JPH09159158A - 燃焼制御装置 - Google Patents
燃焼制御装置Info
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- JPH09159158A JPH09159158A JP34675095A JP34675095A JPH09159158A JP H09159158 A JPH09159158 A JP H09159158A JP 34675095 A JP34675095 A JP 34675095A JP 34675095 A JP34675095 A JP 34675095A JP H09159158 A JPH09159158 A JP H09159158A
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- Japan
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- battery
- igniter
- combustion control
- ignition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 点火用イグナイター20作動時に起こる電池
電圧Vddの一時的な低下により制御回路30が停止す
ることを防止し、電池寿命を向上する。 【解決手段】 制御回路30の電源を、ダイオード61
経由で、並列接続したコンデンサ62を用いた回路を介
して供給することにより、イグナイター20の作動によ
る電池電圧Vddの急な低下時に、制御回路30にはコ
ンデンサ62の放電電圧Vcが印加されるため、急な低
下を防ぐことができる。よって、電池電圧Vddが制御
回路30の最低作動電圧附近まで使用することができる
ため、電池寿命を向上することができる。
電圧Vddの一時的な低下により制御回路30が停止す
ることを防止し、電池寿命を向上する。 【解決手段】 制御回路30の電源を、ダイオード61
経由で、並列接続したコンデンサ62を用いた回路を介
して供給することにより、イグナイター20の作動によ
る電池電圧Vddの急な低下時に、制御回路30にはコ
ンデンサ62の放電電圧Vcが印加されるため、急な低
下を防ぐことができる。よって、電池電圧Vddが制御
回路30の最低作動電圧附近まで使用することができる
ため、電池寿命を向上することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池を電源とした燃
焼制御装置に関する。
焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスコンロの点火装置として、連続的な
スパークでガスに点火する点火用イグナイターがよく用
いられる。これは従来の圧電式による点火と比べ、着火
しやすく便利である。また、ガスコンロの安全装置とし
て、熱電対により燃焼炎を検知し炎が消えるとガスを止
める立ち消え安全装置や、サーミスタにより鍋底の温度
を検出して設定温度以上になるとガスを止める天ぷら火
災防止装置等を備えるものがある。このような安全装置
を用いたガスコンロにおいては、熱電対やサーミスタか
らの信号が制御回路に送られ、それらから異常が検出さ
れた場合、制御回路がマグネット電磁弁への通電を遮断
しガスを止めるといった構成をとっている。イグナイタ
ーや制御回路には電源が必要となるため、このような装
置を備えたガスコンロでは電池が電源として用いられ
る。
スパークでガスに点火する点火用イグナイターがよく用
いられる。これは従来の圧電式による点火と比べ、着火
しやすく便利である。また、ガスコンロの安全装置とし
て、熱電対により燃焼炎を検知し炎が消えるとガスを止
める立ち消え安全装置や、サーミスタにより鍋底の温度
を検出して設定温度以上になるとガスを止める天ぷら火
災防止装置等を備えるものがある。このような安全装置
を用いたガスコンロにおいては、熱電対やサーミスタか
らの信号が制御回路に送られ、それらから異常が検出さ
れた場合、制御回路がマグネット電磁弁への通電を遮断
しガスを止めるといった構成をとっている。イグナイタ
