JP2659671B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

Info

Publication number
JP2659671B2
JP2659671B2 JP16546993A JP16546993A JP2659671B2 JP 2659671 B2 JP2659671 B2 JP 2659671B2 JP 16546993 A JP16546993 A JP 16546993A JP 16546993 A JP16546993 A JP 16546993A JP 2659671 B2 JP2659671 B2 JP 2659671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
voltage
battery voltage
notifying
sparker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16546993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0719468A (ja
Inventor
謙二 洞谷
伊藤  公一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP16546993A priority Critical patent/JP2659671B2/ja
Publication of JPH0719468A publication Critical patent/JPH0719468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2659671B2 publication Critical patent/JP2659671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Combustion (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスコンロ等の燃焼装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガスコンロにおいては、サーミ
スタ等の温度センサを介して検出される調理物の加熱温
度や熱電対等の燃焼検知センサを介して検出されるバー
ナの燃焼状態等に応じてバーナの燃焼を制御する制御回
路や、バーナの点火用のスパーカを備え、これらの制御
回路やバーナの点火用のスパーカの電源として同一の電
池を共用するものが一般に知られている。そして、この
種のガスコンロにおいては、電池電圧がある程度低下す
ると、制御回路の作動が不安定なものとなってバーナの
燃焼制御等を的確に行うことができなくなる虞れがある
ことから、電池電圧を検知・監視し、該電池電圧があら
かじめ定めた所定値まで低下した時に、表示ランプを点
灯させて電池の交換が必要である旨を使用者に認識させ
るようにしたものが知られている。この場合、表示ラン
プの点灯は、通常、前記電池電圧が、前記制御回路の動
作が不安定となるような限界値付近の電圧まで低下した
時に行うようにしている。
【0003】しかしながら、この種の従来のガスコンロ
においては、電池電圧が、前記制御回路の動作が不安定
となるような限界値付近の電圧まで低下した時にいきな
り表示ランプを点灯させるようにしているため、使用者
が予備の電池を既に所持している場合には、直ちに電池
を交換することができるものの、使用者が予備の電池を
所持していない場合には、新たな電池を購入するまで、
ガスコンロを使用することができず、不便なものとなっ
ていた。
【0004】そこで、本願出願人は、電池電圧が、前記
制御回路の動作が不安定となるような限界値付近の電圧
(第1の所定電圧)まで低下したときにその旨を例えば
表示ランプの点灯により報知する一方、さらに、該限界
値付近の電圧よりも若干高い電圧(第2の所定電圧)ま
で電池電圧が低下したときにその旨を例えば表示ランプ
の点滅により報知するようにしたものを先に提案した
(特願平5−94654号)。
【0005】このようにすることにより、使用者は、表
