JP6341691B2 - 像振れ補正装置およびその制御方法、光学機器、撮像装置 - Google Patents

像振れ補正装置およびその制御方法、光学機器、撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、カメラ等に搭載される像振れ補正装置およびその制御方法に関し、特に流し撮りを好適に行うための撮影補助技術に関するものである。
カメラによる流し撮りは、被写体(動体)を撮影するときに、被写体を追いながら通常よりも遅いシャッタ速度で撮影する方法である。この方法によれば、背景が流れ、被写体が静止している画像が得られる。ユーザは、流し撮りにより、スピード感あふれる写真を撮影することができる。しかし、長秒撮影が行われるので、露光期間中に被写体のスピードとカメラを振る速度とを合わせることが難しく、熟練を要する撮影技術のひとつとなっている。
流し撮りを簡単に実現するために、特許文献1には被写体の速度と、カメラを振る速度との差分を検出し、当該差分に相当するズレ量を、手ブレ補正機能を用いて補正する方法が開示されている。撮影直前には、カメラ内の角速度センサにより、被写体を追っているカメラのパンニングに対する角速度が検出される。同時に撮像面上の主被写体像の移動量が検出される。検出したパンニング角速度と撮像面上の被写体像の移動量から被写体の角速度が算出される。そして露光中には、算出した主被写体の角速度と、カメラ内の角速度センサ出力との差分量に従って像振れ補正動作が行われる。これにより、主被写体とカメラのパンニング速度の差、および手ブレ量が補正されるので、流し撮り対象である主被写体の像振れを抑えることができる。この方法によって実現される機能を、以下では流し撮りアシストという。
特開2006−317848号公報
前記特許文献1に開示された従来技術においては、被写体の角速度、すなわち、撮影者が狙っている被写体の動きを止めるために、撮影者が被写体に合わせてカメラをパンニングするべき角速度をより正確に求めることが重要となる。例えば、パンニング操作時の角速度に誤差が生じた場合、像振れ補正に誤差が発生する可能性がある。その誤差分がブレ残り(像振れ補正されなかった画像の動き)として画面上に表れてしまうことになる。主被写体の角速度を正確に求めるためには、撮像面上の被写体像の移動量を検出するタイミングと、カメラの動きを検出する角速度センサ出力の検出タイミングとを合わせることが必要になる。
本発明の目的は、被写体に係る角速度の検出精度を高めることである。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る装置は、振れを検出して像振れ補正部を用いて像振れを補正する像振れ補正装置であって、装置の振れを検出する第1検出手段と、複数のフレームの画像データから撮像面上の被写体像の移動量を検出する第2検出手段と、露光時間、フレームレート、および焦点距離の情報を取得する第1取得手段と、前記複数のフレームのうち、第1のフレームに対応する露光期間と第2のフレームに対応する露光期間との間に、前記第1検出手段により検出されるデータを取得するタイミングを設定する設定手段と、前記設定手段により設定されたタイミングで、前記第1検出手段により検出されるデータを取得する第2取得手段と、前記第2検出手段の出力と、前記第1取得手段からの焦点距離の情報、および前記第2取得手段が取得したデータを用いて、被写体の移動に係る角速度または角度もしくは位置の情報を算出する算出手段と、前記算出手段の出力から前記像振れ補正部の駆動量を算出して像振れ補正の制御を行う制御手段と、を備え、前記第2取得手段は、前記設定手段により設定されたタイミングにしたがって、前記第1のフレームに対応する露光期間と前記第2のフレームに対応する露光期間との間で、前記第1検出手段により検出される複数のデータから平均値を取得することを特徴とする。
本発明によれば、被写体に係る角速度の検出精度を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の全体構成図である。 第1実施形態の流し撮りアシスト制御を説明するフローチャートである。 角速度データの取得タイミング設定に関するフローチャートである。 タイミング設定用の割り込み処理に関するフローチャートである。 第1実施形態における流し撮りアシスト制御に関連する構成図である。 角速度データの取得処理に係るタイミングを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置の全体構成図である。 第2実施形態における流し撮りアシスト制御に関連する構成図である。 第2実施形態のレンズ制御部の処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態の割り込み処理に関するフローチャートである。 第2実施形態における動作タイミングを示す図である。 第3実施形態にてカメラ制御部の処理を説明するフローチャートである。 第3実施形態の角速度データの取得タイミングを示す図である。 流し撮り時における撮像面上の被写体像の移動量の算出と角速度センサ出力の変化を示す図である。
本発明の各実施形態について、添付図面を参照して説明する。各実施形態では、撮影画像の像振れ補正を行う像振れ補正装置を例示する。像振れ補正用の可動部材等を駆動制御する像振れ補正装置は、ビデオカメラ、デジタルカメラ及び銀塩スチルカメラといった撮像装置や、双眼鏡、望遠鏡、フィールドスコープといった観察装置を含む光学機器に搭載可能である。また、像振れ補正装置は、デジタル一眼レフ用の交換レンズのような光学機器にも搭載可能である。したがって、光学機器や撮像装置も本発明の一側面を構成する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成例を示す図であり、流し撮りアシスト機能を搭載したミラーレスカメラの構成を例示する。図1の交換レンズ100は、カメラ本体部120に装着可能な光学機器である。交換レンズ100は、主撮影光学系102と、焦点距離を変更可能なズームレンズ群103から成る撮影レンズユニット101を備える。ズームエンコーダ104はズームレンズ群103の位置を検出し、検出信号をレンズシステム制御用マイクロコンピュータ(以下、レンズ制御部という)105に出力する。ズームエンコーダ104の検出信号により、撮影レンズユニット101の焦点距離を得ることができる。またレンズ制御部105は不図示の絞り制御等を行う。マウント接点部106はカメラ本体部120との接続部である。
カメラ本体部120は、露出制御に用いるシャッタ121や、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサ等の撮像素子122を備える。撮像素子122の出力する撮像信号は、アナログ信号処理回路123で処理された後、カメラ信号処理回路124に送られる。タイミングジェネレータ(TG)125は、撮像素子122やアナログ信号処理回路123の動作タイミングを設定する。操作部131は、電源スイッチ、レリーズスイッチ、流し撮りアシストモードに設定するかどうかの切り替えスイッチ等を備える。
カメラシステム制御用マイクロコンピュータ(以下、カメラ制御部という)132は、撮像装置全体を制御する。例えば、カメラ制御部132はシャッタ用の第1ドライバ133に制御信号を出力し、シャッタ駆動用のモータ134を駆動制御する。
第1検出手段である角速度センサ141は、カメラ本体部120の振れを検出し、振れ検出信号をアンプ142に出力する。アンプ142は、振れ検出信号を増幅してカメラ制御部132に出力する。第2ドライバ143はカメラ制御部132からの制御信号にしたがって、カメラの手ブレ等を補正するために撮像素子122を光軸に対して垂直方向に駆動する。位置センサ144は、第2ドライバ143により駆動される撮像素子122の位置を検出し、検出信号をカメラ制御部132に出力する。メモリカード171は、撮影された画像のデータを記録する記録媒体である。表示部172は、ユーザがカメラで撮影しようとしている画像をモニタし、また撮影した画像を表示する液晶パネル(LCD)等の表示デバイスを備える。カメラ本体部120は、交換レンズ100とのマウント接点部161を備える。レンズ制御部105とカメラ制御部132は、マウント接点部106および161を介して所定のタイミングでシリアル通信を行う。
カメラ信号処理回路124は、第2検出手段としての動きベクトル検出部150を備え、複数のフレームの画像データに基づいて撮影画像の動きを検出する。動きベクトル検出部150の検出信号はカメラ制御部132に出力される。カメラ制御部132はカメラパラメータ設定部152を備える。カメラパラメータ設定部152は操作部131で設定された情報を取得する第1取得処理を行い、各種カメラパラメータを設定する。カメラ制御部132内の通信制御部151は、レンズ制御部105とのシリアル通信を制御する。また、カメラ制御部132は像振れ補正を行う手ブレ補正制御部153を備える。手ブレ補正制御部153は、角速度センサ141の出力を取得し、撮像素子122の位置制御を行い、手ブレ等を補正する。その際、カメラ制御部132の流し撮りアシスト制御部154は、後述の流し撮りアシスト制御を行う。カメラ制御部132は、その他にもホワイトバランス制御部等、様々な制御ブロックを備えているが、図示の簡略化のために省略する。また像振れ補正時には、例えば横方向と縦方向といった、直交する2軸に関する検出および補正処理が実行されるが、これらは同様の構成であるため、以下では1軸分のみを説明する。
図5は、カメラ本体部120のうち、流し撮りアシストに関連する部分をより詳細に示した構成図である。図1と同様の機能をもつ構成要素に対しては既に使用した符号を付すことにより説明を省略する。以下、図5を参照して流し撮りアシスト機能を有するカメラ制御部132内の構成について説明する。
図5の通信制御部151は、カメラ本体部120に装着された交換レンズ100との情報交換のためにシリアル通信を行い、焦点距離情報取得部511は交換レンズ100の光学情報の中から焦点距離情報を取得する。カメラパラメータ設定部152は、操作部131からの操作情報や、被写体の明るさ等の情報、さらにその他のカメラ制御情報を取得する。これらの情報に基づいて、ライブビュー中の画像を表示部172へ出力するためのカメラ設定として、第1設定部521がシャッタ速度を設定し、露光時間が決定される。また、第2設定部522がフレームレートを設定する。
手ブレ補正制御部153内のA(Analog)/D(Digital)変換器501は、角速度センサ141による振れ検出信号(アンプ142の出力信号)をデジタル信号に変換する。角速度センサ出力に対するA/D変換は、例えば1〜10kHz程度で行われる。振れ検出信号は、ハイパスフィルタ(HPF)等で構成されたフィルタ演算部502で処理されて第1積分器503に出力される。角速度センサ141で検出した振れの大きさに応じてフィルタ演算のカットオフ周波数を変更することでパンニングに対応した制御が行われる。第1積分器503は、撮像素子122の移動目標データを生成するために、角速度データを角変位(角度差)データに変換する。変換後のデータはスイッチ部551を介して焦点距離ゲイン補正部504に出力される。スイッチ部551の機能については後述する。
焦点距離ゲイン補正部504は、焦点距離に応じて第1積分器503の出力に補正をかける。像振れ補正に使用する撮像素子122は、焦点距離に応じて振れ補正の敏感度が変化するため、焦点距離ゲイン補正部504は交換レンズ100との通信により取得した焦点距離情報を用いてその変化分を補正する。ゲイン補正後の信号は加算器505に出力される。
A/D変換器508は、位置センサ144の出力をデジタルデータに変換して加算器505に出力する。加算器505は、焦点距離ゲイン補正部504の出力を正入力とし、A/D変換器508の出力を負入力として両信号を加算する。これにより、撮像素子122の移動目標位置から撮像素子122の現在位置を減算することで、移動量(差分)データが算出される。移動量データはフィルタ演算部506に出力されてフィルタ処理を施される。PWM(パルス幅変調)出力部507は、フィルタ処理された移動量データに応じてPWM信号に変換し、撮像素子122の位置制御用の第2ドライバ143に出力する。第2ドライバ143は、撮像素子122の駆動機構部とともに像振れ補正部を構成し、撮像素子122の駆動量に相当する信号を出力する。
パンニング状態の判定/制御部509はA/D変換器501の出力信号を取得し、角速度データの状態からカメラがパンニングされたかどうかを判定する。判定/制御部509は、カメラのパンニングが行われたと判定した場合、フィルタ演算部502のカットオフ周波数の変更制御、および第1積分器503の出力調整を行う。以上の動作は操作部131により、レリーズスイッチが半押しとなった時点から、露光終了の時点まで行われ、角速度センサ141で検出されたカメラの手ブレ成分が補正される。
流し撮りアシスト制御部154において、データ取得タイミング設定部(以下、単にタイミング設定部という)541は、カメラパラメータ設定部152からシャッタ速度およびフレームレートの各データを取得する。タイミング設定部541は、流し撮りアシスト制御に使用する角速度センサ141のデータ取得のタイミングを設定する。データ取得部542はタイミング設定部541の設定に基づいて第2取得処理を行い、所定のタイミングでA/D変換器501から角速度データを取得する。データ取得部542は取得した角速度データを主被写体角速度算出部524に出力する。タイミング設定部541およびデータ取得部542の動作については、後で詳述する。
