JP2004308952A - 家電機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】待機電力モードを有する機器において、ユーザーに省電力モードと時刻設定とを選択できるようにする。
【解決手段】待機電力を低減機能を有する構成において、時刻設定手段20により時刻設定がなされない場合でかつ、調理メニュー等を設定するキー入力手段6を所定時間、操作されない場合には電力開閉手段5をOFFさせる信号を出力する構成としたものである。これによってユーザーが自由に省電力モードと時刻機能とを選択できるようにしている。また、時刻設定を解除する時刻解除手段21を備えた構成としているので、いつでも簡単に設定を切り替えることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】待機電力を低減機能を有する構成において、時刻設定手段20により時刻設定がなされない場合でかつ、調理メニュー等を設定するキー入力手段6を所定時間、操作されない場合には電力開閉手段5をOFFさせる信号を出力する構成としたものである。これによってユーザーが自由に省電力モードと時刻機能とを選択できるようにしている。また、時刻設定を解除する時刻解除手段21を備えた構成としているので、いつでも簡単に設定を切り替えることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は家電製品に関し、待機時の消費電力の低減するための制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、地球環境にやさしい機器の開発が望まれており、特に日常的に使用される家電製品については消費電力に関する法制化も推進されている。その中で、非動作時である待機時の電力は全消費電力の1割から2割とも言われており特に注目されている。
【0003】
電子レンジに関しても実際の使用実態を考えると、高周波加熱、ヒータ等使用した実調理時間よりも非動作時間すなわち待機時間の方が圧倒的に多いのが実状である。
【0004】
従来この電子レンジは図4に示すように、ドアスイッチ1の開成/閉成を検出するドア検出手段2と、機器を制御する制御手段3と、制御手段へ電力を供給する電源回路4と、電源回路4と制御手段3との間に設けられ電源供給のON/OFFする電力開閉手段5から構成されており、ドア検出手段2が、ドア1の開成/閉成の遷移を検出したときに電力開閉手段5をONするようになっている。ドア1が閉成されると、電力開閉手段5を介して制御手段3に電力が供給され、制御手段3から電力開閉手段5にON信号を出力し、継続的に制御手段3に電力が供給されることになる。一方、制御手段3は、例えばキー入力手段6からの入力がなく所定時間動作状態が遷移しない場合は、電力開閉手段5にOFF信号を出力し、電力供給を遮断する構成となっている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
また、他の従来の電子レンジは、図5に示すように商用電源7と、制御回路8へ電力を供給する電源回路9との間に介設されたドアの開閉に連動して動作するドアスイッチ10と、このドアスイッチ4に並列に接続されて電力開閉手段11とが設けられている。制御回路8は、ドアの開成によりドアスイッチ10を介し電力が供給されると共に、ドアの開成を検出するドアスイッチ回路12の信号に基づいて、制御回路8より出力回路13を介して電力開閉手段11をONし自己保持する。そのため制御回路8への電力を継続的に供給されることになる。またドアが閉じて一定時間内にドアスイッチ回路12またはキー入力回路14からの入力が無い場合は制御回路8、出力回路13を介して電力開閉手段11をOFFさせるように構成されている。また、一方で、キー入力回路14から所定の指示がなされた時には、ドアが閉成された後所定のタイマー時間の計時が終了した後も電力開閉回路8をOFFさせない構成とし、例えば、時刻等の表示を継続的に行えるようにしていた(例えば特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−22181号公報
【特許文献2】
特開平10−089699号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例の第一の従来例では、状態遷移がない場合、強制的に電源を遮断するため、時刻機能を搭載することができないという課題を有していた。時刻機能を欲されるユーザーも多い中、対応できない構成となっている。
【0008】
また、前記従来例の第二の従来例では、キー入力回路により一度時刻設定をすると設定を解除する機能がなく、電源コンセントをOFFしない限り待機時に省電力モードにできないという課題を有していた。
【0009】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、省電力構成と時刻設定手段と時刻設定の解除手段を設けることにより、ユーザーに省電力モードと時刻設定を選択できるようにした家電機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の家電機器では、待機電力を低減する構成において、前記時刻設定手段により時刻設定がなされない場合でかつ、前記キー入力手段を所定時間、操作されない場合には前記電力開閉手段をOFFさせる信号を出力する構成としたものである。これによってユーザーが自由に省電力モードと時刻機能とを選択できるようにしている。また、時刻の解除手段を備えた構成としているので、いつでも簡単に設定を切り替えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、上記構成により、機器を制御する制御手段と、この制御手段へ電力を供給する電源回路と、この電源回路と上記制御手段との間に設けられ制御手段への電力をON/OFFする電力開閉手段と、各種の設定を行うキー入力手段と、時刻設定を行う時刻設定手段とを備えており、前記電力開閉手段へON信号を出力し、制御手段へ電源が供給されることにより動作すると共に、前記電力開閉手段ONさせる信号を出力することにより自己保持するようにしている。また一方、前記時刻設定手段により時刻設定がなされない場合でかつ、前記キー入力手段を所定時間、操作されない場合には前記電力開閉手段をOFFさせる信号を出力する構成としており、省電力構成と時刻設定手段を設けることによりユーザーに省電力モードと時刻設定を選択できるようにしており、省電力の推進とユーザーの使い勝手を向上できる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上記構成により、ドアを有し、ドアの開成/閉成に連動して動作するドアスイッチと、このドアスイッチの開成/閉成の遷移を検出するドア検出手段と、機器を制御する制御手段と、この制御手段へ電力を供給する電源回路と、この電源回路と上記制御手段との間に設けられ制御手段への電力をON/OFFする電力開閉手段と、各種の設定を行うキー入力手段と、時刻設定を行う時刻設定手段とを備えており、このドア検出手段は、ドアが開成/閉成の遷移を検出したとき前記電力開閉手段へON信号を出力し、制御手段へ電源が供給されることにより動作すると共に、前記電力開閉手段ONさせる信号を出力することにより自己保持するようにしている。また一方、前記時刻設定手段により時刻設定がなされない場合でかつ、前記キー入力手段を所定時間、操作されない場合には前記電力開閉手段をOFFさせる信号を出力する構成としており、省電力構成と時刻設定手段を設けることによりユーザーに省電力モードと時刻設定を選択できるようにしており、省電力の推進とユーザーの使い勝手を向上できる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、特に請求項1または2に記載の時刻設定手段の解除手段を備えることにより、ユーザーが自由に省電力モードと時刻設定を選択できるようにしており、使い勝手を向上できる。
【0014】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
(実施例)
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施例における家電機器(電子レンジ)の制御回路の回路図を示すものである。なお、従来例と同様な構成には同一符号を付した。
【0017】
図1において、7は商用電源、15は食品を加熱するヒータ及びマグネトロンなどで構成された高周波発生源といった加熱手段、6は調理の設定を入力するキー入力手段であり複数のスイッチで構成してある。16はキー操作により入力された調理設定を実行するために加熱手段15を制御する制御手段、4は電源回路であり、V0を基準電位として制御手段16の電源V1をつくっている。5は制御手段16への電源の供給を開閉する電力開閉手段、1はドアの開閉に連動して動作するドアスイッチ、2はドアの開成/閉成の遷移を検出するドア検出手段、17は加熱手段をON/OFFするリレーの接点、18はリレーのコイル、19は制御手段16からの制御信号に基づきリレーを駆動するトランジスタである。20は、時刻を設定するための時刻設定手段である。21は、時刻の設定を解除するための時刻設定解除手段である。
【0018】
次に動作、作用について説明する。図1は、ドアスイッチ1が閉じている状態のものである。また、食品を加熱調理していない待機状態においては、電力開閉手段5はOFF状態であり制御手段16への電力供給は遮断されている。ドア検出手段2のコンデンサーC1には、共通端子COMと常開接点NO及び抵抗R1を介してV1より電荷が貯えられている。
【0019】
次にドアが開けると、ドア検出手段2のコンデンサーC1に貯えられた電荷が、共通端子COMと常閉接点NC及び抵抗R1を介し電力開閉手段5に流れ込むことによりONするものである。そして、制御回路16への電源の供給が開始され起動する。次に制御回路16は、電力開閉手段5をONさせる信号を出力し電力供給が自己保持される。そして、調理設定の待ち受け状態となる。
【0020】
次に電力供給状態から待機状態への遷移条件について説明する。基本的な待機状態への遷移条件は、時刻設定手段により時刻を設定されない状態でかつ、制御回路が有する非動作時(調理動作中以外)に動作するタイマーが、キー入力手段6から入力がない場合に起動し、予め設定されたタイマー時間を経過すると制御回路16から電力開閉手段5にOFF信号を出力し、電力供給を遮断する。なわち待機状態へ遷移するようにした。
【0021】
言い換えれば、時刻設定手段により時刻が設定されているときには、待機状態への遷移はしないようにしている。
【0022】
また、時刻の設定を時刻設定解除手段により解除された場合は、上記タイマー機能により、キー入力手段6から入力がない場合には、予め設定されたタイマー時間を経過すると制御回路16から電力開閉手段5にOFF信号を出力し、電力供給を遮断する。なわち待機状態へ遷移するようにした。そして、電力開閉手段5がOFFした後に再びドアが開かれると、再び制御回路に電力を供給されるようにした。
【0023】
次に、図2及び図3は、本発明の家電機器(電子レンジ)のコントロールパネル図を示すものである。
【0024】
図2において、22は、電子レンジの状態や、時刻を表示するための表示部である。23は、調理加熱条件を設定するためのメニュー設定キーである。24は、時刻の設定を行う時刻合せキー、25は、時刻機能を解除するための時刻解除キーである。26は、時刻設定ならびに調理加熱時間や、温度を設定するための設定手段である。
【0025】
図3は、時刻設定ならびに解除機能を一つのキーで集約させた構成としている。27が、時刻の設定と解除を集約させたキーである。時刻が設定されていない状態で押されると時刻設定機能となり、時刻が設定されている状態で押されると解除機能されるようにしている。
【0026】
なお、本実施例のドア検出手段16は電子回路を用いた一例であり、ドアの状態の遷移を機構的に検出する構成であってもよいのは勿論である。また、電子レンジ以外の洗濯機、衣類乾燥機、食器洗い乾燥機といった家電機器に応用してもよいことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、省電力構成と時刻設定手段と時刻設定の解除手段を設けることにより、ユーザーに省電力モードと時刻設定を選択できるようにした家電機器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にける電子レンジの制御回路図
【図2】本発明の電子レンジのコントロールパネル図
【図3】本発明の電子レンジのコントロールパネル図
【図4】従来の電子レンジの制御回路図
【図5】従来の電子レンジの制御回路図
【符号の説明】
1 ドアスイッチ
2 ドア検出手段
4 電源回路
5 電力開閉手段
6 キー入力手段
20 時刻設定手段
21 時刻解除手段
【発明の属する技術分野】
本発明は家電製品に関し、待機時の消費電力の低減するための制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、地球環境にやさしい機器の開発が望まれており、特に日常的に使用される家電製品については消費電力に関する法制化も推進されている。その中で、非動作時である待機時の電力は全消費電力の1割から2割とも言われており特に注目されている。
【0003】
電子レンジに関しても実際の使用実態を考えると、高周波加熱、ヒータ等使用した実調理時間よりも非動作時間すなわち待機時間の方が圧倒的に多いのが実状である。
【0004】
従来この電子レンジは図4に示すように、ドアスイッチ1の開成/閉成を検出するドア検出手段2と、機器を制御する制御手段3と、制御手段へ電力を供給する電源回路4と、電源回路4と制御手段3との間に設けられ電源供給のON/OFFする電力開閉手段5から構成されており、ドア検出手段2が、ドア1の開成/閉成の遷移を検出したときに電力開閉手段5をONするようになっている。ドア1が閉成されると、電力開閉手段5を介して制御手段3に電力が供給され、制御手段3から電力開閉手段5にON信号を出力し、継続的に制御手段3に電力が供給されることになる。一方、制御手段3は、例えばキー入力手段6からの入力がなく所定時間動作状態が遷移しない場合は、電力開閉手段5にOFF信号を出力し、電力供給を遮断する構成となっている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
また、他の従来の電子レンジは、図5に示すように商用電源7と、制御回路8へ電力を供給する電源回路9との間に介設されたドアの開閉に連動して動作するドアスイッチ10と、このドアスイッチ4に並列に接続されて電力開閉手段11とが設けられている。制御回路8は、ドアの開成によりドアスイッチ10を介し電力が供給されると共に、ドアの開成を検出するドアスイッチ回路12の信号に基づいて、制御回路8より出力回路13を介して電力開閉手段11をONし自己保持する。そのため制御回路8への電力を継続的に供給されることになる。またドアが閉じて一定時間内にドアスイッチ回路12またはキー入力回路14からの入力が無い場合は制御回路8、出力回路13を介して電力開閉手段11をOFFさせるように構成されている。また、一方で、キー入力回路14から所定の指示がなされた時には、ドアが閉成された後所定のタイマー時間の計時が終了した後も電力開閉回路8をOFFさせない構成とし、例えば、時刻等の表示を継続的に行えるようにしていた(例えば特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−22181号公報
【特許文献2】
特開平10−089699号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例の第一の従来例では、状態遷移がない場合、強制的に電源を遮断するため、時刻機能を搭載することができないという課題を有していた。時刻機能を欲されるユーザーも多い中、対応できない構成となっている。
【0008】
また、前記従来例の第二の従来例では、キー入力回路により一度時刻設定をすると設定を解除する機能がなく、電源コンセントをOFFしない限り待機時に省電力モードにできないという課題を有していた。
【0009】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、省電力構成と時刻設定手段と時刻設定の解除手段を設けることにより、ユーザーに省電力モードと時刻設定を選択できるようにした家電機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の家電機器では、待機電力を低減する構成において、前記時刻設定手段により時刻設定がなされない場合でかつ、前記キー入力手段を所定時間、操作されない場合には前記電力開閉手段をOFFさせる信号を出力する構成としたものである。これによってユーザーが自由に省電力モードと時刻機能とを選択できるようにしている。また、時刻の解除手段を備えた構成としているので、いつでも簡単に設定を切り替えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、上記構成により、機器を制御する制御手段と、この制御手段へ電力を供給する電源回路と、この電源回路と上記制御手段との間に設けられ制御手段への電力をON/OFFする電力開閉手段と、各種の設定を行うキー入力手段と、時刻設定を行う時刻設定手段とを備えており、前記電力開閉手段へON信号を出力し、制御手段へ電源が供給されることにより動作すると共に、前記電力開閉手段ONさせる信号を出力することにより自己保持するようにしている。また一方、前記時刻設定手段により時刻設定がなされない場合でかつ、前記キー入力手段を所定時間、操作されない場合には前記電力開閉手段をOFFさせる信号を出力する構成としており、省電力構成と時刻設定手段を設けることによりユーザーに省電力モードと時刻設定を選択できるようにしており、省電力の推進とユーザーの使い勝手を向上できる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上記構成により、ドアを有し、ドアの開成/閉成に連動して動作するドアスイッチと、このドアスイッチの開成/閉成の遷移を検出するドア検出手段と、機器を制御する制御手段と、この制御手段へ電力を供給する電源回路と、この電源回路と上記制御手段との間に設けられ制御手段への電力をON/OFFする電力開閉手段と、各種の設定を行うキー入力手段と、時刻設定を行う時刻設定手段とを備えており、このドア検出手段は、ドアが開成/閉成の遷移を検出したとき前記電力開閉手段へON信号を出力し、制御手段へ電源が供給されることにより動作すると共に、前記電力開閉手段ONさせる信号を出力することにより自己保持するようにしている。また一方、前記時刻設定手段により時刻設定がなされない場合でかつ、前記キー入力手段を所定時間、操作されない場合には前記電力開閉手段をOFFさせる信号を出力する構成としており、省電力構成と時刻設定手段を設けることによりユーザーに省電力モードと時刻設定を選択できるようにしており、省電力の推進とユーザーの使い勝手を向上できる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、特に請求項1または2に記載の時刻設定手段の解除手段を備えることにより、ユーザーが自由に省電力モードと時刻設定を選択できるようにしており、使い勝手を向上できる。
【0014】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
(実施例)
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施例における家電機器(電子レンジ)の制御回路の回路図を示すものである。なお、従来例と同様な構成には同一符号を付した。
【0017】
図1において、7は商用電源、15は食品を加熱するヒータ及びマグネトロンなどで構成された高周波発生源といった加熱手段、6は調理の設定を入力するキー入力手段であり複数のスイッチで構成してある。16はキー操作により入力された調理設定を実行するために加熱手段15を制御する制御手段、4は電源回路であり、V0を基準電位として制御手段16の電源V1をつくっている。5は制御手段16への電源の供給を開閉する電力開閉手段、1はドアの開閉に連動して動作するドアスイッチ、2はドアの開成/閉成の遷移を検出するドア検出手段、17は加熱手段をON/OFFするリレーの接点、18はリレーのコイル、19は制御手段16からの制御信号に基づきリレーを駆動するトランジスタである。20は、時刻を設定するための時刻設定手段である。21は、時刻の設定を解除するための時刻設定解除手段である。
【0018】
次に動作、作用について説明する。図1は、ドアスイッチ1が閉じている状態のものである。また、食品を加熱調理していない待機状態においては、電力開閉手段5はOFF状態であり制御手段16への電力供給は遮断されている。ドア検出手段2のコンデンサーC1には、共通端子COMと常開接点NO及び抵抗R1を介してV1より電荷が貯えられている。
【0019】
次にドアが開けると、ドア検出手段2のコンデンサーC1に貯えられた電荷が、共通端子COMと常閉接点NC及び抵抗R1を介し電力開閉手段5に流れ込むことによりONするものである。そして、制御回路16への電源の供給が開始され起動する。次に制御回路16は、電力開閉手段5をONさせる信号を出力し電力供給が自己保持される。そして、調理設定の待ち受け状態となる。
【0020】
次に電力供給状態から待機状態への遷移条件について説明する。基本的な待機状態への遷移条件は、時刻設定手段により時刻を設定されない状態でかつ、制御回路が有する非動作時(調理動作中以外)に動作するタイマーが、キー入力手段6から入力がない場合に起動し、予め設定されたタイマー時間を経過すると制御回路16から電力開閉手段5にOFF信号を出力し、電力供給を遮断する。なわち待機状態へ遷移するようにした。
【0021】
言い換えれば、時刻設定手段により時刻が設定されているときには、待機状態への遷移はしないようにしている。
【0022】
また、時刻の設定を時刻設定解除手段により解除された場合は、上記タイマー機能により、キー入力手段6から入力がない場合には、予め設定されたタイマー時間を経過すると制御回路16から電力開閉手段5にOFF信号を出力し、電力供給を遮断する。なわち待機状態へ遷移するようにした。そして、電力開閉手段5がOFFした後に再びドアが開かれると、再び制御回路に電力を供給されるようにした。
【0023】
次に、図2及び図3は、本発明の家電機器(電子レンジ)のコントロールパネル図を示すものである。
【0024】
図2において、22は、電子レンジの状態や、時刻を表示するための表示部である。23は、調理加熱条件を設定するためのメニュー設定キーである。24は、時刻の設定を行う時刻合せキー、25は、時刻機能を解除するための時刻解除キーである。26は、時刻設定ならびに調理加熱時間や、温度を設定するための設定手段である。
【0025】
図3は、時刻設定ならびに解除機能を一つのキーで集約させた構成としている。27が、時刻の設定と解除を集約させたキーである。時刻が設定されていない状態で押されると時刻設定機能となり、時刻が設定されている状態で押されると解除機能されるようにしている。
【0026】
なお、本実施例のドア検出手段16は電子回路を用いた一例であり、ドアの状態の遷移を機構的に検出する構成であってもよいのは勿論である。また、電子レンジ以外の洗濯機、衣類乾燥機、食器洗い乾燥機といった家電機器に応用してもよいことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、省電力構成と時刻設定手段と時刻設定の解除手段を設けることにより、ユーザーに省電力モードと時刻設定を選択できるようにした家電機器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にける電子レンジの制御回路図
【図2】本発明の電子レンジのコントロールパネル図
【図3】本発明の電子レンジのコントロールパネル図
【図4】従来の電子レンジの制御回路図
【図5】従来の電子レンジの制御回路図
【符号の説明】
1 ドアスイッチ
2 ドア検出手段
4 電源回路
5 電力開閉手段
6 キー入力手段
20 時刻設定手段
21 時刻解除手段
Claims (3)
- 機器を制御する制御手段と、前記制御手段へ電力を供給する電源回路と、前記電源回路と前記制御手段との間に設けられ前記制御手段への電力をON/OFFする電力開閉手段と、各種の設定を行うキー入力手段と、時刻設定を行う時刻設定手段とを備え、前記制御手段は、電源が供給されることにより動作すると共に前記電力開閉手段をONさせる信号を出力し、一方、前記時刻設定手段により時刻設定がなされない場合でかつ、前記キー入力手段を所定時間操作されない場合には前記電力開閉手段をOFFさせる信号を出力する構成とした家電機器。
- ドアを有し、前記ドアの開成/閉成に連動して動作するドアスイッチと、前記ドアスイッチの開成/閉成の遷移を検出するドア検出手段と、機器を制御する制御手段と、前記制御手段へ電力を供給する電源回路と、前記電源回路と前記制御手段との間に設けられ前記制御手段への電力をON/OFFする電力開閉手段と、各種の設定を行うキー入力手段と、時刻設定を行う時刻設定手段とを備え、前記ドア検出手段は、ドアが開成/閉成の遷移を検出したとき前記電力開閉手段へON信号を出力し、前記制御手段は、電源が供給されることにより動作すると共に前記電力開閉手段をONさせる信号を出力し、一方、前記時刻設定手段により時刻設定がなされない場合でかつ、前記キー入力手段を所定時間操作されない場合には前記電力開閉手段をOFFさせる信号を出力する構成とした家電機器。
- 時刻設定手段は、時刻設定を解除する時刻解除手段を備えた請求項1または2に記載の家電機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003100001A JP2004308952A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 家電機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003100001A JP2004308952A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 家電機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004308952A true JP2004308952A (ja) | 2004-11-04 |
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ID=33464257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003100001A Pending JP2004308952A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 家電機器 |
Country Status (1)
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- 2003-04-03 JP JP2003100001A patent/JP2004308952A/ja active Pending
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