JP6278798B2 - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、像ブレ補正機能を有するデジタルカメラ等の撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置の撮影手法として、動いている被写体を撮影するときに、被写体を追いながら通常よりも遅いシャッタ速度で撮影する流し撮りがある。
流し撮りでは、背景が流れ、被写体は静止している画像が得られるため、スピード感あふれる写真を撮影することができる。しかし、流し撮りは、長秒撮影を行うので、露光期間中に被写体のスピードとカメラを振る速度とを合わせることが難しく、難しい撮影技術のひとつとなっている。
流し撮り撮影を簡単に実現するために、被写体の速度とカメラを振る速度との差分を検出し、速度の差分に相当するズレ量を像ブレ補正機能を用いて補正する技術が提案されている(特許文献1)。
ところで、流し撮りは、被写体を追いながら撮影を行うため、連写撮影中は、カメラを通して被写体を確認できることが重要である。このため、被写体確認用の画像を表示部に表示する必要があるが、連写撮影中は、撮影処理のため、カメラで撮影しようとしている画像を確認するためのスルー画像を表示部に表示できず、ブラックアウトさせなければならなかった。
そこで、連写撮影中でも、被写体確認用の画像を表示部に表示する技術が開示されている。例えば、撮像するフレームレートよりも高速なフレームレートでイメージセンサを駆動して、記録用画像と被写体確認用画像とを生成することで、流し撮り連写撮影中も被写体確認用画像を表示部に表示できるようにした技術が提案されている(特許文献2)。
また、流し撮りの場合には、レリーズ信号が入力された後もレリーズ信号が入力されるまでに連続撮像されている画像を表示部に連続表示させることで、ブラックアウト期間を減じる技術が提案されている(特許文献3)。
特開2006−317848号公報 特開2009−065320号公報 特開2010−273182号公報
しかし、上記特許文献2及び3では、像ブレ補正機能を用いた流し撮り連写撮影を行う場合、被写体確認用画像を表示部に表示しようとすると、光軸補正のために動かしたシフトレンズを撮影後に元の位置に戻すため、光軸が動くことになる。
このため、表示部での被写体確認用の画像に乱れが発生し、見栄えが悪いだけでなく、ユーザが次の撮影を行う際に被写体確認ができず、撮影タイミングを逃すことになる。
そこで、本発明は、像ブレ補正機能を用いた流し撮り撮影で、被写体確認用画像を表示部に表示する際に表示画像の乱れが発生しないようにする仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮影レンズを介して撮像素子に被写体像を結像させる露光制御手段と、前記撮像素子に結像した被写体像を画像データとして読み出す読み出し制御手段と、前記読み出し制御手段により読み出された前記画像データを現像処理する現像制御手段と、前記現像された前記画像データを基に表示部に表示するためのスルー画像を生成する生成手段と、前記生成手段で生成されたスルー画像を前記表示部に表示するとともに、ユーザ操作による撮影指示に応じて、前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させる表示制御手段と、撮影光軸と前記撮影光軸から退避する位置との間を移動して前記撮像素子に結像する被写体像の像ブレを補正する補正レンズを駆動する駆動手段と、撮像装置の動きを検出する第1の検出手段と、前記被写体像の被写体の動きを検出する第2の検出手段と、前記撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、前記第1の検出手段、前記第2の検出手段、及び前記焦点距離検出手段の検出結果に基づき、前記補正レンズの駆動量を算出して、算出した駆動量に応じて前記駆動手段を制御し、前記露光制御手段により前記被写体像を前記撮像素子に結像させた後、前記補正レンズを前記撮影光軸上に戻す制御手段と、前記生成手段により生成される前記スルー画像が安定化したか否かを判断する第1の判断手段と、前記露光制御手段により前記被写体像を前記撮像素子に結像させた後、前記補正レンズが前記撮影光軸上に戻っているか否かを判断する第2の判断手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記撮影指示に応じて前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させた後、前記生成手段により生成される前記スルー画像が前記第1の判断手段により安定化した判断され、かつ前記第2の判断手段により前記補正レンズが前記撮影光軸上に戻っていると判断された場合に、前記表示部への前記スルー画像の表示制御を再開することを特徴とする。
本発明によれば、像ブレ補正機能を用いた流し撮り撮影で、被写体確認用画像を表示部に表示する際に表示画像の乱れが発生しないようにすることができる。
本発明の撮像装置の第1の実施形態であるデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 像ブレ補正制御部の構成例を示すブロック図である。 レンズ制御回路の像ブレ補正制御部によるパンニング制御の一例を示すフローチャート図である。 パンニング時の横方向の角速度データと所定値との関係を示すグラフ図である。 レンズ制御回路の像ブレ補正制御部と流し撮り制御部との関係を示すブロック図である。 表示部に表示される画像(LCD画面)と撮像制御とシフトレンズ群の駆動制御との関係を示す図である。 カメラ制御回路における流し撮りアシストモード時の撮像制御と表示制御とを示すフローチャート図である。 表示部での画像表示の一例を示す図である。 本発明の撮像装置の第2の実施形態であるデジタルカメラにおいて、カメラ制御回路における流し撮りアシストモード時の撮像制御と表示制御とを示すフローチャート図である。 表示部での画像表示の一例を示す図である。 本発明の撮像装置の第3の実施形態であるデジタルカメラにおいて、カメラ制御回路における流し撮りアシストモード時の撮像制御と表示制御とを示すフローチャート図である。 表示部での画像表示の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の撮像装置の第1の実施形態であるデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。本実施形態では、流し撮りアシスト機能を搭載したミラーレスのデジタルカメラを例に採る。
