JP2017017540A - 画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置において流し撮りにより取得された静止画像の画質を確認し易くする。
【解決手段】画像処理装置は、表示手段172を備えた撮像装置120において用いられ、移動する主被写体を追ってパンニング中の撮像装置により取得された静止画像を表示手段に表示させる処理を行う。画像処理装置は、パンニング中に取得された動画像における複数の位置で検出された複数の動きベクトルから、主被写体に対応する主被写体動きベクトルおよび主被写体とは異なる背景被写体に対応する背景動きベクトルを取得するベクトル取得手段143と、主被写体動きベクトルおよ背景動きベクトルを用いて、静止画像のうち主被写体が写った主被写体領域および背景被写体が写った背景領域を静止画像の全体が表示手段に表示される場合よりも拡大して表示手段に表示させる拡大表示処理を行う処理手段144,145とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、いわゆる流し撮りにより取得された静止画像の表示技術に関する。
移動している被写体のスピード感を表現する静止画撮像技術として流し撮りがある。この流し撮りでは、撮影者、すなわちユーザが撮像したい主被写体の動きに合わせて撮像装置をパンニングしながら静止画撮像を行うことにより、主被写体が静止して背景が流れた(ぶれた)静止画像が得られる。ただし、流し撮りにおいて、ユーザによる撮像装置のパンニング速度が主被写体の移動速度に対して差を有すると、主被写体までぶれた静止画像が得られてしまう。
この問題に対して特許文献1には、流し撮りを行うユーザ補助(流し撮りアシスト)を行うために、シフトレンズを光軸に対してシフトさせることで主被写体の移動速度とパンニング速度との差を吸収する方法が開示されている。具体的には、ジャイロセンサにより検出した撮像装置のパンニング速度とパンニング中に取得された動画像(連続するフレーム画像間)において検出した動きベクトルとに基づいて、主被写体を撮像画面の中央に位置させるためのシフトレンズのシフト量を算出する。そして、該シフト量だけシフトレンズをシフトさせることで良好な流し撮りを行えるようにする。
ユーザは、このような流し撮りアシストを利用した流し撮りによって取得された静止画像を、撮像装置に設けられたLCD等の表示部にて確認することが多い。
特開2006−317848号公報
しかしながら、撮像装置に設けられる表示部の画面サイズは小さいため、ここに流し撮りにより取得された静止画像の全体を表示してもその画質(主被写体の静止具合や背景の流れ具合等)をユーザが確認しにくい。
本発明は、ユーザが撮像装置に設けられた表示部を通して流し撮りにより取得された静止画像の画質を確認し易くすることができるようにした画像処理装置およびこれを備えた撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての画像処理装置は、表示手段を備えた撮像装置において用いられ、移動する主被写体を追ってパンニング中の撮像装置により取得された静止画像を表示手段に表示させる処理を行う。該画像処理装置は、撮像装置によりパンニング中に取得された動画像における複数の位置で検出された複数の動きベクトルから、主被写体に対応する主被写体動きベクトルおよび主被写体とは異なる背景被写体に対応する背景動きベクトルを取得するベクトル取得手段と、主被写体動きベクトルおよび背景動きベクトルを用いて、静止画像のうち主被写体が写った主被写体領域および背景被写体が写った背景領域を静止画像の全体が表示手段に表示される場合よりも拡大して表示手段に表示させる拡大表示処理を行う処理手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての画像処理装置は、表示手段を備えた撮像装置において用いられ、移動する主被写体を追ってパンニング中の撮像装置により取得された静止画像を表示手段に表示させる処理を行う。該画像処理装置は、撮像装置によりパンニング中に取得された動画像における複数の位置で検出された複数の動きベクトルから、主被写体とは異なる背景被写体に対応する背景動きベクトルを取得するベクトル取得手段と、背景動きベクトルを用いて、静止画像のうち背景被写体が写った背景領域を静止画像の全体が表示手段に表示される場合よりも拡大して表示手段に表示させる拡大表示処理を行う処理手段とを有することを特徴とする。
なお、被写体を撮像する撮像手段と、画像を表示する表示手段と、上記画像処理装置とを有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
また、本発明の他の一側面としての画像処理プログラムは、表示手段を備えた撮像装置のコンピュータに、移動する主被写体を追ってパンニング中の撮像装置により取得された静止画像を表示手段に表示させる処理を行わせるコンピュータプログラムである。該処理は、撮像装置によりパンニング中に取得された動画像における複数の位置で検出された複数の動きベクトルから、主被写体に対応する主被写体動きベクトルおよび主被写体とは異なる背景被写体に対応する背景動きベクトルを取得する処理と、主被写体動きベクトルおよび背景動きベクトルを用いて、静止画像のうち主被写体が写った主被写体領域および背景被写体が写った背景領域を静止画像の全体が表示手段に表示される場合よりも拡大して表示手段に表示させる拡大表示処理とを含むことを特徴とする。
さらに、本発明の他の一側面としての画像処理プログラムは、表示手段を備えた撮像装置のコンピュータに、移動する主被写体を追ってパンニング中の撮像装置により取得された静止画像を表示手段に表示させる処理を行わせるコンピュータプログラムである。該処理は、撮像装置によりパンニング中に取得された動画像における複数の位置で検出された複数の動きベクトルのうち主被写体とは異なる背景被写体に対応する背景動きベクトルを取得する処理と、背景動きベクトルを用いて、静止画像のうち背景被写体が写った背景領域を静止画像の全体が表示手段に表示される場合よりも拡大して表示手段に表示させる拡大表示処理とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、流し撮りにより取得された静止画像の主被写体領域や背景領域を自動的に拡大表示するので、ユーザが主被写体領域や背景領域の選択操作や拡大表示操作を行うことなく静止画像の画質を容易に確認することができる。
本発明の実施例1であるカメラにおいて行われる流し撮り判定処理を示すフローチャート。 実施例1において行われる流し撮りアシスト撮像処理の基本的な流れを示すフローチャート。 実施例1のカメラを含むレンズ交換式カメラシステムの構成を示すブロック図。 実施例1のカメラ(レンズ交換式カメラシステム)における防振システムの構成を示すブロック図。 実施例1のカメラにおけるパンニング制御を示すフローチャート。 実施例1のカメラにおける流し撮りアシストモードでのシフト駆動制御システムの構成を示すブロック図。 実施例1のカメラにおけるパンニング判定閾値を説明する図。 本発明の実施例7であるレンズ交換式カメラシステムの構成を示すブロック図。 流し撮り判定の概念を示す図。 実施例1および本発明の実施例2〜5のカメラに共通する流し撮りアシスト画像表示処理を示すフローチャート。 本発明の実施例6のカメラにおいて行われる流し撮りアシスト画像保存処理および流し撮りアシスト画像再生処理を示すフローチャート。 実施例1における主被写体動きベクトルと背景動きベクトルのヒストグラムを示す図。 実施例1における背景領域の拡大中心の設定方法を示す図。 実施例2における背景領域の拡大中心の設定方法を示す図。 実施例3における背景領域の設定方法を示す図。 実施例4における背景領域の設定方法を示す図。 実施例5における背景領域の設定方法を示す図。 実施例5において背景領域を特定できない場合を示す図。 実施例1における表示切り替えを示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図3には、本発明の実施例1である撮像装置を含むレンズ交換式カメラシステムの構成を示している。図3において、100は交換レンズであり、120は交換レンズ100が取り外し可能に装着される撮像装置(以下、カメラという)である。
交換レンズ100は、撮像光学系101を有する。撮像光学系101は、主光学系102と、撮像光学系101の光軸が延びる方向である光軸方向に移動して撮像光学系101の焦点距離を変更する変倍レンズ群103とを含む。また、撮像光学系101は、光軸に直交する方向に移動可能(シフト可能)なシフト素子としてのシフトレンズ群104を含む。
シフトレンズ群104は、手振れ等によるカメラ120の振れ(以下、カメラ振れという)に起因する像振れを光学的に補正(低減)するためにシフト駆動される。このときのシフト駆動を防振駆動という。また、シフトレンズ群104は、動く被写体を流し撮りするユーザによってカメラ120のパンニングが行われた際に該流し撮りをアシストするためにシフト駆動される。このときのシフト駆動を、流し撮りアシスト駆動という。流し撮りアシスト駆動の制御については後述する。
交換レンズ100は、変倍レンズ群103の位置を検出するズームエンコーダ105と、シフトレンズ群104をシフト駆動するシフトドライバ114と、シフトレンズ群104のシフト方向での位置(シフト位置)を検出するシフト位置センサ106とを有する。シフトドライバ114は、ボイスコイルモータ等のアクチュエータと、これを動作させるドライバ回路とにより構成される。
交換レンズ100は、手振れやパンニング等によるカメラ120の動きの角速度を検出する動き検出手段としての角速度センサ111を有する。角速度センサ111の出力(角速度信号)は、アンプ112により増幅されてレンズマイクロコンピュータ(以下、レンズマイコンという)113に入力される。また、シフト位置センサ106の出力は、アンプ115により増幅されてレンズマイコン113に入力される。
レンズマイコン113は、角速度センサ111により検出された角速度とシフト位置センサ106からの出力により検出されるシフト位置とに応じてシフトドライバ114を制御することで、シフトレンズ群104の防振駆動を制御する。また、レンズマイコン113は、後述するカメラマイコン132から、シフトレンズ群104のシフト方向とシフト駆動量の情報(以下、シフト制御情報という)を受け取る。そして、レンズマイコン113は、シフト制御情報とシフト位置センサ106からの出力により検出されるシフト位置とに応じてシフトドライバ114を制御することで、シフトレンズ群104の流し撮りアシスト駆動を制御する。
なお、実際のシフトレンズ群104のシフト駆動は、このシフトレンズ群104を横(ヨー)方向と縦(ピッチ)方向である互いに直交する2つのシフト方向に行われ、シフト方向ごとに角速度センサ111やシフトドライバ114が設けられている。ただし、これらシフト方向ごとの角速度センサ111およびシフトドライバ114はそれぞれ同じ構成を有するため、図3では1つのシフト方向に対して設けられた角速度センサ111およびシフトドライバ114のみを示している。
さらに、レンズマイコン113は、防振駆動を制御する防振制御部117と、流し撮りアシスト駆動を制御する流し撮りアシスト制御部118とを有する。これらの他に、レンズマイコン113は、撮像光学系101に含まれる不図示のフォーカスレンズや絞りの駆動を制御する。
交換レンズ100は、カメラ120に対してバヨネット結合されるレンズマウントを有し、該レンズマウントにはマウント接点部116が設けられている。
カメラ120は、シャッタ121と、CMOSセンサ等の撮像素子122とを有する。撮像素子122は、撮像光学系101により形成された被写体像を光電変換(撮像)する。シャッタ121は、撮像素子122の露光量を制御する。これにより、後述するように記録用の撮像画像(静止画像)が生成される。
また、カメラ120は、アナログ信号処理回路123と、カメラ信号処理回路124と、撮像素子122およびアナログ信号処理回路123の動作タイミングを設定するタイミングジェネレータ125とを有する。アナログ信号処理回路123は、撮像素子122から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、該デジタル信号に対して各種画像処理を行うことで撮像画像(記録されない動画像であるライブビュー映像や記録用の静止画像)を生成する。撮像素子122およびアナログ信号処理回路123により、被写体の撮像による画像生成を行う撮像手段が構成される。なお、以下の説明では、記録用の撮像画像を取得するための撮像を単に露光ともいう。
また、カメラ120は、電源スイッチ、レリーズ(撮像準備/記録)スイッチおよび撮像モード選択スイッチ等を含む操作スイッチ群131と、カメラ120全体の動作を制御するカメラマイクロコンピュータ(以下、カメラマイコンという)132とを有する。撮像モードには、シフトレンズ群104の流し撮りアシスト駆動を行う流し撮りアシストモードが含まれる。さらに、カメラ120は、シャッタ121のチャージを行うシャッタモータ134と、これを駆動するシャッタドライバ133とを有している。
また、カメラ120は、記録用の撮像画像を半導体メモリや光ディスク等の記録媒体に記録する記録部171と、記録用の撮像画像や記録されない動画像であるライブビュー映像を表示する液晶パネル等の表示部(表示手段:以下、LCDという)172とを有する。
カメラ120は、前述したように交換レンズ100がバヨネット結合されるカメラマウントを有し、該カメラマウントには、レンズマウントのマウント接点部116と電気的に接続されるマウント接点部161が設けられている。カメラマイコン132とレンズマイコン113は、これらマウント接点部161,116を介して相互に通信(例えば、シリアル通信)を行ったり、カメラ120から交換レンズ100への電源供給を行ったりする。
カメラ信号処理回路124は、動きベクトル検出部141と、被写体検出部142と、ベクトル判定部143と、座標・サイズ計算部144と、拡大部145とを有する。カメラ信号処理回路124は画像処理装置に相当し、ベクトル判定部143はベクトル取得手段に相当し、座標・サイズ計算部144および拡大部145は、処理手段に相当する。
動きベクトル検出部141は、ライブビュー映像における複数の位置(座標)にて複数の動きベクトルを検出する。被写体検出部142は、ライブビュー映像内における人物や顔等の特定被写体を認識する機能を用いて特定被写体を検出する。ベクトル判定部143は、動きベクトル検出部141により検出された複数の動きベクトルにおいて、主被写体に対応する主被写体動きベクトル、背景被写体に対応する背景動きベクトルおよび他の被写体に対応するその他動きベクトルを判定してこれらを分離する。すなわち、ベクトル判定部143は、複数の動きベクトルから主被写体動きベクトルおよび背景動きベクトルを取得する。なお、詳しくは後述するが、ベクトル判定部143は、主被写体動きベクトル、背景動きベクトルおよびその他動きベクトルを判定する際に、可変である閾値を用いる。
拡大部145は、シフトレンズ群104の流し撮りアシスト駆動を伴う(すなわち流し撮りアシストを用いた)静止画撮像より取得された静止画像(以下、流し撮りアシスト画像という)の一部領域を拡大してLCD172に表示するための拡大表示処理を行う。ここにいう一部領域とは、流し撮りアシスト画像のうち主被写体が写った主被写体領域と背景被写体が写った背景領域である。また、拡大するとは、流し撮りアシスト画像の全体がLCD172に表示される場合よりも拡大することを意味する。
座標・サイズ計算部144は、拡大部145が拡大する主被写体領域や背景領域のサイズを設定したり、拡大部145が主被写体領域や背景領域を拡大するときの中心位置(中心座標)を設定したりする。
カメラマイコン132は、シャッタ制御部151と被写体角速度算出部152と、流し撮り判定部153とを含む。シャッタ制御部151は、シャッタドライバ133を通じてシャッタ121を制御する。被写体角速度算出部152は、主被写体の角速度を算出する。
