JP2016199874A - 杭基礎の撤去方法、杭基礎、及び杭基礎の設置方法 - Google Patents

杭基礎の撤去方法、杭基礎、及び杭基礎の設置方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016199874A
JP2016199874A JP2015079044A JP2015079044A JP2016199874A JP 2016199874 A JP2016199874 A JP 2016199874A JP 2015079044 A JP2015079044 A JP 2015079044A JP 2015079044 A JP2015079044 A JP 2015079044A JP 2016199874 A JP2016199874 A JP 2016199874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile foundation
pile
cap
foundation
small hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015079044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6457871B2 (ja
Inventor
栄治 宇佐美
Eiji Usami
栄治 宇佐美
善彦 杜若
Yoshihiko Moriwaka
善彦 杜若
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2015079044A priority Critical patent/JP6457871B2/ja
Publication of JP2016199874A publication Critical patent/JP2016199874A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6457871B2 publication Critical patent/JP6457871B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Abstract

【課題】洋上風力発電設備などを支持するために水底地盤に設置された杭基礎の撤去方法を提供する。
【解決手段】中空筒状の杭基礎5の内部の土砂を排出する。杭基礎5には設置前又は土砂排出後にその内外を連通する複数の小孔10を形成する。杭基礎5の頭部に閉塞用のキャップ22を取付ける。この状態で、杭基礎5の内部に圧縮空気を供給して小孔10から外部へ噴出させ、同時にバイブロハンマー26により振動させつつ、杭基礎5を引き抜く。
【選択図】図7

Description

本発明は、水上構造物(例えば洋上風力発電設備)を支持するために水底地盤に設置された杭基礎の撤去方法に関し、更には、撤去の容易な杭基礎及び杭基礎の設置方法に関する。
洋上風力発電設備は、近年、我が国における再生可能エネルギーによる発電設備として注目されている。
洋上風力発電設備は、風が強く波が高い沖合(外洋)に設置されることが多く、風力発電設備を支持するために用いられる杭基礎は、水底地盤に強固に打ち込まれる。
洋上風力発電設備の杭基礎の設置方法は、特許文献1(特に0024〜0026段落)に開示されている。
また、一般的な既設杭の撤去方法としては、特許文献2(特に0002段落)に、「ウォータジェットにより杭の周囲地盤を掘り緩めて杭周面の摩擦を無くし、バイブロハンマーまたはクレーンで杭を直接引き抜く方法」が開示されている。
特開2012−112239号公報 特開2000−352053号公報
ところで、洋上風力発電設備の耐用年数は20年程度であり、耐用年数の経過後は、全撤去、すなわち、杭基礎上に設置された風力発電設備(タワー、ナセル及びブレード)の撤去の他、杭基礎の撤去が求められる。
しかしながら、洋上風力発電設備の杭基礎の撤去方法は未だ確立されていない。また、特許文献2に記載のようなウォータジェットを用いる方法は水中では有効ではない。
本発明は、このような実状に鑑み、洋上構造物を支持するために水底地盤に設置された杭基礎の好適な撤去方法を提供することを課題とする。
本発明は、更に、将来的な撤去を容易にするための、杭基礎、及び、杭基礎の設置方法を提供することを課題とする。
本発明に係る杭基礎の撤去方法は、水上構造物を支持するために水底地盤に設置された中空筒状の杭基礎の撤去方法であって、
前記杭基礎の内部の土砂を排出する工程と、
前記杭基礎の水底以深の地中部に位置する筒状部にその内外を連通する複数の小孔を形成する工程と、
前記土砂が排出された前記小孔を有する前記杭基礎の頭部に閉塞用のキャップを取付ける工程と、
前記キャップにより閉塞された前記杭基礎の内部に圧縮空気を供給して前記小孔から外部へ噴出させつつ、前記杭基礎を引き抜く工程と、
を含むことを特徴とする。
ここにおいて、前記小孔を形成する工程は、前記土砂を排出する工程の後でもよいが、前記杭基礎の設置前になされ、前記杭基礎の設置時に、前記小孔を有する杭基礎を水底地盤に打ち込んでいるとよい。
本発明に係る撤去の容易な杭基礎は、水上構造物を支持するために水底地盤に設置される杭基礎であって、中空筒状で、水底以深の地中部に打ち込まれる筒状部に、その内外を連通する小孔を複数有することを特徴とする。
また、本発明に係る撤去の容易な杭基礎の設置方法は、水上構造物を支持するための中空筒状の杭基礎の設置方法であって、
前記杭基礎の打ち込み前に、前記杭基礎の水底以深の地中部に打ち込まれる筒状部に、その内外を連通する小孔を複数形成する工程と、
前記小孔を有する杭基礎を水底地盤に打ち込む工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、中空筒状の杭基礎の内部に圧縮空気を導入して浮力を作用させながら引き抜くこと、及び、中空筒状の杭基礎の表面の小孔から圧縮空気を噴出させて杭基礎の表面と水底地盤とを縁切りさせること、により、杭基礎の撤去(全撤去)が可能又は容易となる。
また、本発明に係る杭基礎及び杭基礎の設置方法によれば、将来的な撤去時の孔開けが不要となり、杭基礎の撤去(撤去方法の実施)が容易となる。
本発明の一実施形態として示す洋上風力発電設備の概略図 杭基礎の設置状態(撤去前の状態)を示す図 杭基礎の撤去工程1を示す図 杭基礎の撤去工程2を示す図 杭基礎の撤去工程3を示す図 杭基礎の撤去工程4を示す図 杭基礎の撤去工程5を示す図 杭基礎内の水の排出方法を示す図 杭基礎の撤去方法の他の例を示す図 引き抜きを補助する方法を説明するための平面図
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態として示す洋上風力発電設備の概略図である。また、図2は図1の要部拡大図であり、杭基礎の設置状態(撤去前の状態)を示している。
風力発電設備1は、タワー2と、タワー2の頂部に取付けられるナセル(発電部)3と、ナセル3の前方に回転可能に取付けられる複数のブレード4、とを含んで構成される。
杭基礎5は、本実施形態では、水底BW以深の地盤(水底地盤)に打ち込まれる中空円筒状の鋼管杭6と、鋼管杭6の上部に接続固定される鉛直度調整用の中空円筒状のトランジッションピース7と、を含んで構成される。
鋼管杭6の上端は水面DLより上方に位置させてある。
トランジッションピース7は鋼管杭6より大径であり、トランジッションピース7の下部内周が鋼管杭6の上部外周に嵌合した状態で固定される。また、トランジッションピース7の内周面の所定位置にブラケット8(図2)が固定され、このブラケット8が鋼管杭6の上端に当接して上下方向の位置決めがなされる。鋼管杭6とトランジッションピース7との嵌合部にはグラウト(図示せず)が充填される。
風力発電設備1のタワー2は、杭基礎5のトランジッションピース7の上端部に設置される。
トランジッションピース7の上端部にはまた、タワー2設置用又は発電設備維持管理用のデッキ(足場施設)9が設けられる。
ここにおいて、本発明に係る杭基礎5(鋼管杭6)には、将来的な撤去を容易とするため、図2に示されるように、水底BW以深の地中部に打ち込まれる筒状部(円筒部)に、その内外を連通する小孔10が複数形成される。
小孔10は、例えば直径5.3mの鋼管杭に対し、直径25mm程度の大きさで、応力集中を避けるため、分散させて配置する。図示の例では、らせん状に配列した。配列のピッチは、円周方向に1m程度、鉛直方向に3m程度とする。
鋼管杭6への小孔10の形成は、鋼管杭6を洋上の設置場所へ搬送する前に、工場にて行うのが簡便である。
従って、将来的な撤去を容易とするための、杭基礎の設置方法は、次の(1)、(2)の工程を含む。
(1)杭基礎5の打ち込み前に、杭基礎5の水深以深の地中部に打ち込まれる筒状部に、その内外を連通する小孔10を複数形成する工程
(2)前記小孔10を有する杭基礎5を水底地盤に打ち込む工程
杭基礎5が鋼管杭6とトランジッションピース7とから構成されることを前提とする場合、将来的な撤去を容易とするための、杭基礎の設置方法は、次の(1)〜(3)の工程を含む。
(1)鋼管杭6の打ち込み前に、鋼管杭6の水深以深の地中部に打ち込まれる筒状部に、その内外を連通する小孔10を複数形成する工程
(2)前記小孔10を有する鋼管杭6を水底地盤に打ち込む工程
(3)前記鋼管杭6の上部にトランジッションピース7を取付ける工程
上記の方法で設置された杭基礎5に対しては、風力発電設備1を、タワー2、ナセル3、ブレード4の順で設置する。
次に、洋上風力発電設備の撤去について説明する。
耐用年数経過後などに、洋上風力発電設備を全撤去する際は、風力発電設備1を、ブレード4、ナセル3、タワー2の順で、撤去し、その後に、杭基礎5を撤去する。
杭基礎の撤去方法については、その一例を、図2〜図7により説明する。
図2は杭基礎の撤去前の状態を示している。杭基礎5の鋼管杭6はその内外を連通する小孔10を複数有している。鋼管杭6の中空部には、水底BWとほぼ同じ高さまで土砂が入り込み、また水面DLとほぼ同じ高さまで水が入り込んでいる。
図3は杭基礎の撤去工程1(頭部切断工程)を示している。
本工程では、杭基礎5を短くするため、切断装置(図示せず)を用いて、鋼管杭6の上端付近で、トランジッションピース7を切断・除去する。これにより、図4のように、ほぼ鋼管杭6のみの状態となる。図中7’はトランジッションピース7のうち切断後に残された部分である。
図4は杭基礎の撤去工程2(土砂排出工程)を示している。
本工程では、グラブ21などを用いて、切断後の杭基礎5(鋼管杭6)の中空部内の土砂を排出する。図中GLは本工程終了時の杭基礎5(鋼管杭6)内の残土面を示している。尚、排出した土砂は杭基礎5の撤去後に埋め戻しに使用する。
図5は杭基礎の撤去工程3(キャップ取付工程)を示している。
本工程では、切断後の杭基礎5の頭部に閉塞用のキャップ22を取付ける。
キャップ22は、耐高圧形状である上に凸のドーム部22aと、ドーム部22aの外縁のフランジ部22bと、ドーム部22aを囲む円筒部22cと、ドーム部22aの中央に取付けられた圧縮空気導入用バルブ22dと、を含んで構成される。
切断後の杭基礎5の頭部にキャップ22を取付ける際は、切断後の杭基礎5(トランジッションピース7’)の上端部外周にフランジ23を溶接し、これにキャップ22外周のフランジ22bをボルトなどで接合する。このとき、十分な気密性を確保する。
尚、フランジ23は、鋼管杭6の上部のブラケット8などを利用して、鋼管杭6の上端部に設置することも可能である。
図6は杭基礎の撤去工程4(引抜き準備工程)を示している。
本工程では、キャップ22の圧縮空気導入用バルブ22dに、圧縮空気源(図示せず)からのエアホース24を接続する。また、キャップ22の円筒部22cに、引抜き用のワイヤ25に吊り下げられたバイブロハンマー26を取付ける。
図7は杭基礎の撤去工程5(引抜き工程)を示している。
本工程では、キャップ22により閉塞された杭基礎5(鋼管杭6)の内部に圧縮空気を供給して小孔10から外部へ噴出させつつ、杭基礎5を引き抜く。また同時に、バイブロハンマー26により杭基礎5を上下方向に振動させつつ、杭基礎5を引き抜く。
このように、引き抜こうとする杭基礎5の内部に圧縮空気を導入して浮力を作用させながら引き抜くこと、及び、杭基礎5の表面の小孔10から圧縮空気を噴出させて杭基礎5の表面と水底地盤とを縁切りさせること、により、杭基礎5の撤去が可能又は比較的容易となる。
また同時に、バイブロハンマー26により、杭基礎5を上下方向に振動させつつ、引き抜くことにより、縁切りをより確実なものとして、引き抜きを更に容易にすることができる。
引き抜き作業の終了後、キャップ22は杭基礎5から取外して、他の杭基礎の引き抜き作業に転用することができる。すなわち、洋上風力発電設備は、通常、複数基まとめて設置されることから、複数基まとめて撤去することが予想される。このような場合に1つのキャップ22を転用することで、撤去に要する費用を削減することができる。
次に、杭基礎内の水の排出方法について、図8により説明する。
図8の例では、杭基礎5内の土砂排出後、キャップ22の取付前に、杭基礎5内に排水パイプ31を設置する。排水パイプ31の下端は杭基礎5内の残土面GL付近の位置で水中に開口させ、上端は水面DLより高い位置で杭基礎5の壁部を貫通させ外部に開口させる。尚、排水パイプ31には必要により杭基礎5の外部に開閉バルブを取付ける。
こうしておくことにより、図7の引抜き工程で、圧縮空気を供給すると、杭基礎5内の水を排水パイプ31より効率的に排出でき、水の排出後に小孔10から縁切り用の圧縮空気を排出することができる。
排水パイプ31を用いずに、杭基礎5内の水を小孔10から排出しようとすると、圧縮空気源の能力がかなり必要になるが、排水パイプ31を用いて、杭基礎5内の水を排出することで、圧縮空気源の能力を低減することが可能となる。
次に、杭基礎の撤去方法の他の例について、図9により説明する。
図9に示す撤去方法では、図3の切断工程を省略し、杭基礎5の上部(トランジッションピース7)を切断することなく、杭基礎5の内部の土砂を排出し、トランジッションピース7の頭部に閉塞用のキャップ22を取付ける。その後は、このキャップ22に対し、図6と同様に、エアホース24及びバイブロハンマー26を装着して、引き抜きを行う。
上記の実施形態から理解できるように、本発明に係る杭基礎の撤去方法は、下記(1)〜(4)の工程を含む。
(1)杭基礎5の内部の土砂を排出する工程
(2)杭基礎5の水底BW以深の地中部に位置する筒状部(円筒部)にその内外を連通する複数の小孔10を形成する工程
(3)前記土砂が排出された前記小孔10を有する杭基礎5の頭部に閉塞用のキャップ22を取付ける工程
(4)前記キャップ22により閉塞された杭基礎5の内部に圧縮空気を供給して前記小孔10から外部へ噴出させつつ、杭基礎5を引き抜く工程
上記の実施形態では、上記(2)の小孔10を形成する工程は、杭基礎5の設置前になされ、杭基礎5の設置時には、小孔10を有する杭基礎5を水底地盤に打ち込んでいる。これにより、撤去時の孔開け作業を省略でき、撤去が簡便となる。
但し、小孔を有していない既設の杭基礎を撤去する際は、杭基礎5の内部の土砂を排出した後、キャップ22を取付ける前に、杭基礎5の内部に孔開け用のロボットマシンを入れるなどして、孔開け作業を行わせるようにしてもよい。
従って、上記(2)の小孔10を形成する工程は、杭基礎5の設置前、又は、土砂を排出する工程の後になされる。
上記の実施形態では、上記(1)〜(4)の工程の他、杭基礎5を短くするために杭基礎5の上部(トランジッションピース7)を切断する工程を含み、上記(3)のキャップ22を取付ける工程、及び、上記(4)の杭基礎5を引き抜く工程は、杭基礎5の上部を切断する工程の後になされる。
このような切断工程を入れて、引き抜く杭基礎5を短くすることで、引き抜き用のクレーン等を小型化できる利点がある。
上記実施形態では、上記(4)の杭基礎を引き抜く工程は、キャップ22に振動装置(バイブロハンマー26)を取付け、振動させつつ引き抜くようにしている。このようにすることで、縁切りをより確実なものとして、引き抜きを更に容易にすることができる。
上記実施形態では、撤去対象の杭基礎は、洋上風力発電設備を支持する杭基礎としたが、本発明はこれに限らず、水上構造物(洋上構造物を含む)を支持するために水底地盤に設置された中空筒状の杭基礎に適用できる。
また、上記実施形態では、中空円筒状の鋼管杭6とその上部に接続されるトランジッションピース7とからなる杭基礎について説明したが、本発明にこれに限らず、トランジッションピースを有しない杭基礎にも適用できる。
また、上記実施形態では、杭基礎は円筒状として説明したが、中空部を有しているものであれば、角筒状のものにも適用できる。
また、上記実施形態では、構造物を1本の杭基礎により支持するモノパイル方式の場合について説明したが、構造物を複数本の杭基礎(例えばトリパイル)により支持する方式において、各杭基礎を撤去する場合にも適用できる。
最後に、本発明に係る杭基礎の撤去方法において、引き抜きを補助する方法について説明する。
これは、図10の平面図に示すように、杭基礎5(鋼管杭6)の外周部と、水底地盤との間に、複数本の補助パイプ32を挿入する。この補助パイプ32の上端部には圧縮空気源からのエアホースを接続し、補助パイプ32の噴出口から圧縮空気を噴出可能とする。圧縮空気の噴出口は、補助パイプ32の下端部に形成されるが、必要により中間部の表面に1〜複数形成される。このような補助パイプ32を追加的に用いて、縁切りを補助することで、杭基礎5の撤去に必要な引抜き力を更に低減することができる。
尚、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 風力発電設備
2 タワー
3 ナセル
4 ブレード
5 杭基礎
6 鋼管杭
7 トランジッションピース
8 ブラケット
9 デッキ(足場施設)
10 小孔
21 グラブ
22 キャップ
22a ドーム部
22b フランジ部
22c 円筒部
22d 圧縮空気導入バルブ
23 フランジ
24 エアホース
25 ワイヤ
26 バイブロハンマー
31 排水パイプ
32 補助パイプ

Claims (7)

  1. 水上構造物を支持するために水底地盤に設置された中空筒状の杭基礎の撤去方法であって、
    前記杭基礎の内部の土砂を排出する工程と、
    前記杭基礎の水底以深の地中部に位置する筒状部にその内外を連通する複数の小孔を形成する工程と、
    前記土砂が排出された前記小孔を有する前記杭基礎の頭部に閉塞用のキャップを取付ける工程と、
    前記キャップにより閉塞された前記杭基礎の内部に圧縮空気を供給して前記小孔から外部へ噴出させつつ、前記杭基礎を引き抜く工程と、
    を含むことを特徴とする、杭基礎の撤去方法。
  2. 前記小孔を形成する工程は、前記杭基礎の設置前になされ、
    前記杭基礎の設置時に、前記小孔を有する杭基礎を水底地盤に打ち込んでいることを特徴とする、請求項1記載の杭基礎の撤去方法。
  3. 前記杭基礎を短くするために前記杭基礎の上部を切断する工程を更に含み、
    前記キャップを取付ける工程、及び、前記杭基礎を引き抜く工程は、前記杭基礎の上部を切断する工程の後になされることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の杭基礎の撤去方法。
  4. 前記杭基礎を引き抜く工程は、前記キャップに振動装置を取付けて、振動させつつ引き抜くことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の杭基礎の撤去方法。
  5. 前記水上構造物は、洋上風力発電設備であることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の杭基礎の撤去方法。
  6. 水上構造物を支持するために水底地盤に設置される杭基礎であって、
    中空筒状で、水底以深の地中部に打ち込まれる筒状部に、その内外を連通する小孔を複数有することを特徴とする、杭基礎。
  7. 水上構造物を支持するための中空筒状の杭基礎の設置方法であって、
    前記杭基礎の打ち込み前に、前記杭基礎の水底以深の地中部に打ち込まれる筒状部に、その内外を連通する小孔を複数形成する工程と、
    前記小孔を有する杭基礎を水底地盤に打ち込む工程と、
    を含むことを特徴とする、杭基礎の設置方法。
JP2015079044A 2015-04-08 2015-04-08 杭基礎の撤去方法、杭基礎、及び杭基礎の設置方法 Active JP6457871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015079044A JP6457871B2 (ja) 2015-04-08 2015-04-08 杭基礎の撤去方法、杭基礎、及び杭基礎の設置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015079044A JP6457871B2 (ja) 2015-04-08 2015-04-08 杭基礎の撤去方法、杭基礎、及び杭基礎の設置方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016199874A true JP2016199874A (ja) 2016-12-01
JP6457871B2 JP6457871B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=57423861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015079044A Active JP6457871B2 (ja) 2015-04-08 2015-04-08 杭基礎の撤去方法、杭基礎、及び杭基礎の設置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6457871B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078032A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 りんかい日産建設株式会社 テーパー付鋼管杭及びその引き抜き方法
JP2020169557A (ja) * 2020-07-06 2020-10-15 りんかい日産建設株式会社 テーパー付鋼管杭及びその引き抜き方法
JP2020537721A (ja) * 2017-10-19 2020-12-24 イノジー ソシエタス ヨーロピアinnogy SE 海上構造物のためのソフト−ソフト基礎
KR20210048939A (ko) * 2019-10-24 2021-05-04 한국건설기술연구원 긴장재를 이용하여 인발이 가능한 모노파일 및 그 시공방법
JP7311460B2 (ja) 2020-05-13 2023-07-19 鹿島建設株式会社 基礎の撤去方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111074928A (zh) * 2019-12-31 2020-04-28 中国能源建设集团广东省电力设计研究院有限公司 具有换气和换水功能的单桩风机基础的设计方法

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59203124A (ja) * 1983-05-02 1984-11-17 Katsumi Kitanaka ケ−シングチユ−ブの引き抜き方法およびその装置
JPS6344007A (ja) * 1986-08-08 1988-02-25 Sumitomo Metal Ind Ltd 既設構造物の耐震補強工法
JPS63123301A (ja) * 1986-11-10 1988-05-27 井関農機株式会社 土壌膨軟機
JPH04108625U (ja) * 1991-03-07 1992-09-21 大成建設株式会社 浮き足場
JPH083999A (ja) * 1994-06-16 1996-01-09 Meisho Giken:Kk 既設基礎杭の引き抜き用掘削機
JPH084001A (ja) * 1994-06-08 1996-01-09 Taisei Corp 基礎杭の引き抜き装置及び海中基礎杭の引き抜き方法
JPH0827791A (ja) * 1994-07-20 1996-01-30 Taisei Corp 既設鋼管杭の撤去方法
JPH0941399A (ja) * 1995-08-02 1997-02-10 G Tec:Kk 砂質地盤の液状化防止を可能とする基礎杭と砂質地盤の の液状化防止を可能とする基礎杭による砂質地盤の液状 化防止方法と砂質地盤の液状化防止を可能とする基礎杭 の製造方法
JP2000110178A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Nippon Steel Corp 回転圧入管杭による地盤改良工法、回転圧入管杭の推進埋設方法及び回転圧入管杭
JP2001303570A (ja) * 2000-04-21 2001-10-31 Marutoku Kigyo:Kk 杭の引抜き工法
JP2002081066A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Shinko Kk 基礎杭の引抜き方法および装置
JP2002256544A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Miyoshi Tadahira 地盤改良装置
JP2005248661A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Taisei Corp 防波堤の施工方法及び指標治具
US20090269144A1 (en) * 2005-09-13 2009-10-29 Offshore Technology Development Pte Ltd Extraction System For Removable Marine Footing
JP2013023971A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Sun Quest:Kk 地盤の液状化抑止工法
JP2014159674A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 洋上構造物、及び洋上構造物の設置方法
JP2014169625A (ja) * 2009-12-29 2014-09-18 Kyowa Co Ltd 風力発電施設における基礎構造の施工方法

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59203124A (ja) * 1983-05-02 1984-11-17 Katsumi Kitanaka ケ−シングチユ−ブの引き抜き方法およびその装置
JPS6344007A (ja) * 1986-08-08 1988-02-25 Sumitomo Metal Ind Ltd 既設構造物の耐震補強工法
JPS63123301A (ja) * 1986-11-10 1988-05-27 井関農機株式会社 土壌膨軟機
JPH04108625U (ja) * 1991-03-07 1992-09-21 大成建設株式会社 浮き足場
JPH084001A (ja) * 1994-06-08 1996-01-09 Taisei Corp 基礎杭の引き抜き装置及び海中基礎杭の引き抜き方法
JPH083999A (ja) * 1994-06-16 1996-01-09 Meisho Giken:Kk 既設基礎杭の引き抜き用掘削機
JPH0827791A (ja) * 1994-07-20 1996-01-30 Taisei Corp 既設鋼管杭の撤去方法
JPH0941399A (ja) * 1995-08-02 1997-02-10 G Tec:Kk 砂質地盤の液状化防止を可能とする基礎杭と砂質地盤の の液状化防止を可能とする基礎杭による砂質地盤の液状 化防止方法と砂質地盤の液状化防止を可能とする基礎杭 の製造方法
JP2000110178A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Nippon Steel Corp 回転圧入管杭による地盤改良工法、回転圧入管杭の推進埋設方法及び回転圧入管杭
JP2001303570A (ja) * 2000-04-21 2001-10-31 Marutoku Kigyo:Kk 杭の引抜き工法
JP2002081066A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Shinko Kk 基礎杭の引抜き方法および装置
JP2002256544A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Miyoshi Tadahira 地盤改良装置
JP2005248661A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Taisei Corp 防波堤の施工方法及び指標治具
US20090269144A1 (en) * 2005-09-13 2009-10-29 Offshore Technology Development Pte Ltd Extraction System For Removable Marine Footing
JP2014169625A (ja) * 2009-12-29 2014-09-18 Kyowa Co Ltd 風力発電施設における基礎構造の施工方法
JP2013023971A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Sun Quest:Kk 地盤の液状化抑止工法
JP2014159674A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 洋上構造物、及び洋上構造物の設置方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020537721A (ja) * 2017-10-19 2020-12-24 イノジー ソシエタス ヨーロピアinnogy SE 海上構造物のためのソフト−ソフト基礎
US11286636B2 (en) 2017-10-19 2022-03-29 Innogy Se Soft-soft foundation for offshore structures
JP7175975B2 (ja) 2017-10-19 2022-11-21 イノジー ソシエタス ヨーロピア 海上構造物のためのソフト-ソフト基礎
JP2019078032A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 りんかい日産建設株式会社 テーパー付鋼管杭及びその引き抜き方法
KR20210048939A (ko) * 2019-10-24 2021-05-04 한국건설기술연구원 긴장재를 이용하여 인발이 가능한 모노파일 및 그 시공방법
KR102266480B1 (ko) * 2019-10-24 2021-06-17 한국건설기술연구원 긴장재를 이용하여 인발이 가능한 모노파일 및 그 시공방법
JP7311460B2 (ja) 2020-05-13 2023-07-19 鹿島建設株式会社 基礎の撤去方法
JP2020169557A (ja) * 2020-07-06 2020-10-15 りんかい日産建設株式会社 テーパー付鋼管杭及びその引き抜き方法
JP7002607B2 (ja) 2020-07-06 2022-01-20 りんかい日産建設株式会社 テーパー付鋼管杭及びその引き抜き方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6457871B2 (ja) 2019-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6457871B2 (ja) 杭基礎の撤去方法、杭基礎、及び杭基礎の設置方法
US20140014388A1 (en) Offshore power generation plant and installation method
KR101623741B1 (ko) 해상 풍력발전 지지구조물 및 그 시공방법
CN102906339A (zh) 辅助将桩安装在海床中的设备、海上基础结构和建立海上基础的方法
JP2003293938A (ja) 風力発電装置の施工方法
EP3695055A1 (en) Off shore wind energy installation foundation system
KR101529097B1 (ko) 해상풍력발전용 매입식 대구경 강관파일 및 그 매입시공 방법
EP3103924A1 (en) Monopile foundation for an offshore tower structure
CN109778849A (zh) 一种用于海上风电单桩嵌岩施工的可伸缩式护筒及操作方法
WO2003080939A1 (en) Foundation structure
CN102322074A (zh) 一种导管架基础结构及施工方法
US11105062B2 (en) Methods for retrofitting a wind turbine foundation and wind turbine foundations
JP2014009465A (ja) 取放水路の構造と構築方法
KR20130071870A (ko) 해상풍력발전 장치 및 그 설치 방법
US10267009B2 (en) Method of forming a mudline cellar for offshore arctic drilling
JP2020128672A (ja) 洋上風力発電用のモノパイル基礎の施工方法および洋上風力発電用のモノパイル基礎
JP2023048916A (ja) 着床式洋上架台の構築方法、着床式洋上架台、及び洋上風力発電装置
AU2016241089A1 (en) A pile driving assembly and a follower
KR102498055B1 (ko) 관형상 기초 요소
JP6586213B2 (ja) ジャケット構造体の構築方法
KR20140085709A (ko) 풍력발전기 및 풍력발전기 설치장치
JP5031062B2 (ja) 取水口
JP4807930B2 (ja) 取水口の施工法
KR20110006359A (ko) 조류 발전장치 설치방법
JP5295280B2 (ja) 取水口の施工方法、取水口

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6457871

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250