JP2016511737A - 機能化黒鉛材料 - Google Patents

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Abstract

(1)黒鉛材料を提供する工程;(2)黒鉛材料を切削する工程;(3)金属原子、金属カチオン、金属アルコラート、金属アルカノエート、金属スルホネート及び金属粉の少なくとも1つの触媒を含む触媒を提供する工程;(4)試薬を提供する工程;(5)触媒を試薬に結合させる工程;(6)黒鉛材料に試薬を結合させる工程;及び(7)触媒を回収する工程を含む、黒鉛材料を機能化する方法のために、1以上の技法が開示される。開示されるのはまた、本明細書で記載される方法から調製される組成物である。【選択図】図3

Description

本出願は、参照によって本明細書に組み入れられる2013年2月20日に出願された複合材料の加速製作と題するU.S.Serial No.61/850,562に対して優先権を主張する。
カーボンナノチューブ(CNT)及びグラフェンは、エポキシ、ポリウレタン及びシリコーンのような熱硬化性プラスチックを強化するのに使用されている。CNT、機能化CNT(またはハイブリッドCNT、示されたHNT)、炭素繊維、黒鉛、グラフェン及び機能化グラフェンはまとめて黒鉛材料と呼ばれ得る。黒鉛材料は高い引張強度を有し得る。引張強度及び他の特性を改善するために黒鉛材料を種々のマトリクス材に組み込むことによって複合材料及び他のハイブリッド材料を製作することができる。たとえば、これらの黒鉛材料をエポキシ樹脂のようなエポキシ組成物及び硬化剤のいずれかに組み込むことができる。黒鉛材料はポリウレタン及びシリコーンにも組み込まれ得る。そのような黒鉛材料はファンデルワールス力を介してマトリクス材料と及び互いに相互作用し得る。
しかしながら、複合材料の機械的特性及び化学的特性は変化し得る。複合材料及び他のハイブリッド材料の好都合な機械的特性及び化学的特性の双方を提供するために、黒鉛材料のための幾つかの機能化の方法が使用され得る。これらの方法には、CNTの硝酸/硫酸酸化、CNTへのアリールラジカルの付加、ボールミル加工が誘導するCNTへのアミン及びスルフィドの付加、アルキルハロゲン化合物へのブチルリチウムが活性化するカップリング並びにアミン及びエポキシを含む多数の試薬の超音波振動が支援する付加が挙げられる。これらの方法は任意の溶媒を必要としてもよいし、他の副産物を形成してもよいし、またはしなくてもよい。
この概要を提供して詳細な説明にて以下でさらに記載される概念の選択を簡略化した形態で紹介する。この概要はクレームされた主題のカギとなる因子または本質的な特徴を特定するように意図されないし、クレームされた主題の範囲を限定するように使用するように意図されない。
実施の1つでは、黒鉛材料を機能化する方法は、(1)黒鉛材料を提供する工程;(2)黒鉛材料を切削する工程;(3)金属原子、金属カチオン、金属アルコラート、金属アルカノエート、金属スルホネート及び金属粉の少なくとも1つの触媒を含む触媒を提供する工程;(4)試薬を提供する工程;(5)触媒を試薬に結合させる工程;(6)黒鉛材料に試薬を結合させる工程;及び(7)触媒を回収する工程を含む。
前述の及び関連する目的の達成に対して、以下の記載及び添付の図面は特定の説明に役立つ態様及び実施を示す。これらは、1以上の態様が採用され得る種々の方法を示すが、そのうちのわずかである。本開示の他の態様、利点及び新規の特徴は添付の図面と併せて考慮される際、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本明細書で開示されるものは、特定の部分及び部分の配置において物理的形状を取ってもよく、本明細書で詳細に説明され、本明細書の一部を形成する以下の図面で説明されるであろう。
本明細書で開示されるものを模式的に説明する図である。 本明細書で開示されるものを模式的に説明する図である。 本明細書で開示されるものを模式的に説明する図である。 本明細書で開示されるものを模式的に説明する図である。