図3において、操作スイッチ群131の電源スイッチがユーザにより操作されてカメラ120の電源がONされると、その状態変化をカメラマイコン132が検出する。そして、カメラマイコン132の制御によりカメラ120内の各部への電源供給が開始されるとともに、該各部の初期設定が行われる。また、交換レンズ100への電源供給も開始され、レンズマイコン113の制御によって交換レンズ100内の初期設定が行われる。この際、カメラマイコン132とレンズマイコン113との間での通信も開始される。この通信において、カメラマイコン132からレンズマイコン113へはカメラ120の状態や撮像に関する設定(例えば、流し撮りアシストモードの設定/非設定)状態等を示す情報が送信される。また、レンズマイコン113からカメラマイコン132に、撮像光学系101の焦点距離その他の光学情報が送信される。
流し撮りアシストモードが設定されていない通常撮像モードにおいては、レンズマイコン113は、角速度センサ111により検出された角速度に基づいて、防振制御部117を通じてシフトレンズ群104の防振駆動を制御する。一方、流し撮りアシストモードでは、レンズマイコン113は、前述したカメラマイコン132からのシフト制御情報に応じて、流し撮りアシスト制御部118を通じてシフトレンズ群104の流し撮りアシスト駆動を制御する。
図4には、防振制御部117を含む防振システムの構成を示している。図4において、図3に示した構成要素と共通する構成要素には図3と同符号を付してそれらの説明を省略する。また、前述したように、実際の防振システムはシフトレンズ群104をヨー方向とピッチ方向にシフトさせるための2系統が設けられるが、これらの構成は同じであるため、図4には1系統の構成のみを示している。
角速度A/D変換器401は、角速度センサ111(角速度アンプ108)から出力された角速度信号(アナログ信号)をデジタル信号としての角速度データに変換してフィルタ演算部402に出力する。角速度データに対するサンプリングは、手振れの周波数に対応する1〜10kHz程度の周波数で行われる。
フィルタ演算部402は、ハイパスフィルタ(HPF)により構成され、角速度データに含まれるオフセット成分を除去したり、後述するパンニング制御部407からの指令に応じてHPFのカットオフ周波数を変更したりする。第1の積分器403は、シフトレンズ群104の目標シフト位置のデータである目標位置データを生成するために、角速度データを角変位データに変換する。
シフト位置A/D変換器406は、シフト位置センサ106(シフト位置アンプ110)から出力されるシフト位置信号(アナログ信号)をデジタル信号としてのシフト位置データに変換する。第1の加算器404は、シフトレンズ群104の目標位置データから現在のシフト位置データを減算することで、シフトレンズ群104の駆動量データを算出する。
PWM出力部405は、算出された駆動量データをシフトドライバ114に出力する。シフトドライバ114は、駆動量データに基づいてシフトアクチュエータを駆動してシフトレンズ群104を目標シフト位置にシフトさせる。
パンニング制御部407は、角速度センサ111から得られる角速度データから、カメラ120がパンニングされたか否かを判定する。パンニング制御部407は、カメラ120がパンニングされたと判定した場合は、フィルタ演算部402のカットオフ周波数を変更するとともに第1の積分器403の出力調整を行う。
図5には、パンニング制御部407により行われるパンニング制御の例を示している。パンニング制御部407(つまりはレンズマイコン113)は、コンピュータプログラムであるパンニング処理プログラムに従ってこのパンニング制御を行う。
ステップS501において、パンニング制御部407は、角速度A/D変換器401から取り込んだ角速度データの平均値(所定サンプリング回数分の平均値であり、以下、角速度平均値という)が所定値αよりも大きいか否かを判定する。パンニング制御部407は、角速度平均値が所定値α以下である場合はパンニングが行われていないと判定し、ステップS507に進む。一方、角速度平均値が所定値αより大きい場合はステップS502に進み、角速度平均値が所定値β(>α)より大きいか否かを判定する。そして、角速度平均値が所定値β以下である場合は、パンニング制御部407は、低速でのパンニングが行われていると判定してステップS506に進む。また、角速度平均値が所定値βより大きい場合は、パンニング制御部407は、高速でのパンニングが行われていると判定してステップS503に進む。
ステップS503では、パンニング制御部407は、フィルタ演算部402のHPFのカットオフ周波数を最大値に設定する。さらに、ステップS504では、防振制御を強制的にOFF(非実行状態)にする。高速パンニング時に防振制御をOFFとするのは、以下の理由による。高速パンニングを大きな手振れとして扱ってシフトシフトレンズ群104をシフトさせると、シフトシフトレンズ群104がそのシフト端に到達した時点でライブビュー映像が大きく動いてユーザに違和感を与えるため、これを防止するためである。また、高速パンニングが行われている場合にはパンニングによるライブビュー映像の動きが大きく、手振れによる像振れが現れてもユーザにほとんど違和感を与えることはないためである。そして、HPFのカットオフ周波数を最大値に設定した上で次のステップにてシフトシフトレンズ群104を徐々に停止させることで、防振制御OFFに伴い急に手振れによる像振れが現れてユーザに違和感を与えることを回避することができる。
防振制御をOFFしたパンニング制御部407は、ステップS505において、第1の積分器403の出力を現在の角変位データから徐々に初期位置データに変更する。これにより、シフトシフトレンズ群104を徐々に初期位置(シフトシフトレンズ群104の光軸が撮像光学系101の光軸に一致する位置)に戻す。
また、低速パンニングを判定したパンニング制御部407は、ステップS506において、角速度データの大きさに応じてフィルタ演算部402のHPFのカットオフ周波数を設定する。低速パンニング時には手振れによる像振れが目立ちやすいので、これを補正する必要があるためである。カットオフ周波数は、パンニングに対するライブビュー映像の追従性を不自然にならない程度に保ちながら、手振れによる像振れを補正することができるように設定される。この後、パンニング制御部407は、ステップS508に進み、防振制御をON(実行状態)にする。
角速度平均値が所定値α以下である(パンニングが行われていない)と判定してステップS507に進んだパンニング制御部407は、フィルタ演算部402のHPFのカットオフ周波数を通常時の値に設定する。そして、パンニング制御部407は、ステップS508に進み、防振制御をONにする。
図7には、パンニング時の横方向の角速度データと所定値α,βとの関係を示している。図中の701がサンプリングされた角速度データである。カメラ120が右方向にパンニングされた場合には+方向の角速度データが得られ、左方向にパンニングされた場合は−方向の角速度データが得られている。図7の例では、右方向への高速(急峻)パンニングと、左右方向への低速パンニングとが検出されている。
図7から分かるように、パンニング中は角速度データが初期値(0)から大きく外れる。このため、このデータを積分してシフトレンズ群104の目標位置データを算出すると、DC的なオフセット成分によって第1の積分器403の出力が非常に大きな値となり、制御不能状態になる。したがって、パンニングが検出された場合はHPFのカットオフ周波数を高く設定することにより、DC成分をカットすることが必要となる。高速パンニングがなされた場合は、このような状態が特に顕著に現れるため、よりカットオフ周波数を高くすることで第1の積分器403の出力が増大しないようにする。
以上のようにパンニング制御が行われることで、パンニング中でも違和感の少ない撮像画像を取得することができる。
図3において、操作スイッチ群131の撮像モード選択スイッチの操作により流し撮りアシストモードが設定されると、カメラマイコン132は流し撮りアシスト用の制御を開始する。また、この情報はカメラマイコン132からレンズマイコン113へと送信され、レンズマイコン113は流し撮りアシストモードに移行する。
流し撮りアシストモードにおいて、カメラ信号処理回路124内の動きベクトル検出部141はライブビュー映像の前後のフレーム画像間において動きベクトルを検出して、カメラマイコン132に出力する。また、これと同時に、カメラマイコン132は、レンズマイコン113から、交換レンズ100内の角速度センサ111で検出されて角速度アンプ108により増幅され、さらにデジタル信号に変換された角速度データ(第1の動き情報)を受信する。
