JP2016178246A - 固体電解コンデンサ用セパレーター、固体電解コンデンサ、固体電解コンデンサ用セパレーターの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサ用セパレーター、固体電解コンデンサ、固体電解コンデンサ用セパレーターの製造方法 Download PDF

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修 久保
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光宏 松井
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Abstract

【課題】良好なESR特性を維持しながらショート率の改善、耐電圧性能の向上を達成しつつ、機械的強度においても優れた固体電解コンデンサ用セパレーター、該固体電解コンデンサ用セパレーターを用いた固体電解コンデンサ、及び、該固体電解コンデンサ用セパレーターの製造方法を提供する。【解決手段】平均繊維径が100nm以上且つ300nm以下である超極細繊維の第1の繊維が、全繊維に対して5質量%以上且つ65質量%以下の割合で含有されており、空孔率が65%以上であり、平均細孔径が15μm以下であり、引張強度が8N/15mm以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解コンデンサ用セパレーター、固体電解コンデンサ及び固体電解コンデンサ用セパレーターの製造方法に関する。
従来、繊維径がナノオーダーである繊維不織布からなるセパレーターが知られている。例えば、特許文献1には、平均径が500nm〜9000nmの第1ナノ繊維と、平均径が50nm〜1000nmの第2ナノ繊維とを有するナノ不織布繊維からなるセパレーターが開示されている。
また、特許文献2には、バッテリーに用いられるセパレーターについて、平均直径が50〜1000nmの高分子繊維の多孔性微細繊維層を含み、平均流孔サイズが0.01μm〜1μm、多孔度が20〜90%であるものが開示されている。
また、特許文献3には、電池セパレーター等に用いられるナノファイバー合成紙について、単繊維数平均直径が1〜500nmで、単繊維比率の和Paが60%以上である熱可塑性高分子のナノファイバー分散体を含むものが開示されている。
特開2012−221600号公報 特許第5572316号 特開2005−264420号公報
アルミ電解コンデンサは、アルミニウムからなる陽極箔と陰極箔の間にセパレーターを介在させて巻き付けしてコンデンサ素子を作り、その後セパレーターに電解質を浸みこませ、封口して制作している。従来は電荷媒体としてのイオンを含有する液体(電解液)をセパレーターに含浸させていたが、近年は導電性高分子分散液を含浸させ、含浸後重合させて固体導電性高分子と成し、電解質として利用する導電性高分子アルミ固体コンデンサ(以下、「固体電解コンデンサ」という。)が開発され、利用されるようになってきた。
一般に、固体電解コンデンサは、使用温度範囲が広く、小型で、等価直列抵抗(以下、「ESR特性」という。)が低く、耐リプル電流が高いという特徴を有している。そのため、高速度応答性や高リプル電流が求められる機器に適している。一方、固体電解コンデンサは、電解液を使用する従来の電解コンデンサに比べて、誘電体皮膜の修復性に乏しいこと等から、例えば、35v以上といった高耐電圧性能の実現が難しかった。そのため固体電解コンデンサは回路部品として使用機器が限定されている。このような背景において、電機・電子機器の小型化や高性能化実現に向けて、固体電解コンデンサの低ESR特性を維持しながら高耐電圧化することが大きな課題となっている。
固体電解コンデンサの高耐電圧化を実現するには、所用部材、特に導電性高分子を担うセパレーターの高耐電圧化が重要である。セパレーターの耐電圧性能を向上させるには、セパレーターをより緻密にする必要がある。セパレーターの緻密性に影響する因子としては、セパレーターの密度が挙げられ、一般に、密度を増加させればセパレーターは緻密になると考えられる。しかし、セパレーターの密度の増加はコンデンサのESR特性の悪化を招きかねない。固体電解コンデンサの耐電圧向上の目的に適するセパレーターは、高い耐電圧性能と低いESR特性を同時に満足しなければならないので、セパレーターには緻密性と多孔性とが要求される。
セパレーターの緻密性と多孔性とを同時に実現するためには、超極細繊維の使用が有効な手段とされている。しかしながら、単に超極細繊維を配合するだけでは、セパレーターの耐電圧性問題を解決することはできない。超極細繊維の配合率を高くするとセパレーターの機械的強度が低下したりするおそれがある。これによって、コンデンサ製造工程において、作業性が悪くなったり、ショート率が増加する一因ともなる。
本発明の目的は、良好なESR特性を維持しながらショート率の改善、耐電圧性能の向上を達成しつつ、機械的強度においても優れた固体電解コンデンサ用セパレーター、該固体電解コンデンサ用セパレーターを用いた固体電解コンデンサ、及び、該固体電解コンデンサ用セパレーターの製造方法を提供することにある。
本発明は、発明者らの鋭意研究の結果、固体電解コンデンサ用セパレーターにおいて、所定の繊維径を有する繊維が所定の割合で含有され、微細な空孔が多く含まれることにより、良好なESR特性を維持しながらショート率の改善、耐電圧性能の向上を達成しつつ、機械的強度においても優れることを見出したことに基づく発明である。
上記課題を解決する固体電解コンデンサ用セパレーターは、海島構造を有する合成繊維を脱海処理して得られたバンドル状繊維に、解繊処理と叩解処理の少なくともいずれか一方を行って得られる平均繊維径が100nm以上且つ300nm以下である超極細繊維の第1の繊維が、全繊維に対して5質量%以上且つ65質量%以下の割合で含有されており、空孔率が65%以上であり、平均細孔径が15μm以下であり、引張強度が8N/15mm以上であることを要旨とする。
また、前記固体電解コンデンサ用セパレーターにおいては、前記超極細繊維の第1の繊維に加えて、平均繊維径が3μm以上且つ25μm以下である第2の繊維を含有していることが好ましい。
また、前記固体電解コンデンサ用セパレーターにおいては、前記第2の繊維として、天然繊維、ポリエステル繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、アラミド繊維の群から選ばれる1または2以上の繊維を含有していることが好ましい。
また、前記固体電解コンデンサ用セパレーターにおいては、前記超極細繊維の第1の繊維に加えて、バインダー繊維を含有していることが好ましい。
また、上記課題を解決する固体電解コンデンサ用セパレーターの製造方法は、前記海島構造を有する合成繊維を脱海処理し、得られたバンドル状繊維に解繊処理と叩解処理の少なくともいずれか一方を行って平均繊維径が100nm以上且つ300nm以下である超極細繊維の第1の繊維を作製し、該超極細繊維の第1の繊維が全繊維に対して5質量%以上且つ65質量%以下の割合で含有されるように他の繊維を配合し、湿式抄造することを特徴とする。
本発明によれば、良好なESR特性を維持しながらショート率の改善、耐電圧性能の向上を達成しつつ、機械的強度においても優れた固体電解コンデンサ用セパレーター、該固体電解コンデンサ用セパレーターを用いた固体電解コンデンサ、及び、該固体電解コンデンサ用セパレーターの製造方法を提供することができる。
本実施形態の固体電解コンデンサ用セパレーターの平面図。 超極細繊維の第1の繊維の拡大図。
以下、本発明の固体電解コンデンサ用セパレーターを具体化した一実施形態を図1に従って説明する。
図1は、日本電子株式会社製の走査型電子顕微鏡(型式JTB−4600F型SEM)を用いて倍率250倍で撮影した本発明の固体電解コンデンサ用セパレーター10の電子顕微鏡写真である。図1において、超極細繊維の第1の繊維11は、全繊維に対して30質量%の割合で含有されている。
図1に示すように、固体電解コンデンサ用セパレーター10において、超極細繊維の第1の繊維11は、海島構造を有する合成繊維を脱海処理して得られたバンドル状繊維に、解繊処理と叩解処理の少なくともいずれか一方(以下、「解繊・叩解処理」ともいう。)を行って得られたものである。このようにして得られた繊維は、繊維径がナノオーダーであり、且つ、繊維径が均一になる。
上記超極細繊維の第1の繊維11は、平均繊維径が100nm以上且つ300nm以下である。上記平均繊維径の繊維を用いることにより、セパレーターの平均細孔径を小さくすることができる。超極細繊維の第1の繊維11の平均繊維径は、100nm以上且つ250nm以下であることが好ましい。
超極細繊維の第1の繊維11は、全繊維に対して5質量%以上且つ65質量%以下の割合で含有されている。超極細繊維の第1の繊維11が全繊維に対して5質量%以上且つ65質量%以下の割合で含有されていることにより、セパレーターの空孔率を向上させることができる。
超極細繊維の第1の繊維11は、全繊維に対して10質量%以上且つ65質量%以下の割合で含有されていることが好ましい。より好ましくは、全繊維に対して30質量%以上且つ65質量%以下の割合である。
固体電解コンデンサ用セパレーター10の空孔率は65%以上である。固体電解コンデンサ用セパレーター10の空孔率が65%以上であることにより、セパレーター10が保持する固体電解質の量を多くすることができ、良好なESR特性を実現し、維持できる。空孔率は70%以上であることが好ましい。より好ましくは、74%以上である。空孔率の上限は特に限定されないが、90%以下であることが好ましい。空孔率が90%を超えるためには超極細繊維の配合率を高くする必要があるが、それによりセパレーター10の機械的強度が低下したりするおそれがある。
固体電解コンデンサ用セパレーター10の平均細孔径は15μm以下である。固体電解コンデンサ用セパレーター10の平均細孔径が15μm以下であることにより、セパレーターの緻密性が向上する。その結果、セパレーターのショートが抑制できるため、耐電圧性能が向上する。平均細孔径は10μm以下であることが好ましい。より好ましくは、5μm以下である。平均細孔径の下限は特に限定されないが、0.6μm以上であることが好ましい。平均細孔径が0.6μmより小さくなると、高度に緻密になったセパレーターは、高い耐電圧性能を有するが、場合によって、セパレーター内部への固体電解質浸透が不均一となって固体電解コンデンサの性能が低下するおそれがある。
固体電解コンデンサ用セパレーター10の引張強度は8N/15mm以上である。固体電解コンデンサ用セパレーター10の引張強度が8N/15mm以上であることにより、固体電解コンデンサ用セパレーター10の機械的強度が高くなるため、固体電解コンデンサの作製時に作業性が向上する。
固体電解コンデンサ用セパレーター10は、超極細繊維の第1の繊維11に加えて、平均繊維径が3μm以上且つ25μm以下である第2の繊維を含有していることが好ましい。平均繊維径が3μm以上且つ25μm以下である第2の繊維を含有していることにより、固体電解コンデンサ用セパレーター10の機械的強度を効率良く向上させることができる。第2の繊維の平均繊維径は、5μm以上且つ25μm以下であることがより好ましい。
上記第2の繊維としては特に限定されないが、天然繊維、ポリエステル繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、アラミド繊維の群から選ばれる1または2以上の繊維を含有していることが好ましい。上記天然繊維としては、特に限定されないが、木材繊維や非木材繊維等を用いることができる。第2の繊維として、上記の繊維を含有していることにより、固体電解コンデンサ用セパレーター10の機械的強度を効率良く向上させることができる。
さらに、固体電解コンデンサ用セパレーター10は、バインダー繊維を含有していることが好ましい。バインダー繊維を含有していることにより、固体電解コンデンサ用セパレーター10の機械的強度を効率良く向上させることができる。
上記バインダー繊維としては特に限定されないが、公知のバインダー繊維を適宜採用することができる。110℃近辺に融点を有する低融点成分を外側とし、高融点成分を内側とする芯鞘構造の複合繊維や、低融点成分のみからなる単一構造の繊維等を用いることができる。上記低融点成分としては、特に限定されないが、ポリオレフィン系、ポリエステル系等を用いることができる。更に、熱溶融しなくとも、他の繊維と絡み合ってバインダーとして機能する繊維であればバインダー繊維として使用可能である。熱溶融しないバインダー繊維としては、特に限定されないが、フィブリル化可能な繊維等を用いることができる。
上記バインダー繊維の平均繊維径としては、特に限定されないが、平均繊維径が2μm以上且つ20μm以下であると、上記超極細繊維の第1の繊維等を効率良く結合させることができるため好ましい。バインダー繊維の平均繊維径は、4μm以上且つ15μm以下であることがより好ましい。
次に、本実施形態の固体電解コンデンサ用セパレーター10の製造方法について記載する。
本実施形態の固体電解コンデンサ用セパレーター10は、平均繊維径が100nm以上且つ300nm以下である超極細繊維の第1の繊維11の割合が全繊維に対して5質量%以上且つ65質量%以下となるように他の繊維を配合した後、湿式抄造することにより製造することができる。
本実施形態で用いられる超極細繊維の第1の繊維11は、海島構造を有する合成繊維を脱海処理してバンドル状繊維を作製し、得られたバンドル状繊維に解繊処理と叩解処理の少なくともいずれか一方を行うことによって製造することができる。解繊・叩解処理を行うことにより、バンドル状繊維がほぐれて、繊維径が均一な単繊維を作製することができる。
上記脱海処理としては特に限定されず、公知の脱海処理を適宜採用することができる。例えば、海成分が溶解する溶剤が満たされた脱海浴液に、海島構造を有する合成繊維を浸し、海成分を溶解させることにより行うことができる。
上記解繊・叩解処理としては、特に限定されず、公知の解繊・叩解処理機を適宜採用することができる。その中でも、パルパー、ディスクリファイナー、コニカルリファイナー、ボランダービーター、ミル、高圧ホモジナイザー等を使用することができる。解繊・叩解処理機は単独で使用しても、2種以上の解繊・叩解処理機を組合わせて使用してもよい。ここで、解繊処理は、繊維を解きほぐす処理のことを意味する。叩解処理は、繊維を切りほぐしたり、押しつぶしたりする処理のことを意味する。
上記解繊・叩解処理の条件としては、特に限定されないが、例えば、上記脱海処理によって得られたバンドル状繊維を水に分散させ、所定の濃度にした後、解繊・叩解処理機によって所定のろ水度が得られるような条件を採用することができる。ろ水度は、解繊・叩解の程度を表す指標であり、解繊・叩解が進むにつれて、繊維間を通過する水の量が低下することを利用している。
図2に、解繊・叩解処理を行うことによって得られた超極細繊維の第1の繊維11の拡大図を示す。図2は、日本電子株式会社製の走査型電子顕微鏡(型式JTB−4600F型SEM)を用いて倍率10,000倍で撮影した解繊・叩解処理後の超極細繊維の第1の繊維11の電子顕微鏡写真である。図2に示されるように、海島構造を有する合成繊維を脱海処理してバンドル状繊維を作製し、得られたバンドル状繊維を解繊・叩解処理することによって、平均繊維径が100nm以上且つ300nm以下である超極細繊維の第1の繊維11を製造することができる。
上記湿式抄造としては、特に限定されず、公知の抄紙機を適宜採用することができる。その中でも、円網抄紙機、長網抄紙機、短網抄紙機、傾斜抄紙機等を使用することができる。抄紙機は単独で使用しても、2種以上の抄紙機を組合わせて使用してもよい。湿式抄造を行うことによって、超極細繊維の第1の繊維11が好適に分散したセパレーターを製造することができる。
上記湿式抄造を行う際、必要に応じて、樹脂系のバインダー、分散剤等抄紙薬品を用いることができる。上記樹脂系のバインダーとしては特に限定されず、公知のバインダーを適宜採用することができる。樹脂系のバインダーとしては、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等を用いることができる。
上記分散剤としては特に限定されず、公知の分散剤を適宜採用することができる。その中でも、アニオン系、カチオン系、ノニオン系の界面活性剤や、ポリエチレンオキサイドやポリアクリルアミド等の高分子化合物を用いることができる。分散剤を用いることにより、超極細繊維の第1の繊維11等を効率良く分散させて抄造を行うことができる。
上記湿式抄造によって製造する固体電解コンデンサ用セパレーター10は、厚さが100μm以下であると固体電解コンデンサの小型化が容易になる。好ましくは、70μm以下である。より好ましくは、50μm以下である。厚さの下限は特に限定されないが、10μm以上であることが好ましい。厚さが10μmより薄くなると、機械的強度が低下するおそれがある。
次に、本実施形態の固体電解コンデンサ用セパレーター10、及び、固体電解コンデンサ用セパレーター10の製造方法の作用について説明する。
本実施形態の固体電解コンデンサ用セパレーター10は、空孔率が65%以上であり、且つ、平均細孔径が15μm以下であることにより、緻密性と多孔性を兼ね備える。そのため、固体電解質をセパレーター10の内部に均一に分散させて且つ大量に保持することができ、良好なESR特性を実現し、維持する上に、セパレーターの緻密性が高まり、セパレーター内部でのショートを抑制させ、耐電圧性を向上できる。
本実施形態の固体電解コンデンサ用セパレーター10の製造方法によれば、海島構造を有する合成繊維を脱海処理し、解繊・叩解処理することにより、平均繊維径が100nm以上且つ300nm以下である超極細繊維の第1の繊維11を効率良く作製することができる。そして、作製した超極細繊維の第1の繊維11の割合が全繊維に対して5質量%以上且つ65質量%以下となるように他の繊維12を配合し、湿式抄造することにより、超極細繊維の第1の繊維11を好適に分散させて抄造することができる。これによって、セパレーターは緻密性と多孔性とを兼ね備えることができる。
本実施形態の固体電解コンデンサ用セパレーター10、固体電解コンデンサ、及び、固体電解コンデンサ用セパレーター10の製造方法によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)空孔率が65%以上であり、且つ、平均細孔径が15μm以下であることにより、セパレーターは緻密性と多孔性を兼ね備えるため、固体電解質をセパレーターの内部に均一に分散させて且つ大量に保持することができる。これにより、良好なESR特性を実現し、維持する上に、セパレーターの緻密性が高まり、セパレーター内部でのショートを抑制させ、耐電圧性能を向上できる。さらに、引張強度度が8N/15mm以上であり優れた機械的強度を有している。
(2)好ましくは、超極細繊維の第1の繊維11に加えて、平均繊維径が3μm以上且つ25μm以下である第2の繊維を含有している。したがって、固体電解コンデンサ用セパレーター10のコンデンサ作製に必要な機械的強度を十分に満足させることができる。
(3)好ましくは、第2の繊維として、天然繊維、ポリエステル繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、アラミド繊維の群から選ばれる1または2以上の繊維を含有している。したがって、固体電解コンデンサ用セパレーター10の機械的強度を効率良く向上させることができる。
(4)好ましくは、超極細繊維の第1の繊維11に加えて、バインダー繊維を含有している。したがって、固体電解コンデンサ用セパレーター10のコンデンサ作製に必要な機械的強度を十分に満足させることができる。
(5)本実施形態の固体電解コンデンサ用セパレーター10の製造方法によれば、緻密性と多孔性とを兼ね備えたセパレーターを製造することができる。また、セパレーターの引張強度が8N/15mm以上と優れた機械的強度を有するセパレーターを製造することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、超極細繊維の第1の繊維11、第2の繊維以外に、超極細繊維の第1の繊維11、第2の繊維とは平均繊維径が異なる第3の繊維を含有していてもよい。
以下、実施例および比較例を用いて、本発明の固体電解コンデンサ用セパレーター10についてより具体的に説明するが、本発明は本実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
まず、海島構造を有する合成繊維として、東レ株式会社製のナノファイバーを用いた。該ナノファイバーは、島成分にナイロンを含有し、海成分にポリ乳酸を含有している。このナノファイバーを、繊維長が約1mmとなるように裁断した後に、アルカリ浴液に含浸して脱海処理し、島成分のみとなったバンドル状繊維を作製した。作製したバンドル状繊維を濃度が1質量%になるように水に分散させ、ディスクリファイナーにより0.3gのカナダ変法ろ水度が200mlになるように解繊処理と叩解処理とを行った。0.3gのカナダ変法ろ水度とは、試料重量を0.3gとした以外は、JIS P8121のカナダ標準形ろ水度試験に準拠して測定した値を意味する。
この解繊処理と叩解処理とによって、平均繊維径が120nmの超極細繊維の第1の繊維11を作製した。平均繊維径は、超極細繊維の第1の繊維11を日本電子株式会社製の走査型電子顕微鏡(型式JTB−4600F型SEM)を用いて倍率10,000倍で30本の繊維を観察し、その平均から求めた。
第2の繊維として、平均繊維径が3.5μm、長さが3mmの帝人株式会社製のポリエステル繊維(商品名:テピルス)(登録商標)0.1dt×3mmを用いた。
また、バインダーとして、平均繊維径が13μm、長さが5mmのクラレ株式会社製の芯鞘複合繊維(商品名:ソフィット)(登録商標)を用いた。そして、超極細繊維の第1の繊維11、上記ポリエステル繊維、及び、上記芯鞘複合繊維の質量比率が、5:47.5:47.5となるように配合し、水に分散させてスラリーを作製した。
その後、円網抄紙機に前記スラリーを供給して抄紙することにより、セパレーターを作製した。得られたセパレーターは、厚さが39.8μmであり、密度が0.457g/cmであった。
また、固体電解コンデンサは以下の手順によって作製した。
まず陽極箔と陰極箔とをセパレーターを介して巻回し、コンデンサ素子を作製した。次に、作製したコンデンサ素子を化成液に浸漬し、修復化成を行った。そして、固体電解質層を形成するため、このコンデンサ素子をモノマー3,4−エチレジオキシチオフェンと酸化剤p−トルエンスルホン酸第二鉄を所定量含有する混合液に浸漬し、重合反応を進行させ、固体電解質層を形成した。この素子を乾燥した後、ケースに挿入し、開口部をゴム封口して、定格電圧100v、定格静電容量47μF、φ10mm×12mmLの固体電解コンデンサを作製した。
(実施例2)
超極細繊維の第1の繊維11、ポリエステル繊維、及び、芯鞘複合繊維の質量比率を、10:45:45としたこと以外は、実施例1と同じ条件で固体電解コンデンサ用セパレーター10を作製した。
(実施例3)
超極細繊維の第1の繊維11、ポリエステル繊維、及び、芯鞘複合繊維の質量比率を、30:35:35としたこと以外は、実施例1と同じ条件で固体電解コンデンサ用セパレーター10を作製した。
(実施例4)
超極細繊維の第1の繊維11、ポリエステル繊維、及び、芯鞘複合繊維の質量比率を、50:25:25としたこと以外は、実施例1と同じ条件で固体電解コンデンサ用セパレーター10を作製した。
(実施例5)
超極細繊維の第1の繊維11、ポリエステル繊維、及び、芯鞘複合繊維の質量比率を、65:17.5:17.5としたこと以外は、実施例1と同じ条件で固体電解コンデンサ用セパレーター10を作製した。
(実施例6)
ポリエステル繊維に加えて、帝人株式会社製のアラミドパルプ(商品名:トワロン)(登録商標)を叩解処理したものを用いた。叩解処理したアラミドパルプは、平均繊維径が800nmであった。そして、超極細繊維の第1の繊維11、上記アラミドパルプ、ポリエステル繊維、及び、芯鞘複合繊維の質量比率を、15:15:35:35としたこと以外は、実施例1と同じ条件で固体電解コンデンサ用セパレーター10を作製した。
(比較例1)
超極細繊維の第1の繊維11を用いず、ポリエステル繊維、及び、芯鞘複合繊維の質量比率を、50:50としたこと以外は、実施例1と同じ条件で固体電解コンデンサ用セパレーター10を作製した。
(比較例2)
超極細繊維の第1の繊維11、ポリエステル繊維、及び、芯鞘複合繊維の質量比率を、70:15:15としたこと以外は、実施例1と同じ条件で固体電解コンデンサ用セパレーター10を作製した。
(比較例3)
超極細繊維の第1の繊維11に代えて、平均繊維径が20μmである繊維(以下、「繊維A」という。)を用い、繊維A、ポリエステル繊維、及び、芯鞘複合繊維の質量比率を、50:25:25としたこと以外は、実施例1と同じ条件で固体電解コンデンサ用セパレーター10を作製した。繊維Aは、実施例1の海島構造を有する合成繊維を脱海処理し、解繊・叩解処理を行わなかった繊維である。
上記のように得られた各例の固体電解コンデンサ用セパレーター10において、下記に示す方法により各特性を評価した。
(耐電圧)
上記実施例に記載した方法でA4サイズの大きさを有するセパレーターを2枚作製し、1枚当たりの厚さE(単位:mm)を測定した。このセパレーターを抄紙方向に折りたたんで5枚重ねとし、折りたたんだセパレーターの抄紙方向と垂直な方向に等間隔に10箇所の厚さを測定し、平均厚さD(単位:mm)を測定した。その後、岐阜愛知電機株式会社製の試験用変圧機(型式PSIT―CS)に5枚重ねの試験片を挟んで電圧をかけ、高村電機株式会社製の絶縁破壊試験機(型式PSIT−TC)を用いて、セパレーターの絶縁破壊電圧C(単位:kv)を測定した。そして、耐電圧(V)=C(kv)/D(mm)×E(mm)×1000より、耐電圧を求めた。
(ESR特性)
上記各実施例及び比較例で作製したセパレーターを用い、定格静電容量47μF、定格電圧100v、サイズφ10mm×12mmLの固体電解コンデンサを各160個作製した。そして、横河・ヒューレットパッカード株式会社製のプレシジョンLCRメーター(型式HP4284A)を用いて、25℃、100kHzでの等価直列抵抗値を測定した。
(ショート率)
上記のように作製した固体電解コンデンサの個々のショートの有無を測定し、ショート不良が発生した割合をショート不良率とした。
(引張強度)
JISP8113紙及び板紙―引張特性試験方法により測定した。
(保液率)
上記実施例に記載した方法で作製したセパレーターから、縦5cm、横5cmの試験片を切り取り、電子天秤で重量A(単位:g)を測定した。次に、23℃で粘度を10mPa・Sに調整したグリセリンとメタノールの混合液中に上記試験片を30分間浸漬した。30分後に試験片を取り出し、温度23℃、湿度50%の雰囲気下、30秒間自然落下により上記混合液を切った後、電子天秤で重量B(単位:g)を測定した。そして、保液率(%)=(B−A)/A×100より、保液率を求めた。
(空孔率)
上記実施例に記載した方法で作製したセパレーターから、縦5cm、横5cmの試験片を切り取り、温度23℃、相対湿度50%の雰囲気で24時間調湿した後、試験片の重量と厚さを測定した。その後、測定液のプロピレングリコールに1分間含浸させた後、試験片の表面に付着した余分なプロピレングリコールをろ紙で吸収して除去し、再度重量を測定した。そして、空孔率(%)=100×[吸液後の試験片重量(g)―吸液前の試験片重量(g)]/プロピレングリコールの密度(g/cm)×5(cm)×5(cm)×厚さ(cm)より、空孔率を求めた。
(平均細孔径)
PMI社製の細孔径分布測定器(型式ASTMF316−86)を用いて、バブルポイント試験方法により測定した。
(厚さ、密度)
JISP8118:1998紙及び板紙―厚さと密度の試験方法により測定した。
表1において、耐電圧が280v以上、ESR特性が28mΩ以下、ショート率が15%以下であり、且つ、引張強度が8N/15mm以上であるものを評価「○」とした。また、耐電圧が320v以上、ESR特性が25mΩ以下、ショート率が0%であり、且つ、引張強度が8N/15mm以上であるものを評価「◎」とした。そして、耐電圧、ESR特性、ショート率、引張強度のうちどれか一つでも上記評価「○」の数値範囲を満たさないものを、評価「×」とした。
表1の実施例1、2では、超極細繊維の第1の繊維11が全繊維に対して5質量%、10質量%含有されていることにより、耐電圧が280v以上で、ESR特性が28mΩ以下と良好な数値を保ちながらショート率を15%以下と低くできることが確認できた。さらに、引張強度が8N/15mm以上であり、機械的強度も優れていることが確認できた。実施例3〜5では、超極細繊維の第1の繊維11が全繊維に対して30質量%、50質量%、65質量%含有されていることにより、耐電圧が320v以上で、ESR特性が25mΩ以下と良好な数値を保ちながらショート率を0%と低くできることが確認できた。さらに、引張強度が8N/15mm以上であり、機械的強度も優れていることが確認できた。実施例6では、アラミドパルプが含有されていても、超極細繊維の第1の繊維11が所定量含有されていることにより、耐電圧が280v以上で、ESR特性が28mΩ以下と良好な数値を保ちながらショート率を15%以下と低くできることが確認できた。さらに、引張強度が8N/15mm以上であり、機械的強度も優れていることが確認できた。比較例1では、超極細繊維の第1の繊維11を用いていないため、耐電圧、ESR特性、ショート率が悪化することが確認された。比較例2では、超極細繊維の第1の繊維11が全繊維に対して70質量%含有されているため、耐電圧、ESR特性、ショート率は向上しているものの、引張強度が7.12N/15mmと低く、機械的強度が低下していることが確認された。比較例3では、解繊・叩解処理を行わなかった繊維を用いているため、耐電圧、ESR特性、引張強度は良好であるものの、平均細孔径が大きくショート率が高いことが確認された。
10…固体電解コンデンサ用セパレーター、11…超極細繊維の第1の繊維、12…他の繊維

Claims (6)

  1. 海島構造を有する合成繊維を脱海処理して得られたバンドル状繊維に、解繊処理と叩解処理の少なくともいずれか一方を行って得られる平均繊維径が100nm以上且つ300nm以下である超極細繊維の第1の繊維が、全繊維に対して5質量%以上且つ65質量%以下の割合で含有されており、空孔率が65%以上であり、平均細孔径が15μm以下であり、引張強度が8N/15mm以上であることを特徴とする固体電解コンデンサ用セパレーター。
  2. 前記超極細繊維の第1の繊維に加えて、平均繊維径が3μm以上且つ25μm以下である第2の繊維を含有していることを特徴とする請求項1に記載された固体電解コンデンサ用セパレーター。
  3. 前記第2の繊維として、天然繊維、ポリエステル繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、アラミド繊維の群から選ばれる1または2以上の繊維を含有していることを特徴とする請求項2に記載された固体電解コンデンサ用セパレーター。
  4. 前記超極細繊維の第1の繊維に加えて、バインダー繊維を含有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載された固体電解コンデンサ用セパレーター。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載された固体電解コンデンサ用セパレーターを用いたことを特徴とする固体電解コンデンサ。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載された固体電解コンデンサ用セパレーターの製造方法であって、
    前記海島構造を有する合成繊維を脱海処理し、得られたバンドル状繊維に解繊処理と叩解処理の少なくともいずれか一方を行って平均繊維径が100nm以上且つ300nm以下である超極細繊維の第1の繊維を作製し、該超極細繊維の第1の繊維が全繊維に対して5質量%以上且つ65質量%以下の割合で含有されるように他の繊維を配合し、湿式抄造することを特徴とする固体電解コンデンサ用セパレーターの製造方法。
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