主被写体ベクトル選択部(以下、単にベクトル選択部という)523は、角速度センサ141の出力から取得した角速度データに対して焦点距離情報を用いて撮像面上の移動量に換算した値と、動きベクトル検出部150の出力値から主被写体のベクトルを選択する。撮影者が流し撮りを行う場合、動きベクトル検出部150から出力される被写体の動きベクトルは、撮影者が撮影しようとしている主被写体に対応したベクトルと、流れている背景に対応したベクトルの2種類となる。背景に対応したベクトルは、角速度データから換算した撮像面上の移動量とほぼ等しくなり、また主被写体の動きベクトルは、背景のベクトルに対して動き量が小さくなる。このことから、主被写体の動きベクトル(主被写体像の領域の移動量)を特定できる。ベクトル選択部523は処理に使用するデータとして、カメラパラメータ設定部152からのフレームレートのデータ、および焦点距離情報取得部511からの焦点距離のデータを取得する。
主被写体角速度算出部(以下、単に角速度算出部という)524は、ベクトル選択部523の出力と、データ取得部542の出力(取得結果)から、主被写体の角速度を算出する。角速度センサ141から取得した角速度データは、流し撮りを行うためのカメラのパンニング速度に対応している。このため、取得した角速度データと、撮像面上の主被写体像の移動量に対して焦点距離を用いて角速度に換算した値との差分を算出することにより、結果として主被写体の移動に係る角速度データが得られる。角速度算出部524の出力は加算器525に送られる。
加算器525は、角速度算出部524の出力を負入力とし、A/D変換器501の出力である角速度データを正入力として、両者の差分を算出する。第2積分器526は、加算器525の出力を積分して角変位データに変換する。加算器525の出力は、主被写体の動きと、パンニング速度との差分に相当する。また第2積分器526の出力は、撮像素子122の移動量、すなわち、アシストすべき量である。流し撮りアシストに関連する操作情報の取得部531は、操作部131で流し撮りアシストモードが選択されたか否かの情報を取得し、設定変更部532に通知する。設定変更部532は、流し撮りアシストモード時に、パンニング状態の判定/制御部509に対して、パンニング判定をし易くための設定変更通知を送るとともに、カメラがパンニング状態か否かの情報を取得する。そして設定変更部532は、パンニングの検出状態に応じてスイッチ部551を制御する。これにより、第1積分器503の出力または第2積分器526の出力が選択される。つまり、撮像素子122の移動目標値として、第1積分器503の出力を使用するか、または流し撮りアシストモード時に第2積分器526の出力を使用するかの切り替えをスイッチ部551が行う。また、設定変更部532は、レリーズスイッチの操作状態にしたがって、第2積分器526の出力を有効にするかどうかの切り替えを制御する。
次に、図2のフローチャートを参照して、流し撮りアシスト動作、および手ブレ補正制御と流し撮りアシスト制御の切り替え動作を説明する。以下の処理は、カメラ制御部132がメモリから読み出した制御プログラムにしたがって実行される。
S201は、操作部131により流し撮りアシストモードが設定されているか否かの判定処理である。操作情報の取得部531は、操作部131により流し撮りアシストモードが選択されたかどうかの情報を取得して確認する。S201で流し撮りアシストモードが設定されていると判断された場合、S202に処理を進めるが、流し撮りアシストモードが設定されていないと判断された場合にはS212に移行する。
S202で、設定変更部532は、パンニング状態の判定/制御部509に対してパンニングの判定条件を流し撮りアシスト用に設定する。この設定については、パンニングと判定し易くなるように変更される。次にS203で判定/制御部509は、現在流し撮りが行われているかどうかを判定する。ここではパンニング状態が検出されている場合に流し撮りと判定される。流し撮りであると判定された場合、S204に処理を進め、流し撮りでないと判定された場合、S212に移行する。S204では、タイミング設定部541の設定処理が行われ、その設定タイミングに基づいてデータ取得部542がデータ取得を行う。
図14を参照して、流し撮り時における、主被写体の角速度変化に対するカメラのパンニング中の角速度変化(角速度センサの出力変化)と、検出される動きベクトルについて説明する。図14(A)は、所定秒数の期間にて被写体を追ってカメラをパンニングしている時の、主被写体の角速度(破線)と、パンニング操作による角速度(実線)の変化を例示する。図14(A)の横軸は時間を示し、縦軸はパンニング方向を正方向とした場合の角速度の大きさを示している。時刻t0,t1,t2でのカメラの動きを模式的に示す。実線と破線の各グラフに差分のあるところが、主被写体の角速度に対してカメラのパンニング速度がずれている部分である。この部分で撮影が行われると、主被写体の画像にブレが生じた状態で撮影されることになる。
図14(B)は、図14(A)において、丸枠で囲んだ部分(矢印A参照)を拡大した図である。縦軸が角速度を示し、横軸が時間を示しており、αは1フレームの時間に相当する。図14(B)ではさらに、1フレーム間に検出される主被写体の動きベクトルから換算した主被写体の角速度変化(差分角速度)を併せて示している。角速度センサ141の出力はA/D変換器501により、数kHz程度でサンプリングされるため、検出信号は1フレーム内でも滑らかに変化している。これに対し、動きベクトル情報は、基本的に1フレームに1回検出されるため、角速度センサ141の検出情報に対して、より離散的なデータとなる。したがって、動きベクトルを検出している間も角速度データが変化するので、角速度データのサンプリングのタイミングによっては主被写体の角速度の算出結果に多少の誤差が生じ得る。換言すれば、角速度データの取得タイミングを最適に設定することで、主被写体の角速度検出の精度が向上する。
ここで、図14(B)に示すパンニングによる角速度変化に着目すると、パンニングの動きは基本的に一方向であり、角速度変化の周波数としては非常に低くなる。そのため、フレーム時間を単位として角速度データの変化を見た場合には、ほぼ線形(近似的な一次関数式)とみなすことができる。つまり、撮像素子の蓄積期間とその次の蓄積期間の中心のタイミングで角速度データを取得できれば、そのデータが動きベクトル検出のタイミングと最も合うことになる。例えば図14(B)にて、時刻「t1+α」での主被写体の角速度検出タイミングに最も適した角速度データは、矢印Bで示した×印の時点のデータである。すなわち、時刻t1と時刻「t1+α」の中心である、時刻「t1+(α÷2)」のタイミングで取得したデータとなる。より正確には、第nフレーム目の蓄積期間の中心に相当する時刻と、第「n+1」フレーム目の蓄積期間の中心に相当する時刻との丁度中心に相当する時刻が最適な検出時点となる。そこで、例えば撮像素子122のリセットパルスが発生した時点から、角速度データが必要となる時間をタイマ割り込み等で通知することにより、必要なデータを取得することが可能となる。図2のS204では適切な角速度データを取得するためのタイミング設定処理が行われる。その詳細については図3を用いて後述する。
