JP4957263B2 - 撮像装置、撮像方法及びそのプログラム - Google Patents
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一方、動画撮影では、複数のフレーム画像を連続的に取得して記録し、それらを連続再生することで、撮影時の被写体の動きを観察することが可能となるが、静止画と比較しデータ量が増大してしまう。そして、例えば、動きの少ない背景を背にして、特定の被写体が画角内を移動するようなシーンを動画撮影したときには、動画像として取得した一連のフレーム画像の総データ量に比べ、視覚的に得られる情報量が少ないことがある。
前記撮像制御手段により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御手段と、
前記画像表示制御手段により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択手段と、
前記画像表示制御手段により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択手段により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像領域検出手段と、
前記追従画像領域検出手段により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶手段と、
前記撮像制御手段により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶手段により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御手段と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御手段とを備え、
前記再生表示制御手段は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴に基づいて該静止画像から複数のトリミング画像を生成し、該生成した各トリミング画像を再生表示させることを特徴とする。
前記生成した各トリミング画像を前記注目画像の移動履歴における時系列順に基づいて再生表示させるようにしてもよい。
前記各トリミング画像のサイズが異なるようにトリミング画像を生成するとともに、該生成した各トリミング画像をトリミング前の前記静止画像と等しい画像サイズに拡大して再生表示させるようにしてもよい。
新しい時系列に対応するトリミング画像ほど、トリミング画像のサイズがより小さくなるように、または、大きくなるように、トリミング画像を生成するようにしてもよい。
前記シャッタスイッチの操作解除に基づいて前記注目画像の移動履歴をリセットするようにしてもよい。
上記目的達成のため、請求項9記載の発明による撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子を用いてフレーム画像を取得する撮像制御手段と、
前記撮像制御手段により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御手段と、
前記画像表示制御手段により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択手段と、
前記画像表示制御手段により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択手段により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像領域検出手段と、
前記追従画像領域検出手段により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶手段と、
前記撮像制御手段により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶手段により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御手段と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御手段とを備え、
前記再生表示制御手段は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴の最後の移動位置に基づいてトリミング画像を生成し、該静止画上に該生成したトリミング画像データを、該移動履歴に基づいて、順次重畳表示させていくことを特徴とする。
上記目的達成のため、請求項10記載の発明による撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子を用いてフレーム画像を取得する撮像制御手段と、
前記撮像制御手段により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御手段と、
前記画像表示制御手段により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択手段と、
前記画像表示制御手段により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択手段により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像領域検出手段と、
前記追従画像領域検出手段により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶手段と、
前記撮像制御手段により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶手段により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御手段と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御手段と、
多段階操作可能なシャッタスイッチとを備え、
前記領域指定手段は、前記シャッタスイッチの第一段目への切り換えタイミング時に前記画像表示制御手段により表示されているフレーム画像に対して前記所定の画像領域を指定し、
前記追従画像領域検出手段は、前記シャッタスイッチが前記第一段目にある間に前記画像表示制御手段により表示されるフレーム画像から、前記追従画像領域を検出し、
前記静止画像記録制御手段は、前記シャッタスイッチの第1段目から第2段目への切り換えに基づいて前記撮像制御手段により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録させることを特徴とする。
前記撮像制御工程により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示さていく画像表示制御工程と、
前記画像表示制御工程により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択工程と、
前記画像表示制御工程により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択工程により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出工程と、
前記追従画像領域検出工程により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶工程と、
前記撮像制御工程により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶工程により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御工程と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御工程とを備え、
前記再生表示制御工程は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴に基づいて該静止画像から複数のトリミング画像を生成し、該生成した各トリミング画像を再生表示させることを特徴とする。
前記撮像制御工程により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示さていく画像表示制御工程と、
前記画像表示制御工程により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択工程と、
前記画像表示制御工程により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択工程により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出工程と、
前記追従画像領域検出工程により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶工程と、
前記撮像制御工程により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶工程により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御工程と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御工程とを備え、
前記再生表示制御工程は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴の最後の移動位置に基づいてトリミング画像を生成し、該静止画上に該生成したトリミング画像データを、該移動履歴に基づいて、順次重畳表示させていくことを特徴とする。
上記目的達成のため、請求項13記載の発明による撮像方法は、多段階操作可能なシャッタスイッチと被写体像を光電変換する撮像素子とを用いてフレーム画像を取得する撮像制御工程と、
前記撮像制御工程により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示さていく画像表示制御工程と、
前記画像表示制御工程により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択工程と、
前記画像表示制御工程により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択工程により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出工程と、
前記追従画像領域検出工程により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶工程と、
前記撮像制御工程により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶工程により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御工程と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御工程とを備え、
前記領域指定工程は、前記シャッタスイッチの第一段目への切り換えタイミング時に前記画像表示制御工程により表示されているフレーム画像に対して前記所定の画像領域を指定し、
前記追従画像領域検出工程は、前記シャッタスイッチが前記第一段目にある間に前記画像表示制御工程により表示されるフレーム画像から、前記追従画像領域を検出し、
前記静止画像記録制御工程は、前記シャッタスイッチの第1段目から第2段目への切り換えに基づいて前記撮像制御工程により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録させることを特徴とする。
前記撮像制御処理により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御処理と、
前記画像表示制御処理により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定処理と、
前記領域指定処理により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択処理と、
前記画像表示制御処理により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択処理により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出処理と、
前記追従画像領域検出処理により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶処理と、
前記撮像制御処理により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶処理により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御処理と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御処理とをコンピュータに実行させ、
