JPH09170755A - ガス燃焼器 - Google Patents

ガス燃焼器

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JPH09170755A
JPH09170755A JP34916295A JP34916295A JPH09170755A JP H09170755 A JPH09170755 A JP H09170755A JP 34916295 A JP34916295 A JP 34916295A JP 34916295 A JP34916295 A JP 34916295A JP H09170755 A JPH09170755 A JP H09170755A
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JP
Japan
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battery
safety valve
control unit
electromagnetic safety
power supply
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JP34916295A
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English (en)
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Shiyuuhou Murahata
秀峰 村端
Tomohiko Kato
智彦 加藤
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源8を備え、バーナが失火した場合等に電
磁式安全弁を閉弁させる安全装置を設けたガステーブル
こんろにおいて、電源の電力消費と電池の片減りを少な
くし電池寿命を長くする。 【解決手段】 コントロール部19と電磁式安全弁の励
磁コイル12aの間に電源切換回路20を設け、運転に
応じて電源切換回路20のスイッチをオンオフすること
により乾電池8aと乾電池8bとのいずれかを選択し、
制限抵抗21でロスする電力を節約し電源8の電力消費
を減らすと共に電池の片減りをなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池を電源とし、
バーナの失火等の異常時に電磁式安全弁を閉じガス供給
を遮断する安全装置を備えたガス燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりガステーブルこんろには、失火
を検出する立ち消え安全装置が設けられている。立ち消
え安全装置は、バーナに熱電対を、燃料ガス流路に電磁
式安全弁を設け、点火操作により着火したバーナ炎の熱
起電力により電磁式安全弁を開弁保持してバーナの燃焼
を継続し、失火時には熱起電力の低下により電磁式安全
弁を閉弁して燃料ガス流路を遮断するものである。ま
た、近年では、鍋底温度を検出し過熱時に燃料ガスを遮
断する燃焼制御部とを備え、天ぷら火災等を防止するガ
ステーブルこんろも知られている。このタイプのものに
おいては、電池から燃焼制御部に電力を供給する。電池
からは、図6に示すように、点火操作に伴い、イグナイ
ター17を介して電極に高電圧が印加されるとともにコ
ントロール部69及び電磁式安全弁の励磁コイル12a
に通電される。電磁式安全弁が、永年にわたって電源を
必要とせず熱電対の熱起電力だけで作動する様に使用さ
れてきた経緯もあって極めて低電圧(例えば1V以下)
で作動できるのに比較して、いわゆるマイコンを内蔵し
たコントロール部69は、電源としてこれより高い電圧
(例えば数V)を必要とする。そのため、ガステーブル
こんろ61では、電源38として乾電池2本を直列に並
べ、コントロール部69へはそのまま供給するいっぽ
う、電磁式安全弁の励磁コイル12aに直列に抵抗値の
大きい制限抵抗71を設けて電流を制限していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この制
限抵抗71でロスする電力が大きいため、乾電池の消耗
が激しく電源38の寿命が短いという問題があった。こ
れを解決するため、乾電池毎に電力を供給する回路を分
担させたガステーブルこんろも知られている。これは、
低電圧で充分な電磁式安全弁駆動回路やイグナイター駆
動回路と、高電圧が必要なその他の回路とを区別して別
々に通電路を形成したものである。つまり、上電池と下
電池とを使用し、上電池でイグナイター駆動回路、下電
池で点火時の電磁式安全弁駆動回路、上下電池(直列に
使用)でその他の回路の電力を供給する。しかし、こう
したガステーブルこんろでは、電池単独の電力は節約で
きても、上下各電池により電力を供給する回路の分担が
固定されているため、操作状況により上電池と下電池の
消耗に違いが生じ、結局電池が片減りしてしまう。乾電
池が早く消耗するかあるいは片減りすれば、短期間で交
換する必要があり使い勝手がよくない。本発明は上記課
題を解決し、電池が片減りせず、しかも電力の消耗が少
ないガス燃焼器の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のガス燃焼器は、燃料ガスを燃焼させ
るバーナと、上記バーナへの燃料ガス流路に設けられ基
準電流値以上で通電されているときのみ開弁状態に保持
される電磁式安全弁と、上記電磁式安全弁への通電を制
御するコントロール部と、直列に接続した複数個の電池
を有し上記電磁式安全弁及び上記コントロール部へ電力
を供給する電源とを備えたガス燃焼器において、上記コ
ントロール部は、上記複数個の電池のうちの一部を選択
し上記電磁式安全弁へ電力を供給することを要旨とす
る。
【0005】本発明の請求項2記載のガス燃焼器は、請
求項1記載のガス燃焼器において、上記コントロール部
は、点火操作に連動して上記電磁式安全弁への電力供給
用電池を切り換えることを要旨とする。
【0006】本発明の請求項3記載のガス燃焼器は、請
求項1又は請求項2記載のガス燃焼器において、上記コ
ントロール部は、上記各電池の通電累計時間を記憶し、
その通電累計時間に応じて上記電磁式安全弁への電力供
給用電池を選択することを要旨とする。
【0007】本発明の請求項4記載のガス燃焼器は、請
求項3記載のガス燃焼器において、上記コントロール部
は、上記各電池の通電累計時間を記憶する不揮発メモリ
ーを備えたことを要旨とする。
【0008】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
ガス燃焼器は、点火操作によりバーナに点火されると、
コントロール部の指令によって、励磁電流が電磁式安全
弁に供給され、電磁式安全弁が開弁状態に保持される。
電源は、直列に接続した複数個の電池から構成され、電
磁式安全弁の他にコントロール部へも電力を供給する。
コントロール部は、電源を構成する複数個の電池のうち
の一部を選択し電磁式安全弁へ電力を供給する。このこ
とにより、電磁式安全弁で消費される電力を節約するこ
とができる。しかも、各電池を均等に選択すれば、電池
の片減りを低減することもできる。
【0009】請求項2記載のガス燃焼器は、請求項1記
載のガス燃焼器と同様に、コントロール部は、電磁式安
全弁への電力供給用電池を選択し電池の消耗と電池の片
減りを低減している。しかも、点火操作に連動して切り
換えるので、確実に各電池を選択する。例えば、上電池
と下電池とで電源を構成して、上下電池を直列に接続し
た電圧をコントロール部に印加する。同時に、電磁式安
全弁へは、点火操作毎に上電池あるいは下電池のいずれ
かを交互に選択して通電する。この結果、電磁式安全弁
で消費される電力を節約することができる。しかも、上
下電池が均等に消費されるので、どちらかが片減りして
早期に電池交換が必要となることがない。
【0010】請求項3記載のガス燃焼器は、請求項1又
は請求項2記載のガス燃焼器と同様に、電池を選択し電
池の片減りを低減している。しかも、コントロール部
は、電源の各電池から電磁式安全弁への通電累計時間を
記憶していて、通電累計時間に応じて電池を選択するの
で、よりいっそう確実に電池の片減りが防止できる。つ
まり、通電累計時間の少ない電池を選択して通電するこ
とにより均等に電池を消耗させることができる。
【0011】請求項4記載のガス燃焼器は、請求項3記
載のガス燃焼器と同様に、各電池の通電累計時間を記憶
