JP2016508586A - 摩擦クラッチ - Google Patents

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Abstract

本発明は、摩擦クラッチであって、圧着プレートを少なくとも部分的に覆う、カウンタプレートに結合されるクラッチカバーと、圧着プレートを変位させる、クラッチカバーに旋回可能に支持されるレバーばね(18)、特に皿ばねと、圧着プレート(14)を変位させるために必要な、操作システムにより提供可能な操作力を摩耗時に低減する、特にレバーばねとして形成されるサーボばね(26)と、サーボばねを軸方向で支持する、特に保持フック(28)として形成され、圧着プレートに対して間隔を置いた支持要素と、を備え、支持要素は、軸方向で延びるウェブ(32)と、サーボばねの第1の作用縁に軸方向で当接する、半径方向及び/又は略接線方向で突出する支持ストッパ(34)とを有し、レバーばねは、ばね開口(30)を有し、支持要素のウェブは、ばね開口を貫いて延在する、摩擦クラッチに関する。レバーばねを貫いて延在する支持要素により、サーボばねを摩擦クラッチのさもなければ利用されない容積内に設けることが可能である。

Description

本発明は、自動車用動力発生装置の駆動軸を自動車用伝動装置の伝動装置入力軸に連結可能な摩擦クラッチに関する。
独国特許出願公開第102006058311号明細書及び欧州特許出願公開第1980766号明細書において、それぞれ、レバーばね(Hebelfeder)により軸方向で変位可能な圧着プレートであって、摩擦力結合(reibschluessig:摩擦力による束縛)式にクラッチディスクをこの圧着プレートとカウンタプレートとの間で締め付ける圧着プレートを備える摩擦クラッチが公知である。カウンタプレートには、クラッチカバーが固く結合されており、クラッチカバーには、圧着プレートに螺止されるねじが通されている。クラッチカバーの、圧着プレートとは反対側に、ねじはねじ頭を有し、ねじ頭は、クラッチカバーとねじ頭との間に配置される皿ばねを介してクラッチカバーに支持されている。クラッチカバーとねじとに接触する皿ばねは、クラッチディスクが摩耗したときに、摩擦クラッチを操作するために必要な操作力に対して影響を及ぼすことができる。
所要構成スペースを拡大させることなく、摩擦クラッチを操作するために必要な操作力を摩耗の発生時にも低く維持することが、絶えず希求されている。
本発明の課題は、摩耗の発生時であっても低い、摩擦クラッチを操作するために必要な操作力と、摩擦クラッチの小さい所要構成スペースとを可能にする手段を提示することである。
この課題は、本発明により、請求項1に記載の特徴を有する摩擦クラッチ及び請求項9に記載の特徴を有する摩擦クラッチにより解決される。本発明の好ましい形態は、従属請求項に記載されており、それぞれ単独で又は互いに組み合わされて本発明の一態様をなすことができるものである。
本発明に係る自動車用動力発生装置の駆動軸を自動車用伝動装置の伝動装置入力軸に連結する摩擦クラッチは、トルクを導入するカウンタプレートと、トルクを導出すべく摩擦力結合式にクラッチディスクを締め付ける、カウンタプレートに対して相対的に変位可能な圧着プレートと、圧着プレートを少なくとも部分的に覆う、カウンタプレートに結合されるクラッチカバーと、圧着プレートを変位させる、クラッチカバーに旋回可能に支持されるレバーばね、特に皿ばねと、圧着プレートを変位させるために必要な、操作システムにより提供可能な操作力を摩耗時に低減する、特にレバーばねとして形成されるサーボばね(Servofeder)と、サーボばねを軸方向で支持する、特に保持フックとして形成され、圧着プレートに対して間隔を置いた支持要素と、を備え、支持要素は、軸方向で延びるウェブと、サーボばねの第1の作用縁(Kraftrand)に軸方向で当接する、半径方向及び/又は略接線方向で突出する支持ストッパとを有し、レバーばねは、ばね開口を有し、支持要素のウェブは、ばね開口を貫いて延在する。
レバーばねを貫いて延在する支持要素により、サーボばねは、摩擦クラッチの、さもなければ利用されない容積内に設けられることができ、その結果、摩耗の発生時であっても低い、摩擦クラッチを操作するために必要な操作力と、摩擦クラッチの小さい所要構成スペースとが可能とされている。特に摩擦クラッチの、軸方向及び/又は半径方向での所要構成スペースの拡大は、回避可能である。さらに支持要素は、センタリングのために使用され、かつ/又は周方向及び/又は半径方向で作用する、レバーばねのためのストッパとして使用されるようになっていてもよく、その結果、付加的なセンタリング要素は省略可能である。サーボばねは、支持要素に対して半径方向外側又は支持要素に対して半径方向内側で、第1の作用縁とは別のサーボばねの第2の作用縁でもって、皿ばね又は圧着プレートに作用可能である。サーボばね及び/又は支持要素は、必ずしもレバーばねを半径方向外側から取り巻く必要はなく、かつ/又は圧着プレートから背離する軸方向でクラッチカバーから突出する必要はない。同時に、サーボばねにより、摩擦クラッチの摩耗時、特にカウンタプレートとクラッチディスクとの間及び/又は圧着プレートとクラッチディスクとの間に設けられた摩擦フェーシングが摩耗に起因して薄くなり、摩擦クラッチを閉鎖する圧着プレートの行程距離が拡大したとき、摩擦クラッチを操作するために必要な操作力、特にレリーズ力の、さもなければ発生する上昇は、少なくとも部分的に補償され得る。これにより、摩擦クラッチの摩耗範囲にわたって発生する最大の必要な操作力は、低減され、低く維持され得る。これにより、圧着プレートの、摩耗に起因して拡大する行程距離を、例えば圧着プレートとレバーばねとの間及び/又はレバーばねとクラッチカバーとの間に設けられているランプシステムあるいはカムシステムを用いて補償する摩耗調整装置を省略することが可能であり、それにもかかわらず、発生する最大で必要な操作力の、過度に強い上昇を甘受する必要はない。摩耗調整装置の省略により、摩擦クラッチの所要構成スペースは、さらに削減可能である。
