JP2016215509A - Idカード作成装置及びidカード作成システム - Google Patents

Idカード作成装置及びidカード作成システム Download PDF

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Abstract

【課題】持込顔画像データの適否判定を容易に行うことができるIDカード作成装置及びIDカード作成システムを提供する。【解決手段】IDカード作成装置は、持込顔画像データがIDカード専用顔画像データであるか否か判定する第1判定部と、持込顔画像データがIDカードの作成に使用可能か否か判定する第2判定部と、持込顔画像データがIDカードの作成に使用できないと判定された場合に、申請者を撮像して直接顔画像データを生成する撮像部と、IDカード専用顔画像データ、又はIDカードの作成に使用可能と判定された持込顔画像データ、又は直接顔画像データに対して画像処理を施し、プリント用顔画像データを生成する画像処理部と、プリント用顔画像データをカード基材にプリントしてIDカードを作成するプリンタと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、申請者が希望する顔画像を採用することが可能なIDカード作成装置及びIDカード作成システムに関する。
身分証明書などの身分確認時に用いられるIDカードには、例えば、氏名、住所などの文字、会員番号や個人を識別できる数字等とともに、顔画像が印刷されている。このようなIDカードを作成する場合、申請者は予め申請書に必要事項を記入して提出するとともに、申請者の顔画像をカメラにより撮像する。
通常、カメラによる申請者の顔画像の撮像は申請場所にて行われるが、申請者によっては自分が希望する顔画像を予め入手してこれを持込み、持込んだ顔画像をIDカードに印刷することを希望する場合がある。
現在、申請者による顔画像の持込みは、例えば、顔画像をプリントした写真を申請書に貼付し、この写真をスキャナで読み取ることで行われている。また、顔画像データが格納された可搬記憶媒体を申請者が持込み、可搬記憶媒体から顔画像データを取り込むことも行われている。
しかし、写真をスキャナで読み取ると、IDカードに印刷される顔画像の画像品質が劣化し、申請者の要求品質を満たさない場合があった。可搬記憶媒体により顔画像データを持ち込む場合は、画像品質の劣化を防止できるが、持ち込まれた顔画像データがIDカードへの印刷に不適当なものである場合がある。そのため、係員等が、持ち込まれた顔画像データをディスプレイに表示して確認する必要があり、手間がかかっていた。
特開2014−83704号公報
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、持込顔画像データの適否判定を容易に行うことができるIDカード作成装置及びIDカード作成システムを提供することを課題とする。
本発明の一態様によるIDカード作成装置は、IDカードを作成するIDカード作成装置であって、持込顔画像データの入力を受け付ける入力部と、前記持込顔画像データがIDカード専用顔画像データであるか否か判定する第1判定部と、前記第1判定部によりIDカード専用顔画像データでないと判定された持込顔画像データが、IDカードの作成に使用可能か否か判定する第2判定部と、前記第2判定部により前記持込顔画像データがIDカードの作成に使用できないと判定された場合に、申請者を撮像して直接顔画像データを生成する撮像部と、前記第1判定部によりIDカード専用顔画像データと判定された持込顔画像データ、前記第2判定部によりIDカードの作成に使用可能と判定された持込顔画像データ、又は前記直接顔画像データに対して画像処理を施し、プリント用顔画像データを生成する画像処理部と、前記プリント用顔画像データをカード基材にプリントしてIDカードを作成するプリンタと、を備えるものである。
本発明の一態様によるIDカード作成装置において、前記第2判定部は、前記持込顔画像データの解像度、画像サイズ、及び背景色が所定の条件を満たしているか否か判定することを特徴とする。
本発明の一態様によるIDカード作成装置において、前記IDカード専用顔画像データであると判定された持込顔画像データは暗号化処理が施されており、前記画像処理部はこの持込顔画像データの復号化処理を行うことを特徴とする。
本発明の一態様によるIDカード作成システムは、利用者の顔画像を撮像する証明写真撮影装置と、上記IDカード作成装置と、を備えるIDカード作成システムであって、前記証明写真撮影装置は、証明写真の用途の選択を受け付ける用途選択部を有し、用途としてIDカードが選択された場合、利用者の顔画像を撮像して、前記IDカード専用顔画像データを生成して出力することを特徴とする。
本発明の一態様によるIDカード作成システムにおいて、前記証明写真撮影装置は、前記IDカード専用顔画像データに暗号化処理を施して出力することを特徴とする。
本発明の一態様によるIDカード作成システムにおいて、前記証明写真撮影装置は、前記IDカード専用顔画像データを前記IDカード作成装置と通信可能に接続されているサーバ装置へ送信することを特徴とする。
本発明によれば、IDカード作成にあたり、申請者により持ち込まれた持込顔画像データの適否判定を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係るIDカード作成システムの概略構成図である。 IDカードの表面を示す図である。 同実施形態に係る証明写真撮影装置の概略構成図である。 演算制御装置の概略構成図である。 画像処理プログラムの実行により実現される機能ブロック図である。 同実施形態に係るIDカード作成装置の概略構成図である。 同実施形態に係るIDカード作成方法を説明するフローチャートである。 変形例によるIDカード作成システムの概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るIDカード作成システムの概略構成図である。図1に示すように、IDカード作成システムは、証明写真撮影装置1と、IDカード発行所に設けられたIDカード作成装置3とを備えるものである。
IDカード作成の申請を行う申請者Pは、証明写真撮影装置1でIDカードにプリントするための顔画像を撮影し、顔画像データを自身が所有する携帯端末2に格納する。携帯端末2は、無線通信機能を有しており、例えばスマートフォンやタブレット端末を用いることができる。申請者Pは、IDカード発行所において、IDカード作成の申請書を提出すると共に、携帯端末2からIDカード作成装置3へ顔画像データを転送する。
IDカード作成装置3は、申請書の記載事項と、携帯端末2から転送された顔画像とをカード基材にプリントして、IDカード4を作成する。例えば、図2に示すように、IDカード4は、カード基材41とICチップ42とを含む運転免許証のようなICカードであり、カード表面には氏名・住所等の文字や数字からなる印字部43、及び顔画像44が設けられている。ICチップ42には、印字部43に印字された情報や、顔画像44の画像データ等が格納される。
図3に示すように、証明写真撮影装置1は、申請者Pの撮影を行う撮影空間を有するボックス型の撮影装置であり、申請者Pを撮影して撮影画像データを生成する撮影装置12と、この撮影画像データに対して画像処理を施す演算制御装置10と、申請者Pから各種指示を受け付けると共に、プレビュー画像や各種情報を表示するタッチパネル(指示受付部及び表示部)14と、撮影装置12が申請者Pを撮影する際に光を照射するストロボ18と、を備える。
この証明写真撮影装置1は、人物画像と背景画像を合成した合成画像を作成することができる。そのため、証明写真撮影装置1における申請者Pの背中側の壁紙は、後述するクロマキー合成に適した色、例えば青色や黄緑色になっている。また、証明写真撮影装置1には、合成画像を印画物にプリントして出力するプリンタ16が設けられている。プリンタ16のプリント方式は特に限定されず、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、溶融型熱転写方式等を用いることができる。
撮影装置12は、例えばデジタルカメラであり、レンズ、シャッタ、CMOSセンサ、A/D変換器等を有する。撮影装置12が申請者Pを撮影する場合には、CMOSセンサが、レンズにより収束された撮影光を、シャッタを介して受光すると共に、受光面に結像された光学像を光電変換し、画像信号として出力する。そして、A/D変換器が、CMOSセンサから出力された画像信号をA/D変換し、撮影画像データを生成する。撮影装置12は、撮影画像データを演算制御装置10へ出力する。
タッチパネル14は、操作ボタンを表示し、操作ボタンが押されると、その操作ボタンに対応した操作指示を受け付ける。例えば、タッチパネル14は、ユーザ(申請者P)から、証明写真の用途や出力形式の指示を受け付ける。証明写真の用途は、例えば、運転免許証等のIDカードや、履歴書、パスポート申請などの申請書、資格・試験などの受験票用等である。出力形式は、印画紙、又はデジタルデータである。
出力形式として印画紙が選択された場合は、プリンタ16により合成画像が印画紙にプリントされて出力される。出力形式としてデジタルデータが選択された場合は、証明写真撮影装置1は、画像データを、申請者Pが所有する携帯端末2や、USBメモリ等の可搬記憶媒体に格納するように出力する。
また、タッチパネル14は、複数の背景画像候補を表示するとともに、ユーザから背景画像の選択指示を受け付けることができる。
証明写真撮影装置1には、申請者Pが印画物の代金として支払う貨幣を受け入れたり、釣銭を払い出したりする課金部(図示せず)がさらに設けられている。また、証明写真撮影装置1に、電子マネーでの支払いを受け付ける課金部が設けられていてもよい。
演算制御装置10は、撮影装置12、タッチパネル14、プリンタ16、ストロボ18、及び課金部に接続されており、各部の制御やデータの受け渡しを行う。
図4に、演算制御装置10のハードウェア構成を示す。演算制御装置10は、CPU(中央演算処理部)100、メインメモリ102、ディスク装置104、入出力部106、及び無線通信部108を有する。演算制御装置10の各部はバスを介して接続されている。
ディスク装置104は、例えばハードディスクドライブであり、CPU100により実行される画像処理プログラム110、及び人物画像に合成される背景画像データ112を格納する。背景画像データ112は、色や模様の異なる複数の背景画像のデータを含む。
CPU100は、ディスク装置104内の画像処理プログラム110をメインメモリ102にロードして、画像処理プログラム110を実行する。
図5に、CPU100が画像処理プログラム110を実行することで実現される機能ブロック図を示す。画像処理プログラム110の実行により、用途選択部120、出力形式選択部122、背景選択部124、画像処理部126、及び送信制御部128が実現される。
用途選択部120は、証明写真の複数の用途をタッチパネル14に表示し、申請者Pから用途の選択を受け付ける。出力形式選択部122は、タッチパネル14を介して、申請者Pから、撮影した画像を印画紙にプリントして出力するか、USBメモリ等の記憶媒体にデータとして出力するか、又はデータを携帯端末2に転送するかの選択を受け付ける。
背景選択部124は、用途選択部120が受け付けた証明写真の用途に対応する複数の背景画像候補を背景画像データ112から取り出し、タッチパネル14に表示する。背景選択部124は、タッチパネル14を介して申請者Pから背景画像の選択指示を受け付ける。例えば、証明写真の用途として運転免許証等のIDカードが選択された場合、単色の薄い灰色、薄い茶色、及び薄い青色の背景画像が候補としてタッチパネル14に表示される。
背景選択部124は、タッチパネル14を介して申請者Pから背景画像の選択指示を受け付けると、選択された背景画像のデータを画像処理部126に渡す。
画像処理部126は、クロマキー合成による処理を用いて、撮影装置12により生成された撮影画像内の人物画像と、背景選択部124から受け取った背景画像とを合成して、合成画像データを作成する。具体的には、画像処理部126は、撮影画像内の人物と背景色との色差を判別し、撮影画像から人物画像を切り抜く。ここで判別される色差とは、色相差、彩度差、又は色相差及び彩度差の組み合わせである。
そして、画像処理部126は、背景選択部124から受け取った背景画像と、切り抜いた人物画像とを重ね合わせることで、画像合成を行う。
また、画像処理部126は、被撮影者(申請者P)の顔の傾き、目瞑り、口の開き、衣類や頭髪で顔が隠れていないか等を検出し、必要に応じて撮り直しを行い、証明写真に適した顔画像を生成する。
出力形式選択部122が、出力形式として印画紙プリントの指示を受け付けている場合、画像処理部126は、作成した合成画像データを、プリンタ16でプリントする写真サイズに対応したサイズに縮小(リサイズ)し、プリント用画像データを生成する。プリンタ16でプリントされる写真サイズは、用途選択部120が受け付けた証明写真の用途に対応している。プリント用画像データは、演算制御装置10の入出力部106を介してプリンタ16へ出力される。
プリンタ16は、プリント用画像データを印画紙にプリントして出力する。
出力形式選択部122が、出力形式として、USBメモリ等の記憶媒体への出力、又は携帯端末2への転送の指示を受け付けている場合、画像処理部126は、合成画像データに暗号化処理を施す。特に、用途選択部120が受け付けた証明写真の用途が運転免許証等のIDカードである場合、画像処理部126は、撮影日時の情報を付加した上で暗号化処理を施し、IDカード専用顔画像データを作成する。
証明写真撮影装置1で生成されたIDカード専用顔画像データの顔画像は、解像度、画像サイズ、背景、明るさ等、IDカードへの印刷に適したものとなっている。画像処理部126は、証明写真撮影装置1においてIDカードを用途として撮影を行ったことを示す識別情報を、IDカード専用顔画像データに付加する。
送信制御部128は、画像処理部126により暗号化処理が施されたデータを、証明写真撮影装置1に接続された記憶媒体に格納したり、無線通信部108を介して携帯端末2へ転送したりする。
IDカード作成の申請を行う申請者Pは、事前に証明写真撮影装置1にて顔画像を撮影する。この時、申請者Pは、用途としてIDカードを選択し、出力形式として携帯端末2への転送を選択する。証明写真撮影装置1のタッチパネル14には、IDカードに適した複数の背景画像の候補が表示され、申請者Pは好みのものを選択する。証明写真撮影装置1は、申請者Pの顔を撮影し、選択された背景画像と合成し、IDカード専用顔画像データを携帯端末2へ転送する。申請者Pは、IDカード専用顔画像データが転送された携帯端末2をIDカード発行所へ持参する。
IDカード発行所には、図6に示すIDカード作成装置3が設けられている。図6に示すように、IDカード作成装置3は、制御装置30と、過去に発行されたIDカードの所有者の情報や顔画像データを格納するホストサーバ31と、申請者Pの顔画像を撮像する撮像部32と、申請者Pから持ち込まれた顔画像データが入力されるデータ入力部33と、申請者Pから提出された申請書中の文字を読み取る文字情報読取部34と、表示部35と、プリンタ36とを備える。
撮像部32は、例えばデジタルカメラである。
データ入力部33は、無線通信機能を有し、携帯端末2から持込顔画像データを受信することができる。また、データ入力部33は、USBメモリ等の記憶媒体に格納された持込顔画像データを読み取ることができる。
申請者Pから提出された申請書には氏名や住所等の文字が記載されている。文字情報読取部34はOCR(光学文字認識)機能を有し、申請書中の文字を読み取る。読み取られた文字情報は、図2に示すIDカード4の印字部43に印字される。
制御装置30は、例えばコンピュータからなり、画像取得部302、第1判定部304、第2判定部306、画像処理部308を有する。画像取得部302は、データ入力部33を介して、申請者Pにより持ち込まれた持込顔画像データを取得する。また、画像取得部302は、申請者Pが過去にIDカードを作成したことがある場合、申請者Pが前回IDカードを作成した時の顔画像データ(過去顔画像データ)をホストサーバ31から取得する。
第1判定部304及び第2判定部306は、申請者Pから持ち込まれた持込顔画像データが、IDカードにプリントするものとして適当か否かを判定する。
第1判定部304は、持込顔画像データが、証明写真撮影装置1により作成されたIDカード専用顔画像データであるか否か判定する。第1判定部304は、持込顔画像データに、上述の証明写真撮影装置1においてIDカードを用途として撮影を行ったことを示す識別情報が付加されているか否かを検出し、この識別情報が付加されている場合は、持込顔画像データがIDカード専用顔画像データであると判定する。
さらに、第1判定部304は、持込顔画像データがIDカード専用顔画像データである場合、このIDカード専用顔画像データの作成日(撮影日)を検出し、データ作成日が所定期間内であるか否か判定してもよい。例えば、作成するIDカードが運転免許証である場合、データ作成日が申請日から6ヶ月以内であるか否か判定される。
識別情報が付加されていない場合、持込顔画像データはIDカード専用顔画像データではない。そのため、第2判定部304は、持込顔画像データがIDカードへのプリントに使用可能となるための条件を満たしているか否かを判定する。例えば、第2判定部304は、持込顔画像データの解像度が所定値以上であるか、画像サイズが所定サイズ以上であるか、背景色が所定の色であるか、顔の位置や大きさが所定の範囲に収まっているか、目が開いているか、顔が隠れていないか、適切な表情であるか、作成日(撮影日)が所定期間内であるか等を判定する。
これらの条件が満たされていない場合、第2判定部304は持込顔画像データが使用できないと判定する。この場合、撮像部32により申請者Pを撮像して、直接顔画像データを生成する。画像取得部302は、撮像部32により生成された直接顔画像データを取得する。
表示部35は、例えば液晶ディスプレイであり、持込顔画像データを表示することができる。表示部35に持込顔画像データを表示し、IDカード発行所の係員が申請者Pと同一人物か否か目視確認できるようにしてもよい。
画像処理部308は、持込顔画像データがIDカード専用顔画像データである場合、復号化処理を行い、顔画像データを復号する。画像処理部308は、持込顔画像データ又は直接顔画像データを、IDカードへのプリントに対応したサイズに縮小(リサイズ)し、プリント用顔画像データを生成する。画像処理部308は、必要に応じて、トリミングなどの修正を行ってもよい。
また、画像取得部302は、持込顔画像データ又は直接顔画像データと、ホストサーバ31から取り出した過去顔画像データとを比較し、本人確認を行ってもよい。
プリント用画像データと、文字情報読取部34により読み取られた文字情報とがプリンタ36へ送信される。プリンタ36は、カード基材41に文字情報及びプリント用画像データをプリントして、IDカード4を作成する。
図7は、申請者Pにより顔画像データが持ち込まれた場合のIDカード作成方法を説明するフローチャートである。
申請者Pは、IDカードの作成にあたり、住所や氏名等を記載した申請書を提出する(ステップS101)。提出された申請書の記載内容は、文字情報読取部34により読み取られる(ステップS102)。
データ入力部33を介して、申請者Pにより持ち込まれた顔画像データが入力される(ステップS103)。例えば、申請者Pが所有する携帯端末2から顔画像データが転送されたり、USBメモリ等の記憶媒体から顔画像データを読み出したりする。
第1判定部304が、持込顔画像データに、証明写真撮影装置1においてIDカードを用途として撮影を行ったことを示す識別情報が付加されているか否かを検出する(ステップS104)。
識別情報が付加されている場合、持込顔画像データはIDカード専用顔画像データであると判定し(ステップS104_Yes)、画像処理部308が、IDカード専用顔画像データに対し復号化処理を行い、顔画像データを復号する(ステップS105)。
識別情報が付加されていない場合、持込顔画像データはIDカード専用顔画像データでないと判定し(ステップS104_No)、第2判定部304により、持込顔画像データがIDカードへのプリントに使用可能となるための条件を満たしているか否か判定される(ステップS106)。例えば、持込顔画像データの画像サイズ、背景色、顔の位置や大きさ、表情等が所定の条件を満たしているか否か判定される。
条件が満たされている場合、持込顔画像データが使用可能と判定される(ステップS106_Yes)。条件が満たされていない場合、持込顔画像データはIDカードに使用できないと判定され(ステップS106_No)、撮像部32により申請者Pを撮像して、直接顔画像データを生成する(ステップS107)。
画像処理部308が、持ち込まれたIDカード専用顔画像データ、又は各種条件を満たした持込顔画像データ、又は直接顔画像データに対し、必要に応じてリサイズやトリミング等の画像処理を施し、プリント用顔画像データを生成する(ステップS108)。
プリント用画像データと、ステップS102で文字情報読取部34により読み取られた文字情報とがプリンタ36へ転送される。プリンタ36が、プリント用画像データ及び文字情報を用いて、カード基材41に印字部43及び顔画像44をプリントしてIDカード4を作成する(ステップS109)。また、図示しないデータ格納部により、プリント用画像データ及び文字情報がICチップ42に格納される。
このように、本実施形態によれば、証明写真撮影装置1によりIDカード用に撮影されたIDカード専用顔画像データには、そのことを示す識別情報が付されている。IDカード作成装置3は、申請者Pから持ち込まれた持込顔画像データに、この識別情報が付されている場合、顔画像データの解像度や背景色等をチェックすることなく、IDカードへのプリントに利用可能と速やかに判定することができる。
IDカード専用顔画像データは暗号化されて携帯端末2等に保存されるため、申請者Pによる加工・改変を防止できる。
IDカード作成装置3は、識別情報が付されていない持込顔画像データについてのみ、顔画像データの解像度や背景色等をチェックし、使用可能か否か判定すればよい。そのため、申請者Pにより持ち込まれた持込顔画像データの適否判定を容易に行うことができる。
上記実施形態では、証明写真撮影装置1が、識別情報の付されたIDカード専用顔画像データを申請者Pが所有する携帯端末2等へ出力する例について説明したが、図8に示すように、IDカード専用顔画像データをサーバ装置5へ送信し、格納するようにしてもよい。
この場合、証明写真撮影装置1は、申請者Pを特定する個人特定情報の入力を受け付け、IDカード専用顔画像データと個人特定情報とを紐付けてサーバ装置5へ送信する。個人特定情報には様々なものを使用することができ、例えば、IDカード発行組織における登録番号でもよいし、申請者Pの電話番号等でもよいし、携帯端末2にインストールされている専用アプリのアプリIDでもよい。
IDカード作成装置3は、申請者Pから個人特定情報の入力を受け付けると、サーバ装置5から、この個人特定情報に紐付けられたIDカード専用顔画像データを取り出す。個人特定情報の入力は、文字情報読取部34による申請書の文字の読み取りでもよいし、携帯端末2をかざしてアプリID等を受信することでもよい。
サーバ装置5から取り出す顔画像データは証明写真撮影装置1により作成されたIDカード専用顔画像データであることが明らかであるため、上述したような識別情報は付加しなくてよい。また、サーバ装置5に格納しておくことで、顔画像データの加工・改変を防止できるため、IDカード専用顔画像データの暗号化処理は省略してもよい。
IDカード作成装置3を運転免許証(以下、免許証と記載する)の更新発行装置として使用する場合、ホストサーバ31は、免許証の所有者の過去顔画像データと、免許証に記載される個人情報とを、免許証番号に紐付けて格納する。免許証に記載される個人情報は、例えば、住所、氏名、免許種類情報が含まれる。免許証の所有者が引っ越しをしたり、改名をしたりした場合は、ホストサーバ31内の個人情報が変更される。
免許証の更新時に所有者が個人情報の変更申請を行った場合、受付のオペレータが申請書の変更内容を確認し、受付端末を操作して、ホストサーバ31内の個人情報を更新する。制御装置30は、免許証更新申請者の免許証番号に紐付けられている個人情報をホストサーバ31から取り出し、プリント用画像データ(持込顔画像データ又は直接顔画像データ)と、ホストサーバ31から取り出した個人情報とをプリンタ36へ送信し、新しい免許証を作成する。
新たな免許証の発行に伴い、免許証にプリントされた持込顔画像データ又は直接顔画像データが、免許証番号に紐付けられてホストサーバ31に格納され、免許証所有者の過去顔画像データが更新される。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 証明写真撮影装置
2 携帯端末
3 IDカード作成装置
4 IDカード
5 サーバ装置

Claims (6)

  1. IDカードを作成するIDカード作成装置であって、
    持込顔画像データの入力を受け付ける入力部と、
    前記持込顔画像データがIDカード専用顔画像データであるか否か判定する第1判定部と、
    前記第1判定部によりIDカード専用顔画像データでないと判定された持込顔画像データが、IDカードの作成に使用可能か否か判定する第2判定部と、
    前記第2判定部により前記持込顔画像データがIDカードの作成に使用できないと判定された場合に、申請者を撮像して直接顔画像データを生成する撮像部と、
    前記第1判定部によりIDカード専用顔画像データと判定された持込顔画像データ、前記第2判定部によりIDカードの作成に使用可能と判定された持込顔画像データ、又は前記直接顔画像データに対して画像処理を施し、プリント用顔画像データを生成する画像処理部と、
    前記プリント用顔画像データをカード基材にプリントしてIDカードを作成するプリンタと、
    を備えるIDカード作成装置。
  2. 前記第2判定部は、前記持込顔画像データの解像度、画像サイズ、及び背景色が所定の条件を満たしているか否か判定することを特徴とする請求項1に記載のIDカード作成装置。
  3. 前記IDカード専用顔画像データであると判定された持込顔画像データは暗号化処理が施されており、前記画像処理部はこの持込顔画像データの復号化処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のIDカード作成装置。
  4. 利用者の顔画像を撮像する証明写真撮影装置と、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のIDカード作成装置と、
    を備えるIDカード作成システムであって、
    前記証明写真撮影装置は、証明写真の用途の選択を受け付ける用途選択部を有し、用途としてIDカードが選択された場合、利用者の顔画像を撮像して、前記IDカード専用顔画像データを生成して出力することを特徴とするIDカード作成システム。
  5. 前記証明写真撮影装置は、前記IDカード専用顔画像データに暗号化処理を施して出力することを特徴とする請求項4に記載のIDカード作成システム。
  6. 前記証明写真撮影装置は、前記IDカード専用顔画像データを前記IDカード作成装置と通信可能に接続されているサーバ装置へ送信することを特徴とする請求項4に記載のIDカード作成システム。
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