JP2019200249A - 制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラム - Google Patents

制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動被写体の良好なズーミング流し撮りが可能な制御装置を提供する。【解決手段】制御装置(10)は、連写撮影の際に第1の方法および第2の方法により画像データから被写体サイズ情報を取得する情報取得手段(10a)と、被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差が小さくなるように光学系(2)の追従駆動を行いながら露光を行う撮影制御手段(10b)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動被写体のズーミング流し撮りが可能な撮像装置に関する。
従来、カメラの撮影方法の一つとして、「流し撮り」という方法がある。「流し撮り」は、被写体の躍動感を得るために低速なシャッタ速度に設定し、水平方向に移動している被写体の動きに合わせてカメラを追従させながら撮影する手法である。また、カメラに接近または離脱するように移動する被写体に対しては、画面内の被写体の大きさを一定に保持するため、ズーム機能を用いて、焦点距離を変化させながら撮影する「ズーミング流し撮り」という方法がある。「流し撮り」や「ズーミング流し撮り」による撮影では、通常の撮影の際に設定されるシャッタ速度よりも低速なシャッタ速度が設定されることが多く、また、露光中に被写体の大きさを保持する必要があるため、撮影技術が要求される。例えば特許文献1には、露光前の被写体の動きに基づいて、露光中に被写体が画面内の所定の領域内に収まるように撮像光学系を追従駆動することにより、「ズーミング流し撮り」を行う方法が開示されている。
特開2015−154409号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、特定のタイミングからの被写体の距離情報の変化のみを用いて、撮像光学系の追従駆動を行う。このため、被写体のサイズを保持することしかできない、すなわち被写体のサイズを任意のサイズに変更した状態で保持することができない。一方、被写体の距離情報に加えて、画像データにおける被写体のサイズを検出し、被写体のサイズを任意のサイズに保持する方法がある。しかしこの場合、連続して撮影を行う、所謂、連写撮影において、被写体のサイズの検出に時間を要するため、連写撮影の時間間隔(コマ速)が低下してしまう。その結果、移動被写体の良好なズーミング流し撮りを行うことができない。
そこで本発明は、移動被写体の良好なズーミング流し撮りが可能な制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、連写撮影の際に第1の方法および第2の方法により画像データから被写体サイズ情報を取得する情報取得手段と、前記被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差が小さくなるように光学系の追従駆動を行いながら露光を行う撮影制御手段とを有する。
本発明の他の側面としての撮像装置は、光学系を介して形成された光学像を光電変換して画像データを出力する撮像素子と、前記制御装置とを有する。
本発明の他の側面としての制御方法は、連写撮影の際に第1の方法および第2の方法により画像データから被写体サイズ情報を取得するステップと、前記被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差が小さくなるように光学系の追従駆動を行いながら露光を行うステップとを有する。
本発明の他の側面としてのプログラムは、前記制御方法をコンピュータに実行させる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、移動被写体の良好なズーミング流し撮りが可能な制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラムを提供することができる。
本実施形態における撮像装置のブロック図である。 本実施形態における被写体サイズの検出方法の説明図である。 本実施形態におけるズーミング流し撮りの撮影シーケンスを示すフローチャートである。 本実施形態におけるズーミング流し撮りの撮影シーケンスを示すフローチャートである。 本実施形態におけるズーミング流し撮りの連写撮影シーケンスを示すフローチャートである。 本実施形態におけるズーミング流し撮りの連写撮影シーケンスを示すフローチャートである。 本実施形態における被写体サイズ選択処理シーケンスを示すフローチャートである。 本実施形態におけるズームの追従待ち処理の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態における撮像装置のシステム構成について説明する。図1は、撮像装置1のブロック図である。なお本実施形態において、撮像装置1はデジタルカメラであるが、これに限定されるものではなく、カメラ付きの携帯電話などの他の撮像装置にも適用可能である。
撮像装置1において、光学系(撮像光学系)2は、ズームレンズ2a、フォーカスレンズ2b、および、絞りシャッタユニット2cなどを有する。ズームレンズ2aおよびフォーカスレンズ2bは、光学系2の光軸3に沿って移動可能である。撮像素子4は、CMOSセンサやCCDセンサを有し、光学系2を介して形成された光学像(被写体像)を光電変換して電気信号(画像データ)を出力する。撮像素子4は、一つのマイクロレンズを共有する複数の光電変換素子を含み、複数の光電変換素子は、光学系2の互いに異なる瞳領域を通過する光を受光するように構成されている。このような構成により、撮像面位相差方式のAF(オートフォーカス)処理を行うことができる。A/D変換器5は、撮像素子4から出力された電気信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。
画像処理部6は、A/D変換器5から出力されたデータに対して、所定の画素補間処理、色変換処理、および、ガンマ処理を行う。また画像処理部6は、撮像した画像データを用いて所定の処理を行う。システム制御部(制御装置)10は、画像処理部6により処理された結果に基づいて、露出制御部7およびフォーカス制御部8を制御する。すなわちシステム制御部10は、撮像面位相差方式のAF処理およびAE(自動露出)処理等を行う。また画像処理部6は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、この演算処理により得られた演算結果に基づいて、AWB(オートホワイトバランス)処理を行うことができる。
A/D変換器5から出力された画像データは、画像処理部6を介して、またはA/D変換器5から出力された画像データが直接、内部メモリ11に書き込まれる。内部メモリ11に書き込まれた画像データは、D/A変換器12を介して画像表示部13により表示される。画像表示部13は、TFTやLCD等である。また画像表示部13は、画像表示部13を用いて撮像した画像データを逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また画像表示部13は、画像を表示するだけでなく、画像表示と共に、または画像を表示することなく、撮像装置1の各種設定に関する様々なメニュー項目や、ズーム倍率や露出設定等の撮影条件を表示する。ユーザは、画像表示部13に表示されたメニュー項目や撮影条件を、操作スイッチ14を操作しながら適宜選択することにより、指定した項目の設定を変更することができる。
圧縮伸長部16は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮・伸長する。すなわち圧縮伸長部16は、内部メモリ11に格納された画像データを読み込んで圧縮処理または伸長処理を行い、処理後の画像データを再び内部メモリ11に書き込む。内部メモリ11は、撮影した静止画や動画の画像データを格納する記憶部であり、所定枚数の静止画像データや所定時間の動画像データを格納するために十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像データを連続して撮影する連写撮影の場合にも、高速かつ大量の画像データ書き込みを内部メモリ11に対して行うことが可能となる。また内部メモリ11は、システム制御部10の作業領域としても使用することが可能である。
露出制御部7は、絞りシャッタユニット2cを制御する。フォーカス制御部8は、フォーカスレンズ2bを制御する。ズーム制御部9は、ズームレンズ2aによるズーミング動作を制御するとともに、現在のズームレンズ2aの位置に応じて焦点距離情報を算出する。現在の焦点距離情報(第2のタイミングで取得された焦点距離情報)は、システム制御部10を介して、内部メモリ11に格納される。
システム制御部10は、撮像装置1の全体を制御する。またシステム制御部10は、情報取得手段10aおよび撮影制御手段10bを有する。情報取得手段10aは、連写撮影の際に第1の方法および第2の方法により画像データから被写体サイズ情報(検出被写体サイズ情報および推定被写体サイズ情報)を取得する。撮影制御手段10bは、被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差が小さくなるように光学系2の追従駆動を行いながら露光を行う。メモリ(記憶部)17は、システム制御部10の動作用の定数、変数、および、プログラム等を記憶している。またメモリ17は、ズーミング流し撮りに必要な情報(例えば、目標サイズ情報、および、各種制御を切り替えるための閾値となる数値情報)を記憶している。
操作スイッチ14およびレリーズスイッチ15は、システム制御部10の各種の動作指示を入力するために設けられた操作部であり、スイッチ、ダイアル、タッチパネル、音声認識装置等の単数または複数の組み合わせで構成される。本実施形態では、操作スイッチ14として、電源、撮影モード、再生モード等の各機能モードを切り替えるためのスイッチや、ズーム操作レバー、メニューボタン、セットボタン等が設けられている。撮影モードの切り替えでは、静止画の撮影、動画の撮影、ズーミング流し撮り等の複数の撮影モードのうち、いずれの撮影を行うかを任意に選択することが可能である。
レリーズスイッチ15は、ユーザからの撮影指示を入力するための部材である。具体的には、レリーズスイッチ15は2段階に押し込むことができるように構成されている。例えば、静止画撮影の場合、ユーザは、1段目までの押し込み操作である半押し操作(SW1)で撮影準備指示を行い、2段目までの押し込み操作である全押し(SW2)操作で撮影指示を行うことができる。撮影準備指示である半押し操作(SW1)が発生すると、システム制御部10は、AF処理やAE処理などの撮影準備動作を行うようにフォーカス制御部8および露出制御部7を制御する。また、撮影指示である全押し操作(SW2)が発生すると、システム制御部10は、露出制御部7を介して絞りシャッタユニット2cを駆動し、被写体像を撮像素子4に取り込む制御を行う。具体的には、システム制御部10は、撮像素子4を蓄積状態にし、絞りシャッタユニット2cに含まれるシャッタ機構を開閉駆動することにより、被写体像を露光する。
シャッタ機構が閉状態に戻って撮像素子4の電荷蓄積が終了した後、システム制御部10は、蓄積された電荷を信号として読み出す。システム制御部10は、撮像素子4から読み出した信号に対し、A/D変換器5、画像処理部6、圧縮伸長部16、および、内部メモリ11を用いて、一連の現像処理や画像処理を行い、画像データを生成する。生成された画像データは、記憶媒体18に画像ファイルとして記録される。なお、以上の撮影準備指示から画像ファイルの記録までを撮影処理と呼ぶ。記憶媒体18として、ハードディスクやフラッシュメモリ等、複数枚の画像データを記録するために十分な容量を有する記憶媒体が適して用いられる。
被写体距離検出部19は、撮像装置1から被写体までの距離に相当する被写体距離情報を検出する。ここで、被写体距離検出部19による被写体距離情報の検出方法について説明する。被写体距離情報を検出する方法としては複数の検出方法があり、その一例として、AF処理を利用した検出方法が考えられる。例えば、位相差センサの機能を有する撮像素子4を用いて撮像面位相差方式のAF処理を行う。これにより、光学系2に入射した光を2方向に分割した2つの信号の位相差に基づいて画像上の被写体に焦点を合わせることが可能なフォーカスレンズ2bの位置を特定することが可能である。一方、システム制御部10は、現在の(第2のタイミングにおける)ズームレンズ2aの位置(焦点距離情報)およびフォーカスレンズ2bの位置で焦点が合う被写体の距離を算出できるため、これらの組み合わせにより、被写体距離情報を検出することが可能である。
被写体サイズ検出部20は、画像データにおける被写体のサイズ(大きさ)に関する情報(被写体サイズ情報)を検出する。ここで、被写体サイズ検出部20による被写体サイズ情報の検出方法について説明する。被写体サイズ情報を検出する方法としては、複数の検出方法があり、その一つとして、動きベクトル(動きベクトル情報)を利用した検出方法が考えられる。
図2は、動きベクトルを利用した被写体サイズの検出方法の説明図である。例えば、図2(a)に示されるように、撮影画角200の中心に存在する被写体201がユーザに向かって接近している撮影シーンについて考える。このとき、図2(b)に示されるように、撮影画角200に対して配置されたベクトル検出枠202により検出されるベクトルは、2種類に分類される。一つは、被写体201の部分に相当する被写体ベクトル領域203におけるベクトルであり、他の一つは、背景部分に相当する背景ベクトル領域(ベクトル検出枠202のうち被写体ベクトル領域203以外の領域)におけるベクトルである。
ここで、被写体201がユーザに向かって接近すると、画像データにおける被写体201とベクトルとの関係は、図2(b)から図2(c)のように変化する。すなわち、被写体ベクトル領域203は被写体ベクトル領域204のように変化し、ベクトル検出枠202のうち被写体ベクトル領域204の占める割合が増大する。具体的には、図2(b)における被写体ベクトル領域203の水平方向の領域数は3であるが、図2(c)における被写体ベクトル領域204の水平方向の領域数は7である。このように、被写体ベクトル領域の大きさおよびその変化に基づいて、画像データにおける被写体サイズおよびその変化を検出することができる。以下、被写体サイズ検出部20により検出された被写体サイズ情報を、検出被写体サイズ情報という。
次に、図3(a)および図3(b)を参照して、撮像装置1のズーミング流し撮り撮影の動作について説明する。図3(a)および図3(b)は、ズーミング流し撮り撮影の動作(撮影シーケンス)を示すフローチャートである。図3(a)および図3(b)の各ステップは、メモリ17に格納されたプログラムに従って、システム制御部10により実行される。
撮像装置1は、電源が投入されると、各種の初期化処理等を行った後、ユーザによる操作スイッチ14の操作による動作指示の待ち状態となる。まずステップS301において、システム制御部10は、ユーザによる操作スイッチ14の操作によりズーミング流し撮り撮影モードの実行指示があるか否かを判定する。ズーミング流し撮り撮影モードの実行指示がある場合、ステップS302に進む。一方、ズーミング流し撮り撮影モードの実行指示がない場合、システム制御部10はステップS301の判定を継続する。
ステップS302において、システム制御部10は、メモリ17から、目標となる被写体のサイズ(大きさ)である目標被写体サイズ(目標サイズ情報)を取得する。目標サイズ情報は、ズーミング流し撮り撮影の際に、画像データにおける被写体のサイズ(大きさ)を一定に保持するにあたり、いかなる大きさに保持するかについての目標となる被写体サイズを意味する。なお本実施形態において、目標サイズ情報は、予め撮像装置1のメモリ17に固定値として記憶されている。ただし本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、予め複数の目標サイズ情報をメモリ17に記憶しておき、ユーザがいずれかを任意に選択できるように構成してもよい。または、被写体の距離や速度に応じて、撮像装置1が撮影の際に自動的に目標サイズ情報を選択または算出し、被写体サイズを目標被写体サイズに保持するようにズーム制御部9を介してズームレンズ2aを駆動するように構成してもよい。
続いてステップS303において、システム制御部10は、被写体距離検出部19を用いて、被写体距離(被写体距離情報)の検出を開始する。本実施形態において、被写体距離情報は、位相差センサの機能を有する撮像素子4を用いて、光学系2から入射した光を2方向に分けた信号の位相差に基づいて検出される。このため、ステップS303にて被写体距離検出部19による被写体距離情報の検出を開始した以降、撮像素子4が画像表示部13に表示する画像データを撮像するごとに、最新の被写体距離情報の検出が可能である。また、検出された最新の被写体距離情報は、被写体距離を検出した時間を意味する被写体距離検出時間情報を含み、これらの情報は内部メモリ11に蓄積(記憶)される。
続いてステップS304において、システム制御部10は、被写体サイズ検出部20を用いて、被写体サイズ情報の検出を開始する。本実施形態において、被写体サイズ情報は、動きベクトル(動きベクトル情報)に基づいて検出される。このため、ステップS304にて被写体サイズ検出部20による被写体サイズ情報の検出を開始した以降、撮像素子4が画像表示部13に表示するために撮像した少なくとも2つ以上の連続した画像データの差分から、最新の被写体サイズ情報の検出が可能となる。また、検出された最新の被写体サイズ情報は、被写体サイズを検出した時間を意味する被写体サイズ検出時間情報を含み、これらの情報は内部メモリ11に蓄積(記憶)される。このような被写体サイズ情報の検出は、ステップS304以降周期的に繰り返し、内部メモリ11に蓄積していく。
続いてステップS305において、システム制御部10は、ユーザによるレリーズスイッチ15の操作により、SW1の指示(撮影準備開始指示)があるか否かを判定する。SW1の指示がない場合、ステップS306に進む。ステップS306において、後述するステップS308にて既にズーム制御部9によるズーム追従駆動が実行されている場合、システム制御部10はズーム追従駆動を停止し、ステップS305に戻る。一方、SW1の指示がある場合、ステップS307に進む。
ステップS307において、システム制御部10は、画像データ上の被写体サイズを目標被写体サイズに一致させるために必要となる目標焦点距離変化量を算出する。目標焦点距離変化量は、画像データ上の被写体サイズを目標被写体サイズに一致させるための焦点距離と現在の焦点距離との差分である。具体的にはシステム制御部10は、被写体サイズ検出部20により検出された最新の検出被写体サイズ情報と、ステップS302で取得した目標サイズ情報と、ズーム制御部9により算出された現在の焦点距離情報とを用いて、目標焦点距離変化量を算出する。
ここで、一般的に、焦点距離と画像データ上の被写体サイズとの関係式は、以下の式(1)で表される。ここでは、簡略化のため、画像データ上の被写体サイズは水平方向のサイズであるものとする。
ズーミング流し撮り撮影のシーケンスにおいて、対象となる被写体は常に同一の物体であるため、式(1)における被写体の幅は固定値として定義することができる。また、瞬間的な事象であるとすると、被写体距離も不変であり、その値を固定値と定義することができる。すなわち、目標焦点距離変化量は、以下の式(2)を用いて算出することができる。
続いてステップS308において、システム制御部10は、ステップS307にて算出した目標焦点距離変化量だけ、ズーム制御部9を用いてズームレンズ2aを追従駆動する(ズーム追従駆動を行う)。続いてステップS309において、システム制御部10は、ユーザによるレリーズスイッチ15の操作により、SW2の指示(撮影開始指示)があるか否かを判定する。SW2の指示がない場合、ステップS305に戻る。一方、SW2の指示がある場合、ステップS310に進む。
ステップS310において、システム制御部10は、露光中における被写体サイズの変化を予測する。すなわちシステム制御部10は、ステップS304で被写体サイズの検出を開始した時点からステップS310が実行されるまでの間に、検出された検出被写体サイズ情報の履歴に基づいて、ステップS310以降の被写体サイズの変化を予測する。本実施形態において、システム制御部10は、ステップS310が実行されるまでに検出された検出被写体サイズ情報のうち、最新の検出被写体サイズ情報から任意の数(例えば10個分)の検出被写体サイズ情報と被写体サイズ検出時間情報とを抽出する。そしてシステム制御部10は、それらの複数の情報を最小二乗法により近似することにより、ステップS310の実行時以降における被写体サイズの変化を予測する。
続いてステップS311において、システム制御部10は、ステップS310で予測した被写体サイズの変化に基づいて、ステップS311が実行される時点における予測被写体サイズ情報を算出する。そしてシステム制御部10は、予測被写体サイズを目標被写体サイズに一致させるための目標焦点距離を算出する。目標焦点距離は、算出した予測被写体サイズ情報と、ステップS302で取得した目標サイズ情報と、ズーム制御部9により算出されるステップS311が実行される時点における焦点距離情報とに基づいて算出することができる。ステップS311が実行される時点における焦点距離に、目標被写体サイズと予測被写体サイズとの比(目標被写体サイズ/予測被写体サイズ)を乗算すればよい。尚、目標焦点距離の代わりに目標焦点距離変化量を取得し、目標焦点距離変化量に基づいて続く追従駆動をすることもできる。
続いてステップS312において、システム制御部10は、ステップS311にて算出された目標焦点距離となるように、ズーム制御部9を用いてズームレンズ2aを追従駆動する。続いてステップS313において、システム制御部10は、ズームの追従待ちが必要か否かを判定する。ズームの追従待ちが必要な場合、ステップS314に進む。一方、ズームの追従待ちが不要な場合、ステップS315に進む。
ここで、図6を参照して、本実施形態におけるズームの追従待ち処理について説明する。図6は、ズームの追従待ち処理の説明図である。まず、図6(a)、(b)、(c)を用いて、ズームの追従待ち処理が不要な場合について説明する。図6(a)は、ズーミング流し撮り撮影における被写体距離の変化の一例である。図6(b)は、ズーミング流し撮り撮影における被写体サイズの変化の一例である。図6(c)は、ズーミング流し撮り撮影における焦点距離の変化の一例である。
図6(a)、(b)、(c)において、横軸は時間(同じ時間軸)を示しており、t1はユーザによりSW1が実行されたタイミング、t2はユーザによりSW2が実行されたタイミングである。ここでは、ズーミング流し撮り撮影の対象となる被写体が、撮像装置1に接近する方向に一定の速度で移動している被写体である場合を考える。すなわち、図6(a)に示されるように、被写体距離の変化が、時間に比例して単調減少する。
まず、本実施形態のズーミング流し撮り撮影シーケンスに沿って、タイミングt1に至るまでの間の動きを説明する。タイミングt1に至るまでの間は、まだズーム追従制御が行われないため、焦点距離はF0に固定されている。すなわち、タイミングt1に至るまでの間は、焦点距離は固定値F0となっており、かつ、被写体距離が単調減少している状況である。このため、画像データ上の被写体サイズは、被写体距離の減少に反比例して増加する。
次に、タイミングt1で、ズーミング流し撮り撮影のズーム追従駆動が実行されると、システム制御部10は、画像データ上の被写体サイズを目標被写体サイズに一致させるように、ズーム制御部9を用いてズームレンズ2aを追従駆動し、焦点距離を変更する。ここで、ズーム追従制御による焦点距離の変更により、画像データ上の被写体サイズが目標被写体サイズと一致するまでには、少なからず時間を要する。このため、厳密には、タイミングt1’で被写体サイズが目標被写体サイズに一致した状態となることを示している。
タイミングt1’以降、システム制御部10は、被写体サイズ検出部20により検出された最新の検出被写体サイズと目標被写体サイズが一致するように、ズーム制御部9を用いて焦点距離を変更しながら、タイミングt2を待つ。その後、タイミングt2のタイミングにおいて、システム制御部10は、ズーム制御部9を用いて焦点距離を変更しながら、その時点における最新の検出被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差分が所定の範囲内であるか否かを判定する。
最新の検出被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差分が所定の範囲内である場合、システム制御部10はそのまま露光を行う。一方、その差分が所定の範囲内でない場合、システム制御部10は、更に、検出被写体サイズ情報と目標サイズ情報とが一致するように、ズーム制御部9を用いて焦点距離を変更しながら、その差分が所定の範囲内であるか否かの判定を継続する。ここで、図6(b)の場合、タイミングt2において、最新の検出被写体サイズ情報は、目標サイズ情報と一致、すなわち所定の範囲内であるため、そのまま露光を行う。
次に、図6(d)、(e)、(f)を用いて、ズームの追従待ち処理が必要な場合について説明する。図6(d)は、ズーミング流し撮り撮影における被写体距離の変化の一例である。図6(e)は、ズーミング流し撮り撮影における被写体サイズの変化の一例である。図6(f)は、ズーミング流し撮り撮影における焦点距離の変化の一例である。図6(d)、(e)、(f)において、横軸は時間(同じ時間軸)である。タイミングt1はユーザによりSW1が実行されたタイミング、タイミングt2はSW2が実行されたタイミングである。ここでは、ズーミング流し撮り撮影の対象となる被写体が、撮像装置1に接近する方向に移動している被写体を考える。
まず、本実施形態のズーミング流し撮り撮影シーケンスに沿って、タイミングt1に至るまでの間の動きを説明する。タイミングt1に至るまでの間は、まだズーム追従制御が行われないため、焦点距離はF0に固定されている。また、タイミングt1において、被写体は撮像装置1に接近する方向に一定の速度で移動している。すなわち、タイミングt1に至るまでの間は、焦点距離は固定値F0となっており、かつ、被写体距離が単調減少している状況である。このため、画像データ上の被写体サイズは、被写体距離の減少に反比例して増加する。
次に、タイミングt1で、ズーミング流し撮り撮影のズーム追従駆動が実行されると、システム制御部10は、画像データ上の被写体サイズを目標被写体サイズに一致させるように、ズーム制御部9を用いてズームレンズ2aを追従駆動し、焦点距離を変更する。ここで、ズーム追従制御による焦点距離の変更により、画像データ上の被写体サイズが目標被写体サイズと一致するまでには、少なからず時間を要する。このため、厳密には、タイミングt1’で被写体サイズが目標被写体サイズに一致した状態となることを示している。
タイミングt1’以降、システム制御部10は、被写体サイズ検出部20により検出された最新の検出被写体サイズと目標被写体サイズが一致するように、ズーム制御部9を用いて焦点距離を変更しながら、タイミングt2を待つ。ここで、タイミングt2よりも早いタイミングtsにおいて、被写体の移動速度が大きく変化(加速方向への変化)し、図6(d)に示されるように被写体距離に急峻な変化が発生した場合を考える。この場合、画像データ上の被写体サイズは、急に増加し、一時的に、目標被写体サイズと一致しない状態、すなわち追従ができていない状態となる。
その後、システム制御部10は、変化した画像データ上の被写体サイズと、目標被写体サイズとが一致するように、ズーム制御部9を用いてズームレンズ2aを駆動し、焦点距離の変更を行う。このため、一定時間の経過により(タイミングtcにおいて)、再度、被写体サイズと目標被写体サイズとが一致している状態となる。
従って、仮に、タイミングtsとタイミングtcの間に、ユーザからのSW2の指示があった場合、すなわちタイミングt2が図6(f)に示されるようなタイミングで発生した場合、その時点では、画像データ上の被写体サイズと目標被写体サイズが一致しない。このため、そのまま露光を開始すると、画像データ上の被写体サイズが変化しながら露光が行われることになり、撮影された画像としては、被写体の輪郭がぼやけた画像(すなわち、良好な流し撮り画像ではない画像)になってしまう。
そこで本実施形態において、前述したように、システム制御部10は、タイミングt2において、ズーム制御部9による焦点距離の変更を行いながら、その時点における最新の検出被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差分が所定の範囲内であるか否かを判定する。その差分が所定の範囲内である場合、システム制御部10はそのまま露光を行う。一方、その差分が所定の範囲内でない場合、システム制御部10は、更に、検出被写体サイズ情報と目標サイズ情報とが一致するようにズーム制御部9を用いて焦点距離を変更しながら、その差分が所定の範囲内であるか否かの判定を継続する。なお図6(e)の例では、タイミングt2において、最新の検出被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差分が所定の範囲内でないため、システム制御部10はそのまま露光を行なわない。
以上、本実施形態におけるズームの追従待ち処理について、図6を用いて説明した。なお本実施形態において、システム制御部10は、最新の検出被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差分が所定の範囲内になるか否かに応じて判定を行うが、これに限定されるものではない。例えば、タイミングt2において、それ以前の被写体距離の変化傾向を取得し、被写体距離の変化傾向(被写体速度の変化)が所定の範囲内に収束していない(一定速になっていない)場合には、ズームの追従待ち処理が必要であると判定してもよい。
また本実施形態において、所定の範囲は、予め撮像装置1のメモリ17に固定値として記憶されているが、これに限定されるものではない。例えば、予め複数の所定の範囲をメモリ17に記憶しておき、ユーザがいずれかを任意に選択できる構成として、撮影時間を優先するか、追従精度を優先するかを選択できるようにしてもよい。また本実施形態において、露光時間(所謂、シャッタ速度)に応じて、その範囲を変更してもよい。例えば、露光時間が長い場合、所定の範囲を小さく変更する。これは、例えば、露光時間が十分に長い場合、露光開始時に追従遅れが発生している時間の割合は少なくなるため、ズーミング流し撮り撮影画像として大きな問題にならない可能性があるためである。
このように、本実施例のシステム制御部10は、追従度合が低い、つまり、被写体サイズの変化にズームレンズの追従駆動が間に合わずに画像上の被写体サイズが大きく変化してしまうような状況では撮影指示を受けても即時に露光を開始しない。これにより、ズームレンズの駆動が被写体の移動に追従できていないタイミングで露光を開始するケースを軽減することができる。
図3(b)のステップS314において、システム制御部10は、ステップS309にてユーザからのSW2の指示が実行された時点から、ステップS314が実行されるまでの時間が所定時間tを超えている(SW2から所定時間tが経過した)か否かを判定する。この時間が所定時間tを超えている場合、ステップS315に進む。一方、この時間が所定時間tを超えていない場合、ステップS310に戻って処理を継続する。すなわち、ステップS313にてズームの追従待ちが必要と判定され続けている時間が所定時間tに満たない間は、システム制御部10は、ステップS310〜ステップS312の処理を繰り返し実行する。
ステップS315において、システム制御部10は、ステップS303にて被写体距離の検出開始時点からステップS315が実行されるまでの間に検出された被写体距離情報のうち最新の情報を、前回撮影時被写体距離情報として内部メモリ11に記憶する。続いてステップS316において、システム制御部10は、ステップS304の被写体サイズの検出開始時点からステップS316の実行までに検出された検出被写体サイズ情報のうち最新の情報を、前回撮影時被写体サイズ情報として内部メモリ11に記憶する。
続いてステップS317において、システム制御部10は、被写体距離検出部19による被写体距離情報の検出を停止する。続いてステップS318において、システム制御部10は、被写体サイズ検出部20による被写体サイズ情報の検出を停止する。続いてステップS319において、システム制御部10は、露光(撮影)を開始する。
続いてステップS320において、システム制御部10は、ステップS310にて予測した被写体サイズの変化に基づいて、ステップS320が実行される時間時点における予測被写体サイズを算出する。そしてシステム制御部10は、予測被写体サイズを目標被写体サイズに一致させるための目標焦点距離を算出する。目標焦点距離は、算出した予測被写体サイズ情報と、ステップS302にて取得した目標サイズ情報と、ズーム制御部9により算出されるステップS320が実行される時点における焦点距離情報とに基づいて算出される。
続いてステップS321において、システム制御部10は、ステップS320にて算出された目標焦点距離となるように、ズーム制御部9を介してズームレンズ2aを追従駆動する。続いてステップS322において、システム制御部10は、ステップS319にて開始された露光が終了したか否かを判定する。露光が終了している場合、後述するズーミング流し撮り連写シーケンスに移行する。一方、露光が終了していない場合、ステップS320に戻って処理を継続する。すなわちシステム制御部10は、ステップS319にて開始した露光が継続している間、ステップS320およびステップS321の処理を繰り返し実行することで、露光中のズーム駆動を実現している。
以上のように、本実施形態のズーミング撮影シーケンスにおいては、システム制御部10は、SW1のタイミングにおいて、最新の検出被写体サイズと目標被写体サイズとが一致するように、ズーム追従制御を行い、焦点距離の変更を開始する。そしてシステム制御部10は、SW2のタイミングにおいて、最新の検出被写体サイズと目標被写体サイズとの差分に応じて、露光(撮影)を実行するタイミングを変化させる。これにより、露光中に被写体の大きさを一定に保持するためのズームの追従精度を向上させることができる。
次に、図4(a)および図4(b)を参照して、撮像装置1のズーミング流し撮り連写撮影の動作について説明する。図4(a)および図4(b)は、ズーミング流し撮り連写撮影の動作(連写撮影シーケンス)を示すフローチャートである。図4(a)および図4(b)の各ステップは、メモリ17に格納されたプログラムに従って、システム制御部10により実行される。
撮像装置1は、前述のズーミング流し撮り撮影シーケンスの終了に引き続き、ステップS401に進む。ステップS401において、システム制御部10は、ユーザによるレリーズスイッチ15の操作により、SW2の指示(撮影継続指示)があるか否かを判定する。SW2の指示がある場合、ステップS403に進む。一方、SW2の指示がない場合、ステップS402に進む。
ステップS402において、前述したズーミング流し撮り撮影シーケンスにおいて、既にズーム制御部9によるズーム追従駆動が実行されている場合、システム制御部10は、そのズーム追従駆動を停止し、ズーミング流し撮り連写撮影シーケンスを終了する。
ステップS403において、システム制御部10は、前述したズーミング流し撮り撮影シーケンスのステップS317または後述するステップS413にて停止した、被写体距離検出部19による被写体距離情報の検出を再開する。続いてステップS404において、システム制御部10は、前述したズーミング流し撮り撮影シーケンスのステップS318または後述するステップS414において停止した被写体サイズ検出部20による被写体サイズ情報の検出を再開する。続いてステップS405において、システム制御部10は、ズーミング流し撮り連写撮影シーケンスにおける被写体サイズ情報を後述する2つの方法(第1の方法および第2の方法)のいずれから取得するかを決定する被写体サイズ選択処理を実行する。
ここで、図5を参照して、ズーミング流し撮り連写撮影シーケンスにおける被写体サイズ選択処理(被写体サイズ選択処理シーケンス)について説明する。図5は、被写体サイズ選択処理シーケンス(ステップS405)を示すフローチャートである。図5の各ステップは、メモリ17に格納されたプログラムに従って、システム制御部10により実行される。
まずステップS501において、システム制御部10は、被写体距離情報の信頼度(距離信頼度)を判定する。本実施形態において、システム制御部10は、最新被写体距離情報と予測被写体距離情報との差に基づいて被写体距離の信頼度を決定する。ここで、最新被写体距離情報とは、ステップS403にて被写体距離の検出を再開した時点からステップS501が実行されるまでの間に検出された被写体距離情報のうちの最新の被写体距離情報である。また、予測被写体距離情報とは、直前に露光を行った時点(ステップS315または後述するステップS411)における被写体距離情報から推定されるステップS501時点における予測の被写体距離情報である。本実施形態において、最新被写体距離情報と予測被写体距離情報との差が小さいほど、信頼度は高い。すなわちステップS501では、被写体距離の信頼度(距離信頼度)がメモリ17に予め記憶されている第1の信頼度(第1の閾値)よりも高い場合、ステップS502に進む。一方、被写体距離の信頼度が第1の信頼度(第1の閾値)よりも低い場合、ステップS503に進む。
ステップS502において、システム制御部10は、ステップS501にて取得した最新被写体距離情報と、直前に露光を行った時点(ステップS315または後述するステップS411)における被写体距離情報とに基づいて、被写体サイズを推定する。ここで、被写体距離情報から被写体サイズを推定する方法について説明する。一般的に、画像データ上の被写体サイズは、以下の式(3)で表される。
ズーミング流し撮り連写シーケンスにおいて、対象となる被写体は常に同一の被写体であるため、式(3)における被写体の幅は固定値として定義できる。このため、直前に露光を行った時点(ステップS315または後述するステップS411)における被写体距離情報と、画像データ上の最新被写体距離情報との関係式は、以下(4)で表される。
すなわち、最新被写体サイズは、以下の式(5)を用いて推定することができる。
このように、ステップS502において、システム制御部10は、式(5)を用いて推定された被写体サイズ(推定被写体サイズ情報)を被写体サイズ情報として選択する。本ステップでは、ステップS304での被写体サイズ情報の検出と異なり、複数の画像データを必要としないため、ステップS304の方法よりも早く被写体サイズ情報を取得(撮影終了(S322)から被写体サイズ取得までの時間を短く)することができる。
ステップS503において、システム制御部10は、検出被写体サイズ情報の信頼度を判定する。本実施形態において、システム制御部10は、最新検出被写体サイズ情報と予測被写体サイズ情報との差に基づいて検出被写体サイズの信頼度を決定する。ここで、最新検出被写体サイズ情報は、ステップS404にて被写体サイズの検出を再開した時点からステップS503が実行されるまでの間に検出された検出被写体サイズ情報のうち最新の検出被写体サイズ情報である。予測被写体サイズ情報は、直前に露光を行った時点(ステップS316または後述するステップS412)における被写体サイズ情報から推定されるステップS503時点における予測の被写体サイズ情報である。本実施形態において、最新検出被写体サイズ情報と予測被写体サイズ情報との差が小さいほど、信頼度は高い。すなわちステップS503では、被写体サイズの信頼度がメモリ17に予め記憶されている第2の信頼度(第2の閾値)よりも高い場合、ステップS505に進む。一方、被写体距離の信頼度が第2の信頼度(第2の閾値)よりも低い場合、ステップS504に進む。
ステップS504において、システム制御部10は、ステップS501にて算出した被写体距離情報の信頼度が、ステップS503にて算出した被写体サイズ情報の信頼度よりも大きいか否かを判定する。被写体距離情報の信頼度が被写体サイズ情報の信頼度よりも大きい場合、ステップS502に進む。一方、被写体距離情報の信頼度が被写体サイズ情報の信頼度よりも小さい場合、ステップS505に進む。ステップS505において、システム制御部10は、ステップS503にて取得した最新検出被写体サイズ情報を被写体サイズ情報として選択する。
続いて、図4(a)のステップS406において、システム制御部10は、露光中の被写体サイズの変化(ステップS406が実行される以降の被写体サイズの変化)を予測する。すなわちシステム制御部10は、ステップS316またはステップS411で内部メモリ11に記憶された被写体サイズ情報のいずれか新しい情報と、ステップS405にて選択された被写体サイズ情報とに基づいて、被写体サイズの変化を予測する。本実施形態において、システム制御部10は、これらを直線近似することにより、ステップS406が実行される以降の被写体サイズの変化を予測する。
続いてステップS407において、システム制御部10は、ステップS406で予測した被写体サイズの変化に基づいて、ステップS3407が実行される時点における予測被写体サイズを算出する。そしてシステム制御部10は、予測被写体サイズを目標被写体サイズに一致させるための目標焦点距離を算出する。本実施形態において、目標焦点距離は、予測被写体サイズ情報と、ステップS302で取得した目標サイズ情報と、ズーム制御部9により算出されるステップS407が実行される時点における焦点距離情報とに基づいて算出される。
続いてステップS408において、システム制御部10は、ステップS407にて算出された目標焦点距離となるように、ズーム制御部9を介してズームレンズ2aを追従駆動する。続いてステップS409において、システム制御部10は、ズームの追従待ちが必要か否かを判定する。ズームの追従待ちが必要な場合(追従度合が所定の範囲外である場合)、ステップS410に進む。一方、ズームの追従待ちが不要な場合(追従度合が所定の範囲内である場合)、ステップS411に進む。ズームの追従待ちについては、前述したステップS313の処理と同様である。
なお本実施形態では、ステップS409にてズームの追従待ちを実行するが、これに限定されるものではない。例えば、ズーミング流し撮り連写シーケンスに要する時間(連写時の1枚当たりの撮影時間(コマ速))を短縮するために、ズームの追従待ちを省略してもよい。または、ズーミング流し撮り連写シーケンスにおけるズームの追従待ちの実施の有無をユーザに選択させるように構成してもよい。
ステップS410において、システム制御部10は、ステップS401にてユーザからのSW2の指示が実行された時点からステップS410が実行されるまでの時間が所定時間tを超えている(SW2の操作から所定時間が経過した)か否かを判定する。この時間が所定時間tを超えている場合、ステップS411に進む。一方、この時間が所定時間tを超えていない場合、ステップS407に戻って処理を継続する。すなわちシステム制御部10は、ステップS409でズームの追従待ちが必要と判定され続けている時間が所定時間tに満たない間は、ステップS406〜ステップS407の処理を繰り返し実行する。
ステップS411において、システム制御部10は、ステップS403で被写体距離の検出を再開した時点からステップS411が実行されるまでの間に検出された被写体距離情報のうち、最新の被写体距離情報を内部メモリ11に記憶する。続いてステップS412において、システム制御部10は、ステップS405にて選択された被写体サイズ情報を内部メモリ11に記憶する。続いてステップS413において、システム制御部10は、被写体距離検出部19による被写体距離情報の検出を停止する。続いてステップS414において、システム制御部10は、被写体サイズ検出部20による被写体サイズ情報の検出を停止する。続いてステップS415において、システム制御部10は、露光(撮影)を開始する。
続いてステップS416において、システム制御部10は、ステップS406で予測した被写体サイズの変化に基づいて、ステップS416が実行される時点における予測被写体サイズを算出する。そしてシステム制御部10は、予測被写体サイズを目標被写体サイズに一致させるための目標焦点距離を算出する。本実施形態において、目標焦点距離は、予測被写体サイズ情報と、ステップS302で取得した目標サイズ情報と、ズーム制御部9により管理されるステップS416が実行される時点における焦点距離情報とに基づいて算出される。
続いてステップS417において、システム制御部10は、ステップS416で演算された目標焦点距離となるように、ズーム制御部9を介しズームレンズ2aを追従駆動する。続いてステップS418において、システム制御部10は、ステップS415で開始された露光が終了したか否かを判定する。露光が終了している場合、ステップS401に戻り、システム制御部10は再度、ズーミング流し撮り連写シーケンスを実行する。一方、露光が終了していない場合、ステップS416に戻り、処理を継続する。すなわちシステム制御部10は、ステップS415で開始した露光が継続している間は、ステップS416およびステップS417の処理を繰り返し実行することで、露光中のズーム追従駆動を実現している。
このように本実施形態において、制御装置(システム制御部10)は、情報取得手段10aおよび撮影制御手段10bを有する。情報取得手段10aは、連写撮影の際に第1の方法および第2の方法により画像データから被写体サイズ情報を取得する。撮影制御手段10bは、被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差が小さくなるように光学系2の追従駆動を行いながら露光を行う。
好ましくは、第2の方法による前回の撮影終了後から被写体サイズ情報の取得までの時間にかかる時間は、第1の方法による前回の撮影終了後から被写体サイズ情報の取得までにかかる時間よりも短い。本実施形態において、第1の方法は、ステップS304で説明をしたような、複数の画像データに基づいて被写体サイズを検出する方法である。一方、第2の方法は、ステップS502で説明をしたような、被写体距離情報に基づいて被写体サイズを推定することにより被写体サイズを取得する方法である。しかしながら、第2の方法が第1の方法よりも早く被写体サイズを取得できる方法であれば、第1の方法と第2の方法の組み合わせはこれに限定されない。第1の方法による被写体サイズ取得が第2の方法による被写体サイズ取得よりも時間がかかる場合であっても1枚目の撮影時には第1の方法を、2枚目以降の撮影時には(条件に応じて)第2の方法を用いる。これにより、連続撮影間の間隔を短く(コマ速を早く)することができる。
好ましくは、第1の方法は、画像データの動きベクトル情報に基づいて被写体サイズ情報を取得する方法である。また好ましくは、第2の方法は、被写体距離情報と焦点距離情報とに基づいて被写体サイズ情報を取得する方法である。ここで、被写体距離情報は、第1のタイミング(過去)および第2のタイミング(現在)のそれぞれにおける被写体距離情報を示す情報である。焦点距離情報は、第1のタイミングおよび第2のタイミングのそれぞれにおける焦点距離情報を示す情報である。より好ましくは、第2の方法は、これらの被写体距離情報および焦点距離情報と、第1のタイミングで第1の方法により取得された被写体サイズ情報とに基づいて、第2のタイミングにおける被写体サイズ情報を取得する方法である。3枚目以降の撮影時には、第2の方法はこれらの被写体距離情報および焦点距離情報と、第2のタイミングで第2の方法により取得された被写体サイズ情報とに基づいて第3のタイミングにおける被写体サイズ情報を取得する。この場合も、第2のタイミングにおける被写体サイズは第1の方法により取得された被写体サイズに基づいているため、3枚目以降の撮影時にも第1の方法により取得された被写体サイズ情報に基づいて被写体サイズ情報を取得しているものとみなす。
また、第1の方法と第2の方法の組み合わせとしては、第2の方法の方が第1の方法よりも早く、第1の方法が第2の方法よりも正確である組み合わせでもよい。
好ましくは、撮影制御手段は、連写撮影における1枚目の撮影の際に、第1の方法により取得された被写体サイズ情報に基づいて露光行い、連写撮影における2枚目以降の撮影の際に、第2の方法により取得された被写体サイズ情報に基づいて露光を行う。より好ましくは、撮影制御手段は、2枚目以降の撮影の際に、所定の条件に応じて選択された第1の方法または第2の方法により取得された被写体サイズ情報に基づいて露光を行う。より好ましくは、所定の条件は、被写体距離情報の信頼度または被写体サイズ情報の信頼度の少なくとも一方を含む。
好ましくは、被写体距離情報の信頼度は、第1のタイミング(過去)において検出された被写体距離情報から予測される第2のタイミング(現在)における被写体距離情報と、第2のタイミングにおいて検出された被写体距離情報との差に基づいて算出される。また好ましくは、被写体サイズ情報の信頼度は、第1のタイミングにおいて取得された被写体サイズ情報から予測される第2のタイミングにおける被写体サイズ情報と、第2のタイミングにおいて検出された被写体サイズ情報との差に基づいて算出される。ここで、第1のタイミングにおいて取得された被写体サイズ情報は、第1のタイミングにおいて、被写体サイズ検出部20により検出された被写体サイズ情報、または、第2の方法によりシステム制御部10により推定された被写体サイズ情報である。また、第2のタイミングにおいて検出された被写体サイズ情報は、第2のタイミングにおいて被写体サイズ検出部20により検出された被写体サイズ情報である。
好ましくは、撮影制御手段は、被写体距離情報の信頼度が第1の信頼度よりも大きい場合、第2の方法により取得された被写体サイズ情報に基づいて露光を行う(S501、S502)。また好ましくは、撮影制御手段は、被写体サイズ情報の信頼度が第2の信頼度よりも大きい場合、第1の方法により取得された前記被写体サイズ情報に基づいて露光を行う(S503、S505)。より好ましくは、第1の信頼度は、第2の信頼度よりも大きい。また好ましくは、撮影制御手段は、被写体距離情報の信頼度が被写体サイズ情報の信頼度よりも小さい場合、第1の方法により取得された被写体サイズ情報に基づいて露光を行う(S504、S505)。一方、撮影制御手段は、被写体距離情報の信頼度が被写体サイズ情報の信頼度よりも大きい場合、第2の方法により取得された被写体サイズ情報に基づいて露光を行う(S504、S502)。
以上のように本実施形態では、被写体距離情報および被写体サイズ情報の信頼度に応じて、次の撮影時のズーム追従駆動に使用するための被写体サイズ情報を2つの方法で取得された被写体サイズ情報から決定(選択)する。ここで、2つの方法で取得された被写体サイズ情報は、被写体距離情報から推定する推定被写体サイズ情報と、被写体サイズ検出部20により検出される検出被写体サイズ情報である。これにより、被写体サイズ検出部20により検出される検出被写体サイズ情報のみを用いる場合よりも、ズーム追従駆動に使用する被写体サイズ情報の精度を高めることが可能である。
また、被写体サイズ検出部20が被写体サイズを検出するまでの時間よりも被写体距離検出部19が被写体距離を検出するまでの時間が短い場合、被写体距離検出部19により検出される被写体距離情報から推定する推定被写体サイズ情報を用いることが好ましい。その結果、ズーミング流し撮り連写シーケンスに要する時間(連写時の1枚当たりの撮影時間(コマ速))を短縮することが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
各実施形態によれば、移動被写体の良好なズーミング流し撮りが可能な制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10 システム制御部(制御装置)
10a 情報取得手段
10b 撮影制御手段

Claims (20)

  1. 連写撮影の際に第1の方法および第2の方法により画像データから被写体サイズ情報を取得する情報取得手段と、
    前記被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差が小さくなるように光学系の追従駆動を行いながら露光を行う撮影制御手段と、を有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記第2の方法による前回の撮影終了後から前記被写体サイズ情報の取得までの時間にかかる時間は、第1の方法による前回の撮影終了後から前記被写体サイズ情報の取得までにかかる時間よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第2の方法は、前記第1の方法により取得した前記被写体サイズ情報に基づいて前記被写体サイズ情報の取得を行う方法であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の方法は、複数の前記画像データに基づいて前記被写体サイズ情報を取得する方法であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の方法は、前記画像データの動きベクトル情報に基づいて前記被写体サイズ情報を取得する方法であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記第2の方法は、被写体距離情報と焦点距離情報とに基づいて前記被写体サイズ情報を取得する方法であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記第2の方法は、第1のタイミングおよび第2のタイミングのそれぞれにおける前記被写体距離情報と、前記第1のタイミングおよび前記第2のタイミングのそれぞれにおける前記焦点距離情報と、前記第1のタイミングで前記第1の方法により取得された前記被写体サイズ情報と、に基づいて、前記第2のタイミングにおける前記被写体サイズ情報を取得する方法であることを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記撮影制御手段は、
    前記連写撮影における1枚目の撮影の際に、前記第1の方法により取得された前記被写体サイズ情報に基づいて前記露光を行い、
    前記連写撮影における2枚目以降の撮影の際に、前記第2の方法により取得された前記被写体サイズ情報に基づいて前記露光を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記撮影制御手段は、前記2枚目以降の撮影の際に、所定の条件に応じて選択された前記第1の方法または前記第2の方法により取得された前記被写体サイズ情報に基づいて前記露光を行うことを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
  10. 前記所定の条件は、被写体距離情報の信頼度または被写体サイズ情報の信頼度の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記被写体距離情報の信頼度は、第1のタイミングにおいて検出された被写体距離情報から予測される第2のタイミングにおける被写体距離情報と、前記第2のタイミングにおいて検出された被写体距離情報との差に基づいて算出されることを特徴する請求項10に記載の制御装置。
  12. 前記被写体サイズ情報の信頼度は、前記第1のタイミングにおいて取得された被写体サイズ情報から予測される第2のタイミングにおける被写体サイズ情報と、前記第2のタイミングにおいて検出された被写体サイズ情報との差に基づいて算出されることを特徴とする請求項10または11に記載の制御装置。
  13. 前記撮影制御手段は、前記被写体距離情報の信頼度が第1の信頼度よりも大きい場合、前記第2の方法により取得された前記被写体サイズ情報に基づいて前記露光を行うことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の制御装置。
  14. 前記撮影制御手段は、前記被写体サイズ情報の信頼度が第2の信頼度よりも大きい場合、前記第1の方法により取得された前記被写体サイズ情報に基づいて前記露光を行うことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の制御装置。
  15. 前記第1の信頼度は、前記第2の信頼度よりも大きいことを特徴とする請求項14に記載の制御装置。
  16. 前記撮影制御手段は、
    前記被写体距離情報の信頼度が前記被写体サイズ情報の信頼度よりも小さい場合、前記第1の方法により取得された前記被写体サイズ情報に基づいて前記露光を行い、
    前記被写体距離情報の信頼度が前記被写体サイズ情報の信頼度よりも大きい場合、前記第2の方法により取得された前記被写体サイズ情報に基づいて前記露光を行うことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載の制御装置。
  17. 光学系を介して形成された光学像を光電変換して画像データを出力する撮像素子と、
    連写撮影の際に第1の方法および第2の方法により画像データから被写体サイズ情報を取得する情報取得手段と、
    前記被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差が小さくなるように光学系の追従駆動を行いながら露光を行う撮影制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  18. 前記撮像素子は、一つのマイクロレンズを共有する複数の光電変換素子を含み、
    前記複数の光電変換素子は、前記光学系の互いに異なる瞳領域を通過する光を受光するように構成されており、
    前記複数の光電変換素子からの信号に基づいて被写体距離情報を検出する被写体距離検出部を更に有することを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 連写撮影の際に第1の方法および第2の方法により画像データから被写体サイズ情報を取得するステップと、
    前記被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差が小さくなるように光学系の追従駆動を行いながら露光を行うステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  20. 連写撮影の際に第1の方法および第2の方法により画像データから被写体サイズ情報を取得するステップと、
    前記被写体サイズ情報と目標サイズ情報との差が小さくなるように光学系の追従駆動を行いながら露光を行うステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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