支持ストッパは、特に、サーボばねに当接する、圧着プレートとは反対側の当接面を有している。サーボばねは、特に、レバーばねとは別体の部材である。好ましくは、支持ストッパは、軸方向でレバーばねに対して間隔を置いており、特に好ましくは、支持ストッパは、摩擦クラッチの全摩耗範囲にわたってレバーばねに対して間隔を置いて位置決めされている。特に支持要素のウェブだけが、レバーばねの、1つの共通の軸方向の高さ位置に設けられている。すなわち、支持要素のうち、ウェブだけが、ばね開口内に設けられている。支持要素が圧着プレートに対して間隔を置いているので、圧着プレートと支持要素の結合、例えばねじ止めは省略される。これにより、特に、部材数を低減し、かつ/又は切削加工工程、特に圧着プレート内に雌ねじ山を形成する工程を省略することが可能である。さらにサーボばねは、実質的にレバーばねに直接作用可能である。その結果、サーボばねとレバーばねとの間の力伝達経路に設けられる中間部材は、省略可能である。これにより、中間部材が、力の影響があったときに中間部材の固有の弾性挙動に基づいて、サーボばねからレバーばねに提供可能なばね作用に悪影響を及ぼす可能性は、回避されている。例えばサーボばねがばね力を圧着プレートに対して、圧着プレートがこのばね力を摩耗範囲において操作力を低減するためにレバーばねに伝えることができるように働かせることは、必要でない。その代わりに、サーボばねとレバーばねとの間の力伝達経路は、圧着プレートを迂回可能である。その結果、摩擦クラッチの安価かつ省スペースな構造が生じる。特にサーボばねにより、摩擦クラッチを操作するために最大で提供すべき操作力は低減され得る。その結果、操作力を発生させる操作システムは、比較的小さく、かつ比較的省スペースに寸法設定可能である。このとき、操作システムのための比較的小さな所要構成スペースが、残余の摩擦クラッチのための所要構成スペースの拡大には至らないことが達成可能である。特にサーボばねは、摩擦フェーシングの摩耗がますます強まっていくと、摩擦クラッチの非操作状態で、操作力の方向に方向付けられたますます強くなっていくばね力を形成するように設計されている。摩擦クラッチの操作時、クラッチディスクの摩耗がますます強くなり、レバーばねがますます大きな旋回距離を変位するようになると、ますます大きくなる行程距離にわたって圧着プレートを変位させるために必要な力の一部は、サーボばねにより提供可能である。その結果、特に操作力の上昇は、例えば皿ばねとして形成されるレバーばねの起き上がりにより補償可能である。
サーボばねは、特に皿ばねとして形成されていてもよい。このためにサーボばねは、例えば周囲を取り巻くように延び、円錐形に形成されている環として形成されていてもよい。サーボばねは、特にレバーばねに対抗するように作用するばね力を提供可能である。これにより、レバーばねとサーボばねとからなるばね系は、特に、このレバーばねと比較してより硬く形成されたレバーばねに実質的に相当する総ばね特性線を提供可能である。好ましくは、サーボばねは、半径方向外向き及び/又は半径方向内向きに突出した付設部を有している。付設部は、第1の作用縁あるいは第2の作用縁を形成している。このためにサーボばねは、例えば周囲を取り巻くように延び、円錐形に形成されている環状の皿ばね領域を有していることができ、この皿ばね領域は、特にサーボばねのばね作用の大部分を提供している。突出した付設部により、サーボばねは、例えば回動防止された状態で支持要素の対応する切欠き及び/又は突出部に、摩擦クラッチの組み立てを簡単にするために装入可能である。さらにレバーばねは、特に半径方向内向き又は半径方向外向きに突出したばね舌片を有していることができ、ばね舌片は、好ましくは周囲を取り巻くように延びる環から突出している。サーボばねは、突出した付設部でもってレバーばねのばね舌片に支持されていてもよい。付設部により、それぞれの作用縁の半径方向の位置は、容易に調節可能である。さらに、それぞれの付設部及び/又は周囲を取り巻くように延びる閉じた環の寸法設定、特に半径方向の延在長さにより、サーボばねのばね特性は、低い構造的かつ製造技術的な手間あるいはコストで調節可能である。
特に皿ばねとして形成されるレバーばねのばね開口は、レバーばねの材料中に設けられた貫通孔として形成されていることができ、軸方向で、すなわち摩擦クラッチの回転軸線に対して略平行に、完全に貫通している。ばね開口は、例えば周囲を取り巻くように延びる閉じた縁部を有する開口として形成されていることができ、この場合、開口は、例えば孔又は打ち抜き部として形成可能である。好ましくは、レバーばねは、略半径方向で延びるばね舌片を有しており、ばね舌片は、特に、好ましくは皿ばねとして作用する閉じた環から半径方向で突出している。この場合、ばね開口は、特に、周方向で連続する2つのばね舌片間に設けられている間隙により形成されている。これにより、ばね開口は、半径方向に向かって開いているように形成されている。場合によっては、連続する2つのばね舌片間に設けられている間隙が、保持フックを収容すべく拡張されてもよい。これにより、保持フックは、特に周方向で、間隙のその他の部分の幅よりも広幅に形成されていてもよい。その結果、保持フックは、サーボばねに当接する十分に大きな当接面を提供可能である。当接面は、好ましくは、サーボばねが摩擦クラッチの運転中摩擦力結合を介して回動防止され得る大きさに寸法設定されている。
摩擦クラッチのカウンタプレートは、特にフライホイールにより形成されていてもよい。フライホイールは、例えば自動車用動力発生装置であるエンジンのクランク軸に相対回動不能に結合可能である。特に摩擦クラッチをツインクラッチのために使用することが可能である。この場合、カウンタプレートは、特にツインクラッチの1つの共通のセンタプレートにより形成可能である。その結果、このセンタプレートは、2つの軸方向面にそれぞれ1つの摩擦クラッチのための1つのカウンタプレートを形成可能である。クラッチカバーは、好ましくは固くカウンタプレートに、例えばねじ止め又はリベット止めにより結合されている。特に、軸方向で圧着プレートとカウンタプレートとの間に設けられているクラッチディスクは、例えば差し合わされる歯列を介して相対回動不能に自動車用伝動装置の伝動装置入力軸に結合可能である。クラッチディスクは、特に摩擦フェーシングを有していることができ、摩擦フェーシングは、寿命にわたって摩耗し、これにより薄くなっていく。好ましくは、クラッチディスクは、摩擦フェーシングのためのフェーシングクッションを有している。フェーシングクッションは、摩擦クラッチのソフトな閉鎖を可能にし、特に摩擦クラッチが閉鎖された状態において、摩擦クラッチを開放するばね力を提供する。特に好ましくは、圧着プレートにレバーばねから力が提供されないときに、圧着プレートを開放された位置に位置決めする、圧着プレートとクラッチカバー又はカウンタプレートとに結合される戻しばねが設けられている。操作システムからレバーばねに操作力が提供されていないときには、摩擦クラッチが閉鎖されている場合(「常時閉鎖型」である場合)、操作システムによりレバーばねに提供される操作力により、レバーばねが、摩擦クラッチの開放位置に相当する位置へと旋回されると、圧着プレートは、戻しばねによりレバーばねに従動可能である。レバーばねは、特に環状に周囲を取り巻くように延びる旋回点を中心に旋回可能である。環状に周囲を取り巻くように延びる旋回点は、好ましくはクラッチカバーに支持される少なくとも1つの線材リングにより規定される。
特にクラッチカバーに、第1の作用縁とは別のサーボばねの第2の作用縁に軸方向で当接する少なくとも1つのスペーサピン、好ましくは少なくとも3つのスペーサピンが結合されており、スペーサピンは、特にレバーばねを貫いて延在する。スペーサピンにより、レバーばねの所定の角度位置から、サーボばねは、スペーサピンに当接し、レバーばねから持ち上がり可能である。これによりサーボばねは、レバーばねの所定の角度位置から初めて、レバーばねに作用し、有効となる一方、レバーばねの他の角度位置範囲にあっては、サーボばねの有効性は、ストッパピンへの当接により阻止されることが可能である。これにより、レバーばねの角度位置にわたる操作力の特性線の推移及び/又はレバーばねにより変位される圧着プレートの軸方向の位置の特性線の推移は、部分的に調節可能である。特性線の一部において、サーボばねにより提供されるばね力は、有効であり、特性線の他の部分では有効でない。これにより、操作力の特性線の推移は、一様化可能である。さらにスペーサピンは、センタリングするために、かつ/又は周方向及び/又は半径方向で作用する、レバーばねのためのストッパとして使用されてもよい。その結果、付加的なセンタリング要素を省略すること、及び/又はセンタリング要素として設けられている部材を同時にサーボばねのためのスペーサピンとして使用することが可能である。
好ましくは、支持要素は、クラッチカバーと一体に形成されている。これにより支持要素は、クラッチカバーの材料から曲折された保持フックとして形成されていてもよい。この場合、支持要素は、好ましくは打ち抜き加工及び非切削式の曲げ加工により形成可能である。その結果、切削加工工程は回避可能である。
一態様において、特に、サーボばねは、圧着プレートから軸方向で反対側の外面に、第1の作用縁とは別の第2の作用縁により軸方向で支持されており、支持要素は、クラッチカバーに対して相対的に可動に、クラッチカバーを通されている。これによりサーボばねは、直接的ではなく、可動の支持要素を介して間接的にレバーばねに作用する。クラッチカバー内への支持要素の最大の差し込み深さは、支持要素の、半径方向で突出する段部が、クラッチカバーに当接することで予め設定可能である。
特に好ましくは、サーボばねは、レバーばねと一体に形成されており、サーボばねは、特にレバーばねの半径方向で突出したばね舌片として形成されている。これにより部材数は、削減可能である。さらにサーボばねは、これにより略完全にレバーばねと1つの共通の高さ位置に設けられることができ、その結果、サーボばねのために実質的に、個別の構成スペースを設ける必要がない。
特にレバーばねは、摩擦クラッチが閉鎖された状態で、第1の半径上において間接的又は直接的にクラッチカバーに、かつ第2の半径上において間接的又は直接的に圧着プレートに作用し、支持要素は、第1の半径及び第2の半径に対して半径方向内側又は第1の半径及び第2の半径に対して半径方向外側に配置されている。これにより支持要素及び/又はサーボばねは、レバーばねによる圧着プレートの変位に悪影響を及ぼさない半径方向の領域に位置決め可能である。さらにレバーばねを、第1の半径と第2の半径との間の領域において、皿ばねの形態の略完全に閉じた環として形成することが可能である。皿ばねの切欠き、特に支持要素を通すばね開口は、レバーばねの、第1の半径と第2の半径との間の、周方向で周囲を取り巻くように延びる領域から排除されることができ、その結果、第1の半径と第2の半径との間の半径方向の領域全体は、レバーばねの材料で満たされることができる。これによりレバーばねは、第1の半径と第2の半径との間で比較的硬く形成されている。その結果、摩擦クラッチの操作時、相応に高いレバー効果が達成可能であり、このレバー効果がレバーばねの固有ばね特性により受ける悪影響は、相応に僅かである。
好ましくは、支持要素の支持ストッパは、軸方向で圧着プレートの高さ位置に配置されており、サーボばねは、特に第1の作用縁とは別のサーボばねの第2の作用縁でもって圧着プレートに作用する。支持ストッパは、特に、圧着プレートの、カウンタプレート側の摩擦面の半径方向外側又は半径方向内側に配置されていてもよい。圧着プレートの摩擦面は、摩擦クラッチが閉鎖された状態において、カウンタプレートと圧着プレートとの間で締め付けられるべきクラッチディスクとの摩擦力結合を形成可能である。支持ストッパは、特に、クラッチカバーから出発して、支持ストッパがレバーばねを貫いて延びるだけでなく、摩擦クラッチの軸方向の高さ領域まで突入するほど、摩擦クラッチ内部に突入可能である。これによりサーボばねは、圧着プレートと接触し、間接的に圧着プレートを介してレバーばねにそのばね力でもって作用することができ、これにより、圧着プレートを操作するために必要な操作力に影響を及ぼすことができる。
特に好ましくは、支持要素は、圧着プレートの軸方向の極端位置において圧着プレートに当接する、圧着プレート側の制限ストッパを有する。これにより、支持要素がクラッチカバーに対して相対的に可動である場合、支持要素の差し込み深さは制限可能である。クラッチカバーと不動に形成されている支持要素の場合、制限ストッパにより圧着プレートの極端位置、例えば摩擦クラッチの最大開放位置が予め設定可能である。例えば圧着プレートは、圧着プレートに作用する戻しばねにより、支持要素により形成される制限ストッパに押し付けられることができ、その結果、相対運動及び/又はがたつき騒音は、このためにレバーばねを設ける必要なく回避可能である。
さらに本発明は、自動車用動力発生装置の駆動軸を自動車用伝動装置の伝動装置入力軸に連結する摩擦クラッチであって、トルクを導入するカウンタプレートと、トルクを導出すべく摩擦力結合式にクラッチディスクを締め付ける、カウンタプレートに対して相対的に変位可能な圧着プレートと、圧着プレートを少なくとも部分的に覆う、カウンタプレートに結合されるクラッチカバーと、圧着プレートを変位させる、クラッチカバーに旋回可能に支持されるレバーばね、特に皿ばねと、圧着プレートを変位させるために必要な、操作システムにより提供可能な操作力を摩耗時に低減する、特にレバーばねとして形成されるサーボばねと、を備え、クラッチカバーは、サーボばねに当接する、圧着プレート側を向いた第1の保持面と、サーボばねに当接する、圧着プレートとは反対側を向いた第2の保持面とを有し、サーボばねは、第1の保持面と第2の保持面との間に軸方向で保持されている摩擦クラッチに関する。クラッチカバーの第1の保持面と第2の保持面との間に装入されたサーボばねにより、サーボばねの位置は、付加的に必要となる部材なしに予め決められており、その結果、摩耗の発生時にも、摩擦クラッチを操作するために必要な低い操作力が可能となり、かつ摩擦クラッチのための小さい所要構成スペースが可能となる。サーボばねからは、半径方向で、一部、特に単数又は複数の付設部が、突出可能であり、この部分は、直接的又は間接的にレバーばねに、圧着プレートを操作するために必要な操作力に影響を及ぼすために、作用する。
特にクラッチカバー及び/又はサーボばねは、クラッチカバーの第1の保持面及び/又は第2の保持面を通過させる軸方向での装入用の少なくとも1つの組み立て窓を有し、サーボばねは、サーボばねを第1の保持面と第2の保持面との間に位置決めすべく、クラッチカバーに対して相対的に周方向で回動可能である。これによりサーボばねは、まず軸方向で、第1の保持面及び/又は第2の保持面を形成する部材に衝突することなく、装入可能である。組み立て窓は、衝突が回避できるに十分な大きさである。サーボばねは、組み立て経路上にある部材を軸方向で通過した後、周方向で、サーボばねの一部が第1の保持面と第2の保持面との間で位置決めされているようになるまで、回動され得る。この位置でサーボばねは、軸方向で脱落しないように紛失防止された状態で保持されている。好ましくは、サーボばねは、その固有のばね作用により第1の保持面と第2の保持面との間で摩擦力結合を介して保持されており、その結果、摩擦クラッチの運転中の望ましくない回動は、回避可能である。
好ましくは、第1の保持面及び/又は第2の保持面は、クラッチカバーの材料から曲げ出されたラグにより形成されている。この場合、ラグは、好ましくは打ち抜き加工及び非切削式の曲げ加工により形成可能であり、その結果、切削加工工程は、回避可能である。
特に好ましくは、レバーばねは、摩擦クラッチが閉鎖された状態で、第1の半径上において間接的又は直接的にクラッチカバーに、かつ第2の半径上において間接的又は直接的に圧着プレートに作用し、サーボばねは、第1の半径及び第2の半径に対して半径方向外側又は第1の半径と第2の半径との間でレバーばねに作用する。サーボばねは、特に、実質的にレバーばねに対して半径方向外側で保持面間に保持されていることができ、かつ半径方向内向きにレバーばねまで突出していることができる。第1及び第2の半径の半径方向内側の構成スペースは、不要である。サーボばねが、第1及び第2の半径の半径方向外側でレバーばねに作用する場合、レバーばねは、半径方向外向きに突出した少なくとも1つの延長片を有していることができ、サーボばねは、この延長片に作用可能である。