ーや制御回路には電源が必要となるため、このような装
置を備えたガスコンロでは電池が電源として用いられ
る。
【0003】電池電圧は使用と共に低下していくため、
電池の交換が必要になる。そのため電池電圧が制御回路
の最低作動電圧附近の設定電圧(以下、制御停止電圧と
呼ぶ)以下になると報知し、同時に燃焼制御を停止する
機能をもつものがある。更に、制御停止電圧より高い設
定電圧(以下、電池交換予告電圧と呼ぶ)以下になった
時に、電池の寿命が残り少ないことを報知する機能を持
つものもある。
電池の交換が必要になる。そのため電池電圧が制御回路
の最低作動電圧附近の設定電圧(以下、制御停止電圧と
呼ぶ)以下になると報知し、同時に燃焼制御を停止する
機能をもつものがある。更に、制御停止電圧より高い設
定電圧(以下、電池交換予告電圧と呼ぶ)以下になった
時に、電池の寿命が残り少ないことを報知する機能を持
つものもある。
【0004】イグナイターは点火時にのみ使用するため
電池を使用する時間は短いが、一般に消費電流が大きい
ため、乾電池の内部抵抗による電圧降下が大きい。その
ため、点火動作によりイグナイターが作動すると、電池
電圧が一時的に大きく低下するといった現象が起こる。
これは、イグナイターが作動している短時間の間のみに
起こるため、作動が終わると電池電圧はほぼ回復する。
電池を使用する時間は短いが、一般に消費電流が大きい
ため、乾電池の内部抵抗による電圧降下が大きい。その
ため、点火動作によりイグナイターが作動すると、電池
電圧が一時的に大きく低下するといった現象が起こる。
これは、イグナイターが作動している短時間の間のみに
起こるため、作動が終わると電池電圧はほぼ回復する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな現象により、電池電圧がイグナイター作動前には制
御停止電圧より高い値であっても、イグナイター作動時
に一時的に制御停止電圧を下回り、燃焼制御が停止され
るといったことが起こる。この場合、イグナイターOF
F時の電池電圧は制御回路作動に充分な電圧であるのに
電池を交換しなければならないことになる。
うな現象により、電池電圧がイグナイター作動前には制
御停止電圧より高い値であっても、イグナイター作動時
に一時的に制御停止電圧を下回り、燃焼制御が停止され
るといったことが起こる。この場合、イグナイターOF
F時の電池電圧は制御回路作動に充分な電圧であるのに
電池を交換しなければならないことになる。
【0006】本発明の燃焼制御装置は上記課題を解決
し、イグナイター作動時における制御回路への供給電圧
の一時的な低下を防止する事により、電池を有効に利用
することを目的とする。
し、イグナイター作動時における制御回路への供給電圧
の一時的な低下を防止する事により、電池を有効に利用
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の燃焼制御装置は、電池を電源として
燃焼制御を行なうと共に、供給電圧が所定電圧以下に低
下した時に燃焼制御を停止する燃焼制御部と、点火操作
時に上記電池に接続されて作動する点火用イグナイター
とを備えた燃焼制御装置において、上記電池から上記燃
焼制御部への電力供給ラインには、上記電池により充電
されるコンデンサと、上記電池から上記コンデンサへの
充電方向にのみ電流を流す整流回路とを備えたことを要
旨とする。
明の請求項1記載の燃焼制御装置は、電池を電源として
燃焼制御を行なうと共に、供給電圧が所定電圧以下に低
下した時に燃焼制御を停止する燃焼制御部と、点火操作
時に上記電池に接続されて作動する点火用イグナイター
とを備えた燃焼制御装置において、上記電池から上記燃
焼制御部への電力供給ラインには、上記電池により充電
されるコンデンサと、上記電池から上記コンデンサへの
充電方向にのみ電流を流す整流回路とを備えたことを要
旨とする。
【0008】上記課題を解決する本発明の請求項2記載
の燃焼制御装置は、請求項1記載のの燃焼制御装置にお
いて、上記点火用イグナイターの作動できる最低電池電
圧が、上記燃焼制御部が燃焼制御を停止する所定電圧よ
り低い事を要旨とする。
の燃焼制御装置は、請求項1記載のの燃焼制御装置にお
いて、上記点火用イグナイターの作動できる最低電池電
圧が、上記燃焼制御部が燃焼制御を停止する所定電圧よ
り低い事を要旨とする。
【0009】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
燃焼制御装置は、コンデンサが電池により充電されてお
り、点火操作により点火用イグナイターが電池に接続さ
れて作動すると、電池電圧は急に低下するが、コンデン
サに充電されていた電荷が整流回路により点火用イグナ
イターに供給されることなく燃焼制御部へ供給されるた
め、燃焼制御部に供給される電圧の急な低下を防ぐこと
ができる。
燃焼制御装置は、コンデンサが電池により充電されてお
り、点火操作により点火用イグナイターが電池に接続さ
れて作動すると、電池電圧は急に低下するが、コンデン
サに充電されていた電荷が整流回路により点火用イグナ
イターに供給されることなく燃焼制御部へ供給されるた
め、燃焼制御部に供給される電圧の急な低下を防ぐこと
ができる。
【0010】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
燃焼制御装置は、点火用イグナイターの作動できる最低
電池電圧が、燃焼制御を停止するための所定電圧より低
いため、燃焼制御部への供給電圧が所定電圧以下に低下
する前に点火用イグナイターが作動しなくなる事を防ぐ
ことができる。
燃焼制御装置は、点火用イグナイターの作動できる最低
電池電圧が、燃焼制御を停止するための所定電圧より低
いため、燃焼制御部への供給電圧が所定電圧以下に低下
する前に点火用イグナイターが作動しなくなる事を防ぐ
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の燃焼制御装置
の好適な実施例について説明する。図1は、本発明の一
実施例としての天ぷら火災防止機能付きのガスコンロの
概略構成図で、ガスを燃焼する燃焼部10と、点火スパ
ーク用高電圧を発生するイグナイター20と、燃焼部1
0の燃焼制御を行なう制御回路30と、イグナイター2
0と制御回路30との電源となる電池40と、電池40
の電圧が設定値以下になった時に報知を行なう電圧低下
報知部50と、充電部60と、起動回路70とからな
る。
を一層明らかにするために、以下本発明の燃焼制御装置
の好適な実施例について説明する。図1は、本発明の一
実施例としての天ぷら火災防止機能付きのガスコンロの
概略構成図で、ガスを燃焼する燃焼部10と、点火スパ
ーク用高電圧を発生するイグナイター20と、燃焼部1
0の燃焼制御を行なう制御回路30と、イグナイター2
0と制御回路30との電源となる電池40と、電池40
の電圧が設定値以下になった時に報知を行なう電圧低下
報知部50と、充電部60と、起動回路70とからな
る。
【0012】燃焼部10は、ガスの燃焼を行なうバーナ
11と、点火操作により開弁しコイルに通電することに
より吸着開弁状態を維持するマグネット電磁弁12と、
点火、消火操作に連動して開閉するメイン弁13と、イ
グナイター20から高電圧が印加されることでスパーク
する電極14と、燃焼炎を検知する熱電対15と、鍋底
の温度を検出するサーミスタ16とを備える。
11と、点火操作により開弁しコイルに通電することに
より吸着開弁状態を維持するマグネット電磁弁12と、
点火、消火操作に連動して開閉するメイン弁13と、イ
グナイター20から高電圧が印加されることでスパーク
する電極14と、燃焼炎を検知する熱電対15と、鍋底
の温度を検出するサーミスタ16とを備える。
【0013】電圧低下報知部50は、基準電圧をつくる
レギュレータ51と、電池電圧Vddが電池交換予告電
圧(本実施例では2.2V)以下に低下したかを判断す
るコンパレータ52と、電池電圧Vddが制御停止電圧
(本実施例では2.0V)以下に低下したかを判断する
コンパレータ53と、電池交換予告ランプ54と、コン
パレータ52の出力により電池交換予告ランプ54を点
滅するランプ点滅回路55と、コンパレータ53の出力
により電池交換予告ランプ54を点灯するランプ点灯回
路56とを備える。