前記再生表示制御処理は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴に基づいて該静止画像から複数のトリミング画像を生成し、該生成した各トリミング画像を再生表示させることを特徴とする。
前記撮像制御処理により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御処理と、
前記画像表示制御処理により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定処理と、
前記領域指定処理により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択処理と、
前記画像表示制御処理により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択処理により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出処理と、
前記追従画像領域検出処理により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶処理と、
前記撮像制御処理により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶処理により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御処理と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御処理とをコンピュータに実行させ、
前記再生表示制御処理は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴の最後の移動位置に基づいてトリミング画像を生成し、該静止画上に該生成したトリミング画像データを、該移動履歴に基づいて、順次重畳表示させていくことを特徴とする。
上記目的達成のため、請求項16記載の発明によるプログラムは、多段階操作可能なシャッタスイッチと被写体像を光電変換する撮像素子とを用いてフレーム画像を取得する撮像制御処理と、
前記撮像制御処理により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御処理と、
前記画像表示制御処理により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定処理と、
前記領域指定処理により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択処理と、
前記画像表示制御処理により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択処理により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出処理と、
前記追従画像領域検出処理により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶処理と、
前記撮像制御処理により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶処理により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御処理と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御処理とをコンピュータに実行させ、
前記領域指定処理は、前記シャッタスイッチの第一段目への切り換えタイミング時に前記画像表示制御処理により表示されているフレーム画像に対して前記所定の画像領域を指定し、
前記追従画像領域検出処理は、前記シャッタスイッチが前記第一段目にある間に前記画像表示制御処理により表示されるフレーム画像から、前記追従画像領域を検出し、
前記静止画像記録制御処理は、前記シャッタスイッチの第1段目から第2段目への切り換えに基づいて前記撮像制御処理により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録させることを特徴とする。
[実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動回路3、絞り兼用シャッタ4、CCD5、ドライバ6、TG(timing generator)7、ユニット回路8、メモリ9、CPU10、DRAM11、画像表示部12、フラッシュメモリ13、キー入力部14、バス15を備えている。
レンズ駆動回路3は、フォーカスレンズ及びズームレンズを光軸方向にそれぞれ移動させるモータ(図示略)と、CPU10から送られてくる制御信号にしたがってフォーカスモータ及びズームモータをそれぞれ駆動させるモータドライバ(図示略)とから構成されている。
絞りとは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいい、シャッタとは、CCD5に光を当てる時間を制御する機構のことをいい、CCD5に光を当てる時間(露出時間)は、シャッタの開閉の速度(シャッタ速度)によって変わってくる。CCD5の露出は、この絞りとシャッタ速度によって変わる。
特に、本実施の形態では、CPU10は、CCD5等の撮像素子を用いてフレーム画像を取得する機能(撮像制御手段)、順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく機能(画像表示制御手段)、該表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する機能(領域指定手段)、該指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する機能(注目画像選択手段)、所定の期間中に順次表示される各フレーム画像から、該選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく機能(追従画像領域検出手段)、該追従画像領域して検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、注目画像の移動履歴として記憶していく機能(移動履歴記憶手段)を有する。
画像表示部12は、カラーLCDとその駆動回路を含み、撮影待機状態にあるときには、CCD5によって撮像された被写体をスルー画像として表示し、記録画像の再生時には、フラッシュメモリ13から読み出され、伸張された記録画像を表示させる。