特に、摩擦クラッチの前述のすべての態様において、レバーばねは、摩擦クラッチが閉鎖された状態で、第1の半径上において間接的又は直接的にクラッチカバーに、かつ第2の半径上において間接的又は直接的に圧着プレートに作用し、第1の半径は、第2の半径より大きいようになっていてもよい。これにより摩擦クラッチは、特に「プル型のクラッチ」として形成可能である。
好ましくは、摩擦クラッチの前述のすべての態様において、レバーばねは、摩擦クラッチが閉鎖された状態で、第1の半径R上において間接的又は直接的にクラッチカバーに、かつ第2の半径R上において間接的又は直接的に圧着プレートに作用し、サーボばねは、第3の半径R上において間接的又は直接的にレバーばねに作用し、ここで、0.00≦|R−R|/R≦0.30、特に0.01≦|R−R|/R≦0.25、好ましくは0.05≦|R−R|/R≦0.15、特に好ましくは0.07≦|R−R|/R≦0.10が成立するようになっていてもよい。これによりサーボばねは、例えばレバーばねが、圧着プレートの、軸方向で突出した操作カムに作用する第2の半径の比較的近傍において、レバーばねに作用可能である。これによりレバーばねの弾性的な撓みによるレバーばねに対するサーボばねのばね作用の悪影響は、低減可能であるか、又はそれどころか解消可能である。
特に好ましくは、サーボばねは、レバーばねの、圧着プレート側の軸方向面又は圧着プレートとは反対側の軸方向面に作用する。サーボばねが圧着プレートに向かう方向のばね力を提供するか、圧着プレートから離れる方向のばね力を提供するかに応じて、サーボばねは、レバーばねの一方又は他方の軸方向面に作用可能である。特にサーボばねは、要求プロフィール及び/又は存在する構成スペースに応じて圧縮ばね又は引っ張りばねとして形成可能である。
さらに本発明は、自動車用動力発生装置の駆動軸と、自動車用伝動装置の少なくとも1つの伝動装置入力軸と、前述のように形成され、構成されていてよい、駆動軸を伝動装置入力軸に連結する摩擦クラッチと、を備える自動車のパワートレーンに関する。摩擦クラッチの、レバーばねを貫いて延在する支持要素により、サーボばねは、摩擦クラッチのさもなければ利用されない容積内に設けられることができ、その結果、摩耗の発生時にも低い、摩擦クラッチを操作するために必要な操作力が可能であるとともに、パワートレーンのための小さい所要構成スペースが可能である。
以下に、本発明について、添付図面を参照しながら、好ましい実施の形態を基に例示的に説明する。以下に記載する特徴は、それぞれ単独でも任意の組み合わせでも本発明の一態様をなし得るものである。
第1の実施の形態における摩擦クラッチの概略斜視断面図である。 図1に示した摩擦クラッチの概略断面図である。 第2の実施の形態における摩擦クラッチの概略断面図である。 第3の実施の形態における摩擦クラッチの概略断面図である。 第4の実施の形態における摩擦クラッチの概略断面図である。 第5の実施の形態における摩擦クラッチの概略断面図である。 第6の実施の形態における摩擦クラッチの概略断面図である。 第7の実施の形態における摩擦クラッチの概略断面図である。 第8の実施の形態における摩擦クラッチの概略断面図である。 第9の実施の形態における摩擦クラッチの概略断面図である。 第10の実施の形態における摩擦クラッチの概略断面図である。
図1に部分的にのみ示す摩擦クラッチ10は、クラッチカバー12を有している。クラッチカバー12は、図示しないカウンタプレートに例えばねじ止め及び/又はリベット止めにより結合可能である。クラッチカバー12は、少なくとも部分的に圧着プレート14を覆っている。圧着プレート14は、半径方向で突出する複数のばね舌片16を有する皿ばねとして形成されるレバーばね18により軸方向で変位可能である。レバーばね16は、環状の旋回点を中心に旋回可能である。このためにレバーばね16は、旋回点を規定する閉じた線材リング20を介してクラッチカバー12に支持されている。ばね舌片16を介して操作力がレバーばね18に導入されると、レバーばね18は、線材リング20において旋回され、圧着プレート14のカム22を押圧する。これにより圧着プレート14は、クラッチカバー12に対して相対的に変位される。操作力がかかっていないときは、圧着プレート14は、圧着プレート14及びクラッチカバー12に結合され、特に板ばねとして形成される戻しばね24により、所定の、特に開放された初期位置に位置決め可能である。摩擦クラッチの摩擦フェーシングが摩耗したときに、操作力の上昇を少なくとも部分的に補償すべく、特に皿ばねとして形成されるサーボばね26が設けられている。サーボばね26は、特にプリロードを伴ってクラッチカバー12及びレバーばね18に支持されている。サーボばね26は、レバーばね18の旋回点に対して半径方向内側及び/又はカム22におけるレバーばね18の作用点の半径方向内側に設けられている。
