JP2008195259A - 自動車 - Google Patents

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JP2008195259A JP2007033290A JP2007033290A JP2008195259A JP 2008195259 A JP2008195259 A JP 2008195259A JP 2007033290 A JP2007033290 A JP 2007033290A JP 2007033290 A JP2007033290 A JP 2007033290A JP 2008195259 A JP2008195259 A JP 2008195259A
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Abstract

【課題】駆動装置の冷却能力に優れた自動車を提供する。
【解決手段】自動車は、居室1の床を構成するフロアパネル11を備える。フロアパネル11の下側に配置され、車輪を駆動するための駆動装置28を備える。フロアパネル11の下側に配置され、駆動装置28と対向して配置されている燃料タンク21を備える。駆動装置28と燃料タンク21とは、略水平方向に並んで配置されている。駆動装置28と燃料タンク21との間には隙間部41が形成されている。隙間部41は、端部にスリット部42を有する。スリット部42は、走行しているときに負圧になるように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車に関する。特に、駆動装置を備える自動車に関する。
近年、電動機を駆動源として用いる電気自動車や、駆動源としての電動機とその他の駆動源(たとえば、内燃機関、燃料電池等)とを組み合わせた、いわゆるハイブリッド電気自動車が実用化されてきている。
これらの自動車においては、電気を供給するための蓄電機器が搭載される。蓄電機器としては、たとえば、繰り返し充放電が可能な二次電池やキャパシタなどが配置される。また、これらの自動車においては車輪を駆動するためのモータが搭載される。
特開2002−144888号公報においては、前輪を駆動するエンジンと、後輪を駆動する電動モータと、電動モータに供給する電力を蓄える蓄電装置と、電動モータの動作を制御するパワードライブユニットと、パワードライブユニットを冷却する空冷式の冷却系とを備えるハイブリッド車両が開示されている。このハイブリッド車両においては、蓄電装置、パワードライブユニットおよび電動モータが、車両の前後方向に前側から順番に並び、かつ車室の床下に配置されていることが開示されている。冷却系は、車室の床下に配置されるとともに、その給気口が蓄電装置の前方に配置されることが開示されている。
特開平9−286246号公報においては、四角形の矩形枠部を設け、その空間へトレーを収容して、ここにハイブリッド駆動用のバッテリと燃料タンクとを一緒に配置するハイブリッド駆動車両が開示されている。
また、特開平5−105147号公報においては、フレームに電動機を装着し、バッテリを電動機の上方に配設し、バッテリの上方にヘルメットボックスを配設した電動二輪車が開示されている。この電動二輪車においては、電動機、バッテリ、ヘルメットボックスが前輪と後輪との間で上下に配置されることが開示されている。
特開2005−47300号公報においては、エンジンの前方にインバータを配置するとともに、エンジンとインバータとの間に、上方に隙間が形成され、かつ下方に外部に連通した開口が形成された遮蔽板を設けて構成するギヤエンジン車両のインバータ搭載構造が開示されている。
特開2002−144888号公報 特開平9−286246号公報 特開平5−105147号公報 特開2005−47300号公報
電気自動車やハイブリッド自動車は、モータが駆動することにより、モータの回転力が車輪に伝達される。モータの回転力は、たとえば、ギヤを介して車軸に伝達される。このような機構において、モータは駆動することにより発熱する。また、モータの回転力を伝達するギヤユニットにおいても発熱する。
仮にモータの温度が無制限に上昇した場合には、モータが故障する可能性が生じる。このため、モータの温度を検知することにより、モータの温度が制限まで達したら、モータが出力する回転力に制限が加えられる。このように、モータの温度が高くなりすぎると出力が制限されてしまう。また、ギヤユニットにおいては、オイルの温度が高くなりすぎると、オイルが劣化してしまう場合がある。オイルが劣化してしまうことにより、潤滑性能が低下してしまう。このために、モータユニットやギヤユニットなどの駆動装置は、冷却を行なうことが好ましい。
上記の特開2005−47300号公報に開示されているインバータの冷却構造においては、インバータに対して走行風を直接導入することにより冷却を行なっている。しかしながら、この冷却構造においては、冷却通路に砂利などの異物が飛込んでしまい、インバータなどの機器を破損してしまうおそれがあった。また、周りの空気を直接的に取込むために、走行を行なうときの空気抵抗が増加して燃費が悪化するという問題があった。また、導風板やダクトなどの機器を冷却のために形成しなければならず、構造が複雑になるとともに製造費が高くなるという問題があった。
本発明は、駆動装置の冷却能力に優れた自動車を提供することを目的とする。
本発明の一の局面における自動車は、居室および荷物室のうち少なくとも一部の床を構成する床部材を備える。上記床部材の下側に配置され、車輪を駆動するための駆動装置を備える。上記床部材の下側に配置され、上記駆動装置と対向して配置されている対向機器を備える。上記駆動装置と上記対向機器とは、略水平方向に並んで配置されている。上記駆動装置と上記対向機器との間には隙間部が形成されている。上記隙間部は、端部にスリット部を有する。上記スリット部は、走行しているときに負圧になるように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記駆動装置は、外側に向かって突出するように形成されている第1凸部を含む。上記対向機器は、外側に向かって突出するように形成されている第2凸部を含む。上記第1凸部は、平面状に形成されている第1表面を有する。上記第2凸部は、平面状に形成されている第2表面を有する。上記スリット部は、上記第1表面と上記第2表面とに挟まれる空間により形成されている。
上記発明において好ましくは、上記対向機器は、燃料タンクおよび蓄電機器のうち少なくとも一の機器を含む。
上記発明において好ましくは、上記スリット部は、走行しているときに負圧になるように隙間が小さく形成されている。
本発明の他の局面における自動車は、居室および荷物室のうち少なくとも一部の床を構成する床部材を備える。上記床部材の下側に配置され、車輪を駆動するための駆動装置を備える。上記床部材は、略鉛直方向に延びる表面を有する。上記表面は、上記駆動装置に対向するように配置されている。上記駆動装置と上記表面との間には隙間部が形成されている。上記隙間部は、端部にスリット部を有する。上記スリット部は、走行しているときに負圧になるように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記駆動装置は、外側に向かって突出するように形成されている第1凸部を含む。上記床部材は、外側に向かって突出するように形成されている第2凸部を含む。上記第1凸部は、平面状に形成されている第1表面を有する。上記第2凸部は、平面状に形成されている第2表面を有する。上記スリット部は、上記第1表面と上記第2表面とに挟まれる空間により形成されている。
上記発明において好ましくは、上記スリット部は、走行しているときに負圧になるように隙間が小さく形成されている。
上記発明において好ましくは、上記駆動装置は、モータ、インバータおよびギヤのうち少なくとも一の機器を含む。
上記発明において好ましくは、上記床部材に配置され、開閉可能に形成されている開閉弁を備える。上記開閉弁は、開いたときに上記隙間部に対して上記床部材の上側の空気を供給するように配置されている。
上記発明において好ましくは、蓄電機器を含む蓄電装置を備える。上記蓄電装置は、上記床部材の上側に配置されている。上記蓄電装置は、上記蓄電機器を冷却する空気を放出するための排気管を有する。上記排気管は、上記隙間部に上記蓄電機器を冷却した空気を供給できるように形成されている。
本発明によれば、駆動装置の冷却能力に優れた自動車を提供することができる。
(実施の形態1)
図1および図2を参照して、実施の形態1における自動車について説明する。本実施の形態における自動車は、駆動源として電動機およびエンジンを備えるハイブリッド自動車である。
図1に、本実施の形態における自動車の概略断面図を示す。図1は、後輪の近傍で鉛直方向に切断したときの概略断面図である。本実施の形態における自動車は、居室1を備える。居室1は、人が乗車する空間である。居室1には、前部座席および後部座席5が配置されている。
本実施の形態における自動車は、居室1の床を構成する床部材として、フロアパネル11を備える。フロアパネル11は、板状に形成されている。フロアパネル11は、居室1の前部から自動車の後部に向けて延びるように形成されている。本実施の形態におけるフロアパネル11は、トランクルーム2の床も構成している。
後部座席5は、フレーム12を介してフロアパネル11に支持されている。後部座席5の後側には、パーティションパネル3が配置されている。パーティションパネル3は、板状に形成されている。居室1とトランクルーム2とは、パーティションパネル3によって区画されている。
パーティションパネル3の後側には、トランクルーム2が形成されている。トランクルーム2は、荷物を載せるための荷物室である。トランクルーム2の下部には、底板4が配置されている。底板4は、フレーム13を介してフロアパネル11に支持されている。
図2に、本実施の形態における自動車の概略下面図を示す。図1および図2を参照して、本実施の形態における自動車は、駆動装置28を備える。駆動装置28は、車輪を駆動するための装置である。本実施の形態における駆動装置28は、後輪としての車輪25を駆動するように形成されている。駆動装置28は、フロアパネル11の下側に配置されている。
本実施の形態における駆動装置28は、モータユニット22を含む。モータユニット22の内部にはモータが配置されている。駆動装置28は、ギヤユニット23を含む。ギヤユニット23は、内部に複数のギヤを有する。ギヤユニット23の内部には、デファレンシャルギヤなどのモータの回転力をドライブシャフト24に伝えるギヤが配置されている。本実施の形態においては、モータユニット22およびギヤユニット23は、車体の幅方向に並んで配置されている。
モータユニット22で生じた回転力は、ギヤユニット23によって増幅され、ドライブシャフト24に伝達される。ドライブシャフト24に伝達された回転力は車輪25に伝えられる。
本実施の形態における自動車は、駆動装置28と対向して配置されている対向機器としての燃料タンク21を有する。燃料タンク21は、フロアパネル11の下側に配置されている。燃料タンク21とフロアパネル11との間には、クッション材14が配置されている。
燃料タンク21と駆動装置28とは、車体の前後方向に並んで配置されている。本実施の形態においては、燃料タンク21は、駆動装置28の前側に配置されている。駆動装置28と燃料タンク21とは、ほぼ水平方向に並んで配置されている。
駆動装置28とフロアパネル11との間には隙間が形成されている。また、駆動装置28と燃料タンク21との間には、隙間部41が形成されている。本実施の形態における隙間部41は、下側に延びるように形成されている。隙間部41は、車体の幅方向に延びるように形成されている。
本実施の形態における駆動装置28は、第1凸部を構成する凸部材31を有する。凸部材31は、駆動装置28の底面のうち、燃料タンク21と対向する端部に配置されている。凸部材31は、外側に向かって突出するように形成されている。本実施の形態においては、凸部材31は、下側に向かって突出するように形成されている。
燃料タンク21は、第2凸部を構成する凸部材32を有する。凸部材32は、燃料タンク21の底面のうち、駆動装置28と対向する端部に配置されている。凸部材32は、外側に向かって突出するように形成されている。本実施の形態においては、凸部材32は、下側に向かって突出するように形成されている。
凸部材31および凸部材32は、互いに対向するように配置されている。凸部材31は、駆動装置28の底部において車体の幅方向に延びるように形成されている。凸部材32は、燃料タンク21の底部において車体の幅方向に延びるように形成されている。
凸部材31は、平面状に形成されている第1表面としての表面31aを有する。凸部材32は、平面状に形成されている第2表面としての表面32aを有する。表面31aおよび表面32aは、互いにほぼ平行になるように形成されている。
本実施の形態においては、隙間部41は、スリット部42を有する。凸部材31と凸部材32とに挟まれる空間によりスリット部42が形成されている。スリット部42は、表面31aと表面32aとに挟まれる空間により形成されている。スリット部42は、走行しているときに周りの空気に対して負圧になるように形成されている。スリット部42は、走行しているときに周りの空気に対して負圧になるように、表面31aと表面32aとの距離が小さく(隙間が小さく)形成されている。
本実施の形態においては、スリット部42の隙間は、凸部材32を除いた燃料タンク21本体の底面と、凸部材31を除いた駆動装置28本体の底面との距離よりも小さくなるように形成されている。スリット部42の隙間は、凸部材31,32が配置されていないときの燃料タンク21本体と駆動装置28本体との距離よりも小さくなるように形成されている。スリット部42は、下側に向かって延びるように形成されている。スリット部42は、車体の幅方向に延びるように形成されている。
図1を参照して、自動車が走行することにより、燃料タンク21および駆動装置28の下側を矢印69に示すように、空気の流れが生じる。スリット部42は、走行しているときに周りの空気に対して負圧になるように隙間が小さく形成されている。このため、スリット部42は、周りの外側の空間よりも圧力が低くなる。この結果、隙間部41において、矢印61に示すように、下側に向かう空気の流れが生じる。
図2を参照して、周りの空気は、矢印62に示すように、駆動装置28および燃料タンク21の側方から隙間部41に流入する。この後に、スリット部42に向かって空気が流れる。隙間部41においては、側方から空気が流入して下側から排出される空気の流れが生じる。この空気の流れにより、駆動装置28の冷却を行なうことができる。本実施の形態における自動車は、走行するときの車体の周りの空気の流れを用いて、効果的に駆動装置を冷却することができる。
たとえば、モータを含むモータユニットが燃料タンクの後側に配置されている場合においては、モータユニットの底面のみに流れる空気が接触して、モータユニットの冷却効率が悪いという問題があった。しかしながら、本実施の形態においては、モータユニットの底面のみではなく側面に空気の流れを形成して冷却することができるため、モータユニットを効果的に冷却することができる。
また、ダクトやブロアなどの複雑な機器を配置する必要がなく、簡易な構成で効果的に駆動装置の冷却を行なうことができる。さらに、走行しているときの空気を直接的に取込むことを行なわないため、走行時の空気抵抗が大きくなることを回避できる。
本実施の形態においては、隙間部41にスリット部42を形成するために、駆動装置28および燃料タンク21とは別部材の凸部材31,32を配置している。簡易な構成の凸部材を配置することにより、容易にスリット部を形成することができる。
本実施の形態においては、駆動装置および燃料タンクのそれぞれに、別部材の凸部材を配置することによりスリット部を形成しているが、この形態に限られず、駆動装置または燃料タンク等の対向機器と一体的に凸部を形成しても構わない。
たとえば、モータユニットのケースやギヤユニットのケースは、鋳造で製造することができる。鋳造を行なうときに、スリット部を形成するための凸部を容易に形成することができる。また、対向機器においても、スリット部を形成するための凸部を一体的に形成しても構わない。
本実施の形態における駆動装置は、モータを有するモータユニットおよびギヤを有するギヤユニットを含むが、この形態に限られず、駆動装置は、モータ、インバータおよびギヤなどの駆動するための機器を有していればよい。ここで、インバータは、直流の電気を交流の電気に変換するための電気機器である。いずれの機器においても駆動することにより発熱するために冷却されることが好ましい。
また、本実施の形態における駆動装置に対向する対向機器としては、燃料タンクが配置されているが、この形態に限られず、任意の機器が配置されていても構わない。たとえば、対向機器として蓄電池が配置されていても構わない。
また、本実施の形態においては、対向機器の後側に駆動装置が配置されているが、この形態に限られず、駆動装置の後側に対向機器が配置されていても構わない。
本実施の形態におけるスリット部は、下側から見たときに直線状に延びるように形成されているが、この形態に限られず、スリット部は曲線状に形成されていても構わない。
本実施の形態における床部材は、居室および荷物室の床を構成しているが、この形態に限られず、床部材は、居室および荷物室のうち少なくとも一部の床を構成していれば構わない。
本実施の形態においては、ハイブリッド自動車を例に採り上げて説明を行なったが、この形態に限られず、任意の自動車に本発明を適用することができる。たとえば、電気自動車に本発明を適用することができる。
(実施の形態2)
図3および図4を参照して、実施の形態2における自動車について説明する。
図3は、本実施の形態における自動車の第1の概略断面図である。図3は、後輪の近傍で鉛直方向に切断したときの概略断面図である。本実施の形態における自動車は、開閉弁17を備える。開閉弁17は、フロアパネル11に配置されている。
開閉弁17は、矢印63に示すように、回動可能なように形成されている。開閉弁17は、隙間部41の近傍に配置されている。開閉弁17は、板状に形成されている。開閉弁17は、車体の幅方向に延びるように形成されている。
本実施の形態における開閉弁17は、居室1とフロアパネル11の下側との圧力差に応じて、開閉自在に形成されている。開閉弁17は、図示しない付勢部材により閉じる向きに付勢されている。開閉弁17は、開いたときに隙間部41に対してフロアパネル11の上側の空気を供給するように配置されている。
図4に、本実施の形態における自動車の第2の概略断面図を示す。自動車が走行することにより、矢印69に示す空気の流れが生じて、スリット部42が負圧になることは実施の形態1と同様である。スリット部42が負圧になることにより、隙間部41も負圧になる。本実施の形態においては、開閉弁17が開いて、矢印64に示すように、居室1の空気が隙間部41に流入する。自動車が止まると、隙間部41と周りの空気とは略同じ圧力になり、開閉弁17は閉じる。このように、本実施の形態における開閉弁17は、走行に応じて開閉するように形成されている。
本実施の形態の自動車においては、たとえば、夏期などの外気温度が高いときに、空調装置により低温になった居室1の空気を隙間部41に供給することができる。すなわち、居室1の冷たい空気を、隙間部41に供給して駆動装置28を効果的に冷却することができる。
本実施の形態においては、居室の空気を隙間部に供給するように形成されているが、この形態に限られず、たとえば、トランクルームの空気を隙間部に供給するように形成されていても構わない。
また、本実施の形態における開閉弁は、スリット部において生じる負圧に応じて開くように形成されているが、この形態に限られず、たとえば開閉弁の制御装置を配置して、電気的に開閉の制御を行なっても構わない。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態3)
図5から図7を参照して、実施の形態3における自動車について説明する。本実施の形態における自動車は、駆動装置に床部材が対向している。
図5に、本実施の形態における第1の自動車の概略断面図を示す。図6に、本実施の形態における第1の自動車の下面図を示す。本実施の形態における自動車は、床部材としてのフロアパネル15を備える。フロアパネル15は、凹むように形成された凹部15aを有する。凹部15aの内部には蓄電機器26が配置されている。
本実施の形態における蓄電機器26は、二次電池である。蓄電機器26の上側には、蓋部材18が配置されている。後部座席5を支持するフレーム12は、蓋部材18に支持されている。フロアパネル15は、略鉛直方向に延びる外側の表面15bを有する。表面15bは、駆動装置28に対向するように形成されている。
駆動装置28は、第1凸部を構成する凸部材31を含む。凸部材31は、平面状に形成されている第1表面としての表面31aを有する。本実施の形態におけるフロアパネル15は、第2凸部を構成する凸部材33を含む。凸部材33は、外側に向かって突出するように形成されている。凸部材33は、平面状に形成されている第2表面としての表面33aを有する。表面31aと表面33aとに挟まれる空間によって、スリット部42が形成されている。
本実施の形態においては、スリット部42の隙間は、凸部材33を除いたフロアパネル15の底面と、凸部材31を除いた駆動装置28本体の底面との距離よりも小さくなるように形成されている。スリット部42の隙間は、凸部材31,33が配置されていないときの、フロアパネル15と駆動装置28本体との距離よりも小さくなるように形成されている。
図6を参照して、本実施の形態におけるフロアパネル15の凹部15aは、フロアパネル15の幅方向のほぼ全体にわたって形成されている。凹部15aの外側の表面15bと、駆動装置28の表面とが対向している。
図5および図6を参照して、本実施の形態における第1の自動車においても、走行することにより、矢印69に示すように、車体の前後方向に空気の流れが生じる。凸部材31,33の下側に、空気が流れることにより、スリット部42が負圧になって、隙間部41に空気の流れが生じる。この結果、駆動装置28の表面を効果的に冷却することができる。
図7に、本実施の形態における第2の自動車の下面図を示す。第2の自動車は、フロアパネル16を備える。第2の自動車は、駆動装置28に対向する対向機器としての燃料タンク29を備える。フロアパネル16は外側の表面16bを有する凹部16aを含む。凹部16aは、表面16bと駆動装置28とが対向するように形成されている。凹部16aの内部には、蓄電機器27が配置されている。
フロアパネル16の凹部16aおよび燃料タンク29は、車体の幅方向に並ぶように配置されている。凹部16aの表面16bと駆動装置28との間の空間により隙間部41が形成されている。また、燃料タンク29と駆動装置28との間の空間により隙間部41が形成されている。
第1凸部を構成する凸部材31は、駆動装置28の底部に配置されている。第2凸部を構成する凸部材33は、フロアパネル16の凹部16aの底部および燃料タンク29の底部に配置されている。本実施の形態においては、フロアパネルに形成される凸部および燃料タンクに形成される凸部が一体的に形成されているが、この形態に限られず、フロアパネルよび燃料タンクのそれぞれに凸部が形成されていても構わない。
本実施の形態においては、凸部材31の表面31aと凸部材33の表面33aとの隙間によりスリット部が形成されている。本実施の形態における第2の自動車においても、矢印69に示す向きに空気が流れることにより、スリット部の圧力が負圧になって、隙間部に空気が流れるために、駆動装置の冷却を効果的に行なうことができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1または2と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態4)
図8を参照して、実施の形態4における自動車について説明する。
図8は、本実施の形態における自動車の概略断面図である。図8は、後輪の近傍を鉛直方向に切断したときの概略断面図である。
本実施の形態における自動車は、フロアパネル11を備える。本実施の形態における自動車は、開閉弁17を備える。開閉弁17は、矢印63に示すように、開閉自在に形成されている。
本実施の形態における自動車は、蓄電装置51を備える。蓄電装置51は、電気を蓄えるための装置である。蓄電装置51は、蓄電機器ケースを備える。蓄電装置51は、蓄電機器ケースの内部に配置されている蓄電機器52を含む。蓄電機器52は、たとえば二次電池である。
本実施の形態における蓄電装置51は、フロアパネル11の上側に配置されている。蓄電装置51は、トランクルーム2の内部に配置されている。本実施の形態における蓄電装置51は、トランクルーム2の奥の部分に配置されている。蓄電装置51の外側には、覆い部材6が配置されている。
本実施の形態における自動車は、アッパーバック7を有する。アッパーバック7は、パーティションパネル3と連続的に形成されている。アッパーバック7は、板状に形成されている。アッパーバック7は、水平方向に延びるように形成されている。アッパーバック7は、居室1とトランクルーム2との境界を区画するように形成されている。
蓄電装置51は、蓄電機器52を冷却する空気を取入れるための給気管53を含む。アッパーバック7には、空気取込口57が形成されている。空気取込口57は、給気管53に連通している。本実施の形態における蓄電装置51は、居室1の空気を空気取込口57から取り込んで、給気管53を通じて蓄電機器52に送風できるように形成されている。蓄電装置51は、居室1の空気を用いて蓄電機器52を冷却するように形成されている。
蓄電装置51は、蓄電機器52を冷却した空気を排出するための排気管54,55を備える。排気管54は、外気に連通している。本実施の形態においては、排気管54の経路の途中に送風機56が配置されている。
また、排気管55は、開閉弁17に向かって空気を流すように形成されている。排気管55は、開閉弁17が開くことにより、隙間部41に向かって蓄電機器52を冷却した空気を供給できるように形成されている。
本実施の形態においては、排気管54と排気管55とが連通しているが、この形態に限られず、排気経路が選択されるように形成されていても構わない。たとえば、排気管54および排気管55に、それぞれの排気管の空気の流れを止めるための弁が配置されても構わない。
送風機56が駆動することにより、排気管54の空気が車外に放出される。蓄電機器52を冷却する空気の流れが生じる。居室1の空気は、空気取込口57から取込まれ、蓄電機器52を冷却した後に排気管54から排出される。
または、自動車が走行することにより、矢印69に示す向きに空気の流れが生じる。スリット部42が負圧になることにより、開閉弁17が開いて、空気が排気管55から隙間部41に向かって流れる。居室1の空気は、空気取込口57から取込まれ、蓄電機器52を冷却した後に排気管55から排出される。このように、本実施の形態においては、蓄電装置を冷却した空気を用いてさらに駆動装置の冷却を行なうことができる。
たとえば、夏期などにおいては、居室の空気を用いて蓄電機器の冷却を行なったとしても、その排気は、外気温度よりも低い温度になる。本実施の形態においては、外気よりも冷たい空気を隙間部に供給することができ、効果的に駆動装置の冷却を行なうことができる。
本実施の形態においては、蓄電装置が、トランクルームの内部に配置されているが、この形態に限られず、たとえば、後部座席の下側に配置されていても構わない。または、蓄電装置は、居室のいずれの位置に配置されていても構わない。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1から3のいずれかと同様であるのでここでは説明を繰返さない。
上述のそれぞれの図において、同一または相当する部分には、同一の符号を付している。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
実施の形態1における自動車の駆動装置の部分の概略断面図である。 実施の形態1における自動車の駆動装置の部分の概略下面図である。 実施の形態2における自動車の駆動装置の部分の第1の概略断面図である。 実施の形態2における自動車の駆動装置の部分の第2の概略断面図である。 実施の形態3における第1の自動車の駆動装置の部分の概略断面図である。 実施の形態3における第1の自動車の駆動装置の部分の概略下面図である。 実施の形態3における第2の自動車の駆動装置の部分の概略下面図である。 実施の形態4における自動車の駆動装置の部分の概略断面図である。
符号の説明
1 居室、2 トランクルーム、3 パーティションパネル、4 底板、5 後部座席、6 覆い部材、7 アッパーバック、11,15,16 フロアパネル、12,13 フレーム、14 クッション材、15a,16a 凹部、15b,16b 表面、17 開閉弁、18 蓋部材、21,29 燃料タンク、22 モータユニット、23 ギヤユニット、24 ドライブシャフト、25 車輪、26,27 蓄電機器、28 駆動装置、31〜33 凸部材、31a,32a,33a 表面、41 隙間部、42 スリット部、51 蓄電装置、52 蓄電機器、53 給気管、54,55 排気管、56 送風機、57 空気取入口、61〜64,69 矢印。

Claims (10)

  1. 居室および荷物室のうち少なくとも一部の床を構成する床部材と、
    前記床部材の下側に配置され、車輪を駆動するための駆動装置と、
    前記床部材の下側に配置され、前記駆動装置と対向して配置されている対向機器と
    を備え、
    前記駆動装置と前記対向機器とは、略水平方向に並んで配置され、
    前記駆動装置と前記対向機器との間には隙間部が形成され、
    前記隙間部は、端部にスリット部を有し、
    前記スリット部は、走行しているときに負圧になるように形成されている、自動車。
  2. 前記駆動装置は、外側に向かって突出するように形成されている第1凸部を含み、
    前記対向機器は、外側に向かって突出するように形成されている第2凸部を含み、
    前記第1凸部は、平面状に形成されている第1表面を有し、
    前記第2凸部は、平面状に形成されている第2表面を有し、
    前記スリット部は、前記第1表面と前記第2表面とに挟まれる空間により形成されている、請求項1に記載の自動車。
  3. 前記対向機器は、燃料タンクおよび蓄電機器のうち少なくとも一の機器を含む、請求項1または2に記載の自動車。
  4. 前記スリット部は、走行しているときに負圧になるように隙間が小さく形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の自動車。
  5. 居室および荷物室のうち少なくとも一部の床を構成する床部材と、
    前記床部材の下側に配置され、車輪を駆動するための駆動装置と
    を備え、
    前記床部材は、略鉛直方向に延びる表面を有し、
    前記表面は、前記駆動装置に対向するように配置され、
    前記駆動装置と前記表面との間には隙間部が形成され、
    前記隙間部は、端部にスリット部を有し、
    前記スリット部は、走行しているときに負圧になるように形成されている、自動車。
  6. 前記駆動装置は、外側に向かって突出するように形成されている第1凸部を含み、
    前記床部材は、外側に向かって突出するように形成されている第2凸部を含み、
    前記第1凸部は、平面状に形成されている第1表面を有し、
    前記第2凸部は、平面状に形成されている第2表面を有し、
    前記スリット部は、前記第1表面と前記第2表面とに挟まれる空間により形成されている、請求項5に記載の自動車。
  7. 前記スリット部は、走行しているときに負圧になるように隙間が小さく形成されている、請求項5または6に記載の自動車。
  8. 前記駆動装置は、モータ、インバータおよびギヤのうち少なくとも一の機器を含む、請求項1から7のいずれかに記載の自動車。
  9. 前記床部材に配置され、開閉可能に形成されている開閉弁を備え、
    前記開閉弁は、開いたときに前記隙間部に対して前記床部材の上側の空気を供給するように配置されている、請求項1から8のいずれかに記載の自動車。
  10. 蓄電機器を含む蓄電装置を備え、
    前記蓄電装置は、前記床部材の上側に配置され、
    前記蓄電装置は、前記蓄電機器を冷却する空気を放出するための排気管を有し、
    前記排気管は、前記隙間部に前記蓄電機器を冷却した空気を供給できるように形成されている、請求項1から9のいずれかに記載の自動車。
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