JP2016513132A - エステル交換による2−プロピルヘプチルアクリレートを製造するための方法 - Google Patents

エステル交換による2−プロピルヘプチルアクリレートを製造するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明はエステル交換による方法、好ましは半連続法に従う、高収率で極めて高純度の2−プロピルヘプチルアクリレートの工業的な製造に関する。本発明による方法はエステル交換反応触媒として、2−プロピルヘプタノール中に溶解したエチルチタネートまたは2−プロピルヘプチルチタネートを使用し、一つの蒸留塔と薄膜型蒸発器を含む精製ラインを用いる。

Description

本発明は、半連続エステル交換方法に従う2−プロピルヘプチルアクリレートの製造に関する。
軽質アルキルアクリレート(軽質アクリレートとして知られている)と重質アルコールとの間のエステル交換反応を行うことによってアクリル酸エステルを製造することが知られている。
この反応は式(I):
Figure 2016513132
に従う、軽質アルコールの生成を伴う平衡触媒反応である。
重質アクリル酸エステルの生成の方向に該平衡をシフトさせるために反応中に生成した軽質アルコールを除去することが必要である。
この反応は一般的に不純物を生成する副反応を伴い、様々な分野の用途に使用することができるポリマーを製造するためのモノマーとしての最終的な使用に関する技術的要件を満たす、高純度のアクリル酸エステルを得る目的のために不純物を除去することが必要である。
さらに、明白な経済的理由により、粗反応混合物中に存在する経済的価値のある生成物、とりわけ未反応の反応物と触媒は、工程中でできる限り再利用される。
これらの目的により、蒸留、抽出および/または沈殿による分離の組合せを含む分離/精製工程が通常実施されるが、この工程はとりわけ共沸混合物の存在の結果として、同時に実施するには比較的複雑であり、またエネルギー的に費用がかさむ。
本出願人は、より具体的には、軽質アクリレートと2−プロピルヘプタノール(2−PHとして知られている)からの、2−プロピルヘプチルアクリレート(分岐鎖C10を有するアルキルアクリレート)の合成に関心があり、このモノマーはコーティング剤、塗料、インクおよび粘着剤の分野において好都合な性質を示すことが可能である。
文献JP05−070403によれば、2−プロピルヘプチルアクリレートはアクリル酸の直接エステル化により、または当業者に周知の方法に従い、触媒としてパラートルエンスルホン酸および重合防止剤の存在下、軽質アクリレート、例えばメチルアクリレートと、2−プロピルヘプタノールとのエステル交換によって得ることができる。生成したメタノールは連続的に留去され、得られた反応生成物の精製のため、その後反応物は減圧蒸留される。文献JP05−070403には、実施される精製段階もしくはその使用の目的のためのモノマーに期待される純度のレベルが明確に言及されていない。
−C12アルキルアルキレートを製造するための様々なエステル交換方法がすでに先行技術に記載されてきた。
例えば、文献US7268251では、エステル交換からの反応搬出分は以下の方法で処理されることが記載されている。
・まず、所望のアクリル酸エステルの大部分をすべて分離し、次いで蒸留により使用した触媒から単離する(触媒の分離)または
・使用した触媒をまず蒸留によりすべて単離し(触媒の分離)、次いでアクリル酸エステルの大部分を分離し、および
・次いで、所望のアクリル酸エステルよりも低沸点の化合物を蒸留により得られた混合物から分離し(低沸点物質の分離)、次いでアクリル酸エステルを蒸留する(純粋な状態への精製)。
この方法には、触媒、一般的にはチタンアルコキシドを分離するために蒸発器を含め、少なくとも4つの蒸留塔または精留塔の使用が求められる。
文献US7268251に記載された方法は、アルキルアクリレートと出発物質のアクリレートのアルキル鎖に対して少なくとも一つの炭素を超える鎖長を示すアルコールとのエステル交換によるアルキルアルキレートの製造に関するものであるが、この方法は2つの反応器のカスケードにおいてジメチルアミノエタノールとメチルアクリレートもしくはエチルアクリレートとからのジメチルアミノエチルアクリレートの製造のみが説明されている。
文献US7268251に記載された方法では、高純度の生成物で且つ満足できる生産性を得るために、一連の4つの蒸留/精留成分の操作条件を最適化する結果として、工業的スケールで実施することが複雑であることが判っている。
文献US6977310には、エステル交換反応触媒としてテトラアルキルチタネートの存在下、メチル(メタ)アルキレートとC−C12アルコールとからの(メタ)アクリル酸アルキルエステルの連続的な製造方法が記載されている。この方法は反応混合物を減圧蒸留に供し、易揮発性化合物(未反応の反応物)を分離し、次いで生成したエステル、触媒、重合防止剤および高沸点副生成物を含むカラム下部に存在する生じた留分を減圧蒸留の段階に送ることからなる。この減圧蒸留の段階は、生成したエステル中の高沸点生成物の完璧な留去のため、とりわけ、蒸留塔に連結した薄膜型蒸発器を含む。生成したエステルは高純度で上部において回収される。
ブチルメタクリレートまたはイソブチルメタクリレートの製造でのみ説明されているこの方法によれば、所望のメタクリレートは触媒から分離される前に、減圧下の蒸留のための第一カラムからの下部流で得られ、次いで精製される。
エステル交換反応触媒として、テトラエチルチタネート、テトラブチルチタネートまたはテトラ(2−エチルヘキシル)チタネートなどのアルキルチタネートを使用する先行技術の方法は、例えば、軽質アクリレートと2−プロピルヘプタノールとのエステル交換反応による2−プロピルヘプチルアクリレートなどの長鎖アルキルアクリレートの製造には直接適用できない。これは反応中に放出される軽質アルコール(メタノールもしくはエタノール)または出発物質の2−プロピルヘプタノールのいずれかとチタネートとのエステル交換が、反応混合物中にまたは軽質エステル/軽質アルコール共沸混合物中に、ブチルアクリレートもしくは2−エチルヘキシルアクリレートなどの不純物の生成をもたらし、そして2−プロピルヘプチルアクリレートの精製を複雑にするからである。
特開平05−070403号公報 米国特許第7268251号明細書 米国特許第6977310号明細書
本出願人は上記方法の様々な問題、とりわけアルキルチタネートの触媒作用によるエステル交換反応における2−プロピルヘプタノールの使用に関する問題の解決を試み、高収率で極めて高純度の2−プロピルヘプチルアクリレートを製造するための簡便な製造方法、さらに例えば未反応反応物と触媒などの経済的価値のある生成物の再利用を含め、これにより、工業的規模の製造に適合する生産性を示す方法を見出した。
提供される解決策は、エステル交換反応触媒として、2−プロピルヘプタノール中のエチルチタネートの溶液または2−プロピルヘプチルチタネートを使用し、そして唯一つの蒸留塔と薄膜型蒸発器を含む精製ラインを用いることからなる。
さらに、エステル交換反応触媒としてスズ誘導体、とりわけジブチルスズオキシドが上記方法の不都合を克服することができ、そして唯一つの蒸留塔と薄膜型蒸発器を有する簡便な精製ラインを含むエステル交換方法において、2−プロピルヘプチルアクリレートを製造するのに使用し得ることが本発明者らによって見出された。
本発明の主題はエステル交換反応触媒としてのアルキルチタネートおよび少なくとも一つの重合防止剤の存在下での軽質アルキルアクリレートと2−プロピルヘプタノールとの間のエステル交換反応による2−プロピルヘプチルアクリレートの製造のための方法であって、軽質アルキルアクリレートとエステル交換反応によって生成した軽質アルコールからなる共沸混合物が反応中に連続的に取り出され、反応混合物が高純度の2−プロピルヘプチルアクリレートを得るために精製処理に供され、前記方法は、
触媒が2−プロピルヘプタノール中のエチルチタネート溶液および2−プロピルヘプチルチタネートから選択され、
軽質生成物として未反応軽質アルキルアクリレートおよび微量の2−プロピルヘプタノール、重質生成物として触媒、重合防止剤および重質反応副生成物と共に、所望の2−プロピルヘプチルアクリレートを含む粗反応混合物を減圧下で蒸留塔(C1)に送り、前記塔(C1)において蒸留を行い、
・上部で、微量の2−プロピルヘプタノールと共に未反応軽質アルキルアクリレートとから本質的になる流れ、および
・下部で、触媒、重合防止剤および重質反応副生成物と共に、所望の2−プロピルヘプチルアクリレートと微量の軽質化合物から本質的になる流れ、
を得ることを可能にし;次いで
蒸留塔(C1)からの下部流を減圧下で薄膜型蒸発器に送り、
・上部で、所望の純粋な2−プロピルヘプチルアクリレート、
・下部で、触媒、重合防止剤および重質反応副生成物
を分離することを可能にする
ことを特徴とする方法である。
本発明において、「軽質アルキルアクリレート」または「軽質アクリレート」は同じ意味であり、短鎖アルキル、すなわち、直鎖C−Cアルキル鎖を含むアクリル酸エステルを意味し、軽質アルキルは直鎖C−Cアルコールから生じる。
本発明は以下に続く説明では言外の制限なく、より詳細に説明され、添付の一つの図を参照にして、本発明による方法を実行できるプラントを図示する。
図1は、本発明による方法を実行できるプラントを図示する。
本発明による2−プロピルヘプチルアクリレートの製造方法は、バッチ法、連続法または半連続法であり得、すなわち反応が一部バッチであり、精製が一部連続である。好ましくは本発明による方法は半連続法である。
本発明による方法で使用されるアルコールである2−プロピルヘプタノールは、以下の式:C11CH(C)CHOHで表すことができ、C11基に対してはn−C11、CCH(CH)CHまたはCHCH(CH)CHCHで表すことができる。
明細書中の簡易名称である2−PHは、2−プロピルヘプタノールの各々の異性体の形態の単独または混合物を意味するものと理解される。該2−PHはさらに、例えば2−イソプロピルヘプタノール、2−イソプロピル−4−メチルヘキサノール、2−イソプロピル−5−メチルヘキサノールまたは2−プロピル−4,4−ジメチルペンタノールなどの他の異性体を低量含むことができる。
2−PHは様々な方法、例えば、ブテンのヒドロホルミル化により生成されるn−バレルアルデヒドのアルドール反応により製造することができ、得られたアルコールの脱水反応、次いで水素化により、2−プロピル−2−ヘプタノールが得られる。
2−PHは、またゲルベ反応によって、KOH存在下、高温で1−ペンタノール(メチルブタノールの混合物としての形態で)の縮合反応によっても得ることができる。
本発明によれば、2−PHは主に2−プロピルヘプタノールを含む。一般的には、2−PHは、
2−プロピルヘプタノールn−C11CH(C)CHOHを70から99%、好ましくは80から95%、
4−メチル−2−プロピルヘキサノールCCH(CH)CHCH(C)CHOHおよび5−メチル−2−プロピルヘキサノールCHCH(CH)CHCHCH(C)CHOHの混合物を1から30%、好ましくは5から20%
含む混合物である。
2−プロピルヘプタノールは、とりわけBASFによって市販されている。
本発明による方法における出発物質として用いる軽質アルキルアクリレートとして、メチルアクリレート、エチルアクリレートまたはブチルアクリレート、好ましくはエチルアクリレートが使用される。
軽質アルキルアクリレートは主にプロピレンから工業的に製造されるアクリル酸と軽質アルコール、通常はメタノール、エタノールもしくはブタノールとの直接エステル化反応により得られる。
本発明は再生可能な起源のアクリル酸に由来する軽質アルキルアクリレートの使用に適用し、アクリル酸は、とりわけ、グリセロールの脱水反応によるアクロレインが得られる第一段階、次いでこうして得られたアクロレインの気相酸化の段階を含む方法によりグリセロールから得ることができるか、または2−ヒドロキシプロピオン酸(乳酸)もしくは3−ヒドロキシプロピオン酸およびそれらのエステルの脱水反応により得ることができる。
本発明は、またバイオ源のアルコール、例えばバイオエタノールに由来する軽質アルキルアクリレートの使用にも適用される。
一般的に、エステル交換反応は、過剰の軽質アルキルアクリレートの存在下、とりわけ1から3の範囲であり得、好ましくは1.3から1.8の間である軽質アルキルアクリレート/2−PHのモル比で、蒸留塔を上に載せており、外部交換器により加熱される攪拌付きの反応器(A)の中で行われる。
エステル交換反応触媒は、2−PH中のエチルチタネートの溶液、例えば2−PH中の90%エチルチタネート溶液であるか、または100℃でのエチルチタネートと2−PHとの反応により前もって得られる2−プロピルヘプチルチタネートであり、好ましくは2−PH中のエチルチタネートの溶液が使用される。
本発明はエステル交換反応触媒としてスズ誘導体、例えば1から8個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキル鎖であるジアルキルスズオキシドなどの使用に適用する。例えば、1から4個の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖を有するジアルキルスズオキシド、例えばジメチルスズオキシド、ジエチルスズオキシドなど、より具体的にはジ(n−ブチル)スズオキシド(DBTO)を挙げることができる。
触媒は2−PHの1モル当たり5.10−4から5.10−2モルの比率で、好ましくは2−PHの1モル当たり10−3から10−2モルの比率で使用される。
エステル交換反応は、一般的に200mmHg(0.27×10Pa)と大気圧の間の圧で、および90℃から130℃の範囲の温度、好ましくは95℃から110℃の温度で反応器(A)の中で行われる。
エステル化交換反応は、一以上の重合防止剤の存在下で行われ、粗反応混合物に対して10から5000ppm、好ましくは200から1000ppmの比率で反応器に仕込まれる。
使用できる重合防止剤として、例えばフェノチアジン、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル(HQME)、ジ(tert−ブチル)−パラ−クレゾール(BHT)、TEMPO(2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ)、ジ(tert−ブチル)カテコールまたはTEMPO誘導体、例えば4−ヒドロキシ−TEMPO(4−OHTEMPO)などの単独もしくは全比率でのこれらの混合物を挙げることができる。好ましくは、ヒドロキノンモノメチルエーテル(HQME)が重合防止剤として使用される。
補足的な重合防止剤の添加は、一般的に反応器の上にある蒸留塔の中で、かつその後の精製処理の際、とりわけ蒸留塔(C1)の中で、薄膜型蒸発器の上部凝縮器下流の最終生成物中で行われる。
エステル交換反応により生成した軽質アルコール(通常、メタノールもしくはエタノール)は、反応器の上にある蒸留塔での蒸留により軽質アルキルアルキレートとの共沸混合物の形態で連続的に同伴される。この混合物は好都合にも軽質アクリレートの合成ユニットに再循環される。この合成ユニットはアクリル酸と軽質アルコールとの直接エステル化により進行する。
反応器での滞留時間が一般的に3時間と6時間の間である反応の後、粗反応混合物5は、軽質生成物として未反応軽質アルキルアクリレートおよび微量の2−HP、重質生成物として触媒、一つの重合防止剤もしくは複数の重合防止剤および重質反応副生成物と共に、所望の2−プロピルヘプチルアクリレートを含む。
方法が半連続法により行われる場合には、反応混合物は精製処理に供される前に緩衝タンク(B)に保存される。
精製処理は、一般的には当業者によりストリッピング塔と呼称され、下部に空気が送り込まれる蒸留塔(C1)、ならびに、純粋な2−プロピルへプチルアクリレート画分、反応混合物中に過剰に存在する軽質アルキルアクリレート画分、重合防止剤と一緒の触媒画分および重質反応副生成物画分を分離して得るための薄膜型蒸発器を含む。
蒸留塔(C1)は一般的には90℃から150℃の範囲の下部温度で、10から50mmHg(0.013×10Paから0.067×10Pa)の範囲の圧力下で作動する。
塔(C1)からの上部流7は、主に未反応軽質アルキルアクリレートおよび微量の2−PHからなる。
この流れ7は、反応器(A)中でのエステル交換反応に再循環するために、好ましくは凝縮されて、回収される。しかしながら、この少量で存在する流れはベントを洗浄するためのカラムを介して工程から単純に水性排出流に廃棄することができる。
塔(C1)からの下部流8は、触媒、重合防止剤および重質副生成物と共に、主に所望の2−プロピルヘプチルアクリレートからなり、残余の微量の軽質化合物(未反応反応物)を含む場合がある。
流れ8は最終生成物から触媒を分離するために薄膜型蒸発器(E)に送られる。ストリッピングされている混合物中の触媒の分離には蒸留塔の使用を必要としない。純粋な2−プロピルヘプチルアクリレート9は上部で分離され、そして触媒、重合防止剤および重質反応副生成物も含む画分10は下部で分離される。
この流れ10の一部11は、場合により反応器(A)の中の反応に再循環され、反応器中の重質副生成物の過剰な蓄積を防ぐために残りは廃棄され、焼却される。
薄膜型蒸発器として、とりわけ流下膜式蒸発器またはワイプ膜式型蒸発器を使用することができる。このタイプの蒸発器には、反応部分の下流の他の重質化合物の生成を制限する滞留時間を減らす利点がある。この蒸発器は、本質的にジャケットにより加熱されるシリンダー部および高速度で回転するローターからなり、上層部が蒸気の分離に使用される。処理されるべき流れは高度の乱流膜の形態で加熱する表面全体に広がる。形成される蒸気は装置の頂点に向かって逆流上昇する。非蒸発生成物は、本質的に触媒、重合防止剤および重質副生成物であるが、蒸発器の下部に到達し、流れ10の形態で排出される。蒸発器の頂点にある気体の流れ9は、純粋な所望の生成物からなる。
薄膜型蒸発器は10ミリバールのオーダの圧力条件下、160℃のオーダの温度で作動する。
本発明による2−プロピルヘプチルアクリレートの製造方法は、工業的規模の製造に適合する生産性を示し、そして最終的な使用、とりわけ例えば粘着剤、コーティング剤、塗料またはインクなどの分野においては、低含有量の揮発性有機化合物を有するラテックスの製造におけるこのモノマーの使用可能性について要求される純度に合う99.5%超の純度の2−プロピルヘプチルアクリレートを生じる。
実施例において、特段断りのない限り、百分率は重量で示され、以下の略語が使われる。
EA:エチルアクリレート
2−PH:2−プロピルヘプタノール
2PHA:2−プロピルヘプチルアクリレート
HQME:ヒドロキノンメチルエーテル
[例1](本発明による)
387gの2−プロピルヘプタノール(2−PH、流れ1)、490gのエチルアクリレート(EA、流れ2)および2−PH中の1.31gのエチルチタネート溶液(2−PH中85%混合物)を0.13gのHQME(流れ3)と共に、12段の理論段数を有するマルチニット型の積層パッキングを含む蒸留塔を上に載せている、熱サイフォン型の外部交換器により加熱された、完全攪拌付きの1L反応器Aに充填する。HQME500ppmをEA中に含む混合物を蒸留塔の上部に導入する(表示していない)。
油浴を125℃の温度にして、EA/エタノール共沸混合物(4)を連続的に留去する。
塔上部の圧力は反応器の温度が95℃を超えないように調整する。
この工程中、圧力は631と324ミリバールの間で変動し、69重量%のエタノールを含むEA/エタノール共沸混合物166gを収集する。反応時間は3時間である。
粗反応生成物5(632g)は以下の重量組成:
EA:20.5%
2−PH(異性体の総量):0.27%
2PHA(異性体の総量):78.47%
触媒+安定剤+不純物:0.76%
を有する。
粗反応生成物は緩衝タンクBに保存し、流れ6を経て蒸留塔(C1)の上部に連続的に送る。
塔(C1)は減圧下で作動し、そして熱サイフォン型の外部交換器により加熱される、7段の理論段数を有するマルチニット型の積層パッキングを含むカラムである。HQME500ppmをEA中に含む混合物を塔C1の上部に導入する(表示していない)。
塔C1は減圧下(20から30ミリバール、最高100℃)で作動し、
上部で、99.5%のEA(138g/h)を含む流れ7を、
下部で、以下の重量組成:
EA:0.1%
2−PH(異性体の総量):0.25%
2PHA(異性体の総量):98.69%
触媒+安定剤+不純物:0.96%
を有する粗2PHA(514g/h)である流れ8を分離する。
反応に再循環するために、中間タンクにEAの流れ7を送る(図に表示していない)。
減圧下(10ミリバール、160℃)で作動する薄膜型蒸発器に粗2PHAの流れ8を連続的に送る。
薄膜型蒸発器は、
上部では、以下の重量組成:
2PHA(異性体の総量):99.57%
EA:0.1%
2−PH(異性体の総量):0.27%
HQME安定剤:250ppm
を有する純粋な2PHA(463g/h)の流れ9と、
下部では、重質の副生成物と触媒の混合物(52g/h)を含む流れ10を分離し、場合により一部11で反応に再循環し、残りは廃棄する。
[例2](比較)
例1で記載した同様の合成を、触媒としてブチルチタネートを使用して行う。
この場合には、塔C1から生じたEAの上部の流れ7は10%のブチルアクリレート(BuA)を含み、この段階において、これを反応工程に再循環するのは不適切であり、またブチルアクリレートからEAを分離するために別の蒸留塔が必要となる。
[例3](比較)
例1で記載した同様の合成を、触媒として2−エチルヘキシルチタネートを使用して行う。
この場合には、薄膜型蒸発器の上部の流れ9における2PHAの純度は、2%の2−エチルヘキシルアクリレートが存在するため、僅か97.5%である。2PHAのこのグレードは99.5%の純度を有する2PHAと同じ感圧接着性能を示さない。

Claims (10)

  1. エステル交換反応触媒としてのアルキルチタネートおよび少なくとも一つの重合防止剤の存在下での軽質アルキルアクリレートと2−プロピルヘプタノールとの間のエステル交換反応による2−プロピルヘプチルアクリレートの製造のための方法であって、軽質アルキルアクリレートとエステル交換反応によって生成した軽質アルコールからなる共沸混合物が反応中に連続的に取り出され、反応混合物が高純度の2−プロピルヘプチルアクリレートを得るために精製処理に供され、前記方法は、
    触媒が2−プロピルヘプタノール中のエチルチタネートの溶液および2−プロピルヘプチルチタネートから選択され;
    軽質生成物として未反応軽質アルキルアクリレートおよび微量の2−プロピルヘプタノール、重質生成物として触媒、重合防止剤および重質反応副生成物と共に所望の2−プロピルヘプチルアクリレートを含む粗反応混合物を減圧下で蒸留塔(C1)に送り、前記塔(C1)において蒸留を行い、
    ・上部で、微量の2−プロピルヘプタノールと共に未反応軽質アルキルアクリレートから本質的になる流れ、
    ・下部で、触媒、重合防止剤および重質反応副生成物と共に、所望の2−プロピルヘプチルアクリレートと微量の軽質化合物から本質的になる流れ
    を得ることを可能にし;次いで
    蒸留塔(C1)からの下部流を減圧下で薄膜型蒸発器(E)に送り、
    ・上部で、所望の純粋な2−プロピルヘプチルアクリレート、
    ・下部で、触媒、重合防止剤および重質反応副生成物
    を分離することを可能にする
    ことを特徴とする方法。
  2. 触媒が2−プロピルヘプタノール中のエチルチタネートの溶液であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 方法がバッチ法、連続法もしくは半連続法、好ましくは半連続法で行われることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 2−プロピルペプタノールが、
    2−プロピルヘプタノールn−C11CH(C)CHOHを70から99%、好ましくは80から95%、
    4−メチル−2−プロピルヘキサノールCCH(CH)CHCH(C)CHOHおよび5−メチル−2−プロピルヘキサノールCHCH(CH)CHCHCH(C)CHOHの混合物を1から30%、好ましくは5から20%
    含む混合物であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 軽質アルキルアクリレートがエチルアクリレートであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 薄膜型蒸発器が流下膜式蒸発器またはワイプ膜式蒸発器であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 塔C1の上部流が反応に再循環されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 薄膜型蒸発器の下部で分離された流れが少なくとも一部反応に再循環されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 軽質アルキルアルキレートとエステル交換反応により生成した軽質アルコールからなる共沸混合物が軽質アルキルアクリレートの合成のためのユニットに再循環されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 重合防止剤がヒドロキノンモノメチルエーテル(HQME)であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
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