JP7214424B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

撮像装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7214424B2
JP7214424B2 JP2018188809A JP2018188809A JP7214424B2 JP 7214424 B2 JP7214424 B2 JP 7214424B2 JP 2018188809 A JP2018188809 A JP 2018188809A JP 2018188809 A JP2018188809 A JP 2018188809A JP 7214424 B2 JP7214424 B2 JP 7214424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection area
subject
control unit
imaging device
angular velocity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018188809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020056962A5 (ja
JP2020056962A (ja
Inventor
裕佑 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018188809A priority Critical patent/JP7214424B2/ja
Publication of JP2020056962A publication Critical patent/JP2020056962A/ja
Publication of JP2020056962A5 publication Critical patent/JP2020056962A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7214424B2 publication Critical patent/JP7214424B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法に関する。
撮影者が、移動している被写体の動きに合わせて撮像装置を追従させながら撮影する流し撮りという方法が知られている。流し撮りの際には、被写体の躍動感を出すために、シャッタ速度が長秒側に設定される。流し撮りは、被写体の動きに追従するようにカメラを動かしながら撮影することと、被写体の躍動感を出すためのシャッタ速度の設定が容易ではない。シャッタ速度を遅くすることで、より背景の流れ度合が増し、躍動感は増すが、手振れの影響で被写体に係る像ブレ(被写体ブレ)が生じてしまう。
特許文献1は、被写体の速度とカメラの移動速度との差分に相当するズレ量を、手ブレ補正機能によって補正する撮像装置を開示している。また、撮像面上の被写体像の移動量の算出方法として、撮像画像から検出される動きベクトルを用いる方法が知られている。また、特許文献2は、流し撮りを支援する機能(流し撮りアシストモード)において、被写体の大きさが小さい場合は、動きベクトルの検出対象となる領域(ベクトル検出領域)を小さくする撮像装置を開示している。
特開2006-317848号公報 特開2017-161586号公報
撮影者が、流し撮りの際にカメラをパンニングした場合に、被写体がベクトル検出領域からフレームアウトすると、検出される被写体の動きベクトル(被写体ベクトル)の信頼度が低下してしまう。信頼度の低い被写体ベクトルに基づいて像ブレ補正を行うと、流し撮りアシスト機能の精度が低下する。本発明は、移動する被写体を撮像する際の、撮像画像から得られる動きベクトルの信頼度の低下を抑えることが可能な撮像装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、焦点検出領域を設定する設定手段と、撮像画像に基づいて、前記設定された焦点検出領域を含むベクトル検出領域について、動きベクトルを検出する検出手段と、撮像装置の移動方向および前記設定された焦点検出領域の情報に基づいて、前記ベクトル検出領域の範囲を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記ベクトル検出領域の範囲を、前記設定された焦点検出領域の位置を基準にして、前記撮像装置の移動方向よりも前記撮像装置の移動方向とは逆方向に大きくする
本発明の撮像装置によれば、移動する被写体を撮像する際の、撮像画像から得られる動きベクトルの信頼度の低下を抑えることが可能となる。
撮像装置の構成例を示す図である。 像ブレ補正装置の構成例を示す図である。 流し撮り時の撮像画像と、動きベクトルの一例を示す図である。 流し撮り時の撮像画像と、動きベクトルの一例を示す図である。 テンプレート枠の拡大処理を説明する図である。 テンプレート枠の拡大例を説明する図である。 パンニング操作時のテンプレート枠の拡大処理を説明する図である。 撮像装置の動作処理の例を説明する図である。 被写体角速度算出処理の例を説明する図である。 被写体角速度算出処理の例を説明する図である。 シャッタ速度の算出処理の例を説明する図である。
図1は、本実施形態の撮像装置の構成例を示す図である。
本発明は、像ブレ補正装置が搭載されたコンパクトデジタルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ等の撮像装置に適用可能である。以下の説明では、撮影者(ユーザ)の流し撮りを支援する動作モードを流し撮りアシストモードと記述する。流し撮りアシストモード時には、撮像装置は、可動光学部材の駆動により被写体の移動速度とパンニング速度との差を抑制することで、被写体に係る像ブレ(被写体ブレ)を補正する。なお、本発明は、被写体ブレを補正する任意の動作モードに適用可能である。また、本実施形態では、レンズ装置(交換レンズ100) を、カメラ本体部131に装着可能な撮像装置を例にとって説明するが、本発明は、レンズ部とカメラ本体部とが一体化された撮像装置にも適用可能である。
交換レンズ100は、撮像レンズユニット101乃至マウント接点部113を備える。撮像レンズユニット101は、撮像光学系102、ズームレンズ群(以下、ズームレンズと記述)103、シフトレンズ群(以下、シフトレンズと記述)104を備える。撮像光学系102は、被写体光を撮像素子115に結像させる。ズームレンズ103は、焦点距離を変更する光学部材である。シフトレンズ104は、撮像装置の振れによって生じる光軸に対する画像のブレ(像ブレ)を補正する可動光学部材である。シフトレンズ104は、撮像レンズユニット101の光軸と垂直な方向に移動することによって、光学的に像ブレを補正する。
ズームエンコーダ106は、ズームレンズ103の位置を検出する。位置検出部105は、シフトレンズ104の位置を検出する。角速度センサ109は、交換レンズ100に加わる振れを検出して、角速度を示す振れ検出信号を出力する。レンズ制御部110が、角速度センサ109が出力した振れ検出信号を取得して信号処理する。レンズ制御部110は、レンズシステム制御用マイクロコンピュータを備え、交換レンズ100内の各部を制御する。
振れ補正系駆動部107は、レンズ制御部110の制御によって、シフトレンズ104を駆動する。アンプ回路(AMP)108は、位置検出部105の出力を増幅して、位置検出信号をレンズ制御部110に出力する。マウント接点部113は、レンズ制御部110とカメラ本体部131とのシリアル通信を中継する。
レンズ制御部110は、像ブレ補正制御を実行する。このために、レンズ制御部110は、手振れ補正制御を行う手振れ補正制御部111と、流し撮りアシストモード用の制御を行う流し撮り制御部112とを備える。レンズ制御部110は、その他にもフォーカスレンズの駆動による焦点調節の制御や、絞り制御等も行うが、図示の簡略化のために省略する。また、実際の手振れ補正では、例えばカメラ姿勢に関する縦方向と横方向といった、直交する2軸に関して振れ検出および像ブレ補正が行われる。これらの2軸の振れ検出および像ブレ補正に関しては、検出方向の差異を除いて同じ構成であるため、以下では1軸分についてのみ説明する。本実施形態の撮像装置は、光学式像ブレ補正を採用し、可動光学部材を光軸方向とは異なる方向に駆動することで像ブレ補正を行う像ブレ補正装置を備えている。
カメラ本体部131は、シャッタ114乃至操作部130を備える。シャッタ114は、露光時間を調整する。シャッタ駆動用モータ119は、シャッタ114を駆動する。ドライバ121は、カメラ制御部122の制御により、シャッタ駆動用モータ119を駆動する。撮像素子115は、被写体光を光電変換して撮像画像に係る信号(画像信号)を出力する。撮像素子115は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等である。アナログ信号処理回路(AFE)116は、撮像素子115の出力を処理して、カメラ信号処理回路117に出力する。カメラ信号処理回路117は、撮像画像に基づいて、動きベクトルを検出する動きベクトル検出部118を備える。動きベクトル検出部118は、撮像素子115の出力する、異なる撮影時刻の画像信号を取得し、画角内の被写体や背景の動きを検出する。なお、撮像素子115を可動光学部材として光軸方向とは異なる方向に駆動することで像ブレ補正を行う構成であってもよい。
タイミングジェネレータ(TG)120は、撮像素子115とアナログ信号処理回路116の動作タイミングを設定する。操作部130は、撮影者の操作に応じた信号を入力する。操作部130は、電源スイッチ、レリーズスイッチ等を備える。角速度センサ124は、カメラ本体部131に加わる振れを検出して、角速度を示す振れ検出信号をカメラ制御部122に出力する。マウント接点部123は、レンズ制御部110とカメラ本体部131とのシリアル通信を中継する。レンズ制御部110とカメラ制御部122は、マウント接点部113、123を介して所定のタイミングでシリアル通信を行う。
カメラ制御部122は、撮像装置全体を制御するマイクロコンピュータを備え、所定のプログラムをメモリから読み出して実行することで各種の制御を行う。カメラ制御部122は、シャッタ制御部125、被写体角速度算出部126、流し撮りシャッタ速度算出部127を備える。シャッタ制御部125は、ドライバ121を介してシャッタ114を制御する。被写体角速度算出部126は、動きベクトル検出部118による動きベクトルの検出結果に基づいて、主被写体(以下、被写体と記述)の角速度を算出する。流し撮りシャッタ速度算出部127は、流し撮りアシストモード時のシャッタ速度を算出する。メモリカード128は、撮像後の映像データを記録する記録媒体である。表示部129は、例えば液晶パネル(LCD)を備え、撮像時の画像をモニタし、撮像された画像を画面に表示する。また、カメラ制御部122は、カメラ信号処理回路117を制御して、動きベクトルの検出対象となる領域(ベクトル検出領域)を制御する。
図1に示す撮像装置の動作を説明する。撮影者が、交換レンズ100をカメラ本体部131に装着し、操作部130により撮像装置の電源ON操作を行うと、電源ONとなったことをカメラ制御部122が検出する。カメラ制御部122が、カメラ本体部131の各回路への電源供給および初期設定を行う。また、交換レンズ100への電源供給が行われ、レンズ制御部110が、交換レンズ100の初期設定を行う。そして、レンズ制御部110とカメラ制御部122との間で所定のタイミングで通信が開始される。例えば、通信によって、カメラ制御部122からレンズ制御部110へ撮像装置の状態、撮像設定等の情報が送信される。また、レンズ制御部110からカメラ制御部122へ交換レンズ100の焦点距離情報、角速度情報等が送信される。
