JP6305497B1 - アルミニウム電解コンデンサ用セパレータ及びアルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ用セパレータ及びアルミニウム電解コンデンサ Download PDF

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Abstract

【課題】アルミニウム電解コンデンサ用の、セパレータの保液力を向上させることで、セパレータへの導電性高分子保持量を増加させ、このセパレータを用いたアルミニウム電解コンデンサのESRをより低減することを目的とする。【解決手段】少なくとも1層の不織布層を有し、一対の電極の間に介在するアルミニウム電解コンデンサ用セパレータであって、前記不織布層は合成繊維を20質量%以上含有し、かつ、圧縮保液率が130%以上であることを特徴とする。そして好ましくは、前記合成繊維が、ナイロン繊維、アラミド繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維から選択される一種以上の繊維であること特徴とする。また好ましくは、前記セパレータは、繊維長0.05mm以上、0.2mm未満の微細繊維の含有割合が0.1〜8.0%の範囲であることを特徴とする。【選択図】 なし

Description

本発明は、アルミニウム電解コンデンサに好適なセパレータおよび該セパレータを用いたアルミニウム電解コンデンサに関するものである。
近年、電子機器や自動車電装機器のデジタル化に伴い、これら機器の高機能化、高性能化が進み、また、これら機器等の小型化も要求されてきており、機器に用いられる電子回路基板等にも小型化が求められている。
導電性高分子を陰極材料に用いたアルミニウム電解コンデンサ(以下、「固体電解コンデンサ」と称す。)は、電解液を陰極材料に用いたアルミニウム電解コンデンサと比べるとESR(等価直列抵抗)特性が良好であることから、員数削減による小型化が可能である。
また近年は、陰極材料として、導電性高分子と電解液とを共に使用した、導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサ(以下、「ハイブリッド電解コンデンサ」と称す)がコンデンサメーカー各社より提供されており、低ESR特性であることと、ショート不良がないことが必須要件である自動車用にも用いられている。
固体電解コンデンサに用いられるセパレータとして、セルロース製セパレータもあるが、通常、セルロース製セパレータは炭化処理を施して使用される。これは、セルロース製セパレータを炭化処理することで、セパレータの酸化剤に対する耐性を向上させると共に、更に、炭化によりセパレータの空隙が増加するため、導電性高分子の重合液の含浸性も向上させることができるからである。
しかしながら、セパレータの炭化処理工程でかかる熱によりセルロース繊維の熱劣化が起こり、この熱劣化によってセパレータの機械的強度が低下してしまう。また、セルロース繊維は酸性条件下で徐々に分解されるため、酸化剤を含有する導電性高分子の重合液や酸性を示す分散液をコンデンサ素子に含浸すると、セパレータの機械的強度の低下が顕著となる。セパレータの機械的強度が低下することによって、コンデンサのショート不良が増加する可能性があった。
このようなセルロース製セパレータの問題点を回避するために、例えば特許文献1乃至3に記載されたように、合成繊維を配合したセパレータが使用されてきている。
特開2004−165593号公報 特開2004−235293号公報 特開2013−197297号公報
特許文献1には、合繊繊維として半芳香族ポリアミド樹脂を含有させたセパレータが提案されている。このセパレータは、導電性高分子重合液との含浸性が良好であると記載されている。また、それによりこのセパレータを使用することで、ESRを低減することができると記載されている。
また、特許文献2には、合成繊維として、非フィブリル化有機繊維、融点または熱分解温度が250℃以上のフィブリル化高分子を含有し、吸水速度5mm/min以上であるセパレータが記載されている。このセパレータを用いることで、固体コンデンサ内の導電性高分子の形成が均一になり、固体電解コンデンサの抵抗を低減させたことが記載されている。
さらに、特許文献3には、合成繊維の配向性の比を2.0以下とするセパレータが記載されており、セパレータの横方向からの導電性高分子の重合液および分散液の吸液度が向上することが記載されている。このセパレータを用いることで、固体電解コンデンサのESRを低減できると記載されている。
以上の特許文献1乃至3に記載されたセパレータでは、固体電解コンデンサの低ESR化には、導電性高分子の形成および保持性が重要であることが記載され、そのパラメータとして、セパレータの吸液度および吸水速度が用いられている。
しかしながら特許文献1乃至3に記載されているような吸水速度や吸液度が高いセパレータを用いたコンデンサにも、近年さらなる低ESR化が求められてきている。この理由としては、導電性高分子の重合液や分散液の含浸後に、セパレータから導電性高分子の重合液や分散液が漏出していく可能性が挙げられる。
本願発明者らは、係る課題について鋭意検討した結果、近年求められているコンデンサの低ESR化のためには、コンデンサ素子内の導電性高分子の保持量を増加させることが必要であり、このためには、導電性高分子を形成するための重合液または分散液をセパレータが保持する能力が高いことが重要であることが判明した。
そのことから、本発明者らは、固体電解コンデンサ内での導電性高分子の形成および保持性に最も影響してくるパラメータは、セパレータの保液性であるということを見出した。
導電性高分子層は、一対の電極箔にセパレータを介在させ巻回して得た素子に、導電性高分子の重合液を含浸し、その後重合、乾燥させる、あるいは、導電性高分子の分散液を含浸、乾燥させることで形成される。コンデンサ素子内の導電性高分子の保持量は、セパレータが保液できる量に依存し、セパレータの保液できる量がESR特性に影響を与えることがわかった。
