JP2016518680A - 高電圧リチウムイオン電池 - Google Patents

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Abstract

リチウムイオン電池カソード材料、およびそのような材料から調製される電極が記載される。このリチウムイオン電池は、約までの(すなわち、5Vまでの)高電圧で動作し、望ましく高いサイクリング性能および速度能力を有する。本発明は、リチウムイオン電池の分野に関する。より具体的には、本発明は、リチウムベースの複合カソードを含むリチウムイオン電池に関する。

Description

本発明は、リチウムイオン電池の分野に関する。より具体的には、本発明は、リチウムベースの複合カソードを含むリチウムイオン電池に関する。
携帯型電子デバイスの進歩およびプラグインハブリッド電気自動車への強い関心と共に、リチウムイオン電池のエネルギーおよびパワー能力を増加させるという強い要求がある。この関連で、5VスピネルカソードLiMn2−x(式中、Mは、例えばCo、Cr、Ni、Fe、CuまたはGaであり、xは、約0.5である)が、その高い動作電圧とスピネル格子中の3次元リチウムイオン拡散によって提供される高い固有速度能力とのために多くの注目を集めている。さらに、4VのLiMnカソードでのマンガンの溶解およびヤーン・テラー変形で直面する課題は、LiMn2−xでは、それが材料中により少ないMn3+を含有するために抑制される。この関連で、LiMn1.5Ni0.5などの5Vスピネルカソードは、5Vに近いほぼ平坦な動作電圧とNi2+/3+およびNi3+/4+レドックス対の作用から生じる許容できるほどに高い容量とのために非常に魅力的である。
しかし、LiMn2−xカソード活性材料でさえも、陽イオン規則LiMn1.5Ni0.5材料で見られることがある構造不安定性問題、および電解質との反応によって引き起こされることがある表面不安定性問題などの、安定性問題がある。これらなどの問題は、電気化学的性能を著しく低下させ得る。
Li、Al、Mg、Ti、Cr、Fe、Co、Cu、ZnまたはMoなどの他の元素でのLiMn1.5Ni0.5中のMnおよび/またはNiの部分置換が、サイクル性を向上させるために追求されてきた。これらの置換のいくつかは、16d八面体サイトにおける陽イオンの不規則化でのスピネル格子の安定化と、サイクリング中に形成される3つの立方相の間のより小さい格子パラメータ差とのためにサイクル性を向上させる。LiMn1.5Ni0.5の構造安定性は、適切な陽イオン部分置換によって向上させることができるが、表面不安定性は依然として問題として残っている。
したがって、LiMn1.50.5スピネルカソード材料によって示されるようないくつかの異なる特性のバランスにおいて向上した性能が依然として必要とされている。
本開示の主題は、その中に、
望ましく高い充電/放電およびサイクリング性能と、望ましく高い速度能力との良好なバランスを示す、カソード活性材料などの、電極材料を提供すること、
その安定性問題が、スピネル材料を他のリチウム含有材料と混ぜ合わせて複合カソード材料を形成することによって対処されている、LiMn1.50.5スピネル材料をベースとするカソード活性材料などの、電極材料を提供すること
が含まれる、様々な有利な技術的効果を提供することによって上記のニーズを満たす。
したがって、本開示の主題の一実施形態は、次式III:
(Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) I
II
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料を提供する。
上記の複合材料の特定の一実施形態では、複合材料は、次式IV:
x(Li2−w1−vw+v3−e)・(1−x)(LiMn2−z4−d) IV
(式中、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りであり、xは、約0.005〜約0.08である)
の構造で表すことができる。
本明細書の主題の別の実施形態では、次式III:
(Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料を含む電気化学セル用の電極であって、
電極が、Li/Liに対して4.8Vの電圧まで充電されるリチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−w1−vw+v3−e)として表される複合材料の構成要素が、それによって(Li2−w−g1−vw+v3−e−g/2)(式中、gは、約0.2未満である)として表されるように脱リチウム化を受ける
電極が提供される。
本開示の主題のさらなる実施形態では、次式III:
(Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料を含む電気化学セル用の電極であって、
電極が、
(a)yが0.2未満まで低下する程度に(LiMn2−z4−d)として表される複合材料の構成要素からLiイオンを除去するのに十分な電圧で充電され、および
(b)次にLi/Li参照電極に対して3.5Vの電圧まで10mA/複合材料1gの速度で放電される
リチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−w1−vw+v3−e)として表される複合材料の構成要素に起因する放電容量への寄与が約90mAh/g未満であるように電気化学セルの放電に関与する
電極が提供される。
本開示の主題のさらに別の実施形態では、次式III:
(Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料であって、
複合材料が、次の通りXRDで特徴づけられる
複合材料が提供される。
本明細書の主題のさらに別の実施形態では、式IIIまたはIVで本明細書で記載される複合材料のいずれにおいても、(Li2−w1-vw+v3−e)構成要素は層状構造を有することができる、および/または(LiMn2−z4−d)構成要素はスピネル構造を有することができる。
本明細書の主題のさらに別の実施形態では、(a)ハウジングと;(b)ハウジング中に配置され、および互いにイオン伝導性接触したアノードおよびカソードであって、カソードが本明細書で記載されるような複合材料を含む、アノードおよびカソートと;(c)ハウジング中に配置され、およびアノードとカソードとの間にイオン伝導性経路を提供する非水性電解質組成物と;(d)アノードとカソードとの間の多孔質セパレータとを含む、リチウムイオン電池などの、電気化学セルが提供される。
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5複合材料のx線回折パターンである。 カソード材料としての0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5複合材料の試験から得られた充電−放電曲線である。 LiMn1.5Ni0.5化合物のx線回折パターンである。 カソード材料としてのLiMn1.5Ni0.5化合物の試験から得られた充電−放電曲線である。 0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5複合材料のx線回折(XRD)パターンである。 カソード材料としての0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5複合材料の試験から得られた充電−放電曲線である。 0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5複合材料のx線回折パターンである。 カソード材料としての0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5複合材料の試験から得られた充電−放電曲線である。 