図1に示すように、本実施形態のデジタルカメラは、カメラ本体120のマウントに交換レンズ100が着脱可能に装着される。
交換レンズ100は、撮影レンズユニット101を備える。撮影レンズユニット101は、主撮像光学系102、焦点距離を変更可能なズームレンズ群103、及びカメラの振れによる像ブレを撮影光軸と直交する方向に移動することにより光学的に補正するシフトレンズ(補正レンズ)群104を有する。
また、交換レンズ100は、ズームレンズ群103の位置を検出するエンコーダ105、シフトレンズ群104の位置を検出する位置センサ106、カメラの振れを検出する角速度センサ111、及び角速度センサ111の出力を増幅するアンプ112を備える。エンコーダ105は、本発明の焦点距離検出手段の一例に相当し、角速度センサ111は、本発明の第1の検出手段の一例に相当する。
更に、交換レンズ100は、交換レンズ100全体の制御を司るレンズ制御回路113、シフトレンズ群104を駆動するドライバ114、位置センサ106の出力を増幅するアンプ115、およびカメラ本体120とのマウント接点部116を備える。
レンズ制御回路113は、像ブレ補正制御を行う像ブレ補正制御部117と、流し撮りアシスト用の制御を行う流し撮り制御部118とを有する。レンズ制御回路113は、その他にもフォーカスレンズ制御や絞り制御等も行うが、ここでは省略している。また、像ブレ補正のためには、例えば横方向と縦方向といった、直交する2軸に関して検出および補正を行うが、いずれの方向も同じ構成であるため、ここでは1軸分のみ説明する。
一方、カメラ本体120は、シャッタ121、CMOSセンサ等の撮像素子122、アナログ信号処理回路123、カメラ信号処理回路124、及び撮像素子122やアナログ信号処理回路123の動作タイミングを設定するタイミングジェネレータ125を備える。カメラ信号処理回路124は、動きベクトル検出部141を有する。動きベクトル検出部141は、本発明の第2の検出手段の一例に相当する。
また、カメラ本体120は、操作スイッチ131、カメラ全体の制御を司るカメラ制御回路132、シャッタ駆動用のモータ134、及びモータ134を駆動するドライバ133を備える。
操作スイッチ131は、電源スイッチ、レリーズスイッチ、及び流し撮りアシストモードにするかどうかの切り替えスイッチ等で構成される。カメラ制御回路132は、シャッタ制御部151、制御部152、及び主被写体の角速度を算出する被写体角速度算出部153を有する。
制御部152は、撮影に関する露光制御、読み出し制御、及び現像制御の処理を行い、これらの処理が完了したか否かの判定と、流し撮りで像ブレ補正のために動かしたシフトレンズ群104が撮影後に元の位置に戻ったか否かの判定を行う。また、制御部152は、表示部172に表示するための画像データの生成を行う。露光制御では、撮影レンズユニット101を介して撮像素子122に被写体像を結像させ、読み出し制御では、撮像素子122に結像した被写体像を画像データとして読み出し、現像制御では、読み出された画像データを現像処理する。
更に、カメラ本体120は、撮影した映像を記録するメモリカード171、カメラで撮影しようとしている画像や撮影した画像を表示するLCD等の表示部172、及び交換レンズ100とのマウント接点部161を備える。レンズ制御回路113とカメラ制御回路132とは、マウント接点部116,161を介して所定のタイミングでシリアル通信を行なう。
図1において、操作スイッチ131によりカメラの電源がオン操作されると、その操作信号をカメラ制御回路132が検出し、カメラ制御回路132の制御により、カメラ本体120の各回路への電源供給及び初期設定が行われる。また、交換レンズ100への電源供給も行われ、レンズ制御回路113の制御により、交換レンズ100内の初期設定が行われる。
そして、レンズ制御回路113とカメラ制御回路132との間で所定のタイミングで通信が開始される。この通信により、カメラ本体120から交換レンズ100へはカメラ本体120の状態、撮影設定等が、また、交換レンズ100からカメラ本体120へはレンズの焦点距離情報、角速度情報等がそれぞれ必要なタイミングで送受信される。
流し撮りアシストモード設定が行われていない通常モード時、交換レンズ100では、角速度センサ111が手ブレ等によるカメラのブレを検出し、その検出結果に基づき、像ブレ補正制御部117がシフトレンズ群104を駆動して像ブレ補正制御が行われる。
ここで、図2を参照して、像ブレ補正制御部117による像ブレ補正制御について説明する。図2に示すように、像ブレ補正制御部117は、A/D変換器401、フィルタ演算部402、積分器403、加算器404、フィルタ演算部405、PWM出力部406、A/D変換器407、及びパンニング制御部408を有する。
A/D変換器401は、角速度センサ111で検出された振れ信号をデジタル信号に変換する。角速度センサ111の出力のデータサンプリングは、1〜10kHz程度で行われている。フィルタ演算部402は、ハイパスフィルタ(HPF)等で構成され、角速度センサ111の出力に含まれているオフセット成分の除去を行い、また、カットオフ周波数を変更することでパンニング対策を行う。
積分器403は、シフトレンズ群104の駆動目標データを生成するために角速度データを角変位データに変換する。A/D変換器407は、位置センサ106の出力をデジタルデータに変換する。加算器404は、シフトレンズ群104の駆動目標値から現在のシフトレンズ群104の位置を減算してシフトレンズ群104の実際の駆動量データを算出し、算出した駆動量データをフィルタ演算部402を介してPWM出力部406に出力する。
PWM出力部406は、加算器404で算出された駆動量データをシフトレンズ駆動用のドライバ114に出力する。パンニング制御部408は、角速度センサ111の角速度データに基づき、カメラがパンニングされたか否かを判定する。また、パンニング制御部408は、パンニングされたと判定した場合は、フィルタ演算部402のカットオフ周波数変更制御、および積分器403の出力の調整を行う。
図3は、レンズ制御回路113の像ブレ補正制御部117によるパンニング制御の一例を示すフローチャート図である。図3での処理は、不図示のROM等に記憶されたプログラムが不図示のRAM等にロードされてレンズ制御回路113のCPU等により実行される。
図3において、ステップS501では、レンズ制御回路113は、A/D変換器401を介してパンニング制御部408に取り込まれた角速度データの平均値(所定サンプリング回数分の平均値)が所定値Aを超えるか否かを判定する。
そして、レンズ制御回路113は、角速度データの平均値が所定値A以下の場合は、パンニングが行われていないと判断して、ステップS507に進み、所定値Aを超える場合は、パンニングが行われていると判断して、ステップS502に進む。
ステップS502では、レンズ制御回路113は、角速度データの平均値が所定値Aより大きい所定値Bを超えるか否かを判定する。
そして、レンズ制御回路113は、角速度データの平均値が所定値B以下の場合は、比較的遅いパンニングが行われていると判断して、ステップS506に進み、所定値Bを超える場合は、比較的速いパンニングが行われていると判断して、ステップS503に進む。
ステップS503では、レンズ制御回路113は、パンニング制御部408によりフィルタ演算部402でのHPFのカットオフ周波数を最大値に設定し、ステップS504に進む。
ステップS504では、レンズ制御回路113は、像ブレ補正制御を強制的にオフに設定し、ステップS505に進む。
ここでのオフ設定は、ステップS503でHPFのカットオフ周波数を最大値に設定することで、シフトレンズ群104が徐々に停止するようにし、像ブレ補正制御をオフしたときの違和感をなくすことができる。また、比較的速いパンニング時は、像ブレ量の大きさに対してパンニングによる移動量が非常に大きくなるため、像ブレ補正制御をオフにすることで、像ブレが残っても違和感はない。
この設定を行わず、パンニングを大きなブレとして補正しようとすると、パンニング開始時には表示部172での画像が停止するが、その後シフトレンズ群104が補正端に到達した瞬間に突然画像が大きく動く為、非常に不自然な動きに見えてしまうことになる。
ステップS505では、レンズ制御回路113は、パンニング制御部408により積分器403の出力を現在のシフトレンズ群104の駆動量データから徐々に撮影光軸の中心位置の駆動量データに変更する。ここでは、シフトレンズ群104も中心を撮影光軸に戻すようにするが、これは次に像ブレ補正制御を再開する場合に、シフトレンズ群104が駆動範囲の中心位置にあることが望ましいためである。
一方、ステップS506では、比較的遅いパンニングが行われているため、レンズ制御回路113は、パンニング制御部408により角速度データの平均値の大きさに応じてフィルタ演算部402でのHPFのカットオフ周波数を設定し、ステップS508に進む。
ここでの処理は、比較的遅いパンニングが行われている場合は、手ブレの影響を完全に無視できないため、パンニング時の表示部172での画像の追従性を不自然にならない程度に保ちながら、像ブレの補正を行うためである。
また、ステップS507では、パンニングが行われていないため、レンズ制御回路113は、パンニング制御部408によりフィルタ演算部402でのHPFのカットオフ周波数を通常時の値に設定にし、ステップS508に進む。
ステップS508では、比較的遅いパンニング或いはパンニングが行われていない場合であるため、レンズ制御回路113は、像ブレ補正制御の強制オフ設定を解除する。
図4は、パンニング時の横方向の角速度データと所定値A,Bとの関係を示すグラフ図である。
図4の例では、右方向の急激なパンニングと、左右方向のゆっくりとしたパンニングが検出され、角速度センサ111は、右方向にパンニングした場合に+方向の角速度データを出力し、左方向にパンニングした場合に−方向の角速度データを出力する。
図4から判るように、パンニング中は、角速度データが所定値A又はBを超えるように中心値±0から大きく外れる。この角速度データを積分器403で積分してシフトレンズ群104の駆動量データ(駆動目標値)を算出した場合、DC的なオフセット成分により、積分器403の出力が非常に大きな値となり、制御不能状態になってしまう。そのため、パンニングが検出された場合は、フィルタ演算部402でのHPFのカットオフ周波数を高く変更することにより、DC成分をカットすることが必要となる。
急激なパンニングの場合は、積分器403の出力の増大が特に顕著になるために、よりHPFのカットオフ周波数を上げることで、積分器403の出力が増大しないようにしている。特にパンニング速度が速い場合は、表示部172での画像の動きが像ブレ量に対して非常に大きくなるため、パンニング方向に関して像ブレ補正機能をオフとしても特に違和感は発生しない。
以上のようにパンニング制御が行われることで、パンニング中も違和感のない画像を表示部172に表示することが可能となる。
図1に戻って、操作スイッチ131により、流し撮りアシストモードが設定されると、カメラ制御回路132は、流し撮りアシスト用の制御に切り替える。また、その切り替え情報がカメラ制御回路132からレンズ制御回路113へと送信され、レンズ制御回路113は、流し撮りアシストモードに移行する。
カメラ本体120は、流し撮りアシストモード設定中において、撮像した映像情報からカメラ信号処理回路124の動きベクトル検出部141により検出された被写体の動きベクトルをカメラ制御回路132に出力する。同時に、カメラ制御回路132は、レンズ制御回路113から角速度センサ111で検出された角速度データを受信する。
撮影者が流し撮りを行なっていると、動きベクトル検出部141から出力される被写体の動きベクトルは、撮影者が撮影しようとしている主被写体に対応したベクトルと、流れている背景に対応したベクトルの2種類となる。この場合、流し撮りが目的であるため、動きベクトル検出部141で検出された2種類の動きベクトルのうち、動き量の小さい動きベクトルが主被写体の動きベクトルとなり、この動きベクトルの値が主被写体の像面上の移動量となる。
一方、レンズ制御回路113から受信した角速度データは、カメラの流し撮り速度に対応している。このため、カメラ制御回路132の被写体角速度算出部153は、受信した角速度データと、主被写体の像面上の移動量及びズームレンズ群103の現在の焦点距離から算出される角速度データとの差分を算出し、その算出結果が主被写体の移動角速度データとなる。そして、カメラ制御回路132は、被写体角速度算出部153で算出した主被写体の移動角速度データをレンズ制御回路113に送信する。
次に、図5を参照して、流し撮りアシストモード時のシフトレンズ群104の駆動制御について説明する。図5は、レンズ制御回路113の像ブレ補正制御部117と流し撮り制御部118との関係を示すブロック図である。
図5に示すように、流し撮り制御部118は、カメラ情報取得部601、角速度データ出力部602、被写体角速度取得部603、加算器604、積分器605、及び設定変更部606を有する。
カメラ情報取得部601は、カメラ制御回路132からレンズ制御回路113の通信制御部610を介して流し撮りアシストモードの設定情報及びレリーズ情報を取得する。角速度データ出力部602は、角速度センサ111から所定のタイミングでサンプリングされた角速度データを通信制御部610を介してカメラ制御回路132に送信する。
被写体角速度取得部603は、カメラ制御回路132から通信制御部610を介して被写体角速度算出部153で算出された主被写体の移動角速度データを取得する。加算器604は、角速度センサ111から取得した角速度データと被写体角速度取得部603で取得した被写体の移動角速度データとの差分を算出する。積分器605は、露光期間のみ積分動作を行う。設定変更部606は、カメラ情報取得部601が取得したモード情報に応じて、設定を変更する。
次に、流し撮り制御部118の動作について説明する。まず、カメラ本体120の操作スイッチ131により流し撮りアシストモードが設定されると、通信制御部610を介してその設定モード情報がカメラ情報取得部601で読み込まれ、設定変更部606に通知される。
設定変更部606は、通知された設定モード情報に従い、パンニング制御部408の設定変更を行う。ここで行われる設定変更は、急激なパンニング状態に移行しやすくする変更であり、具体的には、前述のパンニング判定用の所定値BおよびAを変更する。
また、角速度データ出力部602は、角速度センサ111で検出された角速度データを通信制御部610を介してカメラ本体120のカメラ制御回路132に送信する。そして、カメラ制御回路132からレンズ制御回路113へ送信される主被写体の移動角速度データが被写体角速度取得部603で読み込まれる。
加算器604は、角速度センサ111により検出された角速度データと、主被写体の移動角速度データとの差分を算出し、算出結果を積分器605へ出力する。積分器605は、カメラ情報取得部601で取得された露光期間中を示す信号により積分動作を開始し、その他の期間はシフトレンズ群104の中心値を出力する。
ここで、流し撮りアシストモードでは、積分器605の出力は、像ブレ補正制御部117の加算器404により、積分器403の出力及び位置センサ106によるシフトレンズ群104の位置データと共に加算される。これにより、シフトレンズ群104の駆動量データが算出される。
流し撮りアシストモード設定中に、撮影者により流し撮り撮影が行われると、像ブレ補正制御部117のパンニング制御部408が急激なパンニング状態に対応するパンニング制御を行い、前述したように、像ブレ補正制御が強制的にオフ設定される。
そして、シフトレンズ群104は、カメラのパンニング時の角速度データと主被写体の移動角速度データとの差分に対応した量が補正されることになる。そのため、流し撮り失敗の原因となる露光期間中のカメラのパンニング速度と主被写体の速度との差分がシフトレンズ群104の動作で相殺され、その結果として流し撮りが成功する。
ところで、露光期間以外は、シフトレンズ群104の中心を撮影光軸に移動させようとした場合、露光期間終了時は、シフトレンズ群104を現在の位置、即ち、その中心が撮影光軸から退避した位置から撮影光軸に一致する位置まで移動させることになる。
図6は、表示部172に表示される画像(LCD画面)と撮像制御とシフトレンズ群104の駆動制御との関係を示す図である。
図6において、レリーズスイッチSW1がオンされる前の画像201では、像ブレ補正制御が適用され、表示部172にスルー画像(LV)が表示される。不図示のレリーズボタンが半押し等されてレリーズスイッチSW1がオンされると、像ブレ補正制御が強制的にオフされ、シフトレンズ群104の移動が停止して、表示部172でのスルー画像(LV)の表示が継続する(画像202〜画像204)。
不図示のレリーズボタンが全押し等されてレリーズスイッチSW2がオンされると、表示部172の画面は、静止画の撮像処理(露光制御、読出し制御、現像制御)のためブラックアウトされる(画像205)。また、撮像制御は、静止画撮像処理の後、スルー画像(LV)の安定化待ちに入る。
