JP2007293594A - Idカード発行システム及びidカード発行方法 - Google Patents

Idカード発行システム及びidカード発行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易に且つ低コストに暗証情報を管理することができるIDカード発行システム及びIDカード発行方法を提供する。
【解決手段】IDカード発行システム1において、受付交付装置11に、申請者が暗証番号を入力する暗証番号入力部と、当該入力された暗証番号を暗号化する暗号化プログラムを実行したCPUと、当該暗号化された暗号化暗証番号を、申請書にプリント出力する暗号化暗証番号プリント部と、を備え、作成装置12に、暗号化暗証番号プリント部により申請書に出力された暗号化暗証番号を解読する解読プログラムを実行したCPUと、当該解読された暗証番号を含むIDカード情報を記憶したIDカードを作成するIDカード作成部と、を備えるよう構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、IDカード発行システム及びIDカード発行方法に関する。
従来、運転免許証等のIDカードは、例えば、申請者からの申請書の提出によってIDカードの発行申請を受け付ける受付装置と、当該受付装置により受け付けられたIDカードの発行申請に従って申請者のIDカードを作成する作成装置と、当該作成装置により作成されたIDカードを申請者に交付する交付装置と、を備えるIDカード発行システムによって発行されるようになっている。
IDカード発行システムは、受付装置と作成装置に接続されるサーバ装置を備えている場合が多く、この場合、例えば、受付装置において、オペレータが申請書に記入された暗証情報等を入力し、サーバ装置において、当該入力された暗証情報等が保存され、作成装置において、当該保存された暗証情報等がサーバ装置から取得されて当該取得された暗証情報等を記憶したIDカードが作成されるようになっている。
したがって、この場合、IDカードに記憶される暗証情報は、第三者(オペレータ)が知り得る状況にあるため、セキュリティー上問題がある。
さらに、この場合、IDカード発行システムにおいてIDカードが発行された後でも、暗証情報はサーバ装置に保存されたままであるため、セキュリティー上問題がある。
そこで、例えば、IDカードの発行申請時に、申請者に暗証情報を入力させるIDカード発行システムが提案された(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−284739号公報
しかしながら、特許文献1のIDカード発行システムは、IDカード発行時における暗証情報に対するセキュリティー上の問題は回避できるものの、IDカード発行後における暗証情報に対するセキュリティー上の問題は回避できない。すなわち、サーバ装置に保存された暗証情報を、IDカード発行後においても厳重なセキュリティー下で管理しなければならず、莫大な手間とコストがかかる。
また、IDカード発行システムにおいては、例えば、受付装置と作成装置が、異なる場所に設置されている場合が多く、さらに、オンラインで繋がっていない場合も多い。
この場合、例えば、受付装置が設置された場所から作成装置が設置された場所に、申請書が郵送されて、この郵送された申請書に基づいて、作成装置においてIDカードが作成されるようになっている。したがって、郵送時に申請書に記入された暗証情報が漏洩しないよう、暗証情報を高度なセキュリティー下で管理しなければならず、莫大な手間とコストがかかる。
さらに、この場合においても、IDカード発行後、申請書や申請書のイメージを保存しておくようになっているため、やはり、暗証情報を厳重なセキュリティー下で管理しなければならず、莫大な手間とコストがかかる。
本発明の課題は、簡易に且つ低コストに暗証情報を管理することができるIDカード発行システム及びIDカード発行方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
申請者からの申請書の提出によってIDカードの発行申請を受け付ける受付装置と、当該受付装置により受け付けられた申請者からのIDカードの発行申請に従って当該申請者のIDカードを作成するの作成装置と、を備えるIDカード発行システムにおいて、
前記受付装置は、
前記申請者の暗証情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された暗証情報を暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化手段により暗号化された暗号化暗証情報を、前記申請書に出力する出力手段と、
を備え、
前記作成装置は、
前記出力手段により申請書に出力された暗号化暗証情報を解読する解読手段と、
前記解読手段により解読された暗証情報を含むIDカード情報を記憶したIDカードを作成する作成手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のIDカード発行システムにおいて、
前記作成装置は、
前記解読手段により解読された暗証情報を記憶する記憶手段と、
前記作成手段により作成されたIDカードに記憶された暗証情報を、前記記憶手段から消去するよう指示する指示手段と、
を備え、
前記記憶手段は、前記指示手段からの指示に従って、前記暗証情報を消去することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載のIDカード発行システムにおいて、
前記暗号化手段は、所定の第1鍵を使用して、前記暗証情報を暗号化し、
前記解読手段は、前記所定の第1鍵に対応する所定の第2鍵を使用して、前記暗号化暗証情報を解読することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3の何れか一項に記載のIDカード発行システムにおいて、
当該IDカード発行システムは、前記作成装置により作成されたIDカードを前記申請者に交付する交付装置を備え、
前記交付装置は、
前記申請者の暗証情報を入力する第2入力手段と、
前記作成手段により作成されたIDカードに記憶された暗証情報を読み出す読出手段と、
前記第2入力手段により入力された暗証情報と、前記読出手段により読み出された暗証情報と、が一致するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果を出力する判定結果出力手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4の何れか一項に記載のIDカード発行システムにおいて、
前記申請者の暗証情報は、暗証番号又は当該申請者の生体認証情報であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、
請求項1〜5の何れか一項に記載のIDカード発行システムにおいて、
前記受付装置及び/又は前記作成装置がオフラインであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、
請求項1に記載のIDカード発行システムにおけるIDカード発行方法において、
前記入力手段が、前記申請者の暗証情報を入力する入力ステップと、
前記暗号化手段が、前記入力ステップで入力された暗証情報を暗号化する暗号化ステップと、
前記出力手段が、前記暗号化ステップで暗号化された暗証情報を、前記申請書に出力する出力ステップと、
前記解読手段が、前記出力ステップで申請書に出力された暗号化暗証情報を解読する解読ステップと、
前記作成手段が、前記解読ステップで解読された暗証情報を含むIDカード情報を記憶したIDカードを作成する作成ステップと、
を備えることを特徴とする。
請求項1及び7に記載の発明によれば、暗号化暗証情報を、申請書にプリント出力することができるため、申請書の郵送時やIDカード発行後における、申請書に記入された暗証情報の漏洩を防止することができることとなって、簡易に且つ低コストに暗証情報を管理することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、指示手段により指示されると、記憶手段に記憶された暗証情報が消去されるため、IDカード発行後における、記憶手段に記憶された暗証情報の漏洩を防止することができることとなって、より一層、簡易に且つ低コストに暗証情報を管理することができる。
また、例えば、IDカードの作成に失敗した場合でも、指示手段により指示されるまでは、暗証情報は記憶手段に記憶されたままであるため、再度申請書から暗号化暗証情報を解読して暗証情報を取得する必要がなくなって、使い勝手がよい。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、暗証情報を、所定の第1鍵を使用して暗号化し、当該暗号化された暗号化暗証情報を、所定の第2鍵を使用して解読するため、利便性が高い。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、作成装置により作成されたIDカードを、申請者(IDカードを受け取りに来た者)に交付する前に、当該IDカードを受け取りに来た者が入力した暗証情報と、当該作成されたIDカードに記憶された暗証情報と、が一致するか否か判定することができるため、申請者になりすました者にIDカードを交付してしまうことを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、暗証情報を、暗証番号又は申請者の生体認証情報とすることができるので、簡易且つ確実に暗証情報を設定することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、受付装置及び/又は作成装置がオフラインであるため、受付装置から作成装置に申請書を郵送しなければならないが、当該郵送時における、申請書に記入された暗証情報の漏洩も防止することができることとなって、簡易に且つ低コストに暗証情報を管理することができる。
以下、図を参照して、本発明にかかるIDカード発行システム及びIDカード発行方法の最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態におけるIDカード発行システム1及びIDカード発行方法について説明する。
<IDカード発行システムの構成>
まず、IDカード発行システム1の構成について、図1〜3を参照して説明する。
IDカード発行システム1は、例えば、図1に示すように、申請者からの申請書の提出によってIDカードの発行申請を受け付けるとともに、作成装置13により作成されたIDカードを当該申請者に交付する受付交付装置11と、受付交付装置11により受け付けられた申請者からのIDカードの発行申請に従って当該申請者のIDカードを作成する作成装置13と、を備えて構成される。
また、IDカード発行システム1は、例えば、作成装置13と接続するサーバ装置15を備えている。
IDカード発行システム1においては、例えば、受付交付装置11と作成装置13とが、異なる場所に設置されており、オンラインで繋がっていないこととする。
そして、申請者から提出された申請書は、例えば、受付交付装置11が設置された場所から作成装置13が設置された場所に郵送され、作成装置13により作成されたIDカードは、作成装置13が設置された場所から受付交付装置11が設置された場所に郵送されることとする。
申請者から提出された申請書には、例えば、申請者の証明写真が貼付されており、申請者のID番号や申請者の個人情報(住所、氏名、国籍・本籍、生年月日など)などが記入されている。
また、申請書には、例えば、暗号化暗証情報としての暗号化暗証番号がプリント出力される「暗号化暗証番号プリント欄」が設けられている。
サーバ装置15は、例えば、図1に示すように、個人情報データベース151を有している。
個人情報データベース151は、例えば、申請者のID番号と、当該申請者の個人情報と、などを対応付けて記憶している。
(受付交付装置の構成)
受付交付装置11は、例えば、図2に示すように、暗証番号入力部111と、暗号化暗証番号プリント部112と、暗証番号読出部113と、表示部114と、制御部115と、などを備えて構成される。
暗証番号入力部111は、例えば、数字キー等から構成され、申請者のキー操作に伴う押下信号を、制御部115に出力する。
具体的には、暗証番号入力部111は、例えば、入力手段及び第2入力手段として、申請者が暗証情報としての暗証番号(例えば、4桁の数字)を入力する際に操作される。
暗号化暗証番号プリント部112は、例えば、出力手段として、制御部115から入力される制御信号に従って、暗号化プログラム1153aを実行したCPU1151(後述)により暗号化された暗号化暗証番号(例えば、文字列)を、申請者が提出した申請書の「暗号化暗証番号プリント欄」にプリント出力する。
暗証番号読出部113は、例えば、読出手段として、制御部115から入力される制御信号に従って、作成装置13により作成されたIDカードに組み込まれた磁気テープやICチップに記憶された暗証番号を読み出して、制御部115に出力する。
暗証番号読出部113としては、例えば、磁気読取装置やリーダ/ライタユニット(R/Wユニット)などが適用可能である。
表示部114は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等から構成され、制御部115から入力される表示信号に従って所与の表示処理を行う。
具体的には、表示部114は、例えば、判定結果出力手段として、判定プログラム1153bを実行したCPU1151(後述)による判定結果を出力する。
制御部115は、例えば、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)1151と、RAM(Random Access Memory)1152と、ROM(Read Only Memory)1153と、などを備えている。
CPU1151は、ROM1153に記憶された受付交付装置11用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM1152は、CPU1151によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
ROM1153は、受付交付装置11で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU1151によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM1153に記憶されている。
具体的には、ROM1153は、例えば、図2に示すように、暗号化プログラム1153aと、判定プログラム1153bと、などを記憶している。
暗号化プログラム1153aは、例えば、暗号化手段として、申請者による暗証番号入力部111の操作により入力された暗証番号(例えば、4桁の数字)を暗号化して、暗号化暗証番号(例えば、文字列)を生成する機能を、CPU1151に実現させる。
具体的には、CPU1151は、例えば、所定の第1鍵(例えば、所定の公開鍵)を使用して、暗証番号を暗号化する。
CPU1151は、かかる暗号化プログラム1153aを実行することによって、暗号化手段として機能する。
判定プログラム1153bは、例えば、暗証番号入力部111により入力された暗証番号(具体的には、作成装置13により作成されたIDカードの交付時に申請者が入力した暗証番号)と、暗証番号読出部113により読み出された暗証番号(具体的には、作成装置13により作成されたIDカードに記憶された暗証番号)と、が一致するか否かを判定する機能を、CPU1151に実現させる。
CPU1151は、かかる判定プログラム1153bを実行することによって、判定手段として機能する。
(作成装置の構成)
作成装置13は、例えば、図3に示すように、暗号化暗証番号・ID番号読取部131と、記憶部132と、撮影部133と、IDカード作成部134と、入力部135と、制御部136と、などを備えて構成される。
暗号化暗証番号・ID番号読取部131は、例えば、制御部136から入力される制御信号に従って、受付交付装置11が設置された場所から郵送された申請書の「暗号化暗証番号プリント欄」にプリント出力された暗号化暗証番号を読み取るとともに、当該申請書に記入されたID番号を読み取って、制御部136に出力する。
暗号化暗証番号・ID番号読取部131としては、例えば、スキャナや光学式文字読取装置(OCR装置)などが適用可能である。
記憶部132は、例えば、磁気テープ装置や磁気ディスク装置などの磁気記憶装置等から構成され、記憶手段として、制御部136から入力される制御信号に従って、暗号化暗証番号・ID番号読取部131により読み取られて解読プログラム1363aを実行したCPU1361(後述)により解読された暗証番号と、暗号化暗証番号・ID番号読取部131により読み取られたID番号とを対応付けて記憶する。
そして、制御部136は、例えば、オペレータにより操作された入力部135の指示に従って、記憶部132に記憶された所定の暗証番号やID番号を消去する。
すなわち、記憶部132には、暗証番号やID番号が、一時的に記憶される。
撮影部133は、例えば、制御部136から入力される制御信号に従って、受付交付装置11が設置された場所から郵送された申請書に貼付された証明写真を撮影し、所定の処理を施して証明写真画像を生成し、そして、制御部136に出力する。
IDカード作成部134は、例えば、作成手段として、制御部136から入力される制御信号に従って、解読プログラム1363aを実行したCPU1361(後述)により解読された暗証番号を含むIDカード情報を記憶したIDカードを作成する。
ここで、IDカード情報とは、例えば、暗証番号と、ID番号と、個人情報と、などを含む情報である。
具体的には、IDカード作成部134は、例えば、磁気書込装置やR/Wユニットなどから構成され、IDカード情報を、IDカードに組み込まれた磁気テープやICチップに記憶させる。さらに、IDカード作成部134は、例えば、IDカード情報や撮影部133により撮影されて生成された証明写真画像などを、IDカードの表面にプリント出力する。
入力部135は、例えば、カーソルキー、文字/数字キー、各種機能キーなどから構成され、オペレータのキー操作に伴う押下信号を制御部136に出力する。
具体的には、入力部135は、例えば、指示手段として、オペレータがIDカード作成部134により作成されたIDカードに記憶された暗証番号を、記憶部132から消去するよう指示する際に操作される。オペレータは、例えば、IDカード作成部134により作成されたIDカードを検品して、IDカードが正常に作成されていれば、記憶部132から暗証番号を消去するよう指示し、IDカードが正常に作成されていなければ、IDカードを作成し直すよう指示する。
また、入力部135は、例えば、サーバ装置15が有する個人情報データベース151に記憶された個人情報を更新するために、或いは、個人情報データベース151に新規の個人情報を記憶させるために、オペレータが申請書に記入されたID番号や個人情報を入力する際に操作される。
制御部136は、例えば、CPU1361と、RAM1362と、ROM1363と、などを備えている。
CPU1361は、ROM1363に記憶された作成装置13用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM1362は、CPU1361によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
ROM1363は、作成装置13で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU1361によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM1363に記憶されている。
具体的には、ROM1363は、例えば、図3に示すように、解読プログラム1363aと、IDカード作成制御プログラム1363bと、などを記憶している。
解読プログラム1373aは、例えば、受付交付装置11の暗号化暗証番号プリント部112により申請書に出力されて、暗号化暗証番号・ID番号読取部131により読み取られた暗号化暗証番号を解読する機能を、CPU1361に実現させる。
具体的には、CPU1361は、例えば、受付交付装置11の暗号化プログラム1153aを実行したCPU1151により使用された所定の第1鍵に対応する所定の第2鍵(例えば、所定の秘密鍵)を使用して、暗号化暗証番号を解読する。
CPU1361は、かかる解読プログラム1373aを実行することによって、解読手段として機能する。
IDカード作成制御プログラム1363bは、例えば、IDカード作成部134に制御信号を入力して、IDカード作成部134に、IDカードを作成させる機能を、CPU1361に実現させる。
具体的には、CPU1361は、例えば、まず、暗号化暗証番号・ID番号読取部131により読み取られたID番号に対応する個人情報を、サーバ装置15が有する個人情報データベース151から取得する。
次いで、CPU1361は、例えば、IDカード情報(当該読み取られて記憶部132に記憶されたID番号と、暗号化暗証番号・ID番号読取部141により読み取られて解読プログラム1363aを実行したCPU1361により解読されて記憶部132に記憶された暗証番号と、当該取得された個人情報と、などを含む情報)や、撮影部133により撮影されて生成された証明写真画像などに基づいて、IDカード作成部134にIDカードを作成させる。
<IDカード発行方法>
次に、IDカード発行システム1によるIDカード発行方法について、図4〜6のフローチャートを参照して説明する。
ここで、実線で囲んだ処理は、受付交付装置11又は作成装置13が実行する処理であり、破線で囲んだ処理は、受付交付装置11又は作成装置13のオペレータが実行する処理である。
(受付処理)
まず、IDカード発行システム1の受付交付装置11による、IDカードの発行申請の受付に関する処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、受付交付装置11において、申請者からの申請書の提出によってIDカードの発行申請を受け付けて(ステップS101)、受付交付装置11のオペレータが、申請者の顔と、申請書に貼付された証明写真の顔とを比較して、申請者の本人確認を行う(ステップS102)。
次いで、申請者による暗証番号入力部111の操作によって、暗証番号が入力されると(ステップS103)、受付交付装置11のCPU1151は、暗号化プログラム1153aを実行して、ステップS103で入力された暗証番号を暗号化する(ステップS104)。
次いで、CPU1151は、暗号化暗証番号プリント部112に、ステップS104で暗号化された暗号化暗証番号を、ステップS101で受け付けられた申請書の「暗号化暗証番号プリント欄」にプリント出力させる(ステップS105)。
次いで、ステップS105で暗号化暗証番号がプリント出力された申請書が、受付交付装置11が設置された場所から作成装置13が設置された場所に郵送されると(ステップS106)、本処理は終了する。
(作成処理)
次に、IDカード発行システム1の作成装置13による、IDカードの作成に関する処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
作成装置13において、受付処理(図4)のステップS106で郵送された申請書を受け付けて(ステップS121)、暗号化暗証番号・ID番号読取部131が、ステップS121で受け付けられた申請書から暗号化暗証番号やID番号を読み取ると(ステップS122)、作成装置13のCPU1371は、解読プログラム1363aを実行して、ステップS122で読み取られた暗号化暗証番号を解読する(ステップS123)。
次いで、CPU1371は、ステップS123で解読された暗証番号と、ステップS122で読み取られたID番号とを対応付けて、記憶部132に記憶させる(ステップS124)。
次いで、撮影部133が、ステップS121で受け付けられた申請書に貼付された証明写真を撮影して証明写真画像を生成すると(ステップS125)、CPU1371は、IDカード作成制御プログラム1363bを実行して、ステップS122で読み取られたID番号に対応する個人情報を、サーバ装置15が有する個人情報データベース151から取得し(ステップS126)、IDカード情報(ステップS124で記憶部132に記憶された暗証番号やID番号と、ステップS126で取得された個人情報と、などを含む情報)や、ステップS125で撮影されて生成された証明写真画像などに基づいて、IDカード作成部134にIDカードを作成させる(ステップS127)。
次いで、オペレータが、ステップS127で作成されたIDカードを検品して(ステップS138)、IDカードが正常に作成されているか否かを判断する(ステップS129)。
ステップS129で、オペレータが、IDカードが正常に作成されていないと判断し(ステップS129;No)、当該オペレータによる入力部135の操作によって、IDカードを作成し直すよう指示されると、CPU1361は、ステップS127以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS129で、オペレータが、IDカードが正常に作成されていると判断し(ステップS129;Yes)、当該オペレータによる入力部135の操作によって、記憶部132に記憶された暗証番号やID番号を消去するよう指示されると、CPU1361は、ステップS124で記憶部132に記憶され、ステップS127で作成されたIDカードに記憶された暗証番号とそれに対応するID番号を、記憶部132から消去する(ステップS130)。
次いで、ステップS127で作成されたIDカードが、作成装置13が設置された場所から受付交付装置11が設置された場所に郵送されると(ステップS131)、本処理は終了する。
(交付処理)
次に、IDカード発行システム1の受付交付装置11による、IDカードの交付に関する処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
受付交付装置11において、作成処理(図5)のステップS131で郵送されたIDカードを受け付けて(ステップS141)、申請者による暗証番号入力部111の操作によって、暗証番号が入力されて(ステップS142)、暗証番号読出部113が、ステップS141で受け付けられたIDカードから暗証番号を読み出すと(ステップ143)受付交付装置11のCPU1151は、判定プログラム1153bを実行して、ステップS142で入力された暗証番号と、ステップS143で読み出された暗証番号と、が一致するか否かを判定する(ステップS144)。
ステップS144で、ステップS142で入力された暗証番号と、ステップS143で読み出された暗証番号と、が一致しないと判定すると(ステップS144;No)、CPU1151は、その旨を、表示部114に表示して(ステップS145)、受付交付装置11のオペレータに、申請者(作成されたIDカードを受け取りに来た者)の本人確認を行うよう促して、本処理を終了する。
一方、ステップS144で、ステップS142で入力された暗証番号と、ステップS143で読み出された暗証番号と、が一致すると判定すると(ステップS144;Yes)、CPU1151は、その旨を、表示部114に表示して(ステップS146)、受付交付装置11のオペレータに、申請者(作成されたIDカードを受け取りに来た者)にIDカードを交付するよう促す。
次いで、ステップS146での表示に従って、受付交付装置11のオペレータにより、申請者(作成されたIDカードを受け取りに来た者)にIDカードが交付されると(ステップS147)、本処理は終了する。
以上説明した第1の実施の形態におけるIDカード発行システム1によれば、申請者からの申請書の提出によってIDカードの発行申請を受け付けるとともに、作成装置13により作成されたIDカードを当該申請者に交付する受付交付装置11と、受付交付装置11により受け付けられた申請者からのIDカードの発行申請に従って当該申請者のIDカードを作成する作成装置13と、を備えて構成される。
そして、受付交付装置11は、暗証番号入力部111によって、申請者が暗証情報としての暗証番号を入力することができ、暗号化プログラム1153aを実行したCPU1151によって、申請者による暗証番号入力部111の操作により入力された暗証番号を暗号化することができ、暗号化暗証番号プリント部112によって、暗号化プログラム1153aを実行したCPU1151により暗号化された暗号化暗証番号を、申請者により提出された申請書にプリント出力することができる。
また、作成装置13は、解読プログラム1363aを実行したCPU1361によって、暗号化暗証番号プリント部112により申請書に出力された暗号化暗証番号を解読することができ、IDカード作成部134によって、解読プログラム1363aを実行したCPU1361により解読された暗証番号を含むIDカード情報を記憶したIDカードを作成することができる。
したがって、申請書の郵送時やIDカードの発行後における、申請書に記入された暗証番号の漏洩を防止することができることとなって、簡易に且つ低コストに暗証情報を管理することができる。
また、作成装置13は、記憶部132によって、解読プログラム1363aを実行したCPU1361により解読された暗証番号を記憶することができ、オペレータによる入力部135の操作によって、IDカード作成部134により作成されたIDカードに記憶された暗証番号を、記憶部132から消去するよう指示することができ、記憶部132は、オペレータにより操作された入力部135からの指示に従って、暗証番号を消去することができる。
すなわち、オペレータによる入力部135の操作により指示されると、記憶部132に記憶された暗証番号が消去されるため、IDカードの発行後における、記憶部132に記憶された暗証番号の漏洩を防止することができることとなって、より一層、簡易に且つ低コストに暗証情報を管理することができる。
また、例えば、IDカードの作成に失敗した場合でも、オペレータによる入力部135の操作により指示されるまでは、暗証番号は記憶部132に記憶されたままであるため、再度申請書から暗号化暗証番号を解読して暗証番号を取得する必要がなくなって、使い勝手がよい。
また、受付交付装置11の暗号化プログラム1153aを実行したCPU1151は、所定の第1鍵(例えば、所定の公開鍵)を使用して、暗証番号を暗号化し、作成装置13の解読プログラム1363aを実行したCPU1361は、所定の第1鍵に対応する所定の第2鍵(例えば、所定の秘密鍵)を使用して、当該暗号化された暗号化暗証番号を解読することができるため、利便性が高い。
また、受付交付装置11は、暗証番号入力部111によって、申請者(作成されたIDカードを受け取りに来た者)が暗証番号を入力することができ、暗証番号読出部113によって、作成装置13のIDカード作成部134により作成されたIDカードに記憶された暗証番号を読み出すことができ、判定プログラム1153bを実行したCPU1151によって、申請者(作成されたIDカードを受け取りに来た者)による暗証番号入力部111の操作により入力された暗証番号と、暗証番号読出部113により読み出された暗証番号と、が一致するか否かを判定することができ、表示部114によって、判定プログラム1153bを実行したCPU1151による判定結果を出力することができる。
したがって、申請者になりすました者にIDカードを交付してしまうことを防止することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態におけるIDカード発行システム2及びIDカード発行方法について説明する。
<IDカード発行システムの構成>
まず、IDカード発行システム2の構成について、図7〜9を参照して説明する。
なお、第2の実施の形態におけるIDカード発行システム2は、受付交付装置21と、作成装置23と、サーバ装置25がネットワークNに接続されている点が、第1の実施の形態におけるIDカード発行システム2(図1〜3)と異なる。具体的には、IDカード発行システム1(図1〜3)における受付交付装置11の構成の一部、作成装置13の構成の一部及びサーバ装置15の構成の一部が異なる。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
IDカード発行システム2は、例えば、図7に示すように、申請者からのIDカードの発行申請を受け付けるとともに、作成装置23により作成されたIDカードを当該申請者に交付する受付交付装置21と、受付交付装置21により受け付けられた申請者からのIDカードの発行申請に従って当該申請者のIDカードを作成する作成装置23と、ネットワークNを介して、受付交付装置21と作成装置23とに接続されるサーバ装置25と、を備えて構成される。
IDカード発行システム2においては、例えば、受付交付装置21と作成装置23とが、異なる場所に設置されていることとする。
そして、作成装置23により作成されたIDカードは、作成装置23が設置された場所から受付交付装置21が設置された場所に郵送されることとする。
申請者から提出された申請書には、例えば、申請者の証明写真が貼付されており、申請者のID番号や申請者の個人情報(住所、氏名、国籍・本籍、生年月日など)などが記入されている。
ネットワークNは、例えば、専用線により構築された通信ネットワークであり、WAN(Wide Area Network)等の回線形態を適用することが可能である。
サーバ装置25は、例えば、図7に示すように、個人情報データベース251を有している。
個人情報データベース251は、例えば、申請者のID番号と、当該申請者の個人情報と、などを対応付けて記憶している。
また、サーバ装置25は、例えば、受付交付装置21から送信された、暗号化暗証番号や、証明写真画像、ID番号を受信すると、個人情報データベース251に記憶されたID番号に対応付けて、当該受信された暗号化暗証番号や証明写真画像を、個人情報データベース251に記憶させる。
そして、サーバ装置25は、例えば、作成装置23から入力される制御信号に従って、個人情報データベース251に記憶された所定の暗号化暗証番号や証明写真画像を消去する。
すなわち、個人情報データベース251には、暗号化暗証番号や証明写真画像が、一時的に記憶される。
(受付交付装置の構成)
受付交付装置21は、例えば、図8に示すように、暗証番号入力部111と、暗証番号読出部113と、表示部114と、撮影部216と、ID番号読取部217と、第1通信部218と、個人情報入力部219と、制御部215と、などを備えて構成される。
撮影部216は、例えば、制御部215から入力される制御信号に従って、申請者が提出した申請書に貼付された証明写真を撮影し、所定の処理を施して証明写真画像を生成し、そして、制御部215に出力する。
ID番号読取部217は、例えば、制御部215から入力される制御信号に従って、申請者が提出した申請書に記入されたID番号を読み取って、制御部215に出力する。
第1通信部218は、例えば、ネットワークN上のサーバ装置25と双方向通信を行って、サーバ装置25との間で各種情報の送受信を行う。
具体的には、第1通信部218は、例えば、制御部215から入力される制御信号に従って、暗号化暗証番号と、証明写真画像と、ID番号とを、ネットワークNを介して、サーバ装置25に送信する。
個人情報入力部219は、例えば、カーソルキー、文字/数字キー、各種機能キーなどから構成され、オペレータのキー操作に伴う押下信号を制御部215に出力する。
具体的には、個人情報入力部219は、例えば、サーバ装置25が有する個人情報データベース251に記憶された個人情報を更新するために、或いは、個人情報データベース251に新規の個人情報を記憶させるために、オペレータが申請者に記入されたID番号や個人情報を入力する際に操作される。
制御部215は、例えば、図8に示すように、CPU1151と、RAM1152と、ROM2153と、などを備えている。
ROM2153は、受付交付装置21で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU1151によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM2153に記憶されている。
具体的には、ROM2153は、例えば、図8に示すように、暗号化プログラム1153aと、判定プログラム1153bと、送信制御プログラム2153cと、などを記憶している。
送信制御プログラム2153cは、例えば、第1通信部218に制御信号を入力して、第1通信部218に、暗証番号入力部111により入力され、暗号化プログラム1153aを実行したCPU1151により暗号化された暗号化暗証番号と、撮影部216により撮影されて生成された証明写真画像と、ID番号読取部217により読み取られたID番号とを、ネットワークNを介して、サーバ装置25に送信させる機能を、CPU1151に実現させる。
(作成装置の構成)
作成装置23は、例えば、図9に示すように、IDカード作成部134と、入力部235と、第2通信部237と、制御部236と、などを備えて構成される。
入力部235は、例えば、カーソルキー、文字/数字キー、各種機能キーなどから構成され、オペレータのキー操作に伴う押下信号を制御部236に出力する。
具体的には、入力部235は、例えば、オペレータがIDカード作成部134により作成されたIDカードに記憶された暗証番号の暗号化暗証番号を、サーバ装置25が有する個人情報データベース251から消去するよう指示する際に操作される。
また、入力部235は、例えば、申請者のIDカードを作成装置23に作成させるために、オペレータが当該申請者のID番号を入力する際に操作される。
第2通信部237は、例えば、ネットワークN上のサーバ装置25と双方向通信を行って、サーバ装置25との間で各種情報の送受信を行う。
具体的には、第2通信部237は、例えば、制御部236から入力される制御信号に従って、サーバ装置25が有する個人情報データベース251から、所定のID番号に対応する、暗号化暗証番号と、証明写真画像と、個人情報と、などを取得する。
制御部236は、例えば、図9に示すように、CPU1361と、RAM1362と、ROM2363と、などを備えている。
ROM2363は、作成装置23で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU1361によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM2363に記憶されている。
具体的には、ROM2363は、例えば、図9に示すように、解読プログラム2363aと、IDカード作成制御プログラム2363bと、などを記憶している。
解読プログラム2363aは、例えば、第2通信部237によりサーバ装置25から取得された暗号化暗証番号を解読する機能を、CPU1361に実現させる。
IDカード作成制御プログラム2363bは、例えば、IDカード作成部134に制御信号を入力して、IDカード作成部134に、IDカードを作成させる機能を、CPU1361に実現させる。
具体的には、CPU1361は、例えば、まず、第2通信部237に制御信号を入力して、第2通信部237に、オペレータによる入力部235の操作により入力されたID番号に対応する暗号化暗証番号と、証明写真画像と、個人情報と、などを、サーバ装置25が有する個人情報データベース251から取得させる。
次いで、CPU1361は、例えば、IDカード情報(当該入力されたID番号と、当該取得されて解読プログラム2363aを実行したCPU1361により解読された暗証番号と、当該取得された個人情報と、などを含む情報)や、当該取得された証明写真画像に基づいて、IDカード作成部134にIDカードを作成させる。
<IDカード発行方法>
次に、IDカード発行システム2によるIDカード発行方法について、図10〜12のフローチャートを参照して説明する。
ここで、実線で囲んだ処理は、受付交付装置21又は作成装置23が実行する処理であり、破線で囲んだ処理は、受付交付装置21又は作成装置23のオペレータが実行する処理である。
(受付処理)
まず、IDカード発行システム2の受付交付装置21による、IDカードの発行申請の受付に関する処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
ステップS201〜S204の処理は、第1の実施の形態における受付処理(図4)のステップS101〜S104の処理と略同一であるため、詳細な説明は省略する。
次いで、撮影部216が、ステップS201で受け付けられた申請書に貼付された証明写真を撮影して証明写真画像を生成し(ステップS205)、ID番号読取部217が、ステップS201で受け付けられた申請書からID番号を読み取ると(ステップS206)、CPU1151は、送信制御プログラム2153cを実行して、第1通信部218に、ステップS204で暗号化された暗号化暗証番号と、ステップS205で撮影されて生成された証明写真画像と、ステップS206で読み取られたID番号とを、ネットワークNを介して、サーバ装置25に送信させ(ステップS207)、本処理を終了する。
(作成処理)
次に、IDカード発行システム2の作成装置23による、IDカードの作成に関する処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
作成装置23のオペレータによる入力部235の操作によってID番号が入力されると(ステップS221)、作成装置23のCPU1361は、IDカード作成制御プログラム2363bを実行して、第2通信部237に、ステップS221で入力されたID番号に対応する暗号化暗証番号と、証明写真画像と、個人情報とを、サーバ装置25が有する個人情報データベース251から取得させる(ステップS222)。
次いで、CPU1361は、解読プログラム2363aを実行して、ステップS222で取得された暗号化暗証番号を解読する(ステップS223)。
次いで、CPU1371は、IDカード作成制御プログラム2363bを実行して、IDカード情報(ステップS221で入力されたID番号と、ステップS223で解読された暗証番号と、ステップS222で取得された個人情報と、などを含む情報)や、ステップS222で取得された証明写真画像などに基づいて、IDカード作成部134にIDカードを作成させる(ステップS224)。
次いで、オペレータが、ステップS224で作成されたIDカードを検品して(ステップS225)、IDカードが正常に作成されているか否かを判断する(ステップS226)。
ステップS226で、オペレータが、IDカードが正常に作成されていないと判断し(ステップS226;No)、当該オペレータによる入力部235の操作によって、IDカードを作成し直すよう指示されると、CPU1361は、ステップS224以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS226で、オペレータが、IDカードが正常に作成されていると判断し(ステップS226;Yes)、当該オペレータによる入力部235の操作によって、サーバ装置25の個人情報データベース251に記憶された暗号化暗証番号や証明写真画像を消去するよう指示されると、CPU1361は、所定の暗号化暗証番号や証明写真画像を消去するよう、第2通信部237を介して、サーバ装置25に指示する(ステップS227)。
次いで、ステップS224で作成されたIDカードが、作成装置23が設置された場所から受付交付装置21が設置された場所に郵送されると(ステップS228)、本処理は終了する。
(交付処理)
IDカード発行システム2の受付交付装置21による、IDカードの交付に関する処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
ステップS241〜S247の処理は、第1の実施の形態における交付処理(図8)のステップS141〜S147の処理と略同一であるため、詳細な説明は省略する。
以上説明した第2の実施の形態におけるIDカード発行システム2によれば、申請者からのIDカードの発行申請を受け付けるとともに、作成装置23により作成されたIDカードを当該申請者に交付する受付交付装置21と、受付交付装置21により受け付けられた申請者からのIDカードの発行申請に従って当該申請者のIDカードを作成する作成装置23と、を備えて構成される。
そして、受付交付装置21は、暗証番号入力部111によって、申請者が暗証番号を入力することができ、暗号化プログラム1153aを実行したCPU1151によって、申請者による暗証番号入力部111の操作により入力された暗証番号を暗号化することができ、第1通信部218によって、暗号化プログラム1153aを実行したCPU1151により送信された暗号化暗証番号を、サーバ装置25に送信することができる。
また、作成装置23は、第2通信部237によって、第1通信部218により送信された暗号化暗証番号を、サーバ装置25から取得することができ、解読プログラム2363aを実行したCPU1361によって、第2通信部237により取得された暗号化暗証番号を解読することができ、IDカード作成部134によって、解読プログラム2363aを実行したCPU1361により解読された暗証番号を含むIDカード情報を記憶したIDカードを作成することができる。
したがって、サーバ装置25に記憶される暗証番号は暗号化されているため、サーバ装置25に記憶された暗証番号の漏洩を防止することができることとなって、簡易に且つ低コストに暗証情報を管理することができる。
また、作成装置23は、オペレータによる入力部235の操作によって、IDカード作成部134により作成されたIDカードに記憶された暗証番号の暗号化暗証番号を、サーバ装置25から消去するよう指示することができ、サーバ装置25は、オペレータにより操作された入力部235からの指示に伴い作成装置23から入力された制御信号に従って、当該暗号化暗証番号を消去することができる。
すなわち、オペレータによる入力部235の操作により指示されると、サーバ装置25に記憶された暗証番号が消去されるため、IDカードの発行後における、サーバ装置25に記憶された暗証番号の漏洩を確実に防止することができることとなって、より一層、簡易に且つ低コストに暗証情報を管理することができる。
また、例えば、IDカードの作成に失敗した場合でも、オペレータによる入力部235の操作により指示されるまでは、暗証番号はサーバ装置25に記憶されたままであるため、申請者による暗証番号の入力を再度行う必要がなくなって、使い勝手がよい。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
申請書にプリント出力される暗号化暗証番号は、文字列でなく、例えば、バーコード等であってもよい。
また、申請書に暗号化暗証番号をプリント出力するのではなく、例えば、申請書にパンチ穴を開ける等して暗号化暗証番号を出力するようにしてもよい。
暗証情報は、暗証番号でなく、例えば、申請者の生体認証情報(顔画像や、指紋、虹彩など)でもよい。
個人情報データベース151,251は、サーバ装置15,25でなく、ローカルPC等が有していてもよい。この場合、サーバ装置15,25の処理効率の低下を防止することができる。
申請者からのIDカードの発行申請を受け付ける受付装置と、作成装置13,23により作成されたIDカードを当該申請者に交付する交付装置とは、受付交付装置11,21のように一体的に構成されていなくてもよく、別体であってもよい。
第1の実施の形態におけるIDカード発行システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す受付交付装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1に示す作成装置の機能的構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における、IDカード発行システムの受付交付装置による、IDカードの発行申請の受付に関する処理を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態における、IDカード発行システム1の作成装置13による、IDカードの作成に関する処理を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態における、IDカード発行システムの受付交付装置による、IDカードの交付に関する処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態におけるIDカード発行システムの構成を示すブロック図である。 図7に示す受付交付装置の機能的構成を示すブロック図である。 図7に示す作成装置の機能的構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における、IDカード発行システムの受付交付装置による、IDカードの発行申請の受付に関する処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態における、IDカード発行システム1の作成装置13による、IDカードの作成に関する処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態における、IDカード発行システムの受付交付装置による、IDカードの交付に関する処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 IDカード発行システム
11 受付交付装置(受付装置、交付装置)
111 暗証番号入力部(入力手段、第2入力手段)
112 暗号化暗証番号プリント部(出力手段)
113 暗証番号読出部(読出手段)
114 表示部(判定結果出力手段)
1151 CPU(暗号化手段、判定手段)
1153a 暗号化プログラム(暗号化手段)
1153b 判定プログラム(判定手段)
13 作成装置
132 記憶部(記憶手段)
134 IDカード作成部(作成手段)
135 入力部(指示手段)
1361 CPU(解読手段)
1363a 解読プログラム(解読手段)

Claims (7)

  1. 申請者からの申請書の提出によってIDカードの発行申請を受け付ける受付装置と、当該受付装置により受け付けられた申請者からのIDカードの発行申請に従って当該申請者のIDカードを作成する作成装置と、を備えるIDカード発行システムにおいて、
    前記受付装置は、
    前記申請者の暗証情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された暗証情報を暗号化する暗号化手段と、
    前記暗号化手段により暗号化された暗号化暗証情報を、前記申請書に出力する出力手段と、
    を備え、
    前記作成装置は、
    前記出力手段により申請書に出力された暗号化暗証情報を解読する解読手段と、
    前記解読手段により解読された暗証情報を含むIDカード情報を記憶したIDカードを作成する作成手段と、
    を備えることを特徴とするIDカード発行システム。
  2. 請求項1に記載のIDカード発行システムにおいて、
    前記作成装置は、
    前記解読手段により解読された暗証情報を記憶する記憶手段と、
    前記作成手段により作成されたIDカードに記憶された暗証情報を、前記記憶手段から消去するよう指示する指示手段と、
    を備え、
    前記記憶手段は、前記指示手段からの指示に従って、前記暗証情報を消去することを特徴とするIDカード発行システム。
  3. 請求項1又は2に記載のIDカード発行システムにおいて、
    前記暗号化手段は、所定の第1鍵を使用して、前記暗証情報を暗号化し、
    前記解読手段は、前記所定の第1鍵に対応する所定の第2鍵を使用して、前記暗号化暗証情報を解読することを特徴とするIDカード発行システム。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のIDカード発行システムにおいて、
    当該IDカード発行システムは、前記作成装置により作成されたIDカードを前記申請者に交付する交付装置を備え、
    前記交付装置は、
    前記申請者の暗証情報を入力する第2入力手段と、
    前記作成手段により作成されたIDカードに記憶された暗証情報を読み出す読出手段と、
    前記第2入力手段により入力された暗証情報と、前記読出手段により読み出された暗証情報と、が一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を出力する判定結果出力手段と、
    を備えることを特徴とするIDカード発行システム。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のIDカード発行システムにおいて、
    前記申請者の暗証情報は、暗証番号又は当該申請者の生体認証情報であることを特徴とするIDカード発行システム。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のIDカード発行システムにおいて、
    前記受付装置及び/又は前記作成装置がオフラインであることを特徴とするIDカード発行システム。
  7. 請求項1に記載のIDカード発行システムにおけるIDカード発行方法において、
    前記入力手段が、前記申請者の暗証情報を入力する入力ステップと、
    前記暗号化手段が、前記入力ステップで入力された暗証情報を暗号化する暗号化ステップと、
    前記出力手段が、前記暗号化ステップで暗号化された暗証情報を、前記申請書に出力する出力ステップと、
    前記解読手段が、前記出力ステップで申請書に出力された暗号化暗証情報を解読する解読ステップと、
    前記作成手段が、前記解読ステップで解読された暗証情報を含むIDカード情報を記憶したIDカードを作成する作成ステップと、
    を備えることを特徴とするIDカード発行方法。
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