JP2017004818A - 非水電解質二次電池用正極及び非水電解質二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】充放電サイクルに伴う高率放電性能の低下が抑制されたリチウムイオン二次電池を提供する。【解決手段】ニッケルを含むリチウム遷移金属複合酸化物を含有し、透過法及び転換電子収量法によりそれぞれ取得したNi−K吸収端XANESスペクトルより得られるNi−K吸収端エネルギーの比率が特定範囲であるか、又は、蛍光量子収量法及び全電子収量法によりそれぞれ取得したNi−L吸収端XANESスペクトルにおけるピーク強度比の差分の比率が特定範囲であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極活物質。【選択図】図2

Description

本発明は、非水電解質二次電池用正極、及び、その正極を備えた非水電解質二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池は、携帯用端末、電気自動車、ハイブリッド自動車等に広く用いられている。現在、実用化されている非水電解質二次電池の正極活物質にはリチウム遷移金属酸化物が主に用いられている。
非特許文献1には、LiNi0.8Co0.15Al0.05を正極活物質として用いたリチウムイオン電池に対して20〜80℃で500回の充放電サイクル試験を行う前後の正極についてXAS測定を行い、Ni−K吸収端エネルギー値がLiの挿入脱離量に比例すること、前記試験後にはNi−K吸収端エネルギー値が低下することが記載されている(Fig.7参照)。そして、Niを含む正極活物質の容量低下は、主に、不活性なNi(III)及びNi(II)の生成によるものと結論付けている。
非特許文献2には、Li1−xNi1−yMeを正極活物質として用いたリチウムイオン電池に対して高温カレンダー寿命試験前後の正極板についてXAS測定を行い、透過法及び転換電子収量法により、前記正極活物質のバルク及び表面のNi−K吸収端XANESスペクトルをそれぞれ取得し、表面でのNi価数変化はバルクのそれよりも還元側にシフトすること、高温カレンダー寿命試験後のバルク及び表面の吸収端エネルギー差分は、試験前のそれよりも高い値を示したことが記載されている。
非特許文献3には、「リチウムイオン電池正極材であるLi(Ni,Co,Mn)Oの価数評価の為、遷移金属L端XASの測定を実施した。Niは価数の変化が確認でき酸化還元反応への寄与が確認されたが、Co,Mnは価数変化が確認されなかった為、酸化還元反応に寄与していないと考えられる結果となった。」(「概要」欄)と記載されている。
非特許文献4には、リチウムイオン二次電池用正極活物質であるLiMnについて、高エネルギーX線を用いたコンプトン散乱測定により、Liイオンの挿入に伴う電子運動量分布の変化を測定することにより、酸素の2p電子が増加する一方、Mnの価数はほとんど変化せず、従来考えられていたMnの価数が4価から3価への変化は生じないことがわかったことが記載されている。
T. Sasaki, T. Nonaka, H. Oka, C. Okuda, Y. Itou, Y. Kondo, Y. Takeuchi, Y. Ukyo, K. Tatsumi, and S. Muto, J. Electrochem. Soc., 156, A289 (2009). 池田祐一,田尾洋平,城戸良太,増田真規,山福太郎,森澄男,佐々木丈,稲益徳雄,吉田浩明、「高温放置試験におけるリチウムイオン電池の抵抗増加メカニズムの解析(その2) X線吸収分光法による正極活物質の局所構造解析とその電気化学特性との関係調査」第55回電池討論会講演要旨集、Page 22, 2014. 久保渕啓,松本匡史,茂木昌都,浅田敏広,馬場輝久,佐藤誓,上口憲陽,今井英人、「Li(NiCoMn)O2の正極材の軟X線XAFS測定」九州シンクロトロン光研究センター県有ビームライン利用報告書(課題番号:1204032S、BL番号:BL-12)http://www.saga-ls.jp/images/file/Publication/Experiment%20Report/H24/S/1204032S_baba.pdf K. Suzuki, B. Barbiellini, Y. Orikasa, N. Go, H. Sakurai, S. Kaprzyk, M. Itou, K. Yamamoto, Y. Uchimoto, Yung Jui Wang, H. Hafiz, A. Bansil, and Y. Sakurai;"Extracting the Redox Orbitals in Li Battery Materials with High-Resolution X-Ray Compton Scattering Spectroscopy;Phys.Rev.Lett.;Vol.114,087401,2015.
