JP2017040139A - 移動作業車の解体撤去方法及び移動作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動作業車の解体撤去時において、橋脚近傍までの後退工程を省略する移動作業車の解体撤去方法及び移動作業車を提供する。
【解決手段】移動作業車の解体撤去方法において、移動作業車は、橋桁102の上で橋軸方向に移動可能な移動台座部3と、移動台座部3から下方に延在し橋桁102を間に挟んで両側に配置された一対の吊材13a,13bと、橋桁102の下方で橋軸直角方向に延在し一対の吊材13a,13bによって吊下げ支持される横梁15と、を有し移動台座部3で支持される吊下構造体5と、を備えており、吊下構造体5を二分割し、分割された吊下構造体5の各部分が独立して一つずつ移動台座部3に吊下げ支持された状態とする構造体分割工程と、構造体分割工程の後、吊下構造体5の各部分を移動台座部3から撤去する撤去工程と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、移動作業車の解体撤去方法及び移動作業車に関するものである。
従来、この分野の技術として、例えば下記特許文献1に記載の移動作業車(ワーゲン)の撤去方法が知られている。この移動作業車は斜張橋を建設に使用されるものであり、橋桁の完成後には、橋梁の橋脚の近傍まで後退し解体される。
特開昭63−125712号公報
橋桁の完成後には、移動作業車と橋脚との間の領域に、既に舗装やパラペットが施工済みであることも多い。このため、移動作業車を橋脚まで後退させるためには、移動作業車が舗装やパラペットを避けて後退する仕組みを構築する必要がある。例えば、特許文献1においては、橋桁の下方にある足場を橋桁の幅方向両端で支持する支持部を取り付け、支持部の車輪によって足場を支持して当該足場を橋脚近傍まで後退させる。しかしながら、このような移動作業車を後退させるための一連の作業は煩雑である。またスパンが大きい橋梁の場合には、移動作業車の移動自体にも時間がかかるので、工期短縮の観点からも移動作業車を橋脚近傍まで後退させる工程を省略することが望まれる。
本発明は、移動作業車の解体撤去時において、橋脚近傍までの後退工程を省略する移動作業車の解体撤去方法及び移動作業車を提供することを目的とする。
本発明の移動作業車の解体撤去方法は、橋桁の張出し架設工法に用いられる移動作業車の解体撤去方法であって、移動作業車は、橋桁の上で橋軸方向に移動可能な移動台座部と、移動台座部から下方に延在し橋桁を間に挟んで両側に配置された一対の吊材と、橋桁の下方で橋軸直角方向に延在し一対の吊材によって吊下げ支持される横梁と、を有し移動台座部で支持される吊下構造体と、を備えており、吊下構造体を二分割し、分割された吊下構造体の各部分が独立して一つずつ移動台座部に吊下げ支持された状態とする構造体分割工程と、構造体分割工程の後、吊下構造体の各部分を移動台座部から撤去する撤去工程と、を備える。
構造体分割工程では、横梁を延在方向に分割して2つの分割横梁とし、分割横梁が各々の吊材を介して一つずつ移動台座部に吊下げ支持された状態とするようにしてもよい。
また、構造体分割工程では、横梁と一方の吊材との接続を解除し、横梁が他方の吊材を介して移動台座部に吊下げ支持された状態とするようにしてもよい。
また、本発明の移動作業車の解体撤去方法では、移動台座部は、橋軸直角方向に配列された複数のワーゲンフレームと、複数のワーゲンフレームに支持され橋軸直角方向に延在し、吊材が取り付けられる上梁と、を備え、撤去工程の後、上梁を延在方向に分割する上梁分割工程を更に備えるようにしてもよい。
本発明の移動作業車は、橋桁の張出し架設工法に用いられる移動作業車であって、橋桁の上で橋軸方向に移動可能な移動台座部と、移動台座部から下方に延在し橋桁を間に挟んで両側に配置された一対の吊材と、橋桁の下方で橋軸直角方向に延在し一対の吊材によって吊下げ支持される横梁と、を有し移動台座部で支持される吊下構造体と、横梁を延在方向に分割可能とする分割機構と、吊材と横梁とを橋軸方向周りに相対回転可能にヒンジ結合するヒンジ部と、を備える。