シフトレンズ群104は、流し撮りアシストのための駆動が行われ、静止画の撮像後、その中心が撮影光軸上に移動する。この際、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に移動する前にスルー画像(LV)の安定化待ち処理が完了すると、表示部172には、画像206が表示される。
その後、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻った後に画像207および画像208が表示される。この画像206と画像207との間のずれが表示部172に表示されてしまうと、被写体確認用の画像乱れが発生する。
図7は、カメラ本体120のカメラ制御回路132における流し撮りアシストモード時の撮像制御と表示制御とを示すフローチャート図である。図7での処理は、不図示のROM等に記憶されたプログラムが不図示のRAM等にロードされてカメラ制御回路132のCPU等により実行される。
図7において、ステップS301では、カメラ制御回路132は、ユーザ操作により不図示のレリーズボタンが半押し等されてレリーズスイッチSW1がオンされたかを判断する。そして、カメラ制御回路132は、レリーズスイッチSW1がオンされた場合は、ステップS302に進み、オンされない場合は、ステップS303に進む。
ステップS302では、カメラ制御回路132は、時間計測カウンタをインクリメントし、ステップS304に進む。
ステップS303では、カメラ制御回路132は、レリーズスイッチSW1がオンされるまで時間計測カウンタをリセットし、ステップS301に戻る。
ステップS304では、カメラ制御回路132は、主被写体の移動角速度データが被写体角速度算出部153ですでに算出されているかを判断し、算出されている場合は、ステップS305に進み、算出されてない場合は、ステップS306に進む。
ステップS305では、カメラ制御回路132は、時間計測カウンタが所定時間Tを経過しているかを判断し、所定時間Tを経過している場合は、ステップS306に進み、所定時間Tを経過していない場合は、ステップS307に進む。
ステップS306では、カメラ制御回路132は、被写体角速度算出部153で主被写体の移動角速度データを算出し、ステップS307に進む。
ここで、ステップS305で時間計測カウンタが所定時間Tを経過している場合に、主被写体の角速度データを再度算出するのは、時間と共に主被写体の速度が変化する場合を考慮しての処置である。ステップS306で算出された主被写体の移動角速度データは、レンズ制御回路113へ送信される。
ステップS307では、カメラ制御回路132は、レンズ制御回路113を制御して、前述したように、流し撮りアシストモードでのシフトレンズ群104の必要駆動量を算出し、ステップS308に進む。
ステップS308では、カメラ制御回路132は、ユーザ操作によりレリーズボタンが全押し等されてレリーズスイッチSW2がオンされたか、即ち撮影指示があったかを判断する。そして、カメラ制御回路132は、レリーズスイッチSW2がオンされれば、ステップS309に進み、オンされなければ、ステップS301に戻る。
レリーズボタンが半押し状態(SW1オン)の間は、レリーズボタンが全押し(SW2オン)されるまで、ステップS301〜ステップS307の処理を繰り返し、主被写体の角速度データを所定周期で更新しながら流し撮りの成否判定を繰り返す。
ステップS309では、カメラ制御回路132は、表示部172でのスルー画像(LV)の表示を停止し、ステップS310に進む。
ステップS310では、カメラ制御回路132は、ステップS307で算出したシフトレンズ群104の駆動量に基づいて像ブレ補正制御部117を制御して、ドライバ114によるシフトレンズ群104の駆動を開始し、ステップS311に進む。
ステップS311では、カメラ制御回路132は、現在のカメラ設定の状態で露光を開始し、ステップS312に進む。
ステップS312では、カメラ制御回路132は、露光後に撮像素子122からの画像データの読み出しを開始し、ステップS313に進む。
ステップS313では、カメラ制御回路132は、レンズ制御回路113を制御して、シフトレンズ群104の中心を撮影光軸上に戻すためのレンズ駆動を開始し、ステップS314に進む。
ステップS314では、カメラ制御回路132は、撮像素子122からの画像データの読み出しが完了したかを判断し、完了した場合は、ステップS315に進む。
ステップS315では、カメラ制御回路132は、現像処理を開始し、ステップS316に進む。
ステップS316では、カメラ制御回路132は、現像処理が完了したかを判断し、完了した場合は、ステップS317に進む。
ステップS317では、カメラ制御回路132は、表示部172に表示するスルー画像(LV)の生成を開始し、ステップS318に進む。
ステップS318では、カメラ制御回路132は、ステップS317で生成したスルー画像が安定化状態になったかを判断し、安定化状態になった場合は、ステップS319に進む。ここでの処理は、本発明の第1の判断手段の処理の一例に相当する。
ステップS319では、カメラ制御回路132は、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻ったかを判断し、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻った場合は、ステップS320に進む。ここでの処理は、本発明の第2の判断手段の処理の一例に相当する。
ステップS320では、カメラ制御回路132は、安定化状態のスルー画像を表示部172に表示し、処理を終了する。
図8(a)は、ステップS319で、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻るタイミングより現像処理の完了及びスルー画像の安定化処理の完了が速い場合の表示部172の表示例を示す図である。