図2に示すように、クラッチカバー12は、半径方向内側の縁部において軸方向で突出する保持フック28を有している。保持フック28は、それぞれ、周方向で隣接する2つのばね舌片16間に設けられたばね開口30を貫いて延在する。保持フック28は、ばね開口30を貫いて延在するウェブ32を有している。ウェブ32から支持ストッパ34が突出している。支持ストッパ34は、圧着プレート14とは反対側の当接面36を有している。当接面36には、サーボばね26の第1の作用縁38が支持されている。図示の実施の形態では、支持ストッパ34は、ウェブ32から略接線方向で突出している。その結果、ウェブ32は、レバーばね18を周方向で規定通りに位置決めするストッパを形成している。サーボばね26は、第2の作用縁40を介してレバーばね18に支持されている。第2の作用縁40は、第1の作用縁38よりも大きな半径上に設けられている。図示の実施の形態では、レバーばね18におけるサーボばね26の作用点は、カム22の近傍に設けられている。図示の実施の形態では、付加的に、クラッチカバー12にリベット止めされたスペーサピン42が設けられている。スペーサピン42には、レバーばね18の所定の角度位置から、サーボばね26の第2の作用縁40が当接し、ばね力をもはやレバーばね18に及ぼさない。これによりサーボばね26は、軸方向で制限されており、レリーズ時のサーボばね26のがたつきは、回避されている。特にレバーばね18は、スペーサピン42においてセンタリングされている。本実施の形態は、実質的に必要な構成スペースを増大させず、有する部材の数は少なく、サーボばね26の作用点におけるレバーばね18の撓みは僅かにすぎない。さらに保持フック28は、容易な組み立てを可能にする。
図3に示す実施の形態では、図2に示した実施の形態と比較して、支持ストッパ34が、半径方向外向きに保持フック28のウェブ32から突出している。これによりウェブ32は、レバーばね18を半径方向で規定通りに位置決めするかつ/又はセンタリングするストッパを形成している。特に、摩擦クラッチ10の場合、例えば図2に示した保持フック28と、図3に示した保持フック28とを交互に設けることが可能である。本実施の形態は、実質的に必要な構成スペースを増大させず、有する部材の数は少なく、サーボばね26の作用点におけるレバーばね18の撓みは僅かにすぎない。さらに保持フック28は、容易な組み立てを可能にする。
図4に示す実施の形態では、図2に示した実施の形態と比較して、サーボばね26の、レバーばね18に当接する第2の作用縁40が、サーボばね26の、保持フック28に当接する第1の作用縁38よりも小さな半径上に設けられている。付加的にスペーサピン42は、クラッチカバー12にリベット止めされた別体の部材としてではなく、クラッチカバー12と一体にクラッチカバー12から曲折された部材として形成されている。本実施の形態は、実質的に必要な構成スペースを増大させず、有する部材の数は少なく、長いレバーアームに基づいてサーボばね26のサーボばね力は比較的僅かである。これにより小さな公差要求も得られる。さらに保持フック28は、容易な組み立てを可能にする。
図5に示す実施の形態では、図3に示した実施の形態と比較して、サーボばね26の、レバーばね18に当接する第2の作用縁40が、サーボばね26の、保持フック28に当接する第1の作用縁38よりも小さな半径上に設けられている。このために支持ストッパ34は、半径方向外向きではなく、半径方向内向きにウェブ32から突出している。付加的にスペーサピン42は、クラッチカバー12にリベット止めされた別体の部材としてではなく、クラッチカバー12と一体にクラッチカバー12から曲折された部材として形成されている。本実施の形態は、実質的に必要な構成スペースを増大させず、有する部材の数は少なく、長いレバーアームに基づいてサーボばね26のサーボばね力は比較的僅かである。これにより小さな公差要求も得られる。さらに保持フック28は、容易な組み立てを可能にする。
図6に示す実施の形態では、先の実施の形態と比較して、サーボばね26が、クラッチカバー12の外側に設けられており、クラッチカバー12に対して相対的に軸方向で可動な保持フック28を介して間接的にレバーばね18に支持されている。保持フック28の支持ストッパ34は、本実施の形態では、やはりクラッチカバー12の外側に設けられている。ウェブ32の、支持ストッパ34とは反対側の端部には、肉付け部44が設けられている。肉付け部44は、提供されたサーボばね26のばね力をレバーばね18に及ぼすために、レバーばね18に当接可能である。さらに肉付け部44は、圧着プレート14側の制限ストッパ46を有している。制限ストッパ46は、圧着プレート14が相応の位置にあるときに圧着プレート14に当接可能である。特に、適当に構成された複数の、例えば少なくとも3つの保持フック28が、周方向で1つの共通の半径上に互いに均等に分配配置されている。
図7に示す実施の形態では、図6に示した実施の形態と比較して、保持フック28の当接が、圧着プレート14ではなく、スペーサピン42において計画されている。スペーサピン42は、図示の実施の形態ではクラッチカバー12と一体に形成されている。付加的又は択一的に、別体の部材として形成されているスペーサピン42が設けられていてもよく、この別体のスペーサピン42は、例えばリベット止めによりクラッチカバー12に結合可能である。さらに線材リング20は、型打ち加工された突起48に置換されている。線材リング20を突起48に換えること又は突起48を線材リング20に換えることは、原理的に、図示のすべての実施の形態において可能である。摩擦クラッチ10が摩耗したとき、レバーばね18は、保持フック28を圧着プレート14に向かって引っ張り、これによりサーボばね26を緊張させる。レリーズ時、保持フック28は、再びスペーサピン42を介してクラッチカバー12に支持される。
図8に示す実施の形態では、図7に示した実施の形態と比較して、サーボばね26が、レバーばね18に半径方向内側で結合され、半径方向外向きに突出したばね舌片として形成されていることにより、レバーばね18と一体に形成されている。さらに保持フック28は、クラッチカバー12と一体に形成されている。これにより特に少数の部材が達成されている。レバーばね18とサーボばね26のこのような一体の組み合わせにより達成可能な特性線は、略線形であることができる。このことは、始めにサーボばね26の所望の補償効果が達成可能であることを意味している。しかし、最大値の到達後、レバーばね力は再び下降する。これに対して、サーボばね力はさらに上昇する。このことは、摩耗範囲が短縮されることを結果として伴う。
