JP2016515683A

JP2016515683A - 遮蔽流体トラブルを改善した低ノイズギアポンプまたはモーター

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Publication number: JP2016515683A
Application number: JP2016508866A
Authority: JP
Inventors: ナグボクリム
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Current assignee: Individual
Priority date: 2013-04-17
Filing date: 2014-04-16
Publication date: 2016-05-30
Anticipated expiration: 2034-04-16
Also published as: WO2014171567A1; CN105164418A; US20160108733A1; JP6414996B2; EP2986854B1; WO2014171744A8; WO2014171744A1; KR20160038879A; EP2986854A1; EP2986854A4; KR101724985B1; US9945230B2; CN105164418B

Abstract

一つのペアの外接ギアを噛み合って用いられる流体移送装置は、往復作動する部品がなくて少ない回転振動で流体移送ができるが、遮蔽現象により高いノイズと、ギアの製造工程でまだ許容される望ましくない大きいバックラッシュにより起こる歯面反動接触は電機自動車または室内などの静かな環境を必要とする産業分野では適用が制限されてきた。したがって、一つのボディとお互いに向かい合う側壁らに設けられる一つのギアチャンバの内に導入チャンバから導出チャンバに流体を移送するように回転されるよう噛み合う一つの駆動ギアと一つの従動ギア；上記の噛み合うギアらの流体漏洩抑制型隙間を有するバックラッシュ；少なくとも一つの上記の側壁の内部の一つのところに設けられた閉じられたチャンバ；上記の一側壁面に設けられて上記の閉じられたチャンバまで延長される一つの疎通管路を有する一つの開口部；そして、中心部が窪んでいる一つのペアの弾性円盤がお互いに向かい合って内部にガスを満たして密封された少なくとも一つの弾性円盤カプセルが上記の閉じられたチャンバの内に収容され構成されて、その占有体積がそこの流体の圧力によって弾性的に変化して頂隙の遮蔽期間の間に頂隙から押し出された流体を吸収したり押し戻すことができるようになるようになり、これによって上記の頂隙に遮蔽された流体は漏洩抑制型バックラッシュにより隔離されて内側にも外側に圧力伝達が抑制され、遮蔽期間の間のその体積の変化が上記の弾性円盤カプセルの圧縮や膨張により補償されることによって、圧力脈動と気泡の生成を抑制して、歯面反動接触を除去して、低ノイズ、低振動と高効率のギアポンプまたはモーターまたは冷凍圧縮機の確保を達成する。【代表図】図９

Description

関連出願

この出願は、２０１３年４月１７日に出願されたＰＣＴ出願番号第ＰＣＴ／ＫＲ２０１３／００３２２６号の利益を主張し、該当ＰＣＴ出願を援用するものである。

本発明は一般的には外接する一つのペアのギアが噛み合って構成される流体移送装置に関するものである。より具体的には一つのギアチャンバに外接する一つのペアのギアが回転できるように構成されたギアポンプまたはモーター、または冷凍圧縮機に関するものである。

一つの外接ギアを噛み合って用いられる流体移送装置は、回転体に往復作動する部品がない特別な構造なので回転振動が少なく、経済的な単純な構成でも高い出力密度を有していて、ポンプまたはモーターなどの様々な産業分野で適用される。しかし、前述したメリットにも関わらず、ギアの噛み合いにより発生される高いノイズと気泡の発生によって、ギアポンプ、モーター、または冷凍圧縮機などが電気自動車または実内の使用などの静かな環境での適用や大流量の移送用の適用は制限された。

従来の技術の流体移送装置が正常に作動されれば、噛み合うギアは歯の根部の曲面と噛み合う歯の先端との間でそれぞれの頂隙が形成されて、ギア噛み合い点が作用線に沿って移動することによって頂隙も移動して、ギア回転軸中心線を含む理論平面に到達するまで、その体積が縮小されて、そこから再び膨張されるが、縮小工程では瞬間突出高圧が発生されて、膨張工程では気泡が生成されながら遮蔽現象で知られている激甚なノイズとキャビテーションを起すようになる。

前述した遮蔽現象による問題点はギアが回転する間、体積が変化する頂隙の内に非圧縮性流体が遮蔽されて発生して、その中で発生する圧力の変化は頂隙の周辺にある隙間、つまり、ギアバックラッシュやギアの側端面を介して流体が漏れ出たり漏れ入ってきたり、あるいは圧力の伝達されて導入チャンバや導出チャンバの間に、必然的に相互作用をすることにしながら、遮蔽された頂隙だけではなく高圧チャンバでもやはり圧力が上昇されて高い頻度の圧力パルスを生じさせていることが知られている。