キー入力部14は、半押し全押しの2段階操作可能なシャッタボタン、モード切替キー、十字キー、ズームキー、メニューキー等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を、撮影時と再生時に分けて説明する。
B−1.撮影時におけるデジタルカメラ1の動作
まず、撮影時におけるデジタルカメラ1の動作を図2のフローチャートにしたがって説明する。
一方、ステップS2で、十字キーの操作が行われていないと判断するとそのままステップS4に進む。
ステップS4で、シャッタボタンが半押しされていないと判断するとステップS2に戻り、上記した動作を繰り返す。これにより、シャッタボタンを半押しするまでは、ユーザは自由にトレース枠の表示位置を変更することができ、被写体が追従させたい被写体に対して追従をさせることができる。即ち、トレース枠にメイン被写体が合わさっていない状態時は、現在とレース枠に合わさっている被写体に追従させたくないのでシャッタボタンを半押しせず、トレース枠にメイン被写体が合わさった時点で、シャッタボタンを半押しすることにより、追従開始を指示することができる。
次いで、ステップS6で、CPU10は、シャッタボタンの半押し時に画像表示部12に表示されているフレーム画像データに基づいて、該撮像された画像のうちトレース枠が位置する被写体を認識する。この認識は画像認識処理によりトレース枠が位置する被写体を認識する。
なお、新たに取得したフレーム画像データの画像認識処理は、フレーム画像データの全範囲に対して行なうようにしてもよいし、前回のトレース枠の位置周辺を探索領域として設定し、この探索領域内の画像データに対してのみ画像認識処理を行うようにしてもよい。これにより、画像認識に伴う処理負担を軽減することができる。
これにより、シャッタボタンの半押し時にトレース枠の表示位置に表示されていた被写体にトレース枠を追従させて表示させることができ、また、このトレース枠を見ることによりユーザはどの被写体に追従しているのかを認識することができる。
ステップS10で、シャッタボタンが全押しされていないと判断すると、ステップS11に進み、CPU10は、シャッタボタンの半押しが解除されたか否かを判断する。この判断は、シャッタボタンの半押し操作に対応する操作信号がキー入力部14から送られてこなくなったか否かにより判断する。これにより、ユーザは静止画の撮影タイミングを指示することができる。
ステップS11で、シャッタボタンの半押しが解除されていないと判断するとステップS7に戻り、上記した動作を繰り返す。
図3を見ると、シャッタボタン半押し時に、トレース枠21とメイン被写体(ここでは人)の表示位置が重なっているのが分かる。そして、時間の経過とともに移動するメイン被写体とともにトレース枠21も一緒に移動している(トレース枠21がメイン被写体に追従している)のがわかる。
そして、新たにシャッタボタンが半押しされると、再び被写体の位置を検出していき、該検出した位置を記憶させるとともに該位置にトレース枠を表示させていく。
また、トレース枠21が右端にある状態で、左端にあるメイン被写体に合わす場合は、トレース枠21を移動させる時間が長くなってしまうが、トレース枠21を所定位置(ここでは中央位置)にリセット表示させることがで、トレース枠21とメイン被写体を効率よく合わせることができる。
これにより、簡単にメイン被写体にピントを合わせることができる。
このときCPU10は、静止画データを記録させると、該位置軌跡情報記憶領域に記憶されている被写体の位置情報を消去する。
また、追従されてきたメイン被写体の最終位置が当該画像の中心位置となるように静止画データのトリミングを行って、当該トリミングして得た画像データを静止画データとして記録する構成としてもよい。この場合には、位置軌跡情報記憶領域に記憶されている位置軌跡情報を、該被写体の最終位置に基づいて変換し、つまり、位置軌跡情報の各位置情報に基づく該静止画上の位置と、トリミング後の静止画上の位置とが同じとなるように各位置情報を変換する。例えば、静止画上の位置情報を座標位置(x,y)として記憶させる場合において、静止画上の丁度中心を(x,y)=(0、0)とする場合は、トリミング後の被写体の最終位置が今度(x,y)=(0,0)となるので、それに応じて他の位置情報も変換させなければならない。そして、該変換した位置軌跡情報と該トリミングによって得られた静止画データとを関連付けて記録させる。
次に、画像再生時におけるデジタルカメラ1の動作を図4のフローチャートにしたがって説明する。
ユーザのキー入力部14のモード切替キーの操作により再生モードに設定されると、ステップS21で、CPU10は、再生表示させる静止画データをフラッシュメモリ13から読み出してバッファメモリに記憶させる。この読み出される画像データは、フラッシュメモリ13の記録されている画像ファイルのうち、ユーザのキー入力部14の操作によって指定された画像ファイルの静止画データである。
なお、本実施の形態では、ステップS22で、位置軌跡情報が関連付けられていると判断すると、位置軌跡情報が関連付けられている静止画データを加工して複数の画像データを生成し、例えば図7に示すように、生成した各画像データを順に再生表示することで、撮影時に指定されたメイン被写体、つまり、撮影時に動きのあった被写体の、当該動きを表現させる場合について説明する。
ステップS22で、位置軌跡情報が関連付けられていると判断すると、ステップS23に進み、CPU10は、位置軌跡情報のうち、最初に検出された位置情報(番号情報が1番の位置情報)に基づいて表示される画像のズーム倍率Aと、最後に検出された位置情報(番号情報が一番大きい位置情報)に基づいて表示される画像のズーム倍率Bとの設定を行なう。このとき、CPU10は、ユーザのキー入力部14の操作に応じてズーム倍率を設定する。ここでは、最初に記憶された位置情報に基づいて表示される画像のズーム倍率Aを2倍、最後に記憶された位置情報に基づいて表示される画像のズーム倍率Bを8倍と設定したものとする。
簡単に説明すると、関連付けられて記録されている位置軌跡情報のうち、1番目の位置情報に基づいて定められるトリミング範囲(トリミング範囲の中心が該位置情報となるようなトリミング範囲)の画像データを該静止画データから切り出して表示させ、次に、2番目の位置情報に基づいて定められるトリミング範囲の画像データを該静止画データから切り出して表示させ、次に3番目、4番目というように、位置情報に基づいて該静止画データから切り出す範囲を変えて表示させていくというものである。つまり、位置情報に応じてトリミング位置を変えていくことになる。これにより、被写体の位置軌跡に応じて表示される画像の範囲が徐々に変わり、再生時に1枚の静止画から被写体が撮影時の状況を簡単に知ることができる。また、位置情報が検出された順番にトリミング画像を表示させていくので、撮影時の被写体の移動状況がわかる。
この最初の番号と最後の番号との間の番号の位置情報が複数ある場合には、該間の番号が小さい順に各位置情報に基づいて切り出されるトリミングサイズは、ズーム倍率Aからズーム倍率Bと徐々に変化するようなサイズとなる。
このズーム倍率の算出は、次式によって求めることができる。
なお、ここでは、便宜上、位置軌跡情報としての位置情報は4つ記録されているものとする。
次いで、ステップS28で、CPU10は、最後の番号情報の位置情報を、ステップS21で選択した静止画データに関連付けられて記録されている位置軌跡情報から取得したか否かを判断する。
ステップS28で、最後の番号情報の位置情報を取得していないと判断すると、ステップS29に進み、CPU10は、次に番号の位置情報を位置軌跡情報から取得してステップS25に戻り、上記した動作を繰り返す。
図7(a)は、1番目の位置情報に基づいて表示される画像の様子を示すものであり、(b)は2番目の位置情報、(c)は3番目の位置情報、(4)は4番目の位置情報に基づいて表示される画像の様子を示すものである。
図7(a)を見ると、図6の点線枠A内の画像と同一の画像が表示されているのが分かる。つまり、図7(a)は図6の点線枠Aの画像データがトリミングされた画像データが表示されている。
これにより、被写体の位置軌跡に応じて表示される画像の範囲が徐々に変わり、再生時に1枚の静止画から被写体が撮影時の状況を簡単に知ることができる。
ここで、再生表示の順序としては、記録されている元画像を所定時間再生表示した後に、例えば図7に示される各画像を上述したように順に所定時間ずつ表示させる構成としてもよいし、例えば図7に示される各画像を上述したように順に所定時間ずつ表示させた後、記録されている元画像を再生表示させる構成としてもよい。
また、例えば図7に示される各画像から所定の画像を、例えばユーザによるズームキーの操作に基づいて選択し、該選択した画像を表示させる構成としてもよい。具体的には、その操作の継続によって、選択されるズーム倍率が順にまたは段階的に変化するようなズームキーを備え、このズームキーの操作により選択されるズーム倍率に応じたズーム倍率の画像を選択していくとともに、該選択した画像を表示させていく構成としてもよい。
また、静止画データの生成の際には、該関連付けられて記録されている位置軌跡に基づいて複数のトリミング画像を生成し、該生成した各トリミング画像を、位置軌跡の時系列順に表示させるようにしたので、必要となるデータ量を抑制しつつも、撮影時における被写体の移動履歴がわかる。
また、新しい時系列に対応するトリミング画像ほど、トリミング画像のズーム倍率が大きくなるようにしたので、メイン被写体の位置に近づきながらズームインしていくような画像を表示させていくことができ、臨場感あふれる画像を表示することができる。
D.上記実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
(1)上記実施の形態の静止画撮影モードにおいては、シャッタ半押し前にユーザがトレース枠21の表示位置を変更することができるようにしたが(ステップS2)、トレース枠21の表示位置を変更することができないようにしてもよい。つまり、シャッタ半押し前には、トレース枠21は所定位置に表示され続けることになる。この場合は、ユーザはカメラを動かすことによりトレース枠21とメイン被写体とを合わせることとなる。
例えば、最初は、シャッタボタンの半押し時に表示されていたトレース枠21の位置と、最初に検出された動きベクトルとに基づいて被写体の位置を検出し、該位置にトレース枠21を表示させる。そして、次に動きベクトルが検出された場合は、該表示されていたトレース枠21の表示位置と該検出された動きベクトルに基づいて新たに被写体の位置を検出する。
フレーム毎に被写体の位置を検出しても、連続する前後のフレーム間の間では被写体の位置が然程変わらないからであり、処理負担を軽減するためのでもある。
また、この検出する間隔を徐々に短くしたり、長くしたりするようにしてもよい。例えば、最初は、2秒間隔、次は、1秒間隔、0.5秒間隔というように検出する間隔を変えるようにしてもよい。これにより、再生時において1枚の静止画データから臨場感のある画像を再生表示することができる。
また、撮像されたフレーム毎に被写体の位置を検出していき、該検出した被写体位置を記憶する段階で間引いて記憶させるようにしてもよい。
また、この所定の番号間隔を徐々に短くしたり長くしたりするようにしてもよい。例えば、関連付けられて記録されている位置情報が100個あるとする場合は、最初は、8個間隔の位置情報に基づいてトリミング画像データを生成して表示させ、その後、5個間隔、3個間隔、1個間隔というように間隔を変えていくようにしてもよい。これにより1枚の静止画データから臨場感のある画像を再生することができる。
例えば、ズーム倍率Aとズーム倍率Bとを同じ倍率に設定した場合は、図4のステップS26でトリミングされるトリミングサイズは、位置情報に拘らず全て同じとなり、ズーム倍率Aをズーム倍率Bより大きくした場合は、位置情報に付されている番号情報が大きくなればなるほどズーム倍率は小さくなり、ズームアウトしていくような画像が表示されていくことになる。
図中の×1は、1番目に記憶された位置情報を示し、点線枠Aは該1番目の位置情報に基づいて定められるトリミング範囲を示している。また、×2は2番目に記憶された位置情報を示し、点線枠Bは該2番目の位置情報に基づいて定められるトリミング範囲を示している。同様に、×3、×4は、それぞれ3番目に記憶された位置情報、4番目に記憶された位置情報を示しており、点線枠C、点線枠Dは、それぞれ3番目の位置情報、4番目の位置情報に基づいて定められるトリミング範囲を示している。
このとき、ユーザは、「ズームアウト」、「ズームイン」、「ズーム無し」の何れかを選択するようにしてもよい。この場合、「ズームアウト」が選択されると、ズームアウトしていくように、ズーム倍率が徐々に小さくなるようにトリミングし、「ズームイン」が選択されるとズーム倍率が徐々に大きくなるようにトリミングし、「ズーム無し」が選択されると、すべてが同じズーム倍率となるようにトリミングする。
図中の×1は、該記録されている位置情報の中で一番時系列的に古い位置情報を示し、点線枠Aは該1番目の位置情報に基づいて定められるトリミング範囲を示している。また、×2は次に時系列的に古い位置情報を示し、点線枠Bは該2番目の位置情報に基づいて定められるトリミング範囲を示している。同様に、×3は時系列的に一番新しい位置情報を示し、この位置情報は丁度画像の中心位置でもある。なぜならば、記録画像は、最後の位置情報に基づいてトリミングした画像データであるからである。
位置軌跡情報として記憶されている最後の位置情報は、図6の×4であるので、該最後の位置情報に基づいて生成されたトリミング画像データは図11(a)のようになる。なお、トリミングサイズは、メイン被写体が含まれるようなサイズであればよい。
図11(b)は、静止画上に表示されるトリミング画像データの様子を示すものであり、表示されるトリミング画像データは、最初に1の位置に表示され、次に2の位置、3の位置に表示される。3の位置にトリミング画像データが表示されると、4の位置にトリミング画像データは表示されず、再び1の位置にトリミング画像データが表示される。この4の位置には、静止画として既にメイン被写体が表示されているので、重畳してトリミング画像データを表示させる必要がないからである。
なお、4の位置にトリミング画像データを表示させるようにしてもよい。また、1、2、3の順にトリミング画像データを表示させるようにしたが、3、2、1の順にトリミング画像データを表示させるようにしてもよい。要は時系列順であればよい。
また、ユーザによるキー入力部14の操作、例えば十字キーやズームキーの操作に応じて、トリミング画像データの上記表示位置を順次変化させる構成としてもよい。
これにより、必要となるデータ量を抑制しつつも、撮影時における被写体の移動履歴がわかる。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動回路
4 絞り兼用シャッタ
5 CCD
6 ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 メモリ
10 CPU
11 DRAM
12 画像表示部
13 フラッシュメモリ
14 キー入力部
15 バス
Claims (16)
- 被写体像を光電変換する撮像素子を用いてフレーム画像を取得する撮像制御手段と、
前記撮像制御手段により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御手段と、
前記画像表示制御手段により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択手段と、
前記画像表示制御手段により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択手段により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像領域検出手段と、
前記追従画像領域検出手段により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶手段と、
前記撮像制御手段により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶手段により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御手段と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御手段とを備え、
前記再生表示制御手段は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴に基づいて該静止画像から複数のトリミング画像を生成し、該生成した各トリミング画像を再生表示させることを特徴とする撮像装置。 - 前記再生表示制御手段は、
前記生成した各トリミング画像を前記注目画像の移動履歴における時系列順に基づいて再生表示させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記再生表示制御手段は、
前記各トリミング画像のサイズが異なるようにトリミング画像を生成するとともに、該生成した各トリミング画像をトリミング前の前記静止画像と等しい画像サイズに拡大して再生表示させることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。 - 前記再生表示制御手段は、
新しい時系列に対応するトリミング画像ほど、トリミング画像のサイズがより小さくなるように、または、大きくなるように、トリミング画像を生成することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。 - 前記移動履歴記憶手段は、
前記シャッタスイッチの操作解除に基づいて前記注目画像の移動履歴をリセットすることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記所定の画像領域または前記追従画像領域を示す注目ポイントを前記画像表示制御手段により表示されているフレーム画像上に重畳表示させる注目ポイント表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の撮像装置。
- 前記領域指定手段が指定する画像領域を変更するための変更手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の撮像装置。
- 前記所定の画像領域または前記追従画像領域に対してオートフォーカスを行なうオートフォーカス制御手段を備えたこと特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の撮像装置。
- 被写体像を光電変換する撮像素子を用いてフレーム画像を取得する撮像制御手段と、
前記撮像制御手段により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御手段と、
前記画像表示制御手段により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択手段と、
前記画像表示制御手段により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択手段により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像領域検出手段と、
前記追従画像領域検出手段により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶手段と、
前記撮像制御手段により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶手段により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御手段と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御手段とを備え、
前記再生表示制御手段は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴の最後の移動位置に基づいてトリミング画像を生成し、該静止画上に該生成したトリミング画像データを、該移動履歴に基づいて、順次重畳表示させていくことを特徴とする撮像装置。 - 被写体像を光電変換する撮像素子を用いてフレーム画像を取得する撮像制御手段と、
前記撮像制御手段により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御手段と、
前記画像表示制御手段により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択手段と、
前記画像表示制御手段により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択手段により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像領域検出手段と、
前記追従画像領域検出手段により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶手段と、
前記撮像制御手段により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶手段により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御手段と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御手段と、
多段階操作可能なシャッタスイッチとを備え、
前記領域指定手段は、前記シャッタスイッチの第一段目への切り換えタイミング時に前記画像表示制御手段により表示されているフレーム画像に対して前記所定の画像領域を指定し、
前記追従画像領域検出手段は、前記シャッタスイッチが前記第一段目にある間に前記画像表示制御手段により表示されるフレーム画像から、前記追従画像領域を検出し、
前記静止画像記録制御手段は、前記シャッタスイッチの第1段目から第2段目への切り換えに基づいて前記撮像制御手段により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録させることを特徴とする撮像装置。 - 被写体像を光電変換する撮像素子を用いてフレーム画像を取得する撮像制御工程と、
前記撮像制御工程により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示さていく画像表示制御工程と、
前記画像表示制御工程により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択工程と、
前記画像表示制御工程により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択工程により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出工程と、
前記追従画像領域検出工程により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶工程と、
前記撮像制御工程により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶工程により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御工程と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御工程とを備え、
前記再生表示制御工程は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴に基づいて該静止画像から複数のトリミング画像を生成し、該生成した各トリミング画像を再生表示させることを特徴とする撮像方法。 - 被写体像を光電変換する撮像素子を用いてフレーム画像を取得する撮像制御工程と、
前記撮像制御工程により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示さていく画像表示制御工程と、
前記画像表示制御工程により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択工程と、
前記画像表示制御工程により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択工程により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出工程と、
前記追従画像領域検出工程により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶工程と、
前記撮像制御工程により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶工程により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御工程と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御工程と多段階操作可能なシャッタスイッチを
前記再生表示制御工程は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴の最後の移動位置に基づいてトリミング画像を生成し、該静止画上に該生成したトリミング画像データを、該移動履歴に基づいて、順次重畳表示させていくことを特徴とする撮像方法。 - 多段階操作可能なシャッタスイッチと被写体像を光電変換する撮像素子とを用いてフレーム画像を取得する撮像制御工程と、
前記撮像制御工程により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示さていく画像表示制御工程と、
前記画像表示制御工程により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択工程と、
前記画像表示制御工程により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択工程により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出工程と、
前記追従画像領域検出工程により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶工程と、
前記撮像制御工程により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶工程により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御工程と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御工程とを備え、
前記領域指定工程は、前記シャッタスイッチの第一段目への切り換えタイミング時に前記画像表示制御工程により表示されているフレーム画像に対して前記所定の画像領域を指定し、
前記追従画像領域検出工程は、前記シャッタスイッチが前記第一段目にある間に前記画像表示制御工程により表示されるフレーム画像から、前記追従画像領域を検出し、
前記静止画像記録制御工程は、前記シャッタスイッチの第1段目から第2段目への切り換えに基づいて前記撮像制御工程により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録させることを特徴とする撮像方法。 - 被写体像を光電変換する撮像素子を用いてフレーム画像を取得する撮像制御処理と、
前記撮像制御処理により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御処理と、
前記画像表示制御処理により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定処理と、
前記領域指定処理により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択処理と、
前記画像表示制御処理により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択処理により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出処理と、
前記追従画像領域検出処理により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶処理と、
前記撮像制御処理により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶処理により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御処理と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御処理とをコンピュータに実行させ、
前記再生表示制御処理は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴に基づいて該静止画像から複数のトリミング画像を生成し、該生成した各トリミング画像を再生表示させることを特徴とするプログラム。 - 被写体像を光電変換する撮像素子を用いてフレーム画像を取得する撮像制御処理と、
前記撮像制御処理により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御処理と、
前記画像表示制御処理により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定処理と、
前記領域指定処理により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択処理と、
前記画像表示制御処理により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択処理により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出処理と、
前記追従画像領域検出処理により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶処理と、
前記撮像制御処理により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶処理により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御処理と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御処理とをコンピュータに実行させ、
前記再生表示制御処理は、
再生表示させる静止画像に関連付けられている前記注目画像の移動履歴の最後の移動位置に基づいてトリミング画像を生成し、該静止画上に該生成したトリミング画像データを、該移動履歴に基づいて、順次重畳表示させていくことを特徴とするプログラム。 - 多段階操作可能なシャッタスイッチと被写体像を光電変換する撮像素子とを用いてフレーム画像を取得する撮像制御処理と、
前記撮像制御処理により順次取得されるフレーム画像を表示手段に順次表示させていく画像表示制御処理と、
前記画像表示制御処理により前記表示手段に表示された所定のフレーム画像に対して所定の画像領域を指定する領域指定処理と、
前記領域指定処理により指定された画像領域内の画像を注目画像として選択する注目画像選択処理と、
前記画像表示制御処理により所定の期間中に順次表示されるフレーム画像から、前記注目画像選択処理により選択された注目画像に対応する画像の領域を追従画像領域として検出していく追従画像検出処理と、
前記追従画像領域検出処理により検出される各追従画像領域の座標位置を時系列的に蓄積し、前記注目画像の移動履歴として記憶していく移動履歴記憶処理と、
前記撮像制御処理により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録するとともに、前記移動履歴記憶処理により記憶された前記注目画像の移動履歴を該静止画像に関連付けて記録させる静止画像記録制御処理と、
前記記録媒体に記録された静止画像を前記注目画像の移動履歴に基づいて再生表示させる再生表示制御処理とをコンピュータに実行させ、
前記領域指定処理は、前記シャッタスイッチの第一段目への切り換えタイミング時に前記画像表示制御処理により表示されているフレーム画像に対して前記所定の画像領域を指定し、
前記追従画像領域検出処理は、前記シャッタスイッチが前記第一段目にある間に前記画像表示制御処理により表示されるフレーム画像から、前記追従画像領域を検出し、
前記静止画像記録制御処理は、前記シャッタスイッチの第1段目から第2段目への切り換えに基づいて前記撮像制御処理により取得されるフレーム画像を静止画像として所定の記録媒体に記録させることを特徴とするプログラム。
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