JP2016168037A - 生海苔の異物分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大量の生海苔混合液から異物を除去すると共に、異物分離処理を効率的に行う生海苔の異物分離装置の提供。【解決手段】円形孔を形成する固定リング10a〜10dの内周面と、円形孔に回転自在に遊嵌される回転円板5a〜5dの外周面との間に形成されるクリアランスを介して生海苔混合液を強制吸引し、クリアランスを通過できない異物を分離する生海苔の異物分離装置。固定リングが、上端内周縁から径方向で外側に向かう所定の径方向幅と、円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、下側に向う所定の深さを有する固定リング側凹部91を有する、又は、回転円板が、上端外周縁から径方向で内側に向かう所定の径方向幅と、円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、下側に向う所定の深さを有する回転円板側凹部71を有する、又は、固定リングが固定リング側凹部を備えていると共に回転円板が回転円板側凹部を備えている生海苔の異物分離装置。【選択図】図2

Description

この発明は、海苔養殖場から採取した海苔の原藻(生海苔)を切断し、水(例えば、海水)と混合して得た混合液や、海苔養殖場から採取した海苔の原藻(生海苔)と、水(例えば、海水)とを混合して得た混合液である生海苔混合液から、当該生海苔混合液に混入している異物を分離することを目的とした生海苔の異物分離装置に関する。
食用に供される乾海苔は、海中に網を張って養殖した海苔の原藻(生海苔)を切断、洗浄、脱水、等した後、所定の形状、大きさに乾燥する、等により製造されている。
前記の場合、養殖した海苔の原藻(生海苔)には異物(例えば、藁屑などのごみ、アミ、エビ虫、合成樹脂片、甲殻類の破片、海苔以外の海藻、など)などが付着、混入していることがあるので、海苔の原藻(生海苔)を切断、洗浄、脱水、等するのみでは、このような異物が乾海苔に混入するおそれがある。
乾海苔にほんの少しの異物が混入しているだけでも商品のとしての価値が低下するため、海苔の原藻を切断、洗浄、脱水、等する生海苔(海苔の原藻)の処理工程において、大小の異物を分離・除去するようにしている。しかし、生海苔(海苔の原藻)と異物とは付着状態(又は絡みつき状態)にあることが多いため、生海苔(海苔の原藻)の切断、洗浄、脱水、等のみでは異物をより確実に分離・除去することが難しい。
そこで、パンチングメタルその他を介して、前述した異物を分離・除去する方法や、異物分離槽に投入した生海苔(海苔の原藻)と海水との混合液を回転させつつ、間隔が0.1mm〜0.2mm程度の狭いクリアランスを介して当該生海苔(海苔の原藻)と海水との混合液を強制的に吸引し、当該クリアランスを通過する生海苔(海苔の原藻)と海水との混合液から当該クリアランスを通過できない異物を分離する生海苔の異物分離装置などが提案されている。
特開2000−139425号公報 特開2003−325142号公報 特開2007−306832号公報 実用新案登録第3053035号公報
異物分離槽に投入した生海苔混合液を回転させつつ、クリアランスを介して当該生海苔混合液を強制的に吸引し、当該クリアランスを通過する生海苔混合液から当該クリアランスを通過できない異物を分離する従来の生海苔の異物分離装置では、確実に異物を除去する目的でクリアランスの間隔、サイズをより狭くすると、生海苔(海苔の原藻)がクリアランスに詰まりやすくなる。そこで、確実に異物を除去するという目的と、より大量の生海苔混合液を効率よく処理して確実に異物を除去するという目的を両立させることは容易ではなかった。
この発明は、異物分離槽に投入した生海苔混合液を回転させつつ、クリアランスを介して当該生海苔混合液を強制的に吸引し、当該クリアランスを通過する生海苔混合液から当該クリアランスを通過できない異物を分離する生海苔の異物分離装置において、異物を確実に分離・除去するという目的を達成しつつ、より短い時間で、より多くの量の生海苔混合液から確実に異物を除去することを可能ならしめる、すなわち、効率的で大量の生海苔の異物分離処理を可能ならしめる生海苔の異物分離装置を提案することを目的にしている。
前記目的を達成するため、本発明は、上側が開口している異物分離槽に生海苔と水との混合液である生海苔混合液を投入し、前記異物分離槽の下側に位置している前記異物分離槽の底面に形成されている円形孔の内周面と、前記円形孔に回転中心軸を中心にして円周方向へ回転自在に遊嵌される回転円板の外周面との間に形成されるクリアランスを介して、前記回転円板の回転運動により前記異物分離槽内で回転流動している前記生海苔混合液を、前記クリアランスの下側方向に向けて強制的に吸引することにより、前記クリアランスを通過する前記生海苔混合液から前記クリアランスを通過できない異物を分離する生海苔の異物分離装置において、以下の特徴的構造を有するものを提案する。
前記円形孔を形成する前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が、当該部分の上端内周縁から径方向で外側に向かう所定の径方向幅と、前記円形孔の円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記円形孔を囲む部分の上側平面から下側に向う所定の深さを有する異物分離槽底面側凹部を備えている構造である。
あるいは、前記回転円板が、前記回転円板の上端外周縁から径方向で内側に向かう所定の径方向幅と、前記回転円板の円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記回転円板の上側平面から前記回転円板の下側に向う所定の深さを有する回転円板側凹部を備えている構造である。
あるいは、前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が前記異物分離槽底面側凹部を備えていると共に、前記回転円板が前記回転円板側凹部を備えている構造である。
また、 前記回転円板が、前記回転円板の上側平面から上側方向に向かって突出する回転円板突起部であって、当該回転円板突起部の径方向における外側の面である回転円板突起部外壁面が前記回転円板の上端外周縁より径方向で外側に突出しない回転円板突起部を前記回転円板の上端外周縁の近傍に備えている構造である。
なお、前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が、前記異物分離槽の底面の前記円形孔が形成されている位置に固定されている固定リングであり、前記異物分離槽底面側凹部が固定リング側凹部であって、当該固定リング側凹部が、前記固定リングの上端内周縁から径方向で外側に向かう所定の径方向幅と、前記固定リングの円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記固定リングの上側平面から下側に向う所定の深さを有する構造にすることができる。
このような構造を採用することにより、確実に異物を除去するという目的と、より大量の生海苔(海苔の原藻)から確実に異物を除去するという目的を両立させている。