前述した遮蔽現象による問題点に加えて、従来の技術でのバックラッシュは、柔らかいギア噛み合いになるようにする余裕の幅が設けられており、まだそのサイズが相当に大きくて、負荷チャンバ側と遮蔽された頂隙の間の圧力がお互いに伝達されるには十分で、噛み合うギアの接触点が減縮遮蔽頂隙と膨張遮蔽頂隙の間にある際には圧力上昇をお互いに増大させて負荷チャンバの圧力を超えることになる。減縮遮蔽頂隙で発生されるこの圧力は、ある一つのギアポンプやギア冷凍圧縮機では図９にで４８で表示されて、ある一つのギアモーターでは図１２にで５０で表示されたように、遮蔽頂隙に露出された歯面をお互いに対抗して押し出して、バックラッシュを有する噛み合う歯面は分離が許容されて隙間が広がって、この噛み合った後広がったこの隙間を介して減縮遮蔽領域にある流体が抜けてくると、隣接する膨張工程の遮蔽頂隙に入りながら高圧は解消される。頂隙の内の圧力が解消された従動ギア再び負荷側の圧力によって前方に回転させる力を受けるようになってまた噛み合って、ポンプまたは冷凍圧縮機での図９の４７やギアモーターでの図１２の４９でみせるもののように、従動ギア側に形成されるすべての遮蔽頂隙に対しては駆動ギアのそれぞれの噛み合い面に反動接触を起しながら、激甚なノイズと高頻度の振動を誘発する。バックラッシュを密封することは遮蔽頂隙での圧力だけではなく歯面反動接触を抑制するために必要である。

前述した問題点を解決するための従来技術の一つの試みは、適当なサイズの容積を有する瞬間突出高圧チャンバをポンプの内部またはポンプの外部に構成して減縮遮蔽領域において、上記のチャンバに至る第１管路を構成して遮蔽された高圧圧力を吸収した後、圧縮された流体を再び導入側に供給する第２管路を構成するものであって、しかし、剛性を有する密閉容器の内の流体は非圧縮性により圧力緩衝されていない。

前述した問題点を解決するための従来の技術の他の試みは、遮蔽された流体を疎通通路を介して低い圧力側に排出するために、遮蔽領域の圧縮流体の圧力と導出チャンバとの圧力差により往復動するプランジャーを設けたものであって、ここではプランジャーの往復運動が高圧側にまた別の脈動を誘発して相変わらず高いノイズとして現れる。

前述した問題点を解決するための従来技術のまた他の試みは、側板面の表面上の溝に発砲ゴムなどの弾性体を設けて、その弾性体の一方の面がギアの遮蔽領域に接するようにして押し出された流体が弾性体に吸収されるようにしたものであり、遮蔽を始まる初期には溝に入っている弾性体に接する遮蔽領域と吐出チャンバの間さらに大きな圧力差によって、側壁とギア側面の間の隙間を通過する吐出チャンバからの漏洩流体によって十分な緩衝が妨害されて、また高圧チャンバの圧力低下により高い頻度の圧力脈動は高ノイズとして表れる。

前述した問題点を解決するための従来技術のまた他の試みは、遮蔽領域と導入チャンバまたは導出チャンバのいずれかの一つと通路を介して連通されるようにして、遮蔽領域の圧力を減圧するようにしたもので、高圧チャンバの瞬間圧力降下、遮蔽領域での流体の流入と体積効率の低下が現れて、または減縮された体積が高圧チャンバに直接伝達されることにしても、より強くなった圧力脈動が現れる。

本発明の目的は前述した問題点を解決するための手段を有する低ノイズギアポンプやモーター、またはギア冷凍圧縮機を提供することにある。

したがって、本発明は遮蔽された流体が高圧チャンバから密封されるようにしながら、遮蔽された頂隙の体積の変化を補償する手段と、また歯面反動接触を防止する手段を設けるために、
噛み合うギアの流体漏洩抑制型の一つのバックラッシュ；
側壁の中に少なくとも一つの壁面の中間部位に設けられた一つの補償チャンバ；
内部に圧縮可能なガスを有していて、減縮される遮蔽頂隙の始まり瞬間の遮蔽頂隙の密封圧力を耐えながら減縮される流体が吸収される空間を予備可能な強度を保有する、一つの補償チャンバの内部に設けられた少なくとも一つの弾性円盤カプセル；そして、補償チャンバから側壁の一つの表面部位に設けられた開口部まで連結された一つの単一通路が設けられて、その開口部は遮蔽頂隙が減縮を始まる瞬間にはギアの側面により閉じられているが、すぐに減縮頂隙に開かれる直前になって、ギアの回転がもう少し行われれば、その開口部は減縮から膨張までの二つの区間の間に経て遮蔽頂隙に順次に開放されるように構成される。

このようにして、噛み合うギアの遮蔽された頂隙が減縮を始まる瞬間には、漏洩抑制型バックラッシュと閉じられた開口部によって遮蔽頂隙の内側にも外側に密封されて、これは負荷チャンバと補償チャンバの間に圧力緩衝領域を形成して、高圧チャンバから遮蔽頂隙を経由して補償チャンバまで伝達される圧力によって、弾性円盤カプセルが圧着されることが保護されて、それでまた負荷チャンバで瞬間圧力降下が防止される。ギアの回転がもう少し進められれば、減縮される遮蔽頂隙は補償チャンバと疎通され始めて遮蔽された流体の過剰体積は極めて高い振動数のトラップサイクルに対応して弾性円盤カプセルの減少体積により吸収されて、ここでは弾性円盤カプセルの変形強度に伴う補償チャンバの運転圧力は事前設定ができることによって、瞬間突出高圧や歯面接触離脱が防止されて、歯面反動接触がなくなる。再びギアの回転がもう少し進められば、ギアの支持軸を含む理論平面上では遮蔽頂隙体積は最小になって、ここからは遮蔽頂隙の体積が増加して真空圧力が形成されて、弾性円盤カプセルと膨張される遮蔽頂隙との圧力の差によって補償チャンバで押し出された流体は疎通管路を通じて、その増加された遮蔽体積を満たして、気泡の発生が抑制される。

このようにして、噛み合うギアの頂隙に遮蔽された体積の変化は弾性円盤カプセルにより望ましくない吐出チャンバの高圧流体の損失なしに補償が行われて、圧力脈動、キャビテーション、歯面反動接触を抑制することができて、低ノイズ、低振動及び高効率のギアポンプやモーターまたはギア冷凍圧縮機を具現する。

本発明の新規特徴は、その構成や動作方法が、その目標とそれらの有益とともに、発明を実施するために以下の特定の実施例の詳細な説明と添付された図面を連関して考察することによって明らかになるのであろう。

図１は、本発明による疎通管路を有する補償チャンバ内に含まれる複数の弾性カプセルを備えて支持ブロックを有する一つのギアポンプまたはモーター、またはギア冷凍圧縮機の断面図である。

図２は、図１の断面線Ｉ−Ｉに沿って取られた本発明による一つのギアポンプまたはモーター、またはギア冷凍圧縮機の横断面の拡大図である。

図３は、本発明による疎通管路を有する補償チャンバ内に含まれる複数の弾性カプセルを備えて摩耗平板を有する一つのギアポンプまたはモーター、またはギア冷凍圧縮機の断面図である。

図４は、本発明による疎通管路を有する補償チャンバ内に含まれる複数の弾性カプセルを備えて両端板の側壁を有する一つのギアポンプまたはモーター、またはギア冷凍圧縮機の断面図である。

図５は、本発明による補償チャンバ（未表示）と連結された管路の開口部を表示する本発明による支持ブロックまたは側壁の部分拡大図である。

図６は、本発明による疎通管路を有する補償チャンバ内に含まれる複数の弾性円盤カプセルを備えて図５の断面線II−IIに沿って取られた支持ブロックまたは側壁の横断面図である。

図７は、本発明による弾性円盤カプセルの上面図である。

図８は、図６の断面線III−IIIに沿って取られた本発明による弾性カプセルの断面図である。

図９は、作用線に沿って減縮頂隙と膨張頂隙の間に一つの点で歯面噛み合いが行われながら、管路の開口部が減縮頂隙が遮蔽を始まる瞬間に上記のギアの側面により閉じられているが、すぐに減縮頂隙に開かれる直前になる状態とその中に従動ギアに作用する圧力分布を表示する、図１の断面前Ｉ−Ｉに沿って取られた、本発明による一つのポンプまたはギア冷凍圧縮機の一側壁面の部分拡大図である。

図１０は、減縮遮蔽を終えて膨張遮蔽を始まる瞬間に管路の開口部と遮蔽頂隙との相関位置を表示する、本発明による一つのポンプまたはギア冷凍圧縮機の図１の断面線Ｉ−Ｉに沿って取られた、一側壁面の部分拡大図である。

図１１は、減縮遮蔽を終えて、二つのギアの接触点で次の減縮遮蔽を始まる瞬間の管路の開口部と遮蔽頂隙との相関位置を表示する、本発明による一つのポンプまたはギア冷凍圧縮機の図１の断面線Ｉ−Ｉに沿って取られた、一側壁面の部分拡大図である。

図１２は、作用線に沿って減縮頂隙と膨張頂隙の間の一つの点で歯面噛み合いが行われながら、本発明による管路の開口部が減縮頂隙が遮蔽を始まる瞬間にギア側面により閉じられているが、すぐ減縮頂隙に開かれる直前になる状態とそのなかに従動ギアに作用する圧力分布を表示する、図１の断面線Ｉ−Ｉに沿って取られた、一つのモーターの側壁面の部分拡大図である。

図１３は、減縮遮蔽を終えて膨張遮蔽を始まる瞬間に管路の開口部と遮蔽頂隙との相関位置を表示する、図１の断面線Ｉ−Ｉに沿って取られた本発明による一つのモーターの側壁面の部分拡大図である。

図１４は、膨張遮蔽を終えて、二つのギアの接触点で次の減縮遮蔽を始まる瞬間の管路の開口部と遮蔽頂隙との相関位置を表示する、本発明による一つのモーターの図１の断面線Ｉ−Ｉに沿って取られた、一側壁面の部分拡大図である。

本発明によるギアポンプやモーター、または冷凍圧縮機の具体的な一つの実施例をまず添付された図１と図２を参考にして詳細に説明する。そこで、中央ハウジング１がピーナッツ形状の断面を有する交差する二つの孔をギアチャンバとして設ける。支持軸９、１０、１１及び１２を有する噛み合う一つのペアの外接ギア４及び５がギアチャンバに収容されて、対向するベアリングブロック６と７によってその先端が詰まっている。容器の蓋である２と３は、実施例で示すように、そこにネジ釘で固定される。ギアの支持軸９、１０、１１及び１２はベアリングブロック６と７に出た支持孔１３、１４、１５、及び１６に回転するように支持される。軸９はベアリングブロック６を通って蓋２の外側に延長されて、原動機（例示されていない）と連結されてギア４を駆動ギアにしてギア５を従動ギアにして回転される。

ギア熱処理によって望ましくない寸法の変形を矯正するために歯面研磨などの精密加工手段を用いて噛み合うギア４と５の漏洩抑制型バックラッシュ８が小さな隙間に設けられて、これは遮蔽領域に露出されて噛み合わない歯面が相手の歯面の上を滑るようにして遮蔽領域が密封可能にする。複数のオイルシール１７が中央ハウジング１と容器の蓋２及び３の間に設けられる。ギアの回転方向が、ポンプや圧縮機に対しては図９から図１１で、または、モーターに対しては図１２から図１４に表示された矢印の方向である際に、導入チャンバ２０と導出チャンバ２１が噛み合うギアのお互いの向かい側に形成されて設けられている。チャンバ２０、２１はそれぞれの導入孔２２と導出孔２３により油圧部品との配管になるように設けられる。

図５から図６に示すように限界線２６、２７を有する、いわゆる逃避口２４，２５が側壁またはベアリングブロック６，７に減縮または膨張遮蔽領域を最小サイズにするトラップ体積になるように設けられる。図４に示すように、詰まった孔３０が、補償チャンバとして作用しながら、ベアリングブロック６、７のそれぞれの中間部位に設けられて、そこから管路２９が側壁上の開口部２８まで延長される。ここで、図９、図１２に示すように、減縮頂隙３３、３６が流体を内部に遮蔽することを始まるその瞬間にはギア４０、４３の側面によって開口部２８は開放される直前となる状態で閉じられる位置にあるようになり、ギアがそこからもう少し回ると、開口部２８はまた残余減縮工程または膨張工程の間、補償チャンバ３０が遮蔽のこの先端隙間３３、３６と疎通されるところに位置する。

複数個の弾性円盤カプセル３２が補償チャンバに拘束せずに設けられて、それぞれの弾性円盤カプセル３２は一つのペアの窪んでいる円盤が空気や圧縮されるガスを内部に密封して校正されて、表面は遮蔽頂隙の事前設定された圧力により弾性変形されて、そしてそれぞれの弾性円盤カプセルの変形の合計は高圧チャンバ内の瞬間圧力降下なしに減縮頂隙の遮蔽流体の減少体積を吸収したり、極めて高い頻度数を有する補償チャンバの圧力変化に迅速な反応をしながら補償チャンバの流体を膨張頂隙に押し出す。

ここからは、本発明の望ましい実施例に従う、一つのポンプまたは作用がポンプと類似するギア冷凍圧縮機、もしくは一つのモーターの運転について説明が行われる。

一つのポンプや冷凍圧縮機の軸９が原動機によって回転されば、図９にしめす矢印により表示された方向にそのポンプや冷凍圧縮機の噛み合うギア４と５が回転されて、導入口２２を介して導入チャンバ２０に誘導された流体はそれぞれギアの歯の間の空間に満たされた流体が移動されながら導出チャンバ２１に移送される。しかし、モーターについては、導入口２２を経由して導入チャンバ２０に供給された高圧流体によりモーターの軸９が回転されて、噛み合うギア４と５は図１２に示すように矢印で表示された方向に回転されて、それぞれのギアの歯の間の空間に満たされた流体が移動しながら導出チャンバ２１に移送される。導入口と導出口は噛み合うギアによって分離される。

ギアが噛み合う作用線３９に沿って噛み合って回ると駆動ギアと従動ギアのそれぞれの歯の根の曲線と歯の先端の間で頂隙が形成されて、図９から図１１に示す一つのポンプや冷凍圧縮機の頂隙３３または３５のように、そしてまた図１２から図１４に示す一つのモーターの頂隙が３６または３８のように、それらがギア軸が含まれる理論平面に到達するまでその縮小して、その以降は膨張する。

図９または図１２に示すように、減縮頂隙と膨張頂隙の間に作用線に沿ってただ一つの歯面接触点が形成されている場合に、減縮頂隙３３、３６は逃避口２４の境界線２６を経ながら遮蔽されて初期瞬間には、本発明に従う漏洩抑制型バックラッシュウによって遮蔽頂隙３３、３６と導出チャンバ２１の間の圧力伝達が遮断されて、開口部２８はギア歯４０、４３の側面によって閉じられているが、ギアがもう少し回るとすぐ開けるように予備されていて、導出チャンバ２１と補償チャンバ３０の間に圧力緩衝地域を形成する。そのようにして、頂隙が遮蔽され始まる転換期に遮蔽された流体は一時的に隔離されて、内側に圧力伝達が抑制されて、また弾性円盤カプセル３２の剛性により導出チャンバ内に瞬間圧力降下を予防する遮蔽頂隙３３、３６と補償チャンバ３０の間の圧力均衡が維持される。

図１０、図１３に示すように、ギアがもう少し回転すると、遮蔽頂隙３３、３６の周りに繋がっている密封の面積はさらに厚くなって導出チャンバ２１が密封されて、開口部２８は漸進的に遮蔽頂隙３３、３６に開放されるようになる。このようにして、その中にある減縮される流体体積は管路２９を通過して補償チャンバ３０に移送されて弾性円盤カプセルの強度を選別して調節された設定圧力を超過しないながら弾性円盤カプセル３２によって吸収されるようにして、遮蔽頂隙に瞬間高圧と歯面反動接触の発生を抑制する。

図１０、図１３に示すように遮蔽頂隙３３、３６の図心がギアの支持軸の中心線を含む理論平面１８に接近すると、その体積は最小体積になって、その後は膨張され始めて内部に瞬間圧力降下が生じる。弾性円盤カプセル３２と膨張頂隙３３、３６の間の圧力の差は膨張頂隙を満たすためにその期間の間に開放される開口部２８と管路２９を通過して補償チャンバ３０の流体を膨張頂隙に押し出して、気泡の発生を起す真空圧力を抑制してまた弾性円盤カプセルが次のサイクルで圧縮されるように予備するための空間を回復する。ギアがもう少し回転すれば、図１１、図１４に示すように、膨張頂隙３３、３６は吸入チャンバと疎通し始めて、開口部２８はギア４１、４４で閉じられるようになる。同時に後に従う一つの頂隙３５、３８が相手のギアの歯の根部位で遮蔽が始まれて、作用線上に二つの接触点を有して減縮頂隙３５、３８と膨張頂隙３３、３６の間でバックラッシュを形成する一つのペアの頂隙が形成されて、中心線１９に対して開口部２８とお互いに対称する反対側の側壁上の開口部２８’と連関されて遮蔽頂隙の新しいサイクルが始まれる。このようにして、遮蔽現状による圧力脈動及び気泡発生、そして歯面反動接触などの問題点が抑制されて、低ノイズ、高効率のギアポンプやモーター、または冷凍圧縮機の確保を達成する。

上記で説明した要素はそれぞれの一つ、または二つ、もしくはそれ以上が一緒に集めたものは、上で説明した形態と他のギアポンプ、またはモーター、もしくは冷凍圧縮機と他の形式で有用に応用できるだろう。本発明で特定な実施例が例示されて説明されたが、本技術分野での技術があるものが本発明の思想を逸脱しないいくつかの補完や修正が可能であることは明確であるだろう。したがって、本発明の思想や範囲内に適合される上記の補完や修正は、添付した請求項目の範囲にあることが理解されるだろう。

Claims

一つのボディとお互いに向かい合う側壁に設けられる一つのギアチャンバの内に導入チャンバから導出チャンバに流体を移送するように回転されるよう噛み合う一つの駆動ギアと一つの従動ギア；上記の噛み合うギアの流体漏洩抑制型隙間を有するバックラッシュ；少なくとも一つの上記の側壁の内部の一つのところに設けられた閉じられたチャンバ；上記の一側壁面に設けられて上記の閉じられたチャンバまで延長される一つの疎通管路を有する一つの開口部；そして、中心部が窪んでいる一つのペアの弾性円盤がお互いに向かい合って内部にガスを満たして密封された少なくとも一つの弾性円盤カプセルが上記の閉じられたチャンバの内に収容され構成されて、その占有体積がそこの流体の圧力によって弾性的に変化して頂隙の遮蔽期間の間に頂隙から押し出された流体を吸収したり押し戻すことができるようになるようになり、これによって上記の頂隙に遮蔽された流体は漏洩抑制型バックラッシュにより隔離されて内側にも外側に圧力伝達が抑制され、遮蔽期間の間のその体積の変化が上記の弾性円盤カプセルの圧縮や膨張により補償されることによって、圧力脈動と気泡の生成を抑制して、歯面反動接触を除去されるように設けられた、一つのギアポンプまたはモーター、またはギア冷凍圧縮機。
一つのボディとお互いに向かい合う側壁に設けられる一つのギアチャンバの内に導入チャンバから導出チャンバに流体を移送するように回転されるよう噛み合う一つの駆動ギアと一つの従動ギア；上記の噛み合うギアの流体漏洩抑制型隙間を有するバックラッシュが構成されて、かくして、減縮遮蔽頂隙での瞬間突出高圧により発生する歯面噛み合い離脱期間の間に、上記の噛み合うギアの歯面の間に広がる距離は流体漏洩抑制バックラッシュまでに制約されるように設けられて歯面離脱後の歯面反動接触が減少されて、歯面反動ノイズが抑制されるように設けられた、一つのギアポンプまたはモーター、またはギア冷凍圧縮機。
減縮頂隙の遮蔽が始まれる瞬間には疎通管路を有する一つの開口部は上記のギアの側面により遮蔽頂隙に対して開放のすぐ直前の状態に閉じられているように位置して、上記の遮蔽頂隙から補償チャンバに向かう流体の流入が遮断されるようにして、ギアが回転すれば、残りの残余遮蔽区間の間には開くように設けられて弾性円盤カプセルによって遮蔽流体を吸収するようにして、また順番に膨張する区間の間には補償チャンバから膨張遮蔽頂隙まで流体を押し出すようにして、こうして補償チャンバに行く望ましくない漏油が防止されることなく補償が行われるように設けられた、請求項１の記載の一つのギアポンプまたはモーター、またはギア冷凍圧縮機。
弾性円盤カプセルがそれぞれの振動が独立的にお互いに防振されるよう複数個で設けられて、それぞれの弾性円盤カプセルの弾性変形が前述した遮蔽頂隙の体積変化を小さな部分に分けて分担して頂隙の遮蔽サイクルの極めて高い頻度で応答することができるように設けられた、請求項１の記載の一つのギアポンプまたはモーター、またはギア冷凍圧縮機。
上記の側壁の表面上に上記の管路の一つの開口部が上記のギア軸の中心の横中心線に対してお互いに対称されるように向かい合う壁にそれぞれ設けられて、ギアが回転する間、上記の駆動ギアと上記の従動ギアの側に形成された上記のそれぞれの遮蔽頂隙が上記の補償チャンバとお互いに疎通されるように設けられた、請求項１の記載の一つのギアポンプまたはモーター、またはギア冷凍圧縮機。