JP6282152B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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本発明は、像振れ補正機能を有するカメラ等の撮像装置に関し、特に流し撮りを好適に行うための撮影補助技術に関するものである。
カメラによる流し撮りは、被写体(動体)を撮影するときに、被写体を追いながら通常よりも遅いシャッタ速度で撮影する方法である。この方法によれば、背景が流れ、被写体が静止している画像が得られる。ユーザは、流し撮りにより、スピード感あふれる写真を撮影することができる。しかし、長秒撮影が行われるので、露光期間中に被写体のスピードとカメラを振る速度とを合わせることが難しく、熟練を要する撮影技術のひとつとなっている。
流し撮りを簡単に実現するために、特許文献1には被写体の速度と、カメラを振る速度との差分を検出し、当該差分に相当するズレ量を、手ブレ補正機能を用いて補正するという、流し撮りをアシストする方法が開示されている。以下、この方法を流し撮りアシストという。
特開2006−317848号公報
前記特許文献1に開示された従来技術では、手ブレ補正機能により補正が可能となる角度に限度がある。そのため、被写体の速度とカメラを振るときの速度との差が著しい場合、流し撮りが成功しない可能性がある。ユーザにとっては流し撮りにおいて撮影チャンスが少ないことが多いので、撮影の失敗の可能性をできる限り低くすることが求められる。
本発明の目的は、流し撮り撮影時に、静止画像の撮影の成功率を高めることを可能にする撮像装置およびその制御方法を提供することである。
本発明の第1の側面に係る装置は、振れを検出して像振れ補正手段により像振れを補正する撮像装置であって、撮影光学系を介して結像された被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮像装置の振れを検出する第1検出手段と、前記撮像手段により撮像された画像から被写体像の動きを検出する第2検出手段と、露光時間を設定する露光時間設定手段と、前記撮影光学系の焦点距離の情報を取得する取得手段と、前記第1検出手段および第2検出手段の出力、並びに前記焦点距離の情報を取得して前記像振れ補正手段の駆動制御を行う駆動制御手段と、前記駆動制御手段により前記像振れ補正手段が駆動され、被写体が前記撮像手段により静止画像として撮像されない場合、前記露光時間設定手段により露光時間を変更してから連続撮影の制御を行い、被写体が前記撮像手段により静止画像として撮像される場合には前記露光時間の変更および連続撮影の制御を行わない撮影制御手段と、を備える。
本発明の第2の側面に係る装置は、振れを検出して像振れ補正手段により像振れを補正する撮像装置であって、撮影光学系を介して結像された被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮像装置の振れを検出する第1検出手段と、前記撮像手段により撮像された画像から被写体像の動きを検出する第2検出手段と、露光時間を設定する露光時間設定手段と、前記撮影光学系の焦点距離の情報を取得する取得手段と、前記第1検出手段および第2検出手段の出力、並びに前記焦点距離の情報を取得して前記像振れ補正手段の駆動制御を行う駆動制御手段と、流し撮りの設定に用いる操作手段と、前記操作手段により流し撮りを行うことが設定された場合、前記露光時間設定手段により露光時間を変更して連続撮影の制御を行う撮影制御手段と、を備える。
本発明によれば、静止画像の撮影の成功率を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成図である。 本発明の第1実施形態におけるカメラ制御部の処理を説明するフローチャートである。 流し撮り可否判定処理を説明するフローチャートである。 手ブレ補正部の構成図である。 レンズ制御部内のパンニング制御を説明するフローチャートである。 流し撮りアシスト制御の構成図である。 パンニング判定処理を説明する図である。 本発明の第2実施形態におけるカメラ制御部の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る撮像装置の構成図である。 本発明の第3実施形態を説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態を説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態における表示例を示す図である。
本発明の各実施形態について、添付図面を参照して以下に説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成例を示す図であり、流し撮りアシスト機能を搭載したミラーレスカメラの構成を例示する。図1の交換レンズ100は、カメラ本体部120に装着可能な光学機器である。交換レンズ100は、主撮影光学系102、焦点距離を変更可能なズームレンズ群103、およびシフトレンズ群104から成る撮影レンズユニット101を備える。シフトレンズ群104は、撮像装置の振れによる光軸に対する像の振れを、光軸方向に垂直な方向へ移動することにより光学的に補正する補正レンズである。また、ズームエンコーダ105はズームレンズ群103の位置を検出し、検出信号をレンズシステム制御用マイクロコンピュータ(以下、レンズ制御部という)113に出力する。ズームエンコーダ105の検出信号により、撮影レンズユニット101の焦点距離を取得することができる。位置センサ106はシフトレンズ群104の位置を検出し、検出信号はアンプ115を介してレンズ制御部113に出力される。