リチウムイオン二次電池は、充放電を繰り返すと、高率放電性能が低下するという問題があった。
本発明の構成は次の通りである。
(1)ニッケルを含むリチウム遷移金属複合酸化物を含有し、次の(A)又は(B)を満たすことを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極活物質。
(A)前記xの値がx1及びx2(但し、x1>x2)であるときの、透過法により取得した前記正極活物質のNi−K吸収端XANESスペクトルより得られるNi−K吸収端エネルギーをそれぞれEbx1及びEbx2とし、前記xの値がx3及びx4(但し、x3>x4)であるときの、転換電子収量法より取得した前記正極活物質のNi−K吸収端XANESスペクトルより得られるNi−K吸収端エネルギーをそれぞれEsx3及びEsx4とし、Δxb=x1−x2、Δxs=x3−x4、ΔEb=Ebx1−Ebx2、ΔEs=Esx3−Esx4としたとき、1.0≦(ΔEb/Δxb)/(ΔEs/Δxs)≦ 1.2を満たす。
(B)前記xの値がx5及びx6(但し、x5>x6)であるときの、蛍光量子収量法により取得した前記正極活物質のNi−L吸収端XANESスペクトルにおけるピーク強度比の差分(b/a)x6−(b/a)x5をΔEbulkとし、前記xの値がx7及びx8(但し、x7>x8)であるときの、全電子収量法より取得した前記正極活物質のNi−L吸収端XANESスペクトルにおけるNi−L吸収端エネルギーのピーク強度比の差分(b/a)x7−(b/a)x8をΔEsurとしたとき、0.7≦(ΔEsur/ΔEbulk)≦ 1.0を満たす。但し、aは軟X線を用いたXAS測定により取得したNi−L吸収端スペクトルにおける854eV付近のピーク強度であり、bは前記Ni−L吸収端スペクトルにおける856eV付近のピーク強度である。
(2)上記(1)に記載の正極活物質を含むリチウムイオン二次電池用正極。
(3)上記(2)に記載のリチウムイオン二次電池用正極を備えたリチウムイオン二次電池。
非特許文献1〜4に示されるように、非水電解質二次電池用正極活物質として用いられるNiを含有するリチウム遷移金属複合酸化物は、Liイオンの挿入に伴い、Niの価数が変化することがわかっている。
本発明者らは、リチウム遷移金属複合酸化物からなる粒子の表面に電解液との反応を抑制しうる材料を被覆させ、前記被覆量を種々変化させた正極活物質に対して、XANESスペクトルより得られるNi−K吸収端エネルギー又はNi−L吸収端エネルギーから得られる情報を解析したところ、前記被覆量との相関がみられたことから、本発明に至った。Niを含有する正極活物質に対して、この解析方法を用いることにより、繰り返し充放電を行わずして、前記正極活物質を用いた非水電解質二次電池を長期間使用した後の性能低下の程度を評価することができる。Niを含有する正極活物質のなかでも、Niの含有割合が高い方が、上記評価を高精度で行うことができる。Niの含有割合が高い正極活物質としては、具体的には、Li1−xNi1−y(MはCo,Mn,Fe,Ti,Zr,Al,Mg,Cr,V及びWから選ばれる1種類以上の元素、0≦x≦1、0≦y≦0.8)で表記されるリチウム遷移金属複合酸化物が挙げられる。
充放電サイクルに伴う高率放電性能の低下が抑制されたリチウムイオン二次電池とすることのできるリチウムイオン二次電池用正極活物質を提供できる。また、充放電サイクルに伴う高率放電性能の低下が抑制されたリチウムイオン二次電池を提供できる。
Ni−K吸収端XANESスペクトルの一例を示す図 各種正極のNi−K吸収端エネルギーの値をプロットした図 Ni−L吸収端XANESスペクトルの一例を示す図 各種正極のNi−L吸収端XANESスペクトルから求めたピーク強度比(b/a)の値をプロットした図 本発明に係る非水電解質二次電池の一実施形態を示す外観斜視図 本発明に係る非水電解質二次電池を複数個集合した蓄電装置を示す概略図
(正極活物質)
