JP4878978B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

撮像装置および撮像方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4878978B2
JP4878978B2 JP2006276550A JP2006276550A JP4878978B2 JP 4878978 B2 JP4878978 B2 JP 4878978B2 JP 2006276550 A JP2006276550 A JP 2006276550A JP 2006276550 A JP2006276550 A JP 2006276550A JP 4878978 B2 JP4878978 B2 JP 4878978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
focus
imaging
focus position
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006276550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008098836A (ja
Inventor
俊幸 田中
俊宏 濱村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Priority to JP2006276550A priority Critical patent/JP4878978B2/ja
Priority to KR1020070044716A priority patent/KR101336242B1/ko
Publication of JP2008098836A publication Critical patent/JP2008098836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4878978B2 publication Critical patent/JP4878978B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/2621Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects during image pickup, e.g. digital cameras, camcorders, video cameras having integrated special effects capability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/2622Signal amplitude transition in the zone between image portions, e.g. soft edges
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/265Mixing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

本発明は、撮像装置および撮像方法に関する。
写真の撮影技法の一つにソフトフォーカス撮影がある。ソフトフォーカス撮影は、通常に撮影した場合よりも、写真全体を明るく、また輪郭をやわらかく撮影するものである。従来においては、ソフトフォーカス撮影を実施するために、レンズにソフトフィルタを装着したり、レンズの表面にワセリンを塗ったりする方法があった。
しかし、レンズにフィルタを装着する方法では、レンズの交換ができない撮像装置においてはフィルタの装着が出来ず、レンズにワセリンを塗る方法では、レンズの口径が小さい小型の撮像装置の場合には、良好なソフトフォーカス効果が得られない問題があった。
そこで、この問題を解決するために、撮影した画像を加工したり合成したりすることで、ソフトフォーカス撮影と同等の効果を得られるようにする技術が開示されている(特許文献1〜3参照)。
特開2003−198922号公報 特開2003−008966号公報 特開2004−102903号公報
特許文献1に示した方法は、撮影した画像を意図的にぼかしてソフトフォーカス撮影と同等の効果を得られるようにしている。しかし、特許文献1に示した方法では、画像を意図的にぼかして効果的なソフトフォーカスを得るには大規模なデジタルフィルタ回路が必要となる問題があった。
また、特許文献2に示した方法は、フォーカス位置を変更して合焦画像と非合焦画像を撮影して両者を合成することでソフトフォーカス撮影と同等の効果を得られるようにしているが、特許文献2に示した方法では、両者の位置のずれは考慮されておらず、撮影時にカメラや被写体がぶれてしまった場合には画像にぶれが出る問題があった。
また、特許文献3に示した方法は、撮影した画像を輝度信号と色信号に分けて、輝度信号に対して画像処理を行うことでソフトフォーカス撮影と同等の効果を得られるようにしているが、特許文献3に示した方法では、処理が複雑となり、専用の処理経路を設計する必要があるために、撮像装置の開発には非効率である問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、合焦画像と非合焦画像を撮影し、位置合わせを行って両者を合成することで、ソフトフォーカス撮影と同等の効果を得られることが可能な、新規かつ改良された撮像装置および撮像方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、撮像光学系に含まれるフォーカスレンズを焦点調整方向に駆動させながら、撮像光学系を介して撮像素子の結像面上に順次結像される被写体の画像に基づいて、被写体の合焦位置を検出する撮像部と、合焦位置の検出時に撮像素子から順次出力される被写体の画像を記憶する画像記憶部と、合焦位置に対する所望の非焦点度を予め所定数設定しておく効果設定部と、合焦位置の画像と効果設定部で設定された各非焦点度に対応する画像とを画像記憶部から読み出した後、合焦位置の画像を含む複数の画像を位置合わせして合成する画像合成部と、を含むことを特徴とする、撮像装置が提供される。
かかる構成によれば、撮像部は撮像光学系に含まれるフォーカスレンズを焦点調整方向に駆動させながら、撮像光学系を介して撮像素子の結像面上に順次結像される被写体の画像に基づいて、被写体の合焦位置を検出し、画像記憶部は合焦位置の検出時に撮像素子から順次出力される被写体の画像を記憶し、効果設定部は合焦位置に対する所望の非焦点度を予め所定数設定しておき、画像合成部は合焦位置の画像と効果設定部で設定された各非焦点度に対応する画像とを画像記憶部から読み出した後、合焦位置の画像を含む複数の画像を位置合わせして合成する。その結果、ソフトフォーカス撮影と同等の効果を有する画像を撮影することができる。
画像記憶部は、合焦位置の検出時に撮像素子から順次出力される被写体の画像を全画素分の画像データとして記憶しておいてもよい。その結果、像素子から順次出力される被写体の画像を全画素分の画像データとして記憶した場合において、ソフトフォーカス撮影と同等の効果を有する画像を撮影することができる。
画像記憶部は、合焦位置の検出時に撮像素子から順次出力される被写体の画像のうち、合焦位置の画像のみ全画素分の画像データとして記憶しておく一方、合焦位置の画像以外の画像を所定の画素間引きした画像データとして記憶しておいてもよい。その結果、全画素分の画像データと所定の画像間引きした画像データとを合成することで、画像全体がソフトフォーカス効果を有する画像を撮影することができる。
撮像部は、撮像素子の結像面上で複数の合焦検知位置を設定しておき、合焦位置の検出時に各合焦検知位置から得られる合焦レベルを分析し、画像合成部は、撮像部による合焦レベルの分析結果に基づいて、合焦位置に対する遠近方向を選択し、選択した方向で撮影された被写体の画像のうち効果設定部により設定された各非焦点度に対応する画像を、画像記憶部から読み出してもよい。その結果、合焦画像を撮影する際に主被写体に対して合焦することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、撮像光学系に含まれるフォーカスレンズを焦点調整方向に駆動させながら、撮像光学系を介して撮像素子の結像面上に順次結像される被写体の画像に基づいて、被写体の合焦位置を検出する撮像ステップと、合焦位置の検出時に撮像素子から順次出力される被写体の画像を記憶する画像記憶ステップと、合焦位置に対する所望の非焦点度を予め所定数設定しておき、合焦位置の画像と当該設定された各非焦点度に対応する画像とを画像記憶ステップで記憶しておいた複数の画像の中から読み出した後、合焦位置の画像を含む複数の画像を位置合わせして合成する画像合成ステップと、を含むことを特徴とする、撮像方法が提供される。
