JP6429633B2 - 像ブレ補正装置、制御方法、光学機器、撮像装置 - Google Patents
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Description
以下に、本実施形態の像ブレ補正装置について説明する。各実施例では、撮像光学系に含まれる光学補正手段を用いて撮影画像のブレ(像ブレ)を補正する像ブレ補正装置を例示する。像ブレ補正装置は、ビデオカメラ、デジタルカメラ及び銀塩スチルカメラといった撮像装置や、双眼鏡、望遠鏡、フィールドスコープといった観察装置を含む光学機器に搭載可能である。また、像ブレ補正装置は、デジタル一眼レフ用の交換レンズのような光学機器にも搭載可能である。したがって、光学機器や撮像装置も本発明の一側面を構成する。なお、本発明は、カメラ単体(一眼レフカメラ)、交換レンズ単体、カメラとレンズとが一体となった撮像装置(デジタルビデオカメラ等)のいずれにも適用可能である。
図1に示す撮像装置は、流し撮りアシスト機能を搭載したミラーレスカメラ(以下、カメラ)である。
動きベクトル検出部141は、複数のベクトル領域からフレーム毎に動きベクトルを検出する。図10(A)は、ユーザがカメラを止めようとしているときの手振れ検出時のベクトル検出枠を示す。図10(B)は、検出したベクトルのヒストグラムを示す。ユーザがカメラを止めようとしているので、手振れに相当するベクトル(背景のブレ)は、ほぼ0近傍に集まり、度数のピークが高くなる。したがって、手振れ検出の場合は、基本的に度数ピークが最も高い部分を構成するデータから最終の動きベクトルが求まり、またベースとなるデータ数も多いことので、信頼性が高く誤差の少ないベクトルを検出できる。
ユーザは、流し撮りによって中心の車を追尾しているものとする。したがって、車に相当するベクトルがほぼ0近傍のデータとなる。また、背景に相当するベクトルは、0から大きく外れたものとなり、さらに角速度データの値とほぼ一致する。そのため、これらの情報を用いることで、主被写体に対するベクトルの検出が可能となる。しかし、流し撮り時の主被写体に相当するベクトルは、図10(D)を参照するとわかるように、ヒストグラムの度数としては少ないものになりやすい。つまり、ピークを構成するデータ数が少なく、その結果、最終的に出力される動きベクトルは誤差の大きいものになりやすい。この動きベクトルの検出誤差を低減することが、流し撮りの成功に大きく影響を与えることになる。
S301において、被写体角速度算出部152が、被写体検出部151によって主被写体が検出されているかを判断する。主被写体が検出されていない場合は、処理がS311に進む。S311において、被写体角速度算出部152が、カウンタをクリアし、カウンタオーバーフラグをクリアする。
図11の横軸は、時間(フレーム数)、縦軸は角速度の大きさを示す。この例では、約7Hzの手振れが起こっているものとする。1101は、被写体のベクトルデータの信号を示す。1102は、角速度センサで検出した角速度データを示す。1103は、被写体角速度を示す。
図4(A)は、フレーム単位で被写体の角速度を求めた結果を示す。図4(B)は、被写体角速度の平均を求めた結果を示す。実施例1の撮像装置は、被写体角速度の平均を求め、この平均値を用いてシフトレンズ群104を駆動する。これにより、流し撮り時においても、ベクトル検出誤差を抑え、精度良く被写体角速度を算出することができる。
次に、実施例2について説明する。実施例2の撮像装置は、過去の所定数のフレーム間で算出された各フレーム毎の被写体角速度情報について、検出精度がより高いと想定される情報に対し、重み付けを行った上で、平均を算出する。これにより、被写体角速度の検出精度をさらに良くする。実施例2の構成は、実施例1と同様である。
S501乃至S506は、図3、S301乃至S306と同様の制御を行っている。また、図5、S510乃至S511は、図3のS311乃至S312と同様の制御を行っているので、説明を省略する。
図6(A)は、被写体が検出できた枠の個数に対する重み付け率(第1の重み付け率)を示す。ベクトルが検出できている枠の個数が多いほどベクトルの精度が高い。したがって、本実施例の撮像装置は、枠検出個数に応じて重み付け率を上げる設定をする。
図6(C)に示す例では、撮像装置は、時間軸合計割合を用いて、被写体角速度の平均の算出に、過去何フレーム数分のデータを用いるかを決定し、決定したフレーム数分のデータに基づいて平均値を算出する。この例では、時間軸合計割合は、現在のフレームから過去に遡った複数のフレームについての第1の重み付け率と第2の重み付け率の合計である。もちろん、時間軸合計率割合として、第1の重み付け率または第2の重み付け率のうちいずれかの合計を用いるようにしてもよい。撮像装置は、時間軸合計割合が閾値を超えるフレームまで遡ったうえで、全体の平均値を算出する。閾値を300とすると、図6(C)に示すように、撮像装置は、現在のフレームを含む過去5フレームの被写体角速度のそれぞれに、重み付け率の合計(第1の重み付け率+第2の重み付け率)を乗じて加算する。そして、加算結果を最後のフレームについての時間軸合計割合である310で除算することで、平均値を算出する。
次に、実施例3について説明する。実施例3においては、まず、主被写体に対するベクトル検出枠数の数に応じて、被写体角速度の平均値の算出が必要であるかを判定する。また、平均値の算出が必要である場合は、状況に応じて、被写体角速度の平均を算出するフレーム数にリミットを設けることで、信憑性が低い過去のデータをカットする。例えば、被写体の動きが非常に速い場合、被写体を追うためのパンニング速度の時間変化はかなり大きくなるので、被写体角速度の平均を算出するフレーム数にリミットを設ける。これにより、ベクトル検出誤差がより大きいと想定される情報を除外することができ、被写体検出精度が向上する。
S701において、カメラ制御部132が、レリーズスイッチが半押しされたかを判断する。レリーズスイッチが半押しされた場合は、処理がS702に進む。S702において、カメラ制御部132が、ベクトル検出処理を実行する。
S801において、被写体角速度算出部152が、フレーム平均算出フラグがセットされているかを判断する。フレーム平均算出フラグがセットされていない場合は、処理がS809に進む。そして、S809において、被写体角速度算出部152が、現在のベクトルと角速度データとに基づいて被写体角速度を算出する。つまり、被写体角速度の平均の算出処理は行われない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
120 カメラ本体部
Claims (12)
- 撮像光学系が備える光学補正手段を用いて像ブレを補正する像ブレ補正装置であって、
検出されたパンニング速度と、検出されたフレーム間での被写体の動きベクトルとに基づいて、被写体の角速度を算出する第1の算出手段と、
前記算出された被写体の角速度の複数フレームでの平均値を算出する第2の算出手段と、
前記算出された平均値に基づいて前記光学補正手段を駆動制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする像ブレ補正装置。 - 前記パンニング速度を検出する第1の検出手段と、
前記被写体の動きベクトルを検出する第2の検出手段とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。 - 前記第2の検出手段は、像面上で予め設定された複数の検出領域からフレーム毎に前記動きベクトルを検出する
ことを特徴とする請求項2に記載の像ブレ補正装置。 - 前記第2の算出手段は、フレーム毎の前記動きベクトルが検出された検出領域の数に応じて、前記第1の算出手段によって算出されたフレーム毎の被写体の角速度を第1の重み付け率で重み付けして、前記被写体の角速度の平均値を算出する
ことを特徴とする請求項3に記載の像ブレ補正装置。 - 前記第2の算出手段は、現在のフレームから過去に遡った複数のフレームの各々について、前記第1の算出手段によって算出されたフレーム毎の被写体の角速度を前記現在のフレームから過去に遡るフレームほど値が低い第2の重み付け率で重み付けして、前記被写体の角速度の平均値を算出する
ことを特徴とする請求項4に記載の像ブレ補正装置。 - 前記第2の算出手段は、前記現在のフレームから過去に遡った複数のフレームについての前記第1または第2の重み付け率の合計に基づいて、前記被写体の角速度の平均値の算出に用いるフレーム数を決定する
ことを特徴とする請求項5に記載の像ブレ補正装置。 - 前記第2の算出手段は、像面上で予め設定された複数の検出領域のうち、前記被写体の動きベクトルが検出された検出領域の数が閾値以下である場合に、前記被写体の角速度の平均値を算出する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。 - 前記第2の算出手段は、前記検出されたパンニング速度が閾値以上である場合に、前記平均値の算出に用いるフレーム数を前記パンニング速度に応じた数に制限する
ことを特徴する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。 - 前記制御手段は、前記光学補正手段を駆動制御することで像ブレを補正する第1の制御と、前記光学補正手段を駆動制御することで、撮影画像における被写体の位置を所定の位置にする第2の制御とを切り替えて実行する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置を有する光学機器。
- 請求項10に記載の光学機器として機能する撮像装置。
- 撮像光学系が備える光学補正手段を用いて像ブレを補正する像ブレ補正装置の制御方法であって、
検出されたパンニング速度と、検出されたフレーム間での被写体の動きベクトルとに基づいて、被写体の角速度を算出する第1の算出工程と、
前記算出された被写体の角速度の複数フレームでの平均値を算出する第2の算出工程と、
前記算出された平均値に基づいて、前記光学補正手段を駆動制御する制御工程とを有する
ことを特徴とする制御方法。
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