正極活物質の主成分とする化合物としては、ニッケルを含むリチウム遷移金属複合酸化物であれば、限定されない。なかでも、遷移金属Meに対するNiのモル比が0.2以上であるリチウム遷移金属複合酸化物であれば、上記(A)又は(B)を満たすことの確認が確実に行えるため、好ましい。ここで、遷移金属Meを構成するNi以外の元素としては、Co,Mn,Fe,Ti,Zr,Al,Mg,Cr,V,W等が例示される。一例として、一般式LiNiMe1−y(0.5≦x≦1.5、0.2≦y)として表記することができる化合物が挙げられる。より具体的には、LiNiO、LiNi0.7Mn0.3、LiNi1/3Co1/3Mn1/3、Li1.4Ni0.20Co0.12Mn0.68等のα―NaFeO型結晶構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物、LiNi0.5Mn1.5等のスピネル型結晶構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物等が挙げられる。これら化合物の1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。これらのリチウム遷移金属複合酸化物を含む正極活物質は、本発明のリチウムイオン二次電池を構成する正極に使用される。前記正極活物質は、遷移金属Meに対するMnのモル比が0.3以上であることが好ましい。
(負極活物質)
本発明のリチウムイオン二次電池を構成する負極に使用する負極活物質としては、電気化学的にリチウムイオンを吸蔵・放出可能なものであれば、限定されない。例えば、炭素質材料、酸化錫や酸化ケイ素等の金属酸化物、金属複合酸化物、リチウム単体やリチウムアルミニウム合金等のリチウム合金、SnやSi等のリチウムと合金形成可能な金属等が挙げられる。 炭素質材料としては、グラファイト(黒鉛)、コークス類、難黒鉛化性炭素、低温焼成易黒鉛化性炭素、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンブラック、活性炭等が挙げられる。これらの中でもグラファイトは、金属リチウムに極めて近い作動電位を有し、高い作動電圧での充放電を実現できるため負極活物質として好ましく、例えば、人造黒鉛、天然黒鉛が好ましい。特に、負極活物質粒子表面を不定形炭素等で修飾してあるグラファイトは、充電中のガス発生が少ないことから望ましい。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用しても良い。なかでも炭素質材料又はリチウム複合酸化物が安全性の点から好ましく用いられる。
(電極の構成)
正極活物質、及び負極活物質は正極及び負極の主要成分であるが、前記正極及び負極には、前記主要構成成分の他に、導電剤、結着剤、増粘剤、フィラー等が、他の構成成分として含有されてもよい。
(導電剤)
導電剤としては、電池性能に悪影響を及ぼさない電子伝導性材料であれば限定されないが、通常、天然黒鉛(鱗状黒鉛,鱗片状黒鉛,土状黒鉛等)、人造黒鉛、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンウイスカー、炭素繊維、金属(銅,ニッケル,アルミニウム,銀,金等)粉、金属繊維、導電性セラミックス材料等の導電性材料を1種またはそれらの混合物として含ませることができる。
これらの中で、導電剤としては、電子伝導性及び塗工性の観点よりアセチレンブラックが好ましい。導電剤の添加量は、正極または負極の総質量に対して0.1質量%〜50質量%が好ましく、特に0.5質量%〜30質量%が好ましい。特にアセチレンブラックを0.1〜0.5μmの超微粒子に粉砕して用いると必要炭素量を削減できるため好ましい。正極活物質に導電剤を十分に混合するために、V型混合機、S型混合機、擂かい機、ボールミル、遊星ボールミル等の粉体混合機を乾式、あるいは湿式で用いることが可能である。
前記結着剤としては、通常、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),ポリフッ化ビニリデン(PVDF),ポリエチレン,ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー(EPDM),スルホン化EPDM,スチレンブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム等のゴム弾性を有するポリマー、ポリアミドイミド、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリアクリル酸等を1種または2種以上の混合物として用いることができる。結着剤の添加量は、正極または負極の総質量に対して1〜50質量%が好ましく、特に2〜30質量%が好ましい。
フィラーとしては、電池性能に悪影響を及ぼさない材料であれば限定されない。通常、ポリプロピレン,ポリエチレン等のオレフィン系ポリマー、無定形シリカ、アルミナ、ゼオライト、ガラス、炭素等が用いられる。フィラーの添加量は、正極または負極の総質量に対して添加量は30質量%以下が好ましい。
正極及び負極は、前記主要構成成分(正極活物質又は負極材料)を含有し、N−メチルピロリドン,トルエン等の有機溶媒又は水を分散溶媒とする塗布液を作製し、正極集電体に塗布し、前記分散溶媒を加熱除去すること等により好適に作製される。前記塗布方法については、例えば、アプリケーターロールなどのローラーコーティング、スクリーンコーティング、ドクターブレード方式、スピンコーティング、バーコータ等の手段を用いて任意の厚さ及び任意の形状に塗布することが好ましいが、これらに限定されるものではない。
集電体としては、Al箔、Cu箔等の集電箔を用いることができる。正極の集電箔としてはAl箔が好ましい。LiWO負極の充電下限電位を0.3V(vs.Li/Li+)より貴になるように電池を設計する場合は、負極の集電体にAlを使用することが可能である。集電箔の厚みは10〜30μmが好ましい。また、合剤層の厚みはプレス後において、40〜150μm(集電箔厚みを除く)が好ましい。
(非水電解質)
本発明に係る非水電解質二次電池に用いる非水電解質は、限定されず、一般にリチウム電池等への使用が提案されているものが使用可能である。非水電解質に用いる非水溶媒としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート、ビニレンカーボネート等の環状炭酸エステル類;γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等の環状エステル類;ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等の鎖状カーボネート類;ギ酸メチル、酢酸メチル、酪酸メチル等の鎖状エステル類;テトラヒドロフランまたはその誘導体;1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジブトキシエタン、メチルジグライム等のエーテル類;アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類;ジオキソランまたはその誘導体;エチレンスルフィド、スルホラン、スルトンまたはその誘導体等の単独またはそれら2種以上の混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
非水電解質に用いる電解質塩としては、限定されない。例えば、LiClO,LiBF,LiAsF,LiPF,LiSCN,LiBr,LiI,LiSO,Li10Cl10,NaClO,NaI,NaSCN,NaBr,KClO,KSCN等のリチウム(Li)、ナトリウム(Na)またはカリウム(K)の1種を含む無機イオン塩、LiCFSO,LiN(CFSO,LiN(CSO,LiN(CFSO)(CSO),LiC(CFSO,LiC(CSO,(CHNBF,(CHNBr,(CNClO,(CNI,(CNBr,(n−CNClO,(n−CNI,(CN−maleate,(CN−benzoate,(CN−phthalate、ステアリルスルホン酸リチウム、オクチルスルホン酸リチウム、ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム等の有機イオン塩等が挙げられ、これらのイオン性化合物を単独、あるいは2種類以上混合して用いることが可能である。