この発明によれば、効率よく、大量の生海苔混合液から確実に異物を分離、除去する生海苔の異物分離装置を提供することができる。すなわち、効率的で大量の生海苔の異物分離処理を可能ならしめる生海苔の異物分離装置を提供することができる。
本発明の生海苔の異物分離装置が配備されている生海苔処理装置の全体構成の一例を説明する全体構成図。 本発明の生海苔の異物分離装置の一例を説明する平面図。 本発明の生海苔の異物分離装置に採用される回転円板の一実施形態を表す図であって、(a)は平面図、(b)はA−A線断面図、(c)はB−B線断面図。 本発明の生海苔の異物分離装置に採用される回転円板の他の一実施形態を表す図であって、(a)は平面図、(b)はC−C線断面図、(c)はD−D線断面図。 本発明の生海苔の異物分離装置に採用される回転円板の更に他の一実施形態を表す図であって、(a)は平面図、(b)はE−E線断面図、(c)はF−F線断面図。 本発明の生海苔の異物分離装置に採用される固定リングの一実施形態を表す図であって、(a)は平面図、(b)はG−G線拡大端面図、(c)はH−H線拡大端面図。 本発明の生海苔の異物分離装置に採用される固定リングの他の一実施形態を表す図であって、(a)は平面図、(b)はI−I線拡大端面図、(c)はJ−J線拡大端面図。 本発明の生海苔の異物分離装置に採用される固定リングの更に他の一実施形態を表す図であって、(a)は平面図、(b)はK−K線拡大端面図、(c)はL−L線拡大端面図、(d)はM−M線拡大端面図。 本発明の生海苔の異物分離装置において異物分離処理が行なわれるクリアランス部が形成される状態を断面して説明する一部を省略した断面図であって、(a)はクリアランス部の一実施形態を拡大して説明する一部を省略した断面図、(b)はクリアランス部の他の一実施形態を拡大して説明する一部を省略した断面図。 回転円板を回転中心軸が延びる方向に上下動させてクリアランスの間隔(S)の大きさを任意に調節可能になっている構造の一例を説明する一部を省略した断面図。 (a)は回転円板を回転中心軸が延びる方向に上下動させてクリアランスの間隔(S)の大きさを調整する状態を説明する図、(b)は図11(a)におけるクリアランス部を拡大して説明する一部を省略した図、(c)は回転円板が上側に移動したことにより、クリアランスの間隔(S)の大きさが図11(b)図示の状態より大きくなっていることを説明する一部を省略した図。 本発明の生海苔の異物分離装置に採用される回転円板の更に他の一実施形態を表す図であって、(a)は平面図、(b)は回転円板側縦溝が形成されている側から見た側面図。 本発明の生海苔の異物分離装置に採用される固定リングの更に他の一実施形態を表す平面図。 (a)〜(f)は、それぞれ、本発明の生海苔の異物分離装置の一実施形態において異物分離処理が行なわれるクリアランス部が形成されている種々の状態を断面して説明する一部を省略した拡大断面図。 本発明の他の実施形態で採用される回転円板の一例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態で採用される回転円板の他の例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態で採用される回転円板の更に他の例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態で採用される回転円板の更に他の例を示す斜視図。 (a)〜(e)は、それぞれ、本発明の生海苔の異物分離装置の他の実施形態において異物分離処理が行なわれるクリアランス部が形成されている種々の状態を断面して説明する一部を省略した拡大断面図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において、種々の形態に変更することができる。
(実施の形態1)
この実施形態における生海苔の異物分離装置は、上側が開口している異物分離槽に生海苔と水との混合液である生海苔混合液を投入し、前記異物分離槽の下側に位置している前記異物分離槽の底面に形成されている円形孔の内周面と、前記円形孔に回転中心軸を中心にして円周方向へ回転自在に遊嵌される回転円板の外周面との間に形成されるクリアランスを介して、前記回転円板の回転運動により前記異物分離槽内で回転流動している前記生海苔混合液を、前記クリアランスの下側方向に向けて強制的に吸引することにより、前記クリアランスを通過する前記生海苔混合液から前記クリアランスを通過できない異物を分離する生海苔の異物分離装置である。
前記において、生海苔と水との混合液である生海苔混合液としては、例えば、海苔養殖場から採取した海苔の原藻(生海苔)を切断し、水(例えば、海水)と混合して得た混合液や、海苔養殖場から採取した海苔の原藻(生海苔)と、水(例えば、海水)とを混合して得た混合液などがある。
また、前記において、クリアランスを通過できずに分離、除去される異物としては、例えば、藁屑などのごみ、アミ、エビ虫、合成樹脂片、甲殻類の破片、海苔以外の海藻、などがある。
このような生海苔の異物分離装置は、特許文献3などに記載されているように従来から周知である。
この実施形態における生海苔の異物分離装置は、前記円形孔を形成する前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が、当該部分の上端内周縁から径方向で外側に向かう所定の径方向幅と、前記円形孔の円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記円形孔を囲む部分の上側平面から下側に向う所定の深さを有する異物分離槽底面側凹部を備えている構造になっている。
あるいは、この実施形態における生海苔の異物分離装置は、前記回転円板が、前記回転円板の上端外周縁から径方向で内側に向かう所定の径方向幅と、前記回転円板の円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記回転円板の上側平面から前記回転円板の下側に向う所定の深さを有する回転円板側凹部を備えている構造になっている。
あるいは、この実施形態における生海苔の異物分離装置は、前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が前記異物分離槽底面側凹部を備えていると共に、前記回転円板が前記回転円板側凹部を備えている構造になっている。
以下、前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が、前記異物分離槽の底面の前記円形孔が形成されている位置に固定されている固定リングであり、前記異物分離槽底面側凹部が固定リング側凹部であって、当該固定リング側凹部が、前記固定リングの上端内周縁から径方向で外側に向かう所定の径方向幅と、前記固定リングの円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記固定リングの上側平面から下側に向う所定の深さを有する構造である実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1、図2図示の実施形態では、生海苔の異物分離装置1は、上側が開口している異物分離槽2の下側に位置している底面100に4個の円形孔4を備えている。この4個の円形孔4の内側にそれぞれ回転円板5a、5b、5c、5dが回転自在に遊嵌されている。
回転円板5a、5b、5c、5dが、回転中心軸6を中心にして矢印30a、30b、30c、30d(総称して「矢印30」ということがある)で示す円周方向に回転することにより異物分離槽2に投入された生海苔混合液を異物分離槽2内において回転させる。同時に、円形孔4を形成する底面100に配備されている固定リング10a、10b、10c、10dの内周壁面20と、固定リング10a、10b、10c、10dの内周壁面20に対向する回転円板5a、5b、5c、5dの外周壁面15との間に形成されるクリアランス3を介して生海苔混合液をクリアランス3の下側方向に向けて強制的に吸引する。これによって、クリアランス3を通過する生海苔混合液からクリアランス3を通過できない異物を分離するようになっている。
なお、本明細書、図面において、回転円板5a、5b、5c、5dを総称して回転円板5と表すことがあり、固定リング10a、10b、10c、10dを総称して固定リング10と表すことがある。
図1、図2の実施形態では、図2に図示されているように、周囲を隔壁8で区画されている異物分離槽2の底面100に、図1図示のように円形孔4が4個形成されており、モータ49に駆動される回転中心軸6を中心として回転する回転円板5が、図1図示のように、円形孔4の内側に、回転自在に遊嵌されている。
生海苔混合液を強制的に吸引することにより、そこを通過できない大きさの異物を分離するクリアランス3は、図示の実施形態では、円形孔4を形成する異物分離槽2の底面100に配備されている固定リング10の内周壁面20と、内周壁面20に対向する回転円板5の外周壁面15との間に形成される。
図示の実施形態では、異物分離槽2の底面100に円形孔4が設けられている箇所で、固定リング10を底面100に対して取り付けていることにより、固定リング10によって、固定リングリング10の内側に円形孔4が形成されている。
図示の実施形態では、図11(a)に表されているように、平ネジ、等の埋め込み式の固定手段によって、固定リング10を異物分離槽2の底面100に対して取り付け、取り外し自在に固定している。
図1は、本発明の生海苔の異物分離装置1が配備されている生海苔処理装置の全体構成の一例を説明するものである。
異物分離槽2の底面100には図2図示のように4個の円形孔4が設けられており、ここにそれぞれ回転円板5a、5b、5c、5dが、回転自在に遊嵌されている。
回転円板5は、モータ49によって回転される回転中心軸6の上端側にそれぞれ取り付けられている。
4個の円形孔4の下側にはそれぞれ吸引室7a、7b、7c、7d(総称して「吸引室7」ということがある)が配備されており、この吸引室7a、7b、7c、7dには、それぞれ、吸引パイプ51a、51b、51c、51d、51eを介して吸引ポンプ50が接続されている。
異物分離槽2内に生海苔混合液を投入した後、モータ49によって回転板5を矢印30で示す回転円板5の円周方向に回転させ、回転円板5上の生海苔混合液を同じように回転流動させつつ、吸引ポンプ50による吸引を開始すると、生海苔混合液は、矢印32、31(図9(b))のように、クリアランス3を介して吸引室7a、7b、7c、7d内にそれぞれ強制的に吸引され、さらに、吸引パイプ51a、51b、51c、51d、51eを介して、矢印37e、矢印38のように貯留タンク52内に投入される。
生海苔混合液がこのように回転力を受けつつ、強制的にクリアランス3を通過することにより、クリアランス3を通過する生海苔の混合液からクリアランス3を通過できない異物が分離・除去されて、異物分離槽2内に残る。
この工程を更に詳しく説明すると、次のようになる。
前処理工程から矢印33(図1)のように供送されてきた生海苔混合液は、ポンプ41により供送パイプ42中を矢印34のようにミンチ機43へ送られる。ミンチ機43には給送パイプ42中を移動する生海苔混合液の流れに直交するように回転切断刃が配備されており、生海苔混合液がここを通過することにより生海苔(海苔の原藻)は細かく切断される。例えば、50mm〜300mm程度の長さを有する生海苔(海苔の原藻)が、20mm〜50mm程度の長さに切断される。
こうして細かく切断された生海苔(海苔の原藻)と水(海水)との混合液である生海苔混合液は、引き続き給送パイプ44中を矢印35のように移送され、異物分離槽2内に矢印36のように投入される。
異物分離槽2を区画している隔壁8はパンチングメタル製で、微小径の透孔8aが多数穿設されているものである。そこで、異物分離槽2内に投入された生海苔混合液中の異物(例えば、藁屑などのごみ、アミ、エビ虫、合成樹脂片、甲殻類の破片、海苔以外の海藻、など)であって、ミンチ機43を通過することにより、隔壁8に多数穿設されている透孔8aの微小径より細かく切断されている異物は、水(海水)とともに、透孔8aから外槽45内に入り、仕切り壁46を超えて、排出パイプ47へと流れ出していく。
一方、異物分離槽2内に滞留している生海苔混合液に対しては、モータ49が駆動されて回転中心軸6が適宜な回転速度、例えば、200rpm〜600rpmで回転されることにより、回転板5が矢印30のように回転し、回転力が付与される。
同時に、吸引ポンプ50が作動して吸引を開始することにより、回転板5が回転することによって矢印30方向への回転運動を行っている生海苔混合液がクリアランス3を介して矢印31(図9(b))方向に強制的に吸引される。
これによって、異物分離槽2内の生海苔混合液も矢印32(図9(b))のように、クリアランス3内に強制的に吸引されて、吸引室7内に吸引され、更に、吸引パイプ51a〜51eを介して、矢印37eのように吸引されて、貯留タンク52内に矢印38のように投入される。
貯留タンク52内に矢印38のように投入された異物分離除去後の生海苔混合液は、貯留タンク52内において攪拌羽根53の回転により矢印61のように緩徐に回転されつつ、貯留タンク52内に貯留され、その後、矢印62のように次工程に吸引等によって移送されていく。
一方、所定の時間異物分離処理を継続することにより異物分離槽2内に分離された異物などが多く残留するようになったならば、異物分離槽2内への生海苔混合液の投入を中止し、次いで、回転円板5の回転、吸引ポンプ50による吸引を中止する。そして、異物分離槽2の底面10aに設けられている異物排出口9(図2)を開け、清浄な洗浄液を矢印63のように異物分離槽2内に投入し、異物分離槽2内に残存している異物などを異物排出口9から外部に排出する。
この際、外槽45内にも清浄な洗浄水を矢印64のように投入し、外槽45内に残存している異物などを排出パイプ47、48を介して、矢印65のように排出する。
この洗浄工程は、生海苔混合液の汚れの程度により異なるが、通常20分〜60分に一回程度で目的を達成できる。例えば、30分毎に設定して、連続した異物分離処理工程の間に、30分間隔で、自動的に洗浄工程を入れることもできる。
洗浄工程が終了したならば、洗浄水の投入を終了し、異物排出口9を閉鎖して、異物分離槽2内への生海苔混合液の投入を再開し、引き続いて回転円板5の回転、吸引ポンプ50による吸引を開始し、異物分離処理を行なう。
この実施形態において、円形孔4を形成する異物分離槽2の底面100に配備されている固定リング10の内周壁面20と、内周壁面20に対向する回転円板5の外周壁面15との間に形成されるクリアランス3の大きさ(サイズ)・間隔(S)(図9(b))を0.1mm〜0.3mm程度に設定しておくことにより、この大きさを通過できない異物(例えば、藁屑などのごみ、アミ、エビ虫、合成樹脂片、甲殻類の破片、海苔以外の海藻、など)は、このクリアランス3を通過することができず、生海苔混合液から分離・除去される。