角速度センサ111は撮像装置の振れを検出する第1検出手段である。その振れ検出信号はアンプ112によって増幅された後、レンズ制御部113に出力される。ドライバ114はレンズ制御部113からの制御信号にしたがってシフトレンズ群104を駆動する。マウント接点部116はカメラ本体部120との接続部である。レンズ制御部113は、手ブレ補正制御を行う手ブレ補正制御部117と、流し撮りアシスト用の制御を行う流し撮り制御部118を備える。レンズ制御部113はフォーカスレンズ制御、絞り制御等も行うが、図示の簡略化のために省略する。また像振れ補正時には、例えば横方向と縦方向といった、直交する2軸に関する検出および補正処理が実行されるが、これらは同じ構成であるため、以下では1軸分のみを説明する。
カメラ本体部120は、シャッタ121と、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサ等の撮像素子122を備える。撮像素子122の出力信号は、アナログ信号処理回路123で処理された後、カメラ信号処理回路124に送られる。カメラ信号処理回路124は画像の動きを検出する第2検出手段として動きベクトル検出部141を有する。タイミングジェネレータ(TG)125は、撮像素子122やアナログ信号処理回路123の動作タイミングを設定する。操作部131は、電源スイッチ、レリーズスイッチ、流し撮りアシストモードに設定するかどうかの切り替えスイッチ等を備える。
カメラシステム制御用マイクロコンピュータ(以下、カメラ制御部という)132は、カメラ全体のシステムを制御する。ドライバ133は、シャッタ動作を行わせるために、シャッタ駆動用モータ134を駆動する。また、メモリカード171は、撮影した画像データを記録する記録媒体である。表示部172は、カメラで撮影しようとしている画像のモニタに使用し、撮影した画像を表示する液晶パネル(LCD)等の表示デバイスを備える。カメラ本体部120には、交換レンズ100とのマウント接点部161が設けられている。レンズ制御部113とカメラ制御部132は、マウント接点部116および161を介して所定のタイミングでシリアル通信を行う。カメラ制御部132は、露光時間設定を行うシャッタ制御部151と、流し撮りの成否を判定する判定部152と、主被写体についての角速度を算出する被写体角速度算出部153を備える。
撮像装置において、操作部131を用いてユーザが電源をON操作すると、その状態変化をカメラ制御部132が検出する。カメラ制御部132はカメラ本体部120の各回路への電源供給および初期設定処理を実行する。交換レンズ100への電源供給が行われ、レンズ制御部113は、交換レンズ100内の初期設定処理を実行する。そしてレンズ制御部113とカメラ制御部132との間で所定のタイミングで通信が開始する。このレンズ−カメラ間通信では、カメラ本体部120から交換レンズ100へはカメラの状態や撮影設定等に関する情報がそれぞれ必要なタイミングで送受信される。また交換レンズ100からカメラ本体部120へは交換レンズ100の焦点距離情報や角速度情報等がそれぞれ必要なタイミングで送受信される。流し撮りアシストモードが設定されていない通常モード時には、交換レンズ100内で角速度センサ111が手ブレ等によるカメラのブレを検出する。その検出結果を用いて手ブレ補正制御部117がシフトレンズ群104を駆動することで像振れ補正動作が行われる。
図4を参照して、手ブレ補正機能に関して説明する。図4は手ブレ補正動作に関する構成図である。図1と同様の構成部については同じ符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略する。図4における各部401〜408は、手ブレ補正制御部117の詳細な構成を示している。
A(Analog)/D(Digital)変換器401は、角速度センサ111による振れ検出信号をデジタル信号に変換する。角速度センサ111の出力(アンプ112後の出力)に対するA/D変換時のデータサンプリングは、例えば1〜10kHz程度で行われる。振れ検出信号は、ハイパスフィルタ(HPF)等で構成されたフィルタ演算部402で処理され、角速度センサ111の出力に含まれているオフセット成分が除去される。また角速度センサ111で検出した振れの大きさに応じてフィルタ演算のカットオフ周波数を変更することでパンニング対策の処理が行われる。第1積分器403は、シフトレンズ群104の駆動目標データを生成するために、角速度データを角変位データに変換する。A/D変換器407は、位置センサ106の出力(アンプ115後の出力)をデジタルデータに変換する。加算器404は、第1積分器403の出力を正入力とし、A/D変換器407の出力を負入力として両者を加算する。つまり、シフトレンズ群104の駆動目標値から現在のシフトレンズ位置を減算することにより、シフトレンズ群104の実際の駆動データが算出される。フィルタ演算部405は加算器404の出力を取得して所定のフィルタ処理を行う。その処理結果にしたがってPWM(パルス幅変調)出力部406は、算出された移動量データをPWM信号に変換し、シフトレンズ駆動用のドライバ114に出力する。加算器404、フィルタ演算部405、PWM出力部406は、シフトレンズ群104の駆動制御部を構成する。
パンニング制御部408は、A/D変換器401の出力信号を取得し、角速度データの示す状態からカメラがパンニングされたかどうかを判定する。パンニング制御部408は、カメラのパンニングを判定した場合、フィルタ演算部402のカットオフ周波数の変更制御および第1積分器403の出力調整を行う。
次に、パンニング制御について、図5を参照して説明する。図5はパンニング制御を例示したフローチャートであり、以下の処理はレンズ制御部113内の手ブレ補正制御部117が実行する。
S501では、A/D変換器401で取り込まれた角速度データの平均値(所定サンプリング回数分の平均値)が第1閾値(所定値αと記す)と比較され、平均値が所定値αよりも大きいかどうかについて判定される。平均値が所定値α以下の場合にはパンニングが行われていないと判断され、S507に進む。また、平均値が所定値αよりも大きい場合、S502に進む。
S502は、角速度データの平均値が第2閾値(所定値βと記し、「β>α」とする)より大きいか否かの判定処理である。判定の結果、平均値が所定値β以下の場合、ゆっくりとしたパンニングが行われていると判断され、S506に移行する。また、平均値が所定値βよりも大きい場合には、速いパンニングが行われていると判断され、S503に進む。S503ではフィルタ演算部402内にあるHPFのカットオフ周波数が最大値に設定され、S504で像振れ補正制御が強制的にOFFに設定される。この設定は、HPFのカットオフ周波数を高くすることでシフトレンズ群104を徐々に停止させて、手ブレ補正制御をOFFにしたときの違和感をなくすために行われる。また、速いパンニング時には、手ブレの大きさに対してパンニングによる移動量が非常に大きくなる。このため、手ブレ補正制御をOFFにすることで手ブレが残ったとしても違和感はない。仮に、この設定を行わずに、パンニングを大きなブレとして補正しようとすると、パンニング開始時には画像が一旦停止する。その後、シフトレンズ群104が可動範囲の端部に到達した瞬間に、画像が突然大きく動く結果、ユーザには非常に不自然な動きとして見えてしまうことになる。
S505では、第1積分器403の出力を現在のデータから徐々に中心位置のデータに変更する処理が実行され、シフトレンズ群104を可動範囲の中心位置に動かすように制御が行われる。これは次に像振れ補正動作を再開する場合に、シフトレンズ群104の位置が可動範囲の中心位置にあることが望ましいためである。S502で角速度データの平均値が所定値β以下の場合(ゆっくりとしたパンニングが行われていると判断された場合)、S506へと進み、角速度データの大きさに応じてHPFのカットオフ周波数が設定される。これは、ゆっくりとしたパンニングが行われている場合、手ブレの影響を無視できないためである。S506の処理は、パンニング時の画像の追従性が不自然にならない程度に保ちつつ、手ブレ補正を行うために必要な処理である。そしてS508に処理を進める。
一方、S501で角速度データの平均値が所定値α以下の場合(パンニングが行われていないと判断された場合)、S507へと進み、HPFのカットオフ周波数が通常値に設定される。そして、S508では、防振(像振れ補正)制御の強制OFF設定が解除される。
図7は、パンニング時の横方向の角速度データと、所定値αおよびβとの関係を例示する。横軸は時間軸であり、縦軸は角速度データ701のサンプリング値の変化を示す。この例では、右方向にパンニングした場合に+方向の角速度出力となり、左方向にパンニングした場合に−方向の角速度出力となる。右方向への急激なパンニングと、左右方向のゆっくりとしたパンニングが検出されている例を示している。図7から分かるように、パンニング中には、角速度データが中心値から大きく外れる。そのため、この角速度データを積分してシフトレンズ群104の駆動目標値を算出した場合、DC(直流)的なオフセット成分により、第1積分器403の出力が非常に大きな値となり、制御不能状態に陥ってしまう可能性がある。そこで、パンニングが検出された場合、HPFのカットオフ周波数を高く変更することにより、DC成分をカットすることが必要となる。急激なパンニングの場合には、第1積分器403の出力が特に顕著になるために、よりカットオフ周波数を上げる制御が行われる。
以上のようにパンニング制御が行われることで、パンニング中にて違和感のない画像のモニタリングが可能となる。なお、本例ではパンニング操作について説明するが、チルティング操作についても同様である。
図1の操作部131により、ユーザが流し撮りアシストモードを設定した場合、カメラ制御部132は、流し撮りアシスト用の制御に切り替える。流し撮りアシストモードの設定情報はカメラ制御部132からレンズ制御部113へと送信されるため、レンズ制御部113では流し撮りアシストモードに移行する。流し撮りアシストモードの設定中のカメラ本体部120では、カメラ信号処理回路124内の動きベクトル検出部141が撮像した画像情報から被写体の動きベクトルを検出してカメラ制御部132に出力する。カメラ制御部132は、レンズ制御部113から、交換レンズ100内の角速度センサ111で検出された角速度データを受信する。
撮影者が流し撮りを行っている場合、動きベクトル検出部141から出力される被写体の動きベクトルは、撮影対象とする主被写体に対応したベクトルと、流れている背景に対応したベクトルの2種類となる。この場合、流し撮りが目的であるため、検出された2種類の動きベクトルのうち、動き量の小さいデータが主被写体の動きベクトルとなる。この動きベクトルの値は像面上の主被写体像の移動量に相当する。一方、レンズ制御部113からカメラ制御部132が受信した角速度データは、カメラの流し撮り速度に対応している。よって、受信した角速度データと、像面上の主被写体像の移動量およびレンズの現在の焦点距離から算出される角速度データとの差分を算出することにより、主被写体の移動に係る角速度データが得られる。カメラ制御部132は算出した主被写体の移動に係る角速度データをレンズ制御部113に送信する。
図6は、流し撮りアシストモード時における、交換レンズ100内のシフトレンズ駆動制御に関する構成図である。各部601〜606は流し撮り制御部118の詳細な構成を示している。図4との相違点を中心に説明する。
カメラ情報取得部601は、流し撮りアシストモードの設定情報、シャッタレリーズ情報を通信制御部610から取得する。角速度データ出力部602は、所定のタイミングで角速度データをA/D変換器401から取得(サンプリング)し、通信制御部610を介してカメラ制御部132に送信する。被写体角速度取得部603は、通信制御部610から取得したカメラ情報から、流し撮りアシストに必要な主被写体の角速度情報を取得する。加算器604は、A/D変換器401からの角速度データを正入力とし、被写体角速度取得部603からの被写体の角速度データを負入力として、両者の差分を算出する。算出された差分データは第2積分器605に出力される。第2積分器605は、所定期間のみ積分動作を行い、積分演算結果を加算器404に出力する。設定変更部606は、カメラ情報取得部601が取得したモード情報に応じてパンニング制御部408の設定を変更する。レンズ制御部113内の通信制御部610は、カメラ制御部132と双方向通信を行う。
ユーザがカメラ本体部120のスイッチを操作して流し撮りアシストモードが設定されると、通信制御部610からカメラ情報がカメラ情報取得部601により読み込まれて設定変更部606に通知される。設定変更部606は通知されたモード情報に従い、パンニング制御部408の設定変更を行う。ここで行われる設定変更は、急激なパンニング状態に移行し易くするための変更である。具体的には、前述のパンニング判定用の所定値α,βが変更される。また、角速度データ出力部602は、検出された角速度データをカメラ制御部132に送信するために、角速度データを通信制御部610に送る。さらにはカメラ制御部132からレンズ制御部113へ送信される、主被写体像の移動の角速度情報が被写体角速度取得部603により読み込まれる。加算器604は、角速度センサ111が検出した角速度データと、主被写体像の移動の角速度情報との差分を計算して第2積分器605へ出力する。第2積分器605は、カメラ情報取得部601が取得した、露光期間中であることを示す信号により積分動作を開始し、また、その他の期間にはシフトレンズ群104の可動範囲の中心位置に相当する値を出力する。露光期間以外の期間にて、シフトレンズ群104を可動範囲の中心位置に配置させる制御を行う場合、露光期間の終了時には現在のシフトレンズ位置から中心位置までシフトレンズ群104が急峻に移動することになる。しかし、露光期間の終了直後は撮像素子122からの読み出しのため、表示画面上では画像が消失している期間に相当する。よってシフトレンズ位置の急峻な変化による画像の動きは問題とならない。第2積分器605の出力は加算器404への正入力となり、第1積分器403の出力(正入力)、およびシフトレンズ群104の位置情報(負入力)と共に加算される。その結果、シフトレンズ群104の駆動量が算出される。
流し撮りアシストモードの設定中に撮影者が流し撮り操作を行うと、交換レンズ100内では、パンニング制御部408が直ちに、急峻なパンニング状態に対する制御を行う。つまり、図5のS503〜S505で示したように像振れ補正動作が禁止され、第1積分器403の出力はシフトレンズ群104の可動範囲の中心位置に相当する出力となる。これにより、シフトレンズ群104の位置は、カメラのパンニング時の角速度と被写体に係る角速度との差分に対応した駆動量で補正されることになる。そのため、露光期間中にてカメラのパンニング速度と被写体の速度との差分がシフトレンズ群104の移動で相殺される結果、流し撮りが成功する。
ところで、カメラのパンニング速度と被写体の速度との差分が大きいと、シフトレンズ群104の移動による相殺では十分でない場合が発生し得る。図1のカメラ制御部132内に示す判定部152は、カメラのパンニング速度と被写体の速度との差分がシフトレンズ群104の移動により相殺可能かどうかを事前に検出することで、流し撮りの成否を判定する。
図2、図3のフローチャートを参照して、カメラ制御部132が行う撮影制御の処理例を説明する。図2は、流し撮りアシストモード時における撮影シーケンスを示すフローチャートである。図3は、流し撮りの成否の判定処理を示すフローチャートである。
図2のS201では、レリーズスイッチが半押し操作されたか否かについて判定される。半押し操作が行われて、第1スイッチ(S1と記す)がON状態になった場合、S202に処理を進め、S1がOFF状態の場合には、S203に移行する。S202では、時間計測カウンタの値をインクリメントする処理が実行され、S204に進む。また、S203では、時間計測カウンタがリセットされて、S201に戻り、レリーズスイッチが半押し操作されるまで判定処理が繰り返される。
S204は、主被写体像の移動の角速度が既に算出されているかどうかについての判定処理である。主被写体像の移動の角速度が算出されている場合、S205に処理を進め、当該角速度が算出されていない場合にはS206に移行する。S205では、時間計測カウンタの値が所定時間Tに相当する値になったか否かについて判定される。つまり、所定時間Tが経過した場合、S206に進み、所定時間Tが経過していない場合にはS207に移行する。
S206では主被写体像の移動の角速度が算出される。ここで、主被写体像の移動の角速度を算出し直す理由は、時間経過に伴い主被写体の速度が変化する場合を考慮するためである。S206で算出された主被写体像の移動の角速度はレンズ制御部113へ送信される。そしてS207では、流し撮りアシスト動作の成否判定が行われる。この判定処理については、図3を用いて後述する。
S208では、レリーズスイッチが全押し操作されたか否かについて判定される。レリーズスイッチの全押し操作により第2スイッチ(S2と記す)がON状態になった場合、S209に処理を進める。またS2がOFF状態の場合には、S201に処理を戻す。この場合、S201〜S207の処理、すなわち、被写体速度情報を所定周期で更新しながら流し撮りの成否判定が繰り返される。
S209では現在のカメラ設定状態で撮影が行われる。撮影後、S210では、S207の判定結果が確認される。流し撮りの成功と判定された場合には撮影シーケンスを終了する。S207で流し撮りが成功しなかったと判定された場合、S211に処理を進め、シャッタ速度をより速い値に変更し、カメラの露出状態をシャッタ速度の変更に応じて調整する処理が実行される。そして、S212で再度撮影が行われる。このように連続する撮影時にシャッタ速度を速くすることで、流し撮りが失敗する可能性をより低くすることができる。シャッタ速度を速くすることで、露出がアンダーの状態となることも考えられるが、もともと流し撮りを行う場合には、通常のカメラ制御状態に対してシャッタ速度が遅く設定される。このため、絞りをより絞った状態であり、またISO感度も低い状態となっている場合が多い。よって、S212の連写(連続撮影)時にシャッタ速度を速くしたとしても、露出がアンダーの状態となる可能性は非常に低い。また、流し撮り中に連写を行う場合、画角はある程度変化してしまうことになる。しかし、撮影者が狙った被写体を捉えられる可能性が高くなるため、唯一の撮影チャンスに対する失敗の確率を低減することができる。
次に、図3を参照して、図2のS207(流し撮りアシスト成否判定)の処理について説明する。まず、S301でカメラ制御部132は、カメラの移動角速度、つまりレンズ制御部113との通信により取得される、交換レンズ100内の角速度センサ111が検出した角速度データを取り込む。次にS302では、カメラの移動角速度と、上述した主被写体像の移動の角速度データとの差分(Aと記す)が算出される。S303では、S302で算出した差分データAと、カメラで設定されているシャッタ速度、および焦点距離情報から、流し撮りを成功させるために必要なシフトレンズ群104の移動量(以下、必要移動量といい、Bと記す)が算出される。S304でカメラ制御部132は、レンズ制御部113から通信により取得したシフトレンズ群104の最大移動量(Cと記す)を取り込む。
S305では、S303で算出した必要移動量Bと、S304で取得したシフトレンズ群104の最大移動量Cが比較される。比較の結果、必要移動量Bが最大移動量C以上である場合、S306に処理を進め、また必要移動量Bが最大移動量C未満である場合、S307に移行する。S306では流し撮りが失敗したと判定され、またS307ではシフ流し撮りが成功したと判定される。S306またはS307の後、リターン処理に移行する。
本実施形態では、撮影の際にシフトレンズ群を用いた像振れ補正部が駆動制御され、被写体が静止画像として撮像されない場合、シャッタ制御部が露光時間を変更してから連続撮影の制御が実行される。本実施形態によれば、流し撮りの成否判定の結果に応じて、露光時間を変更して連続撮影を行うことにより、流し撮りの成功率を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、流し撮りの成否判定処理での判定条件が異なる。流し撮りの撮影期間中でのシフトレンズ群の位置に応じて流し撮りの成否判定処理が行われて連続撮影の可否が決定される。なお、本実施形態に係る撮像装置の構成については、第1実施形態の場合と同様であるため、既に使用した符号を用いることにより、それらの詳細な説明を省略する。このような説明の省略の仕方は後述の実施形態でも同じである。
以下、本発明の第2実施形態について、図8を参照して説明する。図8は、第2実施形態に係るカメラ制御部132が行う撮影制御例を示すフローチャートであり、流し撮りアシストモード時の撮影シーケンスを示す。図8において、S201〜S206、およびS208、S209の処理は図2と同じであるため、それらの説明は省略する。以下では、相違点であるS809からS812を説明する。
S209での撮影処理の後、S809でカメラ制御部132は、レンズ制御部113から送信されたシフトレンズ群104の位置データを取得して確認する。S810では、確認したシフトレンズ群104の位置に関し、その可動範囲に対して流し撮りアシスト動作によるシフトレンズ群104の変位量が判定される。シフトレンズ群104の位置が可動範囲の端位置であると判定された場合、シフトレンズ群104が補正端(可動範囲の端)に突き当たったことにより、流し撮りが失敗している可能性が高い。また、シフトレンズ群104の位置センサは、ホール素子とマグネットで構成したものが使用されることが多い。この位置センサはレンズの可動範囲の端付近において、検出特性上のリニアリティが低下する可能性がある。そのため、シフトレンズ群104が可動範囲の端近傍まで移動していて、リニアリティの低下を想定した場合には、シフトレンズ群104の駆動目標値に対して、実際の駆動位置がずれる可能性が考えられる。位置ずれの発生により、流し撮りの失敗の可能性が高くなる。さらには、交換レンズ100がズームレンズであって、かつワイド側での撮影を想定した場合、シフトレンズ群104が可動範囲の端近傍まで移動していると、補正角度が大きくなる。よって台形歪み等、光学的な歪みの影響で流し撮りが失敗する可能性もある。そこで、本実施形態では、S810でシフトレンズ群104の位置が可動範囲の端位置または端近傍であると判定された場合、S811に進む。S811にてシャッタ速度を速い値に変更してカメラ設定の更新処理が実行された後、S812で連続撮影が行われる。一方、S810でシフトレンズ群104の位置が可動範囲の端位置または端近傍でないと判定された場合には、S811およびS812の処理は実行せずに処理を終了する。なお、端近傍とは、可動範囲の端位置に対して設定される可動範囲内の位置であり、像振れ補正の最大角度から事前に決定される。
本実施形態では、シフトレンズ群104を用いて流し撮りアシストを行う場合、撮影中のシフトレンズ群104の位置を確認する。シフトレンズ群104が可動範囲の端に突き当たった場合、または端近傍まで動いている場合には、露出時間が変更されて連写撮影が行われる。よって、流し撮りの成否について事前の判定処理を撮影前に実行することなく、流し撮りの失敗の確率を低減できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態においては、流し撮りアシストモードの設定中において、常に連写を行う場合の構成例を説明する。
図9は、本発明の第3実施形態に係る撮像装置の構成図であり、流し撮りアシスト機能を搭載した一眼レフカメラの構成例を示す。手ブレ補正機能については交換レンズ内ではなく、カメラ本体部内に搭載されている。図9において、図1との相違点を主に説明する。
撮像装置は交換レンズ900とカメラ本体部920を備える。交換レンズ900は、撮影レンズユニット901とレンズ制御部911を有する。ズームエンコーダ105は、ズームレンズ群103の位置を検出し、検出信号をレンズ制御部911に出力することで焦点距離が取得される。また、レンズ制御部911は絞り制御等を行う。
カメラ本体部920は、光学ファインダ973と、メインミラー961と、ペンタプリズム部962を備える。測光用センサ922の出力はアナログ信号処理回路923が処理してカメラ信号処理回路124に出力する。撮影レンズユニット901により集光された光束の一部はメインミラー961により反射され、ペンタプリズム部962へ導かれ、測光用センサ922、および光学ファインダ973へと結像する。撮像素子934は、撮影光学系の光軸方向と垂直な方向に移動可能な状態で配置されている。つまり、撮像素子934の移動制御により像振れ補正が行われる。ドライバ932は、カメラ制御部931からの制御信号にしたがって、像振れ補正動作を行うために撮像素子934を光軸方向に垂直な方向に駆動する。位置センサ933は撮像素子934の位置を検出して、検出信号をカメラ制御部931に出力する。角速度センサ941は、カメラの振れを検出し、振れ検出信号をカメラ制御部931に出力する。
カメラ制御部931において、手ブレ補正制御部951は、角速度センサ941の検出信号に基づいて像振れ補正の制御を行う。流し撮り制御部952は、流し撮りアシストモード時の制御を行う。手ブレ補正制御部951と流し撮り制御部952は、本実施形態の場合、カメラ制御部931に組み込まれているが、内部の制御については第1実施形態の場合と同じである。カメラ制御部931内の判断部953は、角速度センサ941の検出信号から得られるカメラ本体部920に係るパンニング速度情報、および設定されたシャッタ速度情報から、撮影した画像が流し撮り状態であるかどうかを判断する。また判断部953は、撮影した画像の露出状態が適正かどうかを判断する。
本実施形態においては、シフトレンズ群の代わりに撮像素子934を光軸方向に対して垂直な方向に動かすことで像振れ補正動作や流し撮りアシスト動作を行う構成である。また、主被写体の移動量を検出するための動きベクトル検出については、撮像素子934の出力に代えて測光用センサ922の出力を用いて行われる。
図10は、カメラ制御部931が行う撮影制御の処理例を説明するフローチャートであり、流し撮りアシストモード時の撮影シーケンスを示す。図10において、S201〜S206、およびS208の処理については図2と同様であるため、それらの詳細な説明を省略し、相違点であるS1009からS1013を説明する。
S208での撮影後にS1009で判断部953は、角速度センサ941の出力データに基づくパンニング速度から、流し撮りにて許容できるシャッタ速度(閾値をSと記す)を算出する。その後、S1010でシャッタ速度がより速い値に変更され、それに伴う露出状態の変更処理が行われる。次のS1011で判断部953は、S1009で算出したシャッタ速度Sと、現在設定されているシャッタ速度とを比較する。比較の結果、現在のシャッタ速度の方が、S1009で算出したシャッタ速度Sよりも速い場合、流し撮りの効果は現れないため、撮影を終了する。
S1011にて現在のシャッタ速度が、S1009で算出したシャッタ速度Sよりも遅い場合には、S1012に進み、判断部953は設定された露出がアンダーの状態であるかどうかを判断する。現在設定されている露出がアンダーの状態である場合には写真撮影の成功は期待できなので、撮影を中止する。また、S1012で、現在設定されている露出がアンダーの状態でないと判断された場合、S1013に進んで連続撮影が行われる。そしてS1010へ戻って、再びシャッタ速度が変更される。すなわち、連続撮影が行われる毎に露光時間を短くする設定への変更処理が行われて、S1011およびS1012の判定処理が繰り返される。S1011でシャッタ速度が閾値Sより遅い場合、またはS1012で露出がアンダーの状態と判定された場合に、連続撮影が停止される。このように、シャッタ速度を変更しつつ、流し撮りの効果があって、かつ適正露出の状態にある間、連続撮影が実行されるので、流し撮りの成功写真を撮影できる可能性が高まる。
本実施形態では、流し撮りアシストモードが設定された場合、シャッタ速度を変更しながら連続撮影を行うことにより、単写の場合に比べて流し撮りの成功確率を高めることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態を説明する。本実施形態は、流し撮りアシストモード時に連続撮影を行う場合の通知処理に関するものである。図11は本実施形態における流し撮りアシストモードでの動作シーケンスに関するフローチャートを示す。以下の処理はカメラ制御部132のCPU(中央演算処理装置)が制御プログラムを実行することにより実現される。図11において、S201〜S212の処理は、図2と同じであるため、それらの説明を省略して、相違点であるS1108,S1109,S1115を説明する。
図11のS207の後のS1108にて流し撮りアシストの成否判定結果が成功であった場合、S208に進むが、成功でないことが判定された場合には、S1109に進む。S1109では、表示部172への警告表示制御がONに設定され、S208に処理を進める。警告表示制御では撮影者へのメッセージ等の通知処理が実行される。
S201にて、レリーズスイッチの第1スイッチS1がOFF状態であると判定された場合、S203での時間計測カウンタのリセット後にS1115に進む。S1115において、表示部172への警告表示制御がOFFに設定され、S201に処理を戻す。
本実施形態では、流し撮りアシストモードが設定された場合において、撮影の失敗の確率を低減させるためにカメラ設定が強制的に連写になる。そのため、撮影者は現在の撮影動作が連続撮影動作かどうかの判断がつかない可能性がある。その結果、連続撮影が行われているにもかかわらず、不用意にカメラを動かしてしまうと、連続撮影での流し撮りが成功しない。そこで、流し撮りが失敗する可能性がある場合には、表示部172にその旨の表示が行われるか、またはスピーカによる音声等で通知される。これにより、撮影者には連続撮影を行う旨が通知されて注意喚起がなされるので、カメラを不用意に動かしてしまうことを回避できる。図12は、表示部172の画面に表示するメッセージを例示する。本例では、これから連写を行うこと、およびカメラを不用意に動かさないように保持を促すためのメッセージが表示される。
本実施形態では、流し撮りモード時において警告表示制御によって撮影者に対して連続撮影を行うことを通知することで、流し撮りの成功率を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 交換レンズ
104 シフトレンズ群
111 角速度センサ
113 レンズ制御部
120 カメラ本体部
132 カメラ制御部
141 動きベクトル検出部
152 流し撮り判定部

Claims (18)

  1. 振れを検出して像振れ補正手段により像振れを補正する撮像装置であって、
    撮影光学系を介して結像された被写体像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像装置の振れを検出する第1検出手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像から被写体像の動きを検出する第2検出手段と、
    露光時間を設定する露光時間設定手段と、
    前記撮影光学系の焦点距離の情報を取得する取得手段と、
    前記第1検出手段および第2検出手段の出力、並びに前記焦点距離の情報を取得して前記像振れ補正手段の駆動制御を行う駆動制御手段と、
    前記駆動制御手段により前記像振れ補正手段が駆動され、被写体が前記撮像手段により静止画像として撮像されない場合、前記露光時間設定手段により露光時間を変更してから連続撮影の制御を行い、被写体が前記撮像手段により静止画像として撮像される場合には前記露光時間の変更および連続撮影の制御を行わない撮影制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 流し撮りを支援するモードが設定された場合に、前記撮影制御手段は、撮影前に流し撮りの成否を判定し、被写体が前記撮像手段により静止画像として撮像されない場合に流し撮りが成功しないと判定し、前記露光時間設定手段により露光時間を変更してから連続撮影の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮影制御手段は、前記第1検出手段の出力と前記第2検出手段の出力との差分、設定されている露光時間、および前記焦点距離の情報から、前記像振れ補正手段の移動量を算出し、当該移動量を閾値と比較することにより、流し撮りの成否を判定し、前記像振れ補正手段の移動量が前記閾値より小さい場合、流し撮りの成功と判定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記閾値は、前記像振れ補正手段の可動範囲の端位置を示す値であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 流し撮りを支援するモードが設定された場合に、前記撮影制御手段は、撮影後に流し撮りの成否を判定し、流し撮りが成功でないと判定した場合、前記露光時間設定手段により露光時間を変更してから連続撮影の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記撮影制御手段は、撮影期間中の前記像振れ補正手段の位置情報を取得して、当該位置情報を前記像振れ補正手段の可動範囲の端位置と比較することにより、流し撮りの成否を判定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮影制御手段は、前記像振れ補正手段の位置が前記像振れ補正手段の可動範囲の端位置または端近傍でない場合、流し撮りの成功と判定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 振れを検出して像振れ補正手段により像振れを補正する撮像装置であって、
    撮影光学系を介して結像された被写体像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像装置の振れを検出する第1検出手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像から被写体像の動きを検出する第2検出手段と、
    露光時間を設定する露光時間設定手段と、
    前記撮影光学系の焦点距離の情報を取得する取得手段と、
    前記第1検出手段および第2検出手段の出力、並びに前記焦点距離の情報を取得して前記像振れ補正手段の駆動制御を行う駆動制御手段と、
    流し撮りの設定に用いる操作手段と、
    前記操作手段により流し撮りを支援するモードが設定された場合、前記露光時間設定手段により露光時間を変更して連続撮影の制御を行う撮影制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  9. 前記撮影制御手段は、前記第1検出手段の出力および前記露光時間設定手段により設定された露光時間を取得して流し撮りの結果を判断し、前記連続撮影を行うか、または停止させる制御を行うことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 前記撮影制御手段は、露光時間を閾値と比較することにより流し撮りの結果を判断し、前記露光時間が閾値より短い場合、前記連続撮影を停止させることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  11. 前記撮影制御手段は露出がアンダーの状態である場合、前記連続撮影を停止させることを特徴とする請求項または請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記露光時間設定手段は、前記連続撮影が行われる毎に露光時間を短く設定することを特徴とする請求項1、2、ないし10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記撮影制御手段は、前記連続撮影を行うことを表示または音声により通知する処理を行うことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記撮影光学系は補正レンズを備え、
    前記像振れ補正手段は、前記補正レンズを前記撮影光学系の光軸方向と異なる方向に移動させる駆動手段を備えることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 前記像振れ補正手段は、前記撮像手段を前記撮影光学系の光軸方向と異なる方向に駆動させる駆動手段を備えることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 前記第1検出手段は振れの角速度を検出し、前記第2検出手段は撮像された画像の動きベクトルを検出することを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の撮像装置。
  17. 振れを検出して像振れ補正手段により像振れを補正する撮像装置にて実行される制御方法であって、
    第1検出手段が前記撮像装置の振れを検出し、第2検出手段が撮像手段により撮像された画像から被写体像の動きを検出するステップと、
    前記第1検出手段および第2検出手段の出力、並びに取得手段が取得した撮影光学系の焦点距離の情報から駆動制御手段が前記像振れ補正手段の駆動制御を行うステップと、
    撮影制御手段が露光時間設定手段による露光時間の変更および連続撮影を制御する撮影制御ステップを有し、
    前記撮影制御ステップにて、前記駆動制御手段により前記像振れ補正手段が駆動され、被写体が前記撮像手段により静止画像として撮像されない場合、前記撮影制御手段が前記露光時間設定手段により露光時間を変更してから連続撮影の制御を行い、被写体が前記撮像手段により静止画像として撮像される場合には前記露光時間の変更および連続撮影の制御を行わないことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  18. 振れを検出して像振れ補正手段により像振れを補正する撮像装置にて実行される制御方法であって、
    第1検出手段が前記撮像装置の振れを検出し、第2検出手段が撮像手段により撮像された画像から被写体像の動きを検出するステップと、
    前記第1検出手段および第2検出手段の出力、並びに取得手段が取得した撮影光学系の焦点距離の情報から駆動制御手段が前記像振れ補正手段の駆動制御を行うステップと、
    流し撮りの設定に用いる操作手段により流し撮りを支援するモードが設定された場合、撮影制御手段が露光時間設定手段により露光時間を変更して連続撮影の制御を行うステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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