し、その通電累計時間に応じて電池を選択することによ
って電池の片減りを低減している。しかも、不揮発メモ
リーに通電累計時間を記憶しているので、例えば点火操
作毎にコントロール部の通電をオフされても通電累計時
間の記憶が消えることがない。そのため、運転再開時に
も、引続き適切な電池を選択することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のガス燃焼器の
好適な実施例について図を用いて説明する。図1は、第
1実施例としてのガステーブルこんろ1の概略構成図で
ある。ガステーブルこんろ1は、ノズル15から噴出す
る燃料ガスと周りの空気との混合気を燃焼させるバーナ
9と、感熱部をバーナ9の火炎に臨ませ熱起電力を発生
させてバーナ9の失火を監視する熱電対18と、感熱部
を鍋底に当接させ検出温度に応じて抵抗値を変化させる
温度センサー3と、燃焼を制御する燃焼制御部10と、
点火操作を行なう点火部30とを備える。燃焼制御部1
0は、配管11からの燃料ガスの供給路を開閉する電磁
式安全弁12と、同じくその下流で燃料ガスの流路を開
閉するメイン弁13と、メイン弁13を途中に挿通し先
端で電磁式安全弁12を押し開くスピンドル28と、さ
らにその下流でバーナ9への燃料ガス流量を調節するニ
ードル弁14と、バーナ9の手前で燃料ガスをバーナ9
へ噴出するノズル15と、高電圧を印加されて放電する
ことにより混合ガスに点火する電極16と、電極16に
高電圧を印加するイグナイター17と、これらの燃焼制
御を司どるコントロール部19と、点火操作に伴いコン
トロール部19の運転モードを切換える運転スイッチ3
7と、イグナイター17への通電をオンオフするイグナ
イタースイッチ36と、乾電池8aと乾電池8bとを直
列に接続した電源8等から構成される。点火部30は、
プッシュ式の操作ボタン31と、操作ボタン31の動き
を受け下端32bをてこにして前後の動きに変換する点
火レバー32と、スピンドル28にその動きを伝えプッ
シュされると前進してロックされ再度プッシュされると
ロックが解除されて後退し元の位置に戻るボタン軸33
とを備える。
【0013】燃料ガスは、配管11より燃焼制御部10
を経由してバーナ9へと導かれる。まず、点火部30の
操作によりメイン弁13が開き、続いて電磁式安全弁1
2が押し開かれる。さらに、燃料ガスは、ニードル弁1
4で流量の増減が行なわれ、ノズル15からバーナ9へ
噴出され、以下のようにして点火され燃焼が行なわれ
る。まず操作ボタン31を押すと、その後方の点火レバ
ー32を介してボタン軸33が押される。すると、スピ
ンドル28が摺動して、燃料ガス流路のメイン弁13,
電磁式安全弁12を開くとともに、ボタン軸33の動き
に連動した運転スイッチ37とイグナイタースイッチ3
6とがオンする。そして、電源8より、コントロール部
19に通電され、電磁式安全弁12にも通電されるとと
もに、イグナイター17の働きにより電極16において
放電が行なわれ着火する。コントロール部19は、図示
しない周知の算術論理演算回路を構成するCPU,RA
M,ROMを備えたいわゆるマイコンと、各種センサー
からの信号を入力する入力インタフェースと、各種のア
クチュエータに駆動信号を出力する出力インタフェース
等から構成される。コントロール部19には、電源8か
ら常時電圧が印加されて微小電流が流れ、わずかな電力
が消費されている(マイコンスリープモード状態)が、
この運転スイッチ37のオンによりマイコンの運転モー
ドが切り換わり種々の制御回路(例えば電磁式安全弁1
2駆動回路,熱電対18起電力検出回路,温度センサー
3抵抗変化検出回路等)で電力を消耗する。操作ボタン
31を離しても、ボタン軸33が後退途中でロックされ
てメイン弁13は開弁保持される。同時に、熱電対18
がその炎を感知しコントロール部19により電磁式安全
弁12も開いたまま保持されるので、燃料ガスが連続し
て供給され、燃焼が続行する。こうした状態になると、
電磁式安全弁12は、点火操作を終えスピンドル28を
後退させても開弁保持され、通電停止による閉弁が可能
な状態になる。操作ボタン31を再度押すと、ボタン軸
33のロックがはずれ、スピンドル28が後退してメイ
ン弁13が閉じ消火する。同時に運転スイッチ37もオ
フし電磁式安全弁12も閉じる。
【0014】電源8は、図2に示すように、コントロー
ル部19と、イグナイタースイッチ36を介したイグナ
イター17とを接続する。コントロール部19へは、熱
電対18の熱起電力と温度センサ3の抵抗値変化も入力
される。電磁式安全弁12の励磁コイル12aは、電源
切換回路20を介して乾電池8aと乾電池8bに接続さ
れる。励磁コイル12aと電源切換回路20との間に
は、励磁コイル12aの抵抗が小さいため、直列に制限
抵抗21が接続される。この制限抵抗21は、従来技術
に比較して励磁コイル12aと制限抵抗21へ印加され
る電源電圧が低下する(3V→1.5V)ため、従来技
術の制限抵抗71よりはるかに抵抗値の小さいものを使
用する。電源切換回路20は、4個のスイッチ(スイッ
チ20a,スイッチ20b,スイッチ20c,スイッチ
20d)を備え、コントロール部19の指令により開閉
する。スイッチ20a,スイッチ20cがオンし、スイ
ッチ20b,スイッチ20dがオフすると、乾電池8a
から励磁コイル12aへ電流が流れ、スイッチ20b,
スイッチ20dがオンし、スイッチ20a,スイッチ2
0cがオフすると、乾電池8bから励磁コイル12aへ
電流が流れる。
【0015】コントロール部19は、点火操作に連動し
てこれらのスイッチをオンオフする。この電源スイッチ
ングシーケンスについて図3のフローチャートを用いて
説明する。コントロール部19は、電源8のセット(乾
電池8aと乾電池8bとを装着する)と同時に予め例え
ば3Vが印加され、極めて微小電力が消費される状態に
置かれている(マイコンスリープモード)。こうした状
態で、まず点火操作により操作ボタン31が押されると
運転スイッチ37がオンし、コントロール部19の運転
モードが切り換わる(マイコンスリープモード→運転モ
ード)(S1)。次のステップ2で今回の運転が偶数回
であるか奇数回であるかを判断する。偶数回である時に
は(S2,YES)、スイッチ20a,スイッチ20c
をオンし、スイッチ20b,スイッチ20dをオフして
(S3)乾電池8a(例えば1.5V)から電磁式安全
弁12の励磁コイル12aへ電池電圧を印加する。ステ
ップ2で、奇数回である時には(S2,NO)、スイッ
チ20b,スイッチ20dをオンし、スイッチ20a,
スイッチ20cをオフして(S4)乾電池8b(例えば
1.5V)から励磁コイル12aへ電池電圧を印加す
る。操作ボタン31の操作により電磁式安全弁12は押
し開かれ(図1参照)イグナイタースイッチ36もオン
すると、バーナ9に燃料ガスが噴出され電極16の放電
により着火する。そして、熱電対18でバーナ9の炎検
知レベル以上の起電力を確認すると、励磁コイル12a
へ通電を継続する。こうした状態になると、操作ボタン
31を再度押して手前に戻し手を離しイグナイタースイ
ッチ36をオフすると共にスピンドル28を後退させて
も、電磁式安全弁12は充分な励磁電流により開弁状態
を保持し燃焼が継続する。燃焼継続中は、各種センサー
からの信号及びスイッチに基づき、常に次のステップ1
0〜14の処理を確認する。つまり、温度センサー3の
抵抗値が正常値(短絡あるいは断線の有無)を示してい
るか(S10)、電池電圧は正常か(S11)、温度セ
ンサー3の抵抗値が所定温度以下に相当する抵抗値か、
つまり鍋底が過熱していないか(S12)、バーナ9が
失火していないか(S13)、運転スイッチ37がオン
状態か(S14)を確認し、いずれかの確認がない(ど
れかのステップがNO)場合には、電磁式安全弁12を
閉じ燃料ガスを遮断して燃焼停止する。
【0016】このガステーブルこんろ1によれば、コン
トロール部19へは、乾電池8aと乾電池8bとを直列
に接続してその合成された高い電圧(例えば3V)を常
時印加して電力を供給する。いっぽう、電磁式安全弁1
2へは、電源切換回路20によりどちらかの電池を選択
してそれより低い電圧(例えば1.5V)を印加し電力
を供給する。コントロール部19は、電源8より常時電
圧を印加され、運転が偶数回か奇数回を判別して、運転
毎に電池を選択する。つまり、乾電池8aと乾電池8b
とを交互に使用するので、電池の片減りがない。また、
一個の電池単独の低い電圧(例えば1.5V)でも充分
に電磁式安全弁12の基準電流値(例えば数mA)を確
保できる仕様であるので、それより高い電圧(例えば3
V)を印加した場合に比較して、電磁式安全弁12で不
必要に消費される電力が減少し、乾電池の寿命が延びる
ので、電池交換するまでの期間を長くすることができ、
使い勝手がよい。
【0017】次に、第2実施例について図4を用いて説
明する。第1実施例とは、燃焼制御部の構成のみが異な
るので、重複を避けるため、同一の構成については同一
符合を付し詳しい説明は省略する。第2実施例のガステ
ーブルこんろは、コントロール部49に不揮発メモリー
であるEEPROM41を備える。電源8は、乾電池8
aと乾電池8bを直列に接続し、運転スイッチ37を介
して、コントロール部49に接続される。この電源スイ
ッチングシーケンスについて図5のフローチャートを用
いて説明する。第1実施例での処理とは、ステップ5
0,ステップ51以外は同一であり、ステップ50で乾
電池8a及び乾電池8bの前回までの通電累計時間を比
較して電池を選択し、燃焼停止前にステップ51におい
て、今回までの通電累計時間を、EEPROM41に記
憶する処理が特徴である。まず点火操作により操作ボタ
ン31が押されると共に運転スイッチ37がオンする
と、コントロール部49へ通電が開始されると共に、種
々のシーケンス(図示略)とこの電源スイッチングシー
ケンスが起動する(S1)。次のステップ50で、EE
PROM41に記憶している前回までの乾電池8a及び
乾電池8b通電累計時間を比較し、乾電池8a通電累計
時間が乾電池8b通電累計時間より長い場合には(S5
0,YES)、スイッチ20b,スイッチ20dをオ
ン、スイッチ20a,スイッチ20cをオフして、乾電
池8b側から電磁式安全弁12の励磁コイル12aに通
電路を形成する。電磁式安全弁12が開弁しバーナ9に
着火後開弁保持されて燃焼が継続する。燃焼中につぎの
ステップ10〜14でいずれかが確認されない(どれか
のステップがNO)場合に、今回までの乾電池8b通電
累計時間をEEPROM41に記憶(S51)してから
電磁式安全弁12を閉じ燃料ガスを遮断して燃焼停止す
る。
【0018】このガステーブルこんろは、先のガステー
ブルこんろ1と同様に、点火操作に応じて電池を選択し
電源8の電力消耗と電池の片減りを低減している。つま
り、乾電池8a及び乾電池8bの通電累計時間をEEP
ROM41に記憶し通電累計時間の短い方の電池を電源
に選択するので、電池の片減りを確実に防止することが
できる。また、点火操作毎に運転スイッチ37によりコ
ントロール部49の通電をオンオフする。つまり、運転
スイッチ37をオフすると同時に電磁式安全弁12ばか
りでなくコントロール部49の通電もオフし、非運転時
のコントロール部49の(マイコンスリープモード状態
での)微小電流もカットして、より一層電源8の電力消
耗を低減する。しかも、通電をオフされても、EEPR
OM41に通電累計時間を記憶しているのでその記憶が
消えることがない。そのため、運転再開時にも、引続き
通電累計時間の短い方の電池を電源に選択し電源8の電
力消耗の低減と電池の片減り防止を計ることができる。
【0019】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。例えば、実施例
では、電源8は乾電池8aと乾電池8bの2個の電池で
構成されたが、3個以上であってもよい。この場合に
は、電源切換回路20もスイッチングを3種類以上に増
加させ、どれかの電池のうちのいずれか1個から電磁式
安全弁12へ通電する。電池の選択の順番は、通電累計
時間の少ない順番に選択するかあるいは順序よく選択す
る。順序よく選択する場合であっても、同じ電池を数回
繰り返してから切り換えてもよい。つまり、電池A,
B,Cの3個で、A→B→C→A→B→C→…と切り換
えるばかりでなく、A→A→B→B→C→C→A→…と
いう切り換えもできる。こうして、電池が3個以上であ
っても、各電池を均等に消耗させることができ、電池の
寿命を同一にして同一時期に交換することができる。ま
た、コントロール部19,49はいわゆるマイコンを使
用したが、直前回の通電路が保持され次の運転で通電路
が切り換わる制御手段であれば何であっても構わない。
特に、電池を2個使用し単に交互に電池を選択するガス
燃焼器の場合には、操作に連動した機械的なスイッチを
