JP2007104198A - 撮像装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影倍率を変えて撮影する場合に、撮影倍率変更前の被写体画像に対する撮影倍率変更後の撮影領域(ズーム位置)を、視覚的に容易に確認できる撮像装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】 撮影倍率を拡大変更して撮影倍率変更前の画像(例えばWide端の画像60)の一部の領域を撮影する場合に、該撮影倍率変更前の画像60に、撮影倍率が拡大変更されたときの撮影領域を示す領域画像(例えばマーク64)が重ねられた合成画像をLCD51に表示する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、光学ズームや電子ズームなどのズーム機能を備えた撮像装置および該撮像装置に搭載されたコンピュータで実行されるプログラムに関する。
撮像装置、特にデジタルカメラでは、撮像する被写体画像は、一般的に、デジタルカメラの背面側に設けられたLCD(液晶表示装置)に表示される。ユーザは、このLCDをファインダとして利用することができ、LCDに表示されたスルー画像を見ながら画角を定め、レリーズスイッチを操作することで撮影を行うことができる。
近年は、撮影倍率をユーザのスイッチ操作に応じて変更する機能(ズーム機能)有したデジタルカメラが広く普及している。このズーム機能には、ズームレンズの倍率を変更することで撮影倍率を光学的に変更するもの(光学ズーム)と、撮影倍率を画像処理によって(非光学的に)変更するもの(電子ズーム:詳しくは見掛け上の撮影倍率が変更される)があるが、いずれの場合も、LCDに表示される画像は、ユーザが指定した撮影倍率に応じて変更され、ユーザは表示画像を見ながら、好適な倍率で被写体を撮影することができる。
また、LCDに撮影倍率の異なる2つの画像を表示させる装置や、LCDに再生画像を表示すると共に該再生画像内の所望の大きさのフレームにスルー画像を表示させ、2つの画像を合成するデジタルカメラも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−331699号公報
しかしながら、上記従来のデジタルカメラでは、撮影倍率が大きくなると、被写体のどこを撮影しようとしているか、どのくらいの大きさで撮影しようとしているのか、が感覚的にわからなくなる場合がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、撮影倍率を変えて撮影する場合に、撮影倍率変更前の被写体画像に対する撮影倍率変更後の撮影領域(ズーム位置)を視覚的に容易に確認できる撮像装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体を撮影する撮像手段と、前記撮像手段の撮影倍率を変更する変更手段と、画像を表示する表示手段と、前記変更手段によって撮影倍率を拡大変更して撮影倍率変更前の画像の一部の領域を撮影する場合に、該撮影倍率変更前の画像に、前記変更手段によって撮影倍率が拡大変更されたときの撮影領域を示す領域画像が重ねられた合成画像を前記表示手段に表示する制御手段と、を含んで構成されている。
このように、撮影倍率を拡大変更して撮影倍率変更前の画像の一部の領域を撮影する場合に、該撮影倍率変更前の画像に、撮影倍率が拡大変更されたときの撮影領域を示す領域画像が重ねられた合成画像を表示手段に表示するようにしたため、撮影倍率変更前の被写体画像に対する撮影倍率変更後の撮影領域(ズーム位置)を、視覚的に容易に確認できる。
なお、撮影倍率変更前の画像は、特に限定されないが、例えばズームレンズの広角側(Wide側)いっぱいにした状態のWide端の画像であってもよいし、Wide端よりTele側の、撮影倍率がある程度変更された後の画像であってもよい。いずれの場合も、その撮影倍率より更に拡大変更したときの撮影領域であれば、撮影倍率変更前の被写体画像に領域画像を重ねて合成画像を表示することができる。
ここで、領域画像は、前記撮影領域を囲むマーク、前記撮影領域をポイントするポインタ、及び前記変更手段によって撮影倍率が変更されたときに前記撮影手段によって撮影されたスルー画像のいずれか1つとすることができる。
なお、スルー画像を領域画像として表示する場合には、撮影倍率変更前の画像と彩度や明度等を異ならせて、視覚的に撮影領域がより把握しやすいようにしてもよい。
また、本発明の撮像装置に、前記表示手段に表示される画像を切り替えるための切替スイッチを更に設け、前記制御手段は、前記切替スイッチが操作されたときに、前記合成画像と前記撮影倍率が変更されたときのスルー画像とを切り替えて前記表示手段に表示することもできる。