今や図面を参照してクレームされた主題を説明するが、全体を通して類似の参照数字を用いて類似の要素を参照する。以下の記載では説明の目的で、クレームされた主題の完璧な理解を提供するために多数の特定の詳細が示される。しかしながら、クレームされた主題がこれらの特定の詳細がなくても実践され得ることは明らかであり得る。他の例では、クレームされた主題の記載を円滑にするために構造及び装置がブロック図の形態で示される。
単語「例となる」は実施例、実例または説明として役立つことを意味するように本明細書で使用される。「例となる」と本明細書で記載される態様または設計は他の態様または設計を超えて有利であると必ずしも解釈されない。むしろ、単語、例となる使用は具体的な方法で概念を提示するように意図される。本出願で使用されるとき、用語「または」は排除的な「または」ではなく包含的な「または」を意味するように意図される。すなわち、特定されない限り、または文脈から明瞭ではない限り、「XはAまたはBを採用する」は、自然な包含的な並べ替えのいずれかを意味するように意図される。すなわち、XがAを採用するのであれば、XはBを採用する;またはXはA及びBの双方を採用し、そのとき、「XはAまたはBを採用する」が前述の実例のいずれかのもとで満たされる。さらにA及びB及び/または等の少なくとも1つは一般にAまたはBまたはA及びBの双方を意味する。加えて、冠詞「a」及び「an」は、本出願及び添付のクレームで使用されるとき、特定されない限り、または単数形態を指向する文脈から明らかではない限り、一般に「1以上」を意味するように解釈され得る。
主題は構造的な特徴及び/または方法論的な行為に特異的な言語で記載されているが、添付のクレームで定義された主題は上述の特定の特徴または行為を必ずしも限定しないことが理解されるべきである。むしろ、上述の特定の特徴または行為はクレームを実施する例の形態として開示される。当然、当業者はクレームされた主題の範囲及び精神から逸脱することなくこの構成には多数の改変が為され得ることを認識するであろう。
また、1以上の実施に関連して開示が示され、記載されているが、本明細書及び添付の図面の読み及び理解に基づいて同等の代替及び改変が当業者に生じるであろう。本開示はそのような改変及び代替のすべてを包含し、以下のクレームの範囲によってのみ限定される。特に、上述の成分(たとえば、要素、資源等)によって実施される種々の機能に関して、そのような成分を記載するのに使用される用語は、特に指示されない限り、本開示の本明細書で説明される例となる実施にて機能を行う開示される構造に対して構造的に同等でないとしても、記載される成分(たとえば、機能的に同等である)の特定された機能を実施する成分に相当するように意図される。
加えて、本開示の特定の特徴が幾つかの実施のたった1つに関して開示されたかも知れない一方で、そのような特徴は所与のまたは特定の応用に所望であり、有利であってもよいような他の実施の1以上の他の特徴と組み合わせられ得る。さらに、用語「包含する」、「有すること」、「有する」、「と共に」またはそれらの変形が詳細な説明またはクレームのいずれかで使用される程度に、そのような用語は用語「含む(comprising)」と類似するやり方で包含的であるように意図される。
本明細書で開示されるのは、(1)黒鉛材料を提供する工程;(2)黒鉛材料を切削する工程;(3)金属原子、金属カチオン、金属アルコラート、金属アルカノエート、金属スルホネート及び金属粉の少なくとも1つの触媒を含む触媒を提供する工程;(4)試薬を提供する工程;(5)触媒を試薬に結合させる工程;(6)黒鉛材料に試薬を結合させる工程;及び(7)触媒を回収する工程を含む黒鉛材料を機能化する方法である。本明細書で開示されるのはまた、本明細書で記載される方法から調製される組成物である。
図1は黒鉛材料を描く。黒鉛材料はカーボンナノチューブ(CNT)とグラフェンを含み得る。図1はまた黒鉛材料の機能化も提供する。黒鉛材料は本明細書で記載される方法によって機能化することができ、さらにハイブリッド材料で使用することができる。方法はさらに黒鉛材料すべてに適用可能である。
