JP4548159B2 - 印刷システムおよび印刷制御方法およびサーバ装置 - Google Patents

印刷システムおよび印刷制御方法およびサーバ装置 Download PDF

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この発明は、印刷システムおよび印刷制御方法に関し、詳しくは、セキュリティを確保しつつ複数のユーザが印刷設定を容易に行うことができるようにして操作性を向上した印刷システムおよび印刷制御方法に関する。
最近、ネットワークに複数のクライアント装置を接続するとともに複数のプリンタを接続し、この複数のプリンタを複数のクライアント装置で共有するようにした、いわゆるネットワーク環境でのプリンタが使用できるようにしたシステムが多く構築されている。
このようなネットワーク環境でプリンタを共有するシステムにおいては、印刷文書のセキュリティの確保が問題になっている。
例えば、このようなネットワーク環境においては、任意のクライアント装置から任意のプリンタに対して文書の印刷指示が可能になり、また、プリンタは、必ずしもクライアント装置の近くに配置されるとは限らないので、
1)文書の印刷権限がないユーザからも印刷指示が行われる場合がある
2)正当な権限を有するユーザからの印刷指示であっても、この印刷指示に基づきプリンタから出力された文書を当該ユーザが取りに行くまでの間にこの文書が第三者によって持ち去られたり、または、その内容が見られてしまう虞がある
等の問題がある。
この問題を解決するために、従来、特許文献1に示すように、ネットワーク環境にあるプリンタから印刷を行う時には、このプリンタのオペレーションパネルからの暗証番号の入力を要求し、この暗証番号で本人認証を行うことで印刷を許可するようにした構成が提案されている。
また、特許文献2に示すように、プリンタからの印刷に際して、ICカードを用いて本人認証を行って印刷を許可する構成も提案されている。
また、指紋認証のような生体認証で本人認証を行って印刷を許可若しくは印刷物の取り出しを許可する構成も知られている。
特開平8−256239号 特開2002−240398
しかしながら、特許文献1および特許文献2に示しされたものは、いずれもプリンタ側で本人認証を行うものであるので、認証媒体の多様性や生体認証デバイスの多様性に対応することが困難である。
なぜならば非常に多くの認証デバイスが市場に存在しこの認証デバイスごとに互換性のないものが多種類にわたり存在するため、プリンタ内に認証デバイス毎の認証判定を行う部分を設けることは、プリンタ開発コストが著しく高まるという問題点があった。
また、特許文献2に示すようなICカードを利用して本人認証を行う構成においては、一般に、カードの構成情報や利用情報が特定のOS環境以外には開示されない傾向があるので、ICカードを利用した本人認証構成を一般のネットワーク環境のプリンタ内に設けるのは困難であるという問題もあった。
また、特許文献1および特許文献2のいずれの構成も、プリンタ本体内に認証判定を行う構成を設ける必要があるので、プリンタの構成の変更を伴い、既に導入されているネットワーク環境を変更することなく、各種認証デバイスを採用することは困難であった。
また、一台のクライアント装置を複数のユーザが利用する環境においては、各ユーザが印刷指示を行う度に各ユーザに対応した印刷設定を行う必要があるので、操作性において問題があった。
そこで、この発明は、セキュリティを確保しつつ印刷設定を容易に行うことができるようにして操作性を向上した印刷システムおよび印刷制御方法およびサーバ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、ネットワークに接続されたクライアント装置と、サーバ装置と、1または複数の印刷装置とを有し、前記クライアント装置は、該クライアント装置に対応して設けられた第1の認証装置で印刷指示の認証を行い、該認証された印刷指示に係わる印刷ジョブに所定の印刷設定情報を設定してサーバ装置に送信し、前記印刷装置は、前記サーバ装置に蓄積された前記印刷ジョブの印刷許可の認証を該印刷装置に対応して設けられた第2の認証装置で行って当該印刷ジョブを該印刷ジョブに設定された印刷設定情報に基づき実行する印刷システムにおいて、前記第1の認証装置は、前記印刷指示の認証を所定の認証情報を記憶する第1の記憶媒体を用いて行い、前記第2の認証装置は、前記印刷許可の認証を所定の認証情報を記憶する第2の記憶媒体を用いて行い、前記サーバ装置は、前記第2の認証装置で認証した印刷ジョブに設定された印刷設定情報と前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報との照合を行う照合手段と、前記照合手段の照合結果に応じて、前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を用いて当該印刷ジョブの印刷出力を行うか否かを決定する決定手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記クライアント装置は、前記第2の記憶媒体に印刷設定情報が記憶されている場合は、該印刷設定情報を前記印刷ジョブに設定して前記サーバ装置に送信する印刷指示手段と、前記印刷指示手段により設定された前記印刷設定情報を変更する印刷設定情報設定変更手段と、前記印刷設定情報設定変更手段により前記印刷設定情報が変更された場合は、該変更した印刷設定情報を前記第1の記憶媒体に書き込む印刷設定情報書込手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記第1の記憶媒体と前記第2の記憶媒体とは、同一の記憶媒体であることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記サーバ装置は、前記照合手段による照合により、前記印刷ジョブに設定された印刷設定情報と前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報とが一致した場合に当該印刷ジョブを前記印刷装置に送信することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記サーバ装置は、前記照合手段による照合により、前記印刷ジョブに設定された印刷設定情報と前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報とが一致しない場合は、当該印刷ジョブに前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を設定して前記印刷装置に送信することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、ネットワークに接続されたクライアント装置と、サーバ装置と、1または複数の印刷装置とを有し、前記クライアント装置は、該クライアント装置に対応して設けられた第1の認証装置で印刷指示の認証を行い、該認証された印刷指示に係わる印刷ジョブに所定の印刷設定情報を設定してサーバ装置に送信し、前記印刷装置は、前記サーバ装置に蓄積された前記印刷ジョブの印刷許可の認証を該印刷装置に対応して設けられた第2の認証装置で行って当該印刷ジョブを該印刷ジョブに設定された印刷設定情報に基づき実行する印刷システムの印刷制御方法において、前記第1の認証装置は、前記印刷指示の認証を所定の認証情報を記憶する第1の記憶媒体を用いて行い、前記第2の認証装置は、前記印刷指示の認証を所定の認証情報を記憶する第2の記憶媒体を用いて行い、前記サーバ装置は、前記第2の認証装置で認証した印刷ジョブに設定された印刷情報と第2の記憶媒体に記憶された印刷情報との照合を行い、該照合結果に応じて、前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を用いて印刷出力を行うか否かを決定手段により決定し、前記決定手段により、前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を用いて印刷出力を行うと決定した場合は、当該印刷ジョブに、該第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を設定して前記印刷装置に送信することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、クライアント装置および1または複数の印刷装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置に対応して設けられた第1の認証装置で認証された所定の印刷設定情報が設定された印刷指示に係わる印刷ジョブを前記クライアント装置から受信して蓄積し、前記印刷装置は、前記蓄積された前記印刷ジョブの印刷許可の認証を所定の認証情報を記憶した記憶媒体を用いて該印刷装置に対応して設けられた第2の認証装置で行って当該印刷ジョブを該印刷ジョブに設定された印刷設定情報に基づき実行するサーバ装置において、前記第2の認証装置で認証した印刷ジョブに設定された印刷設定情報と前記記憶媒体に記憶された印刷設定情報との照合を行う照合手段と、前記照合手段の照合結果に応じて、前記記憶媒体に記憶された印刷設定情報を用いて当該印刷ジョブの印刷出力を行うか否かを決定する決定手段とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、ネットワークに接続されたクライアント装置と、サーバ装置と、1または複数の印刷装置とを有し、クライアント装置は、該クライアント装置に対応して設けられた第1の認証装置で印刷指示の認証を行い、該認証された印刷指示に係わる印刷ジョブに所定の印刷設定情報を設定してサーバ装置に送信し、印刷装置は、サーバ装置に蓄積された印刷ジョブの印刷許可の認証を該印刷装置に対応して設けられた第2の認証装置で行って当該印刷ジョブを該印刷ジョブに設定された印刷設定情報に基づき実行する印刷システムにおいて、第1の認証装置は、印刷指示の認証を所定の認証情報を記憶する記憶媒体を用いて行い、クライアント装置は、該記憶媒体に印刷設定情報が記憶されている場合は、該印刷設定情報を印刷ジョブに設定してサーバに送信するように構成したので、セキュリティを確保しつつ複数のユーザが印刷設定を容易に行うことができるという効果を奏する。
以下、この発明に係わる印刷システムおよびその制御方法の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係わる印刷システムの概略を示すシステム構成図である。
図1において、この印刷システムは、複数のクライアント装置10−1、…10−mと、プリントサーバ20と、複数の印刷装置30−1、…30−nと、この複数の印刷装置30−1、…30−nに対応して設けられた認証装置40−1、…40−nとをそれぞれネットワーク50に接続して構成される。
ここで、クライアント装置10−1、…10−mは、この印刷システムを用いた所望の文書の印刷指示を行うもので、この印刷指示に際してその権限を有するユーザであるかのユーザ認証を行う複数の認証装置11−1、…11−mがそれぞれローカルに接続される。
認証装置40−1、…40−nは、印刷装置30−1、…30−nに対応してそれぞれネットワーク50に接続されており、対応する印刷装置30−1、…30−nからの上記印刷指示に係わる文書の印刷に際して、該印刷の権限を有するユーザであるかのユーザ認証を行う。
認証装置11−1、…11−mおよび認証装置40−1、…40−nにおけるユーザ認証は、ユーザが携帯するユーザ識別情報(ユーザID)等が記憶されたカード状記憶媒体(以下、セキュリティカードという)を用いたユーザ認証、ユーザの指紋等の生体的特徴情報を読み取るユーザ認証等を採用できるが、この実施例では、セキュリティカードを用いてユーザ認証を行う場合を例に挙げて説明する。
ここで、セキュリティカードは、IC(集積回路)を搭載したICカード、磁気ストライプを記憶手段とする磁気カード等から構成でき、このセキュリティカードには、ユーザIDに加えて、ユーザの所属する部門情報、権限の範囲等のユーザ認証に必要な各種情報および印刷指示に基づき形成される印刷ジョブの暗号化に用いる秘密キーおよび符号化に用いる公開キー等が予め記憶されている。
クライアント装置10−1、…10−mは、自ら作成編集した文書若しくは図示しない文書管理システムから取得した文書の印刷装置30−1、…30−nを用いた印刷指示を行う。
この文書のクライアント装置10−1、…10−mからの印刷指示に際して、ユーザがこの文書の印刷指示を行う権限を有するか否かのユーザ認証をこのクライアント装置10−1、…10−mにローカルに接続される認証装置11−1、…11−mを用いて行う。
認証装置11−1、…11−mは、ユーザが携帯するセキュリティカードからユーザ認証に必要な情報を読み取るカードリーダを具備して構成され、ユーザ認証に際しては、セキュリティカードからユーザ認証に必要な情報(以下、認証データという)を読み取り、この認証データを対応するクライアント装置10−1、…10−mに入力する。
クライアント装置10−1、…10−mは、この認証データに基づき必要なユーザ認証を行う。このユーザ認証は、プリントサーバ20に対する問合せにより行われる。
すなわち、クライアント装置10−1、…10−mは、セキュリティカードから読み取った認証データの全部若しくは一部をネットワーク50を介してプリントサーバ20に送信し、プリントサーバ20に対してこのユーザがこの文書の印刷指示を行う権限を有するか否かの問合せを行う。
プリントサーバ20では、自己のデータベース若しくは別設けられたユーザ管理システムへの問合せに基づき、当該ユーザが当該文書の印刷指示を行う権限を有するか否かのユーザ認証処理を行い、その応答をクライアント装置10−1、…10−mに返す。
クライアント装置10−1、…10−mでは、当該ユーザが当該文書の印刷指示を行う権限を有していないと判断されると当該印刷指示に基づく印刷ジョブは投入されず、破棄される。
しかし、当該ユーザが当該文書の印刷指示を行う権限を有していると判断されると、当該印刷指示に基づく印刷ジョブを生成する。
ところで、この実施例においては、印刷ジョブの生成に際して、両面印刷、Nアップ、ソート印刷、解像度設定等の印刷に係わる設定(以下、印刷設定という)を行うが、この印刷設定をセキュリティカードに予め記憶された印刷設定情報に基づき行うように構成される。
すなわち、この印刷設定においては、通常はプリントドライバのユーザインタフェース画面でデフォルトの印刷設定情報を表示し、このデフォルトの印刷設定情報を必要に応じてユーザ入力により所望の印刷設定情報に変更することにより行われるが、この印刷設定は、印刷指示を行う度に行わなければならず、この場合の印刷設定情報を忘れるとユーザの意図した印刷結果が得られないことになる。
そこで、この実施例においては、ユーザが通常の印刷で用いる印刷設定情報をユーザ認証に用いるセキュリティカードに予め記憶しておき、印刷ジョブの生成にさしては、セキュリティカードに印刷設定情報が記憶されている場合は、このセキュリティカードに記憶された印刷設定情報を読み出して、印刷ジョブに自動付加することで、印刷設定を容易に行うことができるように構成される。
なお、クライアント装置10−1、…10−mにおいては、プリントドライバのユーザインタフェース画面でユーザが設定した印刷設定情報若しくはセキュリティカードに記憶された印刷設定情報に基づき印刷ジョブに自動設定された印刷設定情報は、プリントドライバのユーザインタフェース画面で変更することができるように構成されており、この変更した印刷設定を再利用する場合は、この変更した印刷設定をセキュリティカードに記憶することができるように構成されている。
このようにして生成された印刷ジョブは、上記セキュリティカードから読み取った秘密キーを用いて暗号化し、この暗号化した印刷ジョブをネットワーク50を経由してプリントサーバ20へ送信する。
プリントサーバ20は、クライアント装置10−1、…10−mから送信された暗号化された印刷ジョブを、例えば、印刷指示をしたユーザのユーザIDに対応して蓄積して管理する。この時点で、プリントサーバ20に蓄積されたこの印刷ジョブに係わる印刷は開始されない。
さて、クライアント装置10−1、…10−mで印刷指示を行ったユーザ若しくはこの印刷指示に基づく印刷物を取得する権限を有するユーザがこの印刷指示に基づく印刷物を取得する場合は、印刷出力を行う印刷装置30−1、…30−nの近くに行き、この印刷装置30−1、…30−nの近くに配置された認証装置40−1、…40−nでユーザ認証を行う。
このユーザ認証は、認証装置11−1、…11−mによるユーザ認証と同様にセキュリティカードを用いて行う。
例えば、印刷出力を行う印刷装置30−1の近くに行ったユーザが、当該印刷装置30−1の近くの認証装置40−1に該ユーザが携帯するセキュリティカードを挿入すと、認証装置40−1により、セキュリティカードからユーザ認証に必要な認証データが読み取られる。
この読み取られた認証データは、ネットワーク50を経由してプリントサーバ20に送られ、プリントサーバ20では、当該ユーザが当該印刷指示に基づく印刷物を取得する権限を有するか否かの認証を行う。
このユーザ認証も、プリントサーバ20のデータベース若しくは別設けられたユーザ管理システムへの問合せに基づき行う。
このユーザ認証によりこのユーザが当該印刷装置30−1で当該印刷指示に基づく印刷物を取得する権限を有していないと判断すると、この印刷指示に基づく印刷が禁止される。
また、このユーザ認証によりこのユーザが当該印刷装置30−1で当該印刷指示に基づく印刷物を取得する権限を有していると判断されると、プリントサーバ20は、認証装置40−1、…40−nから送られた認証データに含まれるユーザIDに基づき蓄積管理されている暗号化された印刷ジョブから該当印刷ジョブを検索して、この検索した印刷ジョブを取り出し、該印刷ジョブを認証データに含まれる公開キーを用いて復号化する。
また、プリントサーバ20は、印刷装置30−1、…30−nと認証装置40−1、…40−nとの対応関係を記憶する対応関係テーブルを記憶しており、認証データを受け取った認証装置40−1に対応する印刷装置30−1を上記対応関係テーブルを参照して特定し、この特定した印刷装置30−1に対して復号化した印刷データを送信する。
これにより、印刷装置30−1、…30−nではこの復号化された印刷データに基づき印刷を開始することになる。
なお、上記構成において、プリントサーバ20は、印刷装置30−1への印刷ジョブの送信に際して、該印刷ジョブに設定されている印刷設定情報とセキュリティカードから読み取った印刷設定情報とを比較し、両者が一致した場合のみ当該印刷ジョブを印刷装置30−1へ送信するように構成してもよい。
このような構成によると、ユーザの意に反して異なる印刷設定情報で印刷されるのを防ぐことができる。
また、プリントサーバ20は、セキュリティカードから読み取った情報の中に印刷設定情報が含まれているかを調べ、印刷設定情報が含まれている場合は、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報をこのセキュリティカードから読み取った印刷設定情報で置き換えて印刷装置30−1へ送信するように構成してもよい。
このような構成によると、セキュリティカードに記憶されている印刷設定情報を予め書き換えておくことで、印刷時には、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報とは異なる印刷設定情報で印刷を行うことも可能になる。
このように、この実施例においては、認証装置11−1、…11−mを用いた印刷指示に際して、セキュリティカードに記憶されている印刷設定情報を用いることで印刷ジョブの印刷設定を容易かつ適切に行うことが可能になり、また、認証装置40−1、…40−nによるユーザ認証に際しては、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報とセキュリティカードから読み取った印刷設定情報との照合を行うことで、誤った印刷設定での印刷を防止でき、また、印刷に印刷設定を変更して印刷することも可能になる。
また、この実施例においては、印刷時に認証装置40−1、…40−nによるユーザ認証を行うので、印刷物が第三者によって持ち去られたり、または、その内容が見られてしまうというセキュリティ上の不都合は生じず、また、印刷装置30−1、…30−n内に認証判定の構成を設けないので、既に導入されているネットワーク環境を変更することなく、認証装置11−1、…11−mおよび認証装置40−1、…40−nとして各種認証デバイスを採用することが可能になる。
図2は、図1に示したプリントサーバ20の詳細構成の一例を示すブロック図である。
図2において、このプリントサーバ20は、ネットワーク50とのインタフェースを構成するネットワークインタフェース部201、印刷ジョブ受付部202、印刷ジョブ蓄積管理部203、認証データ受付部204、認証処理部205、認証結果送信部206、印刷ジョブ選択部207、印刷ジョブ復号化部208、印刷データ生成部209、印刷設定情報受信部210、印刷装置認証装置対応関係記憶部211、印刷装置特定部212、印刷データ送信部213を具備して構成される。
ここで、印刷ジョブ受付部202は、ネットワークインタフェース部201を介してクライアント装置10−1、…10−mからの印刷指示に係わる暗号化された印刷ジョブを受け付ける。
印刷ジョブ蓄積管理部203は、印刷ジョブ受付部202で受け付けた暗号化された印刷ジョブをユーザIDに対応して蓄積管理する。
認証データ受信部204は、クライアント装置10−1、…10−mからの問合せに係わる認証データおよび認証装置40−1、…40−nからの認証データを受信する。
認証処理部205は、認証データ受信部204で受信した認証データに基づきクライアント装置10−1、…10−mからの問合せに係わる認証データおよび認証装置40−1、…40−nからの認証データに基づきユーザ認証を行うとともに、認証装置40−1、…40−nからの認証データから印刷指示に係わる印刷ジョブを復号化するための公開キーを抽出する。
ここで、認証処理部205におけるクライアント装置10−1、…10−mからの問合せに係わる認証データに基づくユーザ認証は、クライアント装置10−1、…10−mからこの印刷システムを用いて印刷指示を行うユーザが正当な権限を有するか否かの認証を行うものであり、また、認証装置40−1、…40−nからの認証データに基づくユーザ認証は、上記印刷指示に係わる印刷物を取得するユーザが正当な権限を有するか否かの認証を行うものである。
このユーザ認証は、プリントサーバ20内の図示しないデータベース若しくはこの印刷システムと連携する図示しないユーザ管理システムのデータベースを参照して行うことができる。
認証結果送信部206は、認証処理部205が、クライアント装置10−1、…10−mからの問合せに係わる認証データに基づきユーザ認証を行った場合は、その認証結果をネットワークインタフェース部201を経由してクライアント装置10−1、…10−mに返送し、認証装置40−1、…40−nからの認証データに基づきユーザ認証を行った場合は、その認証結果をネットワークインタフェース部201を経由して認証装置40−1、…40−nに返送する。
印刷ジョブ選択部207は、認証処理部205が、認証装置40−1、…40−nからの認証データに基づきユーザ認証を行い、印刷物を取得する正当なユーザであると認証した場合は、当該ユーザのユーザIDに基づき印刷ジョブ蓄積管理部203に蓄積管理されている印刷ジョブの中から印刷を許可する印刷ジョブを選択する。
印刷ジョブ復号化部208は、印刷ジョブ選択部207で選択した印刷ジョブを認証処理部205で抽出した公開キーに基づき復号化し、印刷データ生成部209は、印刷ジョブ復号化部208で復号化したデータに基づき、印刷装置30−1、…30−nに送信する印刷データを生成する。
印刷設定情報受信部210は、認証装置40−1、…40−nにおけるユーザ認証に際してセキュリティカードから読み取った印刷設定情報を受信する。
この印刷設定情報受信部210で受信した印刷設定情報は、印刷データ生成部209で印刷ジョブに設定されている印刷設定情報と照合され、次のいずれかの動作を行う。
1)印刷ジョブに設定されている印刷設定情報を優先して、セキュリティカードから読み取った印刷設定情報を無視して印刷データを生成する。
2)印刷ジョブに設定されている印刷設定情報がセキュリティカードから読み取った印刷設定情報と異なる場合は、印刷データの生成を禁止する。
3)セキュリティカードから読み取った印刷設定情報を優先して、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報をセキュリティカードから読み取った印刷設定情報に置き換えて印刷データを生成する。
なお、印刷データ生成部209で上記1)、2)、3)のいずれの動作を行うかは、プリントサーバ20に予め設定しておくように構成してもよいが、セキュリティカードに、この選択を行うための情報を予め設定しておくように構成してもよい。
印刷装置認証装置対応関係記憶部210は、印刷装置30−1、…30−nと認証装置40−1、…40−nとの対応関係を記憶する対応関係テーブルを記憶しており、印刷装置特定部211は、認証処理205で認証処理した認証データが認証装置40−1、…40−nがどの認証装置40−1、…40−nから送られたかにより上記印刷装置認証装置対応関係記憶部210に記憶されている対応関係テーブルを参照して印刷データを送信する印刷装置を印刷装置30−1、…30−nの中から特定する。
印刷データ送信部212は、印刷データ生成部209で生成された印刷データを印刷装置特定部211で特定された印刷装置に対してネットワークインタフェース部201を介して送信する。
図3は、図1に示したクライアント装置10−1、…10−m(クライアント装置10と総称する)の詳細構成の一例を示すブロック図である。
図3において、クライアント装置10は、この印刷システムを用いた印刷指示を行うもので、パーソナルコンピュータ等から構成され、認証装置11−1、…11−m(認証装置11として総称する)がローカルに接続される。
このクライアント装置10は、印刷指示受付部101、印刷ジョブ生成部102、印刷設定情報受信書込処理部103、認証データ受信部104、認証処理部105、認証データ送信部106、認証結果受信部107、印刷ジョブ暗号化部108、印刷ジョブ送信部109、ネットワークインタフェース部110を具備して構成される。
ここで、印刷指示受付部101は、図示しないキーボード、マウス等の入力選択操作に基づきこの印刷システムを用いた印刷指示を受け付ける。
印刷設定情報受信書込処理部103は、認証装置11からの送信されたセキュリティカードに記憶された印刷設定情報の受信および認証装置11を介してセキュリティカードに対する印刷設定情報の書き込みの処理を行う。
認証データ受信部104は、認証装置11からこの印刷指示に係わる認証データを受信する。
認証処理部105は、この認証データ受信部104で受信した認証データに基づきこの印刷指示を行うユーザが正当な権限を有するユーザか否かのユーザ認証を行う。
この認証処理部105によるユーザ認証は、プリントサーバ20に対する問合せにより行われる。
すなわち、認証処理部105におけるユーザ認証に際しては、認証装置11からの認証データの一部若しくは全部を認証データ送信部106、ネットワークインタフェース部110経由で、プリントサーバ20に送信することにより、この認証データにかかわるユーザがこの印刷システムを用いて印刷指示を行う権限を有するユーザであるかの問合せを行う。
そして、この問合せの結果をネットワークインタフェース部110で認証結果受信部107で受信し、認証処理部105は、この認証結果受信部107の受信情報に基づきこの認証データにかかわるユーザがこの印刷システムを用いて印刷指示を行う権限を有するユーザであるかを判別する。
印刷ジョブ生成部102は、認証処理部105におけるユーザ認証により、この認証データにかかわるユーザがこの印刷システムを用いて印刷指示を行う権限を有する正当なユーザであると判断されると、印刷指示受付部101で受け付けた印刷指示に基づきこの印刷システムを用いて印刷指示を行う印刷ジョブを生成する。
印刷ジョブ生成部102における印刷ジョブの生成に際しては、図示しないプリントドライバのユーザインタフェース画面で印刷設定を行う。
この印刷設定においては、印刷設定情報受信書込処理部103でセキュリティカードに記憶された印刷設定情報を受信していない場合は、プリントドライバのユーザインタフェース画面でデフォルトの印刷設定情報を表示し、このデフォルトの印刷設定情報を必要に応じてユーザ入力により変更することで所望の印刷設定を行う。
しかし、印刷設定情報受信書込処理部103でセキュリティカードに記憶された印刷設定情報を受信した場合は、このセキュリティカードに記憶された印刷設定情報に基づき当該印刷ジョブの印刷設定を自動で行う。
なお、プリントドライバのユーザインタフェース画面でユーザが設定した印刷設定情報若しくはセキュリティカードに記憶された印刷設定情報に基づき印刷ジョブに自動設定された印刷設定情報をユーザ入力により変更することができる。
この変更した印刷設定を再利用する場合は、この変更した印刷設定情報を印刷設定情報受信書込処理部103に送り、認証装置11でセキュリティカードに記憶する。
印刷ジョブ暗号化部108は、印刷ジョブ生成手段で生成された印刷ジョブを認証データに含まれる印刷ジョブ暗号化の秘密キーを用いて暗号化する。
印刷ジョブ送信部109は、印刷ジョブ暗号化部108で暗号化された印刷ジョブをネットワークインタフェース部110、ネットワーク50を経由してプリントサーバ20に送信する。
図4は、図3に示したクライアント装置10の処理を示すフローチャートである。
図4において、クライアント装置10は、まず、印刷指示受付部101で印刷指示を受け付けたかを調べ(ステップ401)、印刷指示を受け付けていない場合は(ステップ401でNO)、ステップ401に戻り、印刷指示の受付を待つが、印刷指示を受け付けたと判断されると(ステップ401でYES)、次に、この印刷指示に係わる認証データを認証データ受信部104で受信したかを調べる(ステップ402)。
ここで、認証データを受信していないと(ステップ402でNO)、ステップ402に戻り、認証データの受信を待つ。
認証データを受信すると(ステップ402でYES)、この受信した認証データに基づき認証処理部105で、この認証データに係わるユーザがこの印刷システムを用いて印刷指示を行う権限を有するかのユーザ認証を行う(ステップ403)。
このユーザ認証により、この印刷システムを用いて印刷指示を行う権限を有するかのユーザであると認証されると(ステップ404でYES)、ステップ405に進む。
ステップ405では、印刷設定情報受信書込処理部103で印刷設定情報を受信したかを調べ(ステップ405)、受信していない場合は(ステップ405でNO)、プリントドライバのユーザインタフェース画面でデフォルトの印刷設定情報を表示するが、印刷設定情報を受信した場合は(ステップ405でYES)、プリントドライバのユーザインタフェース画面で印刷設定情報受信書込処理部103で受信した印刷設定情報を表示する。
次に、このプリントドライバのユーザインタフェース画面で印刷設定情報の変更があったかを調べ(ステップ406)、印刷設定情報の変更があった場合は(ステップ407)、例えば、ユーザの指示によりこの変更した印刷設定情報を印刷設定情報受信書込処理部103に送り、セキュリティカードに対するこの印刷設定情報の書込処理を行い(ステップ407)、ステップ408に進む。。
なお、ステップ406で印刷設定情報の変更がないと判断された場合は(ステップ406でNO)、このままステップ408へ進む。
ステップ408では、プリントドライバのユーザインタフェース画面の印刷設定情報を用いて印刷設定を行い、印刷指示に係わる印刷ジョブを印刷ジョブ生成部102で生成する(ステップ408)。
次に、この生成した印刷ジョブを印刷ジョブ暗号化部107で認証データに含まれる秘密キーを用いて暗号化し(ステップ409)、この暗号化した印刷ジョブを印刷ジョブ送信部109により、ネットワークインタフェース部110を介してプリントサーバ20に送信し(ステップ410)、このクライアント装置10における処理を終了する。
なお、ステップ404で、認証データに係わるユーザがこの印刷システムを用いて印刷指示を行う権限を有していないと判断されると(ステップ404でNO)、この印刷システムを用いた印刷指示を行うことはできないので、印刷指示の禁止メッセージをクライアント装置10の表示器等に印刷指示の権限を有していない旨のメッセージを表示し(ステップ411)、印刷指示受付部101で受け付けた印刷指示を破棄する等の印刷禁止処理を行って(ステップ412)、このクライアント装置10における処理を終了する。
図5は、図2に示したプリントサーバ20の処理を示すフローチャートである。
なお、図5においては、プリントサーバ20に、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報がセキュリティカードから読み取った印刷設定情報と異なる場合は、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報をセキュリティカードから読み取った印刷設定情報印刷データで置き換えて印刷データを生成すると設定されている場合の処理について説明する。
図5において、プリントサーバ20は、まず、印刷ジョブ受付部202で、クライアント装置10からの暗号化された印刷ジョブを受け付けたかを調べる(ステップ501)。ここで、クライアント装置10からの暗号化された印刷ジョブを受け付けていないと(ステップ501でNO)、ステップ503に進む。
印刷ジョブ受付部202でクライアント装置10からの暗号化された印刷ジョブを受け付けると(ステップ501でYES)、この暗号化された印刷ジョブを印刷ジョブ蓄積管理部203に蓄積して、印刷指示に係わるユーザIDに対応して管理し(ステップ502)、ステップ503に進む。
ステップ503では、クライアント装置10からの問合せに基づく認証データ若しくは認証装置40からの認証データを認証データ受信部204で受信したかを調べる。ここで、認証データを受信していない場合は(ステップ503でNO)、ステップ501に戻るが、認証データを受信すると(ステップ503でYES)、認証処理部205によるユーザ認証を行う。
次に、このユーザ認証がクライアント装置10からの問合せに基づく認証か、すなわち、クライアント装置10からの認証依頼かを調べる(ステップ505)。ここで、このユーザ認証がクライアント装置10からの認証依頼である場合は(ステップ505でYES)、認証結果を認証結果送信部206、ネットワークインタフェース201を経由してクライアント装置10に送信して(ステップ506)、このプリントサーバ20の処理を終了する。
また、ステップ505で、ユーザ認証がクライアント装置10からの認証依頼でない場合は(ステップ505でNO)、認証装置40からの認証データに基づくユーザ認証であるので、この認証データにかかわるユーザが当該印刷指示に基づく印刷物を取得する権限を有するか否かの判断を行う(ステップ507)。
ここで、印刷物を取得する権限を有していると判断されると(ステップ507でYES)、印刷ジョブ選択部207により、認証装置40から送られた認証データに含まれるユーザIDに基づき、印刷ジョブ蓄積管理部203に蓄積管理されている暗号化された印刷ジョブを選択し、この選択した暗号化された印刷ジョブを印刷ジョブ復号化部208で認証データに含まれる公開キーを用いて復号化する(ステップ508)。
そして、印刷設定情報受信部210で印刷設定情報を受信したかを調べ(ステップ509)、ここで、印刷設定情報を受信していない場合は(ステップ509でNO)、ステップ512に進む。
また、ステップ509で、印刷設定情報受信部210で印刷設定情報を受信していると判断された場合は(ステップ509でYES)、復号化された印刷ジョブに設定されている印刷設定情報と印刷設定情報受信部210で受信した印刷設定情報とが一致するかを調べ(ステップ510)、一致している場合は(ステップ510でNO)、復号化された印刷ジョブに設定されている印刷設定情報を印刷設定情報受信部210で受信した印刷設定情報に置き換える印刷設定情報再設定を行い(ステップ511)、ステップ512に進む。
ステップ512では、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報に基づき印刷データの生成を印刷データ生成部209で行う(ステップ512)。
次に、印刷装置認証装置対応関係記憶部210に記憶されている対応関係テーブルを参照してこの認証データを送信した認証装置40に対応する印刷装置30を特定する(ステップ513)。
そして、印刷データ生成部209で生成した印刷データをステップ513で特定した印刷装置30に印刷データ送信部213、ネットワークインタフェース部201を介して送信し(ステップ514)、このプリントサーバ20の処理を終了する。
なお、ステップ507で、認証データにかかわるユーザが当該印刷指示に基づく印刷物を取得する権限を有していないと判断されると(ステップ507でNO)、この印刷指示に基づく印刷はできないので、所定の印刷禁止処理を行って(ステップ515)、このプリントサーバ20の処理を終了する。
なお、図5に示すフローチャートにおいては、プリントサーバ20に、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報がセキュリティカードから読み取った印刷設定情報と異なる場合は、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報をセキュリティカードから読み取った印刷設定情報印刷データで置き換えて印刷データを生成すると設定されている場合の処理について説明したが、印刷ジョブに設定されている印刷設定情報がセキュリティカードから読み取った印刷設定情報と異なる場合は、当該印刷ジョブの印刷を禁止するように構成してもよい。
また、上記実施例においては、プリントサーバ20に蓄積管理される暗号化された印刷ジョブを認証装置40からの認証データに含まれる公開キーを用いてプリントサーバ20内で復号化して印刷データを印刷装置30に送信するように構成したが、上記印刷ジョブの復号化を認証装置40内で行うように構成してもよく、また、印刷装置30内で行うように構成してもよい。
図6は、図1に示した認証装置40−1、…40−n(認証装置40と総称する)の処理を示すフローチャートである。
図6において、認証装置40は、まず、セキュリティカードの挿入により認証データを受け付けたかを調べる(ステップ601)。ここで、認証データを受け付けた場合は(ステップ601でYES)、この認証データに基づき、プリントサーバ20に対して認証依頼を行う(ステップ602)。
次に、この認証依頼に対応してプリントサーバ20から認証結果に基づき印刷要求の権限があるかを調べる(ステップ603)。
ここで、印刷要求の権限があると判断されると(ステップ603でYES)、セキュリティカードに印刷設定情報の記憶があるかを調べ(ステップ604)、ある場合は(ステップ604でYES)、このセキュリティカードに記憶された印刷設定情報をプリントサーバ20に送信し(ステップ605)、この処理を終了する。
なお、ステップ603で印刷権限がないと判断された場合は(ステップ603NO)、音声案内等で印刷が不可であることを報知を行い(ステップ606)、この処理を終了する。
なお、上記実施例においては、認証データに含まれる秘密キーを用いて印刷指示に係わる印刷ジョブを暗号化してクライアント装置10−1、…10−mからプリントサーバ20送り、この暗号化された印刷ジョブを認証データに含まれる公開キーにより復号化するように構成したが、認証データの一部を印刷ジョブの暗号化、符号化のキーとして用いるように構成してもよい。
また、上記実施例においては、印刷指示に係わる印刷ジョブを暗号化してクライアント装置10−1、…10−mからプリントサーバ20送り、この暗号化された印刷ジョブを復号化して印刷装置30−1、…30−nで印刷するように構成したが、ネットワーク50が情報漏洩の虞のない環境化にある場合には、上記印刷ジョブの暗号化、復号化は必ずしも必要ではない。
この発明の印刷システムおよびその制御方法は、セキュリティ性を必要とする各種文書の印刷システムに適用することができる。
この発明によれば、印刷指示の認証を所定の認証情報を記憶する記憶媒体を用いて行い、クライアント装置は、該記憶媒体に印刷設定情報が記憶されている場合は、該印刷設定情報を印刷ジョブに設定してサーバに送信するように構成したので、セキュリティを確保しつつ複数のユーザが印刷設定を容易に行うことができる。
この発明に係わる印刷システムの概略を示すシステム構成図である。 図1に示したプリントサーバの詳細構成の一例を示すブロック図である。 図1に示したクライアント装置の詳細構成の一例を示すブロック図である。 図3に示したクライアント装置の処理を示すフローチャートである。 図2に示したプリントサーバの処理を示すフローチャートである。 図1に示した印刷装置側で認証処理を行う認証装置の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10、10−1、…10−m クライアント装置
11、11−1、…11−m 認証装置
12 セキュリティカード
20 セキュリティプリントサーバ
30、30−1、…30−n 印刷装置
40、40−1、…40−n 認証装置
50 ネットワーク
101 印刷指示受付部
102 印刷ジョブ生成部
103 印刷設定情報受信書込処理部
104 認証データ受信部
105 認証処理部
106 認証データ送信部
107 認証結果受信部
108 印刷ジョブ暗号化部
109 印刷ジョブ送信部
110 ネットワークインタフェース部
201 ネットワークインタフェース部
202 印刷ジョブ受付部
203 印刷ジョブ蓄積管理部
204 認証データ受付部
205 認証処理部
206 認証結果送信部
207 印刷ジョブ選択部
208 印刷ジョブ復号化部
209 印刷データ生成部
210 印刷設定情報受信部
211 印刷装置認証装置対応関係記憶部
212 印刷装置特定部
213 印刷データ送信部

Claims (7)

  1. ネットワークに接続されたクライアント装置と、サーバ装置と、1または複数の印刷装置とを有し、前記クライアント装置は、該クライアント装置に対応して設けられた第1の認証装置で印刷指示の認証を行い、該認証された印刷指示に係わる印刷ジョブに所定の印刷設定情報を設定してサーバ装置に送信し、前記印刷装置は、前記サーバ装置に蓄積された前記印刷ジョブの印刷許可の認証を該印刷装置に対応して設けられた第2の認証装置で行って当該印刷ジョブを該印刷ジョブに設定された印刷設定情報に基づき実行する印刷システムにおいて、
    前記第1の認証装置は、
    前記印刷指示の認証を所定の認証情報を記憶する第1の記憶媒体を用いて行い、
    前記第2の認証装置は、
    前記印刷許可の認証を所定の認証情報を記憶する第2の記憶媒体を用いて行い、
    前記サーバ装置は、
    前記第2の認証装置で認証した印刷ジョブに設定された印刷設定情報と前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報との照合を行う照合手段と、
    前記照合手段の照合結果に応じて、前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を用いて当該印刷ジョブの印刷出力を行うか否かを決定する決定手段と
    を具備することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記クライアント装置は、
    前記第2の記憶媒体に印刷設定情報が記憶されている場合は、該印刷設定情報を前記印刷ジョブに設定して前記サーバ装置に送信する印刷指示手段と、
    前記印刷指示手段により設定された前記印刷設定情報を変更する印刷設定情報設定変更手段と、
    前記印刷設定情報設定変更手段により前記印刷設定情報が変更された場合は、該変更した印刷設定情報を前記第1の記憶媒体に書き込む印刷設定情報書込手段と
    を具備することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記第1の記憶媒体と前記第2の記憶媒体とは、同一の記憶媒体であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
  4. 前記サーバ装置は、
    前記照合手段による照合により、前記印刷ジョブに設定された印刷設定情報と前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報とが一致した場合に当該印刷ジョブを前記印刷装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷システム。
  5. 前記サーバ装置は、
    前記照合手段による照合により、前記印刷ジョブに設定された印刷設定情報と前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報とが一致しない場合は、当該印刷ジョブに前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を設定して前記印刷装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷システム。
  6. ネットワークに接続されたクライアント装置と、サーバ装置と、1または複数の印刷装置とを有し、前記クライアント装置は、該クライアント装置に対応して設けられた第1の認証装置で印刷指示の認証を行い、該認証された印刷指示に係わる印刷ジョブに所定の印刷設定情報を設定してサーバ装置に送信し、前記印刷装置は、前記サーバ装置に蓄積された前記印刷ジョブの印刷許可の認証を該印刷装置に対応して設けられた第2の認証装置で行って当該印刷ジョブを該印刷ジョブに設定された印刷設定情報に基づき実行する印刷システムの印刷制御方法において、
    前記第1の認証装置は、前記印刷指示の認証を所定の認証情報を記憶する第1の記憶媒体を用いて行い、
    前記第2の認証装置は、前記印刷指示の認証を所定の認証情報を記憶する第2の記憶媒体を用いて行い、
    前記サーバ装置は、前記第2の認証装置で認証した印刷ジョブに設定された印刷情報と第2の記憶媒体に記憶された印刷情報との照合を行い、
    該照合結果に応じて、前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を用いて印刷出力を行うか否かを決定手段により決定し、
    前記決定手段により、前記第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を用いて印刷出力を行うと決定した場合は、当該印刷ジョブに、該第2の記憶媒体に記憶された印刷設定情報を設定して前記印刷装置に送信する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  7. クライアント装置および1または複数の印刷装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置に対応して設けられた第1の認証装置で認証された所定の印刷設定情報が設定された印刷指示に係わる印刷ジョブを前記クライアント装置から受信して蓄積し、前記印刷装置は、前記蓄積された前記印刷ジョブの印刷許可の認証を所定の認証情報を記憶した記憶媒体を用いて該印刷装置に対応して設けられた第2の認証装置で行って当該印刷ジョブを該印刷ジョブに設定された印刷設定情報に基づき実行するサーバ装置において、
    前記第2の認証装置で認証した印刷ジョブに設定された印刷設定情報と前記記憶媒体に記憶された印刷設定情報との照合を行う照合手段と、
    前記照合手段の照合結果に応じて、前記記憶媒体に記憶された印刷設定情報を用いて当該印刷ジョブの印刷出力を行うか否かを決定する決定手段と
    を具備することを特徴とするサーバ装置。
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