使用し直前の操作における通電路と次の操作における通
電路を単に順番に切り換えるものであっても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のガス燃焼器は、
電磁式安全弁で消費する電力を節約して電池の消耗を減
らすばかりでなく、特定の電池が早く消耗する(電池の
片減り)ことも低減できる。そのため、電池交換するま
での期間を長くすることができ、使い勝手がよい。
【0021】請求項2記載のガス燃焼器は、点火操作に
連動して電池を選択し確実に電池の片減りを低減でき
る。そのため、電池交換するまでの期間を長くすること
ができ、使い勝手がよい。
【0022】請求項3記載のガス燃焼器は、通電累計時
間に応じて電池を選択するので、よりいっそう電池の片
減りが防止でき、電池が節約できるばかりでなく、たい
へん使い勝手が良い。
【0023】請求項4記載のガス燃焼器は、請求項3記
載のガス燃焼器と同様に、通電累計時間に応じて電池を
選択し電池の片減りを防ぐ。しかも、操作毎に電源をオ
フしコントロール部の消費電力も節約するので、より一
層電池が節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例としてのガステーブルこんろの概略
構成図である。
【図2】第1実施例の電源切換回路説明図である。
【図3】第1実施例の電源スイッチングシーケンスのフ
ローチャートである。
【図4】第2実施例の電源切換回路説明図である。
【図5】第2実施例の電源スイッチングシーケンスのフ
ローチャートである。
【図6】従来例の電源回路説明図である。
【符号の説明】
1,61 ガステーブルこんろ 3 感温センサー 8,38 電源 8a,8b 乾電池 9 バーナ 10,40 燃焼制御部 12 電磁式安全弁 12a 励磁コイル 16 電極 17 イグナイター 18 熱電対 19,49,69 コントロール部 20 電源切換回路 20a,20b,20c,20d スイッチ 21,71 制限抵抗 30 点火部 36 イグナイタースイッチ 37 運転スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスを燃焼させるバーナと、 上記バーナへの燃料ガス流路に設けられ基準電流値以上
    で通電されているときのみ開弁状態に保持される電磁式
    安全弁と、 上記電磁式安全弁への通電を制御するコントロール部
    と、 直列に接続した複数個の電池を有し上記電磁式安全弁及
    び上記コントロール部へ電力を供給する電源とを備えた
    ガス燃焼器において、 上記コントロール部は、上記複数個の電池のうちの一部
    を選択し上記電磁式安全弁へ電力を供給することを特徴
    とするガス燃焼器。
  2. 【請求項2】 上記コントロール部は、点火操作に連動
    して上記電磁式安全弁への電力供給用電池を切り換える
    ことを特徴とする請求項1記載のガス燃焼器。
  3. 【請求項3】 上記コントロール部は、上記各電池の通
    電累計時間を記憶し、その通電累計時間に応じて上記電
    磁式安全弁への電力供給用電池を選択することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のガス燃焼器。
  4. 【請求項4】 上記コントロール部は、上記各電池の通
    電累計時間を記憶する不揮発メモリーを備えたことを特
    徴とする請求項3記載のガス燃焼器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220584A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Kometsuto Kato:Kk ガスコンロ
WO2013105326A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 Yamamoto Setsuo 発電装置
JP2016151358A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 リンナイ株式会社 燃焼装置

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