導電性高分子の保持量を増加させるため、例えばコンデンサの製造工程で含浸時間を長くする、含浸時の真空度を高くする、含浸回数を増やすといった手法が考えられるが、これらの手法を採用した場合、コンデンサの生産性低下や製造コスト増加を招く可能性がある。
本願発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、セパレータの保液力を向上させることで、セパレータへの導電性高分子保持量を増加させ、このセパレータを用いたアルミニウム電解コンデンサのESRをより低減することを目的とする。
本発明は上記課題を解決することを目的として成されたもので、係る目的を達成する一手段として例えば以下の構成を備える。
即ち、少なくとも1層の不織布層を有し、一対の電極の間に介在するアルミニウム電解コンデンサ用セパレータであって、前記不織布層は合成繊維を20質量%以上含有し、かつ、圧縮保液率が130%以上であることを特徴とするアルミニウム電解コンデンサ用セパレータとする。
そして例えば、前記合成繊維が、ナイロン繊維、アラミド繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維から選択される一種以上の繊維であること特徴とする。
また例えば、前記セパレータは、繊維長0.05mm以上、0.2mm未満の微細繊維の含有割合が0.1〜8.0%の範囲であることを特徴とする。
以上のいずれかに記載のアルミニウム電解コンデンサ用セパレータを用いたことを特徴とするアルミニウム電解コンデンサとする。
そして例えば、前記アルミニウム電解コンデンサは陰極として導電性高分子を用いることを特徴とする。
本発明によれば、セパレータの保液力を向上させることができ、本発明のセパレータを用いたアルミニウム電解コンデンサの低ESR化が可能となり、更に、本発明のセパレータを用いたアルミニウム電解コンデンサのショート不良の発生を抑制することができる。
以下、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。本発明の実施の形態例では、セパレータの保液力に注目し、一定以上の保液率を確保する構成としている。
電極の間にセパレータを挟んで巻回し、コンデンサ素子を形成すると、セパレータは両電極箔により圧縮された状態となる。含浸性が高いセパレータは場合、含浸時間の短縮等には効果があるが、このような圧縮状態では、導電性高分子の保持量を増加させることができない場合があった。このため、本実施の形態例では、吸液度や吸水度といった含浸性ではなく、このコンデンサ素子を形成した状態を想定して所定の圧縮保液率を確保する構成としている。
即ち、本実施の形態のセパレータは、一対の電極の間に介在するアルミニウム電解コンデンサ用セパレータであって、該セパレータの圧縮保液率は130%以上としている。圧縮保液率としては、好ましくは160%以上であり、より好ましくは190%以上である。セパレータの圧縮保液率に上限は特にないが、実際のコンデンサに適用可能なセパレータの厚さ、密度から判断すると、300%程度が上限となると考えられる。
本実施の形態例のセパレータでは、圧縮保液率は130%以上とすることで、ESRを低減している。圧縮保液率が130%未満の保液力では、ESRを十分に低減できない場合があるからである。
なお、ここでいう圧縮保液率とは、セパレータをエタノールに浸漬した後に圧縮し、乾燥状態の質量と圧縮後の質量との差から算出した保液率を指し、セパレータをはかる指標として用いている。
具体的には、一定面積のセパレータの乾燥状態の質量を測定し、その後当該セパレータをエタノールに浸漬させて取り出し、セパレータを7kN/m2で加重した後、質量を測定し、乾燥状態の質量と圧縮後の質量との差から圧縮保液率を算出した。圧縮保液率であれば、保液したセパレータに負荷をかけた後の保液力を調べることが可能となり、素子巻回後のセパレータの保液力を適切にはかる指標とすることができる。なお、セパレータ試験片全面にエタノールを浸漬させるため、浸漬時間は30秒とした。
本実施の形態で、セパレータの含浸性ではなく保液力に着目した理由は、セパレータの含浸性が良い場合、導電性高分子の重合液や分散液の含浸が良好になり、コンデンサの容量出現率が向上し、ESRも改善するが、上述のとおり、近年更なる低ESR化が求められており、これに応えるためには含浸性の評価だけでなく、保液力が重要であることが判明したからである。素子巻回後のセパレータにかかるよりも強い荷重である、7kN/m2で加重した後の圧縮保液率が130%以上のセパレータであれば、保液力が高いセパレータといえる。
保液力が高くなると、コンデンサ電極箔表面及び電極箔間の隅々まで導電性高分子を形成することができ、ESR特性を改善することが可能になる。
本実施の形態によれば、保液力が高いセパレータとすることで、セパレータが導電性高分子の重合液や分散液を十分に保持することができ、導電性高分子の保持量も増加する。
また、セパレータに合成繊維を20質量%以上含有させることで、セパレータの耐酸性や耐酸化性が向上し、導電性高分子の重合液や分散液によるセパレータの機械的強度の低下を抑制できる。
合成繊維の含有量が20質量%未満では、即ち、セルロース繊維のような天然繊維の含有量が80質量%を超過すると、セパレータの耐酸性、耐酸化性が低下し、セパレータの機械的強度が低下することで、コンデンサのショート不良率が増加する可能性がある。
本実施の形態例に用いる合成繊維としては、セパレータの耐酸性、耐酸化性の観点から、ナイロン繊維、アラミド繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維が好ましい。
これらの合成繊維は、一種でも、複数種であってもよい。これらの合成繊維の中でも、導電性高分子の重合液や分散液との親和性の観点から、ナイロン繊維のようなポリアミド繊維がより好ましい。そして、これらの合成繊維はフィブリル化繊維であっても、非フィブリル化繊維であってもよい。
また、延伸度を抑制して製造したポリエステル繊維(以下、「未延伸ポリエステル繊維」と称す)であれば、繊維の交絡点が結着するため、セパレータの機械的強度等の物性向上に寄与する。所望の圧縮保液率を満足できれば未延伸ポリエステル繊維の含有量に特に限定はないが、50質量%程度までであれば、圧縮保液率が低下しにくい。
本実施の形態例のセパレータは、合成繊維が20質量%以上含有されていればよく、セパレータを構成する他の材料としては、合成繊維でも合成繊維以外でも制限はない。合成繊維の場合、上記以外の繊維でもよく、合成繊維以外の場合、セルロースのような天然繊維でも用いることができる。
また、ポリビニルアルコール繊維のようなバインダー繊維も、セパレータの成形時や、巻回時などの機械的強度を考慮して、圧縮保液率に影響を与えない範囲で用いることができる。所望の圧縮保液率を満足できればバインダー繊維の含有量に特に限定はないが、15質量%程度までであれば、圧縮保液率が低下しにくい。
セパレータの微細繊維の含有割合を0.1〜8.0%の範囲とすることで、セパレータの圧縮保液率を向上でき、保液力を高めることができる。詳細は不明であるが、微細繊維の含有割合を0.1〜8.0%とすることで、微細繊維が適度に分散している状態となり、圧縮に対する緩衝材の役割を果たすと考えられる。つまり、セパレータが圧縮に対する抗力を持つこととなり、厚みを維持することが可能となり保液力が低下しないと考えられる。
本実施の形態における微細繊維とは、繊維長0.05mm以上、0.2mm未満の繊維である。微細繊維を得る手段としては、例えば、通常抄紙原料の調製に使用されるものであればいずれでも良く、一般的にはビーター、コニカルリファイナー、ディスクリファイナー、高圧ホモジナイザーなどが用いられる。
繊維長0.05mm未満の繊維はシート成形時に流出してしまう。また、0.2mm以上の繊維では、繊維同士が絡み合うため、セパレータ中で適度な分散状態にならず、緩衝材としての役割を果たさない。
微細繊維の含有割合が0.1%未満では、微細繊維の緩衝材の役割としての効果が低く、加重に耐えられず、セパレータの保液力が低下する場合がある。また、微細繊維の含有割合が8.0%を超過すると、セパレータが過度に緻密になり、繊維同士の間隙が小さくなる。それにより、セパレータの保液力を発現できない場合がある。
本実施の形態のセパレータの厚さおよび密度は、所望のアルミニウム電解コンデンサの特性を満足するものを、特に限定なく採用できる。一般的に、厚さ20〜70μm、密度0.20〜0.60g/cm3程度の厚さおよび密度のセパレータが使用されているが、この範囲に限定されるものではない。
本発明の実施の形態において、セパレータは抄紙法を用いて形成した湿式不織布を採用した。セパレータの抄紙形式は、圧縮保液率または微細繊維の含有割合を満足することができれば特に限定はなく、長網抄紙や短網抄紙、円網抄紙といった抄紙形式が使用でき、またこれらの抄紙法によって形成された層を複数合わせたものであってもよい。
また、抄紙に際しては、コンデンサ用セパレータに影響を与えない程度の不純物含有量であれば、分散剤や消泡剤、紙力増強剤などの添加剤を加えてもよく、紙層形成後に紙力増強加工、親液加工、カレンダ加工、エンボス加工等の加工を施してもよい。
以上の構成を採用することにより、本実施の形態例のセパレータは、均質な電子伝導経路を形成し、また、導電性高分子の保持量の増加に寄与する。そして、このセパレータを、陰極材料として導電性高分子を用いたアルミニウム電解コンデンサに用いることで、低ESRであるアルミニウム電解コンデンサを得ることができる。
本実施の形態のアルミニウム電解コンデンサは、セパレータとして上記構成のセパレータを用いて、一対の電極の間にセパレータを介在させ、陰極材料として導電性高分子を使用している。
〔セパレータおよびアルミニウム電解コンデンサの特性の測定方法〕
本実施の形態のセパレータおよびアルミニウム電解コンデンサの各特性の具体的な測定は、以下の条件および方法で行った。
〔CSF〕
CSFは、「JIS P8121−2『パルプ−ろ水度試験法−第2部:カナダ標準ろ水度法』(ISO5267−2『Pulps−Determination of drainability−Part2:“Canadian Standard”freeness method』)」に従って測定した。
〔厚さ〕
「JIS C 2300−2 『電気用セルロース紙-第2部:試験方法』 5.1 厚さ」に規定された、「5.1.1 測定器および測定方法 a外側マイクロメータを用いる場合」のマイクロメータを用いて、「5.1.3 紙を折り重ねて厚さを測る場合」の10枚に折り重ねる方法で、セパレータの厚さを測定した。
〔密度〕
「JIS C 2300−2 『電気用セルロース紙-第2部:試験方法』 7.0A 密度」のB法に規定された方法で、絶乾状態のセパレータの密度を測定した。
〔微細繊維の含有割合〕
微細繊維の含有割合は、「JIS P 8226−2『パルプ−光学的自動分析法による繊維長測定方法 第2部:非偏光法』(ISO16065−2『Pulps−Determination of Fiber length by automated optical analysis−Part2:Unpolarized light method』)」に記載された装置、ここではkajaaniFiberLab(メッツォオートメーション株式会社製)を用いて0.05〜7.6mmの範囲で長さ加重平均繊維長分布を測定し、繊維長が0.05mm以上、0.2mm未満の微細繊維の含有割合を算出した。
〔圧縮保液率〕
浸漬前のセパレータの質量を測定する。これを20℃のエタノール中に30秒間浸漬させ、セパレータを7kN/m2で加重した後、質量を測定し、以下の式1により圧縮保液率を算出した。
