JP2017027753A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】検知部材が付勢部材で付勢されて検知位置に至る際の衝撃力を緩和し、ハウジングの損傷等を防止する。【解決手段】コネクタは、ハウジング10に対して待機位置と検知位置とに移動可能な検知部材60を備える。両ハウジング10、90の嵌合過程では検知部材60が待機位置に留め置かれ、両ハウジング10、90の正規嵌合時には検知部材60が付勢部材80で付勢されて検知位置に至らしめられる。検知部材60は、検知位置に至る過程で、ハウジング10の摺動面32を弾性変形しながら摺動する弾性アーム65を有している。【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、互いに嵌合可能な雌雄一対のコネクタハウジングと、雌側コネクタハウジングに対して移動可能に組み付けられる可動部材(以下、検知部材という)と、雌側コネクタハウジングと可動部材との間に介挿されるバネ部材(以下、付勢部材という)とを備えている。雄側コネクタハウジングには押動部が設けられている。
両コネクタハウジングの嵌合過程では、検知部材が押動部に押動され、検知部材と雌側コネクタハウジングとの間に付勢部材が弾縮させられる。このため、両コネクタハウジングの嵌合操作を途中で止めると、それまでに蓄勢された付勢部材の付勢力(弾性復元力)が解放され、両コネクタハウジングが離間して半嵌合状態であることがわかる。その後、両コネクタハウジングが正規嵌合されると、押動部が雌側コネクタハウジングから解離して、付勢部材の付勢力が解放され、検知部材が元の位置(以下、検知位置という)まで付勢移動させられる。
特許第3225888号公報
上記のように、検知部材が付勢部材の付勢力を利用して移動させられる場合、検知部材が勢い余って検知位置で停止されずに雌側コネクタハウジングから外れたり雌側コネクタハウジングの壁面を傷つけたりするおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、検知部材が付勢部材で付勢されて検知位置に至る際の衝撃力を緩和し、ハウジングの損傷等を防止することを目的とする。
本発明のコネクタは、相手側ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して待機位置と検知位置とに移動可能に組み付けられ、両ハウジングが正規嵌合されるまでは前記待機位置に留め置かれ、前記両ハウジングが正規嵌合されるに伴い前記検知位置への移動が可能となる検知部材と、前記検知部材に組み付けられ、前記両ハウジングの嵌合過程で付勢力を蓄勢させ、前記両ハウジングの正規嵌合時に前記付勢力を解放して前記検知部材を前記検知位置へと付勢移動させる付勢部材とを備え、前記検知部材は、前記検知位置に至る過程で、前記ハウジングの摺動面を弾性変形しながら摺動する弾性アームを有しているところに特徴を有する。
検知部材が検知位置に至る過程では、弾性アームがハウジングの摺動面を弾性変形しながら摺動するため、検知部材の移動速度が遅くなり、検知位置に至る検知部材の衝撃を緩和することができる。その結果、ハウジングが傷つくのを防止することができる。
本発明の実施例のコネクタの正面図である。 両ハウジングの嵌合開始時の状態を示す断面図である。 両ハウジングの嵌合途中の状態を示す断面図である。 両ハウジングの正規嵌合後、検知部材が検知位置に向かう途中の状態を示す断面図である。 両ハウジングの正規嵌合後、検知部材が検知位置に至った状態を示す断面図である。 ロックアームの押圧受部と対応する位置におけるコネクタの断面図である。 ハウジングの背面図である。 ハウジングの平面図である。 ハウジングの一部破断平面図である。 検知部材の正面図である。 検知部材の背面図である。 検知部材の平面図である。 検知部材の側面図である。 検知部材の断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記ハウジングの摺動面は、前記検知部材が前記検知位置に至る手前で前記弾性アームが摺動可能となる位置に設けられている。これによれば、検知部材がハウジングの摺動面を摺動するタイミングが検知位置に至る手前の短い時間内に限定されるため、検知部材の移動動作の円滑性を担保することができる。
前記弾性アームは、前記検知位置にて復帰方向に変位して前記ハウジングの凹部に挿入係止されることにより、前記検知部材が前記待機位置に移動するのを規制する。これによれば、検知部材が待機位置に移動するのを規制するストッパの役割を、弾性アームに担わせることができる。
前記弾性アームが操作面を有し、前記操作面が前記検知位置にて押圧されることにより、前記弾性アームが前記凹部との係止を解除する方向に弾性変形し、前記検知部材の前記待機位置への移動が可能となる。これによれば、操作面を押圧して、検知部材を待機位置に容易に至らすことができる。
前記操作面が前記待機位置への移動方向に向けてなだらかに段差なく連続している。これによれば、外部からの異物が操作面に引っ掛かりにくくなるため、検知部材が待機位置に偶発的に移動するのを防止することができる。
<実施例>
以下、本発明の実施例を図1〜図14に基づいて説明する。本実施例のコネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に組み付けられて待機位置と検知位置とに移動可能な検知部材60と、検知部材60に取り付けられて検知部材60を検知位置に付勢移動させることが可能な付勢部材80とを備えている。ハウジング10は相手側ハウジング90に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において前後方向については、両ハウジング10、90が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とし、上下方向は、図8、図9及び図12を除く各図を基準とする。幅方向は、図1、図7、図10及び図11の左右方向と同義である。
相手側ハウジング90は合成樹脂製であって、図2に示すように、機器91に直結されて前方に突出する筒状のフード部92を備えている。フード部92内には相手側端子金具93の雄タブ94が突出して配置されている。雄タブ94は、フード部92内に幅方向に対をなして配置されている。フード部92の上下両壁の外面には、ロック部95が突出して設けられている。
ハウジング10は同じく合成樹脂製であって、図1及び図2に示すように、前後方向に長いハウジング本体11と、ハウジング本体11の周囲を取り囲む嵌合筒部12と、嵌合筒部12とハウジング本体11とをつなぐ連結部13とを有している。ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で、且つ連結部13の前方は、相手側ハウジング90のフード部92が嵌合可能な嵌合空間14として開放されている。
図2に示すように、ハウジング本体11には、各相手側端子金具93と対応する位置に、前後方向に延出するキャビティ15が設けられている。キャビティ15の内壁下面には、前方に突出する片持ち状のランス16が設けられている。キャビティ15内には後方から端子金具17が挿入される。
図2に示すように、端子金具17は全体として前後方向に細長く延出する形態とされ、前部に筒状の箱部18を有し、後部にオープンバレル状のバレル部19を有している。箱部18には、前方から相手側端子金具93の雄タブ94が挿入されて接続される。また、バレル部19には、電線40の端末部にて露出する芯線部分及び電線40の端末部に外嵌されたゴム栓21がそれぞれ圧着により接続されている。端子金具17がキャビティ15内に正規挿入されると、箱部18にランス16が弾性的に係止されて、キャビティ15内に端子金具17が抜け止め保持されるとともにゴム栓21が液密に挿入される。
図2に示すように、ハウジング本体11には、前方からフロントリテーナ22が装着される。フロントリテーナ22は合成樹脂製であって、全体としてキャップ状をなし、ハウジング本体11に正規装着されたときに、ランス16の撓み空間に進入してランス16の撓み動作を規制する規制片23を有している。
図2及び図6に示すように、ハウジング本体11の外周面には、連結部13の前方に、シールリング24が嵌着されている。シールリング24は、連結部13の前方に設けられた段差部分とフロントリテーナ22との間にて前後方向にほぼ位置決めされた状態で配置される。両ハウジング10、90が正規嵌合されると、ハウジング本体11とフード部92との間にシールリング24が径方向に弾性的に圧縮され、両ハウジング10、90間が液密にシールされる。
図1、図2及び図9に示すように、ハウジング本体11の上方には、ロックアーム25が設けられている。ロックアーム25は、ハウジング本体11の上面から起立する一対の脚部26と、両脚部26の上端から前後両方向に延出するアーム本体27とからなる。このロックアーム25は、脚部26を支点としてシーソ状に傾動変位可能(弾性変位可能)とされている。
図2及び図9に示すように、アーム本体27には、前後方向に延出して後端に開口するロック孔28が設けられている。ロック孔28は、アーム本体27の上下両面にも開口する部分を有し、アーム本体27の下面では底壁部29を挟んだ前後両側に分断して設けられている。アーム本体27の前端部には、ロック孔28の前方を仕切る位置に、図1に示すように、幅方向に延出するロック本体部38が設けられている。
図2、図7及び図9に示すように、アーム本体27の後端部には、ロック孔28の上方を仕切る位置に、平面視略矩形の板状部30が設けられている。板状部30の上面には、浅底の凹部31が設けられている。凹部31は、平面視略矩形をなし、アーム本体27の後端に開口している。図2に示すように、凹部31の前面は、上方へ行くに従い後退する逆テーパ状をなしている。板状部30の上面のうち、凹部31の前方に位置する前端部分は、検知部材60の後述する弾性アーム65が摺動可能な摺動面32として構成される。摺動面32の前部は後方へ向けて曲面状をなし、摺動面32の後部は前後方向に沿った平面状をなしている。
また、図9に示すように、アーム本体27の幅方向両端縁には、一対の押圧受部33が張り出して設けられている。図6に示すように、押圧受部33は、脚部26よりも前方において、前後方向に長い突片状をなし、検知部材60の後述する押圧部69に押圧可能とされている。押圧受部33の上面は、前後方向にほぼ沿って配置されている。
図8に示すように、嵌合筒部12の上部には、ロックアーム25の前部を覆う位置に、天井部34が設けられている。天井部34の後方は切欠部35として開放されており、切欠部35を通してロックアーム25の後部を視認することが可能となっている。
図7に示すように、嵌合筒部12の両側部の内面には、略弧状のガイド面36が設けられている。ハウジング本体11の上面には、ロックアーム25を挟んだ幅方向両側に、一対のストッパ部37が突出して設けられている。
続いて、検知部材60について説明する。検知部材60は合成樹脂製であって、ロックアーム25とハウジング本体11との間に後方から組み付け可能とされている。具体的には、検知部材60は、図10〜図12に示すように、略矩形板状の基部61と、基部61の前端の幅方向中央部から前方に突出する係止アーム62と、基部61の幅方向両端部に連設されて前方に突出する一対の付勢部材収容部63と、両付勢部材収容部63から上方に立ち上がる一対の側板部64と、両側板部64の後部上端に連結される弾性アーム65とからなる。
係止アーム62は、前後方向に細長い角棒状をなし、基部61の前端を支点として撓み変形可能とされている。係止アーム62は、ロックアーム25のロック孔28に後方から挿入可能とされている。図14に示すように、係止アーム62の前端部には、係止突起66が下方に突出して設けられている。また、係止アーム62の前端には、いったん上方に立ち上がったあと前方に突出する突片67が設けられている。
付勢部材収容部63は、一部に切り欠きを有する円筒状をなし、ハウジング10のガイド面36に沿って摺動可能とされている。
図6に示すように、付勢部材80は、前後方向に弾性的に伸縮可能な圧縮コイルばね等のばね材からなり、付勢部材収容部63に収容されている。付勢部材80の前端は、両ハウジング10、90の嵌合過程でフード部92に押圧可能とされている。付勢部材80の後端は、付勢部材収容部63の後壁に固定されている。
図10及び図13に示すように、付勢部材収容部63の下端には、爪状の抜止部68が突出して設けられている。抜止部68は、ストッパ部37に当接可能とされている。
図10及び図12に示すように、両側板部64の内面の前端部には、一対の押圧部69が突出して設けられている。押圧部69は、前後方向に長いブロック状をなしている。図14に示すように、押圧部69の下面には、後方へ向けて緩やかな上り勾配となるテーパ状の傾斜面70が設けられている。押圧部69は、組み付け時に押圧受部33と上下方向でラップする位置に配置され、図6に示すように、検知位置にて押圧受部33を押圧可能とされている。
図10及び図12に示すように、弾性アーム65は、幅方向に延出して両側板部64の上端間に架け渡される架設部71と、架設部71の幅方向中央部から前方に突出する係合部72と、架設部71から後方に幅広に張り出す操作部73とからなる。この弾性アーム65は、架設部71を支点として係合部72と操作部73とが上下動する向きにシーソ状に傾動変位可能(弾性変位可能)とされている。
図14に示すように、係合部72は、架設部71から前下がりに傾斜する突片状の形態とされている。操作部73は、断面山型の厚肉状の形態とされている。操作部73の上面は、検知位置から待機位置に向かう際に押圧される操作面74として構成される。操作面74は、曲面状の頂部75と、頂部75から前側(架設部71側)へ向けて下り勾配でテーパ状に長く延出する前側斜面部76と、頂部75から後端にかけて下り勾配で湾曲状に短く延出する後側斜面部77とからなる。操作面74(前側斜面部76、頂部75及び後側斜面部77)は、全体として曲面状をなし、実質的に段差なくなだらかに連続して配置されている。なお、操作部73の下面は、前後方向にほぼ沿って配置されるフラット面78とされている。
次に、本実施例の作用効果を説明する。
まず、ハウジング10に後方から検知部材60が組み付けられる。検知部材60が待機位置に至ると、係止突起66が底壁部29の前方のロック孔28に弾性的に嵌り込むとともに、弾性アーム65の架設部71及び操作部73が板状部30の上方を覆うように配置され、且つ、弾性アーム65の係合部72が板状部30の前方に離間して配置される(図2を参照)。また、待機位置では、押圧部69が押圧受部33の前方に離間して配置される。さらに、突片67がロックアーム25のロック本体部38に上方から当接して支持される。付勢部材80は、付勢部材収容部63内に若干縮んだ状態で配置される。
続いて、ハウジング本体11がフード部92内に嵌合させられる。嵌合開始時に付勢部材80の前端にフード部92の開口端が当接し、嵌合の進行とともに、付勢部材80がフード部92に押圧されて縮められ、付勢部材80に付勢力が蓄勢される。また、図3に示すように、嵌合途中では、ロックアーム25のロック本体部38がロック部95に乗り上げられ、ロックアーム25が撓み変形させられる。この間、係止突起66が底壁部29の前方のロック孔28に嵌り込んだ状態が維持され、係止アーム62がロックアーム25に追従して撓み変形させられる。
その後、両ハウジング10、90が正規嵌合位置に至ると、図4に示すように、ロック部95が底壁部29の前方のロック孔28に挿入され、係止突起66がロック部95に押圧されて底壁部29との係止を解除する。それに伴い、付勢部材80が付勢力を解放して伸長し、検知部材60の全体が後方へ移動させられる。
検知部材60の後退時には、付勢部材収容部63がガイド面36を摺動するとともに、基部61がハウジング本体11の上面を摺動し、検知部材60が検知位置に移動案内させられる。また、図4に示すように、係止突起66が底壁部29の上面を摺動して係止アーム62の撓み状態が維持される。さらに、検知部材60が検知位置に至る直前には、係合部72の先端部分が板状部30の摺動面32を摺動し、弾性アーム65がシーソ状に撓み変形させられる。こうして弾性アーム65が摺動面32を摺動することで、検知部材60とロックアーム25との間に摺動抵抗が発生し、検知位置に向かう付勢部材80の移動速度が減速させられる。
検知部材60が検知位置に至ると、付勢部材80がほぼ自然状態に戻り、図5に示すように、係止アーム62が弾性復帰して係止突起66が底壁部29の後方のロック孔28に嵌り込むとともに、弾性アーム65が弾性復帰して係合部72が板状部30の凹部31に嵌り込む。
また、検知部材60が検知位置に至ると、抜止部68がストッパ部37に当て止めされるが、このとき、上記弾性アーム65による摺動抵抗の分、検知部材60の移動速度が遅くなっているため、抜止部68が当て止めされる際の衝撃が緩和される。
さらに、検知部材60が検知位置に至る直前から検知位置に至るまでの間に、押圧部69の傾斜面70が押圧受部33を摺動して、押圧受部33が下方に押圧され、ロックアーム25が若干前下がり方向に傾動させられる(図6を参照)。これにより、ロック部95がロック孔28により深く入り込むような状態となる。この状態で、検知部材60に対し、ハウジング10から離脱する方向(待機位置に向かう方向とは反対方向)への外力(引っ張り力)が作用すると、押圧部69がさらに押圧受部33を摺動して、ロックアーム25がロック本体部38とロック部95との係止代を増加する方向にさらに撓み変形させられる。その結果、ロックアーム25とロック部95との間の隙間が詰められ、両ハウジング10、90間のがた付きが抑えられる。
ところで、検知位置では、図5に示すように、係合部72が凹部31に挿入されることで、検知部材60の待機位置への移動が規制された状態となる。そこで、操作部73の操作面74が下方に押圧されると、弾性アーム65がシーソ状に撓み変形させられ、係合部72が凹部31から抜け出る。その状態で、操作部73の操作面74が前方に押圧されると、検知部材60が付勢部材80の付勢力に抗して前進して待機位置に至らしめられる。
以上説明したように、本実施例によれば、検知部材60が検知位置に至ったとき、及び検知位置からさらに後退する方向への外力が作用したときに、押圧部69が押圧受部33を押圧することにより、ロックアーム25がロック部95との係止代を増加する方向に変位するため、ロックアーム25とロック部95との係止状態を良好に維持することができ、両ハウジング10、90間のがた付きを防止することができる。
また、押圧部69の傾斜面70が押圧受部33を摺動することで、ロックアーム25の変位動作が円滑になされる。さらに、押圧受部33がロックアーム25の幅方向両端部に対をなして設けられ、押圧部69が検知部材60の幅方向両端部に対をなして設けられているため、ロックアーム25が幅方向にバランス良く変位させられる。
また、本実施例によれば、検知部材60が検知位置に至る過程で、弾性アーム65がロックアーム25の摺動面32を弾性変形しながら摺動するため、検知部材60の移動速度が遅くなり、検知位置に至る検知部材60の衝撃を緩和することができる。その結果、ハウジング10の損傷を防止することができる。
また、検知部材60が検知位置に至る手前の短い時間内で弾性アーム65が摺動面32を摺動するため、検知部材60の移動動作の円滑性を担保することができる。さらに、弾性アーム65が検知部材60を検知位置に留め置く係合部72を有するとともに、待機位置への移動時に押圧される操作面74を有しており、弾性アーム65に複数機能が集約されているため、全体の構成を簡素にすることができる。
さらにまた、操作部73の操作面74が全体として段差のない曲面状をなしているため、操作面74に電線40等が引っ掛かりにくく、弾性アーム65と凹部31との係止が不用意に解除されるのを阻止することができる。その結果、検知部材60が待機位置に偶発的に移動するのを防止することができる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)弾性アームが摺動する摺動面は、ハウジングにおけるロックアーム以外の部分に設けられていてもよい。
(2)ロックアームがロック部との係止代を増加する方向に撓み変形させられるのは、検知部材が検知位置に至ったときのみであってもよく、あるいは、検知部材が待機位置に向かう側とは反対側へ外力が作用したときのみであってもよい。
(3)傾斜面は、押圧部ばかりでなく、押圧受部にも設けられていてもよい。また、傾斜面は、押圧部には設けられず、押圧受部のみに設けられていてもよい。
(4)検知部材が初期位置から検知位置へと前方に移動する構成であってもよい。
(5)付勢部材は、一端がハウジングに支持され、他端が付勢部材に支持されることで、ハウジングと付勢部材との間に跨って組み付けられるものであってもよい。
10…ハウジング
11…ハウジング本体
25…ロックアーム
31…凹部
32…摺動面
33…押圧受部
60…検知部材
62…係止アーム
65…弾性アーム
69…押圧部
70…傾斜面
74…操作面
80…付勢部材
90…相手側ハウジング
95…ロック部

Claims (5)

  1. 相手側ハウジングに嵌合可能なハウジングと、
    前記ハウジングに対して待機位置と検知位置とに移動可能に組み付けられ、両ハウジングが正規嵌合されるまでは前記待機位置に留め置かれ、前記両ハウジングが正規嵌合されるに伴い前記検知位置への移動が可能となる検知部材と、
    前記検知部材に組み付けられ、前記両ハウジングの嵌合過程で付勢力を蓄勢させ、前記両ハウジングの正規嵌合時に前記付勢力を解放して前記検知部材を前記検知位置へと付勢移動させる付勢部材とを備え、
    前記検知部材は、前記検知位置に至る過程で、前記ハウジングの摺動面を弾性変形しながら摺動する弾性アームを有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングの摺動面は、前記検知部材が前記検知位置に至る手前で前記弾性アームが摺動可能となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記弾性アームは、前記検知位置にて復帰方向に変位して前記ハウジングの凹部に挿入係止されることにより、前記検知部材が前記待機位置に移動するのを規制することを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記弾性アームが操作面を有し、前記操作面が前記検知位置にて押圧されることにより、前記弾性アームが前記凹部との係止を解除する方向に弾性変形し、前記検知部材の前記待機位置への移動が可能となることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記操作面が前記待機位置への移動方向に向けてなだらかに段差なく連続していることを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
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