これにより、撮影倍率変更前の被写体画像に対する撮影倍率変更後の撮影領域が、視覚的に容易に確認できるだけでなく、実際に撮影される撮影画像の確認も即座にできる。
さらに、前記制御手段は、前記撮影倍率が前記撮影倍率変更前の倍率の状態で前記撮像手段で撮影し記録媒体に記録した画像を、前記領域画像が重ねられる前記撮影倍率変更前の画像として用いて前記合成画像を表示するようにしてもよい。
例えば、撮影倍率変更前の画像を記録するときに撮影倍率が撮影倍率変更前の倍率である場合には、そのままの倍率で画像を撮影して記録すればよいし、撮影倍率が拡大変更された後であっても、撮影倍率を撮影倍率変更前の倍率の状態に戻して撮影して記録すればよい。これにより、どのような場合であっても、好適な合成画像を表示できる。
さらに、本発明の撮像装置に、撮像装置本体の移動方向および移動量を検出する検出手段を更に設け、前記制御手段は、前記検出手段で検出された移動方向および移動量に基づいて前記領域画像を移動させた合成画像を前記表示手段に表示することもできる。
これにより、ユーザが撮像装置を動かした場合であっても、領域画像を検出された移動量、移動方向に応じた領域に好適に表示させることができるため、撮影倍率変更前の被写体画像に対する撮影倍率変更後の撮影領域が、視覚的に容易かつリアルタイムに確認できる。
本発明のプログラムは、被写体からの光を受光して被写体を撮影する撮像手段、前記撮像手段の撮影倍率を変更する変更手段、および画像を表示する表示手段を備えた撮像装置に搭載されたコンピュータに、前記変更手段によって撮影倍率を拡大変更して撮影倍率変更前の画像の一部の領域を撮影する場合に、該撮影倍率変更前の画像に、前記変更手段によって撮影倍率が拡大変更されたときの撮影領域を示す領域画像が重ねられた合成画像を前記表示手段に表示させる処理を実行させるためのプログラムである。
このプログラムによっても、本発明の撮像装置と同様に作用するため、撮影倍率変更前の被写体画像に対する撮影倍率変更後の撮影領域を、視覚的に容易に確認できる。
以上説明したように、本発明によれば、撮影倍率を変えて撮影する場合に、撮影倍率変更前の被写体画像に対する撮影倍率変更後の撮影領域を、視覚的に容易に確認できる、という優れた効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係るデジタルカメラについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
デジタルカメラは、被写体からの光が入射される光学ユニット10と、光学ユニット10の光軸後方に配置され当該光学ユニット10を介して被写体を撮像する撮像部20と、画像処理や全体制御を行う主制御部30と、主制御部30で処理された画像が出力される出力部50とを備えている。
光学ユニット10は、ズームレンズ11、絞り機構12と、フォーカスレンズ13を備えている。ズームレンズ11はズームモータによって、フォーカスレンズ13はオートフォーカスモータによって光軸方向に移動可能である。絞り機構12の絞りは、アイリスモータによって制御される。これらのモータは、モータドライバ14によって制御される。
撮像部20は、光学ユニット10からの撮像光に応じて被写体像の画像信号を生成するCCDイメージセンサ21と、CCDイメージセンサ21から読み出された画像信号に含まれるノイズ成分を除去する相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)処理を行うCDS回路22と、CDS回路22により処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換するデジタル/アナログ変換器(以下、A/D変換器という)23と、CCDイメージセンサ21を駆動するためのタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(TG)24と、を備えている。
主制御部30は、バス31を介して相互に接続された様々な回路を備えている。詳細には、主制御部30は、A/D変換器23からの画像データをバス31に供給する画像入力制御部32と、入力された画像データに対して所定のデジタル信号処理を行う画像処理回路33と、表示すべき画像を表す画像データを格納するためのVRAM34と、VRAM34に格納された画像データに基づく画像を出力部50のLCD51に表示させる制御を行うLCD制御部35と、を備えている。
さらに、主制御部30は、フォーカスレンズ13の焦点調整するために用いるコントラスト値を検出するAF検出回路36と、画像データに基づいて最適な露出及びホワイトバランスを検出するAE(Auto Exposure)/AWB(Auto White Balance)検出回路37と、CPU42で実行される各種プログラムやパラメータ等の情報が予め記憶されているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)38と、ワークメモリとして用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)39と、画像データを圧縮・伸張する圧縮伸張処理回路40と、出力部50の記録メディア52に対して各種情報を読み書きするメディア制御部41と、EEPROM38から適宜情報を読み出して上記各部を制御するCPU42と、を備えている。
以上のような構成のデジタルカメラでは、CCDイメージセンサ21から出力された被写体像を表すアナログ信号は、CDS回路22による処理が施され、A/D変換器23によりデジタル画像信号に変換された後、画像データとして、画像入力制御部62から主制御部30内に入力される。この入力された画像データは、バス31を介してSDRAM39に一旦記憶される。
主制御部30では、SDRAM39に記憶された画像データに基づいて、AF検出回路36がコントラスト値を演算し、AE/AWB検出回路37がAE演算を行う。CPU42は、これらの演算結果に基づいて、モータドライバ14を介してフォーカスレンズ40を合焦位置に移動させると共に、絞り機構及びCCDイメージセンサ21の電子シャッタ機能を適正な露光制御値(絞り値やシャッタスピード)に設定し、AWB調整値を設定する。
また、CPU42は、加速度センサ15で検出されたX方向、Y方向、Z方向の加速度に応じて、デジタルカメラ本体の移動方向、移動量を算出し、後述するズーム位置表示モードにおける領域画像(後述する)の位置を調整する。
また、CPU42には、操作スイッチ45が接続されている。操作スイッチ45には、シャッターボタンとしてのレリーズスイッチ45a、撮影倍率を変更し、被写体画像のズームアップ及びズームダウンを行うためのズームスイッチ45b、デジタルカメラの撮影モードやLCD51の表示モード等を切り替えるためのモード切替スイッチ45c、LCD51に表示される画像を切り替えるための表示切り替えスイッチ45dを含んで構成されている。
なお、LCD51の表示モードには、所定のフレームレートで取り込まれる画像データを連続表示するスルー画像表示モード、及び、撮影後(記録メディア等への記録後)の静止画像の再生表示モード、及びズーム位置が表示されるズーム位置表示モードがある。
ここで、ズーム位置表示モードとは、ズームスイッチ45bを使用して被写体画像をズームアップしたときに、ズームアップしたときの撮影領域(ズーム位置)を示すマーク(ここでは矩形の枠)やスルー画像等の領域画像をズームアップしない状態で撮影された被写体画像に重ねて表示するモードである。この「ズーム位置表示モード」により、ズームアップしたときに、被写体のどこを撮影しようとしているか、どのくらいの大きさで撮影しようとしているのか、を感覚的に把握することができる。
図2は、CPU42で実行される表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ100では、ユーザによってモード切替スイッチ45cが操作され、LCD51の表示モードの1つである「ズーム位置表示モード」が選択されたか否かを判断する。
なお、本実施の形態のデジタルカメラでは光学ズーム機能および電子ズーム機能の双方の機能を有するが、ここでは光学ズーム機能のみを使用してズーミングする(撮影倍率を変更する)例について説明する。
ステップ100で、ズーム位置表示モードは選択されていないと判断した場合には、ステップ102に移行し、通常のスルー画像の表示を継続し、ステップ100に戻る。
一方、ステップ100で、ズーム位置表示モードが選択されたと判断した場合には、ステップ104に移行し、撮影倍率をズームレンズの広角側(Wide側)いっぱいにした状態(Wide端)の被写体画像を撮影して記録するWide端記録処理ルーチンを実行する。
図3は、Wide端記録処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。
ステップ200では、現在の撮影倍率はWide端の倍率か否かを判断する。ここで肯定判断した場合には、ステップ208で、現在のスルー画像をWide端の被写体画像60(例えば図4参照。)としてSDRAM39に記録する。
一方、ステップ200で、否定判断した場合には、現在のスルー画像はズームスイッチ45bによって既に撮影倍率がTele側に変更された後の画像であるため、ステップ202に移行し、このときのTele側撮影倍率の情報をSDRAM39等に記憶してから、一旦Wide端となるようにズームレンズ11を移動する。なお、このとき、Tele側撮影倍率〜Wide端の間の撮影倍率でのスルー画像はLCD51に表示する必要がないため、ズームレンズ11をWide端まで即座に移動することができる。このとき、LCD51に表示されるスルー画像も即座にWide端の画像に切り替わる。例えば、図5(A)に示すようなTele側のスルー画像62から即座に図4に示すようなWide端の画像60に切り替えて表示することができる。
ステップ204では、Wide端の状態でスルー画像を撮影し、撮影したWide端の被写体画像60をSDRAM39に記録する。
ステップ206では、撮影倍率を元のズーム倍率に戻す。すなわち、上記保持しておいたTele側撮影倍率の情報が示す撮影倍率となるように、ズームレンズ11を元の位置に戻す。なお、このときも、Wide端〜記憶しておいたTele側撮影倍率の間の撮影倍率でのスルー画像はLCD51に表示する必要がないため、ズームレンズ11を上記記憶しておいたTele側撮影倍率まで即座に移動することができる。
Wide端の画像60の撮影終了後は、図2のステップ106に戻る。
ステップ106では、CPU42は、図5(B)に示すように、ズームアップした状態の撮影領域(ズーム位置)を示す矩形のマーク64を上記SDRAM39に記録したWide端の画像60に重畳させた合成画像を生成してLCD51に表示する。図5(B)では、マーク64が視認しやすいようにWide端の画像60の彩度を低くした合成画像が表示されている。
なお、マーク64に代えてズームアップしたときのスルー画像をWide端の画像60に重ねて表示してもよい。具体的には、図6に示すように、Wide端の画像60のサイズに合わせ撮影倍率に応じて縮小されたスルー画像62aを、Wide端の画像60の撮影領域に相当する位置に配置して重畳された合成画像を表示する。これによりスルー画像62aとWide端の画像60の境界部分が違和感なく連続的になるように表示される。さらにここでも、スルー画像62aが視認されやすいように、Wide端の画像60の彩度を抑えた状態にしている。
このように、Wide端の画像60に、現在のズーム位置(撮影領域)を示すマーク64または縮小したスルー画像62aを重ねた合成画像を表示するようにしたため、ユーザは、ズームアップしたときに、被写体のどこを撮影しようとしているか、どのくらいの大きさで撮影しようとしているのか、を感覚的に把握することができる。
ステップ108では、ユーザによってモード切替スイッチ45cが操作され、「ズーム位置表示モード」が解除されたか否かを判断する。ここで肯定判断した場合には、上記合成画像の表示を止め、通常のスルー画像62をLCD51に表示させ、ステップ100に戻る。
一方、ステップ108で否定判断した場合には、ステップ112に移行し、ズームスイッチ45bが操作され、ズーム倍率(撮影倍率)が変更されたか否かを判断する。ここで、肯定判断した場合には、ステップ114に移行し、ズーム倍率に応じて、マーク64のサイズを変更した合成画像をLCD51に表示する。ズームアップした場合には、マーク64のサイズは小さくなり、ズームダウンした場合にはマーク64のサイズは大きくなる。また、図6に示すように、スルー画像62aをWide端の画像60に重ねて表示する場合も同様に、スルー画像62aのサイズを変更した合成画像をLCD51に表示する。
また、ステップ112で否定判断した場合には、ステップ116に移行し、加速度センサ15によってデジタルカメラが移動したことが検出されたか否かを判断する。ここで、移動したことが検出されたと判断した場合には、ステップ118で、デジタルカメラの移動方向と移動量を算出する。具体的には、XYZ空間のX軸方向の移動量、Y軸方向の移動量、Z軸方向の移動量の各々を算出する。ここで、XYZ空間のX−Y平面は、デジタルカメラの撮影画面に平行な平面であって、Z軸は、該平面に対して垂直な軸である。従って、デジタルカメラがZ軸方向に移動した場合には、Wide端の画像60に対する撮影領域のサイズは変化することになる。
ステップ120では、算出した移動方向と移動量に基づいて、Wide端の画像60におけるマーク64の位置をその移動量分に相当する画素数分だけ移動方向に移動させた合成画像を表示する。マーク64の代わりにスルー画像62aをWide端の画像60に重ねて表示する場合には、スルー画像62aの位置をその移動量分に相当する画素数分だけ移動方向に移動させた合成画像を表示する。また、デジタルカメラがZ軸方向に移動した場合には、マーク64あるいはスルー画像62aのサイズを変化させて表示する。これにより、領域画像を検出された移動量、移動方向に応じた領域に好適に表示させることができる。
ここで、スルー画像62aを重畳させる合成画像の場合を例に挙げ、図7を参照して具体的に説明する。スルー画像62aを重畳する場合には、デジタルカメラが移動すると、光学ユニット10に被写体からの光が入射され結像されて得られるスルー画像も、例えば図6(A)の画像62から図7(A)の画像66に変化する。また、Wide端の画像60における撮影領域(ズーム位置)も移動するため、結果としてLCD51に表示される合成画像は、図6(B)に示す合成画像から図7(B)に示す合成画像に変化する。またデジタルカメラがZ軸方向に移動した場合には、これに応じて、合成画像に重畳されるスルー画像66aのサイズも変更される。これにより、Wide端の画像60とスルー画像66aの境界部分を違和感なく連続させることができる。
従ってユーザは、ユーザが保持するデジタルカメラを移動させながら、好適な位置、画角で撮影することができる。
またステップ116で、デジタルカメラの移動が検出されなかったと判断した場合には、ステップ122に移行し、表示切り替えスイッチ45dが押下されたか否かを判断する。ここで、肯定判断した場合には、ステップ124で、Wide端の再生画像とスルー画像とを切り替えて表示する。具体的には、LCD51に合成画像が表示されている状態で表示切り替えスイッチ45dが押下されたときには合成画像の表示を止め、スルー画像をLCD51の画面いっぱいに表示する。また、その後、更に表示切り替えスイッチ45dが押下された場合には、スルー画像の表示を止め、合成画像をLCD51に表示する。すなわち、図5に示すように、マーク64が重畳されて合成画像が形成される場合には、表示切り替えスイッチ45dの押下に応じて図5(A)のスルー画像と図5(B)の合成画像とで表示が交互に切り替わる。また、図6に示すように、スルー画像62aが重畳されて合成画像が形成される場合には、表示切り替えスイッチ45dの押下に応じて図6(A)に示すスルー画像と図6(B)に示す合成画像とで表示が切り替えられる。
ステップ122で否定判断した場合には、ステップ108に戻り上記処理を繰り返す。
以上説明したように、Wide端の画像と撮影倍率を拡大変更(ズームアップ)したときの撮影領域を示す画像(マーク64あるいはスルー画像62a、66a)を重ねた合成画像をLCD51に表示するようにしたため、撮影倍率を変えて撮影する場合に、撮影倍率変更前の被写体画像に対する撮影倍率変更後の撮影領域(ズーム位置)が、視覚的に容易に確認できる。
なお、上記実施の形態では、撮影倍率変更前の被写体画像としてWide端の画像を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ズームスイッチ45bを操作してある程度ズームアップした後に、ユーザによってモード切替スイッチ45cが操作されて「ズーム位置表示モード」が選択された場合、この時点の撮影倍率の被写体画像を撮影倍率変更前の被写体画像として記録しておき、この記録された画像に、更に撮影倍率を拡大変更したときの撮影領域を示すマークやスルー画像を重ねた合成画像をLCD51に表示させることもできる。この場合には、撮影倍率変更前の画像は、Wide端の画像よりもTele側の画像となるが、これによっても、上記と同様の効果が得られる。
また、所定の撮影倍率を設定できるようにしておき、該倍率よりもTele側で撮影する場合には、撮影倍率変更前の被写体画像として、該設定されている所定の撮影倍率の画像を記録して使用してもよい。
また、上記実施の形態では、撮影領域を示す領域画像として矩形の枠(マーク64)やスルー画像62a、66aを例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、マークではなく、撮影領域を指し示すポインタであってもよい。
さらにまた、上記実施の形態では、デジタルカメラの移動を検出するために加速度センサ15を用いる例について説明したが、これに限定されず、例えば、角速度センサやジャイロセンサを用いてもよい。
また、上記実施の形態では、光学ズーム機能のみを使用して撮影倍率を変更する例について説明したが、光学ズーム機能および電子ズーム機能の双方の機能を使用して撮影倍率を変更する場合であっても、上記と同様に処理して合成画像を表示できる。
すなわち、撮影倍率変更前の被写体画像を撮影して記録しておき、光学ズーム機能および電子ズーム機能の少なくとも一方の機能を用いて拡大変更された撮影倍率に基づいて、該撮影倍率変更前の画像における撮影領域を示すマークやスルー画像等を重ね合わせて表示する。スルー画像を重ねて表示する場合には、光学ズーム機能では、ズームレンズ11を実際に移動させて撮影倍率を変更して得られた撮影画像を好適なサイズに変更して撮影倍率変更前の画像に重ねて合成画像を表示するが、電子ズーム機能では、撮影画像を撮影倍率に応じてトリミングした画像を撮影倍率変更前の画像に重ねて合成画像を表示する。このように、上記と同様に合成画像が表示できるため、光学ズームであっても電子ズームであっても、その操作性は変わらず、撮影倍率変更前の被写体画像に対する撮影倍率変更後の撮影領域を視覚的に容易に確認できる。