かかる方法によれば、撮像ステップは撮像光学系に含まれるフォーカスレンズを焦点調整方向に駆動させながら、撮像光学系を介して撮像素子の結像面上に順次結像される被写体の画像に基づいて、被写体の合焦位置を検出し、画像記憶ステップは合焦位置の検出時に撮像素子から順次出力される被写体の画像を記憶し、画像合成ステップは合焦位置に対する所望の非焦点度を予め所定数設定しておき、合焦位置の画像と当該設定された各非焦点度に対応する画像とを画像記憶ステップで記憶しておいた複数の画像の中から読み出した後、合焦位置の画像を含む複数の画像を位置合わせして合成する。その結果、ソフトフォーカス撮影と同等の効果を有する画像を撮影することができる。
画像記憶ステップでは、合焦位置の検出時に撮像素子から順次出力される被写体の画像を全画素分の画像データとして記憶してもよい。その結果、像素子から順次出力される被写体の画像を全画素分の画像データとして記憶した場合において、ソフトフォーカス撮影と同等の効果を有する画像を撮影することができる。
画像記憶ステップでは、合焦位置の検出時に撮像素子から順次出力される被写体の画像のうち、合焦位置の画像のみ全画素分の画像データとして記憶しておく一方、合焦位置の画像以外の画像を所定の画素間引きした画像データとして記憶してもよい。その結果、全画素分の画像データと所定の画像間引きした画像データとを合成することで、画像全体がソフトフォーカス効果を有する画像を撮影することができる。
撮像ステップでは、撮像素子の結像面上で複数の合焦検知位置を設定しておき、合焦位置の検出時に各合焦検知位置から得られる合焦レベルを分析し、画像合成ステップでは、撮像ステップによる合焦レベルの分析結果に基づいて、合焦位置に対する遠近方向を選択し、選択した方向で撮影された被写体の画像のうち効果設定部により設定された各非焦点度に対応する画像を、画像記憶ステップで記憶しておいた複数の画像の中から読み出してもよい。その結果、合焦画像を撮影する際に主被写体に対して合焦することができる。
以上説明したように本発明によれば、合焦画像と非合焦画像を撮影し、位置合わせを行って両者を合成することで、ソフトフォーカス撮影と同等の効果を得られることが可能な、新規かつ改良された撮像装置および撮像方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置および撮像方法について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について説明する説明図である。以下、図1を用いて本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について説明する。
図1に示したように、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置は、図1に示したように、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100は、ズームレンズ102と、絞り104と、フォーカスレンズ106と、駆動装置102a、104a、106aと、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)素子108と、アンプ一体型のCDS(Correlated Double Sampling)回路110と、A/D変換器112と、画像入力コントローラ114と、画像信号処理部116と、画像合成部118と、圧縮処理部120と、OSD(On Screen Display)121と、LCD(Liquid Crystal Display)ドライバ122と、LCD124と、タイミングジェネレータ126と、CPU(Central Processing Unit)128と、操作部132と、シャッタボタン133と、メモリ134と、VRAM(Video Random Access Memory)136と、メディアコントローラ138と、記録メディア140と、モータドライバ142a、142b、142cと、フラッシュ144と、を含んで構成される。
ズームレンズ102は、駆動装置102aによって光軸方向に前後して移動させることで焦点距離が連続的に変化するレンズであり、被写体の大きさを変化して撮影する。絞り104は、画像を撮影する際に、駆動装置104aによって、CMOS素子108に入ってくる光量の調節を行う。フォーカスレンズ106は、駆動装置106aによって光軸方向に前後して移動させることで被写体のピントを調節するものである。
本実施形態においては、ズームレンズ102およびフォーカスレンズ106は1枚のみ示しているが、ズームレンズ102の枚数は2枚以上であってもよく、フォーカスレンズ106の枚数も2枚以上であってもよい。
CMOS素子108は、ズームレンズ102、絞り104およびフォーカスレンズ106から入射された光を電気信号に変換するための素子である。本実施形態においては電子シャッタによって入射光を制御して、電気信号を取り出す時間を調節しているが、メカシャッタを用いて入射光を制御して、電気信号を取り出す時間を調節してもよい。本実施形態においては、ズームレンズ102、絞り104、フォーカスレンズ106およびCCD素子110で撮像部を構成する。なお、撮像部の組はこれに限られず、ズームレンズ102や絞り104を含まない構成であってもよい。
本実施形態ではCMOS素子108を用いているが、本発明は係る例に限定されず、CMOS素子108の代わりにCCD(Charge Coupled Devices)素子を用いてもよく、またその他のイメージセンサを用いてもよい。
CDS回路110は、CMOS素子108から出力された電気信号の雑音を除去する、サンプリング回路の一種であるCDS回路と、雑音を除去した後に電気信号を増幅するアンプとが一体となった回路である。本実施形態ではCDS回路とアンプとが一体となった回路を用いて撮像装置100を構成しているが、CDS回路とアンプとを別々の回路で構成してもよい。
A/D変換器112は、CMOS素子108で生成された電気信号をデジタル信号に変換して、画像の生データを生成するものである。
画像入力コントローラ114は、A/D変換器で生成された画像の生データのメモリ134への入力を制御するものである。
画像信号処理部116は、CMOS素子108から出力された電気信号や、画像合成部118で合成した画像に対して、光量のゲイン補正やホワイトバランスの調整を行うものである。画像信号処理部116は撮影した画像の露光データを取得する。露光データには合焦評価値(AF評価値)やAE(Auto Exposure;自動露光)評価値を含んでおり、画像信号処理部116において合焦評価値やAE評価値の算出を行う。
画像合成部118は、撮影した複数の画像データの合成を行うものである。画像合成部の形態として、画像の合成を行う回路であってもよく、画像の合成を行うためのコンピュータプログラムであってもよい。
圧縮処理部120は、画像合成部118で合成した画像を、適切な形式の画像データに圧縮する圧縮処理を行う。画像の圧縮形式は可逆形式であっても非可逆形式であってもよい。適切な形式の例として、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式やJPEG2000形式に変換してもよい。
OSD121は、撮像装置100の設定画面をLCD124に表示させる機能である。LCD124は、撮影操作を行う前のライブビュー表示や、撮像装置100の各種設定画面や、撮影した画像の表示等を行う。画像データや撮像装置100の各種情報のLCD124への表示は、LCDドライバ122を介して行われる。
タイミングジェネレータ126は、CMOS素子108にタイミング信号を入力する。タイミングジェネレータ126からのタイミング信号によりシャッタ速度が決定される。つまり、タイミングジェネレータ126からのタイミング信号によりCMOS素子108の駆動が制御され、CMOS素子108が駆動する時間内に被写体からの映像光を入射することで、画像データの基となる電気信号が生成される。
CPU128は、CMOS素子108やCDS回路110などに対して信号系の命令を行ったり、操作部132の操作に対する操作系の命令を行ったりする。本実施形態においては、CPUを1つだけ含んでいるが、信号系の命令と操作系の命令とを別々のCPUで行うようにしてもよい。
