JP2009158183A - 照明制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】移動可能な照度センサを用いて適切に照明制御を行う。
【解決手段】照明負荷による照明光出力を制御する制御器と;照度を計測し、計測した照度情報を送信する照度センサと;照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報が記憶される記憶手段と、照度センサから送られる照度情報を受けて記憶手段の情報から特定した制御器に照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号を送信する光制御信号送信手段22と、記憶手段21の情報を設定する場合に、所定照明負荷の照明光出力を所定タイミングで変化させる光制御信号を送信すると共に該設定用の光制御信号の送信に応じて得られる各照度センサ毎の照度情報変化に基づき照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報を作成して記憶手段に記憶する情報設定手段23とを備える照明制御コントローラとを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】照明負荷による照明光出力を制御する制御器と;照度を計測し、計測した照度情報を送信する照度センサと;照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報が記憶される記憶手段と、照度センサから送られる照度情報を受けて記憶手段の情報から特定した制御器に照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号を送信する光制御信号送信手段22と、記憶手段21の情報を設定する場合に、所定照明負荷の照明光出力を所定タイミングで変化させる光制御信号を送信すると共に該設定用の光制御信号の送信に応じて得られる各照度センサ毎の照度情報変化に基づき照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報を作成して記憶手段に記憶する情報設定手段23とを備える照明制御コントローラとを具備する。
【選択図】図1
Description
この発明は、照度センサを用いて照明負荷の照明光出力の制御を行う照明制御システムに関するものであり、特に移動可能な照度センサを用いて構成した照明制御システムに関するものである。
従来、照度センサは固定的に照明器具近くの天井などに設けられるものであり、部屋のレイアウト変更などが行われた場合には再度照度を測定して、主操作盤に設定する必要があるため、ワイヤレスの照度センサが提供されている。このワイヤレスの照度センサを用いた調光制御により、照明負荷によって照明される任意の場所において、所望の照度となるよう照明負荷の調光出力の調整を容易に行うことができるようになった(特許文献1参照)。
上記のような移動可能な照度センサを用いて構成した照明制御システムにおいても、照度センサと照度検出対象の照明負荷とを対応付けを行う必要があり、この作業が煩わしものである。また、システムの運用中において照度センサが故障したような場合においては、新たな照度センサと取り換えを行うまで他の照度センサに代替させて照度検出して照明光出力の制御を行うことができれば便利である。
更に、移動可能な照度センサは机上や床上等に配置されて使用されるものであり、照度検出窓が物や人により覆われて適切に照度検出が行われないことがあるなどの問題点がある。
特開平9−266072号公報
本発明は上記のような従来の照明制御システムが有する課題を解決せんとしてなされたもので、その目的は、移動可能な照度センサを用いて適切に照明制御を行うことのできる照明制御システムを提供することである。
本発明に係る照明制御システムは、照明光を射出する照明負荷と;照明負荷による照明光出力を制御する制御器と;照度を計測し、計測した照度情報を送信する照度センサと;照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報が記憶される記憶手段と、照度センサから送られる照度情報を受けて該照度センサと対応付けられた制御器を記憶手段の情報から特定し、特定した制御器に照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号を送信する光制御信号送信手段と、記憶手段の情報を設定する場合に、所定照明負荷の照明光出力を所定タイミングで変化させる光制御信号を送信すると共に該設定用の光制御信号の送信に応じて得られる各照度センサ毎の照度情報変化に基づき照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報を作成して記憶手段に記憶する情報設定手段とを備える照明制御コントローラとを具備することを特徴とする。
