JP2016217677A - 操作検出回路、並びに、電池式コンロ - Google Patents

操作検出回路、並びに、電池式コンロ Download PDF

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郁雄 大西
守 宮▲崎▼
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守 宮▲崎▼
一郎 秋田
Ichiro Akita
一郎 秋田
裕亮 本下
Hirosuke Motoshita
裕亮 本下
恵梨 米多
Eri Yoneta
恵梨 米多
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【課題】多数の操作スイッチを有する電池式コンロにおいて、調理開始時に最初に操作される操作スイッチを電源スイッチとして兼用する。【解決手段】電源スイッチ兼用操作スイッチSW1〜SW4への作動電圧の供給経路を2つ設け、第1の供給経路はマイクロプロセッサ1に制御電源電圧が供給されていないときに閉じるとともにマイクロプロセッサ1に制御電源電圧が供給されているときに開くように構成し、第2の供給経路はマイクロプロセッサ1による操作スイッチのスキャン制御によって開閉制御されるものとする。また、マイクロプロセッサ1に制御電源電圧が供給されていないときにスイッチSW1〜SW4を操作すると、第1の供給経路を介してスイッチSW1〜SW4に供給される作動電圧に基づく検出信号によってマイクロプロセッサ1への制御電源電圧の供給を行い、マイクロプロセッサ1を起動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、操作スイッチなどの操作部の操作を検出するための操作検出回路、並びに、該操作検出回路を具備する電池式コンロに関する。
電池式コンロにおいては、消費電力の節減が重要かつ永続的な課題であり、電源が投入されたまま放置されることを防止するために、例えば本願出願人が下記の特許文献1に開示したように、マイコン(制御部)自身が自己保持信号を出力している間は電池から電源電圧がマイコンに供給される一方、マイコンが自己保持信号の出力を停止するとマイコンへの電源電圧の供給経路が遮断されるようにするとともに、電源スイッチを操作するとマイコンへの電源電圧の供給経路が閉じて電源電圧がマイコンに供給され、これによりマイコンが再起動して自己保持信号の出力制御を再開するように構成している。
また、近年、電池式コンロにおいても多機能高機能化しつつあり、種々の調理モードに応じた調理設定スイッチが多数設けられたものが増えつつある。調理設定スイッチとは別に点火操作を行うための器具栓も設けられており、通常、器具栓操作に伴いマイコンに電源電圧が供給されるよう構成されているが、点火開始前から調理設定スイッチを用いて調理設定を行うためには、まず電源スイッチを押下してマイコンに電源電圧を供給する必要がある。
特開2014−25650号公報
しかし、調理設定スイッチとは別の箇所に配置されている電源スイッチを押し、さらにそこから調理設定スイッチを押すという操作は煩雑であり、ユーザーがコンロ使用時に手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、調理設定スイッチを電源スイッチとしても兼用できる操作検出回路、並びに、該操作検出回路を具備する電池式コンロを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明の操作検出回路は、電池と、制御部と、前記電池から前記制御部に制御電源電圧を供給する制御電源供給経路と、作動電圧が供給されているときに操作されると操作検出信号を出力する操作部と、前記電池から前記操作部に前記作動電圧を供給する電源オン時操作電源供給経路及び電源オフ時操作電源供給経路とを備え、前記制御部は、前記制御電源電圧が供給されると自己保持信号の出力制御を行うよう構成され、前記制御電源供給経路は第1の開閉手段により開閉可能に構成され、前記第1の開閉手段は、前記制御部が前記自己保持信号を出力している間、前記制御電源供給経路を閉じるように構成され、前記電源オフ時操作電源供給経路は第2の開閉手段により開閉可能に構成され、前記第2の開閉手段は、前記制御部が前記自己保持信号を出力している間は前記電源オフ時操作電源供給経路を開くとともに、前記制御部が前記自己保持信号を出力していない間は前記電源オフ時操作電源供給経路を閉じるように構成され、前記電源オン時操作電源供給経路は前記制御部によって開閉制御され、前記操作部は、閉じた状態の前記電源オン時操作電源供給経路を介して前記作動電圧が供給されているときに操作されると前記操作検出信号を制御部に出力し、前記制御電源電圧が供給されている前記制御部は、前記操作検出信号に基づいて前記操作部の操作を検出し、さらに、前記操作部は、閉じた状態の前記電源オフ時操作電源供給経路を介して前記作動電圧が供給されているときに操作されると前記操作検出信号を前記第1の開閉手段に出力し、前記第1の開閉手段は、前記制御部が前記自己保持信号を出力していなくても前記操作検出信号が入力されると前記制御電源供給経路を閉じるように構成され、前記第1の開閉手段は、前記自己保持信号及び前記操作検出信号のいずれも入力しないときは前記制御電源供給経路を開くよう構成されていることを特徴とするものである(請求項1)。
かかる本発明の操作検出回路によれば、第1の開閉手段に自己保持信号及び操作検出信号が入力されていないときは、制御電源供給経路を開くことにより制御部への制御電源電圧の供給を遮断し、これにより制御部における待機電力分の電力消費を削減できる。かかる電源断状態でユーザーが操作部を操作すると、操作検出信号が第1の開閉手段に出力され、該操作検出信号によって制御電源供給経路が閉じて制御部に制御電源電圧が供給されて、制御部が起動する。制御部は、起動すると自己保持信号の出力を開始し、所定の電源断条件(例えば、いずれの調理モードも実行されておらず所定時間以上何らの操作もされていないときや、所定の電源断操作がなされた場合など)を満たすまで継続的に自己保持信号を出力することにより制御部自身への制御電源電圧の供給を継続させるとともに、電源断条件を満たすと自己保持信号の出力を停止することにより制御部自身への制御電源電圧の供給を遮断する。
また、制御部に制御電源電圧が供給され、制御部が自己保持信号を出力しているときは、第2の開閉手段によって電源オフ時操作電源供給経路が開かれ、これにより電源オフ時操作電源供給経路から操作部への作動電圧の供給が遮断される。したがって、起動中の制御部は、電源オン時操作電源供給経路を開閉制御することにより必要に応じて操作部に作動電圧を供給したり作動電圧の供給を遮断したりすることができ、操作部に常時作動電圧を供給する必要がないので、これにより起動中の消費電力を低減できる。かかる特徴により、ダイナミックスキャン回路を構成する多数の操作スイッチの内の一部の操作スイッチを上記操作部として機能させることが可能である。
また、本発明は、上記操作検出回路を備える電池式コンロであって、前記電源オフ時操作電源供給経路を介して前記作動電圧を供給可能に構成されて前記操作部として機能する調理設定用スイッチと、その他の操作スイッチとを備えていることを特徴とするものである(請求項2)。かかる本発明の電池式コンロによれば、調理開始時に最初に操作される可能性の高い調理設定スイッチ、特に調理モード選択スイッチなど、を操作することによって制御部に制御電源電圧を供給し、制御部を起動させることができるので、調理開始時に離れた箇所に設けられた複数のスイッチを連続操作する必要がなく、実際に操作した調理設定スイッチの操作のみで電源を投入して調理設定を始めることができる。
なお、操作部は、コンロの操作パネルに配置された各種操作スイッチであってもよく、また、器具栓であってもよい。さらに、操作部は、操作されたときに作動電圧をそのまま操作検出信号電圧として出力する単純なスイッチであってもよいし、操作されたときに作動電圧に基づいて操作検出信号を生成出力するタッチパネルその他のスイッチ装置であってもよい。また、第1及び/又は第2の開閉手段は、制御部の外部に設けられていてもよく、また、制御部に内蔵されていてもよい。また、各開閉手段は、それぞれ一又は複数のスイッチング素子により構成されたスイッチング回路によって構成できる。また、電源オン時操作電源供給経路は、自己保持信号の出力制御とは別に制御部によって開閉制御することができる。
以上説明したように、本発明の請求項1に係る操作検出回路によれば、第1の開閉手段に何ら入力信号が入力されていないときは、制御電源供給経路を開くことにより制御部への制御電源電圧の供給を遮断し、これにより制御部における待機電力分の電力消費を削減できる。かかる電源断状態でユーザーが操作部を操作すると、操作検出信号が第1の開閉手段に出力され、該操作検出信号によって制御電源供給経路が閉じて制御部に制御電源電圧が供給されて、制御部が起動する。制御部は、起動すると自己保持信号の出力を開始し、所定の電源断条件(例えば、いずれの調理モードも実行されておらず所定時間以上何らの操作もされていないときや、所定の電源断操作がなされた場合など)を満たすまで継続的に自己保持信号を出力することにより制御部自身への制御電源電圧の供給を継続させるとともに、電源断条件を満たすと自己保持信号の出力を停止することにより制御部自身への制御電源電圧の供給を遮断する。また、制御部に制御電源電圧が供給され、制御部が自己保持信号を出力しているときは、第2の開閉手段によって電源オフ時操作電源供給経路が開かれ、これにより電源オフ時操作電源供給経路から操作部への作動電圧の供給が遮断される。したがって、起動中の制御部は、電源オン時操作電源供給経路を開閉制御することにより必要に応じて操作部に作動電圧を供給したり作動電圧の供給を遮断したりすることができ、操作部に常時作動電圧を供給する必要がないので、これにより起動中の消費電力を低減できる。かかる特徴により、ダイナミックスキャン回路を構成する多数の操作スイッチの内の一部の操作スイッチを上記操作部として機能させることが可能である。
また、本発明の請求項2に係る電池式コンロによれば、調理開始時に最初に操作される可能性の高い調理設定スイッチ、特に調理モード選択スイッチなど、を操作することによって制御部に制御電源電圧を供給し、制御部を起動させることができるので、調理開始時に離れた箇所に設けられた複数のスイッチを連続操作する必要がなく、実際に操作した調理設定スイッチの操作のみで電源を投入して調理設定を始めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る操作検出回路の概略回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る操作検出回路の概略回路図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る操作検出回路の回路構成を示しており、該操作検出回路は、特に電池式ガスコンロの多数の操作スイッチの操作検出回路として好適に用いることができるものである。ガスコンロは、電池を電源として動作するものであり、例えば各種調理モードを備えた近年のコンロの場合には、左コンロ用の各種操作スイッチ、中コンロ用の各種操作スイッチ及び右コンロ用の各種操作スイッチがそれぞれ5〜8つ程度設けられ、さらに、グリル用の各種操作スイッチが複数個設けられるため、総計数十個ものスイッチが設けられる。各スイッチは、軽く触れるだけで操作できる機械式若しくは静電式のタッチスイッチを採用することができる。該スイッチは操作を止めると初期状態に自動的に戻る構成のものを採用するのが好ましい。また、各スイッチは、操作されていない状態が非導通状態で操作されると導通状態となるものを用いることができる。
本実施形態の操作検出回路は、電池式ガスコンロの制御基板及び/又は操作基板上に実装することができ、コンロの各種動作を制御する制御部として機能するマイクロプロセッサ1と、マイクロプロセッサ1の電源となる電池2と、電池2からマイクロプロセッサ1に制御電源電圧を供給する制御電源供給経路と、多数の操作スイッチSW1〜SW6とを備えている。なお、図1においては設定スイッチとして6つのみ例示しているが、数十個の操作スイッチを同様に設けることができる。
制御電源供給経路は、電池2の正極からマイクロプロセッサ1のVccポートに至る電路によって構成されている。制御電源供給経路の途中には、pチャンネル型FETからなるスイッチング素子Q1が設けられている。該スイッチング素子Q1のゲート(駆動信号入力部)は、プルアップ抵抗R1を介して電池2の正極に接続されているとともに、並列に設けられた2つのnpn型トランジスタからなるスイッチング素子Q2,Q3を介してグラウンドに接地されている。各スイッチング素子Q2,Q3のベース(駆動信号入力部)はそれぞれプルダウン抵抗R2,R3を介してグラウンドに接続されている。また、一方のスイッチング素子Q2のベースは、マイクロプロセッサ1の自己保持出力ポートに接続されており、マイクロプロセッサ1から自己保持信号電圧がスイッチング素子Q2に出力されるとスイッチング素子Q2がオンしてスイッチング素子Q1のゲートがグラウンドに接地され、これによりスイッチング素子Q1がオンして電池電圧に基づく制御電源電圧がマイクロプロセッサ1に供給される。また、もう一つのスイッチング素子Q3のベースは、後述するスイッチマトリックス回路5の出力部に逆流防止ダイオードD1を介して接続されており、スイッチマトリックス回路5から操作検出信号電圧が出力されるとスイッチング素子Q3がオンしてスイッチング素子Q1のゲートがグラウンドに接地され、これによってもスイッチング素子Q1がオンして電池電圧に基づく制御電源電圧がマイクロプロセッサ1に供給される。なお、制御電源電圧と電池電圧とは同じでなくてもよく、スイッチング素子Q1に直列に適宜の電流制限抵抗Rdを設けることができる。
而して、上記スイッチング素子Q1〜Q3によって、自己保持信号電圧若しくは操作検出信号電圧を入力すると制御電源供給経路を閉じて制御電源電圧をマイクロプロセッサ1に供給するとともに、自己保持信号電圧及び操作検出信号電圧のいずれも入力しないときは制御電源供給経路を開いて制御電源電圧の供給を遮断する第1の開閉手段が回路構成されている。なお、上記スイッチング素子Q2,Q3と並列にさらに一又は複数のスイッチング素子を同様に接続して、自己保持信号電圧及び操作検出信号電圧とは別の適宜の信号入力によっても第1の開閉手段を閉じて制御電源電圧がマイクロプロセッサ1に供給されるように構成することもできる。
マイクロプロセッサ1の多数のI/Oポートのうち複数(図示例では3つ)のポートは走査用出力ポート(COM1〜3)として設定され、さらに別の複数(図示例では2つ)のI/Oポートは検出信号入力ポート(SW入力1〜2)として設定されている。
本実施形態の操作入力回路は、複数の走査信号線3と複数の検出信号線4とが上記複数のスイッチSW1〜6を介してマトリックス状に接続されてなるスイッチマトリックス回路5を備えている。走査信号線3の本数は走査用出力ポートの数と同一であり、各走査信号線3がそれぞれ別の走査用出力ポートに対応しており、各走査用出力ポートから位相をずらした作動パルス信号電圧(作動電圧)を出力することによって、複数の走査信号線3を順次オン状態(例えば1.8V)とすることにより、多数のスイッチSW1〜S6を低消費電力でダイナミックスキャン可能に構成している。上記作動パルス信号電圧は、マイクロプロセッサ1に内蔵されたスイッチング素子Q4〜Q6をオン/オフ制御することによって出力される。すなわち、本実施形態では、マイクロプロセッサ1を介してスイッチマトリックス回路5を構成する各操作スイッチSW1〜SW6に電池電圧に基づく作動電圧を供給可能に構成しており、これにより電池2から各操作スイッチSW1〜SW6に作動電圧を供給する電源オン時操作電源供給経路が構成されている。
図1に示した例ではCOM1出力ポートに接続した走査信号線3に2つの操作スイッチSW1,SW2が並列接続され、COM2ポートに接続した走査信号線3に2つの操作スイッチSW3,SW4が並列接続され、COM3ポートに接続した走査信号線3の2つの操作スイッチSW5,SW6が並列接続されている。並列接続された操作スイッチはそれぞれ異なる検出信号線4に接続されている。したがって、マイクロプロセッサ1は、現在HIGH出力中の走査用出力ポートと操作検出信号電圧が入力された検出信号入力ポートとの組み合わせによって、多数の操作スイッチSW1〜SW6のうちどの操作スイッチが操作されたかを検出可能である。
また、本実施形態では、多数の操作スイッチSW1〜SW6のうち、調理設定開始時に最初に操作される可能性の高い操作スイッチSW1〜SW4は電源スイッチとして兼用可能な電源スイッチ兼用操作スイッチ(操作部)として構成されており、マイクロプロセッサ1への制御電源電圧が上記第1の開閉手段によって遮断されているときに電源スイッチ兼用操作スイッチSW1〜SW4を操作すると、第1の開閉手段によって制御電源供給経路が閉じて制御電源電圧がマイクロプロセッサ1に供給され、これによりマイクロプロセッサ1を起動可能に構成している。
すなわち、本実施形態の入力検出回路は、電池2から電源スイッチ兼用操作スイッチSW1〜SW4に作動電圧を供給する電源オフ時操作電源供給経路を備えており、該経路は、電池2の正極から電源スイッチ兼用操作スイッチSW1〜SW4の正極側端子に至る電路によって構成され、該電路の途中には、nチャンネル型FETからなるスイッチング素子Q7が設けられている。該スイッチング素子Q7のゲートは、プルアップ抵抗R7を介して電池2の正極に接続されているとともに、npn型トランジスタからなるスイッチング素子Q8を介してグラウンドに接続されている。スイッチング素子Q8のベースは、プルダウン抵抗R8を介してグラウンドに接地されているとともに、マイクロプロセッサ1の上記自己保持出力ポートに接続されている。したがって、マイクロプロセッサ1から自己保持信号電圧が出力されていないときは、スイッチング素子Q8がオフしてスイッチング素子Q7のゲートがプルアップされ、これによりスイッチング素子Q7がオンして電源オフ時操作電源供給経路が導通状態となり、電池電圧に基づく作動電圧が電源スイッチ兼用走査スイッチSW1〜SW4に供給される。一方、マイクロプロセッサ1から自己保持信号電圧が出力されているときは、スイッチング素子Q8がオンしてスイッチング素子Q7のゲートがグラウンドに接地され、これによりスイッチング素子Q7がオフして電源オフ時操作電源供給経路が遮断状態となり、当該経路を介したスイッチSW1〜SW4への作動電圧の供給が遮断される。なお、異なる走査信号線3への上記作動パルス信号電圧の印加を防止するため、異なる走査信号線3に接続されたスイッチ同士はそれぞれスイッチング素子Q7に対して逆流防止ダイオードD2を介して並列に接続されている。
而して、上記スイッチング素子Q7及びQ8によって、マイクロプロセッサ1が自己保持信号電圧を出力している間は電源オフ時操作電源供給経路を開くとともに、マイクロプロセッサ1が自己保持信号電圧を出力していない間は電源オフ時操作電源供給経路を閉じる第2の開閉手段が回路構成されている。
電源スイッチ兼用操作スイッチSW1〜SW4以外のその他の操作スイッチSW5,SW6には上記電源オフ時操作電源供給経路は設けられておらず、これらスイッチSW5,SW6は電源スイッチとしては機能しない。
電源スイッチ兼用操作スイッチとしては適宜の調理設定用スイッチを割り当てることができるが、例えば、炊飯モードを選択するためのスイッチ、麺ゆでモードを選択するためのスイッチ、あぶり調理モードを選択するためのスイッチ、湯沸かしモードを選択するためのスイッチ、揚げ物調理モードを選択するためのスイッチ、あたためモードを選択するためのスイッチ、各種オート調理メニューを呼び出すためのスイッチ、タイマー設定スイッチなどを割り当て可能である。
上記第1実施形態に係る操作入力回路を具備する電池式コンロによれば、マイクロプロセッサ1から自己保持信号電圧が出力されておらず、且つ、電源スイッチ兼用操作スイッチSW1〜SW4のいずれからも操作検出信号電圧が出力されていないときは、制御電源供給経路を開くことによりマイクロプロセッサ1への制御電源電圧の供給を遮断し、これによりマイクロプロセッサ1の待機電力分の電力消費を削減できる。かかる電源断状態でユーザーが電源スイッチ兼用操作スイッチSW1〜SW4のいずれかを操作すると、操作検出信号がスイッチング素子Q3に出力され、これにより制御電源供給経路が閉じてマイクロプロセッサ1に制御電源電圧が供給されて、マイクロプロセッサ1が起動する。マイクロプロセッサ1は、起動すると自己保持信号の出力制御を開始し、所定の電源断条件を満たすまで継続的に自己保持信号電圧を出力することによりマイクロプロセッサ1自身への制御電源電圧の供給を継続させるとともに、電源断条件を満たすと自己保持信号電圧の出力を停止することによりマイクロプロセッサ1自身への制御電源電圧の供給を遮断する。
また、マイクロプロセッサ1に制御電源電圧が供給され、マイクロプロセッサ1が自己保持信号電圧を出力しているときは、該自己保持信号電圧はスイッチング素子Q8にも出力され、これにより電源オフ時操作電源供給経路が開かれて、電源オフ時操作電源供給経路を介した電源スイッチ兼用操作スイッチSW1〜SW4への作動電圧の供給が遮断される。また、起動中のマイクロプロセッサ1は、複数の走査信号線3を順次オンするための作動パルス信号を各走査信号線3に出力することにより複数の操作スイッチSW1〜SW6のダイナミックスキャン動作を行うことにより、多数の操作スイッチを低消費電力で検出できる。
このように、本実施形態によれば、ダイナミックスキャンにより操作状態の検出が行われる多数の操作スイッチのうち、調理開始時に最初に操作される操作スイッチSW1〜SW4を電源兼用スイッチとして構成することにより、調理開始時のユーザーの操作を簡素化し、一層の利便性の向上を図ることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更できる。例えば、電源オン時操作電源供給経路は、図2に示すように、電池2の正極と電源スイッチ兼用操作スイッチSW1〜SW4とをpnp型トランジスタQ9を介して接続する電路によって構成でき、該トランジスタQ9を、マイクロプロセッサ1の操作用出力ポートCOM1〜COM3から出力される制御信号に基づいてトランジスタQ10によって駆動するよう構成することもできる。この回路構成では、電源オン時操作電源供給経路は、電池電圧に基づく作動電圧をマイクロプロセッサ1を介さずにスイッチSW1〜SW4に供給するが、かかる作動電圧を供給するか否かをマイクロプロセッサ1のCOM出力によって制御する。
また、上記実施形態では、第1の開閉手段を構成するスイッチング素子Q1〜Q3をマイクロプロセッサ1の外部に設けたが、マイクロプロセッサ1に第1の開閉手段を構成する自己保持回路が内蔵されていてもよい。同様に、第2の開閉手段を構成するスイッチング回路がマイクロプロセッサ1に内蔵されていてもよい。
1 制御部(マイクロプロセッサ)
2 電池
Q1〜Q3 制御電源供給経路を開閉する第1の開閉手段
Q4〜Q6 電源オン時操作電源供給経路を開閉する開閉手段
Q7,Q8 電源オフ時操作電源供給経路を開閉する第2の開閉手段
Q9,Q10 電源オン時操作電源供給経路を開閉する開閉手段
SW1〜SW4 操作部(電源スイッチ兼用操作スイッチ)
SW5,SW6 その他の操作スイッチ

Claims (2)

  1. 電池と、制御部と、前記電池から前記制御部に制御電源電圧を供給する制御電源供給経路と、作動電圧が供給されているときに操作されると操作検出信号を出力する操作部と、前記電池から前記操作部に前記作動電圧を供給する電源オン時操作電源供給経路及び電源オフ時操作電源供給経路とを備え、
    前記制御部は、前記制御電源電圧が供給されると自己保持信号の出力制御を行うよう構成され、
    前記制御電源供給経路は第1の開閉手段により開閉可能に構成され、前記第1の開閉手段は、前記制御部が前記自己保持信号を出力している間、前記制御電源供給経路を閉じるように構成され、
    前記電源オフ時操作電源供給経路は第2の開閉手段により開閉可能に構成され、前記第2の開閉手段は、前記制御部が前記自己保持信号を出力している間は前記電源オフ時操作電源供給経路を開くとともに、前記制御部が前記自己保持信号を出力していない間は前記電源オフ時操作電源供給経路を閉じるように構成され、
    前記電源オン時操作電源供給経路は前記制御部によって開閉制御され、
    前記操作部は、閉じた状態の前記電源オン時操作電源供給経路を介して前記作動電圧が供給されているときに操作されると前記操作検出信号を制御部に出力し、前記制御電源電圧が供給されている前記制御部は、前記操作検出信号に基づいて前記操作部の操作を検出し、
    さらに、前記操作部は、閉じた状態の前記電源オフ時操作電源供給経路を介して前記作動電圧が供給されているときに操作されると前記操作検出信号を前記第1の開閉手段に出力し、前記第1の開閉手段は、前記制御部が前記自己保持信号を出力していなくても前記操作検出信号が入力されると前記制御電源供給経路を閉じるように構成され、
    前記第1の開閉手段は、前記自己保持信号及び前記操作検出信号のいずれも入力しないときは前記制御電源供給経路を開くよう構成されていることを特徴とする操作検出回路。
  2. 請求項1に記載の操作検出回路を備える電池式コンロであって、前記電源オフ時操作電源供給経路を介して前記作動電圧を供給可能に構成されて前記操作部として機能する調理設定用スイッチと、その他の操作スイッチとを備えていることを特徴とする電池式コンロ。
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