また、本発明の移動作業車は、橋桁の張出し架設工法に用いられる移動作業車であって、橋桁の上で橋軸方向に移動可能な移動台座部と、移動台座部から下方に延在し橋桁を間に挟んで両側に配置された一対の吊材と、橋桁の下方で橋軸直角方向に延在し一対の吊材によって吊下げ支持される横梁と、を有し移動台座部で支持される吊下構造体と、一方の吊材と横梁とを橋軸方向周りに相対回転可能にヒンジ結合するヒンジ部と、他方の吊材と横梁との接続を解除可能な接続解除機構と、を備える。
本発明によれば、移動作業車の解体撤去時において、橋脚近傍までの後退工程を省略する移動作業車の解体撤去方法及び移動作業車を提供することができる。
第1実施形態の解体撤去方法が適用される移動作業車と橋梁とを示す側面図である。 移動作業車と橋桁とを示す正面図である。 完成した橋桁と移動作業車とを示す側面図である。 (a)はヒンジ部近傍を示す側面図,(b)はその正面図である。 (a),(b)は、連結分割機構を示す図である。 (a),(b)は、解体撤去方法の手順を示す図である。 (a),(b)は、図5に続く手順を示す図である。 第2実施形態における解体撤去方法を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
(第1実施形態)
図1は、橋梁100及び移動作業車1を示す側面図であり、図2は、その正面図である。移動作業車1は、橋梁100における橋桁102の張出し架設工法に用いられる。以下、図に示されるように橋梁100の橋軸直角方向にX軸、橋軸方向にY軸、鉛直方向にZ軸を取ったXYZ直交座標系を設定し、各部の位置関係等の説明にX,Y,Zを用いる場合がある。移動作業車1は、張出施工が予定される予定施工位置P側を張出方向として、橋桁102の既設部分から外方に張り出している。移動作業車1は、橋桁102の上面において橋軸方向に移動可能な移動台座部3と、移動台座部3により吊下げられ支持される吊下構造体5とを備えている。
橋桁102の上面にはY方向に延在するレール103が敷設されており、移動台座部3はレール103上をY方向に移動可能である。移動台座部3は、X方向に配列された左右一対のワーゲンフレーム7と、ワーゲンフレーム7に架け渡されX方向に延びる2本の上梁9とを備えている。ワーゲンフレーム7は、側面視において略平行四辺形状をなしており当該平行四辺形の鈍角を構成する一方の頂点と他方の頂点とを連結する支柱が設けられている。2本の上梁9は、ワーゲンフレーム7上でX方向に延在すると共にY方向に配列されている。2本の上梁9のうち、後方の上梁9が橋桁102の既設の部分の鉛直上方に位置し、前方の上梁9が予定施工位置Pの鉛直上方に位置するように、移動台座部3が配置される。
吊下構造体5は、前後2本の上梁9の一つずつに設けられている。図2に示されるように、吊下構造体5は、上梁9の両端部から下方に延在し橋桁102を間に挟んで両側に配置された一対の吊材13a,13bと、橋桁102の下方でX方向に延在し一対の吊材13a,13bによって両持ちで吊下げ支持される横梁15と、を有している。吊材13a,13bとしては、例えば、ゲビンデを採用することができる。吊材13a,13bは、センターホールジャッキ18を介して上梁9に支持されており、センターホールジャッキ18の駆動により上梁9に対して上下移動する。また、2本の横梁15上に架け渡すように、Y方向に延在する複数の縦梁17がX方向に複数配列されている。このような2本の横梁15と複数の縦梁17とによって、橋桁102の下方に作業足場19が構築されている。また、作業足場19と橋桁102との間には、吊材13a,13bに支持された型枠受梁21が配置されている。
このような移動作業車1では、橋脚101上の柱頭部104の端部から張出方向に向かって張出施工が行われる。本実施形態では、柱頭部104に配置された2台の移動作業車1によって、互いに反対方向に向かって段階的に張出施工が行われる。すなわち、予め計画された張出スパン長毎にブロック単位で複数回の施工が行われることによって、橋桁102が張出方向に伸長される。
図1に示されるように、張出施工では、柱頭部104に移動作業車1が固定されている状態で、型枠受梁21に型枠が配置される。このとき型枠は、予め計画された張出スパン長に対応した予定施工位置Pに配置される。続いて、鉄筋及びPC(Prestressed Concrete)鋼材の組立が行われ、コンクリートが打設される。コンクリートの養生期間が終了するとPC鋼材の緊張がなされ、型枠が解体される。これにより、施工計画における一回目の施工サイクルが終了し、所定スパン長だけ橋桁102が伸長される。次の施工サイクルでは、まず、伸長された橋桁102上にレール103が延長される。移動作業車1は、延長されたレール103上を移動し、伸長された橋桁102の端部に固定される。そして、施工計画に基づいて施工サイクルが繰り返されることによって、計画された張出スパン長に応じて段階的に橋桁102が伸長される。
図3に示されるように、同様の張出施工が、橋脚101に隣接する橋脚101Bからも行われている。そして、橋脚101,101B間で張り出し部分同士が接合されることによって、橋脚101,101B間の橋桁102が完成する。
続いて、橋脚101,101B間の橋桁102が完成した後に、移動作業車1を解体撤去する方法の第1実施形態について説明する。
本実施形態の解体撤去方法を実行可能にするために、移動作業車1は、以下の構成を備えている。すなわち、吊材13a,13bと横梁15とはヒンジ部23においてヒンジ結合されている。ヒンジ部23においては、吊材13a,13bと横梁15とがY方向に平行な軸線周りに相対回転可能な状態で結合されている。また、移動作業車1においては、横梁15は、X方向に着脱可能に連結された同じ長さの2本の分割横梁15a,15bで構成されている。そして、分割横梁15aと分割横梁15bとは、連結分割機構27を介して連結されている。横梁15は、2本の吊材13a,13bで吊下げ支持された状態から、橋桁102の幅方向中央の位置でX方向に二分割可能である。また、上梁9は、X方向に着脱可能に連結された同じ長さの2本の分割上梁9a,9bで構成されており、橋桁102の幅方向中央の位置でX方向に二分割可能である。そして、分割上梁9aと分割上梁9bとは、連結分割機構29を介して連結されている。
ここで、ヒンジ部23の一例を説明する。例えば、図4(a),(b)に示されるように、横梁15が2本の平行するH鋼15sで構成される場合、ヒンジ部23においては、H鋼15s同士の間に吊材13bの先端の接続部13jが挟み込まれる。接続部13jとH鋼16aのウエブには、Y方向に貫通するピン孔がそれぞれ設けられており、これらのピン孔にY方向に挿通される1本の接続ピン14によって、横梁15と吊材13bとが互いに接続され、横梁15と吊材13bとが接続ピン14を軸として互いに回転可能とされている。
また、連結分割機構27の一例を説明する。図5(a),(b)に示されるように、連結分割機構27は、分割横梁15aの下面に設けられた連結部27aと、分割横梁15bの下面に設けられた連結部7bと、を有している。連結部27a,27bにはそれぞれピン孔27hが設けられている。連結部27a,27bがY方向に重ねられ、両方のピン孔27hに連結ピン27pがY方向に挿通されることにより、連結部27aと連結部27bとが連結され、分割横梁15aと分割横梁15bとが連結される。また、連結ピン27pをY方向に引抜くことにより、分割横梁15aと分割横梁15bとが分離される。上記のような連結ピン27pの挿抜は、例えば油圧ジャッキ等で連結ピン27pをY方向に駆動して行ってもよい。なお、連結分割機構29は、例えば、上述の連結分割機構27と同様の構造を成してもよい。
本実施形態の解体撤去方法では、橋脚101,101B間の橋桁102が完成した後、図6(a)に示されるように、型枠受梁21と縦梁17とが撤去される。次に、橋桁102上にウインチ41が設置され、上梁9の端部と分割横梁15aと分割横梁bとにそれぞれ滑車43a,43b,43cが設置される。ウインチ41から延びるワイヤ45が滑車43a,43b,43cに架けられ、ワイヤ45の先端45aが分割横梁15aに固定される。次に、連結分割機構27の連結ピン27pが除去されることで、横梁15がX方向に二分割され分割横梁15a,15bとなる。この状態から、ワイヤ45がウインチ41から送り出されると、図6(b)に示されるように、分割横梁15a,15bは、自重によってそれぞれヒンジ部23を中心として回転する。そして最終的には、分割横梁15a,15bが各々の吊材13a,13bを介して一つずつ移動台座部3の上梁9に吊下げ支持された状態となる(構造体分割工程)。このとき、ウインチ41からのワイヤ45の送り出し速度を調整することにより、分割横梁15a,15bの急激な回転が避けられ、分割横梁15a,15bの搖動が抑えられる。
続いて、図7(a)に示されるように、橋桁102上に設置されたクレーン47により、一方の吊材13a及び分割横梁15aが一体として吊り上げられ、上梁9から取り外される。取り外された吊材13aと分割横梁15aは、橋桁102上で分解され搬出される。なお、クレーン47に代えて、例えばヘリコプターで吊材13a及び分割横梁15aが吊り上げられ上梁9から取り外されてもよい。同様にして、他方の吊材13b及び分割横梁15bが撤去される(撤去工程)。
続いて、図7(b)に示されるように、連結分割機構29が操作され、上梁9が分割上梁9aと分割上梁9bとに二分割される(上梁分割工程)。そして、分割上梁9a及び一方のワーゲンフレーム7が一体としてクレーン47で吊り上げられ、橋桁102上で分解され搬出される。このとき、分割上梁9b側は、仮ステー49により一時的に支持されてもよい。同様にして、分割上梁9a及び他方のワーゲンフレーム7が撤去される。
上述の解体撤去方法による作用効果について説明する。この解体撤去方法では、一対の吊材13a,13bと横梁15とで構成される吊下構造体5が二分割される。そして、吊材13a及び分割横梁15aと、吊材13b及び分割横梁15bと、が独立して一つずつ移動台座部3に吊下げ支持された状態となり(構造体分割工程)、その後、各々吊下げ支持された吊下構造体5の各部分が移動台座部3から撤去される(撤去工程)。このような解体撤去方法によれば、橋桁102の下で二分割された吊下構造体5をそれぞれ別々に撤去することにより、橋脚101と橋脚101Bとの中央の位置においても、移動作業車1の解体撤去を実行することができる。よって、移動作業車1を橋脚101の近傍まで後退させる工程を省略することができ、工期の短縮を図ることができる。
また、上述の解体撤去方法における構造体分割工程は、横梁15を延在方向に分割して2つの分割横梁15a,15bとし、分割横梁15a,15bが各々の吊材13a,13bを介して一つずつ移動台座部3に吊下げ支持された状態とする方式で実行される。従って、移動台座部3の両側に吊下げ支持される重量のバランスが良い。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る移動作業車1Aの解体撤去方法について説明する。だだし、本実施形態において、前述の第1実施形態と同一又は同等な構成部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。
本実施形態の解体撤去方法を可能にするために、図8に示される移動作業車1Aは、以下の構成を備えている。すなわち、移動作業車1Aの横梁16は、前述の横梁15とは異なり、二分割不可能であってもよい。また、横梁16は、接続解除可能な接続解除機構24を介して吊材13bと接続されており、吊材13aとはヒンジ部23を介して接続されている。ここで、接続解除機構24の一例を説明する。接続解除機構24は、例えば、ヒンジ部23と同様の構造(図4参照)を有している。そして、ヒンジ部23における接続ピン14を、油圧ジャッキ等を用いてY方向に引抜くことにより、横梁16と吊材13bとの接続を解除することができる。
本実施形態の解体撤去方法における構造体分割工程について説明する。構造体分割工程では、橋桁102上のウインチ41と、上梁9の端部の滑車43aが設置され、ウインチ41から延びるワイヤ45が滑車43aを介して横梁16の端部に接続される。続いて、接続解除機構24が操作され、吊材13bと横梁16との接続が解除される。この状態から、ワイヤ45がウインチ41から送り出されると、図7に示されるように、横梁16は、自重によってヒンジ部23を中心として回転する。そして最終的には、横梁16が吊材13aを介して移動台座部3の上梁9に吊下げ支持された状態となる。一方、吊材13bは、上梁9の他端側から吊下げ支持された状態となる。なお、本実施形態の解体撤去方法における構造体分割工程以外の工程は、第1実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
上述の解体撤去方法による作用効果について説明する。この解体撤去方法では、吊下構造体5が一方の吊材13a及び横梁16と、他方の吊材13bと、に二分割される。そして、一方の吊材13a及び横梁16と、他方の吊材13bと、が独立して一つずつ移動台座部3に吊下げ支持された状態となり(構造体分割工程)、その後、各々吊下げ支持された吊下構造体5の各部分が移動台座部3から撤去される(撤去工程)。このような解体撤去方法によっても、第1実施形態と同様に、移動作業車1Aを橋脚101の近傍まで後退させる工程を省略することができ、工期の短縮を図ることができる。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して変形例を構成することも可能である。各実施形態の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。
1…移動作業車、3…移動台座部、5…吊下構造体、7…ワーゲンフレーム、9…上梁、13a,13b…吊材、15…横梁、15a,15b…分割横梁、23…ヒンジ部、24…接続解除機構、27…連結分割機構(分割機構)、102…橋桁。

Claims (6)

  1. 橋桁の張出し架設工法に用いられる移動作業車の解体撤去方法であって、
    前記移動作業車は、
    前記橋桁の上で橋軸方向に移動可能な移動台座部と、
    前記移動台座部から下方に延在し前記橋桁を間に挟んで両側に配置された一対の吊材と、前記橋桁の下方で橋軸直角方向に延在し前記一対の吊材によって吊下げ支持される横梁と、を有し前記移動台座部で支持される吊下構造体と、を備えており、
    前記吊下構造体を二分割し、分割された前記吊下構造体の各部分が独立して一つずつ前記移動台座部に吊下げ支持された状態とする構造体分割工程と、
    前記構造体分割工程の後、前記吊下構造体の各部分を前記移動台座部から撤去する撤去工程と、を備える、移動作業車の解体撤去方法。
  2. 前記構造体分割工程では、
    前記横梁を延在方向に分割して2つの分割横梁とし、前記分割横梁が各々の前記吊材を介して一つずつ前記移動台座部に吊下げ支持された状態とする、請求項1に記載の移動作業車の解体撤去方法。
  3. 前記構造体分割工程では、
    前記横梁と一方の前記吊材との接続を解除し、前記横梁が他方の前記吊材を介して前記移動台座部に吊下げ支持された状態とする、請求項1に記載の移動作業車の解体撤去方法。
  4. 前記移動台座部は、前記橋軸直角方向に配列された複数のワーゲンフレームと、
    前記複数のワーゲンフレームに支持され前記橋軸直角方向に延在し、前記吊材が取り付けられる上梁と、を備え、
    前記撤去工程の後、前記上梁を延在方向に分割する上梁分割工程を更に備える、請求項1〜3の何れか1項に記載の移動作業車の解体撤去方法。
  5. 橋桁の張出し架設工法に用いられる移動作業車であって、
    前記橋桁の上で橋軸方向に移動可能な移動台座部と、
    前記移動台座部から下方に延在し前記橋桁を間に挟んで両側に配置された一対の吊材と、前記橋桁の下方で橋軸直角方向に延在し前記一対の吊材によって吊下げ支持される横梁と、を有し前記移動台座部で支持される吊下構造体と、
    前記横梁を延在方向に分割可能とする分割機構と、
    前記吊材と前記横梁とを橋軸方向周りに相対回転可能にヒンジ結合するヒンジ部と、を備える、移動作業車。
  6. 橋桁の張出し架設工法に用いられる移動作業車であって、
    前記橋桁の上で橋軸方向に移動可能な移動台座部と、
    前記移動台座部から下方に延在し前記橋桁を間に挟んで両側に配置された一対の吊材と、前記橋桁の下方で橋軸直角方向に延在し前記一対の吊材によって吊下げ支持される横梁と、を有し前記移動台座部で支持される吊下構造体と、
    一方の前記吊材と前記横梁とを橋軸方向周りに相対回転可能にヒンジ結合するヒンジ部と、
    他方の前記吊材と前記横梁との接続を解除可能な接続解除機構と、を備える、移動作業車。
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