操作部132は、撮像装置100の操作を行ったり、撮影時の各種の設定を行ったりするための部材が配置されている。操作部132に配置される部材には、電源ボタン、撮影モードや撮影ドライブモードの選択およびソフトフォーカス効果の設定を行う十字キーおよび選択ボタン等が配置される。シャッタボタン133は、撮影操作を行うためのものであり、半押し状態で被写体を合焦し、全押し状態で被写体の撮像を行う。
メモリ134は、画像記憶部の一例であり、撮影した画像や画像合成部118で合成した画像を一時的に記憶するものである。メモリ134は、複数の画像を記憶できるだけの記憶容量を有している。メモリ134への画像の読み書きは画像入力コントローラ114によって制御される。
VRAM136は、LCD124に表示する内容を保持するものであり、LCD124の解像度や最大発色数はVRAM136の容量に依存する。
記録メディア140は、画像記録部の一例であり、撮影した画像や画像合成部118で合成した画像を記録するものである。記録メディア140への入出力は、メディアコントローラ138によって制御される。記録メディア140には、フラッシュメモリにデータを記録するカード型の記憶装置であるメモリカードを用いることができる。
モータドライバ142a、142b、142cはズームレンズ102、絞り104およびフォーカスレンズ106を動作させる駆動装置102a、104a、106aの制御を行う。モータドライバ142a、142b、142cを介してズームレンズ102、絞り104およびフォーカスレンズ106を動作させることで、被写体の大きさや光の量、ピントの調節を行う。
フラッシュ144は、夜間の屋外や暗い場所での撮影時に被写体を明るく照らすためのものである。フラッシュ撮影を行う際に、CPU128から発光命令がフラッシュ装置144に行われ、CPU128からの発光命令によってフラッシュ144を発光させて、フラッシュ144が発光した光によって被写体が明るく照らされる。
以上、図1を用いて本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置のCPUの構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態にかかるCPUの構成について説明する説明図である。以下、図2を用いて本発明の第1の実施形態にかかるCPUの構成について説明する。
図2に示したように、本発明の第1の実施形態にかかるCPU128は、合焦位置検出部152と、適正AE算出部154と、拡大縮小処理部156と、効果設定部158と、合成比率設定部160と、を含んで構成される。
合焦位置検出部152は、被写体の撮影を行う際に、被写体に合焦するためのフォーカスレンズ106の位置を検出するものである。
適正AE算出部154は、被写体の撮影を行う際に、撮像装置100で自動露光を行い、EV(Exposure Value)値を取得する。取得したEV値に基づいて、適正な露光時間およびシャッタ速度の組が決まる。EV値は、絞り値がF1、シャッタ速度が1秒の時に適切な露出が得られる光量をEV=0とし、絞り値やシャッタ速度を変化させることでEV値が変化する。EV値は、Fを絞り値、Tをシャッタ速度として、EV=log(F/T)で求めることができる。従って、同じ絞り値ではシャッタ速度が高速になればなる程、EV値が上昇し、同じシャッタ速度では絞り値を大きくすればする程、EV値が上昇する。
拡大縮小処理部156は、被写体の撮影を行って取得した画像データの拡大や縮小を行うものである。
効果設定部158は、ソフトフォーカス効果の効果度の設定を行うものである。効果度は、本発明の非焦点度の一例であり、ソフトフォーカス効果の効果度は、操作部132で入力された効果度に応じて設定されてもよい。
合成比率設定部160は、合焦画像と、合焦画像に合成する画像との合成比率の設定を行うものである。合成比率設定部160で設定されたソフトフォーカス効果の効果度に応じて、合焦画像と合成する画像の合成比率やフォーカスレンズ106の移動量の設定が行われる。
以上、図2を用いて本発明の第1の実施形態にかかるCPUの構成について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる撮影方法について説明する。
ここで、本発明の第1の実施形態においては、非合焦画像として、被写体の合焦位置を検出するオートフォーカス処理中に取得した画像を用いることとする。
図3は、本発明の第1の実施形態にかかるオートフォーカス処理について説明する説明図である。本実施形態においては、近距離で合焦する位置から遠距離で合焦する位置へ向けてフォーカスレンズ106を移動させる。そして、フォーカスレンズ106を移動させている間、複数回に渡って画像データを取得(サンプリング)し、それぞれの画像データのコントラスト情報を算出する。サンプリングは、等間隔で行われることが望ましい。コントラスト情報は、例えばラプラシアンフィルタの2次微分を用いて得ることができる。本発明の第1の実施形態においては、コントラスト情報を等間隔で15回取得している。取得した画像データは、メモリ134に順次保存する。
フォーカスレンズ106を移動させてコントラスト情報を取得すると、合焦位置検出部152は、取得したコントラスト情報のピーク位置を検出する。そして、合焦位置検出部152は、検出したコントラスト情報のピーク位置を合焦位置と判断し、そのコントラスト情報のピーク位置にフォーカスレンズ106を移動させる。そして、その状態で撮影処理を実行することで、被写体に合焦した合焦画像を得ることができる。図3に示した本発明の第1の実施形態にかかるオートフォーカス処理においては、コントラスト情報のピークが12番目にサンプリングした位置に存在するため、12番目にサンプリングした場所にフォーカスレンズ106を移動させることで、被写体に合焦した画像を撮影することができる。
一方、被写体に合焦していない非合焦画像は、合焦位置を検出する際に取得した画像データを使用する。合焦位置を検出する際に取得した画像データは、コントラスト情報がピークの位置で取得したデータ以外は被写体に合焦していない非合焦画像となっている。従って、合焦位置を検出する際に取得した画像データを使用することで、合焦画像の撮影時に非合焦画像も同時に得ることができる。
非合焦画像は、コントラスト情報がピークの位置から近距離側の位置で取得した画像データを用いてもよく、コントラスト情報がピークの位置から遠距離側の位置で取得した画像データを用いてもよい。近距離側と遠距離側のどちらの画像データを使用するかは、予め定めていてもよく、取得したコントラスト情報の結果によって決定してもよい。
また、非合焦画像として使用する画像データは、ソフトフォーカス撮影の効果度(以下「ソフト効果」とも称する)のレベルに応じて決定してもよい。例えば、図3に示した例において、ソフト効果を「大」「中」「小」の3種類に定め、非合焦として近距離側の画像データを使用した場合には、ソフト効果が「小」の場合は、非合焦画像として11番目の画像データを用い、ソフト効果が「中」の場合は、非合焦画像として10番目の画像データを用い、ソフト効果が「大」の場合は、非合焦画像として9番目の画像データを用いることができる。一方、ソフト効果を「大」「中」「小」の3種類に定め、非合焦として遠距離側の画像データを使用した場合には、ソフト効果が「小」の場合は、非合焦画像として13番目の画像データを用い、ソフト効果が「中」の場合は、非合焦画像として14番目の画像データを用い、ソフト効果が「大」の場合は、非合焦画像として15番目の画像データを用いることができる。なお、ソフト効果のレベルと非合焦画像として使用する画像データの組み合わせはこれに限られない。
なお、画像を合成する際には、そのまま合成すると画像の明度がオーバーしてしまうため、所定の割合で明度を落として合成することが望ましい。
以下、本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法についてより詳細に説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法について説明する流れ図である。以下、図4を用いて本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法について説明する。