示ランプの点灯により電池の交換の必要性を認識するこ
とができると同時に、その前段階の表示ランプの点滅に
より、近々、電池の交換の必要性が生じることを前もっ
て認識し、新たな電池を準備する等の処置をとることが
でき、従来の不都合を解消することができる。
【0006】しかしながら、本発明の発明者等がさらに
検討を行った結果、本願出願人が先に提案したものにお
いては、前記第2の所定電圧まで電池電圧が低下した時
に即座に表示ランプを点滅させるようにしていたため、
特に、前記制御回路と共通の電池を電源とするスパーカ
を備えたものにおいては、次のような不都合が生じるこ
とを知見した。
【0007】すなわち、スパーカは、バーナの点火時だ
け駆動されるものである一方、一般には消費電力が大き
く、スパーカに給電する点火時には、電池の電圧が一時
的に大きく低下し、スパーカの駆動を停止すると、電池
の電圧がほぼ元の電圧まで復帰する。
【0008】このため、バーナの燃焼中には、電池の電
圧が制御回路の正常な作動に充分な電圧であるにもかか
わらず、スパーカの駆動時(点火操作時)だけ、電池の
電圧が前記第2の所定電圧以下に低下し、表示ランプが
点滅してしまうという事態が生じる場合がある。そし
て、このようにスパーカの駆動時だけにせよ、表示ラン
プが点滅すると、使用者は、電池の交換の必要性が近い
と判断してしまったり、あるいは、誤って電池を交換し
てしまうという不都合がある。
【0009】尚、スパーカの駆動時(点火操作時)だ
け、電池の電圧が、前記制御回路の作動が不安定となる
ような限界値付近の電圧(第1の所定電圧)以下に低下
し、表示ランプが点灯するという場合もあるが、このよ
うな場合には、表示ランプの点灯により使用者に電池の
交換の必要性を促しても支障はない。これは、一時的に
せよ、電池の電圧が第1の所定電圧以下に低下した場合
には、制御回路の作動が不安定となって、例えば点火ミ
スが生じた場合のバーナへのガス供給の遮断等の制御を
行うことができなくなる虞れがあるからである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、電池の電圧が、燃焼部の作動を制御する制御回路
の動作可能な限界値付近の電圧よりも高い所定値まで低
下したときにその旨を報知して、電池の交換の時期が近
いことを使用者に知らしめる燃焼装置において、前記制
御回路と共通の電池を電源とするスパーカの駆動時に、
一時的に電池の電圧が大きく低下した場合における上記
の報知を防止することができる燃焼装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様は電池を電源として燃焼部の
作動を制御する制御回路と、前記電池を電源として前記
燃焼部を点火せしめるスパーカと、前記電池の電圧を検
知する電池電圧検知手段と、該電池電圧検知手段により
検知された電池電圧が前記制御回路の動作可能な限界値
に略等しい第1の所定値まで低下したときにその旨を報
知する第1の報知手段と、前記電池電圧が前記第1の所
定値よりも高い第2の所定値まで低下したときにその旨
を前記第1の報知手段と異なる形式で報知する第2の報
知手段とを備えた燃焼装置において、前記電池電圧が前
記第2の所定値以下にあらかじめ定めた所定時間継続し
て低下した時に前記第2の報知手段による報知を行わし
めるタイマ手段を設けたことを特徴とする。
【0012】また、本発明の第2の態様は電池を電源と
して燃焼部の作動を制御する制御回路と、前記電池を電
源として前記燃焼部を点火せしめるスパーカと、前記電
池の電圧を検知する電池電圧検知手段と、該電池電圧検
知手段により検知された電池電圧が前記制御回路の動作
可能な限界値に略等しい第1の所定値まで低下したとき
にその旨を報知する第1の報知手段と、前記電池電圧が
前記第1の所定値よりも高い第2の所定値まで低下した
ときにその旨を前記第1の報知手段と異なる形式で報知
する第2の報知手段とを備えた燃焼装置において、前記
スパーカの駆動中に前記第2の報知手段による報知を禁
止する報知禁止手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の第1の態様によれば、前記第2の報知
手段による報知は、前記電池電圧の前記第2の所定値以
下への低下が前記所定時間継続したときに行われる。こ
のため、前記スパーカの駆動時に、一時的に前記電池の
電圧が前記第2の所定値以下に低下したような場合に
は、その低下が前記所定時間継続しない限り前記第2の
報知手段による報知は行われず、これにより、該第2の
報知手段による一時的な報知に応じて使用者が電池を交
換してしまうというような事態を回避できる。
【0014】また、本発明の第2の態様によれば、前記
スパーカの駆動中は、前記報知禁止手段により前記第2
の報知手段による報知が禁止されるので、該スパーカの
駆動中に、一時的に前記電池の電圧が前記第2の所定値
以下に低下しても、該第2の報知手段による報知は行わ
れず、これにより、該第2の報知手段による一時的な報
知に応じて使用者が電池を交換してしまうというような
事態を回避できる。
【0015】
【実施例】本発明の第1の態様の一例を図1を参照して
説明する。図1は本実施例の燃焼装置の説明的システム
構成図である。
【0016】図1において、本実施例の燃焼装置は、例
えばガスコンロであり、1は燃焼部であるバーナ、2は
バーナ1の燃焼作動を制御する制御回路、3はバーナ1
の近傍に設けた点火電極4を介してバーナ1を点火せし
めるスパーカ、5は制御回路2やスパーカ3等の電源と
しての電池、6は電池5の起電圧を監視するための電池
電圧監視回路部である。
【0017】バーナ1へのガス供給路7にはガス量調整
弁8と電磁弁9とが設けられ、ガス量調整弁8は、これ
に連結された操作子10の操作によりその開度が調整さ
れるようになっている。電磁弁9は、使用者がバーナ1
の点火・消火操作を行うための点火・消火ボタン11の
ON操作(押圧操作)により、図示しないバネに抗して
機械的に開弁されると共に、ソレノイド12への通電に
より開弁状態に維持され、さらに、点火・消火ボタン1
1のON操作(押圧操作)の解除後のソレノイド12へ
の通電を遮断することにより、閉弁されるようになって
いる。
【0018】また、バーナ1の中心部には、被加熱物
(調理物)Wの加熱温度を検出するサーミスタ等により
構成された温度センサ13が設けられ、バーナ1の近傍
には、バーナ1の燃焼状態を検出する熱電対等により構
成された燃焼検知センサ14が設けられている。これら
のセンサ13,14の検出信号は制御回路2に出力され
る。
【0019】スパーカ3は、電池5にスパーカスイッチ
15を介して接続され、該スパーカスイッチ15のON
状態で電池5から給電される。この場合、スパーカスイ
ッチ15は、前記点火・消火ボタン11のON操作(押
圧操作)に連動してONし、該点火・消火ボタン11の
ON操作(押圧操作)の解除に連動してOFFするよう
になっている。このようなスパーカスイッチ15の開閉
及び後述の運転スイッチ16の開閉は、例えば本願出願
人が特公平1−59498号公報に開示したようにハー
トカム機構を用いて制御される。そして、スパーカ3
は、電池5からの給電により、前記点火電極4に火花放
電を生ぜしめ、これによりバーナ1の点火を行うように
している。 制御回路2は、点火・消火ボタン11のO
N・OFF操作に連動してON・OFFする運転スイッ
チ16を介して電池5に接続され、該運転スイッチ16
のON状態で該運転スイッチ16の後段のP点に生じる
電池電圧VD が制御回路2にその電源電圧として給電さ
れるようになっている。
【0020】また、運転スイッチ16の後段には、電池
電圧VD を入力として定電圧VR を発生するレギュレー
タ17が接続されており、このレギュレータ17が発生
する定電圧VR は、制御回路2が前記温度センサ13や
燃焼検知センサ14の検出信号のレベルを比較するため
の基準電圧の生成用電圧として制御回路2に供給される
ようになっている。
【0021】そして、制御回路2は、温度センサ13や
燃焼検知センサ14の検出信号のレベルを基準電圧と比
較することにより、被加熱物Wの過加熱や、バーナ1の
失火等を検知し、これに応じて、電磁弁9のソレノイド
12への通電制御を行うようにしている。
【0022】電池電圧監視回路部6は、電池5の消耗度
(電圧状態)を使用者に報知するためのLEDランプ1
8と、電池電圧VD をそれぞれ所定の判定電圧と比較す
るコンパレータ19,20と、コンパレータ19の出力
側に設けられたタイマ回路(タイマ手段)21と、タイ
マ回路21の出力に応じてLEDランプ18を点滅駆動
する点滅駆動回路22と、コンパレータ20の出力に応
じてLEDランプ18を点灯駆動する点灯駆動回路23
とを備えている。
【0023】コンパレータ19,20は電池電圧検知手
段24を構成するものであり、これらの各コンパレータ
19,20には、電池電圧VD が前記P点に接続された
分割抵抗25,26を介して入力されると共に、前記レ
ギュレータ17の出力側に接続された3個の分割抵抗2
7,28,29を介して互いに異なるレベルの判定電圧
が入力される。本実施例では、電池5の新品状態での電
池電圧VD の定格値を例えば3Vとし、コンパレータ1
9における判定電圧は例えば2.65Vに設定され、コ
ンパレータ20における判定電圧は例えば1.9Vに設
定されている。尚、前記制御回路2は、コンパレータ2
0の判定電圧である1.9V程度に電池電圧VD が低下
するまでは、正常に動作し得るものとされている。
【0024】そして、各コンパレータ19,20は、そ
のそれぞれの判定電圧と電池電圧V D とを比較し、該電
池電圧VD の判定電圧に対する大小に応じた高低2値レ
ベルの信号をそれぞれ前記タイマ回路21及び点灯駆動
回路23に出力するようにしている。
【0025】タイマ回路21は、電池電圧VD がコンパ
レータ19の判定電圧(2.65V)以下に低下したこ
とを示す高レベルの信号が該コンパレータ19から出力
された時に抵抗30を介して電池電圧VD が充電される
コンデンサ31と、該コンデンサ31の充電電圧を電池
電圧VD から一対の分割抵抗32,33を介して生成さ
れる所定の判定電圧と比較し、該充電電圧が判定電圧以
上となった時に前記点滅駆動回路22に点滅指令信号
(高レベルの信号)を出力するコンパレータ34とによ
り構成されている。
【0026】かかるタイマ回路21においては、電池電
圧VD がコンパレータ19の判定電圧(2.65V)以
下に低下したことを示す高レベルの信号が継続的に該コ
ンパレータ19から出力された場合には、コンデンサ3
1は、その容量と抵抗30の抵抗値とにより定まる時定
数をもって充電され、その時定数により定まる所定時間
(以下、タイマ時間という)の経過後に、コンデンサ3
1の充電電圧がコンパレータ34の判定電圧以上のレベ
ルに達し、これにより、該コンパレータ34から点滅指
令信号が点滅駆動回路22に出力される。従って、電池
電圧VD が上記タイマ時間、継続してコンパレータ19
の判定電圧(2.65V)以下に低下した場合にのみ、
コンパレータ34から点滅指令信号が点滅駆動回路22
に出力され、該タイマ時間内に、電池電圧VD がコンパ
レータ19の判定電圧(2.65V)以上に上昇した場
合には、コンパレータ19から低レベルの信号が出力さ
れてコンデンサ31が放電するため、コンパレータ34
から点滅指令信号が点滅駆動回路22に出力されること
はない。本実施例では、上記タイマ時間は例えば7秒程
度に設定され、そのタイマ時間は、バーナ1の点火操作
時における通常的なスパーカ3の駆動時間よりも長いも
のとされている。
【0027】点滅駆動回路22は、LEDランプ18と
併せて本発明に係わる第2の報知手段35を構成するも
のであり、タイマ回路21のコンパレータ34から点滅
指令信号が出力された時から、LEDランプ18に周期
的に通電し、これにより該LEDランプ18を点滅させ
るようにしている。
【0028】また、点灯駆動回路23は、LEDランプ
18と併せて本発明に係わる第1の報知手段36を構成
するものであり、電池電圧VD が前記コンパレータ20
の判定電圧(1.9V)以下に低下したことを示す高レ
ベルの信号が該コンパレータ20から出力された時から
前記LEDランプ18に継続的に通電し、これにより該
LEDランプ18を点灯させるようにしている。
【0029】尚、本実施例では、コンパレータ20に
は、電池電圧VD がコンパレータ20の判定電圧(1.