図示の実施形態では、固定リング10は、異物分離槽底面側凹部に相当する固定リング側凹部91を備えている(図6)。固定リング側凹部91は、固定リング10の上端内周縁90から径方向で外側に向かう所定の径方向幅Wと、固定リング10の円周方向に伸びる所定の円周方向長さLとを有し、固定リング10の上側平面92から固定リング10の下側に向う所定の深さDを有する凹部である。
また、図示の実施形態では、回転円板5は、回転円板側凹部71を備えている(図3)。回転円板側凹部71は、回転円板5の上端外周縁70から径方向で内側に向かう所定の径方向幅wと、回転円板5の円周方向に伸びる所定の円周方向長さlとを有し、回転円板5の上側平面76から回転円板5の下側に向う所定の深さdを有する。
固定リング側凹部91、回転円板側凹部71は、いずれも、回転円板5を回転中心軸6を中心にして円周方向に回転させることにより異物分離槽2内において生海苔混合液を回転させつつ、固定リング10の内周壁面20と、これに対向する回転円板5の外周壁面15との間に形成されるクリアランス3を介して生海苔混合液をクリアランス3の下側方向に向けて強制的に吸引し、クリアランス3を通過する生海苔混合液からクリアランス3を通過できない異物を分離する際に、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板5の回転運動が困難になる、あるいはクリアランス3を介した生海苔混合液の吸引が困難になるといった事態の発生を防止する目的で配備されている。
すなわち、固定リング側凹部91、回転円板側凹部71は、いずれも、前記のような事態の発生を防止することにより、より大量の生海苔混合液から確実に異物を除去しつつ、大量の生海苔混合液に対して効率よく異物分離処理を行うことを可能ならしめる目的で配備されている。
回転円板5が回転中心軸6を中心にして円周方向に回転するにつれて、生海苔混合液は、クリアランス3の下側方向に向かいつつ、回転円板5の回転に伴って回転する、この際、固定リング側凹部91の円周方向における両端縁91a、91b及び、回転円板側凹部71の円周方向における両端縁71a、71bが、いずれも、生海苔(海苔の原藻)を切断するエッジの役割を果たす。これによって、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板5の回転運動が困難になる、あるいはクリアランス3を介した生海苔混合液の吸引が困難になるといった事態の発生が防止され、より大量の生海苔混合液から確実に異物を除去しつつ、大量の生海苔混合液に対して効率よく異物分離処理を行うことが可能になる。
固定リング側凹部91は前記の目的で配備されるものであるので、図6図示のように1箇所設けるだけでなく、図7、図8図示のように、固定リング10の円周方向に所定の間隔をあけて複数個設けることができる。
図7図示の実施形態では、固定リング10の中心に対して対象になる二か所に固定リング側凹部91、93が設けられている。図8図示の実施形態では、固定リング10の中心に対して対象になる四か所に固定リング側凹部91、93、94、95が設けられている。
また、回転円板側凹部71も、前記の目的で配備されるものであるので、図3図示のように1箇所設けるだけでなく、図4、図5図示のように、回転円板5の円周方向に所定の間隔をあけて複数個設けることができる。
図4図示の実施形態、図5図示の実施形態とも、回転円板5の回転中心を対象にして2箇所の回転円板側凹部71、72、回転円板側凹部73、74が形成されているものである。
固定リング側凹部91では、クリアランス3の下側方向に向かいつつ、回転円板5の回転に伴って回転する生海苔混合液中の生海苔(海苔の原藻)に対して、固定リング側凹部91の円周方向における両端縁91a、91bが切断を行うエッジ機能を果たすが、固定リング10自体は固定されている。そこで、円周方向における両端縁91a、91bが図6のように一つの固定リング側凹部91だけによって形成されているよりも、図7のように2つの固定リング側凹部91、93によってそれぞれ形成されている、更には、図8のように4つの固定リング側凹部91、93、94,95によってそれぞれ形成されていると有利である。
固定リング10の円周方向に伸びる所定の円周方向長さLは、上述したエッジ機能の効果的な発揮を考慮して設定することができる。固定リング10の径の大きさにも依存するが、図6にθで示される、円周方向における両端縁91a、91bの中心角が15度〜45度の範囲になる長さLを設定することができる。
一方、回転円板5は200rpm〜600rpmで回転し続けているものであるので、回転円板5の円周方向に伸びる所定の円周方向長さlについて、上述した固定リング側凹部91の円周方向長さLについて考慮した大きさを特に検討する必要はない。エッジ機能を果たす、回転円板側凹部71の円周方向における両端縁71a、71bが存在しているものであればよい。そこで、図5図示のように、lの大きさが、回転円板5の円周の長さのほぼ半分に到達する大きさである2個の回転円板側凹部73、74が形成されている形態も採用可能である。
図5図示の実施形態の場合は、回転円板側凹部73、74以外の部分である符号75a、75bで示されている箇所は、回転円板5の上側平面76と面一の平面である。
固定リング側凹部91の固定リング10の上端内周縁90から径方向で外側に向かう所定の径方向幅W及び、回転円板側凹部71の回転円板5の上端外周縁70から径方向で内側に向かう所定の径方向幅wは、上述したように、固定リング側凹部91、回転円板側凹部71が、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板5の回転運動が困難になる、等の事態が発生することを防止する目的で配備されていることから、クリアランス3を間に挟んで半径方向の外側及び内側に凹が形成されていることが必要であり、いずれも、1mm〜5mm程度の大きさになる。
固定リング側凹部91の固定リング10の上側平面92から固定リング10の下側に向う所定の深さD及び、回転円板5の上側平面76から回転円板5の下側に向う所定の深さdも、上述したように、固定リング側凹部91、回転円板側凹部71が、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板5の回転運動が困難になる、等の事態が発生することを防止する目的で配備されていることから、クリアランス3の入り口3a(図11(b))側においてエッジ機能を果たすくぼみが形成されていることが必要であり、Dは0.3mm〜0.6mm、dは0.5mm〜1.0mm程度の大きさになる。
ただし、図9(b)にPで表している、固定リング10の内周壁20と回転円板5の外周壁15とが対向している区間に対応するクリアランス3の入口側3a(図11(b))と出口側3b(図11(c))との間の奥行きに相当する深さで、固定リング側凹部91、等や、回転円板側凹部73、等が形成されていると、クリアランス3の入口側3a(図11(b))から出口側3b(図11(c))まで、円周方向に所定の長さl、Lにわたって伸びる凹部が形成されることになって、異物を分離する上では望ましくなくなる。
そこで、固定リング側凹部91の所定の深さD及び、回転円板側凹部73の所定の深さdは、いずれも、クリアランス3の入口側3a(図11(b))と出口側3b(図11(c))との間の奥行き(P)に達しない大きさにしておくことが望ましい。
固定リング10における異物分離槽底面側凹部に相当する固定リング側凹部91及び、回転円板における回転円板側凹部71は、いずれも、回転円板5を回転中心軸6を中心にして円周方向に回転させることにより異物分離槽2内において生海苔混合液を回転させつつ、固定リング10の内周壁面20と、これに対向する回転円板5の外周壁面15との間に形成されるクリアランス3を介して生海苔混合液をクリアランス3の下側方向に向けて強制的に吸引し、クリアランス3を通過する生海苔混合液からクリアランス3を通過できない異物を分離する際に、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板5の回転運動が困難になる、あるいはクリアランス3を介した生海苔混合液の吸引が困難になるといった事態の発生を防止する目的で配備されている。
そこで、固定リング10が固定リング側凹部91を備えているが、回転円板5の上側平面76が上端外周縁70まで面一になっている、あるいは、上側平面76が上端外周縁70やその近傍で上側に向かって突出する突起部を備えている、等で、回転円板5が回転円板側凹部71を備えていない構造、逆に、回転円板5が回転円板5が回転円板側凹部71を備えているが、固定リング10の上側平面92が上端内周縁90まで面一になっていて固定リング10が固定リング側凹部91を備えていない構造にしても、上述した、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板5の回転運動が困難になる、等の事態が発生することを防止できる。
また、図2図示のように、固定リング10は固定リング側凹部91を備えていて、なおかつ、回転円板5は回転円板側凹部71を備えている構造にすれば、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板5の回転運動が困難になる、あるいはクリアランス3を介した生海苔混合液の吸引が困難になるといった事態の発生がより効果的に防止され、より大量の生海苔混合液から確実に異物を除去し、効率的で大量の生海苔の異物分離処理を行う上でより有利である。
図9は、回転円板5の外周壁面15が、大径の上端外周縁70から小径の下端外周縁70aに向かって傾斜する回転円板側テーパー面になっていて、固定リング10の内周壁面20が、小径の上端内周縁90から大径の下端内周縁90aに向かって傾斜する固定リング側テーパー面になっていて、固定リング10の内周壁面20と、回転円板5の外周壁面15とが対向し、両者の間にクリアランス3が形成されるので、回転円板側テーパー面の傾斜角度と、固定リング側テーパー面の傾斜角度とは同一になっている実施形態における、各部の大きさ(サイズ)S、H、Pについて説明するものである。
図11図示の実施形態では、回転円板5の外周壁15からなる回転円板側テーパー面の上端周縁70が、円形孔4の内周壁、すなわち、固定リング10の内周壁20からなる固定リング側テーパー面の上端周縁90よりも上側に位置するように、円形孔4の内側に回転円板5が回転自在に遊嵌されている(図11)。
図11図示の実施形態では、円形孔4の内周壁、すなわち、固定リング10の内周壁20に備えられている固定リング側テーパー面と、回転円板5の外周壁15に備えられている回転円板側テーパー面との間の間隔によって定められるクリアランス3の大きさ(サイズ)・間隔(S)(図9)は、0.1mm〜0.3mmに設定できる。
また、円形孔4の内周壁20と回転円板5の外周壁15とが対向している区間に対応するクリアランス3の入口側3a(図11(b))と出口側3b(図11(c))との間の奥行き(P)(図9(b))は、生海苔混合液から効果的に異物を分離・除去することを考慮して1.8〜2.5mmに設定している。
図示の実施形態では、回転円板5の外周壁15に備えられている回転円板側テーパー面の上端周縁70と、円形孔4の内周壁、すなわち、固定リング10の内周壁20に備えられている固定リング側テーパー面の上端周縁90との間の間隔(H)(図9)は、図示の実施形態では、0.5mmに設定している。このHについては、0mmにしてもよく、0mm〜2mm程度の間で調整可能である。
なお、図10、図11を用いて後述するように、回転円板5は両方向矢印66で示すように上下動させることが可能であるので、回転円板5の上側平面を、固定リング10の上側平面より低い位置にすることも可能であり、この点を考慮すると、図9に符号(H)で示す大きさは、−0.5mm〜2mm程度の間で調整可能ということになる。
なお、回転中心軸6の上端側に着脱自在に取り付けている回転円板5を回転中心軸6に対して矢印66(図10)方向に上下動させ(すなわち、回転円板5を固定リング10に対して矢印66(図10)方向に上下動させ)、クリアランス3の大きさ(サイズ)・間隔(S)(図9)の大きさ及び、円形孔4の内周壁20と回転円板5の外周壁15とが対向している区間に対応するクリアランス3の入口側3a(図11(b))と出口側3b(図11(c))との間の奥行き(P)(図9(b))の大きさ、並びに、回転円板5の外周壁15に備えられている回転円板側テーパー面の上端周縁70と、円形孔4の内周壁20の固定リング側テーパー面の上端周縁90との間の間隔(H)の大きさを任意に調整することが可能である。
図10は、回転円板5がその回転中心軸6が延びる方向に上下動可能になっていて、回転円板5をその回転中心軸6が延びる方向に上下動させることによって、円形孔4の内周壁20と回転円板5の外周壁15との間に形成されるクリアランス3の間隔(S)の大きさ及び、円形孔4の内周壁20と回転円板5の外周壁15とが対向している区間に対応するクリアランス3の奥行き(P)の大きさ、並びに、回転円板5の外周壁15に備えられている回転円板側テーパー面の上端周縁70と、円形孔4の内周壁20の固定リング側テーパー面の上端周縁90との間の間隔(H)を所望の大きさに調節可能になっている構造の一例を説明するものである。
回転中心軸6の上端側に着脱自在となっている回転円板5は、キー結合により回転中心軸6に対して回転中心軸6が延びる方向(上下方向)に摺動自在になっており、回転円板5の上端部80から図中、下側に向かって延びるネジ部81を、回転中心軸6の上端側に螺合することによって回転中心軸6の上端側に取り付けられる。
この状態で、回転円板5の上端部側に取り付けられている間隙調整回転板82を39a方向あるいは39b方向に回転させることにより、回転円板5を両方向矢印66で示すように上下動させることができる。間隙調整回転板82の下側は、回転円板5に設けてある孔内に図10中、上下方向に摺動可能に配置されている砲弾型ピン83の上端に常に当接している。この実施形態では、砲弾型ピン83は、図10図示のように、回転円板5に設けてある孔内で、スプリング84の内側に配置されている。このスプリング84により、間隙調整回転板82の回転に応じて、回転円板5が両方向矢印66で示すように上下動する大きさ(位置)が定められる。例えば、間隙調整回転板82を回転させることによって、回転円板5を0.01mmずつ上昇、あるいは下降する大きさ(位置)を定める役割をスプリング84が果たしている。
そこで、回転円板5を回転中心軸6の上端側に取り付けた状態で、間隙調整回転板82を39a方向あるいは39b方向に回転させるだけで、回転円板5を、スプリング84によって位置決めされる大きさずつ上昇、あるいは下降させ、簡単に、クリアランス3の間隔(S)の大きさ及び、クリアランス3の奥行き(L)の大きさ、並びに、回転円板5の外周壁15に備えられている回転円板側テーパー面の上端周縁70と、円形孔4の内周壁20の固定リング側テーパー面の上端周縁90との間の間隔(H)を所望の大きさに微調整できる。
なお、回転円板5の上端部80を回転させてネジ部81を回転中心軸6の上端側から取り外すと共に、回転円板5を回転中心軸6の上端側から抜き取ることにより、回転円板5を回転中心軸6の上端側から取り外すこともできる。
図2、図3、図6図示の実施形態で、回転円板5の上端周縁70の径が190mm、回転円板5の下端周縁70aの径が189mmの回転円板5を使用し、クリアランス3の大きさ(サイズ)・間隔(S)(図11)を0.1mm、クリアランス3の奥行き(P)を2mm、回転円板5の外周壁15に備えられているテーパー面の上端周縁70と、円形孔4の内周壁20に備えられているテーパー面の上端周縁90との間の間隔(H)を0.5mmに設定して、回転円板5を400rpmで回転させると、前述したように、4個の回転円板5a〜5d、4個の吸引室7a〜7dが備えられている形態で、1時間に6000枚以上の乾海苔に相当する量の生海苔(海苔の原藻)と水(海水)との混合液を異物分離処理することができる。
回転円板5の径は上記に限られず、例えば、回転円板5の上端周縁70の径を280mm、回転円板5の下端周縁70aの径を279mmにしたものなども使用できる。
こうして異物分離処理が完了した後には、回転円板5を回転軸6の上端側から取り外し、クリアランス3に詰まっているものがあるならばそれを取り除いたり、吸引室7内に残っているものを、図1中、上側から吸引室7内に手を差し入れて取り除くことができる。
なお、上述した実施形態において、固定リング10が、固定リング10の上端内周縁90から下側に向かって、回転円板5の回転中心軸6が伸びる方向で伸びる固定リング側縦溝96を、固定リング10の内周壁面20に備えている構造にすることができる。
図12では、固定リング側縦溝96が1本のみ形成されているが、この固定リング側縦溝96は、固定リング10の円周方向、すなわち、円形孔4の円周方区に所定の間隔をあけて複数本形成してもよい。
また、回転円板5は、回転円板5の上端外周縁70から回転円板5の下側に向かって、回転円板5の回転中心軸6が伸びる方向で伸びる回転円板側縦溝77を、回転円板5の外周壁面15に備えている構造にすることができる。この回転円板側縦溝77は、回転円板5の円周方向に所定の間隔をあけて複数本形成してもよい。
回転円板5が回転中心軸を中心にして円周方向に回転するにつれて、生海苔混合液は、クリアランス3の下側方向に向かいつつ、回転円板5の回転に伴って回転する、この際、固定リング側縦溝96、回転円板側縦溝77は、いずれも、生海苔(海苔の原藻)を切断するエッジとしての役割を果たす。これによって、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板5の回転運動が困難になる、あるいはクリアランス3を介した生海苔混合液の吸引が困難になるといった事態の発生が防止される。
図14(a)〜(f)は、回転円板5が回転するにつれて、固定リング10に配備されている固定リング側凹部91、93及び、固定リング10の内周壁面20に備えられている固定リング側縦溝96、回転円板5に配備されている回転円板側凹部71及び、回転円板5の外周壁面15に備えられている回転円板側縦溝77の対向している状態の種々の形態を説明しているものである。
回転円板側縦溝77は、図12におけるN−N線で断面すると図14(a)、(b)、(c)、(e)、(f)図示のように表れる。また、固定リング側縦溝96は、図13におけるO−O線で断面すると図14(a)、(d)、(e)、(f)図示のように表れる。
固定リング側縦溝96、回転円板側縦溝77は、上述したように、エッジとしての機能を果たすので、図示していないが、固定リング側凹部91が形成されている箇所に固定リング側縦溝96をも設け、また、回転円板側凹部71が形成されている箇所に回転円板側縦溝77を形成しても良い。
更に、上述した実施形態では、回転円板5の外周壁面15が、大径の上端外周縁70から小径の下端外周縁70aに向かって傾斜する回転円板側テーパー面になっていて、固定リング10の内周壁面20が、小径の上端内周縁90から大径の下端内周縁90aに向かって傾斜する固定リング側テーパー面になっている構造で説明したが、回転円板5の外周壁面15、固定リング10の内周壁面20のいずれとも傾斜していないで鉛直方向に伸びていて互いに対向している場合でも、両者の間に形成されるクリアランス3のサイズ(大きさ)を0.1mm〜0.3mm程度とし、両者が、それぞれ、固定リング側凹部及び/又は回転円板側凹部を備えている構造にしても、確実に異物を除去するという目的と、より大量の生海苔(海苔の原藻)から確実に異物を除去するという目的を両立させることのできる生海苔の異物分離装置を提供することができる。
なお、回転円板5の外周壁面15、固定リング10の内周壁面20のいずれとも傾斜していないで鉛直方向に伸びていて互いに対向している場合でも、図9(b)にPで表している、固定リング10の内周壁20と回転円板5の外周壁15とが対向している区間に対応するクリアランス3の入口側3a(図11(b))と出口側3b(図11(c))との間の奥行き(P)を1.8mm〜2.5mmに設定しておくと生海苔混合液から効果的に異物を分離・除去する上で有利である。
(実施の形態2)
図15〜図19を参照して実施の形態2について説明する。実施の形態2の生海苔の異物分離装置は、回転円板55が回転円板突起部を備えているものである。
回転円板55が回転円板突起部を備えている点以外の構成・構造及び、それらによって発揮される作用・機能は、上述した実施の形態1で説明したものと同様であるので、図15〜図19において実施の形態1で説明済の構成・構造に関する部分については、図1〜図14で使用したものと同一の参照符号を用いてその説明を省略し、上述した実施の形態1と相違している点を中心にして実施の形態2を説明する。
図15は、実施の形態2の回転円板55の一例を説明する斜視図である。
回転円板55が、回転円板55の上側平面76から上側方向に向かって突出する回転円板突起部78a、78b、78c、78dを備えている。なお、本明細書、図面において、回転円板突起部78a、78b、78c、78dを総称して回転円板突起部78と表すことがある。
回転円板突起部78はその径方向における外側の面である回転円板突起部外壁面79が、回転円板55の上端外周縁70より径方向で外側に突出しない構造になっている。回転円板突起部78は、図15図示のように、回転円板55の上端外周縁70の近傍に配備されている。
回転円板突起部78は、固定リング側凹部91、回転円板側凹部71と同じく、回転円板55を回転中心軸6を中心にして円周方向に回転させることにより異物分離槽2内において生海苔混合液を回転させつつ、固定リング10の内周壁面20と、これに対向する回転円板55の外周壁面15との間に形成されるクリアランス3を介して生海苔混合液をクリアランス3の下側方向に向けて強制的に吸引し、クリアランス3を通過する生海苔混合液からクリアランス3を通過できない異物を分離する際に、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板55の回転運動が困難になる、あるいはクリアランス3を介した生海苔混合液の吸引が困難になるといった事態の発生を防止する目的で配備されている。
すなわち、回転円板突起部78は、固定リング側凹部91、回転円板側凹部71と同様に、前記のような事態の発生を防止することにより、より大量の生海苔混合液から確実に異物を除去しつつ、大量の生海苔混合液に対して効率よく異物分離処理を行うことを可能ならしめる目的で配備されている。
回転円板55が回転中心軸6を中心にして円周方向に回転するにつれて、生海苔混合液は、クリアランス3の下側方向に向かいつつ、回転円板55の回転に伴って回転する、この際、図15図示のように、回転円板55の上端外周縁70の近傍に配備されている回転円板突起部78が、生海苔(海苔の原藻)を切断するエッジの役割を果たす。これによって、クリアランス3に生海苔(海苔の原藻)や異物が詰まって回転円板55の回転運動が困難になる、あるいはクリアランス3を介した生海苔混合液の吸引が困難になるといった事態の発生が防止され、より大量の生海苔混合液から確実に異物を除去しつつ、大量の生海苔混合液に対して効率よく異物分離処理を行うことが可能になる。
回転円板突起部78は、200rpm〜600rpmで回転運動する回転板55に設けられるものであるので、図15中、符号78aで示す一個の回転円板突起部78aが配備されているだけでも上述した作用、機能を発揮することができるが、図15図示のように、回転円板55の円周方向に所定の間隔をあけて複数個設ける構成にすることもできる。図15図示の実施形態では、回転円板55の円周方向に所定の間隔をあけて4個の回転円板突起部78a、78b、78c、78dが配備されている。
回転円板突起部78は上述した作用、機能を発揮させる目的で配備されているものであるので、回転円板55の上端外周縁70の近傍に配備することが望ましい。
図15図示の実施形態では、回転円板突起部78の径方向における外側の面である回転円板突起部外壁面79の径の大きさが、回転円板55の上端外周縁70の径と同じ大きさになっている。そして、回転円板突起部外壁面79はこの大きさの径(回転円板55の上端外周縁70の径と同じ大きさ)で、で上下方向(図19(a)における上下方向)に伸びる外周壁面を形成して回転円板突起部78が回転円板55の上端外周縁70の近傍に配備されるようになっている。
回転円板55には実施の形態1で説明した回転円板5と同じく、回転円板55の上端外周縁70から回転円板55の下側に向かって、回転円板55の回転中心軸6が伸びる方向で伸びる回転円板側縦溝77を、回転円板55の外周壁面15に備えている構造にすることができる。この回転円板側縦溝77は、図16に示したように、回転円板55の円周方向に所定の間隔をあけて複数本形成してもよい。
回転円板55が、回転円板側縦溝77を備えていることによって発揮される作用、機能は実施の形態1で説明したものと同様である。
実施の形態2の回転円板55も、実施の形態1で説明した回転円板5と同様に、回転円板5の上端外周縁70から径方向で内側に向かう所定の径方向幅wと、回転円板5の円周方向に伸びる所定の円周方向長さlとを有し、回転円板5の上側平面76から回転円板5の下側に向う所定の深さdを有する、回転円板側凹部71を備えている構造にすることができる(図17)。
実施の形態1で説明したように、回転円板側凹部71は、回転運動する回転板55に設けられるものであるので、図15中、符号71aで示す一個の回転円板側凹部71aが配備されているだけでも実施例1で説明した作用、機能を発揮することができるが、図17図示のように、回転円板55の円周方向に所定の間隔をあけて複数個設ける構成にすることもできる。図17図示の実施形態では、回転円板55の円周方向に所定の間隔をあけて4個の回転円板側凹部71a、71b、71c、71dが配備されている。
また、図17図示の構造の回転板55であって、図18に示したように、更に、上述した回転円板側縦溝77を備えている構造にすることもできる。
この実施の形態2で説明している回転円板55を、実施の形態1で説明した回転円板5に替えて、実施の形態1で説明した生海苔の異物分離装置に使用すれば、実施の形態1で説明したものと同様の作用、機能を発揮させることができる。
図19(a)〜(e)は、この実施形態で説明した回転円板55が実施の形態1で説明した生海苔の異物分離装置に採用された実施形態において異物分離処理が行なわれるクリアランス部が形成されている種々の状態を断面して説明する一部を省略した拡大断面図である。
固定リング10が固定リング側凹部91、固定リング側縦溝96を備えている構造に対応して、図19(a)〜(e)に例示した構造で、クリアランス部が形成され、実施の形態1及び、上記で説明した実施の形態2の回転円板55を採用することによる作用・機能が発揮されることになる。
1 生海苔の異物分離装置
2 異物分離槽
3 クリアランス
4 円形孔
5、5a、5b、5c、5d、55 回転円板
6 回転中心軸
7a、7b、7c、7d 吸引室
10、10a、10b、10c、10d 固定リング
15 回転円板の外周壁面
20 固定リングの内周壁面
50 吸引ポンプ
90 固定リングの上端内周縁
92 固定リングの上側平面
70 回転円板の上端外周縁
76 回転円板の上側平面
71a、71b 回転円板側凹部の円周方向における両端縁
71、72、73、74 回転円板側凹部
77 回転円板側縦溝
78、78a、78b、78c、78d 回転円板突起部
79 回転円板突起部外壁面
91、93、94、95 固定リング側凹部
91a、91b 固定リング側凹部の円周方向における両端縁
96 固定リング側縦溝
100 異物分離槽の底面

Claims (19)

  1. 上側が開口している異物分離槽に生海苔と水との混合液である生海苔混合液を投入し、前記異物分離槽の下側に位置している前記異物分離槽の底面に形成されている円形孔の内周面と、前記円形孔に回転中心軸を中心にして円周方向へ回転自在に遊嵌される回転円板の外周面との間に形成されるクリアランスを介して、前記回転円板の回転運動により前記異物分離槽内で回転流動している前記生海苔混合液を、前記クリアランスの下側方向に向けて強制的に吸引することにより、前記クリアランスを通過する前記生海苔混合液から前記クリアランスを通過できない異物を分離する生海苔の異物分離装置であって、
    前記円形孔を形成する前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が、当該部分の上端内周縁から径方向で外側に向かう所定の径方向幅と、前記円形孔の円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記円形孔を囲む部分の上側平面から下側に向う所定の深さを有する異物分離槽底面側凹部を備えている、あるいは、
    前記回転円板が、前記回転円板の上端外周縁から径方向で内側に向かう所定の径方向幅と、前記回転円板の円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記回転円板の上側平面から前記回転円板の下側に向う所定の深さを有する回転円板側凹部を備えている、あるいは、
    前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が前記異物分離槽底面側凹部を備えていると共に、前記回転円板が前記回転円板側凹部を備えている
    ことを特徴とする生海苔の異物分離装置。
  2. 前記異物分離槽底面側凹部は、前記円形孔の円周方向に所定の間隔をあけて複数個形成されていることを特徴とする請求項1記載の生海苔の異物分離装置。
  3. 前記回転円板側凹部は、前記回転円板の円周方向に所定の間隔をあけて複数個形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の生海苔の異物分離装置。
  4. 前記円形孔を形成する前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分は、当該部分の上端内周縁から下側に向かって、前記回転円板の前記回転中心軸が伸びる方向で伸びる異物分離槽底面側縦溝を、前記円形孔を形成する前記異物分離槽の底面の内周壁面に備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の生海苔の異物分離装置。
  5. 前記異物分離槽底面側縦溝は、前記円形孔の円周方向に所定の間隔をあけて複数本形成されていることを特徴とする請求項4記載の生海苔の異物分離装置。
  6. 前記回転円板は、前記回転円板の上端外周縁から前記回転円板の下側に向かって、前記回転円板の前記回転中心軸が伸びる方向で伸びる回転円板側縦溝を、前記回転円板の前記外周壁面に備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の生海苔の異物分離装置。
  7. 前記回転円板側縦溝は、前記回転円板の円周方向に所定の間隔をあけて複数本形成されていることを特徴とする請求項6記載の生海苔の異物分離装置。
  8. 前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が、前記異物分離槽の底面の前記円形孔が形成されている位置に固定されている固定リングであり、前記異物分離槽底面側凹部が固定リング側凹部であって、当該固定リング側凹部が、前記固定リングの上端内周縁から径方向で外側に向かう所定の径方向幅と、前記固定リングの円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記固定リングの上側平面から下側に向う所定の深さを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の生海苔の異物分離装置。
  9. 上側が開口している異物分離槽に生海苔と水との混合液である生海苔混合液を投入し、前記異物分離槽の下側に位置している前記異物分離槽の底面に形成されている円形孔の内周面と、前記円形孔に回転中心軸を中心にして円周方向へ回転自在に遊嵌される回転円板の外周面との間に形成されるクリアランスを介して、前記回転円板の回転運動により前記異物分離槽内で回転流動している前記生海苔混合液を、前記クリアランスの下側方向に向けて強制的に吸引することにより、前記クリアランスを通過する前記生海苔混合液から前記クリアランスを通過できない異物を分離する生海苔の異物分離装置であって、
    前記回転円板が、前記回転円板の上側平面から上側方向に向かって突出する回転円板突起部であって、当該回転円板突起部の径方向における外側の面である回転円板突起部外壁面が前記回転円板の上端外周縁より径方向で外側に突出しない回転円板突起部を前記回転円板の上端外周縁の近傍に備えている
    ことを特徴とする生海苔の異物分離装置。
  10. 前記回転円板突起部は、前記回転円板の円周方向に所定の間隔をあけて複数個形成されていることを特徴とする請求項9記載の生海苔の異物分離装置。
  11. 前記円形孔を形成する前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が、当該部分の上端内周縁から径方向で外側に向かう所定の径方向幅と、前記円形孔の円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記円形孔を囲む部分の上側平面から下側に向う所定の深さを有する異物分離槽底面側凹部を備えている
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の生海苔の異物分離装置。
  12. 前記異物分離槽底面側凹部は、前記円形孔の円周方向に所定の間隔をあけて複数個形成されていることを特徴とする請求項11記載の生海苔の異物分離装置。
  13. 前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分が、前記異物分離槽の底面の前記円形孔が形成されている位置に固定されている固定リングであり、前記異物分離槽底面側凹部が固定リング側凹部であって、当該固定リング側凹部が、前記固定リングの上端内周縁から径方向で外側に向かう所定の径方向幅と、前記固定リングの円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記固定リングの上側平面から下側に向う所定の深さを有することを特徴とする請求項11又は12記載の生海苔の異物分離装置。
  14. 前記回転円板が、前記回転円板の上端外周縁から径方向で内側に向かう所定の径方向幅と、前記回転円板の円周方向に伸びる所定の円周方向長さとを有し、前記回転円板の上側平面から前記回転円板の下側に向う所定の深さを有する回転円板側凹部を備えている
    ことを特徴とする請求項9乃至請求項13のいずれか一項記載の生海苔の異物分離装置。
  15. 前記回転円板側凹部は、前記回転円板の円周方向に所定の間隔をあけて複数個形成されていることを特徴とする請求項14記載の生海苔の異物分離装置。
  16. 前記円形孔を形成する前記異物分離槽の底面の前記円形孔を囲む部分は、当該部分の上端内周縁から下側に向かって、前記回転円板の前記回転中心軸が伸びる方向で伸びる異物分離槽底面側縦溝を、前記円形孔を形成する前記異物分離槽の底面の内周壁面に備えていることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか一項記載の生海苔の異物分離装置。
  17. 前記異物分離槽底面側縦溝は、前記円形孔の円周方向に所定の間隔をあけて複数本形成されていることを特徴とする請求項16記載の生海苔の異物分離装置。
  18. 前記回転円板は、前記回転円板の上端外周縁から前記回転円板の下側に向かって、前記回転円板の前記回転中心軸が伸びる方向で伸びる回転円板側縦溝を、前記回転円板の前記外周壁面に備えていることを特徴とする請求項9乃至17のいずれか一項記載の生海苔の異物分離装置。
  19. 前記回転円板側縦溝は、前記回転円板の円周方向に所定の間隔をあけて複数本形成されていることを特徴とする請求項18記載の生海苔の異物分離装置。
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