JP2010211368A - 警報器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源を投入した際に、正常に起動することのできる警報器を得る。
【解決手段】電池2と、火災検出回路7と、火災検出回路7の出力信号に基づいて状態を判断し、判断結果に基づいて警報を出力させる制御回路1と、制御回路1に制御されて送受信処理を行う送受信回路5と、電池2に接続され、制御回路1に所定電圧を供給する定電圧回路23と、定電圧回路23から制御回路1に供給される電圧を検出する電池電圧検出回路4と、電池2に接続され、送受信回路5に所定電圧を供給する定電圧回路21と、送受信回路5と並列に接続され、制御回路1にオン/オフ動作を制御される放電スイッチ31と、を備え、制御回路1は、電池電圧検出回路4が検出した電圧が所定値以下になると、放電スイッチ31をオンさせて送受信回路5の電荷を放電させる。
【選択図】図1
【解決手段】電池2と、火災検出回路7と、火災検出回路7の出力信号に基づいて状態を判断し、判断結果に基づいて警報を出力させる制御回路1と、制御回路1に制御されて送受信処理を行う送受信回路5と、電池2に接続され、制御回路1に所定電圧を供給する定電圧回路23と、定電圧回路23から制御回路1に供給される電圧を検出する電池電圧検出回路4と、電池2に接続され、送受信回路5に所定電圧を供給する定電圧回路21と、送受信回路5と並列に接続され、制御回路1にオン/オフ動作を制御される放電スイッチ31と、を備え、制御回路1は、電池電圧検出回路4が検出した電圧が所定値以下になると、放電スイッチ31をオンさせて送受信回路5の電荷を放電させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の機器の間で状態信号等の送受信を行う警報器に関するものである。
室内等に発生した熱や煙を検知して警報を行う警報器がある。このような警報器は、各警報器が単独で警報動作を行うほかに、各部屋に設けた複数の警報器が連動して警報動作を行う場合がある。
このような火災警報器として、「制御手段を構成する制御部10、無線送受信部11、火災検出部12、操作部13、表示部14、記憶部15、電源部16、アンテナ部17、警報手段を構成し、スピーカで構成され、音声合成部19で生成された音声信号により警報出力を行う警報出力部18を備え」たものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来の火災警報器は、無線送受信部と音声合成部を有しているが、これらに電源部から電源を直接供給した場合、無線通信機能と音声機能は互いに干渉しあって電源の変動等を引き起こす可能性がある。
このような事態を回避するために、無線送受信部と音声合成部にはそれぞれ別の定電圧回路を介して電源を供給することができる。このようにすることで、無線送受信部と音声合成部は互いの影響を小さくすることができる。
ここで、無線送受信部や音声合成部は常には動作を行う必要がないため、通常は待機状態としておいて必要な場合にのみ起動させることが多い。待機状態での消費電流は極めて小さいため、火災警報器の電源を遮断した際、各回路のコンデンサに蓄えられた電荷が完全に放電されない可能性がある。この場合、次に電源の再投入を行っても、残存する電荷の影響で無線送受信部と音声合成部の設定が初期化されず、正常な動作を行わない場合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電源を投入した際に、正常に起動することのできる警報器を得るものである。
本発明に係る警報器は、電源と、状態検出部と、該状態検出部の出力信号に基づいて状態を判断する状態判別部と、該状態判別部の判断結果に基づいて警報を出力させる制御部と、前記制御部に制御されて各種動作を行う第1動作部と、前記電源に接続され、前記制御部に所定電圧を供給する第1定電圧回路と、前記第1定電圧回路から前記制御部に供給される電圧を検出する電源電圧検出部と、前記電源に接続され、前記第1動作部に所定電圧を供給する第2定電圧回路と、前記第1動作部と並列に接続され、前記制御部にオン/オフ動作を制御される第1スイッチと、を備え、前記制御部は、前記電源電圧検出部が検出した電圧が所定値以下になると、前記第1スイッチをオンさせて前記第1動作部の電荷を放電させるものである。
また、前記警報器において、前記制御部に制御されて各種動作を行う第2動作部と、前記電源に接続され、前記第2動作部に所定電圧を供給する第3定電圧回路と、前記第2動作部と並列に接続され、前記制御部にオン/オフ動作を制御される第2スイッチと、を備え、前記制御部は、前記電源電圧検出部が検出した電圧が所定値以下になると、前記第2スイッチをオンさせて前記第2動作部の電荷を放電させるものである。
本発明によれば、電源電圧検出部が検出した電圧が所定値以下になると、第1スイッチをオンさせるようにした。このため、電源遮断時には、第1動作部の電荷を完全に放電でき、第1動作部を初期化することができる。したがって、次に電源を投入した際、警報器は正常に動作を開始することができる。
実施の形態.