本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法では、最初に、撮像装置100の操作部133を操作して、ソフトフォーカス撮影におけるソフト効果レベルを設定する(ステップS110)。第1の実施形態にかかる撮像方法においては、ソフト効果レベルを「弱」「弱め」「強め」「強」の4種類の中から選択することができる。操作部133の操作で決定されたソフト効果レベルは、効果設定部158によって設定される。
ソフト効果レベルを入力すると、次に非合焦画像を得るためのデフォーカスコントロール手段を決定する(ステップS112)。本発明の第1の実施形態においては、デフォーカスコントロール手段は、(イ)ソフト効果レベルに応じて合焦画像を得られるフォーカスレンズ106の位置からの距離を変更するデフォーカス量コントロールと、(ロ)ソフト効果レベルに応じて合焦画像と非合焦画像の合成比率を変更するデフォーカス比率コントロールの2種類を選択することができる。デフォーカス量コントロールとデフォーカス比率コントロールのどちらを選択するかは、あらかじめ定めていてもよく、撮影動作を行う度に設定してもよい。
まず、デフォーカス量コントロールを選択した場合の流れについて説明する。ステップS112において、デフォーカスコントロール手段としてデフォーカス量コントロールを選択すると、ステップS110で設定したソフト効果レベルに基づく非合焦画像選択位置を合成比率設定部160で設定する(ステップS114)。
表1は、本発明の第1の実施形態にかかる、ソフト効果レベルと非合焦画像選択位置との関係を示す表である。非合焦画像選択位置は、合焦画像の取得位置からどの程度離れた位置の画像を選択するかを示している。なお、効果レベルと非合焦画像選択位置との関係は、表1の例に限られない。
非合焦画像選択位置を決定すると、次にシャッタボタン133が押されているかどうかの判断を行う(ステップS116)。シャッタボタン133が押されていなければ、シャッタボタン133が押されているかどうかの判断処理を繰り返し行い、シャッタボタン133が押されていれば次の処理に移る。
シャッタボタン133が押されていると判断すれば、次に被写体に合焦するためのフォーカシング処理を行う(ステップS118)。フォーカシング処理は、上述したようなオートフォーカス処理によって行う。すなわち、フォーカシング処理はフォーカスレンズ106を近距離で合焦する位置から遠距離で合焦する位置へ向けて移動させて、コントラスト情報のピーク位置を求めることによって行う。そして、フォーカスレンズ106を移動させながら、所定の位置で合焦状態を検出するために画像データを取得(サンプリング)する。取得した画像データは、メモリ134に一時的に保存(バッファリング)する(ステップS120)。
フォーカスレンズ106を移動させてサンプリングを行うと、取得した画像データを用いてコントラスト情報のピークの位置を合焦位置として検出する(ステップS122)。本実施形態においては、コントラスト情報のピークの位置は合焦位置検出部152が行う。コントラスト情報のピークの位置を算出すると、ピークの位置に対応する画像データを取得した場所にフォーカスレンズ106を移動させて、CMOS素子108に光を入射することによって、被写体に合焦した合焦画像を撮影する(ステップS124)。この際の露光量は、適正な露光量の半分の量とする。撮影した合焦画像はメモリ134に一時的に記憶する。
合焦画像の撮影が完了すると、続いて非合焦画像を取得する。非合焦画像は、合焦位置を算出する際にサンプリングを行ってメモリ134に一時的に保存した画像データを使用する。本発明の第1の実施形態においては、まずメモリ134に一時的に保存した画像データの中から、合焦位置から遠近どちら側の画像データを使用するかを決定し、メモリ134に一時的に保存した画像データから、上記ステップS110で決定した効果レベルに対応するものを選択する(ステップS126)。
ここで、合焦位置から遠近どちら側の画像データを使用するかの決定は、例えば、画像全体がよりぼけて表示される方向を選択することによって行ってもよい。具体的には、合焦位置を検出する際に、複数のコントラスト情報の中から1つを選択して主被写体の合焦位置を検出する場合において、その他のコントラスト情報のピークから遠ざかる方向の画像データを使用してもよい。
画像データの選択が終わると、選択した画像データの露光量を1/2倍する(ステップS128)。画像データをそのまま合成すると画像の明度がオーバーしてしまうからである。
以上、図4に示した本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法について説明する流れ図において、ステップS112でデフォーカス量コントロールを選択した場合の処理の流れについて説明した。次に、図4に示した本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法について説明する流れ図において、ステップS112でデフォーカス比率コントロールを選択した場合の処理の流れについて説明する。
上記ステップS112でデフォーカス比率コントロールを選択した場合は、最初にステップS110で決定した効果レベルに対応する、合焦画像と非合焦画像の選択比率を、合成比率設定部160で設定する(ステップS132)。表2は、デフォーカス比率コントロールの場合の、効果レベルと画像の選択比率の一例を示す説明図である。なお、効果レベルと画像の選択比率は表2の例に限られない。
合焦画像と非合焦画像の選択比率を決定すると、CPU128でシャッタボタン133が押されているかどうかの判断を行う(ステップS134)。シャッタボタン133が押されていなければ、シャッタボタン133が押されているかどうかの判断処理を繰り返し行い、シャッタボタン133が押されていれば次の処理に移る。
シャッタボタン133が押されたら、次に被写体に合焦するためのフォーカシング処理を行う(ステップS136)。フォーカシング処理は、ステップS112でデフォーカス量コントロールを選択した場合のフォーカシング処理(ステップS118)と同様であるため、詳細な説明は割愛する。フォーカシング処理によって取得した画像データは、メモリ134に一時的に保存する(ステップS138)。
フォーカスレンズ106を移動させてサンプリングを行うと、デフォーカス量コントロールを選択した場合と同様に、取得した画像データを用いてコントラスト情報のピークの位置を合焦位置として検出し(ステップS140)、フォーカスレンズ106を移動させて、CMOS素子108に光を入射することによって、被写体に合焦した合焦画像を撮影する(ステップS142)。そして、撮影した合焦画像の露光量をm/8倍の量にする(ステップS144)。撮影した合焦画像はメモリ134に一時的に記憶する。
合焦画像の撮影が完了すると、続いて非合焦画像を取得する。本発明の第1の実施形態においては、非合焦画像は、デフォーカス量コントロールを選択した場合と同様に、合焦位置から遠近どちら側の画像データを使用するかを決定し、メモリ134に保存した画像データから、上記ステップS110で決定した効果レベルに対応するものを選択する(ステップS146)。
画像データの選択が終わると、選択した画像データの露光量をn/8倍する(ステップS148)。画像データをそのまま合成すると画像の明度がオーバーしてしまうからである。
以上、ステップS112でデフォーカス比率コントロールを選択した場合の処理の流れについて説明した。
このように、合焦画像と非合焦画像を撮影および取得すると、合焦画像と非合焦画像を合成して、ソフトフォーカス効果を有する画像を得る(ステップS150)。画像を合成する際には、画像合成部118において、2枚の画像間の位置ずれを補正し、2枚の画像が一致するように合成を行う。2枚の画像間の位置ずれを補正して合成する方法として、例えば画像のエッジや特徴点を抽出して、それらの座標が一致するように合成する方法がある。
図5は、本発明の第1の実施形態にかかる合成画像の例を示す説明図である。図5の(a)は合焦画像のみの例を示し、図5の(b)は合焦画像と非合焦画像を1:1で合成した場合の例を示し、図5の(c)は合焦画像と非合焦画像をm:n(m>n)の比率で合成した場合の例を示す。図5の(c)は、図5の(b)より合焦画像の割合が多いため、図5の(b)に比べてはっきりとした画像となる。このように、合焦画像と非合焦画像の合成比率を変化させることで、ソフトフォーカス効果の度合いを変えることができる。
なお、本実施形態においては、ステップS112でデフォーカス比率コントロールを選択した際に、最初に合焦画像と非合焦画像の選択比率を決定していたが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。
