JP2008079193A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影者の意図した被写体を強調した画像を生成する。
【解決手段】撮影者は、ポートレート撮影モードにおいて、LCD32に表示されたスルー画を確認しながらタッチパネル34にタッチ操作することで背景領域(ぼかしたい領域)を選択できる。被写体強調画像生成部76は、平滑化処理部76を制御し、撮影された本画像のうち撮影者により選択された背景領域に対して、移動平均フィルタやメディアンフィルタを用いたフィルタリング処理などの平滑化処理を行う。これにより、背景領域がピントの合っていない状態で撮影された画像と同等のピンぼけ画像により構成された被写体強調画像が生成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮影により取得された撮影画像を、デジタルな画像データとして記憶媒体に記憶するデジタルカメラに関するものである。
CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどのイメージセンサを備え、撮影画像をデジタルな画像データとしてメモリカードなどの記憶媒体に記憶させるデジタルカメラが広く普及している。デジタルカメラは、普及に伴い小型化、高性能化が進み、各種機能が付加されている(下記特許文献1〜4参照)。
また、デジタルカメラの中には、絞り値(F値)を調節することで被写界深度を調節できる機能を備えたものもある。このようなデジタルカメラでは、例えば、被写界深度を浅く設定することで、背景をぼかして主要被写体を強調した画像を撮影できる。被写界深度は、絞り値を小さくすることで浅くなり、また、焦点距離が長いほど浅くなる。
しかし、デジタルカメラは、写真フイルムに被写体像を焼き付けるフイルムカメラと比較すると、フイルムに相当するイメージセンサのサイズが小さく焦点距離が短い。このため、絞り値を変更しても被写界深度が十分に浅くならず背景がぼけ難い傾向にある。このような事情により、デジタルカメラで背景のぼけを利用して主要被写体を強調するためには、大きなイメージセンサを搭載する必要があり、大型化及び高コスト化してしまうといった問題があった。
このため、下記特許文献5に記載されているように、背景領域にたいして画像処理を施すことによって主要被写体を強調した画像を生成するようにしたデジタルカメラもある。このように、被写界深度によらず画像処理によって主要被写体を強調した画像を生成するようにすれば、大型化及び高コスト化を抑えることができる。
特開平6−70206号公報 特開平11−136568号公報 特開平6−160993号公報 特開平8−122944号公報 特開平11−266388号公報
ところで、上記特許文献5記載の装置では、撮影画像に含まれる複数の被写体について、各被写体までの距離を導出し、導出した距離に基づいて各被写体の中から主要被写体を検出している。しかし、各被写体までの距離から主要被写体を検出することは難しく、撮影者の意図に反する被写体が主要被写体として検出される場合が多い。
本発明は、背景のぼけを利用して主要被写体を強調した画像を取得できる小型で安価なデジタルカメラを提供することを目的とするとともに、撮影者の意図に反する被写体が主要被写体として検出されることのない、または、撮影者の意図に反する被写体が主要被写体として検出される割合を減少できるデジタルカメラを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のデジタルカメラは、撮影により取得された撮影画像を、デジタルな画像データとして記憶媒体に記憶するデジタルカメラにおいて、撮影画像を表示する表示手段、及び、前記表示手段の前面に配置され、撮影者のタッチ操作を検出するタッチパネルを備え、前記タッチ操作の検出結果に基づいて、主要被写体を含む主要被写体領域と主要被写体以外の背景領域とを設定する領域設定手段と、撮影画像に対して画像処理を施すことにより、または、ピントの合っていない状態で撮影を行うことによってピンぼけ画像を生成し、このピンぼけ画像を用いて前記背景領域を構成することにより主要被写体を強調した被写体強調画像を生成する画像生成手段とを備えたことを特徴としている。
撮影画像に含まれる被写体の輪郭をなぞる第1タッチ操作の後、前記輪郭により囲まれた領域のいずれかに触れる第2タッチ操作が行われることによって、主要被写体領域もしくは背景領域の設定が行われるものでもよい。
また、撮影画像を解析して撮影画像に含まれる被写体の輪郭を検出する輪郭検出手段を備え、前記領域設定手段は、前記輪郭により囲まれた領域のうち、前記タッチ操作により選択された領域を、主要被写体領域もしくは背景領域として設定するものでもよい。
さらに、本発明のデジタルカメラは、撮影により取得された撮影画像を、デジタルな画像データとして記憶媒体に記憶するデジタルカメラにおいて、撮影画像を解析した撮影画像に含まれる被写体の輪郭を検出する輪郭検出手段と、撮影画像、及び、撮影画像上にポインタを表示する表示手段と、前記ポインタを移動させて、前記輪郭により囲まれた領域のうち、主要被写体を含む主要被写体領域もしくは主要被写体以外の背景領域を指定するための操作部材と、撮影画像に対して画像処理を施すことにより、または、ピントの合っていない状態で撮影を行うことによってピンぼけ画像を生成し、このピンぼけ画像を用いて前記背景領域を構成することにより主要被写体を強調した被写体強調画像を生成する画像生成手段とを備えたことを特徴としている。
また、本発明のデジタルカメラは、撮影により取得された撮影画像を、デジタルな画像データとして記憶媒体に記憶するデジタルカメラにおいて、撮影画像を解析して、少なくとも撮影画像に含まれる画像の輪郭を、主要被写体を含む主要被写体領域と主要被写体以外の背景領域とを区分するための特徴データとして抽出し、抽出した特徴データに基づいて、主要被写体領域と背景領域とを設定する領域設定手段と、撮影画像に対して画像処理を施すことにより、または、ピントの合っていない状態で撮影を行うことによってピンぼけ画像を生成し、このピンぼけ画像を用いて前記背景領域を構成することにより主要被写体を強調した被写体強調画像を生成する画像生成手段とを備えたことを特徴としている。
前記ピンぼけ画像の画像ぼけレベルを調節するためのぼけレベル調節手段を備えていることが好ましい。
本発明のデジタルカメラは、撮影画像に画像処理を施したり、ピントをずらして撮影を行うことにより生成されたピンぼけ画像を用いて背景領域を構成することで、主要被写体を強調した被写体強調画像を生成するようにした。このため、絞り値を変更して背景をぼかす場合と比較して、大型のイメージセンサを搭載する必要がないので、小型化、低価格化が可能である。
なお、撮影画像に画像処理を施すことによってピンぼけ画像を生成する場合は、ピントをずらして撮影を行うことによってピンぼけ画像を生成する場合と比較して、撮影レンズを移動させるなどの処理が必要ないので消費電力の点で有利である。他方、ピントをずらして撮影を行うことによってピンぼけ画像を生成する場合は、撮影画像に画像処理を施すことによってピンぼけ画像を生成する場合と比較して、画像をぼかすための画像処理を行う必要がないので、回路を簡略化でき、設計の自由度が向上する。
さらに、主要被写体を含む主要被写体領域と主要被写体以外の背景領域とを、撮影者の入力操作に基づいて設定すれば、撮影者の意図に反する被写体が主要被写体として検出されるといったことがない。さらに、タッチパネルを設け、撮影者のタッチ操作に基づいて主要被写体領域と背景領域とを設定することによって、手軽に主要被写体領域と背景領域の設定ができる。また、撮影画像を解析して輪郭を検出し、輪郭によって囲まれた領域にタッチ操作することで、主要被写体領域と背景領域を設定することによって、より手軽に主要被写体領域と背景領域の設定ができる。
また、撮影画像の解析結果に基づいて主要被写体領域と背景領域とを設定すれば、撮影画像に含まれる各被写体までの距離に基づいて主要被写体領域と背景領域を設定する場合と比較して、撮影者の意図に反する被写体が主要被写体として検出される割合を減少できる。すなわち、撮影画像を解析し、画像の輪郭などを調べれば、被写体の種類(人物であるか建造物であるかなど)や全体の構図、撮影シーンなどの各種情報が得られる。このように、撮影画像の解析結果に基づいて主要被写体を検出する場合は、各被写体までの距離に基づいて主要被写体を検出する場合と比較して、検出時に参照できる情報が多いため、撮影者の意図に反する被写体が主要被写体として検出される割合を減少できる。
図1および図2において、本発明を適用したデジタルカメラ10は、カメラ本体12の前面に、ストロボ発光部14、並びに撮像レンズ16を保持するレンズ鏡胴18が組み込まれている。カメラ本体12の上面には、レリーズボタン20が設けられ、カメラ本体12の側面には、メモリカード22(図5参照)が着脱自在に装填されるメモリカードスロット24が設けられている。
レリーズボタン20は、2段階押しのスイッチとなっており、デジタルカメラ10を撮影モードにセットして、軽く押圧(半押し)すると、自動露出調整(AE)、自動焦点調整(AF)などの各種撮影準備処理が施される。この状態でレリーズボタン20をもう1度強く押圧(全押し)すると、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換された後、後述する画像処理および圧縮処理が施され、メモリカード22に記憶される。
カメラ本体12の背面には、各種操作を行うための操作部30、及び、各種表示を行うための液晶表示装置(LCD)32が設けられている。デジタルカメラ10は、前述した撮影モードとして、通常撮影モードとポートレート撮影モードとを備えるとともに、撮影モード以外のモードとして、撮影済みの画像を再生表示するための再生モード、各種設定を行うためのメニューモードを備え、操作部30を操作することでこれら各モードを切り替えることができる。