照明負荷は、蛍光灯、LED(液晶表示器)やEL(エレクトロ・ルミネッセンス)による照明器を含む。照明負荷と制御器は照明器具に一体化されていても、或いは照明負荷と制御器が別体であっても良い。移動可能な照明センサは、光或いは電波による無線通信や伝送線による有線通信により照度情報を送信する。照度センサから送信される信号は、照明制御コントローラが直接に受信しても良いし、照明制御コントローラに接続される伝送路に設けた受信器を介して間接的に受信するようにしても良い。受信器は、照明負荷と制御器が一体化された照明器具内に設けても良い。設定用の光制御信号に対応した照明負荷の照明光制御は100Hz〜200KHz程度において行われ、照度センサのサンプリング間隔は適宜設定可能であり、例えば1μsec〜1msec程度とすることができる。照明負荷の照明光制御において、光出力減光制御する場合に消灯レベルとすることなく、最低レベルを全光の20%程度に調光制御すると、点滅がスムーズに行われるので好適である。
本発明に係る照明制御システムでは、情報設定手段が、複数の照明負荷の照明光出力が変化をするタイミングにおいて照度センサの照度変化を検出し、最も大きく照度情報が変化したときに制御された照明負荷を特定し、当該照明負荷を制御する制御器と当該照度センサとを対応付けることを特徴とする。
本発明に係る照明制御システムでは、情報設定手段が、一つの照明負荷の照明光出力変化に対する複数の照度センサの検出照度を比較し、最も大きな検出照度情報が得られた照度センサを特定し、特定された当該照度センサと当該所定照明負荷を制御する制御器とを対応付けることを特徴とする。
本発明に係る照明制御システムは、照明光を射出する照明負荷と;照明負荷による照明光出力を制御する制御器と;制御器と対応付けされるとともに照度を計測し、計測した照度情報を送信する第1の照度センサと;前記第1の照度センサに対応付けされた制御器と対応付けされるとともに照度を計測し、計測した照度情報を送信する第2の照度センサと;第1及び第2の照度センサにより計測された照度の履歴情報が記憶される履歴記憶手段と、得られている第1の照度センサと第2の照度センサによる計測照度に所定以上の差が生じたか否か検出する検出手段と、検出手段により差が生じていないことが検出されている場合に第1及び第2の照度センサから送られる照度情報を受けてこれらの照度センサと対応付けられた制御器に照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号を送信する一方、検出手段により所定以上の差が生じたことが検出された場合に、履歴記憶手段に記憶された履歴情報の照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号をこれらの照度センサと対応付けられた制御器に送信する光制御信号送信手段とを備える照明制御コントローラとを具備することを特徴とする。
第1の照度センサと第2の照度センサは、いずれかが移動可能な照度センサであり、他方が固定設置される照度センサであることが望ましい。検出手段により差が生じていないことが検出されている場合に第1及び第2の照度センサから送られる照度情報の平均値を用いるようにしても良いし、時刻などに応じて予め定めた一方の照度センサから送られる照度情報を用いるようにしても良い。
本発明に係る照明制御システムは、照度センサに生じた異常状態を報知する報知手段を備え、照明制御コントローラには、検出手段により所定以上の差が生じたことが検出された場合に、報知手段に対して異常状態を報知させる報知制御手段が備えられていることを特徴とする。ここに、報知手段は音声または光の少なくとも一方による報知を行うものとし、設けられる位置は照度センサを特定できる位置が好ましい。
本発明に係る照明制御システムは、照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報が記憶される記憶手段の情報を設定する場合に所定照明負荷の照明光出力を所定タイミングで変化させる光制御信号を送信すると共に該設定用の光制御信号の送信に応じて得られる各照度センサ毎の照度情報変化に基づき照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報を作成して記憶手段に記憶するので、人手を煩わせることなく容易に記憶手段の情報を設定することが可能である。
本発明に係る照明制御システムでは、情報設定手段が、複数の照明負荷の照明光出力が変化をするタイミングにおいて照度センサの照度変化を検出し、最も大きく照度情報が変化したときに制御された照明負荷を特定し、当該照明負荷を制御する制御器と当該照度センサとを対応付けるので、当該照度センサに対して最も照明光による影響が強い照明負荷を制御する制御器と当該照度センサを対応付けすることができ好適である。
