JP2020003129A - 電子制御用半導体集積回路装置およびガスコンロ電子制御装置 - Google Patents

電子制御用半導体集積回路装置およびガスコンロ電子制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マイコンの処理負担を軽減してガスコンロの低消費電力化を可能にする。【解決手段】シーケンサを備えマイコンから送られて来る指令により制御可能に構成された電子制御用ICにおいて、シーケンサ(41)は、マイコンから起動指令を受けるとイグナイタ(27)の駆動を開始し安全弁(24)を開放してガスを着火させる制御を行い、炎検出手段の検出信号に基づいてガスの着火に成功したと判断した時はイグナイタの駆動を停止する一方、ガスの着火に失敗したと判断した時、電池電圧検出手段の検出信号に基づいて電池の電圧が予め設定された所定の電圧以下に低下したと判断した時、温度検出手段の検出信号に基づいて調理器具の底部の温度が予め設定された所定の温度以上となったと判断した時、または炎検出手段の検出信号に基づいてガスの炎が消えたと判断した時は、マイコンの制御によらずスイッチ回路をオフして安全弁を遮断するように構成した。【選択図】図4

Description

本発明は、ガスコンロの制御に用いられる電子制御用IC(半導体集積回路装置)およびそれを用いたガスコンロ電子制御装置に関し、例えば制御対象のガスコンロにおける炎の立ち消えや電池電圧低下、鍋底温度異常などを監視する機能を備えたアナログ・フロント・エンド半導体デバイスとしての電子制御用ICおよびガスコンロ電子制御装置に適用して有効な技術に関する。
従来、ガスの点火回路(イグナイタ)や電磁弁などを制御する電子制御装置を備えたガスコンロの多くは、汎用のマイクロコンピュータ(マイコン)を使用し電池電圧で動作するように構成されており、炎検出センサ、鍋底温度センサ、電池電圧検知手段などからの信号(情報)がマイコンへ入力されており、異常判定や異常時の安全弁制御など、ガスコンロに対する全ての制御をマイコンが集中して行なっている。かかる構成を有するガスコンロの電子制御装置に関する発明としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特開2009−97842号公報
特許文献1に記載されているガスコンロ制御装置の場合、燃焼時はマイコンが常にアクティブ状態にされガスコンロの異常を監視し続けなければならず、電池寿命の観点では、低消費電力のマイコンが欠かせない。
また、今後ガスコンロの高機能化が進んできた場合、マイコンの負担は増し、マイコン自体にも処理能力の増大、高機能化が求められ、電子制御装置を構成するための部品コストが増すことが懸念される。
この発明は上記のような背景の下になされたもので、その目的とするところは、マイクロコンピュータ(マイコン)に集中していた安全監視機能をアナログ・フロント・エンドICが備える自動監視機能で担うことによって、マイコンの処理負担を軽減して、ガスコンロの電子制御装置の低消費電力化を可能にすることにある。
この発明の他の目的は、マイコンの負担をアナログ・フロント・エンドICの自動監視機能で軽減することによって、安価なマイコンで制御対象のガスコンロの高機能化に対応可能にするとともに、マイコンの処理能力を安全監視以外の機能へ振り分けることを可能にして、ガスコンロの高機能化を容易にすることにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
マイクロコンピュータから送られて来る指令により制御可能に構成された電子制御用半導体集積回路装置において、
前記電子制御用半導体集積回路装置は、
前記電子制御用半導体集積回路装置の内部回路を制御するシーケンサを含むデジタル回路と、
制御対象のガスコンロのガスバーナの近傍に配設されてガスを着火させるためのイグナイタを駆動する回路と、
前記ガスバーナの近傍に配設されてガスの炎を検出する炎検出手段と、
前記電子制御用半導体集積回路装置を駆動するための電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
前記ガスコンロのコンロ部に載置された調理器具の底部の温度を検出する温度検出手段と、
前記ガスバーナに接続されたガス管の途中に設けられた安全弁と、前記安全弁をオン、オフするためのスイッチ回路とを備え、
前記マイクロコンピュータから送られて来る指令には、前記ガスコンロのイグニッションスイッチがオンになった時に送られる、前記内部回路の初期設定を行わせる指令と前記シーケンサを起動させる起動指令とがあり、
前記シーケンサは、前記起動指令を受けると前記イグナイタの駆動を開始し、前記安全弁を開放して、ガスを着火させる制御を行い、
前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスの着火に成功したと判断した時は、前記イグナイタの駆動を停止し、
前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスの着火に失敗したと判断した時、
または、前記電池電圧検出手段の検出信号に基づいて前記電池の電圧が予め設定された所定の電圧以下に低下したと判断した時、
または、前記温度検出手段の検出信号に基づいて前記調理器具の底部の温度が予め設定された所定の温度以上となったと判断した時、
または、前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスの炎が消えたと判断した時には、
前記マイクロコンピュータの制御によらず、前記スイッチ回路をオフして前記安全弁を遮断するように構成したものである。
上記のような構成によれば、ガスの着火に失敗した時やガスの炎が消えた時などに安全弁を遮断する機能を電子制御用半導体集積回路装置(アナログ・フロント・エンドIC)が備えるため、マイクロコンピュータ(マイコン)に集中していた安全監視機能を電子制御用半導体集積回路装置が備える自動監視機能で担うことができ、これによってマイコンの処理負担を軽減して、ガスコンロの低消費電力化を可能にすることができる。また、安価なマイコンで制御対象のガスコンロの高機能化に対応可能にするとともに、マイコンの処理能力を安全監視以外の機能へ振り分けることを可能にして、ガスコンロの高機能化を容易に達成することができる。
ここで、望ましくは、前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスバーナの着火に成功したと判断した時に、前記デジタル回路は、前記マイクロコンピュータから着火完了の状態を内部レジスタのフラグで確認可能なように構成する。
かかる構成によれば、着火完了の状態を内部レジスタのフラグで確認したマイクロコンピュータは例えばスリープモードへ移行することができ、それによってガスコンロの電子制御装置の低消費電力化を可能にすることができる。
また、望ましくは、前記シーケンサの指示により、前記イグナイタの駆動を開始し、前記安全弁を開放して、ガスを着火させる制御を行い、
前記炎検出手段が炎を検出してガスの着火に成功したと判断した時は、前記イグナイタの駆動を停止し、
前記炎検出手段が炎を検出せずにガスの着火に失敗したと判断した時、
または、前記電池電圧検出手段が前記電池の電圧が予め設定された所定の電圧以下に低下したと判断した時、
または、前記温度検出手段が前記調理器具の底部の温度が予め設定された所定の温度以上となったと判断した時、
または、前記炎検出手段がガスの炎が消えたと判断した時には、
前記デジタル回路は、前記マイクロコンピュータへ割り込み要求信号を出力して、前記マイクロコンピュータに異常を知らせるように構成する。
かかる構成によれば、マイクロコンピュータが備えている割り込み用の端子を利用して、外部より割り込みをかけることでマイクロコンピュータに異常の発生を知らせることができる。
本出願の他の発明は、上記のように構成された電子制御用半導体集積回路装置と、前記電子制御用半導体集積回路装置を制御するマイクロコンピュータと、を備えたガスコンロ電子制御装置において、
前記デジタル回路は、前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスバーナの着火に成功したと判断した時に、前記マイクロコンピュータから着火完了の状態を内部レジスタのフラグで確認可能にし、前記マイクロコンピュータは、前記ガスコンロの付加機能を制御するように構成したものである。
かかる構成によれば、マイコンの処理能力を安全監視以外の機能へ振り分けることが可能になり、ガスコンロの高機能化を容易に達成することができる。
さらに、望ましくは、前記付加機能は、前記ガスコンロに設けられているディスプレイの表示機能であるようにする。
かかる構成によれば、ガスコンロにディスプレイが設けられている場合に、マイコンによってディスプレイの表示を制御することができ、ガスコンロの高機能化に容易に対応することができる。
本発明に従うと、マイコン(MCU)に集中していた安全監視機能をアナログ・フロント・エンドICが備える自動監視機能で担うことによって、マイコンの処理負担を軽減して、ガスコンロの電子制御装置の低消費電力化を可能にすることができる。また、マイコンの負担をアナログ・フロント・エンドICの自動監視機能で軽減することによって、安価なマイコンで制御対象のガスコンロの高機能化に対応可能となるとともに、マイコンの処理能力を安全監視以外の機能へ振り分けることが可能になり、ガスコンロの高機能化が容易になるという効果がある。
本発明に係るガスコンロ電子制御装置の一実施形態を示す回路構成図である。 実施形態のアナログ・フロント・エンドIC(AFE-IC)の具体的な構成例を示すブロック図である。 AFE-IC内に設けられるウォッチドッグ回路の具体例を示す回路図である。 (A),(B)はマイクロコンピュータ(MCU)とAFE-ICにおける点火スイッチ処理の手順の一例を示すフローチャートである。 (A),(B)はマイクロコンピュータ(MCU)とAFE-ICにおける初期設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態のガスコンロ電子制御装置の第1変形例を示す回路構成図である。 実施形態のガスコンロ電子制御装置の第2変形例を示す回路構成図である。 (A),(B)は本発明に係るガスコンロ電子制御装置の他の実施形態を示すブロック構成図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るガスコンロ電子制御装置の一実施形態の概略構成を示す。図1において、一点鎖線Aで囲まれた部分がガスコンロ電子制御装置10である。また、一点鎖線Bで囲まれた部分がガスコンロ20であり、図2には主要部品であるコンロバーナ21と、ガス管22の途中に設けられた火力調整用電磁弁23および電磁弁からなるフェイルセーフ用の安全弁24が示されている。
また、コンロバーナ21の近傍には炎を検知するための熱電対25と、コンロバーナ21の上方のコンロ部に載置された鍋やフライパンなどの調理器具の底部等の温度を検出するためのサーミスタ26、点火用のイグナイタ27が配設されている。符号28が付されているのは、イグナイタ27に通電させるためのイグニッションスイッチである。火力調整用電磁弁23は、モータを備え該モータによって弁の角度を変えることでガス流量を調整できる構成のものでも良いし、開閉可能な電磁弁をPWM(パルス幅変調)方式で駆動制御することでガス流量を調整するように構成したものでも良い。
本実施形態のガスコンロ電子制御装置10は、マイクロコンピュータ(以下、MCUと記す)11と、熱電対25やサーミスタ26などのセンサからの信号を検出するアナログ・フロント・エンドIC(以下、AFE-ICと記す)12とから構成され、周辺デバイスとして、イグナイタ27に電流を流す電流スイッチ・トランジスタ13、警報音を発するブザー14、火力調整用の電磁弁23を駆動するドライバ回路15、安全弁24を作動させるトランジスタ・スイッチ回路16が設けられている。また、AFE-IC12に電源電圧を供給する電池17が設けられている。MCU11の電源電圧も電池17から供給することができる。
さらに、AFE-IC12には、内部の発振回路で所定の周波数のクロック信号を生成するために、発振子18が外付け素子として接続されている。図示しないが、MCU11も同様に、チップ内部で使用するシステムクロック信号を生成するため、内部発振回路および発振子を接続するための外部端子を備える。MCU11は、外部で生成されたクロック信号を受ける入力端子を備え、外部から供給されるクロック信号で動作する形式のものであっても良い。符号19が付されているのは、電源電圧(電池電圧)が供給もしくは投入されていること、もしくはコンロの異常を示すパイロットランプとしてのLED(発光ダイオード)である。
MCU11とAFE-IC12は、それぞれチップ内部に、ウォッチドッグ用もしくは異常監視用のクロック信号を生成する機能と、外部から入力されたウォッチドッグ用クロックを監視する機能が設けられている。そして、AFE-IC12には、内部で生成したクロック信号を異常監視用クロックとして出力する端子CLKOおよびMCU11からのウォッチドッグ用クロックWDPを入力する端子WDIが設けられている。MCU11は、いずれかの汎用のIOポート(入出力ポート)GPIOでAFE-IC12からの異常監視用クロックWCKの入力を受け、他の汎用のIOポートGPIOからウォッチドッグ用クロックWDPを出力するように構成されている。
上記のように、各々が生成したウォッチドッグ用や異常監視用のクロックWDP、WCKを互いに監視し合うことで、他方のICが暴走した場合にそれを検知することができる。AFE-IC12には、ウォッチドッグ用クロックWDPの異常を検出した際に信号を出力する端子OUTが設けられ、MCU11は、異常監視用クロックWCKの異常を検出した際に汎用のIOポートGPIOから異常信号を出力するように構成されている。MCU11がどの汎用IOポートGPIOを使用してクロックWCKの入力を受け、クロックWDPや異常信号を出力するかは、内部のユーザプログラムによって自由に設定することができる。
なお、AFE-IC12には、MCU11からのチップ選択信号CS、シリアル通信の同期クロック信号SCK、シリアルデータSDATAを入力するための外部端子と、マイクロコンピュータ11へシリアルデータを出力するための外部端子SOUTとが設けられている。AFE-IC12が、前記熱電対25やサーミスタ26などのセンサからの信号により検出した温度データは、外部端子SOUTからMCU11へ送出されるように構成されている。
また、AFE-IC12には、イグニッションスイッチ28からの信号を受ける入力端子SW、イグナイタ27を動作させる信号を出力する端子IG、ブザー14を鳴動させる信号を出力する端子BZが設けられている。
一方、MCU11には、汎用のIOポートGPIOより電磁弁23を作動させる信号を生成し出力する機能が設けられている。
また、MCU11は、汎用のIOポートGPIOより、ガスコンロの筐体等に設けられている液晶表示パネルとその駆動用IC(ドライバIC)などからなるディスプレイ(DSP)29の制御信号を出力して表示を制御する機能を備えている。液晶表示パネルの駆動用ICは、MCU11やAFE-IC12が実装されている基板側に設けられていても良い。
AFE-IC12の端子OUTとMCU11の汎用IOポートGPIOから出力されるウォッチドッグ用や異常監視用のクロックの異常信号は、トランジスタ・スイッチ回路16へ供給され安全弁24を制御する。つまり、クロックの異常信号は、安全弁24を作動させる信号となる。
トランジスタ・スイッチ回路16は、直列形態に接続された2個のPNPバイポーラ・トランジスタTR1,TR2と各々のベースに接続された抵抗Rb1,Rb2とエミッタ・ベース間に接続された抵抗Re1,Re2とを備えており、トランジスタTR1のエミッタ端子が電源電圧端子VCCに接続されている。
これにより、トランジスタTR1,TR2は常態においてコレクタ電流を流し、安全弁24のソレノイドへ通電してこれを励磁させることで弁を開状態に制御する。その結果、ガスが安全弁24を通して電磁弁23へ供給される。そして、AFE-IC12の端子OUTまたはMCU11の汎用IOポートGPIOのいずれかからウォッチドッグ用クロックの異常を示すハイレベルの検出信号が出力されると、トランジスタTR1またはTR2がオフ状態にされる。その結果、安全弁24への通電が遮断されてソレノイドを消磁させることで弁を閉状態に制御する。そのため、安全弁24が遮断されてガスが電磁弁23へ供給されなくなるセーフ機能が働くこととなる。
また、トランジスタ・スイッチ回路16と安全弁24との間には、トランジスタTR1,TR2と直列に接続された2個の抵抗R1,R2が設けられ、抵抗R1とR2の接続ノードの電位がAFE-IC12のアナログ入力端子ANINに入力されており、AFE-IC12はこの端子の入力電位により安全弁24の状態を検知することができるようになっている。具体的には、端子ANINの入力電位が高ければ安全弁24が開であることを、また端子ANINの入力電位が低ければ安全弁24が閉であることを検知することができる。
図2には上記実施形態のAFE-IC12の具体的な回路構成例が示されている。
図2に示されているように、AFE-IC12は、電源電圧端子VCCに印加されている電池電圧の低下を検知する電源電圧検知回路31と、イグニッションスイッチ28からの信号を受けるイグニッションスイッチ入力回路32と、サーミスタ26を活性化させるバイアス電圧及び内部回路用電源電圧を生成して出力するレギュレータ回路33と、電源投入時に内部をリセットするパワーオンリセット信号を生成するパワーオンリセット回路34を備える。
また、AFE-IC12は、温度を検出する複数個(図では5個)のサーミスタ26と直列に接続される分圧抵抗値を切り替えるサーミスタスイッチ回路35と、サーミスタの検出電圧をデジタルコードに変換するAD変換回路36と、調理器具の底部等の温度を検出する複数のサーミスタ26、電源電圧検知回路31の中の1つの検出電圧をAD変換回路36へ供給するマルチプレクサ37aと、複数個(図では6個)の熱電対25の中から1つの検出信号を選択するマルチプレクサ37bと、選択された検出信号を増幅する増幅器38を備える。この増幅器38で増幅された信号および汎用のアナログ入力端子AIN1〜AIN4への入力信号は、上記マルチプレクサ37aを介してAD変換回路36へ供給されてデジタルコードに変換される。
さらに、AFE-IC12は、マイクロコンピュータ11との間でシリアルデータ通信を行うシリアルインターフェース回路39と、該シリアルインターフェース回路39のクロック信号を生成する発振回路40を備え、発振回路40には、外付けの発振子18が接続されている。また、AFE-IC12は、チップの内部回路を所定の順序で動作させるシーケンサ41と、シーケンサ41の指令コードおよびAD変換回路36からのデジタルコードに応じて内部制御信号を生成するコントロールロジック42と、発振回路40からのクロック信号によって計時動作を行うタイマー回路43と、安全弁24を作動させる信号を生成する安全弁制御回路44を備える。
さらに、AFE-IC12は、所定周波数のクロック信号を生成するためのリングオシレータなどからなる内部発振回路(発振子を使用しない発振回路)45、該内部発振回路45により生成されたクロック信号によって動作するウォッチドッグ回路46を備える。
なお、上記発振回路40の発振周波数は例えば数100kHz〜数MHzのような高い値に設定されるのに対して、内部発振回路45の発振周波数は例えば数kHz〜数10kHzのような低い値に設定される。
本実施形態のAFE-IC12においては、外付けの発振子を用いることなく所定周波数の信号を生成する内部発振回路45によりウォッチドッグ機能のためのクロック信号を生成する構成であり、内部発振回路45を構成する素子やクロック信号を伝送する配線がプラスチックパッケージで被覆されているため、イグナイタ27による放電の際に比較的大きな電磁ノイズが発生しても、内部発振回路45に電磁ノイズが飛び込んでウォッチドッグ機能が損なわれるおそれが少ない。すなわちノイズ耐性の高いクロック監視回路を有するガスコンロ電子制御装置を実現することができる。
また、イグナイタ27の放電電極がAFE-IC12から離れた位置にある場合でも、ガスコンロ筐体内には高圧ケーブルが配線されるため、外付けの発振子を使用する場合には、発振子を接続する外部端子に高圧ケーブルから点火時に発生するノイズがAFE-IC12の内部回路に悪影響を与え、誤動作を招くおそれがあるが、本実施形態のAFE-IC12においては、内部発振回路45により生成されたクロック信号によってウォッチドッグ回路46が動作するため、イグナイタ27の放電時のノイズによる誤動作を回避することができる。
図3には本実施形態におけるウォッチドッグ回路46の具体的な回路構成例が示されている。
図3に示されているように、本実施形態のウォッチドッグ回路46は、内部発振回路45により生成されたクロック信号の立上りもしくは立下りのエッジを検出するエッジ検出回路51と、MCU11から端子WDIへ入力されるウォッチドッグ用クロックWDPのエッジを検出するエッジ検出回路52と、ウォッチドッグ用クロックWDPのエッジ検出回数を計数するW/Dカウンタ回路53と、W/Dカウンタ回路53により計数された値とレジスタ54A,54Bに設定されている判定値(最大値)および判定値(最小値)とを比較する比較回路55A,55Bと、比較回路55A,55Bの出力の論理和をとるORゲート56と、回路の動作を試験するためのテスト用回路57を備える。
なお、上記レジスタ54A,54Bには、ウォッチドッグ用クロックWDPの許容最大周波数に相当するカウンタ値と許容最小周波数に相当するカウンタ値が判定値として設定される。ウォッチドッグ回路46は、コントロールロジック42の制御信号によって動作され、ORゲート56の出力はコントロールロジック42へ供給され、コントロールロジック42は、異常が検出されると、安全弁制御回路44に対して安全弁24を遮断させるための信号を出力するよう動作する。また、W/Dカウンタ回路53は、テストモード時にテスト用回路57によって値を書き込むことができるように構成されている。
ウォッチドッグ回路46によるMCU11からのウォッチドッグ用クロックWDPの異常判定は、図3に示すように、端子WDIへ入力されるウォッチドッグ用クロックWDPを、内部発振回路(内部OSC)45からのクロック信号によって動作するW/Dカウンタ回路53で所定時間(例えば1秒間)計数し、パルス周波数に換算してその周波数が例えば1kHz〜10Hzの範囲にないと判定した場合にウォッチドッグ用クロックWDPに異常があると判断する。
そして、異常があると判断すると、安全弁コントロールレジスタの全ビットをクリアすることで安全弁24を遮断させるための信号(異常信号)を出力させるとともに、例えばウォッチドッグ用ステータスレジスタの異常フラグに1をセットする。このウォッチドッグ用ステータスレジスタのビットをMCU11へ送信することで、MCU11にウォッチドッグ用クロックWDPの異常を認知させることができる。
また、本実施形態のウォッチドッグ回路46は、発振回路(OSC)40により生成されたクロック信号φcを分周する分周回路58と、分周された信号を異常検出用クロックWCKとして端子CKLOよりチップ外部へ出力するためのバッファ59を備える。この異常検出用クロックWCKをMCU11へ入力してプログラムによって監視させることで、MCU11にAFE-IC12の動作異常を検出させることができる。なお、内部発振回路(内部OSC)45により生成されたクロック信号を異常検出用クロックWCKとしてチップ外部へ出力してように構成しても良い。
次に、図1に示すガスコンロ電子制御装置において、イグニッションスイッチ28がオン操作された場合におけるマスタICとしてのマイクロコンピュータ(MCU)11とスレーブICとしてのアナログ・フロント・エンドIC(AFE-IC)12による点火スイッチ処理の手順を、図4のフローチャートを用いて説明する。図4のうち(A)はMCU11のフローチャート、(B)はAFE-IC12のフローチャートである。
イグニッションスイッチ28がオン操作され、マイクロコンピュータ(MCU)11にイグニッションスイッチ28のオン信号が入力されると図4に示す点火スイッチ処理が開始され、先ずMCU11からAFE-IC12へ初期設定を指令する設定指令(コマンドコード)が送信され、AFE-IC12によって初期設定処理が実行される(ステップS11,S21)。なお、この初期設定処理の具体的な内容については、図4を用いて詳しく説明する。
初期設定が終了すると、MCU11はAFE-IC12に対してシーケンサを起動させる起動指令を送信し、AFE-IC12は起動指令を受信しシーケンサの起動処理を行う(ステップS12,S22)。これにより、ウォッチドッグ用クロックWDPの異常を判定する異常監視が開始される。その後、MCU11は、例えばAFE-IC12内のステータスレジスタを読み込むことで着火が成功したか否か判定し(ステップS13)、着火に成功した(Yes)と判定するとスリープ状態へ移行する。
これにより、ガスコンロの電子制御装置の低消費電力化が可能となる。なお、制御対象のガスコンロの高機能化に伴って燃焼時も多くの処理(例えばディスプレイ表示制御や他の機器との連動(通信)等)を必要とする場合、必ずしも着火成功後にスリープ状態等の低消費電力モードへ移行する必要はなく、MCU11の機能をそれらの処理に割り当てることも可能である。その場合にも、本実施形態のAFE-IC12が炎の有無の監視や鍋底の温度監視等の安全監視機能を有しているため、MCU11の処理能力を安全監視以外の機能へ振り分けることにより、安価なMCUでガスコンロの高機能化に対応可能となる。
一方、AFE-IC12は、シーケンサ起動指令の受信、起動処理(ステップS22)が終了すると、イグナイタ27に電流を流す電流スイッチ・トランジスタ13をオンさせてイグナイタ27による放電を開始(ステップS23)した後、スイッチ回路16のトランジスタTR1をオンさせて安全弁24を開放してガスの供給を開始する(ステップS24)。
続いて、熱電対25の起電力を読み込んで炎を検出したか判定する(ステップS25)。そして、炎を検出した場合には着火に成功したと判断してイグナイタ27の放電を停止し(ステップS26)、炎を検出しなかった場合には安全弁24を遮断する異常処理(ステップS30)を実行する。また、異常処理(ステップS30)においては、マスタIC(MCU11)へ割り込み要求信号を出力して、マイクロコンピュータに異常の発生を知らせるようにすることも可能である。
また、ステップS26でイグナイタ27の放電を停止した後はステップS27へ進んで、電池電圧が設定値以上であるか判定し、設定値以上でない場合には安全弁24を遮断する異常処理(ステップS30)を実行する。電池電圧が設定値以上である場合には、ステップS28へ進んで、サーミスタ26の検出電圧を読み込んで設定値以上であるか判定し、設定値以上でない場合には安全弁24を遮断する異常処理(ステップS30)を実行する。そして、サーミスタ26の検出電圧を読み込んで設定値以上である場合には、ステップS29へ進んで、熱電対25の起電力を読み込んで炎を検出しているかつまりコンロバーナ21が立ち消えしていないか判定し、炎を検出していない場合には安全弁24を遮断する異常処理(ステップS30)を実行する。炎を検出している場合には、ステップS27へ戻って上記処理を繰り返す。
次に、マスタIC(MCU11)とスレーブIC(AFE-IC12)のそれぞれにおける初期設定処理(ステップS11,S21)の具体的な手順を、図5のフローチャートを用いて説明する。
図5に示すように、初期設定処理が開始されると、先ずMCU11は汎用ポート(入出力ポート)の初期設定を行うとともに、AFE-IC12へ、異常監視用クロック出力の有効/無効、割り込み出力の有効/無効、イグナイタ制御出力の有効/無効、ブザー制御出力の有効/無効などAFE-ICの汎用ポートの初期設定を指令する設定指令(コマンドコード)を送信し、AFE-IC12によって受信されポートの設定が行われる(ステップS31,S41)。
続いて、MCU11ではウォッチドッグ用クロックWDPの生成、出力が開始され(ステップS32)、AFE-IC12では異常監視用クロックWCKの生成、出力が開始される(ステップS42)。その後、MCU11からAFE-IC12へウォッチドッグ回路46の初期設定を指令する設定コマンドが送信され、AFE-IC12によって受信され、設定が行われ(ステップS33,S43)、MCU11ではAFE-IC12からの異常監視用クロックWCKの監視が開始される(ステップS34)。
次に、MCU11からAFE-IC12へAD変換回路36の初期設定を指令する設定コマンドが送信され、AFE-IC12によって受信され、設定が行われる(ステップS35,S44)。
その後、MCU11からAFE-IC12へサーミスタスイッチ回路35の初期設定を指令する設定コマンドが送信され、AFE-IC12によって受信され、設定が行われる(ステップS36,S45)。また、MCU11からAFE-IC12へ電源電圧検知回路31の初期設定を指令する設定コマンド、ウォッチドッグ回路46のレジスタ54A,54Bに判定値の設定を指令する設定コマンドが送信され(ステップS37,S38)、AFE-IC12によって受信され、設定が行われる(ステップS46,S47)。
(変形例)
次に、上記実施形態のガスコンロ電子制御装置の変形例について、図6および図7を用いて説明する。このうち、図6は第1の変形例を、図7は第2の変形例を示すもので、同一もしくは相当する部品や回路には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
第1の変形例は、図6に示すように、安全弁24を動作させる直列のトランジスタTR1,TR2からなるスイッチ回路16を使用する代わりに、トランジスタTR1とORゲートG1とによりスイッチ回路16を構成し、ORゲートG1の入力端子へMCU11とAFE-IC12からの信号を入力するように構成したものである。MCU11とAFE-IC12の機能は、図1のものと同じである。
なお、図6におけるORゲートG1は、例えばカソード端子同士を結合した2個のダイオードからなるダイオードOR回路で構成することができ、図1のスイッチ回路16に比べて構成素子数を減らすことができる。
第2の変形例は、図7に示すように、MCU11とAFE-IC12を1つのパッケージPK内に封止して1個の半導体デバイスとして構成したものである。なお、MCU11とAFE-IC12の回路を1つの半導体チップ上に形成して、1個のシステムLSIとして構成するようにしても良い。
図8には、本発明に係るガスコンロ電子制御装置の第2の実施形態が示されている。
この実施形態は、電子制御装置が3個のICで構成されているものに適用したものであり、このような構成の具体例としては、例えばMCU11とAFE-IC12と電源制御IC61とを有する制御装置が考えられる。
このような制御装置においては、図8(A)に示すように、MCU11の2つの汎用I/OポートからウォッチドッグクロックWDP1,WDP2を出力して、AFE-IC12と電源制御IC61へそれぞれ入力してチップ内部のウォッチドッグ回路W/Dで監視するとともに、AFE-IC12と電源制御IC61から異常監視用クロックWCKをそれぞれ出力させてMCU11へ入力して監視する。
また、図8(B)に示すように、MCU11の汎用I/OポートからウォッチドッグクロックWDP1を出力してAFE-IC12へ入力し、AFE-IC12から異常監視用クロックWCK1を出力して電源制御IC61へ入力し、電源制御IC61から異常監視用クロックWCK2を出力してMCU11へ入力して相互に監視し合うように構成しても良い。同様の考え方で、電子制御装置が4個以上のICで構成されているものにも適用することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、W/Dカウンタ回路53により計数された値とレジスタ54A,54Bに設定されている判定値(最大値および最小値)とを比較する2つの比較回路55A,55Bを設けたものを示したが、このレジスタおよび比較回路は一方だけ設けるようにしてもよい。また、上記実施例では、W/Dカウンタ回路53により計数された値とレジスタ54A,54Bに設定されている判定値(最大値)および判定値(最小値)とを比較する例を挙げたが、レジスタに設定されている値ではなく、固定値として予め設定した判定値と比較してもよい。
また、上記実施形態では、ウォッチドッグ回路46においてMCUからのウォッチドッグ用クロックWDPの周波数に基づいて異常の有無を判定しているが、WDPの周期を計時して周期の長さに基づいて異常の有無を判定するようにしてもよい。
また、前述したように、AFE-IC12は、マイクロコンピュータ11との間でシリアルデータ通信を行うシリアルインターフェース回路39と、該シリアルインターフェース回路39のクロック信号を生成する発振回路40を備え、発振回路40には、外付けの発振子18が接続されている。また、AFE-IC12は、チップの内部回路を所定の順序で動作させるシーケンサ41と、シーケンサ41の指令コードおよびAD変換回路36からのデジタルコードに応じて内部制御信号を生成するコントロールロジック42と、発振回路40からのクロック信号によって計時動作を行うタイマー回路43と、安全弁24を作動させる信号を生成する安全弁制御回路44を備えており、AFIC12のシーケンサ動作による自立した異常監視動作を行うが、本構成のAFE-IC12は、マニュアル動作によるマイクロコンピュータ11からの指令に基づいた異常監視動作を行うことも可能である。
また、上記実施形態では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるガスコンロの電子制御装置に適用した場合を説明したが、この発明はそれに限定されるものでなく、食材を調理するレンジなどノイズが発生し易い機器の電子制御システムや車載用のエンジン制御システムなどに利用することができる。
11…マイクロコンピュータ(MCU)、12…アナログ・フロント・エンドIC(AFE-IC)、13…電流スイッチ・トランジスタ、14…ブザー、15…ドライバ回路、16…トランジスタ・スイッチ回路、20…ガスコンロ、21…コンロバーナ、23…火力調整用の電磁弁、24…安全弁、25…熱電対、26…サーミスタ、27…点火用のイグナイタ、28…イグニッションスイッチ、45…内部発振回路、46…ウォッチドッグ回路

Claims (5)

  1. マイクロコンピュータから送られて来る指令により制御可能に構成された電子制御用半導体集積回路装置であって、
    前記電子制御用半導体集積回路装置は、
    前記電子制御用半導体集積回路装置の内部回路を制御するシーケンサを含むデジタル回路と、
    制御対象のガスコンロのガスバーナの近傍に配設されてガスを着火させるためのイグナイタを駆動する回路と、
    前記ガスバーナの近傍に配設されてガスの炎を検出する炎検出手段と、
    前記電子制御用半導体集積回路装置を駆動するための電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記ガスコンロのコンロ部に載置された調理器具の底部の温度を検出する温度検出手段と、
    前記ガスバーナに接続されたガス管の途中に設けられた安全弁と、前記安全弁をオン、オフするためのスイッチ回路とを備え、
    前記マイクロコンピュータから送られて来る指令には、前記ガスコンロのイグニッションスイッチがオンになった時に送られる、前記内部回路の初期設定を行わせる指令と前記シーケンサを起動させる起動指令とがあり、
    前記シーケンサは、前記起動指令を受けると前記イグナイタの駆動を開始し、前記安全弁を開放して、ガスを着火させる制御を行い、
    前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスの着火に成功したと判断した時は、前記イグナイタの駆動を停止し、
    前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスの着火に失敗したと判断した時、
    または、前記電池電圧検出手段の検出信号に基づいて前記電池の電圧が予め設定された所定の電圧以下に低下したと判断した時、
    または、前記温度検出手段の検出信号に基づいて前記調理器具の底部の温度が予め設定された所定の温度以上となったと判断した時、
    または、前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスの炎が消えたと判断した時には、
    前記マイクロコンピュータの制御によらず、前記スイッチ回路をオフして前記安全弁を遮断するように構成されている電子制御用半導体集積回路装置。
  2. 前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスバーナの着火に成功したと判断した時に、前記デジタル回路は、前記マイクロコンピュータから着火完了の状態を内部レジスタのフラグで確認可能にする請求項1記載の電子制御用半導体集積回路装置。
  3. 前記シーケンサの指示により、前記イグナイタの駆動を開始し、前記安全弁を開放して、ガスを着火させる制御を行い、
    前記炎検出手段が炎を検出してガスの着火に成功したと判断した時は、前記イグナイタの駆動を停止し、
    前記炎検出手段が炎を検出せずにガスの着火に失敗したと判断した時、
    または、前記電池電圧検出手段が前記電池の電圧が予め設定された所定の電圧以下に低下したと判断した時、
    または、前記温度検出手段が前記調理器具の底部の温度が予め設定された所定の温度以上となったと判断した時、
    または、前記炎検出手段がガスの炎が消えたと判断した時には、
    前記デジタル回路は、前記マイクロコンピュータへ割り込み要求信号を出力して、前記マイクロコンピュータに異常を知らせる請求項1記載の電子制御用半導体集積回路装置。
  4. 請求項1に記載の電子制御用半導体集積回路装置と、前記電子制御用半導体集積回路装置を制御するマイクロコンピュータと、を備えたガスコンロ電子制御装置であって、
    前記デジタル回路は、前記炎検出手段の検出信号に基づいてガスバーナの着火に成功したと判断した時に、前記マイクロコンピュータから着火完了の状態を内部レジスタのフラグで確認可能にし、前記マイクロコンピュータは、前記ガスコンロの付加機能を制御するガスコンロ電子制御装置。
  5. 前記付加機能は、前記ガスコンロに設けられているディスプレイの表示機能である請求項4記載のガスコンロ電子制御装置。
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