9V)まで低下したことを示す高レベルの信号が該コン
パレータ20から出力された時にその出力を保持するラ
ッチ回路37が接続されており、電池電圧VD が一旦、
コンパレータ20の判定電圧(1.9V)まで低下して
コンパレータ20から高レベルの信号が出力されると、
その後の電池電圧VD の変化にかかわらず、その出力が
ラッチ回路37により継続的に保持されるようになって
いる。また、コンパレータ20の出力は、制御回路2に
も入力されるようになっており、該制御回路2は、電池
電圧VD が前記コンパレータ20の判定電圧(1.9
V)以下に低下したことを示す高レベルの信号が該コン
パレータ20から出力されると、電磁弁9のソレノイド
12への通電を遮断するようにしている。
【0030】また、コンパレータ19,20やタイマ回
路21、点滅駆動回路22、点灯駆動回路23は、制御
回路2と同様に電池電圧VD を電源電圧とするものであ
り、コンパレータ20の判定電圧である1.9V程度に
電池電圧VD が低下するまでは、正常に動作し得るもの
とされている。
【0031】次に、本実施例のガスコンロの作動を説明
する。
【0032】本実施例のガスコンロにおいて、前記点火
・消火ボタン11をON操作(押圧操作)すると、前述
したように電磁弁9が機械的に開弁されてバーナ1への
ガス供給が開始されると共に、点火・消火ボタン11の
ON操作に連動して運転スイッチ16がONし、これに
より、制御回路2に電池5から電池電圧VD が給電され
て該制御回路2が起動される。そして、該制御回路2の
起動とほぼ同時に、該制御回路2は、電磁弁9を開弁状
態に維持すべく電磁弁9のソレノイド12への通電を開
始する。
【0033】一方、かかる作動と並行して、点火・消火
ボタン11をON操作(押圧操作)している間、スパー
カスイッチ15がONし、これにより電池5からスパー
カ3への給電が行われて該スパーカ3が駆動される。こ
の時、該スパーカ3は、点火電極4に火花放電を生ぜし
め、これにより、バーナ1が点火される。そして、この
時、バーナ1が正常に着火し、燃焼検知センサ14の検
出信号のレベルが運転スイッチ16のON時から所定時
間内にバーナ1の正常な燃焼に対応するレベルとなった
場合には、制御回路2はソレノイド12への通電を継続
し、これにより、電磁弁9は点火・消火ボタン11のO
N操作(押圧操作)の解除後も、開弁状態に維持され
る。
【0034】また、バーナ1の点火ミスが生じ、燃焼検
知センサ14の検出信号のレベルが運転スイッチ16の
ON時から所定時間内にバーナ1の正常な燃焼に対応す
るレベルとならなかった場合には、制御回路2はソレノ
イド12への通電を遮断し、このため、電磁弁9は、点
火・消火ボタン11のON操作(押圧操作)の解除によ
り閉弁され、バーナ1へのガス供給が遮断される。尚、
このような制御回路2による電磁弁9の閉弁は、バーナ
1の燃焼中に失火や燃焼不良等が生じた場合に同様に行
われる。
【0035】また、制御回路2は、バーナ1の燃焼によ
る被加熱物Wの加熱中に、温度センサ13の検出信号の
レベルが過加熱温度に対応するレベルとなった場合に
も、ソレノイド12への通電を遮断してバーナ1へのガ
ス供給を遮断し、該バーナ1の燃焼を停止させる。
【0036】一方、前述したようなガスコンロの運転時
において、電池5が消耗し、その電池電圧VD が前記コ
ンパレータ19の判定電圧である2.65V以下に継続
的に低下した場合には、該コンパレータ19はそのこと
を示す高レベルの信号をタイマ回路21に継続的に出力
する。この時、タイマ回路21は、前述したように、コ
ンパレータ19の高レベルの信号の出力が前記タイマ時
間(7秒)継続すると、点滅指令信号を点滅駆動回路2
2に出力する。そして、これに応じて点滅駆動回路22
は、LEDランプ18を点滅駆動し、これにより、使用
者に近々電池5を交換する必要が生じることを認識させ
る。尚、このようにLEDランプ18が点滅した段階で
は、電池電圧VD は未だ前記制御回路2が正常に動作し
得る電圧であるので、使用者はある程度は継続してガス
コンロを使用することができる。
【0037】また、本実施例では、バーナ1の点火を行
うスパーカ3は、電池5を電源として駆動されるので、
前述したような点火操作時に電池電圧VD が、スパーカ
3への電力供給によりコンパレータ19の判定電圧
(2.65V)以下で、制御回路2が動作可能なコンパ
レータ20の判定電圧(1.9V)以上の電圧に一時的
に低下し、点火操作後にスパーカ3への電力供給がなく
なって再び電池電圧VD がコンパレータ19の判定電圧
(2.65V)以上に上昇する場合があり、このとき、
コンパレータ19からは、スパーカ3の駆動の間だけ、
電池電圧VD が、コンパレータ19の判定電圧(2.6
5V)以下に低下したことを示す高レベルの信号が出力
される。このような場合において、前記タイマ回路21
は、コンパレータ19の高レベルの信号が通常的なスパ
ーカ3の駆動時間よりも長い前記タイマ時間(7秒)継
続して出力された場合にのみ、点滅駆動回路22による
LEDランプ18の点滅を行わせるようにしているの
で、通常的なスパーカ3の駆動時間内にLEDランプ1
8が点滅することはなく、従って、使用者が誤って電池
5の交換が近いと認識したり、まだ充分に使用し得る電
池5を交換してしまうというような不都合を回避するこ
とができる。
【0038】また、電池電圧VD が前記コンパレータ2
0の判定電圧である1.9Vまで低下した場合には、該
コンパレータ20はそのことを示す信号を点灯駆動回路
23に出力する。この時、該点灯駆動回路23は、LE
Dランプ18を点灯駆動し、これにより、使用者に電池
5の交換の必要性があることを認識させる。
【0039】この場合、本実施例では、コンパレータ2
0は、電池電圧VD が一旦1.9Vまで低下すると、前
記ラッチ回路37によりその出力が保持されるようにな
っており、このため、点火操作時にスパーカ3への電力
供給により、電池電圧VD が、コンパレータ20の判定
電圧(1.9V)以下で、制御回路2の動作が不安定と
なる虞れがあるような電圧に低下し、点火操作後に再び
電池電圧VD が該判定電圧以上に上昇する場合にも、電
池電圧VD が1.9Vまで低下したことを示す信号がコ
ンパレータ20から出力され続け、従って、LEDラン
プ18は継続的に点灯する。これにより、電池電圧VD
が短時間でも、前述の各種回路の動作が不安定となる虞
れが生じるような電圧に低下した場合には、使用者に電
池5の交換が必要である旨を確実に認識させることがで
きる。
【0040】また、この時、電池電圧VD が1.9Vま
で低下したことを示すコンパレータ20の出力は制御回
路2にも入力される。このとき、制御回路2は、電磁弁
9のソレノイド12への通電を遮断し、これにより、バ
ーナ1へのガス供給が遮断されてバーナ1の燃焼作動が
禁止される。
【0041】このように本実施例のガスコンロにおいて
は、電池電圧VD の低下を的確に使用者に認識させるこ
とができ、特に、スパーカ3の駆動時に一時的に電池電
圧V D がコンパレータ19の判定電圧2.65V以下に
低下しても、LEDランプ18が点滅するのを防止する
ことができる。
【0042】尚、本実施例では、バーナ1が1個のもの
について説明したが、例えば複数のバーナと各バーナに
対応して各別に設けた点火・消火ボタンとを備えた燃焼
装置においても本発明を適用することが可能であること
はもちろんである。
【0043】次に、本発明の第2の態様の一例を図2を
参照して説明する。図2は本実施例の燃焼装置の説明的
システム構成図である。
【0044】図2を参照して、本実施例の燃焼装置(ガ
スコンロ)は、前述の第1の態様の実施例のものと基本
的構成は同一であり、図1に示したタイマ回路21に代
えて、前記スパーカスイッチ15に連動するスイッチ3
7を前記コンパレータ19及び点滅駆動回路22の間に
介装したものである。他の構成は、第1の態様の実施例
のものと同一である。
【0045】この場合、スイッチ37は、本発明の第2
の態様に係わる報知禁止手段を構成するものであり、通
常時はON状態で、スパーカスイッチ15がONされた
時(点火・消火ボタン11がON操作されている間)だ
けOFF状態となるものである。尚、このようなスイッ
チ37の開閉は点火・消火ボタン11に連動させて行う
ようにしてもよい。
【0046】かかるガスコンロにおいては、前記コンパ
レータ20や点灯駆動回路23によるLEDランプ18
の点灯駆動や、制御回路2によるバーナ1の燃焼制御等
は前述の第1の態様の実施例のものと同一である。そし
て、スパーカ3の駆動時に、電池電圧VD がコンパレー
タ19の判定電圧2.65V以下に低下して、該コンパ
レータ19から点滅駆動回路22を動作させるための高
レベルの信号が出力されても、スイッチ37がOFF状
態となっているため、点滅駆動回路22には、高レベル
の信号が入力されず、従って、LEDランプ18は点滅
しない。
【0047】これにより、スパーカ3の駆動による電池
電圧VD の一時的な低下に応じてLEDランプ18が点
滅してしまうような事態を回避することができる。
【0048】尚、本実施例では、バーナ1が1個のもの
について説明したが、例えば複数のバーナと各バーナに
対応して各別に設けた点火・消火ボタンとを備えた燃焼
装置においても本発明を適用することが可能であること
はもちろんである。
【0049】この場合、スパーカの駆動中にLEDラン
プ18の点滅駆動を禁止する報知禁止手段は、例えば図
3に示すようにリレースイッチを用いて構成することが
できる。
【0050】すなわち、図3において、38は前記第2
の態様の実施例におけるスイッチ37に代えて前記コン
パレータ19と点滅駆動回路22との間に介装したリレ
ースイッチであり、このリレースイッチ38は、ソレノ
イド39への通電によりONし、ソレノイド39への通
電の遮断によりOFFするようになっている。そして、
例えば3個のバーナ(図示しない)及び各バーナに対応
する3個の点火・消火ボタン11を備えた場合には、ソ
レノイド39に出力側を接続してなるアンド回路40の
入力側に、各点火・消火ボタン11による各バーナの点
火操作時にのみOFF状態となり、通常時はON状態と
なる3個のスイッチ41を各点火・消火ボタン11に対
応させて接続し、各スイッチ41のON状態で各スイッ
チ41を介してアンド回路40の入力側に電池電圧VD
から生成される高レベルの信号を入力するように構成す
る。
【0051】かかる構成により、点火・消火ボタン11
のいずれかがON操作されて図示しないスパーカが駆動
されると、該点火・消火ボタン11に対応するスイッチ
41がOFFするため、アンド回路49からソレノイド
39への通電が遮断されてリレースイッチ38がOFF
する。これにより、スパーカの駆動中は、前記第2の態
様の実施例と同様に、電池電圧VD のレベルを判定する
コンパレータ19の出力にかかわらず、点滅駆動回路2
2によるLEDランプ18の点滅が禁止される。
【0052】尚、以上説明した各実施例では、燃焼装置
としてガスコンロを例にとって説明したが、これに限ら
ず、給湯器等の燃焼装置においても本発明を適用するこ
とができることはもちろんである。
【0053】また、以上説明した各実施例では、電池電
圧VD の低下を報知するための報知手段としてLEDラ
ンプ18を用い、これを電池電圧VD の低下の度合いに
応じて点滅・点灯させるようにしたが、その点滅と点灯
の順序を逆にしてもよく、あるいは、電池電圧VD の低
下の度合いに応じてLEDランプ18の発光色を変化さ
せる(例えば黄色から赤色に変化させる等)ようにして
もよく、あるいは、報知手段として例えばブザー等を用
い、電池電圧VD の低下の度合いに応じてその音色を変
えるようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の第1の態様によれば、燃焼部の点火を行うスパーカや
燃焼部の作動を制御する制御回路の電源である電池の電
圧が制御回路の動作可能な限界値付近の電圧よりも高い
所定値まで電池の電圧が低下したときにその旨を報知し
て、電池の交換の時期が近いことを使用者に知らしめる
場合に、電池電圧があらかじめ定めた所定時間継続して
前記第2の所定値以下に低下した時に上記の報知を行わ
しめるタイマ手段を設けたことによって、スパーカの駆
動時に一時的に電池の電圧が大きく低下した場合におけ
る上記の報知を防止することができ、電池電圧の低下に
応じた的確な報知を行うことができる。
【0055】また、本発明の第2の態様によれば、燃焼
部の点火を行うスパーカや燃焼部の作動を制御する制御
回路の電源である電池の電圧が制御回路の動作可能な限
界値付近の電圧よりも高い所定値まで電池の電圧が低下
したときにその旨を報知して、電池の交換の時期が近い
ことを使用者に知らしめる場合に、スパーカの駆動中に
上記の報知を禁止する報知禁止手段を設けたことによっ
て、スパーカの駆動時に一時的に電池の電圧が大きく低
下した場合における上記の報知を防止することができ、
電池電圧の低下に応じた的確な報知を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様の燃焼装置の一例の説明的
システム構成図。
【図2】本発明の第2の態様の燃焼装置の一例の説明的
システム構成図。
【図3】本発明の第2の態様の燃焼装置の他の例の要部
の回路構成図。
【符号の説明】 1…バーナ(燃焼部)、2…制御回路、3…スパーカ、
5…電池、21…タイマ手段、24…電池電圧検知手
段、35…第2の報知手段、36…第1の報知手段、3
7…スイッチ(報知禁止手段)、38…リレースイッチ
(報知禁止手段)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池を電源として燃焼部の作動を制御する
    制御回路と、前記電池を電源として前記燃焼部を点火せ
    しめるスパーカと、前記電池の電圧を検知する電池電圧
    検知手段と、該電池電圧検知手段により検知された電池
    電圧が前記制御回路の動作可能な限界値に略等しい第1
    の所定値まで低下したときにその旨を報知する第1の報
    知手段と、前記電池電圧が前記第1の所定値よりも高い
    第2の所定値まで低下したときにその旨を前記第1の報