なお、測定は室温20℃、相対湿度65%環境で行った。
式1:圧縮保液率(%)=〔(W2−W1)/W1〕×100
W1:浸漬前の試験片質量(g)
W2:加重後の試験片質量(g)
〔吸水速度〕
吸水速度の測定は「JIS C 2300−2 『電気用セルロース紙−第2部:試験方法』 22 吸水度」のB法に規定された方法を用い、1分間に吸い上がる水の高さをもって吸水速度(mm/分)とした。特許文献2ではセパレータ幅20mmとしているが、JISに記載された幅での測定とした。
〔横方向の吸液度〕
セパレータの含浸性の指標として吸液度を使用した。吸液度が高くなると、セパレータの含浸性が高まったと考えられる。なお、吸液度の測定は「JIS C 2300−2 『電気用セルロース紙‐第2部:試験方法』 22 吸水度」のB法に規定された方法を用い、水をエタノールに変えて測定した。また、吸液方向はコンデンサの含浸工程を考慮し、セパレータの横方向とした。
〔固体電解コンデンサの製作工程〕
各実施例、比較例、従来例のセパレータを用いて定格電圧6.3V、直径10.0mm×高さ10.0mmと、定格電圧50V、直径10.0mm×高さ15.0mmとの二種類の固体電解コンデンサを作製した。
具体的な作製方法は、以下の通りである。
エッチング処理および酸化皮膜形成処理を行った陽極箔と陰極箔とが接触しないようにセパレータを介在させて巻回し、コンデンサ素子を作製した。作製したコンデンサ素子は、再化成処理後、乾燥した。
定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサの場合には、コンデンサ素子に導電性高分子重合液を含浸後、加熱・重合させ、溶媒を乾燥させて導電性高分子を形成した。定格電圧50Vの固体電解コンデンサの場合には、コンデンサ素子に導電性高分子分散液を含浸後、加熱・乾燥させて導電性高分子を形成した。
次に、所定のケースにコンデンサ素子を入れ、開口部を封口後、エージングを行い、それぞれの固体電解コンデンサを得た。
〔ハイブリッド電解コンデンサの製作工程〕
各実施例、比較例、従来例のセパレータを用いて定格電圧16V、直径10.0mm×高さ12.5mmと、定格電圧80V、直径10.0mm×高さ10.5mmとの二種類のハイブリッド電解コンデンサを作製した。
具体的な作製方法は、以下の通りである。
エッチング処理および酸化皮膜形成処理を行った陽極箔と陰極箔とが接触しないようにセパレータを介在させて巻回し、コンデンサ素子を作製した。作製したコンデンサ素子は、再化成処理後、乾燥した。
定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサの場合には、コンデンサ素子に導電性高分子重合液を含浸後、加熱・重合させ、溶媒を乾燥させて導電性高分子を形成した。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサの場合には、コンデンサ素子に導電性高分子分散液を含浸後、加熱・乾燥させて導電性高分子を形成した。
続けて、上記コンデンサ素子に駆動用電解液を含浸させ、所定のケースにコンデンサ素子を入れ、開口部を封口後、エージングを行い、それぞれのハイブリッド電解コンデンサを得た。
〔アルミニウム電解コンデンサの評価方法〕
本実施の形態のアルミニウム電解コンデンサの具体的な性能評価は、以下の条件および方法で行った。
〔ESR〕
作製したコンデンサ素子のESRは、温度20℃、周波数100kHzの条件にてLCRメータを用いて測定した。
〔静電容量〕
静電容量は、「JIS C 5101−1 『電子機器用固定コンデンサー第1部:品目別通則』」に規定された、「4.7 静電容量」の方法により求めた。
〔ショート不良率〕
ショート不良率は、巻回したコンデンサ素子を用いて、エージング中に生じたショート不良数を計数し、ショート不良となった素子数を、エージングを実施したコンデンサ素子数で除して、百分率をもってショート不良率とした。
〔実施例〕
以下、本発明に係る実施の形態におけるセパレータの具体的な実施例等について説明する。
〔実施例1〕
半芳香族ナイロン繊維20質量%と、フィブリル化セルロース繊維80質量%(CSF500ml)とを混合した。得られた原料を用いて円網抄紙し、実施例1のセパレータを得た。このセパレータは厚さ50μm、密度0.60g/cm3であり、圧縮保液率は162%、吸水速度25mm/分、横方向の吸液度26mm/(10分)、微細繊維の含有割合は0.1%であった。
〔実施例2〕
アクリル繊維20質量%と、ポリエステル繊維10質量%と、フィブリル化アラミド繊維70質量%(CSF30ml)とを混合した。得られた原料を用いて円網抄紙し、実施例2のセパレータを得た。このセパレータは厚さ40μm、密度0.30g/cm3であり、圧縮保液率は221%、吸水速度16mm/分、横方向の吸液度6mm/(10分)、微細繊維の含有割合は7.7%であった。
〔実施例3〕
半芳香族ナイロン繊維75質量%と、フィブリル化セルロース繊維20質量%(CSF110ml)と、ポリビニルアルコール繊維5質量%とを混合した。得られた原料を用いて円網抄紙し、実施例3のセパレータを得た。このセパレータは厚さ70μm、密度0.20g/cm3であり、圧縮保液率は289%、吸水速度9mm/分、横方向の吸液度12mm/(10分)、微細繊維の含有割合は3.6%であった。
〔実施例4〕
アラミド繊維40質量%と、フィブリル化セルロース繊維45質量%(CSF210ml)と、ポリビニルアルコール繊維15質量%とを混合した。得られた原料を用いて円網抄紙し、実施例4のセパレータを得た。このセパレータは厚さ20μm、密度0.40g/cm3であり、圧縮保液率は191%、吸水速度4mm/分、横方向の吸液度20mm/(10分)、微細繊維の含有割合は0.8%であった。
〔実施例5〕
半芳香族ナイロン繊維30質量%と、アクリル繊維20質量%と、未延伸ポリエステル繊維50質量%を混合した。得られた原料を用いて円網抄紙し、実施例5のセパレータを得た。このセパレータは厚さ30μm、密度0.50g/cm3であり、圧縮保液率は132%、吸水速度33mm/分、横方向の吸液度24mm/(10分)、微細繊維の含有割合は0.0%であった。
〔実施例6〕
アクリル繊維65質量%と、フィブリル化アクリル繊維35質量%(CSF20ml)とを混合した。得られた原料を用いて円網抄紙し、実施例6のセパレータを得た。このセパレータは厚さ50μm、密度0.30g/cm3であり、圧縮保液率は136%、吸水速度11mm/分、横方向の吸液度9mm/(10分)、微細繊維の含有割合は8.6%であった。
〔比較例1〕
特許文献1の実施例1に記載の方法と同様の方法で製造したセパレータを作製し、比較例1のセパレータとした。比較例1のセパレータは半芳香族ナイロン繊維を70質量%、ポリビニルアルコール繊維30質量%含有し、厚さ40μm、密度0.27g/cm3であり、圧縮保液率は105%、吸水速度3mm/分、横方向の吸液度14mm/(10分)、微細繊維の含有割合は0.0%であった。
〔比較例2〕
特許文献3の実施例1に記載の方法と同様の方法でセパレータを作製し、比較例2のセパレータとした。比較例2のセパレータは、ポリエステル繊維を35質量%、未延伸ポリエステル繊維を65質量%含有し、厚さ50μm、密度0.40g/cm3であり、圧縮保液率は124%、吸水速度14mm/分、横方向の吸液度19mm/(10分)、微細繊維の含有割合は0.0%であった。
〔比較例3〕
半芳香族ナイロン繊維15質量%と、フィブリル化セルロース繊維85質量%(CSF400ml)とを混合した。得られた原料を用いて円網抄紙し、比較例3のセパレータを得た。このセパレータは厚さ60μm、密度0.40g/cm3であり、圧縮保液率は139%、吸水速度28mm/分、横方向の吸液度24mm/(10分)、微細繊維の含有割合は1.0%であった。
〔比較例4〕
アクリル繊維15質量%と、ポリエステル繊維25質量%と、フィブリル化アラミド繊維60質量%(CSF200ml)とを混合した。得られた原料を用いて円網抄紙し、比較例4のセパレータを得た。このセパレータは厚さ50μm、密度0.30g/cm3であり、圧縮保液率は104%、吸水速度12mm/分、横方向の吸液度16mm/(10分)、微細繊維の含有割合は4.3%であった。
〔従来例〕
特許文献2の実施例1に記載の方法と同様にセパレータを作製し、従来例のセパレータとした。従来例のセパレータはフィブリル化アラミド繊維を30質量%(CSF12ml)、ポリエステル繊維を45質量%、未延伸ポリエステル繊維を25質量%含有し、厚さ45μm、密度0.35g/cm3であり、圧縮保液率は88%、吸水速度10mm/分、横方向の吸液度6mm/(10分)、微細繊維の含有割合は16.2%であった。
本実施の形態の各実施例、各比較例、従来例のセパレータ単体の評価結果を表1に示す。また、表1には吸水速度と横方向の吸液度についても含まれる。
Figure 0006305497
各実施例、各比較例、従来例のセパレータを用いて作製したアルミニウム電解コンデンサの性能評価結果を表2に示す。
表2に示すように、固体電解コンデンサとして低電圧用の定格電圧6.3Vのものと、高電圧用の定格電圧50Vのものと作製した。また、ハイブリッド電解コンデンサとして低電圧用の定格電圧16Vのものと、高電圧用の定格電圧80Vのものと作製した。
Figure 0006305497
〔実施例1のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
実施例1のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは16mΩ、静電容量269μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは18mΩ、静電容量40μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例1のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
実施例1のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは19mΩ、静電容量129μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは23mΩ、静電容量50μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例2のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
実施例2のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは10mΩ、静電容量260μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは12mΩ、静電容量38μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例2のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
実施例2のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは14mΩ、静電容量125μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは17mΩ、静電容量48μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例3のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
実施例3のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは8mΩ、静電容量263μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは9mΩ、静電容量39μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例3のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
実施例3のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは10mΩ、静電容量126μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは13mΩ、静電容量49μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例4のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
実施例4のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの個固体電解コンデンサのESRは13mΩ、静電容量267μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは14mΩ、静電容量39μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例4のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
実施例4のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは16mΩ、静電容量128μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは19mΩ、静電容量49μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例5のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
実施例5のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは19mΩ、静電容量269μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは22mΩ、静電容量40μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例5のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
実施例5のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは24mΩ、静電容量130μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは28mΩ、静電容量50μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例6のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
実施例6のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは18mΩ、静電容量263μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは21mΩ、静電容量39μF、ショート不良率0%であった。
〔実施例6のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
実施例6のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは23mΩ、静電容量126μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは27mΩ、静電容量48μF、ショート不良率0%であった。
〔比較例1のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
比較例1のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは26mΩ、静電容量264μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは31mΩ、静電容量39μF、ショート不良率0%であった。
〔比較例1のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
比較例1のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブレリッド電解コンデンサのESRは31mΩ、静電容量127μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは38mΩ、静電容量49μF、ショート不良率0%であった。
〔比較例2のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
比較例2のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは24mΩ、静電容量269μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは28mΩ、静電容量40μF、ショート不良率0%であった。
〔比較例2のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
比較例2のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは30mΩ、静電容量129μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは35mΩ、静電容量50μF、ショート不良率0%であった。
〔比較例3のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
比較例3のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは17mΩ、静電容量269μF、ショート不良率0.8%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは20mΩ、静電容量39μF、ショート不良率0.7%であった。
〔比較例3のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
比較例3のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは21mΩ、静電容量129μF、ショート不良率0.8%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは25mΩ、静電容量50μF、ショート不良率0.7%であった。
〔比較例4のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
比較例4のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは27mΩ、静電容量266μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは32mΩ、静電容量39μF、ショート不良率0%であった。
〔比較例4のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
比較例4のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは32mΩ、静電容量128μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは39mΩ、静電容量49μF、ショート不良率0%であった。
〔従来例のセパレータを用いた固体電解コンデンサ〕
従来例のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサのESRは34mΩ、静電容量250μF、ショート不良率0%であった。定格電圧50Vの固体電解コンデンサのESRは38mΩ、静電容量37μF、ショート不良率0%であった。
〔従来例のセパレータを用いたハイブリッド電解コンデンサ〕
従来例のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは35mΩ、静電容量120μF、ショート不良率0%であった。定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサのESRは42mΩ、静電容量46μF、ショート不良率0%であった。
以上から明らかなように、実施例1乃至4のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサは、ESRが8〜16mΩと低く、静電容量は260〜269μFであり、ショート不良も発生していない。同セパレータを用いた定格電圧50Vの固体電解コンデンサもESRが9〜18mΩと低く、静電容量は38〜40μFであり、ショート不良も発生していない。
また、実施例1乃至4のセパレータを用いた定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサの評価でも、ESRは10〜19mΩと低く、静電容量は125〜129μFであり、ショート不良も発生していない。同セパレータを用いた定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサもESRは13〜23mΩと低く、静電容量は48〜50μFであり、ショート不良も発生していない。
実施例1乃至4のセパレータの圧縮保液率は162〜289%であった。
このことから、本実施の形態のセパレータは保液力に優れており、コンデンサ素子内の導電性高分子の保持量を十分に保持することが可能となり、固体電解コンデンサおよびハイブリッド電解コンデンサにおいて、低ESR化に寄与することがわかる。
実施例5のセパレータは、圧縮保液率が132%のセパレータである。このセパレータを用いた固体電解コンデンサ、及びハイブリッド電解コンデンサは、実施例1乃至4と比べ、静電容量に差はないが、ESRが若干悪くなっている。これは、微細繊維の含有割合が0.0%であり、圧力に対する緩衝材としての効果がないためと考えられる。それにより、セパレータの保液力が低下し、コンデンサ素子内の導電性高分子の保持量が不足したことで、コンデンサのESRに若干の影響を与えたと考えられる。実施例1乃至4と実施例5との比較から、セパレータにおける微細繊維の含有割合が0.1%以上であれば、コンデンサのESRを更に低減できることがわかる。
実施例6のセパレータは、圧縮保液率が136%のセパレータである。このセパレータを用いた固体電解コンデンサ、及びハイブリッド電解コンデンサは、実施例1乃至4と比べ、静電容量に差はないが、ESRが若干悪くなっている。これは、微細繊維の含有割合が8.6%と、実施例1乃至4に比べ高く、それによりセパレータの緻密性が過度に高まり、繊維同士の間隙が小さくなっているためと考えられる。そのため、セパレータの保液力が低下したことで、コンデンサ素子内の導電性高分子保持量が不足し、コンデンサのESRに若干の影響を与えたと考えられる。実施例1乃至4と実施例6との比較から、セパレータにおける微細繊維の含有割合が8.0%以下であれば、コンデンサのESRを更に低減できることがわかる。
比較例1のセパレータは、特許文献1の実施例1に記載のセパレータと同様であるが、圧縮保液率が105%となっている。このため、各実施例のセパレータを用いたコンデンサの評価に比べ、静電容量に差はないが、ESRが高くなっている。これは、ポリビニルアルコール繊維が30質量%含有されているため、ポリビニルアルコール繊維が繊維同士の間隙、即ち、導電性高分子の保持される部分を予め占有したことにより、セパレータの保液力が低くなったことが原因と考えられる。このことから、ポリビニルアルコール繊維のようなバインダー繊維の含有量が圧縮保液率の低下に関係しており、コンデンサ素子内の導電性高分子の保持量に影響してくることがわかった。そのため、ポリビニルアルコール繊維のようなバインダー繊維の含有量は、実施例4のように、15質量%以下であれば、圧縮保液率に悪影響を与えないことがわかる。
比較例2のセパレータは、特許文献3の実施例1に記載のセパレータと同様であるが、微細繊維の含有割合が0.0%、圧縮保液率が124%となっている。各実施例のセパレータを用いたコンデンサの評価に比べ、静電容量に差はないが、ESRが高くなっている。これは、未延伸ポリエステル繊維が65質量%と多く、繊維同士の結着により、繊維同士の間隙、即ち、導電性高分子の保持される部分を予め占有したことが原因と考えられる。このことから、未延伸ポリエステル繊維の含有率が50質量%以下であれば、圧縮保液率に悪影響を与えないことが分かる。
比較例3のセパレータは、厚さ、密度、圧縮保液率は実施例と同レベルであるが、合成繊維の含有率が15質量%と、各実施例より少ない。
この比較例のセパレータを用いた定格電圧6.3Vの固体電解コンデンサは、エージング時のショート不良率が0.8%と、各実施例より高くなっている。また、定格電圧50Vの固体電解コンデンサでも、エージング時のショート不良率が0.7%と、各実施例より高い。そして、定格電圧16Vのハイブリッド電解コンデンサでも、エージング時のショート不良率が0.8%と各実施例より高く、定格電圧80Vのハイブリッド電解コンデンサでも、エージング時のショート不良率が0.7%と各実施例より高い。これは、比較例のセパレータは合成繊維がセパレータ全体で15質量%しか含有しておらず、導電性高分子の重合液や分散液によりセパレータの機械的強度が低下したことが原因と考えられる。このことから、コンデンサのショート不良率低減のためには、合成繊維の含有率は15質量%では不足しており、20質量%以上必要であるとわかる。
比較例4のセパレータは、厚さ、密度、微細繊維の含有割合は実施例と同レベルであるが、圧縮保液率は104%となっている。この圧縮保液率に対して、各コンデンサのESRは全て高くなっている。各実施例、各参考例でも、圧縮保液率が130%未満では、コンデンサのESRは低減出来ていない。
比較例1、2及び4と、各実施例との比較から、ESRを低減するには、セパレータの圧縮保液率を130%以上にすることが必要であるとわかる。
従来例のセパレータは、特許文献2の実施例1に記載のセパレータと同様であるが、微細繊維の含有割合が16.2%と非常に高く、圧縮保液率が88%と低い。このため、各コンデンサの評価でも、静電容量が若干低く、ESRが高くなっている。これは、従来例のセパレータは、微細繊維の含有割合が非常に高く、セパレータの緻密性が過度に高く、繊維同士の間隙が小さくなっているためと考えられる。そのため、導電性高分子の重合液や分散液の保液力が低くなったと考えられる。
各実施例、各参考例、従来例のうち、最も吸水速度が高いのは実施例5であるが、固体電解コンデンサ及びハイブリッド電解コンデンサの各定格電圧のESRが最も低いのは実施例3である。
同様に、各実施例、各参考例、従来例のうち、最も横方向の吸液度が高いのは実施例1であるが、固体電解コンデンサ及びハイブリッド電解コンデンサの各定格電圧のESRが最も低いのは実施例3である。
最も圧縮保液率が高くなっているのが実施例3であり、このことからコンデンサのESR低減に最も大きな影響を与えるのは、セパレータの吸水速度および吸液度よりも保液性であることがわかる。
さらに、圧縮保液率とすることで、負荷をかけた環境下でのセパレータの保液力をはかることが可能であり、コンデンサの特性を見る指標として用いることができることがわかる。
以上記載したように、本実施の形態のセパレータは、保液力を向上させたセパレータであり、該セパレータをコンデンサに用いることで、ESRを低減することができ、更に、ショート不良の抑制にも寄与することができる。更に、コンデンサの生産性向上や製造コストの低減にも寄与できる可能性がある。

Claims (3)

  1. 少なくとも1層の不織布層を有し、一対の電極の間に介在する固体電解コンデンサ、又はハイブリッド電解コンデンサ用セパレータであって、
    前記不織布層は合成繊維を20質量%以上含有し、かつ、圧縮保液率が130%以上であり、更に、繊維長0.05mm以上、0.2mm未満の微細繊維の含有割合が0.1〜8.0%の範囲であることを特徴とする固体電解コンデンサ、又はハイブリッド電解コンデンサ用セパレータ。
  2. 前記合成繊維が、ナイロン繊維、アラミド繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維から選択される一種以上の繊維であることを特徴とする請求項1記載の固体電解コンデンサ、又はハイブリッド電解コンデンサ用セパレータ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の固体電解コンデンサ、又はハイブリッド電解コンデンサ用セパレータを用いたことを特徴とする、固体電解コンデンサ、又はハイブリッド電解コンデンサ。
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