JP7214424B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents
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本発明は、像ブレ補正装置が搭載されたコンパクトデジタルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ等の撮像装置に適用可能である。以下の説明では、撮影者(ユーザ)の流し撮りを支援する動作モードを流し撮りアシストモードと記述する。流し撮りアシストモード時には、撮像装置は、可動光学部材の駆動により被写体の移動速度とパンニング速度との差を抑制することで、被写体に係る像ブレ(被写体ブレ)を補正する。なお、本発明は、被写体ブレを補正する任意の動作モードに適用可能である。また、本実施形態では、レンズ装置(交換レンズ100) を、カメラ本体部131に装着可能な撮像装置を例にとって説明するが、本発明は、レンズ部とカメラ本体部とが一体化された撮像装置にも適用可能である。
図1と共通する構成要素については、同一の符号を付すことでそれらの説明を省略する。手振れ補正制御部111は、オフセット除去部201乃至パルス幅変調部208を備える。オフセット除去部201は、例えばハイパスフィルタ等を有するフィルタ演算部であり、入力信号の特性を任意の周波数帯域で変更し得る機能を有する。具体的には、オフセット除去部201は、角速度センサ109の出力に含まれている直流成分を除去する。利得位相算出部202は、オフセット除去部201により直流成分が除去された角速度データを所定のゲインで増幅する増幅器、および位相補償フィルタを有する。積分器203は、任意の周波数帯域でその特性を変更し得る機能を有する。積分器203は、利得位相算出部202の出力を積分し、シフトレンズ104の駆動量を算出する。
撮影者が流し撮りを行う場合、動きベクトル検出部118から出力される動きベクトルとして、撮影者が撮影しようとしている被写体のベクトルと、流れている背景のベクトルの2種類が得られる。この場合、流し撮りが目的であるので、カメラ制御部122は、検出された2種類の動きベクトルのうち、被写体のベクトルを採用する。具体的には、カメラ制御部122内の被写体角速度算出部126が、レンズ制御部110から送信される角速度センサ109の出力である角速度データを、像面移動量に換算する。被写体角速度算出部126が、角速度センサ124が出力する角速度データを像面移動量に換算してもよい。被写体角速度算出部126は、像面移動量の動き量を基準として、一定の範囲内に存在するベクトル群を背景ベクトルとし、一定の範囲外に存在するベクトル群を被写体ベクトルとする。
撮影者によってAF測距枠が撮像領域の端側に設定されている場合、被写体は、撮像領域の中心を基準として、AF測距枠が設定されている撮像領域の端側に向かって移動していることが多い。撮影者がこの被写体に対してパンニング操作して撮影をした場合、設定されている端側とは逆方向にフレームアウトしやすい。また、AF測距枠が被写体を捉えていても、移動している被写体の移動方向先端寄りにAF測距枠が設定されていると、AF測距枠よりも端側とは逆方向に被写体が存在している確率が高い。したがって、AF測距枠が撮像領域の端側に設定されている場合、カメラ制御部122が、動きベクトル検出部118を制御して、端側とは逆方向に対してテンプレート枠を拡大する。本実施形態では、AF測距枠が撮像領域の端側に設定されているとは、設定されたAF測距枠が、撮像領域の端の近傍の位置にあることをいう。例えば、設定されたAF測距枠が、撮像領域の端の近傍の位置にあるAF測距点306(図5)を含む場合に、AF測距枠は撮像領域の端側に設定されている。また、端側とは逆方向とは、撮像領域の中心から撮像領域の端に向かう方向とは逆方向を意味する。
AF測距枠303の設定対象となる焦点検出領域は、焦点検出点であるAF測距点305を複数含む。カメラ制御部122は、撮影者の操作にしたがって、AF測距点305を所定の個数(図5の例では、6個)包含するようにAF測距枠303を設定する。AF測距枠303に包含されているAF測距点305のうち、ハッチングが施された撮像領域300の端側の4個のAF測距点306は、上端側と左端側のAF測距点である。上端側は、撮像領域300の上端の近傍である。左端側は、撮像領域300の左端の近傍である。AF測距点306が上端側に設定されている場合、カメラ制御部122は、テンプレート枠を以下のように拡大する。カメラ制御部122は、テンプレート枠を、上端側とは逆方向の位置(例えば、現在のテンプレート枠より所定の行数分下側の位置)のAF測距点305を新たに含むように拡大する。
図5の例では、AF測距点303が、上端側と左端側のAF測距点を包含するように設定されている。カメラ制御部122は、テンプレート枠304を、拡大前のテンプレート枠304の一行下のAF測距点305と、テンプレート枠の一列右のAF測距点305とを包含するように拡大する。図6(A)のハッチングを施した部分は、拡大によってテンプレート枠304に含まれるようになった領域を示す。この領域に対応するベクトル検出枠が、ベクトル検出枠307である。
図7は、撮影者が右から左方向に向かってパンニング操作を行った場合の、テンプレート枠の拡大処理を説明する図である。
図8は、流し撮りアシストモードが設定されている場合の撮像装置の動作処理の例を説明するフローチャートである。
図8において、Sは、フローチャートにおける各ステップの番号を示す。以下に説明する処理は、カメラ制御部122とレンズ制御部110を実現する制御部(CPU)が、メモリからプログラムを読み出して実行することにより実現される。図8に示す例では、予め撮影者によってAF測距枠が設定されているものとする。
図9および図10は、図8のS803における被写体角速度算出処理の例を説明するフローチャートである。
図9および図10において、Sは、フローチャートにおける各ステップの番号を示す。図9のS901において、カメラ制御部122が、撮影者が操作部130を用いて設定したAF測距枠303の位置情報を取得する。S902において、カメラ制御部122が、動きベクトル検出部118を制御して、テンプレート設定1を実行する。すなわち、カメラ制御部122は、S901で取得したAF測距枠303の中心位置を基準として、少なくともAF測距枠303を包むテンプレート枠304を設定する。
図11は、図8のS804における、流し撮りアシスト用のシャッタ速度の算出処理の例を説明するフローチャートである。
図10において、Sは、フローチャートにおける各ステップの番号を示す。S1001において、カメラ制御部122内のシャッタ速度算出部127が、撮影者が操作部130を用いて設定した背景流し量を取得する。続いて、S1002において、カメラ制御部122が、交換レンズ100内のレンズ制御部110からマウント接点部113、123を介して焦点距離データを取得する。
Tv=α/f/(ωg-ωs)
Tvは、シャッタ速度である。αは、背景の流し効果係数である。fは、焦点距離である。ωgは、カメラ角速度である。ωsは、被写体角速度である。カメラ角速度ωgは、S1004またはS1006で取得された角速度データに対応する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
122 カメラ制御部
Claims (7)
- 焦点検出領域を設定する設定手段と、
撮像画像に基づいて、前記設定された焦点検出領域を含むベクトル検出領域について、動きベクトルを検出する検出手段と、
撮像装置の移動方向および前記設定された焦点検出領域の情報に基づいて、前記ベクトル検出領域の範囲を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記ベクトル検出領域の範囲を、前記設定された焦点検出領域の位置を基準にして、前記撮像装置の移動方向よりも前記撮像装置の移動方向とは逆方向に大きくする
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記焦点検出領域が前記撮像装置の撮像領域の端側に設定された場合であっても、前記撮像装置の移動方向が前記端側とは逆方向である場合は、前記ベクトル検出領域の範囲を、前記設定された焦点検出領域の位置を基準にして、前記撮像装置の移動方向よりも前記撮像装置の移動方向とは逆方向に大きくしない
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記設定手段による設定対象となる焦点検出領域は、複数の焦点検出点を含み、
前記制御手段は、前記設定された焦点検出領域が、前記撮像領域の端の近傍の焦点検出点を含む場合に、前記ベクトル検出領域を、前記端側とは逆方向の位置の焦点検出点を含むように制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、流し撮りを支援する動作モードが選択された場合に、前記ベクトル検出領域の範囲を制御する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、前記撮像装置の移動量に応じて、前記ベクトル検出領域の範囲を制御する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記検出された動きベクトルに基づいて、被写体の角速度を算出する算出手段を備え、
前記制御手段は、前記被写体の角速度に基づいて、補正手段を制御して、前記被写体に係る像ブレを補正する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 焦点検出領域を設定する工程と、
撮像画像に基づいて、前記設定された焦点検出領域を含むベクトル検出領域について、動きベクトルを検出する工程と、
撮像装置の移動方向および前記設定された焦点検出領域の情報に基づいて、前記ベクトル検出領域の範囲を制御する工程と、を有し、
前記制御する工程は、前記ベクトル検出領域の範囲を、前記設定された焦点検出領域の位置を基準にして、前記撮像装置の移動方向よりも前記撮像装置の移動方向とは逆方向に大きくする
ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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