本発明に係る照明制御システムでは、情報設定手段が、一つの照明負荷の照明光出力変化に対する複数の照度センサの検出照度を比較し、最も大きな検出照度情報が得られた照度センサを特定し、特定された当該照度センサと当該所定照明負荷を制御する制御器とを対応付けるので、所定照明負荷の照明光に対して最も反応する照度センサを選定して、当該照度センサと当該所定照明負荷を制御する制御器とを対応付けることができ好適である。
本発明に係る照明制御システムでは、得られている第1の照度センサと第2の照度センサによる計測照度に所定以上の差が生じたか否か検出し、差が生じていないことが検出されている場合に第1及び第2の照度センサから送られる照度情報を受けてこれらの照度センサと対応付けられた制御器に照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号を送信する一方、所定以上の差が生じたことが検出された場合に、履歴記憶手段に記憶された履歴情報の照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号をこれらの照度センサと対応付けられた制御器に送信するので、一方の照度センサが異常状態となったようなときに履歴情報を用いて適切に照明制御を行うことができ、誤制御を防止することが可能である。
本発明に係る照明制御システムでは、所定以上の差が生じたことが検出された場合に、報知手段に対して異常状態を報知させるので、照度センサの照度検出面が物や人で覆われた状態の場合に報知を行い、異常から復旧することを可能とする。
以下添付図面を参照して本発明の照明制御システムの実施形態を説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1には、第1の実施形態に係る照明制御システムの構成図が示されている。このシステムは、照明制御コントローラ20が伝送路30を介して制御器(調光を行う場合には、調光器)10−1〜10−4へ光制御信号(調光信号もしくは点灯・消灯の制御信号)を送り、制御器10−1〜10−4がそれぞれ接続された照明負荷40−1〜40−4の照明制御を行うように構成されている。制御器10−1〜10−4と照明負荷40−1〜40−4の数は例示に過ぎない。
このシステムでは、照明負荷40−1〜40−4による照明光の照度を計測するためのワイヤレス照度センサ60−1〜60−4が設けられている。ここでは、照明負荷40−1とワイヤレス照度センサ60−1が対応付けられ、照明負荷40−2とワイヤレス照度センサ60−2が対応付けられ、照明負荷40−3とワイヤレス照度センサ60−3が対応付けられ、照明負荷40−4とワイヤレス照度センサ60−4が対応付けられている。なお、このように一対一に対応付けられていることが必須ではない。
ワイヤレス照度センサ60−1〜60−4は同一の構成であるので、ワイヤレス照度センサ60−1を代表として説明する。ワイヤレス照度センサ60−1は、照度を感知するセンサ部62と、感知した照度を情報化して送信部63から送信する制御部61と、送信を行う送信部63を備えている。
ワイヤレス照度センサ60−1〜60−4から送られる情報には、図2に示すように照度センサの識別情報と、計測した照度情報、計測時の時刻情報が1セットにされて配置されている。ワイヤレス照度センサ60−1〜60−4は、通常時には例えば5分間隔で照度の計測と計測した照度情報の送信を繰り返しているが、照明負荷40−1〜40−4による高速点滅が開始されると、高速な照度変動を受けて制御部61の制御により通常時よりサンプリング周期を短く変更して計測を行い、図2のように情報化した照度情報を送信する。
伝送路30には、受信器50−1〜50−4が接続されており、ここでは、受信器50−1とワイヤレス照度センサ60−1が対応付けられ、受信器50−2とワイヤレス照度センサ60−2が対応付けられ、受信器50−3とワイヤレス照度センサ60−3が対応付けられ、受信器50−4とワイヤレス照度センサ60−4が対応付けられている。各受信器50−1〜50−4は対応付けられていないワイヤレス照度センサから送信される照度情報を識別情報により選別して受信しないか、受信できない距離にあるものとする。受信器50−1〜50−4は、受信した照度情報を照明制御コントローラ20の制御により送信する。