図8(a)の例では、静止画撮影後にシフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻ってから表示部172にスルー画像706が表示される。
また、図8(b)は、ステップS319で、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻るタイミングより現像処理の完了及びスルー画像の安定化処理の完了が遅い場合の表示部172の表示例を示す図である。
図8(b)の例の場合は、静止画撮影後にシフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻った状態で安定化処理が完了した後に表示部172にスルー画像806が表示される。
以上説明したように、本実施形態では、現像処理及びスルー画像の安定化処理が完了した後にシフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻っているかを確認する。そして、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻っていることを確認した後に、表示部172にスルー画像を表示する。
これにより、像ブレ補正機能を用いた流し撮り撮影又は流し撮り連写撮影においても、ブラックアウト後に表示部172に表示されるスルー画像の乱れが発生しないようにすることができる。この結果、ユーザが次の撮影を行う際に被写体確認が可能となり、撮影タイミングを逃すことがなくなる。
(第2の実施形態)
次に、図9及び図10を参照して、本発明の撮像装置の第2の実施形態であるデジタルカメラについて説明する。
本実施形態は、撮像素子122から静止画読み出し後にコマ(フレーム)間LVを挟むシーケンスを例に採る。コマ間LVとは、撮影時に静止画処理と静止画処理との間にスルー画像を表示するもので、構図確認のための簡易表示とAF(オートフォーカス)のための評価値取得のために行われ、静止画現像処理との並行処理が可能である。
図9は、カメラ本体120のカメラ制御回路132における流し撮りアシストモード時の撮像制御と表示制御とを示すフローチャート図である。図9での処理は、不図示のROM等に記憶されたプログラムが不図示のRAM等にロードされてカメラ制御回路132のCPU等により実行される。
図9において、ステップS901〜ステップS915の処理は、上記第1の実施形態における図7のステップS301〜ステップS315の処理と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS916では、カメラ制御回路132は、ステップS915の現像処理の開始と同時にコマ間LV処理を開始し、ステップS917に進む。
ステップS917では、カメラ制御回路132は、コマ間LVが安定化状態であるかを判断し、安定化状態であれば、ステップS918に進む。
ステップS918では、カメラ制御回路132は、ステップS913の処理でシフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻ったかを判断し、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻った場合は、ステップS919に進む。
ステップS919では、カメラ制御回路132は、コマ間LV(スルー画像)を表示部172に表示し、処理を終了する。
図10(a)は、ステップS918で、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻るタイミングよりコマ間LVの安定化処理の完了が速い場合の表示部172の表示例を示す図である。
図10(a)の例では、静止画撮影後にシフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻ってから表示部172にスルー画像1106が表示される。
また、図10(b)は、ステップS918で、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻るタイミングよりコマ間LVの安定化処理の完了が遅い場合の表示部172の表示例を示す図である。
図10(b)の例の場合は、静止画撮影後にシフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻った状態でコマ間LVの安定化処理が完了した後、表示部172にスルー画像1206が表示される。また、いずれの場合も、AFのためのAF評価値取得処理は、表示部172にスルー画像1106,1206を表示するタイミングで処理が開始される。
以上説明したように、本実施形態では、コマ間LVの安定化処理が完了した後にシフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻っているかを確認し、シフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻っていることを確認した後に、表示部172にスルー画像を表示する。
これにより、スルー画像が乱れることがなく、ブラックアウト後に表示部172にスルー画像を表示するまでの時間を短縮することができる。この結果、ユーザは、次の撮影を行う際の被写体確認が早くから行えるため、流し撮りの成功可能性を高めることが可能となる。
なお、本実施形態では、便宜上、単写の場合について説明したが、連写の場合では、レリーズスイッチSW2がオフされるまで、ステップS908〜ステップS919までの処理を繰り返す。その他の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、図11及び図12を参照して、本発明の撮像装置の第3の実施形態であるデジタルカメラについて説明する。本実施形態では、流し撮りにおける静止画処理中の表示部172の表示制御を例に採る。
図11は、カメラ本体120のカメラ制御回路132における流し撮りアシストモード時の撮像制御と表示制御とを示すフローチャート図である。図11での処理は、不図示のROM等に記憶されたプログラムが不図示のRAM等にロードされてカメラ制御回路132のCPU等により実行される。
図11において、ステップSS1001〜ステップS1009、ステップS1011〜ステップS1020、ステップS1022の処理は、上記第1の実施形態における図7のステップS301〜ステップS320と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS1010では、カメラ制御回路132は、表示部172に流し撮りアシストモードで撮影中であることが判る画像を表示し、ステップS1011に進む。即ち、ステップS1008のスイッチSW2のオン後、ステップS1009で表示部172でのスルー画像の表示を停止して、静止画撮影処理に入る前に、表示部172に流し撮りアシストモードで撮影中であることが判る画像(現在の撮影モード情報)を表示する。
ステップS1021では、カメラ制御回路132は、ステップS1020でシフトレンズ群104の中心が撮影光軸上に戻ったことを確認し、ステップS1022でスルー画像を表示する前に流し撮りアシストモード撮影中であることが判る画像表示を終了する。
図12は、表示部172での画像表示の一例を示す図である。
図12では、レリーズスイッチSW2がオンされると、静止画処理に入る前に流し撮りアシスト撮影中であることが判る画像1305を表示部172に表示する。流し撮りアシスト撮影後、表示部172でのスルー画像の表示が再開されるまで、画像1305と同じ画像1306〜1308を表示部172に表示し続ける。
以上説明したように、本実施形態では、流し撮り中に表示部172の画面がブラックアウトしても流し撮りアシストモード撮影中であることが判る画像を表示する。これにより、長時間のブラックアウトが続いてもユーザは撮像モードがどの状態にあるかを認識することが可能となる。その他の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)をパーソナルコンピュータ(CPU,プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
100 交換レンズ
101 撮影レンズユニット
103 ズームレンズ群
104 シフトレンズ群
106 位置センサ
111 角速度センサ
113 レンズ制御回路
117 像ブレ補正制御部
118 流し撮り制御部
120 カメラ本体
122 撮像素子
124 カメラ信号処理回路
131 操作スイッチ
132 カメラ制御回路
172 表示部

Claims (8)

  1. 撮影レンズを介して撮像素子に被写体像を結像させる露光制御手段と、
    前記撮像素子に結像した被写体像を画像データとして読み出す読み出し制御手段と、
    前記読み出し制御手段により読み出された前記画像データを現像処理する現像制御手段と、
    前記現像された前記画像データを基に表示部に表示するためのスルー画像を生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成されたスルー画像を前記表示部に表示するとともに、ユーザ操作による撮影指示に応じて、前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させる表示制御手段と、
    撮影光軸と前記撮影光軸から退避する位置との間を移動して前記撮像素子に結像する被写体像の像ブレを補正する補正レンズを駆動する駆動手段と、
    撮像装置の動きを検出する第1の検出手段と、
    前記被写体像の被写体の動きを検出する第2の検出手段と、
    前記撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、
    前記第1の検出手段、前記第2の検出手段、及び前記焦点距離検出手段の検出結果に基づき、前記補正レンズの駆動量を算出して、算出した駆動量に応じて前記駆動手段を制御し、前記露光制御手段により前記被写体像を前記撮像素子に結像させた後、前記補正レンズを前記撮影光軸上に戻す制御手段と、
    前記生成手段により生成される前記スルー画像が安定化したか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記露光制御手段により前記被写体像を前記撮像素子に結像させた後、前記補正レンズが前記撮影光軸上に戻っているか否かを判断する第2の判断手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記撮影指示に応じて前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させた後、前記生成手段により生成される前記スルー画像が前記第1の判断手段により安定化したと判断され、かつ前記第2の判断手段により前記補正レンズが前記撮影光軸上に戻っていると判断された場合に、前記表示部への前記スルー画像の表示制御を再開することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記生成手段は、前記撮影指示に応じて前記表示制御手段が前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させた後であって、前記現像制御手段による現像が完了した後、前記スルー画像の生成を開始することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記生成手段は、前記撮影指示に応じて前記表示制御手段が前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させた後であって、前記読み出し制御手段による画像データの読み出し後、前記スルー画像の生成を開始することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記生成手段は、前記現像制御手段による現像処理と並行にスルー画像を生成することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記読み出し制御手段により読み出された画像データからオートフォーカスのための評価値を取得する取得手段を有し、前記取得手段は、前記表示制御手段により前記表示部に前記スルー画像を表示するタイミングで前記評価値を取得する処理を開始することを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記撮影指示の後、前記表示部への前記スルー画像の表示制御を再開するまで前記表示部に現在の撮影モード情報を表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 撮影光軸と前記撮影光軸から退避する位置との間を移動して撮像素子に結像する被写体像の像ブレを補正する補正レンズを備える撮像装置の制御方法であって、
    撮影レンズを介して前記撮像素子に被写体像を結像させる露光制御ステップと、
    前記撮像素子に結像した被写体像を画像データとして読み出す読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップで読み出された前記画像データを現像処理する現像制御ステップと、
    前記現像された前記画像データを基に表示部に表示するためのスルー画像を生成する生成ステップと、
    前記生成手段で生成されたスルー画像を前記表示部に表示するとともに、ユーザ操作による撮影指示に応じて、前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させる表示制御ステップと、
    撮像装置の動きを検出する第1の検出ステップと、
    前記被写体像の被写体の動きを検出する第2の検出ステップと、
    前記撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出ステップと、
    前記第1の検出ステップ、前記第2の検出ステップ、及び前記焦点距離検出ステップでの検出結果に基づき、前記補正レンズの駆動量を算出して、算出した駆動量に応じて前記補正レンズを駆動する駆動手段を制御し、前記露光制御ステップで前記被写体像を前記撮像素子に結像させた後、前記補正レンズを前記撮影光軸上に戻す制御ステップと、
    前記生成ステップで生成される前記スルー画像が安定化したか否かを判断する第1の判断ステップと、
    前記露光制御ステップで前記被写体像を前記撮像素子に結像させた後、前記補正レンズが前記撮影光軸上に戻っているか否かを判断する第2の判断ステップと、を備え、
    前記表示制御ステップは、前記撮影指示に応じて前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させた後、前記生成ステップで生成される前記スルー画像が前記第1の判断ステップで安定化した判断され、かつ前記第2の判断ステップで前記補正レンズが前記撮影光軸上に戻っていると判断された場合に、前記表示部への前記スルー画像の表示制御を再開することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 撮影光軸と前記撮影光軸から退避する位置との間を移動して撮像素子に結像する被写体像の像ブレを補正する補正レンズを備える撮像装置を制御するプログラムであって、
    撮影レンズを介して前記撮像素子に被写体像を結像させる露光制御ステップと、
    前記撮像素子に結像した被写体像を画像データとして読み出す読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップで読み出された前記画像データを現像処理する現像制御ステップと、
    前記現像された前記画像データを基に表示部に表示するためのスルー画像を生成する生成ステップと、
    前記生成手段で生成されたスルー画像を前記表示部に表示するとともに、ユーザ操作による撮影指示に応じて、前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させる表示制御ステップと、
    撮像装置の動きを検出する第1の検出ステップと、
    前記被写体像の被写体の動きを検出する第2の検出ステップと、
    前記撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出ステップと、
    前記第1の検出ステップ、前記第2の検出ステップ、及び前記焦点距離検出ステップでの検出結果に基づき、前記補正レンズの駆動量を算出して、算出した駆動量に応じて前記補正レンズを駆動する駆動手段を制御し、前記露光制御ステップで前記被写体像を前記撮像素子に結像させた後、前記補正レンズを前記撮影光軸上に戻す制御ステップと、
    前記生成ステップで生成される前記スルー画像が安定化したか否かを判断する第1の判断ステップと、
    前記露光制御ステップで前記被写体像を前記撮像素子に結像させた後、前記補正レンズが前記撮影光軸上に戻っているか否かを判断する第2の判断ステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記表示制御ステップは、前記撮影指示に応じて前記スルー画像の前記表示部への表示を停止させた後、前記生成ステップで生成される前記スルー画像が前記第1の判断ステップで安定化した判断され、かつ前記第2の判断ステップで前記補正レンズが前記撮影光軸上に戻っていると判断された場合に、前記表示部への前記スルー画像の表示制御を再開することを特徴とするプログラム。
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