JP2009081530A - 撮像装置、及び撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】主要被写体以外の重要な被写体を確実に撮影できる撮影装置、及び撮影方法を得る。
【解決手段】撮像部60が撮像したデジタル画像データから、オブジェクト検出部62が重要な被写体であるオブジェクトを検出し、オブジェクトの領域をオブジェクト領域認識部70が認識する。半押し状態直後にオブジェクト領域認識部70が認識したオブジェクト領域情報と、撮像部60が繰り返し撮像する最新のオブジェクト領域とを比較し、オブジェクトの領域が予め定められた許容レベルを超えると、フレームアウト判定部72がフレームアウトしたと判定し、警告を出力する。同様に、人物の顔を検出し、検出した顔の領域が予め定められた許容レベルと超えると、フレームアウトしたと判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被写体の位置の検出を行う撮影装置、及び撮影方法に関する。
デジタルカメラ等の撮影装置で撮影する際に、撮影者はファインダを覗きながら或いは液晶ディスプレイの表示(すなわち、スルー画像)を確認しながら、画角を決定して撮影している。より詳細に言えば、撮影者は、被写体である人物や建物等のオブジェクトの位置をデジタルカメラ等の撮影装置の撮影方向を移動させることで変更したり、ズームアウトやズームインしたりすることにより画角を決定している。
ここで、画角を決定する際に、特許文献1には、液晶ディスプレイに表示されるスルー画を解析することにより主要被写体と、主要被写体以外の余計な被写体とを検出し、余計な被写体が検出されたときは、この余計な被写体がフレームから外れるように画角を調整する技術が開示されている。
また、関連する技術として特許文献2〜特許文献5がある。
特開2005−94406公報 特開2001−305645公報 特開2002−10240公報 特開2005−99953公報 特開2007−95030公報
しかしながら、特許文献1〜特許文献5では、主要被写体はフレームから外れることなく撮影することができるが、主要被写体以外の被写体は余計な被写体と判定されるため、主要被写体以外の重要な被写体も余計な被写体と判定されてしまう。このため、主要被写体とその他の重要な被写体とを撮影したい場合に対応できず、主要被写体以外の重要な被写体を確実に撮影できない。
本発明は上記事実を考慮し、主要被写体以外の重要な被写体を確実に撮影できる撮影装置、及び撮影方法を得ることを目的としている。
請求項1記載の発明は、被写体を撮像するときの画角設定時の画像データを取得する撮像手段と、前記撮像手段が取得した前記画角設定用の画像データから予め設定された領域に存在する被写体をオブジェクト領域として認識するオブジェクト領域認識手段と、前記撮像手段が取得した前記画角設定用の画像データから特定の人物の顔を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段が検出した前記特定の人物の顔領域を算出する顔領域算出手段と、前記オブジェクト領域認識手段が認識した最新の前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報、並びに、前記顔領域算出手段が算出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報の少なくとも何れか一方が、予め定められた許容レベルを超えた場合に報知する報知手段と、を有している。
請求項1記載の発明によれば、画像データを取得して撮像する画角設定時に、撮影したい重要な被写体を所定の領域に指定することで、指定したオブジェクトと人物の顔とを確実に撮影することができる。
請求項2記載の発明は、前記オブジェクト領域認識手段が認識した前記オブジェクト領域における当該認識時の全画角に対する相関情報を記憶するオブジェクト領域相関情報記憶手段と、前記顔検出手段が検出した前記特定の人物の顔領域における当該検出時の全画角に対する相関情報を記憶する顔領域相関情報記憶手段と、を更に有し、前記報知手段は、前記オブジェクト領域認識手段が認識した最新の前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報と前記オブジェクト領域相関情報記憶手段に記憶されている前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報との第1の比較結果、並びに、前記顔領域算出手段が算出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報と前記顔領域記憶手段に記憶されている前記顔領域の全画角に対する相関情報との第2の比較結果の少なくとも何れか一方が、予め定められた許容レベルを超えた場合に報知することを特徴としている。
請求項2記載の発明によれば、許容レベルの比較を、認識時のオブジェクト領域、検出時の顔領域にすることができる。
請求項3記載の発明は、前記第1の比較結果が、前記オブジェクト領域の変移量であり、前記第2の比較結果が前記顔領域の変移量であることを特徴としている。
請求項3記載の発明によれば、第1の比較結果を前記オブジェクト領域の変移量とすることができ、前記第2の比較結果を顔領域の変移量とすることができる。
請求項4記載の発明は、前記撮像手段が取得した前記画像データから前記オブジェクトの特徴量を算出して前記特徴量を記憶するオブジェクト特徴量記憶手段を更に有し、前記オブジェクト認識手段は、前記撮像手段が取得した前記画像データを前記オブジェクト特徴量記憶手段に記憶されている前記特徴量を参照することにより前記オブジェクト領域を認識することを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、オブジェクトの特徴量を基にオブジェクトを検出することで、正確にオブジェクトを検出することができる。
請求項5記載の発明は、前記撮像手段の画角設定時間を計測する計測手段を更に有し、前記計測手段により計測した連続した画角設定時間が所定以下で終了する毎に、前記オブジェクト領域認識手段により前記オブジェクト領域を認識し、前記オブジェクト領域相関情報記憶手段により認識時の全画角に対する相関情報を累積して記憶することを特徴としている。
請求項5記載の発明によれば、画角設定時間が所定以下で終了する毎に、オブジェクト領域を認識することで、撮影したい被写体を複数指定することができる。
請求項6記載の発明は、前記顔検出手段が前記人物の顔を検出した場合、検出した前記人物の顔に対して合焦制御することを特徴としている。
請求項6記載の発明によれば、主要被写体である人物の顔に焦点が合った撮影をすることができる。
請求項7記載の発明は、被写体を撮像するときの画角設定時の画像データを取得する撮像手段と、前記撮像手段が取得した前記画角設定用の画像データから予め設定された領域に存在する被写体をオブジェクト領域として認識するオブジェクト領域認識手段と、前記撮像手段が取得した前記画角設定用の画像データから特定の人物の顔を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段が検出した前記特定の人物の顔領域における当該検出時の全画角に対する相関情報を記憶する顔領域相関情報記憶手段と、前記顔検出手段が検出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報と、前記顔領域相関情報記憶手段に記憶されている前記顔領域の全画角に対する相関情報と、の倍率変動を含めた第3の比較結果から前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報を更新するオブジェクト領域相関情報更新手段と、前記比較結果、並びに、前記オブジェクト領域相関情報更新手段による更新結果、の少なくとも何れか一方が、予め定められたそれぞれの許容レベルを超えた場合に報知する報知手段と、を有している。