図1の中で、切削の後、アルミニウム触媒が導入され得る。切削方法には、超音波切削、及び実際の切削剤としてナノ粒子またはマイクロ粒子を用いたミルによる機械切削が挙げられる。切削は、アミノプロピルトリメトキシシラン(APTMSとしても知られる)を含有するアミン硬化剤の存在下で行われ得る。ナノ粒子によるフライス加工はナノ粒子がカーボンナノチューブまたはグラフェンに結合しないように行われ得る。切削カーボンナノチューブまたはグラフェンの高い反応性のために、ナノ粒子が特別の表面機能化を有さなくても結合は依然として生じ得る。注目すべきは、切削が酸素及び水の非存在下で行われ得る。
さらに、切削が誘導する機能化には最適限界があり得る。伸長する切削が誘導する反応はさらに小さい黒鉛粒子をもたらし得る。さらに小さい黒鉛粒子はさらに大きな黒鉛粒子と同じ機械的特性を提供しなくてもよい。
黒鉛材料の切削方法には、1つの結合の切削または全CNTの切削または他の黒鉛粒子の切削が挙げられ得る。切削方法には、超音波振動、ソノトロード、マイクロ粒子またはナノ粒子の存在下での機械的切削または剪断切削、剪断力、及び電磁放射線を挙げることができる。
超音波振動器は圧電材料で作られ得る。圧電材料はチタン酸鉛ジルコニウムであり得る。圧電材料を2つの電極間に挟むことができる。超音波振動の周波数及び振幅は電極間のAC電界の電位及び周波数で調整することができる。振動の振幅は圧電層の厚さによって限定され得る。これらの範囲の外側の周波数を使用することができるが、周波数は約10kHz〜約1MHzの間で変化し得る。周波数は約20kHz〜約30kHzの間でもあり得る。振動の振幅は約5μm〜約200μmの間であり得る。振動の振幅は約20μm〜約120μmの間であり得る。
ソノトロード1つの出力は約0.1kW〜約50kWの間であることができる。ソノトロード1つの出力は約1kW〜約20kWの間であり得る。複数のソノトロードが使用される場合、干渉パターンが連続的に変化し得るように出力は経時的に変化し得る。従って、反応混合物全体をさらに均一に撹拌することができる。
従来のソノトロードは、特に媒体が高度に粘性である場合には、相対的に小さな容量に力を発揮することができる。加速された反応速度は超音波振動を大きな容量に分配するソノトロードを使用し得る。
機械的切削には、フライス加工及び研削の技術で周知の多数の方法を挙げることができる。しかしながら、CNT及び他の黒鉛材料の押しつぶしがこれらの材料の完全性に有害であり得るので、フライス加工及び研削は、鋭い切れ目を得るために鋭い縁のマイクロ粒子及びナノ粒子の存在下で行われ得る。好適な粒子には、塩化ナトリウム、シアン化ナトリウム、シュウ酸カルシウムのような塩、ガラス、石英、及び酸化アルミニウムや酸化ジルコニウムのようなセラミックを挙げることができる。
剪断力も切削を誘導し得る。剪断力の使用は高い圧力勾配を必要とし得る。工業用のホモゲナイザーは数百バールまたはさらに2、3千バールの圧力を有することができる。剪断力の効果はマイクロ粒子またはナノ粒子を加えることによって増幅することができる。クラウンエーテルまたは臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウムのような相転移触媒の添加を使用することができる場合、塩も試薬であることができる。剪断力を実施することは、固体壁に対するノズルを介した反応混合物の高圧マイクロ流体注入によって、または互いに対して直接2つの液流を注入することによって提供され得る。この方法は、黒鉛が効果的に剥離されて、反応混合物に存在する試薬によって同時に機能化されるグラフェンを生じるので、黒鉛自体を含むあらゆる種類の黒鉛材料に好適であり得る。約375,000mmHg(500バール)〜約2,250,000mmHg(3000バール)の間の圧力を用いてCNTを分散させ、反応させることができる。黒鉛を分散させるために、圧力は約1,500,000mmHg(2000バール)を上回り得る。
別の実施形態では、超音波振動を用いて金属イオン触媒の存在下で黒鉛材料の反応を誘導し得る。黒鉛材料の切削は機械化学的な反応も誘導することができる。切削は黒鉛材料の中でラジカルを提供し得る。切削は黒鉛材料の中でカルバニオンも提供し得る。次いで金属は陰性のカルバニオンに結合することができる。
図1で提供される触媒は黒鉛材料が切削され得る場所に結合する。たとえば、Friedel−Crafts型、Sandmayer型、Heck型またはSuzuki型の触媒のような配位金属原子または配位金属カチオンの触媒の反応混合物への添加は広い適用可能性を有し得る。アルミニウム、鉄、スズ、亜鉛、マグネシウム、銅、パラジウム、酢酸パラジウム、アルミニウムイソプロポキシド、臭化アルミニウム、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、酢酸ニッケル、塩化亜鉛、塩化スズ及び塩化第一銅を含む幾つかの種類の金属原子または金属塩を触媒として使用することができる。金属アルコラートも有益であり得る。場合によっては、金属は金属イオンを形成する試薬の1つと反応することができるので、微細に分割した金属粉が触媒と類似して作用し得る。たとえば、アルミニウムまたはマグネシウムの粉は得られる化合物が反応性であり得るようにアミンと反応することができる。触媒のさらなる例にはフェロセン及びチタノセンが挙げられ得る。
触媒は、たとえば、エポキシ環を開環することによって反応をさらに促進することができる。触媒は切削部位から離れても反応を促進し得る。反応部位は量子力学的共鳴によって共役系にて移動することができる。同時にこれらの部位の反応性は減衰し得るが、触媒は減衰を相殺することができる。触媒は、触媒する間に共有結合、イオン結合または配位結合を形成することができ、遷移ラジカル、カルボカチオン及びカルバニオンを安定化し得る。
たとえば、塩化アルミニウムのような従来使用されたFriedel−Crafts触媒は、多数の溶媒にて不十分に可溶性であり、自体ほとんどの溶媒にて不十分にしか分散されない黒鉛材料と弱くしか相互作用し得ない。これらの場合、たとえば、酢酸塩、プロピオン酸塩、パルミチン酸塩または安息香酸塩、トリフルオロメチルスルフィン酸塩またはトシル酸塩のような金属アルカノエートが使用され得る。例には、トシル酸アルミニウム及びトリフルオロメチルスルフィン酸亜鉛が挙げられ得る。これらの触媒は、アクリレート、ビス(イソシアネート)、シラン、エポキシ、たとえば、ビスフェノールジグリシジルエーテル、及びカーボンナノチューブ及びグラフェンを含む黒鉛材料を伴ったSU−8を含む多数のモノマーの結合を可能にすることができる。
図2は試薬による触媒の安定化を提供する。試薬はアミノ基及びエポキシ基の少なくとも1つの試薬を含み得る。触媒を試薬と反応させた後、得られた複合体は図2で示すような幾つかの異なる形態で安定化し得る。
図3は、図3Aにおいてエポキシのような試薬が可溶性のトシル酸アルミニウムと反応することができる反応を提供し得る。エポキシは結合し、開環を受け得る。開環されたエポキシは今や図3Bで示すように黒鉛材料に結合し得る。
黒鉛材料と結合することができる試薬部分には、アルキルハロゲン化物及びアリールハロゲン化物、トシル酸塩及びトリフリン酸塩、アシルハロゲン化物、エポキシド及びチオールが挙げられ得るが、これらに限定され得ない。ジアゾニウム塩も銅塩の存在下で反応し得る。切削は黒鉛材料にてダングリングボンドを創り得る。ラジカル、カルボカチオン及びカルバニオンを含むことができるこれらのダングリングボンドは反応性であり得る。
さらに、結合は異なる分子間の結合を含み得る。たとえば、カーボンナノチューブは切削工程の間に、少なくとも3つの異なる分子:(1)アミン硬化剤、(2)APTMS及び(3)シリカナノ粒子及びアルミナナノ粒子のようなナノ粒子と結合し得る。硬化剤またはエポキシのいずれかが機能化されたカーボンナノチューブを含有するように、カーボンナノチューブを機能化するのに使用することができるエポキシとカーボンナノチューブを混合することもできる。また、エポキシ及び硬化剤は双方とも機能化されたナノチューブ及びナノ粒子を含有することができる。さらに、チタンナノ粒子も結合し得る。結合の化学的性質は粒度とは無関係であることができる。従って、マクロ粒子及びマイクロ粒子は類似して結合することができる。