図2に戻ってS204の後にS205の処理に進む。S205では、操作部131のレリーズスイッチが半押し状態であって第1スイッチ(S1と記す)がON状態であるか否かについて判定される。S1がON状態でない場合にはS201へ戻る。S1がON状態である場合、S206に処理を進め、角速度算出部524は主被写体の角速度を算出する。S207は、レリーズスイッチが全押し状態であって第2スイッチ(S2と記す)がON状態であるか否かの判定処理である。S2がON状態でない場合、S204へ処理を戻す。S2がON状態である場合にはS208に処理を進め、露光の開始判定が行われる。露光が開始されるまで待ち状態となり、S208で露光が開始されたと判定された場合、S209に進む。S209にて、S206で算出された主被写体の角速度データと、現在の角速度データとの差分が算出され、差分に対応する制御値に基づいて撮像素子122の位置制御が行われる。S210では露光の終了判定が行われる。露光が終了するまでの間、S209での撮像素子122の移動が継続し、露光中の流し撮りアシスト動作が行われる。そして露光が終了すると、S211に処理を進め、撮像素子122を初期位置(例えば可動範囲の中心位置)へと移動させる処理が行われた後、S201へ処理を戻す。
一方、S201で流し撮りアシストモードが設定されていない場合、または、S203で流し撮りと判定されない場合にはS212に移行する。S212でパンニング判定条件を通常値に戻す処理が実行される。これ以降、通常防振動作(S1のON状態で像振れ補正が開始し、露光終了で像振れ補正が終了する動作)が行われる。すなわち、S213ではS1がON状態であるか否かが判定される。S1がON状態の場合、S214に処理を進め、S1がON状態でない場合にはS218に移行する。
S214は防振制御中、つまり、振れ検出結果に応じた像振れ補正を行っているかどうかの判定処理である。防振制御中でないと判定された場合、S215に進み、防振制御中であると判定された場合、S216に移行する。S215で防振動作のイニシャライズ(初期化)が行われ後、防振制御が開始する。そしてS216でS2がON状態であるか否かが判定される。S2がON状態でない場合、S213へ戻る。またS2がON状態である場合、S217に処理を進める。S217にて露光の終了判定処理が行われて、露光が終了するまでの間、通常防振動作が継続する。またS217で露光の終了が判定された場合、S218で通常防振動作を終了し、S211に移行して撮像素子122の位置を初期位置へ戻す処理が実行された後、S201の処理へ戻る。
以上のように、流し撮りアシストモードの判定結果、または流し撮り判定結果に応じて、流し撮りアシスト動作と通常防振動作との切り替え処理が行われる。
次に、図3および図4を参照して、図2のS204の処理例を説明する。図3は角速度データの取得タイミングの設定処理内容を詳細に示すフローチャートである。また、図4は、カメラ制御部132内の割り込み処理を示すフローチャートである。
図3のS301では、タイマのスタートフラグの状態について判定処理が行われる。角速度データを取得するためのタイマが動作中であるか否かについて判定が行われ、タイマが動作していない場合、S303へと進む。また、タイマが動作中である場合、S302に移行する。
S303でタイミング設定部541は、カメラパラメータ設定部152で設定された現在のシャッタ速度の情報を第1設定部521から取得し、現在のフレームレートの情報を第2設定部522から取得する。次のS304では、S303で取得した情報に基づいて、撮像素子122への露光直前に発生するリセットパルスから、角速度データの取得タイミングまでの時間が算出される。S305にて、S304で算出されたタイミングでデータが取得できるように、タイマ割り込みの設定処理(レジスタ設定)が実行される。そしてS306でタイマのスタートフラグがセットされる。この設定により、タイマがスタートした時点から設定時間が経過した後に、タイマ割り込みが発生する。タイマの動作開始は割り込み処理の中で実行される。
一方、S301でタイマが動作中である場合、S302へ進み、カメラの設定変更があったかどうかについて判定される。例えば、被写界の明るさが変化した場合、シャッタ速度が変化したかどうか等の確認処理が行われる。シャッタ速度の変更等のように、角速度データの取得時間の算出に変更が発生する場合にはS303に処理を進めて、S304で取得時間の算出が再度行われる。また、S302でカメラ設定が変更されていないと判定された場合には、必要なタイミングで角速度データを取得する設定が既に行われているため、何もせずにリターン処理となり、図3のフローチャートの処理を抜ける。
次に、図4のフローチャートを参照してカメラ制御部132の割り込み制御について説明する。カメラ制御部132内の割り込み要因は様々である。割り込みが発生すると図4に例示する処理が実行されるが、ここでは角速度センサ141のデータサンプリングのタイミング決定に必要な部分だけを示す。
先ず、割り込み処理が開始すると、S401で撮像素子122のリセットパルスの割り込みかどうかが判定される。リセットパルスの割り込みの場合、不図示のセンサ蓄積リセットが行われ、S402に処理を進める。また、リセットパルスの割り込みでない場合、S404に移行する。S402では、流し撮りアシストモード中にセットされるタイマのスタートフラグがセットされているかどうかについて判定される。スタートフラグがセットされていない場合、何もせずにリターン処理となる。また、S402でスタートフラグがセットされている場合、S403に処理を進める。S403では、撮像素子122のリセットと同じタイミングで、図3のS305で設定した値に基づきタイマのリセットおよびスタートが行われた後、リターン処理となる。
S404は、タイマ割り込みが発生したかどうかの判定処理である。タイマ割り込みが発生した場合、角速度データの取得に最適なタイミングであることを示していることになる。よってS405に進んで、データ取得部542が角速度データを取得した後、S406でタイマが停止する。一方、S404でタイマ割り込みではない場合には、S407に移行して、その他の要因の割り込みに従い、それぞれの処理が実行される。S406またはS407の処理後、リターン処理となる。尚、S405で取得した角速度データには手ブレ成分も含まれているが、パンニング中には、パンニング操作により発生する角速度センサ141の出力に対して、手ブレによる角速度センサ出力の変動は十分に小さいので、無視しても構わない。また、チルティング操作時の制御動作についても同様であるため、説明を省略する。