図9に示す実施の形態では、図3に示した実施の形態と比較して、保持フック28が大幅に摩擦クラッチ10内部に突入している。これにより、サーボばね26が直接的にではなく、圧着プレート14を介して間接的にのみレバーばね18に作用することが可能である。このために圧着プレート14は、半径方向内向きに突出した付設部50を有している。付設部50には、サーボばね26の第2の作用縁40が当接可能である。択一的には、サーボばね26を保持フック28の支持ストッパ34と圧着プレート14との間に位置決めするために、保持フック28が圧着プレート14を半径方向外側から取り巻くようにしてもよい。別の実施の形態では、保持フック28が、レバーばね18に設けられたばね開口を通して案内されることなく、レバーばね18を半径方向外側から取り巻くようにしていてもよい。
図10に示す実施の形態では、図3に示した実施の形態と比較して、サーボばね26が、カム22におけるレバーばね18の作用点に対して半径方向外側に、そして突起48におけるレバーばね18の旋回点に対しても半径方向外側に設けられている。これにより保持フック28を、クラッチカバー12の、軸方向で延びる部分から曲げ出されたラグ52に置換することが可能である。図示の実施の形態では、クラッチカバー12が、圧着プレート14側を向いた第1の保持面54を有しており、ラグ50が、圧着プレート14とは反対側を向いた第2の保持面56を有している。第1の保持面54と第2の保持面56との間には、サーボばね26が、特にプリロードを伴って紛失不能に収容されている。サーボばね26は、ラグ52の領域から半径方向内向きに、サーボばね26の第2の作用縁40がレバーばね18に作用可能となるまで延在している。図示の実施の形態では、レバーばね18は、サーボばね26が当接する、半径方向外向きに突出した少なくとも1つの延長片58を有している。
図10に示した実施の形態に対して択一的に、図11に示すように、サーボばね26は、半径方向内向きに、サーボばね26の第2の作用縁40が、突起48におけるレバーばね18の旋回点と、カム22における作用点との間でレバーばね18に作用可能となるまで延在していてもよい。その結果、延長片58は省略可能である。さらに、圧着プレート14側を向いた第1の保持面54をラグ52により提供することも可能である。
10 摩擦クラッチ
12 クラッチカバー
14 圧着プレート
16 ばね舌片
18 レバーばね
20 線材リング
22 カム
24 戻しばね
26 サーボばね
28 保持フック
30 ばね開口
32 ウェブ
34 支持ストッパ
36 当接面
38 第1の作用縁
40 第2の作用縁
42 スペーサピン
44 肉付け部
46 制限ストッパ
48 突起
50 付設部
52 ラグ
54 第1の保持面
56 第2の保持面
58 延長片

Claims (15)

  1. 自動車用動力発生装置の駆動軸を自動車用伝動装置の伝動装置入力軸に連結する摩擦クラッチであって、
    トルクを導入するカウンタプレートと、
    トルクを導出すべく摩擦力結合式にクラッチディスクを締め付ける、前記カウンタプレートに対して相対的に変位可能な圧着プレート(14)と、
    前記圧着プレート(14)を少なくとも部分的に覆う、前記カウンタプレートに結合されるクラッチカバー(12)と、
    前記圧着プレート(14)を変位させる、前記クラッチカバー(12)に旋回可能に支持されるレバーばね(18)、特に皿ばねと、
    前記圧着プレート(14)を変位させるために必要な、操作システムにより提供可能な操作力を摩耗時に低減する、特にレバーばねとして形成されるサーボばね(26)と、
    前記サーボばね(26)を軸方向で支持する、特に保持フック(28)として形成され、前記圧着プレート(14)に対して間隔を置いた支持要素と、
    を備え、該支持要素(28)は、軸方向で延びるウェブ(32)と、前記サーボばね(26)の第1の作用縁(38)に軸方向で当接する、半径方向及び/又は略接線方向で突出する支持ストッパ(34)とを有し、
    前記レバーばね(18)は、ばね開口(30)を有し、前記支持要素(28)の前記ウェブ(32)は、前記ばね開口(30)を貫いて延在する、
    ことを特徴とする、摩擦クラッチ。
  2. 前記クラッチカバー(12)に、前記第1の作用縁(38)とは別の前記サーボばねの第2の作用縁(40)に軸方向で当接する少なくとも1つのスペーサピン(42)、好ましくは少なくとも3つのスペーサピン(42)が結合されており、該スペーサピン(42)は、特に前記レバーばね(18)を貫いて延在する、請求項1記載の摩擦クラッチ。
  3. 前記支持要素(28)は、前記クラッチカバー(12)と一体に形成されている、請求項1又は2記載の摩擦クラッチ。
  4. 前記サーボばね(26)は、前記圧着プレート(14)から軸方向で反対側の外面に、前記第1の作用縁(38)とは別の第2の作用縁(40)により軸方向で支持されており、前記支持要素(28)は、前記クラッチカバー(12)に対して相対的に可動に、該クラッチカバー(12)を通されている、請求項1又は2記載の摩擦クラッチ。