LiMn1.5Ni0.5化合物、0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5複合材料、0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5複合材料および0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5複合材料のサイクリング性能を比較する。 LiMn1.5Ni0.5化合物、0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5複合材料、0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5複合材料、および0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5複合材料の速度能力を比較する。 0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05複合材料のx線回折パターンである。 0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05複合材料の走査電子顕微鏡写真である。 カソード材料としての0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05複合材料の試験から得られた充電−放電曲線である。 カソード材料として試験された場合の0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05複合材料のサイクリング性能を示す。 様々な放電電流密度でカソード材料として試験された場合の0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05複合材料の速度能力を示す。 カソード材料として試験された場合の0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05複合材料の異なるCレートでの放電容量のグラフである。 カソード材料の充電−放電曲線である。
上でおよび本明細書の主題の説明の全体にわたって用いられるところでは、以下の用語は、特に明記しない限り、次の通り定義されるものとする:
「アノード」は、放電中に酸化が起こる、電気化学セルの電極を意味する。バッテリーなどのガルバーニ電池では、アノードは負電極である。
「カソード」は、放電中に還元が起こる、電気化学セルの電極を意味する。バッテリーなどのガルバーニ電池では、カソードは正電極である。
「電解質塩」は、非水性電解質組成物の溶媒に少なくとも部分的に可溶であり、非水性電解質組成物の溶媒中で少なくとも部分的にイオンに解離して導電性電解質組成物を形成するイオン性塩を意味する。
「リチウムイオン電池」は、リチウムイオンが充電中にカソードからアノードに、放電中にアノードからカソードに移動するタイプの再充電可能な電気化学セルを意味する。電池は、電気エネルギーを提供するために配置された1つ以上のセルの集まったものであり得る。電池のセルは、様々な立体配置(例えば直列、並列およびそれらの組み合わせ)に配置することができる。
「非水性電解質」組成物は、リチウムイオン電池での電解質としての使用に好適な化学組成物を意味する。電解質組成物は典型的には、少なくとも1つの非水性溶媒と少なくとも1つの電解質塩とを含む。
異なるリチウム化合物の混合物を含有する複合材料が本明細書で開示される。複合材料は、例えば、組成物として形成することができ、そのような複合材料がそれから製造される混合物の構成要素の1つ(構成要素I)は、次式I:
(Li2−w1−vw+v3−e) I
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6である)
の構造で表すことができる。
そのような複合材料がそれから製造される混合物の構成要素のもう1つ(構成要素II)は、次式II:
(LiMn2−z4−d) II
(式中:
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表すことができる。
結果として、本明細書の主題の実施形態の1つでは、上記の構成要素の結合または混合によって調製することができる複合材料であって、複合材料が、次式III:
(Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表すことができる
複合材料が提供される。
本明細書の主題の様々な他の実施形態では、複合材料が次式IV:
x(Li2−w1−vw+v3−e)・(1−x)(LiMn2−z4−d) IV
(式中、xは、約0.005〜約0.08であり;A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表すことができるような相対量で上記の構成要素(構成要素IおよびII)の結合または混合によって調製することができる複合材料が提供される。さらに他の実施形態では、xは、約0.005以上であり得るか、もしくは約0.01以上であり得るか、もしくは約0.015以上であり得るか、もしくは約0.02以上であり得るか、もしくは約0.03以上であり得る、なおかつ約0.08以下であり得るか、もしくは約0.07以下であり得るか、もしくは約0.06以下であり得るか、もしくは約0.05以下であり得る。さらに他の実施形態では、xは、約0.005〜約0.08の範囲に、もしくは約0.01〜約0.07の範囲に、もしくは約0.015〜約0.06の範囲に、もしくは約0.02〜約0.05の範囲にあり得る。
本明細書の主題の様々な好ましい実施形態では、構成要素IおよびIIが上記などの相対量で含有される複合材料の調製は、望ましく高い充電/放電およびサイクリング性能と、望ましく高い速度能力との良好なバランスを示す複合材料を提供するという目的のために望ましい。
本明細書の主題のさらに別の実施形態では、次式III:
(Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) III
(式中、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表される複合材料であって、
複合材料が、次の通り:
//////////
X線回折パターンで特徴づけられる
複合材料が提供される。
本明細書の主題のさらに別の実施形態では、式IIIもしくはIVによって本明細書で記載される複合材料のいずれにおいても、または式IおよびIIに記載されるそれらの構成要素のいずれにおいても、(Li2−w1-vw+v3−e)構成要素は層状構造を有することができる、および/または(LiMn2−z4−d)構成要素はスピネル構造を有することができる。
Li2−ww+v1−v3−e構成要素が層状構造を有する場合、リチウムイオンのいくらかは、16c八面体サイトを占有し、リチウムイオンの残りは、16d八面体(遷移金属陽イオン)サイトを占有する。AおよびB陽イオンはまた、16d八面体サイトを占有する。しかし、B陽イオンのいくらかは、構造中のLiおよびAに置き換わることができる。16d八面体サイトでの陽イオンおよび、16c八面体サイトでの、主にリ
チウムである陽イオンは、交互平面を占有し、材料に層状構造を与える。層状構造は、リチウムイオン拡散のための2次元骨組を提供する。様々な特有の実施形態では、AおよびBは両方とも、八面体サイトを占有する。Li2−ww+v1−v3−e構成要素によって提供されるような層状材料の典型的な一例は、LiMnOである。
LiMn2−z4−d構成要素がスピネル構造を有する場合、リチウムイオンは、0<y≦1のときには8a四面体サイトを占有することができ、1<y≦2のときには16c八面体サイトを占有することができる。MnおよびM陽イオンは、立方晶最密酸素アレイの16d八面体サイトを占有する。立方晶最密酸素アレイの相互接続格子間サイトは、リチウムイオン拡散のための3次元骨組を提供する。LiMn2−z4−d構成要素によって提供されるようなスピネル材料の典型的な一例は、LiMn1.5Ni0.5である。