流し撮り中に動きベクトル検出部141から出力される動きベクトルには、主被写体に対応する動きベクトルと、主被写体の背後等で流れている背景被写体に対応する動きベクトルとがある。これらの動きベクトルのうち、より小さい動き量を示す動きベクトルが主被写体に対応する動きベクトルとしての主被写体動きベクトル(第2の動き情報)となる。そして、この主被写体動きベクトルが1フレーム期間での主被写体像の像面上、すなわち撮像素子122上での変位(動き)を示す。
一方、交換レンズ100側からの角速度データは、カメラ120のパンニング速度(流し撮り速度)に対応している。このため、この角速度データと、1フレーム期間での主被写体像の像面上での変位量および撮像光学系101の焦点距離から算出される角速度との差分を算出すると、カメラ120に対する主被写体の角速度(以下、相対被写体角速度という)が得られる。
被写体角速度算出部152は、フレーム画像の生成タイミングごとに、すなわちフレーム周期でこの相対被写体角速度を算出(取得)する。カメラマイコン132は、算出された相対被写体角速度のデータをレンズマイコン113に送信する。
図6には、流し撮りアシストモードでのシフトレンズ104のシフト駆動制御を行うシフト駆動制御システムの構成を示している。図6において、図3および図4に示した構成要素と共通する構成要素には図3および図4と同符号を付してそれらの説明は省略する。
流し撮りアシスト制御部118は、カメラ情報取得部601と、角速度データ出力部602と、被写体角速度取得部(第2の速度取得手段)603と、第2の加算器604と、第2の積分器605と、設定変更部606と、通信制御部610とを含む。
カメラ情報取得部601は、流し撮りアシストモードの設定情報と、レリーズスイッチの操作によって撮像が指示されたことを示すレリーズ情報とを取得する。角速度データ出力部602は、所定タイミングで角速度データをサンプリングする。
被写体角速度取得部603は、カメラマイコン132から、相対被写体角速度のデータを取得する。第2の加算器604は、角速度センサ111からの角速度データと被写体角速度取得部603からの相対被写体角速度のデータとの差分を算出する。第2の積分器605は、所定期間(露光期間)のみ積分動作を行う。設定変更部606は、通知されたモード情報に従ってパンニング制御部407の設定変更を行う。そして、通信制御部610は、カメラマイコン132との双方向通信を行う。
カメラマイコン132内の流し撮り判定部153は、レンズマイコン113から送信された角速度データを積分して保持しておくことができる。これにより、ユーザが流し撮りを行う際に、所定のタイミングを起点としたカメラ120の角度変化(以下、流し撮り角度という)を得ることができる。
操作スイッチ群131の撮像モード選択スイッチの操作により流し撮りアシストモードが設定されると、通信制御部610からその設定情報がカメラ情報取得部601で読み込まれ、設定変更部606に通知される。設定変更部606は、この流し撮りアシストモードの設定情報の通知に応じて、パンニング制御部407の設定変更を行う。具体的には、ユーザが高速パンニングを行い易くするために、パンニング制御部407における所定値α,βを変更する。また、流し撮りアシスト制御部118は、シフト位置センサ106からのシフト位置データをカメラマイコン132に送信するために、該シフト位置データを通信制御部610に送る。
被写体角速度取得部603は、カメラマイコン132からレンズマイコン113に送信された相対被写体角速度データを取り込む。第2の加算器604は、角速度センサ111からの角速度データと相対被写体角速度データの差を計算し、その結果を第2の積分器605に送出する。第2の積分器605は、カメラ情報取得部601からのレリーズ情報に応じて、露光時間中に上記差の積分動作を開始する。第2の積分器605は、露光時間以外の期間においてはシフトレンズ群104の位置が初期位置となる値を出力する。なお、露光時間の終了時にシフトレンズ群104がその時点での位置から初期位置まで短時間でシフトしても問題はない。すなわち、露光時間の終了直後は撮像素子122からのアナログ信号の読み出し時間であるため、LCD172上ではライブビュー映像の表示は行われないので、シフトレンズ群104のシフトによるライブビュー映像の動きは問題にならない。
第2の積分器605の出力は、第1の加算器404において、第1の積分器403の出力に加算され、その加算値に対してシフト位置センサ106からのシフト位置データが減算される。これにより、シフトレンズ群104の駆動量データが算出される。
流し撮りアシストモードの設定中に、実際にユーザにより高速パンニングによる流し撮りが行われると、パンニング制御部407はすぐにパンニング制御を開始するとともに、図5のステップS504で説明したように防振制御をOFFする。パンニング制御により、シフトレンズ群104は、カメラ120のパンニングによる角速度とカメラ120に対する主被写体の角速度である相対被写体角速度との差分に対応する被写体像の像面上での変位量を補正する。このため、流し撮り失敗の原因となる露光時間中のカメラ120のパンニング速度と主被写体の動き速度との差分がシフトレンズ群104のシフト駆動により相殺され、その結果、流し撮りが成功する。
図2のフローチャートには、カメラマイコン132が流し撮りアシストモードで行う流し撮りアシスト撮像処理を示している。この処理は、カメラマイコン132がコンピュータプログラムである流し撮りアシスト撮像処理プログラムに従って実行する。ユーザは、カメラ120をパンニングしながら動く主被写体を追う。
ステップS601において、カメラマイコン132、レリーズスイッチが半押し操作された(SW1ON)か否かを判定する。SW1ONの場合は、カメラマイコン132はステップS602に進み、時間計測カウンタをインクリメントし、ステップS604に進む。SW1ONでない場合は、カメラマイコン132はステップS603に進み、時間計測カウンタをリセットして、ステップS601に戻る。
ステップS604では、カメラマイコン132は、被写体角速度算出部152により相対被写体角速度(図では単に被写体角速度と記す)がすでに算出されているか否かを確認する。算出されている場合は、カメラマイコン132は、ステップS605に進み、時間計測カウンタが所定時間Tに達したか否かを確認する。相対被写体角速度がまだ算出されていない場合および相対被写体角速度がすでに算出されていても時間計測カウンタが所定時間Tに達している場合は、カメラマイコン132はステップS606に進む。
ステップS606では、カメラマイコン132は、被写体角速度算出部152に相対被写体角速度を算出させる。これにより、後述するSW2ONに応じて開始される露光の前に被写体角速度算出部152に相対被写体角速度を算出させる。カメラマイコン132は、この相対被写体角速度のデータをレンズイコン113(流し撮りアシスト制御部118)に送信する。時間計測カウンタが所定時間Tに達している場合に相対被写体角速度を算出し直させるのは、所定時間T内で主被写体の速度が変化する可能性を考慮するためである。カメラマイコン132は、相対被写体角速度が算出されるごとにそのデータをレンズマイコン113に送信する。
一方、ステップS605にて時間計測カウンタがまだ所定時間Tに達していない場合は、カメラマイコン132はステップS609に進む。
ステップS606の後のステップS607では、カメラマイコン132は、流し撮りアシストの開始後の経過時間(流し撮り経過時間)の計測を開始する。さらに、ステップS608では、カメラマイコン132は、流し撮り判定部153で積分している流し撮り角度をリセットし、流し撮りアシストの開始後の流し撮り角度の計測を開始する。そして、ステップS609に進む。
ステップS609では、カメラマイコン132は、レリーズスイッチが全押し操作(SW2ON)されたか否かを判定する。SW2ONでない場合は、カメラマイコン132はステップS601に戻る。一方、SW2ONである場合は、カメラマイコン132はステップS610に進み、後述する流し撮りアシストの可否判定(流し撮り判定)を行う。流し撮りアシストが許可(YES)であれば、カメラマイコン132はステップS611に進む。
ステップS611では、カメラマイコン132は、シャッタ制御部151を通じてシャッタ121を開動作させて撮像素子122の露光を開始させる。さらに、カメラマイコン132は、レンズマイコン113(流し撮りアシスト制御部118)に相対被写体角速度に応じたシフトレンズ群104の流し撮りアシスト駆動の制御を行わせる。これにより、被写体像の像面上での変位量を補正する流し撮りアシストを行う。この後、カメラマイコン132はステップS612に進む。
一方、ステップS610において流し撮りアシストが不許可(No)であれば、カメラマイコン132はステップS604に戻る。この際、LCD172に流し撮りアシストが行われない旨を表示する警告表示を行ってもよい。
ステップS612では、カメラマイコン132は、再びSW2ONか否かを判定し、SW2ONの場合はステップS610に戻って次の露光(連写の次のコマの撮像)のための流し撮り可否判定および露光を行う。一方、SW2ONでない場合はステップS601に戻る。
図1には、カメラマイコン132(流し撮り判定部153)が図6に示したステップS610で行う流し撮り判定の処理を示している。
ステップS301において、カメラマイコン132は、流し撮りアシストモードが設定されているか否か(流し撮り判定が必要か否か)を判定する。流し撮りアシストモードが設定されていれば、カメラマイコン132はステップS302に進み、流し撮りアシストモードが設定されていなければこのステップでの判定を繰り返す。
ステップS302において、カメラマイコン132は、後述する流し撮り角度を取得してステップS303に進む。ステップS303では、カメラマイコン132は、相対被写体角速度と前述した流し撮り経過時間とから、主被写体がその角速度を維持して移動し続けた場合の主被写体の移動角度である被写体角度を予測被写体角度として算出する。
次に、ステップS304では、カメラマイコン132は、流し撮り判定を行うための被写体角度の閾値としての流し撮り閾値θを算出する。カメラマイコン132は、流し撮り閾値θを、撮像光学系101の焦点距離が長い(画角が小さい)ほど小さく算出する。ここでは、流し撮り閾値θを、焦点距離から算出した画角とする。
次に、ステップS305では、カメラマイコン132は、予測被写体角度と流し撮り角度との差の絶対値(以下、角度差という)と流し撮り閾値θとを比較する。そして、角度差が流し撮り閾値θより大きければステップS306に進み、そうでなければステップS307に進む。
ステップS306では、カメラマイコン132は流し撮りアシストを許可する。一方、ステップS307では、カメラマイコン132は流し撮りアシストを不許可とする。カメラマイコン132は、これらの可否判定結果をレンズマイコン113に送信する。流し撮りアシストの不許可の判定結果の送信は、レンズマイコン113に対する流し撮りアシストモードの解除の通知となる。
図9には、流し撮り判定部153が行う流し撮り判定の概要を示している。1001はカメラであり、1002は相対被写体角速度が算出されたタイミングにおける主被写体の位置である。
また、1003は位置1002から、算出された相対被写体角速度で主被写体が移動したと想定した場合の主被写体の位置である。位置1002から位置1003までの被写体角度を予測被写体角度θ1とする。1004は角速度センサ111からの角速度データを用いて算出された実際の主被写体の位置であり、位置1002から位置1004までの被写体角度を流し撮り角度θ2とする。1005は露光時の撮像光学系101の画角であり、流し撮り閾値θ3に相当する。流し撮り判定部153は、角度差|θ1−θ2|がθ3より大きければ、流し撮りアシストを許可する判定を行う。
図10のフローチャートには、カメラ信号処理回路124(ベクトル判定部143、座標・サイズ計算部144および拡大部145)が流し撮りアシストを用いた撮像により取得された静止画像(流し撮りアシスト画像)に対して行う表示処理を示す。画像処理用コンピュータであるカメラ信号処理回路124は、コンピュータプログラムである画像処理プログラムに従って本処理を行う。
ステップS701では、カメラ信号処理回路124は、記録用撮像により生成された流し撮りアシスト画像を拡大表示処理の対象として取り込む。
次に、ステップS702では、カメラ信号処理回路124は、パンニング中における記録用撮像の開始直前のライブビュー映像において動きベクトル検出部141により検出された複数の座標での動きベクトルを取得する。
次に、ステップS703では、カメラ信号処理回路124は、ステップS702で取得した複数の座標での複数の動きベクトルにおいて、前述した主被写体動きベクトルと背景動きベクトルとを判定して分離する。
次に、ステップS704では、カメラ信号処理回路124は、分離した主被写体動きベクトルと背景動きベクトルとを用いて、流し撮りアシスト画像における前述した主被写体領域と背景領域とを設定(特定)する。このステップS704での各領域の設定方法の詳細については後述する。
次に、ステップS705では、カメラ信号処理回路124は、流し撮りアシスト画像をLCD172上にプレビュー画像(流し撮りアシスト画像の取得時の確認用画像)として表示させる表示処理を開始する。
この際、まずステップS706において、カメラ信号処理回路124は、流し撮りアシスト画像のうち主被写体領域を拡大して、すなわち流し撮りアシスト画像の全体がLCD172に表示される場合よりも拡大して表示する拡大表示処理を行う。
カメラ信号処理回路124は、主被写体領域の拡大表示の開始後に所定時間が経過することに応じて又は操作スイッチ群131に設けられた表示切替えスイッチの操作に応じて、ステップS707に進む。
ステップS707では、カメラ信号処理回路124は、流し撮りアシスト画像のうち背景領域を拡大して、すなわち流し撮りアシスト画像の全体がLCD172に表示される場合よりも拡大してLCD172に表示する拡大表示処理を行う。カメラ信号処理回路124は、背景領域の拡大表示の開始後に所定時間が経過することに応じて又は上記表示切替えスイッチの操作に応じて、ステップS708に進む。
ステップS708では、カメラ信号処理回路124は、流し撮りアシスト画像の全体を通常のプレビュー画像としてLCD172上に表示する。
図12には、図10に示したステップSS703での主被写体動きベクトルと背景動きベクトルとを判定および分離するためにベクトル判定部143が作成するヒストグラムを示している。図12の横軸は複数座標で検出された複数の動きベクトルの大きさ(動きベクトル量)を示し、縦軸は複数の動きベクトルのうち同じ大きさの動きベクトルの数を示している。
ユーザが主被写体の動きを追ってカメラ120(および交換レンズ100)をパンニングすることで、像面上での主被写体像の動きは小さい。このため、主被写体に対応する動きベクトル量は0または0に近い値となる。一方、背景被写体に対してはカメラ120がパンニングにより大きく移動するので、像面上での背景被写体像の動きは大きい。このため、背景被写体に対応する動きベクトル量は大きい値となる。したがって、複数座標で検出された複数の動きベクトルのうち動きベクトル量が相対的に小さい(0または0に近い)動きベクトルを主被写体動きベクトルと判定でき、動きベクトル量が相対的に大きい動きベクトルを背景動きベクトルと判定できる。
図13には、図10に示したステップS704で座標・サイズ計算部144が主被写体領域と背景領域を設定(特定)する方法を示している。ここでは、例として、背景領域の設定方法について説明する。
図13において、1301はベクトル判定部143がパンニング中のライブビュー映像上(動画像上)において主被写体である車の像が存在する領域にて判定した主被写体動きベクトル(動きベクトル量は0に近い)である。1302は上記ライブビュー映像上において背景被写体である木の像が存在する領域にて判定した背景動きベクトルである。また、1303はベクトル判定部143が主被写体動きベクトルでも背景動きベクトルでもないと判定した誤検出動きベクトルである。
また、図13中の右側には、背景動きベクトル1302をそれが検出された垂直座標ごとに水平方向に射影して動きベクトル数を積算したグラフ1304を示している。また、図13中の下側には、背景動きベクトル1302をそれが検出された水平座標ごとに垂直方向に射影して動きベクトル数を積算したグラフ1305を示している。座標・サイズ計算部144は、このような背景動きベクトルの射影積算処理によって、水平方向と垂直方向のそれぞれにおいて背景動きベクトル1302の積算値が最も多い座標(位置)として、ピーク水平座標1306Xおよびピーク垂直座標1306Yを検出する。
座標・サイズ計算部144は、上記ピーク水平および垂直座標1306X,1306Yをそれぞれ水平座標成分および垂直座標成分とするピーク座標1306に対応する流し撮りアシスト画像上(静止画像上)の座標(位置)を背景領域の中心(背景中心)に設定する。そして、この背景中心を中心とする所定サイズの領域を背景領域として設定する。さらに、座標・サイズ計算部144は、拡大前の背景領域のサイズとLCD172の画面サイズとの関係から背景領域の拡大率を設定する。拡大部145は、背景領域の中心を拡大中心として、設定された拡大率で背景領域の拡大表示処理を行う。これにより、LCD172に背景被写体の画像を見易く表示することができる。
なお、主被写体領域の拡大表示処理における拡大中心となる座標(主被写体中心)も、同様に主被写体動きベクトル1301の水平および垂直方向への射影積算処理を行い、ピーク座標を求めることで設定することができる。拡大部145は、この主被写体中心を拡大中心として主被写体領域の拡大表示処理を行う。これにより、LCD172に主被写体の画像を見易く表示することができる。
図19には、図10を用いて説明した流し撮りアシスト画像の表示処理によってLCD172に順次表示される主被写体領域の拡大画像7301と、背景領域の拡大画像7302と、流し撮りアシスト画像(全体画像)7303を示している。この図から分かるように、LCD172の画面サイズが小さくても、主被写体および背景領域がそれぞれ拡大されて表示されることで、主被写体の静止具合(ぶれの有無)や背景の流れ具合等の流し撮りアシスト画像の画質を容易に確認することができる。
次に、本発明の実施例2として、実施例1とは異なる背景領域(および主被写体領域)の設定方法について説明する。図10に示したステップS704において、座標・サイズ計算部144は図14に示す方法で背景領域を設定する。
図14において、2301はベクトル判定部143がパンニング中のライブビュー映像上において主被写体である車の像が存在する領域にて判定した主被写体動きベクトルである。2302は上記ライブビュー画像上において背景被写体である木の像が存在する領域にて判定した背景動きベクトルである。また、2303はベクトル判定部143が主被写体動きベクトルでも背景動きベクトルでもないと判定した誤検出動きベクトルである。
背景動きベクトル2302は、座標(X4,Y1),(X5,Y1),(X6,Y0),(X6,Y1),(X6,Y2),(X6,Y3),(X7,Y0),(X7,Y1),(X7,Y2),(X8,Y1),(X8,Y2)の計11個の座標で検出されている。本実施例では、座標・サイズ計算部144は、以下の式(1)により水平方向での11個の背景動きベクトル2302の重心の座標Xを求めるとともに、式(2)により垂直方向での11個の背景動きベクトル2302の重心の座標Yを求める。
X=(X4+X5+X6×4+X7×3+X8×2)/11 (1)
Y=(Y0×2+Y1×5+Y2×3+Y3)/11 (2)
座標・サイズ計算部144は、こうして検出した重心座標(X,Y)2306に対応する流し撮りアシスト画像上の座標を背景中心に設定する。そして、この背景中心を中心とする所定サイズの領域を背景領域として特定する。さらに、座標・サイズ計算部144は、拡大前の背景領域のサイズとLCD172の画面サイズとの関係から背景領域の拡大率を設定する。拡大部145は、背景中心を拡大中心として、設定された拡大率で背景領域の拡大表示処理を行う。これにより、LCD172に背景被写体の画像を見易く表示することができる。
なお、主被写体領域の拡大表示処理における拡大中心となる座標(主被写体中心)も、同様に主被写体動きベクトル2301の水平および垂直方向での重心座標を求めることで設定することができる。拡大部145は、この主被写体中心を拡大中心として主被写体領域の拡大表示処理を行う。これにより、LCD172に主被写体の画像を見易く表示することができる。
次に、本発明の実施例3として、実施例1,2とは異なる背景領域(および主被写体領域)の設定方法について説明する。図10に示したステップS704において、座標・サイズ計算部144は図15に示す方法で背景領域を設定する。
図15において、3301はベクトル判定部143がパンニング中のライブビュー映像上において主被写体である車の像が存在する領域にて判定した主被写体動きベクトルである。3302は上記ライブビュー映像上において背景被写体である木の像が存在する領域にて判定した背景動きベクトルである。また、3303はベクトル判定部143が主被写体動きベクトルでも背景動きベクトルでもないと判定した誤検出動きベクトルである。
図13と同様に、図15中の右側には、背景動きベクトル3302をそれが検出された垂直座標ごとに水平方向に射影して動きベクトル数を積算したグラフ3304を示している。また、図15中の下側には、背景動きベクトル3302をそれが検出された水平座標ごとに垂直方向に射影して動きベクトル数を積算したグラフ3305を示している。座標・サイズ計算部144は、このような背景動きベクトルの射影積算処理によって、水平座標および垂直座標ごとの背景動きベクトルの積算値が所定値より大きい(多い)水平範囲および垂直範囲を求める。
そして、座標・サイズ計算部144は、これら水平範囲および垂直範囲を有する領域(図中に太線枠で示す)3306に対応する流し撮りアシスト画像上の領域を背景領域として設定する。さらに、座標・サイズ計算部144は、拡大前の背景領域のサイズとLCD172の画面サイズとの関係から背景領域の拡大率を設定する。拡大部145は、背景中心を拡大中心として、設定された拡大率で背景領域の拡大表示処理を行う。これにより、LCD172に背景被写体の画像を見易く表示することができる。
なお、主被写体領域も、同様に主被写体動きベクトルの水平および垂直方向への射影積算処理を行い、主被写体動きベクトルの積算値が所定値より大きい水平範囲および垂直範囲を求めることで設定することができる。なお、主被写体動きベクトルの積算値に対する所定値は、上述した背景動きベクトルの積算値に対する所定値と同じであってもよいし、異なっていてもよい。拡大部145は、この主被写体領域の中心を拡大中心として主被写体領域の拡大表示処理を行う。これにより、LCD172に主被写体の画像を見易く表示することができる。
次に、本発明の実施例4として、実施例3とは異なる拡大表示処理の対象領域(部分背景領域)の設定方法について説明する。図10に示したステップS704において、座標・サイズ計算部144は、図16に示す方法により、背景領域のうち主被写体領域が重なった領域を除いた部分背景領域を設定する。
図16において、4301はベクトル判定部143がパンニング中のライブビュー映像上において主被写体である車の像が存在する領域にて判定した主被写体動きベクトルである。4302は上記ライブビュー映像上において背景被写体である木の像が存在する領域にて判定した背景動きベクトルである。また、4303はベクトル判定部143が主被写体動きベクトルでも背景動きベクトルでもないと判定した誤検出動きベクトルである。
図16中の右側には、主被写体ベクトル4301および背景動きベクトル4302をそれぞれ、それらが検出された垂直座標ごとに水平方向に射影して動きベクトル数を積算したグラフ4306,4304を示している。
また、図16中の下側には、主被写体ベクトル4301および背景動きベクトル4302をそれぞれ、それらが検出された水平座標ごとに垂直方向に射影して動きベクトル数を積算したグラフ4307,4305を示している。座標・サイズ計算部144は、このような背景動きベクトルの射影積算処理によって、水平座標および垂直座標ごとの背景動きベクトルの積算値が所定値より大きい(多い)水平範囲および垂直範囲を求める。そして、座標・サイズ計算部144は、これら水平範囲および垂直範囲を有する領域(図中に太破線枠で示す)4310に対応する流し撮りアシスト画像上の領域を背景領域として設定する。
さらに、座標・サイズ計算部144は、上記のような主被写体動きベクトルの射影積算処理によって、水平座標および垂直座標ごとの主被写体動きベクトルの積算値が所定値より大きい(多い)水平範囲および垂直範囲を求める。なお、主被写体動きベクトルの積算値に対する所定値は、上述した背景動きベクトルの積算値に対する所定値と同じであってもよいし、異なっていてもよい。そして、座標・サイズ計算部144は、これら水平範囲および垂直範囲を有する領域(図中に点線枠で示す)4309に対応する流し撮りアシスト画像上の領域を主被写体領域として設定する。
座標・サイズ計算部144は、上記のよう設定した背景領域のうち主被写体領域と重なった領域を除外した部分背景領域(図中に太線枠で示す)4308を設定する。そして、拡大前の部分背景領域のサイズとLCD172の画面サイズとの関係から部分背景領域の拡大率を設定する。拡大部145は、部分背景領域の中心を拡大中心として、設定された拡大率で部分背景領域の拡大表示処理を行う。これにより、LCD172に、主被写体を含まない背景被写体の画像を見易く表示することができる。
次に、本発明の実施例5として、実施例1〜4とは異なる背景領域の設定方法について説明する。図10に示したステップS704において、座標・サイズ計算部144は図17および図18に示す方法で背景領域を設定する。
図17には、ベクトル判定部143がライブビュー映像から主被写体動きベクトル5301を検出したが、背景動きベクトル5302を検出しなかった、言い換えれば背景動きベクトル5302を誤検出動きベクトル5303の一部として検出した場合を示す。5306は主被写体動きベクトル5301を用いた実施例1〜4にて説明した方法により設定された被写体領域である。
座標・サイズ計算部144は、流し撮りアシスト画像のうち主被写体領域5306を除いた領域において、彩度(色差絶対値)が所定の閾値より大きい画素を水平方向および垂直方向にそれぞれ射影して該画素の数を積算する。図17の右側には、色差絶対値が閾値より大きい画素をその垂直座標ごとに水平方向に射影したときの画素数の積算値(画素積算値)を表すグラフ5304を示している。また、図17の下側には、色差絶対値が閾値より大きい画素をその水平座標ごとに垂直方向に射影したときの画素積算値を表すグラフ5305を示している。
そして、座標・サイズ計算部144は、このような色差絶対値が閾値より大きい画素の射影積算処理によって、水平座標および垂直座標ごとの画素積算値が所定値より大きい(多い)水平範囲および垂直範囲を求める。そして、座標・サイズ計算部144は、これら水平範囲および垂直範囲を有する領域(図中に太線枠で示す)に対応する流し撮りアシスト画像上の領域を背景領域として設定する。
この後、座標・サイズ計算部144は、実施例1〜4と同様に背景領域の拡大率を設定し、拡大部145は、背景領域の中心を拡大中心として、設定された拡大率で背景領域の拡大表示処理を行う。
本実施例によれば、背景動きベクトルが検出されない場合においても背景領域を設定することができ、該背景領域に対する拡大表示処理を行うことができる。
なお、図18には、色差絶対値が閾値より大きい画素の射影積算処理を行ったが、垂直座標および水平座標ごとの画素積算値(グラフ6303,6304)がすべてライン6306で示す所定値以下であった場合を示している。この場合は、背景領域を特定できないため、背景領域の拡大表示処理も行わない。この際、LCD172に背景領域の拡大表示を行わない旨の警告表示を行ってもよい。
実施例1では流し撮りアシスト画像のプレビュー表示時に主被写体領域および背景領域の拡大表示処理を行う場合について説明した。これに対して、本発明の実施例6では、既に記録媒体に記録された流し撮りアシスト画像の再生処理において主被写体領域および背景領域の拡大表示処理を行う。
図11(A),(B)にはそれぞれ、本実施例においてカメラ信号処理回路124(ベクトル判定部143、座標・サイズ計算部144および拡大部145)が流し撮りアシスト画像に対して行う保存処理および再生処理を示す。カメラ信号処理回路124は、コンピュータプログラムである画像処理プログラムに従ってこれらの処理を行う。
まず図11(A)に示した保存処理について説明する。ステップS801では、カメラ信号処理回路124は、記録用撮像により生成された流し撮りアシスト画像を拡大表示処理の対象として取り込む。
次に、ステップS802では、カメラ信号処理回路124は、パンニング中における記録用撮像の開始直前のライブビュー映像において動きベクトル検出部141により検出された複数の座標での動きベクトルを取得する。
次に、ステップS803では、カメラ信号処理回路124は、ステップS802で取得した複数の座標での複数の動きベクトルにおいて、前述した主被写体動きベクトルと背景動きベクトルとを判定して分離する。
次に、ステップS804では、カメラ信号処理回路124は、分離した主被写体動きベクトルと背景動きベクトルとを用いて、流し撮りアシスト画像における前述した主被写体領域と背景領域とを設定(特定)する。このステップS804での各領域の設定には、実施例1から5で説明した図10のステップS704での設定方法のうちいずれかが用いられる。
次に、ステップS805では、カメラ信号処理回路124は、流し撮りアシスト画像を画像ファイルとして記録部171を介して記録媒体に記録(保存)する。この際、カメラ信号処理回路124は、撮像画像に関する情報を保存して管理する管理領域(情報保存手段)に、拡大表示処理に必要な情報(以下、拡大表示情報という)を保存する。拡大表示情報には、主被写体領域および背景領域の位置(主被写体中心および背景中心)やサイズ、さらにこれらを拡大する際の拡大率の情報等が含まれている。これにより、保存処理が終了する。
次に、図11(B)に示した再生処理について説明する。ステップS807において、カメラ信号処理回路124は、記録媒体に保存された画像ファイル(流し撮りアシスト画像)を読み込む。
次に、ステップS808では、カメラ信号処理回路124は、管理領域から、読み込んだ画像ファイルに対応する拡大表示情報を読み込み、該拡大表示情報から流し撮りアシスト画像の主被写体領域、背景領域および拡大率等を決定する。
そして、ステップS809では、カメラ信号処理回路124は、決定した主被写体領域に対する拡大表示処理を行う。カメラ信号処理回路124は、主被写体領域の拡大表示の開始後に所定時間が経過することに応じて又は操作スイッチ群131に設けられた表示切替えスイッチの操作に応じて、ステップS810に進む。
ステップS810では、カメラ信号処理回路124は、決定した背景領域に対する拡大表示処理を行う。カメラ信号処理回路124は、背景領域の拡大表示の開始後に所定時間が経過することに応じて又は操作スイッチ群131に設けられた表示切替えスイッチの操作に応じて、ステップS811進む。
ステップS811では、カメラ信号処理回路124は、流し撮りアシスト画像の全体を通常の再生画像としてLCD172上に表示する。
本実施例によれば、記録媒体に記録された流し撮りアシスト画像の再生時においても主被写体および背景領域がそれぞれ拡大されて表示されることで、主被写体の静止具合や背景の流れ具合等の流し撮りアシスト画像の画質を容易に確認することができる。
図8には、本発明の実施例7であるカメラ930を含むレンズ交換式カメラシステムの構成を示している。図8において、図1に示した実施例1中に示した構成要素と共通する構成要素には実施例1と同じ符号を付して説明に代える。
実施例1では、シフト素子として、撮像光学系101に含まれるシフトレンズ群104をシフト駆動することで防振および流し撮りアシストを行う場合について説明した。これに対して、本実施例では、シフト素子として、カメラ930内の撮像素子934を撮像光学系101の光軸に直交する方向にシフト駆動することで防振および流し撮りアシストを行う。
本実施例のカメラ920では、カメラ信号処理回路924は、動きベクトル検出部141と、被写体検出部142と、ベクトル判定部143のみを有する。一方、カメラマイコン931は、シャッタ制御部151、被写体角速度算出部152および流し撮り判定部153に加えて、図3のカメラシステムにおいてはレンズマイコン113が有していた防振制御部951と流し撮りアシスト制御部952とを有する。さらに、本実施例のカメラ920は、図3のカメラシステムにおいては交換レンズ120が有していた角速度センサ941とシフト位置センサ933とを有する。角速度センサ941は、カメラ920の角速度を検出し、シフト位置センサ933は撮像素子934のシフト位置を検出する。
防振制御部951および流し撮りアシスト制御部952は、角速度センサ941により検出された角速度とシフト位置センサ933により検出されたシフト位置に応じて撮像素子934をシフト駆動するシフトドライバ932を制御する。これにより、撮像素子104の防振駆動と流し撮りアシスト駆動を制御する。
本実施例のように、撮像素子934をシフト駆動するカメラ92においても、実施例1〜5にて説明した流し撮りアシスト画像の表示処理や実施例6で説明した流し撮りアシスト画像の保存および再生処理を用いることができる。
さらに、実施例1〜5の表示処理や実施例6の保存および再生処理は、レンズ交換式ではないレンズ一体型カメラにおいて用いることもできる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
101 撮像光学系
104 シフトレンズ群
120 カメラ本体
122 撮像素子
124 カメラ信号処理回路
141 動きベクトル検出回路
143 動きベクトル判定部
144 座標・サイズ計算部
145 拡大部
173 表示部(LCD)

Claims (14)

  1. 表示手段を備えた撮像装置において用いられ、移動する主被写体を追ってパンニング中の前記撮像装置により取得された静止画像を前記表示手段に表示させる処理を行う画像処理装置であって、
    前記撮像装置により前記パンニング中に取得された動画像における複数の位置で検出された複数の動きベクトルから、前記主被写体に対応する主被写体動きベクトルおよび前記主被写体とは異なる背景被写体に対応する背景動きベクトルを取得するベクトル取得手段と、
    前記主被写体動きベクトルおよび前記背景動きベクトルを用いて、前記静止画像のうち前記主被写体が写った主被写体領域および前記背景被写体が写った背景領域を前記静止画像の全体が前記表示手段に表示される場合よりも拡大して前記表示手段に表示させる拡大表示処理を行う処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 表示手段を備えた撮像装置において用いられ、移動する主被写体を追ってパンニング中の前記撮像装置により取得された静止画像を前記表示手段に表示させる処理を行う画像処理装置であって、
    前記撮像装置により前記パンニング中に取得された動画像における複数の位置で検出された複数の動きベクトルから、前記主被写体とは異なる背景被写体に対応する背景動きベクトルを取得するベクトル取得手段と、
    前記背景動きベクトルを用いて、前記静止画像のうち前記背景被写体が写った背景領域を前記静止画像の全体が前記表示手段に表示される場合よりも拡大して前記表示手段に表示させる拡大表示処理を行う処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記処理手段は、前記背景動きベクトルを用いて、前記背景領域の設定、前記背景領域を拡大するときの中心の設定および前記背景領域のサイズの設定のうち少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記ベクトル取得手段は、前記複数の動きベクトルから複数の前記背景動きベクトルを取得し、
    前記処理手段は、前記動画像における水平方向と垂直方向のそれぞれにて前記背景動きベクトルの数が最も多い位置を水平座標成分および垂直座標成分とする座標に対応する前記静止画像上の位置を前記中心に設定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記ベクトル取得手段は、前記複数の動きベクトルから複数の前記背景動きベクトルを取得し、
    前記処理手段は、前記動画像上における前記複数の背景動きベクトルの重心に対応する前記静止画像上の位置を前記中心に設定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記ベクトル取得手段は、前記複数の動きベクトルから複数の前記背景動きベクトルを取得し、
    前記処理手段は、前記動画像における水平方向と垂直方向のそれぞれにて前記背景動きベクトルの数が所定値より多い範囲を水平範囲および垂直範囲とする領域に対応する前記静止画像上の領域を前記背景領域に設定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  7. 前記処理手段は、前記静止画像において前記背景領域に対して前記主被写体が写った主被写体領域が重なっているときは、前記背景領域のうち前記主被写体領域に重なった領域を除いた部分背景領域を拡大して前記表示手段に表示させるように前記拡大表示処理を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記処理手段は、前記ベクトル取得手段により前記背景動きベクトルを取得できない場合は、前記静止画像の彩度に基づいて前記拡大表示処理を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記撮像装置または該撮像装置に装着された交換レンズは、前記パンニング中に前記主被写体に対応する前記動きベクトルに基づいて撮像光学系の光軸に対してシフト可能なシフト素子を駆動するシフト制御を行い、
    前記処理手段は、前記シフト制御が行われて前記撮像装置により取得された静止画像に対して前記拡大表示処理を行うことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 被写体を撮像する撮像手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の画像処理装置とを有することを特徴とする撮像装置。
  11. 前記画像処理装置は、前記静止画像の取得時における確認用画像として前記背景領域を拡大して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記背景領域を拡大して表示するための情報を保存する情報保存手段を有し、
    前記処理手段は、記録媒体から読み出された前記静止画像の再生時に、前記情報保存手段から読み出した前記情報を用いて前記背景領域を拡大して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  13. 表示手段を備えた撮像装置のコンピュータに、移動する主被写体を追ってパンニング中の前記撮像装置により取得された静止画像を前記表示手段に表示させる処理を行わせるコンピュータプログラムであって、
    前記処理は、
    前記撮像装置により前記パンニング中に取得された動画像における複数の位置で検出された複数の動きベクトルから、前記主被写体に対応する主被写体動きベクトルおよび前記主被写体とは異なる背景被写体に対応する背景動きベクトルを取得する処理と、
    前記主被写体動きベクトルおよび前記背景動きベクトルを用いて、前記静止画像のうち前記主被写体が写った主被写体領域および前記背景被写体が写った背景領域を前記静止画像の全体が前記表示手段に表示される場合よりも拡大して前記表示手段に表示させる拡大表示処理とを含むことを特徴とする表示処理プログラム。
  14. 表示手段を備えた撮像装置のコンピュータに、移動する主被写体を追ってパンニング中の前記撮像装置により取得された静止画像を前記表示手段に表示させる処理を行わせるコンピュータプログラムであって、
    前記処理は、
    前記撮像装置により前記パンニング中に取得された動画像における複数の位置で検出された複数の動きベクトルのうち前記主被写体とは異なる背景被写体に対応する背景動きベクトルを取得する処理と、
    前記背景動きベクトルを用いて、前記静止画像のうち前記背景被写体が写った背景領域を前記静止画像の全体が前記表示手段に表示される場合よりも拡大して前記表示手段に表示させる拡大表示処理とを含むことを特徴とする表示処理プログラム。
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