なお、上記実施の形態では、撮影倍率変更前の画像としてのWide端の画像をSDRAM39に記録する例について説明したが、これに限定されず、他の記録媒体、例えば記録メディア52に記録しておくようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 CPUで実行される表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 Wide端の画像を記録するWide端記録処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。 Wide端の画像の一例を示した図である。 (A)は、撮影倍率が拡大変更されたときのスルー画像の一例であり、(B)は、Wide端の画像に撮影倍率が拡大変更されたときの撮影領域を示すマークが重ねられた合成画像の一例である。 (A)は、撮影倍率が拡大変更されたときのスルー画像の一例であり、(B)は、Wide端の画像に撮影倍率が拡大変更されたときの撮影領域にスルー画像が重ねられた合成画像の一例である。 (A)は、デジタルカメラが移動したときのスルー画像の一例であり、(B)は、Wide端の画像に撮影倍率が拡大変更されかつデジタルカメラが移動したときの撮影領域に移動後のスルー画像が重ねられた合成画像の一例である。
符号の説明
10 光学ユニット
11 ズームレンズ
14 モータドライバ
15 加速度センサ
20 撮像部
32 画像入力制御部
33 画像処理回路
35 制御部
45 操作スイッチ
45a レリーズスイッチ
45d 表示切り替えスイッチ
45c モード切替スイッチ
45b ズームスイッチ
51 LCD

Claims (6)

  1. 被写体を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮影倍率を変更する変更手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記変更手段によって撮影倍率を拡大変更して撮影倍率変更前の画像の一部の領域を撮影する場合に、該撮影倍率変更前の画像に、前記変更手段によって撮影倍率が拡大変更されたときの撮影領域を示す領域画像が重ねられた合成画像を前記表示手段に表示する制御手段と、
    を含む撮像装置。
  2. 前記領域画像は、前記撮影領域を囲むマーク、前記撮影領域をポイントするポインタ、及び前記変更手段によって撮影倍率が変更されたときに前記撮影手段によって撮影されたスルー画像のいずれか1つである請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記表示手段に表示される画像を切り替えるための切替スイッチを更に設け、
    前記制御手段は、前記切替スイッチが操作されたときに、前記合成画像と前記撮影倍率が変更されたときのスルー画像とを切り替えて前記表示手段に表示する請求項1または請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記撮影倍率が前記撮影倍率変更前の倍率の状態で前記撮像手段で撮影し記録媒体に記録した画像を、前記領域画像が重ねられる前記撮影倍率変更前の画像として用いて前記合成画像を表示する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の撮像装置。
  5. 撮像装置本体の移動方向および移動量を検出する検出手段を更に設け、
    前記制御手段は、前記検出手段で検出された移動方向および移動量に基づいて前記領域画像を移動させた合成画像を前記表示手段に表示する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の撮像装置。
  6. 被写体からの光を受光して被写体を撮影する撮像手段、前記撮像手段の撮影倍率を変更する変更手段、および画像を表示する表示手段を備えた撮像装置に搭載されたコンピュータに、
    前記変更手段によって撮影倍率を拡大変更して撮影倍率変更前の画像の一部の領域を撮影する場合に、該撮影倍率変更前の画像に、前記変更手段によって撮影倍率が拡大変更されたときの撮影領域を示す領域画像が重ねられた合成画像を前記表示手段に表示させる処理を実行させるためのプログラム。
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