  5. 前記サーボばね(26)は、前記レバーばね(18)と一体に形成されており、前記サーボばね(26)は、特に前記レバーばね(18)の半径方向で突出したばね舌片として形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  6. 前記レバーばね(18)は、前記摩擦クラッチ(10)が閉鎖された状態で、第1の半径上において間接的又は直接的に前記クラッチカバー(12)に、かつ第2の半径上において間接的又は直接的に前記圧着プレート(14)に作用し、前記支持要素(18)は、前記第1の半径及び前記第2の半径に対して半径方向内側又は前記第1の半径及び前記第2の半径に対して半径方向外側に配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  7. 前記支持要素(28)の前記支持ストッパ(34)は、軸方向で前記圧着プレート(14)の高さ位置に配置されており、前記サーボばね(26)は、特に前記第1の作用縁(38)とは別の前記サーボばね(26)の第2の作用縁(40)でもって前記圧着プレート(14)に作用する、請求項1から6までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  8. 前記支持要素(28)は、前記圧着プレート(14)の軸方向の極端位置において該圧着プレート(14)に当接する、前記圧着プレート(14)側の制限ストッパ(42)を有する、請求項1から7までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  9. 自動車用動力発生装置の駆動軸を自動車用伝動装置の伝動装置入力軸に連結する摩擦クラッチであって、
    トルクを導入するカウンタプレートと、
    トルクを導出すべく摩擦力結合式にクラッチディスクを締め付ける、前記カウンタプレートに対して相対的に変位可能な圧着プレート(14)と、
    前記圧着プレート(14)を少なくとも部分的に覆う、前記カウンタプレートに結合されるクラッチカバー(12)と、
    前記圧着プレート(14)を変位させる、前記クラッチカバー(12)に旋回可能に支持されるレバーばね(18)、特に皿ばねと、
    前記圧着プレート(14)を変位させるために必要な、操作システムにより提供可能な操作力を摩耗時に低減する、特にレバーばねとして形成されるサーボばね(26)と、
    を備え、
    前記クラッチカバー(12)は、前記サーボばね(26)に当接する、前記圧着プレート(14)側を向いた第1の保持面(54)と、前記サーボばね(26)に当接する、前記圧着プレート(14)とは反対側を向いた第2の保持面(56)とを有し、前記サーボばね(26)は、前記第1の保持面(54)と前記第2の保持面(56)との間に軸方向で保持されている、
    ことを特徴とする、摩擦クラッチ。
  10. 前記クラッチカバー(12)及び/又は前記サーボばね(26)は、前記クラッチカバー(12)の前記第1の保持面(54)及び/又は前記第2の保持面(56)を通過させる軸方向での装入用の少なくとも1つの組み立て窓を有し、前記サーボばね(26)は、該サーボばね(26)を前記第1の保持面(54)と前記第2の保持面(56)との間に位置決めすべく、前記クラッチカバー(12)に対して相対的に周方向で回動可能である、請求項9記載の摩擦クラッチ。
  11. 前記第1の保持面(54)及び/又は前記第2の保持面(56)は、前記クラッチカバーの材料から曲げ出されたラグ(52)により形成されている、請求項9又は10記載の摩擦クラッチ。
  12. 前記レバーばね(18)は、前記摩擦クラッチ(10)が閉鎖された状態で、第1の半径上において間接的又は直接的に前記クラッチカバー(12)に、かつ第2の半径上において間接的又は直接的に前記圧着プレート(14)に作用し、前記サーボばね(26)は、前記第1の半径及び前記第2の半径に対して半径方向外側又は前記第1の半径と前記第2の半径との間で前記レバーばね(18)に作用する、請求項9から11までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  13. 前記レバーばね(18)は、前記摩擦クラッチ(10)が閉鎖された状態で、第1の半径上において間接的又は直接的に前記クラッチカバー(12)に、かつ第2の半径上において間接的又は直接的に前記圧着プレート(14)に作用し、前記第1の半径は、前記第2の半径より大きい、請求項1から12までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  14. 前記レバーばね(18)は、前記摩擦クラッチ(10)が閉鎖された状態で、第1の半径R上において間接的又は直接的に前記クラッチカバー(12)に、かつ第2の半径R上において間接的又は直接的に前記圧着プレート(14)に作用し、前記サーボばね(36)は、第3の半径R上において間接的又は直接的に前記レバーばね(18)に作用し、ここで、0.00≦|R−R|/R≦0.30、特に0.01≦|R−R|/R≦0.25、好ましくは0.05≦|R−R|/R≦0.15、特に好ましくは0.07≦|R−R|/R≦0.10が成立する、請求項1から13までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  15. 前記サーボばね(26)は、前記レバーばね(18)の、前記圧着プレート(14)側の軸方向面又は前記圧着プレート(14)とは反対側の軸方向面に作用する、請求項1から13までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
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