JP3859131B2 - デジタルカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラに係り、特に主被写体に対して前景及び背景をぼかして撮像するデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
写真撮影を行う場合、被写体にピントを合わせたとき、シャープに写し出されるところと、その前後でボケているところが生じる。このシャープに映し出される範囲を被写界深度といい、焦点距離と撮影距離を同じ条件にした場合、絞りを絞り込むほどシャープに写る範囲は広くなり(被写界深度が深くなる)、開放にするほど狭くなる(被写界深度が浅くなる)。また、焦点距離の短い広角レンズほど深くなり、焦点距離の長い望遠レンズほど浅くなる。このため、ポートレート撮影の場合には、開放F値の明るい望遠レンズほど浅い被写界深度で主要被写体のみを浮き立たせた描写が可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように被写界深度は、焦点距離が長くなるほど狭くなるが、デジタルカメラの場合、35mm判カメラに比べて撮像素子のサイズが小さいため実焦点距離が短く、同じF値のレンズを用いて撮影した場合であっても十分な背景のボケが得られないという問題があった。
【0004】
一方、F値の明るい大口径レンズは、製造が難しく、コストがかかるとともに、レンズ自体が大型化するという欠点がある。
【0005】
また、従来、銀塩写真の分野では、特開平8−136987号公報に背景のピント調節を行うことにより、被写界深度を変えることのできる合成写真撮影装置が開示されているが、この合成写真撮影装置は、多重露光により写真を合成するため、露出の設定や準備に手間がかかるという欠点がある。また、スタジオ撮影が前提となり、あらかじめ用意した背景用の画像にしか適用できないため、撮影の自由度が低いという欠点がある。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、好みのボケ量の画像を簡単に撮影することができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、撮影レンズによって撮像素子上に結像させた光学像をデジタルデータとして記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、前記光学像を前記撮像素子からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、該主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアとを含む複数のエリアに区分けする区分け手段と、主要被写体の前景及び/又は背景のボケ量を設定するボケ量設定手段と、前記区分け手段で区分けされた各エリアごとに焦点位置を設定して複数コマの撮像を行う撮像制御手段であって、主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアについては、該エリアの距離に対応する焦点位置から前記ボケ量設定手段で設定されたボケ量の程度に応じて焦点位置をずらして撮像を行う撮像制御手段と、撮像された複数コマの撮像画像から前記区分け手段で区分けされた各エリアの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を合成する画像合成手段と、からなることを特徴とするデジタルカメラを提供する。
【0008】
本発明では、撮影しようとする画像を複数のエリアに区分けし、主要被写体の前景又は背景となるエリアについては、エリアの距離に対応する焦点位置からボケ量設定手段で設定されたボケ量の程度に応じて焦点位置をずらして複数コマの撮像を行う。そして、撮像された複数コマの撮像画像から区分けされた各エリアごとの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を合成することにより、1枚の画像を作成する。これにより、好みのボケ量の画像を簡単に撮影することができる。
【0009】
また、本発明は前記目的を達成するために、撮影レンズによって撮像素子上に結像させた光学像をデジタルデータとして記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、前記光学像を前記撮像素子からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、該主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアとを含む複数のエリアに区分けする区分け手段と、前記区分け手段で区分けされた各エリアごとに焦点位置を設定して複数コマの撮像を行う撮像制御手段であって、主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアについては、該エリアの距離に対応する焦点位置から予め設定されたボケ量となるように焦点位置をずらして撮像を行う撮像制御手段と、撮像された複数コマの撮像画像から前記区分け手段で区分けされた各エリアの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を合成する画像合成手段と、からなることを特徴とするデジタルカメラを提供する。
【0010】
本発明では、撮影しようとする画像を複数のエリアに区分けし、主要被写体の前景又は背景となるエリアについては、エリアの距離に対応する焦点位置から予め設定されたボケ量の程度に応じて焦点位置をずらして複数コマの撮像を行う。そして、撮像された複数コマの撮像画像から区分けされた各エリアごとの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を合成することにより、1枚の画像を作成する。これにより、好みのボケ量の画像を簡単に撮影することができる。
【0011】
また、本発明は前記目的を達成するために、前記ボケ量は、同一被写体を同一画角の35mm判カメラで撮影した際に得られるボケ量と同じになるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラを提供する。
【0012】
本発明によれば、撮影すると35mm判カメラで撮像したときに得られるボケ量と同じ描写の画像を撮影することができる。これにより、35mm判カメラと同じ感覚で撮像を行うことができる。
【0013】
また、本発明は、前記目的を達成するために、撮影レンズによって撮像素子上に結像させた光学像をデジタルデータとして記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、前記撮像素子上に結像された光学像を表示する表示手段と、前記光学像を前記撮像素子からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、該主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアとを含む複数のエリアに区分けする区分け手段と、前記区分け手段で区分けされた各エリアごとに撮像された撮像画像を記憶する撮像画像記憶手段と、前記撮像画像記憶手段に記憶された前記各エリアごとの撮像画像から前記各エリアの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を合成する画像合成手段と、からなり、前記主要被写体を含むエリアについては、前記主要被写体に対して合焦位置で撮像を実行し、前記主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアについては、前記表示手段に表示される光学像のボケ描写を確認しながら焦点位置をずらして撮像を実行し、得られた各エリアごとの撮像画像から前記各エリアの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を1つに合成することを特徴とする。
【0014】
本発明では、撮影しようとする画像を複数のエリアに区分けし、主要被写体の前景又は背景となるエリアについては、表示手段の表示に基づきボケ描写を確認しながら焦点位置をずらして撮像を実施する。そして、撮像された各エリアごとの撮像画像から、各エリアごとの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を合成することにより、1枚の画像を作成する。これにより、好みのボケ量の画像を簡単に撮影することができる。
【0015】
また、本発明は前記目的を達成するために、撮影レンズによって撮像素子上に結像させた光学像をデジタルデータとして記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、前記光学像を前記撮像素子からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、該主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアとを含む複数のエリアに区分けする区分け手段と、主要被写体に対して合焦位置で撮像を行うとともに、該合焦位置に対して焦点位置をずらした複数コマの撮像を行う撮像制御手段と、撮像画像を表示する表示手段と、前記表示手段で表示された複数コマの撮像画像の中から前記各エリアを構成する画像を選択する画像選択手段と、前記画像選択手段で選択された前記各エリアごとの画像を前記複数コマの撮像画像の中から抽出し、これらのエリアの画像を1つに合成する画像合成手段と、からなることを特徴とするデジタルカメラを提供する。
【0016】
本発明では、主要被写体に対して合焦位置で撮像を行うとともに、合焦位置に対して焦点位置をずらした複数コマの撮像が行われる。撮影された複数コマの撮像画像は表示手段に表示され、撮影者は、その撮像画像の中から各エリアごと好みの描写の画像を選択し、これを合成することにより、1枚の画像を作成する。これにより、好みのボケ量の画像を簡単に撮影することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係るデジタルカメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0018】
図1は、本発明に係るデジタルカメラの一実施形態を示す正面外観図である。同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ10は、矩形の箱状に形成されており、その正面には撮影レンズ12、ファインダー窓14、ストロボ発光部16、調光センサ17が設けられている。また、その上面にはシャッターボタン18及び電源スイッチ20が設けられており、グリップ部22と反対側の側面にはメモリカード24を装着するためのカードスロット26が設けられている。
【0019】
撮影レンズ12には、ズームレンズが適用されており、その撮影レンズ12の後方にCCDイメージセンサ(図1中不図示、図3において符号52として記載)が配置されている。
【0020】
シャッターボタン18は、軽く押して止める「半押し」と、「半押し」から更に押し込む「全押し」の2段階式で構成されている。そして、「半押し」でオートフォーカス(AF)と自動露出制御(AE)が作動し、「全押し」で撮影が実行される。
【0021】
電源スイッチ20は、モード切換スイッチと兼用されており、電源OFFとなる「OFF位置」、静止画撮影モードで電源ONとなる「撮影ON位置」及び再生モードで電源ONとなる「再生ON位置」の3ポジションを切り換えることができる。
【0022】
なお、本例のような電源スイッチ(以下、電源兼用モードスイッチという)20に代えて、電源のON/OFFのみを行う電源スイッチと、静止画撮影モード及び再生モードを切り換えるモードダイヤル等のモード切換手段とを別に設けてもよい。
【0023】
図2は、図1に示したデジタルカメラ10の背面外観図である。同図に示すように、背面にはファインダー28、液晶モニタ30、ズームスイッチ32、十字ボタン34、AEロックボタン36、メニューキー38、実行キー40及びキャンセルキー42が設けられている。
【0024】
液晶モニタ30は、撮影時に画角確認用の電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像のプレビュー画やメモリカード24から読み出した再生画像等を表示することができる。また、十字ボタン34を使用したメニューの選択や各メニューにおける各種項目の設定なども液晶モニタ30の表示画面を用いて行われる。
【0025】
ズームスイッチ32は、上下方向に操作可能なレバースイッチで構成され、このズームスイッチ32を上側に操作することで、撮影レンズ12が望遠(TELE)に変倍され、下側に操作することで広角(WIDE)方向に変倍される。
【0026】
十字ボタン34は、上下左右のいずれかの縁部を押圧することによって、対応する4方向(上、下、左、右)の指示を入力できるようにしたもので、メニュー画面における各種設定項目の選択や設定内容の変更を指示する操作ボタンとして使用されるとともに、マニュアルフォーカス時の焦点位置調整や電子ズーム時の倍率調整、再生コマの送り/戻しを指示する手段として用いられる。
【0027】
メニューキー38は、各モードの通常画面からメニュー画面に遷移させる場合に使用され、実行キー40は、選択内容の確定、処理の実行(確認)を指示する場合などに使用される。また、キャンセルキー42は、メニューから選んだ項目の取消(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る場合などに使用される。
【0028】
撮影者は、ファインダー28又は液晶モニタ30に映し出されるリアルタイム画像(スルー画)を確認しながら、ズームスイッチ32を操作して画角を決定し、シャッターボタン18を押下して撮影を行う。
【0029】
図3は、デジタルカメラ10の内部構成を示すブロック図である。撮影レンズ12は、固定レンズ44、変倍レンズ46A、補正レンズ46B及びフォーカスレンズ48の4群型インナーフォーカス式ズームレンズで構成されている。
【0030】
変倍レンズ46Aと補正レンズ46Bは、図示しないカム機構によって両者の位置関係が規制されながら光軸に沿って移動し、焦点距離を変更する。なお、説明の便宜上、変倍レンズ46Aと補正レンズ46Bからなる変倍光学系を「ズームレンズ46」と呼ぶことにする。
【0031】
撮影レンズ12を通過した光は、絞り50により光量が調節された後、CCDイメージセンサ(以下、CCDという)52に入射する。CCD52の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、撮影レンズ12を介してCCD52の受光面に結像された光学像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。なお、CCD52は、シャッターゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0032】
各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、CCDドライバ54から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、アナログ処理部56に送られる。アナログ処理部56は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等の信号処理回路を含み、このアナログ処理部56において、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。
【0033】
アナログ処理部56から出力された信号は、A/D変換器58によりデジタル信号に変換された後、メモリ60に格納される。タイミングジェネレータ(TG)62は、CPU64の指令に従ってCCDドライバ54、アナログ処理部56及びA/D変換器58に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0034】
メモリ60に格納されたデータは、バス66を介して信号処理部68に送られる。信号処理部68は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成された画像処理手段であり、CPU64からのコマンドに従って画像信号を処理する。この信号処理部68に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ60に格納される。
【0035】
撮影画像を表示出力する場合は、メモリ60から画像データが読み出されて、表示用メモリ70に転送される。そして、表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換された後、D/A変換器72を介して液晶モニタ(LCD)30に出力される。こうして、当該画像データの画像内容が液晶モニタ30の画面上に表示される。
【0036】
また、CCD52から出力される画像信号によってメモリ60内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ30に供給されることにより、CCD52を介して入力する画像がリアルタイムに液晶モニタ30に表示される。撮影者は、この液晶モニタ30に映し出される画像、あるいは光学式のファインダー28によって撮影画角を確認することができる。
【0037】
CPU64は、本カメラシステムの各回路を統括制御する制御部である。CPU64は、電源兼用モードスイッチ20、シャッターボタン18、ズームスイッチ32その他の操作部から受入する入力信号に基づいて対応する回路の動作を制御するとともに、ストロボ制御、液晶モニタ30における表示制御、焦点位置制御、露出制御、画像処理制御等を行う。
【0038】
ここで、撮影者がズームスイッチ32を操作すると、その指示信号がCPU64に入力される。CPU64はズームスイッチ32からの信号に基づいてズーム駆動部74を制御し、ズームレンズ46をテレ方向又はワイド方向に移動させる。このズームレンズ46の位置(ズーム位置)は、ズーム位置センサ76によって検出されており、その検出信号はCPU64に入力される。フォーカスレンズ48の位置(フォーカス位置)も同様にフォーカス位置センサ80によって検出されており、その検出信号はCPU64に入力される。
【0039】
また、電源兼用モードスイッチ20によって静止画撮影モードが設定され、撮影者がシャッターボタン18を押すと、撮影開始指示信号(レリーズON信号)が発せられる。CPU64は、このレリーズON信号を検知して記録用の撮像動作を実行する。すなわち、そのときの撮影モードに応じてフォーカス駆動部78を制御し、フォーカスレンズ48の位置制御を行うとともに、絞り50の開口径やCCD52の電子シャッターを制御することにより露出制御を行う。また、必要に応じてストロボ制御回路82にコマンドを送り、スロトボ発光部16の発光を制御する。こうして、シャッターボタン18の押下操作に応動して、記録用の画像データの取り込みが開始される。
【0040】
ここで、画像データを圧縮記録するモードが選択されている場合、CPU64は圧縮伸張回路84にコマンドを送り、圧縮伸張回路84は、メモリ60に取り込まれた画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。圧縮された画像データは、カードインターフェース86を介してメモリカード24に記録される。一方、非圧縮の画像データを記録するモード(非圧縮モード)が選択されている場合には、圧縮伸張回路84による圧縮処理は省略され、非圧縮のまま画像データがメモリカード24に記録される。
【0041】
一方、電源兼用モードスイッチ20によって再生モードが設定されると、メモリカード24から画像ファイルが読み出される。読み出された画像データは、必要に応じて圧縮伸張回路84によって伸張処理され、表示用メモリ70を介して液晶モニタ30に出力される。
【0042】
さて、上記のように構成される本実施の形態のデジタルカメラ10は、複数の撮影モードを備えており、CPU64は選択された撮影モードに応じて撮像動作を実行する。
【0043】
ここで、撮影モードとして本実施の形態のデジタルカメラ10では、撮影者の好みのボケ量の画像を撮像できる背景処理撮影モードを備えており、以下に、その撮影方法について説明する。
【0044】
この背景処理撮影モードには、撮影者が絞り値(F値)を設定し、その設定された絞り値で得られるボケ量の画像を撮像する「被写界深度設定モード」と、35mm判カメラで撮影したときに得られるボケ描写の画像を撮像する「35mm判モード」と、撮影者が背景の描写を確認しながら撮像する「マニュアルモード」と、焦点位置を変えて複数コマの撮影を実施し、撮影した複数コマの画像から好みの描写のエリアを抜き出して合成する「後処理モード」とがあり、図4に示すように、液晶モニタ30に表示されるメニュー画面から各モードを選択して実行する。
【0045】
なお、選択は十字ボタン34で行い、実行キー40で選択内容の確定を行う。この際、選択されたモードは、文字と背景の色が反転する。
【0046】
まず、「被写界深度設定モード」について説明する。上記のように、このモードは、撮影者が絞り値を設定し、その設定された絞り値相当の画像を撮像する。
【0047】
図4に示した背景処理撮影モードの選択画面で「被写界深度設定モード」を選択すると、液晶モニタ30上には、図5に示す絞り値の設定画面が表示される。この絞り値の設定画面では、選択可能な絞り値(F値)が表示され、選択した絞り値(F値)は背景と文字の色が反転する。撮影者は好みの絞り値(F値)を十字ボタン34で選択し、実行キー40で決定する。
【0048】
なお、本例では大口径レンズ並に背景及び前景をぼかした画像を得るために、小さい絞り値、たとえばF1.4相当に設定するものとする。
【0049】
以上の設定操作の後、撮影者は、ファインダー28又は液晶モニタ30に映し出されるリアルタイム画像(スルー画)を確認しながら、ズームスイッチ32を操作して画角を決定し、シャッターボタン18を半押しして主要被写体にピントを合わせる。
【0050】
ここで、ピント合わせは、図6に示すように、ファインダー28の中央位置に形成されたフォーカスフレーム91に主要被写体を合わせることにより行われる。なお、液晶モニタ30に映し出されるリアルタイム画像を確認しながらピント合わせする場合は、液晶モニタ30の中央にフォーカスフレームが表示され、このフォーカスフレームに主要被写体を合わせてピント合わせを行う。
【0051】
フォーカスフレームに主要被写体を合わせてシャッターボタン18を半押しすると、CPU64はオートフォーカス(AF)制御を実行し、撮影レンズ12のピント位置を主要被写体に合わせる。
【0052】
なお、このオートフォーカス制御は、次のように行われる。撮影レンズ12を介してCCD52の受光面に結像された光学像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換され、CCDドライバ54から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次アナログ処理部56に送られる。そして、アナログ処理部56で相関二重サンプリング処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整が行われたのち、A/D変換器58によりデジタル信号に変換される。
【0053】
A/D変換器58によってデジタル信号に変換された画像信号は、評価値演算部88に入力される。評価値演算部88は、高周波成分抽出回路90と積算回路92を有し、入力される画像信号のうちG成分のデータをサンプリングして画像の中央に設定されたAF検出対象エリア(以下フォーカスエリアという)内での高周波成分を抽出するとともに、その絶対値をとり、フォーカスエリア内で絶対値データを積算して得られた値(評価値に相当)をCPU64に提供する。
【0054】
AF動作時にCPU64は、フォーカスレンズ48を焦点調節領域内で至近から無限遠(又は無限遠から至近)の方向に移動させながら、複数のAF検出ポイント(サーチポイント)で画像中央部分のコントラストを検出し、サーチポイントごとに評価値を算出する。そして、各ポイントで算出された評価値を総合して、評価値が最大となるレンズ位置を合焦位置として決定し、求めた合焦位置にフォーカスレンズ48を移動させるようにフォーカス駆動部78を制御する。
【0055】
一方、このオートフォーカス制御と同時に信号処理部68が、CPU64からのコマンドに従って画像信号を処理し、CCD52の受光面に結像された光学像をCCD52の受光面からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、その前景、背景となる複数のエリアに区分けする。この作業は図7に示すように、CCD52の受光面を細分化し、細分化された各領域(00〜nn)ごとに合焦位置を検出し、等距離にある被写体を抽出することにより行われる。
【0056】
ここで、本例では図6に示すように、撮影構図として「家」の前に主要被写体である「人物」が立っており、その前に「車」が止まっているものとする。この場合、図8に示すように、主要被写体である人物Iと、その前景である車IIと、背景である家IIIと空IVとに区分けされる。
なお、細分化された各領域(00〜nn)での合焦位置の検出は、上述したオートフォーカス制御と同じ手順で実施するものとし、このオートフォーカス制御と同時に実施される。
【0057】
このように、フォーカスフレームに主要被写体を合わせてシャッターボタン18を半押しすると、主要被写体にピントが合わせられると同時にCCD52の受光面に結像された光学像が主要被写体を含むエリアと、その前景、背景となる複数のエリアに区分けされる。そして、この状態から更にシャッターボタン18を押し込んで、シャッターボタン18を全押しすると、レリーズON信号が発せられ、この信号をCPU64が検知して撮像動作を実行する。
【0058】
まず、CPU64は、現在の絞り値(F値)、撮影レンズ12の焦点距離、各エリアまでの距離に基づいて、区分けした各エリアが、設定された絞り値で主要被写体を撮影したときに得られる描写の画像とほぼ同じ描写の画像で撮像されるための焦点位置を各エリアごとに所定のテーブル又は演算により求める。
【0059】
次に、求めた焦点位置にピントを合わせて各エリアごとの撮影を実施する。すなわち、求めた焦点位置に応じてフォーカス駆動部78を制御し、フォーカスレンズ48の位置制御を行いながら各エリアごとに画像データの取り込みを開始する。
【0060】
ここで、本例では図8に示すように、撮影する画像が主要被写体を含む4つのエリアに区分けされているので、図9(a)〜(d)に示すように4コマの撮影が行われる。
【0061】
なお、図9において、(a)は背景である空(エリアIV)用の画像を示しており、(b)は背景である家(エリアIII)用の画像を示している。また、(c)は主要被写体である人物(エリアI) 用の画像を示しており、(d)は前景である車(エリアII) 用の画像を示している。
各エリアごとの画像データは、信号処理部68で所要の処理が施された後、順次メモリ60に格納される。そして、全ての撮影が完了すると、CPU64からのコマンドに従って信号処理部68で画像合成が行われる。すなわち、信号処理部68は、撮影した各エリアごとの画像データをメモリ60から読み出し、各エリアI〜IVを個別に抽出する。そして、抽出した各エリアI〜IVの画像を合成して、1枚の画像を作成する。
【0062】
本例の場合、図9(a)に示した画像から背景の空(エリアIV)の画像を抽出し、図9(b)に示した画像から背景の家(エリアIII)の画像を抽出する。そして、図9(c)に示した画像から主要被写体である人物(エリアI) の画像(合焦画像)を抽出し、図9(d)に示した画像から前景の車(エリアII) の画像を抽出する。
【0063】
そして、図9(a)の画像から抽出した背景の空(エリアIV)の画像と、図9(b)の画像から抽出した背景の家(エリアIII)の画像と、図9(c)の画像から抽出した主要被写体である人物(エリアI) の画像と、図9(d)の画像から抽出した前景の車(エリアII) の画像を合成し、図9(e) に示すように、1枚の画像を作成する。
【0064】
作成された画像データはメモリ60に記憶される。ここで、画像データを圧縮記録するモードが選択されている場合は、CPU64からのコマンドに従って圧縮伸張回路84が、メモリ60に取り込まれた画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。そして、圧縮された画像データは、カードインターフェース86を介してメモリカード24に記録される。なお、非圧縮モードが選択されている場合には、圧縮伸張回路84による圧縮処理は省略され、非圧縮のまま画像データがメモリカード24に記録される。
【0065】
以上の一連の工程で撮影が完了し、撮影された画像は、設定した絞り値で撮影したときに得られる描写の画像とほぼ同じ画像となる。
【0066】
このように、本撮影モードでは設定した絞り値で撮影したときに得られる画像と同じ描写となるように背景と前景を別々に撮影し、これを合成して1枚の画像を作成する。これにより、簡単に好みのボケ量の画像を撮影することができる。
【0067】
また、このように好みのボケ量の画像を撮影できることにより、カメラに装着されている撮影レンズが、開放F値の暗いレンズであっても、大口径レンズで撮影したときと同じ描写で撮影することができる。
【0068】
また、焦点距離の短い広角レンズで撮影した場合であっても望遠レンズを用いて撮影したときのような描写の画像を撮影することができる。
【0069】
なお、本実施の形態では、ボケ量の設定方法として、ボケ量を絞り値(F値)で設定するようにしているが、ボケ量の設定方法は、これに限定されるものではない。
【0070】
たとえば、ボケ量の大小により設定するようにしてもよい。この場合、たとえば図10(a)に示すように、液晶モニタ30上にボケ量の大小を表すバーを表示し、このバー上の目盛を「小」側又は「大」側にスライドさせることにより、ボケ量を選択する。
【0071】
また、被写界深度の深さによって設定するようにしてもよい。すなわち、ボケ量は被写界深度によって変化するので、この被写界深度の深さによってボケ量を設定する。この場合、たとえば図10(b)に示すように、液晶モニタ30上には、被写界深度の深さを表すバーを表示し、このバー上の目盛を「浅い」方向又は「深い」方向にスライドさせることにより、被写界深度の深さを設定する。
【0072】
このように、ボケ量は被写界深度によって変化するので、ボケ量の設定は被写界深度に相当するパラメータを設定するようにする。
【0073】
次に、「35mm判モード」について説明する。上記のように、このモードは35mm判カメラで撮影したときに得られるボケ描写の画像を撮像するためのモードである。すなわち、デジタルカメラは、35mm判カメラと同じ画角で撮影しても実焦点距離が短いため、得られる描写が35mm判カメラとは異なった描写になる。そこで、35mm判カメラと同じ感覚で撮影できるようにするためのモードである。
【0074】
まず、撮影者は、図4に示した背景処理撮影モードの選択画面で「35mm判モード」を選択する。選択後、撮影者はファインダー28又は液晶モニタ30に映し出されるリアルタイム画像(スルー画)を確認しながら、ズームスイッチ32を操作して画角を決定し、シャッターボタン18を半押しして主要被写体にピントを合わせる。ピント合わせは、上記同様ファインダー28の中央位置に形成されたフォーカスフレーム91に主要被写体を合わせることにより行う。
【0075】
このフォーカスフレームに主要被写体を合わせてシャッターボタン18を半押しすると、CPU64はオートフォーカス(AF)制御を実行し、撮影レンズ12のピント位置を主要被写体に合わせる。
【0076】
また、このオートフォーカス制御と同時に信号処理部68が、CPU64からのコマンドに従って画像信号を処理し、CCD52の受光面に結像された光学像をCCD52の受光面からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、その前景、背景となる複数のエリアに区分けする(図8参照)。
【0077】
主要被写体にピントが合うと、シャッターボタン18が全押し可能になり、撮影者がシャッターボタン18を押し込んで、シャッターボタン18を全押しすると、レリーズON信号が発せられ、この信号をCPU64が検知して、撮像動作を実行する。
【0078】
まず、CPU64は、CCD52のサイズと現在の撮影レンズ12の焦点距離とに基づいて35mm判カメラでの焦点距離を所定のテーブル又は演算により求める。
【0079】
次に、CPU64は、求めた35mm判カメラでの焦点距離と、現在の絞り値(F値)と、主要被写体までの距離(撮影距離)とに基づいて35mm判カメラで撮影した場合の被写界深度を所定のテーブル又は演算により求める。
【0080】
次に、CPU64は、現在の絞り値(F値)、撮影レンズ12の焦点距離、各エリアまでの距離に基づいて、区分けした各エリアが、求めた被写界深度で主要被写体を撮影したときに得られる描写の画像とほぼ同じ描写の画像で撮像されるための焦点位置を各エリアごとに所定のテーブル又は演算により求める。
【0081】
次に、CPU64は、求めた焦点位置にピントを合わせて各エリアごとの撮影を実施する。すなわち、求めた焦点位置に応じてフォーカス駆動部78を制御し、フォーカスレンズ48の位置制御を行いながら各エリアごとに画像データの取り込みを開始する(図9(a)〜(d)参照)。
【0082】
各エリアごとの画像データは、信号処理部68で所要の処理が施された後、順次メモリ60に格納される。そして、全ての撮影が完了すると、CPU64は信号処理部68に画像合成のコマンドを出力し、信号処理部68は、そのCPU64からのコマンドに従って撮影した各エリアごとの画像データをメモリ60から読み出し、各エリアを個別に抽出する。そして、抽出した各エリアの画像を合成して、1枚の画像を作成する(図9(e)参照)。
【0083】
作成された画像データはメモリ60に記憶され、画像データを圧縮記録するモードが選択されている場合は、CPU64からのコマンドに従って圧縮伸張回路84が、メモリ60に取り込まれた画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。そして、圧縮された画像データはカードインターフェース86を介してメモリカード24に記録される。なお、非圧縮モードが選択されている場合には、圧縮伸張回路84による圧縮処理は省略され、非圧縮のまま画像データがメモリカード24に記録される。
【0084】
以上の一連の工程で撮影が完了し、撮影された画像は35mm判カメラで撮影したときに得られる描写の画像とほぼ同じ画像となる。
【0085】
このように、本モードでは、背景と前景を別々に撮影し、これを合成することにより、35mm判カメラで撮影したときに得られる描写の画像とほぼ同じ描写の画像を撮影することができる。これにより、同じ画角で35mm判カメラよりも実焦点距離が短くなるデジタルカメラでも35mm判カメラと同じ感覚で撮影することができる。
【0086】
次に、「マニュアルモード」について説明する。上記のように、このモードは撮影者が背景の描写を確認しながら撮像するモードである。
【0087】
まず、撮影者は図4に示した背景処理撮影モードの選択画面で「マニュアルモード」を選択する。
【0088】
「マニュアルモード」が選択されると、液晶モニタ30にリアルタイム画像(スルー画)が表示される。撮影者は、この液晶モニタ30に映し出されるリアルタイム画像(スルー画)を確認しながら、ズームスイッチ32を操作して画角を決定し、シャッターボタン18を半押しして主要被写体にピントを合わせる。ピント合わせは、液晶モニタ30の中央に表示されるフォーカスフレームに主要被写体を合わせることにより行う。
【0089】
このフォーカスフレームに主要被写体を合わせてシャッターボタン18を半押しすると、CPU64はオートフォーカス(AF)制御を実行し、撮影レンズ12のピント位置を主要被写体に合わせる。
【0090】
また、このオートフォーカス制御と同時に信号処理部68が、CPU64からのコマンドに従って画像信号を処理し、CCD52の受光面に結像された光学像をCCD52の受光面からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、その前景、背景となる複数のエリアに区分けする。
【0091】
上記のAF制御で主要被写体にピントが合うと、シャッターボタン18の全押しが可能になる。そして、撮影者がシャッターボタン18を押し込んで、シャッターボタン18を全押しすると、レリーズON信号が発せられ、この信号をCPU64が検知して、その主要被写体にピントが合った状態の画像を撮影する。
【0092】
撮影された画像データは、信号処理部68で所要の処理が施された後、メモリ60に格納される。そして、そのメモリ60から表示用メモリ70に転送され、表示用の所定方式の信号に変換された後、図11(a)に示すように、液晶モニタ30に出力される。
【0093】
ここで、液晶モニタ30には、撮影画像と同時に「背景処理実行?」と表示され、この状態から撮影者が実行キー40を押すと次の背景処理が実行される。
【0094】
一方、ここでキャンセルキー42を押すと、液晶モニタ30には「保存?」と表示される。ここで実行キー40を押すと背景処理を行わず、そのままその画像をメモリカード24に記録する。一方、ここでキャンセルキー42を押すと撮影した画像データが消去される。
【0095】
上記のように「背景処理実行?」と表示されて実行キー40を押すと、背景処理が開始される。
【0096】
まず、撮影レンズ12のフォーカス制御がオートフォーカス制御からマニュアルフォーカス制御に切り替わる。ここで、撮影レンズ12のフォーカス制御がオートフォーカス制御からマニュアルフォーカス制御に切り替わると、十字ボタン34の左右の押圧操作によって、撮影レンズ12の焦点位置を前後に移動させることが可能になる。
【0097】
また、液晶モニタ30には、撮影した画像をCCD52からの距離に応じて区分けしたエリアが表示される。ここでは主要被写体である人物と、その背景である空(エリアI)及び家(エリアII)と、前景である車(エリアIII)とに区分けされるものとする。
【0098】
また、これと同時に液晶モニタ30には「エリアI撮影?」と表示される。この状態から撮影者が実行キー40を押すと、背景であるエリアI(空)の撮影が開始される。
【0099】
まず、撮影者は、液晶モニタ30に映し出されるリアルタイム画像によってエリアI(空)の描写を確認しながら、十字ボタン34で焦点位置の調節をする。そして、好みの描写になったところで、シャッターボタン18を全押しし、その画像を撮影する。
【0100】
撮影された画像データは、信号処理部68で所要の処理が施された後、メモリ60に格納される。そして、そのメモリ60から表示用メモリ70に転送され、表示用の所定方式の信号に変換された後、図11(c)に示すように、液晶モニタ30に出力される。
【0101】
ここで、同時に液晶モニタ30には「OK?」と表示されるので、その撮像された画像の描写でよければ、撮影者は実行キー40を押す。一方、その撮像された画像の描写が気に入らなければ、キャンセルキー42を押す。キャンセルキー42が押されると、撮像された画像データは消去され、再びエリアIの撮影を実行する。
【0102】
一方、実行キー40が押されると、液晶モニタ30には再び区分けしたエリアが表示される(図11 (b) 参照)。また、これと同時に液晶モニタ30には「エリアII撮影?」と表示される。この状態から撮影者が実行キー40を押すと、背景であるエリアII(家)の撮影が開始される。
前記同様に撮影者は、液晶モニタ30に映し出されるリアルタイム画像によってエリアII(家)の描写を確認しながら、十字ボタン34で焦点位置の調節をする。そして、好みの描写になったところで、シャッターボタン18を全押しし、その画像を撮影する。
【0103】
撮影された画像データは、信号処理部68で所要の処理が施された後、メモリ60に格納される。そして、そのメモリ60から表示用メモリ70に転送され、表示用の所定方式の信号に変換された後、図11(c)に示すように、液晶モニタ30に出力される。
【0104】
ここで、同時に液晶モニタ30には「OK?」と表示されるので、その撮像された画像の描写でよければ、撮影者は実行キー40を押す。一方、その撮像された画像の描写が気に入らなければ、キャンセルキー42を押す。キャンセルキー42が押されると、撮像された画像データは消去され、再びエリアIIの撮影を実行する。
【0105】
一方、実行キー40が押されると、液晶モニタ30には再び区分けしたエリアが表示される(図11 (b) 参照)。また、これと同時に液晶モニタ30には「エリアIII撮影?」と表示される。この状態から撮影者が実行キー40を押すと、前景であるエリアIII(車)の撮影が開始される。
前記同様に撮影者は、液晶モニタ30に映し出されるリアルタイム画像によってエリアII(家)の描写を確認しながら、十字ボタン34で焦点位置の調節をする。そして、好みの描写になったところで、シャッターボタン18を全押しし、その画像を撮影する。
【0106】
撮影された画像データは、信号処理部68で所要の処理が施された後、メモリ60に格納される。そして、そのメモリ60から表示用メモリ70に転送され、表示用の所定方式の信号に変換された後、図11(c)に示すように、液晶モニタ30に出力される。
【0107】
ここで、同時に液晶モニタ30には「OK?」と表示されるので、その撮像された画像の描写でよければ、撮影者は実行キー40を押す。一方、その撮像された画像の描写が気に入らなければ、キャンセルキー42を押す。キャンセルキー42が押されると、撮像された画像データは消去され、再びエリアIIIの撮影を実行する。
【0108】
一方、実行キー40が押されると、背景用の撮影が完了する。そして、この背景用の撮影が完了すると、CPU64は信号処理部68に画像合成のコマンドを出力し、信号処理部68は、そのCPU64からのコマンドに従って撮影した各エリアごとの画像データをメモリ60から読み出し、各エリアを個別に抽出する。そして、抽出した各エリアの画像を合成して、図11(d)に示すように、1枚の画像を作成する。
【0109】
作成された画像データはメモリ60に記憶され、画像データを圧縮記録するモードが選択されている場合は、CPU64からのコマンドに従って圧縮伸張回路84が、メモリ60に取り込まれた画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。そして、圧縮された画像データはカードインターフェース86を介してメモリカード24に記録される。なお、非圧縮モードが選択されている場合には、圧縮伸張回路84による圧縮処理は省略され、非圧縮のまま画像データがメモリカード24に記録される。
【0110】
以上の一連の工程で撮影が完了する。
【0111】
このように、本モードでは、主要被写体とは別に背景と前景を好みの描写で別々に撮影し、これを合成することにより、好みの描写の画像を撮影することができる。
【0112】
次に、「後処理モード」について説明する。上記のように、このモードは焦点位置を変えて複数コマの撮影を実施し、撮影した複数コマの画像から好みの描写のエリアを抜き出して合成するモードである。
【0113】
まず、撮影者は図4に示した背景処理撮影モードの選択画面で「後処理モード」を選択する。選択後、撮影者はファインダー28又は液晶モニタ30に映し出されるリアルタイム画像(スルー画)を確認しながら、ズームスイッチ32を操作して画角を決定し、シャッターボタン18を半押しして主要被写体にピントを合わせる。ピント合わせは、上記同様ファインダー28の中央位置に形成されたフォーカスフレーム91に主要被写体を合わせることにより行う。
【0114】
このフォーカスフレームに主要被写体を合わせてシャッターボタン18を半押しすると、CPU64はオートフォーカス(AF)制御を実行し、撮影レンズ12のピント位置を主要被写体に合わせる。
【0115】
また、このオートフォーカス制御と同時に信号処理部68が、CPU64からのコマンドに従って画像信号を処理し、CCD52の受光面に結像された光学像をCCD52の受光面からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、その前景、背景となる複数のエリアに区分けする(図12(a)参照)。
【0116】
主要被写体にピントが合うと、シャッターボタン18が全押し可能になる。そして、撮影者がシャッターボタン18を押し込んで、シャッターボタン18を全押しすると、レリーズON信号が発せられ、この信号をCPU64が検知して、撮像動作を実行する。
【0117】
ここで、CPU64は、主要被写体の合焦位置を含む複数の焦点位置で複数コマの画像取り込み用の撮影を実施する。すなわち、主要被写体に焦点が合う位置の他、たとえばCCD52の受光面から1mの位置に焦点が合う位置、3mの位置に焦点が合う位置、7mの位置に焦点が合う位置、無限遠に焦点が合う位置というように予め設定された複数の焦点位置で撮影を実施する。