請求項7記載の発明によれば、検出した顔の位置の変化に応じてオブジェクトの位置を更新することができるため、オブジェクトの検出が一度でよく処理速度、消費電力面で優れている。
請求項8記載の発明は、前記第3の比較結果が前記顔領域の変移量であり、前記更新結果が前記オブジェクト領域の前記顔領域を基準とした相対位置であることを特徴としている。
請求項8記載の発明によれば、第3の比較結果を前記顔領域の変移量とすることができ、前記更新結果を前記オブジェクト領域の前記顔領域を基準とした相対位置とすることができる。
請求項9記載の発明は、前記撮像手段により撮像された前記画像データを記録する際に、前記オブジェクト領域認識手段により認識された前記オブジェクトの前記オブジェクト領域情報を付帯情報として記録することを特徴としている。
請求項9記載の発明によれば、付帯情報として、被写体領域情報を記録することで、撮影した画像の再生時、編集時にそれらの情報を利用することができる。
請求項10記載の発明は、前記撮像手段により撮像された前記画像データを記録する際に、前記計測手段による計測により画角設定時間が所定以下である場合ごとに、前記オブジェクト領域認識手段により認識される前記オブジェクト領域の認識順序情報を付帯情報として記録することを特徴としている。
請求項10記載の発明によれば、付帯情報として、被写体領域情報と指定した順序を記録することで、撮影した画像の再生時、編集時にそれらの情報を利用することができる。
請求項11記載の発明は、前記撮像手段により撮像された画角設定時の前記画像データを表示する表示手段を更に有し、前記オブジェクト領域認識手段により認識された前記オブジェクト領域を、視覚を通じてオブジェクト領域の位置を前記表示手段に重畳して表示することを特徴としている。
請求項11記載の発明によれば、表示手段に表示されている画像データに、指定した被写体を視覚的に把握できるように表示することにより、指定した被写体を確認することができる。
請求項12記載の発明は、前記表示手段はタッチパネルを更に有し、前記表示手段に表示された前記オブジェクトを、前記タッチパネルを操作することにより選択することを特徴としている。
請求項12記載の発明によれば、表示手段に表示されている被写体を、タッチパネルを操作して指定することができ、操作が容易となる。
請求項13記載の発明は、被写体を撮像するときの画角設定時の画像データを取得する撮像ステップと、前記撮像ステップで取得した前記画角設定用の画像データから予め設定された領域に存在する被写体をオブジェクト領域として認識するオブジェクト領域認識ステップと、前記撮像ステップで取得した前記画角設定用の画像データから特定の人物の顔を検出する顔検出ステップと、前記顔検出ステップで検出した前記特定の人物の顔領域を算出する顔領域算出ステップと、前記オブジェクト領域認識ステップで認識した最新の前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報、並びに、前記顔領域算出ステップで算出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報の少なくとも何れか一方が、予め定められた許容レベルを超えた場合に報知する報知ステップと、を実行している。
請求項13記載の発明によれば、画像データを取得して撮像する画角設定時に、撮影したい重要な被写体を所定の領域に指定することで、指定した被写体を確実に撮影することができる。
請求項14記載の発明は、被写体を撮像するときの画角設定時の画像データを取得する撮像ステップと、前記撮像ステップで取得した前記画角設定用の画像データから予め設定された領域に存在する被写体をオブジェクト領域として認識するオブジェクト領域認識ステップと、前記撮像ステップで取得した前記画角設定用の画像データから特定の人物の顔を検出する顔検出ステップと、前記顔検出ステップで検出した前記特定の人物の顔領域における当該検出時の全画角に対する相関情報を記憶する顔領域相関情報記憶ステップと、前記顔検出ステップで検出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報と、前記顔領域相関情報記憶ステップで記憶されている前記顔領域の全画角に対する相関情報と、の倍率変動を含めた比較結果から前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報を更新するオブジェクト領域相関情報更新ステップと、前記比較結果、並びに、前記オブジェクト領域相関情報更新ステップによる更新結果、の少なくとも何れか一方が、予め定められた許容レベルを超えた場合に許容範囲外であることを報知する報知ステップと、を実行している。
請求項14記載の発明によれば、被写体の領域を算出すると、検出した顔の位置の変化に応じて被写体の位置を検出することができるため、被写体の検出が一度でよく処理速度、消費電力面で優れている。
以上説明した如く本発明では、主要被写体以外の重要な被写体を確実に撮影できる撮影装置、及び撮影方法を得ることができる。
(第1の実施の形態)
図1には、第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を示している。
図1(A)に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ14と、が備えられている。また、図1(B)に示すように、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に撮影者によって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)16Aと、電源スイッチ16Bと、が備えられている。
なお、第1の実施の形態に係るレリーズボタン16Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン16Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞り状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、図1(C)に示すように、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ14の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)18と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD18に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するためにスライド操作されるモード切替スイッチ16Cと、LCD18の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成された十字カーソルボタン16Dと、が備えられている。
また、デジタルカメラ10の背面には、LCD18にメインメニュー画面を表示する際に押圧操作されるメニューキー16Eと、メニュー画面で指定された処理を実行する際に押圧操作される実行キー16Fと、各種操作を中止(キャンセル)する際に押圧操作されるキャンセルキー16Gと、が備えられている。
次に、図2には、第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を示している。
図2に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット20と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD22と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)24と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)26と、を含んで構成されており、CCD22の出力端子はCDS24の入力端子に、CDS24の出力端子はADC18の入力端子に、各々接続されている。
ここで、CDS24による相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
一方、デジタルカメラ10は、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画像データを後述するVRAM(Video RAM)44の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ28と、デジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路30と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに圧縮処理を施す一方、圧縮されたデジタル画像データに伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路32と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD18に表示させるための信号を生成してLCD18に供給するビデオコントローラ34と、を含んで構成されている。なお、画像入力コントローラ28の入力端子はADC26の出力端子に接続されている。
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)36と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量を検出するAF検出回路38と、AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量を検出するAE・AWB検出回路40と、CPU36による各種処理の実行時のワークエリア等として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)42と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM44と、撮像することで得られるデジタル画像データから人物の顔の有無を検出する顔検出回路52と、を含んで構成されている。
顔検出回路52は、例えば、予め人物の肌色に対応する輝度信号及び色信号(クロマ信号)の範囲を決定しておき、CCD22による撮像によって得られた被写体象を示すデジタル画像データの各画素の輝度信号及び色信号がその範囲内にあるか否かを判定し、肌色を有する1まとまりの領域を肌色領域として抽出する。色相や彩度の2次元ヒストグラムからクラスターを求め、クラスターの内部構造、形状、接続する外部構造から顔領域を判定する方法などを利用しても良い。
更に、デジタルカメラ10は、記録メディア46Aをデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ46と、を含んで構成されている。
以上の画像入力コントローラ28、画像信号処理回路30、圧縮・伸張処理回路32、ビデオコントローラ34、CPU36、AF検出回路38、AE・AWB検出回路40、SDRAM42、VRAM44及びメディアコントローラ46、顔検出回路52は、各々バス(BUS)を介して相互に接続されている。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD22を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD22に供給するタイミングジェネレータ48が設けられている。当該タイミングジェネレータ48の入力端子はCPU36に、出力端子はCCD22に各々接続されており、CCD22の駆動は、CPU36によりタイミングジェネレータ48を介して制御される。
更に、CPU36はモータドライブ50の入力端子に接続され、モータドライブ50の出力端子は光学ユニット20に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータに接続されている。
第1の実施に係る光学ユニット20に含まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは各々CPU36の制御下でモータドライブ50から供給された駆動信号によって駆動される。
CPU36は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット20に含まれるレンズ12の焦点距離を変化させる。
また、CPU36は、CCD22による撮像によって得られた画像のコントラストが最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
更に、前述のレリーズボタン16A、電源スイッチ16B、モード切替スイッチ16C、十字カーソルボタン16D、メニューキー16E、実行キー16F及びキャンセルキー16Gを含む操作部16はCPU36に接続されており、CPU36は、これら操作部16の各々に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10には、スピーカー54が設けられており、このスピーカー54が音声コントローラ56を介してCPU36に接続している。音声コントローラ56は、CPU36の制御により音を選択し、スピーカー54から音が出力される。
なお、光学ユニット20、CCD22、CDS24、ADC26、画像入力コントローラ28、タイミングジェネレータ48、モータドライブ50を撮像部60とする。
第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10には、人物の顔を主要被写体とし、撮影者が指定した重要な被写体を、画角を調整する際に、CCD22が撮像するフレームから外れないようにナビゲートするための撮影ナビゲートモードが予め用意されている。
図3は、第1の実施の形態に係る撮影ナビゲートが選択されたときの動作を示す機能ブロック図である。
撮像部60は、オブジェクト検出部62と、顔検出部64と、に接続されている。撮像部60は、撮影者が画角を設定するためにレリーズボタン16Aを半押し状態にした際のデジタル画像データを、オブジェクト検出部62と顔検出部64とへ送出する。
オブジェクト検出部62は、オブジェクト特徴量算出部66と、オブジェクト特徴量記憶部68と、オブジェクト領域認識部70と、に接続されている。オブジェクト検出部62は、撮像部60から送出されたデジタル画像データから、オブジェクトを検出する。このとき、レリーズボタン16Aを半押し状態直後のデジタル画像データの場合は、フレームの中心点を含む中央付近の被写体であるオブジェクトを検出する。レリーズボタン16Aを半押し状態にすることによりAF機能が働いて合焦制御されるが、オブジェクトは、この合焦制御時に検出されるフレームの中心点を含む中央付近のコントラスト情報を用いて検出する。レリーズボタン16Aを半押し状態直後以外のデジタル画像データの場合は、後述するオブジェクト特徴量記憶部68に記憶されているオブジェクトの特徴量を参照することで、特徴量に合うオブジェクトを検出する。オブジェクト検出部62は、オブジェクト情報をオブジェクト領域認識部70へ送出し、半押し状態直後のデジタル画像データから検出したオブジェクト情報をオブジェクト特徴量算出部66とへ送出する。
オブジェクト特徴量算出部66は、オブジェクト特徴量記憶部68に接続されている。オブジェクト特徴量算出部66は、オブジェクト検出部62から送出されるオブジェクト情報から得られるコントラスト情報に基づいてオブジェクトの特徴量を算出する。オブジェクト特徴量算出部66は、算出した特徴量をオブジェクト特徴量記憶部68へ送出する。
オブジェクト特徴量記憶部68は、オブジェクト特徴量算出部66から送出されるオブジェクトの特徴量を記録する。
オブジェクト領域認識部70は、オブジェクト領域記憶部71とフレームアウト判定部72とに接続されている。オブジェクト領域認識部70は、オブジェクト検出部62から送出されるオブジェクト情報に基づいてオブジェクト領域を認識する。オブジェクト領域認識部70は、認識したオブジェクト領域をフレームアウト判定部72へ送出し、半押し状態直後のオブジェクト情報により認識したオブジェクト領域をオブジェクト領域記憶部71へ送出する。
