JP2016203655A - 燃料タンク - Google Patents

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光夫 久保田
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Katsuhiro Kajikawa
勝弘 梶川
康行 佐々木
Yasuyuki Sasaki
康行 佐々木
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Abstract

【課題】走行性能の向上を図る。【解決手段】燃料タンクAは、自動車VのフロアパネルPの下方において路面Gと対向するように露出し、且つ後端面12をサスペンションS用の収容空間Hに臨ませるように配される合成樹脂製のタンクである。燃料タンクAの路面Gと対向する底壁部13の下面の後端部には、走行中に底壁部13の下面に沿って流れる空気が収容空間H内に巻き込まれることを抑制する巻き込み抑制突部16が一体に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンクに関するものである。
特許文献1には、自動車の車室の床面を構成するフロアパネルの下方に、燃料タンクを配置する技術が開示されている。燃料タンクは路面と対向するように露出しているため、走行中は、フロアパネルと路面との間に、燃料タンクの下面に沿って相対的に後方に向かう空気流が生じる。
特開2004−169605号公報
燃料タンクは後輪用サスペンションの前方近傍に配されており、燃料タンクの後端面はサスペンション用の収容空間に臨んでいる。そのため、燃料タンクの下面に沿った空気流が、サスペンション用の収容空間内に巻き込まれて大きな乱流となる。このような大きな乱流は、空気抵抗を増大させ、走行性能を低下させることになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、走行性能の向上を図ることを目的とする。
本発明は、自動車のフロアパネルの下方において路面と対向するように露出し、且つ後端面をサスペンション用の収容空間に臨ませるように配される合成樹脂製の燃料タンクであって、
前記路面と対向する底壁部の下面の後端部には、走行中に前記底壁部の下面に沿って流れる空気が前記収容空間内に巻き込まれることを抑制する巻き込み抑制突部が一体に形成されているところに特徴を有する。
底壁部の下面の後端部に巻き込み抑制突部を形成したことにより、走行中に底壁部の下面に沿って流れる空気がサスペンション用の収容空間内に巻き込まれ難くなっている。これにより、収容空間内における大きな乱流の生成が抑制されて空気抵抗が低減されるので、走行性能が向上する。また、巻き込み抑制突部は底壁部に一体に形成されているので、部品点数が少なくて済む。
実施例1において燃料タンクが自動車に取り付けられている状態をあらわす側面図 実施例1の燃料タンクの部分拡大側面図 実施例1の燃料タンクの底面図 実施例2の燃料タンクの部分拡大側面図 実施例2の燃料タンクの底面図 実施例3の燃料タンクの部分拡大側面図 実施例3の燃料タンクの部分拡大正面図 実施例3の燃料タンクの底面図 実施例4の燃料タンクの部分拡大側面図 実施例4の燃料タンクの部分拡大正面図 実施例4の燃料タンクの底面図
(a)本発明の燃料タンクは、前記底壁部には、前記路面と略平行に対向する平坦面が形成されており、前記巻き込み抑制突部の下面が、前記平坦面の後方に連なるように配され、且つ後方に向かって前記路面との対向間隔を狭まるように傾斜した形態であってもよい。
この構成によれば、底壁部の下面に沿って流れる空気は、整流部材の傾斜した下面によって斜め下方へ誘導されるので、収容空間への巻き込みが抑制される。また、整流部材の下面の傾斜により、整流部材の後端部では空気の流速が高まるので、ダウンフォースが発生し、走行性能が向上する。
(b)本発明の燃料タンクは、前記底壁部には、前記路面と略平行に対向する平坦面と、前記平坦面の後端から前記後端面に向かって斜め上後方へ延出する弧状面とが形成されており、前記巻き込み抑制突部が、前記弧状面の後端から後方へ突出した形態であってもよい。
底壁部の平坦面の後端から後端面に向かって斜め上後方へ延出する弧状面が形成されていると、底壁部の下面に沿った空気流がサスペンション用の収容空間に巻き込まれ易い。しかし、この発明によれば、底壁部の下面に沿った空気流は、巻き込み抑制突部の下面によって整流されるので、収容空間に巻き込まれ難くなる。
(c)本発明の燃料タンクは、前記底壁部の下面の後端部に、前記路面と略平行に対向する平坦面が形成されており、前記平坦面に複数の前記巻き込み抑制突部が分散配置されていてもよい。
この構成によれば、底壁部の下面に沿った空気の流れは、複数の巻き込み抑制突部に衝突することによって小さい乱流を生じさせる。この小さい乱流が底壁部の後端部に存在することで、サスペンション用の収容空間への空気の巻き込みが抑制される。また、制御用突起によって生じた小さい乱流は、底壁部と空気流を剥離し難くさせるので、ダウンフォースが発生し、走行性能が向上する。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図3を参照して説明する。本実施例1の燃料タンクAは、全体として扁平な箱形をなす合成樹脂製のタンク本体10と、タンク本体10に同一材料で一体に形成した巻き込み抑制突部16とを備えて構成されている。タンク本体10の内部は、燃料(図示省略)を貯留するための貯留空間11となっている。
タンク本体10の後端面12は、ほぼ鉛直状に形成されている。タンク本体10の底壁部13の下面(外面)は、平坦面14と、弧状面15とを備えて構成されている。本実施例において、前後方向における底壁部13の形成領域は、タンク本体10の前端から後端に至る全長範囲と定義する。また、左右方向における底壁部13の形成領域は、タンク本体10の左端から右端に至る全幅範囲と定義する。
平坦面14は、水平、つまり路面Gに対してほぼ平行に、且つ路面Gと直接、対向する形態である。前後方向における平坦面14の形成領域は、底壁部13のうち前端部と後端部とを除いた広い範囲に亘っている。また、左右方向における平坦面14の形成領域は、底壁部13のうち左右両端部を除いた広い範囲に亘っている。
弧状面15は底壁部13の後端部に形成されている。前後方向における弧状面15の形成領域は、平坦面14の後端よりも少し後方の位置から、後端面12に至る範囲である。弧状面15は、後端面12から平坦面14の後端部に向かって斜め下前方へ弧状に延出しているが、平坦面14には到達していない。
底壁部13の下面のうち、平坦面14の後端と弧状面15の前端(下端)との間の領域には、巻き込み抑制突部16が底壁部13のほぼ全幅に亘って形成されている。巻き込み抑制突部16の下面(路面Gとの対向面)は、後方に向かって低くなるように傾斜した整流面17となっている。この整流面17(巻き込み抑制突部16)の前端は、平坦面14の後端に対し鈍角をなして滑らかに連なっている。
巻き込み抑制突部16の後端部には、直角に近い角度で角張った形態のエッジ部18が形成されている。エッジ部18(巻き込み抑制突部16)の後端面は、ほぼ鉛直の向きに形成されたエッジ面19となっている。エッジ面19は、整流面17の後端部に対し直角に近い鋭角をなしている。巻き込み抑制突部16の後端(エッジ面19の上端)は、弧状面15の前端(下端)に対し鈍角をなして連なっている。
上記のようにタンク本体10に巻き込み抑制突部16が一体に形成された燃料タンクAは、四輪の自動車VのフロアパネルPの下面に取り付けられる。燃料タンクAをフロアパネルPに取り付けた状態では、燃料タンクAの底壁部13の下面(平坦面14、整流面17及び弧状面15)が、露出した状態で路面Gと直接、対向している。また、自動車Vの前後方向において、燃料タンクAは、後輪Tの前方近傍に配される。したがって、燃料タンクAの後端面12は、後輪T用のサスペンションSを収容するための収容区間Hに、直接、臨んでいる。
自動車Vの走行中、路面GとフロアパネルP及び燃料タンクAとの間の空間には、自動車Vに対して相対的に後方に向かう空気の流れが生じる。燃料タンクAは後輪T用のサスペンションSの前方近傍に配され、燃料タンクAの後端面12はサスペンションS用の収容区間Hに、直接、臨んでいる。そのため、燃料タンクAの下面に沿った空気流が、サスペンションS用の収容区間H内に巻き込まれて大きな乱流となる。
このような大きな乱流は、空気抵抗を増大させ、走行性能を低下させることになる。しかし、底壁部13の平坦面14に沿った空気の流れは、収容区間Hに到達する直前で、巻き込み抑制突部16の整流面17(下面)に摺接しながら斜め下向きに向きを変える。したがって、空気流は、燃料タンクAの下面(整流面17)よりも上方に位置する収容区間H内へ巻き込まれ難い。
本実施例1の燃料タンクAは、自動車VのフロアパネルPの下方において路面Gと対向するように露出し、且つ後端面12をサスペンションS用の収容区間Hに臨ませるように配されるものであって、走行性能の向上を図るための手段として、路面Gと対向する底壁部13の下面の後端部には、走行中に底壁部13の下面に沿って流れる空気が収容区間H内に巻き込まれることを抑制する巻き込み抑制突部16が一体に形成されている。
底壁部13の下面の後端部に巻き込み抑制突部16を形成したことにより、走行中に底壁部13の下面に沿って流れる空気がサスペンションS用の収容区間H内に巻き込まれ難くなっている。これにより、収容区間H内における大きな乱流の生成が抑制されて空気抵抗が低減されるので、走行性能が向上する。また、巻き込み抑制突部16は底壁部13に一体に形成されているので、部品点数が少なくて済む。
また、燃料タンクAの底壁部13には、路面Gと略平行に対向する平坦面14が形成されている。そして、巻き込み抑制突部16の下面(整流面17)が、平坦面14の後方に連なるように配され、且つ後方に向かって路面Gとの対向間隔を狭まるように傾斜した形態である。この構成によれば、底壁部13の下面に沿って流れる空気は、整流部材の傾斜した下面によって斜め下方へ誘導されるので、収容区間Hへの巻き込みが抑制される。また、整流部材の下面の傾斜により、整流部材の後端部では空気の流速が高まるので、ダウンフォースが発生し、走行性能が向上する。
<実施例2>
以下、本発明を具体化した実施例2を図4〜図5を参照して説明する。本実施例2の燃料タンクBは、全体として扁平な箱形をなす合成樹脂製のタンク本体20と、タンク本体20に同一材料で一体に形成した巻き込み抑制突部26とを備えて構成されている。タンク本体20の内部は、燃料(図示省略)を貯留するための貯留空間21となっている。
タンク本体20の後端面22は、ほぼ鉛直状に形成されている。タンク本体20の底壁部23の下面(外面)は、平坦面24と、弧状面25とを備えて構成されている。本実施例において、前後方向における底壁部23の形成領域は、タンク本体20の前端から後端に至る全長範囲と定義する。また、左右方向における底壁部23の形成領域は、タンク本体20の左端から右端に至る全幅範囲と定義する。
平坦面24は、水平、つまり路面Gに対してほぼ平行に、且つ路面Gと直接、対向する形態である。前後方向における平坦面24の形成領域は、底壁部23のうち前端部と後端部とを除いた広い範囲に亘っている。また、左右方向における平坦面24の形成領域は、底壁部23のうち左右両端部を除いた広い範囲に亘っている。
弧状面25は底壁部23の後端部に形成されている。前後方向における弧状面25の形成領域は、平坦面24の後端から、底壁部23の後端(後端面22)よりも少し前方の位置に至る範囲である。弧状面25は、平坦面24の後端から後端面22に向かって斜め上後方へ弧状に延出しているが、後端面22には到達していない。
底壁部23の下面のうち、弧状面25の後端(上端)と後端面22の下端との間の領域には、巻き込み抑制突部26が底壁部23のほぼ全幅に亘って形成されている。巻き込み抑制突部26の下面(路面Gとの対向面)は、略水平(路面G及び平坦面24と平行)な整流面27となっている。この整流面27(巻き込み抑制突部26)の前端は、弧状面25の後端(上端)に対し鈍角をなして連なっている。
巻き込み抑制突部26の後端部には、直角に角張った形態のエッジ部28が形成されている。エッジ部28(巻き込み抑制突部26)の後端面22は、ほぼ鉛直の向きに形成されたエッジ面29となっている。エッジ面29の下端部は、整流面27に対し直角に連なり、エッジ面29の上端部は、後端面22の下端部に対し面一状に連なっている。
上記のようにタンク本体20に巻き込み抑制突部26が一体に形成された燃料タンクBは、実施例1と同様、四輪の自動車VのフロアパネルPの下面に取り付けられる。この燃料タンクBの取付け形態は上記実施例1と同じであるため、同一符号を付し、説明は省略する。
自動車Vの走行中、路面GとフロアパネルP及び燃料タンクBとの間の空間には、自動車Vに対して相対的に後方に向かう空気の流れが生じる。燃料タンクBは後輪用のサスペンションSの前方近傍に配され、燃料タンクBの後端面22はサスペンションS用の収容空間Hに、直接、臨んでいる。そのため、燃料タンクBの下面に沿った空気流が、サスペンションS用の収容空間H内に巻き込まれて大きな乱流となる。特に、本実施例2の燃料タンクBの底壁部23には、平坦面24の後端部から斜め上後方へ(つまり、収容空間Hに向かって)延出する弧状面25が形成されているので、空気流が収容空間H内に巻き込まれ易い。
このような大きな乱流は、空気抵抗を増大させ、走行性能を低下させることになる。しかし、平坦面24の後端部及び弧状面25に沿って斜め上後方に向かう空気の流れは、収容空間Hに到達する直前で、巻き込み抑制突部26の整流面27(下面)に摺接することによって水平方向に向きを変える。したがって、空気流は、燃料タンクBの下面(整流面27)よりも上方に位置する収容空間H内へ巻き込まれ難い。
本実施例1の燃料タンクBは、自動車VのフロアパネルPの下方において路面Gと対向するように露出し、且つ後端面22をサスペンションS用の収容空間Hに臨ませるように配されるものであって、走行性能の向上を図るための手段として、路面Gと対向する底壁部23の下面の後端部には、走行中に底壁部23の下面に沿って流れる空気が収容空間H内に巻き込まれることを抑制する巻き込み抑制突部26が一体に形成されている。
底壁部23の下面の後端部に巻き込み抑制突部26を形成したことにより、走行中に底壁部23の下面に沿って流れる空気がサスペンションS用の収容空間H内に巻き込まれ難くなっている。これにより、収容空間H内における大きな乱流の生成が抑制されて空気抵抗が低減されるので、走行性能が向上する。また、巻き込み抑制突部26は底壁部23に一体に形成されているので、部品点数が少なくて済む。
また、燃料タンクBの底壁部23には、路面Gと略平行に対向する平坦面24と、平坦面24の後端から後端面22に向かって斜め上後方へ延出する弧状面25とが形成されているため、底壁部23の下面に沿った空気流がサスペンションS用の収容空間Hに巻き込まれ易い。しかし、巻き込み抑制突部26が弧状面25の後端から後方へ突出した形態となっているので、底壁部23の下面に沿った空気流は、巻き込み抑制突部26の下面によって整流される。したがって、空気流は収容空間Hに巻き込まれ難くなっている。
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3を図6〜図8を参照して説明する。本実施例3の燃料タンクCは、全体として扁平な箱形をなす合成樹脂製のタンク本体30と、タンク本体30に同一材料で一体に形成した巻き込み抑制突部36とを備えて構成されている。タンク本体30の内部は、燃料(図示省略)を貯留するための貯留空間31となっている。
タンク本体30の後端面32は、ほぼ鉛直状に形成されている。タンク本体30の底壁部33の下面(外面)は、平坦面34と、弧状面35とを備えて構成されている。本実施例において、前後方向における底壁部33の形成領域は、タンク本体30の前端から後端に至る全長範囲と定義する。また、左右方向における底壁部33の形成領域は、タンク本体30の左端から右端に至る全幅範囲と定義する。
平坦面34は、水平、つまり路面Gに対してほぼ平行に、且つ路面Gと直接、対向する形態である。前後方向における平坦面34の形成領域は、底壁部33のうち前端部と後端部とを除いた広い範囲に亘っている。また、左右方向における平坦面34の形成領域は、底壁部33のうち左右両端部を除いた広い範囲に亘っている。弧状面35は底壁部33の後端部に形成されている。前後方向における弧状面35の形成領域は、平坦面34の後端から、後端面32の下端に至る範囲である。弧状面35は、平坦面34から後端面32に向かって斜め上後前方へ四半円弧状に延出している。
平坦面34の後端部には、複数の巻き込み抑制突部36が、底壁部33の幅方向にほぼ一定ピッチを空けて一列に並ぶように形成されている。各巻き込み抑制突部36の正面形状は、頂角を下に向けた二等辺三角形である。各巻き込み抑制突部36の底面形状は、頂角を前方に向けた二等辺三角形である。各巻き込み抑制突部36の側面形状は、直角三角形である。したがって、巻き込み抑制突部36は、前方に向かって尖った楔状をなしている。
巻き込み抑制突部36の外面のうち底面及び側面に現れる2つの面は、左右対称な一対の整流面37となっている。一対の整流面37の幅寸法は、後方に向かって次第に大きくなっている。平坦面34からの巻き込み抑制突部36の下方への突出寸法も、後方に向かって次第に大きくなっている。
巻き込み抑制突部36の後端部には、三角錐状に角張った形態のエッジ部38が形成されている。エッジ部38(巻き込み抑制突部36)の後端面32は、ほぼ鉛直の向きに形成されたエッジ面39となっている。エッジ面39は、整流面37の後端部に対し鋭角に連なっている。また、エッジ面39は、平坦面34に対しほぼ直角に連なっている。
上記のようにタンク本体30に巻き込み抑制突部36が一体に形成された燃料タンクCは、実施例1と同様、四輪の自動車VのフロアパネルPの下面に取り付けられる。この燃料タンクCの取付け形態は上記実施例1と同じであるため、同一符号を付し、説明は省略する。
自動車Vの走行中、路面GとフロアパネルP及び燃料タンクCとの間の空間には、自動車Vに対して相対的に後方に向かう空気の流れが生じる。燃料タンクCは後輪用のサスペンションSの前方近傍に配され、燃料タンクCの後端面32はサスペンションS用の収容空間Hに、直接、臨んでいる。そのため、燃料タンクCの下面に沿った空気流が、サスペンションS用の収容空間H内に巻き込まれて大きな乱流となる。
このような大きな乱流は、空気抵抗を増大させ、走行性能を低下させることになる。しかし、底壁部33の平坦面34に沿って流れる空気は、収容空間Hに到達する直前で、複数の巻き込み抑制突部36に衝突することにより、小さい乱流となる。この収容空間Hの前方近傍に生じた小さい複数の乱流は、空気流が、燃料タンクCの下面(整流面37)よりも上方に位置する収容空間H内へ巻き込まれることを阻害する。
本実施例1の燃料タンクCは、自動車VのフロアパネルPの下方において路面Gと対向するように露出し、且つ後端面32をサスペンションS用の収容空間Hに臨ませるように配されるものであって、走行性能の向上を図るための手段として、路面Gと対向する底壁部33の下面の後端部には、走行中に底壁部33の下面に沿って流れる空気が収容空間H内に巻き込まれることを抑制する巻き込み抑制突部36が一体に形成されている。
底壁部33の下面の後端部に巻き込み抑制突部36を形成したことにより、走行中に底壁部33の下面に沿って流れる空気がサスペンションS用の収容空間H内に巻き込まれ難くなっている。これにより、収容空間H内における大きな乱流の生成が抑制されて空気抵抗が低減されるので、走行性能が向上する。また、巻き込み抑制突部36は底壁部33に一体に形成されているので、部品点数が少なくて済む。
また、底壁部33の下面の後端部には、路面Gと略平行に対向する平坦面34が形成されており、この平坦面34には、複数の巻き込み抑制突部36が分散配置されている。この構成によれば、底壁部33の下面に沿った空気の流れは、複数の巻き込み抑制突部36に衝突することによって小さい乱流を生じさせる。この小さい乱流が底壁部33の後端部に存在することで、サスペンションS用の収容空間Hへの空気の巻き込みが抑制される。また、制御用突起によって生じた小さい乱流は、底壁部33と空気流を剥離し難くさせるので、ダウンフォースが発生し、走行性能が向上する。
<実施例4>
次に、本発明を具体化した実施例4を図9〜図11を参照して説明する。本実施例4の燃料タンクDは、巻き込み抑制突部46の形状を上記実施例3とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施例3と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、説明は省略する。
本実施例4の各巻き込み抑制突部46の正面形状は、略半円形である。各巻き込み抑制突部46の底面形状は、頂角を前方に向けた二等辺三角形である。各巻き込み抑制突部46の側面形状は、直角三角形である。つまり、巻き込み抑制突部46は、円錐をその軸線を含むように切断した形状であり、前方に向かって尖った楔状をなしている。
巻き込み抑制突部46の外面は、円錐面を2つに切断した曲面からなる整流面37となっている。整流面37の幅寸法は、後方に向かって次第に大きくなっている。平坦面34からの巻き込み抑制突部46の下方への突出寸法も、後方に向かって次第に大きくなっている。
巻き込み抑制突部46の後端部には、円形をなすエッジ部38が形成されている。エッジ部38(巻き込み抑制突部46)の後端面は、ほぼ鉛直の向きに形成されたエッジ面39となっている。エッジ面39は、整流面37の後端部に対し鋭角に連なり、平坦面34に対しほぼ直角に連なっている。本実施例4の燃料タンクDの作用及び効果は、実施例3と同じであるから、説明を省略する。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例3,4では、底壁部の下面の後端部に平坦面と弧状面が形成されているが、底壁部の下面の後端部には、平坦面のみが形成され、弧状面が形成されていなくてもよい。
(2)上記実施例3,4では、巻き込み抑制突部の正面形状が三角形又は半円形であるが、これに限らず、巻き込み抑制突部の正面形状は、長方形、正方形、台形等であってもよい。
(3)上記実施例3,4では、巻き込み抑制突部の底面形状が三角形又は円形であるが、これに限らず、巻き込み抑制突部の底面形状は、長方形、正方形、台形、半円形、楕円形等であってもよい。
(4)上記実施例3,4では、巻き込み抑制突部を幅方向に一列に並ぶように配置したが、巻き込み抑制突部の配置形態はこれに限らず、幅方向に一列に並ぶ巻き込み抑制突部群を、列前後方向に複数群、配置してもよく、また、複数の巻き込み抑制突部を、千鳥状に配置してもよく、前後方向及び左右方向にランダムに配置してもよい。
A,B,C,D…燃料タンク
H…収容空間
G…路面
P…フロアパネル
S…サスペンション
V…自動車
11,22,32…後端面
13,23,33…底壁部
14,24,34…平坦面
15,25,35…弧状面
16,26,36…巻き込み抑制突部

Claims (4)

  1. 自動車のフロアパネルの下方において路面と対向するように露出し、且つ後端面をサスペンション用の収容空間に臨ませるように配される合成樹脂製の燃料タンクであって、
    前記路面と対向する底壁部の下面の後端部には、走行中に前記底壁部の下面に沿って流れる空気が前記収容空間内に巻き込まれることを抑制する巻き込み抑制突部が一体に形成されていることを特徴とする燃料タンク。
  2. 前記底壁部には、前記路面と略平行に対向する平坦面が形成されており、
    前記巻き込み抑制突部の下面が、前記平坦面の後方に連なるように配され、且つ後方に向かって前記路面との対向間隔を狭まるように傾斜した形態であることを特徴とする請求項1記載の燃料タンク。
  3. 前記底壁部には、前記路面と略平行に対向する平坦面と、前記平坦面の後端から前記後端面に向かって斜め上後方へ延出する弧状面とが形成されており、
    前記巻き込み抑制突部が、前記弧状面の後端から後方へ突出した形態であることを特徴とする請求項1記載の燃料タンク。
  4. 前記底壁部の下面の後端部に、前記路面と略平行に対向する平坦面が形成されており、
    前記平坦面に複数の前記巻き込み抑制突部が分散配置されていることを特徴とする請求項1記載の燃料タンク。
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