    知手段と異なる形式で報知する第2の報知手段とを備え
    た燃焼装置において、前記電池電圧があらかじめ定めた
    所定時間継続して前記第2の所定値以下に低下した時に
    前記第2の報知手段による報知を行わしめるタイマ手段
    を設けたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】電池を電源として燃焼部の作動を制御する
    制御回路と、前記電池を電源として前記燃焼部を点火せ
    しめるスパーカと、前記電池の電圧を検知する電池電圧
    検知手段と、該電池電圧検知手段により検知された電池
    電圧が前記制御回路の動作可能な限界値に略等しい第1
    の所定値まで低下したときにその旨を報知する第1の報
    知手段と、前記電池電圧が前記第1の所定値よりも高い
    第2の所定値まで低下したときにその旨を前記第1の報
    知手段と異なる形式で報知する第2の報知手段とを備え
    た燃焼装置において、前記スパーカの駆動中に前記第2
    の報知手段による報知を禁止する報知禁止手段を設けた
    ことを特徴とする燃焼装置。
JP16546993A 1993-07-05 1993-07-05 燃焼装置 Expired - Fee Related JP2659671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16546993A JP2659671B2 (ja) 1993-07-05 1993-07-05 燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16546993A JP2659671B2 (ja) 1993-07-05 1993-07-05 燃焼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0719468A JPH0719468A (ja) 1995-01-20
JP2659671B2 true JP2659671B2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=15813011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16546993A Expired - Fee Related JP2659671B2 (ja) 1993-07-05 1993-07-05 燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2659671B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19825138A1 (de) * 1998-06-05 1999-12-09 Bosch Gmbh Robert Gasbeheizter Wassererhitzer, insbesondere Durchlauferhitzer

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0719468A (ja) 1995-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3474988B2 (ja) ガス燃焼装置
JP2659671B2 (ja) 燃焼装置
KR100211291B1 (ko) 전지전원식 전자장치
JP3588245B2 (ja) 燃焼装置
JP2706414B2 (ja) 燃焼装置
KR0125787B1 (ko) 연소장치
KR100371224B1 (ko) 연소장치
JP4853875B2 (ja) 湯沸器
JP2007162991A (ja) 燃焼器具
JP2675507B2 (ja) 燃焼装置
JP2634016B2 (ja) 燃焼装置
JP2556433B2 (ja) 燃焼装置
JP3836960B2 (ja) 燃焼装置
JP3558438B2 (ja) 燃焼制御装置
KR0125959B1 (ko) 연소장치
JP2579112C (ja)
JP2948087B2 (ja) 燃焼装置
JP3816142B2 (ja) 燃焼装置
JP6540376B2 (ja) 電池式ガス燃焼装置
JPH09159158A (ja) 燃焼制御装置
JPH0735347A (ja) 燃焼装置
JP2556433C (ja)
JP2017067331A (ja) 電池式燃焼機器
JPH02115616A (ja) 燃焼器の制御装置
JPH09250742A (ja) 燃焼装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees