JP2015141261A - 表示装置およびシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】故障を簡単に検出することができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置は、表示デバイスと、表示デバイスを駆動する表示デバイス駆動用ドライバーとを内蔵した表示器デバイス(11)と、表示デバイス駆動用ドライバーと通信する制御部と、を備える。表示デバイス駆動用ドライバーは、周期信号を生成し制御部に送信する信号生成部(121)を内蔵し、制御部は、信号生成部が送信する周期信号から、表示デバイス駆動用ドライバーが故障しているか否かを判定する手段を、含み、故障していると判定した場合に、表示デバイス駆動用ドライバーが故障している旨を出力部によって報知する。
【選択図】図1
【解決手段】表示装置は、表示デバイスと、表示デバイスを駆動する表示デバイス駆動用ドライバーとを内蔵した表示器デバイス(11)と、表示デバイス駆動用ドライバーと通信する制御部と、を備える。表示デバイス駆動用ドライバーは、周期信号を生成し制御部に送信する信号生成部(121)を内蔵し、制御部は、信号生成部が送信する周期信号から、表示デバイス駆動用ドライバーが故障しているか否かを判定する手段を、含み、故障していると判定した場合に、表示デバイス駆動用ドライバーが故障している旨を出力部によって報知する。
【選択図】図1
Description
この発明は表示装置およびシステムに関し、特に、表示機能の故障を報知する表示装置およびシステムに関する。
各種の機器には、これらと通信して遠隔操作するためにリモートコントローラ(以下、リモコンともいう)が設けられる。リモコンは、対象機器の運転状態および操作内容等の各種情報をユーザに対して報知するために表示器を備える。
表示器は、蛍光管、液晶、有機EL(electro-luminescence)などの表示デバイスと、表示デバイスを駆動するドライバーIC(Integrated Circuit)とを備える。
ドライバーICは、通常、制御用電源電圧と表示用電源電圧が印加された状態で、表示内容をマイコン(マイクロコンピュータの略)からの信号に従い制御するが、ドライバーICが故障した場合には、制御用−表示用電源回路間に過電流が発生し、表示器自体が故障してしまう恐れがある。
そこで、表示装置の異常を判定するために、例えば、特許文献1(特開2011−141505号公報)では、電流検出手段が、表示制御を行う際の駆動電流に応じた検出信号を出力し、制御手段は、当該検出信号と特定の駆動電流値とを比較し、比較結果に基づいて表示手段の表示出力についての良否を判定する。
しかしながら、特許文献1は、駆動電流により異常を判定しているが、一般にリモコン内の電源回路の電流は少ないため、特許文献1のように特定の電流値であるリミットを掛けて異常を判定することは困難である。
それゆえにこの発明の目的は、故障を簡単に検出することができる表示装置およびシステムを提供することである。
この発明のある局面に従う表示装置は、表示デバイスと、表示デバイスを駆動する表示デバイス駆動用ドライバーとを内蔵した表示器デバイスと、表示デバイス駆動用ドライバーと通信する制御部と、を備える。
表示デバイス駆動用ドライバーは、周期信号を生成し制御部に送信する信号生成部を内蔵し、制御部は、信号生成部が送信する周期信号から、表示デバイス駆動用ドライバーが故障しているか否かを判定する手段を、含み、故障していると判定した場合に、表示デバイス駆動用ドライバーが故障している旨を出力部によって報知する。
好ましくは、表示装置は、ユーザ操作を受付ける操作部を、さらに備え、出力部は、音声出力部を含み、制御部は、故障していると判定した場合に、操作部によりユーザ操作を受付けたときは、音声出力部によって故障している旨を報知する。
好ましくは、出力部は、表示デバイスとは異なる表示部を含み、制御部は、故障していると判定した場合に、表示部によって故障している旨を報知する。
好ましくは、表示装置は、情報表示部を備えた給湯装置と通信して当該給湯装置を遠隔制御するためのリモートコントローラに搭載される。そして、制御部は、故障していると判定した場合に、給湯装置と通信し、故障している旨を情報表示部に報知させる。
好ましくは、表示装置は、表示デバイス駆動用ドライバーに対する電源を供給または遮断するための電源供給部を、さらに備え、制御部は、故障していると判定した場合に、表示デバイス駆動用ドライバーに対する電源を遮断するように電源供給部を制御する。
好ましくは、上記の判定する手段は、周期信号が示す周期から表示デバイス駆動用ドライバーが故障しているか否かを判定する。
好ましくは、表示デバイス駆動用ドライバーは、表示デバイスを駆動するためのクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、周期信号はクロック信号を含み、信号生成部はクロック生成回路を含む。
この発明の他の局面に従うシステムは、上記の表示装置である第1表示装置と第2表示装置を備え、第1および第2表示装置が通信線を介して通信するシステムである。第1表示装置の制御部は、表示デバイス駆動用ドライバーが故障していると判定した場合に、第2表示装置に当該故障している旨を送信する手段を、含む。第2表示装置の制御部は、第1表示装置から故障している旨を受信した場合に、当該故障している旨を当該第2表示装置の出力部によって報知する。
好ましくは、上記の第1表示装置の送信する手段は、故障していると判定した場合に、さらに、当該第1表示装置の識別情報を第2表示装置に送信し、第2表示装置の制御部は、第1表示装置から故障している旨と識別情報を受信した場合に、当該故障している旨と当該識別情報とを当該第2表示装置の出力部によって報知する。
この発明によれば、表示器デバイスに内蔵された表示デバイス駆動用ドライバーは、周期信号を生成して制御部に送信し、制御部は、この周期信号から、表示デバイス駆動用ドライバーが故障していると判定した場合に、表示デバイス駆動用ドライバーが故障している旨を出力部によって報知する。
したがって、故障検知および報知の機能は、表示デバイス駆動用ドライバーに周期信号を生成する機能と、制御部に当該信号の処理機能を備えるだけで済み、表示デバイス駆動用ドライバーの故障検知を簡単に実現することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照し詳細に説明する。なお、図中同一符号については同一または相当部分を示し、説明は繰返さない。
[実施の形態1]
本実施の形態に係る表示装置は、表示器デバイスに搭載されたドライバーICの故障による影響を回避し、かつ故障の旨を外部に報知する機能を有する。
本実施の形態に係る表示装置は、表示器デバイスに搭載されたドライバーICの故障による影響を回避し、かつ故障の旨を外部に報知する機能を有する。
(表示装置の構成)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る給湯リモコン10は、後述する給湯器50(図2を参照)と通信して遠隔制御するとともに、給湯器50の動作状態に関する情報を表示する機能を有する。給湯リモコン10の表示装置は、表示器デバイス11および表示器デバイス11と通信し、表示内容を指示するマイコン20を備える。マイコン20は、により表示装置の制御部が構成される。表示器デバイス11は、液晶、有機EL等のデバイス(図示せず)を駆動するドライバーIC12を内蔵する。さらに、表示器デバイス11は、ドライバーIC12に関連した電源電圧を入力するためのポートP1とP2を備える。ポートP1は、外部の表示用電源VCCから供給される電圧を入力し、ポートP2は外部の制御用電源VDDから供給される電圧を入力する。なお、表示デバイスは、液晶、有機EL等に限定されず、例えば蛍光管から構成されてもよい。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る給湯リモコン10は、後述する給湯器50(図2を参照)と通信して遠隔制御するとともに、給湯器50の動作状態に関する情報を表示する機能を有する。給湯リモコン10の表示装置は、表示器デバイス11および表示器デバイス11と通信し、表示内容を指示するマイコン20を備える。マイコン20は、により表示装置の制御部が構成される。表示器デバイス11は、液晶、有機EL等のデバイス(図示せず)を駆動するドライバーIC12を内蔵する。さらに、表示器デバイス11は、ドライバーIC12に関連した電源電圧を入力するためのポートP1とP2を備える。ポートP1は、外部の表示用電源VCCから供給される電圧を入力し、ポートP2は外部の制御用電源VDDから供給される電圧を入力する。なお、表示デバイスは、液晶、有機EL等に限定されず、例えば蛍光管から構成されてもよい。
給湯リモコン10は、さらに、表示用電源VCCとポートP1を接続する電源ラインと、当該電源ラインに設けられた開閉自在のスイッチSW2とを備える。同様に、制御用電源VDDとポートP2を接続する電源ラインと、当該電源ラインに設けられた開閉自在のスイッチSW1を備える。スイッチSW1とSW2は、例えば、スイッチングトランジスタ等を含んで構成されて、マイコン20からの信号BによってON(閉状態)またはOFF(開状態)に切換えられる。
ここでは、スイッチSW1,SW2は、マイコン20からの信号BによってドライバーIC12に対する電源を供給または遮断するように構成された電源供給部に相当する。スイッチSW1が閉状態であるとき対応の制御用電源VDDからポートP2へ電源が供給されて、開状態に切換えられると電源が断たれる。同様に、スイッチSW2が閉状態であるとき対応の表示用電源VCCからポートP1へ電源が供給されて、開状態に切換えられると電源が断たれる。
ドライバーIC12に内蔵の信号生成部121は、予め定めた種類の信号Cを生成してマイコン20に送信する。ここでは、信号Cは、パルス信号等の周期的な波形を有した周期信号とするが、周期信号であればよくパルス信号に限定されない。信号生成部121は、ドライバーIC12が正常に動作しているときは信号Cを生成し出力することができるが、ドライバーIC12が故障したときは信号Cを生成することはできず、信号Cの送信を停止する。
ここで、ドライバーIC12が、例えば表示デバイス(液晶パネル等)を駆動するためのクロック信号を生成する発振回路・クロック回路を含む場合には、信号生成部121は、当該発振回路・クロック回路を用いて構成される。したがって、この発振回路・クロック回路から出力されるクロック信号を、信号Cとしてマイコン20に送信することができる。
マイコン20は、CPU(Central Processing Unit)21を含む。さらに、CPU21に接続されるROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリ22、タイマ23、および給湯器50(図2を参照)等の外部機器と通信するための通信I/F(インターフェースの略)24を含む。
また、マイコン20のCPU21は、表示内容を示すデータを表示用信号Aに変換し、表示用信号AをドライバーIC12にシリアル送信する。ここで、表示内容はメモリ22から読出したデータまたは給湯器50からの受信データ(給湯器50の運転状態を示すデータ等)を含む。ドライバーIC12は、表示用信号Aに基づき表示デバイスを駆動することにより、表示器デバイス11に画像を表示させる。また、マイコン20には、報知部を構成するLED(Light Emitting Diode)などの発光部13、不揮発性メモリによって構成された外付けのメモリ14、ユーザ操作を受付けるボタン等の操作部15、および報知部を構成するスピーカ等の音声出力部16が接続されて、CPU21は接続されたこれら各部を制御する。なお、発光部13は、給湯リモコン10の表示装置において、表示器デバイス11とは異なる表示部として構成される。
(システム構成)
図2は、本発明の実施の形態に係るシステムの構成図である。図1の給湯リモコン10を備える給湯システムを説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係るシステムの構成図である。図1の給湯リモコン10を備える給湯システムを説明する。
図2を参照して、給湯システムは、台所に設けられた台所給湯リモコン10A、浴室に設けられた浴室給湯リモコン10B、洗面所等に設けられたサブ給湯リモコン10C、および給湯器50を含み、これらは通信線30を介して無線または有線で通信する。ここでは、通信線30は、重畳2芯線(通信と電源供給のための配線)により構成される。給湯器50は、バーナーなどの熱源部52、LED等から構成される表示部53、およびマイコン51を含む。台所給湯リモコン10A、浴室給湯リモコン10Bおよびサブ給湯リモコン10Cは、図1に示した給湯リモコン10と同様の構成および機能を有するので、ここでは説明を繰返さない。
(フローチャート)
図3を参照して、本実施の形態に係る給湯リモコン10のCPU21によって実行される処理フローチャートを説明する。当該処理フローチャートは、予めプログラムとしてメモリ22に格納されて、CPU21が当該プログラムをメモリ22から読出し、実行することによる処理が実現される。ここでは、信号BによってスイッチSW1とSW2は予め閉状態に設定されているとする。
図3を参照して、本実施の形態に係る給湯リモコン10のCPU21によって実行される処理フローチャートを説明する。当該処理フローチャートは、予めプログラムとしてメモリ22に格納されて、CPU21が当該プログラムをメモリ22から読出し、実行することによる処理が実現される。ここでは、信号BによってスイッチSW1とSW2は予め閉状態に設定されているとする。
まず、CPU21は、ドライバーIC12から信号Cを受信し(ステップS1)、受信した信号Cに基づきドライバーIC12が故障しているか否かを検出する(ステップS2)。たとえば、信号Cを受信することができなかったときは故障していると検出し(ステップS2でYES)、ステップS3に移行する。
一方、信号Cを受信することができたときは(ステップS2でNO)、ステップS1に戻る。
ドライバーIC12が故障していると判定すると(ステップS2でYES)、CPU21は、信号Bを出力し、スイッチSW1およびSW2を閉状態→開状態に切換える(ステップS3)。これにより、ドライバーIC12に対する制御用電源VDDおよび表示用電源VCCからの電源が遮断される。
CPU21は電源を遮断すると(ステップS3)、ドライバーIC12が故障している旨を通知する安全動作指令を通信I/F24を介して通信線30に出力する(ステップS4)。
給湯器50のマイコン51は、通信線30を介し安全動作指令を受信すると、受信した安全動作指令に基づき、熱源部52を停止するように制御する。これにより、熱源部52のバーナーによる燃焼動作は停止する。また、マイコン51は、表示部53に安全動作指令を受信し燃焼動作を停止した旨の情報を表示する。また、マイコン20のCPU21は、安全動作指令を送信すると、発光部13を点灯制御して、ドライバーIC12が故障した旨をユーザ等に報知する(ステップS5)。これにより、処理は終了する。
なお、信号生成部121は、信号Cを常時送信するか、または定期的に送信する。定期的に送信する場合に、その送信間隔は可変であってよい。また、図3では、電源遮断(ステップS3)→安全動作指令(ステップS4)→報知(ステップS5)の順に実施したが、これらステップの実施順番は、これに限定されない。
[実施の形態2]
本実施の形態2では、上述した実施の形態の変形例を説明する。本実施の形態2では、安全動作指令は、送信元である給湯リモコン10の識別情報を含み、そして、他の機器は当該安全動作指令とともに受信した識別情報を報知する。なお、この識別情報は給湯リモコン10の各給湯リモコンのメモリ22に予め格納されているものとする。
本実施の形態2では、上述した実施の形態の変形例を説明する。本実施の形態2では、安全動作指令は、送信元である給湯リモコン10の識別情報を含み、そして、他の機器は当該安全動作指令とともに受信した識別情報を報知する。なお、この識別情報は給湯リモコン10の各給湯リモコンのメモリ22に予め格納されているものとする。
例えば、台所給湯リモコン10AのドライバーIC12が故障した場合を想定する。ステップS4では、台所給湯リモコン10Aは、メモリ22から読出した識別情報を含む安全動作指令を生成して通信線30を介して送信し、給湯器50、浴室給湯リモコン10Bおよびサブ給湯リモコン10Cは当該安全動作指令を受信する。
ステップS5では、給湯器50のマイコン51は、受信した安全動作指令の識別情報を表示部53に表示させる。また、浴室給湯リモコン10Bおよびサブ給湯リモコン10Cは、受信した安全動作指令の識別情報に基づく信号Aを生成し、自己の表示器デバイス11のドライバーIC12に送信し、表示器デバイス11に識別情報を表示させる。
したがって、システムが複数の給湯リモコンを備える場合であっても、ユーザは、ドライバーIC12が故障している給湯リモコンを一意に識別することができる。
なお、識別情報の送信態様は、安全動作指令に含んで送信する態様に限定されず、安全動作指令とともに送信される態様であればよい。
[実施の形態3]
本実施の形態3では、上述した実施の形態の変形例を説明する。本実施の形態3では、停電から復帰して給湯リモコン10に電源供給が再開された場合であっても、故障中のドライバーIC12には電源が供給されないように構成される。図4は、本発明の実施の形態の変形例を説明する図であり、図3のフローチャートに追加されるステップS0を示す。
本実施の形態3では、上述した実施の形態の変形例を説明する。本実施の形態3では、停電から復帰して給湯リモコン10に電源供給が再開された場合であっても、故障中のドライバーIC12には電源が供給されないように構成される。図4は、本発明の実施の形態の変形例を説明する図であり、図3のフローチャートに追加されるステップS0を示す。
まず、マイコン20のCPU21は、ドライバーIC12の故障を検出したとき(ステップS2でYES)、故障していることを示す故障データをメモリ14に格納する。メモリ14は不揮発性メモリにより構成されるので、停電が生じても、その記憶内容は保持される。
停電から復帰して電源供給が再開されると、マイコン20のCPU21は、メモリ14を検索して故障データが格納されているか否かを判定する(図4のステップS0)。故障データが格納されていないと判定すると(ステップS0でNO)、ステップS1に移行し、上述したステップS1以降の処理を実施する。
一方、故障データが格納されていると判定すると(ステップS0でYES)、上述したステップS3〜S5の処理を実施する。これにより、給湯リモコン10に電源供給が再開された場合には電源遮断処理(ステップS3)が実施されて、故障と判定されたドライバーIC12に誤って電源が供給されて、ドライバーIC12を含む表示器デバイス11に過電流が流れて加熱状態となるのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、ドライバーIC12が故障した場合には、給湯リモコン10全体が交換されるから、交換直後の正常なドライバーIC12に対して故障データ有りと判定される(ステップS0でYES)ことはない。
[実施の形態4]
本実施の形態4では、上述した実施の形態の変形例を説明する。上述した実施の形態では、信号CからICドライバー12の故障の有無のみを検出したが、本実施の形態4では、信号Cから故障の予兆診断を実施し、診断結果を報知する。
本実施の形態4では、上述した実施の形態の変形例を説明する。上述した実施の形態では、信号CからICドライバー12の故障の有無のみを検出したが、本実施の形態4では、信号Cから故障の予兆診断を実施し、診断結果を報知する。
つまり、信号生成部121が発振回路を用いて信号Cを生成する場合には、発振周波数(周期)は発振回路の温度等に相関して変化することが知られている。本実施の形態4では、マイコン20のCPU21は、信号Cの周波数と予め定めた周波数の差を算出し、算出した差が示す値から、上述の相関関係に基づき回路温度を推定し、推定した回路温度からICドライバー12が既に故障している(過電流が流れて加熱状態となっている)か、または故障する可能性が有るかの診断を実施する。
なお、相関関係に基づく回路温度と故障の可能性に関する情報は、予め実験等により取得されて、“周波数の差”−“回路温度”−“故障の可能性”と相互に関連付けたデータを登録したテーブルがメモリ22に格納されている。CPU21は算出した差に基づきメモリ22の当該関連付けテーブルを検索することで、当該差に関連付けされた“回路温度”および“故障の可能性”を読出し、故障診断を実施することができる。
例えば、読出した回路温度、すなわち推定した回路温度Tが(T>T1)の条件を満たすと判定すると、故障検出の場合のステップS3〜S5の処理を実施するが、(T1≦T≦T2:ただし、T1>T2)の条件を満たすと判定すると、故障の予兆はあるものの故障には至っていないのでステップS3〜S5の処理は実施せずに、“故障する可能性がある”旨を報知する。例えば、発光部13を点滅させて、または点灯色を変化させて報知する。これにより、ユーザは、発光部13の点灯態様から、ICドライバー12の故障予兆について確認することができる。
[実施の形態5]
上述した実施の形態では、ドライバーIC12の故障に係る報知態様は、発光部13、表示部53および表示器デバイス11等の視覚的な出力に限定されず、音声出力部16からの音声による聴覚を利用した出力であってもよい。
上述した実施の形態では、ドライバーIC12の故障に係る報知態様は、発光部13、表示部53および表示器デバイス11等の視覚的な出力に限定されず、音声出力部16からの音声による聴覚を利用した出力であってもよい。
また、音声出力部16による報知は、CPU21が操作部15を介して予め定めた操作内容を受付けたときに、実施するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、表示器デバイス11内の表示用のドライバーIC12に適用して、その故障を検出しフェールセーフ制御を実施する機能を説明したが、適用先は表示用のドライバーIC12に限定されない。つまり、マイコン20と同期をとってハンドシェイク通信できるデバイスであれば、スイッチSW1およびSW2を含む電源遮断回路および信号生成部121を設置することで、同様の機能を実現することができる。
[実施の形態による効果]
各実施の形態によれば、ドライバーIC12が故障した事、または故障には至らないが動作が不安定な状態にある事を検知し、報知することができる。
各実施の形態によれば、ドライバーIC12が故障した事、または故障には至らないが動作が不安定な状態にある事を検知し、報知することができる。
また、この検知および報知の機能は、ドライバーIC12に信号Cを生成する機能と、マイコン20に当該信号の処理機能を新設するだけで済み、簡単にフェールセーフ制御を実現することができる。
また、ドライバーIC12は、通常、制御用電源VDDおよび表示用電源VCCからの電源電圧を印加した状態で、表示内容をマイコン20から表示用信号Aで表示内容を制御するが、制御用−表示用電源回路間に過電流が発生した場合、ドライバーIC12が故障することがある。しかし、一般的に、表示器デバイス11の電源回路電流量は少ないため、このような過電流を検出する回路、または過電流に対しリミットをかける回路を設けることは現実的でない。これに対して、本実施の形態では、信号生成部121を設けることで、過電流検出回路、またはリミットをかける回路を利用せずとも、ドライバーIC12の故障検出およびフェールセーフ制御機能を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 給湯リモコン、12 ドライバーIC、13 発光部、15 操作部、16 音声出力部、20,51 マイコン、30 通信線、50 給湯器、53 表示部、121 信号生成部、A 表示用信号、B,C 信号、SW1,SW2 スイッチ、VDD 制御用電源、VCC 表示用電源。
Claims (9)
- 表示デバイスと、前記表示デバイスを駆動する表示デバイス駆動用ドライバーとを内蔵した表示器デバイスと、
前記表示デバイス駆動用ドライバーと通信する制御部と、を備え、
前記表示デバイス駆動用ドライバーは、周期信号を生成し前記制御部に送信する信号生成部を内蔵し、
前記制御部は、
前記信号生成部が送信する前記周期信号から、前記表示デバイス駆動用ドライバーが故障しているか否かを判定する手段を、含み、
故障していると判定した場合に、前記表示デバイス駆動用ドライバーが故障している旨を出力部によって報知する、表示装置。 - ユーザ操作を受付ける操作部を、さらに備え、
前記出力部は、音声出力部を含み、
前記制御部は、
故障していると判定した場合に、前記操作部によりユーザ操作を受付けたときは、前記音声出力部によって前記故障している旨を報知する、請求項1に記載の表示装置。 - 前記出力部は、前記表示デバイスとは異なる表示部を含み、
前記制御部は、
故障していると判定した場合に、前記表示部によって前記故障している旨を報知する、請求項1または2に記載の表示装置。 - 前記表示装置は、情報表示部を備えた給湯装置と通信して当該給湯装置を遠隔制御するためのリモートコントローラに搭載されて、
前記制御部は、
故障していると判定した場合に、前記給湯装置と通信し、故障している旨を情報表示部に報知させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記表示装置は、前記表示デバイス駆動用ドライバーに対する電源を供給または遮断するための電源供給部を、さらに備え、
前記制御部は、
故障していると判定した場合に、前記表示デバイス駆動用ドライバーに対する電源を遮断するように前記電源供給部を制御する、請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記判定する手段は、前記周期信号が示す周期から前記表示デバイス駆動用ドライバーが故障しているか否かを判定する、請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記表示デバイス駆動用ドライバーは、前記表示デバイスを駆動するためのクロック信号を生成するクロック生成回路を有し、
前記周期信号は前記クロック信号を含み、
前記信号生成部は前記クロック生成回路を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の表示装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の表示装置である第1表示装置と、請求項1から7のいずれか1項に記載の表示装置である第2表示装置を備え、前記第1表示装置および前記第2表示装置が通信線を介して通信するシステムであって、
前記第1表示装置の前記制御部は、
前記表示デバイス駆動用ドライバーが故障していると判定した場合に、前記第2表示装置に当該故障している旨を送信する手段を、含み、
前記第2表示装置の前記制御部は、
前記第1表示装置から前記故障している旨を受信した場合に、当該故障している旨を当該第2表示装置の前記出力部によって報知する、システム。 - 前記第1表示装置の前記送信する手段は、
故障していると判定した場合に、さらに、当該第1表示装置の識別情報を前記第2表示装置に送信し、
前記第2表示装置の前記制御部は、
前記第1表示装置から前記故障している旨と前記識別情報を受信した場合に、当該故障している旨と当該識別情報とを当該第2表示装置の前記出力部によって報知する、請求項8に記載のシステム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021121857A (ja) * | 2021-04-22 | 2021-08-26 | 安希 井村 | 集音補助具 |
WO2023248849A1 (ja) * | 2022-06-20 | 2023-12-28 | 日本精機株式会社 | 表示装置 |
-
2014
- 2014-01-28 JP JP2014013037A patent/JP2015141261A/ja active Pending
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