オブジェクト領域記録部71は、フレームアウト判定部72に接続されている。オブジェクト領域記憶部71は、オブジェクト領域認識部70が認識した全画角に対するオブジェクト領域情報を記憶する。
顔検出部64は、顔領域認識部74に接続されている。顔検出部64は、顔検出回路52(図2参照)において人物の顔が検出されると、検出された顔情報を顔領域認識部74へ送出する。
顔領域認識部74は、顔領域記憶部75とフレームアウト判定部72とに接続されている。顔領域認識部74は、顔検出部64から送出される顔情報に基づいて顔領域を認識する。顔領域認識部74は、認識した顔領域情報をフレームアウト判定部72へ送出し、半押し状態直後の顔情報から認識した顔領域情報を顔領域記憶部75へ送出する。
顔領域記憶部75は、フレームアウト判定部72に接続されている。顔領域記憶部75は、顔認識部74が認識した全画角に対する顔領域情報を記憶する。
フレームアウト判定部72は、音信号出力制御部76に接続されている。フレームアウト判定部72は、オブジェクト領域認識部70から送出されるオブジェクト領域情報から得られる最新のオブジェクト領域情報と、オブジェクト領域記憶部71から送出される半押し状態直後のオブジェクト領域情報とを比較し、比較した結果、最新のオブジェクト領域情報が予め定められた許容レベルを超えると、フレームアウトしたと判定する。また、同様に、顔領域認識部74から送出される最新の顔領域情報と、顔領記憶出部75から送出される半押し状態直後の顔領域情報とを比較し、比較した結果、最新の顔領域情報が予め定めされた許容レベルを超えると、フレームアウトしたと判定する。フレームアウト判定部72は、フレームアウトしたと判定すると、撮影者に報知するために、音信号出力制御部76へ制御情報を送出する。
音信号出力制御部76は、フレームアウト判定部72から送出される制御情報に基づいて、音声コントローラ56(図2参照)を制御し、スピーカー54から音を出力する。
このように、撮像部60が撮像したデジタル画像データから、オブジェクト検出部62が撮影したい重要な被写体であるオブジェクトを検出し、オブジェクトの領域をオブジェクト領域認識部70が認識する。半押し状態直後にオブジェクト領域認識部70が認識したオブジェクト領域情報は、オブジェクト領域記憶部71に記録される。撮像部60が撮像を繰り返し、オブジェクト領域認識部70がオブジェクト領域を認識する。フレームアウト判定部72は、オブジェクト領域認識部70が認識した最新のオブジェクト領域と、オブジェクト領域記憶部71に記憶されている半押し状態直後のオブジェクト領域とを比較し、比較した結果、最新のオブジェクトの領域が予め定められた許容レベルを超えると、フレームアウト判定部72はオブジェクトがフレームアウトしたと判定し、音信号出力制御部76が、音を出力する。同様に、撮像部60が撮像したデジタル画像データから、人物の顔を検出し、フレームアウトを判定する。
以下に第1の実施の形態の作用を説明する。
図4は、撮影者が指定した被写体をフレームから外れないようにナビゲートする撮影ナビゲートモードが選択された場合の撮影の処理の流れを示したフローチャートである。
ステップ100では、撮像部60が被写体をスルー画像で撮像し、LCD18へスルー画像を表示してステップ102へ移行する。
ステップ102では、レリーズボタン16Aが半押し状態であるか否かが判定される。半押し状態ではないと否定判定された場合は、ステップ102へ移行し、レリーズボタン16Aが半押し状態となるまで繰り返す。半押し状態であると肯定判定された場合は、ステップ104へ移行する。
ステップ104では、図5(A)に示すように、レリーズボタン16Aが半押し状態となったフレームの中心点を含むフレーム中央付近にある、被写体であるオブジェクトに対してAF機能が働いて合焦制御され、ステップ106へ移行する。
ステップ106では、オブジェクト検出部62が、ステップ104の合焦制御時に検出されるフレームの中心点を含む中央付近のコントラスト情報に基づいて、被写体であるオブジェクトを検出する。オブジェクト領域認識部70が、オブジェクト領域を認識し、図5(B)に示すように、オブジェクトを含む矩形の枠80をOSD(On Screen Display)機能によりLCD18上に重畳して表示する。オブジェクトを検出すると、ステップ108へ移行する。
ステップ108では、ステップ106でオブジェクト特徴量算出部66によって算出されたオブジェクトの特徴量を、オブジェクト特徴量記憶部68に記憶し、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、ステップ102で半押し状態となったデジタル画像データに対し、顔検出部64が人物の顔を検出し、ステップ112へ移行する。
ステップ112では、ステップ110での顔検出部64による顔検出により、人物の顔の有無が判定される。顔がないと否定判定された場合はステップ116へ移行し、顔があると肯定判定された場合はステップ114へ移行する。
ステップ114では、ステップ110で検出した人物の顔に対してAF機能が働いて合焦制御され、図5(B)に示すように、人物の顔を囲む矩形の枠82をOSD機能によりLCD18上に重畳して表示し、ステップ116へ移行する。
ステップ116では、レリーズボタン16Aの押下を止め、半押し状態がキャンセルされたか否かが判定される。半押し状態がキャンセルされた肯定判定の場合はステップ118へ移行する。
ステップ118では、ステップ108で記憶したオブジェクトの特徴量をクリアし、ステップ102へ移行する。
ステップ116で、半押し状態がキャンセルされず、維持されている否定判定の場合は、ステップ120へ移行する。
ステップ120では、レリーズボタン16Aが全押し状態であるか否かが判定される。全押し状態ではない否定判定の場合は、ステップ122へ移行する。
ステップ122では、オブジェクト検出部62が、撮像部60から送出されるデジタル画像データを、オブジェクト特徴量記憶部68に記録されているオブジェクト特徴量を参照して、オブジェクト特徴量に合うオブジェクトを検出し、オブジェクト領域認識部70がオブジェクトのオブジェクト領域を認識する。オブジェクト領域を認識すると、ステップ124へ移行する。
ステップ124では、顔検出部64が、撮像部60から送出されるデジタル画像データに基づいて顔を検出し、顔領域認識部74が顔領域を認識する。顔領域を認識すると、ステップ126へ移行する。
ステップ126では、フレームアウト判別部72が、ステップ122で算出したオブジェクト領域と、ステップ124で算出した顔領域との少なくとも一方の領域が所定以下となり、フレームアウトしたか否かが判定される。フレームアウトしていない否定判定の場合は、ステップ116へ移行する。図5(C)に示すようにフレームアウトした肯定判定の場合は、ステップ128へ移行する。
ステップ128では、フレームアウト判定部72から送出される制御情報に基づいて音信号出力制御部76が音声コントローラ56を制御する。音信号出力制御部76の制御により音声コントローラ56が音を選択し、スピーカー54から音が出力され、撮影者に被写体であるオブジェクトと、人物の顔との少なくとも一方がフレームアウトしたことを報知する。報知処理後、ステップ116へ移行する。
ステップ120で、レリーズボタン16Aが全押し状態であると肯定判定された場合は、ステップ130へ移行する。
ステップ130では、LCD18上に表示されているスルー画像を記録するための撮影処理が行われ、ステップ132へ移行する。
ステップ132では、撮影を終了するか否かが判定され、撮影を終了しない否定判定の場合は、ステップ118へ移行し、ステップ108で記憶したオブジェクト特徴量をクリアし、ステップ102へ移行して撮影ナビゲートモードでの撮影を継続する。撮影を終了する肯定判定の場合は、このルーチンは終了する。
第1の実施の形態では、主要被写体である人物と同じ画角で撮影したい被写体であるオブジェクトを、レリーズボタン16Aを半押し状態とすることで指定する。オブジェクトを指定することで、半押し状態でデジタルカメラ10の上下左右の移動や、ズームアウト、ズームインにより、人物やオブジェクトの領域が移動し、フレームアウトした場合に報知する。報知されることで、再度、画角を調整し、確実にオブジェクトを含めて撮影することができる。また、オブジェクトの検出は、レリーズボタン16Aを半押し状態とした直後のフレームの中心点を含む中央付近にあるオブジェクトとするため、オブジェクトを検出する検出範囲が狭くてよいため、計算量を少なくすることができる。
(第2の実施の形態)
以下に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同一構成部分について、同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
第2の実施の形態の特徴は、第1の実施の形態で、半押し状態としたときに、中心点を含む中央付近の被写体であるオブジェクトを重要な被写体としたことに対し、所定時間内でのレリーズボタン16Aの操作により、複数のオブジェクトを重要な被写体とすることである。
図6は、第2の実施の形態に係る撮影ナビゲートが選択されたときの動作を示す機能ブロック図である。
計測部84は、撮像部60とオブジェクト検出部63とに接続されている。計測部84は、レリーズボタン16Aを半押し状態にした時間を計測する。計測部84は、所定時間内に半押し状態がキャンセルされた場合は、オブジェクト検出部62に、撮像部60から送出されたデジタル画像データからオブジェクトを検出するように、検出指示情報を送出する。
また、オブジェクト検出部63は、所定時間内に半押し状態がキャンセルされる毎に、キャンセルされた直後に撮像部60から送出されるデジタル画像データから、フレームの中心点を含む中央付近の被写体であるオブジェクトを検出し、オブジェクト特徴量算出部67へ検出したオブジェクト情報を送出する。オブジェクト特徴量算出部67は、所定時間内に半押し状態がキャンセルされる毎にオブジェクト検出部63から送出されたオブジェクト情報から、オブジェクトの特徴量を算出し、オブジェクト特徴量記憶部69へ記憶する。さらに、オブジェクト検出部63は、所定時間内に半押し状態がキャンセルされない場合は、オブジェクト特徴量記憶部69に記憶されているオブジェクトの特徴量を参照することで、オブジェクトの特徴量に合うオブジェクトを検出する。
オブジェクト領域記憶部73は、所定時間内に半押し状態がキャンセルされる毎に、キャンセルされた直後にオブジェクト領域認識部70がオブジェクトの領域を認識し、送出されるオブジェクト領域を記憶する。
このように、計測部84が撮像部60の撮影時間を計測することで、所定時間内にキャンセルされた場合、オブジェクト検出部62がオブジェクトを検出することで、複数の重要な被写体であるオブジェクトを検出することができ、フレームアウト判定部72でフレームアウトを判定することができる。
図7は、第2の実施の形態での撮影ナビゲートモードが選択された場合の撮影の処理の流れを示したフローチャートである。
ステップ200では、撮像部60が被写体をスルー画像で撮像し、LCD18へスルー画像を表示してステップ202へ移行する。
ステップ202では、レリーズボタン16Aが半押し状態であるか否かが判定される。半押し状態であると肯定判定された場合は、ステップ204へ移行する。
ステップ204では、計測部84が、レリーズボタン16Aが半押し状態である時間を計測し、所定時間内にレリーズボタン16Aの押下を止め、半押し状態がキャンセルされたか否かが判定される。半押し状態がキャンセルされたと肯定判定の場合は、ステップ206へ移行する。
ステップ206では、図5(A)に示すように、表示しているスルー画像のフレーム中央付近にある、被写体であるオブジェクトに対してAF機能が働いて合焦制御され、ステップ208へ移行する。
ステップ208では、オブジェクト検出部63が、ステップ206の合焦制御時に検出されるフレームの中心点を含む中央付近のコントラスト情報に基づいて、被写体であるオブジェクトを検出し、オブジェクト領域認識部70が、オブジェクト領域を認識する。オブジェクト領域を認識すると、図5(B)に示すように、オブジェクトを含む矩形の枠80をOSD機能によりLCD18上に重畳して表示する。オブジェクトを検出すると、ステップ210へ移行する。
ステップ210では、ステップ208でオブジェクト検出部63によって検出されたオブジェクト情報から、オブジェクト特徴量算出部67がオブジェクトの特徴量を算出し、オブジェクト特徴量記憶部69に累積して記憶する。このとき、検出したオブジェクトに対し、オブジェクトを含む矩形の枠80をOSD機能によりLCD18上に重畳して表示し、ステップ202へ移行する。
ステップ202で、半押し状態ではないと否定判定された場合は、ステップ212へ移行する。
ステップ212では、撮像部60がスルー画像で撮像したデジタル画像データに対し、顔検出部64が人物の顔の顔を検出し、顔領域認識部74が顔領域を認識してステップ214へ移行する。
ステップ214では、ステップ204からステップ210までの処理の結果、オブジェクト特徴量記憶部69に記憶されているオブジェクトの有無が判定される。オブジェクトの有無を判定した結果、オブジェクトがないと否定判定された場合はステップ218へ移行し、オブジェクトがあると肯定判定された場合はステップ216へ移行する。
ステップ216では、オブジェクト検出部63が、オブジェクト特徴量記憶部69に記憶されているオブジェクトの特徴量を参照することで、撮像部60から送出されるデジタル画像データに含まれるオブジェクトを検出する。オブジェクト領域認識部70が、検出したオブジェクト情報からオブジェクト領域を認識し、ステップ218へ移行する。
ステップ218では、フレームアウト判別部72が、ステップ212で認識した顔領域と、ステップ216で認識したオブジェクト領域との少なくとも一方の領域が予め定められた許容レベルを超えてフレームアウトしたか否かが判定される。フレームアウトしていない否定判定の場合は、ステップ202へ移行する。フレームアウトした肯定判定の場合は、ステップ220へ移行する。
ステップ220では、フレームアウト判定部72から送出される制御情報に基づいて音声コントローラ56が音を選択し、スピーカーか54から音が出力され、撮影者に重要な被写体であるオブジェクトと、人物の顔との少なくとも一方がフレームアウトしたことを報知する。報知処理後、ステップ202へ移行する。
ステップ204で、所定時間内に半押し状態がキャンセルされない否定判定の場合は、ステップ222へ移行する。
ステップ222では、撮像部60から送出されるデジタル画像データに対し、顔検出部64が人物の顔を検出し、ステップ224へ移行する。
ステップ224では、ステップ222での顔検出部64による顔検出により、人物の顔の有無が判定される。顔がないと否定判定された場合はステップ228へ移行し、顔があると肯定判定された場合はステップ226へ移行する。
ステップ226では、ステップ222で検出した人物の顔に対してAF機能が働いて合焦制御され、図5(B)に示すように、人物の顔を囲む矩形の枠82をOSD機能によりLCD18上に重畳して表示し、ステップ228へ移行する。
ステップ228では、レリーズボタン16Aの押下を止め、半押し状態がキャンセルされたか否かが判定される。半押し状態がキャンセルされた肯定判定の場合はステップ229へ移行し、半押し状態がキャンセルされない肯定判定の場合はステップ230へ移行する。
ステップ229では、ステップ210で累積してオブジェクト特徴量記憶部69に記憶されたオブジェクト特徴量をクリアする。また、オブジェクト特徴量記憶部69に記憶されたオブジェクトの、オブジェクトを含む矩形の枠80をLCD18上から消去してステップ202へ移行する。
ステップ228で、半押し状態がキャンセルされない肯定判定の場合はステップ230へ移行する。
ステップ230では、レリーズボタン16Aが全押し状態であるか否かが判定される。全押し状態ではない否定判定の場合はステップ228へ移行し、全押し状態である肯定判定の場合はステップ232へ移行する。
ステップ232では、LCD18上に表示されているスルー画像を記録するための撮影処理が行われ、ステップ234へ移行する。
ステップ234では、撮影を終了するか否かが判定され、撮影を終了しない否定判定の場合は、ステップ229へ移行し、ステップ210で記憶したオブジェクト特徴量を消去してステップ202へ移行し、撮影ナビゲートモードでの撮影を継続する。撮影を終了する肯定判定の場合は、このルーチンは終了する。
第2の実施の形態では、所定時間内にレリーズボタン16Aの押下を止めることで半押し状態をキャンセルして、主要被写体である人物以外の重要な被写体であるオブジェクトを複数指定することができる。所定時間内でキャンセルして、オブジェクトを複数指定した場合、指定したオブジェクトには、オブジェクトを含む矩形の枠80が表示され、オブジェクトを指定しているのか、所定時間内に半押し状態はキャンセルせずに、その後キャンセルしてオブジェクトの指定がクリアされたかのか、LCD18上の表示で判定できる。また、指定できるオブジェクトの個数は、設定可能な構成にすることもでき、設定された個数よりも多くのオブジェクトが指定された場合は、一番先に指定したオブジェクトから消去される等の処理の流れにすることもできる。このように、半押し状態の時間に応じて、オブジェクトの登録と、AF機能による合焦制御を切り替えることが可能となり操作性がよい。
(第3の実施の形態)
以下に本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、この第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態、前記第2の実施の形態と同一構成部分について、同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
第3の実施の形態の特徴は、重要な被写体であるオブジェクトの領域がフレームアウトしているか否かの判定を、半押し状態直後の顔検出部64が検出する主要被写体である人物の顔の位置と、それ以後に検出される顔の位置との変化から得られる変移量から、オブジェクトの位置を把握し、フレームアウトしたか否かを判定していることである。
図8は、第3の実施の形態に係る撮影ナビゲートが選択されたときの動作を示す機能ブロック図である。
オブジェクト検出部86は、オブジェクト領域認識部88に接続されている。オブジェクト検出部86は、レリーズボタン16Aが半押し状態となった直後に撮像部60が撮像し、送出されたデジタル画像データから、オブジェクトを検出する。このとき、実施の形態の1のオブジェクト検出部62と同様に、フレームの中心点を含む中央付近の被写体であるオブジェクトを検出する。オブジェクトの検出は、レリーズボタン16Aを半押し状態にすることによりAF機能が働いて合焦制御され、この合焦制御時に検出されるフレームの中心点を含む中央付近のコントラスト情報を用いて検出する。オブジェクト検出部86は、検出したオブジェクト情報をオブジェクト領域認識部88へ送出する。
オブジェクト領域認識部88は、オブジェクト検出部86から送出されるオブジェクト情報に基づいてオブジェクト領域を認識する。このとき、OSD機能によりLCD18上にオブジェクトを含む矩形の枠80(図10(B)参照)を表示したときの、中心座標を算出する。オブジェクト領域認識部88は、オブジェクト領域情報と、中心座標情報とをオブジェクト領域記憶部90へ送出する。
オブジェクト領域記憶部90は、オブジェクト位置算出部96とフレームアウト判定部98とに接続されている。オブジェクト領域記憶部90は、オブジェクト領域認識部88から送出されるオブジェクト領域情報と、中心座標情報とを記憶する。
顔領域認識部92は、顔領域記憶部94と、オブジェクト位置算出部96と、フレームアウト判定部98と、に接続されている。顔領域認識部92は、顔検出部64から送出される顔情報に基づいて顔領域を認識する。このとき、OSD機能によりLCD18上に顔を含む矩形の枠82(図10(B)参照)を表示したときの、中心座標を算出する。また、顔を含む矩形の枠82の一辺の長さFaceL_nと、その一辺の頂点の座標FP_n(xn,yn)を算出する(nは半押し状態直後以降の顔認識回数)。顔領域認識部92は、顔領域の中心座標、矩形の枠82の一辺の長さFaceL_nと頂点座標FP_n(xn,yn)と、をオブジェクト位置算出部96へ送出し、レリーズボタン16Aを半押し状態とした直後の顔領域情報、顔領域の中心座標、矩形の枠の一辺の長さFaceL_0と頂点座標FP_0(x0,y0)と、を顔領域記憶部94へ送出する。また、顔領域認識部92は、顔領域情報をフレームアウト判定部98へ送出する。
顔領域記憶部94は、オブジェクト位置算出部96に接続されている。顔領域記憶部94は、顔領域認識部92から送出される顔領域情報、顔領域の中心座標、矩形の枠82の一辺の長さFaceL_0と頂点座標FP_0(x0,y0)と、を記憶する。
オブジェクト位置算出部96は、フレームアウト判定部98に接続されている。オブジェクト位置算出部96は、顔領域認識部92から送出される矩形の枠82の一辺の長さFaceL_nと頂点座標FP_n(xn,yn)と、を、顔領域記憶部94に記憶されている半押し状態直後の矩形の枠82の一辺の長さFaceL_0と頂点座標FP_0(x0,y0)と、を参照することにより、顔の移動距離と、ズームイン、ズームアウトによる拡大・縮小の倍率とを算出する。また、オブジェクト位置算出部96は、オブジェクト領域記憶部90に記憶されているオブジェクトの中心座標と、顔領域記憶部94に記憶されている顔の中心座標と、から半押し状態直後のオブジェクトと顔との距離L_0(図10(B)参照)を算出する。半押し状態直後のオブジェクトと顔との距離を基に、顔の移動距離と、拡大・縮小の倍率とから最新のオブジェクトの位置を算出する。オブジェクト位置算出部96は、算出したオブジェクトの位置と、顔領域認識部92から送出された顔領域情報とをフレームアウト判定部98に送出する。
フレームアウト判定部98は、オブジェクト領域記憶部90に記憶されているオブジェクト領域情報と、オブジェクト位置算出部96から送出されるオブジェクトの位置情報とから、現在のオブジェクトの領域を算出し、オブジェクト領域情報が予め定められた許容レベルと超えると、フレームアウトしたと判定する。また、顔領域認識部92から送出される顔領域情報と、顔領域記憶部94に記憶されている顔領域情報とを比較し、顔領域情報が予め定められた許容レベルを超えると、フレームアウトしたと判定する。フレームアウト判定部98は、フレームアウトしたと判定すると、報知するために、制御情報を音信号出力制御部76へ送出する。
このように、顔の移動距離と拡大・縮小の倍率とから現在のオブジェクトの位置を算出し、オブジェクトがフレームアウトしているか否かを判定している。
図9は、実施の形態3での撮影ナビゲートモードが選択された場合の撮影の処理の流れを示したフローチャートである。
ステップ300では、撮像部60が被写体をスルー画像で撮像し、LCD18へスルー画像を表示してステップ302へ移行する。
ステップ302では、レリーズボタン16Aが半押し状態であるか否かが判定される。半押し状態ではないと否定判定された場合は、ステップ302へ移行し、レリーズボタン16Aが半押し状態となるまで繰り返す。半押し状態であると肯定判定された場合は、ステップ304へ移行する。
ステップ304では、図10(A)に示すように、レリーズボタン16Aが半押し状態となったフレームの中心点を含むフレーム中央付近にある、被写体であるオブジェクトに対してAF機能が働いて合焦制御され、ステップ306へ移行する。
ステップ306では、オブジェクト検出部86が、ステップ304の合焦制御時に検出されるフレームの中心点を含む中央付近のコントラスト情報に基づいて、被写体であるオブジェクトを検出する。オブジェクト領域認識部88が、オブジェクト領域を認識し、図10(B)に示すように、オブジェクトを含む矩形の枠80をOSD機能によりLCD18上に重畳して表示する。オブジェクトを検出すると、ステップ308へ移行する。
ステップ308では、ステップ306で検出したオブジェクト情報に基づいてオブジェクト領域認識部88が、オブジェクト領域を認識し、オブジェクトを含む矩形の枠80を表示したときの中心座標を算出する。オブジェクト領域認識部88が認識したオブジェクト領域情報と、オブジェクト領域の中心座標情報とをオブジェクト領域記憶部90に記憶し、ステップ310へ移行する。
ステップ310では、顔検出部64が人物の顔を検出する。このとき、顔領域認識部92が、顔検出部64が検出した顔情報を基に、顔領域を認識し、OSD機能によりLCD18上に顔を含む矩形82の枠を表示したときの、中心座標、一辺の長さFaceL_0とその頂点座標FP_0(x0,y0)とを算出する。顔を検出し、顔領域の中心座標を算出して、ステップ312へ移行する。
ステップ312では、ステップ308で算出したオブジェクトの中心座標と、ステップ310で算出した顔領域の中心座標と、から、顔とオブジェクトとの距離L_0を算出し、ステップ314へ移行する。
ステップ314では、レリーズボタン16Aの押下を止め、半押し状態がキャンセルされたか否かが判定される。半押し状態がキャンセルされた肯定判定の場合はステップ316へ移行する。
ステップ316では、ステップ308で記憶したオブジェクト領域情報と、オブジェクト領域の中心座標情報とをクリアし、ステップ302へ移行する。
ステップ314で、半押し状態がキャンセルされず、半押し状態が維持されている否定判定の場合は、ステップ318へ移行する。
ステップ318では、レリーズボタン16Aが全押し状態であるか否かが判定される。全押し状態ではない否定判定の場合は、ステップ320へ移行する。
ステップ320では、ステップ318で、スルー画像で撮像されたデジタル画像データから、顔検出部64が人物の顔を検出する。このとき、顔領域認識部92が、顔検出部64が検出した顔情報を基に、顔領域を認識し、OSD機能によりLCD18上に顔を含む矩形の枠82を表示したときの、中心座標、一辺の長さFaceL_nとその頂点座標FP_n(xn,yn)とを算出し、ステップ322へ移行する。
ステップ322では、ステップ310で算出した矩形の枠82の一辺の長さFaceL_0とその頂点座標FP_0(x0,y0)と、ステップ320で算出した矩形の枠82の一辺の長さFaceL_nとその頂点座標FP_n(xn,yn)と、から、顔の移動距離と、倍率とを算出する。算出した移動距離と、倍率とから、ステップ308に記憶されたオブジェクト領域の中心座標を基に、現在のオブジェクト領域を算出し、ステップ324へ移行する。
ステップ324では、オブジェクト判定部が、ステップ320で検出した顔領域と、ステップ322で算出したオブジェクト領域と、の少なくとも一方の領域が予め定められた許容レベルを超えてフレームアウトしたか否かが判定される。フレームアウトしていない否定判定の場合は、ステップ314へ移行する。図10(C)に示すようにフレームアウトした肯定判定の場合は、ステップ326へ移行する。
ステップ326では、フレームアウト判定部72から送出される制御情報に基づいて音信号出力制御部76が音声コントローラ56を制御する。音信号出力制御部76の制御により音声コントローラ56が音を選択し、スピーカー54から音が出力され、撮影者に被写体であるオブジェクトと、人物の顔との少なくとも一方がフレームアウトしたことを報知する。報知処理後、ステップ314へ移行する。
ステップ318で、レリーズボタン16Aが全押し状態であると肯定判定された場合は、ステップ328へ移行する。
ステップ328では、LCD18上に表示されているスルー画像を記録するための撮影処理が行われ、ステップ330へ移行する。
ステップ330では、撮影を終了するか否かが判定され、撮影を終了しない否定判定の場合は、ステップ316へ移行し、ステップ308で記憶したオブジェクト領域情報と、オブジェクト領域の中心座標情報とをクリアしてステップ302へ移行し、撮影ナビゲートモードでの撮影を継続する。撮影を終了する肯定判定の場合は、このルーチンは終了する。
第3の実施の形態では、オブジェクトの認識処理が一度でよく、処理速度、消費電力の面で優れている。また、オブジェクトの位置情報を用いてオブジェクト領域を算出し、フレームアウトしているか否かの判定をするために、合焦制御はオブジェクトに対して行われ、オブジェクトに合焦された撮影を行うことができる。
なお、第1の実施の形態から第3の実施の形態で、オブジェクトの検出には、コントラスト情報を用いたがこれに限ったものではなく、フレームの中心点を含む中央付近の色情報を基準にして画素を検索し、オブジェクトを検出するなど、オブジェクトが検出できればよい。
また、重要な被写体としたオブジェクトのオブジェクト領域情報を、付帯情報としてExif(Exchangeable Image File Format)規格のタグ領域等に記憶することで、撮影されて記憶された画像データの再生時、編集時に再利用可能となる。更に、第2の実施の形態で、複数のオブジェクトを重要な被写体としてオブジェクトを検出した場合も、付帯情報としてオブジェクトを指定した順序等を記憶することで、同様に、撮影され、記憶された画像データの再生時、編集時に再利用可能となる。
更に、LCD18はタッチパネルを有し、半押し状態でLCD18上に表示されているオブジェクトを、タッチパネルをクリックして操作することで、オブジェクトを指定するようにしてもよい。
第1の実施の形態に係り、(A)はデジタルカメラの正面、(B)はデジタルカメラの上面、(C)はデジタルカメラの背面、を示す概観図である。 第1の実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る撮影ナビゲートモードが選択された場合の撮影の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るLCDに表示されるオブジェクトと顔との認識を示した一例である。 第2の実施の形態に係る機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係る撮影ナビゲートモードが選択された場合の撮影の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る撮影ナビゲートモードが選択された場合の撮影の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るLCDに表示されるオブジェクトと顔との認識を示した一例である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
18 LCD(表示手段)
60 撮像部(撮像手段)
70 オブジェクト領域認識部(オブジェクト領域認識手段)
71 オブジェクト領域記憶部(オブジェクト領域相関情報記憶手段)
64 顔検出部(顔検出手段)
72 フレームアウト判定部(報知手段)
74 顔領域認識部(顔領域算出手段)
75 顔領域記憶部(顔領域相関情報記憶手段)
76 音信号出力制御部(報知手段)
84 計測部(計測手段)
88 オブジェクト領域認識部(オブジェクト領域認識手段)
94 顔領域記憶部(顔領域相関情報記憶手段)
86 オブジェクト位置算出部(オブジェクト領域相関情報更新手段)
98 フレームアウト判定部(報知手段)

Claims (14)

  1. 被写体を撮像するときの画角設定時の画像データを取得する撮像手段と、
    前記撮像手段が取得した前記画角設定用の画像データから予め設定された領域に存在する被写体をオブジェクト領域として認識するオブジェクト領域認識手段と、
    前記撮像手段が取得した前記画角設定用の画像データから特定の人物の顔を検出する顔検出手段と、
    前記顔検出手段が検出した前記特定の人物の顔領域を算出する顔領域算出手段と、
    前記オブジェクト領域認識手段が認識した最新の前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報、並びに、前記顔領域算出手段が算出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報の少なくとも何れか一方が、予め定められた許容レベルを超えた場合に報知する報知手段と、
    を有する撮影装置。
  2. 前記オブジェクト領域認識手段が認識した前記オブジェクト領域における当該認識時の全画角に対する相関情報を記憶するオブジェクト領域相関情報記憶手段と、前記顔検出手段が検出した前記特定の人物の顔領域における当該検出時の全画角に対する相関情報を記憶する顔領域相関情報記憶手段と、を更に有し、前記報知手段は、前記オブジェクト領域認識手段が認識した最新の前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報と前記オブジェクト領域相関情報記憶手段に記憶されている前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報との第1の比較結果、並びに、前記顔領域算出手段が算出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報と前記顔領域記憶手段に記憶されている前記顔領域の全画角に対する相関情報との第2の比較結果の少なくとも何れか一方が、予め定められた許容レベルを超えた場合に報知することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記第1の比較結果が、前記オブジェクト領域の変移量であり、前記第2の比較結果が前記顔領域の変移量であることを特徴とする請求項2記載の撮影装置。
  4. 前記撮像手段が取得した前記画像データから前記オブジェクトの特徴量を算出して前記特徴量を記憶するオブジェクト特徴量記憶手段を更に有し、前記オブジェクト認識手段は、前記撮像手段が取得した前記画像データを前記オブジェクト特徴量記憶手段に記憶されている前記特徴量を参照することにより前記オブジェクト領域を認識することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の撮影装置。
  5. 前記撮像手段の画角設定時間を計測する計測手段を更に有し、前記計測手段により計測した連続した画角設定時間が所定以下で終了する毎に、前記オブジェクト領域認識手段により前記オブジェクト領域を認識し、前記オブジェクト領域相関情報記憶手段により認識時の全画角に対する相関情報を累積して記憶することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項記載の撮影装置。
  6. 前記顔検出手段が前記人物の顔を検出した場合、検出した前記人物の顔に対して合焦制御することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項記載の撮影装置。
  7. 被写体を撮像するときの画角設定時の画像データを取得する撮像手段と、
    前記撮像手段が取得した前記画角設定用の画像データから予め設定された領域に存在する被写体をオブジェクト領域として認識するオブジェクト領域認識手段と、
    前記撮像手段が取得した前記画角設定用の画像データから特定の人物の顔を検出する顔検出手段と、
    前記顔検出手段が検出した前記特定の人物の顔領域における当該検出時の全画角に対する相関情報を記憶する顔領域相関情報記憶手段と、
    前記顔検出手段が検出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報と、前記顔領域相関情報記憶手段に記憶されている前記顔領域の全画角に対する相関情報と、の倍率変動を含めた第3の比較結果から前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報を更新するオブジェクト領域相関情報更新手段と、
    前記第3の比較結果、並びに、前記オブジェクト領域相関情報更新手段による更新結果、の少なくとも何れか一方が、予め定められたそれぞれの許容レベルを超えた場合に報知する報知手段と、
    を有する撮影装置。
  8. 前記第3の比較結果が前記顔領域の変移量であり、前記更新結果が前記オブジェクト領域の前記顔領域を基準とした相対位置であることを特徴とする請求項7記載の撮影装置。
  9. 前記撮像手段により撮像された前記画像データを記録する際に、前記オブジェクト領域認識手段により認識された前記オブジェクトの前記オブジェクト領域情報を付帯情報として記録することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項記載の撮影装置。
  10. 前記撮像手段により撮像された前記画像データを記録する際に、前記計測手段による計測により画角設定時間が所定以下である場合ごとに、前記オブジェクト領域認識手段により認識される前記オブジェクト領域の認識順序情報を付帯情報として記録することを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項記載の撮影装置。
  11. 前記撮像手段により撮像された画角設定時の前記画像データを表示する表示手段を更に有し、前記オブジェクト領域認識手段により認識された前記オブジェクト領域を、視覚を通じてオブジェクト領域の位置を前記表示手段に重畳して表示することを特徴とする請求項1〜請求項10の何れか1項記載の撮影装置。
  12. 前記表示手段はタッチパネルを更に有し、前記表示手段に表示された前記オブジェクトを、前記タッチパネルを操作することにより選択することを特徴とする請求項1〜請求項11の何れか1項記載の撮影装置。
  13. 被写体を撮像するときの画角設定時の画像データを取得する撮像ステップと、
    前記撮像ステップで取得した前記画角設定用の画像データから予め設定された領域に存在する被写体をオブジェクト領域として認識するオブジェクト領域認識ステップと、
    前記撮像ステップで取得した前記画角設定用の画像データから特定の人物の顔を検出する顔検出ステップと、
    前記顔検出ステップで検出した前記特定の人物の顔領域を算出する顔領域算出ステップと、
    前記オブジェクト領域認識ステップで認識した最新の前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報、並びに、前記顔領域算出ステップで算出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報の少なくとも何れか一方が、予め定められた許容レベルを超えた場合に報知する報知ステップと、
    を実行する撮影方法。
  14. 被写体を撮像するときの画角設定時の画像データを取得する撮像ステップと、
    前記撮像ステップで取得した前記画角設定用の画像データから予め設定された領域に存在する被写体をオブジェクト領域として認識するオブジェクト領域認識ステップと、
    前記撮像ステップで取得した前記画角設定用の画像データから特定の人物の顔を検出する顔検出ステップと、
    前記顔検出ステップで検出した前記特定の人物の顔領域における当該検出時の全画角に対する相関情報を記憶する顔領域相関情報記憶ステップと、
    前記顔検出ステップで検出した最新の前記顔領域の全画角に対する相関情報と、前記顔領域相関情報記憶ステップで記憶されている前記顔領域の全画角に対する相関情報と、の倍率変動を含めた比較結果から前記オブジェクト領域の全画角に対する相関情報を更新するオブジェクト領域相関情報更新ステップと、
    前記比較結果、並びに、前記オブジェクト領域相関情報更新ステップによる更新結果、の少なくとも何れか一方が、予め定められた許容レベルを超えた場合に許容範囲外であることを報知する報知ステップと、
    を実行する撮影方法。
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