【0118】
ここでは、合焦位置のほかCCD52の受光面から1mの位置に焦点が合う位置、3mの位置に焦点が合う位置、7mの位置に焦点が合う位置、無限遠に焦点が合う位置の計5コマの撮影を行うものとする。CPU64は、この予め設定された焦点位置と主要被写体の合焦位置に焦点が合うようにフォーカス駆動部78を制御し、フォーカスレンズ48の位置制御を行いながら各エリアごとに画像データの取り込みを行う。
【0119】
撮像された各エリアごとの画像データは、信号処理部68で所要の処理が施された後、順次メモリ60に格納される。そして、全ての撮影が完了すると、CPU64は、主要被写体に合焦した撮影画像をメモリ60から読み出して表示用メモリ70に転送し、表示用の所定方式の信号に変換した後、D/A変換器72を介して液晶モニタ30に出力させる。
【0120】
また、これと同時にCPU64は、CCD52からの距離に応じて区分けした各エリアの区分け情報を主要被写体への合焦画像に重ねて表示させる。すなわち、図12(a)に示すように、区分けされた各エリアの境界線を主要被写体への合焦画像に重ねて表示させるとともに、各エリアごとに番号(I、II、…)を付して表示させる。
【0121】
これらの情報が表示されると、液晶モニタ30には「エリアI OK?」と表示され、主要被写体であるエリアIの画像が現在液晶モニタ30に表示されている画像で良いか否か確認のメッセージが表示される。
【0122】
撮影者は、エリアIの画像に現在液晶モニタ30に表示されている画像を採用する場合は実行キー40を押す。一方、その画像が気に入らなければ、キャンセルキー42を押す。キャンセルキー42が押されると、撮像された画像データは全て消去され、再び撮影を実施する。
【0123】
実行キー40が押されると、液晶モニタ30上には「エリアIIを選択して下さい Enter 」というメッセージが表示される。そして、ここで実行キー40を押すと、図13に示すように、主要被写体への合焦画像以外の撮像画像、すなわちCCD52の受光面から1mの位置に焦点が合う位置で撮像された画像、3mの位置に焦点が合う位置で撮像された画像、7mの位置に焦点が合う位置で撮像された画像、無限遠に焦点が合う位置で撮影された撮像画像が液晶モニタ30上にサムネイル画像として一覧表示される。このサムネイル画像の一覧には、サムネイル画像の一つを囲う形で選択フレームが表示され、選択フレームは十字ボタン34で移動できるようにされている。撮影者は、この選択フレームを十字ボタン34で移動させることにより、エリアIIで採用する画像を選択する。そして、採用する画像が決定したところで実行キー40を押す。
【0124】
実行キー40が押されると、その選択された画像が液晶モニタ30上に表示される。同時に液晶モニタ30上には「エリアII OK?」というメッセージが表示され、背景の空であるエリアIIの画像が現在液晶モニタ30に表示されている画像で良いか否か確認のメッセージが表示される。
【0125】
撮影者は、エリアIIの画像に現在液晶モニタ30に表示されている画像を採用する場合は実行キー40を押す。一方、その画像が気に入らなければ、キャンセルキー42を押す。キャンセルキー42が押されると、再び画像選択画面、すなわち撮像画像のサムネイル画像の一覧表示画面に戻る(図13参照)。
【0126】
一方、実行キー40が押されると、液晶モニタ30上には「エリアIIIを選択して下さい Enter 」というメッセージが表示される。そして、ここで実行キー40を押すと、再びサムネイル画像が一覧表示される。以下同様の手順で各エリアに採用する画像を選択する。
【0127】
全ての画像が選択されると、CPU64は信号処理部68に画像合成のコマンドを出力し、信号処理部68は、そのCPU64からのコマンドに従って選択された各エリアごとの画像データをメモリ60から読み出し(図12(b)参照)、各エリアを個別に抽出する。そして、図12(c)に示すように、抽出した各エリアの画像を合成して、1枚の画像を作成する。
【0128】
作成された画像は、作成された画像データはメモリ60に記憶され、メモリ60から表示用メモリ70に転送されて、表示用の所定方式の信号に変換された後、D/A変換器72を介して液晶モニタ30に出力される。また、同時に液晶モニタ30には「OK?」と表示され、合成された画像を記録するか否かの確認のメッセージが表示される。
【0129】
撮影者は、合成された画像でよければ実行キー40を押す。一方、その画像が気に入らなければ、キャンセルキー42を押す。
【0130】
キャンセルキー42が押されると、液晶モニタ30上には「選択やり直し?」と表示され、選択をやり直す場合は実行キー40を押す。一方、撮影自体をやり直す場合はキャンセルキー42を押す。キャンセルキー42が押されると、撮影された合成用の全画像データは消去される。一方、実行キー40が押されて選択のやり直しが選択されると、液晶モニタ30上には再び画像選択画面、すなわち撮像画像のサムネイル一覧が表示され(図13参照)、エリアIIから選択がやり直される。
【0131】
合成された画像の記憶が選択された場合は、CPU64からのコマンドに従ってメモリ60に記憶された画像データがJPEGその他の所定の形式に圧縮され、カードインターフェース86を介してメモリカード24に記録される。なお、非圧縮モードが選択されている場合には、圧縮伸張回路84による圧縮処理は省略され、非圧縮のまま画像データがメモリカード24に記録される。
【0132】
以上の一連の工程で撮影が完了する。
【0133】
このように、本モードでは複数コマの撮影を行い、撮影者の好みの描写を抽出して合成することにより、撮影者の好みの描写の画像を簡単に撮影することができる。
【0134】
なお、撮影する枚数や撮影する焦点位置の設定は上述した実施の形態のものに限定されるものではなく、撮影者が任意に設定できるようにしてもよい。
【0135】
以上説明したように、本実施の形態のデジタルカメラ10によれば、主要被写体とは別にその前景又は背景となる画像を撮像し、合成することにより、好みのボケ描写の画像を簡単に撮影することができる。
【0136】
これにより、F値の明るい大口径レンズを使用しなくても、同等のボケ描写の画像を簡単に撮影することができる。この結果、コストダウンを図れるとともに、小型のレンズを用いることができ、カメラ全体の構成をコンパクト化することができる。
【0137】
なお、本実施の形態では、各エリアの区分けは、CCD52の受光面を細分化し、細分化された各領域ごとに合焦位置を検出し、等距離にある被写体を抽出することにより行っているが、区分けの手法は、これに限定されるものではない。たとえば、画像認識により区分けするようにしてもよい。
【0138】
また、本実施の形態では、主要被写体にピントを合わせる際、ファインダーの中央のみの1点をフォーカスポイントに設定しているが、複数のフォーカスポイントを設定し、撮影者が任意に設定できるようにしてもよい。
【0139】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、主要被写体とは別にその前景又は背景となる画像を撮像し、合成することにより、好みのボケ描写の画像を簡単に撮影することができる。これにより、F値の明るい大口径レンズを使用しなくても、同等のボケ描写の画像を簡単に撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカメラの一実施形態を示す正面外観図
【図2】本発明に係るデジタルカメラの一実施形態を示す背面外観図
【図3】図1に示したデジタルカメラの内部構成を示すブロック図
【図4】背景処理撮影モードの撮影モード選択画面の表示例を示す図
【図5】被写界深度設定モードの絞り値選択画面の表示例を示す図
【図6】ファインダー内の表示例を示す図
【図7】合焦位置検出領域の設定例を示す図
【図8】エリアの区分け例を示す図
【図9】被写界深度設定モードにおける画像合成方法の説明図
【図10】被写界深度設定モードにおける設定画面の他の表示例を示す図
【図11】マニュアルモードにおける撮影手順の説明図
【図12】後処理モードにおける撮影手順の説明図
【図13】後処理モードにおけるサムネイル画像の表示例を示す図
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、12…撮影レンズ、14…ファインダー窓、16…ストロボ発光部、17…調光センサ、18…シャッターボタン、20…電源スイッチ、22…グリップ部、24…メモリカード、26…カードスロット、28…ファインダー、30…液晶モニタ、32…ズームスイッチ、34…十字ボタン、36…AEロックボタン、38…メニューキー、40…実行キー、42…キャンセルキー、44…固定レンズ、46A…変倍レンズ、46B…補正レンズ、48…フォーカスレンズ、50…絞り、52…CCD、54…CCDドライバ、56…アナログ処理部、58…A/D変換器、60…メモリ、62…タイミングジェネレータ(TG)、64…CPU、66…バス、68…信号処理部、70…表示用メモリ、72…D/A変換器、74…ズーム駆動部、76…ズーム位置センサ、78…フォーカス駆動部、80…フォーカス位置センサ、82…ストロボ制御回路、84…圧縮伸張回路、86…カードインターフェース、88…評価値演算部、90…高周波成分抽出回路、92…積算回路

Claims (5)

  1. 撮影レンズによって撮像素子上に結像させた光学像をデジタルデータとして記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、
    前記光学像を前記撮像素子からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、該主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアとを含む複数のエリアに区分けする区分け手段と、
    主要被写体の前景及び/又は背景のボケ量を設定するボケ量設定手段と、
    前記区分け手段で区分けされた各エリアごとに焦点位置を設定して複数コマの撮像を行う撮像制御手段であって、主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアについては、該エリアの距離に対応する焦点位置から前記ボケ量設定手段で設定されたボケ量の程度に応じて焦点位置をずらして撮像を行う撮像制御手段と、
    撮像された複数コマの撮像画像から前記区分け手段で区分けされた各エリアの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を合成する画像合成手段と、
    からなることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 撮影レンズによって撮像素子上に結像させた光学像をデジタルデータとして記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、
    前記光学像を前記撮像素子からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、該主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアとを含む複数のエリアに区分けする区分け手段と、
    前記区分け手段で区分けされた各エリアごとに焦点位置を設定して複数コマの撮像を行う撮像制御手段であって、主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアについては、該エリアの距離に対応する焦点位置から予め設定されたボケ量となるように焦点位置をずらして撮像を行う撮像制御手段と、
    撮像された複数コマの撮像画像から前記区分け手段で区分けされた各エリアの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を合成する画像合成手段と、
    からなることを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 前記ボケ量は、同一被写体を同一画角の35mm判カメラで撮影した際に得られるボケ量と同じになるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 撮影レンズによって撮像素子上に結像させた光学像をデジタルデータとして記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、
    前記撮像素子上に結像された光学像を表示する表示手段と、前記光学像を前記撮像素子からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、該主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアとを含む複数のエリアに区分けする区分け手段と、
    前記区分け手段で区分けされた各エリアごとに撮像された撮像画像を記憶する撮像画像記憶手段と、
    前記撮像画像記憶手段に記憶された前記各エリアごとの撮像画像から前記各エリアの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を合成する画像合成手段と、
    からなり、前記主要被写体を含むエリアについては、前記主要被写体に対して合焦位置で撮像を実行し、前記主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアについては、前記表示手段に表示される光学像のボケ描写を確認しながら焦点位置をずらして撮像を実行し、得られた各エリアごとの撮像画像から前記各エリアの画像を個別に抽出し、これらのエリアの画像を1つに合成することを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 撮影レンズによって撮像素子上に結像させた光学像をデジタルデータとして記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、
    前記光学像を前記撮像素子からの距離に応じて主要被写体を含むエリアと、該主要被写体の前景及び/又は背景となるエリアとを含む複数のエリアに区分けする区分け手段と、
    主要被写体に対して合焦位置で撮像を行うとともに、該合焦位置に対して焦点位置をずらした複数コマの撮像を行う撮像制御手段と、
    撮像画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示された複数コマの撮像画像の中から前記各エリアを構成する画像を選択する画像選択手段と、
    前記画像選択手段で選択された前記各エリアごとの画像を前記複数コマの撮像画像の中から抽出し、これらのエリアの画像を1つに合成する画像合成手段と、
    からなることを特徴とするデジタルカメラ。
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