レギュレータ51と、電池電圧Vddが電池交換予告電
圧(本実施例では2.2V)以下に低下したかを判断す
るコンパレータ52と、電池電圧Vddが制御停止電圧
(本実施例では2.0V)以下に低下したかを判断する
コンパレータ53と、電池交換予告ランプ54と、コン
パレータ52の出力により電池交換予告ランプ54を点
滅するランプ点滅回路55と、コンパレータ53の出力
により電池交換予告ランプ54を点灯するランプ点灯回
路56とを備える。
【0014】充電部60は、電池40により充電される
コンデンサ61と、電池40からコンデンサ61の方向
にのみ電流を流すダイオード62とを備える。
コンデンサ61と、電池40からコンデンサ61の方向
にのみ電流を流すダイオード62とを備える。
【0015】次に本実施例のガスコンロの作動について
説明する。点火操作前にコンデンサ61はほぼ電池電圧
Vddまで充電されている。ここで図示しない点火ボタ
ンを押すことによって機械的にマグネット電磁弁12、
メイン弁13が押されて開弁し、バーナ11にガスが流
れる。同時に点火スイッチ2がONすることにより、イ
グナイター20が作動して電極14がスパークし、バー
ナ11に点火する。それと並行して起動回路70に電流
が流れ、トランジスタ1を一時的にONすることによ
り、制御回路30に電流が流れる。制御回路30が熱電
対15やサーミスタ16からの信号を検知し、異常が無
い場合にはマグネット電磁弁12に通電して吸着開弁状
態を維持し、また起動回路70に点火信号を出力するこ
とで、点火スイッチ2がOFFになってもトランジスタ
1のONを継続する。
説明する。点火操作前にコンデンサ61はほぼ電池電圧
Vddまで充電されている。ここで図示しない点火ボタ
ンを押すことによって機械的にマグネット電磁弁12、
メイン弁13が押されて開弁し、バーナ11にガスが流
れる。同時に点火スイッチ2がONすることにより、イ
グナイター20が作動して電極14がスパークし、バー
ナ11に点火する。それと並行して起動回路70に電流
が流れ、トランジスタ1を一時的にONすることによ
り、制御回路30に電流が流れる。制御回路30が熱電
対15やサーミスタ16からの信号を検知し、異常が無
い場合にはマグネット電磁弁12に通電して吸着開弁状
態を維持し、また起動回路70に点火信号を出力するこ
とで、点火スイッチ2がOFFになってもトランジスタ
1のONを継続する。
【0016】イグナイター20の作動している間、その
消費電力により一時的に電源電圧Vddが大きく低下す
る。しかしコンデンサ電圧Vcは図2に示すように点火
操作前の電圧附近にほぼ保たれる。このため、イグナイ
ター20の作動により電源電圧Vddが制御停止電圧
(2.0V)以下に一時的に低下しても、コンデンサ電
圧Vcが制御停止電圧(2.0V)以下にならない限
り、制御回路30の作動が停止されることが無い。
消費電力により一時的に電源電圧Vddが大きく低下す
る。しかしコンデンサ電圧Vcは図2に示すように点火
操作前の電圧附近にほぼ保たれる。このため、イグナイ
ター20の作動により電源電圧Vddが制御停止電圧
(2.0V)以下に一時的に低下しても、コンデンサ電
圧Vcが制御停止電圧(2.0V)以下にならない限
り、制御回路30の作動が停止されることが無い。
【0017】イグナイター20作動により電池電圧が例
えば0.3V低下する場合、従来の回路では電池電圧が
2.3Vになるまでしか使用できない。しかし本実施例
の回路では、イグナイターの作動時間内(約5秒間)で
のコンデンサ電圧Vcの低下が例えば0.1Vである場
合、電池電圧が2.1Vになるまで使用できることにな
る。このように、電池電圧Vddが制御停止電圧(2.
0V)附近に低下するまで電池を使用することができる
ため、電池40の有するエネルギーを充分使う事ができ
る。
えば0.3V低下する場合、従来の回路では電池電圧が
2.3Vになるまでしか使用できない。しかし本実施例
の回路では、イグナイターの作動時間内(約5秒間)で
のコンデンサ電圧Vcの低下が例えば0.1Vである場
合、電池電圧が2.1Vになるまで使用できることにな
る。このように、電池電圧Vddが制御停止電圧(2.
0V)附近に低下するまで電池を使用することができる
ため、電池40の有するエネルギーを充分使う事ができ
る。
【0018】また、イグナイター20の作動によって電
源電圧Vddが電池交換予告電圧(2.2V)以下に一
時的に低下しても、Vcが電池交換予告電圧(2.2
V)以上あれば電池交換予告ランプ54は点滅しないた
め、イグナイター20作動時に一時的に起こる不必要な
点滅を防ぐことにもなる。
源電圧Vddが電池交換予告電圧(2.2V)以下に一
時的に低下しても、Vcが電池交換予告電圧(2.2
V)以上あれば電池交換予告ランプ54は点滅しないた
め、イグナイター20作動時に一時的に起こる不必要な
点滅を防ぐことにもなる。
【0019】このように、電池電圧Vddが制御回路3
0の作動限界電圧附近に低下するまで使用が可能にな
る。また、電池電圧がより低くなるまで使えるようにな
ってもイグナイター20が作動できなければならない。
つまり、イグナイターの作動限界電池電圧が、制御停止
電圧(2.0V)より低い事が必要である。
0の作動限界電圧附近に低下するまで使用が可能にな
る。また、電池電圧がより低くなるまで使えるようにな
ってもイグナイター20が作動できなければならない。
つまり、イグナイターの作動限界電池電圧が、制御停止
電圧(2.0V)より低い事が必要である。
【0020】そこで、本実施例では次のようにイグナイ
ターの作動限界電池電圧を設定している。図3に示すよ
うに、イグナイター自身の作動限界電圧dが例えば1.
5Vのものを使用した場合、電池電圧が1.5Vではイ
グナイター20は作動しない。これは、イグナイター2
0作動時に電池40の内部抵抗により電池電圧が低下す
るためである。そのためイグナイターの作動限界電池電
圧cは、イグナイター自身の作動限界電圧dと、イグナ
イターの作動による電池電圧の低下分との和になる。イ
グナイター20作動時に電池電圧が例えば0.3V低下
する場合、イグナイターの作動限界電池電圧cは1.8
Vになる。このように定めたイグナイターの作動限界電
池電圧cが制御停止電圧b以下の値であれば、イグナイ
ター20の作動時、電池電圧が内部抵抗の影響で低下し
てもイグナイター20は確実に作動する。このように構
成することにより、制御回路30は作動するのにイグナ
イター20が作動しないといった現象を防止できる。
ターの作動限界電池電圧を設定している。図3に示すよ
うに、イグナイター自身の作動限界電圧dが例えば1.
5Vのものを使用した場合、電池電圧が1.5Vではイ
グナイター20は作動しない。これは、イグナイター2
0作動時に電池40の内部抵抗により電池電圧が低下す
るためである。そのためイグナイターの作動限界電池電
圧cは、イグナイター自身の作動限界電圧dと、イグナ
イターの作動による電池電圧の低下分との和になる。イ
グナイター20作動時に電池電圧が例えば0.3V低下
する場合、イグナイターの作動限界電池電圧cは1.8
Vになる。このように定めたイグナイターの作動限界電
池電圧cが制御停止電圧b以下の値であれば、イグナイ
ター20の作動時、電池電圧が内部抵抗の影響で低下し
てもイグナイター20は確実に作動する。このように構
成することにより、制御回路30は作動するのにイグナ
イター20が作動しないといった現象を防止できる。
【0021】以上のように本実施例によれば、イグナイ
ター20作動時の電源電圧Vddの一時的な低下により
制御停止電圧(2.0V)を下回った場合においても、
コンデンサ電圧Vcが制御停止電圧(2.0V)を下回
らない限り、燃焼制御が停止されることが無く、電池4
0を有効に利用することができる。また、電池電圧Vd
dが制御停止電圧(2.0V)を下回る前に、イグナイ
ター20が作動しなくなるといったことがない。
ター20作動時の電源電圧Vddの一時的な低下により
制御停止電圧(2.0V)を下回った場合においても、
コンデンサ電圧Vcが制御停止電圧(2.0V)を下回
らない限り、燃焼制御が停止されることが無く、電池4
0を有効に利用することができる。また、電池電圧Vd
dが制御停止電圧(2.0V)を下回る前に、イグナイ
ター20が作動しなくなるといったことがない。
【0022】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば給湯器等の燃焼装置においても用いることが
可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、
種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば給湯器等の燃焼装置においても用いることが
可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、
種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の燃焼制御装置によれば、点火用イグナイター作動
による電池電圧の急な低下時に、コンデンサの電荷が燃
焼制御部へ供給されることで、燃焼制御部に供給される