図6は、本実施形態を適用した場合の、撮像面上の被写体像の移動量の検出タイミングと、角速度センサ141の検出タイミングを例示する。カメラ設定にてフレームレートを30fps(frames per second)とし、シャッタ速度を1/50秒としている。図6に示す信号601は同期信号であり、その周期はフレームレートに対応する。第1および第2のフレームにそれぞれ対応する蓄積期間602a,602bは、フレームごとの露光期間に相当する。本例では、撮像素子122としてCMOSセンサを使用した場合の、フレームレートに対応する周期ごとの蓄積時間を示している。また、時間間隔603は、角速度センサ141の出力信号をA/D変換器501が変換する場合のサンプリング周期を例示する。矢印で示す時点604が主被写体の角速度を求めるための角速度データの取得タイミングを示す。図6から分かるように、撮像素子122の蓄積開始時点に相当するリセットパルスからの時間が測定され、蓄積時間の中心間隔の中心となる時刻で割り込みが発生する。すなわち、第1の蓄積期間602aの中心位置(時刻)と次に到来する第2の蓄積期間602bの中心位置(時刻)との中心となる時刻で割り込みが発生する。これにより、主被写体の角速度を求めるために最適な角速度データを取得することが可能となる。つまり、取得した角速度データを使用することで、主被写体の角速度をより正確に求めることができるので、流し撮りアシストを行った場合の撮影画像のブレ残り(像振れ補正の残存成分)が最小限に抑えられる。
本実施形態によれば、撮像面上の主被写体像の移動量の検出タイミングと、角速度センサ出力の検出タイミングを精度よく一致させることで、流し撮り時の被写体像のブレ残りを限りなく小さくすることが可能となる。尚、本実施形態では、角速度センサ141のデータ取得タイミングをタイマ割り込みにより決定してデータ取得を行っている。データ取得タイミングの設定方法はこれに限るものではなく、例えばタイミングジェネレータ125からの外部割り込みを使用するなど、時間管理が可能な手段であれば、本実施形態の場合と同様の動作が可能である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態では、撮影レンズ内の防振機構(像振れ補正部)を使用して流し撮りアシスト機能を実現する場合において、角速度データの取得タイミングの設定処理を示す。第1実施形態では、主被写体に係る角速度を算出するために、所定のタイミングでの角速度データを取得する方法を示した。本実施形態では、所定の範囲内の角速度データの平均値を求める方法を説明する。
図7は本実施形態に係る撮像装置の構成図である。なお、第1実施形態の場合の構成(図1参照)と同様の機能をもつ構成要素に対しては、既に使用した符号を用いることによって、それらの詳細な説明を省略し、主に相違点を説明する。このような説明の省略については、後述の実施形態でも同じである。
像振れ補正機能を有する交換レンズ700は、カメラ本体部720に装着可能である。交換レンズ700の撮影レンズユニット701は、主撮影光学系702、焦点距離を変更可能なズームレンズ群103、およびシフトレンズ群704を備える。シフトレンズ群704は、撮像装置の振れにより生じる、光軸に対する像振れを光軸と垂直方向に移動することにより光学的に補正する。可動光学部材の位置検出には、ズームレンズ群103の位置を検出するズームエンコーダ104と、シフトレンズ群704の位置を検出する位置センサ706が使用される。各検出信号はレンズ制御部713に対して出力される。
第3ドライバ714は、レンズ制御部713からの制御信号にしたがってシフトレンズ群704を駆動する。第3ドライバ714は、シフトレンズ群704(補正部材)の駆動機構部とともに像振れ補正部を構成する。アンプ715は、シフトレンズ群704の位置センサ706の出力を増幅してレンズ制御部713に出力する。レンズ制御部713は、手ブレ補正制御を行う手ブレ補正制御部717と、流し撮りアシスト用の制御を行う流し撮りアシスト制御部718を備える。レンズ制御部713はその他にもフォーカスレンズ制御、絞り制御等も行うが、図示の簡略化のため省略する。なお、手ブレ補正については、例えば横方向と縦方向といった、直交する2軸に関して検出および補正が行われるが、同様の構成により行われるので、以下では1軸分のみ説明する。
カメラ本体部720は、カメラ制御部732、および図1と同様の構成要素を備える。カメラ制御部732は、カメラパラメータ設定部751、主被写体検出部752、撮像面上の主被写体像の移動量を算出する移動量算出部753を備える。カメラパラメータ設定部751において流し撮りアシストに関連する部分は、図5のカメラパラメータ設定部152と同様である。また、主被写体検出部752は、図5の主被写体ベクトル選択部523と同様の機能を有する第3検出手段である。移動量算出部753は、主被写体検出部752で選択された主被写体に関する動きベクトル情報を、所定のフォーマットに従うデータに変換する。所定のフォーマットとは、カメラ制御部732とレンズ制御部713との間で事前に取り決めたフォーマットであり、該フォーマットに則り、例えば小数点以下を4ビットとしたμm(マイクロメートル)単位のデータへの変換処理が行われる。
図7の撮像装置において、操作部131を用いてユーザがカメラの電源をON操作すると、その状態変化をカメラ制御部732が検出する。カメラ制御部732は、カメラ本体部720の各回路への電源供給および初期設定処理を実行する。交換レンズ700への電源供給が行われ、レンズ制御部713は交換レンズ700内の初期設定処理を実行する。そしてレンズ制御部713とカメラ制御部732との間で所定のタイミングで通信が開始する。このレンズ−カメラ間通信にて、カメラ本体部720から交換レンズ700へはカメラの状態、撮影設定等の情報が送受信される。また交換レンズ700からカメラ本体部720へは交換レンズの焦点距離情報、角速度情報等がそれぞれ必要なタイミングで送受信される。さらに、流し撮りアシストモード中には、カメラ本体部720から交換レンズ700に対して、移動量算出部753が算出した撮像面上の主被写体像の移動量データが送信される。
図8は、交換レンズ700において、流し撮りアシストに関連する部分をより詳細に示した構成図である。図1、図5、図7と同様の機能を有する構成要素には既に使用した符号を用いることで、それらの詳細な説明を省略する。以下では、流し撮りアシスト機能を有するレンズ制御部713の構成について説明する。
図8の手ブレ補正制御部717は、本実施形態の場合、レンズ制御部713に組み込まれている点で第1実施形態の場合と相違する。ただし、内部構成については第1実施形態におけるカメラ制御部132の手ブレ補正制御部153と同じであるため、説明を省略する。通信制御部811は、マウント接点部106を介してカメラ制御部732と通信してデータの送受信を行う。
流し撮りアシスト制御部718において、カメラ情報取得部812は、通信制御部811がカメラ制御部732から受信したデータのうち、以下の情報を取得する。
・レリーズスイッチの半押し操作(S1のON)情報および全押し操作(S2のON)情報。
・フレームレートおよびシャッタ速度の各情報。
・カメラ本体部720内の撮像素子722のリセットパルスタイミングの情報。
データ取得のタイミング設定部813は、カメラ情報取得部812が取得したデータに基づいて、角速度データの取得タイミングを設定する。データ取得部814はタイミング設定部813が設定したタイミングでA/D変換器501から複数の角速度データを取得する。取得した複数の角速度データは角速度データ出力部815が処理し、カメラ制御部732での処理用のフォーマットデータに変換される。変換後のデータは、通信制御部811を介してカメラ制御部732に送信される。
