JP2002322755A - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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JP2002322755A
JP2002322755A JP2001127863A JP2001127863A JP2002322755A JP 2002322755 A JP2002322755 A JP 2002322755A JP 2001127863 A JP2001127863 A JP 2001127863A JP 2001127863 A JP2001127863 A JP 2001127863A JP 2002322755 A JP2002322755 A JP 2002322755A
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floor
sloped
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square
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JP2001127863A
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Hiroshi Shima
啓史 島
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根を建物本体に支持させる屋根構造体を極
力減少させることができるとともに、屋根を容易に取り
付け可能とする。 【解決手段】 建物本体2の上部に設けられた屋根部7
が、屋根面711が傾斜する方形屋根71と、該勾配屋
根71に隣接する陸屋根72とを備える。方形屋根71
が設けられている部分には束などの屋根構造体が必要と
なるが、陸屋根72が設けられている部分には必要がな
くなり、その分の制作コストの低廉化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物本体の上部に
屋根部を備える住宅に関する。
【0002】
【背景の技術】一般的な住宅の屋根は、例えば、特公平
8−33040号公報に開示されている切妻屋根や入母
屋屋根のように傾斜する屋根面を備え、建物本体の上方
から該建物本体の全体を覆うように取り付けられてい
る。このように傾斜する屋根面を備える屋根を建物本体
に設ける場合、傾斜する屋根面を構成する部材を支持す
るために建物本体の上部、つまり小屋裏となる部分に束
などの屋根構造体を設けて屋根を支持するのが一般的で
ある。上記公報に開示のユニット工法では、建物本体を
構成する建物ユニットの上部に取り付けられるベースユ
ニット、該ベースユニットに立てられた束などの屋根構
造体で屋根面を備えた屋根パネルを支持させている。ま
た、図示しないが軸組工法では束、さらにパネル工法で
は上部に傾斜面を備えた屋切パネル等の屋根構造体を、
傾斜する屋根面を構成する部材と建物本体との間に介在
させることで屋根部を建物本体に設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に示
す切妻屋根及び入母屋屋根等のように一般的な勾配屋根
は、建物本体全体を覆うように設けられているので、建
物本体の上部全体に適宜束等の屋根構造体を設ける必要
があり、その分の施工コストがかかる。軸組工法で施工
された住宅では、さらに屋根が設けられる建物本体の上
部全体に現場で束を設ける必要があるので、その分の取
り付け作業の手間もかかる。本発明の課題は、屋根を建
物本体に支持させる屋根構造体を極力減少させることが
できるとともに、屋根を容易に取り付けることができる
住宅を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図4に示す
ように、建物本体2の上部に設けられた屋根部7が、屋
根面711が傾斜する勾配屋根(例えば、方形屋根7
1)と、該勾配屋根71に隣接する陸屋根72とを備え
ることを特徴とする。
【0005】勾配屋根とは、傾斜する屋根面を有する屋
根であれば、どのような形状の屋根でもよく、例えば、
片流れ屋根、切妻屋根、寄棟屋根、入母屋屋根、越屋
根、マンサード、方形屋根などを含む。また、勾配屋根
を建物本体に設ける場合、傾斜する屋根面を構成する部
材を建物本体に支持させるために、束などの屋根構造体
を屋根面を構成する部材と建物本体間に介在させること
は周知の構造である。
【0006】請求項1記載の発明によれば、建物本体2
の上部の屋根部7が、勾配屋根71と該勾配屋根71に
隣接する陸屋根72とを備えるので、建物本体2の上部
において陸屋根72が設けられている部分に、勾配屋根
を設ける場合に必要な束、屋切パネルなどの屋根構造体
を設ける必要がない。したがって、その分の施工コスト
の低廉化を図ることができるとともに屋根の構築作業の
省略化も図ることができる。また、建物本体2の上部に
設けられる屋根部7が勾配屋根71と該勾配屋根71と
隣接する陸屋根72とを備えることで、一般的に勾配屋
根のみを備える住宅と比べて意匠的にも優れたものとな
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の住
宅において、例えば、図1〜図4に示すように、前記勾
配屋根71は方形屋根71であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、建
物本体2の上部に設けられた屋根部7が、方形屋根71
と該方形屋根71に隣接する陸屋根72とを備えたもの
となる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の住宅において、例えば、図3に示すように、前記
陸屋根72の上面72aの一端縁部722は、前記勾配
屋根71の勾配する屋根面711の下端部71aに沿っ
て且つ、該下端部71aの下方に配置されていることを
特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、前記勾配屋
根71の屋根面711上を流れる雨水が前記屋根面71
1の傾斜に沿って勾配屋根71の下端部71a側に流
れ、該下端部71aから陸屋根72の上面72aに至
る。したがって、勾配屋根71を流れる雨水を陸屋根7
2を介して地上や下水道に導くことができ、勾配屋根7
1の下縁部に、該勾配屋根71の屋根面を流れる雨水を
地上や下水道に導くための樋を設ける必要がない。つま
り陸屋根だけに樋などを設けるだけでよく、勾配屋根に
勾配屋根用の樋を設ける手間を省くことができる。さら
に勾配屋根71に樋を設ける必要がないので、設けられ
る樋により勾配屋根自体の意匠を低下させることがな
い。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の住宅において、例えば、図6及び図
7に示すように、前記陸屋根72の鉛直下方には、玄関
211、廊下(例えば1階廊下212等)、階段21
3、水廻(例えば、トイレ224等)のうち少なくとも
一つが設けられていることを特徴とする。
【0012】前記玄関、廊下、階段、水廻はそれぞれ固
有の機能を果たすものであれば、特に天井高を高くする
必要がない。
【0013】請求項4記載の発明によれば、前記陸屋根
の鉛直下方に玄関211、廊下212、階段213、水
廻224のうち少なくとも一つが設けられているので、
天井高を高く取る必要がない玄関211、廊下212、
階段213、水廻224を陸屋根72の鉛直下方に設置
することで、これらを天井高を得ることができる勾配屋
根71の下方に配置する必要がなくなり、合理的な間取
りを取ることができる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の住宅において、例えば図7に示すよ
うに、前記勾配屋根71の鉛直下方には居室22aが設
けられていることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、勾配屋根7
1の鉛直下方には居室22aが設けられているので、居
室22aの上方に勾配屋根71が設けられた状態とな
り、該居室22aの天井高を確保することができるとと
もに、屋根裏を小屋裏空間として利用することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。まず、構成を説明する。図1
〜図7に示す住宅1は、建物本体2の上部に屋根部7が
設けられた2階建ての住宅であり、屋根部7は方形屋根
71と該方形屋根に隣接する陸屋根72とを備える。な
お、本実施の形態における住宅1は、壁パネルにより壁
が構築され、床パネルにより床が構築され、屋根パネル
により屋根が構築されており、いわゆるパネル工法で構
築された耐力壁構造の住宅となっている。
【0017】この住宅1の屋根下の構造体となっている
建物本体2は、基礎上に敷設された床パネル、床パネル
上に適宜立設された1階壁パネル、1階壁パネル上部に
敷設された2階床パネル、2階床パネルの上面に適宜立
設された2階壁パネル、図示しないが2階壁パネルと方
形屋根71との間に配置された屋根構造体などとを備え
る。なお、建物の構造において、傾斜する屋根を有する
建物の場合、屋根裏に束、小屋組などの屋根構造体を設
けることは周知である。
【0018】そして、この建物本体2の一階部分21の
正面側の外壁には出窓3が設けられ、二階部分22の正
面側の外壁には、屋内から往き来自在なバルコニー4が
設けられている。屋根部7の方形屋根71は、傾斜する
4つの屋根面711〜714を有し、この方形屋根71
の屋根面711〜714のうちの一つの屋根面(陸屋根
72側に傾斜する屋根面)711の下端部71aに沿っ
て陸屋根72が隣接して設けられている。
【0019】陸屋根72は平面視長方形状をなし、その
上面72aの一端縁部722(図3参照)は方形屋根7
1の一つの屋根面711の下端部71aに沿うように且
つ下端部71aの下方に位置している。なお、この実施
の形態では、一端縁部722は、屋根面711の下端部
71aの下方に所定間隔を開けて重ねた状態で配置され
ているが、これに限らず、下端部71aの下方で且つ該
下端部71aに沿って前記一端縁部722を配置させた
構造であれば、その間隔はどのような間隔としてもよ
く、例えば、さらに両者を離間させても良いし、また下
端部71aの下部に一端縁部722が接合された構造と
してもよい。このように、陸屋根72の上面の高さ位置
は、方形屋根の下端部、つまり傾斜する屋根面711〜
714の下端部(軒先)の高さ位置より低くなってい
る。これら方形屋根71及び陸屋根72とが隣接する部
分の鉛直下方には、方形屋根71の鉛直下方の領域と陸
屋根72の鉛直下方の領域とを1階フロア及び2階留フ
ロアでそれぞれ仕切る仕切り壁5a・5bが設けられて
いる。つまり、前記隣接する部分に各仕切り壁5a・5
bの壁線が一致した状態となっている。そして、仕切り
壁5bの上端部は隣接部分に接続されている。
【0020】上記方形屋根71は建物本体2に対して束
等の屋根構造体を介して取り付けられているが、陸屋根
72は束などの屋根構造体を使用することなく建物本体
2の上部に取り付けられている。
【0021】次に、図6及び図7を参照して屋根部2下
部の建物本体2の間取りを説明する。建物本体2におい
て、方形屋根71の鉛直下方の領域は、1階部分21及
び2階部分22ともに居室21a・22aとなってお
り、1階部分の居室21aは出窓3を介して外部に出入
り可能となっている。また、方形屋根71の鉛直下方の
2階部分22の居室22aは、バルコニー4に往き来自
在となっている。このバルコニー4は、建物本体2の間
口と同様の長さを有し、建物本体2の2階部分22の前
面に渡って設けられている。なお、一階部分21の出窓
3はバルコニー4の下方に配置された状態となってお
り、バルコニー4の床部が庇の代わりとなっている。
【0022】バルコニー4は正面視して門型の前壁41
を有し、この前壁41に形成された2階部分22の居室
22aの略正面に位置する門型状の内側の開口部42に
2つの手すり壁43が並んで配置されている。また、バ
ルコニー4の側壁44は図4及び図5に示すように、建
物本体2の2階部分の外壁と一体的に設けられており、
バルコニー4を備えた2階部分は左右側面からみてスッ
キリとした外観を有するものとなっている。さらに、バ
ルコニー4の上端辺部は、陸屋根72の上面72aと略
面一となっている。これにより住宅1を正面視及び左右
側面視した際でも、方形屋根71以外の部分が上方に突
出したりすることがなくスッキリとした印象を与える外
観となっている。また、住宅1を平面視すると、方形屋
根71の隣り合う2つの辺部に沿うようにかつ前記2つ
の辺部のそれぞれに隣接して陸屋根72とバルコニー4
とが配置された状態となっており、住宅1全体の輪郭を
略正方形状としている。
【0023】陸屋根72の鉛直下方の領域には、1階部
分21b(以下、1階陸屋根下領域21bという)に、
玄関211、廊下212、上下階を連絡する階段213
の下部分、トイレ(水廻)214が設けられ、2階部分
22b(以下、2階陸屋根下領域22bという)に階段
213の上部分、洗面所(水廻)221、浴室(水廻)
222、廊下223及びトイレ224が設けられてい
る。詳細には、建物本体2内において、玄関211は、
1階陸屋根下領域21bで建物本体2の前面の右側端部
に配置され、この玄関211は仕切り壁5を挟んで一階
の居室21aに隣接している。
【0024】また、玄関211は、バルコニー4の下方
に位置する玄関ポーチ211a、玄関ポーチ211aに
隣接する玄関土間211b、玄関土間211bの奧側に
隣接して配置された玄関ホール211c等を備える。な
お、玄関ポーチ211aの上方にはバルコニー4の床部
が配置されているので、玄関ポーチ211aの上部に雨
をしのぐための庇を設ける必要がない。また玄関211
は仕切り壁5aに設けられた開口部51を介して1階居
室21aに往き来可能となっている。この玄関211の
奧側にはトイレ214が配置され、トイレ214の奥側
に、該トイレ214に隣接し且つトイレ214に往き来
自在な1階廊下212が配置されている。
【0025】この1階廊下212は仕切り壁5aに設け
られた開口部52を介して1階居室21aに往き来自在
となっている。また、この1階廊下212の奥側には2
階部分22に至る階段213の下部分が配置され、1階
廊下212から昇降自在となっている。
【0026】浴室222は、1階部分21の玄関土間2
11bの真上に配置され、仕切り壁5を介して2階の居
室22aに隣接している。また、浴室222は前面側で
バルコニー4に隣接し、該浴室222の前側壁には引違
い窓222aを有する開口部222bが形成されてい
る。
【0027】この開口部222bの窓222aの開閉に
より浴室222とバルコニーは連通し、該浴室222か
らバルコニー4に往き来が可能となっている。浴室22
2の奥側には、該浴室222に隣接して洗面所221が
配置されており、この洗面所221から浴室222に往
き来可能となっている。
【0028】洗面所221の奥側には、該洗面所221
に隣接して、階段213の上り口となる2階廊下223
とトイレ224とが配置されている。2階廊下223と
2階居室22aとを仕切る仕切り壁5bには、2階廊下
223と2階居室22aとの間を自由に往き来できるよ
うに開口部33が設けられている。よって建物本体2の
2階部分22では、方形屋根71の鉛直下方の領域と、
陸屋根72の鉛直下方の領域との往き来は、前記開口部
33を介してのみ可能となっている。
【0029】上記構成の住宅1によれば、建物本体2の
上部に設けられた屋根部7として、方形屋根71と該方
形屋根71に隣接する陸屋根72とを備えるので、建物
本体2の上部において陸屋根72が設けられている部分
に、傾斜する屋根面を有する屋根を設ける場合に必要な
束、屋切パネルなどの屋根構造体を設ける必要がない。
したがって、その分の施工コストの低廉化を図ること
ができるとともに屋根の構築作業の省略化も図ることが
できる。また、屋根部7が方形屋根71と該方形屋根7
1と隣接する陸屋根72とからなるので、一般的に方形
屋根のみを備える住宅と比べて意匠的にも優れたものと
なっている。
【0030】さらに、方形屋根71の屋根面711上を
流れる雨水が屋根面711の傾斜に沿って方形屋根71
を構成する屋根面711の下端部71a側に流れ、該下
端部71aから陸屋根72の上面72aに導かれる。よ
って、方形屋根71を流れる雨水を陸屋根72を介して
地上や下水道に導くことができ、方形屋根71の下縁部
に、該方形屋根71の屋根面を流れる雨水を地上や下水
道に導くための樋を設ける必要がない。つまり陸屋根7
2だけに樋などを設けるだけでよく、方形屋根71に樋
を設ける手間を省くことができる。さらに方形屋根71
に樋を設ける必要がないので、設けられる樋により方形
屋根自体の意匠を低下させることがない。
【0031】また、建物本体2は、方形屋根71の鉛直
下方の領域、つまり、1階居室21a・2階居室22a
と陸屋根72の鉛直下方の領域、つまり、1階陸屋根下
領域21b・2階陸屋根下領域22bとを仕切る仕切り
壁5a・5bが設けられているので、仕切り壁5bの上
端部を方形屋根71及び陸屋根72の隣接部分に接合す
ることで仕切り壁5a・5bに方形屋根71及び陸屋根
72を支持させることができる。
【0032】また、陸屋根72の鉛直下方に玄関21
1、1階廊下212、階段213、1階トイレ214、
洗面所221、浴室222、2階廊下223、2階トイ
レ224が設けられているので、天井高を高く取る必要
がない玄関211、廊下212.223、階段213、
浴室222、洗面所221を陸屋根72の鉛直下方に設
置することで、天井高を得ることができる勾配屋根の下
方に配置せず、合理的な間取りを取ることができる。つ
まり、方形屋根71の鉛直下方の領域を2階の居室22
aとしており、この居室22aの上方に方形屋根71が
設けられた状態としているので、該2階の居室22aの
天井高を確保させることができる。また、屋根裏を小屋
裏空間として利用することができる。
【0033】なお、上記住宅1では、勾配屋根として方
形屋根としたがこれに限らず、片流れ屋根、越屋根、入
母屋屋根、切妻屋根などとしてもよい。なお、以上の実
施の形態においては、住宅を2階立ての住宅としている
が、これに限らず、屋根部として方形屋根と、該方形屋
根に隣接する陸屋根を備えた住宅であれば、平屋や、3
階以上の住宅としてもよい。また、勾配屋根及び該勾配
屋根に隣接する陸屋根を有する屋根部を備えるものであ
れば、建物本体2を構成する部材等も任意であり、その
他、具体的な壁、床などを構成する部材等についても適
宜に変更可能であることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る住宅によれ
ば、建物本体の上部の屋根部が、勾配屋根と該勾配屋根
に隣接する陸屋根とを備えるので、建物本体の上部にお
いて陸屋根が設けられている部分に傾斜する屋根面を有
する屋根を設ける場合に必要な束、屋切パネルなどの屋
根構造体を設ける必要がなく、その分の施工コストの低
廉化を図ることができるとともに屋根の構築作業の省略
化も図ることができる。また、建物本体の上部に設けら
れる屋根部が勾配屋根と該勾配屋根と隣接する陸屋根と
を備えることで、一般的に勾配屋根のみを備える住宅と
比べて意匠的にも優れたものとなる。
【0035】請求項2記載の発明に係る住宅によれば、
請求項1記載の発明ど同様の効果を得ることができると
ともに、建物本体の上部に設けられた屋根部が、方形屋
根と該方形屋根に隣接する陸屋根とを備えたものとな
る。
【0036】請求項3記載の発明に係る住宅によれば、
請求項1または2記載の発明と同様の効果を得ることが
できるとともに、前記勾配屋根の屋根面の雨水を前記屋
根面の傾斜に沿って勾配屋根の下端部側に流し、該下端
部から陸屋根の上面の一端縁部に落下させて陸屋根の上
面に導くことができるので、勾配屋根を流れる雨水を陸
屋根を介して地上や下水道に導くことができ、勾配屋根
に、該勾配屋根の屋根面を流れる雨水を地上や下水道に
導くための樋を設ける必要がない。つまり陸屋根だけに
樋などを設けるだけでよく、勾配屋根に樋を設ける手間
を省くことができる。
【0037】請求項4記載の発明に係る住宅によれば、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明と同様の効果
を得ることができるとともに、前記陸屋根の鉛直下方に
玄関、廊下、階段、水廻のうち少なくとも一つが設けら
れているので、天井高を高く取る必要がない玄関、廊
下、階段、水廻を陸屋根の鉛直下方に設置することで合
理的な間取りを取ることができる。
【0038】請求項5記載の発明に係る住宅によれば、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明と同様の効果
を得ることができるとともに、勾配屋根の鉛直下方には
居室が設けられているので、居室の上方に勾配屋根が設
けられた状態となり、該居室の天井高を確保することが
できるとともに、屋根裏を小屋裏空間として利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の住宅の正面図
である。
【図2】同住宅の平面図である。
【図3】同住宅の背面図である。
【図4】同住宅の右側図である。
【図5】同住宅の左側図である。
【図6】同住宅の1階の間取りを示す1階部分の平断面
図である。
【図7】同住宅の2階の間取りを示す2階部分の平断面
図である。
【符号の説明】
1 住宅 7 屋根部 21a 1階の居室 22a 2階の居室 211 玄関 212 1階廊下(廊下) 213 階段 214,224 トイレ(水廻) 221 洗面所(水廻) 222 浴室(水廻) 223 2階廊下(廊下) 71 方形屋根(勾配屋根) 711 方形屋根の屋根面 71a 屋根面の下端部 72 陸屋根 72a 陸屋根の上面 722 陸屋根上面の一端縁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体の上部に設けられた屋根部が、
    屋根面が傾斜する勾配屋根と、該勾配屋根に隣接する陸
    屋根とを備えることを特徴とする住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の住宅において、 前記勾配屋根は方形屋根であることを特徴とする住宅。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の住宅において、 前記陸屋根の上面の一端縁部は、前記勾配屋根の勾配す
    る屋根面の下端部に沿って且つ、該下端部の下方に配置
    されていることを特徴とする住宅。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の住
    宅において、 前記陸屋根の鉛直下方には、玄関、廊下、階段、水廻の
    うち少なくとも一つが設けられていることを特徴とする
    住宅。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の住
    宅において、 前記勾配屋根の鉛直下方には居室が設けられていること
    を特徴とする住宅。
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