JP4870899B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4870899B2
JP4870899B2 JP2003030082A JP2003030082A JP4870899B2 JP 4870899 B2 JP4870899 B2 JP 4870899B2 JP 2003030082 A JP2003030082 A JP 2003030082A JP 2003030082 A JP2003030082 A JP 2003030082A JP 4870899 B2 JP4870899 B2 JP 4870899B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
electrolytic capacitor
solid electrolytic
functional polymer
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003030082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004165593A (ja
Inventor
正明 柳瀬
弘倫 熊岡
和幸 坂本
輝幸 秦泉寺
泰司 溝渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kodoshi Corp
Original Assignee
Nippon Kodoshi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kodoshi Corp filed Critical Nippon Kodoshi Corp
Priority to JP2003030082A priority Critical patent/JP4870899B2/ja
Publication of JP2004165593A publication Critical patent/JP2004165593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4870899B2 publication Critical patent/JP4870899B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/52Separators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/54Electrolytes
    • H01G11/56Solid electrolytes, e.g. gels; Additives therein

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介在させ、該セパレータに電解質として機能性高分子を、含浸・重合させる固体電解コンデンサにかかり、特には半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を含有するセパレータを用いたことによってインピーダンス特性を改善するとともに生産性を高めた固体電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に電解コンデンサ、具体的には巻回型アルミ電解コンデンサは、陽極アルミ箔と陰極アルミ箔との間にセパレータを介在させて巻付け形成してコンデンサ素子を作成し、このコンデンサ素子を液状の電解液中に浸漬して電解質を含浸させ、封口して製作している。上記電解液としては、通常エチレングリコール(EG)、ジメチルホルムアミド(DMF)又はγ−ブチロラクトン(GBL)等を溶媒とし、これらの溶媒に硼酸やアジピン酸アンモニウム、マレイン酸水素アンモニウム等の溶質を溶解したものを用いてコンデンサ素子の両端から浸透させて製造している。
【0003】
近年、デジタル化された業務用及び民生用の各種電子機器は動作周波数の高速化が飛躍的に進み、電子機器全体としての省電力化も強く求められている現状にある。そこでこれらの電子機器を構成する部品である固体電解コンデンサにも、動作周波数の高速化及び省電力化のために、インピーダンス特性、特に等価直列抵抗(以下ESRと略称する)の低いものが求められている。具体的には電子機器に使用されるCPU等の高速化に伴い、高周波域でのESRの低減、例示すれば定格電圧4V、定格静電容量100μFの電解コンデンサにおいて、100kHzのESRを30mΩ以下とすることが求められている。
【0004】
しかしながら、前記した電解液を電解質に使用した電解コンデンサでは、高周波域でESRの低減を十分にはかることが困難である。これは電解液そのものの比抵抗を低くすることができないためである。そのため、より比抵抗の小さい電解質として、二酸化マンガンやTCNQ錯体を使用した固体電解コンデンサが開発されている。
【0005】
更に近時はポリピロールやポリチオフェン等の導電性を有する機能性高分子を電解質に使用した固体電解コンデンサが開発されている。これらの機能性高分子の比抵抗は、二酸化マンガンやTCNQ錯体の比抵抗よりも小さく、固体電解コンデンサ自体のESRが良好なものを製作することが可能であるため注目を集めている。なお、機能性高分子とは導電性を有して固体電解コンデンサの電解質として利用することができる高分子を指している。
【0006】
一方で近年ハンダ中の鉛が環境に悪影響を及ぼすことから、鉛フリーハンダの導入が進められている。これに伴ってハンダリフロー温度が従来の180℃から250℃程度まで上がっており、必然的に電子機器に使用される各種電子部品の耐熱性を今まで以上に高くすることが必須の要件となっている。
【0007】
しかしながら、電解質として機能性高分子を使用して固体電解コンデンサ、特には巻回型固体アルミ電解コンデンサを製造しようとした場合、従来の電解質として電解液を使用するアルミ電解コンデンサにおいて用いられているセルロースを原料とするセパレータをそのまま使用することができないという問題がある。これはセパレータ中のセルロースが機能性高分子の重合溶液の含浸、あるいは機能性高分子の重合を阻害するためである。
【0008】
このようなセルロースの影響を抑制するため、巻回したコンデンサ素子を熱処理し、セパレータを炭化して使用する試みが行われている。しかしコンデンサ素子中のセパレータを炭化することは工程が複雑になり、使用する部材に耐熱性、耐酸化性が必要である上、炭化により素子の形状が崩れたり、加熱によるストレスからコンデンサのLC(漏れ電流)が増大する弊害があるため、改善が求められている。
【0009】
そこで、セルロース繊維の代わりにガラス繊維を用いたセパレータを使用することも提案されているが、ガラス繊維紙は厚みを薄くすることが困難であり、そのためコンデンサ素子が大きくなったり巻回が難しくなるという問題が生じる。
【0010】
また、セパレータの原材料として化学繊維を使用することも試みられており、ビニロン繊維をセパレータに使用した固体電解コンデンサや(特許文献1)、ポリアミド繊維として主にナイロン6,6繊維をセパレータに使用した固体電解コンデンサが提供されており(特許文献2)、これらのセパレータによれば上記のような問題は解決することができる。
【0011】
なお、化学繊維としてのポリアミドにおいて、脂肪族ポリアミドは一般にナイロンと呼ばれてストッキングなどに使用されており、一方芳香族ポリアミドは一般にアラミドと呼ばれ、その強度、耐熱性の高さから耐炎防護服などに広く使用されている。更に、近年、脂肪族ポリアミド樹脂からなる繊維と芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維の長所を併せ持つ半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維が提供されている(特許文献3,特許文献4)。
【0012】
【特許文献1】
特開平10−340829号公報
【特許文献2】
特開2002−198263号公報
【特許文献3】
特開平9−13222号公報
【特許文献4】
特開平9−256219号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように高周波域でのESRの低減を実現するためには、比抵抗の小さい機能性高分子を電解質として使用することが有効な手段であり、その開発が試みられているが、従来のセルロースを原料とするセパレータは機能性高分子を、含浸・重合させるためコンデンサ素子を熱処理した後に炭化して使用することが必要不可欠であって、そのために生産性が悪く、実用性に欠けている。一方において、素材としてのセルロースそのものは230℃までの耐熱性を有しており、セルロースを溶かす薬剤が今も探索されていることからも分るように薬品に対して安定であり、耐熱性と耐薬品性を併せ持っており、又伸度が低く引張強度が強くて巻回時の生産性にも優れており、更には工業製品として安価に提供されているため、生産性を阻害する要因となっている熱処理による炭化の問題を解決できれば、固体電解コンデンサのセパレータの素材として魅力を有している。
【0014】
一方、前記ビニロン繊維をセパレータに使用した固体電解コンデンサ(特許文献1)は、面実装型固体電解コンデンサに使用した際に製品が膨張するという問題が発生する。更に、前記ポリアミド繊維として主にナイロン6,6繊維を使用したセパレータ(ナイロン6,6繊維70重量%,バインダー:ポバール30重量%,特許文献2)は、巻回時にセパレータが伸びて素子の大きさにばらつきが発生する上、生産性にも難点がある。更にセパレータの伸度(電気絶縁紙試験方法:JIS C2111)について、巻回時の生産性に優れる天然セルロース100%から構成されるセパレータと比較調査した結果、天然セルロースセパレータの伸度が1%以下であるのに対して、ナイロン6,6繊維を主体繊維として構成するセパレータは伸度が約15%であり、生産性を考慮するとセパレータは低伸度の方が望ましい。
【0015】
また、機能性高分子重合には多くのバリエーションがあるが、その中でナイロン6,6繊維は、開始剤に酸を含む機能性高分子重合液を使用する重合において、重合開始剤の添加量を上げた酸性度の高い条件では繊維強度が低下し、機能性高分子重合後の素子のショート不良率が増加するという問題がある。
【0016】
よって、前記したセルロース以外の化学繊維を原料とする従来のセパレータは機能性高分子との相性がよいとはいえない。そこで、機能性高分子となじみがよく、電解質の保持性、ハンダリフロー後の高周波域でのESR特性が優れており、生産性が良好で、かつ、高い耐熱性を有するセパレータを開発することが機能性高分子を電解質として使用する固体電解コンデンサの課題となっている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介在させて巻回し、該セパレータに電解質として機能性高分子を、含浸・重合させる固体電解コンデンサにおいて、前記セパレータとして、半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維であって、ジカルボン酸成分の100モル%がテレフタル酸成分と、ジアミン成分の50モル%が1,9−ノナンジアミン、ジアミン成分の残り50モル%が2−メチル−1,8−オクタンジアミン成分とから合成させたポリアミド樹脂からなる繊維を少なくとも30重量%以上含有するとともに、バインダーとして熱融着樹脂もしくは10〜50重量%の湿熱融着樹脂を混抄したセパレータを使用した固体電解コンデンサを基本手段として提供する。
【0019】
また、熱融着樹脂としてポリエステルを混抄する構成、湿熱融着樹脂としてポバールを混抄する構成、前記セパレータにセルロース繊維を40重量%以下の範囲で混抄するとともに、セパレータを炭化することなく使用する構成を提供し、機能性高分子として、ポリピロール,ポリチオフェン,ポリアニリン又はこれらの誘導体の少なくとも1種を使用する。
【0020】
かかる固体電解コンデンサは、セパレータとして半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を含有させて湿熱融着樹脂であるポバールもしくは熱融着樹脂であるポリエステルをバインダーとして用いたことにより、電解質の保持性、ハンダリフロー後の高周波域でのESR特性が優れており、しかもセパレータ自体の強度が大きく低伸度で巻回性と耐熱性、耐酸性にも優れ、面実装品に使用した場合でも他の電子部品と同等のリフローが可能となって電子工業分野での汎用性が高くなるという作用が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明にかかる固体電解コンデンサの具体的な実施形態を説明する。本発明はセパレータとして、薄く低伸度で、かつ、炭化しなくても機能性高分子の重合溶液に対する耐酸性や含浸性がよく、機能性高分子の重合を阻害しない半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を含有するセパレータを使用することにより、電解質として機能性高分子を使用した固体電解コンデンサのESR特性を改良し、生産性を高めたことに特徴を有する。
【0022】
本発明で用いるセパレータは、低伸度で耐酸性や耐熱性の高い半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を少なくとも30〜90重量%含有させ、湿熱融着樹脂であるポバールや熱融着樹脂であるポリエステルをバインダーとして用いて構成されている。そして該セパレータを陽極箔と陰極箔との間に介在させて巻回することによりコンデンサ素子を作成し、このコンデンサ素子を導電性を有する機能性高分子の重合用溶液に浸漬して素子中に重合用溶液を含浸させ、このコンデンサ素子を重合用溶液から引き上げて乾燥させ、その後加熱をすることでコンデンサ素子中で機能性高分子を重合させてから封口することによって所期の固体電解コンデンサを得る。
【0023】
ポリアミドは主鎖にアミド結合−CONH−を持つ化合物であり、脂肪族ポリアミドと芳香族ポリアミドが知られている。これらのポリアミド樹脂からなる繊維を固体電解コンデンサのセパレータの原材料として見た場合、脂肪族ポリアミドからなる繊維は耐熱性、耐薬品性を有し、かつ、セパレータとして裁断することも容易であるが、弾性率が低く、伸びが大きい。そのため、巻回時にセパレータが伸びると素子のバラツキが大きくなる。よって、伸びの大きい脂肪族ポリアミド樹脂からなる繊維をセパレータの素材として使用することには困難が伴う。
【0024】
一方、芳香族ポリアミドからなる繊維は耐薬品性や耐熱性が強いため、熱劣化が少ない化学繊維の一つとして使用することは可能であるものの、強度が高く、セパレータとして数10mm以下の正確な巾で裁断しようとすると裁断刃を傷めたり裁断面が毛羽立ったりと、固体電解コンデンサ用セパレータとしての裁断が困難であるという難点を残している。
【0025】
そこで、本発明者等は近年提供された脂肪族ポリアミド繊維と芳香族ポリアミド繊維の長所を併せ持つ半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維に着目し、セパレータとして半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を含有するセパレータを発明したものである。この半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維は、芳香族ポリアミド繊維に近い耐熱性、耐薬品性及び伸びの小ささを有し、脂肪族ポリアミドに近い裁断のしやすさを併せ持っている。この半芳香族ポリアミド樹脂は、脂肪族ポリアミドの炭素結合が直鎖状につながっているのに対して、その直鎖状脂肪族構造の中に固いベンゼン核を有しており、この化学構造の違いにより、半芳香族ポリアミド樹脂は脂肪族ポリアミドよりも固く、又伸度が低い。そのため、セパレータの原料として使用した場合に、耐熱性、耐薬品性等に優れ、機能性高分子の重合液との馴染みが良く重合を阻害しない特徴を有しており、勿論熱処理による炭化を必要としない。
【0026】
本発明に用いる半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維は、株式会社クラレ製のジカルボン酸成分の60モル%以上が芳香族ジカルボン酸成分と、ジアミン成分の60モル%以上が炭素数6〜12の脂肪族アルキレンジアミンであるジアミン成分とから合成させたポリアミド樹脂(以下、ナイロン9Tと称する)からなる繊維(以下、この繊維をナイロン9Tからなる繊維と称する)変性繊維としてのジカルボン酸成分の100モル%がテレフタル酸成分と、ジアミン成分の50モル%が1,9−ノナンジアミン、ジアミン成分の残り50モル%が2−メチル−1,8−オクタンジアミン成分とから合成させたポリアミド樹脂(以下、ナイロン9MTと称する)からなる繊維(以下、この繊維をナイロン9MTからなる繊維と称する)である。
【0027】
機能性高分子とは、導電性を有して固体電解コンデンサの電解質として利用できる特性を有する高分子を指しており、該特性を有する高分子であれば使用可能である。具体的にはポリピロール,ポリチオフェン,ポリアニリン又はこれらの誘導体の少なくとも1種を使用することができる。
【0028】
機能性高分子の重合用溶液は、チオフェンやポリピロールのモノマー溶液と酸化剤の溶液を混合することで調製する。バイエル株式会社のバイトロンM(3、4エチレンジオキシチオフェン)や、バイトロンC(パラトルエンスルホン酸鉄のブタノール溶液)がそれぞれモノマー溶液及び酸化剤溶液として広く使用されている。溶剤としては、i−プロパノール,メタノール,エタノール,ブタノール,アセトンが使用可能である。
【0029】
本発明では上記したように、低伸度で耐酸性や耐熱性に優れる半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を少なくとも30〜90重量%含有させたセパレータを用いることにより、電解質の保持性が向上して高周波域でのESR特性が改善され、更にセパレータ自体の強度が大きく、かつ、低伸度なため、巻回性や耐酸性、耐熱性にも優れており、面実装品に使用した場合でも他の電子部品と同等のリフローが可能となる。また、半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維と混抄する繊維については、特に化学繊維やセルロース類の特定の繊維について限定する必要はなく、又セルロース繊維を混抄した場合においても熱処理による炭化をする必要がない。なお、セルロース繊維を混抄する場合は40重量%以下の範囲とする。これを超えて混抄すると半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維の特徴が失われ、得られた固体電解コンデンサを熱処理により炭化する必要が生じるためである。
【0030】
以下に本発明の具体的な実施例を従来例及び比較例とともに説明する。先ず陽極アルミ箔と陰極アルミ箔を所望の寸法を持つスリット状に形成した後、各陽極アルミ箔と陰極アルミ箔にリード棒を取り付け、表1,表2,表3に示す実施例1〜9、従来例1〜4及び比較例1〜7に記載したセパレータを介して巻付け形成してコンデンサ素子を作成した。実施例1〜9と比較例1,2,6のセパレータには、半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を用いており、特に実施例1〜6,8,9と従来例2〜4及び比較例1〜4,6,7のセパレータには湿熱融着樹脂であるポバールをバインダーとして用いた。また、実施例6、比較例4のポリエステルは主体繊維として用い、実施例7、比較例5のポリエステルは、バインダー繊維として未延伸の繊維を使用した。また、実施例4、従来例4、比較例1、比較例3〜5,7にはナイロン6,6を主体繊維に用いた。
【0031】
また、実施例8,9は半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維に混抄する繊維として、従来固体電解コンデンサのセパレータとしては使用に適さないとされたセルロース繊維としてのサイザル麻繊維を使用したものである。なお、実施例8,9に係るセパレータのサイザル麻繊維の混抄率はそれぞれ40重量%と35重量%とし、この実施例8,9に係るセパレータを使用した固体電解コンデンサは熱処理による炭化を施していない。一方、比較例6はセルロース繊維としてのサイザル麻繊維の混抄率を50重量%とし、ナイロン9MTの配合率を20重量%としたものであり、それ以外の構成は略実施例8,9と同様であり、この比較例6に係るセパレータを使用した固体電解コンデンサも熱処理による炭化を施していない。
【0032】
各セパレータは円網抄紙機にてシート化し、前記ナイロン9MTからなる繊維として、極限粘度0.75dl/g(濃硫酸中30℃で測定)、融点265、繊度1.0dtex、カット長5mm、強度4.59CN/dtex、伸度12.2%、初期弾性率50.1CN/dtexの繊維を使用した。ナイロン6,6については、汎用品(繊度0.9dtex 長さ3mm)を用いた。
【0033】
セパレータの評価方法は以下の通りである。先ずセパレータの厚さ、密度、引張強度は旧JIS C2301(電解コンデンサ紙)に規定された方法で測定した。吸液度は旧JIS C2301(電解コンデンサ紙)に規定された吸水度試験方法に従い、水をi−プロパノールに代えて測定した。伸びについてはJIS
C2111(電気絶縁紙試験法)に規定された方法で測定した。
【0034】
【表1】
Figure 0004870899
【0035】
【表2】
Figure 0004870899
【0036】
【表3】
Figure 0004870899
【0037】
得られたコンデンサ素子のアルミ箔端面には酸化被膜が形成されていないので、60℃,1.0重量%アジピン酸アンモニウム水溶液中で化成処理を行った。次に3,4エチレンジオキシチオフェンとp−トルエンスルホン酸鉄(▲3▼)とをi−プロパノールに溶解した重合溶液(モノマー:酸化剤=1:1.5,モル比)に浸漬した後、100℃,60分間保持して化学重合によるポリエチレンジオキシチオフェン(PEDT)の固体電解質層を形成した。この固体電解質層形成方法を2回繰返して得られた固体電解質層を有するコンデンサ素子を乾燥・加熱した後にケースに入れ、開口部を封口部剤で封止し、封口部剤側に面実装用座板を取り付け、定格電圧4V、定格静電容量100μFの面実装型固体電解コンデンサを各1000個作製した。
【0038】
表1,表2,表3中には実施例1〜9と従来例1〜4及び比較例1〜7にかかる面実装型固体電解コンデンサを構成するセパレータの各要素の含有率(重量%)、厚さ(μm)、密度(g/cm)、引張強度(kgf/15mm)、伸度(%)、吸液度(i−プロパノール,mm/10min)、及び固体電解コンデンサとして機能性高分子重合後の素子のショート不良率と初期特性(静電容量,ESR(等価直列抵抗))及びリフロー試験後のESR並びに外観の異常有無を示してある。リフロー試験は、最高温度250℃にさらされる条件で2回行った。
【0039】
コンデンサの評価方法は以下の通りである。先ず機能性高分子重合後の素子のショート不良率は、コンデンサ素子に固体電解質を形成した後、両極間のショートによる導通をテスターで確認した。ショート不良率は1000個の素子について検査し、ショート素子の全素子数に対する割合をショート不良率とした。
【0040】
コンデンサのESRは20℃,100kHzの周波数でLCRメータによってリフロー試験前後について測定した。静電容量は20℃,120Hzの周波数でLCRメータによって測定した。
【0041】
表1,表2,表3に記載したように、実施例1〜9の伸度は、巻回性に問題のある従来例4のナイロン6,6を使用したセパレータの伸度の約50%以下となる伸度7.5%以下に改善でき、巻回時の素子の大きさにばらつきはなかった。更に実施例1〜9は従来例1〜4及び比較例1〜7と較べて初期特性とリフロー試験後の特性が何れも優れており、重合溶液の溶媒であるi−プロパノールの吸液度から重合溶液に対する馴染みが良く、セパレータの伸度や機能性高分子重合後の素子のショート不良率を低減できて生産性を向上させることが判明した。
【0042】
実施例8,9はセルロース繊維としてのサイザル麻繊維を混抄したものであるが、半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維の存在によって、熱処理による炭化を施さなくとも固体電解コンデンサとして使用することが可能であった。特に、サイザル麻繊維の存在によって引張強度19.6kgf/15mmと15.7kgf/15mmと他の実施例1〜7に比較して、大幅に向上している。更に、ナイロン6,6繊維にサイザル麻繊維を40重量%混抄した比較例7の機能性高分子重合後の素子のショート不良率が3.5%であって、実用性に欠けるのに対して、実施例8,9ではそれぞれ0.2%と0.1%のショート不良率を実現している。一方、セルロース繊維の混抄率を50重量%とした比較例6は、初期特性及びリフロー試験後の特性においても、ESRがそれぞれ34mΩと40mΩと悪く、実用性に欠ける。よって、ナイロン9MTを配合したとしてもセルロース繊維の混抄率は40重量%以下の範囲が適当である。
【0043】
表4はセパレータに含有するナイロン9MTとナイロン6,6の融点及び耐酸性について10%HSO中70℃100時間での強度保持率をまとめた表である。ナイロン6,6繊維は融点が260℃と耐熱性は強いが、耐酸性について問題があり、酸性度の高い重合液でのセパレータを構成する繊維としては耐酸性が不足して使用は不向きである。しかしナイロン9MTの配合率を30重量%以上とし、ナイロン6,6の配合率を30重量%以下とした配合で混抄すれば、セパレータの伸度や機能性高分子重合後の素子のショート不良率を低減でき、生産性が良く、ハンダリフロー温度にも耐えてリフロー後の特性に良い結果が得られる。
【0044】
【表4】
Figure 0004870899
【0045】
ビニロン繊維は200℃以上の温度での空気中で水分子の脱離現象が起こり、ガスを発生して高分子の主鎖が切断、分離して熱分解する。従ってハンダリフロー後にケースが膨張する問題がある。
【0046】
本発明で採用したナイロン9MT繊維の融点は265℃であり、ハンダリフロー温度に耐える耐熱性を保持しているとともに低伸度でかつ耐酸性にも優れており、ナイロン6,6で問題のあったセパレータの伸びによる生産性の低下や酸性度の高い重合液での使用も可能となる。
【0047】
図1はセパレータに含まれているナイロン9MT繊維含有率(重量%)とハンダリフロー後の固体電解コンデンサ(4V/100μF)のESR(mΩ)の関係を示すグラフであり、表5はそのデータである。図1及び表5からナイロン9MT繊維の含有率は30〜90重量%で最適であることが分かる。特にシートを構成するナイロン9MT繊維の含有率が10〜90重量%の範囲にない場合には、コンデンサ素子の強度不足とか乾燥時の熱収縮、シワの発生等によって正常なシートを構成することが困難となる。また、融点が高いナイロン9MT繊維含有率が高い方がセパレータとしての耐熱性が良好であり、ハンダリフロー後のESRが優れていることが判明した。
【0048】
【表5】
Figure 0004870899
【0049】
図2はセパレータに含まれているポバール含有率(重量%)とハンダリフロー後の固体電解コンデンサ(4V/100μF)の静電容量(μF)の関係を示すグラフであり、表6はそのデータである。図2及び表6からポバールの含有率は10〜50重量%で最適であることが分かる。特にシートを構成するポバールの含有率が10〜70重量%の範囲にない場合には、コンデンサ素子の強度不足とか乾燥時の熱収縮、シワの発生等によって正常なシートを構成することが困難となる。また、静電容量についてはポバール含有率が低い方がセパレータとしての耐熱性が良好であり、ハンダリフロー後のESRが優れていることが判明した。
【0050】
【表6】
Figure 0004870899
【0051】
図3はセパレータに含まれているポバール含有率(重量%)とハンダリフロー後の固体電解コンデンサ(4V/100μF)のESR(mΩ)の関係を示すグラフであり、表7はそのデータである。図3及び表7からポバールの含有率は10〜50重量%で最適であることが分かる。特にシートを構成するポバールの含有率が10〜70重量%の範囲にない場合には、コンデンサ素子の強度不足とか乾燥時の熱収縮、シワの発生等によって正常なシートを構成することが困難となる。ESRについてはポバール含有率が低い方が良いことが判明した。
【0052】
【表7】
Figure 0004870899
【0053】
上記各実施例では固体電解質にポリチオフェンとしてポリエチレンジオキシチオフェン(PEDT)を用いたが、これ以外にポリピロール、ポリアニリン、PEDT以外のポリチオフェンまたはそれらの誘導体を用いても固体電解コンデンサの初期特性並びにリフロー試験の何れも満足する特性が得られる。
【0054】
固体電解質である機能性高分子の形成方法には特に制限がなく、単一若しくは複数の固体電解質を化学重合で形成するか、化学重合による固体電解質層をプレコート層として電解重合により固体電解質層を形成してもよい。また、固体電解質を形成したコンデンサ素子をケースに入れて封口する作業を行いやすくするため、固体電解質を形成したコンデンサ素子に樹脂等を塗布するか含浸してもよい。
【0055】
上記のように本発明にかかる半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を含有して湿熱融着樹脂であるポバールもしくは熱融着樹脂であるポリエステルをバインダーとするセパレータを使用した固体電解コンデンサは、電解質の保持性、ハンダリフロー後の高周波域でのESR特性に優れ、かつ、セパレータ自体の強度が大きく低伸度で、巻回性や耐酸性、耐熱性に優れており、面実装品に使用した場合でも他の電子部品と同等のリフローが可能となり、電子工業分野で広く利用することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によればセパレータとして半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を含有させて、湿熱融着樹脂であるポバールもしくは熱融着樹脂であるポリエステルをバインダーとして用いたことにより、セパレータが機能性高分子の重合溶液の含浸と重合を阻害することがなく、電解質の保持性、ハンダリフロー後の高周波域でのESR特性を満足することができる。特に鉛フリーハンダを導入したことによってハンダリフロー温度が高くなっても耐熱性及び特性上の問題が生じないので、従来のハンダに用いられている鉛による環境への悪影響をなくすことができる。
【0057】
更に従来のように陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介在させて巻付け形成したコンデンサ素子を熱処理した後に炭化して使用する工程は不要であり、製作工程が簡易化されるとともに素子形状の崩れとか加熱によるストレスからコンデンサの漏れ電流が増大する惧れは生じない。
【0058】
本発明で採用したセパレータ自体は強度が大きく、低伸度で巻回性に優れ、かつ、酸性度の高い機能性高分子重合液での使用が可能で生産性にも優れており、面実装品に使用した場合でも製品の膨張現象が発生せずに他の電子部品と同等のリフローが可能であり、各種の電子機器に使用される固体電解コンデンサの耐熱性が今まで以上に高くなるため、電子工業分野での汎用性が高くなるという効果が得られる。
【0059】
従って本発明によれば、半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維を原料として固体電解コンデンサの小型化に対応できるように薄く、かつ、炭化しなくてもセパレータに対する機能性高分子の重合溶液の含浸性がよく、機能性高分子の重合を阻害しないセパレータを用いたことにより、ESR特性を改良するとともに生産性を高めた固体電解コンデンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セパレータに含まれているナイロン9MT繊維含有率と固体電解コンデンサのESRの関係を示すグラフ。
【図2】同ポバール含有率と固体電解コンデンサの静電容量の関係を示すグラフ。
【図3】同ポバール含有率と固体電解コンデンサのESRの関係を示すグラフ。整理番号 P3575

Claims (5)

  1. 陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介在させて巻回し、該セパレータに電解質として機能性高分子を、含浸・重合させる固体電解コンデンサにおいて、
    前記セパレータとして、半芳香族ポリアミド樹脂からなる繊維であって、ジカルボン酸成分の100モル%がテレフタル酸成分と、ジアミン成分の50モル%が1,9−ノナンジアミン、ジアミン成分の残り50モル%が2−メチル−1,8−オクタンジアミン成分とから合成させたポリアミド樹脂からなる繊維を少なくとも30重量%以上含有するとともに、バインダーとして熱融着樹脂もしくは10〜50重量%の湿熱融着樹脂を混抄したセパレータを使用したことを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 熱融着樹脂としてポリエステルを混抄した請求項に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 湿熱融着樹脂としてポバールを混抄した請求項に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記セパレータにセルロース繊維を40重量%以下の範囲で混抄するとともに、セパレータを炭化することなく使用した請求項1,2又は3に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 機能性高分子として、ポリピロール,ポリチオフェン,ポリアニリン又はこれらの誘導体の少なくとも1種を使用する請求項1,2,3又は4に記載の固体電解コンデンサ。
JP2003030082A 2002-09-27 2003-02-06 固体電解コンデンサ Expired - Lifetime JP4870899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003030082A JP4870899B2 (ja) 2002-09-27 2003-02-06 固体電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002284081 2002-09-27
JP2002284081 2002-09-27
JP2003030082A JP4870899B2 (ja) 2002-09-27 2003-02-06 固体電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004165593A JP2004165593A (ja) 2004-06-10
JP4870899B2 true JP4870899B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=32827847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003030082A Expired - Lifetime JP4870899B2 (ja) 2002-09-27 2003-02-06 固体電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4870899B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0607957D0 (en) * 2006-04-21 2006-05-31 Imp Innovations Ltd Energy storage device
JP5327255B2 (ja) * 2011-03-29 2013-10-30 パナソニック株式会社 電解コンデンサの製造方法
JP6305497B1 (ja) 2016-11-18 2018-04-04 ニッポン高度紙工業株式会社 アルミニウム電解コンデンサ用セパレータ及びアルミニウム電解コンデンサ
JP6411689B1 (ja) * 2018-03-29 2018-10-24 ニッポン高度紙工業株式会社 固体電解コンデンサ又はハイブリッド電解コンデンサ用セパレータ及び固体電解コンデンサ又はハイブリッド電解コンデンサ。
JP6827458B2 (ja) 2018-12-27 2021-02-10 ニッポン高度紙工業株式会社 アルミニウム電解コンデンサ用セパレータ及びアルミニウム電解コンデンサ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6437821A (en) * 1987-08-04 1989-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Solid electrolytic capacitor
JPH09256219A (ja) * 1996-03-19 1997-09-30 Kuraray Co Ltd ポリアミド繊維
JP2002151358A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Kuraray Co Ltd キャパシタ用セパレータおよびその製造方法
JP4870868B2 (ja) * 2000-12-27 2012-02-08 ニッポン高度紙工業株式会社 電解コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004165593A (ja) 2004-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9972445B2 (en) Electrolytic capacitor and method of manufacturing the same
US6885547B2 (en) Electrolytic capacitor
CN102473526B (zh) 固体电解电容器
WO2006088033A1 (ja) 金属表面コーティング用組成物、導電性高分子の製造方法、金属表面のコーティング方法、ならびに電解コンデンサおよびその製造方法
US20040105217A1 (en) Polymer electrolyte composite for driving an electrolytic capacitor, an electrolytic capacitor using the same, and a method of making the electrolytic capacitor
JP7226593B2 (ja) 固体電解コンデンサ
EP0811232B1 (en) Electrolyte for electrolytic capacitor
JP4870899B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP5215836B2 (ja) セパレータ及び該セパレータを使用した固体電解コンデンサ
JP4794914B2 (ja) 電解コンデンサ
JP2010239062A (ja) 電解コンデンサ用セパレータおよび電解コンデンサ
JP3965871B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP6911910B2 (ja) 電解コンデンサ及びその製造方法
JP2010062312A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2010114173A (ja) セパレータ及び該セパレータを用いた固体電解コンデンサ
JP4707208B2 (ja) 巻回型電解コンデンサ
JP5713738B2 (ja) 電解コンデンサ
JP4294304B2 (ja) 電解コンデンサ
US6862170B2 (en) Solid electrolytic capacitor and its producing method
JP4870868B2 (ja) 電解コンデンサ
JP2004303941A (ja) 導電性セパレータおよびそれを用いた電解コンデンサ
JP2010062311A (ja) 固体電解コンデンサ用セパレータ
JP4646462B2 (ja) 電解コンデンサ
JP3473288B2 (ja) 電解コンデンサ駆動用電解液及びそれを用いた電解コンデンサ
JP3473291B2 (ja) 電解コンデンサ駆動用電解液及びそれを用いた電解コンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090717

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090730

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4870899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term