以下、本実施の形態では、電池で駆動されて無線通信を行う火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明する。
以下、本実施の形態では、電池で駆動されて無線通信を行う火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る火災警報器の主要構成を示す機能ブロック図である。図1において、火災警報器10は、制御回路1、電池2、電池電圧検出回路4、送受信回路5、アンテナ6、火災検出回路7、警報音制御回路8、表示灯回路9、定電圧回路21〜定電圧回路25、放電スイッチ31、放電スイッチ32を備える。
電池2は、定電圧回路21〜定電圧回路25に直流電源を供給する。
定電圧回路21〜定電圧回路25は、電池2から供給される電圧を一定に保つ回路である。定電圧回路21は送受信回路5に、定電圧回路22は警報音制御回路8に、定電圧回路23は制御回路1に、定電圧回路24は表示灯回路9に、定電圧回路25は火災検出回路7にそれぞれ接続され、これらの回路に安定した電圧を供給する。
なお、定電圧回路23は本発明の第1定電圧回路に、定電圧回路21は第2定電圧回路に、定電圧回路22は第3定電圧回路にそれぞれ相当する。
定電圧回路21〜定電圧回路25は、電池2から供給される電圧を一定に保つ回路である。定電圧回路21は送受信回路5に、定電圧回路22は警報音制御回路8に、定電圧回路23は制御回路1に、定電圧回路24は表示灯回路9に、定電圧回路25は火災検出回路7にそれぞれ接続され、これらの回路に安定した電圧を供給する。
なお、定電圧回路23は本発明の第1定電圧回路に、定電圧回路21は第2定電圧回路に、定電圧回路22は第3定電圧回路にそれぞれ相当する。
電池電圧検出回路4は、定電圧回路23を介して制御回路1に印加される電池2の電圧を検出し、検出した電圧に応じた電池電圧検出信号を制御回路1に出力する。電池電圧検出回路4により電池残量が低下したことを示す信号が出力されると、制御回路1は警報音制御回路8と表示灯回路9を駆動させるとともに、電池切れの状態情報を含む状態信号を送受信回路5より出力させる。また、電池2が取り外されるなどして電源が遮断された場合において、電池電圧検出回路4により電圧が所定値以下であることを示す信号が出力されると、制御回路1は放電スイッチ31及び放電スイッチ32をオンする。なお、この動作については後述する。
火災検出回路7は本発明の状態検出部に相当し、火災現象に基づく煙または熱等の検知対象物の物理量または物理的変化を検出して、検出内容に応じた信号を制御回路1に出力する。
警報音制御回路8は、ブザー・スピーカ等による音声鳴動の動作を制御する回路であり、本発明の第2動作部に相当する。表示灯回路9は、発光ダイオード等の表示灯の点灯動作を制御する回路である。
警報音制御回路8は、ブザー・スピーカ等による音声鳴動の動作を制御する回路であり、本発明の第2動作部に相当する。表示灯回路9は、発光ダイオード等の表示灯の点灯動作を制御する回路である。
送受信回路5は、無線信号を送受信するためのアンテナ6に接続されている。送受信回路5は、所定周期で受信サンプリング動作を行ってアンテナ6から入力された無線信号を処理し、自己宛の信号の場合には受信処理を行う。それ以外の信号の場合には受信処理を行わない。受信処理した信号は、制御回路1へ出力する。また、送受信回路5は、制御回路1に制御されて、火災検出時には他の火災警報器に警報信号を出力し、定期送信時には状態信号を送信する(動作は後述する)。なお、送受信回路5は、本発明の第1動作部に相当する。
制御回路1は、火災検出回路7によって出力された信号に基づいて火災状態等を判別する状態判別部としての機能を有する。また、火災状態であると判別した場合には、警報音制御回路8及び表示灯回路9を制御して音声及び表示灯によって警報を行う。また、送受信回路5が受信した信号に基づいて必要な処理を行うとともに、必要に応じて送受信回路5を制御して他の火災警報器に状態信号などの信号を送信する。なお、制御回路1は、本発明の状態判別部及び制御部に相当する。
記憶素子11は、EEPROMなどの不揮発性メモリであり、制御回路1が実行するプログラムや各種データを格納している。
放電スイッチ31及び放電スイッチ32は、FET(電界効果トランジスタ)やサイリスタなどのスイッチング素子であり、制御回路1に制御されてオン/オフ動作を行う。放電スイッチ31は、定電圧回路21と低電位側の配線との間に、送受信回路5と並列に接続されている。また、放電スイッチ32は、定電圧回路22と低電位側の配線との間に、警報音制御回路8と並列に接続されている。なお、放電スイッチ31は本発明の第1スイッチに、放電スイッチ32は第2スイッチにそれぞれ相当する。
図2は、上記のように構成された複数の火災警報器10が構成する警報システム100を示す図である。図2において、警報システム100は、火災警報器10a〜火災警報器10dにより構成され、親機として機能するものを親機10a、子機として機能するものを子機10b〜子機10dと称する。火災警報器10a〜10dを結ぶ実線は、互いに無線送受信が可能であることを示している。
上記のように構成された警報システム100において、火災が発生した場合の動作を説明する。
親機10aが設置された環境で火災が発生すると、火災検出回路7により火災を検出し、警報音制御回路8や表示灯回路9により音声や表示灯を用いて警報を行うとともに、火災に関する警報情報を連動信号として他の子機10b〜子機10dに送信する。そして、親機10aにより送信された連動信号を受信した子機10b〜子機10dは音声や表示灯によって必要な警報を行う。その後、親機10aが火災を検出しなくなると自己復旧して警報を停止するとともに、子機10b〜子機10dへの連動信号の送信を停止する。そして、連動信号を受信しなくなった子機10b〜子機10dも警報を停止する。
親機10aが設置された環境で火災が発生すると、火災検出回路7により火災を検出し、警報音制御回路8や表示灯回路9により音声や表示灯を用いて警報を行うとともに、火災に関する警報情報を連動信号として他の子機10b〜子機10dに送信する。そして、親機10aにより送信された連動信号を受信した子機10b〜子機10dは音声や表示灯によって必要な警報を行う。その後、親機10aが火災を検出しなくなると自己復旧して警報を停止するとともに、子機10b〜子機10dへの連動信号の送信を停止する。そして、連動信号を受信しなくなった子機10b〜子機10dも警報を停止する。
また、子機10bが設置された環境で火災が発生すると、子機10bは火災検出回路7により火災を検出し、音声や表示灯によって警報を行うとともに、火災に関する情報を連動信号として親機10a、子機10c、及び子機10dに送信する。そして、子機10bにより送信された連動信号を受信した親機10a、子機10c、及び子機10dは音声や表示灯によって必要な警報を行う。
さらに、子機10bにより発せられた連動信号を受信した親機10aは、送信元の子機10b以外の子機10c、子機10dに連動信号を転送する。よって、各子機同士が離れているために、子機10bが送信した連動信号が子機10c、子機10dで受信されなくても親機10aにより転送された連動信号が子機10c、子機10dで受信される。その後、子機10bは火災を検出しなくなると自己復旧して警報停止するとともに、親機10aと子機10c、子機10dへの連動信号の送信を停止する。そして、連動信号を受信しなくなった親機10aと子機10c、子機10dも警報を停止する。
さらに、子機10bにより発せられた連動信号を受信した親機10aは、送信元の子機10b以外の子機10c、子機10dに連動信号を転送する。よって、各子機同士が離れているために、子機10bが送信した連動信号が子機10c、子機10dで受信されなくても親機10aにより転送された連動信号が子機10c、子機10dで受信される。その後、子機10bは火災を検出しなくなると自己復旧して警報停止するとともに、親機10aと子機10c、子機10dへの連動信号の送信を停止する。そして、連動信号を受信しなくなった親機10aと子機10c、子機10dも警報を停止する。
また、いずれかの警報器が火災を検出して連動警報を行っている場合において、連動先の火災警報器10の警報停止ボタンが押された場合は、火元以外の火災警報器10は火災警報(連動警報)を停止する。また、火元の火災警報器10の警報停止ボタンが押された場合には、連動先の火災警報器10の連動警報は停止し、火元の火災警報器10の音響鳴動のみ停止(表示灯は点灯したまま)という状態になる。さらに、火災警報器10が自己復旧した後に、再度火災を検出した場合には、最初の火災検出と同じ動作を行う。一方、再度火災を検出しない場合には、定期送信の動作に移行する。
以上のように火災発生時には警報システム100内の親機10aと子機10b〜子機10dが連動して火災警報を行うことで、より確実に火災の発生を警報することができる。
次に、警報システム100を構成する親機10aと子機10b〜10dの、火災監視(定常状態)中における定期送信の動作を説明する。
定期送信とは、例えば電池残量や通信状態などの自己の状態情報を含む信号を、他の火災警報器に互いに送信するものであり、他の火災警報器の状態を互いに確認することを目的として行われるものである。定期送信は、所定の周期(例えば15〜20時間毎に1回)で行われる。
定期送信とは、例えば電池残量や通信状態などの自己の状態情報を含む信号を、他の火災警報器に互いに送信するものであり、他の火災警報器の状態を互いに確認することを目的として行われるものである。定期送信は、所定の周期(例えば15〜20時間毎に1回)で行われる。
図3は、定期送信の動作の流れを示す図である。
(S41)
親機10aは、定められた送信タイミングになると、親機10aまたはそれが属するグループの状態情報と、送信元を識別するための自己アドレスやグループIDを含む情報とを状態信号として子機10b〜子機10dに送信する。
(S41)
親機10aは、定められた送信タイミングになると、親機10aまたはそれが属するグループの状態情報と、送信元を識別するための自己アドレスやグループIDを含む情報とを状態信号として子機10b〜子機10dに送信する。
(S42、S43、S44)
また、子機10b〜子機10dは、親機10aからの状態信号を受信した後、それぞれの送信タイミングになると、例えば、電池残量などの機器状態に関する状態情報と、送信元を識別するための自己アドレスやグループIDを含む情報とを状態信号として、親機10aに送信する。
この際、親機10aと子機10b〜10dは、それぞれの状態信号に含まれる自己アドレスによりどの火災警報器からの信号であるかを区別できる。
また、子機10b〜子機10dは、親機10aからの状態信号を受信した後、それぞれの送信タイミングになると、例えば、電池残量などの機器状態に関する状態情報と、送信元を識別するための自己アドレスやグループIDを含む情報とを状態信号として、親機10aに送信する。
この際、親機10aと子機10b〜10dは、それぞれの状態信号に含まれる自己アドレスによりどの火災警報器からの信号であるかを区別できる。
(S45)
親機10aは、子機10b〜子機10dにより送信された状態信号を受信すると、すべての子機に対して応答信号を返送する。
親機10aは、子機10b〜子機10dにより送信された状態信号を受信すると、すべての子機に対して応答信号を返送する。
親機10aまたはそれが属するグループの状態情報の例としては、火災検出回路7のセンサ状態(劣化、汚損等)、異常が発生している子機のアドレスやグループID、無線通信が成立していない子機のアドレスやグループID情報などが挙げられる。一方、子機10b〜10dが親機10aに送信する子機の状態情報の例としては、火災検出回路7のセンサ状態(劣化、汚損等)、受信処理回数(規定以外の無線に対する処理の回数)などが挙げられる。
なお、いずれかの火災警報器が火災を検出すると、前述の火災警報の動作に移行する。
このように、電池残量などの各種状態情報を互いに送信して状態確認を行う定期送信の動作を所定時間毎に行い、各火災警報器同士の状態確認を行う。
なお、いずれかの火災警報器が火災を検出すると、前述の火災警報の動作に移行する。
このように、電池残量などの各種状態情報を互いに送信して状態確認を行う定期送信の動作を所定時間毎に行い、各火災警報器同士の状態確認を行う。
次に、上記のように構成された火災警報器10において、電池2を取り外して電源を遮断した場合の動作を説明する。
図4は、火災警報器10の電源遮断後の動作を示すフローチャートである。
図4は、火災警報器10の電源遮断後の動作を示すフローチャートである。
図4において、火災警報器10の電池2が取り外されると(S50)、電池電圧検出回路4が検出する電圧の値が所定値以下となったことにより電源が遮断されたことを検出する(S51)。電源が遮断されたことを検出すると、制御回路1は、放電スイッチ31及び放電スイッチ32をオンさせる(S52)。
このように放電スイッチ31をオンすると、送受信回路5に定電圧を供給する定電圧回路21と低電位側の配線とが短絡され、送受信回路5のコンデンサに蓄えられた電荷が完全に放電される。
また、放電スイッチ32をオンすると、警報音制御回路8に定電圧を供給する定電圧回路22と低電位側の配線とが短絡され、警報音制御回路8のコンデンサに蓄えられた電荷が完全に放電される。
送受信回路5と警報音制御回路8は、それぞれのコンデンサに蓄えられた電荷が完全に放電されることにより、回路が初期化された状態で終了する(S53)。
また、放電スイッチ32をオンすると、警報音制御回路8に定電圧を供給する定電圧回路22と低電位側の配線とが短絡され、警報音制御回路8のコンデンサに蓄えられた電荷が完全に放電される。
送受信回路5と警報音制御回路8は、それぞれのコンデンサに蓄えられた電荷が完全に放電されることにより、回路が初期化された状態で終了する(S53)。
したがって、次に電池2を接続して電源を投入した場合は、送受信回路5と警報音制御回路8は、初期化された状態から正常に動作を開始することができる。
以上のように本実施の形態に係る火災警報器10によれば、電源が遮断された際には放電スイッチ31と放電スイッチ32をオンし、送受信回路5と警報音制御回路8のコンデンサに蓄えられた電荷を完全に放電するようにした。このため、各動作部を初期化することができ、次に電源を投入したときに、送受信回路5と警報音制御回路8は初期状態から動作を開始することができる。したがって、火災警報器10は正常に動作を開始でき、前回の電源遮断時の電荷が残されることによる不安定な動作を抑制することができる。
上述したように、火災警報器10は火災警報、連動警報、定期送信の動作を行い、このときに送受信回路5と警報音制御回路8が駆動される。これらの回路は、互いに干渉しあって電源の変動等を引き起こすことを抑制するため、それぞれ定電圧回路21、定電圧回路22により電源を供給するよう構成されている。一方、これらの回路は常時動作せず必要な場合のみ起動されることが多く、待機電流は極めて小さいので、本実施の形態で説明したような放電動作を行わなかった場合、電源遮断時に十分な放電が行われない可能性がある。しかし、本実施の形態では、電源遮断時に、送受信回路5と警報音制御回路8の各コンデンサに蓄えられた電荷を完全に放電できるので、次回電源投入時に正常に動作を開始させることができる。
上述したように、火災警報器10は火災警報、連動警報、定期送信の動作を行い、このときに送受信回路5と警報音制御回路8が駆動される。これらの回路は、互いに干渉しあって電源の変動等を引き起こすことを抑制するため、それぞれ定電圧回路21、定電圧回路22により電源を供給するよう構成されている。一方、これらの回路は常時動作せず必要な場合のみ起動されることが多く、待機電流は極めて小さいので、本実施の形態で説明したような放電動作を行わなかった場合、電源遮断時に十分な放電が行われない可能性がある。しかし、本実施の形態では、電源遮断時に、送受信回路5と警報音制御回路8の各コンデンサに蓄えられた電荷を完全に放電できるので、次回電源投入時に正常に動作を開始させることができる。
なお、本実施の形態では、電源遮断時に送受信回路5と警報音制御回路8の電荷を放電させる構成としたが、例えば、表示灯回路9と並列に接続した放電スイッチをさらに設け、表示灯回路9を放電することとしてもよい。
また、例えば、火災警報器10が火災監視を行っているときは、制御回路1、電池電圧検出回路4、送受信回路5、火災検出回路7は間欠動作を行う一方、警報音制御回路8、表示灯回路9は非通電とされているので動作しない。また、制御回路1と送受信回路5の処理動作は、電池電圧検出回路4や火災検出回路7より間欠周期が短く、電荷が残っていると不安定な動作をする可能性があるため、できるだけ早くコンデンサに蓄えられた電荷を放電する必要がある。従って、放電スイッチの数量に制限があるときは、監視時における各回路の印加電圧、コンデンサの静電容量、消費電流等を考慮して、制御回路1や送受信回路5に優先的に割り当てるようにしてもよい。
このように、放電スイッチを設けるか否かは、機器の各回路が蓄電する容量や、消費電流の変動の大きさなどに応じて決定することができる。
また、例えば、火災警報器10が火災監視を行っているときは、制御回路1、電池電圧検出回路4、送受信回路5、火災検出回路7は間欠動作を行う一方、警報音制御回路8、表示灯回路9は非通電とされているので動作しない。また、制御回路1と送受信回路5の処理動作は、電池電圧検出回路4や火災検出回路7より間欠周期が短く、電荷が残っていると不安定な動作をする可能性があるため、できるだけ早くコンデンサに蓄えられた電荷を放電する必要がある。従って、放電スイッチの数量に制限があるときは、監視時における各回路の印加電圧、コンデンサの静電容量、消費電流等を考慮して、制御回路1や送受信回路5に優先的に割り当てるようにしてもよい。
このように、放電スイッチを設けるか否かは、機器の各回路が蓄電する容量や、消費電流の変動の大きさなどに応じて決定することができる。
また、本実施の形態では、制御回路1により放電スイッチ31及び放電スイッチ32の制御を行うこととしたが、放電スイッチ31及び放電スイッチ32のオン/オフ制御を行うスイッチ制御回路を別途設け、この回路により制御することとしてもよい。
なお、上記説明では、電池で駆動されて無線通信を行う火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明したが、火災警報器の電源の供給方法はこれに限定するものではない。例えば、電源アダプタを介して電源を供給する火災警報器に適用することもできる。また、通信方式も無線に限定するものではなく、火災警報器以外に異常検出用などの警報器に適用することも可能である。また、自動火災報知システムの受信機や感知器等に用いてもよい。
1 制御回路、2 電池、3 電源回路、4 電池電圧検出回路、5 送受信回路、6 アンテナ、7 火災検出回路、8 警報音制御回路、9 表示灯回路、10 火災警報器、10a 親機、10b、10c、10d 子機、11 記憶素子、21 定電圧回路、22 定電圧回路、23 定電圧回路、24 定電圧回路、25 定電圧回路、31 放電スイッチ、32 放電スイッチ、100 警報システム。
Claims (2)
- 電源と、
状態検出部と、
該状態検出部の出力信号に基づいて状態を判断する状態判別部と、
該状態判別部の判断結果に基づいて警報を出力させる制御部と、
前記制御部に制御されて各種動作を行う第1動作部と、
前記電源に接続され、前記制御部に所定電圧を供給する第1定電圧回路と、
前記第1定電圧回路から前記制御部に供給される電圧を検出する電源電圧検出部と、
前記電源に接続され、前記第1動作部に所定電圧を供給する第2定電圧回路と、
前記第1動作部と並列に接続され、前記制御部にオン/オフ動作を制御される第1スイッチと、
を備え、
前記制御部は、前記電源電圧検出部が検出した電圧が所定値以下になると、前記第1スイッチをオンさせて前記第1動作部の電荷を放電させることを特徴とする警報器。 - 前記制御部に制御されて各種動作を行う第2動作部と、
前記電源に接続され、前記第2動作部に所定電圧を供給する第3定電圧回路と、
前記第2動作部と並列に接続され、前記制御部にオン/オフ動作を制御される第2スイッチと、
を備え、
前記制御部は、前記電源電圧検出部が検出した電圧が所定値以下になると、前記第2スイッチをオンさせて前記第2動作部の電荷を放電させることを特徴とする請求項1記載の警報器。
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JP (1) | JP2010211368A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017055418A (ja) * | 2016-10-19 | 2017-03-16 | 能美防災株式会社 | 無線通信システム |
CN106936301A (zh) * | 2015-12-30 | 2017-07-07 | 重庆宁来科贸有限公司 | 一种可控硅自动切换优良的电源 |
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2009
- 2009-03-09 JP JP2009054767A patent/JP2010211368A/ja not_active Withdrawn
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CN106936301A (zh) * | 2015-12-30 | 2017-07-07 | 重庆宁来科贸有限公司 | 一种可控硅自动切换优良的电源 |
CN106936301B (zh) * | 2015-12-30 | 2019-03-15 | 重庆宁来科贸有限公司 | 一种可控硅自动切换优良的电源 |
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