本明細書で記載される方法の範囲内で、黒鉛材料の切削の間に触媒としてアルミニウムイソプロポキシドを用いてアミンを黒鉛材料に加えることもできる。反応は触媒なしでも起き得るが、触媒の存在下では一桁以上多く得られることが多い。アルコラートは塩基性であり、エポキシを含む一部のモノマーの自己重合を触媒し得る。アルミニウムイソプロポキシドのようなアルコラートは元々反応混合物に加えられてもよく、やや遅い段階でカルボン酸またはスルホン酸を加えて、塩基による触媒反応を抑えるためにアルコラートを中和してもよい。たとえば、ジベンゾイルペルオキシドのようなラジカル反応阻害剤及びアルミニウム触媒が使用され得る場合のアジ化ビス−t−ブチルを含む他の触媒も使用され得る。
本明細書で記載される方法の文脈におけるこれらの触媒のメカニズムは確認されなくてもよい。しかしながら、理論によって本明細書の方法を限定しないで、Friedel−Crafts反応またはSandmayer反応の既知のメカニズムを本方法に外挿することができる。触媒は試薬、黒鉛材料、またはその双方と相互作用し得る。金属カチオンを含有する触媒は少なくとも一時的に炭素、窒素及びイオウのラジカル、アニオン及びカチオンを安定化させて、触媒なしでの相当する反応よりも低い活性化エネルギーを有することができる反応経路をもたらし得る。また、金属カチオンは黒鉛材料にて対になっていない電子または電荷の過剰な非局在化を防ぎ得る。これによってさらに高い反応速度をもたらすことができる。従って、触媒は電荷または遊離の電子の軽い非局在化によって試薬からの反応性種の形成を安定化してもよく、黒鉛材料における電荷または遊離の電子の過剰な非局在化を防ぐことができる。これらのいずれかまたは双方は独立して起きることができ、加速された反応速度及び改善された程度の置換をもたらすことができる。試薬が黒鉛材料に結合し得た後、本明細書で記載される方法の範囲内で使用された触媒が回収され得る。
本明細書で記載される方法の範囲内でのSuzuki反応は、少なくとも触媒量でのハロゲンまたはハロゲン化合物塩、及びホウ酸トリメチル、または一部の他のホウ酸エステルの添加を必要とし得る。超音波処理の間に、ハロゲン化物を形成することができ、Suzuki反応は溶液の中にハロゲン化物を解放し戻す。
本明細書の触媒の多くは黒鉛材料と配位結合を形成し得る。結合は黒鉛材料の可溶化に役立つことができる。可溶化は反応を促進することができる。
反応は、CNTを可溶化する他の分子を加えることによってさらに支援することができる。たとえば、アセチルセルロース及びカルボキシメチルセルロースのようなセルロース及びセルロース誘導体が使用され得る。
図4は触媒の使用を介した黒鉛材料との試薬の結合の簡略化した図を提供する。
本明細書の記載の範囲内で、記載されるのはまた、(1)黒鉛材料を提供する工程;(2)黒鉛材料を切削する工程;(3)金属原子、金属カチオン、金属アルコラート、金属アルカノエート、金属スルホネート及び金属粉の少なくとも1つの触媒を含む触媒を提供する工程;(4)試薬を提供する工程;(5)触媒を試薬に結合させる工程;(6)黒鉛材料に試薬を結合させる工程;及び(7)触媒を回収する工程を含む方法によって調製される機能化された黒鉛材料である。
本明細書で記載される、ポリマーとの黒鉛材料の化学結合の工程の範囲内で、実際の結合の前に黒鉛材料及びモノマーやポリマーのような他の成分はハロゲン、スルホネート、またはジメチルボロンのような他の官能基で一時的に機能化され得ることが多い。全体の収率は低いかも知れないが、十分であることができる。
機能化されたCNTに関して本明細書で記載される組成物及び方法、材料及び方法を用いて、熱可塑性プラスチック、熱硬化性樹脂、ゴム、金属及びコンクリートのような材料を強化することができる。
実験の詳細
特定の実施例及び本発明の説明を参照して本発明を詳細に記載してきたが、本発明はまさにその実施例に限定されないことが十分に理解されるべきである。むしろ、本開示の観点では、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、多数の改変及び変化が自体当業者に提示する。提供される実施例は本発明の理解を助けるために示されるのであって、本発明で限定するように意図するものではなく、決して限定するように解釈されるべきではない。
実施例1
およそ20mgの多壁CNTを20mlの溶媒にて約2分間超音波処理した。次いで参照実験を除いて、5mgのアルミニウムイソプロポキシドを加えた。出力は400Wであり、サイクル時間は50%(すなわち、超音波処理はオンが1秒でオフが1秒だった等)だった。およそ100mgの1,4−ジアミノブタンを加え、窒素雰囲気下で約30分間、混合物を同様に超音波処理した。濾紙を用いて混合物を濾過し、20mlの2−プロパノールで2回洗浄した。生成物を風乾し、約2分間の超音波処理によって20mlの2−プロパノールに懸濁した。2−プロパノール中のフルオレセインイソチオシアネート溶液(0.5mgのFITC/mlを含有する4ml)を加え、混合物を約10分間超音波処理した。次いでこの溶液の2mlを約14,000rpmにて約20分間遠心し、沈殿物を2mlの2−プロパノールで3回洗浄し、約10分間の超音波処理によって40mlの2−プロパノールに懸濁した。この懸濁液を等量のPBSで希釈した。蛍光を520nmで測定したが、励起波長は490nmだった。蛍光強度は以下のとおりだった。

Figure 2016511737
実施例2
第1に、20mgの多壁CNTを20mlの溶媒にて約2分間超音波処理した。第2に、参照実験を除いて、20mgのトシル酸アルミニウムを加えた。出力は400Wであり、サイクル時間は50%(すなわち、超音波処理はオンが1秒でオフが1秒だった等)だった。約100mgのビスエポキシビスフェノールAを加え、窒素雰囲気下で約30分間混合物を同様に超音波処理した。濾紙を用いて混合物を濾過し、20mlの2−プロパノールで2回洗浄した。生成物を風乾し、約2分間の超音波処理によって20mlの2−プロパノールに懸濁した。次に20mgの1,4−ジアミノブタンを加え、混合物を約80℃で約2時間加熱した。濾紙を介して混合物を濾過し、20mlの2−プロパノールで2回洗浄し、沈殿物を約2分間の超音波処理によって20mlの2−プロパノールに懸濁した。2−プロパノール中のフルオレセインイソチオシアネート溶液(0.5mgのFITC/mlを含有する4ml)を加え、混合物を約10分間超音波処理した。この溶液の約2mlを約14,000rpmにて約20分間遠心し、沈殿物を2mlの2−プロパノールで3回洗浄し、約10分間の超音波処理によって40mlの2−プロパノールに懸濁した。この懸濁液を等量のPBSで希釈した。蛍光を520nmで測定したが、励起波長は490nmだった。

Figure 2016511737


実施例3
10リットルのCA35(Jeffamine,Huntsman)を100gの多壁CNT(Bayer,Germany)、50gのアルミニウムイソプロポキシド及び10gのシリカナノ粒子(Aldrich)と混合した。混合物を羽根ミキサーで約6時間撹拌した。懸濁した混合物をDeBEE2000パイロットホモゲナイザーで処理した。流速は約500ml/分であり、圧力は約1,500,000mmHg(2000バール)だった。生成物をアリコートで当量のビスフェノールAのビスグリシジルエーテル及び180gの安息香酸と混合した。
実施例4
1gの単壁CNTと1gのホウ酸トリメチルを100mlのテトラヒドロフランにて30分間超音波処理した。50mlのテトラヒドロフラン中の酢酸パラジウムとブロモピレンの混合物を加え、超音波処理をさらに30分間継続した。定量的濾紙を介して混合物を濾過し、テトラヒドロフランで洗浄した。345nmで励起して蛍光スペクトルを測定した。395nmでの放射は結合したピレンを示した。
実施を上記で記載してきた。上記の方法及び装置は、本発明の一般的な範囲から逸脱することなく変化及び改変を組み入れ得ることが当業者に明らかであろう。そのような改変及び変化はすべて、それらが添付のクレームまたはその同等物の範囲内に入る限りにおいて包含されることが意図される。

Claims (18)

  1. 黒鉛材料の機能化方法であって、
    黒鉛材料を提供する工程と;
    前記黒鉛材料を切削する工程と;
    金属原子、金属カチオン、金属アルコラート、金属アルカノエート、金属スルホネート及び金属粉の少なくとも1つの触媒を含む触媒を提供する工程と;
    試薬を提供する工程と;
    前記触媒を前記試薬に結合させる工程と;
    前記黒鉛材料に前記試薬を結合させる工程と;
    前記触媒を回収する工程とを含む、前記方法。
  2. 前記黒鉛材料がカーボンナノチューブである請求項1に記載の方法。
  3. 前記黒鉛材料がグラフェンである請求項1に記載の方法。
  4. 前記切削が、超音波振動、ソノトロード、電磁放射線、機械的切削及び剪断力の少なくとも1つの切削を含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記触媒が、Friedel−Crafts触媒、Sandmayer触媒、Heck触媒及びSuzuki型触媒の少なくとも1つの触媒である請求項1に記載の方法。
  6. 前記触媒が、アルミニウム、鉄、スズ、亜鉛、マグネシウム、銅及びパラジウムの少なくとも1つの金属を含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記触媒が、アルミニウムイソプロポキシド、臭化アルミニウム、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、酢酸パラジウム、フェロセン、チタノセン、酢酸ニッケル、塩化亜鉛、塩化スズ及び塩化第一銅の少なくとも1つの触媒である請求項1に記載の方法。
  8. 前記試薬がアミノ基及びエポキシ基の少なくとも1つの試薬を含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記試薬がアルキルハロゲン化物、アリールハロゲン化物、アシルハロゲン化物、トシル酸塩、トリフリン酸塩及びチオールの少なくとも1つの試薬を含む請求項1に記載の方法。
  10. 黒鉛材料を含む機能化された黒鉛組成物であって、前記黒鉛材料が
    黒鉛材料を提供する工程と;
    前記黒鉛材料を切削する工程と;
    金属原子、金属カチオン、金属アルコラート、金属アルカノエート、金属スルホネート及び金属粉の少なくとも1つの触媒を含む触媒を提供する工程と;
    試薬を提供する工程と;
    前記触媒を前記試薬に結合させる工程と;
    前記黒鉛材料に前記試薬を結合させる工程と;
    前記触媒を回収する工程とを含む方法によって調製される、前記組成物。
  11. 前記黒鉛材料がカーボンナノチューブである請求項10に記載の組成物。
  12. 前記黒鉛材料がグラフェンである請求項10に記載の組成物。
  13. 前記切削が、超音波振動、ソノトロード、電磁放射線、機械的切削及び剪断力の少なくとも1つの切削を含む請求項10に記載の組成物。
  14. 前記触媒が、Friedel−Crafts触媒、Sandmayer触媒、Heck触媒及びSuzuki型触媒の少なくとも1つの触媒である請求項10に記載の組成物。
  15. 前記触媒が、アルミニウム、鉄、スズ、亜鉛、マグネシウム、銅及びパラジウムの少なくとも1つの金属を含む請求項10に記載の組成物。
  16. 前記触媒が、アルミニウムイソプロポキシド、臭化アルミニウム、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、酢酸パラジウム、フェロセン、チタノセン、酢酸ニッケル、塩化亜鉛、塩化スズ及び塩化第一銅の少なくとも1つの触媒である請求項10に記載の組成物。
  17. 前記試薬がアミノ基及びエポキシ基の少なくとも1つの試薬を含む請求項10に記載の組成物。
  18. 前記試薬がアルキルハロゲン化物、アリールハロゲン化物、アシルハロゲン化物、トシル酸塩、トリフリン酸塩及びチオールの少なくとも1つの試薬を含む請求項10に記載の組成物。
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