JP2016186152A - ユニット式建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】より広い居室空間を確保することができるユニット式建物を提供すること。【解決手段】ユニット式建物は、建物ユニット20の桁面を正面とし、かつその桁面同士を合わせるように並べて配置された一階部分14を備えている。一階部分14の最も前となる1階第1建物ユニット20aには、妻面と平行な区画壁部41が設けられ、その区画壁部41により、1階第1建物ユニット20a内が2つの空間に区画されている。そのうち、一方の空間には屋外開放空間31が設けられている。他方の空間には、玄関土間空間34及び玄関ホール35を有する玄関室32が設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、ユニット式建物に関する。
従来、複数の建物ユニットが組み合わされてなるユニット式建物が知られている。その建物ユニットの組み合せパターンは、建物所有者(施主)のニーズ、敷地の形状や大きさ等の様々な要素を考慮して決められる。その一例として、建物ユニットの桁面を接道面(正面)とし、そこから奥に向かって複数の建物ユニットがその桁面同士を合わせるようにして並べられ、それが一列又は複数列設けられるパターンもある。
このようなユニット式建物では、最も前(1行目)に配置される建物ユニットに、玄関室と、屋外に向けて開放された屋外開放空間とが横並びで設けられることがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、屋外開放空間は、例えばインナーガレージ等として利用される。そして、玄関土間空間は、正面から奥まった位置に設けられた正面壁部によってアルコーブと仕切られ、その正面壁部に玄関扉が設けられた構成となっている。
特開平9−72114号公報
このような従来のユニット式建物では、1行目の建物ユニットにアルコーブと玄関土間空間とが妻方向の前後に並んで設けられているため、玄関土間空間と居室空間とをつなぐ役割を担う玄関ホールは2行目の建物ユニットに設けられている。つまり、玄関扉から居室空間への入口に至るまでの玄関室(玄関土間空間及び玄関ホール)が、2行目の建物ユニットに食い込む形となる。そうすると、その分、2行目以降の建物ユニットに設けられる居室空間が狭くなるため、ユニット式建物では、そのような問題を改善する余地があった。
そして、この問題は、建物ユニットが一列に並べられたユニット式建物において特に顕著となる。このようなユニット式建物は、間口が狭くなった狭小地に建てられる建物として好適であるところ、狭小地に建てられる建物では、建物内の居室空間をできるだけ確保することが求められるからである。
そこで、このような事情に鑑み、本発明は、より広い居室空間を確保することができるユニット式建物を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、第1の発明では、複数の柱と、各柱の上端部及び下端部をそれぞれ連結する天井大梁及び床大梁とを有して直方体状に構成された建物ユニットを備え、前記建物ユニットが複数組み合わされてなるユニット式建物であって、前記建物ユニットの桁面同士を合わせるように並べて配置された1階ユニット構成部を備え、前記1階ユニット構成部のうち、端となる1階第1建物ユニットには、当該1階第1建物ユニットの妻面と平行な区画壁部が設けられ、その区画壁部により、前記1階第1建物ユニット内が第1空間と第2空間との2つの空間に区画されており、そのうち、前記第1空間には、屋外に向けて前面が開放された屋外開放空間が設けられ、前記第2空間には、玄関土間空間及び当該玄関土間空間と前記1階第1建物ユニットに後続する1階第2建物ユニットに設けられた居室空間とをつなぐ土間隣接空間が設けられていることを特徴とする。
この第1の発明によれば、1階第1建物ユニットに玄関土間空間及び土間隣接空間が設けられ、前記1階第1建物ユニットに後続する1階第2建物ユニットには居室空間が設けられることになる。この場合、1階ユニット構成部の端に配置された1階第1建物ユニットに、玄関扉から居室空間の入口に至るまでに必要な空間(玄関土間空間及び土間隣接空間であり、以下両者合わせて玄関室という。)がまとめて設けられる。そのため、後続する1階第2建物ユニットについて、その内部をすべて居室空間として利用することが可能となる。つまり、1階第2建物ユニットに玄関室の一部を設ける必要がなくなり、居室空間より広く確保することができる。
また、1階第1建物ユニットには、玄関土間空間及び土間隣接空間の他に、それらと区画壁部によって区画された屋外開放空間が設けられるため、この屋外開放空間をインナーガレージ、インナーテラス、アルコーブ等の様々な用途に利用することができる。これにより、建物としての機能性を高めることができる。
第2の発明では、前記1階第1建物ユニットには、前記玄関土間空間と、前記1階第2建物ユニットとは反対側の屋外領域とを区画し、桁面に沿って設けられた正面壁部が設けられていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、1階第1建物ユニットに正面壁部が桁面に沿って設けられているため、桁面間の全域を前記第2空間、つまり玄関室として利用することができる。これにより、より広い玄関室を確保することができる。
また、桁面より内側に正面壁部が設けられる構成の場合、設置箇所が桁面よりも内側になったことに伴って、正面壁部を形成するのに必要な断熱施工等の各種施工に手間がかかるという問題がある。その点、この第2の発明のように桁面に沿って正面壁部が設けられた構成では、通常の外壁パネルをそのまま流用して正面壁部を形成することができ、各種施工も行い易い。
第3の発明では、前記玄関土間空間に通ずる玄関扉は、前記区画壁部に設けられていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、玄関扉が前記区画壁部に設けられているため、玄関土間空間に隣接する屋外開放空間をアルコーブとして利用することが可能となり、玄関扉の正面側にアルコーブ用の空間を設ける必要がなくなる。特に、上記第2の発明のように、桁面に沿って正面壁部が設けられた構成を前提とした場合には、アルコーブとしての空間をあえて設けなくても、屋外開放空間を利用して雨がかりを防ぐことが可能でありながら、併せて玄関室もより広いスペースを確保できる。
第4の発明では、前記区画壁部は、前記1階第1建物ユニットの前記床大梁の間に架け渡される床小梁を含んで構成される一方、前記玄関扉が設置された玄関開口部では前記床小梁を欠いた状態となっており、前記屋外開放空間と前記玄関土間空間とは同じ床高さを有していることを特徴とする。
この第4の発明によれば、玄関扉が設置された玄関開口部では床小梁を欠いた状態となっているため、玄関開口部に玄関扉を設置する上で、床小梁の存在によって支障を来すことがなくなる。また、玄関開口部の下縁部分も含めて、屋外開放空間から玄関土間空間にかけて、その途中に段差が設けられることなく、連続して同じ床高さを有する構成とすることができる。
第5の発明では、前記1階第1建物ユニットにおける前記屋外開放空間の形成領域では、前記1階第1建物ユニットが有する前記床大梁を欠いた状態となっていることを特徴とする。
この第5の発明によれば、1階第1建物ユニットは、前記屋外開放空間の形成領域において床大梁を欠いた状態となっているため、屋外開放空間を利用するにあたって床大梁の存在を考慮する必要がない。つまり、屋外開放空間の床面全域を平面にした状態で利用することができる。なお、1階第1建物ユニットはその床大梁の一部を欠いた状態となっているが、区画壁部の存在や他の建物ユニットとの連結等により、構造上の強度は確保されている。
第6の発明では、前記1階第2建物ユニットには、前記屋外開放空間に面して当該屋外開放空間と前記居室空間とを区画する奥壁部が設けられ、前記奥壁部には窓が設けられていることを特徴とする。
この第6の発明によれば、屋外開放空間の奥側に設けられた奥壁部に窓が設けられているため、屋外開放空間及び窓を通じて、1階第1建物ユニットに後続する1階第2建物ユニットの居室空間に正面側から採光することができる。
第7の発明では、前記建物ユニットの桁面同士を合わせるように並べて配置された2階ユニット構成部を備え、前記2階ユニット構成部のうち、ユニット並び方向において前記1階第1建物ユニット側の端となる2階第1建物ユニットは、前記1階第2建物ユニットの上に配置されていることを特徴とする。
この第7の発明によれば、1階第2建物ユニットの屋外開放空間に面する部分と、2階第1建物ユニットにおいてそれに後続する2階第2建物ユニットとは反対側の面とが、建物における一面側の断熱領域となる。この場合、両建物ユニットが上下に並んで配置されているため、一階側の断熱領域と二階側の断熱領域とが同一面を形成するように設けられる。これにより、上下の建物ユニットの境界部をまたがるように断熱材を設置しやすく、またその境界部での防水構造を確保するのも容易で施工もしやすい。
本実施形態のユニット式建物の概要を示す斜視図。 一階部分における間取りの一部を示す平面図。 建物ユニットを示す斜視図。 1階第1建物ユニットを示す斜視図。 1階第1建物ユニットへの外壁パネルの取付けを概略的に示す斜視図。 1階第1建物ユニット及び1階第2建物ユニットの床側の骨格を示す平面図。 1階第1建物ユニット、1階第2建物ユニット及び2階第1建物ユニットの組付けを示す分解斜視図。 別の実施形態の建物を示す概略断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、鉄骨ラーメン構造を有する二階建てのユニット式建物であって、建物ユニットが一列に並んで配置された構成に具体化したものである。
図1は、本実施形態のユニット式建物について、その概要を示す斜視図である。この図1に示すように、住宅等の建物10は、基礎11上に設けられた建物本体12と、その上方に設けられた屋根部13とを備えている。建物本体12は、1階ユニット構成部としての一階部分14と、2階ユニット構成部としての二階部分15とを有する二階建てであり、複数の建物ユニット20が互いに連結されることによって構成されている。また、屋根部13は、傾斜屋根として構成されている。
建物本体12の一階部分14では、建物ユニット20の桁面を正面(道路D側の面)とし、かつ桁面同士を合わせるようにして、複数の建物ユニット20が一列に配置されている。これら一列に並ぶ各建物ユニット20のうち、最も前の一行目に配置されたものを1階第1建物ユニット20aとし、その奥に後続し、二行目として配置されたものを1階第2建物ユニット20bとする。
二階部分15でも一階部分14と同じく、建物ユニット20の桁面を正面(道路D側の面)とし、かつ桁面同士を合わせるようにして、複数の建物ユニット20が一列に配置されている。これら一列に並ぶ各建物ユニット20のうち、最も前に配置された2階第1建物ユニット20cは、1階第2建物ユニット20bの直上に設置されている。建物ユニット20の配置順を一階部分14と二階部分15とで共通とすれば、二階部分15を構成する建物ユニット20は、二行目以降に配置されていることになる。
このような配置構成により、建物本体12では、一階部分14の1階第1建物ユニット20aだけが前方に張り出した状態となっている。1階第1建物ユニット20aの上面はその全域がバルコニー16とされ、バルコニー16の周囲は、コ字状をなす腰壁17によって囲われている。
図2は、建物10の一階部分14における間取りのうち、一部(正面側の間取り)を示す平面図である。ここで示された間取りは、1階第1建物ユニット20aによって形成される空間と、1階第2建物ユニット20bによって形成される空間とで構成されている。なお、以下の説明において、左右という場合、それは建物10の正面側から見た場合を基準としている。
この図2に示すように、建物10の一階部分14には、第1空間としての屋外開放空間31と、第2空間としての玄関室32と、居室空間33とが設けられている。屋外開放空間31及び玄関室32は、1階第1建物ユニット20a内に形成された空間であり、居室空間33は、1階第2建物ユニット20b内に形成された空間である。
屋外開放空間31は、区画壁部41によって玄関室32と区画されている。区画壁部41は、1階第1建物ユニット20aの右妻面に設けられた第1側壁部42と、左妻面に設けられた袖壁部43と間に、その両壁部42,43と平行で、かつ一対の桁面間にわたって設けられている。この区画壁部41により、屋外開放空間31と玄関室32の各床面積は凡そ2:1の割合で区画されている。なお、この床面積の割合は任意であり、例えば1:1の割合となるようにしてもよい。
屋外開放空間31の奥側には、奥壁部44が設けられている。この奥壁部44によって、屋外開放空間31と前記居室空間33とが区画されている。奥壁部44には、引き違い式の掃出し窓51が設けられており、この掃出し窓51を利用することで、屋外開放空間31を通じた居室空間33への出入りが可能となっている。
また、屋外開放空間31の正面側には、その正面側が全面的に屋外へ開放される開口部46が設けられている(図1も参照)。開口部46の下縁部分には階段53が設けられている。階段53は、屋外開放空間31の床が基礎11の立ち上がりの分だけ地面よりも高い位置にあるため、そこに上がるために設けられている。
屋外開放空間31は上記のように構成されるとともに、その有する床部にはコンクリートが打設されている。これにより、屋外開放空間31はインナーテラス及びアルコーブ用の空間として利用される。
玄関室32の正面側には、正面壁部45が設けられている。正面壁部45は、1階第1建物ユニット20aにおける正面側の桁面に沿って設けられており、玄関室32と屋外とを区画している。このため、玄関室32は、区画壁部41によって屋外開放空間31と区画され、第1側壁部42及び正面壁部45によって屋外と区画されている。
玄関室32は、玄関土間空間34と、玄関ホール35とを有している。玄関土間空間34は、玄関室32のうちの正面側に、玄関ホール35は奥側にそれぞれ設けられている。前記区画壁部41のうち、玄関土間空間34と屋外開放空間31とを区画する部分には玄関開口部41aが設けられ、その玄関開口部41aには玄関扉54が設置されている。
玄関土間空間34が有する土間はコンクリートの打設により形成され、タイル等の仕上げ材が設けられている。玄関土間空間34の床高さは、屋外開放空間31の床高さと同じとなっている。このため、建物10内に入る場合は、階段53を利用して屋外開放空間31まで上がった後、玄関扉54を開けて玄関土間空間34に入るという動線となり、建物10から屋外に出る場合はその逆の動線となる。
玄関ホール35は、玄関土間空間34と居室空間33とをつなぐ土間隣接空間である。玄関土間空間34との境界部分には上り框55が設けられ、玄関ホール35が有する床面は玄関土間空間34の土間部分よりも高い位置であり、居室空間33が有する床面と同じ高さ位置に設定されている。玄関ホール35と居室空間33とは、仕切り内壁47により区画されている。
上記1階第1建物ユニット20aによる間取り構成に対し、1階第2建物ユニット20bでは、前記奥壁部44、左右の妻面に設けられた第2側壁部48によって区画された内部空間は、そのすべてが居室空間33となっている。1階第1建物ユニット20a内に、玄関土間空間34と玄関ホール35とが玄関室32としてまとめられているため、このように居室空間33を確保することが可能となっている。
ちなみに、建物10の外壁を構成する上記各壁部41〜45,48のうち、袖壁部43以外は内部にグラスウール等の断熱材等が設けられることにより、断熱性能が付与されている。図2では、このように断熱性能を有することを示すため、袖壁部43以外を網掛け表示している。
次に、前述した建物10の建物本体12を構成する建物ユニット20について、その一般的な構成を簡単に説明する。建物ユニット20は製造工場においてあらかじめ製造され、その後施工現場にトラック等により運搬されるものとなっている。
図3は、建物ユニット20を示す斜視図である。この図3に示すように、建物ユニット20は、その四隅に配設される4本の柱21と、各柱21の上端部及び下端部をそれぞれ連結する各4本の天井大梁22及び床大梁23とを備えている。そして、それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。柱21は四角筒状の角形鋼よりなる。天井大梁22及び床大梁23は断面コ字状の溝形鋼よりなり、その開口部分が向き合うようにして設置されている。
建物ユニット20の桁方向に沿って延びて相対している2本の天井大梁22の間には、所定間隔で複数の天井小梁25が架け渡されている。同じく建物ユニット20の桁方向に沿って延びて相対する2本の床大梁23の間には、所定間隔で複数の床小梁26が架け渡されている。天井小梁25と床小梁26とはそれぞれ同間隔で、かつ各々上下に対応する位置に設けられている。天井小梁25は例えばリップ溝形鋼よりなり、床小梁26は例えば角形鋼よりなる。なお、天井小梁25及び床小梁26は、図3では8本として図示されているが、その本数は任意である。
一階部分14を構成する各建物ユニット20のうち、1階第1建物ユニット20aを除く各建物ユニット20は、上記一般的な構成を有している。また、二階部分15を構成する各建物ユニット20も同じく、上記建物ユニット20の一般的構成を有している。
これに対し、1階第1建物ユニット20aは、前述した一般的な建物ユニット20とは異なる構成を有している。そこで、1階第1建物ユニット20aについて、上記一般的な建物ユニット20と異なる構成を中心に説明する。
図4は、1階第1建物ユニット20aを示す斜視図である。この図4に示されているように、1階第1建物ユニット20aは、床側の骨格構成が図3に示した一般的な建物ユニット20と異なっている。なお、図4に示された状態における妻方向の一方側(図における右手前側)が正面側であり、他方側(図における左手奥側)が奥側である。この奥側は、1階第2建物ユニット20bが連結される側でもある。そして、その正面側から桁面を見た場合を基準とする「左右」の用語も適宜用いる。
まず、1階第1建物ユニット20aにおいて、桁方向に延びる一対の床大梁23は、その一部を欠いた状態となっており、第1床大梁23aと第2床大梁23bとに分かれて構成されている。第1床大梁23aは、柱21のうち2本の左柱21aにそれぞれ設けられ、下端部から桁方向に沿って短く突出している。第2床大梁23bは、柱21のうち2本の右柱21bにそれぞれ設けられ、下端部から桁方向に沿って延び、その先端部が第1床大梁23aの先端部と相対している。この第2床大梁23bのうち正面側に設けられたものは、前記正面壁部45の形成に用いられる。そのため、正面側の第2床大梁23bは、正面壁部45の桁方向長さと同程度の長さ、つまり桁方向全体の3分の1程度の長さを有している。
桁方向に延びる一対の床大梁23が、それぞれ上記のように2つに分かれて設けられているために、第1床大梁23aの先端部と第2床大梁23bの先端部との間には、桁方向長さの概ね3分の2程度の間隔が空いた状態となっている。また、上記した一般的な建物ユニット20であれば、その間隔が空いた部分に床小梁26が設けられているが、1階第1建物ユニット20aではその床小梁26も設けられていない。このように、床大梁23や床小梁26を欠いた状態となっている領域は、前記屋外開放空間31の形成領域となっている。
なお、1階第1建物ユニット20aを施工現場に運搬する場合は、その間隔が空いた部分にスペーサSが設けられる。スペーサSの両端部がそれぞれ第1床大梁23a及び第2床大梁23bの各先端部と連結され、これにより運搬時における構造上の不安定さが補強される。
相対する第2床大梁23b同士の間には、その奥側に、玄関ホール35の床部を指示する床支持体27が設けられている。床支持体27は、第1床小梁26a、第2床小梁26b及び第3床小梁26cがそれぞれ組み付けられてなる。第1床小梁26aは、第2床大梁23bと同程度の長さを有し、相対する第2床大梁23b同士の間の中央部分に、第2床大梁23bと平行に設けられている。第1床小梁26aの一端部は、妻方向に延びる床大梁23に固定されている。第2床小梁26bは、第1床小梁26aの他端部と奥側の第2床大梁23bの先端部との間に架け渡されている。第3床小梁26cは複数本設けられ、第1床小梁26aと奥側の第2床大梁23bとの間に所定間隔を空けて架け渡されている。第2床小梁26bや第3床小梁26cは、上方の天井小梁25と対応する位置に設けられている。
床支持体27と正面側の第2床大梁23bとの間は、床小梁26を欠いた状態となっている。この領域は、玄関土間空間34が設けられる領域となっている。
次に、1階第1建物ユニット20a及び1階第2建物ユニット20bへの各外壁パネル61〜65の取付けについて、図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は、1階第1建物ユニット20aへの外壁パネル61〜63の取付けを概略的に示す斜視図である。なお、図5では、第2床小梁26bの上方に設けられた天井小梁25のみ示され、他は省略されている。また、第3床小梁26cも省略されている。図6は、1階第1建物ユニット20a及び1階第2建物ユニット20bの床側の骨格(フレーム)を示す平面図である。説明の都合上、1階第1建物ユニット20aと1階第2建物ユニット20bとを離した状態で図示されている。
以下で説明する各外壁パネル61〜65は、いずれも外壁面材(サイディングボード等の外装材)及び外壁下地(軽量形鋼よりなるフレーム)がユニット化され、パネル体として構成されたものである。一つのパネル体として構成されたり、複数のパネル体が並べて設置されて構成されたりする。図5及び図6における図示では、概略として一体化された状態のものを示している。
図5に示すように、1階第1建物ユニット20aには、その正面側の桁面及び左右の妻面に第1外壁パネル61、第2外壁パネル62及び第3外壁パネル63がそれぞれ設けられる。
第1外壁パネル61は、1階第1建物ユニット20aの正面側に設けられ、脇壁形成部61a、正面壁形成部61b及び垂れ壁形成部61cを有している。第1外壁パネル61のこれら各部により、前記屋外開放空間31の前記開口部46が形成されている。脇壁形成部61aは左柱21a、第1床大梁23a等と連結され、開口部46の左側に設けられている。正面壁形成部61bは、開口部46の右側に設けられ、右柱21b、桁方向に延びる正面側の天井大梁22及び正面側の第2床大梁23b等と連結されている。正面壁形成部61bは、前記正面壁部45の構成部分となる。垂れ壁形成部61cは、桁方向に延びる正面側の天井大梁22に連結され、開口部46の上側に設けられている。
第2外壁パネル62は、1階第1建物ユニット20aの左妻面に設けられる。第2外壁パネル62は、2本の左柱21a、妻方向に延びる左側の天井大梁22及び床大梁23等と連結され、前記袖壁部43の構成部分となる。
第3外壁パネル63は、1階第1建物ユニット20aの右妻面に設けられる。第3外壁パネル63は、2本の右柱21b、妻方向に延びる右側の天井大梁22及び床大梁23等と連結され、前記第1側壁部42の構成部分となる。
1階第1建物ユニット20aには、上記各外壁パネル61〜63の他、第4外壁パネル64も設けられている。この第4外壁パネル64に関しては、図6を参照して説明する。図6に示されているように、第4外壁パネル64は、1階第1建物ユニット20aの内側において、妻面と平行をなす状態で設けられる。この第4外壁パネル64は、一対の第2床大梁23b及び第1床小梁26aの各先端部、第2床小梁26b、第2床小梁26bの上方に設けられた天井小梁25(図示略)等と連結される。
第4外壁パネル64には前記玄関開口部41aが設けられており、この第4外壁パネル64が前記区画壁部41の構成部分となる。また、第4外壁パネル64は、床支持体27を支持し、1階第1建物ユニット20aの構造上の強度を補強する役割も担っている。つまり、この第4外壁パネル64の存在や他の建物ユニット20との連結により、床大梁23の一部を欠いても、1階第1建物ユニット20aはその構造上の強度が確保されている。
1階第2建物ユニット20bへの第5外壁パネル65の取付けについても、図6を参照しながら説明する。図6に示すように、1階第2建物ユニット20bにはその正面側の桁面に、第5外壁パネル65が設けられる。第5外壁パネル65は、1階第1建物ユニット20aにおいて床大梁23が欠けた部分の奥側桁面を覆うように設けられ、正面側の柱21、天井大梁22及び床大梁23等と連結されている。この第5外壁パネル65には前記掃出し窓51が設けられており、第5外壁パネル65は奥壁部44の構成部分となる。
以上のように構成された各建物ユニット20を組み付けて建物10とする場合、それらは次のように組み付けられる。図7は、各建物ユニット20のうち、1階第1建物ユニット20a、1階第2建物ユニット20b及び2階第1建物ユニット20cの組付けを示す分解斜視図である。
図7に示すように、基礎11の上に一階部分14を構成する1階第1建物ユニット20a及び1階第2建物ユニット20bが順に正面側から設置される。基礎11は、外周基礎部11aと、内側基礎部11bとを有している。外周基礎部11aは、各建物ユニット20a,20bの柱21が載置され、各建物ユニット20a,20bの床大梁23が延びる方向に沿うように設けられている。内側基礎部11bは、外周基礎部11aの内側で、1階第1建物ユニット20aの第2床小梁26bの延びる方向に沿って設けられている。この内側基礎部11bによって第2床小梁26bが支持され、それにより床支持体27が基礎11によって下支えされるようになっている。
そして、1階第2建物ユニット20bの直上には、2階第1建物ユニット20cが載置されている。図示が省略されているが、一階部分14を構成する他の建物ユニット20は、1階第2建物ユニット20bの奥側で、基礎11の外周基礎部11aに順次載置される。また、その上に二階部分15を構成する他の建物ユニット20が載置される。このように各建物ユニット20が組み付けられることによって、建物本体12が構成されている。
ここで、上記建物10の建物本体12は、すでに述べたとおり、1階第2建物ユニット20bの直上に2階第1建物ユニット20cが載置され、一階部分14では、1階第1建物ユニット20aが前方に張り出した状態となっている(図1参照)。そして、玄関室32は、1階第1建物ユニット20a内に屋外開放空間31と横並びで隣接して設けられ、1階第2建物ユニット20b内はそのすべてが居室空間33とされている。また、2階第1建物ユニット20c内も居室空間(図示略)が設けられている。したがって、建物本体12では、一階部分14及び二階部分15の居室領域は、いずれも二行目以降に配置された建物ユニット20内に設けられている。
そうすると、建物本体12において、その二行目に配置された各建物ユニット20b、20cの正面側では、図7に示すように、次の領域が断熱領域71,72となっている。すなわち、1階第2建物ユニット20bでは、屋外開放空間31に面する奥壁部44の設置部分が1階正面断熱領域71となる。また、2階第1建物ユニット20cでは、その正面側の全域が2階正面断熱領域72となる。このため、これら両建物ユニット20b、20cの正面側では、一階部分14及び二階部分15の各正面断熱領域71,72が同一面を形成するように設けられている。
この点、一階部分14及び二階部分15の各正面断熱領域71,72が、前後にずれて同一平面となっていない構成を考えてみる。図8は、その構成の一例を示す建物80の概略断面図である。図8に示すように、この建物10では、2階第1建物ユニット20cが1階第1建物ユニット20aの直上に設けられている。この構成では、前後にずれた各正面断熱領域71,72はもとより、居室空間36が設けられる2階第1建物ユニット20cの床下も床下断熱領域73とする必要がある。そのため、各断熱領域71〜73は、途中で折れ曲がるようにして設けられる。ところが、このように途中で折れ曲がった断熱領域71〜73の形成は、折れ曲がり部分で断熱材の連続性を確保したり、防水構造を確保したりすることが困難で、施工も容易ではない。
これに対し、この実施形態の建物10では、前述したように、一階部分14及び二階部分15の各正面断熱領域71,72が同一面を形成するように設けられ、上記例示の構成とは異なり、断熱領域71,72に途中で折れ曲がった部分が存在しない。そのため、一階部分14及び二階部分15の各正面断熱領域71,72とで、断熱材の連続性を確保したり、上下の建物ユニット20b,20cの境界部分で防水構造を確保したりすることが容易で、施工もし易くなる。
本実施形態の建物10に関する説明は以上のとおりである。そして、その建物10が有する構成によれば、以下の効果を得ることができる。
1階第1建物ユニット20aに玄関土間空間34及び玄関ホール35を有する玄関室32が設けられ、1階第2建物ユニット20bには居室空間33が設けられている。この場合、一階部分14の最も前に設けられた1階第1建物ユニット20aに、玄関扉54から居室空間33に至るまでの間に必要な空間がまとめて設けられるため、1階第2建物ユニット20bの内部をすべて居室空間33として利用することが可能となる。つまり、1階第2建物ユニット20bに玄関室32の一部を設けて居室空間33を狭くする必要がなくなり、より広い居室空間33を確保することができる。
特に、間口の狭い狭小地に建てられる建物では、居室空間33をできるだけ確保することが求められる。その点で、本実施形態の建物10は、複数の建物ユニット20がその桁面を正面として一列に配置された建物本体12を有し、かつ前述したようにより広い居室空間33を確保できる点で、狭小地用の建物10として好適である。
また、1階第1建物ユニット20aには、玄関室32の他に、屋外開放空間31が設けられるため、この屋外開放空間31をインナーテラスやアルコーブとして利用することができる。これにより、建物10としての機能性を高めることができる。
1階第1建物ユニット20aには、玄関土間空間34とその前方の屋外領域とを区画し、桁面に沿って設けられた正面壁部45が設けられているため、桁面間の全域を玄関室32として利用することができる。これにより、玄関室32としてもより広いスペースを確保することができる。
正面壁部45に関し、桁面より内側に正面壁部45が設けられる構成の場合、設置箇所が桁面よりも内側になったことに伴って、その正面壁部45を形成するのに必要な断熱施工等の各種施工に手間がかかるという問題がある。その点、本実施形態の建物10のように桁面に沿って正面壁部45が設けられた構成では、通常の外壁パネルをそのまま流用して正面壁部45を形成することができ、各種施工も行い易い。
玄関土間空間34に通ずる玄関扉54は、区画壁部41に設けられている。このため、玄関土間空間34に隣接する屋外開放空間31をアルコーブとして利用することが可能となり、玄関扉54の正面側にアルコーブ用の空間を設ける必要がなくなる。アルコーブとしての空間をあえて設けなくても、屋外開放空間31を利用して雨がかりを防ぐことが可能でありながら、併せて玄関室32もより広いスペースを確保できる。
1階第1建物ユニット20aにおいて、桁方向に延びる床大梁23は第1床大梁23aと第2床大梁23bとに分かれて構成され、屋外開放空間31が形成される領域では、床大梁23を欠いた状態となっている。そのため、屋外開放空間31を利用するにあたって床大梁23の存在を考慮する必要がない。つまり、屋外開放空間31の床面全域を平面にした状態で利用することができる。
玄関扉54が設置される玄関開口部41aでは床小梁26を欠いた状態となっているため、玄関開口部41aに玄関扉54を設置する上で、床小梁26の存在によって支障を来すことがなくなる。また、玄関開口部41aの下縁部分も含めて、屋外開放空間31から玄関土間空間34にかけて、その途中に段差が設けられることなく、連続して同じ床高さを設定することができる。
屋外開放空間31の奥側に設けられた奥壁部44には、掃出し窓51が設けられている。このため、屋外開放空間31及び比較的大きな窓である掃出し窓51を通じて、1階第2建物ユニット20bに設けられる居室空間33へ正面側から採光することができる。
1階第2建物ユニット20bにおける奥壁部44の設置部分が1階正面断熱領域71とされ、2階第1建物ユニット20cの正面側の全域が2階正面断熱領域72とされている。このため、これら両建物ユニット20b、20cの正面側では、一階部分14及び二階部分15の各正面断熱領域71,72が同一面を形成するように設けられている。これにより、上下に配置された各建物ユニット20b,20cの境界部分をまたがるように断熱材(図示略)を設置しやすく、またその境界部分での防水構造を確保するのも容易で、施工もしやすい。
[他の実施形態]
(1)上記実施の形態では、1階第2建物ユニット20bの上に2階第1建物ユニット20cが設けられているが、図8に示すように、2階第1建物ユニット20cを1階第1建物ユニット20aの直上に配置した建物80としてもよい。また、2階第1建物ユニット20cを、1階第1建物ユニット20aと1階第2建物ユニット20bとの両ユニット20a,20にまたがるように設け、バルコニー16の設置領域を確保するようにしてもよい。もっとも、これらの構成では、前述したように、断熱領域71〜73が途中で折れ曲がるようにして設けられるため、その折れ曲がり部分で断熱材の連続性を確保したり、防水構造を確保したりすることが困難で、施工も容易ではないという問題がある。その意味で、本実施形態の建物10のように、2階第1建物ユニット20cは、2行目つまり1階第2建物ユニット20bの直上に設けられる構成が好ましい。
(2)上記実施の形態では、正面壁部45が1階第1建物ユニット20aの桁面に沿って設けられているが、桁面より内側に入った状態で設けられた構成を採用してもよい。もっとも、この場合、設置箇所が桁面より内側となったことにより、各種施工に手間がかかるという問題がある。また、玄関室32として確保できるスペースもその分狭くなる。その意味では、上記実施形態のように、正面壁部45が桁面に沿って設けられた構成を採用することが好ましい。
(3)上記実施の形態では、屋外開放空間31をインナーテラスやアルコーブとして利用することを想定し、屋外開放空間31の床高さを玄関土間空間34の床高さと同じとし、階段53が設けられた構成を採用した。これに代えて、屋外開放空間31をインナーガレージ等の他の様々な用途に利用することが可能である。
図7に示すように、1階第1建物ユニット20aにおいて、床大梁23を欠く部分では基礎11が設けられていない。これにより、屋外開放空間31では、その用途に合わせて、その一部又は全部の床を地面と同じ高さとすることが可能となる。例えば、屋外開放空間31をインナーガレージとして利用する場合には、屋外開放空間31の床全体を地面と同じ高さとし、奥壁部44から開口部46に向かって徐々に傾斜する水勾配が形成されることが好ましい。このように屋外開放空間31をインナーガレージとして利用する場合でも、ガレージ兼アルコーブとして利用することも可能である。
(4)上記実施の形態では、土間隣接空間として玄関ホール35が設けられているが、廊下としての機能を有する空間であってもよい。
(5)上記実施の形態では、奥壁部44に掃出し窓51が設けられた構成としたが、窓としては腰窓であってもよく、窓そのものが設置されない奥壁部44が設けられた構成を採用してもよい。
(6)上記実施の形態では、建物10は傾斜屋根である屋根部13を有するものとしたが、陸屋根(フラットルーフ)を有する建物であってもよい。また、上記実施の形態の建物10のように、複数の建物ユニット20が桁面を正面として一列に配置された構成ではなく、二列以上設けられた建物であってもよい。
その他、2階建てではなく1階建てでも3階建て以上の複数階建てであってもよい。3階建て以上とする場合、上階に設けられる建物ユニット20の最も前は、建物本体12の2行目に設けられること、例えば、3階建ての場合であれば、3階の最も前の建物ユニット20は、2階第1建物ユニット20cの直上に設けられる構成が好ましい。
10…建物、14…一階部分(1階ユニット構成部)、15…二階部分(2階ユニット構成部)、20…建物ユニット、20a…1階第1建物ユニット、20b…1階第2建物ユニット、21…柱、22…天井大梁、23…床大梁、26…床小梁、31…屋外開放空間(第1空間)、32…玄関室(第2空間)、33…居室空間、34…玄関土間空間、35…玄関ホール(土間隣接空間)、41…区画壁部、44…正面壁部、45…奥壁部、51…掃出し窓。

Claims (7)

  1. 複数の柱と、各柱の上端部及び下端部をそれぞれ連結する天井大梁及び床大梁とを有して直方体状に構成された建物ユニットを備え、前記建物ユニットが複数組み合わされてなるユニット式建物であって、
    前記建物ユニットの桁面同士を合わせるように並べて配置された1階ユニット構成部を備え、
    前記1階ユニット構成部のうち、端となる1階第1建物ユニットには、当該1階第1建物ユニットの妻面と平行な区画壁部が設けられ、その区画壁部により、前記1階第1建物ユニット内が第1空間と第2空間との2つの空間に区画されており、
    そのうち、前記第1空間には、屋外に向けて前面が開放された屋外開放空間が設けられ、前記第2空間には、玄関土間空間及び当該玄関土間空間と前記1階第1建物ユニットに後続する1階第2建物ユニットに設けられた居室空間とをつなぐ土間隣接空間が設けられていることを特徴とするユニット式建物。
  2. 前記1階第1建物ユニットには、前記玄関土間空間と、前記1階第2建物ユニット側とは反対側の屋外領域とを区画し、桁面に沿って設けられた正面壁部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のユニット式建物。
  3. 前記玄関土間空間に通ずる玄関扉は、前記区画壁部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のユニット式建物。
  4. 前記区画壁部は、前記1階第1建物ユニットの前記床大梁の間に架け渡される床小梁を含んで構成される一方、前記玄関扉が設置された玄関開口部では前記床小梁を欠いた状態となっており、
    前記屋外開放空間と前記玄関土間空間とは同じ床高さを有していることを特徴とする請求項3に記載のユニット式建物。
  5. 前記1階第1建物ユニットにおける前記屋外開放空間の形成領域では、前記1階第1建物ユニットが有する前記床大梁を欠いた状態となっていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載のユニット式建物。
  6. 前記1階第2建物ユニットには、前記屋外開放空間に面して当該屋外開放空間と前記居室空間とを区画する奥壁部が設けられ、
    前記奥壁部には窓が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のユニット式建物。
  7. 前記建物ユニットの桁面同士を合わせるように並べて配置された2階ユニット構成部を備え、
    前記2階ユニット構成部のうち、ユニット並び方向において前記1階第1建物ユニット側の端となる2階第1建物ユニットは、前記1階第2建物ユニットの上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のユニット式建物。
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