LCD32には、撮影モードではいわゆるスルー画像が表示され、再生モードではメモリカード22に記録済みの画像が再生表示され、メニューモードでは各種設定を行うためのメニュー画面が表示される。また、LCD32の表面には、タッチ操作を検出する周知のタッチパネル34(図3参照)が設けられている。詳しくは後述するが、ポートレート撮影モードでは、タッチパネル34を操作して画像の背景領域を選択することで、この背景領域をぼかして主要被写体を強調した被写体強調画像を取得できる。
図3において、デジタルカメラ10の内部には、CPU40が設けられており、デジタルカメラ10の各部に接続されている。CPU40は、メモリ42に記憶された制御プログラムや設定情報に基づいて接続された各部を駆動制御する。CPU40による制御は、レリーズボタン20、操作部30、タッチパネル34から入力される操作信号に基づいて行われる。
撮像レンズ16には、レンズモータ46が接続されている。また、絞り48には、アイリスモータ50が接続されている。これらモータ46、50はステッピングモータからなり、CPU40に接続されたモータドライバ52、54から送信される駆動パルスにより動作制御され、レリーズボタン20の半押しに伴う撮影準備処理を行う。
レンズモータ46は、ズーム操作に連動して、撮像レンズ16のズームレンズをワイド側、あるいはテレ側に移動させる。また、ズームレンズの変倍などに応じて撮像レンズ16のフォーカスレンズを移動させ、撮影条件が最適となるように焦点調整を行う。アイリスモータ50は、絞り48を動作させ、露出調整を行う。
撮像レンズ16の背後には、固体撮像素子であるCCDイメージセンサ56(以下、単にCCD56と称する)が配置されている。CCD56は、画素毎に、受光量に応じた電荷を蓄積する光電変換素子を備えており、タイミングジェネレータ(TG)58によって駆動され、被写体像を光電変換した撮像信号を出力することで撮影を行う。CCD56は、デジタルカメラ10が撮影モードにセットされるとスルー画としての撮影を開始し、撮影モードにおいてレリーズボタン20が全押しされると記録用の本画像としての撮影を行う。
CCD56から出力された撮像信号は、アナログ信号処理回路60に入力される。アナログ信号処理回路60は、相関二重サンプリング回路(CDS)62、増幅器(AMP)64、A/D変換器(A/D)66を備えており、CDS62により撮像信号から各画素の蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データを生成し、生成された画像データをAMP64にて増幅し、増幅した画像データをA/D66によりデジタル変換する。A/D66から出力されたデジタルな画像データは、データバス67を介してSDRAM68に一時記録される。
画像処理回路70は、SDRAM68から画像データを読み出して、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理、YC変換処理などの各種画像処理を施し、この画像データを再度SDRAM68に記録する。画像処理回路70により各種画像処理が行われた画像データは、スルー画として撮影されたものは、LCDドライバ72を介してLCD32に表示される。また、本画像として撮影されたものは、圧縮伸張回路74にて所定の圧縮形式(例えばJPEG形式)で圧縮された後、メモリカードスロット24を介してメモリカード22に記憶される。
また、画像処理回路70には、平滑化処理部76が設けられている。平滑化処理部76は、移動平均フィルタやメディアンフィルタを用いたフィルタリング処理などの平滑化処理を行うものであり、平滑化処理が行われた領域の画像は、画像をピントの合っていない状態で撮影された画像と同等の画像(ピンぼけ画像)に変換される。
平滑化処理部76は、CPU40に設けられた被写体強調画像生成部76により駆動される。被写体強調画像生成部76は、平滑化処理部76を制御し、ポートレート撮影モード下で撮影された本画像のうち、撮影者により選択された背景領域に対して平滑化処理を施す。これにより、背景領域がピンぼけ画像により構成され主要被写体が強調された被写体強調画像が生成される。
以下、上記構成による本発明の作用について、図4に示すフローチャートをもとに説明する。撮影者は、背景領域をぼかして主要被写体を強調した被写体強調画像を取得したい場合、操作部30を操作して、デジタルカメラ10をポートレート撮影モードにセットする。これにより、CCD56によるスルー画の撮影が開始され、撮影されたスルー画がLCD32に表示される。
続いて、撮影者は、LCD32に表示されたスルー画を確認しながらタッチパネル34にタッチ操作することで背景領域(ぼかしたい領域)を選択する。例えば、図5(A)において、領域80を背景領域として選択したい場合、撮影者は、先ず、同図(B)に示すように、被写体82をなぞるようにタッチ操作する。CPU40は、このタッチ操作を検出すると、LCD32にタッチ操作の軌跡を示すために、視認しやすい色(例えば、赤や黒など)の指標84を表示する。続いて、撮影者は、背景領域として選択する領域80にタッチ操作(例えば、ダブルクリック)する。これにより背景領域の選択が完了し、選択された背景領域がメモリ42に記憶される。
メモリ42への記憶は、例えば、画像全体を碁盤目状に区分することで生成されたエリアのうち背景領域に属するエリアのエリア番号を記憶するといった方法や、画像上に座標を設定し、背景領域を座標の集合として記憶する方法などにより行われる。また、背景領域と主要被写体領域との境界線の座標を記憶するといったことも考えられる。
なお、図6(A)に示すように、領域86を背景領域として選択したい場合は、同図(B)に示すように、指標88に沿ってタッチ操作した後、領域86をダブルクリックすればよい。また、図7(A)において、領域90、92、94を背景領域として選択したい場合は、同図(B)に示すように、指標96、98、100のそれぞれに沿ってタッチ操作した後、各領域90、92、94のそれぞれをダブルクリックすればよい。さらに、図8(A)において、領域102を背景領域として選択したい場合は、同図(B)に示すように、指標104、106のそれぞれに沿ってタッチ操作した後、領域102をダブルクリックすればよい。
このように背景領域を選択した後、レリーズボタン20を全押しすると、本画像としての撮影が行われる。本画像の撮影が行われると、被写体強調画像生成部76はメモリ42を参照し、本画像のうち背景領域に対応する領域に対して平滑化処理を施して被写体強調画像を生成する。そして、この被写体強調画像がメモリカード22に記録される。
なお、上記実施形態では、背景領域の選択後に撮影された本画像に対して平滑化処理を施して被写体強調画像を生成する例で説明をしたが、すでに撮影されメモリカードに記憶済みの本画像に平滑化処理を施して被写体強調画像を生成してもよい。この場合、生成された被写体強調画像とともに平滑化処理前の本画像を、メモリカードに記憶することが好ましい。
また、上記実施形態では、ポートレート撮影モードでスルー画を撮影している間は自由なタイミングで背景領域を選択できる例で説明をしたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、図9に示すように、レリーズボタン20が半押しされ、焦点調節などの撮影準備処理がなされ、かつ、画角が決定された状態で、背景領域を選択するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、背景領域を選択する際に、撮影者が背景領域の輪郭をなぞるようにタッチ操作を行う例で説明をしたが、図10に示すデジタルカメラ110のように、この操作を省略できるようにしてもよい。なお、図10以降の図面においては、上述した実施形態と同様の部材については同様の符号を付して説明を省略している。
図10において、デジタルカメラ110には、撮影画像を解析して画像に含まれる輪郭を検出する輪郭検出部112が設けられている。そして、デジタルカメラ110では、図11に示すように、ポートレート撮影モードにセットされると、輪郭検出部112がスルー画を解析してスルー画に含まれる輪郭を検出する。
図12に示すように、検出された輪郭は、撮影者が確認できるように、指標114としてLCD32に表示される。そして、撮影者が、指標114やスルー画の画像枠116により画定された領域のなかから背景領域として選択する領域をダブルクリックすると、CPU40がこの領域を背景領域としてメモリ42に記憶する。こうすることで、撮影者の操作を簡略化してスムーズな撮影ができる。
なお、図13に示すデジタルカメラ117のように、輪郭検出部が検出した輪郭を示す指標114とともにカーソル118をLCD32に表示して、カーソルキー120を操作し、背景領域として選択する領域内にカーソル118を移動させた後、決定ボタン122を操作することで、背景領域の選択が行われるようにしてもよい。こうすることで、上記例と同様に、撮影者の操作を簡略化してスムーズな撮影ができる。また、本例では、タッチパネルを設ける必要がないので、より小型化、低価格化できる。
また、上記実施形態では、撮影者が背景領域を選択する例で説明をしたが、デジタルカメラが背景領域を選択するようにしてもよい。この場合、図14に示すデジタルカメラ130のように、輪郭検出や顔認識、撮影シーン解析など周知の画像解析技術を用いて背景領域を検出する画像解析部132を設ける。
そして、図15に示すように、ポートレート撮影モードでレリーズボタン20が全押しされた場合、撮影された本画像を画像解析部132により解析して背景領域を検出し、この背景領域に平滑化処理を施して被写体強調画像を生成すればよい。こうすることで、撮影者の操作を省いてスムーズな撮影が可能となる。また、本例では、タッチパネルを廃止できるので、より小型化、低価格化できる。
さらに、上記実施形態では、ピンぼけ画像の画像ぼけレベルが固定されている例で説明をしたが、ピンぼけ画像のぼけレベルは、平滑化に用いるパラメータを変更したり、平滑化処理の回数を変更することによって、自在に設定できるので、ピンぼけ画像の画像ぼけレベルを撮影者が選択できるようにしてもよい。
この場合、例えば、背景領域の選択後、背景領域をクリックする毎にぼけレベルを強め、ダブルクリックする毎にぼけレベルを弱めるといったことや、背景領域を上から下になぞるように操作(ワイプ操作)する毎にぼけレベルを強め、背景領域を下から上になぞるように操作(ワイプ操作)する毎にぼけレベルを弱めるといったことが考えられる。もちろん、タッチパネルによらず、操作部を操作することによってぼけレベルを変更してもよい。
また、本例のようにぼけレベルを変更できるようにした場合は、スルー画として取得された画像の背景領域に対して、そのとき設定されているぼけレベルに応じた平滑化処理を施して被写体強調画像を生成し、これをLCD32にスルー表示することが好ましい。こうすることで、ぼけレベルを確認しながら撮影を行えるので便利である。もちろん、ぼけレベルが固定の場合であっても、スルー画として取得された画像の背景領域に平滑化処理を施して生成された被写体強調画像をLCD32にスルー表示してもよい。
なお、上記実施形態では、1枚の画像の背景領域に平滑化処理を施すことによって被写体強調画像を生成する例で説明をしたが、図16に示すデジタルカメラ140のように、2枚の画像を合成することによって被写体強調画像を生成してもよい。
図16において、デジタルカメラ140には、画像処理回路70に画像の切り出し及び合成を行う画像加工部142が設けられている。そして、被写体強調画像生成部144は、この画像加工部142を制御して、被写体強調画像を生成する。以下、被写体強調画像の生成手順について図17に示すフローチャートをもとに説明する。
デジタルカメラ140を用いて、被写体強調画像を生成する際には、先ず、上述した実施形態と同様の手順で背景領域を選択する。この後、レリーズボタン20を全押しすると、デジタルカメラ140は、2回連続で本画像の撮影を行う。1回目の撮影は、主要被写体にピントを合わせた状態で行われ、この撮影により第1画像が取得される。他方、2回目の撮影は、1回目の撮影に対してフォーカスレンズの位置をずらした状態で行われ、この撮影により第2画像が取得される。これにより、第2画像は、ピントの合っていないピンぼけ画像として取得される。
2回の撮影の後、被写体強調画像生成部144は、画像加工部142を駆動して、第1画像から主要被写体領域の画像を切り出した主要被写体画像を生成する。また、第2画像から背景領域の画像を切り出した背景画像を生成する。そして、主要被写体画像と、背景画像とを合成することによって被写体強調画像を生成する。そして、この被写体強調画像がメモリカード22に記憶される。
例えば、図18(A)において、領域145が背景領域として選択された後、レリーズボタン20が全押しされた場合は、同図(B)に示すように、第1画像から主要被写体領域が切り出された主要被写体画像146が生成される。また、同図(C)に示すように、第2画像から背景領域が切り出された背景画像148が生成される。そして、主要被写体画像146と背景画像148とが合成されて主要被写体画像が生成され、メモリカード22に記憶される。
このように、2回の撮影により取得された画像を合成することによって被写体強調画像を生成しても上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本例において、第1画像は、ピンぼけ画像ではないので、被写体強調画像とともにメモリカードに記憶することが好ましい。
また、本例のように2回の撮影により取得された画像を合成することによって被写体強調画像を生成する場合であっても、平滑化処理により被写体強調画像を生成する場合と同様に、デジタルカメラ側で背景領域を検出したり、タッチ操作によらずカーソルキーの操作により背景領域を選択するようにしてもよい。さらに、本例では、2回目の撮影時のフォーカスレンズの移動量を変化させることによって、ピンぼけ画像の画像ぼけレベルを自在に設定できるので、ピンぼけ画像の画像ぼけレベルを撮影者が選択するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、背景領域(ぼかす領域)を選択または検出する例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。主張被写体領域(ぼかさない領域)を選択または検出するようにしてもよい。
デジタルカメラの前面側外観図である。 デジタルカメラの背面側外観図である。 デジタルカメラの構成図である。 被写体強調画像の生成手順を表すフローチャートである。 背景領域の選択手順を表す説明図である。 背景領域の選択手順を表す説明図である。 背景領域の選択手順を表す説明図である。 背景領域の選択手順を表す説明図である。 被写体強調画像の生成手順を表すフローチャートである。 デジタルカメラの構成図である。 被写体強調画像の生成手順を表すフローチャートである。 検出された輪郭に基づいて背景領域を選択する例を表す説明図である。 検出された輪郭に基づいて背景領域を選択する例を表す説明図である。 デジタルカメラの構成図である。 被写体強調画像の生成手順を表すフローチャートである。 デジタルカメラの構成図である。 被写体強調画像の生成手順を表すフローチャートである。 被写体強調画像の生成手順を表す説明図である。
符号の説明
10、110、117、130、140 デジタルカメラ
22 メモリカード
30 操作部
32 LCD
34 タッチパネル
40 CPU
42 メモリ
70 画像処理回路
76 平滑化処理部
78、144 被写体強調画像生成部
112 輪郭検出部
118 カーソル
120 カーソルキー
112 決定ボタン
132 画像解析部
142 画像加工部

Claims (6)

  1. 撮影により取得された撮影画像を、デジタルな画像データとして記憶媒体に記憶するデジタルカメラにおいて、
    撮影画像を表示する表示手段、及び、前記表示手段の前面に配置され、撮影者のタッチ操作を検出するタッチパネルを備え、前記タッチ操作の検出結果に基づいて、主要被写体を含む主要被写体領域と主要被写体以外の背景領域とを設定する領域設定手段と、
    撮影画像に対して画像処理を施すことにより、または、ピントの合っていない状態で撮影を行うことによってピンぼけ画像を生成し、このピンぼけ画像を用いて前記背景領域を構成することにより主要被写体を強調した被写体強調画像を生成する画像生成手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 撮影画像に含まれる被写体の輪郭をなぞる第1タッチ操作の後、前記輪郭により囲まれた領域のいずれかに触れる第2タッチ操作が行われることによって、主要被写体領域もしくは背景領域の設定が行われることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 撮影画像を解析して撮影画像に含まれる被写体の輪郭を検出する輪郭検出手段を備え、
    前記領域設定手段は、前記輪郭により囲まれた領域のうち、前記タッチ操作により選択された領域を、主要被写体領域もしくは背景領域として設定することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  4. 撮影により取得された撮影画像を、デジタルな画像データとして記憶媒体に記憶するデジタルカメラにおいて、
    撮影画像を解析した撮影画像に含まれる被写体の輪郭を検出する輪郭検出手段と、
    撮影画像、及び、撮影画像上にポインタを表示する表示手段と、
    前記ポインタを移動させて、前記輪郭により囲まれた領域のうち、主要被写体を含む主要被写体領域もしくは主要被写体以外の背景領域を指定するための操作部材と、
    撮影画像に対して画像処理を施すことにより、または、ピントの合っていない状態で撮影を行うことによってピンぼけ画像を生成し、このピンぼけ画像を用いて前記背景領域を構成することにより主要被写体を強調した被写体強調画像を生成する画像生成手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 撮影により取得された撮影画像を、デジタルな画像データとして記憶媒体に記憶するデジタルカメラにおいて、
    撮影画像を解析して、少なくとも撮影画像に含まれる画像の輪郭を、主要被写体を含む主要被写体領域と主要被写体以外の背景領域とを区分するための特徴データとして抽出し、抽出した特徴データに基づいて、主要被写体領域と背景領域とを設定する領域設定手段と、
    撮影画像に対して画像処理を施すことにより、または、ピントの合っていない状態で撮影を行うことによってピンぼけ画像を生成し、このピンぼけ画像を用いて前記背景領域を構成することにより主要被写体を強調した被写体強調画像を生成する画像生成手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 前記ピンぼけ画像の画像ぼけレベルを調節するためのぼけレベル調節手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のデジタルカメラ。
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