さらに、LiPF又はLiBFと、LiN(CSOのようなパーフルオロアルキル基を有するリチウム塩とを混合して用いることにより、さらに電解質の粘度を下げることができるので、低温特性をさらに高めることができ、また、自己放電を抑制することができ、より好ましい。
また、非水電解質として常温溶融塩やイオン液体を用いてもよい。
非水電解質における電解質塩の濃度としては、高い電池特性を有する非水電解質電池を確実に得るために、0.1mol/L〜5mol/Lが好ましく、さらに好ましくは、0.5mol/L〜2.5mol/Lである。
(セパレータ)
セパレータとしては、優れた高率放電性能を示す多孔膜や不織布等を、単独あるいは併用することが好ましい。非水電解質電池用セパレータを構成する材料としては、例えばポリエチレン,ポリプロピレン等に代表されるポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート等に代表されるポリエステル系樹脂、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−パーフルオロビニルエーテル共重合体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン−トリフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン−フルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロアセトン共重合体、フッ化ビニリデン−エチレン共重合体、フッ化ビニリデン−プロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−トリフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体等を挙げることができる。
セパレータの空孔率は強度の観点から98体積%以下が好ましい。また、充放電特性の観点から空孔率は20体積%以上が好ましい。
また、セパレータは、例えばアクリロニトリル、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、メチルメタアクリレート、ビニルアセテート、ビニルピロリドン、ポリフッ化ビニリデン等のポリマーと電解質とで構成されるポリマーゲルを用いてもよい。非水電解質を上記のようにゲル状態で用いると、漏液を防止する効果がある点で好ましい。
さらに、セパレータは、上述したような多孔膜や不織布等とポリマーゲルを併用して用いると、電解質の保液性が向上するため好ましい。即ち、ポリエチレン微孔膜の表面及び微孔壁面に厚さ数μm以下の親溶媒性ポリマーを被覆したフィルムを形成し、前記フィルムの微孔内に電解質を保持させることで、前記親溶媒性ポリマーがゲル化する。
前記親溶媒性ポリマーとしては、ポリフッ化ビニリデンの他、エチレンオキシド基やエステル基等を有するアクリレートモノマー、エポキシモノマー、イソシアナート基を有するモノマー等が架橋したポリマー等が挙げられる。該モノマーは、電子線(EB)照射、又はラジカル開始剤を添加して加熱若しくは紫外線(UV)照射を行う等により、架橋反応を行わせることが可能である。
(非水電解質二次電池の構成)
本発明の非水電解質二次電池の構成については特に限定されるものではなく、正極、負極及びロール状のセパレータを有する円筒型電池、角型電池、扁平型電池等が一例として挙げられる。
図5に角型電池の一例を示す。セパレータを挟んで巻回された正極及び負極よりなる電極群2が角型の電池容器3に収納され、正極リード4’を介して正極端子4が、負極リード5’を介して負極端子5が電池容器外に導出されている。
(蓄電装置の構成)
本発明の非水電解質二次電池は、特に電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)などの自動車用電源として用いる場合に、複数の非水電解質二次電池を集合して構成した蓄電装置(バッテリーモジュール)として搭載することができる。
図6に、非水電解質二次電池1が集合した蓄電ユニット20をさらに集合した蓄電装置30の一例を示す。
(実施例1)
1.235mmol(51.82mg)のLiOH・HO、0.62mmol(114.11mg)のNaSiO及び0.62mmol(94.18mg)のFeSOをイオン交換水30.0gに加えて溶解させた水溶液を作製した。前記水溶液のpHは12である。水熱合成用の反応槽に、前記水溶液、及び、α−NaFeO型結晶構造を有し、組成式LiNi1/3Co1/3Mn1/3で表されるリチウム遷移金属複合酸化物の粉末10gを投入して密閉し、撹拌しながら、水熱合成を実施した。反応温度は150℃、反応時間は12時間とした。反応生成物を濾別、水洗、乾燥し、前記リチウム遷移金属複合酸化物の粒子表面に1wt%のLiFeSiOが付与された正極活物質を得た。
(実施例2)
2.47mmolのLiOH・HO、1.24mmolのNaSiO及び1.24mmolのFeSOをイオン交換水30.0gに加えて溶解させた水溶液を用いたことを除いては、実施例1と同様の処方で、前記リチウム遷移金属複合酸化物の粒子表面に2wt%のLiFeSiOが付与された正極活物質を得た。
(実施例3)
4.94mmolのLiOH・HO、2.48mmolのNaSiO及び2.48mmolのFeSOをイオン交換水30.0gに加えて溶解させた水溶液を用いたことを除いては、実施例1と同様の処方で、前記リチウム遷移金属複合酸化物の粒子表面に4wt%のLiFeSiOが付与された正極活物質を得た。
(比較例1)
前記α−NaFeO型結晶構造を有し、組成式LiNi1/3Co1/3Mn1/3で表されるリチウム遷移金属複合酸化物の粉末をそのまま正極活物質とした。
(比較例2)
9.88mmolのLiOH・HO、4.96mmolのNaSiO及び4.96mmolのFeSOをイオン交換水30.0gに加えて溶解させた水溶液を用いたことを除いては、実施例1と同様の処方で、前記リチウム遷移金属複合酸化物の粒子表面に8wt%のLiFeSiOが付与された正極活物質を得た。
(正極板の作製)
上記実施例及び比較例に係る正極活物質をそれぞれ用いて、次の手順で正極板を作製した。それぞれの正極活物質を5.4g秤量し、前記正極活物質、アセチレンブラック(AB)及びポリフッ化ビニリデン(PVDF)を固形分として93:3:4の質量比率で含有し、N−メチルピロリドン(NMP)を溶剤とする正極ペーストを作製し、厚み20μmのAl箔集電体の両面に塗布、乾燥し、ローラープレス機により加圧成形して正極合剤層を形成した後、150℃で14時間減圧乾燥した。このようにして正極板を作製した。
(負極板の作製)
負極活物質としてグラファイトを2.7g秤量し、前記負極活物質、スチレンブタジエンゴム(SBR)及びカルボキシメチルセルロース(CMC)を固形分として96.7:2.1:1.2の質量比率で含有し、水を溶剤とする負極ペーストを作製し、厚み10μmのCu箔集電体の両面に塗布、乾燥し、ローラープレス機により加圧成形して負極合剤層を形成した後、25℃で14時間減圧乾燥した。このようにして負極板を作製した。
(リチウムイオン二次電池の作製)
ポリエチレン製微多孔膜からなるセパレータを介して前記正極板と前記負極板を積層し、扁平形状に捲回して発電要素を作製し、アルミニウム製の角型電槽缶に収納し、正極端子及び負極端子を取り付けた。非水電解質として1mol/LのLiPFをエチレンカーボネートとエチルメチルカーボネート(体積比3:7)の混合溶媒に溶解した非水電解液を注液後、封口し、定格容量650mAhのリチウムイオン二次電池を作製した。
25℃の恒温槽中で2サイクルの充放電を行った。1サイクル目の充電は、充電電流0.2CA(0.42mA/cm)、上限充電電圧4.1Vの定電流定電圧充電とし、充電時間は4.1Vに到達後8時間とした。10分間の休止後、放電電流0.2CA、放電終止電圧2.75Vの定電流放電を行った。10分間の休止後、2サイクル目の充電は、充電電流0.2CA、上限充電電圧4.1Vの定電流定電圧充電とし、充電時間は4.1Vに到達後8時間とした。10分間の休止後、放電電流1CA(2.1 mA/cm)、放電終止電圧2.75Vの定電流放電を行った。1サイクル目の放電容量に対する2サイクル目の放電容量の百分率を高率放電性能(%)とした。
(充放電サイクル試験)
次に、加速試験として、45℃の恒温槽中で2000サイクルの充放電を行った。充電は、充電電流1CA、上限充電電圧4.1Vの定電流定電圧充電とし、充電時間は4.1Vに到達後3時間とした。放電は、放電電流1CA、放電終止電圧2.75Vの定電流放電とした。充電後及び放電後に10分間の休止を設けた。
次に、25℃の恒温槽中で、上記充放電サイクル試験後のリチウムイオン二次電池について、充放電サイクル試験前に行った上記高率放電性能の測定と同一の手順により、高率放電性能(%)を求めた。
(XAS測定用試料の調整)
上記電池試験とは別に、上記実施例及び比較例で作製した正極板についてXAS測定を行った。測定に先立ち、種々の電位を有する正極活物質の組成を確認するため、それぞれの正極板を所定の大きさに切り出し、金属リチウムを対極とし、リチウムイオン二次電池用セパレータ及び非水電解液を用いて、金属樹脂複合フィルムを外装体とする複数個のリチウムイオン二次電池を組立てた。種々の充電電位を採用した定電流定電位充電により、正極板を種々の電位に調整した。次に、電池を解体して正極板を取り出し、ジメチルカーボネートで洗浄して乾燥し、測定用試料とした。それぞれの正極板が含有している正極活物質のリチウム量、即ち、Li1−xNi1−yにおけるxの値は、高周波誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析により定量した。
(XAS測定によるNi−K吸収端XANESスペクトルの取得)
上記の手順で準備した各種測定用試料について、透過法によりXANESスペクトルを取得し、それぞれの試料についてNi−K吸収端エネルギーを求めた。また、転換電子収量法によりXANESスペクトルを取得し、それぞれの試料についてNi−K吸収端エネルギーを求めた。以降の手順について図を用いて説明する。
図1は、実施例1に係る正極活物質を用いた正極板の電位を3.7V(vs.Li/Li)及び4.2V(vs.Li/Li)に調整した測定用試料について、透過法により取得したNi−K吸収端XANESスペクトルである。この図から、規格化強度(Normalized Absorbance)が0.5(a.u.)のときのエネルギー(eV)をNi−K吸収端エネルギーとした。図2は、上記手順により取得したNi−K吸収端エネルギーの値を縦軸とし、ICP発光分光分析により定量したxの値を横軸としてプロットした図である。●印(バルク)は透過法による測定結果、□印(表面)は転換電子収量法よる測定結果を示している。それぞれの測定結果は直線で近似できることがわかる。そこで、それぞれの直線の傾きを求め、2つの傾きの比を求めた。
即ち、前記xの値がx1及びx2(但し、x1>x2)であるときの、透過法により取得した前記正極活物質のXANESスペクトルより得られるNi−K吸収端エネルギーをそれぞれEbx1及びEbx2とし、前記xの値がx3及びx4(但し、x3>x4)であるときの、転換電子収量法により取得した前記正極活物質のXANESスペクトルより得られるNi−K吸収端エネルギーをそれぞれEsx3及びEsx4とし、Δxb=x1−x2、Δxs=x3−x4、ΔEb=Ebx1−Ebx2、ΔEs=Esx3−Esx4としたときの(ΔEb/Δxb)/(ΔEs/Δxs)の値が求められる。
(XAS測定によるNi−L吸収端XANESスペクトルの取得)
上記の手順で準備した各種測定用試料について、蛍光量子収量法によりXANESスペクトルを取得した。また、全電子収量法によりXANESスペクトルを取得した。以降の手順について図を用いて説明する。
図3は、実施例1に係る正極活物質を用いた正極板の電位を3.7V(vs.Li/Li)及び4.2V(vs.Li/Li)に調整した測定用試料について、蛍光量子収量法により取得したNi−L吸収端XANESスペクトルである。この図から、854eV付近と856eV付近にピークが観察されることがわかる。そこで、854eV付近のピークに相当するピーク強度aと856eV付近のピークに相当するピーク強度bを読み取り、ピーク強度比(b/a)を求めた。図4は、上記手順により取得したNi−L吸収端XANESスペクトルから求めたピーク強度比(b/a)の値を縦軸とし、ICP発光分光分析により定量したxの値を横軸としてプロットした図である。□印(バルク)は蛍光量子収量法による測定結果、○印(表面)は全電子収量法による測定結果を示している。
即ち、前記xの値がx5及びx6(但し、x5>x6)であるときの、蛍光量子収量法より取得した前記正極活物質のNi−L吸収端XANESスペクトルにおけるピーク強度比の差分(b/a)x6−(b/a)x5をΔEbulkとし、前記xの値がx7及びx8(但し、x7>x8)であるときの、全電子収量法より取得した前記正極活物質のNi−L吸収端XANESスペクトルにおけるピーク強度比の差分(b/a)x7−(b/a)x8をΔEsurとしたときの、(ΔEsur/ΔEbulk)の値を求めた。
以上の結果を表1に示す。
以上の結果からわかるように、ニッケルを含むリチウム遷移金属複合酸化物を含有する正極活物質に対して、上記XAS測定を適用することにより、充放電サイクル試験を行うことなく、長期の充放電サイクルを繰り返した後の高率放電性能の優劣を判定することができる。充放電サイクルに伴う高率放電性能の低下が抑制された正極活物質としては、リチウム遷移金属複合酸化物と電解液との界面での副反応を抑制するために、リチウム遷移金属複合酸化物の粒子の表面に第二の材料を配することが好ましく、そのような材料としては、シリケート化合物が好ましい。リチウム遷移金属複合酸化物の粒子の表面に第二の材料を配する方法は、限定されない。例えば水熱合成法を用いることは、前記リチウム遷移金属複合酸化物の結晶構造を維持したまま、前記粒子の表面に均一、且つ薄膜状に配することができる点で、好ましい。前記シリケート化合物としては、遷移金属M(MはCo,Mn,Fe,Ti,Zr,Al,Mg,Cr,V及びWから選ばれる1種類以上の元素)をさらに含む化合物を用いると、前記粒子表面に、より均一、且つ薄膜状に配することが容易である点で好ましい。

Claims (3)

  1. ニッケルを含むリチウム遷移金属複合酸化物を含有し、次の(A)又は(B)を満たすことを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極活物質。
    (A)前記xの値がx1及びx2(但し、x1>x2)であるときの、透過法により取得した前記正極活物質のNi−K吸収端XANESスペクトルより得られるNi−K吸収端エネルギーをそれぞれEbx1及びEbx2とし、前記xの値がx3及びx4(但し、x3>x4)であるときの、転換電子収量法より取得した前記正極活物質のNi−K吸収端XANESスペクトルより得られるNi−K吸収端エネルギーをそれぞれEsx3及びEsx4とし、Δxb=x1−x2、Δxs=x3−x4、ΔEb=Ebx1−Ebx2、ΔEs=Esx3−Esx4としたとき、1.0≦(ΔEb/Δxb)/(ΔEs/Δxs)≦ 1.2を満たす。
    (B)前記xの値がx5及びx6(但し、x5>x6)であるときの、蛍光量子収量法により取得した前記正極活物質のNi−L吸収端XANESスペクトルにおけるピーク強度比の差分(b/a)x6−(b/a)x5をΔEbulkとし、前記xの値がx7及びx8(但し、x7>x8)であるときの、全電子収量法より取得した前記正極活物質のNi−L吸収端XANESスペクトルにおけるNi−L吸収端エネルギーのピーク強度比の差分(b/a)x7−(b/a)x8をΔEsurとしたとき、0.7≦(ΔEsur/ΔEbulk)≦ 1.0を満たす。但し、aは軟X線を用いたXAS測定により取得したNi−L吸収端スペクトルにおける854eV付近のピーク強度であり、bは前記Ni−L吸収端スペクトルにおける856eV付近のピーク強度である。
  2. 請求項1に記載の正極活物質を含むリチウムイオン二次電池用正極。
  3. 請求項2に記載のリチウムイオン二次電池用正極を備えたリチウムイオン二次電池。
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