は、手差しトレイ210上に載置される。手差しピックアップローラ211は、手差しトレイ210上の用紙の束から用紙を一枚ずつ分離し、画像形成装置100の本体内へ給送する。手差し用紙センサ214は、手差しピックアップローラ211によって用紙を搬送可能な位置に載置された用紙を検知できるように、手差しトレイ210に設けられている。手差しピックアップローラ211によって用紙を搬送可能な位置に用紙が載置されると、手差し用紙センサ214は、検知信号をCPU301へ出力する。CPU301は、手差し用紙センサ214の検知信号に基づいて、手差しトレイ210上に用紙が有るか否かを判断する。手差しサイド規制ガイド212、213は、手差しトレイ210上に載置された用紙の幅方向(用紙の搬送方向に直交する方向)における位置を規制する。手差しトレイ210上に載置された用紙は、手差しピックアップローラ211による給送時に斜行しないように、手差しサイド規制ガイド212、213によって狭侍される。手差しサイド規制ガイド212、213は、矢印215、216で示す方向にスライド可能に設けられている。手差しサイド規制ガイド212、213は、手差しトレイ210上に載置された用紙の幅方向の寸法(主走査長)に従って、スライド移動され、用紙の幅方向における位置を規制することができる。用紙の幅方向の寸法が異なる用紙が手差しトレイ210上に載置されたとしても、手差しサイド規制ガイド212、213は、用紙の斜行を防止することができる。
(手差しトレイに載置された用紙のサイズ設定)
次に、図4、図5及び図6を用いて、手差しトレイ210に載置された用紙のサイズ設定を説明する。図4は、CPU301により実行される手差し用紙サイズ選択画面600の表示制御動作を示す流れ図である。図5は、表示部334に表示される手差し用紙サイズ選択画面600を示す図である。図6は、CPU301により実行される手差し用紙サイズの選択制御動作を示す流れ図である。
次に、図4、図5及び図6を用いて、手差しトレイ210に載置された用紙のサイズ設定を説明する。図4は、CPU301により実行される手差し用紙サイズ選択画面600の表示制御動作を示す流れ図である。図5は、表示部334に表示される手差し用紙サイズ選択画面600を示す図である。図6は、CPU301により実行される手差し用紙サイズの選択制御動作を示す流れ図である。
まず、図4を用いて、CPU301により実行される表示制御動作を説明する。CPU301は、ROM(記憶部)302に記憶されているプログラムに従って、表示制御動作を実行する。表示制御動作において、CPU301は、手差し用紙サイズ選択画面600をUI330の表示部334に表示させるか否かを判断する。なお、図4に示す表示制御動作は、スリープモードからの復帰時も含めてCPU301が動作可能な状態において、繰り返し実行されている。
表示制御動作が開始されると、CPU301は、手差し用紙センサ214の検知信号に基づいて、手差しトレイ210上に用紙が載置されているか否かを判断(S501)。手差しトレイ210上に用紙が載置されていると判断された場合(S501でYES)、CPU301は、手差し用紙サイズ設定が確定済みであるか否かを判断する(S502)。手差し用紙サイズ設定は、手差しトレイ210上に載置される用紙のサイズを設定することである。手差し用紙サイズ設定の確定については、図5及び図6を用いて後述する。手差し用紙サイズ設定が確定済みである場合(S502でYES)、再度の手差し用紙サイズ設定は必要ないので、CPU301は、手差し用紙サイズ選択画面600を表示部334に表示しない(S503)。一方、手差し用紙サイズ設定が確定していない場合(S502でNO)、手差しトレイ210上に載置された用紙のサイズ情報を得るために、CPU301は、手差し用紙サイズ選択画面600を表示部334に表示させる(S504)。S501において、手差しトレイ210上に用紙が載置されていないと判断された場合(S501でNO)、CPU301は、手差し用紙サイズ設定の初期化を行う。即ち、CPU301は、手差し用紙サイズ設定を未確定状態にし(S505)、手差し用紙サイズを未設定にする(S506)。CPU301は、手差し用紙サイズ設定の未確定状態および手差し用紙サイズの未設定をEEPROM304に記憶する。即ち、EEPROM304に記憶されている用紙のサイズ(記憶媒体情報)を削除する。CPU301は、手差し用紙サイズ選択画面600を表示部334に表示しない(S507)。CPU301は、表示制御動作を終了する。CPU301は、上述した表示制御動作を繰り返し実行する。
次に、図5及び図6を用いて、手差し用紙サイズ設定の確定を説明する。手差し用紙サイズ設定の確定は、ユーザにより行われる。図4のS504において、手差しトレイ210に載置された用紙のサイズをユーザが設定できるように、記録媒体情報入力部としてのUI330の表示部334に、手差し用紙サイズ選択画面600が表示される。ユーザは、手差し用紙サイズ選択画面(記録媒体情報入力画面)600を操作して、手差し用紙サイズ設定を確定する。
手差し用紙サイズ選択画面600が表示されると、CPU301は、図6に示す手差し用紙サイズの選択制御動作を開始する。CPU301は、ROM(記憶部)302に記憶されているプログラムに従って、選択制御動作を実行する。選択制御動作において、CPU301は、図5(a)に示すように手差し用紙サイズ選択画面600に用紙サイズ候補ボタン群611、612、613、614、615、616、617を表示する(S701)。ユーザがまだ用紙のサイズ(記録媒体情報)を選択していないこの段階において、サイズ確定ボタン620は、グレーアウトされている。グレーアウトされているサイズ確定ボタン620を押しても、確定の操作・選択は、実行されない。
CPU301は、用紙サイズ候補ボタン群611、612、613、614、615、616、617の中から用紙サイズ候補ボタンがユーザにより選択されたか否かを判断する(S702)。用紙サイズ候補ボタンが選択されていない場合(S702でNO)、CPU301は、用紙サイズ候補ボタンが選択されるまで待機する。ユーザが用紙サイズ候補ボタン群611〜617のいずれかのボタンを押して用紙サイズを選択すると(S702でYES)、CPU301は、選択された用紙サイズ候補ボタン以外のボタンをグレーアウトで表示させる。例えば、A4用紙サイズ候補ボタン611が選択された場合、CPU301は、図5(b)に示すようにA4用紙サイズ候補ボタン611以外のボタンをグレーアウトで表示させる。CPU301は、サイズ確定ボタン620のグレーアウトを解除し、サイズ確定ボタン620の操作・選択が可能な有効状態にする(S703)。
CPU301は、サイズ確定ボタン620がユーザによって押されたか否かを判断する(S704)。サイズ確定ボタン620が押されていない場合(S704でNO)、CPU301は、サイズ確定ボタン620が押されるまで待機する。サイズ確定ボタン620がユーザにより押された場合(S704でYES)、CPU301は、手差し用紙サイズ設定の確定の処理動作を行う。手差し用紙サイズ設定の確定の処理動作において、CPU301は、手差し用紙サイズ設定を確定状態にし(S705)、手差し用紙サイズを選択された用紙サイズに設定する(S706)。CPU301は、手差し用紙サイズ設定の確定状態および設定された用紙サイズ(記録媒体情報)をEEPROM(記録媒体情報記憶部)304に記憶する。CPU301は、手差し用紙サイズの選択制御動作を終了する。
なお、図6に示す選択制御動作と同時に図4に示す表示制御動作も並行して実行されている。そのため、図6に示す選択制御動作が実行中であっても、図4に示す表示制御動作の判断結果によって手差し用紙サイズ選択画面600が非表示になり、図6に示す選択制御動作が中断されることがある。
以上のようにして、手差しトレイ210に載置された用紙のサイズ設定が行われる。
なお、手差し用紙サイズの選択制御動作に付随して、手差し用紙の紙種情報(記録媒体情報)を設定するように構成しても良い。その場合、手差し用紙サイズ選択画面600で用紙サイズが確定された後、手差し用紙種類選択画面(不図示)が表示部334に表示される。用紙サイズ候補ボタン群611〜617と同様に、表示された用紙種類候補ボタン群の中からユーザが用紙種類候補ボタンを選択することにより、用紙種類を確定するようにしてもよい。
なお、手差し用紙サイズの選択制御動作に付随して、手差し用紙の紙種情報(記録媒体情報)を設定するように構成しても良い。その場合、手差し用紙サイズ選択画面600で用紙サイズが確定された後、手差し用紙種類選択画面(不図示)が表示部334に表示される。用紙サイズ候補ボタン群611〜617と同様に、表示された用紙種類候補ボタン群の中からユーザが用紙種類候補ボタンを選択することにより、用紙種類を確定するようにしてもよい。
(電源構成)
次に、図2を用いて、画像形成装置100の電源構成を説明する。
主電源(第一の電源)410は、通常モードにおいて、給電ライン411を介して、制御ユニット300へ電力を供給する。また、主電源410は、その他の給電ライン(不図示)により、画像形成装置100及び画像読取部101へも給電を行っている。また、主電源410の給電は、CPU301によって停止させることが可能である。さらに、主電源410の給電は、復帰要因監視部305によって停止及び再開させることが可能である。主電源410及び給電ライン411は、後述する復帰要因の検知に従って制御ユニット300のCPU301への通電を開始する起動部として機能することができる。
次に、図2を用いて、画像形成装置100の電源構成を説明する。
主電源(第一の電源)410は、通常モードにおいて、給電ライン411を介して、制御ユニット300へ電力を供給する。また、主電源410は、その他の給電ライン(不図示)により、画像形成装置100及び画像読取部101へも給電を行っている。また、主電源410の給電は、CPU301によって停止させることが可能である。さらに、主電源410の給電は、復帰要因監視部305によって停止及び再開させることが可能である。主電源410及び給電ライン411は、後述する復帰要因の検知に従って制御ユニット300のCPU301への通電を開始する起動部として機能することができる。
副電源(第二の電源)420は、スリープモードにおいて、給電ライン421を介して、復帰要因監視部305へ電力を供給する。これにより、復帰要因監視部305は、主電源410から制御ユニット300への給電が停止している時でも動作可能である。また、副電源420は、スリープモードにおいて、給電ライン422及び423を介して、手差し用紙センサ214及びスリープボタン335へ給電する。これにより、手差し用紙センサ214及びスリープボタン335は、主電源410からの給電が行われていない時でも動作可能である。
(スリープモード)
以下、画像形成装置100のスリープモードを説明する。UI330には、スリープボタン335が設けられている。スリープボタン335は、画像形成装置100をスリープモードへ移行させるために、又は、スリープモードから通常状態へ復帰させるためにユーザによって押される。CPU301が通電状態のときにスリープボタン335が押されると、CPU301は、主電源410からの給電を停止させる。主電源410からの給電が停止している間、副電源420から給電されていないCPU301等は、通電されておらず、動作することはできない。スリープモードにおいて、復帰要因監視部305、手差し用紙センサ214及びスリープボタン335は、副電源420から電力を供給されている。復帰要因監視部305は、手差し用紙センサ214及びスリープボタン335に直接接続されている。復帰要因監視部305は、スリープモードにおいても、手差し用紙センサ214の検知信号およびスリープボタン335が押されたか否かを監視することができる。
以下、画像形成装置100のスリープモードを説明する。UI330には、スリープボタン335が設けられている。スリープボタン335は、画像形成装置100をスリープモードへ移行させるために、又は、スリープモードから通常状態へ復帰させるためにユーザによって押される。CPU301が通電状態のときにスリープボタン335が押されると、CPU301は、主電源410からの給電を停止させる。主電源410からの給電が停止している間、副電源420から給電されていないCPU301等は、通電されておらず、動作することはできない。スリープモードにおいて、復帰要因監視部305、手差し用紙センサ214及びスリープボタン335は、副電源420から電力を供給されている。復帰要因監視部305は、手差し用紙センサ214及びスリープボタン335に直接接続されている。復帰要因監視部305は、スリープモードにおいても、手差し用紙センサ214の検知信号およびスリープボタン335が押されたか否かを監視することができる。
(スリープモードからの復帰要因判断)
次に、図7を用いて、スリープモードからの復帰要因判断を説明する。図7は、復帰要因監視部305によりスリープモード中に実行される復帰要因判断動作を示す流れ図である。本実施例におけるスリープモードからの復帰要因は、手差しトレイ210上に用紙が載置されたこと、或いはスリープボタン335が押されたことである。復帰要因判断は、手差しトレイ210上に用紙が載置されたことを示す手差し用紙センサ214からの検知信号或いはスリープボタン335が押されたことを示す信号に基づいて行われる。復帰要因監視部305は、ROM(記憶部)に記憶されたプログラムに従って復帰要因判断動作を実行する。
次に、図7を用いて、スリープモードからの復帰要因判断を説明する。図7は、復帰要因監視部305によりスリープモード中に実行される復帰要因判断動作を示す流れ図である。本実施例におけるスリープモードからの復帰要因は、手差しトレイ210上に用紙が載置されたこと、或いはスリープボタン335が押されたことである。復帰要因判断は、手差しトレイ210上に用紙が載置されたことを示す手差し用紙センサ214からの検知信号或いはスリープボタン335が押されたことを示す信号に基づいて行われる。復帰要因監視部305は、ROM(記憶部)に記憶されたプログラムに従って復帰要因判断動作を実行する。
復帰要因判断動作が開始されると、復帰要因監視部305は、復帰要因ビット群の値を0に初期化する(S801)。なお、復帰要因ビット群は、それぞれの復帰要因が割り当てられた複数の復帰要因ビットからなる。復帰要因ビット群の初期化において、復帰要因ビット群の複数の復帰要因ビットの全ての値が0にされる。本実施例において、第0ビットの値は、手差しトレイ210上に用紙が載置されたか否かを示す手差し用紙センサ214の検知信号に基づいて設定される。第1ビットの値は、スリープボタン335が押されたか否かを示す信号に基づいて設定される。
復帰要因ビット群の初期化の後、復帰要因監視部305は、複数の復帰要因を順に判断する。復帰要因監視部305は、複数の復帰要因を検知する復帰要因検知部として機能する。復帰要因監視部305は、手差し用紙センサ214の検知信号に基づいて手差しトレイ210上に用紙が載置されていない状態(紙無し状態)から手差しトレイ210上に用紙が載置された状態(紙有り状態)へ変化したか否かを判断する(S802)。手差し用紙センサ214の検知信号が紙無し状態から紙有り状態へ変化した場合(S802でYES)、復帰要因監視部305は、復帰要因ビット群の第0ビットの値を1にする(S803)。帰要因監視部305は、復帰要因ビット群の値を帰要因監視部305の内部記憶部(復帰要因記憶部)(不図示)に保存する。手差し用紙センサ214の検知信号が紙無し状態から紙有り状態へ変化していない場合(S802でNO)、第0ビットの値を0に維持したまま、処理は、S804へ進む。復帰要因監視部305は、スリープボタン335が押されたか否かを判断する(S804)。スリープボタン335が押された場合(S804でYES)、復帰要因監視部305は、復帰要因ビット群の第1ビットの値を1にする(S805)。帰要因監視部305は、復帰要因ビット群の値を帰要因監視部305の内部記憶部に保存する。スリープボタン335が押されていない場合(S804でNO)、第1ビットの値を0に維持したまま、プロセスは、S805へ進む。
以上のようにして各復帰要因の判断を行った後、復帰要因監視部305は、復帰要因ビット群の値が0であるか否かを判断する(S806)。復帰要因ビット群の値が0である場合(S806でYES)、即ち、復帰要因ビット群のいずれの復帰要因ビットの値も1でない場合、スリープモードから復帰させる要因が無いので、スリープモードが維持される。プロセスは、S801へ戻り、復帰要因監視部305は、復帰要因判断動作を繰り返す。一方、復帰要因ビット群の値が0でない場合(S806でNO)、即ち、復帰要因ビット群のいずれかの復帰要因ビットの値が1である場合、復帰要因監視部305は、主電源410から制御ユニット300への給電を再開させる(S807)。復帰要因監視部305は、復帰要因判断動作を終了する。
(スリープモードからの復帰時の手差し用紙サイズ設定の処理)
次に、図8を用いて、画像形成装置100がスリープモードから復帰した時の復帰要因ビット群の値に基づく手差し用紙サイズ設定の処理を説明する。図8は、起動時にCPU301により実行される手差し用紙サイズ設定の処理動作を示す流れ図である。CPU301は、ROM(記憶部)302に記憶されているプログラムに従って、手差し用紙サイズ設定の処理動作を実行する。画像形成装置100がスリープモードから復帰する場合、主電源410からの給電が開始され、CPU301が起動される。図8に示す手差し用紙サイズ設定の処理動作は、CPU301の起動時に実行される。
次に、図8を用いて、画像形成装置100がスリープモードから復帰した時の復帰要因ビット群の値に基づく手差し用紙サイズ設定の処理を説明する。図8は、起動時にCPU301により実行される手差し用紙サイズ設定の処理動作を示す流れ図である。CPU301は、ROM(記憶部)302に記憶されているプログラムに従って、手差し用紙サイズ設定の処理動作を実行する。画像形成装置100がスリープモードから復帰する場合、主電源410からの給電が開始され、CPU301が起動される。図8に示す手差し用紙サイズ設定の処理動作は、CPU301の起動時に実行される。
手差し用紙サイズ設定の処理動作が開始されると、CPU301は、復帰要因ビット群の値を復帰要因監視部305から読み出す(S901)。CPU301は、復帰要因ビット群の第0ビットの値が1であるか否かを判断する(S902)。即ち、CPU301は、復帰要因に、手差し用紙センサ214の検知信号が紙無し状態から紙有り状態へ変化したことが含まれているか否かを判断する。復帰要因に、紙無し状態から紙有り状態へ変化したことが含まれている場合、スリープモード中に手差しトレイ210上に用紙が新たに載置されたか、スリープモード前に載置されていた用紙が別の用紙へ変えられたと考えられる。そこで、復帰要因ビット群の第0ビットの値が1である場合(S902でYES)、CPU301は、手差し用紙サイズ設定を未確定状態にする(S903)。CPU301は、手差し用紙サイズ設定の未確定状態をEEPROM(記憶部)304に記憶する。復帰要因ビット群の第0ビットの値が1でない場合(S902でNO)、CPU301は、手差し用紙サイズ設定の処理動作を終了する。
このように、CPU301の起動に、スリープモード中の手差し用紙センサ214の検知信号の変化に応じて手差し用紙サイズ設定が未確定状態になると、処理は、図4のS502からS504へ進み、手差し用紙サイズ選択画面600が表示される。一方、CPU301の起動時に、手差し用紙サイズ設定が確定状態であると(S502でYES)、スリープモードに移行する前の手差し用紙サイズ設定が維持され、手差し用紙サイズ選択画面600は表示されない(S503)。
本実施例によれば、スリープモード中に手差しトレイ210上の用紙が変更された場合、ユーザに手差しトレイ210上の用紙サイズ(用紙情報)の再設定を適切に促すことができる。よって、形成される画像のサイズと手差しトレイ210上の用紙サイズの不一致による画像不良または紙詰まりを防止することができる。一方、スリープモード中に手差しトレイ210上の用紙が変更されていない場合、ユーザに手差しトレイ210上の用紙サイズ(用紙情報)の再設定を促すことがない。よって、ユーザに手差しトレイ210上の用紙サイズ(用紙情報)の再設定を要求するという煩わしさを解消することができる。このように、本実施例によれば、手差し用紙情報の不一致による画像不良または紙詰まりの防止と良好なユーザビリティを両立することができる。
本実施例によれば、スリープモードからの復帰要因が手差し用紙の載置である場合、手差しトレイ210上の用紙情報の設定を促し、復帰要因が手差し用紙の載置以外の要因である場合、スリープモード前の用紙情報の設定を保持することができる。これによって、確実に手差し用紙の情報設定を行うことができる。
本実施例によれば、記録媒体載置部に記録媒体が載置されたことにより省電力モードドから通常モードへ復帰した場合、記録媒体の情報の入力をユーザに促すことができる。
100・・・画像形成装置
210・・・手差しトレイ(記録媒体載置部)
214・・・手差し用紙センサ(記録媒体検知部)
300・・・制御ユニット
334・・・表示部
600・・・手差し用紙サイズ選択画面(記録媒体情報入力画面)
210・・・手差しトレイ(記録媒体載置部)
214・・・手差し用紙センサ(記録媒体検知部)
300・・・制御ユニット
334・・・表示部
600・・・手差し用紙サイズ選択画面(記録媒体情報入力画面)
Claims (4)
- 記録媒体に画像を形成することが可能な通常モードと、前記通常モードよりも消費電力が少ない省電力モードとにおいて動作可能な画像形成装置であって、
前記記録媒体が載置される記録媒体載置部と、
前記記録媒体載置部に載置された前記記録媒体を検知する記録媒体検知部と、
前記記録媒体の情報を入力するための記録媒体情報入力画面が表示される表示部と、
前記記録媒体検知部の検知信号に基づいて前記省電力モードにおいて前記記録媒体載置部に前記記録媒体が載置されていない状態から前記記録媒体が載置された状態へ変化したことを検知した場合、前記省電力モードから前記通常モードへ復帰したときに前記表示部に前記記録媒体情報入力画面を表示させ、
前記記録媒体検知部の前記検知信号に基づいて前記省電力モードにおいて前記記録媒体載置部に前記記録媒体が載置されていない状態から前記記録媒体が載置された状態へ変化したことを検知しない場合、前記省電力モードから前記通常モードへ復帰したときに前記表示部に前記記録媒体情報入力画面を表示させない制御ユニットと、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御ユニットは、前記省電力モードにおいて前記記録媒体載置部に前記記録媒体が載置されていない状態から前記記録媒体が載置された状態へ変化したことを検知したときに、前記画像形成装置を前記省電力モードから前記通常モードへ復帰させる制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記通常モードにおいて前記制御ユニットへ電力を供給する第一の電源と、
前記省電力モードにおいて前記記録媒体検知部および前記制御部へ電力を供給する第二の電源と、
を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記記録媒体情報入力画面から入力された前記記録媒体の前記情報を記憶する記憶部を更に備え、
前記制御ユニットは、前記記録媒体検知部の前記検知信号に基づいて前記通常モードにおいて前記記録媒体載置部に前記記録媒体が載置されていないことを検知した場合、前記記憶部に記憶された前記記録媒体の前記情報を削除し、前記省電力モードから前記通常モードへ復帰したときに前記表示部に前記記録媒体情報入力画面を表示させない場合、前記記憶部に記憶された前記記録媒体の前記情報を維持することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015168067A JP2017043018A (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015168067A JP2017043018A (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017043018A true JP2017043018A (ja) | 2017-03-02 |
Family
ID=58210886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015168067A Pending JP2017043018A (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017043018A (ja) |
-
2015
- 2015-08-27 JP JP2015168067A patent/JP2017043018A/ja active Pending
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