他の実施形態では、本明細書の複合材のLiMn2−z4−d構成要素は、陽イオン不規則であり得るか、または陽イオン不規則構造を有することができる。「陽イオン不規則」構造では、MnおよびMは、Fd3(バール)m構造の16dサイトにランダムに置かれる。陽イオン不規則構造は、リチウム挿入および抽出中に低い格子歪みを有する。
本明細書の複合材料の様々な構成要素(上に記載されたような)に適用できる空間的配置の結果として、他の実施形態では、次式III:
(Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) III
(式中、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表される複合材料であって、
構成要素I、Li2−w1-vw+v3−e構成要素が層状構造を有し、構成要素II、LiMn2−z4−d構成要素がスピネル構造を有する
複合材料がさらに提供される。なおもさらに、構成要素Iが層状構造を有し、構成要素IIがスピネル構造を有する上の実施形態では、複合材料の構成要素の内容は、次式IV:
x(Li2−w1−vw+v3−e)・(1−x)(LiMn2−z4−d) IV
(式中、x、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表すことができる。
本明細書の主題の様々な特有の実施形態では、式IIIもしくはIVで本明細書で記載される複合材料のいずれにおいても、または式IおよびIIに記載されるそれらの構成要素のいずれにおいても、
AはMnであるか、AはTiであるか、もしくはAはMnおよびTiの両方であり;ならびに/または
Bは、Al、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Ni、Ti、VおよびZnからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Bは、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、NiおよびVからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Bは、Co、Cu、Fe、GaおよびNiからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Bは、FeおよびNiからなる群の1つのもしくは両方のメンバーであり;ならびに/または
eは0であるか;もしくはeは0超であるか;もしくはeは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であり、なおかつ約0.3以下であるか、もしくは約0.25以下であるか、もしくは約0.2以下であり;ならびに/または
vは0であるか;もしくはvは0超であるか;もしくはvは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であるか、もしくは約0.2以上であり、なおかつ約0.5以下であるか、もしくは約0.4以下であるか、もしくは約0.3以下であるか、もしくは約0.2以下であり;ならびに/または
wは0であるか;もしくはwは0超であるか;もしくはwは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であるか、もしくは約0.2以上であり、なおかつ約0.6以下であるか、もしくは約0.5以下であるか、もしくは約0.4以下であり;ならびに/または
Mは、Al、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Ni、Ti、VおよびZnからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Mは、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、NiおよびVからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Mは、Co、Fe、GaおよびNiからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Mは、FeおよびNiからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
dは0であるか;もしくはdは0超であるか;もしくはdは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であるか、もしくは約0.2以上であり、なおかつ約0.5以下であるか、もしくは約0.4以下であるか、もしくは約0.3以下であるか、もしくは約0.2以下であり;ならびに/または
yは0であるか;もしくはyは0超であるか;もしくはyは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であるか、もしくは約0.3以上であり、なおかつ約1以下であるか、もしくは約0.9以下であるか、もしくは約0.8以下であり;ならびに/または
zは、約0.3以上であるか;もしくは約0.4以上であるか、もしくは約0.5以上であり、なおかつ約1以下であるか、もしくは約0.9以下であるか、もしくは約0.8以下である。
本明細書で開示されるような複合材料は、様々な従来法を用いて調製することができる。LiuおよびManthiram,Chem.Mater.2009,21,1695〜1707は、KOHの添加による、複合材の構成金属、例えば、マンガン、ニッケル、鉄、ガリウム、コバルトおよび/または銅の酢酸塩の水酸化物前駆体の沈澱、引き続く1℃/分の加熱/冷却速度で12時間空気中900℃でのLiOH・H2Oと一緒のオーブン乾燥水酸化物前駆体の焼成を含む共沈澱法を開示している。米国特許第5,738,957号明細書(Amine)は、450℃よりも上、好ましくは600℃〜1000℃の温度で雰囲気または空気または酸素中での複合材の構成金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩および硝酸塩前駆体の混合物の焼成を含む固相法を開示しており;およびまた、複合材の構成金属の酢酸塩、硝酸塩、硫酸塩、有機酸塩(ギ酸塩、シュウ酸塩またはクエン酸塩など)および/または無機酸塩のエチルアルコールまたは水中の混合物を含むゾル−ゲル法を開示している。カーボンブラックをゲル安定化剤として使用することができる。アンモニア水が添加され、沈澱物は、真空下にロータリーエバポレーターで乾燥させられ、次に必要に応じて空気中400℃で焼成することができる。本明細書の複合材料では、2つの構成要素が、複合材を形成するために、それらの調製方法によって構造的に統合され、および/または物理的に混合され、ブレンドされる。
本明細書で開示される複合材料は、電気化学セルにおいて、アノード活性材料または電極活性材料などの、電気活性材料としての使用に好適である。結果として、電気化学セル用の電極であって、本明細書の複合材料から調製される電極がさらに開示される。好ましい実施形態では、本明細書の複合材料は、電気化学セルにおけるカソードを調製するために使用される。
電気化学セルでの使用のための電極の一実施形態では、次式III:
(Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) III
(式中、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表される複合材料を含む電極(カソードなど)がその結果として提供される。上記のような複合材料から調製される、電気化学セルに含有されるような、電極のさらに他の実施形態では、複合材料は、次式IV:
x(Li2−w1−vw+v3−e)・(1−x)(LiMn2−z4−d) IV
(式中、x、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造でさらに表されてもよい。
本明細書で記載されるような複合材料から製造された電極は、リチウム電池において電気化学的に活性化することができる。電池を充電するための電気化学的反応は、マンガンイオンが4価のままであるが、Ni4+へのNi2+の同時酸化とともにリチウムイオンの抽出によって部分的に、しかし、構造からの酸素の同時損失とともにリチウムの抽出によってまた部分的に起こると考えられる。リチウムおよび酸素の除去は、複合材料からのLiO(「リチア」)の正味損失をもたらし、電極の形態での複合材料は、そのような場合に脱リチウムされたと言われてもよい。
本明細書の式IIIまたは式IV材料などの、複合材料から形成された電極を特徴づける一方法はしたがって、そのような電極を含有するセルが充電を受ける場合に、もし少しでもあれば、電極複合材料が受ける脱リチウム化の程度の観点から表すことができる。例えば、そのような脱リチウム化は、次の条件下に特徴づけることができる:電極は、Li/Liに対して4.8Vの電圧まで充電されるリチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−w1−vw+v3−e)として表される複合材料の構成要素が、それによって(Li2−w−g1−vw+v3−e−g/2)(式中、gは、約0.2未満である)として表されるように脱リチウム化を受けるであろう。様々な特定の実施形態では、セルは、より少ない充電状態からLi/Liに対して4.8Vの電圧まで充電することができる(例えば、10mA/複合材料1gの速度で)、および/または電極は、充電の結果として脱リチウム化を受けることができる。
他の代わりの実施形態では、gは0であるか;もしくはgは0以上であるか、もしくは約0.0001以上であるか、もしくは約0.001以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であり、なおかつ約0.2以下であるか、もしくは約0.15以下であるか、もしくは約0.1以下である。gが0である場合には、(Li2−w1−vw+v3−e)として表される複合材料の構成要素は、脱リチウム化されていない。
式IIIまたは式IV材料などの、本明細書の複合材料から形成された電極を特徴づける別の方法は、セルが充電を受けた後の電極を含有する電気化学セルの放電容量の観点から表すことができる。例えば、電極を含有する電気化学セルの放電容量は、次の条件下に特徴づけることができる:電極は、
(a)yが0.2未満まで低下する程度に(LiMn2−z4−d)として表される複合材料の構成要素からLiイオンを除去するのに十分な電圧で充電され、および
(b)次にLi/Li参照電極に対して3.5Vの電圧まで10mA/複合材料1gの速度で放電される
リチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−w1−vw+v3−e)として表される複合材料の構成要素に起因する放電容量への寄与が約90mAh/g未満であるように電気化学セルの放電に関与する。様々な特定の実施形態では、セルは、より少ない充電状態から充電状態まで充電することができる(例えば、10mA/複合材料1gの速度で)。
他の代わりの実施形態では、(Li2−w1−vw+v3−e)として表される電極の構成要素に起因する電気化学セルの放電容量への寄与は、約80mAh/g未満であるか、もしくは約60mAh/g未満であるか、もしくは約40mAh/g未満であるか、もしくは約20mAh/g未満であるか、もしくは約10mAh/g未満であるか、もしくは約5mAh/g未満であるか、もしくは約1mAh/g未満であるか、もしくは約0.5mAh/g未満であるか、もしくは0mAh/gである。
本明細書の複合材料から形成された電極を特徴づける別の方法はまた、セルが充電を受けた後の電極を含有する電気化学セルの放電容量の観点から表すことができる。例えば、4.4〜5.2ボルトの範囲でのそのようなセルの放電容量は、30mA/g以下の速度で測定される場合に約60mAh/g〜約1000mAh/gの範囲にある。
他の代わりの実施形態では、4.4〜5.2ボルトの範囲でのセルの放電容量は、30mA/g以下の速度で測定される場合に、約60mAh/g以上であるか、もしくは約80mAh/g以上であるか、もしくは約100mAh/g以上であるか、もしくは約120mAh/g以上であるか、もしくは約150mAh/g以上であるか、もしくは約200mAh/g以上であり、なおかつ約1000mAh/g以下である。
式IIIもしくはIVで本明細書で記載された複合材料のいずれかから調製される、上に記載されたような電極の実施形態のいずれにおいても、または式IおよびIIに記載されるそのような複合材の構成要素のいずれにおいても、(Li2−w1-vw+v3−e)構成要素は層状構造を有することができ、および/または(LiMn2−z4−d)構成要素はスピネル構造を有することができる。
本明細書の複合材料から調製された電極を含有する電気化学セルは、(i)ハウジングと;(ii)両電極(アノードおよびカソード)と;(iii)アノードとカソードとの間にイオン伝導性経路を提供する電解質組成物であって、両電極が、電解質組成物中に配置され、こうして互いにイオン伝導性接触している電解質組成物と;(iv)アノードとカソードとの間の多孔質セパレータとを含むエレメントから製造される。ハウジングは、適所に電気化学セル構成要素を保持するための任意の好適な容器であってもよい。
多孔質セパレータは、アノードとカソードとの間の短絡を防ぐのに役立つ。多孔質セパレータは典型的には、微孔質ポリマーの単層もしくは多層シートからなる。多孔質セパレータの細孔径は、イオンの移送を可能にするのに十分に大きいが、直接に、または粒子透過もしくはアノードおよびカソード上に生じることができる樹状突起からのいずれかでアノードとカソードとの接触を防ぐのに十分に小さい。
リチウムイオンを貯蔵および放出する機能を果たすであろう、本明細書で記載されるような電気化学セルを調製するための使用に好適なアノード活性材料の例としては、限定なしにアルミニウム;白金;パラジウム;リチウム金属;リチウム化カーボン;リチウム−アルミニウム合金、リチウム−鉛合金、リチウム−ケイ素合金、リチウム−スズ合金などのリチウム合金;黒鉛およびメソカーボンマイクロビーズ(MCMB)などのカーボン材料;黒リン、MnPおよびCoPなどのリン含有材料;SnO、SnOおよびTiOなどの金属酸化物;ならびにLiTi12およびLiTiなどのリチウムチタネートが挙げられる。一実施形態では、望ましいアノード活性材料としては、リチウムチタネートまたは黒鉛が挙げられる。好適なアノード活性材料およびアノードは、日立化成株式会社(日本国東京)、BTR New Energy Materials(中国天津)、NEI Inc.(ニュージーランド国サマセット)、およびFarasis Energy Inc.(カリフォルニア州ヘイワード)などの企業から商業的に入手可能である。
本明細書で開示されるような電気化学セルにおいては、カソードが本明細書の複合材料から調製されることが好ましい。
本明細書で開示されるような電気化学セルでの使用のための電極は、例えば、N−メチルピロリドンなどの、好適な溶媒中で有効量の電気活性材料(例えば約70〜96重量%)と、ポリマーバインダー(例えば、ポリ二フッ化ビニリデンなどのフッ化ビニルベースのコポリマー)と、導電性カーボンとを混合してペーストを生成することよって調製することができる。ペーストは、電流コレクタとして使用される、金属箔、好ましくはアルミ箔または銅箔上へコートされる。ペーストは、活性マスが電流コレクタに接合されるように、好ましくは熱を使って乾燥させられ、このようにして電極を形成する。
本明細書で開示されるような電気化学セルはさらに、イオン伝導性を提供するための使用に好適な化学組成物である、電解質組成物、典型的には非水性電解質組成物を含有する。電解質組成物は典型的には、少なくとも1つの非水性溶媒と少なくとも1つの電解質塩とを含有する。電解質塩は、非水性電解質組成物の溶媒に少なくとも部分的に可溶であり、非水性電解質組成物の溶媒中で少なくとも部分的にイオンに解離して導電性電解質組成物を形成する、イオン性塩、または塩の混合物である。導電性電解質組成物は、イオン、特にリチウムイオンが、アノードとカソードとの間を自由に移動し、それによって電解質組成物を通してアノードとカソードとの間に電荷を導くようにカソードおよびアノードを互いにイオン伝導性接触させる。好適な電解質塩としては、限定なしに:
リチウムヘキサフルオロホスフェート、
LiPF(CFCF
リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
リチウムビス(パーフルオロエタンスルホニル)イミド、
リチウム(フルオロスルホニル)(ノナフルオロブタンスルホニル)イミド、
リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド、
リチウムテトラフルオロボレート、
リチウムパークロレート、
リチウムヘキサフルオロアルセネート、
リチウムトリフルオロメタンスルホネート、
リチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチド、
リチウムビス(オキサラト)ボレート、
リチウムジフルオロ(オキサラト)ボレート、
Li1212−x(式中、xは、0〜8に等しい)、および
フッ化リチウムと陰イオン受容体との混合物
が挙げられる。
任意の好適な電解質溶媒、またはその混合物を、電解質組成物の形成に使用することができ、その例としては限定なしに、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートおよびジメトキシエタンが挙げられる。他の好適な電解質溶媒としては、フッ素化エーテル、フッ素化非環式カルボン酸エステル、フッ素化非環式カーボネート、およびフッ素化環状カーボネートなどのフッ素化溶媒が挙げられる。
溶媒として、または溶媒の混合物中で本明細書での使用に好適なフッ素化非環式カルボン酸エステルは、次式:
−−−C(O)O−−−R
(式中、Rは、CH、CHCH、CHCHCH、CH(CH、CF、CFH、CFH、CF、CFHR、およびCHからなる群から選択され;
は独立して、CH、CHCH、CHCHCH、CH(CH、およびCHからなる群から選択され;
は、少なくとも1個のフッ素で任意選択的に置換されているC〜Cアルキル基であり、
は、少なくとも1個のフッ素で置換されたC〜Cアルキル基であり;
ただし、RまたはRの少なくとも1つは、少なくとも1個のフッ素を含有し、RがCFHである場合には、RはCHではない)
の構造で表される化合物であり得る。
溶媒として本明細書での使用に好適な特定のフッ素含有カルボン酸エステルの例としては、
がCHCH−であり、Rが−CHCHFである、
がCH−であり、Rが−CHCHCHFである、
がCHCH−であり、Rが−CHCHCHFである、または
がCHFCHCH−であり、Rが−CHCHである
ものが挙げられる。
他の実施形態では、混合物中の共溶媒は、式R−COO−R(式中、RおよびRは独立して、アルキル基を表し、RおよびR中の炭素原子の合計は、2〜7であり、Rおよび/またはR中の少なくとも2個の水素は、フッ素で置き換えられており、RもRもどちらもFCHまたはFCH基を含有しない)で表されるフッ素含有カルボン酸エステルであり得る。カルボン酸エステル中のモノフルオロアルキル基(すなわち、FCHまたはFCH)の存在は毒性を引き起こすと考えられる。好適な共溶媒としては、限定なしに
CHCH−COO−CFH(酢酸2,2−ジフルオロエチル)、
CHCH−COO−CHCFH(プロピオン酸2,2−ジフルオロエチル)、
CHCH−COO−CH(3,3−ジフルオロプロピオン酸メチル)、
CHCH−COO−CHCH(3,3−ジフルオロプロピオン酸エチル)、
CH−COO−CHCHCFH(酢酸3,3−ジフルオロプロピル)、
CHCH−COO−CHCHCFH(プロピオン酸3,3−ジフルオロプロピル)、および
CHCHCH−COO−CHCH(4,4−ジフルオロ酪酸エチル)
が挙げられる。ある実施形態では、共溶媒は、CHCH−COO−CFH(酢酸2,2−ジフルオロエチル)またはCHCH−COO−CHCFH(プロピオン酸2,2−ジフルオロエチル)である。一実施形態では、非水性電解質組成物の溶媒混合物は、約30:70の重量比で、エチレンカーボネートとCHCH−COO−CFH(酢酸2,2−ジフルオロエチル)またはCHCH−COO−CHCFH(プロピオン酸2,2−ジフルオロエチル)とを含み、約1重量%でホスフェート添加剤を含有する。
溶媒として本明細書での使用に好適なフッ素化非環式カーボネートは、次式:
−−−O−C(O)O−−−R
(式中、RおよびRは独立して、CH、CHCH、CHCHCH、CH(CH、およびCH(式中、Rは、少なくとも1個のフッ素で置換されたC〜Cアルキル基である)からなる群から選択され、およびさらにRまたはRの少なくとも1つは少なくとも1個のフッ素を含有する)
の構造で表される化合物であり得る。
好適なフッ素化環状カーボネートの例としては、フルオロエチレンカーボネート、または次式:
Figure 2016518680
(式中、Rは、C〜Cフルオロアルキル基である)
の構造で表される化合物が挙げられる。
他の好適な電解質溶媒は、米国仮特許出願第61/530,545号明細書および同第61/654,190号明細書にさらに記載されており、それらのそれぞれは、あらゆる目的のために本明細書の一部としてその全体をこの参照により援用される。
本明細書で開示される電気化学セルは、コンピューター、電動工具、ウィンドおよびソーラーファーム、輸送用車両(自動車、バス、列車、船および飛行機)ならびに電気通信機器などの様々な電子デバイスおよび物品において電源として使用されてもよい。
本明細書の発明のある種の実施形態の動作および効果は、下に記載されるような、一連の実施例(実施例1、2および11〜15)からより詳細に理解され得る。これらの実施例がベースとする実施形態は、代表的なものであるにすぎず、本発明を例示するためのそれらの実施形態の選択は、実施例に記載されない材料、構成要素、反応剤、条件もしくは規格が本明細書での使用に好適ではないこと、または実施例に記載されない主題が添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲から排除されることを示すわけではない。実施例の重要性は、それらから得られる結果を、対照実験(実施例3〜8)として役立つように、および異なる組成内容で特徴づけられることからそのような比較の根拠を提供するように設計されているある種の処方から得られる結果と比較することによってより良く理解される。
用いられる省略形の意味は次の通りである:「g」はグラムを意味し、「mg」はミリグラムを意味し、「μg」はマイクログラムを意味し、「L」はリットルを意味し、「mL」はミリリットルを意味し、「mol」はモルを意味し、「mmol」はミリモルを意味し、「M」はモル濃度を意味し、「重量%」は重量パーセントを意味し、「Hz」はヘルツを意味し、「mS」はミリジーメンスを意味し、「mA」はミリアンペアを意味し、「mAh/g」は1グラム当たりのミリアンペア時を意味し、「V」はボルトを意味し、「SOC」は充電の状態を意味し、「SEI」は、電極材料の表面上に形成される固体電解質界面を意味し、「rpm」は1分当たりの回転数を意味する。
カソードの調製
下に記載されるように調製された、カソード活性材料(1.04g)、0.13gのDenkaブラック(電気化学工業株式会社、日本国から入手された、アセチレンブラック)、1.08gのポリ二フッ化ビニリデン(PVDF)溶液(N−メチルピロリドン(NMP)中の12重量%、Kureha America Inc.、ニューヨーク州ニューヨーク、KFL#1120)、および追加の2.3gのNMPを先ず、2000rpmでのプラネタリー遠心ミキサー(THINKY ARE−310、株式会社シンキー、日本国)を用いて、次に剪断ミキサー(IKA(登録商標)Works、ノースカロライナ州ウィルミントン)を用いて混合して一様なスラリーを形成した。スラリーを、ドクターブレードゲートを用いることによってアルミ箔上にコートし、次に10〜15分間100℃での対流オーブン中で乾燥させた。結果として生じた電極を、15psiでロールカレンダーかけした後に6時間−25インチのHg(−85kPa)で90℃での真空オーブン中でさらに乾燥させた。
複合カソード/Liアノード半電池の製造
上に記載されたように調製された、カソード、Celgard(登録商標)セパレータ2325(Celgard,LLC.、ノースカロライナ州シャーロット)、リチウム箔アノード(厚さが0.75mm)および2、3滴の非水性電解質組成物を、2032ステンレス鋼コイン電池カン(宝泉株式会社、日本国)に挟み込んでカソード/Liアノード半電池を形成した。
実施例1
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5のX線回折パターン
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5複合材のx線回折(XRD)パターンを図1に示す。立方晶スピネル相はLiMn1.5Ni0.5に帰せられ、層状相はLiMnOに帰せられた。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
実施例2
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5の充電−放電曲線
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図2に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は約130mAh/gであると計算された。
実施例3(比較)
LiMn1.5Ni0.5のX線回折パターン
LiMn1.5Ni0.5のXRDパターンを図3に示す。立方晶スピネル相は、LiMn1.5Ni0.5に帰せられた。少量のLi1−xNiO不純物が観察された。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
実施例4(比較)
LiMn1.5Ni0.5の充電−放電曲線
LiMn1.5Ni0.5/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボ
ネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図4に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は約128mAh/gであると計算された。容量は、LiMn1.5Ni0.5が2、3パーセントのLi1−xNiO不純物を有する(図3を参照されたい)ため、0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5のそれに似ていた。
実施例5(比較)
0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5のX線回折パターン
0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5複合材のx線回折(XRD)パターンを図5に示す。立方晶スピネル相はLiMn1.5Ni0.5に帰せられ、層状相はLiMnOに帰せられた。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
実施例6(比較)
0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5の充電−放電曲線
0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図6に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は、0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5の容量(約130mAh/g)よりもはるかに低い、約101mAh/gであると計算された。
この低い容量はまた、LiMnO相の無視できる電気化学的活性と不十分な電子イオンおよびLiイオン伝導性とを実証する。それはまた、ほんの少量のLiMnOが化学的安定性と伝導性とをバランスさせることによって複合カソードの電気化学的性能を最適化するために必要とされたことを示す。
実施例7(比較)
0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5のX線回折パターン
0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5複合材のx線回折(XRD)パターンを図7に示す。立方晶スピネル相はLiMn1.5Ni0.5に帰せられ、層状相はLiMnOに帰せられた。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
実施例8(比較)
0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5の充電−放電曲線
0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図8に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は約70mAh/gであると計算され、それは、LiMnOの電気化学的不活性と、容量値が0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5のそれ(約130mAh/g)よりもはるかに低いこととを実証する。
実施例9
xLiMnO・(1−x)LiMn1.5Ni0.5のサイクリング性能比較
LiMn1.5Ni0.5、0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5、0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5、および0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5のサイクリング性能を図9で比較する。サイクリング性能は、初めに増加し、次に0.03LiMnOのsを増やすとともに低下し、少量のLiMnOがLiMn1.5Ni0.5のサイクリング性能を向上させ得ることを示したと理解することができる。
実施例10
xLiMnO・(1−x)LiMn1.5Ni0.5の速度能力比較
LiMn1.5Ni0.5、0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5、0.1LiMnO・0.9LiMn1.5Ni0.5、および0.5LiMnO・0.5LiMn1.5Ni0.5の速度能力を図10で比較する。速度能力は、初めに増加し、次にLiMnOの量を増やすとともに低下し、少量のLiMnOがLiMn1.5Ni0.5の速度能力を向上させ得ることを示した。
実施例11
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05のX線回折パターン
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05複合材のXRDパターンを図11に示す。立方晶スピネル相はLiMn1.5Ni0.45Fe0.05に帰せられ、層状相は、少量のLiおよびMnがNiで置き換えられている、LiMnOに帰せられた。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
実施例12
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05の走査電子顕微鏡法
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05複合材のモルフォロジを、走査電子顕微鏡法によって研究し、その結果を図12に示す。この複合材は、八面体形状に結晶化した。
実施例13
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05の充電−放電曲線
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図13に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は約132mAh/gであると計算された。
実施例14
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05のサイクリング性能
室温での0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05
複合材のサイクリング性能を図14に示す。約96%の容量保持が300サイクルで観察され、非常に良好なサイクリング性能を示した。
実施例15
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05の速度能力
0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05複合材の速度能力を、様々な放電電流密度で試験し、放電曲線を図15aに示す。異なるCレートでの放電容量を、30mAh/gでの放電容量に正規化し、Cレートに対してプロットした(図15bを参照されたい)。10℃で放電した場合でさえも、この複合材は、約87%正規化容量をもたらすことができ、0.03LiMnO・0.97LiMn1.5Ni0.5(約80%)よりも良好な速度能力を示す。
実施例16
脱リチウム化計算
下表1の列は、
A カソード複合材料の組成
B 実施例番号
C モル分率スピネル
D カソード実験の第1充電容量 mAh/g
E 式量スピネル構成要素 g/モル
F 式量層状構成要素 g/モル
G スピネル構成要素の重量分率
H スピネルからの容量への計算された寄与 mAh/g
I 層状の50%脱リチウム化を仮定する層状からの計算された寄与 mAh/g
J 層状構成要素の50%脱リチウム化を仮定する計算された容量 mAh/g
を示す。
Figure 2016518680
カソード材料についての観察されたおよび計算された充電容量を、比較例およびLiMn1.5Ni0.5Fe0.05(共沈澱法によって調製された)と比較した。表1は、列D実施例2、6、8、および13において、層状スピネル複合材についての観察された第1充電容量が、仮に層状構成要素が第1充電で部分的に脱リチウム化する場合に予
期されるもの(列J)よりも低い、およびある場合にははるかに低いことを示す。
本明細書の他のいずれかで名前を挙げられる販売業者に加えて、複合材料(またはそれらの構成要素)の調製において本明細書での使用に好適な様々な金属および金属酸化物化合物は、当該技術分野で公知の方法によって製造され得、および/またはAlfa Aesar(マサチューセッツ州ワードヒル)、City Chemical(コネチカット州ウェストヘイブン)、Fisher Scientific(ニュージャージー州フェアローン)、Sigma−Aldrich(ミズーリ州セントルイス)またはStanford Materials(カリフォルニア州アリソ・ビエホ)などの供給業者から商業的に入手可能である。
本明細書では、特に明記しない限りまたは用法の文脈によってそれとは反対を示さない限り、本明細書の主題の実施形態が、ある種の特徴またはエレメントを含む、包含する、含有する、有する、それらからなるまたはそれらによってもしくはそれらから構成されると述べられるまたは記載される場合には、明確に述べられたまたは記載されたものに加えて1つ以上の特徴またはエレメントがこの実施形態に存在してもよい。しかし、本明細書の主題の代わりの実施形態は、ある種の特徴またはエレメントから本質的になると述べられてもまたは記載されてもよく、その実施形態では、動作の原理または本実施形態の際立った特性を実質的に変えるであろう特徴またはエレメントはその中には存在しない。本明細書の主題のさらなる代わりの実施形態は、ある種の特徴またはエレメントからなると述べられてもまたは記載されてもよく、その実施形態では、またはその実体のない変形形態では、具体的に述べられたまたは記載された特徴またはエレメントのみが存在する。
本明細書に示される式のそれぞれは、(1)可変のラジカル、置換基または数値係数の、他の可変のラジカル、置換基または数値係数のすべてが一定に保持されながら、それについての単一値または値の範囲の1つについて規定の制限内から、選択を行うこと;ならびに(2)他のものが一定に保持されながら、他の可変のラジカル、置換基または数値係数のそれぞれについて規定の制限内から同じタイプの選択を順繰りに行うことによって、その式において組み立てることができる別個の、個々の複合材料(またはそれらの構成要素)のそれぞれおよびすべてを記載する。本明細書での式の1つの特定の可変のラジカル、置換基または数値係数について規定の制限内で行われる単一値または値の範囲の選択に加えて、複数の複合材(または構成要素)が、式中の2つ以上の可変のラジカル、置換基または数値係数について規定の制限内から単一値または値の範囲を同時に選択することによって記載されてもよい。
本明細書での式中の可変のラジカル、置換基または数値係数のいずれかについて規定の制限内から行われる選択が、(i)制限内に含有されるグループ全体のメンバーの1つのみのサブグループ、または(ii)制限内のグループ全体のメンバーの2つ以上、しかしすべて未満を含有するサブグループである場合、選択されるメンバーは、サブグループを形成するために選択されないグループ全体のそれらの他のメンバーを除くことによって選択される。選択のそのようなプロセスによって記載される複合材[またはそれらの構成要素]は、そのような事象ではまた、可変のものについて規定の制限のグループ全体に言及する、しかしサブグループを形成するために除かれたメンバーがグループ全体に不在であることを示す、可変のラジカル、置換基または数値係数の1つ以上の定義によって特徴づけられ得る。
複合材料(またはそれらの構成要素)を記載する本明細書で示される様々な式において、規定の制限は、式に示される可変のラジカル、置換基または数値係数のそれぞれについて述べられる。それぞれのそのような式で記載される複合材料[またはそれらの構成要素]の識別は、その中の可変のラジカル、置換基または数値係数のいずれか1つ以上について式に述べられるような最大および最小のいずれかの2つの組み合わせから形成されてもよい可能な範囲のいずれかの観点から表されてもよい。本明細書での複合材料(および構成要素)はしたがって、他の可変のラジカル、置換基または数値係数のいずれか1つ以上についての最大値および最小値のそのような組み合わせと一緒に、可変のラジカル、置換基または数値係数の少なくとも1つについての値が、上に示されたように、最大および最小の組み合わせで表される処方のそれぞれおよびすべてを含む。
本明細書の様々な複合材料を特徴づけることができる性能特性の本明細書での記載では、数値制限は、それぞれのそのような特性に適用できる値について示される。特定の複合材料はそのような場合には、選択される特性に適用できる値の制限について述べられるような最大および最小のいずれか2つの組み合わせから形成されてもよい可能な範囲のいずれかの観点から記載することができる。
上に述べられたように、数値の範囲が本明細書に列挙されているまたは確立されている場合には、その範囲は、その終点ならびにその範囲内の個々の整数および分数をすべて含み、およびまた、あたかもそれらのより狭い範囲のそれぞれが明確に列挙されているのと同じ程度に、述べられた範囲内の値のより大きいグループのサブグループを形成するためにそれらの終点と内側整数および分数との様々な可能な組み合わせすべてによって形成されるその中のより狭い範囲のそれぞれも含む。ある範囲の数値が述べられた値よりも大きいと本明細書で述べられる場合には、この範囲はそれにもかかわらず有限であり、本明細書で記載されるような本発明に関連して使用可能である値によってさらに限境界がある。ある範囲の数値が述べられる値未満であると本明細書で述べられる場合には、この範囲はそれにもかかわらず、非ゼロの値によってその下限境界がある。
本明細書では、特に明記しない限りまたは用法の文脈によってそれとは反対を示さない限り、化合物、モノマー、オリゴマー、ポリマーおよび/または他の化学物質のリストは、本リストのメンバーの誘導体、さらにメンバーのいずれかおよび/またはそれらのそれぞれの誘導体のいずれかの2つ以上の混合物を含む。

Claims (16)

  1. 次式IV:
    x(Li2−w1−vw+v3−e)・(1−x)(LiMn2−z4−d) IV
    (式中:
    xは、約0.005〜約0.08であり;
    Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
    Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
    eは、0〜約0.3であり;
    vは、0〜約0.5であり;
    wは、0〜約0.6であり;
    Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
    dは、0〜約0.5であり;
    yは、0〜約1であり;
    zは、約0.3〜約1である)
    の構造で表される複合材料であって、
    前記LiMn2−z4−d構成要素がスピネル構造を有し、前記Li2−ww+v1−v3−e構成要素が層状構造を有する
    複合材料。
  2. 次式III:
    (Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) III
    (式中:
    Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
    Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
    eは、0〜約0.3であり;
    vは、0〜約0.5であり;
    wは、0〜約0.6であり;
    Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
    dは、0〜約0.5であり;
    yは、0.9〜約1であり;
    zは、約0.3〜約1である)
    の構造で表される複合材料を含む電気化学セル用の電極であって、
    前記LiMn2−z4−d構成要素がスピネル構造を有し、前記Li2−ww+v1−v3−e構成要素が層状構造を有し、
    前記電極が、Li/Liに対して4.8Vの電圧まで充電されるリチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−w1−vw+v3−e)として表される前記複合材料の前記構成要素が、それによって(Li2−w−g1−vw+v3−e−g/2)(式中、gは、約0.2未満である)として表されるように脱リチウム化を受ける
    電極。
  3. 次式III:
    (Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) I
    II
    (式中:
    Aは、MnおよびTiからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
    Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
    eは、0〜約0.3であり;
    vは、0〜約0.5であり;
    wは、0〜約0.6であり;
    Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
    dは、0〜約0.5であり;
    yは、0.9〜約1であり;
    zは、約0.3〜約1である)
    の構造で表される複合材料を含む電気化学セル用の電極であって、
    前記LiMn2−z4−d構成要素がスピネル構造を有し、前記Li2−ww+v1−v3−e構成要素が層状構造を有し、
    前記電極が、
    (a)yが0.2未満まで低下する程度に(LiMn2−z4−d)として表される前記複合材料の前記構成要素からLiイオンを除去するのに十分な電圧で充電され;および
    (b)次にLi/Li参照電極に対して3.5Vの電圧まで10mA/複合材料1gの速度で放電される
    リチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−w1−vw+v3−e)として表される前記複合材料の前記構成要素に起因する放電容量への寄与が約90mAh/g未満であるように電気化学セルの放電に関与する電極。
  4. 次式III:
    (Li2−w1−vw+v3−e)・(LiMn2−z4−d) III
    (式中:
    Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
    Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
    eは、0〜約0.3であり;
    vは、0〜約0.5であり;
    wは、0〜約0.6であり;
    Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
    dは、0〜約0.5であり;
    yは、0〜約1であり;
    zは、約0.3〜約1である)
    の構造で表される複合材料であって、
    前記(Li2−w1-vw+v3−e)構成要素が層状構造を有し、前記(LiMn2−z4−d)構成要素がスピネル構造を有し、
    前記複合材料が、次の通り///////特徴づけられるX線回折パターンを有する
    複合材料。
  5. xが、約0.005〜約0.08の範囲にある請求項1に記載の組成物。
  6. 前記LiMn2−z4−d構成要素が不規則陽イオンである請求項1に記載の組成物。
  7. Bが、Co、Cu、Fe、GaおよびNiならびに/またはからなる群の1つ以上のメンバーから選択される請求項1に記載の組成物。
  8. eが、0以上であり、なおかつ約0.3以下である請求項1に記載の組成物。
  9. vが、0以上であり、なおかつ約0.5以下である請求項1に記載の組成物。
  10. wが、0以上であり、なおかつ約0.6以下である請求項1に記載の組成物。
  11. Mが、Co、Fe、GaおよびNiならびに/またはからなる群の1つ以上のメンバーから選択される請求項1に記載の組成物。
  12. dが、0以上であり、なおかつ約0.5以下である請求項1に記載の組成物。
  13. yが、0以上であり、なおかつ約1以下である請求項1に記載の組成物。
  14. zが、約0.3以上であり、なおかつ約1以下である請求項1に記載の組成物。
  15. (a)ハウジングと;
    (b)前記ハウジング中に配置され、および互いにイオン伝導性接触したアノードおよびカソードであって、前記カソードが請求項1に記載の複合材料を含む、アノードおよびカソートと;
    (c)前記ハウジング中に配置され、および前記アノードと前記カソードとの間にイオン伝導性経路を提供する非水性電解質組成物と;
    (d)前記アノードと前記カソードとの間の多孔質セパレータと
    を含むリチウムイオン電池。
  16. 前記非水性電解質組成物が、少なくとも1つの電解質塩と少なくとも1つのフッ素化エーテル、フッ素化非環式カルボン酸エステル、フッ素化非環式カーボネート、またはフッ素化環状カーボネートとを含む請求項15に記載のリチウムイオン電池。
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