移動量取得部816は、カメラ制御部732からの受信データのうち、撮像面上の主被写体像の移動量を示す情報を取得して、主被写体角速度算出部(以下、単に角速度算出部という)817に出力する。角速度算出部817は、以下の情報を用いて主被写体の角速度を算出する。
・ズームエンコーダ104から得られる焦点距離情報。
・移動量取得部816から得られる、撮像面上の主被写体像の移動量情報。
・カメラ情報取得部812から得られるカメラのフレームレート情報。
・データ取得部814から得られる角速度情報(角速度データ)。
角速度算出部817が算出した、主被写体に係る角速度信号は加算器525への負入力となる。つまり加算器525は、正入力であるA/D変換器501の出力から主被写体の角速度信号を減算し、差分信号を第2積分器526に出力する。
以上の構成において、主被写体の角速度検出のためのレンズ制御部713内の動作は、第1実施形態に係るカメラ制御部132内の動作と同様であり、角速度データの取得タイミングは割り込みを用いて決定される。但し、本実施形態では、主被写体の角速度をより正確に導出すること、および角速度センサ141の揺らぎによる影響を抑えることを目的として、レンズ制御部713が所定期間内での角速度データの平均値を取得する。そのため、第1実施形態とは、タイマの設定内容および割り込み制御が異なる。
図9、図10を参照して、流し撮りアシスト制御部718による角速度データの取得処理について説明する。図9は、角速度センサ141からのデータの取得タイミング設定処理を例示するフローチャートである。図10は、レンズ制御部713内における割り込み制御に関するフローチャートである。なお、図9に示すS901〜S903、およびS905,S906の各ステップでの処理については、図3に示すS301〜S303、およびS305,S306と同じである。よって相違点であるS904のみ説明する。
S904では、S903で取得したフレームレートおよびシャッタ速度の各データから、角速度センサ141の平均値取得開始のタイミングが算出される。つまり、計算開始時点が算出され、次のS905にて、対応する時間データがレジスタに設定される。
次に、図10に示す処理を説明する。レンズ制御部713内の割り込み要因は、カメラ制御部732の場合と同様に様々である。割り込みが発生する度に図10のフローチャートの処理が実行されるが、角速度データの取得タイミングの決定に必要な部分だけを示す。
まず、図10の割り込み処理が開始すると、S1001ではカメラ通信終了の割り込みかどうかが判定される。カメラ通信終了の割り込みの場合、S1002に進み、そうでない場合にはS1005に移行する。S1002は、今回の通信がリセットパルスの発生に関する通信かどうかの判定処理である。リセットパルスの発生に関する通信の場合、S1003に処理を進め、そうでない場合、S1005に移行する。
S1003では、タイマのスタートフラグの値が判定される。スタートフラグがセットされている場合、S1004に進み、スタートフラグがセットされていない場合にはリターン処理に移行する。S1004では、図9のS904で算出した値に基づいてタイマのリセットおよびスタートが行われる。S1005では、タイマ割り込みが発生したかどうかについて判定される。タイマ割り込みが発生した場合、S1006に処理を進め、タイマ割り込みが発生しない場合、S1007に移行する。S1006では、所定のフラグ(加算フラグ)の反転処理が行われる。加算フラグが反転したタイミングで、角速度センサ141の取得タイミングが切り替えられる。そしてリターン処理に移行する。
S1007では、角速度センサ141のA/D変換終了の割り込みかどうかについて判定される。発生した割り込みがA/D変換終了の割り込みの場合、S1008に処理を進める。またA/D変換終了の割り込みでない場合、S1014に進み、その他の割り込み処理が実行された後、リターン処理に移行する。S1008では、加算フラグが変化したかどうかについて判定される。加算フラグが変化していない場合、平均値算出を続行するために、S1012に処理を進める。また、加算フラグが変化した場合、S1009に移行する。S1012では、加算用バッファの値に今回の角速度データを加算する処理が実行された後、S1013でカウンタのインクリメントにより、カウント変数値に1が加算される。そしてリターン処理に移行する。
S1008からS1009に進む場合には、所定の時間が経過したと判断されるため、角速度データの平均値を算出する処理が実行される。つまり、加算バッファの値をカウント変数値で除算することにより平均値の演算処理が行われる。所定期間内における複数の角速度データの平均値を算出して取得する処理は角速度データ出力部815が行う。S1010では、加算バッファに新たな角速度データを上書きして更新する処理が実行された後、S1011でカウント変数値が初期化される(1にリセットされる)。A/D変換終了の割り込み処理時には、以上の動作を繰り返すことにより、所定期間中の角速度データの平均値が算出されることになる。
次に、図11のタイミングチャートを参照して、本実施形態における、蓄積期間、データ取得タイミング、通信タイミング、レンズ制御部713の処理タイミングを説明する。カメラの設定については、同期信号1100にてフレームレートを30fpsとし、蓄積期間についてはシャッタ速度を1/50秒とする。撮像素子722の蓄積期間1101、1102に示すように、リセットパルスにより蓄積が開始し、同期信号1100の立下りエッジのタイミングでリードパルスにより撮像データが読み出される。信号1103は、角速度センサ出力のA/D変換におけるサンプリングのタイミングを例示する。期間1104、1105はそれぞれ、角速度データの平均値を算出する期間、つまり、主被写体に係る角速度検出に最適な角速度センサ出力の平均値算出期間を示す。信号1106〜1109は、カメラ制御部732からレンズ制御部713への通信処理を表す。信号1106および1108は撮像素子722のリセットパルスのタイミングを示す通信情報をもつ。また、信号1107および1109は、検出された主被写体の動きベクトルの送信タイミングを示す情報をもつ。信号1110〜1113は、レンズ制御部713内の処理タイミングを表す。信号1110および1112は割り込み処理のタイミングを示し、信号1111および1113は主被写体の角速度検出処理のタイミングを示している。動きベクトルの検出処理は、撮像素子722から読み出された情報にしたがって実行される。このため、信号1109で示した通信によりレンズ制御部713へ送られる動きベクトル情報は、第1の蓄積期間1101から、第2の蓄積期間1102にかけて主被写体像が撮像面上で動いた情報となる。一方、これと同じ期間に対応する角速度情報については、期間1104で示す範囲での値となる。そこで、主被写体の角速度を算出するためにレンズ制御部713は、信号1113に示す処理期間にて、期間1104中での角速度情報と、信号1109で受信した撮像面上の主被写体像の移動量を用いる。これにより、正確な主被写体の角速度を算出できる。
本実施形態によれば、角速度データについて所定期間での平均演算を行うことにより、例えば揺らぎの大きな角速度センサを使用しても、揺らぎによるばらつきを抑えることが可能となる。よって、流し撮りアシストを行った場合の撮影画像のブレ残りをより小さく抑えることができ、主被写体に係る角速度をより正確に得ることができる。なお、サンプリングした全てのデータについて平均演算を行う例を説明したが、例えばA/D変換器501によるサンプリングがより速い場合には、サンプリングデータ数を減らしてもよい。これにより、レンズ制御部713内での処理時間を短縮できる。本実施形態では、流し撮りアシスト機能を実現する構成要素が、カメラ本体部720側と交換レンズ700側に分かれている。この場合でも、主被写体の角速度を検出するための動きベクトル情報と、角速度データの取得タイミングを適切なタイミングに合わせることができる。その結果、主被写体の角速度をより正確に検出可能である。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態では、前記実施形態に加え、さらに撮像面上の主被写体像の位置を把握し、角速度データの取得タイミングを主被写体の位置に合わせることで、より検出精度を高めることができる。
図12は本実施形態におけるカメラ制御部内の処理例を説明するフローチャートであり、角速度センサ出力の取得タイミングの設定に関する部分を示す。以下、図12を参照して角速度データの取得処理について説明する。本処理はカメラ制御部内のCPU(中央演算処理装置)がメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
S1201では、タイマのスタートフラグの状態を確認する処理が行われ、角速度データの取得のためのタイマが動作中かどうかについて判定される。タイマが動作していない場合、S1203へと処理を進め、タイマが動作中である場合、S1202に進む。S1203では、動きベクトル情報から得られた、撮像面上の主被写体像の位置を取得する処理が実行される。S1205では、カメラパラメータ設定部152で設定された現在のフレームレートとシャッタ速度の各データが取得される。そしてS1206では、S1203で取得した撮像面上の主被写体像の位置、およびS1205で取得した情報に基づいて、角速度データの平均値算出の計算開始時間が算出される。この時間は、撮像素子への露光直前に発生するリセットパルスの時点から、撮像面上の主被写体像の中心位置での蓄積期間の中央に相当する時点までの時間として算出される。S1207にて、S1206で算出した時間により設定されるタイミングで、角速度データを取得できるようにタイマ割り込みの設定処理が行われる。そしてS1208でタイマのスタートフラグがセットされる。この設定により、タイマの動作が開始してから設定時間が経過した後に、タイマ割り込みが発生する。タイマのスタートは割り込み処理の中で実行される。
S1202では、主被写体の位置が変化したかどうかについて判定処理が行われる。被写体位置が変化している場合、S1203へと進み、被写体位置に変化がない場合にはS1204に移行する。S1204では、シャッタ速度の変更等のカメラ設定に変更があったかどうかについて判定処理が行われる。その結果、シャッタ速度の変更等のように、角速度データの取得時間の算出に影響する変更が発生した場合、S1205へと進み、フレームレートやシャッタ速度の取得後に、計算開始時間が再度算出される。また、S1204で、カメラ設定に変更がなければ、必要なタイミングで角速度データを取得する設定となっているので、何もせずにリターン処理に移行する。
図13は、本実施形態における角速度データの取得に関するタイミングチャートを示す。図13の上部に示す撮像画面1501には、複数の分割された領域1502を例示している。これらのうちの領域1503は、主被写体が検出された領域(以下、被写体検出領域という)である。図13には、同期信号1504と、蓄積期間と、角速度センサ出力のサンプリングのタイミングをそれぞれ示す。
本実施形態では撮像素子にCMOSセンサを使用しているため、読み出し時間が水平方向のライン毎に異なる。被写体検出領域1503の位置は、撮像画面1501内の垂直方向の中心からずれているため、被写体検出領域1503の垂直方向の中心位置に相当する蓄積期間は、点線1505で示す部分となる。期間1508は、被写体に係る角速度検出に最適な平均値算出期間を示している。当該期間は、点線1505の中点に示す時刻から、次の蓄積期間にて被写体検出領域に該当する点線1506の中点に示す時刻までの期間に相当する。本実施形態では、主被写体の動きベクトルの検出時間にて検出した、動きベクトルの蓄積時間の中心時刻から、次の蓄積時間にて該当する同じ位置での中心時刻までの期間に亘って、角速度データの平均値演算処理が実行される。これにより、検出された主被写体の動きベクトルに対して最適な角速度データを取得できる。なお、本実施形態では説明の便宜上、主被写体に係る検出領域として1つの被写体検出領域が選択されている場合について説明した。主被写体の検出領域が垂直方向において複数の領域に跨っている場合には、角速度データとして、複数の領域を併せた領域内にて、垂直方向での中心となる水平ラインに対して平均値を算出すればよい。
本実施形態によれば、主被写体の動きベクトルについて好適な角速度データから、主被写体に係る角速度を算出することにより、算出精度を高めることができる。その結果、流し撮りアシスト時にブレ残りの極めて少ない撮影画像が得られる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
105、713 レンズ制御部
122,722 撮像素子
132、732 カメラ制御部
141 角速度センサ
150 動きベクトル検出部
153、717 手ブレ補正制御部
154、718 流し撮りアシスト制御部
524、817 主被写体角速度算出部
541、813 タイミング設定部
542、814 データ取得部
704 シフトレンズ群

Claims (11)

  1. 振れを検出して像振れ補正部を用いて像振れを補正する像振れ補正装置であって、
    装置の振れを検出する第1検出手段と、
    複数のフレームの画像データから撮像面上の被写体像の移動量を検出する第2検出手段と、
    露光時間、フレームレート、および焦点距離の情報を取得する第1取得手段と、
    前記複数のフレームのうち、第1のフレームに対応する露光期間と第2のフレームに対応する露光期間との間に、前記第1検出手段により検出されるデータを取得するタイミングを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたタイミングで、前記第1検出手段により検出されるデータを取得する第2取得手段と、
    前記第2検出手段の出力と、前記第1取得手段からの焦点距離の情報、および前記第2取得手段が取得したデータを用いて、被写体の移動に係る角速度または角度もしくは位置の情報を算出する算出手段と、
    前記算出手段の出力から前記像振れ補正部の駆動量を算出して像振れ補正の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記第2取得手段は、前記設定手段により設定されたタイミングにしたがって、前記第1のフレームに対応する露光期間と前記第2のフレームに対応する露光期間との間で、前記第1検出手段により検出される複数のデータから平均値を取得することを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 撮像面上の被写体像の領域を検出する第3検出手段を更に有し、
    前記設定手段は前記第3検出手段の出力を取得して前記第1検出手段により検出される前記データの取得タイミングを設定することを特徴とする請求項に記載の像振れ補正装置。
  3. 前記第3検出手段は、前記第1検出手段の出力および前記第2検出手段の出力を用いて前記被写体の領域を検出することを特徴する請求項に記載の像振れ補正装置。
  4. 前記第3検出手段は、撮像面を分割した領域のうち、1つまたは複数の領域を被写体の検出領域として選択することを特徴とする請求項または請求項に記載の像振れ補正装置。
  5. 振れを検出して像振れ補正部を用いて像振れを補正する像振れ補正装置であって、
    装置の振れを検出する第1検出手段と、
    複数のフレームの画像データから撮像面上の被写体像の移動量を検出する第2検出手段と、
    露光時間、フレームレート、および焦点距離の情報を取得する第1取得手段と、
    前記複数のフレームのうち、第1のフレームに対応する露光期間と第2のフレームに対応する露光期間との間に、前記第1検出手段により検出されるデータを取得するタイミングを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたタイミングで、前記第1検出手段により検出されるデータを取得する第2取得手段と、
    前記第2検出手段の出力と、前記第1取得手段からの焦点距離の情報、および前記第2取得手段が取得したデータを用いて、被写体の移動に係る角速度または角度もしくは位置の情報を算出する算出手段と、
    前記算出手段の出力から前記像振れ補正部の駆動量を算出して像振れ補正の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記設定手段は、前記第1のフレームに対応する露光期間の中心時刻と前記第2のフレームに対応する露光期間の中心時刻との間の中央に前記タイミングを設定し、
    前記第2取得手段は、前記設定手段により設定された前記タイミングにしたがって、前記第1のフレームに対応する露光期間と前記第2のフレームに対応する露光期間との間で、前記第1検出手段により検出される1つのデータを取得することを特徴とする像振れ補正装置。
  6. 流し撮りモードの設定に用いる操作手段と、
    パンニングまたはチルティングの動作中であるか否かを判定する判定手段を、備え、
    前記流し撮りモードが設定され、かつ前記判定手段によりパンニングまたはチルティングの状態が判定された場合、前記算出手段により前記被写体の移動に係る角速度または角度もしくは位置の情報の算出が開始することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  7. 前記像振れ補正部は、光軸を変更することで像振れを光学的に補正する補正手段を有しており、
    前記制御手段は、前記算出手段の出力にしたがって前記補正手段の駆動制御を行うことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の像振れ補正装置を備えることを特徴とする光学機器。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の像振れ補正装置を備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 振れを検出して像振れ補正部を用いて像振れを補正する像振れ補正装置にて実行される制御方法であって、
    第1検出手段により装置の振れを検出し、第2検出手段により複数のフレームの画像データから撮像面上の被写体像の移動量を検出するステップと、
    第1取得手段により露光時間、フレームレート、および焦点距離の情報を取得するステップと、
    前記複数のフレームのうち、第1のフレームに対応する露光期間と第2のフレームに対応する露光期間との間に、前記第1検出手段により検出されるデータを取得するタイミングを設定手段が設定するステップと、
    前記設定手段により設定されたタイミングにしたがって、前記第1のフレームに対応する露光期間と前記第2のフレームに対応する露光期間との間で、前記第1検出手段により検出される複数のデータから平均値を第2取得手段が取得するステップと、
    前記第2検出手段の出力と、前記第1取得手段からの焦点距離の情報、および前記第2取得手段が取得したデータを用いて、被写体の移動に係る角速度または角度もしくは位置の情報を算出手段が算出するステップと、
    制御手段が前記算出手段の出力から前記像振れ補正部の駆動量を算出して像振れ補正の制御を行うステップと、を有することを特徴とする像振れ補正装置の制御方法。
  11. 振れを検出して像振れ補正部を用いて像振れを補正する像振れ補正装置にて実行される制御方法であって、
    第1検出手段により装置の振れを検出し、第2検出手段により複数のフレームの画像データから撮像面上の被写体像の移動量を検出するステップと、
    第1取得手段により露光時間、フレームレート、および焦点距離の情報を取得するステップと、
    前記複数のフレームのうち、第1のフレームに対応する露光期間の中心時刻と第2のフレームに対応する露光期間の中心時刻との間の中央に前記第1検出手段により検出されるデータを取得するタイミングを設定手段が設定するステップと、
    前記設定手段により設定された前記タイミングにしたがって、前記第1のフレームに対応する露光期間と前記第2のフレームに対応する露光期間との間で、前記第1検出手段により検出される1つのデータを第2取得手段が取得するステップと、
    前記第2検出手段の出力と、前記第1取得手段からの焦点距離の情報、および前記第2取得手段が取得したデータを用いて、被写体の移動に係る角速度または角度もしくは位置の情報を算出手段が算出するステップと、
    制御手段が前記算出手段の出力から前記像振れ補正部の駆動量を算出して像振れ補正の制御を行うステップと、を有することを特徴とする像振れ補正装置の制御方法。
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