照明制御コントローラ20は、CPUとメモリにより構成され、記憶手段21、光制御信号送信手段22、情報設定手段23として機能している。記憶手段21は、照明負荷40−1〜40−4を制御する制御器10−1〜10−4とワイヤレス照度センサ60−1〜60−4との対応情報が記憶されるものであり、例えば、図3に示されるようにそれぞれの識別情報が対応付けられて記憶される。図3の識別情報は、照明負荷40−1〜40−4を制御する制御器10−1〜10−4とワイヤレス照度センサ60−1〜60−4の参照符号の前に#を付したものとしてある。光制御信号送信手段22は、ワイヤレス照度センサ60−1〜60−4から送られる照度情報を受けて該ワイヤレス照度センサ60−1〜60−4と対応付けられた制御器を記憶手段21の情報から特定し、特定した制御器に照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号を送信するものである。
情報設定手段23は、記憶手段21の情報を設定する場合に、各照明負荷40−1〜40−4の照明光出力を所定タイミングで変化させる光制御信号を送信すると共に該設定用の光制御信号の送信に応じて得られる各ワイヤレス照度センサ60−1〜60−4毎の照度情報変化に基づき照明負荷40−1〜40−4を制御する制御器10−1〜10−4とワイヤレス照度センサ60−1〜60−4との対応情報を作成して記憶手段21に記憶するものである。
以上の通りに構成された照明制御システムにおいて、照明制御コントローラ20はタイマを有し、このタイマから得られる時刻情報を参照して定期的に記憶手段21の情報設定を行う。また、照明制御コントローラ20には記憶手段21の情報設定を行わせるための操作キーなどが設けられており、この操作キーを操作することによっても記憶手段21の情報設定がなされる。次に、記憶手段21の情報設定の動作を説明する。ここでは情報設定手段23が、全照明負荷に対して異なるタイミングで照明光出力に変化を与える設定用の光制御信号を送信するものである。
記憶手段21の情報を設定する場合には、情報設定手段23から各照明負荷40−1〜40−4の照明光出力を所定タイミングで変化させる光制御信号を送信する。具体的には、照明負荷40−1が全光から20%程度の低レベルへ調光して0.01secを経て全光へ戻るように制御器10−1へ制御信号を送り、これから所定時間(例えば、0.01sec)の間隔をおいて、照明負荷40−2が全光から20%程度の低レベルへ調光して0.01secを経て全光へ戻るように制御器10−2へ制御信号を送る。
更に、上記の制御器10−2に対する制御信号送信から所定時間(例えば、0.01sec)の間隔をおいて、照明負荷40−3が全光から20%程度の低レベルへ調光して0.01secを経て全光へ戻るように制御器10−3へ制御信号を送り、これから所定時間(例えば、0.01sec)の間隔をおいて、照明負荷40−4が全光から20%程度の低レベルへ調光して0.01secを経て全光へ戻るように制御器10−4へ制御信号を送る。以下、この制御を繰り返す。
上記の制御の結果、照明負荷40−1〜40−4が高速点滅を繰り返すことになり、高速な照度変動を検出してワイヤレス照度センサ60−1〜60−4の各制御部61がサンプリング周期を例えば1msec間隔に変更し、サンプリングを行って得られる照度情報を図2のように情報化して送信する。
送信された上記照度情報は受信器50−1〜50−4が受信し、照明制御コントローラ20が、受信器50−1〜50−4に順次に送信を指示し、各ワイヤレス照度センサ60−1〜60−4から送られた上記照度情報が照明制御コントローラ20に収集される。
照明負荷40−1〜40−4が高速点滅を繰り返しているとき、その照度は図4の#40−1〜#40−4に示されるように変化しており、照明制御コントローラ20は変化を指示したタイミングをタイマに基づき得ており、その変化指示タイミングを時刻軸に対して並べる。これに対し、照明制御コントローラ20に収集された照度情報は図2のように時刻情報が含まれて送られて来るので、これらの収集された照度情報を時間軸に並べることができ、例えばワイヤレス照度センサ60−2の照度情報は図4の#60−2のように変化したものとなる。
照明制御コントローラ20の情報設定手段23は、上記のような時間軸に並べた対応付けを行い、複数の照明負荷40−1〜40−4の照明光出力が変化をするタイミングにおいて一つのワイヤレス照度センサの照度変化を検出し、最も大きく照度情報が変化したときに制御された照明負荷を特定し、当該照明負荷を制御する制御器と当該照度センサとを対応付ける。図4の例では、照明負荷40−2の照度変化である#40−2が最低レベルとなったときに、ワイヤレス照度センサ60−2では最も大きく照度情報が変化しており、ワイヤレス照度センサ60−2に対し、照明負荷40−2を制御する制御器10−2が対応付けられる。ワイヤレス照度センサ60−1、60−3、60−4についても同様にして対応付けを行い、記憶手段21に情報が記憶される。
この照明制御システムは、図5に示すように例えばワイヤレス照度センサ60−2が故障して、通常の照度情報送信を行わなくなったときにも、記憶手段21の情報を設定が、情報設定手段23により実行される。ワイヤレス照度センサ60−2から照度情報の収集ができなくなったことに応じて、情報設定手段23が起動される。
情報設定手段23は、所定照明負荷に対して異なるタイミングで照明光出力に変化を与える設定用の光制御信号を送信する。ここでは情報設定手段23が、故障に係るワイヤレス照度センサ60−2に対応する照明負荷40−2の照明光出力を所定タイミングで変化させる光制御信号を送信するものである。具体的には、照明負荷40−2が例えば0.01secの間において全光、その後例えば0.01secの間において全光から20%程度の低レベルへ調光し、再び全光を例えば0.01secの間継続させ、以下同様の照明制御を繰り返させるように制御器10−2へ制御信号を送る。
これにより、照明負荷40−2のみに対して他の照明負荷40−1、40−3、40−4とは異なるタイミングで照明光出力に変化を与えることができる。このようにして照明負荷40−2のみが、その照度を図6の#40−2に示されるように変化させることになる。
照明負荷40−2が高速点滅を繰り返すことになり、高速な照度変動を受けるワイヤレス照度センサの各制御部61がサンプリング周期を例えば1msec間隔に変更する。ここでは、照明負荷40−2の照明光がワイヤレス照度センサ60−1、60−3に届くが、ワイヤレス照度センサ60−4には影響が生じないものとする。ワイヤレス照度センサ60−1、60−3がサンプリング周期を例えば1msec間隔に変更してサンプリングを行って得られる照度情報を図2のように情報化して送信する。
送信された上記照度情報は受信器50−1、50−3が受信し、照明制御コントローラ20が、受信器50−1、50−3に順次に送信を指示し、各ワイヤレス照度センサ60−1、60−3から送られた上記照度情報が照明制御コントローラ20に収集される。
照明負荷40−2が高速点滅を繰り返しているとき、その照度は図6の#40−2に示されるように変化しており、照明制御コントローラ20は変化指示を与えたタイミングをタイマによる時刻情報に基づき時刻軸に対して並べる。これに対し、照明制御コントローラ20に収集された照度情報は図2のように時刻情報を備えているので、これら収集された照度情報を時間軸に並べると、例えばワイヤレス照度センサ60−1の照度情報は図6の#60−1のように変化したものとなり、また、ワイヤレス照度センサ60−3の照度情報は図6の#60−3のように変化したものとなる。
照明制御コントローラ20の情報設定手段23は上記のような時間軸に並べた対応付けを行い、一つの照明負荷40−2の照明光出力変化に対する複数のワイヤレス照度センサ60−1、60−3の検出照度を比較し、最も大きく照度情報が変化した照度センサを特定する。つまり、ワイヤレス照度センサ60−3の照度情報である図6の#60−3から明らかなようにワイヤレス照度センサ60−3の照度情報の変化が最大であり、ワイヤレス照度センサ60−3が特定される。このようにして特定された当該ワイヤレス照度センサ60−3と当該所定照明負荷40−2を制御する制御器10−2とを対応付ける。この結果、記憶手段21のワイヤレス照度センサ60−3の識別情報#60−3には、図7に示すように照明負荷40−3を制御する制御器10−3の識別情報#10−3と共に照明負荷40−2を制御する制御器10−2の識別情報#10−2が記憶される。
このようにして特定された当該ワイヤレス照度センサ60−3と当該所定照明負荷40−2を制御する制御器10−2とを対応付ける。この結果、記憶手段21のワイヤレス照度センサ60−3の識別情報#60−3には、図7に示すように照明負荷40−3を制御する制御器10−3の識別情報#10−3と共に照明負荷40−2を制御する制御器10−2の識別情報#10−2が記憶される。記憶手段21に図7のような情報が記憶されていることから、照明負荷40−2を光制御する場合には、ワイヤレス照度センサ60−3から送られた照度情報に基づき制御がなされることになる。
図8に、第2の実施形態に係る照明制御システムの構成図を示す。この実施形態では、図1の構成に対して、照明負荷40−2と関連する構成と、照明制御コントローラ20Aの構成が異なっている。即ち、照明負荷40−2と固定照度センサ71が設けられていると共に、報知手段を構成する音声生成器72が設けられている。固定照度センサ71と音声生成器72は共に伝送路30に接続されている。ここでは、受信器50−1、50−4、制御器10−3、照明負荷40−3、ワイヤレス照度センサ60−1、60−3、60−4の図示は省略してある。
固定照度センサ71は計測した照度の照度情報を照明制御コントローラ20Aへ送信する。また、音声生成器72は、音声生成ICとスピーカと受信・制御部とを有し、受信・制御部により所定アドレス宛の制御信号を受信し、受信・制御部が音声生成ICを制御して、例えば、「照度センサの検出窓が塞がれています。物などを取り去って下さい。」というアナウンスの音声信号を発生させてスピーカから音声出力させる。
照明制御コントローラ20Aには、照明制御コントローラ20の構成に加えて履歴記憶手段24、検出手段25を更に備えており、光制御信号送信手段22Aが光制御信号送信手段22以上の処理機能を備えている。履歴記憶手段24には、ワイヤレス照度センサ60−2及び固定照度センサ71により計測された照度の履歴情報が記憶される。図9に記憶された履歴情報の例が示されている通り、照度情報(AAA等は数値)が記憶される。検出手段25は、得られている第1の照度センサであるワイヤレス照度センサ60−2と第2の照度センサである固定照度センサ71による計測照度に所定以上の差が生じたか否か検出するものである。
光制御信号送信手段22Aは、検出手段25により差が生じていないことが検出されている場合にワイヤレス照度センサ60−2と固定照度センサ71から送られる照度情報を受けてこれらの照度センサと対応付けられた制御器(ここでは、制御器10−2)に照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号を送信する一方、検出手段25により所定以上の差が生じたことが検出された場合に、履歴記憶手段24に記憶された履歴情報の照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号をこれらの照度センサと対応付けられた制御器(ここでは、制御器10−2)に送信するものである。
ワイヤレス照度センサ60−2と固定照度センサ71から送られる照度情報は、既に述べた通り図2に示す如きものであるが、ワイヤレス照度センサ60−2から送られる照度情報に着目すると、図10に示すように通常状態では、時刻0からT1までに示すように変動しており、物などによって検出用窓が覆われたような場合には照度が急激に低下する。一方、固定照度センサ71から送られる照度情報については、図10の時刻0からT1までに示すように変動がワイヤレス照度センサ60−2と非同期で続くが、物などによって検出用窓が覆われることは考え難い。このような差に着目して、照明制御コントローラ20Aは、図11に示すフローチャートに対応するプログラムにより動作するように構成され、検出手段25及び光制御信号送信手段22Aを実現するので、このフローチャートに基づき動作を説明する。
照明制御コントローラ20Aは、ワイヤレス照度センサ60−2と固定照度センサ71から送られる照度情報を受信し(S11)、二つのセンサによる照度の差を求め、予め保持している閾値と比較する(S12)。ステップS12による比較の結果、照度の差が閾値よりも大きくなったかを検出する(S13)。
ステップS13において、照度の差が閾値以下であれば、通常の照明制御処理を実行する(S14)。このステップS14では、例えばワイヤレス照度センサ60−2と固定照度センサ71から送られる照度情報の平均値を求め、予め定められた制御目標照度となるように制御器10−2へ光制御信号を送信する。これを受けた制御器10−2は、照明負荷40−2の照明制御(調光制御など)を行う。
一方、ステップS13において、照度の差が閾値よりも大きい場合には、履歴記憶手段24の情報から急変した側の照度センサ(通常は、ワイヤレス照度センサ60−2)により得られた照度情報を履歴記憶手段24に記憶された前回の照度情報として、照明制御処理を実行する(S15)。ステップS15に続いて、ワイヤレス照度センサ60−2の出力に急変が生じた場合には、音声生成器72へ制御信号を送信し、例えば、「照度センサの検出窓が塞がれています。物などを取り去って下さい。」というアナウンスの音声信号を発生させてスピーカから音声出力させることによる警告報知を行う(S16)。
このように本実施の形態により、一方の照度センサが異常状態となったようなときに履歴情報を用いて適切に照明制御を行うことができると共に、誤った照度情報による誤制御を防止することが可能である。また、異常状態を報知し、異常から復旧することが可能となる。なお、本実施の形態では、音声による報知であったが、回転灯を点灯して回転させる報知を行っても良く、また、表示パネルに文字情報を表する等の手法による報知でも良く、更に、制御器10−2へ光制御信号を送信し、照明負荷40−2を点滅させて報知を行うようにしても良い。また、照明負荷40−2に対応付けられた固定照度センサ71を備えるようにしたが、他の照明負荷40−1、40−3、40−4に対応付けられた固定照度センサをそれぞれ備える構成とすることも可能である。
10−1〜10−4 制御器
20、20A 照明制御コントローラ
21 記憶手段
22、22A 光制御信号送信手段