電圧の急な低下を防ぎ、電池電圧が燃焼制御部の最低作
動電圧附近まで使用できるため、電池を有効利用でき
る。
記載の燃焼制御装置によれば、点火用イグナイター作動
による電池電圧の急な低下時に、コンデンサの電荷が燃
焼制御部へ供給されることで、燃焼制御部に供給される
電圧の急な低下を防ぎ、電池電圧が燃焼制御部の最低作
動電圧附近まで使用できるため、電池を有効利用でき
る。
【0024】更に、本発明の請求項2記載の燃焼制御装
置によれば、点火用イグナイターの作動できる最低電池
電圧を、燃焼制御を停止するための所定電圧より低くす
ることで、燃焼制御部への供給電圧が所定電圧以下に低
下する前に点火用イグナイターが作動しなくなる事を防
ぎ、電池電圧が所定電圧に低下するまで点火用イグナイ
ターを使用することができる。
置によれば、点火用イグナイターの作動できる最低電池
電圧を、燃焼制御を停止するための所定電圧より低くす
ることで、燃焼制御部への供給電圧が所定電圧以下に低
下する前に点火用イグナイターが作動しなくなる事を防
ぎ、電池電圧が所定電圧に低下するまで点火用イグナイ
ターを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての天ぷら火災防止機能付きのガ
スコンロの概略構成図である。
スコンロの概略構成図である。
【図2】イグナイター使用時の回路の電圧の変化を表す
グラフである。
グラフである。
【図3】イグナイターの作動限界の電池電圧についての
説明図である。
説明図である。
2…点火スイッチ、 10…燃焼部、 11…バーナ、
12…マグネット電磁弁、 13…メイン弁、 14…
電極、 15…熱電対、 16…サーミスタ、 20…
イグナイター、 30…制御回路、 40…電池、 5
0…電圧低下報知部、 51…レギュレータ、 60…
充電部、70…起動回路。
12…マグネット電磁弁、 13…メイン弁、 14…
電極、 15…熱電対、 16…サーミスタ、 20…
イグナイター、 30…制御回路、 40…電池、 5
0…電圧低下報知部、 51…レギュレータ、 60…
充電部、70…起動回路。
Claims (2)
- 【請求項1】 電池を電源として燃焼制御を行なうと共
に、供給電圧が所定電圧以下に低下した時に燃焼制御を
停止する燃焼制御部と、 点火操作時に上記電池に接続されて作動する点火用イグ
ナイターとを備えた燃焼制御装置において、 上記電池から上記燃焼制御部への電力供給ラインには、
上記電池により充電されるコンデンサと、上記電池から
上記コンデンサへの充電方向にのみ電流を流す整流回路
とを備えたことを特徴とする燃焼制御装置。 - 【請求項2】 上記点火用イグナイターの作動できる最
低電池電圧が、上記燃焼制御部が燃焼制御を停止する所
定電圧より低い事を特徴とする請求項1記載の燃焼制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34675095A JPH09159158A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 燃焼制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34675095A JPH09159158A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 燃焼制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09159158A true JPH09159158A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18385563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34675095A Pending JPH09159158A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 燃焼制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09159158A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019148425A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 株式会社パロマ | ガス器具 |
-
1995
- 1995-12-12 JP JP34675095A patent/JPH09159158A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019148425A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 株式会社パロマ | ガス器具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |