JP2015145901A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手振れ補正機能を用いた流し撮りで、連写撮影をする場合でも流し撮りが成功する確率を向上させることを可能にした撮像装置を提供する。
【解決手段】静止画画像データを生成する静止画生成手段と、画角を調整する画角調整手段と、被写体像の結像位置を変更する結像位置変更手段と、撮像装置の動きを検出する第1の動き検出手段と、主被写体の動きを検出する第2の動き検出手段と、撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、第1、第2の動き検出手段の出力、および焦点距離検出手段の出力から結像位置変更手段の駆動量を算出して駆動制御する制御手段と、被写体像が画面内のどの位置に撮影されるかを予測する被写体位置予測手段と、被写体位置のずれ量を算出するずれ算出手段を有し、撮影指示に応じて静止画撮影が終了すると、ずれ算出手段により算出した被写体位置のずれを用いて結像位置変更手段の駆動量を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、手ブレ補正機能を有するカメラ等の撮像装置に関し、特に流し撮り撮影を好適に行うための撮影補助技術に関するものである。
カメラの撮影手法のひとつとして、流し撮りがある。これは動いている被写体を撮影するときに、被写体を追いながら通常よりも遅いシャッター速度で撮影する手法であり、背景が流れ、被写体は静止している画像が得られる。そのため、流し撮りを行うことでスピード感あふれる写真を撮影することができる。しかし流し撮りでは長秒撮影を行うので、露光期間中に被写体のスピードとカメラを振る速度を合わせることが難しく、失敗する可能性も高い。そのため難しい撮影技術のひとつとなっている。
流し撮り撮影を簡単に実現するために、特許文献1には撮影画像から被写体の速度と、カメラを振る速度の差分を検出し、速度の差分に相当するズレ量を、手ブレ補正機能を用いて補正することで、流し撮りを成功させる方法が開示されている。また、特許文献2には測距センサを用いて被写体の振れ量を検知し、カメラを振る速度との差分に基づいて手振れ補正機能を用いて補正することで流し撮りを成功させる方法が開示されている。
特開2006−317848号公報 特開2007−139952号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術において、連写撮影しようとすると、主被写体の速度とカメラを振る速度の差分が同一のずれ量を持ち続けていることが前提となる。主被写体の速度が変わっていく場合においては、連写枚数が増えるほどシフトレンズの補正量に誤差が生じ、きれいな流し撮りができなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、手振れ補正機能を用いた流し撮りで、連写撮影をする場合でも流し撮りが成功する確率を向上させることを可能にした撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、
撮影レンズ(101)と撮像素子(122)と、
前記撮影レンズを介して前記撮像素子に被写体像を結像する撮像手段(132)と、
静止画画像データを生成する静止画生成手段(132)と、
表示装置(172)に表示する表示用画像データを生成するスルー画像生成手段(132)と、
前記静止画画像データと表示用画像データの画角を調整する画角調整手段と、
前記撮像素子への被写体像の結像位置を変更する結像位置変更手段(104)と、
撮像装置の動きを検出する第1の動き検出手段(111)と、
前記被写体像のうち、主となる被写体の動きを検出する第2の動き検出手段(141)と、
前記撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段(105)と、
前記第1、第2の動き検出手段の出力、および前記焦点距離検出手段の出力から前記結像位置変更手段の駆動量を算出して駆動量に応じて前記結像位置変更手段を駆動制御する制御手段(113)と、
前記画角調整手段と前記制御手段により前記被写体像が画面内のどの位置に撮影されるかを予測する被写体位置予測手段(132)と、
前記静止画生成手段により撮影された静止画画像データと前記被写体位置予測手段とから被写体位置のずれ量を算出するずれ算出手段(132)
を有し、
撮影指示に応じて静止画撮影が終了すると、前記ずれ算出手段により算出した被写体位置のずれを用いて前記結像位置変更手段の駆動量を補正することを特徴とする。
本発明によれば、手振れ補正機能を用いた流し撮りで、連写撮影をする場合でも流し撮りが成功する確率を向上させることを可能にした撮像装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例の全体構成図 手ブレ補正部の構成図 レンズマイコン内のパンニング制御のフローチャート 流し撮りアシスト制御の構成図 パンニング判定スレッシュを示した図 本発明の第1の実施例のカメラマイコン内フローチャート 本発明の第1の実施例におけるLCD表示制御と撮影される静止画画像と撮像制御と被写体検知処理のタイミング関係を示す図 本発明の第1の実施例における画像と撮像装置の動き検知から被写体を抽出する方法を示す図 本発明の第1の実施例における被写体のずれ量を算出する方法を示す図 本発明の第2の実施例のカメラマイコン内フローチャート 背景技術の説明図
本発明の好ましい実施の形態は、以下の実施例1乃至2に示す通りである。
[実施例1]
図1は本発明の第1の実施形態をあらわした撮像装置の構成図であり、流し撮りアシスト機能を搭載したミラーレスカメラの構成を示している。図1において、100は交換レンズ、120はカメラ本体である。交換レンズ100は、主撮像光学系102、焦点距離を変更可能なズームレンズ群103、および撮像装置の振れによる光軸に対する像の振れを光軸と垂直方向に移動することにより光学的に補正するシフトレンズ群104から成る撮影レンズユニット101を備える。また、ズームレンズ群の位置を検出するズームエンコーダ105、シフトレンズ群の位置を検出する位置センサ106、撮像装置の振れを検出する角速度センサ111、角速度センサ111の出力を増幅するアンプ112、レンズシステム制御用マイクロコンピューター(以下レンズマイコン)113、シフトレンズを駆動するドライバ114、シフトレンズの位置センサ106の出力を増幅するアンプ115、およびカメラ本体120とのマウント接点部116を備える。
さらにレンズマイコン113は、手ブレ補正制御を行う手ブレ補正制御部117と、流し撮りアシスト用の制御を行う流し撮り制御部118を備える。レンズマイコン113はその他にもフォーカスレンズ制御、絞り制御等も行うが、図の簡略化のためここでは省略している。また、手ブレ補正のためには、例えば横方向と縦方向といった、直交する2軸に関して検出および補正を行うが、まったく同じ構成であるため、ここでは1軸分のみ記載している。
一方カメラ本体120は、シャッター121、CMOSセンサ等の撮像素子122、アナログ信号処理回路123、カメラ信号処理回路124、撮像素子122やアナログ信号処理回路123の動作タイミングを設定するタイミングジェネレータ125、電源スイッチ、レリーズスイッチ、流し撮りアシストモードにするかどうかの切り替えスイッチ等で構成されるカメラ操作スイッチ131、カメラ全体のシステムを制御するカメラシステム制御用マイクロコンピューター(以下カメラマイコン)132、シャッター動作を行わせるためのモーターを駆動するドライバ133、シャッター駆動用モーター134を備える。
また、撮影した映像を記録するメモリカード171、カメラで撮影しようとしている画像をモニタし、また撮影した画像を表示する液晶パネル(以下LCD)172、および交換レンズ100とのマウント接点部161を備え、レンズマイコン113とカメラマイコン132は、マウント接点部116および161を介して所定のタイミングでシリアル通信を行なう。
さらに、カメラ信号処理回路124は、動きベクトル検出部141を備え、カメラマイコン132は、シャッター制御部151、スルー画像から動きベクトルを用いた主被写体の検知と、流し撮り撮影完了後に撮影画像から被写体のずれ量を算出してシフトレンズ駆動量を補正する制御部152と、主被写体の角速度を算出する被写体角速度算出部153を備える。
図1において、操作スイッチ131によりカメラの電源がONされると、その状態変化をカメラマイコン132が検出し、カメラマイコン132の制御によりカメラ本体120の各回路への電源供給および初期設定が行われる。また、交換レンズ100への電源供給が行われ、レンズマイコン113の制御により、交換レンズ100内の初期設定が行われる。そしてレンズマイコン113とカメラマイコン132との間で所定のタイミングで通信が開始される。この通信で、カメラからレンズへはカメラの状態、撮影設定等が、またレンズからカメラへはレンズの焦点距離情報、角速度情報等がそれぞれ必要なタイミングで送受信される。
流し撮りアシストモード設定が行われていない通常モード時、交換レンズ内では、角度速度センサ111が手ブレ等によるカメラのブレを検出し、その検出結果を用いることで手ブレ補正制御部117により、シフトレンズ104を駆動して手ブレ補正動作が行われる。
ここで手ブレ補正機能に関して説明する。図2は手ブレ補正動作に関する構成図であり、図1と共通の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。図2において401〜408は手ブレ補正制御部117の詳細な構成を示している。401はA/D変換器であり、角速度センサ111で検出された振れ信号をデジタル信号に変換する。角速度センサ出力のデータサンプリングは1〜10kHzぐらいで行われている。402はハイパスフィルタ(HPF)等で構成されたフィルタ演算部であり、角速度センサ出力に含まれているオフセット成分の除去を行い、またカットオフ周波数を変更することでパンニング対策を行う。
403は積分器であり、シフトレンズの駆動目標データを生成するために角速度データを角変位データに変換する。407は401と同様A/D変換器であり、位置センサ106の出力をデジタルデータに変換する。404は加算器であり、シフトレンズの駆動目標値から現在のシフトレンズ位置を減算してシフトレンズの実際の駆動データを算出する。406はPWM出力部であり、算出された駆動量データをシフトレンズ駆動用のドライバ114に出力する。408はパンニング制御部であり、角速度データの状態からカメラがパンニングされたかどうかを判定する。
また、パンニングと判定された場合は、フィルタ演算部402のカットオフ周波数変更制御、および積分器403の出力の調整を行う。
図3はパンニング制御の一例を示したレンズマイコン113内の振れ補正制御部117のフローチャートである。以下、パンニング制御について、図3を用いて説明する。
図3においてS501は、A/D変換器401で取り込まれた角速度データの平均値(所定サンプリング回数分の平均値)が所定値αよりも大きいかどうかの判定を行っている。所定値α以下の場合はパンニングが行われていないと判断する。所定値αよりも大きい時はS502において、所定値βより大きいかどうかの判定を行う。そして、所定値B以下の場合は、ゆっくりとしたパンニングが行われていると判断する。
また、所定値βよりも大きい場合は早いパンニングが行われていると判断し、S503でフィルタ演算部402内にあるHPFのカットオフ周波数を最大値に設定し、S504で手ブレ補正制御を強制的にOFFとする。この設定は、HPFのカットオフ周波数を高くすることでシフトレンズが徐々に停止するようにし、手ブレ補正制御をOFFしたときの違和感をなくすためである。また、早いパンニング時は手ブレの大きさに対してパンニングによる移動量が非常に大きくなるため、手ブレ補正をOFFすることで手ブレが残っても違和感はないためである。
この設定を行わず、パンニングを大きなブレとして補正しようとすると、パンニング開始時には画が停止するが、その後シフトレンズ103が補正端に到達した瞬間に突然画が大きく動くため、非常に不自然な動きとして見えてしまうことになる。その後、S505では、積分器403の出力を現在のデータから徐々に中心位置のデータに変更することで、シフトレンズ104を中心位置に動かすようにするが、これは次に手ブレ補正動作を再開する場合に、シフトレンズの位置が駆動範囲の中心位置にあることが望ましいためである。
さて、S502で角速度データの平均値が所定値β以下の場合(ゆっくりとしたパンニングが行われていると判断した場合)はS506へと進む。そして、角速度データの大きさに応じてHPFのカットオフ周波数を設定する。これは、ゆっくりとしたパンニングが行われている場合は手ブレの影響を無視することができないためであり、パンニング時の画の追従性を不自然にならない程度に保ちながら、手ブレの補正を行うために必要な処理となる。また、S501で角速度データの平均値が所定値α以下の場合(パンニングが行われていないと判断された場合)は、S507でHPFカットオフ周波数を通常時の設定にし、早いパンニングでない場合は、S508で防振制御の強制OFF設定を解除する。
図5はパンニング時の横方向の角速度データと、所定値α、βの関係を示したものであり、グラフが角速度データのサンプルである。この例では、右方向にパンニングした場合に+方向の出力、左方向にパンニングすると−方向の出力となる。図5の例では、右方向の急激なパンニングと、左右方向のゆっくりとしたパンニングが検出されている。図5からわかるように、パンニング中は角速度データが中心値から大きく外れる。そのため、このデータを積分してシフトレンズの駆動目標値を算出した場合、DC的なオフセット成分により、積分器出力が非常に大きな値となり、制御不能状態になってしまう。そのため、パンニングが検出された場合はHPFのカットオフ周波数を高く変更することにより、DC成分をカットすることが必要となる。急激なパンニングの場合は、特に顕著になるために、よりカットオフ周波数を上げることで、積分器出力が増大しないようにしている。特にパンニングが早い場合は、パンニング速度による画の動きが手のブレに対して非常に大きくなるため、パンニング方向に関して手ブレ補正機能をOFFとしても特に違和感は発生しない。
以上のようにパンニング制御が行われることで、パンニング中も違和感のない画をモニタすることが可能となる。
さて図1に戻り、操作スイッチ131により、流し撮りアシストモードが設定されると、カメラマイコン132は、流し撮りアシスト用の制御に切り替わる。またその情報がカメラマイコン132からレンズマイコン113へと送信され、レンズマイコンは流し撮りアシストモードに移行する。
流し撮りアシストモード設定中のカメラ本体120は、撮像した映像情報からカメラ信号処理回路124内の動きベクトル検出部により検出された被写体の動きベクトルを出力する。同時に、レンズマイコン113から、交換レンズ100内の角速度センサで検出された角速度データを受信する。
撮影者が流し撮りを行なっていると動きベクトル検出部から出力される被写体の動きベクトルは、撮影者が撮影しようとしている主被写体に対応したベクトルと、流れている背景に対応したベクトルの2種類となるが、流し撮りが目的であるため、検出された2種類の動きベクトルのうち、動き量の小さいデータが主被写体の動きベクトルとなり、この動きベクトルの値が主被写体の像面上の移動量となる。
一方レンズから受信した角速度データは、カメラの流し撮り速度に対応しているため、受信した角速度データと、主被写体の像面上の移動量およびレンズの現在の焦点距離から算出される角速度の差分を算出すると、その結果は主被写体の移動角速度データとなる。そしてカメラマイコンは算出した主被写体の角速度データをレンズマイコンに送信する。
一方、図4は流し撮りアシストモード時の交換レンズ内のシフトレンズ駆動制御に関する構成図であり、図1と共通の構成に対して同じ符号を付している。図4において、601〜606は流し撮り制御部118の詳細な構成を示している。601はカメラ情報取得部であり、ここでは特に、流し撮りアシストモードの設定情報、レリーズ情報を取得している。602はカメラマイコンに送信するための角速度データ出力部であり、所定のタイミングで角速度データをサンプリングする。603は被写体角速度取得部であり、通信によって得られたカメラ情報から流し撮りアシストに必要な主被写体の角速度情報を取得する。
604は角速度データと被写体の角速度データとの差分を算出する加算器、605は所定期間のみ積分動作を行う第2の積分器、606はカメラ情報取得部が取得したモード情報に応じて、設定を変更する設定変更部である。そして、610はカメラマイコンとの双方向通信を行うためのレンズマイコン113内の通信制御部である。
カメラ本体のスイッチ操作により流し撮りアシストモードが設定されると、通信制御部からその情報がカメラ情報取得部601で読み込まれ、設定変更部606に通知される。設定変更部606は通知されたモード情報に従い、パンニング制御部408の設定変更を行う。ここで行われる設定変更は、急激なパンニング状態に移行しやすくする変更であり、具体的には、前述のパンニング判定用の所定値BおよびAを変更する。
また、角速度データ出力部602は、検出された角速度データをカメラ本体に送信するために、情報を通信制御部610に送る。そして、さらにカメラ本体からレンズマイコンへと送信される主被写体の移動角速度情報が被写体角速度取得部603で読み込まれる。加算器604は角速度センサにより検出された角速度データと、主被写体の移動角速度情報の差を計算し、第2の積分器605へと送る。第2の積分器605は、カメラ情報取得部で取得された露光期間中を示す信号により積分動作を開始し、その他の期間はシフトレンズの中心値を出力する。
さて、第2の積分器605の出力は、加算器404で積分器403の出力、およびシフトレンズ位置情報と共に加算され、シフトレンズの駆動量が算出される。
流し撮りアシストモード設定中に、実際に撮影者により流し撮り動作が行われると、交換レンズ内では、パンニング制御部408がすぐに急パン状態に対するパンニング制御を行い、振れ補正動作が禁止され、シフトレンズは、カメラのパンニング時の角速度と被写体角速度の差分に対応した量を補正することになる。そのため流し撮り失敗の原因となる露光期間中のカメラのパンニング速度と被写体の速度の差分がシフトレンズの動作で相殺され、その結果として流し撮りが成功する。
ところで、流し撮りで連写撮影しようとすると、主被写体の速度とカメラを振る速度の差分が同一のずれ量を持ち続けていることが前提となる。
図11は、LCD画面と撮像制御と撮像制御により撮影された静止画と被写体検知状態の関係を表した図であり、SW2オン前まではLCDにスルー画像表示(以下LV)表示している状態である(画像201〜画像204)。また、SW1オン前、すなわち画像201においては被写体検知を行っていない。SW1オン後ではスルー画像を用いて被写体検知を行っている(画像202〜画像204)。SW2オンされると、LCD画面は静止画撮像処理(露光、読出し、現像)のためにブラックアウトし(画像205)、撮像制御はLVから静止画撮像処理に移り、静止画画像を生成する(画像206〜画像208)。このとき、主被写体の速度が変わっていく場合においては、連写枚数が増えるほどシフトレンズの補正量に誤差が生まれ、画像207のようなずれによりきれいな流し撮りができなくなってしまう。
ここで、図8と図9を用いて、スルー画像における被写体検出処理と検出した被写体の静止画画像からずれ量の算出を行う処理について説明する。図8では被写体がベクトルMで示す方向に移動している。この被写体に対して、カメラをジャイロベクトル方向に動かして被写体を追っているときのスルー画像内の動きベクトルを示している。背景ベクトルXはジャイロベクトルと180度逆方向に大きな成分となって抽出される。一方で、動く被写体ではベクトルAに示すように背景ベクトルに対して小さなベクトルとなるため、これを検出することで被写体を抽出する。
図9(a)は撮影前のLV画像とシフトレンズ駆動量から予測した図8で抽出した被写体が静止画画像内に撮影されるべき位置を示す図である。LVと静止画で画角が異なる場合はここで画角調整が行われる構成でもよい。図9(b)は撮影された静止画画像である。図9(c)はこの2つの静止画画像から動きベクトルBを求めることにより、ベクトルB、すなわち被写体のずれ量を算出している図を示している。流し撮りが成功しているのであれば2つの静止画画像のずれ量はほとんどなくベクトルBは0に近い値となるはずである。
図6、図7、図8、図9は本発明の特徴を示した説明図であり、図6はカメラマイコン132内のフローチャートであり、流し撮りアシストモード時の撮像シーケンス部のフローチャートとなっている。以下、図6、図7、図8、図9を用いて、本発明について詳細に説明する。
図6において、S301はレリーズスイッチが半押しされたかどうかを検出している。半押しされるとS302へと進み、時間計測カウンタをインクリメントする。半押しされていない場合はS303で、レリーズスイッチが半押しされるまで時間計測カウンタをリセットする。S304では、主被写体の移動角速度がすでに算出されているかどうか確認する。算出されている場合はさらに時間計測カウンタが所定時間Tになっているかどうかを確認し、主被写体の移動角速度がまだ算出されていない場合、およびすでに算出されていてもS305で一定時間が経っている場合はS306でLV画像(画像702〜画像704)を用いて主被写体検知と主被写体の移動角速度を算出する。
ここで、主被写体の角速度を算出し直すのは、時間と共に主被写体の速度が変化する場合を考慮しての処置である。S306で算出された主被写体の移動角速度はそのたびにレンズマイコン113へと送信される。S307ではシフトレンズの必要移動量算出Cを次のように行う。カメラの移動角速度(レンズマイコンとの通信により得たレンズ内の角速度センサで検出した角速度データ)を取り込む。
次に、カメラの移動角速度と、上述した主被写体の移動角速度データの差分を算出する。算出した差分データとカメラで設定されているシャッター速度から、流し撮りを成功させるために必要なシフトレンズの移動量Cを算出する。S308は、レリーズスイッチが全押しされたかどうかの判定を行う。全押しされていなければ、レリーズスイッチが半押し状態の間はスイッチが全押しされるまで、S301〜S307を繰り返し、被写体速度情報を所定周期で更新しながら流し撮りの成否判定を繰り返す。S308でレリーズスイッチが全押しされると、S309でLVを終了し、S310で現在のカメラ設定の状態で撮影が行われ、画像705や連写の場合画像706〜画像707の静止画画像が作られる。S311で撮影終了と判断されると、S312では上記説明のように撮影した静止画画像(例えば画像706)から被写体検出を行い、S313で被写体のずれ量Dを算出する。S314で被写体のずれ量がある場合はS307で算出したシフトレンズ駆動量に対しずれ量を加味した値をS315で算出し直す。S311で撮影終了の場合はS316でLV再開する。次の撮影処理でずれ量を補正した静止画画像が画像707として撮影される。
このように、撮影後の静止画画像から被写体検出を行い、被写体のずれ量を算出してシフトレンズの移動量にフィードバックすることで、連写撮影をする場合でも流し撮りが成功する確率を向上させることができる。
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例は、実施例1に対して、シフトレンズの最大移動量を考慮したシーケンスであり、構成図は第1の実施例と共通になる。
図10はカメラマイコン132内のフローチャートであり、流し撮りアシストモード時の撮像シーケンス部のフローチャートとなっている。以下、図10を用いて、本発明について詳細に説明する。
図10において、S901〜S914及びS919に関しては、図6のS301〜S316と同じ動作であるため、説明は省略する。
S915はS914で被写体のずれ量があった場合に、レンズマイコンから通信によりシフトレンズの最大移動量Eを取り込む。S916ではシフトレンズの必要移動量Cと被写体のずれ量Dを加算した量とシフトレンズの最大移動量Eを比較し、加算量が最大移動量を超えない場合は、S907で算出したシフトレンズ駆動量に対しずれ量を加味した値をS917で算出し直す。加算量が最大移動量を超えた場合は、S918でシフトレンズの必要補正量Cをクリアし撮影においてシフトレンズが駆動しないように変更する。
このように、シフトレンズの必要移動量と被写体のずれ量を加算した量とシフトレンズの最大移動量を比較し、加算量が最大移動量を超えた場合は流し撮りにおけるシフトレンズ駆動を行わないようにすることで、ユーザーが意図しない静止画画像は撮影されないようになる。シフトレンズで補正しきれない被写体ずれが発生した場合には、流し撮りアシスト制御を行わないことでユーザーの使い勝手を向上させることが可能となる。
100 交換レンズ
101 撮影レンズユニット
103 ズームレンズ
104 シフトレンズ
105 ズームエンコーダ
106 シフトレンズ位置検出センサ
111 角速度センサ
113 レンズ制御マイクロコンピューター
114 シフトレンズドライバ
120 カメラ本体
121 シャッター
122 撮像素子
123 アナログフロントエンド
124 カメラ信号処理回路
125 タイミングジェネレータ
131 カメラ操作スイッチ
132 カメラ制御マイクロコンピューター
133 シャッター駆動用ドライバ
134 モーター
151 シャッター制御部
152 制御部

Claims (3)

  1. 撮影レンズ(101)と撮像素子(122)と、
    前記撮影レンズを介して前記撮像素子に被写体像を結像する撮像手段(132)と、
    静止画画像データを生成する静止画生成手段(132)と、
    表示装置(172)に表示する表示用画像データを生成するスルー画像生成手段(132)と、
    前記撮像素子への被写体像の結像位置を変更する結像位置変更手段(104)と、
    撮像装置の動きを検出する第1の動き検出手段(111)と、
    前記被写体像のうち、主となる被写体の動きを検出する第2の動き検出手段(141)と、
    前記撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段(105)と、
    前記第1、第2の動き検出手段の出力、および前記焦点距離検出手段の出力から前記結像位置変更手段の駆動量を算出して駆動量に応じて前記結像位置変更手段を駆動制御する制御手段(113)と、
    前記制御手段により前記被写体像が画面内のどの位置に撮影されるかを予測する被写体位置予測手段(132)と、
    前記静止画生成手段により撮影された静止画画像データと前記被写体位置予測手段とから被写体位置のずれ量を算出するずれ算出手段(132)
    を有し、
    撮影指示に応じて静止画撮影が終了すると、前記ずれ算出手段により算出した被写体位置のずれを用いて前記結像位置変更手段の駆動量を補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ずれ算出手段により算出した被写体位置のずれを用いて補正した前記結像位置変更手段の駆動量が変更可能な最大位置を超えて動くかどうかを判断する判断手段(132)を有し、駆動量が最大位置を超えて動くと判断された場合は、前記結像位置変更手段を駆動させないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記静止画画像データと表示用画像データの画角を調整する画角調整手段(132)を有し、前記画角調整手段と前記制御手段により前記被写体像が画面内のどの位置に撮影されるかを予測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018017751A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 キヤノン株式会社 制御装置、撮像装置、レンズ装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
US10944895B2 (en) 2016-03-31 2021-03-09 Canon Kabushiki Kaisha Accessory apparatus, image-capturing apparatus, control apparatus, lens apparatus, control method, computer program and storage medium storing computer program
CN114762316A (zh) * 2019-12-09 2022-07-15 索尼集团公司 图像处理设备、图像处理系统和图像处理方法

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