JP2016518680A - 高電圧リチウムイオン電池 - Google Patents
高電圧リチウムイオン電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016518680A JP2016518680A JP2016502672A JP2016502672A JP2016518680A JP 2016518680 A JP2016518680 A JP 2016518680A JP 2016502672 A JP2016502672 A JP 2016502672A JP 2016502672 A JP2016502672 A JP 2016502672A JP 2016518680 A JP2016518680 A JP 2016518680A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- composite material
- members
- cathode
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/48—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
- H01M4/485—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of mixed oxides or hydroxides for inserting or intercalating light metals, e.g. LiTi2O4 or LiTi2OxFy
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/052—Li-accumulators
- H01M10/0525—Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/056—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
- H01M10/0564—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of organic materials only
- H01M10/0566—Liquid materials
- H01M10/0569—Liquid materials characterised by the solvents
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/362—Composites
- H01M4/364—Composites as mixtures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/48—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
- H01M4/50—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of manganese
- H01M4/505—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of manganese of mixed oxides or hydroxides containing manganese for inserting or intercalating light metals, e.g. LiMn2O4 or LiMn2OxFy
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Abstract
Description
望ましく高い充電/放電およびサイクリング性能と、望ましく高い速度能力との良好なバランスを示す、カソード活性材料などの、電極材料を提供すること、
その安定性問題が、スピネル材料を他のリチウム含有材料と混ぜ合わせて複合カソード材料を形成することによって対処されている、LiMn1.5M0.5O4スピネル材料をベースとするカソード活性材料などの、電極材料を提供すること
が含まれる、様々な有利な技術的効果を提供することによって上記のニーズを満たす。
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) I
II
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料を提供する。
x(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(1−x)(LiyMn2−zMzO4−d) IV
(式中、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りであり、xは、約0.005〜約0.08である)
の構造で表すことができる。
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料を含む電気化学セル用の電極であって、
電極が、Li/Li+に対して4.8Vの電圧まで充電されるリチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−wA1−vBw+vO3−e)として表される複合材料の構成要素が、それによって(Li2−w−gA1−vBw+vO3−e−g/2)(式中、gは、約0.2未満である)として表されるように脱リチウム化を受ける
電極が提供される。
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料を含む電気化学セル用の電極であって、
電極が、
(a)yが0.2未満まで低下する程度に(LiyMn2−zMzO4−d)として表される複合材料の構成要素からLi+イオンを除去するのに十分な電圧で充電され、および
(b)次にLi/Li+参照電極に対して3.5Vの電圧まで10mA/複合材料1gの速度で放電される
リチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−wA1−vBw+vO3−e)として表される複合材料の構成要素に起因する放電容量への寄与が約90mAh/g未満であるように電気化学セルの放電に関与する
電極が提供される。
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料であって、
複合材料が、次の通りXRDで特徴づけられる
複合材料が提供される。
「アノード」は、放電中に酸化が起こる、電気化学セルの電極を意味する。バッテリーなどのガルバーニ電池では、アノードは負電極である。
(Li2−wA1−vBw+vO3−e) I
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6である)
の構造で表すことができる。
(LiyMn2−zMzO4−d) II
(式中:
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表すことができる。
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表すことができる
複合材料が提供される。
x(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(1−x)(LiyMn2−zMzO4−d) IV
(式中、xは、約0.005〜約0.08であり;A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表すことができるような相対量で上記の構成要素(構成要素IおよびII)の結合または混合によって調製することができる複合材料が提供される。さらに他の実施形態では、xは、約0.005以上であり得るか、もしくは約0.01以上であり得るか、もしくは約0.015以上であり得るか、もしくは約0.02以上であり得るか、もしくは約0.03以上であり得る、なおかつ約0.08以下であり得るか、もしくは約0.07以下であり得るか、もしくは約0.06以下であり得るか、もしくは約0.05以下であり得る。さらに他の実施形態では、xは、約0.005〜約0.08の範囲に、もしくは約0.01〜約0.07の範囲に、もしくは約0.015〜約0.06の範囲に、もしくは約0.02〜約0.05の範囲にあり得る。
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) III
(式中、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表される複合材料であって、
複合材料が、次の通り:
//////////
X線回折パターンで特徴づけられる
複合材料が提供される。
チウムである陽イオンは、交互平面を占有し、材料に層状構造を与える。層状構造は、リチウムイオン拡散のための2次元骨組を提供する。様々な特有の実施形態では、AおよびBは両方とも、八面体サイトを占有する。Li2−wBw+vA1−vO3−e構成要素によって提供されるような層状材料の典型的な一例は、Li2MnO3である。
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) III
(式中、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表される複合材料であって、
構成要素I、Li2−wA1-vBw+vO3−e構成要素が層状構造を有し、構成要素II、LiyMn2−zMzO4−d構成要素がスピネル構造を有する
複合材料がさらに提供される。なおもさらに、構成要素Iが層状構造を有し、構成要素IIがスピネル構造を有する上の実施形態では、複合材料の構成要素の内容は、次式IV:
x(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(1−x)(LiyMn2−zMzO4−d) IV
(式中、x、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表すことができる。
AはMnであるか、AはTiであるか、もしくはAはMnおよびTiの両方であり;ならびに/または
Bは、Al、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Ni、Ti、VおよびZnからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Bは、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、NiおよびVからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Bは、Co、Cu、Fe、GaおよびNiからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Bは、FeおよびNiからなる群の1つのもしくは両方のメンバーであり;ならびに/または
eは0であるか;もしくはeは0超であるか;もしくはeは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であり、なおかつ約0.3以下であるか、もしくは約0.25以下であるか、もしくは約0.2以下であり;ならびに/または
vは0であるか;もしくはvは0超であるか;もしくはvは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であるか、もしくは約0.2以上であり、なおかつ約0.5以下であるか、もしくは約0.4以下であるか、もしくは約0.3以下であるか、もしくは約0.2以下であり;ならびに/または
wは0であるか;もしくはwは0超であるか;もしくはwは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であるか、もしくは約0.2以上であり、なおかつ約0.6以下であるか、もしくは約0.5以下であるか、もしくは約0.4以下であり;ならびに/または
Mは、Al、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Ni、Ti、VおよびZnからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Mは、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、NiおよびVからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Mは、Co、Fe、GaおよびNiからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
Mは、FeおよびNiからなる群の1つ以上のメンバーであり;ならびに/または
dは0であるか;もしくはdは0超であるか;もしくはdは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であるか、もしくは約0.2以上であり、なおかつ約0.5以下であるか、もしくは約0.4以下であるか、もしくは約0.3以下であるか、もしくは約0.2以下であり;ならびに/または
yは0であるか;もしくはyは0超であるか;もしくはyは0以上であるか、もしくは約0.01以上であるか、もしくは約0.05以上であるか、もしくは約0.1以上であるか、もしくは約0.3以上であり、なおかつ約1以下であるか、もしくは約0.9以下であるか、もしくは約0.8以下であり;ならびに/または
zは、約0.3以上であるか;もしくは約0.4以上であるか、もしくは約0.5以上であり、なおかつ約1以下であるか、もしくは約0.9以下であるか、もしくは約0.8以下である。
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) III
(式中、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造で表される複合材料を含む電極(カソードなど)がその結果として提供される。上記のような複合材料から調製される、電気化学セルに含有されるような、電極のさらに他の実施形態では、複合材料は、次式IV:
x(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(1−x)(LiyMn2−zMzO4−d) IV
(式中、x、A、B、e、v、w、M、d、yおよびzは、上記の通りである)
の構造でさらに表されてもよい。
(a)yが0.2未満まで低下する程度に(LiyMn2−zMzO4−d)として表される複合材料の構成要素からLi+イオンを除去するのに十分な電圧で充電され、および
(b)次にLi/Li+参照電極に対して3.5Vの電圧まで10mA/複合材料1gの速度で放電される
リチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−wA1−vBw+vO3−e)として表される複合材料の構成要素に起因する放電容量への寄与が約90mAh/g未満であるように電気化学セルの放電に関与する。様々な特定の実施形態では、セルは、より少ない充電状態から充電状態まで充電することができる(例えば、10mA/複合材料1gの速度で)。
リチウムヘキサフルオロホスフェート、
LiPF3(CF2CF3)3、
リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
リチウムビス(パーフルオロエタンスルホニル)イミド、
リチウム(フルオロスルホニル)(ノナフルオロブタンスルホニル)イミド、
リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド、
リチウムテトラフルオロボレート、
リチウムパークロレート、
リチウムヘキサフルオロアルセネート、
リチウムトリフルオロメタンスルホネート、
リチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチド、
リチウムビス(オキサラト)ボレート、
リチウムジフルオロ(オキサラト)ボレート、
Li2B12F12−xHx(式中、xは、0〜8に等しい)、および
フッ化リチウムと陰イオン受容体との混合物
が挙げられる。
R1−−−C(O)O−−−R2
(式中、R1は、CH3、CH2CH3、CH2CH2CH3、CH(CH3)2、CF3、CF2H、CFH2、CF2R3、CFHR3、およびCH2Rfからなる群から選択され;
R2は独立して、CH3、CH2CH3、CH2CH2CH3、CH(CH3)2、およびCH2Rfからなる群から選択され;
R3は、少なくとも1個のフッ素で任意選択的に置換されているC1〜C3アルキル基であり、
Rfは、少なくとも1個のフッ素で置換されたC1〜C3アルキル基であり;
ただし、R1またはR2の少なくとも1つは、少なくとも1個のフッ素を含有し、R1がCF2Hである場合には、R2はCH3ではない)
の構造で表される化合物であり得る。
R1がCH3CH2−であり、R2が−CH2CHF2である、
R1がCH3−であり、R2が−CH2CH2CHF2である、
R1がCH3CH2−であり、R2が−CH2CH2CHF2である、または
R1がCHF2CH2CH2−であり、R2が−CH2CH3である
ものが挙げられる。
CH3CH2−COO−CF2H(酢酸2,2−ジフルオロエチル)、
CH3CH2−COO−CH2CF2H(プロピオン酸2,2−ジフルオロエチル)、
F2CHCH2−COO−CH3(3,3−ジフルオロプロピオン酸メチル)、
F2CHCH2−COO−CH2CH3(3,3−ジフルオロプロピオン酸エチル)、
CH3−COO−CH2CH2CF2H(酢酸3,3−ジフルオロプロピル)、
CH3CH2−COO−CH2CH2CF2H(プロピオン酸3,3−ジフルオロプロピル)、および
F2CHCH2CH2−COO−CH2CH3(4,4−ジフルオロ酪酸エチル)
が挙げられる。ある実施形態では、共溶媒は、CH3CH2−COO−CF2H(酢酸2,2−ジフルオロエチル)またはCH3CH2−COO−CH2CF2H(プロピオン酸2,2−ジフルオロエチル)である。一実施形態では、非水性電解質組成物の溶媒混合物は、約30:70の重量比で、エチレンカーボネートとCH3CH2−COO−CF2H(酢酸2,2−ジフルオロエチル)またはCH3CH2−COO−CH2CF2H(プロピオン酸2,2−ジフルオロエチル)とを含み、約1重量%でホスフェート添加剤を含有する。
R4−−−O−C(O)O−−−R5
(式中、R4およびR5は独立して、CH3、CH2CH3、CH2CH2CH3、CH(CH3)2、およびCH2Rf(式中、Rfは、少なくとも1個のフッ素で置換されたC1〜C3アルキル基である)からなる群から選択され、およびさらにR4またはR5の少なくとも1つは少なくとも1個のフッ素を含有する)
の構造で表される化合物であり得る。
下に記載されるように調製された、カソード活性材料(1.04g)、0.13gのDenkaブラック(電気化学工業株式会社、日本国から入手された、アセチレンブラック)、1.08gのポリ二フッ化ビニリデン(PVDF)溶液(N−メチルピロリドン(NMP)中の12重量%、Kureha America Inc.、ニューヨーク州ニューヨーク、KFL#1120)、および追加の2.3gのNMPを先ず、2000rpmでのプラネタリー遠心ミキサー(THINKY ARE−310、株式会社シンキー、日本国)を用いて、次に剪断ミキサー(IKA(登録商標)Works、ノースカロライナ州ウィルミントン)を用いて混合して一様なスラリーを形成した。スラリーを、ドクターブレードゲートを用いることによってアルミ箔上にコートし、次に10〜15分間100℃での対流オーブン中で乾燥させた。結果として生じた電極を、15psiでロールカレンダーかけした後に6時間−25インチのHg(−85kPa)で90℃での真空オーブン中でさらに乾燥させた。
上に記載されたように調製された、カソード、Celgard(登録商標)セパレータ2325(Celgard,LLC.、ノースカロライナ州シャーロット)、リチウム箔アノード(厚さが0.75mm)および2、3滴の非水性電解質組成物を、2032ステンレス鋼コイン電池カン(宝泉株式会社、日本国)に挟み込んでカソード/Liアノード半電池を形成した。
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4のX線回折パターン
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4複合材のx線回折(XRD)パターンを図1に示す。立方晶スピネル相はLiMn1.5Ni0.5O4に帰せられ、層状相はLi2MnO3に帰せられた。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4の充電−放電曲線
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF6(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図2に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は約130mAh/gであると計算された。
LiMn1.5Ni0.5O4のX線回折パターン
LiMn1.5Ni0.5O4のXRDパターンを図3に示す。立方晶スピネル相は、LiMn1.5Ni0.5O4に帰せられた。少量のLi1−xNixO不純物が観察された。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
LiMn1.5Ni0.5O4の充電−放電曲線
LiMn1.5Ni0.5O4/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボ
ネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF6(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図4に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は約128mAh/gであると計算された。容量は、LiMn1.5Ni0.5O4が2、3パーセントのLi1−xNixO不純物を有する(図3を参照されたい)ため、0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4のそれに似ていた。
0.1Li2MnO3・0.9LiMn1.5Ni0.5O4のX線回折パターン
0.1Li2MnO3・0.9LiMn1.5Ni0.5O4複合材のx線回折(XRD)パターンを図5に示す。立方晶スピネル相はLiMn1.5Ni0.5O4に帰せられ、層状相はLi2MnO3に帰せられた。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
0.1Li2MnO3・0.9LiMn1.5Ni0.5O4の充電−放電曲線
0.1Li2MnO3・0.9LiMn1.5Ni0.5O4/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF6(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図6に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は、0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4の容量(約130mAh/g)よりもはるかに低い、約101mAh/gであると計算された。
0.5Li2MnO3・0.5LiMn1.5Ni0.5O4のX線回折パターン
0.5Li2MnO3・0.5LiMn1.5Ni0.5O4複合材のx線回折(XRD)パターンを図7に示す。立方晶スピネル相はLiMn1.5Ni0.5O4に帰せられ、層状相はLi2MnO3に帰せられた。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
0.5Li2MnO3・0.5LiMn1.5Ni0.5O4の充電−放電曲線
0.5Li2MnO3・0.5LiMn1.5Ni0.5O4/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF6(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図8に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は約70mAh/gであると計算され、それは、Li2MnO3の電気化学的不活性と、容量値が0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4のそれ(約130mAh/g)よりもはるかに低いこととを実証する。
xLi2MnO3・(1−x)LiMn1.5Ni0.5O4のサイクリング性能比較
LiMn1.5Ni0.5O4、0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4、0.1Li2MnO3・0.9LiMn1.5Ni0.5O4、および0.5Li2MnO3・0.5LiMn1.5Ni0.5O4のサイクリング性能を図9で比較する。サイクリング性能は、初めに増加し、次に0.03Li2MnO3のsを増やすとともに低下し、少量のLi2MnO3がLiMn1.5Ni0.5O4のサイクリング性能を向上させ得ることを示したと理解することができる。
xLi2MnO3・(1−x)LiMn1.5Ni0.5O4の速度能力比較
LiMn1.5Ni0.5O4、0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4、0.1Li2MnO3・0.9LiMn1.5Ni0.5O4、および0.5Li2MnO3・0.5LiMn1.5Ni0.5O4の速度能力を図10で比較する。速度能力は、初めに増加し、次にLi2MnO3の量を増やすとともに低下し、少量のLi2MnO3がLiMn1.5Ni0.5O4の速度能力を向上させ得ることを示した。
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4のX線回折パターン
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4複合材のXRDパターンを図11に示す。立方晶スピネル相はLiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4に帰せられ、層状相は、少量のLiおよびMnがNiで置き換えられている、Li2MnO3に帰せられた。XRDによって測定されるような組成は、出発原料の化学量論に基づく計算された組成と一致する。
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4の走査電子顕微鏡法
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4複合材のモルフォロジを、走査電子顕微鏡法によって研究し、その結果を図12に示す。この複合材は、八面体形状に結晶化した。
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4の充電−放電曲線
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4/Li半電池を、30:70の容積比でのエチルカーボネート(EC)/エチルメチルカーボネート(EMC)と1MのLiPF6(Novolyte、オハイオ州クリーブランド)とを含有する標準電解質を使用して上に記載されたように調製した。この半電池を、30mA/gおよび25℃で3.5および4.95V間をサイクルさせた。典型的な充電−放電曲線を図13に示す。約4.7Vでの電圧プラトーが観察され、放電容量は約132mAh/gであると計算された。
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4のサイクリング性能
室温での0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05
O4複合材のサイクリング性能を図14に示す。約96%の容量保持が300サイクルで観察され、非常に良好なサイクリング性能を示した。
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4の速度能力
0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.45Fe0.05O4複合材の速度能力を、様々な放電電流密度で試験し、放電曲線を図15aに示す。異なるCレートでの放電容量を、30mAh/gでの放電容量に正規化し、Cレートに対してプロットした(図15bを参照されたい)。10℃で放電した場合でさえも、この複合材は、約87%正規化容量をもたらすことができ、0.03Li2MnO3・0.97LiMn1.5Ni0.5O4(約80%)よりも良好な速度能力を示す。
脱リチウム化計算
下表1の列は、
A カソード複合材料の組成
B 実施例番号
C モル分率スピネル
D カソード実験の第1充電容量 mAh/g
E 式量スピネル構成要素 g/モル
F 式量層状構成要素 g/モル
G スピネル構成要素の重量分率
H スピネルからの容量への計算された寄与 mAh/g
I 層状の50%脱リチウム化を仮定する層状からの計算された寄与 mAh/g
J 層状構成要素の50%脱リチウム化を仮定する計算された容量 mAh/g
を示す。
期されるもの(列J)よりも低い、およびある場合にははるかに低いことを示す。
Claims (16)
- 次式IV:
x(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(1−x)(LiyMn2−zMzO4−d) IV
(式中:
xは、約0.005〜約0.08であり;
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料であって、
前記LiyMn2−zMzO4−d構成要素がスピネル構造を有し、前記Li2−wBw+vA1−vO3−e構成要素が層状構造を有する
複合材料。 - 次式III:
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0.9〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料を含む電気化学セル用の電極であって、
前記LiyMn2−zMzO4−d構成要素がスピネル構造を有し、前記Li2−wBw+vA1−vO3−e構成要素が層状構造を有し、
前記電極が、Li/Li+に対して4.8Vの電圧まで充電されるリチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−wA1−vBw+vO3−e)として表される前記複合材料の前記構成要素が、それによって(Li2−w−gA1−vBw+vO3−e−g/2)(式中、gは、約0.2未満である)として表されるように脱リチウム化を受ける
電極。 - 次式III:
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) I
II
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0.9〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料を含む電気化学セル用の電極であって、
前記LiyMn2−zMzO4−d構成要素がスピネル構造を有し、前記Li2−wBw+vA1−vO3−e構成要素が層状構造を有し、
前記電極が、
(a)yが0.2未満まで低下する程度に(LiyMn2−zMzO4−d)として表される前記複合材料の前記構成要素からLi+イオンを除去するのに十分な電圧で充電され;および
(b)次にLi/Li+参照電極に対して3.5Vの電圧まで10mA/複合材料1gの速度で放電される
リチウム金属アノードを有する電気化学セルにおいてカソードとして存在する場合に、(Li2−wA1−vBw+vO3−e)として表される前記複合材料の前記構成要素に起因する放電容量への寄与が約90mAh/g未満であるように電気化学セルの放電に関与する電極。 - 次式III:
(Li2−wA1−vBw+vO3−e)・(LiyMn2−zMzO4−d) III
(式中:
Aは、MnおよびTiからなる群の1つまたは両方のメンバーを含み;
Bは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Mg、Nb、Ni、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
eは、0〜約0.3であり;
vは、0〜約0.5であり;
wは、0〜約0.6であり;
Mは、Al、Ca、Co、Cr、Cu、Fe、Ga、Li、Mg、Mn、Nb、Ni、Si、Ti、V、Zn、ZrおよびYからなる群の1つ以上のメンバーを含み;
dは、0〜約0.5であり;
yは、0〜約1であり;
zは、約0.3〜約1である)
の構造で表される複合材料であって、
前記(Li2−wA1-vBw+vO3−e)構成要素が層状構造を有し、前記(LiyMn2−zMzO4−d)構成要素がスピネル構造を有し、
前記複合材料が、次の通り///////特徴づけられるX線回折パターンを有する
複合材料。 - xが、約0.005〜約0.08の範囲にある請求項1に記載の組成物。
- 前記LiyMn2−zMzO4−d構成要素が不規則陽イオンである請求項1に記載の組成物。
- Bが、Co、Cu、Fe、GaおよびNiならびに/またはからなる群の1つ以上のメンバーから選択される請求項1に記載の組成物。
- eが、0以上であり、なおかつ約0.3以下である請求項1に記載の組成物。
- vが、0以上であり、なおかつ約0.5以下である請求項1に記載の組成物。
- wが、0以上であり、なおかつ約0.6以下である請求項1に記載の組成物。
- Mが、Co、Fe、GaおよびNiならびに/またはからなる群の1つ以上のメンバーから選択される請求項1に記載の組成物。
- dが、0以上であり、なおかつ約0.5以下である請求項1に記載の組成物。
- yが、0以上であり、なおかつ約1以下である請求項1に記載の組成物。
- zが、約0.3以上であり、なおかつ約1以下である請求項1に記載の組成物。
- (a)ハウジングと;
(b)前記ハウジング中に配置され、および互いにイオン伝導性接触したアノードおよびカソードであって、前記カソードが請求項1に記載の複合材料を含む、アノードおよびカソートと;
(c)前記ハウジング中に配置され、および前記アノードと前記カソードとの間にイオン伝導性経路を提供する非水性電解質組成物と;
(d)前記アノードと前記カソードとの間の多孔質セパレータと
を含むリチウムイオン電池。 - 前記非水性電解質組成物が、少なくとも1つの電解質塩と少なくとも1つのフッ素化エーテル、フッ素化非環式カルボン酸エステル、フッ素化非環式カーボネート、またはフッ素化環状カーボネートとを含む請求項15に記載のリチウムイオン電池。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US13/837,378 | 2013-03-15 | ||
US13/837,378 US9391322B2 (en) | 2013-03-15 | 2013-03-15 | Cathode material and battery |
PCT/US2014/027976 WO2014143834A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-03-14 | High voltage lithium ion battery |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016518680A true JP2016518680A (ja) | 2016-06-23 |
JP2016518680A5 JP2016518680A5 (ja) | 2017-07-13 |
JP6496921B2 JP6496921B2 (ja) | 2019-04-10 |
Family
ID=51528454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016502672A Active JP6496921B2 (ja) | 2013-03-15 | 2014-03-14 | 高電圧リチウムイオン電池 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9391322B2 (ja) |
EP (1) | EP2973791A1 (ja) |
JP (1) | JP6496921B2 (ja) |
KR (1) | KR20150131031A (ja) |
CN (1) | CN105051947A (ja) |
CA (1) | CA2904136A1 (ja) |
WO (1) | WO2014143834A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015053252A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-03-19 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質 |
JP2019521494A (ja) * | 2016-07-15 | 2019-07-25 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | 非水電解質組成物 |
JP2022041999A (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-11 | 三星エスディアイ株式会社 | 全固体二次電池用正極層、それを含む全固体二次電池及びその製造方法 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI661600B (zh) * | 2013-07-15 | 2019-06-01 | 日商半導體能源研究所股份有限公司 | 鋰錳複合氧化物、二次電池以及電器設備 |
US10727465B2 (en) * | 2013-11-15 | 2020-07-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Nonaqueous secondary battery |
US10763491B2 (en) | 2014-04-01 | 2020-09-01 | The Research Foundation For The State University Of New York | Low-temperature synthesis process of making MgzMxOy, where M is Mn, V or Fe, for manufacture of electrode materials for group II cation-based batteries |
US9614229B2 (en) * | 2014-09-30 | 2017-04-04 | Maxpower, Inc. | Functionalized short chain fluorinated polyether based electrolytes for safe lithium batteries and the cells having the same |
JP6428192B2 (ja) | 2014-11-20 | 2018-11-28 | 戸田工業株式会社 | 非水電解質二次電池用正極活物質粒子粉末とその製造方法、および非水電解質二次電池 |
DE102015217745A1 (de) | 2015-09-16 | 2017-03-16 | Robert Bosch Gmbh | Aktivmaterial für eine positive Elektrode einer Batteriezelle, positive Elektrode und Batteriezelle |
CN106910642B (zh) * | 2015-12-22 | 2019-06-07 | 比亚迪股份有限公司 | 一种超级电容器及其制备方法 |
CN105826534A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-08-03 | 中国科学院金属研究所 | 一种有机聚合物硫/碳纳米管复合材料及其在锂硫电池中的应用 |
CN116053451A (zh) | 2016-07-05 | 2023-05-02 | 株式会社半导体能源研究所 | 锂离子二次电池 |
DE202017007622U1 (de) | 2016-10-12 | 2023-09-13 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Positivelektrodenaktivmaterialteilchen |
CN111682188A (zh) | 2017-05-12 | 2020-09-18 | 株式会社半导体能源研究所 | 正极活性物质粒子 |
CN111900358A (zh) | 2017-05-19 | 2020-11-06 | 株式会社半导体能源研究所 | 正极活性物质以及二次电池 |
CN110337744A (zh) | 2017-06-26 | 2019-10-15 | 株式会社半导体能源研究所 | 正极活性物质的制造方法及二次电池 |
JP2021510451A (ja) * | 2018-01-12 | 2021-04-22 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | リチウムビス(フルオロスルホニル)イミドを含有する非水系電解質組成物 |
US20240079580A1 (en) * | 2021-09-05 | 2024-03-07 | Worcester Polytechnic Institute | Mixed cathode upcycling |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008511960A (ja) * | 2004-09-03 | 2008-04-17 | ユーシカゴ・アーゴン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | リチウム電池用のマンガン酸化物複合電極 |
JP2008091341A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Samsung Sdi Co Ltd | カソード活物質及びこれを採用したリチウム電池 |
JP2012209245A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
JP2013045590A (ja) * | 2011-08-23 | 2013-03-04 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 非水電解質二次電池の充電方法及び非水電解質二次電池 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3606289B2 (ja) | 1995-04-26 | 2005-01-05 | 日本電池株式会社 | リチウム電池用正極活物質およびその製造法 |
US6869547B2 (en) | 1996-12-09 | 2005-03-22 | Valence Technology, Inc. | Stabilized electrochemical cell active material |
JPH10172571A (ja) | 1996-12-16 | 1998-06-26 | Aichi Steel Works Ltd | リチウム二次電池及びその正極活物質の製造方法 |
EP0979815A1 (de) | 1998-08-11 | 2000-02-16 | Lonza A.G. | Ungesättigte Oligophenolcyanate |
JP2002124258A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Toda Kogyo Corp | マンガン酸リチウム粒子粉末及びその製造法 |
US6964828B2 (en) | 2001-04-27 | 2005-11-15 | 3M Innovative Properties Company | Cathode compositions for lithium-ion batteries |
EP1425810A2 (en) | 2001-08-07 | 2004-06-09 | 3M Innovative Properties Company | Improved cathode compositions for lithium ion batteries |
US7635536B2 (en) | 2004-09-03 | 2009-12-22 | Uchicago Argonne, Llc | Manganese oxide composite electrodes for lithium batteries |
US10665892B2 (en) * | 2007-01-10 | 2020-05-26 | Eocell Limited | Lithium batteries with nano-composite positive electrode material |
US20120321940A1 (en) * | 2010-03-26 | 2012-12-20 | Daisuke Kawasaki | Nonaqueous electrolyte secondary battery |
PL2751865T3 (pl) * | 2011-09-02 | 2018-10-31 | Solvay Sa | Akumulator litowo-jonowy |
JP5849542B2 (ja) | 2011-09-05 | 2016-01-27 | 株式会社Ihi | 連続加熱炉 |
-
2013
- 2013-03-15 US US13/837,378 patent/US9391322B2/en active Active - Reinstated
-
2014
- 2014-03-14 JP JP2016502672A patent/JP6496921B2/ja active Active
- 2014-03-14 CN CN201480016049.4A patent/CN105051947A/zh active Pending
- 2014-03-14 CA CA2904136A patent/CA2904136A1/en not_active Abandoned
- 2014-03-14 EP EP14764578.2A patent/EP2973791A1/en not_active Withdrawn
- 2014-03-14 WO PCT/US2014/027976 patent/WO2014143834A1/en active Application Filing
- 2014-03-14 KR KR1020157024752A patent/KR20150131031A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008511960A (ja) * | 2004-09-03 | 2008-04-17 | ユーシカゴ・アーゴン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | リチウム電池用のマンガン酸化物複合電極 |
JP2008091341A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Samsung Sdi Co Ltd | カソード活物質及びこれを採用したリチウム電池 |
JP2012209245A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
JP2013045590A (ja) * | 2011-08-23 | 2013-03-04 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 非水電解質二次電池の充電方法及び非水電解質二次電池 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015053252A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-03-19 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質 |
JP2019521494A (ja) * | 2016-07-15 | 2019-07-25 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | 非水電解質組成物 |
JP7005587B2 (ja) | 2016-07-15 | 2022-01-21 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | 非水電解質組成物 |
JP2022041999A (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-11 | 三星エスディアイ株式会社 | 全固体二次電池用正極層、それを含む全固体二次電池及びその製造方法 |
JP7284227B2 (ja) | 2020-08-31 | 2023-05-30 | 三星エスディアイ株式会社 | 全固体二次電池用正極層、それを含む全固体二次電池及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9391322B2 (en) | 2016-07-12 |
CN105051947A (zh) | 2015-11-11 |
WO2014143834A1 (en) | 2014-09-18 |
JP6496921B2 (ja) | 2019-04-10 |
US20140272555A1 (en) | 2014-09-18 |
CA2904136A1 (en) | 2014-09-18 |
EP2973791A1 (en) | 2016-01-20 |
KR20150131031A (ko) | 2015-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6496921B2 (ja) | 高電圧リチウムイオン電池 | |
US9979050B2 (en) | Fluorinated electrolyte compositions | |
KR101938921B1 (ko) | 리튬 이온 배터리 | |
JP6183472B2 (ja) | 非水電解質二次電池およびその組電池 | |
US10141565B2 (en) | Non-aqueous electrolyte secondary battery comprising surface-coated positive electrode material | |
JP2010062113A (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
CN105895905B (zh) | 电池正极材料和锂离子电池 | |
JP2015118742A (ja) | 非水電解質二次電池 | |
JP6477152B2 (ja) | 正極材料,非水電解質二次電池用正極及び非水電解質二次電池 | |
WO2013084840A1 (ja) | 非水電解質二次電池及びそれを用いた組電池 | |
JP6406049B2 (ja) | 正極材料,非水電解質二次電池用正極及び非水電解質二次電池 | |
JP2017204334A (ja) | 電極の製造方法、ならびに非水電解質二次電池および蓄電ユニット | |
US20160043394A1 (en) | Cathode synthesized by flux method and battery comprising same | |
JP4319663B2 (ja) | マンガン酸リチウム、リチウム二次電池正極副活物質、リチウム二次電池正極活物質及びリチウム二次電池 | |
JP2015049967A (ja) | 非水電解質二次電池およびその組電池 | |
JP2014072062A (ja) | 非水電解質二次電池及び組電池 | |
JP2014086382A (ja) | 非水電解質二次電池の製造方法及びそれにより製造された電池 | |
JP2016192310A (ja) | 正極材料,非水電解質二次電池用正極及び非水電解質二次電池 | |
JP2016157525A (ja) | 第一級及び/または第二級アミン化合物を含む非水電解質を有する非水電解質二次電池 | |
JP2014067610A (ja) | 非水電解質二次電池の製造方法及び製造された電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170313 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170314 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170314 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180313 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180824 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6496921 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |