JP2016196253A - 船外機 - Google Patents

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康臣 石原
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Abstract

【課題】外観に影響を与えることがなく、アッパーカバーの取り付け作業性が損われるのを防止すること。
【解決手段】船外機は、上下に分割可能なアッパーカバー7とロアカバー8とによってエンジン室40を形成するエンジンカバー4と、エンジン室40内を換気する換気ファン21と、換気ファン21を覆うファンカバー22と、を備える。エンジンカバー4は、アッパーカバー7がロアカバー8に対して着脱可能に構成される一方、ロアカバー8がエンジン41に対して固定されるように構成される。ロアカバー8は、エンジン室40内に空気を取り入れる外気導入口と、エンジン室40内の空気を排出する排気口82を有する。ファンカバー21は、換気ファンから送られる空気を流出する空気流出口22dを有し、空気流出口22dに対して排気口82が接続される構成とした。
【選択図】図8

Description

本発明は、船外機に関し、特に、エンジン室内を換気する換気装置を備えた船外機に関する。
船外機のエンジンは、アッパーカバーとロアカバーとで構成されるエンジンカバーによって覆われている。エンジンカバーには空気を取り入れる外気導入口と排気口が形成されおり、クランクシャフトの軸端に設けられた換気ファンが駆動されることでエンジンカバー内(エンジン室内)の換気が実現される(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。特許文献1、2に記載の船外機では、アッパーカバー側に外気導入口及び排気口が形成されており、エンジンの上端には換気ファンが設けられている。外気導入口から導入される空気は、換気ファンが駆動される結果、エンジン室内を移動して排気口を通じて外に排出される。
特開平1−271610号公報 特開平4−166496号公報
ところで、エンジンカバー(アッパーカバー及びロアカバー)は合成樹脂の射出成型で形成されるため、特許文献1、2のようにアッパーカバーに外気導入口や排気口、換気のためのダクト等を設けると、ボスやリブが必要となる。この場合、成形品(アッパーカバー)の形状が複雑になる結果、成型時の熱収縮に起因したヒケが発生し易くなってしまう。特に、アッパーカバーにあっては、船外機の外観に影響を与える部品のため、ヒケの発生は問題である。
また、特許文献2に記載の船外機は、換気ファンを覆うファンカバーの出口とアッパーカバーの排気口とがエンジン室内で接続されるように構成されている。このため、ロアカバーに対してアッパーカバーを取り付ける際、ファンカバーの出口とアッパーカバーの排気口との接続部分を目視することができない。よって、ファンカバーの出口に対するアッパーカバーの排気口の位置合わせに熟練度を要し、アッパーカバーの取り付け作業性が悪いという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、外観に影響を与えることがなく、アッパーカバーの取り付け作業性が損われるのを防止することができる船外機を提供することを目的とする。
本発明の船外機は、上下に分割可能なアッパーカバーとロアカバーとによってエンジン室を形成するエンジンカバーと、前記エンジン室内を換気する換気ファンと、前記換気ファンを覆うファンカバーと、を備える船外機であって、前記エンジンカバーは、前記アッパーカバーが前記ロアカバーに対して着脱可能に構成される一方、前記ロアカバーがエンジンを含む船外機の本体部に対して固定されるように構成され、前記ロアカバーは、前記エンジン室内に空気を取り入れる外気導入口と、前記エンジン室内の空気を排出する排気口とを有し、前記ファンカバーは、前記換気ファンから送られる空気を流出する空気流出口を有し、前記空気流出口に対して前記排気口が接続されることを特徴とする。
この構成によれば、ロアカバーに外気導入口及び排気口が設けられるため、エンジン室内の換気のための構成をアッパーカバーに設ける必要がない。よって、アッパーカバーの構成が簡略化され、アッパーカバーの外観が損なわれるのを防止することができる。また、エンジンに予め固定されるロアカバーの外気導入口とファンカバーの空気流出口とが接続されるため、アッパーカバーをロアカバーに取り付ける際にアッパーカバーとファンカバーとの位置関係を目視する必要がない。このため、ロアカバーに対するアッパーカバーの取り付け作業性が損なわれることがない。
また、本発明の上記船外機において、前記エンジンは、シリンダの軸方向を水平にしてクランク室が前記エンジン室の前部に位置するように設けられ、前記ファンカバーは、前記エンジン室内の空気を前記換気ファンに流入させる空気流入口を更に有し、前記外気導入口は、前記空気流入口よりも前記エンジン室の後側に設けられ、前記空気流出口及び前記排気口は、前記エンジン室の前側に設けられることが好ましい。この構成によれば、空気流出口及び排気口がエンジン室の前側に設けられ、外気導入口が空気流入口よりもエンジン室の後側に設けられることにより、外気導入口から排気口までの空気の流通経路が、エンジン室の後側から前側に向かうように形成される。このため、エンジン室の広範囲にわたって空気を流通させることができ、空気を澱みなく換気することができる。
また、本発明の上記船外機において、前記エンジン室内に燃料タンクを更に備え、前記燃料タンクは、前記空気流入口よりも前記エンジン室の後方であって、前記エンジンの上方に設けられることが好ましい。この構成によれば、燃料タンクを空気流入口よりも後方に設けたことで燃料タンクを外気導入口に近づけることができ、外気導入口から導入される空気を燃料タンク近傍に流通させることができる。よって、燃料タンクの温度上昇が低減され、燃料タンク内の燃料の気化を抑制することができる。
また、本発明の上記船外機において、前記燃料タンクは、前記シリンダの外面に対して隙間を空けて設けられることが好ましい。この構成によれば、シリンダの外面と燃料タンクとの間に隙間を空けたことにより、熱源となるシリンダから燃料タンクを離すことができる。よって、エンジンからの熱を直接燃料タンクに伝えることがない。また、シリンダの外面と燃料タンクとの間の隙間をエンジン室内の空気の流通経路の一部として活用することができる。このため、空気が燃料タンクに直接当たることで燃料タンクの冷却効果を高めることができる。
また、本発明の上記船外機において、前記排気口は、前記エンジン室の前側であって、船体に固定するための取付部材に対して鉛直方向に対向する位置において、下方に開口して設けられることが好ましい。この構成によれば、排気口を下方に開口させて取付部材に対向させたことにより、船外機本体に波が押し寄せてきたときに、海水の浸入が取付部材によって遮られる。このため、海水が直接排気口を通じてエンジン室内に浸入するのを防止することができる。
本発明の船外機によれば、外観に影響を与えることがなく、アッパーカバーの取り付け作業性が損われるのを防止することができる。
本実施の形態に係る船外機の側面図である。 図1に示す船外機からアッパーカバーを取り外した図である。 本実施の形態に係る船外機のエンジン室周辺の縦断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図のうち、エンジンカバーのみを示す図である。 本実施の形態に係るロアカバーの平面図である。 図5AのB−B線に沿う断面の模式図である。 本実施の形態に係る船外機のエンジン室内の空気の流通経路を示す図である。 本実施の形態に係る船外機のエンジン室内の空気の流通経路を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る船外機の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る船外機の側面図である。図2は、図1に示す船外機からアッパーカバーを取り外した図である。図3は、本実施の形態に係る船外機のエンジン室周辺の縦断面図である。なお、以下の図においては、説明の便宜上、船外機前方を矢印FR、船外機後方を矢印RE、船外機左方を矢印L、船外機右方を矢印Rでそれぞれ示す。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る船外機1は、中型、小型タイプの船外機1であり、船外機本体2と、この船外機本体2を船体の船尾部(不図示)に取り付けるためのブラケット装置3とを含んで構成される。船外機本体2は、本体上部に設けられるエンジンカバー4と、このエンジンカバー4から下方に延びるドライブシャフトハウジング5と、ドライブシャフトハウジング5の下端に設けられるギヤケース6とを有する。
エンジンカバー4は、上下に分割可能なアッパーカバー7及びロアカバー8によって構成される。アッパーカバー7は、概して下方側に開口した箱形状を有する。一方、ロアカバー8は、概して上方側に開口した箱形状を有する。ロアカバー8は、詳細は後述するが、内部に空気を取り入れるための外気導入口80aやエンジンカバー4内部を循環した空気を外部に排出する排気口82が設けられている(図5参照)。なお、アッパーカバー7及びロアカバー8の詳細構成については後述する。これらのアッパーカバー7とロアカバー8とを組み合わせることにより、船外機本体2の内部にエンジン室40(図3参照)が形成される。このエンジン室40には、エンジン41、燃料タンク20等、各種構成部品が収容される。
図2に示すように、エンジン41の略下半部はロアカバー8に収容されており、エンジン41の上方には、換気ファン21(図3参照)等の部品を覆うファンカバー22が設けられている。エンジン41の上方であって、ファンカバー22の後方側には、燃料タンク20が設けられている。また、アッパーカバー7とロアカバー8との合わせ面には、環状のシール部材23(図3参照)が取り付けられる。このシール部材23は、ゴム等の弾性体で形成され、アッパーカバー7及びロアカバー8の合わせ面から海水等の水分が浸入するのを防止する役割を果たす。
また、アッパーカバー7の前方には、エンジン41を始動させるリコイルスタータ用のレバー24が船外機1の前方に向かって突出して設けられる。レバー24には、スタータロープ(不図示)が接続されており、スタータロープは、リコイルスタータプーリ25(図3参照)に巻回されている。リコイルスタータプーリ25は、エンジン41のクランクシャフト42(図3参照)と同軸に連結されている。レバー24を引くことでクランクシャフト42が強制回転され、エンジン41が始動される。
ロアカバー8の前方には、船外機1の前方に向かって延びるティラーハンドル26が設けられている。ティラーハンドル26は、ロアカバー8の前方を支点として、上下方向に揺動操作可能に構成されている。ティラーハンドル26の先端には、スロットルグリップ26aが取り付けられている。スロットルグリップ26aは、ティラーハンドル26の軸回りに回動可能に構成される。スロットルグリップ26aの回動量に応じてキャブレター27(図7参照)から燃焼室内に吸入される混合気の吸入量が調整される。これにより、船体の速度や加減速を制御することができる。
ドライブシャフトハウジング5は、ロアカバー8の中央よりやや前側から鉛直方向下方に延びるように形成されている。ドライブシャフトハウジング5の内部には、上下方向に延びるドライブシャフト50(図3参照)が収容されている。このドライブシャフト50は、エンジン41のクランクシャフト42(図3参照)の回転をプロペラ60に伝達する役割を果たす。
ギヤケース6には、ドライブシャフト50の回転をプロペラ60の回転に変換するギヤ(不図示)やプロペラシャフト(不図示)が収容される。プロペラシャフトは、ドライブシャフト50の下端から水平方向後方に向かって延びており、プロペラシャフトの後端にはプロペラ60が取り付けられている。船外機1においては、これらのドライブシャフト50やプロペラシャフト等により、エンジン41の駆動力をプロペラ60の回転力に変換して推進力を得る。
ブラケット装置3は、船外機本体2を支持するスイベルブラケット30と、船体の船尾部に固定されるクランプブラケット31とによって構成される。スイベルブラケット30は、クランプブラケット31に対して上下方向に旋回可能に取り付けられる。スイベルブラケット30は、鉛直方向に延びる筒形状の筒状部30aと、筒状部30aの上端から水平方向前方に向かって延びる水平部30bとを有している(図2及び図3参照)。スイベルブラケット30は、筒状部30aでドライブシャフトハウジング5の略上半部分を覆うように取り付けられ、船外機本体2を支持する。また、水平部30bの先端が船外機本体2の揺動支点となる。
クランプブラケット31は、側面視逆U字形状のブラケット部32と、船体をクランプするクランプ部33とによって構成される。ブラケット部32は、鉛直方向に延びる鉛直部32aと、鉛直部32aの上端から水平方向前方に向かって延びる水平部32bと、水平部32bの先端から鉛直方向下方に突出する突出部32cとを有している。鉛直部32aと突出部32cとは所定の隙間を空けて対向している。クランプ部33は、ボルト33aの先端に円形状のプレート33bを取り付け、ボルト33aの基端にレバー33cを取り付けて構成される。ボルト33aは、プレート33bが突出部32cと鉛直部32aとの間に介在するように、突出部32cに対して水平方向にねじ込まれている。プレート33bと鉛直部32aとの間に船体の船尾部を取り付け、ボルト33aをねじ込むことにより、船尾部がプレート33bと鉛直部32aとによって挟持される。これにより、船外機本体2を船体に取り付けることができる。
図1に示す状態においては、スイベルブラケット30の筒状部30a及び水平部30bに対して鉛直部32a及び水平部32bが沿うように配置され、水平部30bの先端と水平部32bの先端とがピン34によって揺動可能に連結される。これにより、船体に対して船外機本体2の角度を調整することが可能になる。
次に、図3を参照して、エンジン室40内の詳細構成について説明する。図3に示すように、エンジン41は、シリンダブロック43と、シリンダヘッド44と、クランクケース45とを含んで構成され、シリンダブロック43に形成されるシリンダ46の軸方向を水平にして配設されている。シリンダブロック43の後方にはシリンダヘッド44が取付けられ、シリンダブロック43の下方にはクランクケース45が取り付けられている。シリンダブロック43とクランクケース45によってクランク室47が形成され、クランク室47はエンジン室40の前部に位置している。また、シリンダヘッド44には、キャブレター27が、インテークマニホールド28を介して接続されている(図7参照)。
クランク室47内には、鉛直方向を軸方向としたクランクシャフト42が設けられており、シリンダ46内には、ピストン48が前後に往復可能に収容されている。クランクシャフト42及びピストン48はコンロッド49によって連結されている。エンジン41内では、ピストン48が前後方向に往復運動することで、クランクシャフト42がコンロッド49を介して回転される。
また、クランクシャフト42の下端には、上記したドライブシャフト50が一体回転可能に連結される。クランクシャフト42の上端は、シリンダブロック43の上面側に突出している(図3においては不図示)。シリンダブロック43の上方には、フライホイールマグネト29が設けられており、フライホイールマグネト29は、クランクシャフト42の上端に一体回転可能に連結される。
フライホイールマグネト29の上面には、換気装置としての換気ファン21が設けられている。換気ファン21は、フライホイールマグネト29の上面から立ち上がる複数の羽根21aによって構成される。フライホイールマグネト29と換気ファン21とは一体的に回転可能に構成される。換気ファン21の上方には、上記したリコイルスタータプーリ25が設けられている。また、リコイルスタータプーリ25の上方には、フライホイールマグネト29、換気ファン21及びリコイルスタータプーリ25を覆うようにファンカバー22が設けられている。
ファンカバー22は、例えば、射出成型によって成形される。ファンカバー22は、換気ファン21及びリコイルスタータプーリ25を収容するファン収容部22aと、レバー24を収容するレバー収容部22bとを繋げて形成される。ファン収容部22aは、上面視略円形状で下方が開口された箱形状を有する。レバー収容部22bは、このファン収容部22aの側面の一部から前方に向かって突出する略直方体形状を有している。
ファン収容部22aの上面には、エンジン室40内の空気をファンカバー22内に流入させる空気流入口22cが形成されている。空気流入口22cは、ファン収容部22aの上面略中央から放射状に複数のスリットを設けて構成される。また、レバー収容部22bには、ファンカバー22内の空気を外部に流出するための空気流出口22dが形成されている。空気流出口22dは、レバー収容部22bの先端側(エンジン室40の前側)であって、スイベルブラケット30の水平部30bに対向する位置において、下方に開口するように設けられている。
また、ファンカバー22の前側下方には、換気装置の排気経路の一部を構成するベンチレーションダクト9が設けられている。ベンチレーションダクト9は、鉛直方向に延びる筒形状を有している。ベンチレーションダクト9の上端はファンカバー22の空気流出口22dに接続され、ベンチレーションダクト9の下端は、後述するロアカバー8の排気口82(筒状部82b)に接続される。
本実施の形態では、エンジン41を含む船外機1の本体部に予め固定されるロアカバー8の排気口82とファンカバー22の空気流出口22dとがベンチレーションダクト9を介して接続される。このため、アッパーカバー7をロアカバー8に取り付ける際にアッパーカバー7とファンカバー22との位置関係を目視する必要がない。よって、ロアカバー8に対するアッパーカバー7の取り付け作業性が損なわれることがない。
また、シリンダヘッド44の上方であって、ファンカバー22の後方には、燃料タンク20が設けられている。燃料タンク20は、シリンダヘッド44(シリンダ46)の上面及びファンカバー22に対して隙間を空けるように配設される。燃料タンク20の上面には、給油口20a(図7参照)が設けられており、給油口20aは、アッパーカバー7の上面に形成された開口73(図7参照)から突出している。給油口20aには、タンクキャップ20bが設けられている。
燃料タンク20の上面であって、給油口20a(タンクキャップ20b)の周囲には、環状のシール部材20cが設けられている。シール部材20cは、ゴム等の弾性体で形成され、シール部材20cの上面がアッパーカバー7の上壁部71の下面に当接している。これにより、アッパーカバー7の開口73から海水等の水分がエンジン室40内に浸入するのを防止することができる。
このように構成される船外機1では、エンジン41が駆動するとクランクシャフト42の回転がドライブシャフト50等を介してプロペラ60の回転に変換される。これにより、船体の推進力を得ることができる。また、クランクシャフト42が回転されることで、フライホイールマグネト29及び換気ファン21も回転される。換気ファン21が回転されることにより、エンジン室40内に空気の流れが発生する。エンジン室40内の空気は、ファンカバー22やベンチレーションダクト9を通じてロアカバー8の排気口82から排出される。これにより、エンジン室40内の換気が実現される。
ところで、従来の船外機においては、エンジン室内の温度上昇に起因した燃料の温度上昇等が船外機の出力増加の妨げとなっていた。このため、大型タイプの船外機では、アッパーカバーに開口を設け、エンジン室内を換気してエンジン室内の温度上昇を抑える構成が適用されている。これにより、エンジン室内の温度が下がり、船外機の高出力化が実現されている。一方、中型、小型タイプの船外機にあっては、軽量化や構成の簡略化、コスト等の関係から、エンジン室内の換気を実現する構成が採用されていなかった。
しかしながら、近年、中型、小型タイプの船外機においても、燃費向上等の観点から、エンジン室内の換気を実現することが望まれている。そこで、大型タイプの船外機と同様にアッパーカバーに外気導入口を形成することも考えられるが、アッパーカバーは合成樹脂の射出成型で形成されるため、アッパーカバーの形状を複雑にすることは成形不良の原因となり、外観上あまり好ましくない。
そこで、本実施の形態に係る船外機1においては、外気導入口80aや排気口82等(図5参照)、エンジン室40内の換気を実現する構成をアッパーカバー7ではなくロアカバー8に集中的に設ける構成とした。これにより、外観に影響を与えることなくエンジン室40内の換気を実現することが可能になった。
次に、図3から図5を参照して、本実施の形態に係るエンジンカバー(アッパーカバー及びロアカバー)の詳細構成について説明する。図4は、図1のA−A線に沿う断面図のうち、エンジンカバーのみを示す図である。図5は、本実施の形態に係るロアカバーの平面図である。図5Aはロアカバーの上面図を示し、図5Bはロアカバーの下面図を示している。
図3及び図4に示すように、エンジンカバー4は、エンジン41を収容するエンジン室40をアッパーカバー7及びロアカバー8によって形成するように構成されている。アッパーカバー7は、下方が開口された箱形状に形成され、ロアカバー8に対して着脱可能に構成される。アッパーカバー7は、上壁部71と、上壁部71の外縁から下方に延びる筒状の周壁部72とを有している。上壁部71の中央やや後方には、上記したように、燃料タンク20にアクセスするための開口73が形成されている。周壁部72の前面上方には、レバー24を挿通するための開口74が形成されている。
図3から図5に示すように、ロアカバー8は、上方が開口された箱形状に形成され、ロアカバー8には、開口を塞ぐように環状のシール部材23を介して上記したアッパーカバー7が取り付けられる。ロアカバー8は、底壁部80と、底壁部80の外縁から上方に延びる筒状の周壁部81とを有している。周壁部81は、正面視矩形状の前壁部81aと、前壁部81aの両端から後方に延びる一対の側壁部81bと、一対の側壁部81bの後端同士を連結して前壁部81aに対向する後壁部81cとによって形成される。
ロアカバー8の前側であって周壁部81(前壁部81a)の内側には、エンジン室40内の空気を排気する排気口82が下方に開口するように設けられている。排気口82は、底壁部80に形成される開口から鉛直方向に立ち上がる箱状部82aと、箱状部82aの上面から立ち上がる角筒状の筒状部82bとを連通して構成される。箱状部82aは、左右方向に長い上面視矩形状を有している。筒状部82bは、箱状部82aの上面において、箱状部82aの略右半部に偏って設けられている。すなわち、筒状部82bは、箱状部82aの上面において、ティラーハンドル26(図1参照)が設けられる左側とは反対側に設けられる。これにより、ロアカバー8の前方右側のスペースを有効活用することができる。また、筒状部82bには、上記したベンチレーションダクト9の下端が接続される。底壁部80の略中央には、前後方向に長い開口83が形成されている。この開口83の周囲には、上記したドライブシャフトハウジング5にロアカバー8を取り付けるための複数の取付穴84が形成されている。
周壁部81の後側には、使用者が船外機1(図1参照)を持ち運び可能にするキャリングハンドル85が設けている。キャリングハンドル85は、上面視C字状の把持部85aの両端を側壁部81b及び後壁部81cに連結して構成される。把持部85aの断面は、下方が開口されたU字形状を有しており(図3参照)、U字形状の一対の脚部が底壁部80の下面から突出している(図6参照)。また、下面視において、把持部85aの開口部分には、キャリングハンドル85の剛性を高めるための複数のリブ85bが設けられている。
ロアカバー8の後側において、底壁部80の外周側には、ロアカバー8内(エンジン室40内)に空気を導入するための外気導入口80aが形成されている。外気導入口80aは、それぞれの側壁部81bに沿うように一つずつ設けられている。外気導入口80aは、下方に開口するように形成され、前後方向に延びる長穴形状を有している。また、底壁部80には、外気導入口80aを挟んで側壁部81bに対向するように、上方に延びる内側壁86が形成されている。内側壁86は、それぞれの側壁部81bに沿うように一つずつ形成されている。これにより、内側壁86は、側壁部81bに対して外気導入口80aの分だけ隙間を空けて、底壁部80から立ち上がるように形成される。
また、側壁部81bと内側壁86との間の空間によって、鉛直方向に通じる外気導入路87が形成される。このように、ロアカバー8の後側で周壁部81(側壁部81b及び後壁部81c)に沿うように外気導入口80aが設けられることで、ロアカバー8の後側のデッドスペースを外気導入路87として活用することができる。本実施の形態では、外気導入口80aから導入される空気が外気導入路87を通じてエンジン室40内に流れ込む。また、内側壁86の上端には、側壁部81bに向かって上部が外向きに傾斜する傾斜壁88が設けられている。すなわち、傾斜壁88は、側壁部81bに向かうに従って上方に傾斜している。この傾斜壁88は、外気導入口80aから導入される空気を側壁部81bに沿って流動させるためのガイド壁として機能する。
ここで、図6を参照して、ロアカバー8に形成される外気導入口80a周辺の構成について詳細に説明する。図6は、図5AのB−B線に沿う断面図である。
図6に示すように、側壁部81b(周壁部81)と底壁部80の連結部分近傍には、側壁部81bに沿うように内側壁86が底壁部80から立ち上がるように形成されている。上記したように、側壁部81bと内側壁86との間の底壁部80には、下方に開口する外気導入口80aが形成されており、側壁部81bと内側壁86との間の空間によって外気導入路87が形成されている。図6においては、キャリングハンドル85を構成する把持部85aのU字断面形状の一部分が底壁部80から下方に突出している。また、外気導入口80aの周囲には、底壁部80から下方に延びる突出壁89が形成されている。この突出壁89は、上記したキャリングハンドル85のリブ85bの一部で構成され、側壁部81bや内側壁86に沿うように形成される。
このように構成されるロアカバー8においては、底壁部80に設けられた外気導入口80aから換気用の空気がエンジン室40内に導入される。上記したように、底壁部80から下方に突出壁89(リブ85b)が延びているため、突出壁89の下端から外気導入口80aまでの距離を確保することできる。このため、外気導入路87(突出壁89の下端から内側壁86の上端までの長さ)を長くすることができる。よって、外気導入口80aの周辺に飛散する水分を含んだ空気が外気導入路87内に浸入しても、外気導入路87内を流動する間に空気から水が分離される。この結果、水分が外気導入口80aからエンジン室40内に浸入するのを防止することができる。
このように、水分を含んだ空気が外気導入口80aから直接エンジン室40内に入り込むのではなく、水分と空気を分離して空気のみをエンジン室40内に取り込むことで、水分がエンジン室40内に浸入するのを防止することができる。また、突出壁89をキャリングハンドル85のリブ85bの一部で構成したことにより、リブ85bが、把持部85aの強度を高める機能(キャリングハンドル85の本来の機能)と外気導入口80aに対する水分の浸入防止の機能とを兼用することができる。よって、外気導入口80aに対する水分の浸入防止の構成を別途設ける必要がない。
外気導入口80aから取り込まれた空気は、外気導入路87を通じて上方へ移動する。外気導入路87は、鉛直方向に延びるように形成されているため、底壁部80(外気導入口80a)からエンジン室40内までの距離を確保することできる。よって、仮に水分を含んだ空気が外気導入路87内に浸入しても、空気に対して比較的重い水分は、自重により外気導入路87の途中で空気から分離されて底壁部80(外気導入口80a)に向かって移動する。このため、水分がエンジン室40内に浸入し難くなっている。また、外気導入路87の上端側において、空気は傾斜壁88に衝突しながら側壁部81bに沿うようにエンジン室40内に流れ込む。このように、傾斜壁88によって外気導入路87の出口を狭めたことにより、空気中の水分を傾斜壁88で分離して捕捉することができる。これによっても、水分がエンジン室40内に浸入するのを防止することができる。
このように、本実施の形態では、外気導入口80a、外気導入路87等、エンジン41の換気を実現する構成を、外観にあまり影響を与えることがないロアカバー8に集中的に設けるようにしている。この結果、外観に与える影響が大きいアッパーカバー7の構成を簡略化することができる。よって、アッパーカバー7においてヒケ等の成形不良を気にすることなく、エンジン室40内の換気を実現することができる。
次に、図7及び図8を参照して、エンジン室40内の換気経路について説明する。図7及び図8は、本実施の形態に係る船外機のエンジン室内の空気の流通経路を示す図である。特に、図7は図1のA−A線に沿う断面図である。なお、以下の説明においては、エンジン41が駆動しており、換気ファン21が回転される結果、エンジン室40内に空気の流れが生じているものとする。
図7及び図8に示すように、ロアカバー8の外気導入口80aに導入される空気は、外気導入路87を経由してエンジン室40内に流れ込む。エンジン室40内に流れ込んだ空気は、エンジン室40内の各構成部品の隙間を通って換気ファン21に向かって移動する。このとき、図8に示すように、空気は、シリンダヘッド44と燃料タンク20との隙間、及び燃料タンク20とファンカバー22との隙間を通じてエンジン室40の上方に向かって流れ込む。
本実施の形態では、燃料タンク20を換気ファン21の空気流入口22cよりも後方に設けたことで燃料タンク20を外気導入口80aに近づけることができ、外気導入口80aから導入される空気を燃料タンク20近傍に流通させることができる。よって、燃料タンク20の温度上昇が低減され、燃料タンク20内の燃料の気化を抑制することができる。また、シリンダヘッド44(シリンダ46の外面)と燃料タンク20との間に隙間を空けたことにより、熱源となるエンジン41から燃料タンク20を離すことができる。よって、エンジン41から熱を直接燃料タンク20に伝えることがない。また、シリンダヘッド44(シリンダ46の外面)と燃料タンク20との間の隙間をエンジン室40内の空気の流通経路の一部として活用することができるため、空気が燃料タンク20に直接当たることで燃料タンク20の冷却効果を高めることができる。
上記したように、換気ファン21が回転されているため、ファンカバー22の上方の空気は空気流入口22cを通じてファンカバー22(ファン収容部22a)内に流れ込む。ファンカバー22内では、複数の羽根21aが回転されることで空気の旋回流が発生する。これにより、空気はファン収容部22aから換気ファン21の外周へ流れ込み、レバー収容部22bを通じて空気流出口22dに移動する。そして、空気はファンカバー22の空気流出口22dからベンチレーションダクト9を通じて鉛直方向下方に流れ込み、ロアカバー8の排気口82からエンジン室40の外側に排気される。
なお、排気口82を下方に開口させてスイベルブラケット30の水平部30bに対向させたことにより、船外機本体2に波が押し寄せてきたときに、海水の浸入が水平部30bによって遮られる。このため、海水が直接排気口82を通じてエンジン室40内に浸入するのを防止することができる。また、ベンチレーションダクト9によって、ファンカバー22の空気流出口22dから排気口82までの排気経路を鉛直方向に伸ばしたことにより、排気口82からエンジン41内までの距離を確保することができる。このため、エンジン室40に対する海水の浸入を更に防止することができる。
また、空気流出口22d及び排気口82がエンジン室40の前側に設けられ、外気導入口80aが空気流入口22cよりもエンジン室40の後側に設けられることにより、外気導入口80aから排気口82までの空気の流通経路が、エンジン室40の後側から前側に向かうように形成される。このため、エンジン室40の広範囲にわたって空気を流通させることができ、空気を澱みなく換気することができる。
以上のように、本実施の形態に係る船外機1では、ロアカバー8に外気導入口80a及び排気口82が設けられるため、エンジン室40内の換気のための構成をアッパーカバー7に設ける必要がない。よって、アッパーカバー7の構成が簡略化され、アッパーカバー7の外観が損なわれるのを防止することができる。また、エンジン41に予め固定されるロアカバー8の排気口82とファンカバー22の空気流出口22dとが接続されるため、アッパーカバー7をロアカバー8に取り付ける際にアッパーカバー7とファンカバー22との位置関係を目視する必要がない。このため、ロアカバー8に対するアッパーカバー7の取り付け作業性が損なわれることがない。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施の形態において、ファンカバー22の空気流出口22dは、ベンチレーションダクト9を介してロアカバー8の排気口82の接続される構成としたが、この構成に限定されない。ファンカバー22の空気流出口22dは、ベンチレーションダクト9を介さず直接ロアカバー8の排気口82に接続されてもよい。
また、上記した本実施の形態において、ロアカバー8の後方側に外気導入口80aが設けられる構成としたが、この構成に限定されない。外気導入口80aは、ロアカバー8のどの位置に設けられてもよい。
以上説明したように、本発明は、外観に影響を与えることがなく、アッパーカバーの取り付け作業性が損われるのを防止することができるという効果を有し、特に、エンジン室内を換気する換気装置を備えた船外機に有用である。
1 船外機
20 燃料タンク
21 換気ファン
22 ファンカバー
22c 空気流入口
22d 空気流出口
3 ブラケット装置(取付部材)
30b 水平部(取付部材)
4 エンジンカバー
40 エンジン室
46 シリンダ
47 クランク室
7 アッパーカバー
8 ロアカバー
80 底壁部
80a 外気導入口
81 周壁部
82 排気口
86 内側壁
88 傾斜壁
89 突出壁

Claims (5)

  1. 上下に分割可能なアッパーカバーとロアカバーとによってエンジン室を形成するエンジンカバーと、前記エンジン室内を換気する換気ファンと、前記換気ファンを覆うファンカバーと、を備える船外機であって、
    前記エンジンカバーは、前記アッパーカバーが前記ロアカバーに対して着脱可能に構成される一方、前記ロアカバーがエンジンを含む船外機の本体部に対して固定されるように構成され、
    前記ロアカバーは、前記エンジン室内に空気を取り入れる外気導入口と、前記エンジン室内の空気を排出する排気口とを有し、
    前記ファンカバーは、前記換気ファンから送られる空気を流出する空気流出口を有し、
    前記空気流出口に対して前記排気口が接続されることを特徴とする船外機。
  2. 前記エンジンは、シリンダの軸方向を水平にしてクランク室が前記エンジン室の前部に位置するように設けられ、
    前記ファンカバーは、前記エンジン室内の空気を前記換気ファンに流入させる空気流入口を更に有し、
    前記外気導入口は、前記空気流入口よりも前記エンジン室の後側に設けられ、
    前記空気流出口及び前記排気口は、前記エンジン室の前側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. 前記エンジン室内に燃料タンクを更に備え、
    前記燃料タンクは、前記空気流入口よりも前記エンジン室の後方であって、前記エンジンの上方に設けられることを特徴とする請求項2に記載の船外機。
  4. 前記燃料タンクは、前記シリンダの外面に対して隙間を空けて設けられることを特徴とする請求項3に記載の船外機。
  5. 前記排気口は、前記エンジン室の前側であって、船体に固定するための取付部材に対して鉛直方向に対向する位置において、下方に開口して設けられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の船外機。
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