23 情報設定手段
24 履歴記憶手段
25 検出手段
30 伝送路
40−1〜40−4 照明負荷
50−1〜50−4 受信器
60−1〜60−4 ワイヤレス照度センサ
61 制御部
62 センサ部
63 送信部
71 固定照度センサ
72 音声生成器
20、20A 照明制御コントローラ
21 記憶手段
22、22A 光制御信号送信手段
23 情報設定手段
24 履歴記憶手段
25 検出手段
30 伝送路
40−1〜40−4 照明負荷
50−1〜50−4 受信器
60−1〜60−4 ワイヤレス照度センサ
61 制御部
62 センサ部
63 送信部
71 固定照度センサ
72 音声生成器
Claims (5)
- 照明光を射出する照明負荷と;
照明負荷による照明光出力を制御する制御器と;
照度を計測し、計測した照度情報を送信する照度センサと;
照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報が記憶される記憶手段と、照度センサから送られる照度情報を受けて該照度センサと対応付けられた制御器を記憶手段の情報から特定し、特定した制御器に照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号を送信する光制御信号送信手段と、記憶手段の情報を設定する場合に、所定照明負荷の照明光出力を所定タイミングで変化させる光制御信号を送信すると共に該設定用の光制御信号の送信に応じて得られる各照度センサ毎の照度情報変化に基づき照明負荷を制御する制御器と照度センサとの対応情報を作成して記憶手段に記憶する情報設定手段とを備える照明制御コントローラと
を具備することを特徴とする照明制御システム。 - 情報設定手段は、複数の照明負荷の照明光出力が変化をするタイミングにおいて照度センサの照度変化を検出し、最も大きく照度情報が変化したときに制御された照明負荷を特定し、当該照明負荷を制御する制御器と当該照度センサとを対応付けることを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。
- 情報設定手段は、一つの照明負荷の照明光出力変化に対する複数の照度センサの検出照度を比較し、最も大きな検出照度情報が得られた照度センサを特定し、特定された当該照度センサと当該所定照明負荷を制御する制御器とを対応付けることを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。
- 照明光を射出する照明負荷と;
照明負荷による照明光出力を制御する制御器と;
制御器と対応付けされるとともに照度を計測し、計測した照度情報を送信する第1の照度センサと;
前記第1の照度センサに対応付けされた制御器と対応付けされるとともに照度を計測し、計測した照度情報を送信する第2の照度センサと;
第1及び第2の照度センサにより計測された照度の履歴情報が記憶される履歴記憶手段と、得られている第1の照度センサと第2の照度センサによる計測照度に所定以上の差が生じたか否か検出する検出手段と、検出手段により差が生じていないことが検出されている場合に第1及び第2の照度センサから送られる照度情報を受けてこれらの照度センサと対応付けられた制御器に照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号を送信する一方、検出手段により所定以上の差が生じたことが検出された場合に、履歴記憶手段に記憶された履歴情報の照度情報に対応する照明光出力の制御を指示する光制御信号をこれらの照度センサと対応付けられた制御器に送信する光制御信号送信手段とを備える照明制御コントローラと
を具備することを特徴とする照明制御システム。 - 照度センサに生じた異常状態を報知する報知手段を備え、
照明制御コントローラには、検出手段により所定以上の差が生じたことが検出された場合に、報知手段に対して異常状態を報知させる報知制御手段が備えられていることを特徴とする請求項4に記載の照明制御システム。
Priority Applications (1)
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JP2007332806A JP2009158183A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 照明制御システム |
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2007
- 2007-12-25 JP JP2007332806A patent/JP2009158183A/ja not_active Withdrawn
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