操作部130を用いた撮影者の操作によって流し撮りアシストモードが選択されていない場合には、手振れ補正制御が行われる。つまり、交換レンズ100が備える角速度センサ109が、手振れ等によって撮像装置に加わる振れに係る振れ検出信号を出力する。そして、手振れ補正制御部111が、角速度センサ109が出力した振れ検出信号に基づいて、シフトレンズ104を制御して、手振れ補正制御を実行する。
図2は、撮像装置が備える像ブレ補正装置の構成例を示す図である。
図1と共通する構成要素については、同一の符号を付すことでそれらの説明を省略する。手振れ補正制御部111は、オフセット除去部201乃至パルス幅変調部208を備える。オフセット除去部201は、例えばハイパスフィルタ等を有するフィルタ演算部であり、入力信号の特性を任意の周波数帯域で変更し得る機能を有する。具体的には、オフセット除去部201は、角速度センサ109の出力に含まれている直流成分を除去する。利得位相算出部202は、オフセット除去部201により直流成分が除去された角速度データを所定のゲインで増幅する増幅器、および位相補償フィルタを有する。積分器203は、任意の周波数帯域でその特性を変更し得る機能を有する。積分器203は、利得位相算出部202の出力を積分し、シフトレンズ104の駆動量を算出する。
防振制御判定部204は、カメラ情報取得部225の出力に応じて、シフトレンズ104を駆動させるための制御信号を切り替える。流し撮りアシストモードが設定されている場合、防振制御判定部204は、流し撮り制御部112で算出された積分器224の出力を採用する。また、流し撮りアシストモード以外の動作モードが設定されている場合、防振制御判定部204は、手振れ補正制御部111で算出された積分器203の出力を採用する。
シフトレンズ104の位置を検出する振れ補正系検出部105の出力はアンプ回路108で増幅されてから、A/D変換器206によりデジタルデータに変換される。このデジタルデータは、減算部205に負入力として送られる。減算部205は、防振制御判定部204の出力を正入力として取得し、当該出力から、A/D変換器206からのデジタルデータを減算し、減算結果(偏差データ)を制御部207へ出力する。制御部207は、入力データを所定のゲインで増幅する増幅器と、位相補償フィルタを備える。制御部207は、減算部205の出力である偏差データに対して、増幅器および位相補償フィルタによる信号処理を施した後で、パルス幅変調(PWM)部208に出力する。パルス幅変調部208は、制御部207の出力データに基づき、パルス波のデューティー比を変化させるPWM波形への変調を行い、振れ補正系駆動部107に供給する。振れ補正系駆動部107は、シフトレンズ104を駆動するボイスコイル型モータであり、パルス幅変調部208の出力に基づいて、シフトレンズ104を光軸と垂直な方向に移動させる。
次に、流し撮り制御部112について説明する。流し撮り制御部112は、通信制御部210乃至カメラ情報取得部225を備える。通信制御部210は、レンズ制御部110(図1)との通信を行う。撮影者が、操作部130により、流し撮りアシストモードを設定する操作を行った場合、カメラ制御部122(図1)は、流し撮りアシストの制御に切り替える。流し撮りアシストモードの設定情報は、カメラ制御部122からレンズ制御部110へと送信され、レンズ制御部110が、流し撮りアシストモードの制御に移行する。
カメラ情報取得部225は、流し撮りアシストモードの設定情報、レリーズ情報等を取得する。角速度出力部211は、オフセット除去部201の出力を取得し、カメラ制御部122に対して、交換レンズ100内の角速度センサ109が出力する振れ検出信号(角速度データ)を出力する。被写体角速度取得部222は、カメラ本体部131内の被写体角速度算出部126によって算出される被写体の角速度を取得する。減算部223は、オフセット除去部201の出力を正入力とし、被写体角速度取得部222の出力を負入力として減算を行う。つまり、減算部223は、交換レンズ100内で検出された角速度データと、カメラ本体部131内で検出された被写体の角速度データとの差分を算出し、差分(偏差データ)を積分器224に出力する。積分器224は、偏差データを積分し、積分データを防振制御判定部204に出力する。
(動きベクトル検出処理)
撮影者が流し撮りを行う場合、動きベクトル検出部118から出力される動きベクトルとして、撮影者が撮影しようとしている被写体のベクトルと、流れている背景のベクトルの2種類が得られる。この場合、流し撮りが目的であるので、カメラ制御部122は、検出された2種類の動きベクトルのうち、被写体のベクトルを採用する。具体的には、カメラ制御部122内の被写体角速度算出部126が、レンズ制御部110から送信される角速度センサ109の出力である角速度データを、像面移動量に換算する。被写体角速度算出部126が、角速度センサ124が出力する角速度データを像面移動量に換算してもよい。被写体角速度算出部126は、像面移動量の動き量を基準として、一定の範囲内に存在するベクトル群を背景ベクトルとし、一定の範囲外に存在するベクトル群を被写体ベクトルとする。
図3および図4は、流し撮り時の撮像画像と、動きベクトルの一例を示す図である。本実施形態では、操作部130を用いた撮影者の操作にしたがって、カメラ制御部122が、焦点検出領域を示すAF測距枠303を予め設定(選択)する。ベクトル検出枠302は、動きベクトル量を検出するための参照枠である。テンプレート枠304は、ベクトル検出枠302の塊である。すなわち、ベクトル検出枠302は、動きベクトルの検出対象とする領域(ベクトル検出領域)を示す。
画面(撮像領域)300中の少なくともAF測距枠303を包含するテンプレート枠304内に、12×6個のベクトル検出枠302が配置されている。テンプレート枠304がAF測距枠303を包含するように配置しているのは、撮影者は、撮影したい被写体にAF測距枠を合わせているからである。各ベクトル検出枠302では、1フレーム前の撮像画像と現在のフレームの撮像画像との間の動き量が検知され、被写体301のベクトルと背景のベクトルが検出される。検出された被写体301のベクトルの値が、被写体の像面上の移動量として決定される。
図3(A)は、撮影者がパンニング操作によって被写体を捉えている撮影シーンに対応する撮像画像を示す。図4(A)は、撮影者がパンニング操作によって被写体を捉えきれていない撮影シーンに対応する撮像画像を示す。図3(B)は、図3(A)の撮影シーンにおいて、動きベクトル検出部118によって検出された動きベクトルの頻度分布(ヒストグラム)を示す。図4(B)は、図4(A)の撮影シーンにおいて、動きベクトル検出部118によって検出された動きベクトルの頻度分布を示す。図3(B)、図4(B)において、横軸は、動き量(単位:ピクセル)を示す。縦軸は、動きベクトルの個数(頻度)を示す。なお、図の簡略化のため背景の動きベクトル量は省略し、被写体の動きベクトル量のみを図示している。
図3(A)の撮影シーンのように、被写体301に割り当たっているベクトル検出枠302が多い場合は、図3(B)に示すように、取得できる被写体の動きベクトルの個数が多い。したがって、この場合は、被写体の動きベクトル量の信頼度が高くなる。一方、図4(A)の撮影シーンのように、撮影者がパンニング操作によって上手く被写体を捉えきれず、被写体301に割当たっているベクトル検出枠が少ない場合は、図4(B)に示すように、取得できる被写体の動きベクトルの個数が少なくなる。この場合は、被写体のベクトル量の信頼度が低くなる。以下に説明するように、撮像装置は、AF測距枠の情報(例えば、位置)または撮像装置の移動方向(例えば、パンニング方向)に基づいて、ベクトル検出領域であるテンプレート枠304の範囲を制御(例えば、拡大)する。これにより、得られる被写体のベクトル量の信頼度の低下を抑制できる。
(AF測距枠の位置に基づくテンプレート枠の制御処理)
撮影者によってAF測距枠が撮像領域の端側に設定されている場合、被写体は、撮像領域の中心を基準として、AF測距枠が設定されている撮像領域の端側に向かって移動していることが多い。撮影者がこの被写体に対してパンニング操作して撮影をした場合、設定されている端側とは逆方向にフレームアウトしやすい。また、AF測距枠が被写体を捉えていても、移動している被写体の移動方向先端寄りにAF測距枠が設定されていると、AF測距枠よりも端側とは逆方向に被写体が存在している確率が高い。したがって、AF測距枠が撮像領域の端側に設定されている場合、カメラ制御部122が、動きベクトル検出部118を制御して、端側とは逆方向に対してテンプレート枠を拡大する。本実施形態では、AF測距枠が撮像領域の端側に設定されているとは、設定されたAF測距枠が、撮像領域の端の近傍の位置にあることをいう。例えば、設定されたAF測距枠が、撮像領域の端の近傍の位置にあるAF測距点306(図5)を含む場合に、AF測距枠は撮像領域の端側に設定されている。また、端側とは逆方向とは、撮像領域の中心から撮像領域の端に向かう方向とは逆方向を意味する。
図5は、AF測距枠の位置に基づくテンプレート枠の拡大処理を説明する図である。
AF測距枠303の設定対象となる焦点検出領域は、焦点検出点であるAF測距点305を複数含む。カメラ制御部122は、撮影者の操作にしたがって、AF測距点305を所定の個数(図5の例では、6個)包含するようにAF測距枠303を設定する。AF測距枠303に包含されているAF測距点305のうち、ハッチングが施された撮像領域300の端側の4個のAF測距点306は、上端側と左端側のAF測距点である。上端側は、撮像領域300の上端の近傍である。左端側は、撮像領域300の左端の近傍である。AF測距点306が上端側に設定されている場合、カメラ制御部122は、テンプレート枠を以下のように拡大する。カメラ制御部122は、テンプレート枠を、上端側とは逆方向の位置(例えば、現在のテンプレート枠より所定の行数分下側の位置)のAF測距点305を新たに含むように拡大する。
また、AF測距点306が左端側に設定されている場合、カメラ制御部122は、テンプレート枠を以下のように拡大する。カメラ制御部122は、テンプレート枠を、左端側とは逆方向の位置(例えば、現在のテンプレート枠より所定の列数分右側の位置)のAF測距点305を新たに含むように拡大する。なお、AF測距点306が下端側に設定されている場合を想定する。下端側は、撮像領域300の下端の近傍である。AF測距点306が下端側に設定されている場合、カメラ制御部122は、テンプレート枠を以下のように拡大する。カメラ制御部122は、テンプレート枠を、下端側とは逆方向の位置(例えば、現在のテンプレート枠より所定の行数分上側の位置)のAF測距点305を新たに包むように拡大する。また、AF測距点306が右端側に設定されている場合を想定する。右端側は、撮像領域300の右端の近傍である。AF測距点306が右端側に設定されている場合、カメラ制御部122は、テンプレート枠を以下のように拡大する。カメラ制御部122は、テンプレート枠を、右端側とは逆方向の位置(例えば、現在のテンプレート枠より所定の行数分左側の位置)のAF測距点305を新たに包むように拡大する。
図6は、図5に示すAF測距枠の設定に応じたテンプレート枠の拡大例を説明する図である。
図5の例では、AF測距点303が、上端側と左端側のAF測距点を包含するように設定されている。カメラ制御部122は、テンプレート枠304を、拡大前のテンプレート枠304の一行下のAF測距点305と、テンプレート枠の一列右のAF測距点305とを包含するように拡大する。図6(A)のハッチングを施した部分は、拡大によってテンプレート枠304に含まれるようになった領域を示す。この領域に対応するベクトル検出枠が、ベクトル検出枠307である。
図6(B)は、図6(A)に示すテンプレートの拡大後に検出される動きベクトル(被写体ベクトル)のヒストグラムを示す。パンニングによって被写体がフレームアウトしやすい方向に対して予めテンプレート枠を拡大しておくことにより、多くの被写体ベクトルを取得することができる。
カメラ制御部122は、AF測距枠303が撮像領域の端側に設定されている場合に、端側とは逆方向に対してテンプレート枠を拡大する制御を行えばよく、テンプレート枠を拡大する制御は、図6に示す例に限定されない。カメラ制御部122は、単にベクトル検出枠307を所定の個数のAF測距点305に対応する領域だけ拡大するようにしてもよい。なお、カメラ制御部122は、AF測距枠303が設定された端側とは逆方向に対してテンプレート枠304を移動させるようにしてもよい。
(撮像装置の移動方向に基づくテンプレート領域の拡大処理)
図7は、撮影者が右から左方向に向かってパンニング操作を行った場合の、テンプレート枠の拡大処理を説明する図である。
撮影者が撮像装置の移動操作(例えば、パンニング操作)を行っている場合、被写体がフレームアウトして被写体ベクトルの信頼度が低下することが考えられる。したがって、撮像装置は、撮像装置の移動方向とは逆方向に対してテンプレート枠を拡大する制御を行う。撮像装置の移動操作は、パンニング操作ではなく、チルティング操作であってもよい。以下では、パンニング操作に応じたテンプレート枠の拡大を例にとって説明する。
カメラ制御部122は、交換レンズ100内の角速度センサ109から送信されたパンニング操作時の角速度データに基づいて、パンニング方向を検出する。そして、カメラ制御部122は、動きベクトル検出部118を制御して、図7に示すように、パンニング方向とは逆方向に対してテンプレート枠304を拡大する。なお、カメラ制御部122が、角速度センサ124が出力する角速度データに基づいて、パンニング方向を検出してもよい。
図7に示す例では、撮影者によって右から左方向に向かって撮像装置がパンニングされておる。したがって、カメラ制御部122は、テンプレート枠304を右方向に対して拡大する。図7では、ハッチングを施した部分に示すように、カメラ制御部122は、テンプレート枠304を、変更前のテンプレート枠の一列右側のAF測距点を含むように拡大する。拡大によってテンプレート枠304に新たに含まれるようになった領域に対応するベクトル検出枠が、ベクトル検出枠308である。
カメラ制御部122は、テンプレート枠304を、撮像装置の移動方向とは逆方向に移動させるようにしてもよい。また、カメラ制御部122は、撮像装置の移動量に応じて、テンプレート枠304を制御するようにしてもよい。例えば、カメラ制御部122は、移動量(例えばパンニング量)が大きいほどテンプレート枠304の移動量または拡大率を大きくする。本実施形態によれば、被写体がテンプレート枠からフレームアウトすることを抑制できる。したがって、被写体の動きベクトル量の信頼度の低下が抑制され、精度良く流し撮りアシストを行うことができる。
カメラ制御部122が、AF測距枠の位置に基づくテンプレート枠の制御処理と、撮像装置の移動方向に基づくテンプレート領域の制御処理のうちのいずれかのみを実行してもよいし、双方を実行するようにしてもよい。なお、AF測距枠が、撮像領域の端側に設定されている場合であっても、撮像装置の移動方向が、端側とは逆方向であるときは、カメラ制御部122は、ベクトル検出領域の範囲を変更しないようにしてもよい。
(流し撮りアシストモード時の処理)
図8は、流し撮りアシストモードが設定されている場合の撮像装置の動作処理の例を説明するフローチャートである。
図8において、Sは、フローチャートにおける各ステップの番号を示す。以下に説明する処理は、カメラ制御部122とレンズ制御部110を実現する制御部(CPU)が、メモリからプログラムを読み出して実行することにより実現される。図8に示す例では、予め撮影者によってAF測距枠が設定されているものとする。
S801において、カメラ制御部122が、流し撮りアシストモードが設定(選択)されたかを判断する。流し撮りアシストモードが設定されていない場合は、流し撮りアシストモード時の制御を行わずに、処理を終了する。流し撮りアシストモードが設定された場合は、処理がS802に進む。
S802において、カメラ制御部122が、レンズ制御部110からカメラ制御部122へ送信される信号に基づいて、カメラ本体部131に装着された交換レンズ100が流し撮りアシストモードに対応した交換レンズであるかを判断する。交換レンズ100が、流し撮りアシストモードに対応した交換レンズでない場合は、処理がS804に進む。交換レンズ100が、流し撮りアシストモードに対応した交換レンズである場合は、処理がS803に進む。
次に、S803において、カメラ制御部122内の被写体角速度算出部126が、被写体角速度の算出処理を実行する。続いて、S804において、カメラ制御部122内の流し撮りシャッタ速度算出部127が、流し撮りアシスト用のシャッタ速度の算出処理を実行する。
次に、S805において、カメラ制御部122が、S803での被写体角速度の算出処理の結果と、S804でのシャッタ速度の算出処理の結果とに基づいて、撮像素子115の露光期間中におけるシフトレンズ104の駆動量を決定する。そして、レンズ制御部110が、カメラ制御部122によって決定された駆動量に基づいて、シフトレンズ104の駆動制御を行う。これにより、被写体に係る像ブレが補正され、流し撮りのアシストが実現される。
(被写体角速度算出処理)
図9および図10は、図8のS803における被写体角速度算出処理の例を説明するフローチャートである。
図9および図10において、Sは、フローチャートにおける各ステップの番号を示す。図9のS901において、カメラ制御部122が、撮影者が操作部130を用いて設定したAF測距枠303の位置情報を取得する。S902において、カメラ制御部122が、動きベクトル検出部118を制御して、テンプレート設定1を実行する。すなわち、カメラ制御部122は、S901で取得したAF測距枠303の中心位置を基準として、少なくともAF測距枠303を包むテンプレート枠304を設定する。
次に、S903において、カメラ制御部122が、動きベクトル検出部118を制御して、テンプレート枠設定2を実行する。すなわち、カメラ制御部122は、S902で設定したテンプレート枠304を、S901で取得したAF測距枠303の位置情報に基づいて拡大する。続いて、S904において、カメラ制御部122が、パンニング情報を取得する。すなわち、カメラ制御部122は、交換レンズ100内の角速度センサ109から取得したパンニング操作時の角速度データに基づいて、パンニング方向を算出する。
次に、S905において、カメラ制御部122が、動きベクトル検出部118を制御して、テンプレート枠設定3を実行する。すなわち、カメラ制御部122は、S904で算出したパンニング方向に基づいて、S903で設定したテンプレート枠304を拡大する。続いて、S906において、動きベクトル検出部118が、撮像画像に基づいて、S905で設定したテンプレート枠304内の領域における画像の動き量を動きベクトルとして検出し、検出結果をカメラ制御部122へ出力する。
次に、S907において、カメラ制御部122内の被写体角速度算出部126が、S906で検出された動きベクトルのヒストグラムを生成する。続いて、図10のS908において、被写体角速度算出部126が、S907で生成したヒストグラムから被写体ベクトルが検出可能かを判断する。例えば、ヒストグラムにおける被写体ベクトルの度数が所定の閾値(例えば5)以上である場合、被写体角速度算出部126は、被写体ベクトルが検出可能と判断する。被写体ベクトルの度数が所定の閾値未満である場合、被写体角速度算出部126は、被写体ベクトルが検出可能でないと判断する。被写体ベクトルが検出可能であると判断された場合は、処理がS909に進む。被写体ベクトルが検出可能でないと判断された場合は、処理がS912に進む。
S909において、被写体角速度算出部126が、被写体ベクトルが検出可能と判断されたベクトル検出枠302を対象として動きベクトルの積算を行って、被写体ベクトルを算出する。S910において、被写体角速度算出部126は、S909で算出された被写体ベクトルに基づいて、被写体角速度を算出する。そして、S911において、流し撮り制御部112が、カメラ制御部122から送信される被写体角速度データと、交換レンズ100内の角速度センサ109が出力する角速度データ(図2のオフセット除去部201の出力)との差分を算出する。角速度センサ109が出力する角速度データは、流し撮り速度に対応している。したがって、算出された差分は、撮像装置に対する被写体の移動を示す角速度データとなる。算出された差分は、積分器224によって積分される。これにより、被写体に係る像ブレを補正するための目標制御値(被写体ブレ補正量)が算出される。そして、被写体角速度の算出処理が終了する。
また、S912において、レンズ制御部110が、シフトレンズ104の制御を手振れ補正制御へ切り替える。そして、レンズ制御部110は、交換レンズ100内の角速度センサ109が出力する角速度データを取得する。続いて、手振れ補正制御部111内のオフセット除去部201が、角速度データに含まれる低周波数成分を遮断してから高周波数帯域の信号を出力とすることで、角速度データに重畳している直流成分を除去する。
次に、S914において、手振れ補正制御部111内の利得位相算出部202が、S519でオフセットが除去された角速度データを、増幅器によって所定のゲインで増幅するとともに、位相補償フィルタによって信号処理する。S915において、信号処理された角速度データが積分器203によって積分され、手振れ補正制御の目標制御値(手振れ補正量)が算出される。そして、被写体角速度の算出処理が終了する。
(シャッタ速度算出処理)
図11は、図8のS804における、流し撮りアシスト用のシャッタ速度の算出処理の例を説明するフローチャートである。
図10において、Sは、フローチャートにおける各ステップの番号を示す。S1001において、カメラ制御部122内のシャッタ速度算出部127が、撮影者が操作部130を用いて設定した背景流し量を取得する。続いて、S1002において、カメラ制御部122が、交換レンズ100内のレンズ制御部110からマウント接点部113、123を介して焦点距離データを取得する。
次に、S1003において、カメラ制御部122が、カメラ本体部131内に角速度センサ124が搭載されているかを判断する。カメラ本体部131内に角速度センサ124が搭載されている場合は、処理がS1004に進む。カメラ本体部131内に角速度センサ124が搭載されていない場合は、処理がS1005に進む。
S1004において、カメラ制御部122が、カメラ本体部131内の角速度センサ124から角速度データを取得する。そして、処理がS1007に進む。S1005において、カメラ制御部122が、レンズ制御部110から取得した情報に基づいて、交換レンズ100にシフトレンズ104が搭載されているかを判断する。交換レンズ100にシフトレンズ104が搭載されていない場合は、シャッタ速度の算出処理が終了する。本実施形態において、交換レンズ100にシフトレンズ104が搭載されていることは、交換レンズ100内に角速度センサ109が搭載されていることを意味する。したがって、交換レンズ100にシフトレンズ104が搭載されている場合は、処理がS1006に進む。
S1006において、カメラ制御部122が、角速度センサ109から角速度データを取得する。そして、処理がS1007に進む。S1007において、シャッタ速度算出部127が、図10のS910で算出された被写体角速度を取得する。なお、図10のS908の判断処理で被写体ベクトルが検出可能でないと判断された場合は、取得される被写体角速度は、0dps(degree per second)である。
次に、S1008において、シャッタ速度算出部127が、S1001~S1007の処理で取得された各データを用いて、下記式に基づいて、流し撮りアシスト用のシャッタ速度を算出する。そして、シャッタ速度の算出処理が終了する。
Tv=α/f/(ωg-ωs)
Tvは、シャッタ速度である。αは、背景の流し効果係数である。fは、焦点距離である。ωgは、カメラ角速度である。ωsは、被写体角速度である。カメラ角速度ωgは、S1004またはS1006で取得された角速度データに対応する。
本実施形態によれば、流し撮りアシストモード時に、AF測距枠の位置または撮像装置の移動方向に基づいてテンプレート枠を拡大することで、取得される被写体ベクトルの信頼度の低下を抑制し、流し撮りアシストの精度を向上させることができる。また、本実施形態によれば、被写体がテンプレート枠内からフレームアウトしやすい領域に対してテンプレート枠を拡大できるので、ベクトル検出領域を不必要に拡大しなくて済むので、処理時間の増加も抑制できる。なお、本実施形態では、検出した被写体ベクトルに基づいてシフトレンズ104の駆動を制御し流し撮りのアシストを行っているが、本実施形態の方法で検出した被写体ベクトルをその他の処理に用いても構わない。すなわち、本実施形態における被写体ベクトルの検出に関わる処理以外の処理については省略してもよい。以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、説明した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形および変更が可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
110 レンズ制御部
122 カメラ制御部

Claims (7)

  1. 焦点検出領域を設定する設定手段と、
    撮像画像に基づいて、前記設定された焦点検出領域を含むベクトル検出領域について、動きベクトルを検出する検出手段と、
    撮像装置の移動方向および前記設定された焦点検出領域の情報に基づいて、前記ベクトル検出領域の範囲を制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記ベクトル検出領域の範囲を、前記設定された焦点検出領域の位置を基準にして、前記撮像装置の移動方向よりも前記撮像装置の移動方向とは逆方向に大きくする
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記焦点検出領域が前記撮像装置の撮像領域の端側に設定された場合であっても、前記撮像装置の移動方向が前記端側とは逆方向である場合は、前記ベクトル検出領域の範囲を、前記設定された焦点検出領域の位置を基準にして、前記撮像装置の移動方向よりも前記撮像装置の移動方向とは逆方向に大きくしない
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記設定手段による設定対象となる焦点検出領域は、複数の焦点検出点を含み、
    前記制御手段は、前記設定された焦点検出領域が、前記撮像領域の端の近傍の焦点検出点を含む場合に、前記ベクトル検出領域を、前記端側とは逆方向の位置の焦点検出点を含むように制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、流し撮りを支援する動作モードが選択された場合に、前記ベクトル検出領域の範囲を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記撮像装置の移動量に応じて、前記ベクトル検出領域の範囲を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記検出された動きベクトルに基づいて、被写体の角速度を算出する算出手段を備え、
    前記制御手段は、前記被写体の角速度に基づいて、補正手段を制御して、前記被写体に係る像ブレを補正する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 焦点検出領域を設定する工程と、
    撮像画像に基づいて、前記設定された焦点検出領域を含むベクトル検出領域について、動きベクトルを検出する工程と、
    撮像装置の移動方向および前記設定された焦点検出領域の情報に基づいて、前記ベクトル検出領域の範囲を制御する工程と、を有し、
    前記制御する工程は、前記ベクトル検出領域の範囲を、前記設定された焦点検出領域の位置を基準にして、前記撮像装置の移動方向よりも前記撮像装置の移動方向とは逆方向に大きくする
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
JP2018188809A 2018-10-04 2018-10-04 撮像装置およびその制御方法 Active JP7214424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188809A JP7214424B2 (ja) 2018-10-04 2018-10-04 撮像装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188809A JP7214424B2 (ja) 2018-10-04 2018-10-04 撮像装置およびその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020056962A JP2020056962A (ja) 2020-04-09
JP2020056962A5 JP2020056962A5 (ja) 2021-11-11
JP7214424B2 true JP7214424B2 (ja) 2023-01-30

Family

ID=70107190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018188809A Active JP7214424B2 (ja) 2018-10-04 2018-10-04 撮像装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7214424B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018036366A (ja) 2016-08-30 2018-03-08 キヤノン株式会社 像ブレ補正装置、撮像装置および制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018036366A (ja) 2016-08-30 2018-03-08 キヤノン株式会社 像ブレ補正装置、撮像装置および制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020056962A (ja) 2020-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106375656B (zh) 图像处理设备及其控制方法和摄像装置及其控制方法
JP6530602B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US20160006923A1 (en) Interchangeable lens digital camera
JP6581352B2 (ja) 像振れ補正装置及びその制御方法、撮像装置、レンズ装置、プログラム、記憶媒体
JP6776062B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6821358B2 (ja) 制御装置、撮像装置、レンズ装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP6598537B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム
CN109698912B (zh) 摄像设备及其控制方法
CN108668074B (zh) 图像模糊校正装置及其控制方法、摄像设备和存储介质
JP6818473B2 (ja) ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置
JP6429500B2 (ja) 光学機器、交換レンズ及び像ぶれ補正方法
JP2012078495A (ja) 撮像装置、ブレ補正装置及びブレ補正方法
JP2017161649A (ja) 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
EP3836540B1 (en) Image processing apparatus and image capturing apparatus
JP7214424B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2019125890A (ja) 像ブレ補正装置、カメラ本体、像ブレ補正方法、及びプログラム
JP2022120683A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム、記憶媒体
JP6873841B2 (ja) 像ブレ補正装置、撮像装置、撮像システム、制御方法、プログラムおよび記憶媒体
JP6935269B2 (ja) 像ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置
JP6289070B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP7023663B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP7073078B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2008064847A (ja) 像振れ補正制御装置、制御方法、撮像装置、および撮像方法
WO2020012960A1 (ja) 撮像装置
JP2022006666A (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210929

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230118

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7214424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151