また、本実施形態においては撮像素子としてCMOS素子108を用いているが、CMOS素子の替わりにCCD素子を用いてもよく、CMOS素子の替わりにCCD素子を用いた場合に、非合焦画像として合焦位置で取得した画像データを拡大したものを用いてもよい。CCD素子は画像データの読み出しに時間がかかるため、画素を間引いて画像データを取得することが多い。この際に、画素を間引いて取得した画像データを拡大縮小処理部156で拡大することで、非合焦画像のようなぼけた状態の画像を得ることができる。このように取得した画像データを非合焦画像として合焦画像と合成することで、ソフトフォーカス撮影を行った場合と同等の効果を有する撮影画像を得ることができる。
図6は、本発明の第1の実施形態にかかる合成画像の別の例を示す説明図である。図6の(a)は、撮像素子中の全画素のデータを読み出す全画素読み出しモードでの合焦画像の例を示し、図6の(b)は撮像素子中のデータを、画素を間引いて読み出す間引きモードでの合焦画像を拡大した例を示す。図6の(b)に示したように、間引きモードで読み出した画像データを拡大すると、合焦画像であっても、非合焦画像のように全体がぼんやりした画像となる。そして、図6の(a)の画像と図6の(b)の画像とを、位置合わせを行って合成することで、図6の(c)の画像に示したように、ソフトフォーカス撮影を行った場合と同等の効果を有する撮影画像を得ることができる。
合成して得られた画像は、圧縮処理部120で適切な形式の画像データに圧縮する圧縮処理が行われ、LCDドライバ122を通じてLCD124に表示されるようにしてもよい。また、圧縮処理が施された画像は、メディアコントローラ138を通じて記録メディア140に保存されるようにしてもよい。
なお、上記の撮像方法はコンピュータプログラムによって実行されてもよい。CPU128が、撮像装置100の内部に記録されたコンピュータプログラムを呼び出すことによって、上記の撮像方法を実行してもよい。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、合焦画像と非合焦画像を、位置合わせを行って合成することにより、ソフトフォーカス撮影を行った場合と同等の効果を有する撮影画像を得ることができる。そして、非合焦画像はオートフォーカス処理を行う際に取得する画像データを使用することで、ソフト効果レベルに対応した任意の非合焦画像を得ることができ、また合焦画像の撮影を行った後に非合焦画像の撮影を行った場合に比べ、合成画像を得るまでの時間を短縮することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第1の実施形態においては、オートフォーカス処理中の画像を非合焦画像として使用して、合焦画像と非合焦画像とを位置合わせを行って合成することで、ソフトフォーカス撮影を行った場合と同等の効果を有する撮影画像を得ることができる撮像装置および撮像方法について説明した。本発明の第2の実施形態においては、1回のシャッタボタンの操作で、合焦画像を撮影した後にフォーカスレンズを移動させて非合焦画像を撮影し、合焦画像と非合焦画像とを位置合わせを行って合成することで、ソフトフォーカス撮影を行った場合と同等の効果を有する撮影画像を得ることができる撮像装置および撮像方法について説明する。
なお、本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置と同一の構成を有するため、詳細な説明は割愛する。ここでは、本発明の第2の実施形態にかかる撮像方法について詳細に説明する。
本発明の第2の実施形態においては、画面上の複数の箇所に合焦位置を検出するための合焦状態検知部を有する、マルチAFを使用する場合について説明する。そして、本発明の第2の実施形態においては、画面上の4箇所に合焦状態検知部(AF領域)を設けて、合焦位置を検出するマルチAFを使用する場合について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態にかかるマルチAFによる撮影距離とコントラストの関係の一例を示す説明図である。
図7に示したように、画面上の4箇所で合焦状態検知部を用いて合焦位置を検出する合焦状態検知部をマルチAFを使用するため、撮影距離とコントラストとの関係は符号202a、202b、202cおよび202dで示したように4種類得られる。この4種類の撮影距離とコントラストとの関係を用いて合焦位置を算出する。
マルチAFの場合には、最も近距離側でコントラストのピークを検出したAF領域に含まれる被写体を主被写体とするのが一般的である(近距離優先)。図7に示した関係では、符号202dに示したコントラストはピークを検出することができず、符号202cに示したコントラストが撮像装置に最も近い位置でピークを示しているため、符号202cに示したコントラストを有するAF領域に含まれる被写体を主被写体として認定する。
ソフトフォーカス効果を有する画像は、全体が均一にぼけて写っている必要がある。本発明の第2の実施形態においては、フォーカスレンズを移動させて非合焦画像を撮影するが、フォーカスレンズを移動させた結果、主被写体以外の被写体にピントが合ってしまうと、ソフトフォーカス効果を有する画像としては適切ではない。そのため、ソフトフォーカス効果を有する画像を得るために、画像全体が均一にぼける方向にフォーカスレンズを移動させたほうが望ましい。
図7に示した撮影距離とコントラストとの関係においては、コントラストのピークの位置を挟んだ前後の所定の距離が、主被写体として判定できる距離である。所定の距離LとLは、例えば以下の数式1および数式2で求めることができる。
ここで、δは許容錯乱半径を、Dは撮像装置100の撮像面から合焦被写体までの撮影距離を、fはフォーカスレンズの焦点距離を、Fは絞り値(Fナンバー)をそれぞれ示す。そして、Lを前方被写界深度、Lは後方被写界深度という。また、本実施形態においては、撮像素子(本実施形態においてはCMOS素子)の画素間ピッチをdとした場合に、δの値はδ=2dとする。つまり、ピントが合って見える範囲はD−L〜D+Lの間である。
フォーカスレンズを移動させすぎても、合焦画像と非合焦画像との合成時に支障が生じる。フォーカスレンズを移動させすぎて撮影したぼけ量の大きい画像はエッジも不鮮明になるため、合焦画像との位置合わせが困難になるからである。従って、フォーカスレンズの移動量には予め制限を持たせておくことが望ましい。本発明の第2の実施形態においては、この制限量を15Fδとする。もちろん制限量はかかる例に限られない。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる撮像方法について、より詳細に説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態にかかる撮像方法について説明する流れ図である。以下、図8を用いて本発明の第2の実施形態にかかる撮像方法について、より詳細に説明する。
本発明の第2の実施形態にかかる撮像方法では、最初に、本発明の第2の実施形態にかかる撮像方法と同様に、撮像装置100の操作部133を操作して、ソフトフォーカス撮影におけるソフト効果レベルを設定する(ステップS210)。第2の実施形態にかかる撮像方法においては、例えば、ソフト効果レベルを「弱」「弱め」「強め」「強」の4種類の中から選択することができる。もちろん、ソフト効果レベルの組み合わせはこの例に限られない。操作部133の操作で決定されたソフト効果レベルは、効果設定部158によって設定される。
ソフト効果レベルを入力すると、次に非合焦画像を得るためのデフォーカスコントロール手段を決定する(ステップS212)。本発明の第2の実施形態においては、デフォーカスコントロール手段は、(イ)ソフト効果レベルに応じて合焦画像を得られるフォーカスレンズ106の位置からの距離を変更するデフォーカス量コントロールと、(ロ)ソフト効果レベルに応じて合焦画像と非合焦画像の合成比率を変更するデフォーカス比率コントロールの2種類を選択することができる。デフォーカス量コントロールとデフォーカス比率コントロールのどちらを選択するかは、撮影動作の前にあらかじめ定めていてもよく、撮影動作を行う度に設定してもよい。
まず、(イ)のデフォーカス量コントロールを選択した場合の流れについて説明する。ステップS212において、デフォーカスコントロール手段としてデフォーカス量コントロールを選択すると、ステップS210で設定したソフト効果レベルに基づくフォーカスレンズ106の移動量を合成比率設定部160で設定する(ステップS214)。
表3は、本発明の第2の実施形態にかかる、ソフト効果レベルとフォーカスレンズ106の移動量との関係を示す表である。ステップ210で設定したソフト効果レベルに基づいて、表3の条件に合致するようにフォーカスレンズ106を移動させる。
フォーカスレンズ106の移動量を設定すると、次にCPU128でシャッタボタン133が押されているかどうかの判断を行う(ステップS216)。シャッタボタン133が押されていなければ、シャッタボタン133が押されているかどうかの判断処理を繰り返し行い、シャッタボタン133が押されていれば次の処理に移る。
シャッタボタン133が押されていると判断すれば、次に被写体に合焦するためのフォーカシング処理を行う(ステップS218)。フォーカシング処理は、第1の実施形態と同様に、フォーカスレンズ106を近距離で合焦する位置から遠距離で合焦する位置へ向けて移動させながらサンプリングすることによって行う。そして、フォーカシング処理によってサンプリングした画像のコントラストの、最も撮像装置100に近い位置に存在するピークを検出することによって、被写体の合焦位置を検出する(ステップS220)。本発明の第2の実施形態においても、第1の実施形態同様に、コントラスト情報のピーク位置の検出は合焦位置検出部152が行う。
コントラスト情報のピークの位置を検出すると、ピークの位置に対応する画像データを取得した場所にフォーカスレンズ106を移動させて、CMOS素子108に光を入射することによって、被写体に合焦した合焦画像を撮影する(ステップS222)。この際の露光量は、適正な露光量の半分の量とする。撮影した合焦画像はメモリ134に一時的に記憶する。
合焦画像の撮影が完了すると、続いて非合焦画像の撮影を行う。非合焦画像の撮影の際には、まず、フォーカスレンズ106を被写体に近い側と遠い側のどちらに移動させればソフトフォーカス効果を得られる画像となるかどうかを判断し、フォーカスレンズ106の移動方向を決定する(ステップS224)。フォーカスレンズ106の移動方向を決定すると、ステップS214で決定したフォーカスレンズ106の移動量に従ってフォーカスレンズを移動させる(ステップS226)。
フォーカスレンズ106の移動が終わると、非合焦画像の撮影を行う(ステップS228)。非合焦画像は、メモリ134に一時的に保存する。この際の露光量は、適正な露光量の半分の量とすることが望ましい。通常の露光量で撮影を行って合焦画像と合成すると画像の明度がオーバーしてしまうからである。
以上、ステップS212で(イ)のデフォーカス量コントロールを選択した場合の処理の流れについて説明した。次に、ステップS212で(ロ)のデフォーカス比率コントロールを選択した場合の処理の流れについて説明する。
ステップS212で(ロ)のデフォーカス比率コントロールを選択した場合は、最初にステップS210で決定した効果レベルに対応する、合焦画像と非合焦画像の合成比率を、合成比率設定部160で設定する(ステップS232)。表4は、デフォーカス比率コントロールの場合の、効果レベルと画像の合成比率の一例を示す説明図である。なお、効果レベルと画像の合成比率は表4の例に限られない。
合焦画像と非合焦画像の合成比率を設定すると、CPU128でシャッタボタン133が押されているかどうかの判断を行う(ステップS234)。シャッタボタン133が押されていなければ、シャッタボタン133が押されているかどうかの判断処理を繰り返し行い、シャッタボタン133が押されていれば次の処理に移る。
シャッタボタン133が押されたら、次に被写体に合焦するためのフォーカシング処理を行う(ステップS236)。フォーカシング処理は、ステップS212でデフォーカス量コントロールを選択した場合のフォーカシング処理(ステップS218)と同様であるため、詳細な説明は割愛する。そして、フォーカシング処理によってサンプリングした画像のコントラストの、最も撮像装置100に近い位置に存在するピークを検出することによって、被写体の合焦位置を算出する(ステップS238)。本発明の第2の実施形態においては、コントラスト情報のピークの検出は合焦位置検出部152が行う。
コントラスト情報のピークの位置を算出すると、ピークの位置に対応する画像データを取得した場所にフォーカスレンズ106を移動させて、被写体に合焦した合焦画像を撮影する(ステップS240)。撮影した合焦画像は、画像の露光量をm/8倍し(ステップS242)、メモリ134に一時的に記憶する。画像の露光量をm/8倍するのは、画像の合成を行った際に画像の明度がオーバーしないようにするためである。
合焦画像の撮影が完了すると、続いて非合焦画像を撮影する。本発明の第2の実施形態においても、非合焦画像は、デフォーカス量コントロールを選択した場合と同様に、まずフォーカスレンズ106を被写体に近い側と遠い側のどちらに移動させればソフトフォーカス効果を得られる画像となるかどうかを判断し、フォーカスレンズ106の移動方向を決定する(ステップS244)。フォーカスレンズ106の移動方向を決定すると、決定した方向にフォーカスレンズを移動させて、非合焦画像の撮影を行う(ステップS246)。撮影した非合焦画像は、画像の露光量をn/8倍し(ステップS248)、メモリ134に一時的に記憶する。画像の露光量をn/8倍するのは、画像の合成を行った際に画像の明度がオーバーしないようにするためである。
以上、ステップS112でデフォーカス比率コントロールを選択した場合の処理の流れについて説明した。
このように、合焦画像と非合焦画像との撮影が完了すると、メモリ134に一時的に記憶した合焦画像と非合焦画像を合成して、ソフトフォーカス効果を有する画像を得る(ステップS250)。画像を合成する際には、画像合成部118において、2枚の画像間の位置ずれを補正し、2枚の画像が一致するように合成を行う。2枚の画像間の位置ずれを補正して合成する方法として、例えば画像のエッジや特徴点を抽出して、それらの座標が一致するように合成する方法がある。
なお、本実施形態においては、合焦画像の露光量をm/8倍し、さらに非合焦画像の露光量をn/8倍することで、合焦画像と非合焦画像とを合成した際に画像の明度がオーバーしないようにしているが、本発明はかかる例に限られない。例えば、自動露光を行って算出されたシャッタ速度よりも短い時間で複数枚の画像の撮影を行い、複数枚の画像を被写体が一致するように合成するようにしてもよい。
撮像装置を用いて撮影した画像のぶれを抑える方法として、手ぶれを起こしにくい高速のシャッタ速度で複数枚撮影し、撮影した画像を被写体が一致するように合成する電子的補正方法がある。電子的補正方法では、例えば自動露光によって得られたシャッタ速度よりも短いシャッタ速度で画像を複数枚撮影し、その画像を被写体が一致するように合成することで、ぶれを抑えた画像を得ることができる。
以下に電子的補正方法の一例を示す。自動露光を行い、適正AE算出部154での算出の結果、絞り値がF2.8、シャッタ速度が1/8秒に設定された場合、シャッタ速度が1/8秒では、三脚を用いずに手持ちで撮影を行うと、撮影画像の手ぶれを抑えるのは困難である。従って、例えばシャッタ速度を1/64秒にして8枚を撮影し、撮影した画像を被写体が一致するように合成することで、シャッタ速度が1/8秒で撮影した場合の画像と同等の明度を得つつ、撮影画像の手ぶれを抑えた画像を撮影することができる。
そこで、1/64秒のシャッタ速度で撮影した画像の比率を、ソフト効果レベルによって変更することで、異なるソフトフォーカス効果を有する画像を撮影することができる。例えば、本実施形態に示した例では、ソフト効果レベルを「弱」に設定した場合においては、1/64秒のシャッタ速度で合焦画像を5枚、非合焦画像を3枚撮影し、撮影した合焦画像を非合焦画像とを合成する。同様に、ソフト効果レベルを「弱め」に設定した場合においては、1/64秒のシャッタ速度で合焦画像を4枚、非合焦画像を4枚撮影し、ソフト効果レベルを「強め」に設定した場合においては、1/64秒のシャッタ速度で合焦画像を3枚、非合焦画像を5枚撮影し、ソフト効果レベルを「強」に設定した場合においては、1/64秒のシャッタ速度で合焦画像を2枚、非合焦画像を6枚撮影する。このように、合焦画像と非合焦画像の撮影枚数の組を変化させることで、様々なソフトフォーカス効果を有する画像を撮影することができる、
合成して得られた画像は、圧縮処理部120で適切な形式の画像データに圧縮する圧縮処理が行われ、LCDドライバ122を通じてLCD124に表示されるようにしてもよい。また、圧縮処理が施された画像は、メディアコントローラ138を通じて記録メディア140に保存されるようにしてもよい。
なお、上記の撮像方法はコンピュータプログラムによって実行されてもよい。CPU128が、撮像装置100の内部に記録されたコンピュータプログラムを呼び出すことによって、上記の撮像方法を実行してもよい。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、1回のシャッタボタンの操作で合焦画像と非合焦画像とを撮影し、合焦画像と非合焦画像を、位置合わせを行って合成することにより、ソフトフォーカス撮影を行った場合と同等の効果を有する撮影画像を得ることができる。そして、非合焦画像は画像全体がぼける方向にフォーカスレンズを移動させて撮影を行うことで、画像全体がぼんやりとした、ソフトフォーカス撮影を行った場合と同等の効果を有する撮影画像を得ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、合焦画像と非合焦画像の2枚を合成してソフトフォーカス効果を有する画像を生成したが、本発明はかかる例に限定されず、3枚以上の画像を合成してもよい。例えば、非合焦画像を2種類用意して、合焦画像と2種類の非合焦画像の3枚を合成してソフトフォーカス効果を有する画像を生成してもよい。合成する画像の枚数を増やすことで、ソフトフォーカス効果をより高めることができる。
また、本発明の第1の実施形態では、スキャニングを行う際にメモリ134にスキャニングを行った画像を順次記憶させていたが、ピーク位置よりも遠い位置でスキャニングして得られ、画像の合成に使用しない画像は破棄するようにしてもよい。画像の合成に使用しない画像を破棄することで、メモリ134の使用量を節約することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるCPUの構成について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるオートフォーカス処理について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法について説明する流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかる合成画像の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる合成画像の別の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかるマルチAFによる撮影距離とコントラストの関係の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる撮像方法について説明する流れ図である。
符号の説明
100 撮像装置
106 フォーカスレンズ
108 CMOS素子
118 画像合成部
128 CPU
134 メモリ
152 合焦位置検出部
154 適正AE算出部
156 拡大縮小処理部
158 効果設定部
160 合成比率設定部

Claims (10)

  1. 撮像光学系に含まれるフォーカスレンズを焦点調整方向に駆動させながら、前記撮像光学系を介して撮像素子の結像面上に順次結像される被写体の画像に基づいて、前記被写体の合焦位置を検出する撮像部と;
    前記合焦位置の検出時に前記撮像素子から順次出力される前記被写体の画像を記憶する画像記憶部と;
    前記合焦位置に対する所望の非焦点度を予め所定数設定しておく効果設定部と;
    ソフトフォーカス効果の効果度に対応して、前記合焦位置の画像と前記効果設定部で設定された各前記非焦点度に対応する画像との合成比率を設定する合成比率設定部と;
    前記合焦位置の画像と前記効果設定部で設定された前記非焦点度に対応する画像とを位置合わせして前記合成比率により合成する画像合成部と;
    を含み、
    前記撮像部は、前記撮像素子の結像面上で複数の合焦検知位置を設定しておき、前記合焦位置の検出時に各前記合焦検知位置から得られる合焦レベルを分析し、
    前記画像合成部は、前記撮像部による前記合焦レベルの分析結果に基づいて、画面全体が均一にぼける方向に前記合焦位置に対する遠近方向を選択し、選択した方向で撮影された前記被写体の画像のうち前記効果設定部により設定された各前記非焦点度に対応する画像を、前記画像記憶部から読み出すことを特徴とする、撮像装置。
  2. 前記画像記憶部は、前記合焦位置の検出時に前記撮像素子から順次出力される前記被写体の画像を全画素分の画像データとして記憶しておくことを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像記憶部は、前記合焦位置の検出時に前記撮像素子から順次出力される前記被写体の画像のうち、前記合焦位置の画像のみ全画素分の画像データとして記憶しておく一方、前記合焦位置の画像以外の画像を所定の画素間引きした画像データとして記憶しておくことを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記合成比率設定部は、前記効果設定部で設定された非焦点度レベルに基づいて、前記フォーカスレンズが前記合焦位置から外れる程度を設定し、
    前記画像合成部は、前記合成比率設定部で設定された前記程度に対応する画像を前記非焦点度に対応する画像として読み出して、前記合焦位置の画像と合成することを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記合成比率設定部は、前記効果設定部で設定された非焦点度レベルに基づいて、合成比率の程度を設定し、
    前記画像合成部は、前記前記合成比率設定部で設定された合成比率により前記合焦位置の位置と非焦点度に対応する画像を合成することを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  6. 撮像光学系に含まれるフォーカスレンズを焦点調整方向に駆動させながら、前記撮像光学系を介して撮像素子の結像面上に順次結像される被写体の画像に基づいて、前記被写体の合焦位置を検出する撮像ステップと;
    前記合焦位置の検出時に前記撮像素子から順次出力される前記被写体の画像を記憶する画像記憶ステップと;
    前記合焦位置に対する所望の非焦点度を予め所定数設定しておく効果設定ステップと;
    ソフトフォーカス効果の効果度に対応して、前記合焦位置の画像と前記効果設定ステップで設定された各前記非焦点度に対応する画像との合成比率を設定する合成比率設定ステップと;
    前記合焦位置の画像と前記効果設定ステップで設定された前記非焦点度に対応する画像とを位置合わせして前記合成比率により合成する画像合成ステップと;
    を含み、
    前記撮像ステップでは、前記撮像素子の結像面上で複数の合焦検知位置を設定しておき、前記合焦位置の検出時に各前記合焦検知位置から得られる合焦レベルを分析し、
    前記画像合成ステップでは、前記撮像ステップによる前記合焦レベルの分析結果に基づいて、画面全体が均一にぼける方向に前記合焦位置に対する遠近方向を選択し、選択した方向で撮影された前記被写体の画像のうち前記効果設定部により設定された各前記非焦点度に対応する画像を、前記画像記憶ステップで記憶しておいた複数の前記画像の中から読み出すことを特徴とする、撮像方法。
  7. 前記画像記憶ステップでは、前記合焦位置の検出時に前記撮像素子から順次出力される前記被写体の画像を全画素分の画像データとして記憶しておくことを特徴とする、請求項に記載の撮像方法。
  8. 前記画像記憶ステップでは、前記合焦位置の検出時に前記撮像素子から順次出力される前記被写体の画像のうち、前記合焦位置の画像のみ全画素分の画像データとして記憶しておく一方、前記合焦位置の画像以外の画像を所定の画素間引きした画像データとして記憶しておくことを特徴とする、請求項に記載の撮像方法。
  9. 前記合成比率設定ステップは、前記効果設定ステップで設定された非焦点度レベルに基づいて、前記フォーカスレンズが前記合焦位置から外れる程度を設定し、
    前記画像合成ステップは、前記前記合成比率設定ステップで設定された前記程度に対応する画像を前記非焦点度に対応する画像として読み出して、前記合焦位置の画像と合成することを特徴とする、請求項に記載の撮像方法。
  10. 前記合成比率設定ステップは、前記効果設定ステップで設定された非焦点度レベルに基づいて、合成比率の程度を設定し、
    前記画像合成ステップは、前記設定された合成比率により前記合焦位置の画像と非焦点度に対応する画像を合成することを特徴とする、請求項に記載の撮像方法。
JP2006276550A 2006-10-10 2006-10-10 撮像装置および撮像方法 Expired - Fee Related JP4878978B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276550A JP4878978B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 撮像装置および撮像方法
KR1020070044716A KR101336242B1 (ko) 2006-10-10 2007-05-08 촬상장치 및 촬상방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276550A JP4878978B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 撮像装置および撮像方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008098836A JP2008098836A (ja) 2008-04-24
JP4878978B2 true JP4878978B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=39381247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006276550A Expired - Fee Related JP4878978B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 撮像装置および撮像方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4878978B2 (ja)
KR (1) KR101336242B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12047680B2 (en) 2020-11-18 2024-07-23 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4582423B2 (ja) 2007-04-20 2010-11-17 富士フイルム株式会社 撮像装置、画像処理装置、撮像方法、及び画像処理方法
JP5256933B2 (ja) * 2008-08-25 2013-08-07 株式会社ニコン 焦点情報検出装置
JP5315093B2 (ja) * 2009-03-03 2013-10-16 オリンパス株式会社 撮像装置および撮像方法
JP2011209450A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Nikon Corp デジタルカメラおよび画像選別プログラム
JP6226536B2 (ja) * 2013-03-12 2017-11-08 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
KR102145209B1 (ko) 2014-02-12 2020-08-18 삼성전자주식회사 플래시 장치, 영상 촬영 장치, 및 방법

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002077591A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Minolta Co Ltd 画像処理装置および撮像装置
JP3395770B2 (ja) * 2000-09-29 2003-04-14 ミノルタ株式会社 デジタルスチルカメラ
JP3624859B2 (ja) * 2001-06-19 2005-03-02 カシオ計算機株式会社 撮像装置、ソフトフォーカス画像撮影方法
JP2003061082A (ja) * 2001-08-20 2003-02-28 Fujitsu General Ltd 監視画像データの記録・再生制御装置
JP2004133551A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2004171021A (ja) * 2004-02-05 2004-06-17 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、ソフトフォーカス画像撮影方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12047680B2 (en) 2020-11-18 2024-07-23 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
KR20080032591A (ko) 2008-04-15
KR101336242B1 (ko) 2013-12-03
JP2008098836A (ja) 2008-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4665718B2 (ja) 撮影装置
JP4528235B2 (ja) デジタルカメラ
JP4979969B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5052127B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
TWI514847B (zh) 影像處理裝置、影像處理方法、及記錄媒體
JP4878978B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5665013B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP3859131B2 (ja) デジタルカメラ
JP4645413B2 (ja) 撮像装置
JP2006162991A (ja) 立体画像撮影装置
JP2010279054A (ja) 撮像装置、画像処理装置、撮像方法、及び画像処理方法
JP2008079193A (ja) デジタルカメラ
JP4977569B2 (ja) 撮影制御装置、撮影制御方法、撮影制御プログラム、および撮影装置
JP2000155257A (ja) 自動焦点調節装置および方法
JP2005202276A (ja) 撮像装置
KR100819807B1 (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
JP4888829B2 (ja) 動画処理装置、動画撮影装置および動画撮影プログラム
JP2003232986A (ja) カメラ
KR100819808B1 (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
JP2005078009A (ja) カメラ
JP2012220890A (ja) 焦点調節装置
JP5180042B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5153293B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5641352B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP5648563B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090811

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110322

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110325

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110920

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4878978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees